特許第6234446号(P6234446)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アルカーメス,インコーポレイテッドの特許一覧

特許6234446ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド
<>
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000004
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000005
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000006
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000007
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000008
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000009
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000010
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000011
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000012
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000013
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000014
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000015
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000016
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000017
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000018
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000019
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000020
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000021
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000022
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000023
  • 特許6234446-ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド 図000024
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6234446
(24)【登録日】2017年11月2日
(45)【発行日】2017年11月22日
(54)【発明の名称】ムチンドメインポリペプチドに連結された活性タンパク質を含む融合ポリペプチド
(51)【国際特許分類】
   C07K 19/00 20060101AFI20171113BHJP
   C12N 15/09 20060101ALI20171113BHJP
   C07K 14/545 20060101ALI20171113BHJP
   C07K 14/575 20060101ALI20171113BHJP
   C12N 1/15 20060101ALI20171113BHJP
   C12N 1/19 20060101ALI20171113BHJP
   C12N 1/21 20060101ALI20171113BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20171113BHJP
   A61K 38/00 20060101ALI20171113BHJP
   A61K 47/50 20170101ALI20171113BHJP
   A61K 38/18 20060101ALI20171113BHJP
   A61K 38/22 20060101ALI20171113BHJP
   A61K 38/16 20060101ALI20171113BHJP
   A61K 47/42 20170101ALI20171113BHJP
【FI】
   C07K19/00
   C12N15/00 AZNA
   C07K14/545
   C07K14/575
   C12N1/15
   C12N1/19
   C12N1/21
   C12N5/10
   A61K38/00
   A61K47/50
   A61K38/18
   A61K38/22
   A61K38/16
   A61K47/42
【請求項の数】18
【全頁数】50
(21)【出願番号】特願2015-516220(P2015-516220)
(86)(22)【出願日】2013年6月6日
(65)【公表番号】特表2015-520193(P2015-520193A)
(43)【公表日】2015年7月16日
(86)【国際出願番号】US2013044552
(87)【国際公開番号】WO2013184939
(87)【国際公開日】20131212
【審査請求日】2016年6月2日
(31)【優先権主張番号】61/657,264
(32)【優先日】2012年6月8日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/778,575
(32)【優先日】2013年3月13日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/657,378
(32)【優先日】2012年6月8日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/657,285
(32)【優先日】2012年6月8日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/723,081
(32)【優先日】2012年11月6日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/778,812
(32)【優先日】2013年3月13日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506350023
【氏名又は名称】アルカーメス,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】アルヴァレス,フアン
(72)【発明者】
【氏名】シャムーン,ジーン
(72)【発明者】
【氏名】ロージー,ヘザー,シー.
【審査官】 福間 信子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2010−536341(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/153960(WO,A1)
【文献】 国際公開第2007/063907(WO,A1)
【文献】 国際公開第2007/020889(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12N 15/00−90
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
GenBank/EMBL/DDBJ/GeneSeq
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
性タンパク質に、ムチンポリペプチドと前記活性タンパク質とがそれらの間にリンカー配列を介して結合したムチンドメインポリペプチドを含む融合タンパク質であって、前記ムチンドメインポリペプチドがタンデムリピート単位当たり少なくとも8個のアミノ酸長のタンデムアミノ酸リピート単位を少なくとも2個持ち、前記ムチンドメインポリペプチドの全てまたは一部が配列番号20を含み、前記活性タンパク質がIL−1Raまたそれに対し少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつIL−1R1に対するアンタゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物、ならびにエキセンジン−4またはそれに対し少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつGLP−1受容体に対するアゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物から選択され、かつ前記融合タンパク質の半減期が、前記ムチンドメインポリペプチドに融合されていない対応する活性タンパク質と比較して少なくとも2倍増加している、融合タンパク質。
【請求項2】
半減期の増加が、同程度の治療有効量の前記融合タンパク質および前記治療活性タンパク質のそれぞれを対象に投与した後に血中濃度を測定することによって決定される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項3】
前記リンカーが配列番号27のアミノ酸配列である、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項4】
4〜25個のタンデムリピートを含む、請求項に記載の融合タンパク質。
【請求項5】
総残基が32〜200個のムチンドメインポリペプチドを含む、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項6】
請求項1に記載の融合タンパク質をコードするポリヌクレオチド配列を含む単離された核酸。
【請求項7】
請求項に記載のポリヌクレオチド配列を含む発現ベクター。
【請求項8】
さらに、前記ポリヌクレオチド配列に作動可能に連結された組換え調節配列を含む、請求項に記載の発現ベクター。
【請求項9】
請求項に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
【請求項10】
請求項1に記載の融合タンパク質および少なくとも1つの薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項11】
配列番号24の配列の1〜224のアミノ酸またはそれらに対して少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつGLP−1受容体に対するアゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物を含む、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項12】
前記活性タンパク質がIL−1Raまたはそれに対して少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつIL−1R1に対するアンタゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物である、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項13】
前記融合タンパク質の見かけの分子量が、前記融合タンパク質の計算された分子量よりも高い請求項12に記載の融合タンパク質。
【請求項14】
前記タンデムアミノ酸リピート単位がヒトムチン(MUC)タンパク質のタンデムリピート単位を含む、請求項12に記載の融合タンパク質。
【請求項15】
前記融合タンパク質が、配列番号1の1〜200のアミノ酸またはそれに対して少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつGLP−1受容体に対するアゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物を含む、請求項12に記載の融合タンパク質。
【請求項16】
前記融合タンパク質が、配列番号3の4〜245のアミノ酸またはそれに対して少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつGLP−1受容体に対するアゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物を含む、請求項12に記載の融合タンパク質。
【請求項17】
前記融合タンパク質が、配列番号5の4〜283のアミノ酸またはそれに対して少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつGLP−1受容体に対するアゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物を含む、請求項12に記載の融合タンパク質。
【請求項18】
前記融合タンパク質が、配列番号7の4〜335のアミノ酸またはそれに対して少なくとも90%のアミノ酸配列の同一性を持ち、かつGLP−1受容体に対するアゴニスト活性を持つアミノ酸配列相同物を含む、請求項12に記載の融合タンパク質。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願(複数可)
本出願は、2012年6月8日に出願された米国仮出願第61/657,264号、2013年3月13日に出願された同第61/778,575号、2012年6月8日に出願された同第61/657,378号、2012年11月6日に出願された同第61/723,081号、2012年6月8日に出願された同第61/657,285号、および2013年3月13日に出願された同第61/778,812号の利益を請求するものである。上記の出願(複数可)の全教示は、参照により本明細書に援用される。
【0002】
配列表
本出願は、EFS−Web経由でASCII形式により提出された配列表を含み、この配列表は参照によりその全体が本明細書に援用される。2013年5月31日に作成された前記ASCIIコピーは、4000.3058WO_SL.txtという名前であり、サイズは27,431バイトである。
【背景技術】
【0003】
タンパク質治療薬の薬物動態、薬物分布(pharmacodistribution)、溶解性、安定性、エフェクター機能および受容体結合の増強は、グリコシル化タンパク質の炭水化物部分が著しく影響を与え得る。さらに、多くの生物活性のあるペプチドおよびタンパク質は、溶解性が限られているか、または組換え生成中に凝集し、複雑な可溶化手順およびリフォールディング手順を必要とする。さらに、60キロダルトン(kD)より低い分子量を有するタンパク質およびペプチド治療薬は、腎クリアランスにより半減期が短いことが悩みの種である場合が多い。
【0004】
タンパク質治療薬の血中半減期を延長するために用いられている現在の戦略は、主に2つの一般的なカテゴリー:1)FcRn媒介性リサイクルの利用、および2)流体力学容積の増加に入る。説明されている具体的なアプローチには、前者の戦略についてはFcRn結合タンパク質もしくはドメイン(Fc、アルブミン)へのコンジュゲーション、結合、または融合が含まれ、後者については多量体化、(PEG、コロミン酸、またはヒドロキシエチルデンプンなどの)ポリマーまたは炭水化物への化学的結合、Nグリコシル化部位の組み込みが含まれる。しかし、Fc融合タンパク質の生成は、追加の製造ステップ、および多くの場合、複雑な精製手順を必要とする、時間がかかり、非効率的でお金のかかるプロセスである。さらに、最も広く使用されている化学的カップリング戦略のPEG化が、コンジュゲーションおよび精製ステップの追加ならびに全体的な収率の低下により製造コストの著しい増加をもたらす。近年、米国特許公開2010/0239554に記載されているものなどの、柔軟な長いポリペプチド配列の融合により産生される他の組換えPEG模倣物についても説明されている。この技術は、追加のコンジュゲーションステップを回避するが、非内因性の追加のペプチド配列は免疫原性の可能性を有する。
【0005】
ムチンタンパク質およびタンパク質のムチンドメインは、ムチンタンパク質およびムチンドメインを含む他のポリペプチドが硬直したランダムコイルとして動作することを構造的に可能にする高度のグリコシル化を含む。高度にグリコシル化されたムチンドメインを構成する親水性の分枝状親水性炭水化物と組み合わせた、この硬直したランダムコイル状構造は、活性タンパク質の流体力学半径を、発現タンパク質の分子量に基づいて予想される半径よりも大きくさせるのに特に有用である。また、高レベルのグリコシル化にとって、ムチンドメインの付加は、活性タンパク質の電荷、溶解性および濃縮溶液の粘弾性特性などのタンパク質の物理化学的特性を変更する可能性も有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の融合タンパク質組成物および方法は、活性タンパク質の生物学的特性、薬理学的特性、安全性特性、および/または薬学的特性を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ムチンドメインポリペプチドと共有結合していない同じ活性タンパク質と比較して、特性(例えば、薬物動態学的および/または物理化学的特性)が向上した活性タンパク質と共有結合したムチンドメインポリペプチドを含む融合タンパク質、ならびに本発明の融合タンパク質の作製法および使用法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
一実施形態において、本発明は、ムチンドメインポリペプチドに融合されていない対応する活性タンパク質と比較して、活性タンパク質の少なくとも1つの薬物動態学的または物理化学的特性が向上している活性タンパク質に結合したムチンドメインポリペプチドを含む融合タンパク質を提供する。
【0009】
一実施形態において、本発明は、本発明の融合タンパク質をコードする核酸配列、ならびに本発明の核酸を発現するためのベクターおよび宿主細胞を提供する。
【0010】
一実施形態において、本発明は、治療活性タンパク質の血清半減期を延長するための方法を提供する。
【0011】
一実施形態において、本発明は、治療活性タンパク質の溶解性の向上を提供する。
【0012】
一実施形態において、本発明は、本発明の融合タンパク質を含む医薬組成物を提供する。
【0013】
一実施形態において、本発明は、本発明の医薬組成物を用いた治療を必要とする対象における疾患、病状および障害を治療する方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】クマシーブルー染色したSDS/ポリアクリルアミドゲル(A)およびIL1RaムチンコンストラクトのIEFゲル(B)の写真である。矢印は、目的のタンパク質を示す。IEFゲル中のバンドの多重度は、Nグリコシル化の違いによる可能性が最も高い、電荷が異なる種を示す。
図2】RDB1813(灰色)および分子サイズ標準物質(黒)のゲル濾過クロマトグラムである。標準物質の分子量およびRDB1813の見かけの分子量を各溶出ピーク上に記す。
