(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスにおけるサービス品質指標を算出するための方法であって、前記ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集するステップと、
同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されるパケットを判断するステップと、
前記同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成された前記パケットに従って前記ウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出するステップと
を備え、
前記パケットは、要求パケットおよび応答パケットを備え、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断する前記ステップは、前記パケットが前記同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたかどうかを判断するために、現在抽出された要求パケットのフィールド情報を、以前に抽出された要求パケットのフィールド情報または以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットのフィールド情報と連続的に比較するステップと、
前記パケットが前記同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断された場合、比較のために次の要求パケットを抽出するステップと
を備える、サービス品質指標を算出するための方法。
同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断する前記ステップが、収集時間のシーケンスに従って、各回のウェブ・ページ・ブラウジングの間に生成されたパケットを並べ替えるステップをさらに備える、請求項1に記載の算出方法。
前記サービス品質指標は、ウェブページ応答遅延、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延、ウェブ・ページ・データ量、ウェブページ表示遅延、およびウェブページ表示成功率の少なくとも1つを備え、
前記ウェブページ応答遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの前記第1の要求パケットの収集時間と前記第1の応答パケットの収集時間との間の時間差であり、
前記ウェブ・ページ・リダイレクト遅延は、リダイレクトを引き起こす要求パケットの収集時間と1回のウェブ・ページ・ブラウジングで前記リダイレクトが成功した場合に送信される要求パケットの収集時間との間の時間差であり、
前記ウェブ・ページ・データ量は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの全ての応答パケットの総データ量であり、前記応答パケットは繰り返されず、
前記ウェブページ表示遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの前記第1の送信もしくは受信パケットの収集時間と最終パケットの収集時間との間の時間差であり、
前記ウェブページ表示成功率は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの成功応答パケットの量と全ての応答パケットの量との比である、請求項1から7のいずれか一項に記載の算出するための方法。
前記パケットが、TCP接続をセットアップするために使用されるTCPセットアップパケットまたはドメイン名解決を実行するために使用されるDNS要求パケットをさらに備える場合、前記ウェブページ応答遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの前記第1のTCPセットアップパケットの収集時間と前記第1の応答パケットの収集時間との間の時間差、または1回のウェブ・ページ・ブラウジングでのDNS要求パケットの収集時間と前記第1の応答パケットの収集時間との間の時間差である、請求項8に記載の算出するための方法。
前記算出するための方法は、同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで特定の期間内に同じユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値、または同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで異なるユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値についての統計値を収集するステップをさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の算出するための方法。
前記解析モジュールが並べ替えユニットをさらに備え、前記並べ替えユニットが、収集時間のシーケンスに従って、各回のウェブ・ページ・ブラウジングの間に生成されたパケットを並べ替えるよう構成される、請求項11に記載の算出するための装置。
前記サービス品質指標は、ウェブページ応答遅延、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延、ウェブ・ページ・データ量、ウェブページ表示遅延、およびウェブページ表示成功率の少なくとも1つを備える、請求項11から17のいずれか一項に記載の算出するための装置。
前記算出するための装置は、統計値収集モジュールをさらに備え、前記統計値収集モジュールは、同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスでの特定の期間内で同じユーザアドレスから開始される複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値、または同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで異なるユーザアドレスから開始される複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値についての統計値を収集するよう構成される、請求項11から17のいずれか一項に記載の算出するための装置。
通信システムであって、前記通信システムは、ネットワークサーバおよび少なくとも1つのユーザ機器を備え、前記少なくとも1つのユーザ機器は、有線または無線ネットワークを使用することによって、前記ネットワークサーバと通信し、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスを実行し、前記通信システムは、請求項11から19のいずれか一項に記載の前記算出するための装置をさらに備え、前記算出するための装置は、前記少なくとも1つのユーザ機器に配置され、または前記有線もしくは無線ネットワークにアクセスする、通信システム。
前記算出するための装置が前記有線または無線ネットワークにアクセスした場合、前記算出するための装置は、各ユーザ機器のユーザアドレスに従って、前記ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集する、請求項20に記載の通信システム。
【発明の概要】
【0009】
この観点から、本出願は、サービス品質指標算出方法および算出装置、ならびに通信システムを提供し、1回のウェブサービスブラウジングのサービス品質指標を算出することができないという先行技術における問題を解決する。
【0010】
上記の問題を解決するために、本出願の第1の態様は、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスにおけるサービス品質指標を算出するための方法を提供し、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集するステップと、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されるパケットを判断するステップと、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従ってウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出するステップとを含む。
【0011】
第1の態様を参照すると、第1の可能な実装態様において、パケットは、要求パケットと応答パケットとを含み、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断するステップは、パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたかどうかを判断するために、現在抽出された要求パケットを、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットと連続的に比較するステップと、パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断された場合、比較のために次の要求パケットを抽出するステップとを含む。
【0012】
第1の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第2の可能な実装態様において、パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたかどうかを判断するために、現在抽出された要求パケットを、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットと連続的に比較するステップは、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの収集時間との間の時間差が、第1の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断するステップと、時間差が第1の事前設定された閾値未満である場合に、現在抽出された要求パケットおよび以前に抽出された要求パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたことを判断するステップとを含む。
【0013】
第1の態様の第2の可能な実装態様を参照すると、第3の可能な実装態様において、本方法は、時間差が第1の事前設定された閾値より大きいか、等しい場合、現在抽出された要求パケットの第1のパケットデータと、以前に抽出された要求パケットの第2のパケットデータまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの第3のパケットデータとを比較するステップと、第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じで、現在抽出された要求パケットの収集時間と以前に抽出された要求パケットの収集時間との間の時間差が第2の事前設定された閾値未満である場合、現在抽出された要求パケットと以前に抽出された要求パケットとが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたことを判断するステップと、または第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じであり、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの収集時間との間の時間差が第2の事前設定された閾値未満である場合、現在抽出された要求パケットと以前に抽出された要求パケットとが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたことを判断するステップとを含む。
