(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記表示検出部により検出された現在かごが位置する階床を前記報知部から報知させる請求項2又は3に記載のエレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置。
前記制御部は、建物の各階床に関連付けられたコンテンツを予め記憶しており、前記検出部による検出結果に基づく階床に関連付けられているコンテンツを前記報知部から報知させる請求項2から6のいずれか1項に記載のエレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付の図面を参照して、エレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、エレベーターの構造の一例を示す模式図である。
【0011】
図1に示すように、エレベーター1は、昇降路2、巻上機3、ロープ4、かご5及び釣合おもり6を備えている。昇降路2は、例えば、図示しない建物の各階を貫くように形成されている。巻上機3は、例えば、図示しない機械室等に設けられている。ロープ4は、巻上機3に巻き掛けられている。かご5及び釣合おもり6は、ロープ4によって昇降路2内に吊り下げられている。かご5及び釣合おもり6は、巻上機3が駆動することにより昇降する。巻上機3は、図示しないエレベーター制御盤によって制御される。かご5内には、かご内操作盤7が設けられている。
【0012】
図2は、エレベーターのかご内操作盤の一例を示す模式図である。
図2は、かご5内からかごドア側を見た状態を示している。
【0013】
図2に示すように、かご内操作盤7は、例えば、かごドア付近の壁面に設けられている。かご内操作盤7は、戸開ボタン8、戸閉ボタン9、複数の行先階ボタン10及びインジケータ11を有している。かご内操作盤7は、例えば、図示しないスピーカーを有してもよい。
【0014】
戸開ボタン8、戸閉ボタン9及び行先階ボタン10は、例えば、ランプを内蔵している。行先階ボタン10が操作されると、例えば、当該行先階ボタン10に内蔵されたランプが点灯する。行先階ボタン10が示す階床にかご5が停止すると、例えば、当該行先階ボタン10に内蔵されたランプが消灯する。
【0015】
インジケータ11には、現在かご5が位置する階床が表示される。インジケータ11には、例えば、階床と併せてかご5の移動方向が表示されてもよい。かご5の移動方向は、例えば、上向き又は下向きの矢印で表される。
図2に示す例では、インジケータ11のうち上側の領域に、かご5が位置する階床及びかご5の移動方向が表示されている。以下、当該領域を「階床表示領域」とも呼ぶ。
【0016】
図3は、実施の形態1における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す正面図である。
図4は、実施の形態1における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す側面図である。
【0017】
外付け報知装置の筐体12は、かご内操作盤7に取り付けられる。筐体12は、例えば、かご内操作盤7に対して着脱可能に形成されている。筐体12は、インジケータ11のうち少なくとも階床表示領域を覆うように取り付けられる。
図3及び
図4は、インジケータ11全体を覆う状態で筐体12が取り付けられた場合を示している。なお、外付け報知装置は、かご内操作盤7及びエレベーター制御盤と通信する機能を有しない。
【0018】
外付け報知装置は、報知部13を備える。
図3に示すように、報知部13は、筐体12の表側に設けられている。報知部13は、階床報知部13a及びコンテンツ報知部13bを有する。報知部13は、少なくとも視覚情報を表示する機能を有する。報知部13は、例えば、液晶モニタ等である。階床報知部13aには、例えば、階床を示す情報及びかご5の移動方向を示す情報が表示される。コンテンツ報知部13bには、例えば、画像及び文字等の情報が表示される。なお、報知部13は、視覚情報を表示する機能に加えて、音声情報を放送する機能を有してもよい。
【0019】
図5は、実施の形態1における外付け報知装置の構成を模式的に示す側面図である。
【0020】
外付け報知装置は、検出部14及び制御部15を備える。
図5に示すように、検出部14は、筐体12の裏側に設けられている。検出部14は、筐体12がかご内操作盤7に取り付けられた状態で、インジケータ11の階床表示領域と対向する。制御部15は、例えば、筐体12の内部に設けられている。
【0021】
図6は、実施の形態1における外付け報知装置の構成図である。
【0022】
図6に示すように、検出部14は、表示検出部16を有する。制御部15は、記憶部17、現在階判定部18、コンテンツ選択部19及び報知制御部20を有する。制御部15は、検出部14及び報知部13と電気的に接続されている。
【0023】