図3】RDB1814(灰色)および分子サイズ標準物質(黒)のゲル濾過クロマトグラムである。標準物質の分子量およびRDB1814の見かけの分子量を各溶出ピーク上に記す。
図4】RDB1826(灰色)および分子サイズ標準物質(黒)のゲル濾過クロマトグラムである。標準物質の分子量およびRDB1826の見かけの分子量を各溶出ピーク上に記す。
図5】RDB1815(灰色)および分子サイズ標準物質(黒)のゲル濾過クロマトグラムである。標準物質の分子量およびRDB1815の見かけの分子量を各溶出ピーク上に記す。
図6】RDB1816(灰色)および分子サイズ標準物質(黒)のゲル濾過クロマトグラムである。標準物質の分子量およびRDB1816の見かけの分子量を各溶出ピーク上に記す。
図7】HEK−ブルーアッセイにおけるRDB1813(2TR)およびRDB1814(4TR)によるIL1βシグナル伝達の阻害を示すグラフである。阻害の非存在下における濃度の関数としてのIL1β(■)の活性。RDB1813(×)、RDB1814(△)およびIL1Ra(アナキンラ、◆)による阻害を、15pMのIL1βの存在下で測定した。全ての測定を二重に行った。IC50の推定値を図の右上隅に報告する。
図8】HEK−ブルーアッセイにおけるRDB1826(6TR)によるIL1βシグナル伝達の阻害を示すグラフである。阻害の非存在下における濃度の関数としてのIL1β(■)の活性。RDB1826(△)およびIL1Ra(アナキンラ、◆)による阻害を、15pMのIL1βの存在下で測定した。全ての測定を二重に行った。IC50の推定値を図の右上隅に報告する。
図9】HEK−ブルーアッセイにおけるRDB1815(8TR)およびRDB1816(12TR)によるIL1βシグナル伝達の阻害を示すグラフである。阻害の非存在下における濃度の関数としてのIL1β(■)の活性。RDB1815(--×--)、RDB1816(△)およびIL1Ra(アナキンラ、◆)による阻害を、15pMのIL1βの存在下で測定した。全ての測定を二重に行った。IC50の推定値を図の右上隅に報告する。
図10】固定化したマウスIL1RI受容体に結合するRDB1813の表面プラズモン共鳴(SPR)測定結果を示すグラフである。センサーグラムおよびフィット曲線をそれぞれ灰色および黒で示す。RDB1813およびアナキンラ(データは示さず)の動態パラメータを挿入表に示す。
図11】固定化したマウスIL1RI受容体に結合するRDB1814の表面プラズモン共鳴(SPR)測定結果を示すグラフである。センサーグラムおよびフィット曲線をそれぞれ灰色および黒で示す。RDB1814およびアナキンラ(データは示さず)の動態パラメータを挿入表に示す。
図12】固定化したマウスIL1RI受容体に結合するRDB1826の表面プラズモン共鳴(SPR)測定結果を示すグラフである。センサーグラムおよびフィット曲線をそれぞれ灰色および黒で示す。RDB1826およびアナキンラ(データは示さず)の動態パラメータを挿入表に示す。
図13】固定化したマウスIL1RI受容体に結合するRDB1815の表面プラズモン共鳴(SPR)測定結果を示すグラフである。センサーグラムおよびフィット曲線をそれぞれ灰色および黒で示す。RDB1815およびアナキンラ(データは示さず)の動態パラメータを挿入表に示す。
図14】固定化したマウスIL1RI受容体に結合するRDB1816の表面プラズモン共鳴(SPR)測定結果を示すグラフである。センサーグラムおよびフィット曲線をそれぞれ灰色および黒で示す。RDB1816およびアナキンラ(データは示さず)の動態パラメータを挿入表に示す。
図15】マウスCAIA炎症モデルにおけるRDB1816の評価のための実験計画を示す図である。
図16】マウスCAIA炎症モデルにおけるRDB1816(▽)、IL1Ra(アナキンラ、◆)、および生理食塩水対照(○)の20mg/kgの単回注射の抑制効果を示すグラフである。黒い矢印は、モノクローナル抗体混合物(mAb)、LPSおよび治療分子の注射の日を示す。8匹のマウスのグループを各治療のために使用し、各時点は各群からの平均値を表す。
図17】ラットにおけるRDB1815およびRDB1816の薬物動態プロファイルを示す。RDB1815のi.v.注射(●、2.1mg/kg[mpk]の単回注射)、SC注射(破線■、5.6mpkの単回注射)およびRDB1816のi.v.注射(△、2.4mpkの単回注射)、SC注射(破線▽、6.4mpkの単回注射)の血漿濃度−時間プロファイルを示す。シンボルは、条件あたり3匹の異なるラットの平均値を表す。SCグループの薬物動態パラメータを表にまとめる。
図18】エキセンジン−4ムチンコンストラクトRDB2203のクマシーブルー染色したSDS/ポリアクリルアミドゲルの写真である。
図19】RDB2203(灰色)および分子サイズ標準物質(灰色)のゲル濾過クロマトグラムを示す。標準物質の分子量を各溶出ピーク上に示す。
図20】RDB2203およびエキセンジン−4のGLP−1R活性アッセイを示すグラフである。
図21】RDB2203の薬物動態プロファイルである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の好ましい実施形態を以下に説明する。
【0016】
定義
本明細書で使用する以下の用語は、特に断りのない限り、それらに帰する意味を有する。
【0017】
本明細書および特許請求の範囲で使用する単数形「1つ(a」」、「1つ(an)」および「その」は、文脈が特に明確に指示しない限り、複数の言及を含む。例えば、「細胞」という用語は、その混合物を含む複数の細胞を含む。
【0018】
「ポリペプチド」、「ペプチド」、および「タンパク質」という用語は、任意の長さのアミノ酸のポリマーを指すために本明細書において互換的に使用される。ポリマーは直鎖状でも分岐状でもよく、修飾アミノ酸を含んでもよく、非アミノ酸によって中断されていてもよい。この用語はまた、例えば、ジスルフィド結合形成、グリコシル化、脂質化、アセチル化、リン酸化、または標識成分とのコンジュゲーションなどの任意の他の操作によって修飾されたアミノ酸ポリマーも包含する。
【0019】
本明細書で使用する「アミノ酸」という用語は、グリシンおよびDもしくはLの両方の光学異性体、アミノ酸類似体ならびにペプチド模倣体を含むがこれらに限定されない天然および/もしくは非天然アミノ酸または合成アミノ酸のいずれかを指す。標準的な単一文字または3文字コードを用いて、アミノ酸を指定する。
【0020】
配列に適用され、本明細書で用いられる「非天然」という用語は、哺乳類にみられる野生型もしくは天然の配列に対する対応物を有していないか、相補的ではないか、または高度の相同性を有していないポリペプチドもしくはポリヌクレオチド配列を意味する。例えば、非天然ポリペプチドは、適切に整列させた場合、天然配列と比較して99%、98%、95%、90%、80%、70%、60%、50%またはそれ以下のアミノ酸配列同一性を共有していてよい。
【0021】
「グリコシル化」および「グリコシル化された」という用語は、細胞内での生成中に、タンパク質の炭水化物部分、または糖が翻訳後にタンパク質に結合して糖タンパク質を形成するプロセスを意味するために本明細書で交換的に使用される。タンパク質のグリコシル化は、翻訳後事象であり、セリンおよびスレオニンへのグリカンの結合、ならびに程度は低いがO−結合型グリコシル化の場合にはヒドロキシプロリンおよびヒドロキシリジンへのグリカンの結合、またはN−結合型グリコシル化の場合にはアスパラギンへのグリカンの結合を指す。
【0022】
「断片」とは、治療活性および/または生物活性の少なくとも一部を保持する天然の活性タンパク質の切断型である。「変異体」は、活性タンパク質の治療活性および/または生物活性の少なくとも一部を保持する天然の活性タンパク質と配列相同性を有するタンパク質である。例えば、変異体タンパク質は、参照活性タンパク質と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%または99%のアミノ酸配列同一性を共有してよい。本明細書で使用する「活性タンパク質部分」という用語は、例えば、部位特異的変異誘発により、挿入により、または偶然の変異を介して意図的に修飾されたタンパク質を含む。
【0023】
「宿主細胞」は、対象ベクターのレシピエントであり得るか、またはそうであった個々の細胞もしくは細胞培養物を含む。宿主細胞は、単一の宿主細胞の子孫を含む。子孫は、天然、偶発的、または意図的な変異により、(形態または全DNA相補体のゲノムにおいて)元の親細胞と必ずしも完全に同一でなくてよい。宿主細胞は、本発明のベクターでインビボトランスフェクトされた細胞を含む。
【0024】
本明細書に開示される様々なポリペプチドを記載するために使用される場合に、「単離された」とは、その自然環境の成分から特定および分離ならびに/または回収されたポリペプチドを意味する。その自然環境の汚染成分は、典型的には、ポリペプチドの診断または治療上の使用を妨げる物質であり、酵素、ホルモン、および他のタンパク質性または非タンパク質性の溶質を含んでいてもよい。当業者には明らかなように、非天然のポリヌクレオチド、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、抗体、またはその断片は、その天然の対応物から区別するために「単離」を必要としない。さらに、「濃縮」、「分離」または「希釈」されたポリヌクレオチド、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、抗体、またはその断片は、容積あたりの分子の濃度または数が、一般的にその天然の対応物の容積あたりの分子の濃度または数より大きいという点で、その天然の対応物から区別可能である。一般的に、組換え手段により作製され、宿主細胞内で発現したポリペプチドは、「単離された」と考えられる。
【0025】
「単離された」ポリヌクレオチドもしくはポリペプチドをコードする核酸または他のポリペプチドをコードする核酸は、ポリペプチドがコードする核酸の天然源に通常付随する少なくとも1種類の混入核酸分子から特定および分離される核酸分子である。単離されたポリペプチドをコードする核酸分子は、自然界で見られる形態または設定では存在しない。したがって、単離されたポリペプチドをコードする核酸分子は、天然の細胞中に存在するような特定のポリペプチドをコードする核酸分子とは区別される。しかし、単離されたポリペプチドをコードする核酸分子は、例えば、その核酸分子が天然細胞のものとは異なる染色体または染色体外の位置にあり、通常そのポリペプチドを発現する細胞に含まれるポリペプチドをコードする核酸分子を含む。
【0026】
「コンジュゲートされる」、「連結される」、「融合される」および「融合」は、本明細書中で交換的に使用される。これらの用語は、化学的コンジュゲーションまたは組換え手段を含む何らかの手段によって2種類以上の化学的要素または成分が結合することを指す。例えば、プロモーターまたはエンハンサーは、配列の転写に影響を及ぼす場合に、コード配列に作動可能に連結される。一般的に、「作動可能に連結される」とは、連結されるDNA配列が読み枠(reading phase)中またはインフレームで近接することを意味する。「インフレーム融合」は、元のORFの正しいリーディングフレームを維持する方法で、連続的なより長いORFを形成するための、2種類以上のオープンリーディングフレーム(ORF)の結合を指す。したがって、得られる組換え融合タンパク質は、元のORFによってコードされるポリペプチドに対応する2種類以上のセグメント(これらのセグメントは通常、自然界ではそのように結合していない)を含む単一タンパク質である。
【0027】
ポリペプチドの文脈において、「直鎖状配列」または「配列」は、配列中で互いに隣接する残基がポリペプチドの一次構造において近接している、アミノ末端からカルボキシル末端方向へのポリペプチド中のアミノ酸の順番である。「部分配列」は、一方向または両方向に追加残基を含むことが知られているポリペプチド部分の直鎖状配列である。
【0028】
「異種」とは、比較されている実体の残りとは遺伝子型が異なる実体に由来することを意味する。例えば、その天然のコード配列から取り出され、天然配列以外のコード配列に作動可能に連結されたグリシンリッチ配列は、異種グリシンリッチ配列である。ポリヌクレオチド、ポリペプチドに適用される「異種」という用語は、ポリヌクレオチドまたはポリペプチドが、比較されている実体の残りのそれとは遺伝子型が異なる実体に由来することを意味する。
【0029】
「ポリヌクレオチド」、「核酸」、「ヌクレオチド」および「オリゴヌクレオチド」という用語は、互換的に使用される。これらは、デオキシリボヌクレオチドまたはリボヌクレオチドのいずれかの任意の長さのヌクレオチド、またはそのアナログのポリマー形態を指す。ポリヌクレオチドは、既知または未知の任意の三次元構造を有することができ、既知または未知の任意の機能を実行することができる。以下のものは、ポリヌクレオチドの非限定的な例である:遺伝子または遺伝子断片のコード領域または非コード領域、連鎖解析から定義される遺伝子座(複数可)、エクソン、イントロン、メッセンジャーRNA(mRNA)、トランスファーRNA、リボソームRNA、リボザイム、cDNA、組換えポリヌクレオチド、分枝ポリヌクレオチド、プラスミド、ベクター、任意の配列の単離DNA、任意の配列の単離RNA、核酸プローブ、およびプライマー。ポリヌクレオチドは、メチル化ヌクレオチドおよびヌクレオチドアナログなどの修飾されたヌクレオチドを含むことができる。存在する場合には、ヌクレオチド構造への修飾は、ポリマーのアセンブリの前後に付与され得る。ヌクレオチドの配列は、非ヌクレオチド成分により中断されてもよい。
【0030】
ポリヌクレオチドに適用される「組換え」は、ポリヌクレオチドが、潜在的に宿主細胞内で発現させることができるコンストラクトをもたらすインビトロクローニング、制限酵素切断および/またはライゲーションのステップ、ならびに他の手順の様々な組合せの産物であることを意味する。
【0031】
「遺伝子」または「遺伝子断片」という用語は、本明細書で互換的に使用される。これらは、転写および翻訳された後に特定のタンパク質をコードすることができる少なくとも1つのオープンリーディングフレームを含むポリヌクレオチドを指す。遺伝子または遺伝子断片は、ポリヌクレオチドが少なくとも1種類のオープンリーディングフレームを含む限り、全コード領域またはそのセグメントをカバーすることができるゲノムまたはcDNAであり得る。「融合遺伝子」は、共に連結された少なくとも2種類の異種ポリヌクレオチドで構成される遺伝子である。
【0032】
「相同性」または「相同」は、2種類以上のポリヌクレオチド配列または2種類以上のポリペプチド配列間の配列の類似性または互換性を指す。2種類の異なるアミノ酸配列間の配列同一性、類似性または相同性を決定するためにベストフィット(BestFit)などのプログラムを使用する場合、デフォルト設定を使用するか、またはblosum45またはblosum80などの適切なスコアリングマトリックスを選択して、同一性、類似性または相同性のスコアを最適化することができる。好ましくは、相同なポリヌクレオチドは、本明細書で定義されるストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、それらの配列に対して少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%、より好ましくは95%、より好ましくは97%、より好ましくは98%、さらにより好ましくは99%の配列同一性を有する。
【0033】
「ストリンジェントな条件」または「ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件」という用語は、ポリヌクレオチドが、他の配列よりも検出可能な高い割合(例えば、バックグラウンドの少なくとも2倍)でその標的配列にハイブリダイズする条件への言及を含む。一般的に、ハイブリダイゼーションのストリンジェンシーは、ある程度、洗浄ステップが実施される温度および塩濃度に関連して表される。典型的には、ストリンジェントな条件は、塩濃度がpH7.0〜8.3で約1.5M未満のNaイオンであり、典型的には約0.01〜1.0MのNaイオン(または他の塩)濃度であり、短いポリヌクレオチド(例えば、10〜50ヌクレオチド)についての温度は少なくとも約30℃であり、(例えば、50ヌクレオチドより大きい)長いポリヌクレオチドについての温度は少なくとも約60℃である。例えば、「ストリンジェントな条件」は、37℃で50%ホルムアミド、1MのNaCl、1%SDS中でのハイブリダイゼーション、およびそれぞれ60〜65℃での0.1×SSC/1%SDSにおける15分間の3回の洗浄を含み得る。あるいは、約65℃、60℃、55℃、または42℃の温度を使用してもよい。SDSは約0.1%で存在し、SSC濃度は、約0.1〜2×SSCと変化してもよい。このような洗浄温度は、典型的には、規定のイオン強度およびpHにおける特定配列の熱融点よりも約5℃〜20℃低いように選択される。Tmは、標的配列の50%が完全にマッチしたプローブにハイブリダイズする(規定のイオン強度およびpH下での)温度である。核酸ハイブリダイゼーションのためのTmおよび条件を計算するための式は、公知であり、Sambrook、J.et al. (1989) Molecular Cloning:A Laboratory Manual, 2nd ed., Vol 1−3, Cold Spring Harbor Press, Plainview N.Y.; で見つけることができ、特に、Colume そして Chapter 9を参照されたい。典型的には、ブロッキング試薬を用いて、非特異的なハイブリダイゼーションを阻止する。このようなブロッキング試薬は、例えば、剪断および変性されたサケ精子DNAを約100〜200μg/mlで含む。約35〜50%v/vの濃度のホルムアミドなどの有機溶媒も、RNA:DNAハイブリダイゼーションなどのための特定の条件下で使用してもよい。これらの洗浄条件に有用なバリエーションは、当業者には容易に明らかであろう。
【0034】
ポリヌクレオチド配列に適用される「パーセント同一性」および「%同一性」という用語は、標準化されたアルゴリズムを使用して整列される少なくとも2種類のポリヌクレオチド配列間の残基の一致の割合を指す。このようなアルゴリズムは、標準化され、再現性のある方法で、2種類の配列間のアラインメントを最適化するために比較される配列中にギャップを挿入し、それによって、2種類の配列のより有意義な比較を達成することができる。パーセント同一性は、例えば、特定の配列番号によって定義されるような所与のポリヌクレオチド配列の全長にわたって測定されるか、またはより短い長さにわたって、例えば、より長い所与のポリヌクレオチド配列から取得される断片、例えば、少なくとも45、少なくとも60、少なくとも90、少なくとも120、少なくとも150、少なくとも210または少なくとも450個の連続残基の断片の長さにわたって測定されてもよい。このような長さは単なる例示であり、本明細書、表、図、または配列表に示される配列によって支持される任意の断片長を用いて、パーセント同一性を測定することができる長さについて説明してもよいことが理解される。
【0035】
