特許第6233571号(P6233571)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6233571無線フィールド機器および無線フィールド機器におけるパラメータ設定方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6233571
(24)【登録日】2017年11月2日
(45)【発行日】2017年11月22日
(54)【発明の名称】無線フィールド機器および無線フィールド機器におけるパラメータ設定方法
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20171113BHJP
   G05B 19/05 20060101ALI20171113BHJP
【FI】
   H04Q9/00 311P
   H04Q9/00 311H
   G05B19/05 Z
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-212894(P2013-212894)
(22)【出願日】2013年10月10日
(65)【公開番号】特開2015-76793(P2015-76793A)
(43)【公開日】2015年4月20日
【審査請求日】2016年4月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】高橋 洋海
【審査官】 永田 義仁
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−258865(JP,A)
【文献】 特開2012−038145(JP,A)
【文献】 特開2011−118802(JP,A)
【文献】 特開2001−202585(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/04−19/05
G08C 13/00−25/04
H03J 9/00− 9/06
H04Q 9/00− 9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線フィールド機器であって、
第1磁気センサと、
第2磁気センサと、
表示装置と、
前記第1磁気センサの検出結果に基づいて、前記表示装置にパラメータの選択データを表示させ、前記第2磁気センサの検出結果に基づいて、前記表示装置に表示されている選択データを設定することで、無線ネットワークに新たに参加するためのプロビジョニングで設定するパラメータの設定処理を行なう設定部と、
を備えることを特徴とする無線フィールド機器。
【請求項2】
前記パラメータは、新たに参加する前記無線ネットワークのネットワークIDを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線フィールド機器。
【請求項3】
前記設定部は、前記第1磁気センサの検出結果に基づいて、前記ネットワークIDの選択データを前記表示装置に表示させ、前記第2磁気センサの検出結果に基づいて、表示されている前記選択データを前記ネットワークIDとして設定することを特徴とする請求項2に記載の無線フィールド機器。
【請求項4】
前記パラメータは、無線フィールド機器を識別するためのタグ名を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線フィールド機器。
【請求項5】
前記設定部は、
前記第1磁気センサの検出結果と、前記第2磁気センサの検出結果とに基づいて、当該無線フィールド機器を、消費電力を少なくするパワーオフ状態に移行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線フィールド機器。
【請求項6】
第1磁気センサと第2磁気センサと表示装置とを備えた無線フィールド機器におけるパラメータ設定方法であって、
前記第1磁気センサの検出結果に基づいて、前記表示装置にパラメータの選択データを表示させ、前記第2磁気センサの検出結果に基づいて、前記表示装置に表示されている選択データを設定することで、無線ネットワークに新たに参加するためのプロビジョニングで設定するパラメータの設定処理を行なう設定ステップを有することを特徴とするパラメータ設定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線フィールド機器に関し、特に、無線ネットワークに新たに参加するためのプロビジョニング作業で設定するパラメータを、セキュリティを確保しつつ設置現場で設定できる無線フィールド機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プラント等において計測、制御等を行なうフィールド機器は、プラント等に敷設された有線のフィールドバスに接続され、有線通信により測定信号や制御信号等の各種信号の送受信が行なわれていた。
【0003】
近年では、国際計測制御学会(ISA:International Society of Automation)で策定された無線通信規格であるISA100.11aに準拠した無線通信を行なう無線フィールド機器が実現されている。無線通信が可能な無線フィールド機器を用いることで、有線のフィールドバスの敷設が物理的な要因や経済的な要因等により困難な場所へのフィールド機器の設置を容易に行なうことができるようになる。
【0004】
図7は、無線フィールド機器を含んだ無線ネットワークの構成例を示すブロック図である。本図の例では、分散制御システム(DCS)等の上位システム400を含んだ有線の制御系バスに接続した2つの無線ネットワークが形成されている。各無線ネットワークは、制御系バスと無線ネットワークとを相互接続するゲートウェイ410と、無線によるデータ転送の中継を行なうルータ420と、複数台の無線フィールド機器500を含んで構成される。
