(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、画像形成システム10の概要を示す図である。
画像形成システム10は、
図1に示すように、画像形成装置100とスケジュール管理サーバ200とを備えている。画像形成装置100とスケジュール管理サーバ200とは、ネットワーク300によって接続されている。ネットワーク300としては、例えばLAN(Local Area Network)やインターネットがある。
【0025】
画像形成装置100は、スキャナ機能、複写機能、ファクリミリ通信を含む通信機能、印刷機能の少なくとも1つの機能を有する装置である。画像形成装置100は会議主催者に利用される。本実施形態では、これらの機能のすべてが画像形成装置100に搭載されている。例えば記録紙に記録された画像が画像形成装置100のスキャナ機能を利用して読み取られると、画像情報が生成される。当該画像情報は画像形成装置100に保持される。保持された画像情報は、例えば印刷機能が利用されて別の記録紙に印刷される。この場合、複写機能が実現される。また、保持された画像情報は、例えば通信機能が利用され電子メールの添付画像として送信されたり、ファクリミリ送信されたりする。
【0026】
スケジュール管理サーバ200は、被管理者のスケジュールを管理するサーバ装置である。詳細は後述するが、スケジュール管理サーバ200には、例えば会議の開催予定日時(開始予定時刻、終了予定時刻)、会議資料の配布手段、会議資料の配布先、会議の開催者、会議の参加者、会議室といった会議の開催予定などを含む予定情報が会議開始前に登録されている。登録は、会議開催者又は登録担当者により行われる。尚、本実施形態における会議には、会合、集会、打ち合わせ、ミーティング、会談が含まれる。
【0027】
さらに、画像形成システム10は、ネットワーク300を介してPC400と接続されている。PC400は会議参加者や会議関係者に利用される。PC400は、入力装置410、表示装置420及び制御装置430を備えている。入力装置410としては、例えばキーボードやポインティングデバイス(例えばマウス)などがある。表示装置420としては、液晶ディスプレイがある。制御装置430は、入力装置410及び表示装置420の動作を制御する。表示装置420の画面上には、画像形成装置100から送信された電子メールが表示される。
【0028】
続いて、
図2を参照して画像形成装置100の詳細について説明する。
【0029】
図2(a)は、画像形成装置100のブロック図の一例である。
図2(b)は、配布状態管理テーブルの一例である。
図2(c)は、定型文管理テーブルの一例である。
画像形成装置100は、
図2(a)に示すように、配布状態記憶部110、定型文記憶部120、認証部130、制御部140、操作部150及び出力部160を備えている。
【0030】
配布状態記憶部110は、配布状態管理テーブルを記憶している。配布状態管理テーブルは、
図2(b)に示すように、認証ユーザー、会議ID、配布先及び配布状態を構成要素として備えている。認証ユーザーには、認証部130によって認証されたユーザーが登録される。会議IDには、会議を識別する識別情報が登録される。配布先には、電子メールアドレスやファクリミリ番号が登録される。会議ID及び配布先は予定情報の内容が反映される。配布状態には、まだ配布されていないことを表す「未配布」又は既に配布されたことを表す「配布済」が登録される。尚、後述する更新処理(
図10)が行われるまで未配布が維持さていれる。配布状態管理テーブルにより、会議IDにより識別される会議で認証されたユーザーが開催者となった会議資料は、配布先にまだ配布されていないか、既に配布されたかが特定される。
【0031】
定型文記憶部120は、定型文管理テーブルを記憶している。定型文管理テーブルは、
図2(c)に示すように、会議開催状態、コメント1及びコメント2を構成要素として備えている。会議開催状態には、会議が開催中であることを表す「会議開催中」、会議が開始前であることを表す「会議開始前」、会議が終了した後であることを表す「会議終了後」が予め登録されている。コメント1及び2には、会議の開催状態に応じた定型文が予め登録されている。コメント1の括弧の中には予定情報に含まれた会議名が登録される。コメント2の括弧の中には予定情報に含まれた会議開催者が登録される。定型文管理テーブルにより、会議開催状態に応じたコメント1及び2が特定される。
【0032】
認証部130は、画像形成装置100の利用者を認証する。例えば、会議開催者が保持するIC(Integrated Circuit)カードが認証部130に翳されると、操作部150の画面上にICカードに記録されている内容が表示される。会議開催者は、表示された内容に誤りがないことを確認した場合、認証を開始するボタンを押下する。これにより、認証が開始される。認証が成功した場合には、制御部140の動作が開始される。認証が失敗した場合には、その旨が操作部150の画面上に表示される。尚、認証の成否は、画像形成装置100や画像形成装置100の外部に設置された認証サーバに記憶された突合用の認証情報に基づいて行われる。
