特許第6233676号(P6233676)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 桜井 倉三の特許一覧

<>
  • 特許6233676-帳票類差立て支持具 図000002
  • 特許6233676-帳票類差立て支持具 図000003
  • 特許6233676-帳票類差立て支持具 図000004
  • 特許6233676-帳票類差立て支持具 図000005
  • 特許6233676-帳票類差立て支持具 図000006
  • 特許6233676-帳票類差立て支持具 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6233676
(24)【登録日】2017年11月2日
(45)【発行日】2017年11月22日
(54)【発明の名称】帳票類差立て支持具
(51)【国際特許分類】
   B42F 1/02 20060101AFI20171113BHJP
【FI】
   B42F1/02 Z
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-100310(P2017-100310)
(22)【出願日】2017年4月29日
【審査請求日】2017年4月29日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】592000082
【氏名又は名称】桜井 倉三
(72)【発明者】
【氏名】桜井 倉三
【審査官】 大澤 元成
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5866653(JP,B2)
【文献】 特許第4348649(JP,B2)
【文献】 特開2005−306407(JP,A)
【文献】 実開平07−004063(JP,U)
【文献】 特開平7−186594(JP,A)
【文献】 特開2011−25413(JP,A)
【文献】 特開2004−89639(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0065453(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42F 1/00− 1/12
B42F 7/00− 7/14
B42F 17/00−17/34
B65D 25/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部を外側に開くように鉤型状に折り曲げ、その折り曲げ角部を内側に突き出して差込みガイド部1aを形成する第一部分と、該第一部分と連接しへの字状に折り曲げて弾発力を持つ第一腰バネ1bを形成した第二部分を有するおもて面第一帳票類差立て支持材と、
該おもて面第一帳票類差立て支持材と向き合い前記差込みガイド部1aに接触当接して差立てした帳票類を挟持し支持する挟持支持部分を有するうら面第一帳票類差立て支持材とを有し、
前記うら面第一帳票類差立て支持材は、前記おもて面第一帳票類差立て支持材と向き合い上部傾斜面3aと下部傾斜面3bを形成するように中間折り曲げ部3dでくの字状に折り曲げた弾発力を持つ第四部分と、該第四部分と連接し前記中間折り曲げ部3dと平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の他端部上面との中間部に外側に張り出すようにへの字状に折り曲げた弾発力を持つ第三腰バネ3cを形成した第五部分を有し、
前記平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部に前記おもて面第一帳票類差立て支持材を固定し、他端部に前記うら面第一帳票類差立て支持材を固定すると共に、前記平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面で差立てした帳票類の下端面Aを受止めることを特徴とする帳票類差立て支持具。
【請求項2】
前記おもて面第一帳票類差立て支持材は、前記第一腰バネ1bと前記平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部との中間部位に外側に張り出すようにへの字状に折り曲げた弾発力を持つ第二腰バネ1cを形成した第三部分を有することを特徴とする請求項1に記載の帳票類差立て支持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帳票類差立て支持具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシート状物類差込み保持具は、図5および図6に示すように、例えば冷蔵庫などの外面の立面部に磁石または粘着テープなどで取り付けて帳票類を差立て支持する立面取付けタイプのシート状物類差込み保持具になっている。
【0003】
そして、この従来のシート状物類差込み保持具には、当たり材3が備えられているが、この当たり材3の幅寸法は40ミリほどの幅の狭いものになっている。そのため、この当たり材3の上面に差立て支持される帳票類の大部分は、左右に食み出して立面部で宙に浮いたような不安定な状態で差立て支持されるものになっている。
【0004】
また、この当たり材3は、厚さ数ミリほどの狭い差立てスペースに帳票類を差立てするものになっている。そのため、差立てスペースが小さく、差立てできる枚数が少数枚に限定されるものになっている。
【0005】
