(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記通知部は、複数の前記携帯端末のうち前記放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザの携帯端末以外の携帯端末に対しては、前記ユーザの携帯端末に対する通知頻度よりも低い頻度で、前記通知情報を送信する、
請求項1から4のいずれかに記載の受信装置。
放送又は通信を介して番組コンテンツを含む放送信号を受信する受信装置と、当該受信装置と無線通信可能に接続された複数の携帯端末とを備える端末連携システムであって、
携帯端末に対応付けて、当該携帯端末のユーザの属性情報を記憶する記憶部と、
放送又は通信を介して、放送コンテンツを含む信号を受信する受信部と、
受信した前記放送コンテンツに、端末連携に対応する放送コンテンツであることを示す指示情報が対応付けられているか否かを判定する第1判定部と、
受信した前記放送コンテンツの属性情報を特定する番組属性特定部と、
複数の前記ユーザの中に特定した前記放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザが存在するか否かを判定する第2判定部と、
前記第1判定部により前記指示情報が対応付けられていると判定され、且つ、前記第2判定部により前記放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザが存在すると判定されることを条件に、当該ユーザの前記携帯端末において、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知するための、前記信号に含まれていない通知情報を送信する通知部と、
を備える端末連携システム。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[端末連携システムSの概要]
初めに、
図1及び
図2を参照して、本発明の概要について説明する。
図1は、端末連携システムSのシステム構成を示す図であり、
図2は、本発明の概要を示す図である。
図1に示すように、端末連携システムSは、テレビ受信機1と、放送局30と、複数の携帯端末50と、を含んで構成される。
【0017】
放送局30は、放送設備や通信設備を用いて、放送コンテンツを含む放送信号を任意の方法で伝送する。放送設備は、デジタル放送又はケーブルテレビ放送用の放送設備であり、放送信号を放送波に重畳し放送用アンテナ又は光ケーブル等を介して伝送する。通信設備は、VOD(Video On Demand)配信用、又は、ハイブリッドキャストコンテンツ(HTML5で記述されたコンテンツ)配信用の通信設備であり、放送信号又はハイブリッドキャストコンテンツをインターネットを介して伝送する。
なお、放送信号には、放送コンテンツに加え、放送コンテンツを補完等する各種デジタルデータやハイブリッドキャストを起動するための信号等が含まれる。また、放送コンテンツは、放送番組やVOD配信による番組の内容を示すコンテンツであり、映像や音声を含んで構成される。
【0018】
携帯端末50は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、及びゲーム機等であり、テレビ受信機1と予めペアリングされた端末装置である。携帯端末50は、インターネットに接続可能であるとともに、ペアリング済みのテレビ受信機1と無線通信可能に接続される。
なお、携帯端末50によるインターネットへの接続は、3G回線等の携帯電話回線を介して行うこととしてもよく、また、無線LANアクセスポイントを介して行うこととしてもよい。この場合、テレビ受信機1が無線LANアクセスポイントとして機能することとしてもよく、また、図示しない無線LANアクセスポイントを別途設けることとしてもよい。
【0019】
テレビ受信機1は、本発明の受信装置に相当し、セットトップボックス1Aと表示装置1Bとを含んで構成される。テレビ受信機1は、放送局30から伝送される放送コンテンツをユーザに対して表示する。また、テレビ受信機1は、インターネットに接続可能であるとともに、ペアリング済みの携帯端末50と無線通信可能に接続される。
【0020】
セットトップボックス1Aは、放送局30から伝送される放送信号を受信し、映像及び音声等の信号に変換して表示装置1Bに出力する。また、セットトップボックス1Aは、無線LANアクセスポイントとして機能する。
表示装置1Bは、本発明の出力部として機能する。表示装置1Bは、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、セットトップボックス1Aから出力された放送コンテンツを表示する。
【0021】
なお、テレビ受信機1は、夫々別体として設けられたセットトップボックス1Aと表示装置1Bとにより構成されることとしてもよく、また、セットトップボックス1Aと表示装置1Bとが一体となって構成されることとしてもよい。
以下においては、セットトップボックス1Aと表示装置1Bとが一体となって構成されるテレビ受信機1を例にとり、実施形態について説明する。
【0022】
以上のような構成の端末連携システムSにおいて、テレビ受信機1は、放送コンテンツを表示中に携帯端末50との端末連携を指示する指示情報を取得すると、ペアリング済みの携帯端末50に対して、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知する。
このとき、テレビ受信機1は、ペアリング済みの携帯端末50のうち表示中の放送コンテンツに興味のあるユーザが所有する携帯端末50に対して、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知する。
【0023】
ここで、
