特許第6232919号(P6232919)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6232919
(24)【登録日】2017年11月2日
(45)【発行日】2017年11月22日
(54)【発明の名称】情報登録システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20171113BHJP
【FI】
   G06Q50/20
【請求項の数】10
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2013-220042(P2013-220042)
(22)【出願日】2013年10月23日
(65)【公開番号】特開2015-82223(P2015-82223A)
(43)【公開日】2015年4月27日
【審査請求日】2016年5月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】特許業務法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】阿出川 智通
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 博之
(72)【発明者】
【氏名】中村 慎也
【審査官】 池田 聡史
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5175404(JP,B1)
【文献】 特開2011−70276(JP,A)
【文献】 特表2010−532027(JP,A)
【文献】 特開2008−299499(JP,A)
【文献】 特開2006−024058(JP,A)
【文献】 特開2003−107979(JP,A)
【文献】 特開2007−305045(JP,A)
【文献】 窪田貴志,“楽2ライブラリによる医療分野への取り組み”,PFU・テクニカルレビュー,日本,株式会社PFU,2010年11月 1日,第21巻,第2号 (通巻40号),pp. 22〜29
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の紙媒体から得られる情報を登録するユーザの識別情報を受け付ける受付手段と、
前記1以上の紙媒体のそれぞれに含まれるユーザの識別情報を取得する取得手段と、
前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との比較結果に応じて、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録の可否を制御する登録制御手段と、を含む
情報登録システム。
【請求項2】
前記登録制御手段は、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が第1の閾値未満である場合には、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録を中断する
請求項1に記載の情報登録システム。
【請求項3】
1以上の登録対象情報のそれぞれについて、主たるユーザの識別情報と、従たる1以上のユーザの識別情報とを関連付けて記憶した記憶手段から、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報が主たるユーザの識別情報として関連付けられた登録対象情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された登録対象情報のそれぞれについて算出された、該登録対象情報に関連付けられた従たる1以上のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率のうちの最大値が第2の閾値未満である場合には、前記記憶手段に記憶される登録対象情報のうち、従たる1以上のユーザの識別情報と前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が前記第2の閾値以上である登録対象情報を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された登録対象情報に関連付けられる主たるユーザの識別情報の宛先にエラー情報を通知するエラー通知手段と、をさらに含む
請求項1又は2に記載の情報登録システム。
【請求項4】
前記エラー通知手段は、前記選択手段により選択された登録対象情報に関連付けられる主たるユーザの識別情報の宛先に、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に誤りがある旨を通知する
請求項3に記載の情報登録システム。
【請求項5】
前記登録制御手段は、前記1以上の紙媒体のそれぞれから得られる情報を、前記選択手段により選択した登録対象情報に関連付けて登録する
請求項3又は4に記載の情報登録システム。
【請求項6】
前記登録制御手段は、前記1以上の紙媒体のそれぞれから得られる情報を、前記選択手段により選択した登録対象情報に関連付けて登録した後に、前記選択手段により選択した登録対象情報に関連付けられる主たるユーザの識別情報の宛先に登録に係る情報を通知する通知手段をさらに含む
請求項3乃至5のいずれかに記載の情報登録システム。
【請求項7】
前記受付手段は、ユーザの識別情報のリストの中から選択されたユーザの識別情報を受け付け、
前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報の前記リストにおける位置に基づいて、前記リストの中からユーザの識別情報の候補を選択する候補選択手段と、
前記選択手段は、前記記憶手段に記憶される登録対象情報であって、前記候補選択手段により選択されたユーザの識別情報の候補を主たるユーザの識別情報とする登録対象情報の中から、従たるユーザの識別情報と前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が前記第2の閾値以上である登録対象情報を選択する
請求項3乃至6のいずれかに記載の情報登録システム。
【請求項8】
前記登録制御手段は、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が第1の閾値以上である場合には、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録を実行する
請求項1乃至7のいずれかに記載の情報登録システム。
【請求項9】
