【実施例1】
【0019】
本実施例が適用される油圧ショベルの構成を
図1〜
図3により説明する。
図1は建設機械としての油圧ショベルを示す側面図、
図2は
図1に示す上部旋回体を、キャブ等を省略して示す平面図、
図3は
図2に示すエンジン、エキゾーストパイプ、ベローズ管等、エンジン廻りの構成を示す斜視図である。
【0020】
図1により、建設機械としての油圧ショベルの全体構成を説明する。
図1において、1は土砂の掘削作業等に用いられる油圧ショベルで、この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、この下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載され、前記下部走行体2と共に車体をなす上部旋回体4と、この上部旋回体4の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置5などにより構成されている。
【0021】
前記上部旋回体4は、後述する旋回フレーム6、キャブ7、エンジン8、油圧ポンプ11、熱交換器12、エキゾーストパイプ(排気管)14、ベローズ管15、排気ガス後処理装置16、取付ブラケット18等を備えている。
【0022】
前記上部旋回体4の旋回フレーム6が、前記旋回装置3を介して下部走行体2上に取付けられ、また、この旋回フレーム6は、
図2に示すように、前後方向に延びる厚肉な底板6Aと、該底板6A上に立設され、左右方向に所定の間隔をもって前後方向に延びた左縦板6B及び右縦板6Cと、これら各縦板6B,6Cから左右方向の外向きに延びた複数本の張出しビーム6Dと、左右方向の外側に位置して各張出しビーム6Dの先端に取付けられ、前後方向に延びた左サイドフレーム6E及び右サイドフレーム6Fなどにより構成されている。
【0023】
更に、前記旋回クレーム6の後部側には、
図3に示すように、左右の前記縦板6B,6C間に位置して一対のエンジン支持台6Gが設けられている。これら一対のエンジン支持台6Gは、前記エンジン8を防振状態で設置するための防振マウント9を取付けるもので、前後方向に対向するように配置されている。
【0024】
図1に示す前記キャブ7は、前記旋回フレーム6の左前側に搭載されている。該キャブ7は、オベレータが搭乗するもので、該キャブ7の内部には、オペレータが着座する運転席、各種操作レバー(何れも図示せず)等が配設されている。
【0025】
前記エンジン8は、
図2及び
図3に示すように、旋回フレーム6の後側に搭載され、左右方向に延在するように横置き状態で配置されている。また、エンジン8の左側には、前記熱交換器12と、この熱交換器12に対面するように冷却ファン8Aが設けられている。
【0026】
一方、前記エンジン8の右側には、
図3に示すように、前記油圧ポンプ11を取付けるための取付フランジ部8Bが設けられている。更に、前記エンジン8の前側上部には、エキゾーストマニホールド8Cに接続して過給機(ターボチャージャ)10が設けられている。前記エンジン8は、4個の前記防振マウント9(3個のみ図示)を介して旋回フレーム6の各エンジン支持台6Gに防振状態で取付けられている。
【0027】
前記過給機10はエンジン8の一部を構成するもので、この過給機10は左右方向の右側に向けて排気出口10Aが開口している。この過給機10の排気出口10Aは、エンジン8からの排気ガスを排出するもので、この排気出ロ10Aには前記エキゾーストパイプ14が接続されている。
【0028】
前記油圧ポンプ11は、前記エンジン8の取付フランジ部8Bに取付けられ、前記エンジン8によって駆動されることにより、制御弁(図示せず)に向けて圧油(作動油)を吐出するものである。
【0029】
前記エンジン8の左側に配設された熱交換器12(
図2参照)は、例えばラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等を並べて配置する構成となっている。
図2、
図3に示す13は、前記熱交換器12の右側に対面するように旋回フレーム6上に設けられたファンシュラウドで、該ファンシュラウド13は、