【0014】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第4の可能な実装態様において、第1のパケットデータを第3のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは、URL情報であり、第3のパケットデータは、位置フィールド情報である。
【0015】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第5の可能な実装態様において、第1のパケットデータを第2のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは、基準フィールド情報であり、第2のパケットデータは、URL情報もしくは基準フィールド情報であり、または第1のパケットデータは、ホストフィールド情報であり、第2のパケットデータは、ホストフィールド情報である。
【0016】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第6の可能な実装態様において、第1の事前設定された閾値は、第2の事前設定された閾値未満である。
【0017】
第1の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第7の可能な実装態様において、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断するステップは、収集時間のシーケンスに従って、各回のウェブ・ページ・ブラウジングの間に生成されたパケットを並べ替えるステップをさらに含む。
【0018】
第1の態様の第1から第7の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第8の可能な実装態様において、サービス品質指標は、ウェブページ応答遅延、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延、ウェブ・ページ・データ量、ウェブページ表示遅延、およびウェブページ表示成功率の少なくとも1つを含み、ウェブページ応答遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの第1の要求パケットの収集時間と第1の応答パケットの収集時間との間の時間差であり、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延は、リダイレクトを引き起こす要求パケットの収集時間と1回のウェブ・ページ・ブラウジングでリダイレクトが成功した場合に送信される要求パケットの収集時間との間の時間差であり、ウェブ・ページ・データ量は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの全ての応答パケットの総データ量であり、応答パケットは繰り返されず、ウェブページ表示遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの第1の送信もしくは受信パケットの収集時間と最終パケットの収集時間との間の時間差であり、ウェブページ表示成功率は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの成功応答パケットの量と全ての応答パケットの量との比である。
【0019】
第1の態様の第8の可能な実装態様を参照すると、第9の可能な実装態様において、パケットが、TCP接続をセットアップするために使用されるTCPセットアップパケットまたはドメイン名解決を実行するために使用されるDNS要求パケットをさらに含む場合、ウェブページ応答遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングでの第1のTCPセットアップパケットの収集時間と第1の応答パケットの収集時間との間の時間差、または1回のウェブ・ページ・ブラウジングでのDNS要求パケットの収集時間と第1の応答パケットの収集時間との間の時間差である。
【0020】
第1の態様または第1の態様の第1から第7の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第10の可能な実装態様において、算出方法は、同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで特定の期間内に同じユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値、または同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで異なるユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値についての統計値を収集するステップをさらに含む。
【0021】
上記の問題を解決するために、本出願の第2の態様は、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスにおけるサービス品質指標を算出するための装置を提供し、収集モジュール、解析モジュール、および算出モジュールを含み、収集モジュールは、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集し、複数の収集したパケットを解析モジュールに送信するよう構成され、解析モジュールは、収集モジュールから複数の収集パケットを受信し、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断するよう構成され、算出モジュールは、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従って、ウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出するよう構成される。
【0022】
第2の態様を参照すると、第1の可能な実装態様において、パケットは、要求パケットと応答パケットとを含み、解析モジュールは、抽出ユニットと比較ユニットとを含み、抽出ユニットは、事前設定されたシーケンスに従って複数の要求パケットを抽出するよう構成され、比較ユニットは、現在抽出された要求パケットと、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットとを連続的に比較し、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングでパケットが生成されたかどうかを判断するよう構成され、抽出ユニットは、パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと比較ユニットが判断した場合、比較ユニットが比較を行うよう次の要求パケットを抽出するようさらに構成される。
【0023】
第2の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第2の可能な実装態様において、比較ユニットは、第1の判定ユニットと判断ユニットとを含み、第1の判定ユニットは、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの収集時間との間の時間差が第1の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断するよう構成され、判断ユニットは、時間差が第1の事前設定された閾値未満である場合、現在抽出された要求パケットと以前に抽出された要求パケットとが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたことを判断するよう構成される。
【0024】
第2の態様の第2の可能な実装態様を参照すると、第3の可能な実装態様において、比較ユニットは、第2の判定ユニットと第3の判定ユニットとをさらに含み、第2の判定ユニットは、時間差が第1の事前設定された閾値より大きいか、等しい場合、現在抽出された要求パケットの第1のパケットデータと、以前に抽出された要求パケットの第2のパケットデータまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの第3のパケットデータとを比較するよう構成され、第3の判定ユニットは、第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じである場合、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットの収集時間との間の時間差が第2の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断するよう構成され、または第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じである場合、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットの収集時間との間の時間差が第2の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断するよう構成され、判断ユニットは、時間差が第2の事前設定された閾値未満であると第3の判定ユニットが判断した場合、現在抽出された要求パケットと以前に抽出された要求パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断するようさらに構成される。
【0025】
第2の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第4の可能な実装態様において、第2の判定ユニットが第1のパケットデータを第3のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは、URL情報であり、第3のパケットデータは、位置フィールド情報である。
【0026】
第2の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第5の可能な実装態様において、第2の判定ユニットが第1のパケットデータを第2のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは基準フィールド情報であり、第2のパケットデータはURL情報もしくは基準フィールド情報であり、または第1のパケットデータはホストフィールド情報であり、第2のパケットデータはホストフィールド情報である。
【0027】
第2の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第6の可能な実装態様において、第1の事前設定された閾値は、第2の事前設定された閾値未満である。
【0028】
第2の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第7の可能な実装態様において、解析モジュールは、並べ替えユニットをさらに含み、並べ替えユニットは、収集時間のシーケンスに従って、各回のウェブ・ページ・ブラウジングの間に生成されたパケットを並べ替えるよう構成される。
【0029】
第2の態様の第1から第7の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第8の可能な実装態様において、サービス品質指標は、ウェブページ応答遅延、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延、ウェブ・ページ・データ量、ウェブページ表示遅延、およびウェブページ表示成功率のいずれか1つを含む。