図2Aを参照して、テレビ受信機1において放送コンテンツ「サッカー中継」が表示されている場合を例にとり、具体的に説明する。
図2Aに示すように、テレビ受信機1と無線通信可能な範囲には、テレビ受信機1とペアリング済みの携帯端末50A,50Bが存在している。携帯端末50Aのユーザは、スポーツに興味のあるユーザであり、携帯端末50Bのユーザは、スポーツに興味のないユーザである。
【0024】
表示中の放送コンテンツが「サッカー中継」であるため、携帯端末50Aのユーザは、放送コンテンツに興味があると捉えることができる一方で、携帯端末50Bのユーザは、放送コンテンツに興味がないと捉えることができる。そこで、「サッカー中継」が端末連携に対応する放送コンテンツである場合、テレビ受信機1は、携帯端末50Aに対して端末連携サービスが開始したことを通知する一方で、携帯端末50Bに対しては端末連携サービスが開始したことの通知を抑える。
【0025】
これにより、例えば、携帯端末50Aのユーザがテレビ受信機1と別室にいる等のように放送コンテンツを視聴していない場合であっても、携帯端末50Aを介して通知が行われるため、携帯端末50Aのユーザをテレビ受信機1で表示中の放送コンテンツに誘導することができる。
一方で、放送コンテンツに興味のない携帯端末50Bのユーザに対しては、通知を行わない又は通知頻度を減らすことで、不要な通知を抑えることができ、携帯端末50Bのユーザの利便性を損ねることを防止できる。
【0026】
なお、端末連携制御は、テレビ受信機1及び携帯端末50が有する所定機能に基づいて行われ、例えば、ハイブリッドキャスト放送である場合には、
図2Bに示すように、携帯端末50の連携端末基本機能と、テレビ受信機1の受信機基本機能とにより、端末連携制御が行われる。
具体的には、テレビ受信機1が端末連携を指示する指示情報を取得すると、テレビ受信機1が受信機基本機能を通じて、ペアリング済みの携帯端末50の連携端末基本機能に通知を出す。この通知に伴い携帯端末50においてコンパニオンアプリが自動的に起動することで、端末連携制御が行われる。
【0027】
[本発明の機能構成]
続いて、
図3を参照して、テレビ受信機1及び携帯端末50の構成について説明する。
図3は、テレビ受信機1及び携帯端末50の機能構成を示すブロック図である。
【0028】
[携帯端末50の構成]
初めに、携帯端末50は、制御部51と、無線部52と、表示部53と、記憶部54と、を含んで構成される。
制御部51は、例えば、CPUにより構成される。制御部51は、記憶部54に記憶されている各種プログラムを実行することにより、携帯端末50に係る機能を統括的に制御する。
【0029】
無線部52は、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信回線を介して他の端末装置との間で所定の通信を行う。一例として、無線部52は、無線通信回線を介してテレビ受信機1と通信可能に接続され、任意のタイミングでテレビ受信機1に対して操作履歴等を送信するとともに、テレビ受信機1から端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことの通知を受信する。
ここで、操作履歴は、携帯端末50において実行されたアプリケーションの種別、及び当該アプリケーションの実行中に行われた操作を示す操作情報を含む。なお、アプリケーションに対する操作としては、タッチ操作の内容、タッチ操作の回数、入力されたメッセージの内容、及びアプリケーションの起動・終了操作等が代表的な一例として挙げられる。
【0030】
表示部53は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部53は、制御部51の制御に応じて文字や図形等を表示する。
記憶部54は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部54は、携帯端末50を機能させるための各種プログラムや各種データを記憶する。また、記憶部54は、携帯端末50において実行されたアプリケーションの操作履歴を一時的に記憶する。
【0031】
記憶部54に記憶された操作履歴は、任意のタイミングで読み出され、無線部52を介してテレビ受信機1に送信される。もちろん、操作履歴を記憶部54に一時的に記憶することなく、携帯端末50においてアプリケーションが実行される度にテレビ受信機1に対して送信することとしてもよい。
【0032】
[テレビ受信機1の構成]
テレビ受信機1は、制御部2と、無線部3と、記憶部4と、上述した表示装置1Bと、放送受信部5と、通信部6と、を含んで構成される。
【0033】
無線部3は、Wi−Fi等の無線通信回線を介して他の端末装置との間で所定の通信を行う。一例として、無線部3は、無線通信回線を介して複数の携帯端末50の夫々と通信可能に接続され、近傍の携帯端末50に対して端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知するとともに、夫々の携帯端末50からアプリケーションの操作履歴を受信する。また、無線部3は、通信部6を介して取得したコンテンツを携帯端末50に送信する。
【0034】
記憶部4は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部4は、テレビ受信機1を機能させるための各種プログラムや各種データを記憶する。また、記憶部4は、携帯端末50のユーザが視聴した放送コンテンツの視聴履歴、携帯端末50から受信した操作履歴、及び携帯端末50のユーザの属性情報を記憶する。
【0035】
ここで、記憶部4に記憶される視聴履歴、操作履歴及び属性情報の一例を
図4及び
図5に示す。
図4(A)は、記憶部4に記憶される視聴履歴の一例を示し、
図4(B)は、記憶部4に記憶される操作履歴の一例を示し、
図5は、記憶部4に記憶される属性情報の一例を示す。