【0033】
制御部140は、認証部130、操作部150及び出力部160の動作を制御する。制御部140は、予定情報取得部141及び機能特定部142を備えている。
【0034】
予定情報取得部141は、認証部130による認証が成功すると、画像形成装置100の外部から予定情報を取得する。より詳しくは、予定情報取得部141は、後述する通信部161を経由して画像形成装置100の外部に設置されたスケジュール管理サーバ200から予定情報を取得する。予定情報取得部141は、取得した予定情報を機能特定部142及び操作部150に出力する。
【0035】
機能特定部142は、操作部150からの指示があると、予定情報取得部141によって取得された予定情報に含まれる、会議資料を配布する配布手段を表す予め定めた特定の用語に基づいて、画像形成装置100に発揮(実行)させる機能を特定する。例えば、機能特定部142は、特定の用語が画像の通信を表す通信用語である場合、通信用語と関連付けられた、資料の配布先を表す配布先情報に基づいて、資料の配布先を特定する。また、機能特定部142は、特定の用語が印刷又は複写を表す画像形成用語である場合、画像形成用語の数を特定する。機能特定部142は、予定情報が入力された場合、予定情報に含まれる会議ID及び配布先を配布状態記憶部110に登録する。その他、機能特定部142は、種々の特定処理を実行する。
【0036】
操作部150は、予定情報取得部141から出力された予定情報を表示する。また、操作部150は、利用者から操作されると機能特定部142に各種の指示を出力する。例えば、操作部150に表示された後述する「会議資料配布」ボタンが押下されると、機能特定部142が処理を開始する。尚、操作部150は、タッチパネル及び操作ボタンを含んでいる。
【0037】
出力部160は、機能特定部142からの指示に基づいて、画像を出力する。出力部16は、通信部161及び印刷部162を備えている。
【0038】
通信部161は、機能特定部142からの指示に基づいて、画像が添付された電子メールを送信したり、画像が形成されたファクリミリを送信したりする。また、通信部161は、予定情報取得部141から出力された予定情報取得依頼をスケジュール管理サーバ200に送信したり、スケジュール管理サーバ200から送信された予定情報を受信したりする。
印刷部162は、機能特定部142からの指示に基づいて、画像を記録紙に印刷する。
【0039】
続いて、
図3及び
図4を参照してスケジュール管理サーバ200の詳細について説明する。
【0040】
図3は、スケジュール管理サーバ200のブロック図の一例である。
図4(a)は、予定情報の一例である。
図4(b)は、予定情報の他の一例である。
スケジュール管理サーバ200は、
図3に示すように、予定情報記憶部210及び予定情報管理部220を備えている。
【0041】
予定情報記憶部210は、
図4(a)及び(b)に示すような予定情報を記憶している。予定情報としては、例えばRFC(Request for comments)5545で規定されたiCalendarがある。予定情報は、会議の参加者を表す会議参加者(ATTENDEE)、会議の内容や結果に関係性を有する会議関係者(INTERRESTED)、会議の開催者を表す会議開催者(ORGANIZER)を含んでいる。そして、
図4(a)であれば、会議参加者、会議関係者及び会議開催者には、会議資料を電子メールで配布することを表す特定の通信用語”mail”や、ファクリミリ送信で配布することを表す特定の通信用語”fax”が関連付けられている。また、
図4(b)であれば、会議参加者、会議関係者及び会議開催者には、印刷した会議資料を配布することを表す特定の画像形成用語”print”や、複写した会議資料を配布することを表す特定の画像形成用語”copy”が関連付けられている。さらに、特定の通信用語であれば電子メールのアドレスやファクリミリ番号が関連付けられている。尚、特定の画像形成用語にも電子メールのアドレスが関連付けられているが、当該関連付けは会議参加者に従って行われたものであり、特段意味をなすものではない。
【0042】
上記以外にも、予定情報には、会議の開始予定時刻を表す開始時刻(DTSTART)、終了予定時刻を表す終了時刻(DTEND)が含まれている。例えば、
図4(a)であれば、会議開始予定時刻が2012年8月27日15時00分、会議終了予定時刻が2012年8月27日16時00分として予定情報に含まれている。
図4(b)であれば、会議開始予定時刻が2012年8月28日10時00分、会議終了予定時刻が2012年8月28日11時00分として予定情報に含まれている。また、予定情報には、会議を識別する識別情報(CREATED)、会議の件名(SUMMARY)、会議が行われる会議室(LOCATION)、会議についての説明(DESCRIPTION)などが含まれている。特に、予定情報が作成されると、作成日時が秒単位で特定されて識別情報になる。さらに、