図3に示すように、エンジン8の冷却ファン8Aを取り囲んでいる。
【0030】
次に、前記エンジン8が排出する排気ガスを、上部旋回体4の外部に排出するための構成を、
図3により説明する。エンジン8を構成する過給機10に接続された前記エキゾーストパイプ14は、高温の排気ガスが流通するものであり、金属製の配管で構成されている。更に、前記エキゾーストパイプ14は、前記エンジン8側の過給機10の排気出口10Aに接続される上流側配管14Aと、排気ガスを後処理するための排気ガス後処理装置16の入口側接続部に接続される下流側配管14Bと、前記上流側配管14Aと下流側配管14Bとを接続する前記ベローズ管15などにより構成されている。また、前記各配管14A,14Bは、へ字状に曲げ加工されていて、前記エキゾーストパイプ14が前記過給機10と前記排気ガス後処理装置16との間を直線的に接続することができるようになっている。
【0031】
前記ベローズ管15は、前記エンジン8の過給機10と、前記排気ガス後処理装置16との相対的な変位(両者間の位置ずれ)を吸収するもので、蛇腹形状の金属筒体として形成されている。また、このベローズ管15の両端は、前記上流側配管14Aと下流側配管14Bに、溶接手段などにより一体的に固着されている。
【0032】
前記排気ガス後処理装置(以下、単に後処理装置ともいう)16は前記エキゾーストパイプ14の出口側に設けられ、該後処理装置16は、例えば排気音量を低減するための消音装置などを収容している。また、前記後処理装置16は、前後方向に延びる円筒状容器として形成され、取付ブラケット18上に固定されている。更に、前記後処理装置16の前側は、前記エキゾーストパイプ14の下流側配管14Bに接続される入口側接続部16Aとなり、前記後処理装置16の後側は、尾管19が接続される出口側接続部16Bとなっている。そして、前記後処理装置16を支持する前記取付ブラケット18は、旋回フレーム6のエンジン支持台6Gに溶接手段などにより固着されている。
【0033】
なお、
図2において、20は旋回フレーム6の後部に取付けられたカウンタウエイト、21は前記油圧ポンプ11の前側に位置して旋回フレーム6の右側に搭載された作動油タンク、22は該作動油タンク21の前側に設けられた燃料タンクをそれぞれ示している。
【0034】
上記のように構成された建設機械としての油圧ショベルにおいては、その走行時や作業時には、前記防振マウント9を介して支持されたエンジン8が旋回フレーム6上で振動する。このため、エンジン8と旋回フレーム6に固定的に取付けられた後処理装置16とは相対的に振動するが、両者間を接続する前記ベローズ管15の変形により、エンジン8と後処理装置16との相対的な変位を吸収することができる。
【0035】
しかし、前記後処理装置16を油圧ポンプ上の高位置で且つ旋回フレームと直接固定する取付け形態では、取付け部品点数の違いから組立誤差が増大するため、最大組立誤差を見積もって前記ベローズ管の仕様を決めると該ベローズ管が長大化する。この結果、ベローズ管を備えている前記エキゾーストパイプの1次の共振点が低下し、頻度の高い運転条件における共振回避設計がより難しくなり、また、共振点の低下により、前記ベローズ管の更なる応力対策が必要になる課題もある。
【0036】
そこで、本実施例では、組立誤差によるベローズ管への応力を抑制するためにベローズ管が長大化しても、該ベローズ管を備えているエキゾーストパイプの1次の共振点が低下するのを抑えることができるようにするため、以下説明する構成としている。
上記エキゾーストパイプ14におけるベローズ管15の部分の構成を、
図4〜
図8を用いて詳細に説明する。
【0037】
図4は
図3に示すベローズ管の部分の構成を詳細に説明する断面図、
図5は
図4に示すA部の拡大断面図、
図6は
図4に示すB部の拡大断面図、
図7は
図5、
図6に示す第1調整リングまたは第2調整リングの上半分を示す正面断面図、
図8は
図5、
図6に示す第1調整リングまたは第2調整リングを構成する上半分と下半分を結合した状態を示す正面断面図である。