本明細書で同定されるポリペプチド配列に関する「パーセント(%)アミノ酸配列同一性」は、必要に応じて、最高のパーセント配列同一性を達成するために配列を整列させ、ギャップを導入した後の、配列同一性の一部としていかなる保存的置換も考慮しない、第2の参照ポリペプチド配列またはその一部のアミノ酸残基と同一であるクエリー配列中のアミノ酸残基のパーセンテージとして定義される。パーセントアミノ酸配列同一性を決定する目的のためのアラインメントは、例えば、BLAST、BLAST−2、ALIGNまたはMegalign(DNASTAR)ソフトウェアなどの公的に入手可能なコンピュータソフトウェアを使用して、当業者の範囲内の様々な方法で達成することができる。当業者は、比較される配列の全長にわたって最高のアラインメントを達成するために必要な任意のアルゴリズムを含む、アラインメントを測定するための適切なパラメータを決定することができる。パーセント同一性は、例えば、特定の配列番号によって定義されるような所与のポリペプチド配列の全長にわたって測定されるか、またはより短い長さにわたって、例えば、所与のより長いポリペプチド配列から取得される断片、例えば、少なくとも15、少なくとも20、少なくとも30、少なくとも40、少なくとも50、少なくとも70または少なくとも150個の連続残基の断片の長さにわたって測定されてもよい。このような長さは単なる例示であり、本明細書、表、図、または配列表に示される配列によって支持される任意の断片長を用いて、パーセント同一性を測定することができる長さについて説明してもよいことが理解される。
【0036】
「ベクター」は、核酸分子であり、好ましくは、宿主細胞内におよび/または宿主細胞間に挿入された核酸分子を伝達する適切な宿主内で自己複製する。この用語は、主に細胞へのDNAまたはRNAの挿入のために機能するベクター、主にDNAまたはRNAの複製のために機能するベクターの複製、ならびにDNAもしくはRNAの転写および/または翻訳のために機能する発現ベクターを含む。上記の機能の2つ以上を提供するベクターも含まれる。「発現ベクター」は、適切な宿主細胞に導入される場合、ポリペプチド(複数可)に転写および翻訳され得るポリヌクレオチドである。「発現系」は、通常、所望の発現産物を生じるように機能することができる発現ベクターで構成される適切な宿主細胞を暗示する。
【0037】
ポリペプチドに適用される「分解抵抗」は、典型的には血清または血漿中、またはタンパク質の貯蔵または送達ビヒクルとして意図される製剤内のプロテアーゼを伴う、血液またはその成分の劣化に耐えるポリペプチドの能力を指す。分解耐性は、典型的には日の範囲(例えば、0.25、0.5、1、2、4、8、16日)の間、−80℃、−20℃、0℃、4℃、25℃、および37℃などの特定の温度で、ヒト(もしくは必要に応じて、マウス、ラット、サル)の血液、血清、血漿、または製剤とタンパク質を組み合わせることによって測定することができる。次いで、試料中のインタクトなタンパク質を、標準的なタンパク質定量法を用いて測定する。タンパク質の50%が分解される時点は、タンパク質の「分解半減期」である。
【0038】
「半減期」という用語は、典型的には、薬物の血漿濃度を半分に減少させるのに必要な時間を指す。「半減期」、「t1/2」、「消失半減期」および「循環半減期」という用語は、本明細書において互換的に使用される。
【0039】
「流体力学半径」は、拡散の特性から計算される溶液中での分子の見かけの半径(nm単位のR)である。タンパク質の「流体力学半径」は、水溶液中での拡散速度ならびに高分子ゲル中を移動する能力に影響を与える。タンパク質の流体力学半径は、その分子量だけでなく、形状および緊密さを含むその構造、ならびにその水和状態によって影響を受ける。DLSおよびサイズ排除クロマトグラフィーなどを用いる流体力学半径を決定するための方法は、当該技術分野において公知である。ほとんどのタンパク質は、タンパク質が最小の流体力学半径を有することができる最もコンパクトな三次元構造である球状構造を有する。いくつかのタンパク質は、ランダムおよびオープン、不定形、または「直鎖状」の構造を採用した結果、同様の分子量の典型的な球状タンパク質と比べてはるかに大きな流体力学半径を有する。
【0040】
「生理的条件」は、生きている宿主における条件のセットならびに生体のそれらの条件を模倣する温度、塩濃度、pHを含むインビトロ条件下を指す。インビトロアッセイにおける使用のための生理学的に関連する条件の宿主が確立されている。一般的に、生理的緩衝液は、塩の生理的濃度を含有し、約6.5〜約7.8、好ましくは約7.0〜約7.5の範囲の中性pHに調整される。様々な生理的緩衝液がSambrookら(1989)に記載されている。生理学的に関連する温度は、約25℃〜約38℃、好ましくは約35℃〜約37℃の範囲である。
【0041】
「制御放出剤」、「徐放剤」、「デポー製剤」または「徐放剤」は、ポリペプチドが薬剤の非存在下で投与される時の放出の持続時間と比べて、本発明のポリペプチドの放出の持続時間を延長することができる薬剤を指すために互換的に使用される。本発明の別の実施形態は、異なる放出速度を有し、異なる治療量をもたらしてもよい。
【0042】
本明細書で使用される「アンタゴニスト」という用語は、本明細書に開示される天然ポリペプチドの生物活性を部分的にまたは完全に阻止、阻害、または中和する任意の分子を含む。ポリペプチドのアンタゴニストを同定するための方法は、候補アンタゴニスト分子と天然ポリペプチドとを接触させること、および通常は天然ポリペプチドと関連する1以上の生物活性の検出可能な変化を測定することを含み得る。本発明の文脈において、アンタゴニストは、タンパク質、核酸、炭水化物、抗体または活性タンパク質の効果を減少させる任意の他の分子を含むことができる。
【0043】
「アゴニスト」という用語は、最も広い意味で使用され、本明細書に開示される天然ポリペプチドの生物活性を模倣する任意の分子を含む。適切なアゴニスト分子には、特に、アゴニスト抗体もしくは抗体断片、天然のポリペプチド、ペプチド、小有機分子などの断片またはアミノ酸配列変異体を含む。天然ポリペプチドのアゴニストを同定するための方法は、候補アゴニスト分子と天然ポリペプチドとを接触させること、および通常は天然のポリペプチドに関連する1以上の生物活性における検出可能な変化を測定することを含み得る。
【0044】
本明細書における目的のための「活性」は、対応する天然活性タンパク質のそれと一致する融合タンパク質の成分の作用または効果を指し、「生物学的活性」または「生物活性」は、受容体結合、アンタゴニスト活性、アゴニスト活性、または細胞応答もしくは生理学的応答を含むがこれらに限定されないインビトロもしくはインビボでの生物学的機能または作用を指す。
【0045】
本明細書で使用する「治療(treatment)」もしくは「治療(treating)」、または「緩和」もしくは「寛解」は、本明細書において互換的に使用される。これらの用語は、治療上の利点および/または予防上の利点を含むがこれらに限定されない有益なまたは所望の結果を得るためのアプローチを指す。治療上の利点とは、治療される基礎疾患の根絶または改善を意味する。また、対象において改善が観察されるが、対象はまだその基礎疾患を患っている可能性があるように、基礎疾患に関連する生理学的症状のうちの1以上の根絶または改善により、治療上の利点が達成される。予防上の利点のために、特定の疾患を発症するリスクのある対象、またはその疾患の診断がなされていなくても、疾患の生理学的症状のうちの1以上を報告する対象に、本組成物を投与することができる。
【0046】
本明細書で使用する「治療効果」は、活性タンパク質が保持する抗原性エピトープに対する抗体の産生を誘導する能力以外の、本発明の融合タンパク質によって引き起こされるヒトもしくは他の動物における疾患の治療、緩和、緩解、もしくは予防を含むがこれらに限定されない生理学的効果、またはそうでなければ、ヒトもしくは動物の身体的もしくは精神的幸福を増強する生理学的効果を指す。治療有効量の決定は、特に本明細書に提供される詳細な開示に照らして、十分に当業者の能力の範囲内である。
【0047】
本明細書で使用する「治療有効量」および「治療有効用量」という用語は、対象に単回用量または反復用量で投与した場合に、疾患状態もしくは病状の任意の症状、態様、測定されるパラメータまたは特性に対する任意の検出可能で、有益な効果を有することが可能である、単独でのまたは融合タンパク質組成物の一部としての活性タンパク質の量を指す。このような効果は、有益であることが絶対的である必要はない。
【0048】
本明細書で使用する「治療的に有効な投与計画」という用語は、単独でのまたは融合タンパク質組成物の一部としての活性タンパク質の連続投与される用量のためのスケジュールを指し、この用量は、疾患状態もしくは病状の任意の症状、態様、測定されるパラメータまたは特性に対して持続した有益な効果をもたらすために治療有効量で与えられる。
【0049】
融合タンパク質
様々な態様において、本発明は、活性タンパク質に連結されたムチンドメインポリペプチドを含む融合タンパク質を提供する。このようなタンパク質は、「ムチン化(mucinylated)」されたタンパク質とも呼ばれる。本明細書で使用する本発明の「融合タンパク質」は、活性タンパク質に連結されたムチンドメインポリペプチドを含む。一実施形態において、ムチンドメインポリペプチドおよび活性タンパク質は、通常、個々のタンパク質中に存在し、融合タンパク質と結合されるか、またはそれらは、通常同じタンパク質中に存在し得るが、融合タンパク質では新しい配置に置かれる。本発明の組成物および方法は、ムチンドメインポリペプチドと融合した場合に、活性タンパク質の半減期などの薬物動態学的特性を増強するのに特に有用である。一実施形態において、本発明の融合タンパク質は、ムチンドメインポリペプチドに結合していない対応する活性タンパク質の生物活性および/または治療活性の全てまたは一部を保持する。一実施形態において、本発明の融合タンパク質を形成するためにムチンドメインポリペプチドと融合すると、活性タンパク質の治療活性/生物活性が向上する。
【0050】
一実施形態において、本発明による融合タンパク質は、免疫グロブリン分子またはFcドメインを含む任意の分子、またはそれらの任意の断片を特異的に排除する。一実施形態において、融合タンパク質またはその任意の部分は、α1,3−ガラクトシルトランスフェラーゼまたはβ1,6−アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼによってグリコシル化されない。一実施形態において、融合タンパク質は、αGalに特異的な抗体に結合しない。一実施形態において、本発明の融合タンパク質は、Gal α1,3Gal特異的な抗体に結合しない。
【0051】
ムチンタンパク質およびタンパク質のムチンドメインは、ムチンタンパク質およびムチンドメインを含む他のポリペプチドが硬直したランダムコイルとして動作することを構造的に可能にする高度なグリコシル化を含む。高度にグリコシル化されたムチンドメインを構成する親水性の分枝状親水性炭水化物と組み合わせた、この硬直したランダムコイル構造は、発現タンパク質の分子量に基づいて予想されるものを超える活性タンパク質の流体力学半径を増加させるのに特に有用である。また、高レベルのグリコシル化にとって、ムチンドメインの付加は、活性タンパク質の濃縮溶液の電荷、溶解性および粘弾性特性などのタンパク質の物理化学的特性を変更する可能性も有する。本発明のムチン化された融合タンパク質は、タンパク質の半減期を延長するための従来の戦略を上回るいくつかの利点を有する。本発明の融合タンパク質は、さらなるコンジュゲーションおよび精製ステップを必要としない標準的な発現手段を介して生成することができる。ムチンドメインポリペプチドは、活性タンパク質のN−末端またはC−末端のいずれかを介して活性タンパク質に連結することができる。ムチンドメインポリペプチドは、容積が減少し、生物活性に対して大した影響を与えない単量体の非球状タンパク質であるという点で他の融合パートナーよりも構造的に制限がない。ムチンドメインの使用は、Fcエフェクター機能などの内因性生物活性のリスクを低下させる。ヒト治療薬を調製するために使用する場合、本発明の融合タンパク質は、免疫原性のリスクを減らすために高いグリコシル化を有する完全なヒト配列を含むことができる。
【0052】
結果として生じる機能的特性または生物活性および薬理学的活性ならびにパラメータを含む本発明の融合タンパク質組成物の活性は、所望の特性を測定するための、当技術分野で公知の任意の適切なスクリーニングアッセイによって決定することができる。融合タンパク質の活性および構造は、本発明の組成物の半減期、溶解度、構造および生物活性の保持ならびに本発明の融合タンパク質ではない活性タンパク質との比較を確定するために、本明細書に記載のアッセイ、実施例のアッセイによって、または当技術分野で公知の方法によって測定することができる。
【0053】
融合タンパク質に言及する場合、「連結された」または「融合された」もしくは「融合」という用語は、ムチンドメインポリペプチドおよび活性タンパク質が、ムチンドメインポリペプチドのO−結合グリコシル化を可能にし、活性タンパク質の活性を維持する方法で、細胞内で単一ポリペプチドとして発現することを示すものと意図される。一実施形態において、ムチンドメインポリペプチドは、必要に応じて、アミノ酸リンカーを介して活性タンパク質に連結することができる。アミノ酸リンカーは、さらに必要に応じて、対象への融合タンパク質の投与に際して活性タンパク質を放出するように設計され得る切断配列を含んでもよい。
【0054】
必要に応じて、ムチンドメインポリペプチドに融合された活性タンパク質を含む融合タンパク質は、さらに、活性を増強するか、または融合タンパク質にさらなる活性を付与することが意図される1以上の追加の部分に融合されてもよい。一実施形態において、この融合タンパク質は、構造:A−M−Bを含み、式中、AはN末端融合パートナーであり、Mはムチンドメインであり、Bは、C末端融合パートナーである。AおよびBは、類似しているおよび異なるアイデンティティを含んでもよい。この実施形態の一態様において、AおよびBは、アゴニズム、アンタゴニズム、酵素活性、特異的なタンパク質もしくは細胞への標的化、化学反応性、またはオリゴマー化を含むがこれらに限定されない方法で、独立してまたは相乗的に作用することができる生物活性のある部分である。別の態様において、AおよびBが同じである場合、活性の増強は、結合活性を介して促進される。
【0055】
本発明の融合タンパク質は、標準的な組換えDNA技術によって産生することができる。例えば、異なるポリペプチド配列をコードするDNA断片は、従来の技術に従って、例えば、ライゲーションのための平滑末端またはシグザグ末端(stagger−ended termini)、適切な末端を提供するための制限酵素消化、必要に応じて付着末端の補充、望ましくない結合を回避するためのアルカリホスファターゼ処理、および酵素によるライゲーションによってインフレームで共に連結される。別の実施形態において、融合遺伝子は、自動DNA合成機を含む従来の技術によって合成することができる。あるいは、遺伝子断片のPCR増幅を、2つの連続した遺伝子断片の間に相補的オーバーハングをもたらすアンカープライマーを用いて行い、その後、アニールおよび再増幅を行って、キメラ遺伝子配列を生成することができる(例えば、Ausubel et al.(編)Current Protocols in Molecular Biology,John Wiley&Sons,1992参照)。融合部分を補助するための多くの発現ベクターは、市販されており、以下でより詳細に説明される。
【0056】
ムチンドメインポリペプチド
「ムチンドメインポリペプチド」は、「ムチンドメイン」を含む任意のタンパク質として本明細書で定義される。ムチンドメインは、潜在的なグリコシル化部位が豊富であり、ムチンドメイン内のアミノ酸の40%以上を示し得るセリンおよび/またはスレオニンならびにプロリンの含有量が高い。ムチンドメインは、主にO−結合型グリカンで高度にグリコシル化されている。ムチンドメインポリペプチドは、グリカンによってその質量の少なくとも約60%、少なくとも70%、少なくとも80%、または少なくとも90%を有する。ムチンドメインの長さは、各タンデムリピート単位当たり約8個のアミノ酸〜150個のアミノ酸で変化し得るタンデムアミノ酸リピート単位(本明細書ではTRとも呼ぶ)を含むことができる。タンデムリピート単位の数は、本発明のムチンドメインポリペプチドにおいて1〜25個の間で変化し得る。
【0057】
本発明のムチンドメインポリペプチドは、ムチンタンパク質を含むが、これらに限定されない。「その一部」は、ムチンポリペプチドリンカーが、ムチンタンパク質の少なくとも1つのムチンドメインを含むことを意味する。ムチンタンパク質は、MUC遺伝子(すなわち、MUC1、MUC2、MUC3A、MUC3B、MUC4、MUC5AC、MUC5B、MUC6、MUC7、MUC8、MUC9、MUC11、MUC12、MUC13、MUC15、MUC16、MUC17、MUC19、MUC20、MUC21)によってコードされる任意のタンパク質を含む。ムチンタンパク質のムチンドメインは、典型的には、非反復アミノ酸領域のいずれかの側に隣接している。ムチンドメインポリペプチドは、ムチンタンパク質の細胞外部分、ムチンタンパク質のシグナル配列部分、ムチンタンパク質の膜貫通ドメイン、および/またはムチンタンパク質の細胞質ドメインを含むムチンタンパク質(例えば、MUC20)の全てまたは一部を含んでもよい。ムチンドメインポリペプチドは、可溶性ムチンタンパク質の全てまたは一部を含むことができる。好ましくは、ムチンドメインポリペプチドは、ムチンタンパク質の細胞外部分を含む。
【0058】
ムチンドメインポリペプチドはまた、ムチンドメインを含むタンパク質の全てまたは一部も含むことができるが、それはMUC遺伝子によってコードされていない。MUC遺伝子はコードしないが、ムチンドメインを含むこのような天然タンパク質には、膜貫通免疫グロブリンおよびムチンドメイン(TIM)ファミリータンパク質、フラクタルカイン(ニューロタクチン)、P−セレクチン糖タンパク質リガンド1(PSGL−1、CD162)、E−セレクチン、L−セレクチン、P−セレクチン、CD34、CD43(ロイコシアリン、シアロホリン(sialophorin))、CD45、CD68、CD96、CD164、GlyCAM−1、MAdCAM、赤血球グリコホリン、グリコカリシン、グリコホリン、LDL−R、ZP3、エンドシアリン、崩壊促進因子(daf、CD55)、ポドカリキシン、エンドグリカン、α−ジストログリカン、ニューロファスチン、EMR1、EMR2、EMR3、EMR4、ETLおよびエピグリカニンなどの膜アンカータンパク質が含まれるが、これらに限定されない。
【0059】
ムチンドメインポリペプチドはまた、その用語が本明細書で定義されるようなムチンドメインを有する非天然ポリペプチドを含んでもよい。一実施形態において、ムチンドメインポリペプチドは、本発明に従ってムチンドメインを含むように新規に設計される。
【0060】
一実施形態において、ムチンドメインポリペプチドは、Pro、SerおよびThrに富むアミノ酸のタンデムリピートドメインを含む。この実施形態の一態様において、本発明のムチンドメインポリペプチド内のタンデムリピート単位数は、1〜25個である。好ましくは、ムチンドメインポリペプチド内のタンデムリピート単位数は、2〜20個である。より好ましくは、ムチンドメインポリペプチド内のタンデムリピート単位数は、少なくとも約4個である。この実施形態のさらなる態様において、本発明のムチンドメインポリペプチド内のセリンおよび/またはスレオニンならびにプロリン残基の割合は、少なくとも10%である。好ましくは、本発明のムチンドメインポリペプチド内のセリンおよび/またはスレオニンならびにプロリン残基の割合は、少なくとも20%である。より好ましくは、本発明のムチンドメインポリペプチド内のセリンおよび/またはスレオニンならびにプロリン残基の割合は、30%を超える。この実施形態の最後の態様において、ムチンドメイン内の各タンデムアミノ酸リピート単位は、少なくとも8個のアミノ酸で構成されている。好ましくは、各単位は、少なくとも16個のアミノ酸で構成されている。より好ましくは、各単位は、少なくとも19個のアミノ酸で構成され、各単位の長さは、約19個のアミノ酸〜150個のアミノ酸で変化してもよい。