表示検出部16は、インジケータ11の階床表示領域に表示される階床を検出する。表示検出部16は、例えば、階床表示領域に表示されるかご5の移動方向を階床と併せて検出してもよい。表示検出部16は、例えば、インジケータ11の階床表示領域を撮影するカメラである。表示検出部16は、例えば、インジケータ11の階床表示領域と対向する複数の光センサでもよい。
【0024】
記憶部17は、階床判定用データ及びコンテンツを予め記憶している。階床判定用データ及びコンテンツは、対応する階床ごとに記憶されている。階床判定用データとは、例えば、対応する階床にかご5が位置する時の階床表示領域の表示内容を示す画像等である。階床判定用データは、例えば、かご5の移動方向を表す矢印等を含んでもよい。コンテンツは、例えば、対応する階床に存在する店舗、施設及び設備等に関連する情報である。
【0025】
記憶部17の記憶内容は、例えば、図示しない保守用端末を用いて追加、変更及び削除可能である。保守用端末は、外付け報知装置と有線通信及び無線通信の少なくとも一方を行う機能を有する。保守用端末は、例えば、パソコン、タブレット端末又はスマートフォン等である。保守作業者は、例えば、保守用端末を操作することで階床判定用データ及びコンテンツの設定を行う。
【0026】
現在階判定部18は、表示検出部16の検出結果を階床判定用データと比較することで、現在かご5が位置する階床を判定する。現在階判定部18は、現在かご5が位置する階床と併せてかご5の移動方向を判定してもよい。
【0027】
コンテンツ選択部19は、現在階判定部18による判定結果に基づいて、記憶部17からコンテンツを選択する。コンテンツ選択部19は、例えば、現在かご5が位置すると判定された階床に関連付けられているコンテンツを選択する。
【0028】
報知制御部20は、報知部13から情報を報知させる。報知制御部20は、現在階判定部18により現在かご5が位置すると判定された階床を階床報知部13aから報知させる。報知制御部20は、現在かご5が位置する階床と併せてかご5の移動方向を階床報知部13aから報知させてもよい。報知制御部20は、コンテンツ選択部19により選択されたコンテンツをコンテンツ報知部13bから報知させる。
【0029】
報知制御部20は、階床及びコンテンツ以外の情報を報知部13から報知させてもよい。報知制御部20は、例えば、現在の日付、曜日及び時刻等を階床報知部13a及びコンテンツ報知部13bの少なくとも一方から報知させてもよい。
【0030】
かご5が昇降することで表示検出部16による検出結果が変化すると、現在階判定部18による判定結果が変化する。現在階判定部18による判定結果が変化すると、階床報知部13aから報知される階床が変化する。現在階判定部18による判定結果が変化すると、コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化する。コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化すると、コンテンツ報知部13bから報知されるコンテンツが変化する。つまり、実施の形態1において、報知制御部20は、表示検出部16により検出された現在かご5が位置する階床に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。
【0031】
図7は、実施の形態1における外付け報知装置の動作例を示すフローチャートである。
【0032】
外付け報知装置は、かご内操作盤7のインジケータ11から現在かご5が位置する階床を検出する(ステップS101)。外付け報知装置の動作は、インジケータ11から検出される階床が変化したか否かに応じて異なる(ステップS102)。インジケータ11から検出される階床が変化していない場合、外付け報知装置による報知内容は変化しない(ステップS103)。インジケータ11から検出される階床が変化した場合、外付け報知装置から報知される階床及びコンテンツが変化する(ステップS104)。ステップS103又はステップS104の後は、ステップS101の動作が行われる。
【0033】
実施の形態1において、外付け報知装置の筐体12は、かご内操作盤7のインジケータ11のうち現在かご5が位置する階床が表示される領域を覆う状態で、当該かご内操作盤7に対して取り付けられる。検出部14は、筐体12に設けられている。検出部14は、かご内操作盤7のインジケータ11に表示される階床を検出する表示検出部16を有する。制御部15は、表示検出部16により検出された現在かご5が位置する階床に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。このため、実施の形態1によれば、エレベーター制御盤との通信を行うことなく取得されたかごの現在階に基づいて報知内容が変化する。その結果、エレベーターの種類にかかわらず、階床に応じた情報をかご内に報知することができる。
【0034】
実施の形態1において、制御部15は、表示検出部16により検出された現在かご5が位置する階床を報知部13から報知させる。このため、実施の形態1によれば、外付け報知装置が設置されていない場合と同様に、かごの現在階をかご内に報知できる。
【0035】
実施の形態2.