【0030】
第2の態様または第2の態様の第1から第7の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第9の可能な実装態様において、算出装置は、統計値収集モジュールをさらに含み、統計値収集モジュールは、同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで特定の期間内に同じユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値、または同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで異なるユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値についての統計値を収集するよう構成される。
【0031】
上記の問題を解決するために、本出願の第3の態様は、通信システムを提供し、通信システムは、ネットワークサーバおよび少なくとも1つのユーザ機器を含み、少なくとも1つのユーザ機器は、有線または無線ネットワークを使用することによって、ネットワークサーバと通信し、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスを実行し、通信システムは、上記の算出装置のいずれか1つをさらに含み、算出装置は、少なくとも1つのユーザ機器に配置され、または有線もしくは無線ネットワークにアクセスする。
【0032】
第3の態様を参照すると、第1の可能な実装態様において、算出装置が有線または無線ネットワークにアクセスした場合、算出装置は、各ユーザ機器のユーザアドレスに従って、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集する。
【0033】
本出願のサービス品質指標算出方法および算出装置、ならびに通信システムによれば、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成された全てのパケットは、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数の収集パケットで判断され、その結果、各回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標がこれらのパケットに従って算出され、1回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出することができないという先行技術における問題を解決することができる。算出により取得されるサービス品質指標は、ユーザのサービス体験をより正しく反映することができる。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下の説明において、特定のシステム構造、インターフェース、および技術などの具体的な詳細が、本出願を完全に理解するために限定的ではなく例示的に記載される。しかしながら、当業者は、本出願が、これらの具体的な詳細なしに他の実施形態で実施することができることを知るべきである。他の場合において、既知の装置、回路、および方法の詳細な説明は省略されるため、本出願は、不要な詳細によって曖昧になることなく説明される。
【0036】
以下の説明は、添付図面および特定の実施形態を参照する。
【0037】
図1を参照すると、
図1は、本出願によるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための方法の第1の実施形態の模式的なフローチャートである。算出方法は、以下のステップを含む。
【0038】
ステップS110:ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集する。
【0039】
ユーザが、オペレータによって提供されるサービスを使用する場合、多くのパケットが生成される可能性がある。これらのサービスは、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービス
、ボイス・オーバ・インターネット・プロトコル
(VoIP)サービス、電子メールサービス、および動画サービスなどを含む多くの種類に分割することができる。各種類のサービスのパケットは、異なる構造およびフォーマットを有しており、したがって、パケットが収集された場合、別のサービスのパケットは、パケットの構造およびフォーマットに従ってフィルタリングされ、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関するパケットを取得することができる。ウェブ・ページ・ブラウジング処理で生成されたパケットは、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関するパケットと考えることができる。
【0040】
ウェブ・ページ・ブラウジングの間、一般に使用されるプロトコルは、HTTPおよ
びワイヤレス・アプリケーション・プロトコル
(WAP)などである。したがって、パケットは、HTTPまたはWAPの要求パケットおよび応答パケットを含む。さらに、要求パケットが送信される前に、TCP接続が場合によってはまずセットアップされる必要があり、ドメイン名解決も実行される必要があり、したがって、パケットは、TCPセットアップパケット、TCP解放パケット、およびドメイン名解決を実行するために使用され
るドメイン名システム
(DNS)パケットなどをさらに含むことができる。
【0041】
したがって、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関するパケットを収集することは、DNSパケット、TCPセットアップパケット、要求パケット、および応答パケットを収集することであるとすることができる。要求パケットは、要求線、要求ヘッダ、および要求本体を含む。応答パケットは、状態表示行、応答ヘッダ、および応答本体を含む。
【0042】
以下は、ウェブ・ページ・ブラウジング処理を説明するための一例を使用する。
【0043】
ユーザがウェブサイトを入力するか、ウェブページへのリンクを開き、ウェブページを訪問する場合、TCP接続を、要求に従ってネットワークサーバにセットアップすることができ、次いで、要求パケットが、ネットワークサーバに送信される。要求線は
、ユニフォーム・リソース・ロケータ
(URL)すなわち、要求されたオブジェクトを含む。要求パケットを受信したあと、ネットワークサーバは、1つまたは複数の応答パケットを返す。応答パケットの状態表示行は、応答パケットがノーマルであるかどうかを指示する。全てがノーマルである場合、ネットワークサーバは、次いでウェブ・ページ・データをユーザに送信し、その結果、ユーザは、ウェブ・ページ・ブラウジングを開始することができる。上記の処理において、1つのウェブページをブラウジングする場合に複数のTCP接続がネットワークサーバにセットアップされる可能性があるので、TCP接続で生成される要求パケットおよび応答パケットの量は、互いに異なる可能性がある。
【0044】
ステップS120:同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されるパケットを判断する。
【0045】
収集パケットは、ユーザが異なる時間でウェブページをブラウジングした場合に生成される可能性があり、またはユーザが異なるウェブページをブラウジングした場合に生成される可能性があり、したがって、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断する必要がある。全てのパケットがどの時間のウェブ・ページ・ブラウジングで別々に生成されたかを判断したあと、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成された全てのパケットを分類することができる。
【0046】
ステップS130:同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従って、ウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出する。
【0047】
各回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットが判断されたあと、各回のウェブ・ページ・ブラウジングでのウェブページサイズおよびウェブページ提示時間などのパラメータを、これらのパケットを使用することによって、反映することができる。これら全てのパラメータが、サービス品質指標のコンテンツに属する。この実施形態において、サービス品質指標は、ウェブページ応答遅延、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延、ウェブ・ページ・データ量、ウェブページ表示遅延、またはウェブページ表示成功率などのパラメータの少なくとも1つを含む。
【0048】
本出願におけるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための方法によれば、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成された全てのパケットは、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数の収集パケットで判断され、その結果、各回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標がこれらのパケットに従って算出され、1回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出することができないという先行技術における問題を解決することができる。算出により取得されるサービス品質指標は、ユーザのサービス体験をより正しく反映することができ、その結果、オペレータは、サービス品質指標に従って、ユーザのサービス体験を正確に制御することができる。
【0049】
図2を参照すると、
図2は、本出願によるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための方法の第2の実施形態の模式的なフローチャートである。算出方法は、以下のステップを含む。
【0050】
ステップS210:ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集する。
【0051】
ステップS220:現在抽出された要求パケットを、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットと連続的に比較し、パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたかどうかを判断する。
【0052】
パケットは、要求パケットと応答パケットとを含み、要求パケットが良好に実現された場合、要求パケットは、少なくとも1つの対応する応答パケットを有する。したがって、比較のためのオブジェクトは、要求パケットもしくは応答パケットの収集時間とすることができ、または要求パケットもしくは応答パケットのパケットデータとすることができる。要求パケットのパケットデータは、要求パケットの要求線、要求ヘッダ、および要求本体に含まれるデータである。応答パケットのパケットデータは、状態表示行、応答ヘッダ、および応答本体を含むデータである。2つの要求パケットが、収集時間またはパケットデータにおいて関連づけられる場合、その2つの要求パケットは、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと考えることができる。