図4(b)であれば、印刷対象となる会議資料の会議ファイル名が添付(ATTACH)として予定情報に含まれている。
図4(b)に示すように、会議ファイル名にはパスが設定されているため、会議ファイルの格納先が特定される。
【0043】
予定情報管理部220は、予定情報を管理する。予定情報管理部220は、画像形成装置100から予定情報取得依頼を受信すると、予定情報取得依頼に含まれる認証ユーザーに基づいて、該認証ユーザーを含む予定情報を取得する。予定情報が取得されると、予定情報管理部220は、取得した予定情報を画像形成装置100に送信する。その他、予定情報管理部220は、適宜、新たな予定情報を予定情報記憶部210に登録したり、予定情報を書き換えたりする。
【0044】
続いて、
図5を参照して画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
【0045】
図5は、画像形成装置100のハードウェア構成の一例である。
画像形成装置100は、
図5に示すように、CPU(Central Processing Unit)100a、RAM(Random Access Memory)100b、ROM(Read Only Memory)100c、HDD(Hard Disc Drive)100dを備えている。また、画像形成装置100は、ICカードリーダー100e、タッチパネル100fを備えている。
さらに、画像形成装置100は、スキャナ装置100g、複写装置100h、ファクシミリ装置100i、印刷装置100j、ネットワークI/F100kも備えている。これらの各機器・装置100a〜100kは、バス100lなどによって互いに接続されている。少なくともCPU100aとRAM100bとが協働することによってコンピュータが実現される。
【0046】
ICカードリーダー100eは、利用者が翳したICカードに記録された内容を読み取る読取装置である。
タッチパネル100fは、指示位置を入力可能な機能を有する表示装置である。指示位置は、例えば会議主催者の指やペンタイプの指示装置(例えばタッチペン)などの指示手段により特定される。
【0047】
スキャナ装置100g、複写装置100h、ファクシミリ装置100i、印刷装置100jは、それぞれスキャナ機能、複写機能、ファクリミリ機能、印刷機能を実現する装置である。ネットワークI/F100kは、Local Area Network(LAN)インタフェース(例えばLANカード、ネットワークアダプタ)を備えている。ネットワークI/F100gには、ルーターやスイッチを含むネットワーク300を介してスケジュール管理サーバ200及びPC400が接続される。尚、複写装置100h、ファクシミリ装置100i、印刷装置100j及びネットワークI/F100kにより出力装置が形成される。
【0048】
上述したRAM100bは、ROM100c、HDD100dのいずれかに記憶されたプログラムを読み込む。読み込まれたプログラムをCPU100aが実行することにより、画像形成装置100が備えている各機能141,142が実現される。
【0049】
尚、上述したプログラムは、後述するフローチャートに応じたものとすればよい。また、スケジュール管理サーバ200のハードウェア構成は、上述したICカードリーダー100e、タッチパネル100f、スキャナ装置100g、複写装置100h、ファクシミリ装置100i及び印刷装置100jを除けば、基本的に画像形成装置100のハードウェア構成と同様である。
【0050】
続いて、
図6及び
図7を参照して、画像形成装置100の動作について説明する。
【0051】
図6は、画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図7(a)は、ログオン画面の一例である。
図7(b)は、メニュー画面の一例である。
図7(c)は、設定画面の一例である。ログオン画面、メニュー画面及び設定画面は、操作部150(タッチパネル100f)に表示される。
【0052】
まず、
図6に示すように、操作部150は、ログオン画面を表示する(ステップS101)。例えば、節電モードにより画面の表示が抑えられている画像形成装置100に会議主催者が近づくと、画像形成装置100に設置されたセンサーが人物の接近を感知する。操作部150は、センサーによる感知に基づいて、ユーザー名及びパスワードが入力されていないログオン画面を表示する。会議主催者は、自身が保持するICカードをICカードリーダー100eに翳すと、ICカードリーダー100eは、ICカード内に記録された認証情報としてのユーザー名及びパスワードを読み取る。そして、操作部150は、
図7(a)に示すように、ICカードリーダー100eに読み取られたユーザー名及びパスワードを表示する。尚、ICカード及びICカードリーダー100eが利用されずに、ログオン画面に直接ユーザー名及びパスワードが入力されるようにしてもよい。
【0053】