また、従来のシート状物類差込み保持具は、帳票類差立て支持材が手前側にだけしか開閉することができないものになっている。そのため、差立てスペースが小さく、差立てできる枚数が少数枚に限定されるものになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第5866653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来のシート状物類差込み保持具が有していた種々の問題を解決するための第一の課題として、従来の立面取付けタイプのシート状物類差込み保持具に代わって、図1から図4に示すような本発明の平面置き型タイプの帳票類差立て支持具を提供する。そして、例えばテーブルなどの平面上に置いて帳票類の安定差立てが手軽にできるようにする。
【0008】
そして、第二の課題として、図1から図4に示すように、平面上で安定して受止めることができるようにする。そのために、帳票類下端面受止め材2の面上と帳票類差立て支持具の載置面Bの面上との段差を無くして、帳票類下端面受止め材2の面上と帳票類差立て支持具の載置面Bの面上との二つの面上で共に受止めることができるようにする。
【0009】
また、第三の課題として、図4に示すように、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材を帳票類下端面受止め材2の上面に立設して、互いに内外方向に同時に撓んで開閉することができるようにする。そしてこれにより、従来のような手前側の片側にだけしか開閉することができないものに比べて、接触当接部の挟持力や開きなどの面に於いての作用効果を倍増することができるようにする。
【0010】
また、第四の課題として、図4に示すように、帳票類下端面受止め材2の上面に帳票類を80度ほどの傾斜度をもって立てて差立てすることができるようにする。そして、そのために、下端ずれ止め材2aを帳票類下端面受止め材2の上面に備えて、帳票類の下端面A部の滑りを押さえて差立てすることができるようにする。
【0011】
また、第五の課題として、図2および図4に示すように、手のひらサイズほどの小さな差立て支持具でも安定差立てができるようにする。そのために、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材の下端部にずれ押さえ1dを備えて倒れやずれを押さえて安定差立てができるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そして、本発明が上記の目的を達成するための第一の課題解決手段は、上部を外側に開くように鉤型状に折り曲げ、その折り曲げ角部を内側に突き出して差込みガイド部1aを形成する第一部分と該第一部分と連接しへの字状に折り曲げて弾発力を持つ第一腰バネ1bを形成した第二部分を有するおもて面第一帳票類差立て支持材と、
該おもて面第一帳票類差立て支持材と向き合い前記差込みガイド部1aに接触当接して差立てした帳票類を挟持し支持する挟持支持部分を有するうら面第一帳票類差立て支持材とを有し、
前記うら面第一帳票類差立て支持材は、前記おもて面第一帳票類差立て支持材と向き合い上部傾斜面3aと下部傾斜面3bを形成するように中間折り曲げ部3dでくの字状に折り曲げた弾発力を持つ第四部分と、該第四部分と連接し前記中間折り曲げ部3dと平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の他端部上面との中間部に外側に張り出すようにへの字状に折り曲げた弾発力を持つ第三腰バネ3cを形成した第五部分を有し、
前記平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部に前記おもて面第一帳票類差立て支持材を固定し、他端部に前記うら面第一帳票類差立て支持材を固定すると共に、前記平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面で差立てした帳票類の下端面Aを受止めることを特徴とする。
【0013】
また、第二の課題解決手段は、前記おもて面第一帳票類差立て支持材は、前記第一腰バネ1bと前記平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部との中間部位に外側に張り出すようにへの字状に折り曲げた弾発力を持つ第二腰バネ1cを形成した第三部分を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
手のひらサイズほどの小さな差立て支持具であり、どこでも必要な場所に容易に置いて帳票類などを手軽に差立てできる。そして、これにより日常生活上や業務上に於いての物忘れによるロスなどを防止できるので、有益な日用品グッズとして活用できる。また、複数枚のメモや帳票類などを、角度を変えて差立てることにより、見易い状態で種々の要件の分類整理が手軽にできる。
【0016】
また、家庭などに於いては、当日のスーパーのチラシやその買物のメモや郵便物などを手軽に差立てができるので便利な日用品グッズとしても利用できる。また、おもて面差立て支持材の背面側に筆記具なども置けるので便利である。
【0017】
また、業務上に於いては、机上などの手元に置いて未整理の帳票類等を手軽に差立てできるので、効率的な帳票類管理ができる事務用品グッズとしても活用できる。
【0018】
また、構造が単純で、構成材が少なく、製作が簡単で、サイズが小さく、材料費や、設備費も安く、一材種で、量産も容易にできるので、低価格で提供できる。
【0019】
また、人目に付き易いおもて面とうら面に宣伝用や名入りのラベルなどが容易に貼付けできること、そして、人目に付き易い卓上などに置いて毎日利用されるものであることなどから促販品用グッズとしても活用できる。
【0020】
また、手のひらサイズほどの小さな差立て支持具であり、また、日常生活上や業務上に於いての利用度も高く、また、低価格で提供できるので、イベントや販売店のサービス品用グッズなどにも活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の帳票類差立て支持具の第一の実施形態を示す斜視図である。
図2】同帳票類差立て支持具の第二の実施形態を示す斜視図である。