【0053】
現在抽出された要求パケットが第1の要求パケットである場合、次の要求パケットがさらに抽出され、比較の間に、少なくとも1つの以前に抽出された要求パケットおよび応答パケットが存在することを確実にする。この実施形態において、要求パケットおよび応答パケットは、事前設定されたシーケンスに従って抽出され、事前設定されたシーケンスは、要求パケットの収集時間のシーケンスであることが好ましい。
【0054】
現在抽出された要求パケットと、以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットとの間の比較は、ウェブ・ページ・リダイレクトの場合に実行される。具体的には、以前に抽出された要求パケットが送信されたあと、受信した応答パケットは、ウェブ・ページ・リダイレクトが生じたことを示し、応答パケットは、要求パケットを再送するよう指示する可能性がある。現在抽出された要求パケットが、再送された要求パケットである場合、現在抽出された要求パケットは、以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットと関連づけられ、現在抽出された要求パケットおよび以前に抽出された要求パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと依然として判断することができる。したがって、現在抽出された要求パケットが以前に抽出された要求パケットと比較され、そのパケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたかどうかを判断することができない場合、現在抽出された要求パケットは、以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットと比較することができる。
【0055】
ステップS230:パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断された場合、比較のために次の要求パケットを抽出する。
【0056】
現在抽出された要求パケットが、全ての以前に抽出された要求パケットまたは応答パケットと比較されたあと、次の要求パケットが、比較のために抽出され、すなわち、上記の比較処理は、全ての要求パケットまたは応答パケットが抽出されるまで繰り返される。この実施形態において、以前に抽出された要求パケットおよび応答パケットが複数存在する場合、現在抽出された要求パケットおよび以前に抽出された要求パケットにおける要求パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたことが第1の時間に対して判断された場合、比較は停止され、次の要求パケットがさらに抽出される。上記の比較処理が繰り返され、比較時間の量が削減され、可能な限りの時間の節約になる。例えば、以前に抽出された要求パケットが3つ存在し、それぞれがA、B、およびCとして表されると仮定すると、Aは、1回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成され、BおよびCは、別の回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成され、現在抽出された要求パケットがDとして表され、比較の間に、Dは、Aとまず比較され、2つが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたものではないと判断されたあと、Dは、Bと比較され、2つが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと
判断された場合、DはもはやCと比較されず、BおよびCは同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成され、DとBは同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成
されるので、DとC
が同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで明らかに生成されたと結論づけることができ、したがって、この場合での比較は停止されて、比較時間の量を減らし、時間を節約する。
【0057】
ステップS240:同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従って、ウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出する。
【0058】
同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットが判断されたあと、ウェブ・ページ・ブラウジングの回もまた判断することができる。このようにして、各回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出することができる。
【0059】
ステップS250:同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで特定の期間内に同じユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値、または同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで異なるユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値についての統計値を収集する。
【0060】
単一回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標は、ユーザのサービス体験を反映するのに不十分である可能性があり、ユーザのサービス体験を概ね反映するために複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標について統計値を収集することが必要である。例えば、全ての要求パケットが3回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと仮定すると、3セットのサービス品質指標が、3回のウェブ・ページ・ブラウジングによる算出によって取得され、3回のウェブ・ページ・ブラウジングは、同じユーザアドレスまたは異なるユーザアドレスからのものとすることができる。3セットのサービス品質指標の平均値を算出することによって、ユーザのサービス体験を概ね反映することができる。
【0061】
図3Aおよび
図3Bを参照すると、
図3Aおよび
図3Bは、本出願によるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための方法の第3の実施形態の模式的なフローチャートである。算出方法は、以下のステップを含む。
【0062】
ステップS310:ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集する。
【0063】
ステップS320:現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの収集時間との間の時間差が第1の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断し、ここで、時間差が第1の事前設定された閾値未満である場合、ステップS350を実行し、時間差が第1の事前設定された閾値未満でない場合、ステップS330を実行する。
【0064】
現在抽出された要求パケットと、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの収集時間が非常に近い場合、2つの要求パケットは、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングの間に送信されたと考えることができる。事前設定された閾値は、可能な限り小さくなるよう設定し、判断の精度を向上させることができる。
【0065】
ステップS330:現在抽出された要求パケットの第1のパケットデータを、以前に抽出された要求パケットの第2のパケットデータまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの第3のパケットデータと比較する。
【0066】
パケットデータは、多くの種類のフィールド情報を含み、ほとんどのフィールド情報は、比較のために使用することができる。以下に、特定の場合を使用することによる説明を提供する。ユーザがウェブページをブラウジングしているときに特定のポータルサイトを訪問したと仮定する。ここで、そのポータルサイトのホストアドレスは、www.abc.comであり、ポータルサイトは、フォーラムセクションとニュースセクションを含み、ニュースセクションは、スポーツ、エンターテイメント、および教育などのコラムを含む。
【0067】
第1の場合において、第1のパケットデータが第3のパケットデータと比較された場合、第1のパケットデータはURL情報であり、第3のパケットデータは、位置フィールド情報である。したがって、現在抽出された要求パケットは、以前に抽出された要求パケットによって引き起こされたリダイレクトによるものかどうかを判断することができる。
【0068】
応答パケットの応答ヘッダを使用して、追加応答情報、ネットワークサーバについての情報、およびネットワークサーバにより状態表示行に格納することができない要求パケットによって要求されたURI(Uniform Resource Identifier、統一資源識別子)により識別されたリソースへのさらなるアクセスについての情報を転送し、URLは、URIの一部である。共通応答ヘッダは、位置(Location)フィールド情報を含む。位置フィールド情報は、新しいURLへのリダイレクトのために使用される。
【0069】
以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットに含まれる位置フィールド情報がwww.abc.comである場合、現在抽出された要求パケットのURL情報もまたwww.abc.comであり、現在抽出された要求パケットが、以前に抽出された要求パケットによって引き起こされたリダイレクトによって生成されたと判断することができ、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。
【0070】
第2の場合において、第1のパケットデータが第2のパケットデータと比較された場合、第1のパケットデータは、基準フィールド情報であり、第2のパケットデータは、URL情報である。
【0071】
要求パケットの要求ヘッダにより、追加要求情報およびユーザが使用するデバイスについての情報をネットワークサーバに転送することを可能にする。共通要求ヘッダは、ホスト(Host)フィールド情報、基準(Referer)フィールド情報、およびアクセプトフィールド情報を含む。ホストフィールド情報は、インターネットホストおよび要求されたURLのインターネットホストのポート番号を指示するために使用され、基準フィールド情報は、要求されたURLのソースアドレスを指示するため、すなわち、今回要求されたURLがどのリンクまたはウェブサイトからのものであるかをネットワークサーバに通知するために使用され、ネットワークサーバは、ロール・バック・リンク・リストを生成するために使用することができ、アクセプトフィールド情報は、ユーザが受信することを許可された情報の種類を指示するために使用される。
【0072】