なお、
図4では、理解を容易にするため端末IDに紐づけて各種情報を記憶することとしている。ここで、記憶部4に記憶される各種情報は、ユーザの属性情報を特定するために用いられる。そのため、各種情報は、端末IDではなくユーザIDに紐づけ記憶することとしてもよい。これにより、複数の携帯端末50を保有するユーザの属性情報も適切に特定することができる。
【0036】
図4(A)に示すように、記憶部4は、携帯端末50を識別する端末IDに対応付けて、ユーザが視聴した放送コンテンツを識別する情報(例えば、番組名、チャンネル、放送局名等)、ユーザが当該放送コンテンツを視聴した日時、及び当該放送コンテンツのカテゴリ等を記憶する。このとき、記憶部4は、ユーザが所定の時間(例えば5分以上)にわたって連続して視聴した場合の視聴履歴を記憶する。
なお、放送コンテンツのカテゴリは、放送局30から受信した放送信号に含まれる番組識別情報(SI情報)に基づいて特定することができ、例えば、放送コンテンツの大分類、中分類及び小分類を示すカテゴリを含む。
【0037】
ここで、放送コンテンツを視聴しているユーザの特定は、任意の方法により行うことができる。一例として、テレビ受信機1は、放送コンテンツを表示中の携帯端末50との間の電波強度に基づいて視聴ユーザを特定することができる。即ち、電波強度が所定以上である携帯端末50は、テレビ受信機1の近傍に位置しているため、当該携帯端末50のユーザは放送コンテンツを視聴していると特定する。
また、テレビ受信機1は、テレビ受信機1のリモコンとして用いられている携帯端末50のユーザを、放送コンテンツを視聴しているユーザとして特定することとしてもよい。一例として、コンパニオンアプリ(
図2B参照)が起動している携帯端末50は、テレビ受信機1のリモコンとして用いられるため、テレビ受信機1は、コンパニオンアプリの起動の有無に基づいて、放送コンテンツを視聴しているユーザを特定する。
【0038】
テレビ受信機1は、このように特定したユーザ(携帯端末50)に対して、視聴された放送コンテンツ、視聴日時及び放送コンテンツのカテゴリを紐づけることで、視聴履歴を記憶部4に記憶する。
なお、携帯端末50においてユーザの視聴履歴を個別に管理しておき、任意のタイミングで携帯端末50からテレビ受信機1に送信することで、記憶部4に視聴履歴を記憶する構成としてもよい。この場合において、携帯端末50では視聴履歴の一部、例えば、視聴日時のみを管理することとし、テレビ受信機1において管理する他の情報と紐づけることで、
図4に示す視聴履歴を記憶部4に記憶することとしてもよい。
【0039】
図4(B)に示すように、記憶部4は、携帯端末50を識別する端末IDに対応付けて、当該携帯端末50においてアプリケーションが操作された日時、操作されたアプリケーションの種別を示すAP種別、当該アプリケーションのカテゴリを示すAPカテゴリ、及び当該アプリケーションに対する操作内容を示す操作情報等を記憶する。
【0040】
本実施形態では、携帯端末50において実行されるアプリケーションを、「端末連携」「SNS」「その他」という3つのカテゴリに分類する。カテゴリ「端末連携」は、ハイブリッドキャスト放送の端末連携サービスに伴い携帯端末50において取得され実行されるアプリケーション(
図2Bの携帯端末側のHTMLアプリ)のカテゴリであり、放送コンテンツと連携する連携アプリケーションは、カテゴリ「端末連携」に属する。また、カテゴリ「SNS」「その他」は、端末連携サービスとは関係なく携帯端末50において実行されるアプリケーションのカテゴリである。これらカテゴリのうちカテゴリ「SNS」は、他のユーザとの間でメッセージ等のやり取りを行うアプリケーションのカテゴリを示し、カテゴリ「その他」は、その他の任意のアプリケーション(例えば、ゲーム等)のカテゴリを示す。
【0041】
図5に示すように、記憶部4は、携帯端末50を識別する端末IDに対応付けて、当該携帯端末50のユーザの属性情報を記憶する。本実施形態では、ユーザの属性情報として、放送コンテンツのカテゴリに対する関心度を用いることとしている。なお、
図5では、大分類のカテゴリに対する関心度のみを示し、中分類及び小分類に対する関心度は省略している。
関心度は、後述するユーザ属性特定部22が視聴履歴及び操作履歴に基づいて算出するユーザ毎の放送コンテンツに対する関心度合いを示す指標である。関心度は、所定の規則に基づき正規化され、全てのカテゴリに対する関心度の合計値が1になるように算出される。本実施形態では、関心度が大きければ大きいほど、ユーザが、そのカテゴリに高い関心を持っていることを示している。そのため、例えば、端末ID「1」のユーザは、スポーツ(関心度「0.5」)に対して興味が高く、映画、ニュース(関心度「0.0」)に対して興味が低いことが分かる。
【0042】
テレビ受信機1では、記憶部4にユーザ毎の属性情報を記憶しておき、記憶部4に記憶された情報を元にマルチユーザ管理を行いつつ、各ユーザへの通知を制御する。
【0043】
図3に戻り、放送受信部5及び/又は通信部6は、本発明の受信部として機能する。
具体的には、放送受信部5は、放送網やケーブルテレビ回線を介して放送局30から伝送される放送信号を受信する。放送受信部5が受信した放送信号は制御部2に供給され、制御部2において、映像データ、音声データ、データ放送や字幕データ等の各種データに分離されるとともに、適宜デコード処理等が行われ、放送コンテンツとして表示装置1Bから出力される。
通信部6は、インターネットを介して外部機器と接続され、外部機器との間で所定の通信を行う。一例として、通信部6は、インターネットを介して放送局30の通信設備からVODコンテンツを取得するとともに、図示せぬ外部サーバからハイブリッドキャスト放送で用いられるHTML5コンテンツを取得する。
【0044】