【0061】
一実施形態において、ムチンドメインポリペプチドは、少なくとも40%のセリン、スレオニン、およびプロリンを含む少なくとも32個のアミノ酸を含む。一実施形態において、本発明によるムチンドメインポリペプチドは、タンデムリピート単位当たり少なくとも8個のアミノ酸長のタンデムリピートアミノ酸単位を少なくとも2、4、8、10または12個を含む。タンデムリピート単位の好ましいアミノ酸配列には、表Iのものが含まれるが、これらに限定されない。ムチンドメインポリペプチド、および/またはムチンドメインポリペプチドをコードする核酸は、当該技術分野で公知であり、GenBankなどの供給源から公的に入手可能であるタンパク質のムチンドメインコード配列を用いて構築されてもよい。
【0062】
【表1】
MUC8およびMUC9は削除する;信頼できるデータなし。
PTS→ プロリン/セリン/スレオニンに富む配列。
* → 概算;TR数は、ほとんどの場合の範囲として報告する。
+ → Uniprot番号
∞ →TRの数は特定の領域で異なる。
NA → 公表せず。
【0063】
一実施形態において、ムチンドメインポリペプチドの全長配列は32〜200である。半減期の延長は、流体力学半径、および最も重要なことだが、腎臓ろ過の迂回を可能にする約60kDを超える見かけの分子量の増大と相関するので、ムチンドメインポリペプチドの長さは、活性部分のサイズに多少依存する。例えば、5kD未満の分子量のペプチドは、所望の半減期の延長を達成するために、200個のアミノ酸のムチンドメインポリペプチドを必要とし得る。対照的に、40kDの分子量のタンパク質は、所望の半減期を達成するために、32個のアミノ酸のムチンドメインポリペプチドのみを必要とし得る。さらに、ムチン化は、融合タンパク質のムチンドメインペプチドにおけるムチンタンデムリピート数を増加または減少させることによって半減期の最適化を可能にする。
【0064】
あるいは、ムチンドメインポリペプチド部分は、野生型タンパク質の天然ムチンドメイン配列に変異を有する変異型ムチンドメインポリペプチドとして提供される。例えば、変異型ムチンドメインポリペプチドは、野生型ムチンドメインポリペプチドと比較して、追加のO−結合型グリコシル化部位を含む。あるいは、変異型ムチンドメインポリペプチドは、野生型ムチンドメインポリペプチドと比較して、セリン、スレオニン、またはプロリン残基の数の増加をもたらすアミノ酸配列の変異を含む。あるいは、変異型ムチンドメインポリペプチド配列は、特定のpHにおけるpIまたは分子の電荷を変更するアスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、ヒスチジン、およびアルギニンを含むがこれらに限定されない、追加されるかまたは差し引かれた荷電残基を含む。
【0065】
活性タンパク質および治療活性タンパク質
本明細書で使用され、本発明の融合タンパク質に含まれる「活性タンパク質」とは、生物学的、治療的、予防的、もしくは診断的な関心または機能のタンパク質を意味し、かつ/または生物活性を媒介することができる。この用語が本明細書で使用されるとおり、「治療活性タンパク質」は、対象に投与した場合に、疾患、障害もしくは病状を予防または改善することができるタンパク質である。
【0066】
一実施形態において、本発明による活性タンパク質または治療活性タンパク質は、具体的には、Fcドメインを含む免疫グロブリン分子またはそれらの任意の断片を排除する。
【0067】
特に興味深いのは、薬物動態学的パラメータの増加、溶解性の増加、安定性の増加、もしくはいくつかの他の強化された薬学的特性が求められる活性タンパク質および治療活性タンパク質であるか、あるいは半減期の延長が、有効性、安全性を向上させるかまたは投与頻度の減少および/もしくは患者のコンプライアンスの向上をもたらす活性タンパク質である。したがって、本発明の融合タンパク質は、ムチンドメインポリペプチドに連結されていない活性タンパク質と比較して、治療活性タンパク質の治療効力を向上させること、例えば、対象に投与された場合に、インビボ曝露または本発明の融合タンパク質が治療枠内に留まる時間の長さを増加させることを含むことを考慮して、様々な目的で調製される。
【0068】
一実施形態において、本発明の融合タンパク質は、(以下でより完全に説明するように)ムチンドメインポリペプチドに連結された単一活性タンパク質を含むことができる。別の実施形態において、本発明の融合タンパク質は、1以上のムチンドメインポリペプチドを介して連結された2種類の活性タンパク質を含む融合タンパク質をもたらす第1の活性タンパク質および同じ活性タンパク質の第2の分子を含むことができる。別の実施形態において、本発明の融合タンパク質は、1以上のムチンドメインポリペプチドを介して連結され、異なる活性を有する2種類の活性タンパク質を含む融合タンパク質をもたらす第1活性タンパク質および第2の異なる活性タンパク質を含むことができる。
【0069】
一実施形態において、活性タンパク質は、インビボで使用されるか、またはインビトロアッセイで利用される場合に、所与の標的または別の所望の生物学的特性に対して結合特異性を示す。例えば、活性タンパク質は、アゴニスト、受容体、リガンド、アンタゴニスト、酵素、またはホルモンであり得る。特に興味深いのは、疾患または障害のために使用されるかまたは疾患または障害に有用であることが知られている活性タンパク質であり、その際、半減期の延長は投与頻度の減少または薬理学的効果の増強を可能にする。最小有効用量または血中濃度(Cmin)と最大耐用量または血中濃度(Cmax)との間の狭い治療枠を有する活性タンパク質も興味深い。このような場合には、ムチンドメインポリペプチドを含む融合タンパク質に活性タンパク質を結合させると、ムチンドメインポリペプチドに連結されていない活性タンパク質と比較して、それらの特性が向上し、治療薬または予防薬としてより有用なものにさせることができる。
【0070】
治療活性タンパク質である本発明の活性タンパク質は、グルコースおよびインスリン障害、代謝障害、心臓血管疾患、血液凝固/出血性障害、成長の障害もしくは病状、腫瘍化の状態、炎症状態、自己免疫状態、ならびに他の疾患および疾患カテゴリーを含むがこれらに限定されず、ムチンドメインポリペプチドに結合していない治療用タンパク質もしくはペプチドが準最適な半減期を示すか、または治療用タンパク質もしくはペプチドが存在しない様々な治療カテゴリーまたは疾患カテゴリーの治療に有用性を有し得る。
【0071】
本発明の活性タンパク質は、天然の全長タンパク質であり得るか、または天然の活性タンパク質の治療活性の少なくとも一部を保持している活性タンパク質の断片もしくは配列変異体であり得る。一実施形態において、本発明による活性タンパク質は、天然に見出されるタンパク質に対応する配列を有する組換えポリペプチドであり得る。別の実施形態において、この活性タンパク質は、天然の活性タンパク質の生物活性の少なくとも一部を保持する天然の配列の配列変異体、断片、ホモログ、および模倣物であり得る。
【0072】
非限定的な実施例において、活性タンパク質は、天然の活性タンパク質もしくは天然の活性タンパク質の変異体と少なくとも約80%の配列同一性、または81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%の配列同一性を示す配列であり得る。このようなタンパク質およびペプチドには、以下のものが含まれるがこれらに限定されない:(GLP−1、エキセンジン−4、オキシトシン、オピエートペプチドなどの)生物活性ペプチド、サイトカイン、成長因子、ケモカイン、リンホカイン、リガンド、受容体、ホルモン、酵素、抗体および抗体断片、ドメイン抗体、ナノボディ、一本鎖抗体、DARPin、センチリン(centyrin)、アドネクチンなどの改変抗体の「代替骨格(alternative scaffold)」、ならびに成長因子。受容体の例としては、TNFR2、VEGF受容体、IL−1R1、IL−1RAcP、IL−4受容体、hGH受容体、CTLA−4、PD−1、IL−6Rα、FGF受容体などの)膜結合受容体の細胞外ドメイン、それらの膜貫通ドメインから切断された可溶性受容体、(IL−1RII、TNFRSF11B、DcR3などの)「ダミー」もしくは「デコイ」受容体、および任意の化学的または遺伝的に修飾された可溶性受容体が挙げられる。酵素の例としては、活性化プロテインC、第VII因子、コラゲナーゼ、アガルシダーゼベータ、ドルナーゼα、アルテプラーゼ、ペグ化アスパラギナーゼ、アスパラギナーゼおよびイミグルセラーゼが挙げられる。特定のポリペプチドまたはタンパク質の例としては、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)、コロニー刺激因子(CSF)、インターフェロンβ(IFN−β)、インターフェロンγ(IFNγ)、インターフェロンガンマ誘導因子I(IGIF)、形質転換成長因子ベータ(TGF−β)、RANTES(regulated upon activation,normal T−cell expressed and presumably secreted)、マクロファージ炎症性タンパク質(例えば、MIP−1−αおよびΜΙΡ−1−β、リーシュマニア伸長開始因子(LEIF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、腫瘍壊死因子(TNF)、成長因子、例えば、表皮成長因子(EGF)、血管内皮増殖因子(VEGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、神経成長因子(NGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニューロトロフィン−2(NT−2)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、ニューロトロフィン−4(NT−4)、ニューロトロフィン−5(NT−5)、グリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)、毛様体神経栄養因子(CNTF)、TNFタイプII受容体、エリスロポエチン(EPO)、インスリンおよび可溶性糖タンパク質、例えば、gp120およびgp160糖タンパク質が挙げられる。gp120糖タンパク質は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)エンベロープタンパク質であり、gp160糖タンパク質はgp120糖タンパク質に対する既知の前駆体である。
【0073】
一実施形態において、生物活性ポリペプチドはGLP−1である。別の実施形態において、生物活性ポリペプチドは、ネシリチド、ヒトB型ナトリウム利尿ペプチド(hBNP)である。さらに別の実施形態において、生物活性ポリペプチドは、27個のアミノ酸からなる天然のブタセクレチンと同一のアミノ酸配列で構成されたペプチドホルモンであるセクレチンである。一実施形態において、生物活性ポリペプチドは、CD4+細胞とHIV−1の融合物の阻害剤である、36個のアミノ酸の一本鎖合成ポリペプチドのエンフビルチドである。一実施形態において、生物活性ポリペプチドは、特異的で、可逆的な直接トロンビン阻害剤のビバリルジンである。抗血友病因子(AHF)は、活性ポリペプチドとして選択されてもよい。HEMOFIL M(商標)AHFの生体内半減期の平均値は14.7±5.1時間(n=61)であることが知られている。別の実施形態において、エリスロポエチンは、生物活性ポリペプチドである。エリスロポエチンは、組換えDNA技術によって製造される165個のアミノ酸の糖タンパク質であり、内因性エリスロポエチンと同じ生物学的効果を有する。慢性腎不全の成人および小児患者では、静脈内投与後の未修飾血漿エリスロポエチンの排出半減期は、4〜13時間の範囲であることが知られている。さらに別の実施形態において、生物活性ポリペプチドはレテプラーゼある。レテプラーゼは、クリングル2およびヒトtPAのプロテアーゼドメインを含む組織プラスミノーゲンアクチベータ(tPA)の非グリコシル化欠失変異タンパク質である。血栓溶解活性の測定に基づいて、未修飾レテプラーゼの有効半減期は、約15分であることが知られている。
【0074】
好ましい一実施形態において、活性ポリペプチドは、組換え型のヒトインターロイキン−1受容体アンタゴニスト(IL−IRa)の非グリコシル化形態のアナキンラまたは哺乳類細胞で発現させたグリコシル化形態である。一例において、アナキンラは、153個のアミノ酸からなり、17.3キロダルトンの分子量を有する。アナキンラは、大腸菌細菌発現系を用いて組換えDNA技術によって生成することができる。IL−IRaのグリコシル化バージョンは、哺乳類発現系で生成することができる。未修飾アナキンラのインビボ半減期は、4〜6時間の範囲であることが知られている。
【0075】
別の好ましい実施形態において、活性ポリペプチドは、エキセンジン−4である。一例において、エキセンジン−4は39個のアミノ酸からなる。エキセンジン−4は、大腸菌細菌発現系を用いた組換えDNA技術によって生成することができる。未修飾エキセンジン−4のインビボ半減期は、0.5時間ivであることが知られている(Ai,G.,et al.;Pharmacokinetics of exendin−4 in Wistar rats;Journal of Chinese Pharmaceutical Sciences;17(2008)6−10)。
【0076】
ベカプレルミンはまた、活性ポリペプチドとして選択されてもよい。ベカプレルミンは、局所投与用の組換えヒト血小板由来成長因子(rhPDGF−BB)である。ベカプレルミンは、酵母株サッカロマイセス・セレビシエに血小板由来増殖因子(PDGF)のB鎖の遺伝子を挿入することにより、組換えDNA技術によって生成することができる。ベカプレルミンの一形態は、約25kDの分子量を有し、ジスルフィド結合により共に結合されている2つの同一ポリペプチド鎖で構成されたホモ二量体である。活性ポリペプチドは、組換えDNA技術により大腸菌(E.coli)内で生成されるインターロイキン11(IL−11)の組換え形態であるオプレルベキンで有り得る。一実施形態において、選択された生物活性ポリペプチドは、約19,000ダルトンの分子量を有し、非グリコシル化型である。このポリペプチドは、長さが177個のアミノ酸であり、ネイティブのIL−11の178個のアミノ酸長とは異なり、唯一アミノ末端プロリン残基を欠いており、これはインビトロまたはインビボのいずれかの生物活性における測定可能な差異を生じないことが知られている。未修飾オプレルベキンの終末半減期は約7時間であることが知られている。さらに別の実施形態は、血中グルコースを増加させ、胃腸管の平滑筋を弛緩させるヒトグルカゴンと同一のポリペプチドホルモンのグルカゴンである生物活性ポリペプチドを提供する。グルカゴンは、グルカゴンの遺伝子を添加することによって遺伝子改変された大腸菌の非病原性の特別な実験室株において合成されてもよい。具体的な実施形態において、グルカゴンは、29個のアミノ酸残基を含み、3,483の分子量を有する一本鎖ポリペプチドである。インビボ半減期は、8〜18分の範囲で、短いことが知られている。
【0077】
G−CSFは、活性ポリペプチドとしても選択され得る。組換え顆粒球コロニー刺激因子、すなわちG−CSFは、白血球の回復を刺激するために様々な化学療法治療後に使用される。組換えG−CSFの報告された半減期はわずか3.5時間である。
【0078】
一実施形態において、生物活性ポリペプチドは、インターフェロンα(IFNα)であり得る。化学的にPEG修飾されたインターフェロンアルファ2aは、C型肝炎の治療に対して臨床的に有効である。このPEG化タンパク質は週1回の注射を必要とし、より長い半減期を有する徐放製剤が望ましい。
【0079】
さらなる細胞性タンパク質には、以下のものが含まれるが、これらに限定されない:VEGF、VEGF−R1、VEGF−R2、VEGF−R3、Her−1、Her−2、Her−3、EGF−1、EGF−2、EGF−3、Alpha3、cMet、ICOS、CD40L、LFA−1、c−Met、ICOS、LFA−1、IL−6、B7.1、B7.2、OX40、IL−1b、TACI、IgE、BAFF、またはBLys、TPO−R、CD19、CD20、CD22、CD33、CD28、IL−1−R1、TNFα、TRAIL−R1、補体受容体1、FGFa、オステオポンチン、ビトロネクチン、エフリンA1〜A5、エフリンB1〜B3、α−2−マクログロブリン、CCL1、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL6、CCL7、CXCL8、CXCL9、CXCL10、CXCL11、CXCL12、CCL13、CCL14、CCL15、CXCL16、CCL16、CCL17、CCL18、CCL19、CCL20、CCL21、CCL22、PDGF、TGFb、GMCSF、SCF、p40(IL12/IL23)、IL1b、IL1a、IL1ra、IL2、IL3、IL4、IL5、IL6、IL8、IL10、IL12、IL15、IL23、Fas、FasL、Flt3リガンド、41BB、ACE、ACE−2、KGF、FGF−7、SCF、ネトリン1、ネトリン2、IFNa、IFNb、IFNg、カスパーゼ2、カスパーゼ3、カスパーゼ7、カスパーゼ8、カスパーゼ10、ADAMS1、ADAMS5、ADAM8、ADAM9、ADAM15、TS1、TS5、アディポネクチン、ALCAM、ALK−1、APRIL、アネキシンV、アンジオゲニン、アンフィレグリン、アンジオポエチン−1、アンジオポエチン−2、アンジオポエチン−4、B7−1/CD80、B7−2/CD86、B7−H1、B7−H2、B7−H3、Bcl−2、BACE−1、BAK、BCAM、BDNF、bNGF、bECGF、BMP2、BMP3、BMP4、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8、CRP、カドヘリン−6、カドヘリン−8、カドヘリン−11、カテプシンA、カテプシンB、カテプシンC、カテプシンD、カテプシンE、カテプシンL、カテプシンS、カテプシンV、カテプシンX、CD11a/LFA−1、LFA−3、GP2b3a、GH受容体、RSV Fタンパク質、IL−23(p40、p19)、IL−12、CD80、CD86、CD28、CTLA−4、a4P1、a4137、TNF/リンフォトキシン、IgE、CD3、CD20、IL−6、IL−6R、BLYS/BAFF、IL−2R、HER2、EGFR、CD33、CD52、ジゴキシン、Rho(D)、水痘、肝炎、CMV、破傷風、ワクシニア、抗毒素、ボツリヌス、Trail−R1、Trail−R2、cMet、TNF−Rファミリー、例えば、LA NGF−R、CD27、CD30、CD40、CD95、リンフォトキシンa/b受容体、Wsl−1、TL1A/TNFSF15、BAFF、BAFF−R/TMFRSF13C、TRAILR2/TNFRSF10B、TRAILR2/TNFRSF10B、Fas/TNFRSF6 CD27/TNFRSF7、DR3/TNFRSF25、HVEM/TNFRSF14、TROY/TNFRSF19、CD40リガンド/TNFSF5、BCMA/TNFRSF17、CD30/TNFRSF8、LIGHT/TNFSF14、4−1BB/TNFRSF9、CD40/TNFRSF5、GITR/TNFRSF18、オステオプロテゲリン/TNFRSF11B、RANK/TNFRSF11A、TRAIL