【文献】
猪鹿倉ほか,アプリケーション指向ネットワーキングによるサービス固有の品質測定と制御,電子情報通信学会技術研究報告,社団法人電子情報通信学会,2002年 1月11日,Vol.101 No.559,p.51−56
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、オーバーザトップOTTビデオの品質を監視する方法、装置、およびシステムを提供し、それは、OTTビデオの品質の監視を簡便な方法で実施することができる。
【0006】
本発明の実施形態は、以下の技術的解決策を用いる。
【0007】
第1の態様によれば、OTTビデオ監視装置が、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受するステップと、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、OTTビデオ監視装置が、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信するステップであって、応答メッセージが監視命令を搬送する、ステップと、OTTビデオ監視装置が、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ端末から取得するステップと、OTTビデオ監視装置が、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視するステップとを含む、OTTビデオの品質を監視する方法が提供される。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実施法において、OTTビデオの識別子情報は、OTTビデオのクインティプル情報を含む。
【0009】
第1の態様に関して、または第1の態様の第1の可能な実施法に関して、第1の態様の第2の可能な実施法において、OTTビデオの識別子情報は、OTTビデオの再生コントロール情報を含む。
【0010】
第1の態様に関して、または第1の態様の前述の可能な実施法のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第3の可能な実施法において、本方法は、OTTビデオ監視装置が、OTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ端末から取得するステップをさらに含む。
【0011】
第1の態様の第3の可能な実施法に関して、第1の態様の第4の可能な実施法において、OTTビデオの再生コントロール情報は、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされる動作を含む。
【0012】
第2の態様によれば、OTTビデオ端末が、OTTビデオの視聴を要求するメッセージをOTTビデオソースに送信するステップであって、OTTビデオの視聴を要求するメッセージがOTTビデオ監視装置によって傍受される、ステップと、OTTビデオ端末が、OTTビデオ監視装置によって送信された応答メッセージを受信するステップであって、応答メッセージが監視命令を搬送する、ステップと、OTTビデオ端末が、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得するステップと、OTTビデオ監視装置がOTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視することができるように、OTTビデオ端末が、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信するステップとを含む、オーバーザトップOTTビデオの品質を監視する方法が提供される。
【0013】
第2の態様の第1の可能な実施法において、OTTビデオの識別子情報は、OTTビデオのクインティプル情報を含む。
【0014】
第2の態様に関して、または第2の態様の第1の可能な実施法に関して、第2の態様の第2の可能な実施法において、本方法は、OTTビデオ端末が、監視命令に従ってOTTビデオの再生コントロール情報を取得するステップをさらに含む。
【0015】
第2の態様の第2の可能な実施法に関して、第2の態様の第3の可能な実施法において、OTTビデオの再生コントロール情報は、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされる動作を含む。
【0016】
第2の態様の第2または第3の可能な実施法に関して、第2の態様の第4の可能な実施法において、OTTビデオ端末は、OTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ監視装置に送信する。
【0017】
第3の態様によれば、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受するように構成された傍受ユニットと、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信するように構成された送信ユニットであって、応答メッセージが監視命令を搬送する、送信ユニットと、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ端末から取得するように構成された取得ユニットと、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視するように構成された監視ユニットとを備える、オーバーザトップOTTビデオ監視装置が提供される。
【0018】
第4の態様によれば、OTTビデオの視聴を要求するメッセージをOTTビデオソースに送信するように構成された第1の送信ユニットであって、OTTビデオの視聴を要求するメッセージがOTTビデオ監視装置によって傍受される、第1の送信ユニットと、OTTビデオ監視装置によって送信された応答メッセージを受信するように構成された受信ユニットであって、応答メッセージが監視命令を搬送する、受信ユニットと、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得するように構成された取得ユニットと、OTTビデオ監視装置がOTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視することができるように、OTTビデオ端末に対して、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信するように構成された第2の送信ユニットとを含む、オーバーザトップOTTビデオ端末が提供される。