以下、実施の形態1との相違点を中心に、エレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置の構成を説明する。実施の形態1と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
【0036】
図8は、実施の形態2における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す正面図である。
図9は、実施の形態2における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す側面図である。
【0037】
実施の形態2において、外付け報知装置の筐体12は、少なくともインジケータ11の階床表示領域及び行先階ボタン10を覆うように取り付けられる。
図8及び
図9は、かご内操作盤7全体を覆う状態で筐体12が取り付けられた場合を示している。
【0038】
実施の形態2において、筐体12の表側の面のうち行先階ボタン10に対応する部位は、それぞれの行先階ボタン10に対する操作を受け付けられる構造に形成されている。当該部位は、例えば、奥行き方向に移動可能に形成されてもよい。当該部位は、例えば、柔軟性を有する材料で形成されてもよい。当該部位には、例えば、開口が形成されてもよい。なお、戸開ボタン8及び戸閉ボタン9に対応する部位も同様に形成されてもよい。
【0039】
図10は、実施の形態2における外付け報知装置の構成図である。
【0040】
図10に示すように、実施の形態2において、検出部14は、表示検出部16及び操作検出部21を有する。制御部15は、記憶部17、現在階判定部18、コンテンツ選択部19、報知制御部20及び行先階判定部22を有する。
【0041】
操作検出部21は、行先階ボタン10のうち操作された行先階ボタン10を検出する。操作検出部21は、例えば、筐体12に設けられた圧力センサ又は光センサ等である。操作検出部21は、例えば、筐体12のうち行先階ボタン10の表面に重なる位置に設けられたフィルムセンサでもよい。操作検出部21は、フィルムセンサとして設けられた場合、行先階ボタン10が押される圧力を検出する。操作検出部21は、例えば、筐体12のうち行先階ボタン10に対応する開口の縁に設けられた光センサでもよい。操作検出部21は、光センサとして設けられた場合、行先階ボタン10に内蔵されたランプの点灯又は行先階ボタン10に触れた乗客の指を検出する。なお、操作検出部21は、戸開ボタン8及び戸閉ボタン9に対する操作も検出可能であってもよい。
【0042】
行先階判定部22は、操作検出部21による検出結果に基づいて、かご5の行先階を判定する。複数の行先階ボタン10が操作された場合、行先階判定部22は、当該複数の行先階ボタン10のそれぞれに対応する各階床を行先階であると判定する。
【0043】
コンテンツ選択部19は、現在階判定部18による判定結果及び行先階判定部22による判定結果に基づいて、記憶部17からコンテンツを選択する。コンテンツ選択部19は、例えば、現在かご5が位置すると判定された階床に関連付けられているコンテンツを選択する。コンテンツ選択部19は、例えば、行先階であると判定された階床に関連付けられているコンテンツを選択する。
【0044】
かご5が昇降することで表示検出部16による検出結果が変化すると、現在階判定部18による判定結果が変化する。現在階判定部18による判定結果が変化すると、階床報知部13aから報知される階床が変化する。現在階判定部18による判定結果が変化すると、コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化する。行先階ボタン10が操作されることで操作検出部21による検出結果が変化すると、行先階判定部22による判定結果が変化する。行先階判定部22による判定結果が変化すると、コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化する。コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化すると、コンテンツ報知部13bから報知されるコンテンツが変化する。つまり、実施の形態2において、報知制御部20は、表示検出部16により検出された現在かご5が位置する階床及び操作検出部21により検出された行先階ボタン10が示す階床に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。
【0045】
図11は、実施の形態2における外付け報知装置の動作例を示すフローチャートである。
【0046】