R3/TMFRSF10C、TRAIL/TNFSF10、TRANCE/RANK L/TNFSF11、4−1BBリガンド/TNFSF9、TWEAK/TNFSF12、CD40リガンド/TNFSFS、Fasリガンド/TNFSF6、RELT/TNFRSF19L、APRIL/TNFSF13、DcR3/TNFRSF6B、TNFR1/TNFRSF1A、TRAIL R1/TNFRSF10A、TRAIL R4/TNFRSF10D、CD30リガンド/TNFSF8、GITRリガンド/TNFSF18、TNFSF18、TAC1/TFRSF13B、NGF R/TNFRSF16、OX40リガンド/TNFSF4、TRAIL R2/TNFRSF10B、TRAIL R3/TNFRSF10C、TWEAKR/TNFRSF12、BAFF/BLyS/TNFSF13、DR6/TNFRSF21、TNF−α/TNFSFA1、Pro−TNF−α/TNFSF1A、リンフォトキシンベータR/TNFRSF3、リンフォトキシンベータR(LTbR)/Fcキメラ、TNF R1/TNFRSF1A、TNF−beta/TNFSF1B、PGRP−S、TNF R1/TNFRSF1A、TNF RII/TNFRSF1B、EDA−A2、TNF−アルファ/TNFSF1A、EDAR、XEDAR、TNF R1/TNFRSF1A 4EBP1、14−3−3ゼータ、53BP1、2B4/SLAMF4、CCL21/6Ckine、4−1BB/TNFRSF9、8D6A、4−1BBリガンド/TNFSF9,8−オキソ−dG、4−アミノ−1,8−ナフタルイミド、A2B5、アミノペプチダーゼLRAP/ERAP2、A33、アミノペプチダーゼ N/ANPEP、Aag、アミノペプチダーゼP2/XPNPEP2、ABCG2、アミノペプチダーゼP1/XPNPEP1、ACE、アミノペプチダーゼPILS/ARTS1、ACE−2、アムニオンレス(Amnionless)、アクチン、アンフィレグリン、ベータアクチン、AMPKアルファ1/2、アクチビンA、AMPKアルファ1、アクチビンAB、AMPKアルファ2、アクチビンB、AMPKベータ1、アクチビンC、AMPKベータ2、アクチビンRIA/ALK−2、アンドロゲンR/NR3C4、アクチビンRIB/ALK−4、アンジオゲニン、アクチビンRIIA、アンジオポエチン−1、アクチビンRIIB、アンジオポエチン−2、ADAMS、アンジオポエチン−3、ADAM9、アンジオポエチン−4、ADAM10、アンジオポエチン様1、ADAM12、アンジオポエチン様2、ADAM15、アンジオポエチン様3、TACE/ADAM17、アンジオポエチン様4、ADAM19、アンジオポエチン様7/CDT6、ADAM33、アンジオスタチン、ADAMTS4、アネキシンA1/アネキシンI、ADAMTSS、アネキシンA7、ADAMTS1、アネキシンA10、ADAMTSL−1/プンクチン(Punctin)、アネキシンV、アディポネクチン/Acrp30、ANP、AEBSF、APサイト、アグレカン、APAF−1、アグリン、APC、AgRP、APE、AGTR−2、APT、AIF、APLP−1、Akt、APLP−2、Akt1、アポリポタンパク質AI、Akt2、アポリポタンパク質B、Akt3、APP、血清アルブミン、APRIL/TNFSF13、ALCAM、ARC、ALK−1、アルテミン、ALK−7、アリールスルファターゼA/ARSA、アルカリホスファターゼ、ASAH2/N−アシルスフィンゴシンアミドヒドロラーゼ−2、アルファ2u−グロブリン、ASC、アルファ1−酸性糖タンパク質、ASGR1、アルファフェトプロテイン、ASK1、ALS、ATM、アメロブラスチン、ATRIP、AMICA/JAML、オーロラA、AMIGO、オーロラB、AMIGO2、アキシン−1、AMIGO3、Ax1、アミノアシラーゼ/ACY1、アズロシジン/CAP37/HBP、アミノペプチダーゼA/ENPEP、B4GALT1、BIM、B7−1/CD80、6−ビオチン−17−NAD、B7−2/CD86、BLAME/SLAMF8、B7−H1/PD−L1、CXCL13/BLC/BCA−1、B7−H2、BLIMP1、B7−H3、Blk、B7−H4、BMI−1、BACE−1、BMP−1/PCP、BACE−2、BMP−2、Bad、BMP−3、BAFF/TNFSF13B、BMP−3b/GDF−10、BAFF R/TNFRSF13C、BMP−4、Bag−1、BMP−5、BAK、BMP−6、BAMBI/NMA、BMP−7、BARD1、BMP−8、Bax、BMP−9、BCAM、BMP−10、Bcl−10、BMP−15/GDF−9B、Bcl−2、BMPR−IA/ALK−3、Bcl−2関連タンパク質Al、BMPR−IB/ALK−6、Bcl−w、BMPR−II、Bcl−x、BNIP3L、Bcl−xL、BOC、BCMA/TNFRSF17、BOK、BDNF、BPDE、ベンズアミド、ブラキュリー(Brachyury)、共通β鎖、B−Raf、ベータIG−H3、CXCL14/BRAK、ベタセルリン、BRCA1、ベータ−デフェンシン2、BRCA2、BID、BTLA、バイグリカン、Bub−1、Bik様キラータンパク質、c−jun、CD90/Thy1、c−Rel、CD94、CCL6/C10、CD97、Clq R1/CD93、CD151、C1qTNF1、CD160、ClqTNF4、CD163、ClqTNF5、CD164、補体成分C1r、CD200、補体成分C1s、CD200R1、補体成分C2、CD229/SLAMF3、補体成分C3a、CD23/FcイプシロンRII、補体成分C3d、CD2F−10/SLAMF9、補体成分CSa、CDSL、カドヘリン−4/R−カドヘリン、CD69、カドヘリン−6、CDC2、カドヘリン−8、CDC25A、カドヘリン−11、CDC25B、カドヘリン−12、CDCP1、カドヘリン−13、CDO、カドヘリン−17、CDX4、E−カドヘリン、CEACAM−1/CD66a、N−カドヘリン、CEACAM−6、P−カドヘリン、ケルベロス−1、VE−カドヘリン、CFTR、カルビンジンD、cGMP、カルシニューリンA、Chem R23、カルシニューリンB、ケマリン、カルレティキュリン−2、ケモカインサンプラーパック、CaMキナーゼII、キチナーゼ3様1、cAMP、キトトリオシダーゼ/CHIT1、カンナビノイドR1、Chk1、カンナビノイドR2/CB2/CNR2、Chk2、CAR/NR113、CHL−1/L1CAM−2、炭酸脱水酵素I、コリンアセチルトランスフェラーゼ/ChAT、炭酸脱水酵素II、コンドロレクチン、炭酸脱水酵素III、コーディン、炭酸脱水酵素IV、コーディン様1、炭酸脱水酵素Va、コーディン様2、炭酸脱水酵素VB、CINC−1、炭酸脱水酵素VI、CINC−2、炭酸脱水酵素VII、CINC−3、炭酸脱水酵素VIII、クラスピン、炭酸脱水酵素IX、クローディン6、炭酸脱水酵素X、CLC、炭酸脱水酵素XII、CLEC−1、炭酸脱水酵素XIII、CLEC−2、炭酸脱水酵素XIV、CLECSF13/CLEC4F、カルボキシメチルリジン、CLECSF8、カルボキシペプチダーゼA1/CPA1、CLF−1、カルボキシペプチダーゼA2、CL−P1/COLEC12、カルボキシペプチダーゼA4、クラステリン、カルボキシペプチダーゼB1、クラステリン様1、カルボキシペプチダーゼE/CPE、CMG−2、カルボキシペプチダーゼX1、CMV UL146、カルジオトロフィン−1、CMV UL147、カルノシンジペプチダーゼ1、CNP、カロンテ、CNTF、CART、CNTF Rアルファ、カスパーゼ、凝固因子II/トロンビン、カスパーゼ−1、凝固因子III/組織因子、カスパーゼ−2、凝固因子VII、カスパーゼ−3、凝固因子X、カスパーゼ−4、凝固因子XI、カスパーゼ−6、凝固因子XIV/プロテインC、カスパーゼ−7、COCO、カスパーゼ−8、コヒーシン、カスパーゼ−9、コラーゲンI、カスパーゼ−10、コラーゲンII、カスパーゼ−12、コラーゲンIV、カスパーゼ−13、共通γ鎖/IL−2Rガンマ、カスパーゼペプチド阻害剤、COMP/トロンボスポンジン−5、カタラーゼ、補体成分C1rLP、ベータカテニン、補体成分C1qA、カテプシン1、補体成分
C1qC、カテプシン3、補体因子D、カテプシン6、補体因子I、カテプシンA、補体MASP3、カテプシンB、コネキシン43、カテプシンC/DPPI、コンタクチン−1、カテプシンD、コンタクチン−2/TAG1、カテプシンE、コンタクチン−4、カテプシンF、コンタクチン−5、カテプシンH、コリン、カテプシンL、コルヌリン(Cornulin)、カテプシンO、CORS26/C1qTNF、3、カテプシンS、ラット皮質幹細胞、カテプシンV、コルチゾール、カテプシンX/Z/P、COUP−TFI/NR2F1、CBP、COUP−TFII/NR2F2、CC1、COX−1、CCK−AR、COX−2、CCL28、CRACC/SLAMF7、CCR1、C反応性タンパク質、CCR2、クレアチンキナ−ゼ、Muscle/CKMM、CCR3、クレアチニン、CCR4、CREB、CCR5、CREG、CCR6、CRELD1、CCR7、CRELD2、CCR8、CRHBP、CCR9、CRHR−1、CCR10、CRIMl、CD155/PVR、クリプト、CD2、CRISP−2、CD3、CRISP−3、CD4、クロスベインレス(Crossveinless)−2、CD4+/45RA−、CRTAM、CD4+/45RO−、CRTH−2、CD4+/CD62L−/CD44、CRY1、CD4+/CD62L+/CD44、クリプティック(Cryptic)、CD5、CSB/ERCC6、CD6、CCL27/CTACK、CD8、CTGF/CCN、CD8+/45RA−、CTLA−4、CD8+/45RO−、キュービリン、CD9、CX3CR1、CD14、CXADR、CD27/TNFRSF7、CXCLI6、CD27リガンド/TNFSF7、CXCR3、CD28、CXCR4、CD30/TNFRSF8、CXCR5、CD30リガンド/TNFSF8、CXCR6、CD31/PECAM−l、シクロフィリンA、CD34、Cyr61/CCN1、CD36/SR−B3、シスタチンA、CD38、シスタチンB、CD40/TNFRSF5、シスタチンC、CD40リガンド/TNFSF5、シスタチンD、CD43、シスタチンE/M、CD44、シスタチンF、CD45、シスタチンH、CD46、シスタチンH2、CD47、シスタチンS、CD48/SLAMF2、シスタチンSA、CD55/DAF、シスタチンSN、CD58/LFA−3、シトクロムc、CD59、アポシトクロムc、CD68、ホロシトクロムc、CD72、サイトケラチン8、CD74、サイトケラチン14、CD83、サイトケラチン19、CD84/SLAMF5、サイトニン(Cytonin)、D6、DISP1、DAN、Dkk−1、DANCE、Dkk−2、DARPP−32、Dkk−3、DAX1/NROB1、Dkk−4、DCC、DLEC、DCIR/CLEC4A、DLL1、DCAR、DLL4、DcR3/TNFRSF6B、d−ルシフェリン、DC−SIGN、DNAリガーゼIV、DC−SIGNR/CD299、DNAポリメラーゼベータ、DcTRAIL R1/TNFRSF23、DNAM−1、DcTRAIL R2/TNFRSF22、DNA−PKcs、DDR1、DNER、DDR2、ドーパカルボキシラーゼ/DDC、DEC−205、DPCR−1、デカペンタプレジック、DPP6、デコリン、DPPA4、デクチン1/CLEC7A、DPPA5/ESG1、デクチン−2/CLEC6A、DPPII/QPP/DPP7、DEP−1/CD148、DPPIV7/CD26、デザートヘッジホッグ、DR3/TNFRSF25、デスミン、DR6/TNFRSF21、デスモグレイン−1、DSCAM、デスモグレイン−2、DSCAM−L1、デスモグレイン−3、DSPG3、ディシェベルド(Dishevelled)−1、Dtk、ディシェベルド−3、ダイナミン、EAR2/NR2F6、EphA5、ECE−1、EphA6、ECE−2、EphA7、ECF−L/CHI3L3、EphA8、ECM−1、EphB1、エコチン、EphB2、EDA、EphB3、EDA−A2、EphB4、EDAR、EphB6、EDG−1、エフリン、EDG−5、エフリン−A1、EDG−8、エフリン−A2、eEF−2、エフリン−A3、EGF、エフリン−A4、EGFR、エフリン−A5、EGR1、エフリン−B、EG−VEGF/PK1、エフリン−B1、eIF2アルファ、エフリン−B2、eIF4E、エフリン−B3、Elk−1、エピジェン、EMAP−II、エピモルフィン/シンタキシン2、EMMPRIN/CD147、エピレグリン、CXCL5/ENA、EPR−1/Xa受容体、エンドカン、ErbB2、エンドグリン/CD105、ErbB3、エンドグリカン、ErbB4、エンドヌクレアーゼIII、ERCC1、エンドヌクレアーゼIV、ERCC3、エンドヌクレアーゼV、ERK1/ERK2、エンドヌクレアーゼVIII、ERK1、エンドレペリン/ペルレカン(Perlecan)、ERK2、エンドスタチン、ERK3、エンドセリン−1、ERK5/BMK1、エングレイルド−2、ERRアルファ/NR3B1、EN−RAGE、ERRベータ/NR3B2、エンテロペプチダーゼ/エンテロキナーゼ、ERRガンマ/NR3B3、CCL11/エオタキシン、エリスロポエチン、CCL24/エオタキシン−2、エリスロポエチンR、CCL26/エオタキシン−3、ESAM、EpCAM/TROP−1、ERアルファ/NR3Al、EPCR、ERベータ/NR3A2、Eph、エキソヌクレアーゼIII、EphA1、エキソストシン(Exostosin)様2/EXTL2、EphA2、エキソストシン様3/EXTL3、EphA3、FABP1、FGF−BP、FABP2、FGF R1−4、FABP3、FGF R1、FABP4、FGF R2、FABP5、FGF R3、FABP7、FGF R4、FABP9、FGF R5、補体因子B、Fgr、FADD、FHR5、FAM3A、フィブロネクチン、FAM3B、フィコリン−2、FAM3C、フィコリン−3、FAM3D、FITC、線維芽細胞活性化タンパク質アルファ/FAP、FKBP38、Fas/TNFRSF6、Flap、Fasリガンド/TNFSF6、FLIP、FATP1、FLRG、FATP4、FLRT1、FATP5、FLRT2、FcガンマR1/CD64、FLRT3、FcガンマRIIB/CD32b、Flt−3、FcガンマRIIC/CD32c、Flt−3リガンド、FcガンマRIIA/CD32a、フォリスタチン、FcガンマRIII/CD16、フォリスタチン様1、FcRH1/IRTA5、FosB/G0S3、FcRH2/IRTA4、FoxD3、FcRH4/IRTA1、FoxJ1、FcRH5/IRTA2、FoxP3、Fc受容体様3/CD16−2、Fpg、FEN−1、FPR1、フェチュインA、FPRL1、フェチュインB、FPRL2、酸性FGF、CX3CL1/フラクタルカイン、塩基性FGF、フリズルド−1、FGF−3、フリズルド−2、FGF−4、フリズルド−3、FGF−5、フリズルド−4、FGF−6、フリズルド−5、FGF−8、フリズルド−6、FGF−9、フリズルド−7、FGF−10、フリズルド−8、FGF−11、フリズルド−9、FGF−12、Frk、FGF−13、sFRP−1、FGF−16、sFRP−2、FGF−17、sFRP−3、FGF−19、sFRP−4、FGF−20、フューリン、FGF−21、FXR/NR1H4、FGF−22、Fyn、FGF−23、G9a/EHMT2、GFRアルファ−3/GDNF Rアルファ−3、GABA−A−Rアルファ1、GFRアルファ−4/GDNF Rアルファ−4、GABA−A−Rアルファ2、GITR/TNFRSF18、GABA−A−Rアルファ4、GITRリガンド/TNFSF18、GABA−A−Rアルファ5、GLI−1、GABA−A−Rアルファ6、GLI−2、GABA−A−Rベータ1、GLP/EHMT1、GABA−A−Rベータ2、GLP−1R、GABA−A−Rベータ3、グルカゴン、GABA−A−Rガンマ2、グルコサミン(N−アセチル)−6−スルファターゼ/GNS、GABA−B−R2、GluR1、GAD1/GAD67、GluR2/3、GAD2/GAD65、GluR2、GADD45アルファ、GluR3、GADD45ベータ、Glut1、GADD45ガンマ、Glut2、ガレクチン−1、Glut3、ガレクチン−2、Glut4、ガレクチン−3、GlutS、ガレクチン−3BP、グルタレドキシン1、ガレクチン−4、グリシンR、ガレクチン−7、グリコホリンA、ガレクチン−8、グリピカン2、ガレクチン−9、グリピカン3、GalNAc4S−65T、グリピカン5、GAP−43、グリピカン6、GAPDH、GM−CSF、Gas1、GM−CSF Rアルファ、Gas6、GMF−ベータ、GASP−1/WFIKKNRP、gp130、GASP−2/WFIKKN、グリコーゲンホスホリラーゼBB/GPBB、GATA−1、GPR15、GATA−2、GPR39、GATA−3、GPVI、GATA−4、GR/NR3C1、GATA−5、Gr−1/Ly−6G、GATA−6、グラニュライシン、GBL、グランザイムA、GCNF/NR6A1、グランザイムB、CXCL6/GCP−2、グランザイムD、G−CSF、グランザイムG、G−CSF R、グランザイムH、GDF−1、GRASP、GDF−3 GRB2、GDF−5、グレムリン、GDF−6、GRO、GDF−7、CXCL1/GROアルファ、GDF−8、CXCL2/GROベータ、GDF−9、CXCL3/GROガンマ、GDF−11、成長ホルモン、GDF−15、成長ホルモンR、GDNF、GRP75/HSPA9B、GFAP、GSK−3アルファ/ベータ、GFI−1、GSK−3アルファ、GFRアルファ−1/GDNF Rアルファ−1、GSK−3ベータ、GFRアルファ−2/GDNF Rアルファ−2、EGN1T、H2AX、ヒスチジン、H60、HM74A、HAI−1、HMGA2、HAI−2、HMGB1、HAI−2A、TCF−2/HNF−1ベータ、HAI−2B、HNF−3ベータ/FoxA2、HAND1、HNF−4アルファ/NR2A1、HAPLN1、HNF−4ガンマ/NR2A2、気道トリプシン様プロテアーゼ/HAT、HO−1/HMOX1/HSP32、HB−EGF、HO−2/HMOX2、CCL14a/HCC、HPRG、CCL14b/HCC−3、Hrk、CCL16/HCC−4、HRP−1、アルファHCG、HS6ST2、Hck、HSD−1、HCR/CRAM−A/B、HSD−2、HDGF、HSP10/EPF、ヘモグロビン、HSP27、ヘパソシン(Hepassocin)、HSP60、HES−1、HSP70、HES−4、HSP90、HGF、HTRA/プロテアーゼDo、HGFアクチベータ、HTRA1/PRSS11、HGF R、HTRA2/Omi、HIF−1アルファ、FVEM/TNFRSF14、HIF−2アルファ、ヒアルロナン、HIN−1/セクレトグロブリン(Secretoglobulin)3A1、4−ヒドロキシノネナール、Hip、CCL1/1−309/TCA−3、IL−10、cIAP(pan)、IL−10Rアルファ、cIAP−1/HIAP−2、IL−10Rベータ、cIAP−2/HIAP−1、IL−11、IBSP//シアロタンパク質II、IL−11Rアルファ、ICAM−1/CD54、IL−12、ICAM−2/CD102、IL−12/IL−23 p40、ICAM−3/CD50、IL−12Rベータ1、ICAM−5、IL−12Rベータ2、ICAT、IL−13、ICOS、IL−13Rアルファ1、イズロン酸−2−スルファターゼ/IDS、IL−13Rアルファ2、IFN、IL−15、IFN−アルファ、IL−15Rアルファ、IFN−アルファ1、IL−16、IFN−アルファ2、IL−17、IFN−アルファ4b、IL−17R、IFN−アルファA、IL−1