【0005】
各無線ネットワークは、「NWID:51」等のネットワークIDにより識別され、各無線フィールド機器500には、「TAG11」等のタグ名が付されている。
【0006】
図8は、従来の無線フィールド機器500の構成例を示すブロック図である。本図に示すように、無線フィールド機器500は、センサボード510と赤外線ボード520とを含んで構成される。
【0007】
センサボード510は、センサCPU511、FeRAM512、無線通信を行なうための無線IC513、無線フィールド機器500の機種毎の機能を実現するための機器用IC514、検出したプロセス値や診断情報等の表示を行なうLCD515、ホールIC516、赤外線ボード520と接続するためのコネクタ517を備えている。
【0008】
ホールIC516は、磁気センサである。ホールIC516を備えることで、ユーザから磁石の近接による操作を受け付けられるようになっている。ホールIC516により受け付ける操作としては、赤外線通信機能の有効化、パワーオフ指示等が挙げられる。
【0009】
赤外線ボード520は、赤外線CPU521、赤外線受光部522、センサボード510と接続するためのコネクタ523を備えている。赤外線ボード520を備えることにより、赤外線通信機能を備えたPC450と赤外線通信を行なうことができるようになっている。
【0010】
無線フィールド機器500を無線ネットワークに新たに参加させるためには、無線フィールド機器500に対してプロビジョニングと呼ばれる作業を行なう必要がある。プロビジョニング作業は、例えば、プロビジョニングソフトウェア452をインストールしたPC450を用いて行なうことができる。この場合、無線フィールド機器500とPC450とは、例えば、赤外線による通信を行なう。
【0011】
プロビジョニングでは、無線フィールド機器500が加入する無線ネットワークのネットワークID、パスワードに相当するジョインキー、タグ名等を無線フィールド機器500に登録する作業が行なわれる。プロビジョニング作業を終えた無線フィールド機器500は、現場に設置されて電源を投入されることで、無線ネットワークへの参加が許可され、無線ネットワークによる無線通信が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2012−38145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上述のように、無線フィールド機器500を無線ネットワークに新たに参加させるためには、プロビジョニングという作業が必要になるが、プロビジョニング作業で設定が必要なパラメータの中には、あらかじめ設定しておくのではなく、設置現場において設定することが要望されるものがある。
【0014】
例えば、複数台の無線フィールド機器500を無線ネットワークに新たに参加させる場合、ネットワークIDをあらかじめ無線フィールド機器500に設定しておくと、設定されたネットワークIDで識別される無線ネットワークが形成された場所に設置しなければならず、無線フィールド機器500の個別管理の煩雑性が増してしまう。
【0015】
このため、設置した場所に形成されている無線ネットワークのネットワークIDに応じて現場でネットワークIDを設定することができれば便利である。プロビジョニング用のPC450を現場に搬入することで、現場でネットワークIDを設定することが可能になるが、例えば、無線フィールド機器500が防爆エリアに設置されていると、PC450を持ち込むことができず、現場でネットワークIDを設定することができない。
【0016】
無線フィールド機器500にカーソルキーやテンキー等の操作キーを備えさせ、現場でネットワークIDを設定できるようにすることも考えられるが、操作キーは、機器運用時に過誤や悪意により容易に操作可能であるため、操作キーによるプロビジョニング用のパラメータ設定はセキュリティの観点から好ましくない。
【0017】
そこで、本発明は、無線ネットワークに新たに参加するためのプロビジョニング作業で設定するパラメータを、セキュリティを確保しつつ設置現場で設定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である無線フィールド機器は、第1磁気センサと、第2磁気センサと、前記第1磁気センサの検出結果と、前記第2磁気センサの検出結果とに基づいて、無線ネットワークに新たに参加するためのプロビジョニングで設定するパラメータの設定処理を行なう設定部とを備えることを特徴とする。
ここで、前記パラメータは、新たに参加する前記無線ネットワークのネットワークIDを含むことができる。
このとき、表示装置をさらに備え、前記設定部は、いずれか一方の前記磁気センサの検出結果に基づいて、前記ネットワークIDの選択データを前記表示装置に表示させ、他方の磁気センサの検出結果に基づいて、表示されている前記選択データを前記ネットワークIDとして設定するようにしてもよい。
また、前記パラメータは、無線フィールド機器を識別するためのタグ名を含むことができる。