【0019】
第5の態様によれば、第3の態様において提供されるOTTビデオ監視装置と第4の態様において提供されるOTTビデオ端末とを含む、オーバーザトップOTTビデオの品質を監視するシステムが提供される。
【0020】
前述の技術的解決策に基づいて、本発明の実施形態におけるOTTビデオの品質を監視する方法、装置、およびシステムによれば、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージが傍受され、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、監視命令を搬送する応答メッセージがOTTビデオ端末に送信されるとともに、OTTビデオ端末からOTTビデオの識別子情報が取得された後に、OTTビデオの品質がOTTビデオの識別子情報に従って監視される。本発明の実施形態において、OTTビデオ監視装置を適用することによって、OTTビデオの品質の監視は、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに実施され、それによって、OTTビデオの品質の監視を簡便な方法で実施する。
【0021】
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施形態を説明するのに必要な添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明の幾つかの実施形態を示すのに過ぎず、当業者は、これらの添付の図面から他の図面を創意工夫なしになおも導く出すことができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の目的、技術的解決策、および利点を明確にするために、以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態をさらに詳細に説明する。ここで説明される特定の実施形態は、本発明を限定することを意図したものではなく、本発明を説明するに用いられるのに過ぎないことを理解すべきである。
【0024】
本発明の実施形態において、OTTは、インターネット上にあるアプリケーションまたはサービスを一般に指す。本発明の実施形態において、OTTビデオソースは、OTTビデオ端末に対してOTTビデオを提供することができ、例えば、OTTビデオソースは、OTTビデオウェブサイトまたはビデオストレージ装置であってもよい。
【0025】
本発明の一実施形態は、OTTビデオの品質を監視する方法を提供する。
図1に示されるように、本方法は以下を含む。
【0026】
110: OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受する。
【0027】
任意で、OTTビデオの視聴を要求するメッセージは、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル(英語でHyper Text Transfer Protocol、略してHTTP)アップリンク要求であってもよい。
【0028】
120: OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、OTTビデオ監視装置は、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信し、応答メッセージは監視命令を搬送する。
【0029】
本発明のこの実施形態において、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受した後、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオソースにマスカレードして、監視命令を搬送する応答メッセージをOTTビデオ端末に送信する。
【0030】
任意で、OTTビデオの識別子情報は、OTTビデオのクインティプル情報を含んでもよく、クインティプル情報は、プロトコルタイプ、ソースIPアドレス、宛先IPアドレス、ソースポート番号、および宛先ポート番号を含む。
【0031】
任意で、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ端末から取得する。OTTビデオの再生コントロール情報は、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされかつOTTビデオ端末によって記録される動作、例えば、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされる停止、再生、早送り、または巻戻し等の動作であってもよい。
【0032】
任意で、監視命令は、OTTビデオの品質を監視するコードであってもよい。
【0033】
任意で、応答メッセージは、OTTビデオ端末が、OTTビデオを取得するための命令に従って、OTTビデオソースまたは透過キャッシュ(英語でTransparent Cache、略してTC)からOTTビデオを取得することができるように、OTTビデオを取得する命令をさらに搬送してもよい。
【0034】
任意で、OTTビデオを取得するための命令は、OTTビデオソースのコードまたはTCのコードであってもよい。OTTビデオ端末は、OTTビデオソースのコードを適用することによって、OTTビデオソースからOTTビデオを取得する、または、OTTビデオ端末は、TCのコードを適用することによってTCからOTTビデオを取得する。
【0035】
130: OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ端末から取得する。
【0036】
任意で、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオ端末からOTTビデオの再生コントロール情報をさらに取得してもよい。
【0037】
140: OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視する。
【0038】
任意で、本発明のこの実施形態において、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオのトラフィックをネットワークからコピーするとともに、OTTビデオの品質を解析および監視してもよい。
【0039】
任意で、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの品質の監視結果および/またはOTTビデオの再生コントロール情報をネットワーク管理システム(英語でNetwork Management System、略してNMS)に送信してもよい。