前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録を実行した後に、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報の宛先に登録に係る情報を通知する登録通知手段をさらに含む
請求項8に記載の情報登録システム。
【請求項10】
1以上の紙媒体から得られる情報を登録するユーザから受け付けたユーザの識別情報を取得する手段と、
前記1以上の紙媒体のそれぞれに含まれるユーザの識別情報を取得する取得手段と、
前記受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との比較結果に応じて、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録の可否を制御する登録制御手段
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報登録システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
学生の情報が記録された出席カードを読み取ることで、学生が授業に出席したか否かを記録するシステムがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−163343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、紙媒体から得られる情報を登録する際に、登録者情報の誤入力により誤った情報が登録されてしまうことを防止できる情報登録システム及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、1以上の紙媒体から得られる情報を登録するユーザの識別情報を受け付ける受付手段と、前記1以上の紙媒体のそれぞれに含まれるユーザの識別情報を取得する取得手段と、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との比較結果に応じて、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録の可否を制御する登録制御手段と、を含む情報登録システムである。
【0006】
請求項2に係る発明は、前記登録制御手段は、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が第1の閾値未満である場合には、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録を中断する請求項1に記載の情報登録システムである。
【0007】
請求項3に係る発明は、1以上の登録対象情報のそれぞれについて、主たるユーザの識別情報と、従たる1以上のユーザの識別情報とを関連付けて記憶した記憶手段から、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報が主たるユーザの識別情報として関連付けられた登録対象情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された登録対象情報のそれぞれについて算出された、該登録対象情報に関連付けられた従たる1以上のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率のうちの最大値が第2の閾値未満である場合には、前記記憶手段に記憶される登録対象情報のうち、従たる1以上のユーザの識別情報と前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が前記第2の閾値以上である登録対象情報を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された登録対象情報に関連付けられる主たるユーザの識別情報の宛先にエラー情報を通知するエラー通知手段と、をさらに含む請求項1又は2に記載の情報登録システムである。
【0008】
請求項4に係る発明は、前記エラー通知手段は、前記選択手段により選択された登録対象情報に関連付けられる主たるユーザの識別情報の宛先に、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に誤りがある旨を通知する請求項3に記載の情報登録システムである。
【0009】
請求項5に係る発明は、前記登録制御手段は、前記1以上の紙媒体のそれぞれから得られる情報を、前記選択手段により選択した登録対象情報に関連付けて登録する請求項3又は4に記載の情報登録システムである。
【0010】
請求項6に係る発明は、前記登録制御手段は、前記1以上の紙媒体のそれぞれから得られる情報を、前記選択手段により選択した登録対象情報に関連付けて登録した後に、前記選択手段により選択した登録対象情報に関連付けられる主たるユーザの識別情報の宛先に登録に係る情報を通知する通知手段をさらに含む請求項3乃至5のいずれかに記載の情報登録システムである。
【0011】
請求項7に係る発明は、前記受付手段は、ユーザの識別情報のリストの中から選択されたユーザの識別情報を受け付け、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報の前記リストにおける位置に基づいて、前記リストの中からユーザの識別情報の候補を選択する候補選択手段と、前記選択手段は、前記記憶手段に記憶される登録対象情報であって、前記候補選択手段により選択されたユーザの識別情報の候補を主たるユーザの識別情報とする登録対象情報の中から、従たるユーザの識別情報と前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が前記第2の閾値以上である登録対象情報を選択する請求項3乃至6のいずれかに記載の情報登録システムである。
【0012】
請求項8に係る発明は、前記登録制御手段は、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との一致率が第1の閾値以上である場合には、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録を実行する請求項1乃至7のいずれかに記載の情報登録システムである。
【0013】
請求項9に係る発明は、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録を実行した後に、前記受付手段により受け付けたユーザの識別情報の宛先に登録に係る情報を通知する登録通知手段をさらに含む請求項8に記載の情報登録システムである。
【0014】