【0038】
図4に示すように、エキゾーストパイプ14は、エンジン8(
図3参照)の排気出口側に接続される上流側配管14Aと、排気ガス後処理装置16(
図3参照)側に接続される下流側配管14Bと、前記上流側配管14Aと前記下流側配管14Bとを接続するベローズ管15などにより構成されている。前記排気ガス後処理装置16は前記エキゾーストパイプ14の出口側に設けられている。
【0039】
前記ベローズ管15は、前述したように、蛇腹形状の金属筒体として形成され、その両端は、前記上流側配管14Aと前記下流側配管14Bに溶接手段などにより一体的に固着されている。また、前記ベローズ管15は、
図3に示すように、旋回フレーム6に防振マウント9を介して設置されている前記エンジン8と、旋回フレーム6に固定して設置されている前記排気ガス後処理装置16との組立誤差を吸収でき、且つ油圧ショベルの車体稼働時の振動などによる変位量を吸収できる長さに構成されている。
【0040】
即ち、
図4に示すように、ベローズ管15の長さは、車体の稼動により加わる変位量を許容するためのベローズ長さL1と、最大組立誤差を許容するためのべローズ長さL2の和に基づいて規定されている。
図4に示した本実施例では、ベローズ管15の長さを、前記ベローズ長さL1と前記ベローズ長さL2の和となるように構成しているが、前記L1とL2との和以上となるように構成しても良く、このような形態も本発明に含まれるものである。
【0041】
また、本実施例では、前記ベローズ管15の一端側のベローズ外面に沿って取り付けられた第1調整リング23と、この第1調整リング23から任意の間隔離れた位置の前記ベローズ管15のベローズ外面に沿って取り付けられる第2調整リング24と、前記第1調整リング23と前記第2調整リング24との前記間隔を固定するための固定具25とを備えている。
【0042】
前記固定具25は、本実施例では、ボルト25a及びこれに螺合する複数のナット25bなどにより構成されており、前記第1調整リング23と第2調整リング24を前記ナット25bにより前記ボルト25aに固定することにより、前記第1調整リング23と第2調整リング24との間隔を任意の所定の間隔に固定することができる。
【0043】
本実施例では、前記第1調整リング23は、エキゾーストパイプ14の下流側配管14Bとベローズ管15の連結部に取り付けられ、前記第2調整リング24は、エキゾーストパイプ14の下流側配管14Bとベローズ管15の連結部からL2離れた位置に取り付けられている。
【0044】
なお、上述したように、第1調整リング23は、前記エキゾーストパイプ14と前記ベローズ管15との連結部に設けることが好ましいが、本発明はこれに限られるものではなく、前記連結部からベローズ管15の中央側に寄った位置に設けるようにしても良い。即ち、最大組立誤差を許容するためのベローズ長さL2の部分で組立誤差を吸収してベローズ管15を取付け、その後前記組立誤差を許容するためのベローズ長さL2の部分を固定できる構成としていれば良い。
【0045】
また、前記ベローズ管15における前記L1(車体の稼動により加わる変位量を許容するためのベローズ長さ)の部分と、前記L2(最大組立誤差を許容するためのべローズ長さ)の部分を左右逆にしても良く、この場合には前記第1調整リング23は、前記上流側配管14Aとベローズ管15の連結部に取り付けられ、前記第2調整リング24は、前記上流側配管14Aとベローズ管15の連結部からL2離れた位置に取り付けられることになる。
【0046】
図4では、エキゾーストパイプ14の取り付けが完了して、前記第1調整リング23、前記第2調整リング24及び前記固定具25により、ベローズ管15の下流側配管14B側のL2の部分、即ち最大組立誤差を許容するベローズ長さの部分を固定している状態を示している。また、ベローズ管15の上流側配管14A側のL1の部分はフリーになっており、車体稼働時の変位量をベローズ管15のL1の部分で吸収することができるようになっている。
【0047】
次に、
図4のA部及びB部の構成を