制御部2は、例えば、CPUにより構成される。制御部2は、記憶部4に記憶されている各種プログラムを実行することにより、テレビ受信機1に係る機能を統括的に制御し、取得部21、ユーザ属性特定部22、番組属性特定部23、第1判定部24、第2判定部25及び通知部26として機能する。
【0045】
取得部21は、無線部3を介して、複数の携帯端末50の夫々から操作履歴を取得する。また、取得部21は、複数の携帯端末50の夫々から視聴履歴又は視聴履歴の一部(例えば、視聴日時)を取得することとしてもよい。
取得部21は、携帯端末50の夫々から取得した各種情報を、携帯端末50を識別する端末IDに対応付けて記憶部4に記憶する。
【0046】
ユーザ属性特定部22は、操作履歴(即ち、携帯端末50で実行されたアプリケーションの種別及び当該アプリケーションにおける操作情報)に基づいて、当該携帯端末50のユーザの属性情報を特定する。より具体的には、ユーザ属性特定部22は、操作履歴と視聴履歴とを結び付け、放送コンテンツのカテゴリに対するユーザの関心度を特定する。
【0047】
上述のように、端末連携システムSでは、端末連携に対応する放送コンテンツが開始した場合に、当該放送コンテンツに興味のないユーザへの不要な通知を抑え、興味のあるユーザの携帯端末50に対して端末連携サービスが開始したことを通知する。
そのため、端末連携システムSでは、放送コンテンツに対するユーザの関心度(属性情報)を適切に特定する必要がある。
【0048】
ここで、近年では、放送コンテンツを視聴しながら他の操作を行う「ながら視聴」といった視聴態様が拡大しているため、視聴履歴として得られた放送コンテンツとユーザの興味とは必ずしも一致しない。「ながら視聴」では、テレビ受信機1で放送コンテンツを表示しながらスマートフォン等の携帯端末50を操作するといったことが行われやすいため、このような不一致による弊害は、携帯端末50において顕著にあらわれる。即ち、操作中の携帯端末50においてユーザが意図しない通知が行われると、ユーザの利便性を著しく損なってしまう。
そのため、単に視聴履歴のみからユーザの属性情報(関心度)を特定することは好ましくない。
【0049】
同様に、アプリケーションの操作履歴も放送コンテンツに対するユーザの興味とは必ずしも一致しない。即ち、例えば、サッカーゲームのアプリケーションをよく実行するユーザであっても、放送コンテンツ「サッカー中継」に興味を持っているとは必ずしもいえない。
そのため、単にアプリケーションの操作履歴のみからユーザの属性情報を特定することも好ましくない。
【0050】
この点、本実施形態では、視聴履歴及び操作履歴に基づいて、放送コンテンツに対するユーザの関心度(属性情報)を特定する。即ち、ユーザ属性特定部22は、放送コンテンツを視聴中にユーザが行ったアプリケーションの操作履歴に基づいて、ユーザの属性情報を特定する。
より具体的には、ユーザ属性特定部22は、視聴履歴の視聴日時と操作履歴の操作日時とを紐づけ、放送コンテンツを視聴中に携帯端末50において実行されたアプリケーションの種別及び実行中のアプリケーションに対する操作情報を特定する。そして、ユーザ属性特定部22は、このアプリケーションの種別及び操作情報に基づいて、ユーザの属性情報を特定する。
【0051】
ここで、
図6を参照して、ユーザ属性特定部22によるユーザの属性情報の特定方法について説明する。
図6Aでは、放送コンテンツ「サッカー中継」を視聴中に、(A)カテゴリ「端末連携」に属する連携アプリケーションが実行された携帯端末50A、(B)カテゴリ「SNS」に属するメッセージアプリケーションが実行された携帯端末50B、(C)カテゴリ「その他」に属するゲームアプリケーションが実行された携帯端末50C、の各ユーザの属性情報の特定方法を示す。
【0052】
図6A(A)を参照して、連携アプリケーションは、放送コンテンツと連携して動作する。そのため、連携アプリケーションに対して操作を行ったユーザは、放送コンテンツに対して興味を持っているものと想定される。そこで、ユーザ属性特定部22は、連携アプリケーションに対する操作情報に基づいて、当該連携アプリケーションと連携する放送コンテンツに対して所定の重みづけをしてユーザの属性情報を特定する。
ユーザ属性特定部22は、例えば、連携アプリケーションに対する操作の内容や操作回数に応じて関心度が異なるようにユーザの属性情報を特定する。一例として、ユーザ属性特定部22は、操作回数が多いほど関心度が高くなるようにユーザの属性情報を特定する。他方、ユーザ属性特定部22は、例えば、連携アプリケーションの終了操作が含まれる場合には、関心度が低くなるようにユーザの属性情報を特定する。
【0053】
また、ユーザ属性特定部22は、テレビ受信機1で放送コンテンツを表示中に行われた連携アプリケーション以外のアプリケーションに対する操作情報に基づいて、当該放送コンテンツに対して所定の重みづけをしてユーザの属性情報を特定する。
【0054】
興味のある放送コンテンツである場合、ユーザは他のユーザとの間で情報の共有を望むことがある。そこで、
図6A(B)に示すように、放送コンテンツを視聴中にカテゴリ「SNS」に属するアプリケーションが実行された場合、ユーザ属性特定部22は、当該放送コンテンツに対して関心度が高くなるようにユーザの属性情報を特定する。
他方、放送コンテンツを視聴中にゲームアプリケーションが実行されている場合は、「ながら視聴」である可能性が高く、ユーザにとって興味のない放送コンテンツであると想定される。そこで、
図6A(C)に示すように、放送コンテンツを視聴中にカテゴリ「その他」に属するアプリケーションが実行された場合、ユーザ属性特定部22は、当該放送コンテンツに対して関心度が低くなるようにユーザの属性情報を特定する。もちろん、放送コンテンツを視聴中にゲームアプリケーションの終了操作が行われた場合には、関心度が高くなるようにユーザの属性情報を特定することとしてもよい。