【0040】
OTTビデオ監視装置は、インターネット通信ネットワーク上に配置されてもよく、例えば、OTTビデオ監視装置はOTTビデオ監視プローブであってもよい。
【0041】
本発明のこの実施形態におけるOTTビデオの品質を監視する方法によれば、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたOTTビデオメッセージが傍受され、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、監視命令を搬送する応答メッセージがOTTビデオ端末に送信されるとともに、OTTビデオ端末からOTTビデオの識別子情報が取得された後に、OTTビデオの品質がOTTビデオの識別子情報に従って監視される。本発明のこの実施形態において、OTTビデオ監視装置を適用することによって、OTTビデオの品質の監視が、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに実施され、それによって、簡便な方法でOTTビデオの品質の監視を実施する。
【0042】
本発明の一実施形態は、別のOTTビデオ監視方法を提供する。
図2に示されるように、本方法は以下を含む。
【0043】
200: OTTビデオ端末は、OTTビデオの視聴を要求するメッセージをOTTビデオソースに送信し、OTTビデオの視聴を要求するメッセージは、OTTビデオ監視装置によって傍受される。
【0044】
例えば、OTTビデオの視聴を要求するメッセージは、前述の実施形態のステップ110においてOTTビデオ監視装置によって傍受されるメッセージであってもよい。
【0045】
210: OTTビデオ端末は、OTTビデオ監視装置によって送信された応答メッセージを受信し、応答メッセージは監視命令を搬送する。
【0046】
例えば、応答メッセージは、前述の実施形態のステップ120において、OTTビデオ監視装置によってOTTビデオ端末に送信される応答メッセージであってもよい。
【0047】
任意で、応答メッセージは、OTTビデオ端末が、OTTビデオを取得するための命令に従って、OTTビデオソースからのOTTビデオまたはTCを取得することができるように、OTTビデオを取得するための命令をさらに搬送してもよい。
【0048】
220: OTTビデオ端末は、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得する。
【0049】
具体的には、OTTビデオの識別子情報は、OTTビデオストリームのクインティプル情報を含み、クインティプル情報は、プロトコルタイプ、ソースIPアドレス、宛先IPアドレス、ソースポート番号、および宛先ポート番号を含む。
【0050】
任意で、OTTビデオ端末は、監視命令に従ってOTTビデオの再生コントロール情報をさらに取得してもよく、OTTビデオの再生コントロール情報は、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされかつOTTビデオ端末に記録される動作、例えば、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされる停止、再生、早送り、または巻戻し等の動作であってもよい。
【0051】
任意で、OTTビデオ端末は、OTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ監視装置に送信する。
【0052】
230: OTTビデオ端末は、OTTビデオ監視装置がOTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視することができるように、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信する。
【0053】
任意で、OTTビデオ端末は、OTTビデオの識別子情報を直接OTTビデオ監視装置に送信してもよく、または、OTTビデオ端末は、ネットワーク管理システム(英語でNetwork Management System、略してNMS)を使用することによって、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に同様に送信してもよい。
【0054】
任意で、OTTビデオ端末は、OTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ監視装置にさらに送信してもよい。
【0055】
任意で、本発明のこの実施形態において、OTTビデオ端末は、テレビ、携帯電話、またはコンピュータ等のビデオ再生機能を有するユーザ装置であってもよい。
【0056】
本発明のこの実施形態におけるOTTビデオ監視方法によれば、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたOTTビデオメッセージは、OTTビデオ監視装置によって傍受されるとともに、OTTビデオ端末は、応答メッセージをOTTビデオ監視装置から受信し、かつOTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信し、これによって、OTTビデオ監視装置は、識別子情報を使用してOTTビデオの品質を監視し、従って、OTTビデオの品質の監視が、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに簡便な方法で実施可能である。
【0057】
本発明のこの実施形態における、OTTビデオ監視方法の特定の実施プロセスは、
図3に示される相互作用手順を参照しながら、OTTビデオ監視装置がOTTビデオ監視プローブである例を用いることによって、以下詳細に説明される。
図3において、OTTビデオ監視プローブはOTTビデオ監視装置であり、NMSはネットワーク管理システムであるとともに、OTTビデオソースは、OTTビデオウェブサイト、ビデオストレージ装置等であってもよい。
【0058】
301: NMSは、ビデオ監視通知をOTTビデオ監視プローブに送信し、ビデオ監視通知は、OTTビデオ端末の識別子情報およびOTTビデオの識別子情報ソースを搬送する。
【0059】
OTTビデオ端末の識別子情報は、それらを通じてOTTビデオ端末がネットワークに接続される、OTTビデオ端末のインターネットプロトコル(英語でInternet Protocol、略してIP)アドレス、メディアアクセスコントロール(英語でMedia Access Control、略してMAC)アドレス、物理インターフェース等を含むとともに、OTTビデオの識別子情報ソースは、ウェブサイトのドメイン名、ウェブサイトのIPアドレス等を含む。