図3】同帳票類差立て支持具の第三の実施形態を示す斜視図である。
図4】同帳票類差立て支持具の第二の実施形態の概略側面図である。
図5】従来の帳票類差立て支持具の実施形態を示す斜視図である。
図6】従来の帳票類差立て支持具の実施形態を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の第一から第三の実施形態を図1図4に基づいて説明する。先ず、図1は、第一実施形態を示すものであって、上部を外側に開くように鉤型状に折り曲げ、その折り曲げ角部を内側に突き出して差込みガイド部1aを形成する第一部分と第一部分と連接しへの字状に折り曲げて弾発力を持つ第一腰バネ1bを形成した第二部分を有するおもて面第一帳票類差立て支持材と、該おもて面第一帳票類差立て支持材と向き合い差込みガイド部1aに接触当接して差立てした帳票類を挟持し支持する挟持支持部分を有するうら面第一帳票類差立て支持材を平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面に立設している。
【0023】
そして、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部におもて面第一帳票類差立支持材を固定し、他端部にうら面第一帳票類差立て支持材を固定すると共に、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面で差立てした帳票類の下端面Aを受止める帳票類差立て支持具である。また、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面より食み出した帳票類の下端面Aを帳票類差立て支持具の載置面Bの上面で共に受止める帳票類差立て支持具である。
【0024】
また、図2および図4は、第二実施形態を示すものであって、おもて面第一帳票類差立て支持材は、第一腰バネ1bと平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部との中間部位に外側に張り出すようにへの字状に折り曲げた弾発力を持つ第二腰バネ1cを形成した第三部分を有している。また、うら面第一帳票類差立て支持材は、おもて面第一帳票類差立て支持材と向き合い上部傾斜面3aと下部傾斜面3bを形成するように中間折り曲げ部3dでくの字状に折り曲げた第四部分と、第四部分と連接し中間折り曲げ部3dと平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の他端部上面との中間部に外側に張り出すようにへの字状に折り曲げた弾発力を持つ第三腰バネ3cを形成した第五部分を有している。また、3eは、第三腰バネ3cの下に連接した下部傾斜面である。
【0025】
そして、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部におもて面第一帳票類差立て支持材を固定し、他端部にうら面第一帳票類差立て支持材を固定すると共に、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面で差立てした帳票類の下端面Aを受止める帳票類差立て支持具である。また、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面より食み出した帳票類の下端面Aを帳票類差立て支持具の載置面Bの上面で共に受止める帳票類差立て支持具である。
【0026】
また、図2および図4に於いて、下端ずれ止め材2aは、帳票類下端面受止め材2の面上に鉤型状の小片を備えて差立てした帳票類の下端面のずれを押さえるものである。そして、上部傾斜面3aおよび傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材に差立てした帳票類を80度ほどの傾斜に立てた状態で凭れ(もたれ)掛けて差立てができるように帳票類の下端面のずれを押さえるものである。
【0027】
そして、図2および図4に於いて、下端ずれ止め材2aで、差立てした帳票類の下端部のずれを押さえて80度ほどに立った傾斜度で帳票類の差立てをすることにより、差立てした帳票類の自重の分力により倒れ方向に掛かる接触圧を軽減できるものになっている。そして、これにより、抜差し時に帳票類同士の接触圧により生じる接触干渉によるずれ上がりを押さえて具合の良い帳票類の差立てができるものになっている。
【0028】
そして、図2および図4に於いて、例えば20〜30枚ほどの帳票類の差立てに於いても、その中の任意の1枚を抜差しする場合に、接触干渉によるずれ上がりを生じることなく具合の良い抜差しができるものになっている。
【0029】
そして、図2および図4に於いて、おもて面第一帳票類差立て支持材の差込みガイド部1aとうら面第一帳票類差立て支持材の挟持支持部分との接触当接部の差立て隙間が、抜差しする帳票類の一枚単位の厚みに対応して、おもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材の下端部を基端部として内外方向に同時に互いにしなやかに撓んで開閉し、差立て隙間部の帳票類を挟持し支持するものになっている。
【0030】
そして、図2および図4に於いて、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材の、挟持支持部分の差立て隙間部が互いにしなやかに押し合い接触し合っているので、例えば20〜30枚ほどの帳票類などを差立てした場合に於いて、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材がそれぞれの挟持支持力のもとに、抜差しする帳票類の一枚単位の厚みに対応して、内外方向に同時に互いにしなやかに撓んで開閉し、差立て隙間部の帳票類を挟持し支持する作用を成すものになっている。