外付け報知装置は、かご内操作盤7のインジケータ11から現在かご5が位置する階床を検出する(ステップS201)。外付け報知装置の動作は、インジケータ11から検出される階床が変化したか否かに応じて異なる(ステップS202)。また、外付け報知装置の動作は、行先階ボタン10が操作されたか否かに応じて異なる(ステップS203)。インジケータ11から検出される階床が変化しておらず、且つ行先階ボタン10が操作されていない場合、外付け報知装置による報知内容は変化しない(ステップS204)。インジケータ11から検出される階床が変化した場合、外付け報知装置から報知される階床及びコンテンツが変化する(ステップS205)。インジケータ11から検出される階床が変化しておらず、且つ行先階ボタン10が操作された場合、外付け報知装置から報知されるコンテンツが変化する(ステップS206)。ステップS204、ステップS205又はステップS206の後は、ステップS201の動作が行われる。
【0047】
実施の形態2において、外付け報知装置の筐体12は、かご内操作盤7のインジケータ11のうち現在かご5が位置する階床が表示される領域及び行先階ボタン10を覆う状態で、当該かご内操作盤7に対して取り付けられる。検出部14は、筐体12に設けられている。検出部14は、かご内操作盤7のインジケータ11に表示される階床を検出する表示検出部16及び当該かご内操作盤7の行先階ボタン10のうち操作された行先階ボタン10を検出する操作検出部21を有する。制御部15は、表示検出部16により検出された現在かご5が位置する階床及び操作検出部21により検出された行先階ボタン10が示す階床の少なくとも一方に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。このため、実施の形態2によれば、エレベーター制御盤との通信を行うことなく取得されたかごの現在階及び行先階に基づいて報知内容が変化する。その結果、エレベーターの種類にかかわらず、階床に応じた情報をかご内に報知することができる。また、行先階に応じた情報を報知することで、エレベーターの乗客の利便性をより向上させることができる。
【0048】
実施の形態2において、制御部15は、表示検出部16により検出された現在かご5が位置する階床を報知部13から報知させる。このため、実施の形態2によれば、外付け報知装置が設置されていない場合と同様に、かごの現在階をかご内に報知できる。
【0049】
実施の形態3.
以下、実施の形態1及び2との相違点を中心に、エレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置の構成を説明する。実施の形態1又は2と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
【0050】
図12は、実施の形態3における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す正面図である。
図13は、実施の形態3における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す側面図である。
【0051】
実施の形態3において、外付け報知装置の筐体12は、インジケータ11の階床表示領域を覆わずに行先階ボタン10を覆う状態でかご内操作盤に対して取り付けられる。
図12及び
図13は、かご内操作盤7のうち階床表示領域以外を覆う状態で筐体12が取り付けられた場合を示している。
図12に示すように、報知部13は、コンテンツ報知部13bを有し、階床報知部13aを有しない。かご5の現在階は、インジケータ11によってかご5内に報知される。
【0052】
実施の形態3において、筐体12の表側の面のうち行先階ボタン10に対応する部位は、実施の形態2と同様に、それぞれの行先階ボタン10に対する操作を受け付けられる構造に形成されている。なお、戸開ボタン8及び戸閉ボタン9に対応する部位も同様に形成されてもよい。
【0053】
図14は、実施の形態3における外付け報知装置の構成図である。
【0054】
図14に示すように、実施の形態3において、検出部14は、操作検出部21を有し、表示検出部16を有しない。制御部15は、記憶部17、コンテンツ選択部19、報知制御部20及び行先階判定部22を有する。制御部15は、現在階判定部18を有しない。記憶部17は、コンテンツを予め記憶している。記憶部17は、階床判定用データを記憶していなくともよい。
【0055】
コンテンツ選択部19は、行先階判定部22による判定結果に基づいて、記憶部17からコンテンツを選択する。コンテンツ選択部19は、例えば、行先階であると判定された階床に関連付けられているコンテンツを選択する。
【0056】