7、RCC、IFN−アルファB2、IL−17RD、IFN−アルファC、IL−17B、IFN−アルファD、1L−17BR、IFN−アルファF、IL−17C、IFN−αG、IL−17D、IFN−αH2、IL−17E、IFN−アルファI、I−17F、IFN−アルファJ1、IL−18/IL−1F4、IFN−アルファK、IL−18BPa、IFN−アルファWA、IL−18BPc、IFN−アルファ/ベータRI、IL−18BPd、IFN−アルファ/β R2、IL−18Rアルファ/IL−1 R5、IFN−ベータ、IL−18Rベータ/IL−1 R7、IFN−ガンマ、IL−19、IFN−ガンマR1、IL−20、IFN−ガンマR2、IL−20Rアルファ、IFN−オメガ、IL−20Rベータ、IgE、IL−21、IGFBP−1、IL−21R、IGFBP−2、IL−22、IGFBP−3、IL−22R、IGFBP−4、IL−22BP、IGFBP−5、IL−23、IGFBP−6、IL−23R、IGFBP−L1、IL−24、IGFBP−rp1/IGFBP−7、IL−26/AK155、IGFBP−rP10、IL−27、IGF−I、IL−28A、IGF−IR、IL−28B、IGF−II、IL−29/IFN−ラムダ1、IGF−IIR、IL−31、IgG、IL−31RA、IgM、IL−32アルファ、IGSF2、IL−33、IGSF4A/SynCAM、ILT2/CD85j、IGSF4B、ILT3/CD85k、IGSF8、ILT4/CD85d、IgY、ILT5/CD85a、IkBベータ、ILT6/CD85e、IKKアルファ、インディアンヘッジホッグ、IKKイプシロン、INSRR、IKKガンマ、インスリン、IL−1アルファ/IL−1F1、インスリンR/CD220、IL−1ベータ/IL−1F2、プロインスリン、IL−1ra/IL−1F3、インスリシン/IDE、1L−1F5/FIL1デルタ、インテグリンアルファ2/CD49b、IL−1F6/FIL1イプシロン、インテグリンアルファ3/CD49c、IL−1F7/FIL1ゼータ、インテグリンアルファ3ベータ1/VLA−3、IL−1F8/FIL1イータ、インテグリンアルファ4/CD49d、IL−1F9/IL−1Hl、インテグリンアルファ5/CD49e、IL−1F10/IL−1HY2、インテグリンアルファ5ベータ1、IL−1R1、インテグリンアルファ6/CD49f、IL−1 RII、インテグリンアルファ7、IL−1 R3/IL−1 R ACP、インテグリンアルファ9、IL−1 R4/ST2、インテグリンアルファE/CD103、IL−1R6/IL−1Rrp2、インテグリンアルファL/CD11a、IL−1R8、インテグリンアルファLベータ2、IL−1 R9、インテグリンアルファM/CD11b、IL−2、インテグリンアルファMベータ2、IL−2Rアルファ、インテグリンアルファV/CD51、IL−2Rベータ、インテグリンアルファVベータ5、IL−3、インテグリンアルファVベータ3、IL−3Rアルファ、インテグリンアルファVベータ6、IL−3Rベータ、インテグリンアルファX/CD11c、IL−4、インテグリンベータ1/CD29、IL−4R、インテグリンベータ2/CD18、IL−5、インテグリンベータ3/CD61、IL−5Rアルファ、インテグリンベータ5、1L−6、インテグリンベータ6、IL−6R、インテグリンベータ7、IL−7、CXCL10/IP−10/CRG−2、IL−7Rアルファ/CD127、IRAK1、CXCR1/IL−8RA、IRAK4、CXCR2/IL−8RB、IRS−1、CXCL8/IL−8、Islet−1、IL−9、CXCL11/1−TAC、IL−9R、Jagged 1、JAM−4/IGSFS、Jagged 2、JNK、JAM−A、JNK1/JNK2、JAM−B/VE−JAM、JNK1、JAM−C、JNK2、キニノーゲン、カリクレイン3/PSA、キニノスタチン(Kininostatin)、カリクレイン4、KIR/CD158、カリクレイン5、KIR2DL1、カリクレイン6/ニューロシン、KIR2DL3、カリクレイン7、KIR2DL4/CD158d、カリクレイン8/ニューロプシン、KIR2DS4、カリクレイン9、KIR3DL1、血漿カリクレイン/KLKB1、KIR3DL2、カリクレイン10、Kirrel2、カリクレイン11、KLF4、カリクレイン12、KLFS、カリクレイン13、KLF6、カリクレイン14、クロトー(Klotho)、カリクレイン15、クロトーベータ、KC、KOR、Keap1、クレメン−1、Kell、クレメン−2、KGF/FGF−7、LAG−3、LINGO−2、LAIR1、リピン2、LAIR2、リポカリン−1、ラミニンアルファ4、リポカリン−2/NGAL、ラミニンガンマ1,5−リポキシゲナーゼ、ラミニンI、LXRアルファ/NR1H3、ラミニンS、LXRベータ/NR1H2、ラミニン−1、リヴィン(Livin)、ラミニン−5、LIX、LAMP、LMIR1/CD300A、ランジェリン(Langerin)、LMIR2/CD300c、LAR、LMIR3/CD300LF、ラテキシン、LMIRS/CD300LB、ライリン(Layilin)、LMIR6/CD300LE、LBP、LMO2、LDL R、LOX−1/SR−E1、LECT2、LRH−1/NR5A2、LEDGF、LRIG1、レフティ、LRIG3、レフティ−1、LRP−1、レフティ−A、LRP−6、レグマイン、LSECtin/CLEC4G、レプチン、ルミカン、レプチンR、CXCL−15/ラングカイン(Lungkine)、ロイコトリエンB4、XCL1/リンホタクチン、ロイコトリエンB4 R1、リンフォトキシン、LIF、リンフォトキシンベータ/TNFSF3、LIF Rアルファ、リンフォトキシンベータR/TNFRSF3、LIGHT/TNFSF14、Lyn、リミチン、Lyp、LIMPII/SR−B2、リシルオキシダーゼモホログ2、LIN−28、LYVE−1、LINGO−1、アルファ2−マクログロブリン、CXCL9/MIG、MAD2L1、ミメカン(Mimecan)、MAdCAM−1、ミンジン、MafB、ミネラルコルチコイドR/NR3C2、MafF、CCL3L1/MIP−1アルファ アイソフォームLD78ベータ、MafG、CCL3/MIP−1アルファ、MafK、CCL4L1/LAG−1、MAG/Siglec−4−a、CCL4/MIP−1ベータ、MANF、CCL15/MIP−1デルタ、MAP2、CCL9/10/MIP−1ガンマ、MAPK、MIP−2、マラプシン/パンクレアシン(Marapsin/Pancreasin)、CCL19/MIP−3ベータ、MARCKS、CCL20/MIP−3アルファ、MARCO、MIP−I、Mash1、MIP−II、マトリリン−2、MIP−III、マトリリン−3、MIS/AMH、マトリリン−4、MIS R11、マトリプターゼ/ST14、MIXL1、MBL、MKK3/MKK6、MBL−2、MKK3、メラノコルチン3R/MC3R、MKK4、MCAM/CD146、MKK6、MCK−2、MKK7、Mcl−1、MKP−3、MCP−6、MLH−1、CCL2/MCP−1、MLK4アルファ、MCP−11、MMP、CCL8/MCP−2、MMP−1、CCL7/MCP−3/MARC、MMP−2、CCL13/MCP−4、MMP−3、CCL12/MCP−5、MMP−7、M−CSF、MMP−8、M−CSF R、MMP−9、MCV−タイプII、MMP−10、MD−1、MMP−11、MD−2、MMP−12、CCL22/MDC、MMP−13、MDL−1/CLECSA、MMP−14、MDM2、MMP−15、MEA−1、MMP−16/MT3−MMP、MEK1/ΜΕΚ2、MMP−24/MT5−MMP、MEK1、MMP−25/MT6−MMP、MEK2、MMP−26、メルシン、MMR、MEPE、MOG、メプリンアルファ、CCL23/MPIF−1、メプリンベータ、M−Ras/R−Ras3、Mer、Mrell、メソテリン、MRP1、メテオリン、MSK1/MSK2、メチオニンアミノペプチダーゼ1、MSK1、メチオニンアミノペプチダーゼ、MSK2、メチオニンアミノペプチダーゼ2、MSP、MFG−E8、MSP R/Ron、MFRP、Mug、MgcRacGAP、MULT−1、MGL2、ムサシ−1、MGMT、ムサシ−2、MIA、MuSK、MICA、MutY DNAグリコシラーゼ、MICB、MyD88、MICL/CLEC12A、ミエロペルオキシダーゼ、ベータ2ミクログロブリン、ミオカルディン、ミッドカイン、ミオシリン、MIF、ミオグロビン、NAIP NGFI−Bガンマ/NR4A3、Nanog、NgR2/NgRHl、CXCL7/NAP−2、NgR3/NgRH2、Nbs1、ニドジェン−1/エンタクチン、NCAM−1/CD56、ニドジェン−2、NCAM−L1、一酸化窒素、ネクチン−1、ニトロチロシン、ネクチン−2/CD112、NKG2A、ネクチン−3、NKG2C、ネクチン−4、NKG2D、ネオゲニン、NKp30、ネプリライシン/CD10、NKp44、ネプリライシン−2/MMEL1/MMEL2、NKp46/NCR1、ネスチン、NKp80/KLRF1、NETO2、NKX2.5、ネトリン−1、NMDAR、NR1サブユニット、ネトリン−2、NMDAR、NR2Aサブユニット、ネトリン−4、NMDAR、NR2Bサブユニット、ネトリン−Gla、NMDAR、NR2Cサブユニット、ネトリン−G2a、N−Me−6,7−diOH−TIQ、ニューレグリン−1/NRG1、ノダル(Nodal)、ニューレグリン−3/NRG3、ノギン、ニューリチン、Nogo受容体、ニューロD1(NeuroD1)、Nogo−A、ニューロファシン、NOMO、ニューロゲニン−1、ノープ(Nope)、ニューロゲニン−2、ノリン(Norrin)、ニューロゲニン−3、eNOS、ニューロリシン、iNOS、ニューロフィシンII、nNOS、ニューロピリン−1、ノッチ−1、ニューロピリン−2、ノッチ−2、ニューロポエチン、ノッチ−3、ニューロトリミン、ノッチ−4、ニュールツリン、NOV/CCN3、NFAM1、NRAGE、NF−H、NrCAM、NFkB1、NRL、NFkB2、NT−3、NF−L、NT−4、NF−M、NTB−A/SLAMF6、NG2/MCSP、NTH1、NGF R/TNFRSF16、ヌクレオステミン、ベータ−NGF、Nurr−1/NR4A2、NGFI−Bアルファ/NR4A1、OAS2、オレキシンB、OBCAM、OSCAR、OCAM、OSF−2/ペリオスチン、OCIL/CLEC2d、オンコスタチンM/OSM、OCILRP2/CLEC21、OSM Rベータ、Oct−3/4、オステオアクチビン/GPNMB、OGG1、オステオアドヘリン、オリゴ1、オリゴ2、オリゴ3、オステオカルシン、Olig1、オステオクリン、Olig2、オステオポンチン、Olig3、オステオプロテゲリン/TNFRSF11B、オリゴデンドロサイトマーカー01、Otx2、オリゴデンドロサイトマーカー04、OV−6、OMgp、OX40/TNFRSF4、オプチチン(Opticin)、OX40リガンド/TNFSF4、オレキシンA、OAS2、オレキシンB、OBCAM、OSCAR、OCAM、OSF−2/ペリオスチン、OCIL/CLEC2d、オンコスタチンM/OSM、OCILRP2/CLEC21、OSM Rベータ、Oct−3/4、オステオアクチビン/GPNMB、OGG1、オステオアドヘリン、オリゴ1、オリゴ2、オリゴ3、オステオカルシン、Olig1、オステオクリン、Olig2、オステオポンチン、Olig3、オステオプロテゲリン/TNFRSF11B、オリゴデンドロサイトマーカー01、Otx2、オリゴデンドロサイトマーカー04、OV−6、OMgp、OX40/TNFRSF4、オプチシン(O
pticin)、OX40リガンド/TNFSF4、オレキシンA、RACK1、Ret、Rad1、REV−ERBアルファ/NR1D1、Rad17、REV−ERBベータ/NR1D2、Rad51、Rex−1、Rae−1、RGM−A、Rae−1アルファ、RGM−B、Rae−1ベータ、RGM−C、Rae−1デルタ、Rheb、Rae−1イプシロン、リボソ−ムタンパク質S6、Rae−1ガンマ、RIP1、Raf−1、ROBO1、RAGE、ROBO2、Ra1A/Ra1B、ROBO3、Ra1A、ROBO4、Ra1B、ROR/NR1F1−3(pan)、RANK/TNFRSF11A、RORアルファ/NR1F1、CCL5/RANTES、RORガンマ/NR1F3、Rap1A/B、RTK様オーファン受容体1/RORl、RARアルファ/NR1B1、RTK−オーファン受容体2/ROR2、RARベータ/NR1B2、RP105、RARガンマ/NR1B3、RPA2、Ras、RSK(pan)、RBP4、RSK1/RSK2、RECK、RSKl、Reg2/PAP、RSK2、RegI、RSK3、RegII、RSK4、RegIII、R−スポンジン1、Reg Ma、R−スポンジン2、RegIV、R−スポンジン3、レラキシン−1、RUNX1/CBFA2、リラキシン−2、RUNX2/CBFA1、リラキシン−3、RUNX3/CBFA3、RELMアルファ、RXRアルファ/NR2B1、RELMベータ、RXRベータ/NR2B2、RELT/TNFRSF19L、RXRガンマ/NR2B3、レジスチン、S100A10、SLITRK5、S100A8、SLP1、S100A9、SMAC/ディアブロ、S100B、Smad1、STOOP、Smad2、SALL1、Smad3、デルタ−サルコグリカン、Smad4、Sca−1/Ly6、Smad5、SCD−1、Smad7、SCF、Smad8、SCF R/c−kit、SMC1、SCGF、アルファ−平滑筋アクチン、SCL/Tall、SMUG1、SCP3/SYCP3、Snail、CXCL12/SDF−1、ナトリウムカルシウム交換体1、SDNSF/MCFD2、Soggy−1、アルファ−セクレターゼ、ソニック・ヘッジホッグ、ガンマ−セクレターゼ、SまたはCS1、ベータ−セクレターゼ、SまたはCS3、E−セレクチン、ソルチリン、L−セレクチン、SOST、P−セレクチン、SOX1、セマフォリン3A、SOX2、セマフォリン3C、SOX3、セマフォリン3E、SOX7、セマフォリン3F、SOX9、セマフォリン6A、SOX10、セマフォリン6B、SOX17、セマフォリン6C、SOX21、セマフォリン6D、SPARC、セマフォリン7A、SPARC様1、セパラーゼ、SP−D、セリン/スレオニンホスファターゼ基質I、スピネシン、セルピンA1、F−スポンジン、セルピンA3、SR−AI/MSR、セルピンA4/カリスタチン、Src、セルピンA5/プロテインC阻害剤、SREC−I/SR−F1、セルピンA8/アンジオテンシノーゲン、SREC−II、セルピンB5、SSEA−1、セルピンC1/アンチトロンビン−III、SSEA−3、セルピンD1/ヘパリン補因子II、SSEA−4、セルピンE1/PAI−1、ST7/LRP12、セルピンE2、スタビリン−1、セルピンF1、スタビリン−2、セルピンF2、スタニオカルシン1、セルピンG1/C1阻害剤、スタニオカルシン2、セルピン12、STAT1、血清アミロイドA1、STAT2、SF−1/NR5A1、STAT3、SGK、STAT4、SHBG、STAT5a/b、SHIP、STAT5a、SHP/NROB2、STAT5b、SHP−1、STAT6、SHP−2、VE−スタチン、SIGIRR、Stella/Dppa3、シグレック−2/CD22、STRO−1、シグレック−3/CD33、サブスタンスP、シグレック−5、スルファミダーゼ/SGSH、シグレック−6、スルファターゼ変更因子1/SUMFl、シグレック−7、スルファターゼ変更因子2/SUMF2、シグレック−9、SUMO1、シグレック−10、SUMO2/3/4、シグレック−11、SUMO3、シグレック−F、スーパーオキシドジスムターゼ、SIGNR1/CD209、スーパーオキシドジスムターゼ−1/Cu−Zn SOD、SIGNR4、スーパーオキシドジスムターゼ2/Mn−SOD、SIRPベータ1、スーパーオキシドジスムターゼ−3/EC−SOD、SKI、サバイビン、SLAM/CD150、シナプシンI、スリーピングビューティートランスポサーゼ(Sleeping Beauty Transposase)、シンデカン−1/CD138、Slit3、シンデカン−2、SLITRK1、シンデカン−3、SLITRK2、シンデカン−4、SLITRK4、TAC1/TNFRSF13B、TMFFF1/トモレグリン−1、TAO2、TMFFF2、TAPP1、TNF−アルファ/TNFSF1A、CCL17/TARC、TNF−ベータ/TNFSF1B、Tau、TNF R1/TNFRSF1A、TC21/R−Ras2、TNF R11/TNFRSF1B、TCAM−1、TOR、TCCR/WSX−1、TP−1、TC−PTP、TP63/TP73L、TDG、TR、CCL25/TECK、TRアルファ/NR1A1、テネイシンC、TRベータ1/NR1A2、テネイシンR、TR2/NR2C1、TER−119、TR4/NR2C2、TERT、TRA−1−85、テスチカン1/SPOCKl、TRADD、テスチカン2/SPOCK2、TRAF−1、テスチカン3/SPOCK3、TRAF−2、TFPI、TRAF−3、TFPI−2、TRAF−4、TGF−アルファ、TRAF−6、TGF−ベータ、TRAIL/TNFSF10、TGF−ベータ1、TRAIL R1/TNFRSF10A、LAP(TGF−ベータ1)、TRAIL R2/TNFRSF10B、潜在型TGF−ベータ1、TRAIL R3/TNFRSF10C、TGF−ベータ1.2、TRAIL R4/TNFRSF10D、TGF−ベータ2、TRANCE/TNFSF11、TGF−ベータ3、TfR(トランスフェリンR)、TGF−ベータ5、アポトランスフェリン、潜在型TGF−ベータbp1、ホロ−トランスフェリン、潜在型TGF−ベータbp2、トラッピン(Trappin)−2/Elafin、潜在型TGF−ベータbp4、TREM−1、TGF−ベータRI/ALK−5、TREM−2、TGF−ベータRII、TREM−3、TGF−ベータRllb、TREML1/TLT−1、TGF−ベータRIII、TRF−1、サーモリシン、TRF−2、チオレドキシン−1、TRH分解エクト酵素/TRHDE、チオレドキシン−2、TRIMS、チオレドキシン80、トリペプチジル−ペプチダーゼI、チオレドキシン様5/TRP14、TrkA、THOP1、TrkB、トロンボモジュリン/CD141、TrkC、トロンボポエチン、TROP−2、トロンボポエチンR、トロポニンIペプチド3、トロンボスポンジン−1、トロポニンT、トロンボスポンジン−2、TROY/TNFRSF19、トロンボスポンジン4、トリプシン1、チモポエチン、トリプシン2/PRSS2、胸腺ケモカイン−1、トリプシン3/PRSS3、Tie−1、トリプターゼ−5/Prss32、Tie−2、トリプターゼアルファ/TPS1、TIM−1/KIM−1/HAVCR、トリプターゼベータ−1/MCPT−7、TIM−2、トリプターゼベータ−2/TPSB2、TIM−3、トリプターゼイプシロン/BSSP−4、TIΜ−4、トリプターゼガンマ−1/TPSG1、TIM−5、トリプトファンヒドロキシラーゼ、TIM−6、TSC22、TIMP−1、TSG、TIMP−2、TSG−6、TIMP−3、TSK、TIMP−4、TSLP、TL1A/TNFSF15、TSLP R、TLR1、TSP50、TLR2、ベータIIIチューブリン、TLR3、TWEAK/TNFSF12、TLR4、TWEAK R/TNFRSF12、TLRS、Tyk2、TLR6、ホスホチロシン、TLR9、チロシンヒドロキシラーゼ、TLX/NR2E1、チロシンホスファターゼ基質I、ユビキチン、UNC5H3、Ugi、UNC5H4、DGRPl、UNG、ULBP−1、uPA、ULBP−2、uPAR、ULBP−3、URB、UNC5H1、UVDE、UNC5H2、バニロイドR1、VEGF R、VASA、VEGF R1/Flt−1、バソヒビン、VEGF R2/KDR/Flk−1、バソリン、VEGF R3/Flt−4、バソスタチン、バーシカン、Vav−1、VGSQ、VCAM−1、VHR、VDR/NR111、ビメンチン、VEGF、ビトロネクチン、VEGF−B、VLDLR、VEGF−C、vWF−A2、VEGF−D、シヌクレイン−アルファ、Ku70、WASP、Wnt−7b、WIF−1、Wnt−8a WISP−1/CCN4、Wnt−8b、WNK1、Wnt−9a、Wnt−1、Wnt−9b、Wnt−3a、Wnt−10a、Wnt−4、Wnt−10b、Wnt−5a、Wnt11、Wnt−5b、wnvNS3、Wnt7a、XCR1、XPE/DDB1、XEDAR、XPE/DDB2、Xg、XPF、XIAP、XPG、XPA、XPV、XPD、XRCC、Yes、YY1、EphA4。