【0060】
302: OTTビデオ監視プローブは、OTTビデオの識別子情報端末およびOTTビデオの識別子情報ソースに従って、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受する。
【0061】
303: OTTビデオ監視プローブは、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信し、応答メッセージは監視命令を搬送する。
【0062】
この例において、OTTビデオ監視プローブは、OTTビデオソースにマスカレードして、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信する。
【0063】
好ましくは、OTTビデオ監視プローブが応答メッセージをOTTビデオ端末に送信した後、OTTビデオ監視プローブは、OTTビデオ端末によって送信されたメッセージの監視を止めてもよい。
【0064】
304: OTTビデオ端末は、OTTビデオ監視プローブによって送信された応答メッセージを受信する。
【0065】
305: OTTビデオ端末は、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報およびOTTビデオの再生コントロール情報を取得する。
【0066】
306: OTTビデオ端末は、OTTビデオの識別子情報およびOTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ監視プローブに送信する。
【0067】
307: OTTビデオ監視プローブは、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視する。
【0068】
308: OTTビデオ監視プローブは、OTTビデオの品質の監視結果および/またはOTTビデオの再生コントロール情報をNMSに送信する。
【0069】
本発明のこの実施形態によって提供されるOTTビデオの品質を監視する方法によれば、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたOTTビデオメッセージが傍受され、監視命令を搬送する応答メッセージがOTTビデオ端末に送信され、OTTビデオ端末によって送信された、OTTビデオの識別子情報が取得されるとともに、OTTビデオの品質が、識別子情報を使用することによって監視され、従って、OTTビデオの品質の監視が、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに簡便な方法で実施可能である。
【0070】
図4に示されるように、本発明の一実施形態は、傍受ユニット41、送信ユニット42、取得ユニット43、および監視ユニット44を含むOTTビデオ監視装置を提供し、
傍受ユニット41は、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受されるように構成され、
送信ユニット42は、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信するように構成され、応答メッセージは監視命令を搬送し、
取得ユニット43は、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ端末から取得するように構成されるとともに、
監視ユニット44は、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視するように構成される。
【0071】
任意で、OTTビデオの識別子情報は、OTTビデオのクインティプル情報を含み、クインティプル情報は、プロトコルタイプ、ソースIPアドレス、宛先IPアドレス、ソースポート番号、および宛先ポート番号を含んでもよい。
【0072】
任意で、取得ユニット43は、OTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ端末から取得するようにさらに構成されてもよく、OTTビデオの再生コントロール情報は、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされかつOTTビデオ端末によって記録される動作、例えば、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされる停止、再生、早送り、または巻戻し等の動作であってもよい。
【0073】
本発明のこの実施形態によって提供されるOTTビデオ監視装置は、インターネット通信ネットワーク上に配置されてもよく、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオ監視プローブ等であってもよい。加えて、OTTビデオ監視装置内のユニットの機能については簡単に説明するのみであり、詳細な説明については前述の対応する方法の実施形態を参照されたい。OTTビデオ監視装置は、前述の対応する方法の実施形態を実行することができる。
【0074】
本発明のこの実施形態によって提供されるOTTビデオ監視装置によれば、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたOTTビデオメッセージが傍受され、OTTビデオ端末が、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、監視命令を搬送する応答メッセージがOTTビデオ端末に送信されるとともに、OTTビデオ端末からOTTビデオの識別子情報が取得された後に、OTTビデオの品質は、OTTビデオの識別子情報に従って監視される。本発明のこの実施形態において、OTTビデオ監視装置を適用することによって、OTTビデオの品質の監視は、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに実施され、それによって、OTTビデオの品質の監視を簡便な方法で実施する。
【0075】
図5に示されるように、本発明の一実施形態は、第1の送信ユニット51、受信ユニット52、取得ユニット53、および第2の送信ユニット54を含むOTTビデオ端末を提供し、
第1の送信ユニット51は、OTTビデオの視聴を要求するメッセージOTTビデオソースに送信されるように構成され、OTTビデオの視聴を要求するメッセージは、OTTビデオ監視装置によって傍受され、