請求項10に係る発明は、1以上の紙媒体から得られる情報を登録するユーザから受け付けたユーザの識別情報を取得する手段と、前記1以上の紙媒体のそれぞれに含まれるユーザの識別情報を取得する取得手段と、前記受け付けたユーザの識別情報に関連付けて記憶される1以上の他のユーザの識別情報と、前記取得手段により取得されるユーザの識別情報との比較結果に応じて、前記1以上の紙媒体から得られる情報の登録の可否を制御する登録制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0015】
請求項1及び10に係る発明によれば、紙媒体から得られる情報を登録する際に、登録者情報の誤入力により誤った情報が登録されてしまうことを防止できる。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、登録者に関連付けられるユーザの情報と、紙媒体から得られるユーザの情報の一致率が閾値に満たない情報についての登録を防止できる。
【0017】
請求項3に係る発明によれば、正しいと推定される登録者に対してエラーを通知できる。
【0018】
請求項4に係る発明によれば、正しいと推定される登録者に対して入力されたユーザの情報に誤りがあったことを通知できる。
【0019】
請求項5に係る発明によれば、登録者からの再入力を要さずに、正しいと推定される登録対象情報に関連付けて紙媒体から得られる情報を登録できる。
【0020】
請求項6に係る発明によれば、正しいと推定される登録者に対して、正しいと推定される登録対象情報に関連付けて紙媒体から得られる情報を登録した旨を通知できる。
【0021】
請求項7に係る発明によれば、正しいと推定される登録者の情報を絞り込むことができる。
【0022】
請求項8に係る発明によれば、登録者情報の誤入力がない場合には、紙媒体から得られる情報の登録をそのまま実行できる。
【0023】
請求項9に係る発明によれば、登録者情報の誤入力がない場合には、登録者に対して登録に係る情報を通知できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成図である。
図2】情報処理システムに含まれる一部のデバイスのハードウェア構成図である。
図3】登録デバイス管理テーブルの一例を示す図である。
図4】ユーザ情報管理テーブルの一例を示す図である。
図5】講義情報管理テーブルの一例を示す図である。
図6】印刷処理の一例を示すシーケンス図である。
図7】第1の実施例に係る処理のシーケンス図である。
図8】誤選択判定処理のフロー図である。
図9】第1の実施例に係る処理のシーケンス図である。
図10】第1の実施例に係る処理のシーケンス図である。
図11】登録対象推定処理のフロー図である。
図12】第2の実施例に係る処理のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明を実施するための実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0026】
[1.システム構成]
図1には、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成図を示した。本実施形態に係る情報処理システム1は、情報管理支援サーバ10、教育情報管理サーバ20、画像形成装置30、メールサーバ40、1以上のパーソナルコンピュータ50を含み、情報管理支援サーバ10、教育情報管理サーバ20、画像形成装置30、メールサーバ40、パーソナルコンピュータ50はそれぞれネットワークNWに接続して相互にデータ通信可能に接続されている。
【0027】
教育情報管理サーバ20は、教員の情報(ID、名前、メールアドレス、属性、所属等)、学生の情報(ID、名前、メールアドレス、属性、所属等)、講義の情報(講義を実施する教員のID、履修する学生のID、カリキュラム、講義スケジュール、課題等)や、各講義の出欠、各講義で提出された課題の採点情報等を管理するコンピュータである。
【0028】
画像形成装置30は、紙媒体への画像の形成(印刷処理)や、紙媒体に形成された画像の読み取り(スキャン処理)等を実行する装置である。例えば、画像形成装置30は、パーソナルコンピュータ50からの印刷要求に応じて印刷処理を実行したり、紙媒体のスキャン要求を受け付けてスキャンしたデータを指定のデバイス(例えば情報管理支援サーバ10)に送信したりする。
【0029】
メールサーバ40は、電子メールの配信を管理するコンピュータである。例えば、本実施形態では、メールサーバ40は、教育情報管理サーバ20で管理される教員、学生、管理者のメールアドレスを宛先とする電子メールの受信サーバとして、また、情報管理サーバ、教育情報管理サーバ20、画像形成装置30、教員、学生、管理者が操作するパーソナルコンピュータ50から送信される電子メールの送信サーバとして機能することとする。もちろん、メールサーバ40は、管理するメールアドレス等に応じて複数設けることとしても構わない。
【0030】
パーソナルコンピュータ50は、教員、学生、管理者等のユーザの操作を受け付けて処理を実行するコンピュータである。例えば、パーソナルコンピュータ50は、ユーザの操作を受け付けて、教育情報管理サーバ20にアクセスして、教育情報管理サーバ20で管理される情報の閲覧、更新、追加、削除等を行ったり、教育情報管理サーバ20から取得した情報を画像形成装置30に送信して印刷処理を実行させたりする。
【0031】
本実施形態では、情報管理支援サーバ10は、教育情報管理サーバ20による情報の管理を支援するコンピュータである。例えば、本実施形態に係る情報処理システム1では、情報管理支援サーバ10は、画像形成装置30から記入用紙(例えば出席票や回答用紙)のスキャンデータと、登録者(教員)が入力した登録者の識別情報を取得し、スキャンデータに含まれる学生の情報と、登録者に紐付く講義の履修者である学生の情報とを比較して、それらの一致率が閾値以上である場合には登録を実行し、それらの一致率が閾値未満である場合には、登録者の情報入力に誤りがあると判断して登録を中断する。そして、情報管理支援サーバ10は、登録を中断した後には、スキャンデータから得た学生のリストから正しい登録者の情報を推定し、推定した情報に基づく登録処理を実行したり、推定した登録者に対してエラー情報等を通知したりすることとしてよい。以上の処理を実行するために備えられる機能、処理の一例について以下詳細に説明する。
【0032】
[2.ハードウェア構成]
ここで、図2を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1に含まれる情報管理支援サーバ10、教育情報管理サーバ20、画像形成装置30のハードウェア構成の一例についてそれぞれ説明する。