行先階ボタン10が操作されることで操作検出部21による検出結果が変化すると、行先階判定部22による判定結果が変化する。行先階判定部22による判定結果が変化すると、コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化する。コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化すると、コンテンツ報知部13bから報知されるコンテンツが変化する。つまり、実施の形態3において、報知制御部20は、操作検出部21により検出された行先階ボタン10が示す階床に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。
【0057】
図15は、実施の形態3における外付け報知装置の動作例を示すフローチャートである。
【0058】
外付け報知装置の動作は、行先階ボタン10が操作されたか否かに応じて異なる(ステップS301)。行先階ボタン10が操作されていない場合、外付け報知装置による報知内容は変化しない(ステップS302)。行先階ボタン10が操作された場合、外付け報知装置から報知されるコンテンツが変化する(ステップS303)。ステップS302又はステップS303の後は、ステップS301の動作が行われる。
【0059】
実施の形態3において、外付け報知装置の筐体12は、かご内操作盤7のインジケータ11のうち現在かご5が位置する階床が表示される領域を覆わずに行先階ボタン10を覆う状態で、当該かご内操作盤7に対して取り付けられる。検出部14は、筐体12に設けられている。検出部14は、かご内操作盤7の行先階ボタン10のうち操作された行先階ボタン10を検出する操作検出部21を有する。制御部15は、操作検出部21により検出された行先階ボタン10が示す階床に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。このため、実施の形態3によれば、エレベーター制御盤との通信を行うことなく取得されたかごの行先階に基づいて報知内容が変化する。その結果、エレベーターの種類にかかわらず、階床に応じた情報をかご内に報知することができる。また、階床報知部13a、表示検出部16及び現在階判定部18が設けられていないため、より簡単な構成で外付け報知装置を実現できる。
【0060】
実施の形態4.
以下、実施の形態1、2及び3との相違点を中心に、エレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置の構成を説明する。実施の形態1、2又は3と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
【0061】
図16は、実施の形態4における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す正面図である。
図17は、実施の形態4における外付け報知装置をかご内操作盤に取り付けた状態を示す側面図である。
【0062】
実施の形態4において、外付け報知装置の筐体12は、インジケータ11の階床表示領域及び行先階ボタン10を覆わない状態でかご内操作盤に対して取り付けられる。
図16及び
図17は、インジケータ11のうち階床表示領域以外の部分のみを覆う状態で筐体12が取り付けられた場合を示している。
図16に示すように、報知部13は、コンテンツ報知部13bを有し、階床報知部13aを有しない。かご5の現在階は、インジケータ11によってかご5内に報知される。
【0063】
実施の形態4において、検出部14は、筐体12に設けられていない。
図17に示すように、検出部14としては、例えば、かご5の天井又は内壁等に設置された外部カメラが用いられる。外部カメラは、かご内操作盤7を撮影範囲に含むように位置及び向きが設定されている。外部カメラは、外付け報知装置と有線通信及び無線通信の少なくとも一方を行う機能を有する。
【0064】
図18は、実施の形態4における外付け報知装置の構成図である。
【0065】
図18に示すように、実施の形態4において、検出部14は、表示検出部16及び操作検出部21を有する。つまり、外部カメラは、表示検出部16及び操作検出部21の少なくとも一方として働く。制御部15は、記憶部17、現在階判定部18、コンテンツ選択部19、報知制御部20及び行先階判定部22を有する。
【0066】
外部カメラは、インジケータ11の階床表示領域に表示される階床を検出する。表示検出部16は、例えば、階床表示領域に表示されるかご5の移動方向を階床と併せて検出してもよい。外部カメラは、行先階ボタン10のうち操作された行先階ボタン10を検出する。
【0067】