図5及び
図6に示す拡大断面図で説明する。
図5は第1調整リング23の部分の拡大断面図で、固定具25を構成するボルト25aが第1調整リング23に形成されている孔23aに挿入され、2つのナット25bによりワッシャ25cを介して、前記第1調整リング23をボルト25aに固定している。前記孔23aの径は前記ボルト25aの外径よりも大きく構成されている。このように孔23aの径を構成すると、エキゾーストパイプ14の組立時に、ベローズ管15の3次元方向への傾きに対して、前記第1調整リング23をそのベローズ管15の設置姿勢に合わせて固定することが可能となり、ベローズ管15に無理な応力を発生させることなく、ベローズ管15のL2の部分を固定することができる効果が得られる。
【0048】
また、前記第1調整リング23には、その内面側に周方向の溝部23bが形成されており、この溝部23bにベローズ管15のベローズ山部15aが嵌り込むように構成されている。ベローズ管15のベローズ谷部15bに挿入される第1調整リング23の部分(歯部)23cの先端部は、前記ベローズ谷部15bの円弧形状に合わせて円弧形状に構成されている。
なお、前記孔23aの径はボルト径に対して、必ずしも大きな径とする必要はなく、また前記ワッシャ25cも必ずしも必要なものではない。
【0049】
図6は第2調整リング24部分の拡大断面図で、
図5で説明した第1調整リング23の場合と同様に、固定具25を構成するボルト25aが第2調整リング24に形成されている孔24aに挿入され、ボルト25aの頭部とナット25bによりワッシャ25cを介して、前記第2調整リング24をボルト25aに固定している。前記孔24aの径も前記ボルト25aの外径よりも大きく構成している。
【0050】
また、前記第2調整リング24にも、その内面側に周方向の溝部24bが形成されており、この溝部24bにベローズ管15のベローズ山部15aが嵌り込むように構成されている。ベローズ管15のベローズ谷部15bに挿入される第1調整リング24の部分(歯部)24cの先端部も、前記ベローズ谷部15bの円弧形状に合わせて円弧形状に構成されている。他の構成は第1調整リング23の場合と同様である。
【0051】
次に、上述した第1、第2の調整リング23,24の構成を
図7及び
図8により説明する。
図7は、上述した第1、第2の調整リング23,24の上半分を示す正面断面図で、この図に示すように、前記第1、第2の調整リング23,24は、正面から見て半リング形状に形成されている。また、この第1、第2の調整リング23,24には、前記固定具25のボルト25aが貫通する孔23a,24aが周方向に2箇所設けられており、またその内周面にはベローズ山部15a(
図5、
図6参照)が嵌り込む溝部23b,24bが形成されている。
【0052】
更に、前記調整リング23,24の両側下面には外側に延在するフランジ部23d,24dが設けられており、各フランジ部23d,24dにはそれぞれボルト孔23e,24eが形成されている。
なお、前記第1、第2の調整リング23,24の下半分も上述した上半分と同様の形状に構成されている。
【0053】
また、本実施例においては、前記第1、第2の調整リング23,24の上半分と下半分にそれぞれ2個(合計で4個)の孔23a,24aを設けている例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、第1調整リングと第2調整リングとの間隔を固定できれば良いので、前記孔23a,24aの数は1個以上あれば良い。但し、合計で3個以上とすることが好ましい。
【0054】
図8は、上述した第1、第2の調整リング23,24を構成する上半分と下半分を結合した状態を示す図で、
図8に示すように、第1、第2の調整リング23,24のそれぞれを構成する上半分と下半分を、ベローズ管15の山部15a(
図5、
図6参照)を挟み込むようにして組合せ、ボルト28とナット29により固定することで、ベローズ外面に沿って前記第1、第2の調整リング23,24を取り付けることができる。
【0055】
その後、