次いで、認証部130は、認証情報が正しいか否かを判断する(ステップS102)。認証処理は、ユーザー名及びパスワードが表示されたログオン画面に対し、認証の開始を認証部130に指示するボタン「OK」が押下されることにより行われる。認証部130は、画像形成装置100又は画像形成装置100の外部に設置された認証サーバ(不図示)に記憶された突合用の認証情報と認証情報とを突き合わせる。認証部130は、突き合わせた結果、突合用の認証情報と認証情報とが一致した場合、認証情報が正しいと判断する(ステップS102:YES)。認証部130は、突き合わせた結果、突合用の認証情報と認証情報とが一致しなかった場合、認証情報が誤りであると判断する(ステップS102:NO)。この場合、操作部150には、認証が失敗した旨が表示され、処理が終了する。
【0054】
認証情報が正しいと判断されると、操作部150は、次いで、メニュー画面を表示する(ステップS103)。メニュー画面は、
図7(b)に示すように、複写機能を画像形成装置100に発揮させるボタン「コピー」、ファクリミリ機能を画像形成装置100に発揮させるボタン「FAX」、スキャナ機能を画像形成装置100に発揮させるボタン「スキャン」、画像形成装置100に対して設定を行う設定画面を表示させるボタン「設定」、及び画像形成装置100に会議資料配布処理を実行させるボタン「会議資料配布」を備えている。会議主催者は、
図7(b)に示すように、設定ボタン又は会議資料配布ボタンを押下して、設定画面を表示させたり、会議資料配布処理を実行したりする。
【0055】
ここで、操作部150は、会議資料配布ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS104)。操作部150は、会議資料配布ボタンが押下されたと判断した場合(ステップS104:YES)、後述する会議資料配布処理が実行される(ステップS105)。一方、操作部150は、会議資料配布ボタンが押下されなかったと判断した場合(ステップS104:NO)、操作部150は、設定ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS106)。操作部150は、設定ボタンが押下されたと判断した場合、設定画面を表示する(ステップS107)。
【0056】
設定画面は、
図7(c)に示すように、単一候補表示モード又は複数候補表示モードを選択する選択ボタン、時間範囲を入力する入力欄、及び設定画面を閉じるボタン「閉じる」を備えている。詳細は後述するが、単一候補表示モードが選択されると、後述する会議選択画面(
図9参照)が表示されず、現在時刻に最も近い1つの会議の会議詳細画面が表示される。複数候補表示モードが選択されると、現在時刻から時間範囲の入力欄に入力された時間の範囲内にある会議の予定が表示される。当該範囲内に該当する会議が1つしかない場合には、1つの会議の予定が表示される。
【0057】
操作部150は、次いで、閉じるボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS108)。閉じるボタンが押下されるまで設定画面は操作部150に表示され続け(ステップS108:NO)、閉じるボタンが押下されると(ステップS108:YES)、メニュー画面に戻る。したがって、閉じるボタンが押下されると、設定画面で選択され又は入力された内容が確定する。このように、会議開催者は、会議資料配布ボタンを押下する前に、設定画面において各種の設定を行う必要がある。
【0058】
続いて、
図8及び
図9を参照して、上述した会議資料配布処理について説明する。
【0059】
図8は、会議資料配布処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、会議選択画面の一例である。
上述したように、メニュー画面において会議資料配布ボタンが押下されると、
図8に示すように、予定情報取得部141は、現在時刻を取得する(ステップS201)。取得先は、画像形成装置100が有する時計機能でもよいし、画像形成装置100の外部に設置された現在時刻を管理する管理サーバでもよい。
【0060】
次いで、予定情報取得部141は、複数候補表示モードが選択されているか否かを判断する(ステップS202)。上述したように、設定画面において複数候補表示モードが選択されている場合、予定情報取得部141は、複数候補表示モードが選択されていると判断する(ステップS202:YES)。一方、設定画面において単一候補表示モードが選択されている場合、予定情報取得部141は、複数候補表示モードが選択されていないと判断する(ステップS202:NO)。
【0061】
予定情報取得部141は、複数候補表示モードが選択されていると判断した場合、現在時刻から一定時間以内の予定情報を取得する(ステップS203)。例えば、取得された現在時刻が2012年8月27日11時00分00秒である場合、設定画面の時間範囲で24時間が設定されているため、2012年8月28日111時00分00秒までに会議が開始する予定情報が取得される。この結果、
図4(a)及び(b)に示される予定情報が取得される。操作部150は、予定情報取得部141によって予定情報が取得されると、当該予定情報を表示する(ステップ204)。予定情報は、会議選択画面が表示される。