【0031】
また、図2および図4に於いて、この20〜30枚ほどの帳票類の差立てに於いては、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材が互い内外方向に同時に撓んで開閉するので開閉時の挟持支持力および開閉度は半分ずつになる。これにより、従来のような手前側の片側にだけしか開閉することができないものに比べて、接触当接部の挟持力や開きなどの面に於いての作用効果が倍増されるものになっている。
【0032】
そして、半分ずつのしなやかな挟持支持力で両側から枚数の中心振り分けで互い内外方向に同時に撓んで開閉することにより、例えば20〜30枚ほどの帳票類などを差立てした場合に於いても、帳票類同士の接触干渉によるずれ上がりを押さえて一枚単位の抜差しが容易にしなやかにできるものになっている。
【0033】
また、図2および図4に於いて、おもて面第一帳票類差立て支持材の第一腰バネ1b、第二腰バネ1cおよびうら面第一帳票類差立て支持材の第三腰バネ3cおよび中間折り曲げ部3dの折り曲げ度を適切に調整することによって、うら面第二帳票類差立て支持材の上部傾斜面3aとおもて面第二帳票類差立て支持材の差込みガイド部1aが互いにしなやかな弾発力と挟持力を持って接触当接し、差立てする帳票類の抜差し時の帳票類同士の接触干渉を適切に調整し具合の良い帳票類差立てができるものになっている。
【0034】
また、図2および図4に於いて、帳票類の抜差し時にずれ押さえ1d部を指先で押さえて帳票類差立て支持具を動かない状態にして抜差しすることにより、手のひらサイズほどの小さな軽い帳票類差立て支持具であってもA5サイズほどの20〜30枚の帳票類の安定差立てができるものになっている。
【0035】
また、図3は、第三実施形態を示すものであって、おもて面第一帳票類差立て支持材を平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の一端部に固定し、他端部に傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材を固定する。そして、傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材の背面に該傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材を支持する背面支持材11を備え、傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材の頂部と背面支持材11の頂部を連結し且つ中間部に開き止め材4を備えて連結する。
【0036】
そして、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面で差立てした帳票類の下端面Aを受止める。また、平面状薄板材の帳票類下端面受止め材2の上面より食み出した帳票類の下端面Aを帳票類差立て支持具の載置面Bの上面で共に受止める帳票類差立て支持具である。
【0037】
また、図3の第三実施形態において、開き止め材4は、傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材と該傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材の背面を支持する背面支持材11とを連結する開き止め材である。また、傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材は、傾斜板材に帳票類をもたれ掛けて差立てることにより、帳票類を安定した状態で差立てすることができるものである。また、背面支持材11は傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材の背面で倒れを支持する背面支持材である。
【0038】
ここで、各実施形態においての構成部材の取付けと材種とサイズについて説明する。先ず、帳票類差立て支持具のサイズは、手のひらに載るほどのものが使い勝手が良く好ましい。そして、構成材の寸法や材質やしなやかに撓む弾発力などを適宜選定して、使用目的に合わせた帳票類差立て支持具としたものが好ましい。
【0039】
また、おもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材のサイズは、A5サイズほどの複数枚の帳票類を安定した状態で差立てできるサイズに於いては、幅が40〜50ミリほどで、高さが100〜150ミリほどで、板厚が1〜2ミリほどのものが好ましい。また、例えばA4サイズなどの複数枚の帳票類を安定した状態で差立てするサイズに於いては、各構成部材のサイズをA4サイズなどの差立て材に準じたサイズとしたものが好ましい。
【0040】
また、おもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材の材種は、差立てする帳票類に対応して、しなやかに撓む弾発力をもつ樹脂板または金属板で、板厚が1〜2ミリほどの薄板材が好ましい。そして、帳票類の抜差しに当たって帳票類の1枚単位の厚みに対応して差込み隙間を自動的に調整できるしなやかな弾発力をもつものが好ましい。
【0041】
また、図2および図4に示すように、ずれ押さえ1dは、樹脂板または金属板の薄板材を鉤型に折り曲げした小片材をおもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材の下部に外側に張り出すように備えて接着剤で固定するものが好ましい。そして、おもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材の下部を帳票類下端面受止め材2の上面に固定するものが好ましい。また、おもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材の下部を延長して外側に張り出すように折り曲げしたものでも良い。