【0033】
[2−1.情報管理支援サーバ10]
まず、情報管理支援サーバ10のハードウェア構成例について説明する。図2には、情報管理支援サーバ10のハードウェア構成図を示した。図2に示されるように、情報管理支援サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13を備える。
【0034】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに情報管理支援サーバ10の各部を制御する。
【0035】
記憶部12は、情報管理支援サーバ10のオペレーティングシステム等の制御プログラムやデータを記憶するほか、制御部11のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で情報管理支援サーバ10に供給されてもよいし、インターネット等のデータ通信網を介して情報管理支援サーバ10に供給されてもよい。以下、記憶部12に記憶されるデータの一例について説明する。
【0036】
図3には、記憶部12に記憶される登録デバイス管理テーブルの一例を示した。図3に示されるように、登録デバイス管理テーブルには、デバイスID(デバイスを識別する識別子)、アドレス(例えばIPアドレス(ホスト名)、ポート番号等)、認証情報(IDとパスワード等)、優先順位が関連付けて記憶される。
【0037】
通信部13は、例えばネットワークインターフェースカード(NIC)を含み、NICを介してネットワークNWに接続して、ネットワークNWに接続される他のデバイスと通信する。
【0038】
[2−2.教育情報管理サーバ20]
次に、教育情報管理サーバ20のハードウェア構成について説明する。図2には、教育情報管理サーバ20のハードウェア構成例を示した。図2に示されるように、教育情報管理サーバ20は、制御部21、記憶部22、通信部23を備える。
【0039】
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部22に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに教育情報管理サーバ20の各部を制御する。
【0040】
記憶部22は、教育情報管理サーバ20のオペレーティングシステム等の制御プログラムやデータを記憶するほか、制御部21のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で教育情報管理サーバ20に供給されてもよいし、インターネット等のデータ通信網を介して教育情報管理サーバ20に供給されてもよい。以下、記憶部22に記憶されるデータの一例について説明する。
【0041】
図4には、記憶部22に記憶されるユーザ情報管理テーブルの一例を示した。図4に示されるように、ユーザ情報管理テーブルには、ユーザID(教員、学生、管理者等のユーザをそれぞれ識別する識別子)、ユーザ名、メールアドレス、属性(ユーザの属性(例えば教員、学生、管理者等))、所属(ユーザの所属学部、学科、研究室等)が関連付けて記憶される。例えば、ユーザ情報管理テーブルの内容は、管理者の権限を有するパーソナルコンピュータ50からのアクセスに基づいて登録、更新、削除することとしてよい。
【0042】
図5には、記憶部22に記憶される講義情報管理テーブルの一例を示した。図5に示されるように、講義情報管理テーブルには、講義ID(講義をそれぞれ識別する識別子)、講義回(何回目の講義であるかを示す情報)、担当教員(主たるユーザID)、アシスタント(教員又は学生)、日程、課題の情報、講義の履修者(学生(従たるユーザID)のリスト)の情報が関連付けて記憶される。例えば、講義情報管理テーブルの内容は、管理者の権限を有するパーソナルコンピュータ50からのアクセスに基づいて登録、更新、削除することとしてよい。
【0043】
通信部23は、例えばネットワークインターフェースカード(NIC)を含み、NICを介してネットワークNWに接続して、ネットワークNWに接続される他のデバイスと通信する。
【0044】
[2−3.画像形成装置30]
図2には、画像形成装置30のハードウェア構成例を示した。図2に示されるように、画像形成装置30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作パネル34、画像形成部35、スキャン部36を備える。
【0045】
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに画像形成装置30の各部を制御する。
【0046】
記憶部32は、画像形成装置30のオペレーティングシステム等の制御プログラムやデータを記憶するほか、制御部31のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で画像形成装置30に供給されてもよいし、インターネット等のデータ通信網を介して画像形成装置30に供給されてもよい。
【0047】
通信部33は、例えばネットワークインターフェースカード(NIC)を含み、NICを介してネットワークNWに接続して、ネットワークNWに接続される他のデバイスと通信する。
【0048】
操作パネル34は、タッチパネル、キーボード等の入力装置と、液晶ディスプレイ等の表示装置とを含み、ユーザからの操作入力を受け付けるとともに、制御部31による情報処理の結果(画面)を表示装置に表示させる。
【0049】
画像形成部35は、印刷対象の媒体(例えば紙媒体)に、制御部により指定された画像データに基づく画像を形成する。
【0050】
スキャン部36は、光学系及び受光素子を備え、スキャン対象の媒体(例えば紙媒体)の画像データを取り込む。
【0051】
[3.シーケンスの説明]
次に、情報処理システム1において実行される処理の具体例について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理システム1は、以下のフローに用いられる、すなわち、(1)まず教員が講義の記入用紙(例えば出席票や回答用紙)を印刷し、印刷した記入用紙を講義時に学生に配布し、(2)学生が配布された記入用紙に記入(例えば学籍番号(ID)等)して、記入後の記入用紙を教員に提出し、(3)教員が学生から提出された記入用紙に対して必要に応じて追記した後に、(4)それらの記入用紙をまとめて画像形成装置30にスキャンさせて、スキャン内容に基づき得られた記入用紙の内容を教育情報管理サーバ20に登録する。以下に説明するシーケンスは、特に(4)の際に、教員の選択ミスにより誤った情報が教育情報管理サーバ20に登録されることを回避させるための処理に関するものである。