【0062】
具体的には、
図9に示すように、会議選択画面には、会議開催日、会議名及び会議開催期間が表示された選択ボタン式の予定情報が表示される。
図9においては、会議開催日が8月27日(月)の選択ボタンと会議開催日が8月28日(火)の予定情報が表示されている。会議開催者は、いずれかの予定情報を選択し押下する。尚、本実施形態では、会議開催日が8月27日(月)の予定情報が選択されている。
【0063】
操作部150は、予定情報が選択されるまで会議選択画面を表示し続け(ステップS205:NO)、予定情報が選択されると(ステップS205:YES)、後述する機能特定処理(ステップS206)及び会議資料出力処理(ステップS207)が実行される。
【0064】
尚、予定情報取得部141は、ステップS202の処理において、複数候補表示モードが選択されていないと判断した場合、現在時刻に最も近い予定情報を取得する(ステップS208)。例えば、取得された現在時刻が2012年8月27日11時00分00秒である場合、
図4(a)及び(b)に示される予定情報の内、会議の開始予定時刻を表す開始時刻に最も近い予定情報である
図4(a)に示される予定情報が取得される。したがって、単一候補モードが選択された場合、予定情報を設定する操作の手間が抑えられる。この場合、予定情報が1つであるため、ステップS204で行われる予定情報の表示及びステップS205で行われる予定情報の選択はスキップされる。そして、後述する機能特定処理(ステップS206)及び会議資料出力処理(ステップS207)が実行される。
【0065】
続いて、
図10及び
図11を参照して、上述した機能特定処理について説明する。
【0066】
図10は、機能特定処理の一例を示すフローチャートである。
図11は、会議詳細画面の一例である。
上述したように、ステップS205の処理で予定情報が選択されたり、ステップS208の処理で予定情報が取得されたりすると、機能特定部142は、会議資料が配布済みであるか否かを判断する(ステップS301)。当該判断は、機能特定部142が配布状態記憶部110を確認することにより行われる。例えば、
図2(b)に示す配布状態管理テーブルでは、
図4(a)に示す予定情報に基づいて配布状態が管理されている。当該配布状態管理テーブルによれば、いずれの配布先の配布状態が「未配布」となっている。すなわち、配布先に対し会議資料がまだ配布されていないことが示されている。一方、配布先に対し既に会議資料が配布されている場合には、該当する配布状態には「配布済」となる。
【0067】
機能特定部142は、少なくとも1つの配布状態が「配布済」であると判断した場合(ステップS301:YES)、操作部150は、資料再配布ボタンが押下可能な会議詳細画面を表示する(ステップS302)。一方、機能特定部142は、すべての配布状態が「未配布」であると判断した場合、操作部150は、資料再配布ボタンが押下不能な会議詳細画面を表示する(ステップS303)。
図11においては、資料再配布ボタンが押下不能な会議詳細画面が表示されている。
【0068】
会議詳細画面には、
図11に示すように、会議の開催日時や会議の開催場所、配布資料、配布先など選択又は取得された予定情報の詳細が表示される。また、会議詳細画面には、会議資料を配布することを機能特定部142に指示するボタン「資料配布」、会議資料の配布及び再配布の処理を中止するボタン「キャンセル」が表示される。尚、会議資料を再び配布することを機能特定部142に指示するボタン「資料再配布」は、上述したように機能特定部142がすべての配布状態が「未配布」であると判断したため、押下不能に表示される。
【0069】
次いで、機能特定部142は、資料配布ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS304)。機能特定部142は、資料配布ボタンが押下されたと判断とした場合(ステップS304:YES)、配布状態記憶部110を更新する(ステップS305)。これにより、配布状態管理テーブルの配布状態がすべて「未配布」から「配布済」に書き換えられる。その後、配布先特定処理(ステップS306)が実行される。一方、機能特定部142は、資料配布ボタンが押下されなかったと判断とした場合(ステップS304:NO)、資料再配布ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS307)。機能特定部142は、資料再配布ボタンが押下されたと判断とした場合(ステップS307:YES)、再配布先特定処理(ステップS308)が実行される。
【0070】
さらに、機能特定部142は、資料再配布ボタンが押下されなかったと判断とした場合(ステップS307:NO)、キャンセルボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS309)。機能特定部142は、キャンセルボタンが押下されたと判断とした場合(ステップS309:YES)、