図4で説明したように、固定具25により、前記第1調整リング23と第2調整リング24の間隔を所定の間隔L1となるように固定することにより、車体稼働時の変位を吸収するためのベローズ管15として機能する長さを、
図4のL2だけにすることができるから、ベローズ管15を含むエキゾーストパイプ14における1次の共振点が低下するのを抑制することができる。
【0056】
次に、本実施例におけるエキゾーストパイプ14とベローズ管15の組立手順について、
図4〜
図6を用いて説明する。まず、エキゾーストパイプ14はその上流側配管14Aはエンジンの排気出口10A(
図3参照)に接続され、一方下流側配管14Bは排気ガス後処理装置16(
図3参照)に接続されているものとする。この状態から、前記上流側配管14Aと下流側配管14Bをベローズ管15で接続する手順を説明する。
【0057】
最初に、
図4に示すベローズ管15の上流側配管14Aとの連結部(ベローズ管端部)からL1の位置までのベローズ管15の変形を拘束する。この拘束は、例えば
図4〜
図6で説明したような拘束手段を使用するか、或いは他の拘束手段を使用する。この状態で、エキゾーストパイプ14の上流側配管14A及び下流側配管14Bとベローズ管15とを結合し、組み立てる。この組立時に、エンジン8と排気ガス後処理装置16との組立誤差を、ベローズ管15における最大組立誤差を許容するためのベローズ長さL2の部分で吸収させる。
【0058】
このエキゾーストパイプ14とベローズ管15の組立後、
図5,
図6に示すように、第1調整リング23及び第2調整リング24を、ベローズ管15の外面に沿って所定位置に取付け、更に固定具25(ボルト25a、ナット25b、ワッシャ25c)により、前記第1調整リング23と前記第2調整リング24との間隔を固定することで、前記ベローズ管15のL2(最大組立誤差許容するためのベローズ長さ)の部分が変形するのを拘束することができる。
【0059】
なお、この拘束時、前記第1、第2の調整リング23,24に設けたボルト25aを貫通させるための孔23a,24aの径はボルト25aの外径よりも大きくなっているので、ベローズ管15の径方向の変位も吸収できる構造となっている。
【0060】
前記第1、第2の調整リング23,24及び拘束具25による上記L2の部分の拘束後、ベローズ管15におけるL1(車体稼働により加わる変位量を許容するためのベローズ長さ)の部分の拘束を開放する。
【0061】
上述した本実施例によれば、エキゾーストパイプ14の取付け時において、エンジン8と排気ガス後処理装置16との間の組立誤差を、ベローズ管15のL2(最大組立誤差を許容するためのベローズ長さ)の部分でのみ全て吸収することができ、エキゾーストパイプ取付け後におけるベローズ管15の初期応力を無くすることができる。また、前記組立誤差をベローズ管15のL2の部分で吸収後、その吸収部位(L2の部分)をリジッドに固定するため、エキゾーストパイプ14におけるベローズ管15として機能する長さをL1(車体稼働により加わる変位量を許容するためのベローズ長さ)のみにすることができる。
【0062】
従って、ベローズ管15を備えているエキゾーストパイプ14の1次の共振点を、ベローズ管15の前記L2の部分をリジットに拘束しない場合に比較し、大幅に高くすることが可能になる。これにより、油圧ショベル(建設機械)の運転範囲における共振点をより少なくすることができるから、油圧ショベルの頻度の高い運転条件における共振回避設計をより容易に行うことができるようになる。
【0063】
以上説明した、本実施例の建設機械によれば、エンジン8と排気ガス後処理装置16との間の組立誤差をベローズ管15の一部で吸収し、この組立誤差を吸収した部位を変位吸収後に固定するように構成しているので、組立誤差により発生するベローズ管15の初期応力を無くすることができる。また、エキゾーストパイプ14の取付け後にベローズ管として機能する長さを、車体稼働により加わる変位量を許容するためのベローズ長さL1のみにすることができるから、共振点の低下を抑制することができ、長寿命な建設機械を得ることができる。