【0052】
[印刷処理]
まず、図6に示されたシーケンス図を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1で実行される記入用紙の印刷処理(上記の(1)の印刷処理に対応)の一例について説明する。
【0053】
図6に示されるように、ユーザ(管理者又は教員)により操作されるパーソナルコンピュータ50が、ユーザから操作(記入用紙(例えば出席票)のダウンロード要求)を受け付け(S101)、受け付けた操作に基づいて教育情報管理サーバ20に対して記入用紙のデータを要求する(S102)。
【0054】
教育情報管理サーバ20は、記憶している記入用紙のフォームデータ(例えば、出席票であれば学籍番号の桁数ごとのフォームデータを保持していてもよい)の中から、パーソナルコンピュータ50からの要求に係る記入用紙のフォームデータを選択し、選択した記入用紙のフォームデータをパーソナルコンピュータ50に送信する(S103)。
【0055】
パーソナルコンピュータ50では、教育情報管理サーバ20から受信した記入用紙のフォームデータを必要に応じて編集した後に、記入用紙を指定部数印刷する印刷指示を画像形成装置30に対して送信する(S104)。
【0056】
画像形成装置30は、パーソナルコンピュータ50から受信した印刷指示に基づいて、記入用紙を指定部数印刷する(S105)。
【0057】
本実施形態では、印刷される記入用紙には、特定の教員の情報を形成しないようにしているため、特定の教員専用ではなく、1以上の任意の教員が共有して使用可能である。
【0058】
[3−1(1).第1の実施例(1)]
次に、図7乃至図11を参照しながら、情報処理システム1において実行される第1の実施例に係る処理、すなわち、ユーザID(学籍番号)が記入された記入用紙に基づき教育情報管理サーバ20に情報を登録する際に実行される処理の詳細について説明する。
【0059】
図7に示されるように、画像形成装置30は、操作パネル34を介してユーザ(例えば教員)から操作(例えば、登録開始操作)を受け付ける(S201)。画像形成装置30は、受け付けた操作に基づいて、教育情報管理サーバ20に対して教員リストの転送を要求する(S202)。教員リストの転送要求においては、検索条件(例えば所属等)が指定されていてもよい。
【0060】
教育情報管理サーバ20は、画像形成装置30から教員リストの転送要求を受け付けると、ユーザ情報管理テーブルの中から該当する教員を検索し、検索した教員のリストを生成して、生成した教員のリストを画像形成装置30に送信する(S203)。例えば、教育情報管理サーバ20は、画像形成装置30から受け付けた転送要求に検索条件(例えば所属)が指定されている場合には、ユーザ情報管理テーブルにおいて、属性が「教員」であり、かつ指定された所属を含むレコードを検索し、また、検索条件が指定されていない場合には、ユーザ情報管理テーブルにおいて、属性が「教員」であるレコードを検索し、検索したレコードに含まれるユーザIDを含むリストを生成することとしてよい。この際に、リストに含まれるユーザIDは、予め定められた基準(例えばユーザIDが小さい順(又は大きい順)、名前の五十音順等)に基づいて並べることとしてよい。
【0061】
画像形成装置30は、教育情報管理サーバ20から受信した教員のリストが選択可能に表示される教員選択画面を操作パネル34に表示し(S204)、表示した教員選択画面に対するユーザからの教員選択操作を受け付けて(S205)、教員のリストの中から対象の教員を選択する。
【0062】
画像形成装置30は、対象の教員を選択した後に、操作パネル34を介してユーザからスキャン指示を受け付けると(S206)、複数の記入用紙を順次スキャンして(S207)、複数の記入用紙のそれぞれのスキャンデータを得る。
【0063】
画像形成装置30は、S205で選択された対象の教員のユーザID(教員ID)と、S207で得られた記入用紙のスキャンデータとを情報管理支援サーバ10に送信する(S208)。
【0064】
情報管理支援サーバ10は、画像形成装置30から受け付けた記入用紙のそれぞれのスキャンデータ(画像)に対して文字認識処理を実行し、記入用紙のそれぞれのスキャンデータに含まれる学生のユーザID(学生ID(学籍番号))を取得する(S209)。情報管理支援サーバ10は、スキャンデータにおける予め定められた領域に記入された文字列を学生ID(学籍番号)として得ることとしてよい。なお、本実施例においては、S209でN(Nは自然数)個の学生IDが取得されたこととし、それぞれの学生IDをS〜Sと表記する。
【0065】
情報管理支援サーバ10は、画像形成装置30から受け付けた教員ID(教員のユーザID)に紐付く講義データの転送を教育情報管理サーバ20に対して要求する(S211)。
【0066】
教育情報管理サーバ20は、情報管理支援サーバ10から講義データの転送要求を受け付けると、受け付けた転送要求で指定された教員ID(教員のユーザID)に基づいて、講義情報管理テーブルの中から該当する講義データを検索して、検索された講義データを情報管理支援サーバ10に送信する(S212)。例えば、教育情報管理サーバ20は、講義情報管理テーブルの中から情報管理支援サーバ10から指定された教員ID(教員のユーザID)を含むレコードを検索し、検索された各レコードを講義データとして得る。なお、本実施例においては、S212でM(Mは自然数)個の講義が検索されたこととし、各講義データをK〜Kと表記する。
【0067】
情報管理支援サーバ10は、S205で選択された対象の教員のユーザID(教員ID)と、S210で取得された学生のユーザID(学生ID)と、教育情報管理サーバ20から受信した講義データとに基づいて、S205で選択された対象の教員のユーザIDに誤りがあるか否かを判定する誤選択判定処理を実行する(S213)。
【0068】
[誤選択判定処理]
ここで、図8に示されるフロー図を参照しながら、S213の誤選択判定処理の詳細について説明する。
【0069】
図8に示されるように、情報管理支援サーバ10は、選択された教員IDに紐付く講義データ(K〜K)を取得し(S301)、変数iを1に初期化(S302)した上で、以下の処理S303に進む。
【0070】
情報管理支援サーバ10は、講義データKの履修者と、S210で取得された学生のユーザIDとの一致数Cを計数し(S303)、変数iがMに達していない場合には(S304:N)、iをインクリメント(1加算)して(S305)、S303に戻り、変数iがMに達している場合には(S304:Y)、それまでに計数されたC〜Cの中から最大値Cmaxを選択する(S306)。