図8に移り処理が終了する。一方、機能特定部142は、キャンセルボタンが押下されなかったと判断とした場合(ステップS309:NO)、ステップS304の処理に戻る。すなわち、会議詳細画面に表示されたいずれかのボタンが押下されるまで、会議詳細画面は表示され続ける。以上のような判断処理を経た後、機能特定部142は、配布手段特定処理(ステップS310)及び定型文選択処理(ステップS311)を実行する。
【0071】
続いて、
図12を参照して、上述した配布先特定処理及び再配布先特定処理について説明する。
図12(a)は、配布先特定処理の一例を示すフローチャートである。
図12(b)は、再配布先特定処理の一例を示すフローチャートである。
【0072】
まず、配布先特定処理について説明する。
機能特定部142は、ステップS305の処理が完了すると、会議の開催中であるか否かを判断する(ステップS401)。具体的には、機能特定部142は、取得した現在時刻が予定情報の開始予定時刻と終了予定時刻の間に含まれているか判断する。現在時刻が開始予定時刻と終了予定時刻の間にある場合には、機能特定部142は、会議の開催中であると判断し(ステップS401:YES)、予定情報に含まれる参加者を配布先に設定する(ステップS402)。
【0073】
一方、現在時刻が開始予定時刻と終了予定時刻の間にない場合には、機能特定部142は、会議の開催中でないと判断し(ステップS401:NO)、さらに、会議の開催前又は終了後であるか否かを判断する(ステップS403)。機能特定部142は、会議の開催前又は終了後であると判断した場合(ステップS403:YES)、参加者及び関係者を配布先に設定する(ステップS404)。これにより、会議開始前又は会議終了後には、会議参加者だけでなく、会議関係者にまで会議資料が配布される設定がなされる。尚、会議の開催前又は終了後でないと判断した場合(ステップS403:NO)、処理を終了する。
【0074】
次に、再配布先特定処理について説明する。
機能特定部142は、ステップS307の処理が完了すると、会議の終了後であるか否かを判断する(ステップS501)。具体的には、上述したように機能特定部142は、取得した現在時刻が予定情報の終了予定時刻を過ぎているか否か判断する。現在時刻が終了予定時刻を過ぎている場合には、機能特定部142は、会議の終了後であると判断し(ステップS501:YES)、処理を終了する。
【0075】
一方、機能特定部142は、現在時刻が終了予定時刻を過ぎていない場合には、会議の終了後でないと判断し(ステップS501:NO)、さらに、資料が未配布であるか否かを判断する(ステップS502)。機能特定部142は、資料の未配布があると判断した場合、参加者及び関係者を配布先に設定する(ステップS503)。すなわち、会議が終了した後に、会議資料が一部の参加者や関係者に配布されている場合でも、配布されなかった参加者等に資料が配布される設定がなされる。
【0076】
続いて、
図13を参照して、上述した配布手段特定処理について説明する。
【0077】
図13は、配布手段特定処理の一例を示すフローチャートである。尚、配布手段特定処理は、後述する特定用語のすべてが判断されるまで繰り返される。
機能特定部142は、
図10で説明した配布先特定処理(ステップS306)又は再配布先特定処理(ステップS308)の処理が終了すると、配布手段特定処理を実行する。機能特定部142は、まず、特定用語は”mail”であるか否かを判断する(ステップS601)。当該判断は、選択された予定情報又は取得した予定情報に特定の用語”mail”が含まれているか否かにより判断される。本実施形態では、
図4(a)を参照すると、特定の用語”mail”が含まれているため、機能特定部142は、特定用語が”mail”であると判断する(ステップS601:YES)。この場合、機能特定部142は、配布手段として”ScanToMail”機能を特定し(ステップS602)、出力先に参加者又は参加者及び関係者のメールアドレス(mailto:以降の文字列)を設定する(ステップS603)。尚、”ScanToMail”機能は、画像形成装置100に載置された原稿をスキャン機能で読み取り、読み取った結果得られる画像情報を電子メールにより送信する機能をいう。
【0078】
一方、機能特定部142は、特定用語が”mail”でないと判断した場合(ステップS601:NO)、特定用語が”fax”であるか否かを判断する(ステップS604)。本実施形態では、
図4(a)を参照すると、特定の用語”fax”が含まれているため、機能特定部142は、特定用語が”fax”であると判断する(ステップS605:YES)。この場合、機能特定部142は、配布手段として”FAX”機能を特定し(ステップS605)、出力先に参加者又は参加者及び関係者のFAX番号(faxto:以降の数字)を設定する(ステップS603)。ステップS603の処理を実行する。
【0079】
機能特定部142は、特定用語が”fax”でないと判断した場合(ステップS604:NO)、特定用語が”print”であるか否かを判断する(ステップS606)。本実施形態では、