さらに、前記設定部は、前記第1磁気センサの検出結果と、前記第2磁気センサの検出結果とに基づいて、当該無線フィールド機器を、消費電力を少なくするパワーオフ状態に移行させるようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である無線フィールド機器におけるパラメータ設定方法は、第1磁気センサと第2磁気センサとを備えた無線フィールド機器におけるパラメータ設定方法であって、前記第1磁気センサの検出結果と、前記第2磁気センサの検出結果とに基づいて、無線ネットワークに新たに参加するためのプロビジョニングで設定するパラメータの設定処理を行なう設定ステップを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、無線ネットワークに新たに参加するためのプロビジョニング作業で設定するパラメータを、セキュリティを確保しつつ設置現場で設定できるようになる
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本実施形態に係る無線フィールド機器の構成を示すブロック図である。
図2】右ホールICおよび左ホールICに対する操作でタグ名の設定を受け付ける処理の一例を説明するフローチャートである。
図3】右ホールICおよび左ホールICに対する操作でネットワークIDの設定を受け付ける処理の一例を説明するフローチャートである。
図4】LCDの表示例を示す図である。
図5】右ホールICおよび左ホールICに対する操作でパワーオフ操作を受け付ける処理の一例を示すフローチャートである。
図6】LCDの表示例を示す図である。
図7】無線フィールド機器を含んだ無線ネットワークの構成例を示すブロック図である。
図8】従来の無線フィールド機器の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る無線フィールド機器100の構成を示すブロック図である。本図に示すように、無線フィールド機器100は、センサボード110と赤外線ボード120とを含んで構成される。
【0022】
センサボード110は、設定部として機能するセンサCPU111、静的パラメータを不揮発的に記録するFeRAM112、無線通信を行なうための無線IC113、無線フィールド機器100の機種毎の機能を実現するための機器用IC114、検出したプロセス値や診断情報等の表示を行なうLCD115、右ホールIC116、左ホールIC117、赤外線ボード120と接続するためのコネクタ118を備えている。
【0023】
すなわち、本実施形態では、ユーザから磁石の近接による操作を受け付けるホールICを2つ備えている。右ホールIC116、左ホールIC117は、磁石によるそれぞれへの操作が干渉しないように、十分間隔をおいて配置するものとする。右ホールIC116、左ホールIC117は、磁石が近接している状態と近接していない状態とを判別できれば足りる。
【0024】
赤外線ボード120は、赤外線CPU121、赤外線受光部122、センサボード110と接続するためのコネクタ123を備えている。
【0025】
本実施形態の無線フィールド機器100は、プロビジョニング作業で設定するパラメータのうち、ネットワークIDとタグ名とを磁気センサである右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作で設定できるようにしている。ここで、ネットワークIDは、参加する無線ネットワークを特定する情報であり、タグ名は、無線フィールド機器100を識別するための情報である。ただし、プロビジョニング作業において、現場での設定が要望される他のパラメータを設定できるようにしてもよい。
【0026】
右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作でネットワークIDとタグ名とを設定できるため、防爆エリアのようなプロビジョニング作業用のPCを持ち込むことができない場所に設置される無線フィールド機器100であっても、設置現場でネットワークIDとタグ名とを設定することが可能となる。また、右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作は磁石が必要となるため、機器運用時の過誤や悪意による設定変更を防止することができ、セキュリティが確保される。
【0027】
図2および図3は、センサCPU111の動作および制御によって、右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作でネットワークIDとタグ名の設定を受け付ける処理の一例を説明するフローチャートである。また、図4は、本処理におけるLCD115の表示例を示す図である。
【0028】
本処理では、主として右ホールIC116に決定キーとしての役割を担わせ、左ホールIC117に選択キーとしての役割を担わせている。また、LCD115の点滅状態が表示されている項目が選択されている状態を示し、LCD115の点灯状態が表示されている項目が決定された状態を示すようにしている。なお、この処理は、右ホールIC116、左ホールIC117からの磁気検出信号に基づいてセンサCPU111が制御する。
【0029】
無線フィールド機器100の稼働状態において、右ホールIC116が、磁石の短時間近接(以下「右ホールタッチ」と称する)を検出すると(S101:Yes)、図4(a)に示すように、LCD115に「Init」を点滅表示させる(S102)。
【0030】
この状態で右ホールタッチを検出すると(S103:Yes)、LCD115に「Init」を点灯表示し、FeRAM112に記録されている静的パラメータを初期化する(S104)。
【0031】
「Init」が点滅表示している状態で、左ホールIC117が、磁石の短時間近接(以下「左ホールタッチ」と称する)を検出すると(S105:Yes)、タグ名の変数であるTAG_Nameに開始値を設定し(S106)、図4(b)に示すように、TAG_NameをLCD115に点滅表示させる(S107)。ここでは、タグ名は、TAG01〜TAG50のいずれから選択できるものとし、開始値は「TAG01」であるとする。もちろん、タグ名の選択肢は本例に限られない。