ユーザがポータルサイトをブラウズして、新しいセクションのデータを受信した場合、ブラウザは、要求を自動的に引き起こし、要求パケットを生成する。これらの要求パケットが要求するものは、スポーツ、エンターテイメント、および教育などのコラムである。したがって、これらの要求パケットの基準フィールド情報は、新しいセクションに対応するURL情報となる。現在抽出された要求パケットの基準フィールド情報が、以前に抽出された要求パケットのURL情報と同じである場合、現在抽出された要求パケットを、現在抽出された要求パケットの基準フィールド情報に従って以前に抽出された要求パケットのURL情報にロールバックすることができることを示し、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。
【0073】
第3の場合において、第1のパケットデータが第2のパケットデータと比較された場合、第1のパケットデータは、基準フィールド情報であり、第2のパケットデータは、基準フィールド情報である。
【0074】
ユーザがポータルサイトをブラウズして新しいセクションのデータを受信した場合、要求が自動的に引き起こされ、複数の要求パケットが生成される。現在抽出された要求パケットがスポーツコラムを要求し、以前に抽出された要求パケットが教育コラムを要求すると仮定した場合、これらの要求パケットの基準フィールド情報は同じであり、ニュースセクションのURL情報である。したがって、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。
【0075】
第4の場合において、第1のパケットデータが第2のパケットデータと比較された場合、第1のパケットデータはホストフィールド情報であり、第2のパケットデータは、ホストフィールド情報である。
【0076】
現在抽出された要求パケットがニュースセクション
のデータを要求し、以前に抽出された要求パケットがフォーラムセクションを要求する場合、これらの要求パケットのホストフィールド情報は同じであり、www.abc.comである。したがって、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。
【0077】
この実施形態において、比較は、第2、第3、および第4の場合に従って実行されることができることが好ましく、パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断することができない場合、比較は、第1の場合に従って、さらに実行することができる。
【0078】
ステップS340:第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じである場合、または第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じである場合、時間差が第2の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断し、時間差が第2の事前設定された閾値未満である場合、ステップS350を実行し、時間差が第2の事前設定された閾値未満でない場合、ステップS360を実行する。
【0079】
2つの要求パケットが関連づけられると考えられる場合、その2つの要求パケットは、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと依然として判断することができる。2つの要求パケットの収集時間が数時間または数日も離れている場合、その2つの要求パケットは、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断することができない。したがって、第2の事前設定された閾値は、上記の場合を避けるよう設定するために必要である。この実施形態において、第1の事前設定された閾値は、第2の事前設定された閾値未満であり、例えば、第1の事前設定された閾値は1秒であり、第2の事前設定された閾値は1分である。
【0080】
本明細書では、時間差を判断することには、2つの場合を含む。第1の場合は、第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じである場合、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットの収集時間との間の時間差が第2の事前設定された閾値未満であると判断され、第2の場合は、第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じである場合、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットに対応する応答要求の収集時間との間の時間差が、第2の事前設定された閾値未満であると判断される。
【0081】
ステップS350:現在抽出された要求パケットと、以前に抽出された要求パケットとが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断する。
【0082】
第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じであるか、または第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じである場合において、上記の時間差は、第2の事前設定された閾値未満であり、2つの要求パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断することができる。さらに、パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断することによって、パケットに対応している回のウェブ・ページ・ブラウジングをさらに収集することができる。
【0083】
ステップS360:全ての要求パケットが抽出されたかどうかを判断する。ここで、全ての要求パケットが抽出された場合、ステップS380を実行し、全ての要求パケットが抽出されていない場合、ステップS370を実行する。
【0084】
ステップS370:比較のために次の要求パケットを抽出する。
【0085】
次の要求パケットが抽出されたあと、全ての要求パケットの比較が完了するまで、ステップS320をさらに実行する。例えば、
図4を参照すると、
図4は、
図3Aおよび
図3Bで示した算出方法で収集された要求パケットおよび応答パケットの概略図である。図における水平座標は、収集時間のシーケンスを反映し、垂直座標は、データ量のサイズを反映している。図において、要求パケット、および要求パケットに対応する応答パケットは、柱状部分r1、r2、r3、r4、r5、r6、r7、およびr8に含まれ、残りの柱状部分は、送信された要求パケットによって要求されたオブジェクトを表す。柱状部分r1、r2、r3、r4、r5、およびr6は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成され、r7およびr8は、別の回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成される。ステップS320からステップS370が実行されている場合、抽出が、r1からr8へ開始する。r8およびr6が同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されないと判断されると、r1、r2、r3、r4、r5、およびr6が同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断することができ、さらなる処理を実行することができる。
【0086】
ステップS380:収集時間のシーケンスに従って、各回のウェブ・ページ・ブラウジングの間に収集されたパケットを並べ替える。
【0087】
並べ替えが実行されると、収集時間が最も早い要求パケットが第1の要求パケットとなり、第1の要求パケットに対応する応答パケットが第1の応答パケットとなり、収集時間が最も遅い要求パケットが最終要求パケットとなり、最終要求パケットに対応する応答パケットが最終応答パケットとなる。
【0088】
ステップS390:同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従って、ウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出する。
【0089】
同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成された全ての要求パケットが判断されると、応答パケットもまた、それに応じて判断される。この回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標は、これらの要求パケットおよび応答パケット、すなわち、
図8におけるr1からr6に従って算出することができる。複数回のウェブ・ページ・ブラウジングがある場合、各回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標をさらに算出することができる。
【0090】
この実施形態において、サービス品質指標は、ウェブページ応答遅延、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延、ウェブ・ページ・データ量、ウェブページ表示遅延、およびウェブページ表示成功率の少なくとも1つを含む。
【0091】
ウェブページ応答遅延は、ユーザがウェブページをブラウジングした場合の応答速度であり、1回のウェブ・ページ・ブラウジングにおける第1の要求パケットの収集時間と、第1の応答パケットの収集時間との間の時間差である。パケットがTCP接続をセットアップするために使用されるTCPセットアップパケットをさらに含む場合、ウェブページ応答遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングにおける第1のTCPセットアップパケットの収集時間と、第1の応答パケットの収集時間との間の時間差である。TCPセットアップパケットは
、同期シーケンス番号
(SYN)要求パケットとすることができる。パケットがドメイン名解決を実行するために使用されるDNS要求パケットをさらに含む場合、ウェブページ応答遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングにおけるDNS要求パケットの収集時間と、第1の応答パケットの収集時間との間の時間差である。
【0092】
ウェブ・ページ・リダイレクト遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングにおける、リダイレクトを引き起こす要求パケットの収集時間と、リダイレクトが成功した場合に送信される要求パケットの収集時間との間の時間差である。リダイレクト処理は、要求線におけるURLが変更されたか、移されたことである。要求パケットを受信すると、応答パケットを返す場合、ネットワークサーバは、状態表示行で新しいURLおよび応答コードを提供する。ユーザが応答コードを受信すると、リダイレクトが判断され、要求パケットが再び送信され、ここで、要求パケットの要求オブジェクトは、新しいURLである。
【0093】
ウェブ・ページ・データ量は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングにおける全ての応答パケットの総データ量であり、全ての応答パケットが繰り返されない。各応答パケットのデータ量は、応答パケットの要求パケットによって要求されたデータ量を反映し、各回のウェブ・ページ・ブラウジングのデータ量は、各回のウェブ・ページ・ブラウジングにおける全ての応答パケットの総データ量から取得することができる。
【0094】