【0071】
次に、情報管理支援サーバ10は、選択した最大値CmaxをS210で取得した学生のユーザIDの総数Nで除して一致率r(=Cmax/N)を算出する(S307)。
【0072】
そして、情報管理支援サーバ10は、上記算出した一致率rが閾値A以上である場合には(S308:Y)、教員選択画面による教員の選択が誤選択ではないと判定し(S309)、上記算出した一致率rが閾値A未満である場合には(S308:N)、教員選択画面による教員の選択が誤選択であると判定して(S310)、リターンする。
【0073】
[3−1(2).第1の実施例(2)]
ここで、図7に示したシーケンス図に戻り、説明を続ける。図7に示されるように、S213の誤選択判定処理を終えると、情報管理支援サーバ10は、誤選択判定処理の結果、誤選択がないと判定された場合には(S214:N)、図9に示すシーケンス図(登録処理A)のS401に進み、誤選択があると判定された場合には(S214:Y)、図10に示すシーケンス図(登録処理B)のS501に進む。
【0074】
[登録処理(A)]
まず、図9に示すシーケンス図を参照しながら、図7の誤選択判定処理(S213)の結果、誤選択がないと判定された場合(S214:N)に実行される登録処理の一例を説明する。
【0075】
図9に示されるように、誤選択がない場合には、情報管理支援サーバ10は、S208で受信したスキャンデータの取得日時を特定する(S401)。
【0076】
次に、情報管理支援サーバ10は、S306で選択された最大値Cmaxに対応する講義データ(Kとする)と、該講義データKにおける講義回の日程のうち、S401で特定した取得日時より前に行われた講義回の日程であって、スキャンデータの取得日時に最も近い日程に対応する課題を、登録対象に決定する(S402)。なお、情報管理支援サーバ10は、スキャンデータの中に講義回、課題、課題の日時が含まれている場合には、スキャンデータから取得した講義回、課題、課題の日時の情報に基づいて、課題を決定することとしてもよい。
【0077】
情報管理支援サーバ10は、S209で文字認識されたユーザID(学生ID)ごとに、S402で登録対象に決定した講義、課題に対して、該ユーザIDが含まれているスキャンデータから得られた情報又はスキャンデータの少なくとも1つ(以下登録データ)を登録するように教育情報管理サーバ20に要求する(S403)。例えば、情報管理支援サーバ10は、S209で文字認識されたユーザIDであって、S402で決定した講義・課題の履修者に含まれるユーザIDについては、上記のデータ登録を要求し、S209で文字認識されたユーザIDであって、S402で決定した講義・課題の履修者に含まれないユーザIDについては、上記のデータ登録を要求しないこととしてよい。
【0078】
教育情報管理サーバ20は、情報管理支援サーバ10から受け付けたデータ登録要求に応じて、要求に係るユーザIDごとに、講義、課題、対応するユーザIDの登録データをそれぞれ登録し(S404)、その後、情報管理支援サーバ10に登録完了を通知する(S405)。例えば、登録完了の通知には、登録内容を確認するための画面へのリンク情報を含むこととしてよい。例えば、登録内容を確認するための画面では、教員のユーザID、スキャンデータから得られたユーザIDのリスト、特定した講義及び課題、ユーザIDごとの登録データ及びスキャンデータ、スキャンデータから得られたユーザIDのうち登録が行われたユーザIDのリスト(登録成功者リスト)と登録が行われなかったユーザIDのリスト(登録失敗者リスト)等が表示されることとしてよい。
【0079】
情報管理支援サーバ10は、登録完了の通知を受けると、登録に係る教員のユーザIDのメールアドレスを教育情報管理サーバ20に要求する(S406)。
【0080】
教育情報管理サーバ20は、情報管理支援サーバ10からの要求に係る教員のユーザIDに関連付けられたメールアドレスをユーザ情報管理テーブルから取得し、取得したメールアドレスを情報管理支援サーバ10に送信する(S407)。
【0081】
情報管理支援サーバ10は、登録完了通知に基づいて登録完了通知メールを作成し(S408)、教育情報管理サーバ20から受信したメールアドレスを宛先としてメールサーバ40に登録完了通知メールを送信する(S409)。例えば、登録完了通知メールには、登録内容を確認するための画面へのリンク情報、登録内容の集計情報、登録内容の一覧等が含まれることとしてよい。
【0082】
情報管理支援サーバ10は、メールサーバ40から登録完了通知メールの送信完了の通知を受けると(S410)、データの登録処理を終了する。
【0083】
また、情報管理支援サーバ10は、スキャンデータから得られたそれぞれユーザIDのメールアドレスを教育情報管理サーバ20から取得し、それぞれのユーザIDのメールアドレスに向けて、それぞれのユーザIDについて登録したデータを通知する通知メールを送信するようにしてもよい。
【0084】
[登録処理(B)]
次に、図10に示すシーケンス図を参照しながら、図7の誤選択判定処理(S213)の結果、誤選択があると判定された場合(S214:Y)に実行される登録処理の一例を説明する。
【0085】
図10に示されるように、誤選択があった場合には、情報管理支援サーバ10は、S208で受信したスキャンデータの登録を中断し(S501)、登録対象を推定する登録対象推定処理を実行する(S502)。
【0086】
[登録対象推定処理]
ここで、図11に示されるフロー図を参照しながら、S502の登録対象推定処理の詳細について説明する。
【0087】
図11に示されるように、情報管理支援サーバ10は、1以上の登録候補の教員のユーザID(教員ID)を選択する(S601)。例えば、情報管理支援サーバ10は、ユーザ情報管理テーブルに記憶される属性が「教員」である全てのユーザIDを登録候補に選択することとしてもよいし、S205で選択された対象の教員と教員選択画面において表示された位置が近い(例えば、対象の教員から隣接してP(Pは1以上の整数であり、例えば1又は2としてよい)番目までに表示されていた)教員のユーザIDを登録候補に選択することとしてもよい。
【0088】
次に、情報管理支援サーバ10は、S601で選択した登録候補の教員のユーザIDに紐付く講義データを、教育情報管理サーバ20から取得する(S602)。なお、本実施例においては、S602でL(Lは自然数)個の講義が検索されたこととし、各講義データをK〜Kと表記する。
【0089】