【0032】
なお、「Init」が点滅表示している状態で、右ホールタッチ、左ホールタッチのいずれも検出せず、「Init」の点滅表示状態が所定時間継続した場合には、「Init」の表示を解除するようにしてもよい。
【0033】
TAG_Nameが点滅表示している状態で、右ホールタッチを検出すると(S108:Yes)、表示されているTAG_Nameを無線フィールド機器100のタグ名として決定する(S109)。
【0034】
TAG_Nameが点滅表示している状態で、左ホールタッチを検出すると(S110:Yes)、TAG_Nameに次の値を設定し(S111)、設定された値でTAG_Nameを点滅表示させる(S107)。ここでは、タグ名は、TAG01〜TAG50のいずれから選択できるものとしているため、「TAG01」の次の値は「TAG02」であるとする。また、「TAG50」の次の値は開始値に戻って「TAG01」であるとする。
【0035】
なお、TAG_Nameが点滅表示している状態で、右ホールタッチ、左ホールタッチのいずれも検出せず、TAG_Nameの点滅表示状態が所定時間継続した場合には、タグ名の設定処理を中止するようにしてもよい。
【0036】
上述の手順によりタグ名が決定されると、図3のフローチャートに移り、ネットワークIDの変数であるNIDに開始値を設定し(S112)、図4(c)に示すように、NIDを点滅表示させる(S113)。ここでは、ネットワークIDは、NID50〜NID65のいずれから選択できるものとし、開始値は「NID50」であるとする。もちろん、ネットワークIDの選択肢は本例に限られない。
【0037】
NIDが点滅表示している状態で、右ホールタッチを検出すると(S114:Yes)、表示されているNIDを無線フィールド機器100が参加するネットワークIDとして決定し(S115)、先に決定したタグ名とともに無線フィールド機器100に設定する(S116)。
【0038】
NIDが点滅表示している状態で、左ホールタッチを検出すると(S117:Yes)、NIDに次の値を設定し(S118)、設定された値でNIDを点滅表示させる(S113)。ここでは、ネットワークIDは、NID50〜NID65のいずれから選択できるものとしているため、「NID50」の次の値は「NID51」であるとする。また、「NID65」の次の値は、開始値に戻って「NID50」であるとする。
【0039】
なお、NIDが点滅表示している状態で、右ホールタッチ、左ホールタッチのいずれも検出せず、NIDの点滅表示状態が所定時間継続した場合には、ネットワークIDの設定処理を中止するようにしてもよい。
【0040】
以上、右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作によりタグ名とネットワークIDの設定を受け付ける処理について説明したが、これに加えて、右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作により、プロビジョニング作業におけるパラメータの設定以外の指示を受け付けるようにしてもよい。
【0041】
例えば、図5に示すようなフローチャートにしたがって、センサCPU111の動作および制御によって、無線フィールド機器100の運用時におけるパワーオフ指示を右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作により受け付けるようにしてもよい。
【0042】
すなわち、無線フィールド機器100の稼働中に左ホールIC117が磁石の近接を所定時間以上、例えば5秒以上継続して検出すると(S201:Yes)、図6に示すように、LCD115に「SLEEP」を点滅表示させる(S202)。
【0043】
LCD115に「SLEEP」が点滅表示している状態で、所定時間、例えば5秒経過する前に(S204:No)、右ホールタッチを検出すると(S203:Yes)、無線フィールド機器100は、パワーオフ状態に移行する(S205)。ここで、パワーオフ状態は、無線フィールド機器100の消費電力を削減するために、センサCPU111が低消費電力モードになり、右ホールIC116、左ホールIC117、赤外線ボード120以外の機能を停止させる状態である。パワーオフ状態に移行後は、例えば、図示しないバッテリーの抜き差し、赤外線による所定操作、右ホールIC116あるいは左ホールIC117に対する所定操作でパワーオフ状態を解除することができる。
【0044】
一方、「SLEEP」が点滅表示している状態が所定時間、例えば5秒経過すると(S204:Yes)、「SLEEP」の点滅表示を解除し、通常の稼働状態に復帰する。
【0045】
以上説明したように、本実施形態によれば、右ホールIC116および左ホールIC117に対する操作により、プロビジョニング作業で設定するパラメータであるネットワークIDとタグ名とを設定できるようにしているため、ネットワークIDとタグ名を、セキュリティを確保しつつ設置現場で設定することが可能となる。
【符号の説明】
【0046】
100…無線フィールド機器、110…センサボード、111センサCPU、112…FeRAM、113…無線IC、114…機器用IC、115…LCD、116…右ホールIC、117…左ホールIC、118…コネクタ、120…赤外線ボード、121…赤外線CPU、122…赤外線受光部、123…コネクタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8