【0055】
なお、図示しないものの、ユーザ属性特定部22は、テレビ受信機1のリモコンとして機能するコンパニオンアプリに対するユーザの操作情報に基づいて、ユーザの属性情報を特定することとしてもよい。
また、各アプリケーションの操作の内容だけでなく、操作時間も加味してユーザの属性情報を特定することとしてもよい。この場合、操作時間が長いほど正負の重みづけが大きくなり、操作時間が短いほど正負の重みづけが小さくなる。
【0056】
ところで、カテゴリ「SNS」に属するアプリケーションであっても、メッセージの内容によっては放送コンテンツに対するユーザの興味が異なることがある。
図6B(A)では、放送コンテンツ「サッカー中継」を視聴中にメッセージアプリケーションにおいて「ゴォォール」といったサッカーに関連するメッセージが投稿されている。他方、
図6B(B)では、放送コンテンツ「サッカー中継」を視聴中にメッセージアプリケーションにおいて「○社の・・・」のようにサッカーとは関連しない家電に関するメッセージが投稿されている。
【0057】
このような場合、ユーザ属性特定部22は、サッカーに関連するメッセージを投稿したユーザについては、放送コンテンツ「サッカー中継」に対する関心度が高くなるようにユーザの属性情報を特定し、家電に関するメッセージを投稿したユーザについては、放送コンテンツ「サッカー中継」に対する関心度が低くなるようにユーザの属性情報を特定することとしてもよい。
【0058】
具体的には、ユーザ属性特定部22は、操作情報に含まれる入力されたメッセージの内容を解析し、放送コンテンツに関連する内容であるか否かを判定する。そして、ユーザ属性特定部22は、放送コンテンツに関連する内容である場合には関心度が高くなるようにユーザの属性情報を特定し、放送コンテンツに関連しない内容である場合には関心度が低くなるようにユーザの属性情報を特定する。
放送コンテンツに関連する内容であるか否かは、任意の方法により特定することとしてよく、ユーザ属性特定部22は、例えば、メッセージに含まれるハッシュタグに基づいて、放送コンテンツに関連するか否かを特定することができる。また、ユーザ属性特定部22は、メッセージに含まれるキーワードと放送コンテンツのカテゴリとの関係性から、放送コンテンツに関連するか否かを特定することができる。
【0059】
図3に戻り、番組属性特定部23は、放送受信部5又は通信部6を介して受信した放送コンテンツの属性情報(カテゴリ)を特定する。即ち、番組属性特定部23は、テレビ受信機1で現在表示している放送コンテンツのカテゴリを特定する。一例として、番組属性特定部23は、放送信号に含まれる番組識別情報(SI情報)に基づいて、現在表示している放送コンテンツのカテゴリを特定する。
【0060】
第1判定部24は、放送受信部5又は通信部6を介して受信した放送コンテンツに、端末連携を指示する指示情報が対応付けられているか否かを判定する。即ち、第1判定部24は、表示中の放送コンテンツが端末連携可能な放送コンテンツであるか否かを判定する。
【0061】
ここで、テレビ受信機1は、端末連携を指示する指示情報を任意の方法で取得することができる。例えば、ハイブリッドキャスト放送である場合、テレビ受信機1は、テレビ受信機1側のHTMLアプリのコンテンツから、端末連携を指示する指示情報を取得する。また、EPG(Electronic Program Guide)等の電子番組表に予め端末連携に対応する放送コンテンツであることを設定しておくことが可能であれば、テレビ受信機1は、この電子番組表を解析することで端末連携を指示する指示情報を取得することができる。更に、昨今、インターネット上で番組表に関する情報を掲示しているサイトも多く存在するが、当該サイト上において端末連携に対応する放送コンテンツであることを示す様な情報が付与されている場合は、テレビ受信機1は当該サイトに掲載の番組表情報を解析することで端末連携を指示する指示情報を取得することもできる。
テレビ受信機1が指示情報を取得している場合、第1判定部24は、表示中の放送コンテンツが端末連携可能な放送コンテンツであると判定する。
【0062】
第2判定部25は、記憶部4に記憶したユーザの属性情報を参照して、複数のユーザの中に番組属性特定部23が特定した放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザが存在するか否かを判定する。即ち、第2判定部25は、携帯端末50を所有する複数のユーザの中に、表示中の放送コンテンツに対して興味を持っているユーザが存在するか否かを判定する。
具体的には、第2判定部25は、放送コンテンツの属性情報(カテゴリ)に対応するユーザの関心度(属性情報)を記憶部4から抽出し、関心度が所定閾値以上であるユーザが存在するか否かを判定する。そして、第2判定部25は、関心度が所定以上であるユーザを、放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザであると判定する。
【0063】
通知部26は、第1判定部24により指示情報が対応付けられていると判定され、且つ、第2判定部25により放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザが存在すると判定されることを条件に、当該ユーザの携帯端末50に対して、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知する。
即ち、通知部26は、表示中の放送コンテンツが端末連携可能な放送コンテンツである場合、この放送コンテンツに対して興味を持っているユーザが所有する携帯端末50に対して、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知する。他方、通知部26は、表示中の放送コンテンツが端末連携可能な放送コンテンツである場合であっても、この放送コンテンツに対して興味を持っていないユーザが所有する携帯端末50に対しては、通知を抑制する。