かご5が昇降することで外部カメラによる検出結果が変化すると、現在階判定部18による判定結果が変化する。現在階判定部18による判定結果が変化すると、階床報知部13aから報知される階床が変化する。現在階判定部18による判定結果が変化すると、コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化する。行先階ボタン10が操作されることで外部カメラによる検出結果が変化すると、行先階判定部22による判定結果が変化する。行先階判定部22による判定結果が変化すると、コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化する。コンテンツ選択部19により選択されるコンテンツが変化すると、コンテンツ報知部13bから報知されるコンテンツが変化する。つまり、実施の形態4において、報知制御部20は、外部カメラにより検出された現在かご5が位置する階床及び外部カメラにより検出された行先階ボタン10が示す階床に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。
【0068】
図19は、実施の形態4における外付け報知装置の動作例を示すフローチャートである。
【0069】
外部カメラは、かご内操作盤7のインジケータ11から現在かご5が位置する階床を検出する(ステップS401)。外付け報知装置の動作は、インジケータ11から検出される階床が変化したか否かに応じて異なる(ステップS402)。また、外付け報知装置の動作は、行先階ボタン10が操作されたか否かに応じて異なる(ステップS403)。インジケータ11から検出される階床が変化しておらず、且つ行先階ボタン10が操作されていない場合、外付け報知装置による報知内容は変化しない(ステップS404)。インジケータ11から検出される階床が変化した場合、外付け報知装置から報知されるコンテンツが変化する(ステップS405)。また、行先階ボタン10が操作された場合、外付け報知装置から報知されるコンテンツが変化する(ステップS405)。ステップS404又はステップS405の後は、ステップS401の動作が行われる。
【0070】
実施の形態4において、外付け報知装置の筐体12は、かご内操作盤7のインジケータ11のうち現在かご5が位置する階床が表示される領域及び行先階ボタン10を覆わない状態で、当該かご内操作盤7に対して取り付けられる。検出部14は、かご内操作盤7を撮影可能な位置に設けられた外部カメラである。外部カメラは、当該かご内操作盤7のインジケータ11に表示される階床及び当該かご内操作盤7の行先階ボタン10のうち操作された行先階ボタン10の少なくとも一方を検出する。制御部15は、外部カメラにより検出された現在かご5が位置する階床及び外部カメラにより検出された行先階ボタン10が示す階床の少なくとも一方に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。このため、実施の形態4によれば、エレベーター制御盤との通信を行うことなく取得されたかごの現在階及び行先階に基づいて報知内容が変化する。その結果、エレベーターの種類にかかわらず、階床に応じた情報をかご内に報知することができる。また、筐体12がインジケータ11の階床表示領域及び行先階ボタン10を覆わないため、外付け報知装置をより小型化できる。
【0071】
実施の形態1から4において、筐体12は、エレベーターのかご内操作盤7に対して取り付けられる。報知部13は、筐体12に設けられ、情報を報知する。制御部15は、かご内操作盤7の外観及び当該かご内操作盤7に対する物理的な操作の少なくとも一方から検出部14により検出された階床を示す情報に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる。このため、実施の形態1から4によれば、階床に応じた情報をかご内に報知する機能を既設のエレベーターに対して容易に付加することが可能となる。
【0072】
実施の形態1から4において、制御部15は、建物の各階床に関連付けられたコンテンツを予め記憶している。制御部15は、検出部14による検出結果に基づく階床に関連付けられているコンテンツを報知部13から報知させる。このため、実施の形態1から4によれば、かご内の乗客にとって有用な情報を選択的に報知できる。その結果、エレベーターの乗客の利便性を向上させることができる。
【0073】
実施の形態1から4において、コンテンツ選択部19は、同時に複数のコンテンツを選択してもよい。報知制御部20は、コンテンツ選択部19により選択された複数のコンテンツを交互に又は順番にコンテンツ報知部13bから報知させてもよい。この場合、例えば、異なる階へ向かう複数の乗客が同じかごに乗り合わせたとしても、当該かご内の全ての乗客の利便性を向上させることができる。
【0074】