【0042】
そして、ずれ押さえ1dをおもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材の下部と帳票類下端面受止め材2の上面に固定することによって、おもて面第一帳票類差立て支持材およびうら面第一帳票類差立て支持材の下部の傾斜角度と強度の確保を成すものが好ましい。
【0043】
そして、帳票類の抜差し時にこのずれ押さえ1dを指で押さえて差立てすることにより、手のひらサイズの小さな帳票類差立て支持具であっても、差立て支持具を動かないように押さえて差立てすることにより、A5サイズほどの複数枚の帳票類の差立てに於いてもずれを押さえて安定した状態で差立てできるものが好ましい。
【0044】
また、図1から図4に示すように、帳票類下端面受止め材2の材種は、平面状薄板材の樹脂板または金属板が好ましい。また、帳票類下端面受止め材2の板厚Tは、1〜2ミリほどのものが好ましい。また、板幅は、60ミリほどのものが好ましい。長さは、80ミリほどが好ましい。そして、帳票類下端面受止め材2の1〜2ミリほどの板厚により、帳票類差立て支持具の載置面Bで段差による傾きが生じない状態で帳票類を安定した状態で差立てできるものが好ましい。
【0045】
また、図1図2および図4に示すように、うら面第一帳票類差立て支持材の挟持支持部分を有する面およびうら面第一帳票類差立て支持材の上部傾斜面3aの傾斜度は、80度ほどに立った傾斜度とするものが好ましい。
【0046】
そして、差立てした帳票類を上部傾斜面3aの傾斜面に差込みガイド部1aが接触当接して挟持すると共に、帳票類下端面受止め材2の上面に備えたずれ押さえ1dで帳票類の下端部のずれを押さえることによって、80度ほどに立った傾斜度で抜差しができるものが好ましい。そして、例えば20〜30枚ほどの帳票類の差立てに於いても、その中の任意の1枚を抜差しする場合に、接触干渉によるずれ上がりを生じることなく具合の良い抜差しができるものが好ましい。
【0047】
また、図3に示すように、傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材の傾斜度は、80度ほどに立った傾斜度とするものが好ましい。
また、開き止め材4は、背面支持材11と傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材の面間に備えた細長つなぎ材で、折り畳みが可能なものが好ましい。また、傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材および背面支持材11は、頂部が折り畳み可能に連結されるものが好ましい。
【0048】
また、帳票類差立て支持具の第一の製作方法としては、しなやかに撓む弾発力をもつ薄板材を切断加工と、折り曲げ加工と、組立加工と、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材が差込みガイド部1a部で適切な挟持力を持って接触当接ができるように調整加工を行う製作方法が考えられる。
【0049】
また、第二の製作方法としては、前記の第一の製作方法により作製した帳票類差立て支持具の完成品と同様の各構成部材を個々に、または分割して、樹脂成型で作製する。そして、組立加工と、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材が差込みガイド部1a部で適切な挟持力を持って接触当接ができるように調整加工を行う製作方法が考えられる。
【0050】
また、第三の製作方法としては、上述の完成品に於いて、一体成型をするために、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材との差込みガイド部1aの接触当接部を少し離した状態で立設する。そして、一体成型で作製する。そして、その一体成型品について、おもて面第一帳票類差立て支持材とうら面第一帳票類差立て支持材が差込みガイド部1a部で適切な挟持力を持って接触当接ができるように調整加工を行う製作方法が考えられる。
【符号の説明】
【0051】
1 おもて面第一帳票類差立て支持材
1a 差込みガイド部
1b 第一腰バネ
1c 第二腰バネ
1d ずれ押さえ
2 平面状薄板材の帳票類下端面受止め材
2a 下端ずれ止め材
3 うら面第一帳票類差立て支持材
3a 上部傾斜面
3b 下部傾斜面
3c 第三腰バネ
3d 中間折り曲げ部
3e 第三腰バネ3cの下に連接した下部傾斜面
4 開き止め材
10 傾斜板状のうら面第一帳票類差立て支持材
11 背面支持材
A 差立てした帳票類の下端面
B 帳票類差立て支持具の載置面
T 帳票類下端面受止め材2の板厚
【要約】
【課題】 従来のシート状物類差込み保持具は、立面取付けタイプの差立て支持具になっている。そして、当たり材3の上面に差立てした帳票類の大部分は、左右に食み出して立面部で宙に浮いたような不安定な状態で差立て支持されている。また、帳票類差立て支持材は手前側にしか開閉できないものになっている。
【解決手段】 そこで、第一に平面置き型タイプの差立て支持具を提供する。第二に食み出し部を帳票類下端面受止め材2と載置面Bの面上で共に受止めるために、下端面受止め材2の板厚を1〜2ミリ程にする。第三に抜差し時に帳票類同士のずれ上がりが生じないようにするために、おもて面とうら面の差立て支持材が共に内外方向に同時に開閉するようにする。また、帳票類を80度ほどの傾斜に立てて支持するようにする。そのために下端面受止め材2の上面に下端ずれ止め材2aを備える。第四に、手のひらサイズでもずれないで差立てができるように差立て支持材の端部にずれ押さえ1dを備える。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6