ウェブページ表示遅延は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングにおける、第1の送信または受信パケットの収集時間と、最終パケットの収集時間との間の時間差である。第1の送信パケットは、第1の要求パケット、TCPセットアップパケット、またはDNS要求パケットなどとすることができ、第1の受信パケットは、第1の応答パケットとすることができる。
【0095】
ウェブページ表示成功率は、1回のウェブ・ページ・ブラウジングにおける、成功応答パケットの量と、全ての応答パケットの量との比である。いくつかの要求パケットが送信されたあと、ネットワークサーバが応答しないか、または状態コードが間違った種類に属する場合、応答パケットは、応答失敗を示すが、いくつかの要求パケットが正常に応答された場合、応答パケットは、応答成功を示し、したがって、成功応答パケットの量は、全ての応答パケットの量未満であるか、または等しい。
【0096】
さらに、ウェブページ表示成功識別子を、ウェブページ表示成功率に従ってさらに設定することができる。具体的には、閾値を設定することができる。ウェブページ表示成功率が閾値を超えた場合、ウェブページ表示成功と判断することができ、ウェブページ表示成功識別子が生成され、そうでなければ、ウェブページ表示失敗と判断される。
【0097】
この実施形態は、サービス品質指標の単にいくつかのパラメータの算出処理を例示的にリスト化したものであり、これらのパラメータは全て、1回のウェブ・ページ・ブラウジングを意図することを理解すべきである。サービス品質指標の別のパラメータを、本出願により算出することができ、例えば、ウェブページ表示速度などが、ウェブページのサイズおよびウェブページ表示遅延から算出されることを排除しない。
【0098】
図5を参照すると、
図5は、本出願によるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための装置の第1の実施形態の模式的な構成図である。算出装置は、収集モジュール51、解析モジュール52、および算出モジュール53を含む。
【0099】
収集モジュール51は、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集し、複数の収集されたパケットを解析モジュール52に送信するよう構成される。ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスのパケットは、別のサービスのパケットとは異なる構造およびフォーマットを有しているため、収集モジュール51がパケットを収集する場合、別のサービスのパケットは、そのパケットの構造およびフォーマットに従ってフィルタリングして、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関するパケットを取得することができる。収集モジュール51によって収集されたパケットは、少なくとも要求パケットと応答パケットとを含み、TCP接続をセットアップするために使用されるTCPセットアップパケット、TCP解放パケット、およびドメイン名解決を実行するために使用されるDNSパケットをさらに含むことができる。この実施形態において、パケットを収集する場合、収集モジュール51はまた、各パケットの収集時間を記録する。
【0100】
解析モジュール52は、複数の収集されたパケットを、収集モジュール51から受信し、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断するよう構成される。収集モジュール51によって収集されたパケットは、ユーザが異なる時間でウェブページをブラウジングした場合に生成される可能性があり、またはユーザが異なるウェブページをブラウジングした場合に生成される可能性があり、したがって、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断する必要がある。解析モジュール52が、全てのパケットがどの回のウェブ・ページ・ブラウジングで別々に生成されたかを判断し、したがって、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを分類することができる。
【0101】
算出モジュール53は、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従って、ウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出するよう構成される。算出モジュール53によって算出されたサービス品質指標は、ブラウジング開始から、ブラウジング完了までの1回のウェブ・ページ・ブラウジングの処理におけるユーザのサービス体験を反映する。例えば、サービス品質指標は、ウェブページ応答遅延、ウェブ・ページ・リダイレクト遅延、ウェブ・ページ・データ量、ウェブページ表示遅延、およびウェブページ表示成功率などの少なくとも1つを含む。
【0102】
本出願におけるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための装置によれば、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成された全てのパケットは、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数の収集パケットで判断され、その結果、各回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標がこれらのパケットに従って算出され、1回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出することができないという先行技術における問題を解決することができる。算出により取得されるサービス品質指標は、ユーザのサービス体験をより正しく反映することができ、その結果、オペレータは、サービス品質指標に従って、ユーザのサービス体験を正確に制御することができる。
【0103】
図6を参照すると、
図6は、本出願によるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための装置の第2の実施形態の模式的な構成図である。算出装置は、収集モジュール61、解析モジュール62、および算出モジュール63を含む。解析モジュール62は、抽出ユニット621および比較ユニット622を含む。
【0104】
収集モジュール61は、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集し、複数の収集されたパケットを解析モジュール62に送信するよう構成される。
【0105】
解析モジュール62は、複数の収集されたパケットを、収集モジュール61から受信し、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断するよう構成される。
【0106】
算出モジュール63は、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従って、ウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出するよう構成される。
【0107】
具体的には、パケットは、要求パケットと応答パケットとを含み、要求パケットが良好に実現された場合、要求パケットは、少なくとも1つの対応する応答パケットを有する。抽出ユニット621は、事前設定されたシーケンスに従って、複数の要求パケットを抽出するよう構成される。事前設定されたシーケンスは、要求パケットの収集時間のシーケンスであることが好ましい。
【0108】
比較ユニット622は、現在抽出された要求パケットを、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットと、連続的に比較し、パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたかどうかを判断するよう構成される。比較のためのオブジェクトは、要求パケットもしくは応答パケットの収集時間とすることができ、または要求パケットもしくは応答パケットのパケットデータとすることができる。2つの要求パケットが、収集時間またはパケットデータにおいて関連づけられる場合、その2つの要求パケットは、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと考えることができる。
【0109】
抽出ユニット621は、パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで収集されたと比較ユニット622が判断した場合に、比較ユニット
622が比較を実行するために次の要求パケットを抽出するようさらに構成される。
【0110】
要求パケットを抽出するたびに、抽出ユニット621は、要求パケットを比較ユニット622に送信する。2つの要求パケットが連続的に受信されたことを検出すると、比較ユニット622は、比較の実行を開始する。この実施形態において、現在抽出された要求パケットと、以前に抽出された要求パケットにおける要求パケットとが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと初めて判断した場合、比較ユニット622は、比較をやめ、抽出ユニット621は、次の要求パケットの抽出を続ける。
【0111】
図7を参照すると、
図7は、本出願によるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための装置の第3の実施形態の模式的な構成図である。算出装置は、収集モジュール71、解析モジュール72、算出モジュール73、および統計値収集モジュール74を含む。解析モジュール72は、抽出ユニット721、比較ユニット722、および並べ替えユニット723を含む。収集モジュール71、抽出ユニット721、および算出モジュール73は、以前の実施形態の収集モジュール61、抽出ユニット621、および算出モジュール63と同じ技術特徴を有し、詳細は、本明細書では、再び説明しない。違いは、比較ユニット722が第1の判定ユニット731、第2の判定ユニット732、第3の判定ユニット733、および判断ユニット734をさらに含むことである。
【0112】
第1の判定ユニット731は、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケット収集時間との間の時間差が第1の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断するよう構成される。現在抽出された要求パケットと、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの収集時間が非常に近い場合、2つの要求パケットは、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと考えることができる。事前設定された閾値は、可能な限り小さくなるよう設定し、判断の精度を向上させることができる。
【0113】
第2の判定ユニット732は、時間差が第1の事前設定された閾値より大きいか、または等しい場合、現在抽出された要求パケットの第1のパケットデータを、以前に抽出された要求パケットの第2のパケットデータまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの第3のパケットデータと比較するよう構成される。この実施形態において、第2の判定ユニット732が第1のパケットデータを第2のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは基準フィールド情報であり、第2のパケットデータはURL情報もしくは基準フィールド情報であり、または第1のパケットデータはホストフィールド情報であり、第2のパケットデータはホストフィールド情報である。別の実施形態において、第2の判定ユニット732が第1のパケットデータを第3のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータはURL情報であり、第3のパケットデータは、位置フィールド情報である。