実施の形態1,2及び4において、コンテンツ選択部19は、現在かご5が位置すると判定された階床とは異なる階床に関連付けられているコンテンツを選択してもよい。コンテンツ選択部19は、例えば、かご5の移動方向において、現在かご5が位置すると判定された階床の次の階床に関連付けられているコンテンツを選択してもよい。コンテンツ選択部19は、例えば、建物の出入口又は連絡通路等が存在する階床を案内するコンテンツを選択してもよい。これらの場合、エレベーターの乗客の利便性をより向上させることができる。
【0075】
実施の形態2から4において、報知制御部20は、例えば、かご5が応答済みである行先階に関連付けられているコンテンツの報知を終了させる。報知制御部20は、例えば、操作検出部21によってランプの点灯が検出されなくなった行先階ボタン10が示す階床に関連付けられているコンテンツの報知を終了させてもよい。報知制御部20は、例えば、操作検出部21によって検出されてから一定時間が経過した行先階ボタン10が示す階床に関連付けられているコンテンツの報知を終了させてもよい。これにより、不必要な報知が行われることを防止できる。
【0076】
実施の形態1から4において、外付け報知装置は、かご5の移動を検出する加速度センサを備えてもよい。この場合、報知制御部20は、加速度センサによる検出結果に基づいて動作してもよい。報知制御部20は、例えば、かご5が停止している間だけコンテンツ報知部13bからコンテンツを報知させてもよい。報知制御部20は、例えば、かご5が移動している間だけコンテンツ報知部13bからコンテンツを報知させてもよい。これにより、かご内にコンテンツを報知するタイミングをより詳細に設定することができる。
【0077】
実施の形態1から4において、外付け報知装置は、省電力モードで動作する機能を有してもよい。外付け報知装置の省電力モードとは、例えば、報知部13による視覚情報の表示を停止して待機する動作モード等である。制御部15は、例えば、かご5の移動方向を表す矢印がインジケータ11から表示検出部16により検出されない状態が一定時間継続した場合、外付け報知装置を省電力モードに切り替える。つまり、制御部15は、乗場呼びが一定時間発生していない場合に、外付け報知装置を省電力モードに切り替える。制御部15は、例えば、かご5の移動方向を表す矢印がインジケータ11から表示検出部16により検出された場合、外付け報知装置を省電力モードから復帰させる。また、例えば、検出部14でかご5の照明の点灯及び消灯を検出可能であれば、制御部15は、かご5の照明が点灯した際に外付け報知装置を省電力モードから復帰させてもよい。つまり、制御部15は、乗場呼びが発生した場合に、外付け報知装置を省電力モードから復帰させる。これにより、外付け報知装置の製品寿命を延ばすことができる。
【0078】
図20は、外付け報知装置のハードウェア構成図である。
【0079】
外付け報知装置の制御部15における記憶部17、現在階判定部18、コンテンツ選択部19、報知制御部20及び行先階判定部22の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。
図20は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51及びメモリ52を備えている場合の例を示している。
【0080】
処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
【0081】
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51及び少なくとも1つのメモリ52を備える場合、記憶部17、現在階判定部18、コンテンツ選択部19、報知制御部20及び行先階判定部22の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPとも呼ぶ。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
【0082】
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、制御部15の各機能を実現することができる。
エレベーターの種類にかかわらず、階床に応じた情報をかご内に報知することができるエレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置を提供する。本発明に係るエレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置は、エレベーターのかご内操作盤7に対して取り付けられる筐体12と、筐体12に設けられ、情報を報知する報知部13と、筐体12に設けられ、かご内操作盤7の外観及び当該かご内操作盤7に対する操作の少なくとも一方から検出部14により検出された階床を示す情報に基づいて、報知部13から報知される情報を変化させる制御部15と、を備える。