情報管理支援サーバ10は、変数iを1に初期化して(S603)、講義データKの履修者と、S210で取得された学生のユーザIDとの一致数Cを計数し(S604)、変数iがLに達していない場合には(S605:N)、iをインクリメント(1加算)して(S606)、S604に戻り、変数iがLに達している場合には(S605:Y)、それまでに計数されたC〜Cの中から最大値Cmaxを選択する(S607)。
【0090】
次に、情報管理支援サーバ10は、選択した最大値CmaxをS210で取得した学生のユーザIDの総数Nで除して一致率r(=Cmax/N)を算出する(S608)。
【0091】
そして、情報管理支援サーバ10は、S608で算出した一致率rが閾値B(閾値Aと一致しても異なってもよい)以上である場合には(S609:Y)、Cmaxに対応する講義データ(Kとする)と、講義データKの教員の情報(教員のユーザID)を登録対象に決定して(S610)、リターンする。また、情報管理支援サーバ10は、S608で算出した一致率rが閾値B未満である場合には(S609:N)、登録対象がないと判断して(S611)、リターンする。
【0092】
[3−1(3).第1の実施例(3)]
ここで、図10に示したシーケンス図に戻り、説明を続ける。
【0093】
図10に示されるように、S502の登録対象推定処理を終えると、情報管理支援サーバ10は、登録対象推定処理の結果、登録対象がないと判定された場合には(S503:N)、エラーメールを作成して(S504)、作成したエラーメールを予め定められたアドレスを宛先としてメールサーバ40に送信して(S505)、処理を終了する。例えば、情報管理支援サーバ10は、エラーメールを、管理者のアドレスに向けて送信することとしてもよいし、全教員を宛先とするメーリングリストに向けて送信することとしてもよい。
【0094】
また、情報管理支援サーバ10は、登録対象推定処理の結果、登録対象があると判定された場合には(S503:Y)、登録対象推定処理の結果、登録対象とされた教員(ユーザID)のメールアドレスを教育情報管理サーバ20に要求する(S506)。
【0095】
教育情報管理サーバ20は、情報管理支援サーバ10からの要求に係る教員(ユーザID)に関連付けられたメールアドレスをユーザ情報管理テーブルから取得し、取得したメールアドレスを情報管理支援サーバ10に送信する(S507)。
【0096】
情報管理支援サーバ10は、S502で登録対象とされた講義データ(Kとする)と、該講義データKにおける講義回の日程のうち、S208で取得したスキャンデータの取得日時より前に行われた講義回の日程であって、スキャンデータの取得日時に最も近い日程に対応する課題を、登録対象に決定する(S508)。なお、情報管理支援サーバ10は、スキャンデータの中に講義回、課題、課題の日時が含まれている場合には、スキャンデータから取得した講義回、課題、課題の日時の情報に基づいて、課題を決定することとしてもよい。
【0097】
情報管理支援サーバ10は、S508で決定した登録対象の講義・課題の情報での登録を実行するか否かを確認する確認メールを作成し(S509)、作成した確認メールを登録対象の教員のメールアドレスを宛先としてメールサーバ40に送信する(S510)。例えば、確認メールには、入力された教員の情報に誤りがあった旨に加えて、登録対象の講義・課題の情報と、登録を実行する場合に押下される情報管理支援サーバ10へのリンク情報(登録指示リンク)を含むこととしてよく、登録指示リンクには、登録対象である教員、学生、スキャンデータ、スキャンデータから得られたデータを含む登録対象データ群を識別する識別子を含むこととしてよい。例えば、パーソナルコンピュータ50が確認メールを受信後に、確認メールに含まれる登録指示リンクが押下されると、パーソナルコンピュータ50は登録指示リンクに基づいて情報管理支援サーバ10にアクセスする。これにより、情報管理支援サーバ10は、登録対象データ群への登録確認の応答があったことを確認する。
【0098】
情報管理支援サーバ10は、送信した確認メールに対して確認応答がない場合には(S511:N)、待機し、確認応答があった場合には(S511:Y)、S512の処理に進む。
【0099】
すなわち、情報管理支援サーバ10は、S209で文字認識されたユーザID(学生ID)ごとに、S508で登録対象に決定した講義、課題に対して、該ユーザIDが含まれているスキャンデータから得られた情報又はスキャンデータの少なくとも1つ(以下登録データ)を登録するように教育情報管理サーバ20に要求する(S512)。例えば、情報管理支援サーバ10は、S209で文字認識されたユーザIDであって、S508で決定した講義・課題の履修者に含まれるユーザIDについては、上記のデータ登録を要求し、S209で文字認識されたユーザIDであって、S508で決定した講義・課題の履修者に含まれないユーザIDについては、上記のデータ登録を要求しないこととしてよい。
【0100】
教育情報管理サーバ20は、情報管理支援サーバ10から受け付けたデータ登録要求に応じて、要求に係るユーザIDごとに、講義、課題、対応するユーザIDの登録データをそれぞれ登録し(S513)、その後、情報管理支援サーバ10に登録完了を通知する(S514)。例えば、登録完了の通知には、登録内容を確認するための画面へのリンク情報を含むこととしてよい。例えば、登録内容を確認するための画面では、教員のユーザID、スキャンデータから得られたユーザIDのリスト、特定した講義及び課題、ユーザIDごとの登録データ及びスキャンデータ、スキャンデータから得られたユーザIDのうち登録が行われたユーザIDのリスト(登録成功者リスト)と登録が行われなかったユーザIDのリスト(登録失敗者リスト)等が表示されることとしてよい。
【0101】
情報管理支援サーバ10は、登録完了の通知を受けると、登録完了通知に基づいて登録完了通知メールを作成し(S515)、登録対象の教員のメールアドレスを宛先としてメールサーバ40に登録完了通知メールを送信する(S516)。例えば、登録完了通知メールには、登録内容を確認するための画面へのリンク情報、登録内容の集計情報、登録内容の一覧等が含まれることとしてよい。
【0102】
情報管理支援サーバ10は、メールサーバ40から登録完了通知メールの送信完了の通知を受けると(S517)、データの登録処理を終了する。
【0103】
また、情報管理支援サーバ10は、スキャンデータから得られたそれぞれユーザIDのメールアドレスを教育情報管理サーバ20から取得し、それぞれのユーザIDのメールアドレスに向けて、それぞれのユーザIDについて登録したデータを通知する通知メールを送信するようにしてもよい。
【0104】