【0114】
第3の判定ユニット733は、第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じである場合、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットの収集時間との間の時間差が第2の事前設定された閾値未満であると判断されたかどうかを判定するよう、または第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じである場合、現在抽出された要求パケットの収集時間と、以前に抽出された要求パケットの収集時間との間の時間差が、第2の事前設定された閾値未満であると判断するよう構成される。第1の事前設定された閾値は、第2の事前設定された閾値未満である。
【0115】
判断ユニット734は、時間差が第1の事前設定された閾値未満である場合、および第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じであるか、または第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じである場合に時間差が第2の事前設定された閾値未満である場合、現在抽出された要求パケットと以前に抽出された要求パケットとが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断するようさらに構成される。第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じではないか、もしくは第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じではない、または時間差が第2の事前設定された閾値より大きいか、もしくは等しい場合、判断ユニット734は、現在抽出された要求パケットおよび以前に抽出された要求パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたのではないと判断する。
【0116】
パケットデータは、多くの種類のフィールド情報を含み、ほとんどのフィールド情報は、比較のために使用することができる。以下は、第2の判定ユニット732の具体的な判断方式について説明する。ユーザがウェブページをブラウジングしているときに特定のポータルサイトを訪問したと仮定する。ここで、そのポータルサイトのホストアドレスは、www.abc.comであり、ポータルサイトは、フォーラムセクションとニュースセクションを含み、ニュースセクションは、スポーツ、エンターテイメント、および教育などのコラムを含む。
【0117】
第1の判断方式において、第2の判定ユニット732が第1のパケットデータを第3のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータはURL情報であり、第3のパケットデータは、位置フィールド情報である。以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットに含まれる位置フィールド情報がwww.abc.comである場合、現在抽出された要求パケットのURL情報もまたwww.abc.comであり、現在抽出された要求パケットが、以前に抽出された要求パケットによって引き起こされたリダイレクトによって生成されたと判断することができ、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。
【0118】
第2の判断方式において、第2の判定ユニット732が第1のパケットデータを第2のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは基準フィールド情報であり、第2のパケットデータは、URL情報である。現在抽出された要求パケットの基準フィールド情報が、以前に抽出された要求パケットのURL情報と同じである場合、現在抽出された要求パケットを、現在抽出された要求パケットの基準フィールド情報に従って以前に抽出された要求パケットのURL情報にロールバックすることができることを示し、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。例えば、ユーザがポータルサイトをブラウズして、新しいセクションのデータを受信した場合、ブラウザは、要求を自動的に引き起こし、要求パケットを生成する。これらの要求パケットは、スポーツ、エンターテイメント、および教育などのコラムを要求する。したがって、これらの要求パケットの基準フィールド情報は、新しいセクションに対応するURL情報となる。
【0119】
第3の判断方式において、第2の判定ユニット732が第1のパケットデータを第2のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは、基準フィールド情報であり、第2のパケットデータは、基準フィールド情報である。ユーザがポータルサイトをブラウズして新しいセクションのデータを受信した場合、要求が自動的に引き起こされ、複数の要求パケットが生成される。現在抽出された要求パケットがスポーツコラムを要求し、以前に抽出された要求パケットが教育コラムを要求する場合、これらの要求パケットの基準フィールド情報は同じであり、ニュースセクションのURL情報である。したがって、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。
【0120】
第4の判断方式において、第2の判定ユニット732が第1のパケットデータを第2のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは、ホストフィールド情報であり、第2のパケットデータは、ホストフィールド情報である。現在抽出された要求パケットがニュースセクションを要求し、以前に抽出された要求パケットがフォーラムセクションを要求する場合、これらの要求パケットのホストフィールド情報は同じであり、www.abc.comである。したがって、2つの要求パケットが関連づけられていると予め考えることができる。
【0121】
判断ユニット734が全ての要求パケットを判断したあと、並べ替えユニット723は、収集時間のシーケンスに従って、各回のウェブ・ページ・ブラウジングの間に生成されたパケットを並べ替えるよう構成される。並べ替えが実行されると、収集時間が最も早い要求パケットが第1の要求パケットとなり、第1の要求パケットに対応する応答パケットが第1の応答パケットとなり、収集時間が最も遅い要求パケットが最終要求パケットとなり、最終要求パケットに対応する応答パケットが最終応答パケットとなる。
【0122】
算出モジュール73が各回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出すると、統計値収集モジュール74は、同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで特定の期間内に同じユーザアドレスから開始された複数の時間のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値、または同じサーバアドレスもしくは同じホストアドレスで異なるユーザアドレスから開始された複数回のウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標の平均値についての統計値を収集するよう構成される。例えば、統計値収集モジュール74は、同じホストアドレスで特定の期間内に同じユーザアドレスでのウェブページ表示遅延の平均値、ならびに同じサーバアドレスでの複数のユーザアドレスでのウェブページ応答遅延およびウェブページ表示遅延の平均値などについて、統計値を特に収集することができる。
【0123】
図8を参照すると、
図8は、本出願の通信システムの一実施形態の概略構成図である。
【0124】
通信システムは、算出装置80、ユーザ機器81、有線または無線ネットワーク82、およびネットワークサーバ83を含む。算出装置80は、上記の実施形態のいずれか1つにおける算出装置である。ただ1つのユーザ機器81が、図に模式的に示されているが、別の実施形態において、3つ以上のユーザ機器81があってもよい。ユーザ機器81は、有線または無線ネットワーク82を使用することによって、ネットワークサーバ83と通信し、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスを実行する。
【0125】
この実施形態において、算出装置80は、有線または無線ネットワーク82にアクセスする。別の実施形態において、算出装置80は、ユーザ機器81に配置することができる。
【0126】
算出装置80は、有線または無線ネットワーク82にアクセスする。したがって、算出装置80によって収集されたパケットは、
異なるユーザ機器81に属する可能性がある。したがって、この実施形態において、算出装置80は、各ユーザ機器81のユーザアドレスに従って、ウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集する。
【0127】
図9を参照すると、
図9は、
図8で示した通信システムの適用状況の概略図である。
【0128】
通信システムは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System、ユニバーサル移動体通信システム)ネットワークで使用される。有線または無線ネットワーク82は、少なくとも,無線基地局801、無線ネットワーク制御器(Radio Network Controller)802、サービングGPRS(General Packet Radio Service、汎用パケット無線サービス)サポートノード803、ゲートウェイGPRSサポートノード804、およびホーム・ロケーション・レジスタ(Home Location Register)805を含む。
【0129】
ユーザ機器81は、通信リンクを使用することによって無線基地局801に接続され、無線基地局801、無線ネットワーク制御器802、サービングGPRSサポートノード803、およびゲートウェイGPRSサポートノード804が、連続的に接続される。ホーム・ロケーション・レジスタ805は、サービングGPRSサポートノード803およびゲートウェイGPRSサポートノード804に接続される。ネットワークサーバ83は、通信リンクを使用することによって、ゲートウェイGPRSサポートノード804に接続される。
【0130】
具体的には、無線基地局801は、Iubインターフェースを使用することによって、無線ネットワーク制御器802に接続し、ここで、Iubインターフェースは、論理的インターフェースであり、データ伝送を完了するために使用される。無線ネットワーク制御器802は、Iu−PSインターフェースを使用することによって、サービングGPRSサポートノード803に接続される。Iu−PSインターフェースは、無線ネットワーク制御器802とパケット交換データネットワークとの間のコア・ネットワーク・インターフェースであり、データ伝送を完了するために使用される。サービングGPRSサポートノード803は、Gpインターフェースを使用することによって、ゲートウェイGPRSサポートノード804に接続される。Gpインターフェースは、GPRSネットワーク間インターフェースであり、異なる公衆陸上モバイルネットワークに属するサービングGPRSサポートノードの間の通信を完了するために使用される。この実施形態において、算出装置80は、Iu−PSインターフェースにアクセスする。別の実施形態において、算出装置80は、IubインターフェースまたはGpインターフェースにアクセスすることができる。