図4(a)を参照すると、特定の用語”print”が含まれていないため、機能特定部142は、特定用語が”print”でないと判断する(ステップS606:NO)。尚、
図4(b)に示す予定情報が取得され又は選択された場合、機能特定部142は、特定用語が”print”が含まれているため(ステップS606:YES)、配布手段として印刷機能を特定する(ステップS607)。その後、機能特定部142は、印刷ファイルの格納先を設定し(ステップS608)、印刷配布者数を印刷部数に設定する(ステップS609)。具体的には、機能特定部142は、予定情報に含まれる特定用語”print”の数を印刷部数に設定する。
【0080】
機能特定部142は、特定用語が”print”でないと判断した場合(ステップS606:NO)、特定用語が”copy”であるか否かを判断する(ステップS610)。本実施形態では、
図4(a)を参照すると、特定の用語”copy”が含まれていないため、機能特定部142は、特定用語が”copy”でないと判断する(ステップS610:NO)。尚、
図4(b)に示す予定情報が取得され又は選択された場合、特定用語が”copy”が含まれているため(ステップS610:YES)、機能特定部142は、配布手段として複写機能を特定する(ステップS611)。その後、機能特定部142は、複写配布者数を複写部数に設定する(ステップS612)。この場合も同様に、機能特定部142は、予定情報に含まれる特定用語”copy”の数を複写部数に設定する。
【0081】
続いて、
図14を参照して、上述した定型文選択処理について説明する。
【0082】
図14は、定型文選択処理の一例を示すフローチャートである。
機能特定部142は、
図10で説明した配布手段特定処理(ステップS310)の処理が終了すると、定型文選択処理を開始する。まず、機能特定部142は会議開催中であるか否かを判断する(ステップS701)。当該判断は、取得した現在時刻と予定情報に含まれる開始時刻及び終了時刻とに基づいて行われる。機能特定部142は、会議開催中であると判断した場合(ステップS701:YES)、会議開催中の定型文を選択する(ステップS702)。具体的には、機能特定部142は、定型文記憶部120から会議開催中に応じたコメント1及び2を選択する。
【0083】
一方、機能特定部142は、会議開催中でないと判断した場合(ステップS701:NO)、次いで、会議開始前であるか否かを判断する(ステップS703)。当該判断は、ステップS701の判断と同様である。機能特定部142は、会議開始前であると判断した場合(ステップS703:YES)、会議開始前の定型文を選択する(ステップS704)。具体的には、機能特定部142は、定型文記憶部120から会議開始前に応じたコメント1及び2を選択する。尚、本実施形態では、現在時刻2012年8月27日11時00分00秒であるため、
図4(a)に示す予定情報の開始時刻及び終了時刻との関係で、会議開始前であると判断される。
【0084】
一方、機能特定部142は、会議開始前でないと判断した場合(ステップS703:NO)、次いで、会議終了後であるか否かを判断する(ステップS705)。当該判断は、ステップS701の判断と同様である。機能特定部142は、会議終了後であると判断した場合(ステップS705:YES)、会議終了後の定型文を選択する(ステップS706)。具体的には、機能特定部142は、定型文記憶部120から会議終了後に応じたコメント1及び2を選択する。
【0085】
機能特定部142は、上述したステップS702,S704,S706のいずれかの処理が終了すると、”ScanToMail”機能が特定されているか否かを判断する(ステップS707)。機能特定部142は、”ScanToMail”機能が特定されていると判断した場合(ステップS707:YES)、選択された定型文を電子メールに設定する(ステップS708)。具体的には、コメント1が電子メールの件名に設定され、コメント2が電子メールの本文に設定される。その際、空欄の箇所には、予定情報に含まれる会議の件名及び会議主催者がそれぞれ設定される。
【0086】
機能特定部142は、”ScanToMail”機能が特定されていないと判断した場合(ステップS707:NO)、選択された定型文を添え書きに設定する(ステップS709)。具体的には、ファクシミリ機能、印刷機能又は複写機能を利用して出力される記録紙に定型文が添え書きとして加えられる。
【0087】
続いて、
図15及び
図16を参照して、上述した会議資料出力処理について説明する。
【0088】
図15は、会議資料出力処理の一例を示すフローチャートである。
図16(a)は、会議資料が印刷された記録紙の一例である。
図16(b)は、確認画面の一例である。
機能特定部142は、
図8に示す機能特定処理(ステップS206)の処理が終了すると、再配布処理であるか否かを判断する(ステップS801)。具体的には、
図11に示す会議詳細画面において、資料再配布ボタンが押下されたか否かが判断される。本実施形態では、資料再配布ボタンが押下されていないため、機能特定部142は、再配布処理でないと判断する(ステップS801:NO)。