【0064】
ここで、通知部26による通知の一例を
図7に示す。
図7(A)は、属性情報(関心度)が表示中の放送コンテンツの属性情報に対応するユーザの携帯端末50に対する通知例を示し、
図7(B)は、属性情報(関心度)が表示中の放送コンテンツの属性情報に対応しないユーザの携帯端末50に対する通知例を示す。
【0065】
図7(A)に示すように、通知部26は、放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザ、即ち放送コンテンツに対して興味を持っているユーザの携帯端末50に対して、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知する。この通知を受けると、携帯端末50では、表示部53の所定領域に対して端末連携サービスが開始したことを通知する通知情報501を表示する。この通知情報501に従い、携帯端末50のユーザが端末連携サービスの開始を選択すると、携帯端末50の制御部51は、コンパニオンアプリ(
図2B参照)を起動し、端末連携サービスに伴うアプリケーション(HTML5コンテンツ)を取得し、端末連携表示502として表示部53に表示する。
これにより、テレビ受信機1を介して視聴中の放送コンテンツと連携するアプリケーションが、携帯端末50において実行されることになる。
【0066】
他方、通知部26は、放送コンテンツの属性情報に対応しない属性情報のユーザ、即ち放送コンテンツに対して興味を持っていないユーザの携帯端末50に対しては、
図7(A)とは異なる態様で端末連携に伴う通知を行う。
異なる態様は任意であるが、例えば、通知部26は、放送コンテンツに対して興味を持っていないユーザの携帯端末50に対しては、頻度を下げて通知することとしてもよい。また、通知部26は、
図7(B)に示すように、放送コンテンツに対して興味を持っていないユーザの携帯端末50に対してSNSを利用してメッセージを送付することで、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知することとしてもよい。更に、通知部26は、携帯端末50の表示画面の所定位置に配置されているステータスバー上にメッセージが追加されたことを示すアイコンを表示することで、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知することとしてもよい。
【0067】
[テレビ受信機1の処理]
続いて、
図8及び
図9を参照して、テレビ受信機1で実行される処理の流れについて説明する。
図8は、定期的に実行される属性特定処理の流れの一例を示すフローチャートであり、
図9は、放送コンテンツを表示中に実行される端末連携処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0068】
図8に示す属性特定処理では、初めに、テレビ受信機1の取得部21は、複数の携帯端末50の夫々から視聴履歴(ステップS1)及びアプリケーションの操作履歴(ステップS2)を取得する。
続いて、ユーザ属性特定部22は、視聴履歴及び操作履歴に基づいて、放送コンテンツのカテゴリに対する携帯端末50のユーザの属性情報(関心度)を特定する。具体的には、ユーザ属性特定部22は、視聴履歴と操作履歴とを紐づけ、放送コンテンツを視聴中に実行されたアプリケーションの種別及び操作情報に基づいて、ユーザの属性情報を特定する。なお、視聴履歴と操作履歴との紐づけは、カテゴリ「SNS」「その他」に属するアプリケーションについては、例えば、視聴日時及び操作日時により行うことができる。また、カテゴリ「端末連携」に属するアプリケーションについては、予め放送コンテンツと対応付けられたアプリケーションであるため、視聴日時や操作日時を参照することなく、紐づけを行うことができる。
【0069】
次に、
図9に示す端末連携処理では、初めに、テレビ受信機1の第1判定部24は、テレビ受信機1で表示中の放送コンテンツに端末連携を指示する指示情報が含まれるか否かを判定する(ステップS11)。この判定がYESの場合、番組属性特定部23は、この放送コンテンツの属性情報を特定する(ステップS12)。
【0070】
続いて、第2判定部25は、記憶部4に記憶したユーザの属性情報を参照して、ステップS12で特定した放送コンテンツの属性情報とユーザの属性情報とを比較し(ステップS13)、放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザであるか否かを判定する(ステップS14)。
このとき、放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報のユーザが所有する携帯端末50については、通知部26は、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知し(ステップS15)、端末連携処理を終了する。他方、放送コンテンツの属性情報に対応しない属性情報のユーザが所有する携帯端末50については、通知部26は、通知頻度を調整する等のように通知態様を異ならせて、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知し(ステップS16)、端末連携処理を終了する。
【0071】
以上、端末連携システムSの一実施形態について説明した。なお、本実施形態の端末連携システムSでは、端末連携に対応する放送コンテンツが開始した場合に、テレビ受信機1の制御により、ユーザに対する通知を異ならせることとしている。この点、ユーザに対する通知は、テレビ受信機1の制御ではなく、携帯端末50の制御により、異ならせることとしてもよい。