受信ユニット52は、OTTビデオ監視装置によって送信された応答メッセージを受信するように構成され、応答メッセージは監視命令を搬送し、取得ユニット53は、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得するように構成され、
第2の送信ユニット54は、OTTビデオ監視装置がOTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視することができるように、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信するように構成される。
【0076】
任意で、OTTビデオの識別子情報は、OTTビデオのクインティプル情報を含み、クインティプル情報は、プロトコルタイプ、ソースIPアドレス、宛先IPアドレス、ソースポート番号、および宛先ポート番号を含んでもよい。
【0077】
任意で、第2の送信ユニット54は、OTTビデオの再生コントロール情報をOTTビデオ監視装置に送信するようにさらに構成されてもよく、OTTビデオの再生コントロール情報は、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされかつOTTビデオ端末によって記録される動作、例えば、ユーザがOTTビデオを視聴する際にユーザによってなされる停止、再生、早送り、または巻戻し等の動作であってもよい。
【0078】
本発明のこの実施形態によって提供されるOTTビデオ端末は、テレビ、携帯電話、コンピュータ等のビデオ再生機能を有するユーザ装置であってもよい。加えて、OTTビデオ端末の機能ユニットについては簡単に説明するのみであり、詳細な説明については前述の対応する方法の実施形態を参照されたい。OTTビデオ端末は、前述の対応する方法の実施形態における対応するステップを実行することができる。
【0079】
本発明のこの実施形態によって提供されるOTTビデオ端末によれば、OTTビデオの視聴を要求するためものでありかつOTTビデオソースに送信されるメッセージは、OTTビデオ監視装置によって傍受され、OTTビデオ端末は、応答メッセージをOTTビデオ監視装置から受信するとともに、OTTビデオ監視装置が識別子情報を使用してOTTビデオの品質を監視することができるように、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信し、従って、OTTビデオの品質の監視が、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに簡便な方法で実施可能である。
【0080】
図6に示されるように、本発明の一実施形態は、OTTビデオ監視装置61およびOTTビデオ端末62を含み得る、OTTビデオの品質を監視するシステムを提供する。
【0081】
OTTビデオ監視装置61は、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受するとともに、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信し、応答メッセージは監視命令を搬送し、OTTビデオ監視装置61は、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ端末から取得するとともに、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視するように構成される。
【0082】
OTTビデオ端末62は、OTTビデオの視聴を要求するメッセージをOTTビデオソースに送信するように構成され、OTTビデオの視聴を要求するメッセージは、OTTビデオ監視装置によって傍受され、OTTビデオ監視装置によって送信された応答メッセージを受信し、応答メッセージは監視命令を搬送し、OTTビデオ端末62は、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得するとともに、OTTビデオ監視装置がOTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視することができるように、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信する。
【0083】
任意で、OTTビデオ監視装置61のコンポーネントユニットおよびユニットの特定機能は、OTTビデオ監視装置の前述の実施形態におけるそれらと同じであってよく、それらの参照が可能である。OTTビデオ端末62のコンポーネントユニットおよびユニットの特定機能は、OTTビデオ端末の前述の実施形態におけるそれらと同じであってよく、ここでは再び詳細を説明しない。
【0084】
本発明のこの実施形態における、OTTビデオの品質を監視するシステムによれば、OTTビデオ監視装置61は、インターネット通信ネットワークに配置されてもよく、OTTビデオ監視装置61は、OTTビデオ監視プローブ等であってもよいとともに、OTTビデオ端末62は、テレビ、携帯電話、またはコンピュータ等のビデオ再生機能を有するユーザ装置であってもよい。
【0085】
本発明のこの実施形態における、OTTビデオの品質を監視するシステムによれば、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受し、OTTビデオ監視装置は、監視命令を搬送する応答メッセージをOTTビデオ端末に送信し、OTTビデオ端末は、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得するとともに、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ端末から取得した後に、OTTビデオ監視装置は、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視する。本発明のこの実施形態において、OTTビデオ監視装置を適用することによって、OTTビデオの品質の監視は、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに実施され、それによって、OTTビデオの品質の監視を簡便な方法で実施する。
【0086】
図7に示されるように、本発明の一実施形態は、別のOTTビデオ監視装置を提供し、その装置は、バス74とバス74に接続されるインターフェース71、プロセッサ72、およびメモリ73とを含んでもよい。
【0087】
プロセッサ72は、メモリ73内の命令を実行するとともに、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージを傍受するように構成される。