以上が本実施形態の第1の実施例に係る処理の一連の流れである。なお、第1の実施例によれば、紙媒体の印刷後に、登録者の識別情報を指定してデータ登録を行うようにした場合において、登録者の識別情報の選択ミスにより誤ったデータ登録が実行されてしまうことを回避するとともに、登録者の識別情報の選択ミスが起こったときでも、本来登録者が選択しようとしたデータを推定し、推定したデータに基づいてデータ登録を行うことができる。これにより、第1の実施例の処理を採用しない場合に比較して、登録者の再登録操作の手間を省略することができる。
【0105】
[3−2.第2の実施例]
次に、図12に示されたシーケンス図を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1において実行される第2の実施例に係る処理について説明する。
【0106】
図12に示されるように、画像形成装置30は、操作パネル34を介してユーザ(例えば教員)から操作(例えば、登録開始操作)を受け付ける(S701)。画像形成装置30は、受け付けた操作に基づいて、教育情報管理サーバ20に対して教員リストの転送を要求する(S702)。教員リストの転送要求においては、検索条件(例えば所属等)が指定されていてもよい。
【0107】
教育情報管理サーバ20は、画像形成装置30から教員リストの転送要求を受け付けると、ユーザ情報管理テーブルの中から該当する教員を検索し、検索した教員のリストを生成して、生成した教員のリストを画像形成装置30に送信する(S703)。例えば、教育情報管理サーバ20は、画像形成装置30から受け付けた転送要求に検索条件(例えば所属)が指定されている場合には、ユーザ情報管理テーブルにおいて、属性が「教員」であり、かつ指定された所属を含むレコードを検索し、また、検索条件が指定されていない場合には、ユーザ情報管理テーブルにおいて、属性が「教員」であるレコードを検索し、検索したレコードに含まれるユーザIDを含むリストを生成することとしてよい。この際に、リストに含まれるユーザIDは、予め定められた基準(例えばユーザIDが小さい順(又は大きい順)、名前の五十音順等)に基づいて並べることとしてよい。
【0108】
画像形成装置30は、教育情報管理サーバ20から受信した教員のリストが選択可能に表示される教員選択画面を操作パネル34に表示し(S704)、表示した教員選択画面に対するユーザからの教員選択操作を受け付けて(S705)、教員のリストの中から対象の教員を選択する。
【0109】
画像形成装置30は、対象の教員を選択した後に、操作パネル34を介してユーザからスキャン指示を受け付けると(S706)、複数の記入用紙を順次スキャンして(S707)、複数の記入用紙のそれぞれのスキャンデータを得る。
【0110】
画像形成装置30は、S705で選択された対象の教員のユーザID(教員ID)と、S707で得られた記入用紙のスキャンデータとを情報管理支援サーバ10に送信する(S708)。
【0111】
情報管理支援サーバ10は、画像形成装置30から受け付けた記入用紙のそれぞれのスキャンデータ(画像)に対して文字認識処理を実行し、記入用紙のそれぞれのスキャンデータに含まれる学生のユーザID(学生ID(学籍番号))を取得する(S709)。情報管理支援サーバ10は、スキャンデータにおける予め定められた領域に記入された文字列を学生ID(学籍番号)として得ることとしてよい。なお、本実施例においては、S709でN(Nは自然数)個の学生IDが取得されたこととし、それぞれの学生IDをS〜Sと表記する。
【0112】
情報管理支援サーバ10は、画像形成装置30から受け付けた教員ID(教員のユーザID)に紐付く講義データの転送を教育情報管理サーバ20に対して要求する(S711)。
【0113】
教育情報管理サーバ20は、情報管理支援サーバ10から講義データの転送要求を受け付けると、受け付けた転送要求で指定された教員ID(教員のユーザID)に基づいて、講義情報管理テーブルの中から該当する講義データを検索して、検索された講義データを情報管理支援サーバ10に送信する(S712)。例えば、教育情報管理サーバ20は、講義情報管理テーブルの中から情報管理支援サーバ10から指定された教員IDを含むレコードを検索し、検索された各レコードを講義データとして得る。なお、本実施例においては、S712でM(Mは自然数)個の講義が検索されたこととし、各講義データをK〜Kと表記する。
【0114】
情報管理支援サーバ10は、S705で選択された対象の教員のユーザID(教員ID)と、S710で取得された学生のユーザID(学生ID)と、教育情報管理サーバ20から受信した講義データとに基づいて、S205で選択された対象の教員のユーザIDに誤りがあるか否かを判定する誤選択判定処理を実行する(S713)。なお、誤選択判定処理の詳細は、図8に示されたフロー図の通りであるため説明を省略する。
【0115】
情報管理支援サーバ10は、S713の誤選択判定処理の結果、誤選択があると判定された場合には(S714:Y)、画像形成装置30に対して教員の選択エラーを通知するとともに、教員の再選択を要求する(S715)。
【0116】
画像形成装置30は、操作パネル34に教員の選択エラーの旨を表示するとともに(S716)、ユーザに登録者である教員の再選択を促して、S704に戻り、それ以降の処理を再度実行する。
【0117】
また、情報管理支援サーバ10は、S713の誤選択判定処理の結果、誤選択がないと判定された場合には(S714:N)、図9に示すシーケンス図(登録処理A)のS401に進む。S401以降の処理は、実施例1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0118】
以上の第2の実施例によれば、登録者が選択を誤ったと判断される場合には、登録者に再選択を促して、登録者に正しい情報の入力を促すことができる。
【0119】
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、教員選択画面の中から教員を選択することとしているが、ユーザが教員のIDを操作パネル34に入力することとしても構わない。
【0120】
また、上記の実施形態では、情報管理支援サーバ10が、誤選択判定処理(S213)を実行しているが、教育情報管理サーバ20が、スキャンデータに含まれる学生のIDと、教員のIDを情報管理支援サーバ10から取得して、誤選択判定処理を実行し、その結果を情報管理支援サーバ10に送信することとしてもよい。さらに、教育情報管理サーバ20が、情報管理支援サーバ10の代わりに、図10のS502〜S517の処理を実行するようにしてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12