【0089】
機能特定部142は、再配布処理でないと判断した場合、次いで、印刷処理であるか否かを判断する(ステップS802)。具体的には、
図13のステップS607の処理において印刷機能が特定されている場合、機能特定部142は印刷処理であると判断する。逆に、
図13のステップS607の処理において印刷機能が特定されていない場合、機能特定部142は印刷処理でないと判断する。
【0090】
機能特定部142は印刷処理であると判断した場合(S802:YES)、印刷ファイルを取得し、印刷画像を生成する(ステップS803)。印刷ファイルの取得は、予定情報に含まれる会議ファイルの添付に基づいて行われる。次いで、機能特定部142は印刷画像を保持し(ステップS804)、印刷部162が印刷画像を出力する(ステップS805)。この際、選択されたコメント1及び2も併せて出力される。この結果、
図16(a)に示すように、印刷画像に併せてコメント1及び2が添え書きとして記録紙に印刷される。尚、添え書きは、アノテーションや注釈とも呼ばれる。
【0091】
一方、機能特定部142は印刷処理でないと判断した場合(S802:NO)、スキャナ装置100gは、載置された会議資料からスキャン画像を生成する(ステップS806)。このため、会議主催者は、
図11に示す資料配布ボタンを押下する前に、画像形成装置100に会議資料を載置しておく必要がある。これにより、会議資料のスキャン画像が得られる。尚、本実施形態では、
図4(a)に示す予定情報に特定の用語”print”が含まれていないため、印刷機能が特定されていない。このため、機能特定部142は、印刷処理でないと判断する。
【0092】
次いで、機能特定部142はスキャン画像を保持し(ステップS807)、操作部150は確認画面を表示する(ステップS808)。確認画面は、
図16(b)に示すように、件名、本文及びスキャン画像のアイコンを備えている。件名にはコメント1が表示される。本文にはコメント2が表示される。尚、コメント1及び2の空欄であった箇所には、それぞれ会議名及び会議主催者が追加される。会議主催者は確認画面により、参加者等に送信される内容や複写される内容を確認する。
【0093】
次いで、機能特定部142は閉じるボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS809)。すなわち、確認画面に表示されたボタン「閉じる」が押下されたか否かが判断される。閉じるボタンが押下された場合には(ステップS809:YES)、出力部160はスキャン画像を出力する(ステップS810)。具体的には、”ScanToMail”機能が特定されている場合には、通信部161がスキャン画像を電子メールに添付して送信する。ファクシミリ機能が特定されている場合には、通信部161がスキャン画像をファクリミリ送信する。複写機能が特定されている場合には、印刷部162がスキャン画像を印刷する。
【0094】
一方、機能特定部142は、再配布処理であると判断した場合、次いで、印刷処理であるか否かを判断する(ステップS811)。当該判断は、上述したステップS802と同様である。機能特定部142は、印刷処理であると判断した場合(ステップS811:YES)、印刷部162は、ステップS804の処理で保持した印刷画像を出力する(ステップS812)。一方、機能特定部142は、印刷処理でないと判断した場合(ステップS811:NO)、出力部160は、ステップS807の処理で保持したスキャン画像を出力する(ステップS813)。すなわち、”ScanToMail”機能が特定されている場合には、通信部161がスキャン画像を電子メールに添付して送信する。ファクシミリ機能が特定されている場合には、通信部161がスキャン画像をファクリミリ送信する。複写機能が特定されている場合には、印刷部162がスキャン画像を印刷する。尚、資料再配布時には、保持している印刷画像やスキャン画像を再利用することを前提としているが、再度、印刷画像を生成したり、原稿を読み取ってスキャン画像を生成したりしてもよい。
【0095】
以上説明したように、会議資料配布ボタンが会議主催者に押下されると、会議主催者は、配布手段の設定、配布先の設定等、各種の設定操作の手間から解放される。特に、会議主催者の意図をあたかも汲み取ったかのような設定がなされるため、本発明には、単なる利便性の向上だけではなく、会議主催者は画像形成装置100からおもてなしを受けたかのように感じるという利点がある。
【0096】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本発明のプログラムを通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。また、例えば、上述したブロック図における各部の少なくとも1つは、論理回路等のハードウェアで実現されてもよい。さらに、例えば、上述した2つの機能を1つの装置で実現してもよいし、1つの機能を2つ以上の装置に分散してもよい。