【0088】
インターフェース71は、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、応答メッセージをOTTビデオ端末に送信するように構成され、応答メッセージは、監視命令を搬送する。
【0089】
インターフェース71は、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ端末から取得するようにさらに構成される。
【0090】
プロセッサ72は、メモリ73内の命令を実行するとともに、OTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視するようにさらに構成される。
【0091】
OTTビデオ監視装置によれば、本発明のこの実施形態において、OTTビデオの視聴を要求するためにOTTビデオ端末によってOTTビデオソースに送信されたメッセージが傍受され、OTTビデオ端末が監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得することができるように、監視命令を搬送する応答メッセージがOTTビデオ端末に送信されるとともに、OTTビデオ端末からOTTビデオの識別子情報が取得された後に、OTTビデオの品質は、OTTビデオの識別子情報に従って監視される。本発明のこの実施形態において、OTTビデオ監視装置を適用することによって、OTTビデオの品質の監視は、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに実施され、それによって、OTTビデオの品質の監視を簡便な方法で実施する。
【0092】
図8に示されるように、本発明の一実施形態は、別のOTTビデオ端末を提供し、その端末は、バス84と、バス84に接続されるインターフェース81、プロセッサ82、およびメモリ83とを含んでも良い。
【0093】
インターフェース81は、OTTビデオの視聴を要求するメッセージをOTTビデオソースに送信するように構成され、OTTビデオの視聴を要求するメッセージは、OTTビデオ監視装置によって傍受される。
【0094】
インターフェース81は、OTTビデオ監視装置によって送信された応答メッセージを受信するようにさらに構成され、応答メッセージは、監視命令を搬送する。
【0095】
プロセッサ82は、メモリ83内の命令を実行するとともに、監視命令に従ってOTTビデオの識別子情報を取得するように構成される。
【0096】
インターフェース81は、OTTビデオ監視装置がOTTビデオの識別子情報に従ってOTTビデオの品質を監視することができるように、OTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信するようにさらに構成される。
【0097】
このOTTビデオ端末によれば、本発明のこの実施形態において、OTTビデオの視聴を要求するためものでありかつOTTビデオソースに送信されるメッセージが、OTTビデオ監視装置によって傍受されるとともに、OTTビデオ端末は、応答メッセージをOTTビデオ監視装置から受信し、かつOTTビデオの識別子情報をOTTビデオ監視装置に送信する。これにより、OTTビデオ監視装置は、識別子情報を使用することによってOTTビデオの品質を監視し、従って、OTTビデオの品質の監視が、ウェブアクセラレータおよびOTT端末における展開を必要とせずに簡便な方法で実施可能である。
【0098】
この明細書において、実施形態の同じ部分または類似の部分に対して、互いに参照がなされるとともに、各実施形態の説明は他の実施形態との違いに焦点を当てる。特に、装置の実施形態に対し、関連する部分に関して、方法の実施形態における部分的な説明に対して参照がなされ得る。説明される装置の実施形態は例示的なものに過ぎない。別々の部分として説明されたユニットは、物理的に分離されてもされなくともよいとともに、ユニットとして示された部分は物理的ユニットであってもなくてもよく、一箇所に配置されてもよく、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。モジュールの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に従って選択されてもよい。
【0099】
本明細書に開示される実施形態で説明される例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアおよび電子ハードウェアの組合せによって実装されてもよいということを当業者は認識し得る。機能がハードウェアまたはソフトウェアによって行われるかは、技術的解決策の特定の適用および設計制約条件に依存する。当業者はそれぞれの特定の適用のために説明された機能を実装する様々な方法を使用してもよい。ただし、その実装が本発明の範囲を超えるものであると考慮されるべきではない。
【0100】
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実装されかつ独立した製品として販売または使用される場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に保存されてもよい。そのような理解に基づき、本発明の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形式で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に保存されるとともに、本発明の実施形態において説明される方法のステップの全部または一部を行うように、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置であってもよい)に指示する幾つかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能ハードディスク、リード・オンリーメモリ(ROM, Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM, Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスク等の、プログラムコードを保存することができる媒体を含む。
【0101】
前述の説明は、本発明を限定することを意図したものではなく、本発明の例示的な実施形態に過ぎない。本発明の趣旨および原理から逸脱せずになされる変更、等価な置換、および改良は、本発明の保護範囲内に置かれるものとする。