テレビ受信機1の制御による場合、上述のようにテレビ受信機1から携帯端末50に対する通知態様を制御することで、ユーザに対する通知を異ならせる。これに対して、携帯端末50の制御による場合、テレビ受信機1から複数の携帯端末50に対して一斉に通知を行う一方で、通知を受けた携帯端末50においてユーザの属性情報に基づき表示態様を制御することで、ユーザに対する通知を異ならせる。
【0072】
図10に携帯端末50の制御によりユーザに対する通知を異ならせる場合の、処理フローの一例を示す。
【0073】
携帯端末50では、任意のタイミングで操作履歴や視聴履歴をテレビ受信機1に対して送信する(ステップS31)。携帯端末50から操作履歴等を受信すると、テレビ受信機1では、操作履歴及び視聴履歴に基づいて携帯端末50のユーザの属性情報(関心度)を特定し(ステップS41)、携帯端末50に返信する(ステップS42)。
このステップS31、S41、S42の処理は、定期的に行われる。即ち、ユーザの属性情報(関心度)は定期的に更新され、当該ユーザが所有する携帯端末50内に記憶される。
【0074】
その後、テレビ受信機1において端末連携の指示情報を取得すると(ステップS43)、テレビ受信機1は、ペアリング済みの複数の携帯端末50に対して、放送コンテンツの属性情報とともに指示情報を通知する(ステップS44)。なお、放送コンテンツの属性情報は、番組識別情報(SI情報)等から任意のタイミングで取得しているものとする。このとき、テレビ受信機1では、ペアリング済みの複数の携帯端末50に対して一斉に通知を行う。
【0075】
この通知を受けると、携帯端末50では、定期的に取得しているユーザの属性情報(関心度)と放送コンテンツの属性情報とを比較し、端末連携の指示情報に基づく表示制御を行う(ステップS32)。即ち、放送コンテンツの属性情報に対してユーザが興味を持っている携帯端末50では、端末連携サービスが開始したことを通知する通知情報を表示する。一方、放送コンテンツの属性情報に対してユーザが興味を持っていない携帯端末50では、通知情報を表示する頻度を下げる等して、ユーザに対する通知を異ならせる。
【0076】
このような処理によれば、携帯端末50側の制御に基づいて、放送コンテンツに興味の有るユーザを誘導することができる。なお、
図10では、ユーザの属性情報(関心度)をテレビ受信機1側で特定することとしているが、これに限られるものではなく、ユーザの属性情報についても携帯端末50側で特定することとしてもよい。
また、テレビ受信機1に記憶する情報や携帯端末50に記憶する情報は、テレビ受信機1及び携帯端末50に実行させる処理の内容によって適宜異なることとしてよい。即ち、携帯端末50側でユーザの属性情報を特定し、且つ、携帯端末50側の制御に基づいてユーザに対する通知を異ならせる場合には、テレビ受信機1において視聴履歴、操作履歴又はユーザの属性情報等を記憶しないこととしてもよい。
【0077】
[テレビ受信機1の効果]
以上説明した本実施形態のテレビ受信機1によれば以下の効果を期待できる。
【0078】
本発明のテレビ受信機1では、ペアリング済みの携帯端末50のユーザの属性情報を記憶部4に記憶しておき、この記憶部4に記憶された情報を元にマルチユーザ管理を行いつつ、各ユーザへの通知を制御する。より具体的には、テレビ受信機1では、放送コンテンツを表示中に端末連携を指示する指示情報を取得すると、ペアリング済みの複数の携帯端末50のうち、表示中の放送コンテンツに対して高い関心度を有するユーザの携帯端末50に対して、端末連携に対応する放送コンテンツが開始したことを通知する。
【0079】
これにより、端末連携に対応する放送コンテンツがテレビ受信機1で表示された場合に、当該放送コンテンツに興味を持つユーザに対して、その旨を通知することができる。そのため、放送コンテンツを視聴していないユーザであっても、当該放送コンテンツに興味を持つユーザに通知が行われることになるため、放送コンテンツに興味のあるユーザを放送コンテンツに誘導することができる。その結果、放送から通信だけでなく、通信から放送への誘導が可能になり、放送コンテンツの視聴数を増加させることができる。
【0080】
このとき、テレビ受信機1では、放送コンテンツに対するユーザの関心度(属性情報)を、携帯端末50で実行されたアプリケーションの操作履歴に基づいて特定する。より具体的には、テレビ受信機1は、放送コンテンツの視聴中に実行されたアプリケーション種別やその操作内容に基づいてユーザの属性情報を特定する。
これにより、放送コンテンツに対するユーザの関心度を適切に特定することができるため、放送コンテンツに興味のあるユーザを適切に誘導することができる。
【0081】
一例として、放送コンテンツと連携する連携アプリケーションは、当該放送コンテンツに興味のないユーザは操作しないと想定される。そこで、テレビ受信機1では、連携アプリケーションの操作内容に基づいて属性情報を特定することで、放送コンテンツに対するユーザの関心度を適切に特定することができる。
【0082】
同様に、連携アプリケーション以外のアプリケーションについても、放送コンテンツを視聴中の操作内容に応じて当該放送コンテンツに対するユーザの関心度を特定することができる。
例えば、放送コンテンツを視聴中に放送コンテンツに関連するメッセージが投稿されている場合には、このユーザは放送コンテンツに興味を持っていると捉えることができる。他方、放送コンテンツを視聴中にまったく関係のないゲームアプリケーション等が実行されている場合には、このユーザは放送コンテンツを「ながら視聴」しており、放送コンテンツに興味を持っていないと捉えることができる。
【0083】
また、本発明のテレビ受信機1では、興味のないユーザに対しては通知を抑えることができるため、携帯端末50を用いて他の操作を行っている場合等にユーザにとって興味のない通知を行うことがなく、ユーザの利便性を損なうことがない。