【0080】
他の活性ポリペプチドには以下のものが含まれる:BOTOX、ミオブロック、ニューロブロック、ディスポート(または他のボツリヌス神経毒の血清型)、アルグルコシダーゼアルファ、ダプトマイシン、YH−16、コリオゴナドトロピンアルファ、フィルグラスチム、セトロレリクス、インターロイキン−2、アルデスロイキン、テセロイキン、デニロイキンジフチトックス(denileukin diftitox)、インターフェロンアルファ−n3(注射)、インターフェロンアルファ−n1、DL−8234、インターフェロン、サントリ(ガンマ−1a)、インターフェロンガンマ、チモシンアルファ1、タソネルミン、DigiFab、ViperaTAb、EchiTAb、CroFab、ネシリチド、アバタセプト、アレファセプト、レビフ、エプトテルミンアルファ、テリパラチド(骨粗しょう症)、注射用カルシトニン(骨疾患)、カルシトニン(点鼻用、骨粗しょう症)、エタネルセプト、ヘモグロビングルタマー250(ウシ)、ドロトレコギンアルファ、コラゲナーゼ、カルペリチド、組換えヒト上皮細胞増殖因子(局所ゲル、創傷治癒)、DWP−401、ダルベポエチンアルファ、エポエチンオメガ、エポエチンベータ、エポエチンアルファ、デシルジン、レピルジン、ビバリルジン、ノナコグアルファ、モノニン(Mononine)、エプタコグアルファ(活性化)、組換えファクタ−VIII+VWF、Recombinate、組換え第VIII因子、第VIII因子(組換え体)、アルファネート、オクトコグアルファ、第VIII因子、パリフェルミン、インディキナーゼ(Indikinase)、テネクテプラーゼ、アルテプラーゼ、パミテプラーゼ、レテプラーゼ、ナテプラーゼ、モンテプラーゼ、ホリトロピンアルファ、rFSH、hpFSH、ミカファンギン、ペグフィルグラスチム、レノグラスチム、ナルトグラスチム、セルモレリン、グルカゴン、エキセナチド、プラムリンチド、イミグルセラーゼ、ガルスルファーゼ、ロイコトロピン、モルグラモスチム、トリプトレリンアセテート、ヒストレリン(皮下インプラント、ハイドロン)、デスロレリン、ヒストレリン、ナファレリン、ロイプロリド徐放デポー(ATRIGEL)、ロイプロリドインプラント(DUROS)、ゴセレリン、ソマトロピン、ユートロピン、KP−102プログラム、ソマトロピン、ソマトロピン、メカセルミン(成長障害)、エンフビルチド、Org−33408、インスリングラルギン、インスリングルリシン、インスリン(吸入薬)、インスリンリスプロ、インスリンデテミル、インスリン(バッカル剤、RapidMist)、メカセルミンリンファベート(mecasermin rinfabate)、アナキンラ、セルモロイキン、99mTc−アプシタイド(apcitide)注射剤、ミエロピド、ベータセロン、酢酸グラチラマー、ゲポン(Gepon)、サルグラモスチム、オプレルベキン、ヒト白血球由来アルファインターフェロン、ビリブ(Bilive、)インスリン(組換え体)、組換えヒトインスリン、インスリンアスパルト、メカセルミン、ロフェロン−A、インターフェロン−アルファ2、アルファフェロン(Alfaferone)、インターフェロンアルファコン−1、インターフェロンアルファ、アボネックス組換えヒト由来黄体形成ホルモン、ドルナーゼアルファ、トラフェルミン、ジコノチド、タルチレリン、ジボテルミンアルファ、アトシバン、ベカプレルミン、エプチフィバチド、ゼマイラ(Zemaira)、CTC−111、シャンバック(Shanvac)−B、HPVワクチン(四価)、NOV−002、オクトレオチド、ランレオチド、アンセスチム、アガルシダーゼベータ、アガルシダーゼアルファ、ラロニダーゼ、酢酸プレザチド銅(局所用ゲル)、ラスブリカーゼ、ラニビズマブ、アクティミューン、PEG−イントロン、トリコミン(Tricomin)、組換えハウスダストダニアレルギー脱感作注射剤、組換えヒト副甲状腺ホルモン(PTH)1−84(皮下、骨粗しょう症)、エポエチンデルタ、トランスジェニックアンチトロンビンIII、グランジトロピン(Granditropin)、ビトラーゼ(Vitrase)、組換えインスリン、インターフェロンアルファ(経口トローチ剤)、GEM−21S、バプレオチド、イデュルスルファーゼ、オマパトリラート、組換え血清アルブミン、セルトリズマブペゴール、グルカルピダーゼ、ヒト組換えC1エステラーゼ阻害剤(血管性浮腫)、ラノテプラーゼ、組換えヒト成長ホルモン、エンフビルチド(無針注射剤、Biojector 2000)、VGV−1、インターフェロン(アルファ)、ルシナクタント、アビプタジル(吸入用、肺疾患)、イカチバント、エカランチド、オミガナン(omiganan)、オーログラブ(Aurograb)、酢酸ペキシガナン、ADI−PEG−20、LDI−200、デガレリクス、シントレデキン・ベスドトクス(cintredekin besudotox)、FavId、MDX−1379、ISAtx−247、リラグルチド、テリパラチド(骨粗しょう症)、チファコギン(tifacogin)、AA−4500、T4N5リポソームローション、カツマキソマブ、DWP−413、ART−123、クリサリン(Chrysalin)、デスモテプラーゼ、アメジプラーゼ、コリフォリトロピンアルファ、TH−9507、テヅグルチド、ジアミド、DWP−412、成長ホルモン(除放性注射剤)、組換えG−CSF、インスリン(吸入用、AIR)、インスリン(吸入用、Technosphere)、インスリン(吸入用、AERX)、RGN−303、DiaPep277、インターフェロンベータ(C型肝炎ウイルス感染症(HCV))、インターフェロンアルファ−n3(経口用)、ベラタセプト、経皮用インスリンパッチ、AMG−531、MBP−8298、キセレセプト、オペバカン、AIDSVAX、GV−1001、リンホスキャン、ランピルナーゼ、リポキシサン、ルスプルチド、MP52(ベータトリカルシウムホスフェート担体、骨再生)、メラノーマワクチン、シプレウセル−T、CTP−37、インセギア、ビテスペン、ヒトトロンビン(凍結、手術出血)、トロンビン、トランスMID、アリフィメプラーゼ、プリカーゼ、テルリプレシン(静脈内、肝腎臓症候群)、EUR−1008M、組換えFGF−1(注射用、血管疾患)、BDM−E、ロチガプチド、ETC−216、P−113、MBI−594AN、デュラマイシン(吸入用、嚢胞性線維症)、SCV−07、OPI−45、エンドスタチン、アンジオスタチン、ABT−510、ボーマンバーク阻害剤濃縮物、XMP−629、99mTc−Hynic−アネキシンV、カハラリドF、CTCE−9908、テベレリクス(延長放出)、オザレリックス、ロミデプシン、BAY−50−4798、インターロイキン−4、PRX−321、ペプスキャン、イボクタデキン、rhラクトフェリン、TRU−015、IL−21、ATN−161、シレンジチド、アルブフェロン、ビファジックス(Biphasix)、IRX−2、オメガインターフェロン、PCK−3145、CAP−232、パシレオチド、huN901−DM1、卵巣癌免疫療法用ワクチン、SB−249553、オンコバックス−CL、オンコバックス−P、BLP−25、セルバックス−16、多エピトープペプチドメラノーマワクチン(MART−1、gp100、チロシナーゼ)、ネミフィチド、rAAT(吸入用)、rAAT(皮膚科用)、CGRP(吸入用、喘息)、ペグスネルセプト、チモシンベータ−4、プリチデプシン、GTP−200、ラモプラニン、GRASPA、OBI−1、AC−100、サケカルシトニン(経口用、eligen)、カルシトニン(経口用、骨粗鬆症)、エキサモレリン、カプロモレリン、カルデバ、ベラフェルミン、131I−TM−601、KK−220、TP−10、ウラリチド、デペレスタット、ヘマチド、クリサリン(局所用)、rNAPc2、組換え第VIII因子(PEG化リポソーム)、bFGF、PEG化組換えスタフィロキナーゼ変異体、V−10153、ソノリシスプロリーゼ、ニューロバックス、CZEN−002、島細胞新生療法、rGLP−1、BIM−51077、LY−548806、エキセナチド(制御放出、Medisorb)、AVE−0010、GA−GCB、アボレリン、AOD−9604、リナクロチドアセテート、CETi−1、ヘモスパン、VAL(注射用)、急速作用性インスリン(注射用、Viadel)、鼻内インスリン、インスリン(吸入用)、インスリン(経口用、eligen)、組換えメチオニルヒトレプチン、ピトラキンラ皮下注射、湿疹)、ピトラキンラ(吸入用乾燥粉末、喘息)、マルチカイン、RG−1068、MM−093、NBI−6024、AT−001、PI−0824、Org−39141、Cpn10(自己免疫疾患/炎症)、タラクトフェリン(局所用)、rEV−131(眼用)、rEV−131(呼吸疾患)、経口用組換えヒトインスリン(糖尿病)、RPI−78M、オプレルベキン(経口用)、CYT−99007 CTLA4−Ig、DTY−001、バラテグラスト、インターフェロンアルファ−n3(局所用)、IRX−3、RDP−58、タウフェロン、胆汁酸塩刺激リパーゼ、メリスパーゼ、アルカリホスファターゼ、EP−2104R、メラノタン−II、ブレメラノチド、ATL−104、組換えヒトミクロプラスミン、AX−200、SEMAX、ACV−1、Xen−2174、CJC−1008、ジノルフィンA、SI−6603、LAB GHRH、AER−002、BGC−728、マラリアワクチン(ビロソーム、PeviPRO)、ALTU−135、パルボウイルスB19ワクチン、インフルエンザワクチン(組換えノイラミニダーゼ)、マラリア/HBVワクチン、炭疽病ワクチン、Vacc−5q、Vacc−4x、HIVワクチン(経口用)、HPVワクチン、Tatトキソイド、YSPSL、CHS−13340、PTH(1−34)リポソームクリーム(ノバソーム)、オスタボリン−C、PTH類縁体(局所用、乾癬)、MBRI−93.02、MTB72Fワクチン(結核)、MVA−Ag85Aワクチン(結核)、FAR−404、BA−210、組換えペストF1Vワクチン、AG−702、OXSODrol、rBetV1、Der−p1/Der−p2/Der−p7アレルゲン標的化ワクチン(ダストダニアレルギー)、PR1ペプチド抗原(白血病)、突然変異体rasワクチン、HPV−16E7リポペプチドワクチン、ラビリンシンワクチン(腺癌)、CMLワクチン、WT1−ペプチドワクチン(癌)、IDD−5、CDX−110、ペントリス、ノレリン、サイトファブ、P−9808、VT−111、イクロカプチド、テルベルミン(皮膚科、糖尿病性脚部潰瘍)、ルピントリビル、レチキュロース、rGRF、PIA、アルファ−ガラクトシダーゼA、ACE−011、ALTU−140、CGX−1160、アンジオテンシン治療用ワクチン、D−4F、ETC−642、APP−018、rhMBL、SCV−07(経口用、結核)、DRF−7295、ABT−828、ErbB2特異的イムノトキシン(抗癌)、DT3881L−3、TST−10088、PRO−1762、コムボトックス、コレシストキニン−B/ガストリン−受容体結合ペプチド、111In−hEGF、AE−37、トラスツヅマブ−DM1、拮抗剤G、IL−12(組換え)、PM−02734、IMP−321、rhIGF−BP3、BLX−883、CUV−1647(局所用)、L−19系放射線免疫療法剤(癌)、Re−188−P−2045、AMG−386、DC/I540/KLHワクチン(癌)、VX−001、AVE−9633、AC−9301、NY−ESO−1ワクチン(ペプチド)、NA17.A2ペプチド、メラノーマワクチン(パルスド抗原治療薬)、前立腺癌ワクチン、CBP−501、組換えヒトラクトフェリン(ドライアイ)、FX−06、AP−214、WAP−8294A2(注射用)、ACP
−HIP、SUN−11031、ペプチドYY[3−36](肥満、鼻内)、FGLL、アタシセプト、BR3−Fc、BN−003、BA−058、ヒト副甲状腺ホルモン1−34(鼻内、骨粗鬆症)、F−18−CCR1、AT−1001(セリアック病/糖尿病)、JPD−003、PTH(7−34)リポソームクリーム(ノバソーム)、デュラマイシン(眼用、ドライアイ)、CAB−2、CTCE−0214、グリコPEG化エリスロポエチン、EPO−Fc、CNTO−528、AMG−114、JR−013、第XIII因子、アミノカンジン、PN−951、716155、SUN−E7001、TH−0318、BAY−73−7977、テベレリックス(即時放出)、EP−51216、hGH(制御放出、Biosphere)、OGP−I、シフビルチド、TV−4710、ALG−889、Org−41259、rhCC10、F−991、チモペンチン(肺疾患)、r(m)CRP、肝選択的インスリン、スバリン、L19−IL−2融合タンパク質、エラフィン、NMK−150、ALTU−139、EN−122004、rhTPO、トロンボポエチン受容体アゴニスト(血小板減少症)、AL−108、AL−208、神経成長因子拮抗剤(疼痛)、SLV−317、CGX−1007、INNO−105、経口用テリパラチド(eligen)、GEM−OS1、AC−162352、PRX−302、LFn−p24融合ワクチン(テラポア)、EP−1043、小児肺炎ワクチン、マラリアワクチン、髄膜炎細菌グループBワクチン、新生児グループB連鎖球菌ワクチン、炭疽菌ワクチン、HCVワクチン(gpE1+gpE2+MF−59)、中耳炎治療、HCVワクチン(コア抗原+ISCOMATRIX)、hPTH(1−34)(経皮用、ViaDerm)、768974、SYN−101、PGN−0052、アビスクミン、BIM−23190、結核ワクチン、多エピトープチロシナーゼペプチド、癌ワクチン、エンカスチム、APC−8024、GI−5005、ACC−001、TTS−CD3、血管標的化TNF(固形腫瘍)、デスモプレシン(舌下制御放出)、オネルセプト、TP−9201。
【0081】
多数の活性タンパク質の核酸およびアミノ酸配列は、当技術分野で公知であり、説明および配列は、ケミカルアブストラクトサービスデータベース(例えば、CASレジストリ)、GenBank、GenPept、Entrezヌクレオチド、Entrezタンパク質、ユニバーサルタンパク質リソース(UniProt)およびGenSeqなどのサブスクリプションデータベース(例えば、ダーウェント)などの公開データベースで利用可能である。ポリヌクレオチド配列は、所与の活性タンパク質(例えば、全長または成熟のいずれか)をコードする野生型ポリヌクレオチド配列であるか、または場合によって、配列は、野生型ポリヌクレオチド配列(例えば、ポリヌクレオチドのDNA配列が、例えば、特定の種における発現のために最適化されている野生型活性タンパク質をコードするポリヌクレオチド;または部位特異的変異体または対立遺伝子変異体などの野生型タンパク質の変異体をコードするポリヌクレオチド)の変異体であってもよい。当技術分野で公知の方法を用いて、かつ/または本明細書に提供され、実施例に詳細に記載されるガイダンスおよび方法と組み合わせて、本発明によって企図される融合タンパク質コンストラクトを作製するために、活性タンパク質の野生型配列もしくはコンセンサスcDNA配列またはコドン最適化変異体を使用することは、十分に当業者の能力内である。
【0082】
融合タンパク質の薬物動態特性
本発明は、ムチンポリペプチドドメインに連結されていない治療活性タンパク質と比較して、強化された薬物動態を有する治療活性タンパク質の融合タンパク質であって、本明細書に記載の方法によって組成物に対して決定された最適な用量で使用した場合に、本発明に従ってムチンドメインポリペプチドに連結されていない治療活性タンパク質の同等の用量と比較して、強化された薬物動態を達成することができる融合タンパク質を提供する。本明細書で使用する「同程度の用量」とは、同等の様式で対象に投与される治療活性タンパク質の等モル/kgを有する用量を意味する。融合タンパク質の「同程度の投与量」は、薬剤のより重い重量を表すが、融合タンパク質の用量の中に本質的に同じモル当量の治療活性タンパク質を有するか、かつ/または治療活性タンパク質と比較してほぼ同じモル濃度を有することは、当技術分野では理解されるであろう。
【0083】
治療活性タンパク質にムチンポリペプチドドメインを連結することによって高めることができる治療活性タンパク質の薬物動態(PK)特性には、半減期、曲線下面積(AUC)、Cmax、Tmax、トラフ/ピーク濃度比、および分布容積が含まれる。PK特性の強化は、暴露の増加による有効性の向上、用量の減少による有害事象の減少、Cmaxの低下、および投与頻度の減少につながり得る。実施例においてより完全に記載するとおり、本発明は、融合タンパク質に連結されていない対応する治療活性タンパク質と比較して、投与された融合タンパク質の半減期を少なくとも約2倍、少なくとも約3倍、少なくとも約4倍、少なくとも約5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約7倍、少なくとも約8倍、少なくとも約9倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍またはそれ以上長くさせる、治療活性タンパク質に連結されたムチンドメインポリペプチドを含む融合タンパク質を提供する。
【0084】
同様に、本発明の融合タンパク質は、融合タンパク質に連結されていない対応する治療活性タンパク質と比較して、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、少なくとも約150%、少なくとも約200%、または少なくとも約300%のAUCの増加を有し得る。本発明の融合タンパク質の半減期およびAUCの薬物動態パラメータは、投薬を含む標準的な方法、複数の時間間隔での血液試料の採取、およびELISA、HPLC、ラジオアッセイを用いるタンパク質のアッセイ、または当技術分野で公知のもしくは本明細書に記載の他の方法によって決定することができ、続いて、データの標準的な計算を行い、半減期および他のPKパラメータを導くことができる。
【0085】
半減期の増加は、ピーク/トラフ濃度比の減少をもたらし、複数回用量が送達されたときの濃度対時間プロファイルを平滑化する。より一貫した暴露は、有効性の向上だけでなく、高いCmax(超治療濃度(supratherapeutic concentration))によって促進される場合が多い有害事象の減少をもたらすことができる。個々の用量の持続時間の延長は、投与頻度も低減させ、(注射部位反応などの)任意の送達関連有害事象の減少、コンプライアンスの向上、および患者に対する利便性の追加をもたらす。
【0086】
物理化学特性および医薬特性
治療薬のPK特性を強化することに加えて、ムチンドメインポリペプチドへの融合は、治療活性ペプチドまたはタンパク質の医薬特性または(水溶解度の程度などの)物理化学的特性を向上させるのに有用であり得る。溶解度の向上は、ムチン上の高度に親水性の炭水化物の付加、ならびにアスパラギン酸、グルタミン酸、ヒスチジン、リジン、およびアルギニンなどのイオン化可能な残基をさらに含み得る適切なムチンポリペプチド配列の選択の両方を介して媒介され得る。イオン化可能な残基は、融合タンパク質のpIおよびそれによって特定の製剤中のタンパク質の全電荷の調節をもたらす。