【0131】
図10を参照すると、
図10は、
図8で示した通信システムの別の適用状況の概略図である。
【0132】
通信システムは、LTE(Long Term Evolution、ロング・ターム・エボリューション)ネットワークで使用される。有線または無線ネットワーク82は、少なくとも、拡張無線基地局811、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity)812、サービングゲートウェイ813、パケット・データ・ゲートウェイ814、およびホーム・ロケーション・レジスタ815を含む。拡張無線基地局811は、無線ネットワーク制御器のいくつかの機能を統合し、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、および接続モビリティ制御などのために主に使用される。モビリティ管理エンティティ812は、アクセスセキュリティ制御およびアイドル状態モビリティ制御のために主に使用され、ページング、ハンドオーバ、ローミング、および認証などをサポートする。サービングゲートウェイ813は、パケット・データ・ルーティングおよびフォワーディングのために主に使用される。パケット・データ・ゲートウェイ814は、パケット・データ・フィルタリングのために主に使用される。
【0133】
ユーザ機器81は、通信リンクによって拡張無線基地局811に接続され、拡張無線基地局811、モビリティ管理エンティティ812、サービングゲートウェイ813、およびパケット・データ・ゲートウェイ814が、連続的に接続される。ホーム・ロケーション・レジスタ805は、サービングゲートウェイ813およびパケット・データ・ゲートウェイ814の両方に接続される。ネットワークサーバ83は、通信リンクを使用することによって、パケット・データ・ゲートウェイ814に接続される。
【0134】
具体的には、拡張無線基地局811は、S1−MMEインターフェースを使用することによって、モビリティ管理エンティティ812に接続され、ここで、S1−MMEインターフェースは、制御プレーンインターフェースである。拡張無線基地局811は、S1−Uインターフェースを使用することによって、サービングゲートウェイ813に接続され、ここで、S1−Uインターフェースは、ユーザ・プレーン・インターフェースである。モビリティ管理エンティティ812は、S11インターフェースを使用することによって、サービングゲートウェイ813に接続される。サービングゲートウェイ813は、S5インターフェースを使用することによって、パケット・データ・ゲートウェイ814に接続される。この実施形態において、算出装置80は、ユーザ機器81に配置される。別の実施形態において、算出装置80は、S1−MMEインターフェース、S1−Uインターフェース、S11インターフェース、またはS5インターフェースにアクセスすることができる。
【0135】
図11を参照すると、
図11は、本出願によるウェブ・ページ・ブラウジング・サービスでのサービス品質指標を算出するための装置の第4の実施形態の模式的な構成図である。
【0136】
算出装置は、プロセッ
サ91、受信
器92、送信
器93、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)94、リードオンリメモリ(ROM)95、バス96、およびネットワーク・インターフェース・ユニッ
ト97を含む。
【0137】
プロセッサ91は、受信器92、エミッタ93、ランダム・アクセス・メモリ94、リードオンリメモリ95、およびネットワーク・インターフェース・ユニット97を、バス96を使用することによって、別々に結合する。
【0138】
算出装置を稼働するために必要とされる場合、リードオンリメモリ95に構築される基本入力/出力システム(BIOS)または埋込システム内のブートローダを使用して、システムを開始させ、算出装置を通常の実行状態に誘導する。算出装置が通常の実行状態に入ると、アプリケーションプログラム(Application Programs)およびオペレーティングシステム(OS)が、ランダム・アクセス・メモリ94内で実行されて、データを受信するか、またはデータを送信し、その結果、受信器92が、ネットワーク・インターフェース・ユニット97を使用することによってウェブ・ページ・ブラウジング・サービスに関する複数のパケットを収集し、プロセッサ91が、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットを判断して、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたパケットに従ってウェブ・ページ・ブラウジングのサービス品質指標を算出するよう構成される。
【0139】
具体的には、パケットは、要求パケットおよび応答パケットを含む。受信器92によって収集されたパケットは、ランダム・アクセス・メモリ94に格納される。プロセッサ91は、事前設定されたシーケンスに従ってランダム・アクセス・メモリ94から要求パケットを抽出し、現在抽出された要求パケットを、以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットと連続的に比較し、パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたかどうかを判断する。パケットが、同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断した場合、プロセッサ91は、次の要求パケットを抽出し続ける。
【0140】
プロセッサ91によって実行される比較は、複数の処理を含み、それらは主に、現在抽出された要求パケットの収集時間、および以前に抽出された要求パケットまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの抽出時間との間の時間差が第1の事前設定された閾値未満であるかどうかを判断することと、時間差が第1の事前設定された閾値より大きいか、または等しい場合、現在抽出された要求パケットの第1のパケットデータを、以前に抽出された要求パケットの第2のパケットデータまたは以前に抽出された要求パケットに対応する応答パケットの第3のパケットデータと比較することと、第1のパケットデータが第2のパケットデータと同じであるか、または第1のパケットデータが第3のパケットデータと同じであり、時間差が第2の事前設定された閾値未満である場合、現在抽出された要求パケットおよび以前に抽出された要求パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたと判断することである。さらに、時間差が第1の事前設定された閾値未満である場合、現在抽出された要求パケットおよび以前に抽出された要求パケットが同じ回のウェブ・ページ・ブラウジングで生成されたとも判断する。本明細書において、プロセッサ91が、第1のパケットデータを第3のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータはURL情報であり、第3のパケットデータは、位置フィールド情報である。プロセッサ91が第1のパケットデータを第2のパケットデータと比較した場合、第1のパケットデータは基準フィールド情報であり、第2のパケットデータはURL情報もしくは基準フィールド情報であり、または第1のパケットデータはホストフィールド情報であり、第2のパケットデータはホストフィールド情報である。
【0141】
サービス品質指標を算出すると、プロセッサ91は、ネットワーク・インターフェース・ユニット97を介してエミッタ93を使用することによってサービス品質指標を送信することができる。
【0142】
プロセッサ91の特定の実装処理に対して、上記の実施形態における算出方法および算出装置を参照することができ、詳細は、本明細書では再び説明しない。
【0143】
本発明において提供された、いくつかの実施形態において、開示したシステム、装置、および方法は、他の方法で実現してもよいことを理解すべきである。例えば、説明した装置実施形態は、単なる例示である。例えば、モジュールまたはユニット区分は、単なる論理機能区分であり、実際の実装において、他の区分としてもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素を、別のシステムに結合または統合してもよく、またはいくつかの機能を無視するか、または実行しなくてもよい。さらに、表示したまたは説明した相互結合または直接結合または通信接続は、何らかのインターフェースを使用することによって実現してもよい。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形式で実現することができる。
【0144】
別々の部品として説明したユニットは、物理的に別々のものとしてもよいし、しなくてもよく、ユニットとして説明した部品は、物理的ユニットとしてもよいし、しなくてもよく、一箇所に配置してもよいし、複数のネットワークユニット上に分散させてもよい。いくつかの、または全てのユニットは、本実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の必要性に従って選択することができる。
【0145】
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合してもよく、またはユニットのそれぞれは、物理的に独立して存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装してもよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装してもよい。
【0146】
統合されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、および独立の製品として販売もしくは使用される場合、統合されたユニットは、コンピュータ読込み可能ストレージ媒体に格納してもよい。そのような理解に基づいて、本出願の本質的な技術的解決策、または先行技術に起因する部分、または技術的解決策の全てもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実現してもよい。ソフトウェア製品は、ストレージメディアに格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、管理サーバ、またはネットワークデバイスとすることができる)またはプロセッサ(プロセッサ)に指示するためのいくつかの命令を含み、本開示の実施形態で説明した方法のステップの全てまたはいくつかを実行する。上記のストレージ媒体は、プログラムコードを格納することができる何らかの媒体を含み、そのような媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光学ディスクなどがある。
【0147】
上記の説明は、本開示の単なる実施形態であり、本開示の保護範囲を限定することを意図していない。本出願の明細書および図面の内容を使用することによってなされる同等の構造または同等の処理変更、または別の関連する技術分野への直接的または間接的な本明細書よび図面の内容の適用は、本出願の保護範囲内にあるとする。