【0084】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【0085】
例えば、テレビ受信機1の制御部が有する機能のうちの1部又は全部の機能を、携帯端末50の制御部51が有することとしてもよく、また、携帯端末50の制御部51が有する機能のうちの一部又は全部の機能を、テレビ受信機1の制御部が有することとしてもよい。
【0086】
また、放送コンテンツを視聴するユーザは、チャンネルを頻繁に切り替えて視聴することがある(ザッピング視聴)。このようなザッピング視聴中に偶然切り替わった放送コンテンツがユーザに興味の有る放送コンテンツである場合、上記実施形態では、切り替わる度に通知が行われてしまう可能性がある。そこで、本発明では、ザッピング視聴に対する対策を含むこととしてもよい。
【0087】
このような対策としては、例えば、同一の放送コンテンツが所定時間継続している場合に限り通知を行うことが考えられる。これにより、ザッピング視聴中に偶然切り替わった放送コンテンツに基づき通知が行われることを防止できる。
具体的には、テレビ受信機1は、放送コンテンツの継続表示時間を計時する。そして、継続表示時間が所定時間になると、当該放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザの携帯端末50に対して通知を行う、ことで実現することができる。
【0088】
また、別対策としては、例えば、同一の放送コンテンツに基づいて一度通知を行ったら、所定時間経過しない限り、再度の通知を行わないことが考えられる。これにより、同一の放送コンテンツに複数回切り替わった場合であっても、ユーザに対する通知を抑えることができる。なお、所定時間は任意であるが、例えば、5分、10分のような任意の時間であってもよく、また、通知を行った放送コンテンツが終了するまで(即ち、同一の放送コンテンツに対して通知は一度限り)のように放送コンテンツ単位であってもよい。また、これらを組み合わせ、任意の時間間隔での通知を所定回行った後は、同一の放送コンテンツに対して通知を行わないといったことであってもよい。
このような別対策は、テレビ受信機1側の制御により行うこととしてもよく、また、携帯端末50側の制御により行うこととしてもよい。
【0089】
テレビ受信機1側の制御により行う場合、テレビ受信機1は、ある放送コンテンツに基づいて一度通知を行うと、当該放送コンテンツに紐づけて時間を計時する。そして、計時した時間が所定時間になると、当該放送コンテンツの属性情報に対応する属性情報を有するユーザの携帯端末50に対して通知を行う、ことで実現することができる。
また、携帯端末50側の制御により行う場合、携帯端末50では、テレビ受信機1から通知を受けるとユーザに対して端末連携サービスが開始したことを通知するとともに、当該放送コンテンツに紐づけて時間を計時する。そして、携帯端末50では、所定時間計時するまでは、同一の放送コンテンツに基づく通知を受けても、ユーザに対する通知(通知情報の表示)を行わないように制御することで、ことで実現することができる。
【0090】
また、上記実施形態では、ユーザ属性特定部22は、放送コンテンツを視聴中に行われたアプリケーションに対する操作(操作の内容や操作回数)に応じてユーザの属性情報を特定することとしているが、これに限られるものではなく、放送コンテンツを視聴中の携帯端末50の状態に基づいてユーザの属性情報を特定することとしてもよい。
ここで、携帯端末50の状態は、例えば、携帯端末50が備える加速度センサ(不図示)が検出した加速度に基づいて特定することができる。一例として、加速度センサが一定時間に亘って加速度を検出しない場合、携帯端末50が操作されていないことが特定できる。
【0091】
ユーザ属性特定部22は、放送コンテンツを視聴中に実行されているアプリケーションの種別と、携帯端末50の状態とから、ユーザの属性情報を特定する。例えば、連携アプリケーションが実行されている状態で、加速度センサが一定以上の加速度を頻繁に検出している場合、ユーザが連携アプリケーションを操作していると判定することができる。そこで、ユーザ属性特定部22は、この放送コンテンツに対して関心度が高くなるようにユーザの属性情報を特定する。また、ゲームアプリケーションが実行されている状態で、加速度センサが一定時間に亘って加速度を検出しない場合、ユーザは、ゲームアプリケーションを放置して放送コンテンツを視聴している可能性があると判定することができる。そこで、ユーザ属性特定部22は、この放送コンテンツに対して関心度が高くなるようにユーザの属性情報を特定する。
このように、本発明は、アプリケーションに対する操作だけでなく、加速度センサの検出結果と、実行されているアプリケーションの種別とに基づいてユーザの属性情報を特定することを含む。
【0092】
また、上記実施形態では、テレビ受信機1や携帯端末50で管理するユーザの属性情報のみを用いることとしている。この点、インターネットの普及した近年では、インターネット上に存在する外部サーバにおいてユーザの属性情報を管理していることがある。一例として、ユーザがSNSサービス等を利用する場合、このSNSサーバにおいて、ユーザの趣味等の属性情報を管理していることがある。そこで、本発明では、このような外部サーバが管理するユーザの属性情報を利用してユーザが興味のある放送コンテンツを特定することとしてもよい。
具体的には、ユーザ属性特定部22は、任意のタイミングで外部サーバにアクセスし、当該外部サーバで管理するユーザの属性情報を取得する。そして、ユーザ属性特定部22は、外部サーバから取得したユーザの属性情報に対して所定の重みづけを行った上で、テレビ受信機1や携帯端末50で管理するユーザの属性情報と統合する。これにより、多様な情報を用いて放送コンテンツに対するユーザの関心度を特定することができ、好適である。