【0087】
本発明の融合タンパク質は、所望の特性をもたらす融合タンパク質の物理化学的特性を確認するために、本明細書に記載の方法を使用して、構築し、アッセイすることができる。一実施形態において、ムチンドメインポリペプチドは、融合タンパク質が、融合タンパク質に連結されていない治療活性タンパク質と比較して、融合タンパク質に連結されていない対応する治療活性タンパク質よりも少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約75%、少なくとも約100%、少なくとも約200%、少なくとも約300%、少なくとも約400%、少なくとも約500%、または少なくとも約1000%上回る範囲内にある水溶性を有するように選択される。好ましいムチンドメインポリペプチド配列は、表Iから選択されるムチンドメインポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約100%の配列同一性を有し得る。
【0088】
融合タンパク質の使用
別の態様において、本発明は、治療活性タンパク質によって媒介される疾患、障害または病状において有益な効果を達成するための方法を提供する。本発明は、比較的短い終末半減期および/もしくは最小有効量と最大耐量との間の狭い治療枠を有する治療活性タンパク質の欠点ならびに/または制限に対処する。
【0089】
一実施形態において、本発明は、対象において有益な効果を達成するための方法であって、治療的または予防的有効量の融合タンパク質を対象へ投与するステップを含む方法を提供する。有効量は、疾患または障害を治療するうえで有益な効果をもたらし得る。場合によっては、有益な効果を達成するための方法は、ムチンドメインポリペプチドに連結されていない治療用タンパク質またはペプチドが、準最適な半減期を示す疾患および疾患カテゴリーについて対象を治療するために、治療有効量の融合タンパク質組成物を投与することを含み得る。他の場合において、有益な効果を達成するための方法は、治療用タンパク質またはペプチドが存在しない疾患および疾患カテゴリーについて対象を治療するために、治療有効量の融合タンパク質組成物を投与することを含み得る。さらに他の場合において、有益な効果を達成するための方法は、治療用タンパク質またはペプチドがそれぞれアゴニストまたはアンタゴニストとして準最適な刺激効果または準最適な阻害効果を示す疾患および疾患カテゴリーについて対象を治療するために、治療有効量の融合タンパク質組成物を投与することを含み得る。
【0090】
本発明の組成物の投与により治療可能な疾患には、癌、炎症性疾患、関節炎、骨粗しょう症、特に肝炎における感染症、細菌感染症、ウイルス感染症、遺伝的疾患、肺疾患、1型糖尿病、2型糖尿病、ホルモン関連疾患、アルツハイマー病、心疾患、心筋梗塞、深部血管血栓症、循環器系疾患、高血圧症、低血圧症、アレルギー、鎮痛、小人症および他の増殖性疾患、中毒、ブロット凝固疾患、先天性免疫系の疾患、塞栓症、創傷治癒、火傷の治癒、クローン病、喘息、潰瘍、敗血症、緑内障、脳血管虚血、呼吸窮迫症候群、角膜潰瘍、腎疾患、糖尿病性足潰瘍、貧血、第IX因子欠損症、第VIII因子欠乏症、第VII因子欠乏、粘膜炎、嚥下障害、血小板障害、肺塞栓症、不妊症、性腺機能低下症、白血球減少、好中球減少症、子宮内膜症、ゴーシェ病、肥満症、リソソーム蓄積症、エイズ、月経前症候群、ターナー症候群、悪液質、筋ジストロフィー、ハンチントン病、大腸炎、SARS、カポジ肉腫、肝臓腫瘍、乳房腫瘍、神経膠腫、非ホジキンリンパ腫、慢性骨髄性白血病、有毛細胞白血病、腎細胞癌、肝腫瘍、リンパ腫、黒色腫、多発性硬化症、カポジ肉腫、乳頭腫ウイルス、肺気腫、気管支炎、歯周病、認知症、分娩、非小細胞肺癌、膵臓腫瘍、前立腺腫瘍、末端肥大症、乾癬、卵巣腫瘍、ファブリー病、リソソーム蓄積症が含まれるが、これらに限定されない。
【0091】
一実施形態において、本方法は、同程度の用量で投与される、ムチンドメインポリペプチドに連結されていない治療活性タンパク質を含む医薬組成物の投与によって媒介される効果と比較して、融合タンパク質の治療活性タンパク質によって媒介される少なくとも1つのパラメータ、生理学的条件、または臨床転帰においてより大きな改善をもたらし、ムチンドメインポリペプチドに連結された治療活性タンパク質を含む融合タンパク質および少なくとも1つの薬学的に許容される担体を含む治療有効量の医薬組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む。一実施形態において、この医薬組成物は、治療有効用量で投与される。別の実施形態において、この医薬組成物は、投薬期間の長さについて(本明細書で定義される)治療有効用量投与計画を使用して、複数の同時投与または連続投与により投与される。
【0092】
延長された半減期などの本明細書に記載されるような融合タンパク質の強化された薬物動態学的パラメータの結果として、ムチンドメインポリペプチドに連結された治療活性タンパク質は、疾患、障害もしくは病状の症状または臨床的異常を予防、治療、緩和、逆転もしくは緩解するか、または治療されている対象の生存を延長するために、ムチンドメインポリペプチドに連結されていない対応する治療活性タンパク質と比較して、長い投与間隔を用いて投与され得る。
【0093】
融合タンパク質の治療有効量は、個体の疾患状態、年齢、性別、および体重、ならびに個体において所望の応答を誘発する抗体または抗体部分の能力などの要因に従って変化し得る。治療有効量はまた、融合タンパク質の任意の毒性もしくは有害な効果を治療的に有益な効果が上回るものでもある。予防有効量は、所望の予防結果を達成するのに要する期間に必要とされる融合タンパク質の量を指す。
【0094】
一実施形態において、治療方法は、本発明の融合ポリペプチドに連結されていない同程度の用量の治療活性タンパク質と比較して、治療活性タンパク質の半減期の増加をもたらす本発明の融合タンパク質を含む治療有効用量の医薬組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む。
【0095】
別の態様において、本発明は、発現後の化学的カップリングを必要とする半減期延長技術に関連する製造の容易さを向上させ、ネイティブな治療活性タンパク質と比較して、安定性の増加、水溶性の増加、および/または製剤化の容易さをもたらす融合タンパク質の作製法を提供する。一実施形態において、本発明は、ムチンドメインポリペプチドに連結されていない治療活性タンパク質と比較して、生理学的条件下または治療上許容される製剤中で、得られた融合体の可溶性形態での高い濃度を達成することができるように選択されるムチンドメインポリペプチドに治療活性タンパク質を連結するステップを含む、治療活性タンパク質の水溶性を増加させる方法を含む。融合タンパク質に組み込まれた場合に、活性タンパク質の水溶性の増加を付与するムチンドメインポリペプチドの性質に寄与する要因には、高率のグリコシル化、グリカンの種類、およびムチンドメインポリペプチドのアミノ酸の電荷が含まれる。いくつかの実施形態において、本方法は、生理学的条件下で、または治療上許容される製剤中で、ネイティブな治療活性タンパク質と比較して、水溶性が、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、少なくとも約150%、少なくとも約200%、少なくとも約400%、少なくとも約600%、少なくとも約800%、少なくとも約1000%、少なくとも約2000%、少なくとも約4000%、または少なくとも約6000%高い融合タンパク質をもたらす。
【0096】
核酸配列
本発明は、本発明の融合タンパク質をコードする単離されたポリ核酸、および本発明の融合タンパク質をコードするポリ核酸分子に相補的な配列を提供する。別の態様において、本発明は、相同変異体を含む本発明の融合タンパク質をコードするポリ核酸および本発明の融合タンパク質に相補的な配列を生成する方法を包含する。一般的に、本発明は、融合タンパク質をコードするポリヌクレオチド配列を生成し、得られた遺伝子産物を発現する方法であって、ムチンドメインポリペプチドおよび活性タンパク質のそれぞれをコードするヌクレオチドを構築することと、構成要素をインフレームで連結することと、適切な発現ベクターにコード遺伝子を組み込むことと、発現ベクターで適切な宿主細胞を形質転換することと、融合タンパク質を形質転換された宿主細胞内で発現させることと、それによって本発明の融合タンパク質を産生することと、を含む方法を提供する。分子生物学における標準的な組換え技術を用いて、本発明のポリヌクレオチドおよび発現ベクターを作製することができる。本発明によれば、融合タンパク質をコードする核酸配列を用いて、適切な宿主細胞における融合タンパク質の発現を指向する組換えDNA分子を作製してもよい。いくつかのクローニング戦略は、本発明を実施するのに適していることが想定され、これらの多くを用いて、融合タンパク質またはその相補体をコードする遺伝子を含むコンストラクトを作製することができる。一実施形態において、クローニング方法を用いて、活性タンパク質およびムチンドメインポリペプチドを含む単量体融合タンパク質をコードする遺伝子を作製する。この段落で説明される上述の実施形態において、この遺伝子はさらに、切断配列(複数可)をコードすることもできるスペーサー配列をコードするヌクレオチドを含むことができる。
【0097】
一つのアプローチでは、最初に、融合タンパク質に対応するDNA配列を含むコンストラクトが調製される。活性タンパク質および/またはムチンポリペプチドドメインをコードするDNAは、活性タンパク質のmRNAを保有し、それを検出可能なレベルで発現すると考えられる組織または単離された細胞から、標準的な方法を用いて調製されるcDNAライブラリーから取得してもよい。必要であれば、cDNAに逆転写されていない可能性のあるmRNAの前駆体およびプロセシング中間体を検出するために、コード配列は、上記のSambrookらに記載されるような従来のプライマー伸長手順を用いて取得することができる。したがって、DNAは、そのような供給源から調製されたcDNAライブラリーから都合よく取得することができる。コード遺伝子(複数可)は、ゲノムライブラリから取得されるか、または公的に利用可能なデータベース、特許、または参考文献から取得されるDNA配列を用いて、当技術分野で公知の標準的な合成手順(例えば、自動核酸合成)によって作製することもできる。このような手順は、当技術分野で公知であり、科学文献および特許文献に十分に記載されている。例えば、配列は、活性タンパク質または活性タンパク質の断片もしくは変異体、またはムチンドメインポリペプチドのアミノ酸配列を含むCASレジストリまたはGenBankデータベース内のエントリに対応する、ケミカルアブストラクトサービス(CAS)の登録番号(アメリカ化学会発行)および/もしくはncbi.nlm.nih.govのワールドワイドウェブ上で利用可能な米国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)のウェブページを通じて利用可能なGenBankアクセッション番号から取得することができる。
【0098】
その後、活性タンパク質をコードする遺伝子またはポリヌクレオチドは、例えば、生物系における高レベルのタンパク質発現のための適切な転写および翻訳配列の制御下にあるプラスミドまたは他のベクターであり得るコンストラクトにクローニングすることができる。後者のステップでは、例えば、ムチンドメインポリペプチドをコードする第2の遺伝子またはポリヌクレオチドは、活性タンパク質をコードする遺伝子(複数可)と隣接し、インフレームでコンストラクトにクローニングすることによって、活性タンパク質遺伝子のN末端および/またはC末端をコードするヌクレオチドに遺伝的に融合される。
【0099】
その後、融合ポリペプチドをコードする、得られたポリヌクレオチドは、個別に発現ベクターにクローニングすることができる。核酸配列は、多様な方法によってベクターに挿入することができる。一般に、DNAは、当該分野で公知の技術を用いて適切な制限エンドヌクレアーゼ部位(複数可)に挿入される。ベクター成分は、一般的に、シグナル配列、複製起点、1以上のマーカー遺伝子、エンハンサーエレメント、プロモーター、および転写終結配列のうちの1以上を含むが、これらに限定されない。これらの成分のうちの1以上を含む適切なベクターの構築は、当業者に公知の標準的なライゲーション技術を用いる。このような技術は当技術分野で公知であり、科学文献および特許文献で十分に説明されている。
【0100】
適切なベクター、宿主、および発現系は、組換え発現の当業者に公知である。様々なベクターが公的に入手可能である。ベクターは、例えば、プラスミド、コスミド、ウイルス粒子、またはファージの形態であってもよい。両方の発現ベクターおよびクローニングベクターは、1以上の選択された宿主細胞においてベクターの複製を可能にする核酸配列を含み、さらに宿主細胞内での組換えタンパク質の発現および翻訳後修飾を可能にする。
【0101】
本発明はまた、本明細書に開示される単量体融合タンパク質組成物を発現するための宿主細胞も提供する。適切な真核宿主細胞の例としては、サッカロミセス・セレビシエ、ピキア・パストリス、およびハンゼヌラ・ポリモルファなどの酵母宿主、ヨトウガSf9細胞、スポドプテラ・フルギペルダSf21、およびハイファイブ(High Five)細胞などの昆虫宿主、マウス線維芽細胞(C127−BPV)、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO−DHFR、CHO−NEOSPLA、CHO−GS)、およびマウス骨髄腫細胞(NSO−GS)などの哺乳類宿主が挙げられるが、これらに限定されない。
【0102】
発現させた融合タンパク質は、当技術分野で公知の方法によって、または本明細書に開示される方法によって精製することができる。ゲル濾過、アフィニティー精製、塩分画、イオン交換クロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー、ヒドロキシアパタイト吸着クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィーおよびゲル電気泳動などの手順を使用してもよく、それぞれの手順は、それぞれの宿主細胞によって産生された融合タンパク質を回収し、精製するために調整されている。精製の方法は、Robert K.Scopes,Protein Purification:Principles and Practice(タンパク質の精製:原理と実践),Charles R.Castor(編集),Springer−Verlag 1994、および上記のSambrookらで説明されている。多段階の精製分離は、BaronらのCrit.Rev.Biotechnol.10:179−90(1990)およびBelowらのJ.Chromatogr.A.679:67−83(1994)にも記載されている。
【0103】
医薬組成物
本発明は、本発明の融合タンパク質を含む医薬組成物を提供する。一実施形態において、医薬組成物、融合タンパク質および少なくとも1種類の薬学的に許容される担体を含む。本発明の融合タンパク質は、ポリペプチドが水溶液または緩衝液などの薬学的に許容される担体ビヒクル、薬学的に許容される懸濁剤および乳剤と組み合わされる薬学的に有用な組成物を調製するための公知の方法に従って製剤化することができる。非水性溶媒の例としては、プロピルエチレングリコール、ポリエチレングリコールおよび植物油が挙げられる。治療用製剤は、レミントンの薬学、第16版、Osol,A.編(1980)に記載されるように、凍結乾燥製剤または水溶液の形態で、任意の生理学的に許容される担体、賦形剤または安定剤と、所望の純度を有する活性成分とを混合することによって貯蔵のために調製される。
【0104】
医薬組成物は、経口、鼻腔内、非経口または吸入療法により投与することができ、錠剤、トローチ剤、顆粒剤、カプセル剤、丸剤、アンプル剤、坐剤またはエアロゾルの形態を取ってもよい。医薬組成物はまた、水性もしくは非水性の希釈剤、シロップ剤、顆粒剤または散剤中の有効成分の懸濁液、溶液およびエマルジョンの形態をとってもよい。さらに、医薬組成物はまた、他の薬学的活性化合物または複数の本発明の化合物も含むことができる。
【0105】
さらに具体的には、本医薬組成物は、経口、直腸、経鼻、(経皮、エアロゾル、頬側および舌下を含む)局所、膣、(皮下、注入ポンプによる髄腔内、筋肉内、静脈内および皮内を含む)非経口、硝子体内、および肺を含む任意の適切な経路によって治療のために投与されてもよい。好ましい経路は、治療薬、レシピエントの病状および年齢、ならびに治療される疾患に応じて変化することも理解されるであろう。
【0106】
好ましい実施形態において、組成物は、ヒトへの静脈内投与に適した医薬組成物としてルーチン手順に従って製剤化される。典型的には、静脈内投与用の組成物は、滅菌等張水性緩衝液中の溶液である。組成物が注入により投与される場合、無菌の医薬グレードの水または生理食塩水を含む注入ボトルに分注することができる。組成物が注射により投与される場合、成分が投与前に混合できるように、注射用滅菌水または生理食塩水のアンプルを提供することができる。
【0107】
別の好ましい実施形態において、医薬組成物は皮下に投与される。この実施形態において、本組成物は、投与前に再構成される凍結乾燥粉末として供給されてもよい。この組成物はまた、患者に直接投与することができる液体形態で供給されてもよい。一実施形態において、本組成物は、患者が容易に本組成物を自己投与することができるように、プレフィルドシリンジ中の液体として供給される。
【0108】
別の実施形態において、本発明の組成物は、長期間にわたって制御された様式で有益な活性薬剤を送達することに有用性を示しているリポソームにカプセル化される。リポソームは、封入された水性容量を含む二重膜で閉じられている。リポソームはまた、単一の膜二重層を有する単層小胞または複数の膜二重層を有する多層小胞であってもよく、それぞれ水層によって隣のものから分離される。結果として生じる膜二重層の構造は、脂質の疎水性(非極性)尾部が二重層の中心に向かって方向付けられるが、親水性(極性)頭部は水相に向かって方向付けられるようになっている。一実施形態において、リポソームは、単核食細胞系の臓器、主に肝臓および脾臓による取り込みを回避する柔軟な水溶性ポリマーでコーティングすることができる。リポソームを囲むのに適した親水性ポリマーには、米国特許第6,316,024号、同第6、126,966号、同第6,056,973号および同第6,043,094号(これらの内容は、参照によりその全体が援用される)に記載のPEG、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリメチルオキサゾリン、ポリエチルオキサゾリン、ポリヒドロキシプロピルオキサゾリン、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアスパルタミドおよび親水性ペプチド配列が含まれるが、これらに限定されない。
【0109】
リポソームは、当技術分野で公知の任意の脂質または脂質の組み合せで構成されてもよい。例えば、小胞形成脂質は、米国特許第6,056,973号および同第5,874、104号に開示されるようなホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、およびスフィンゴミエリンなどのリン脂質を含む天然脂質または合成脂質であってもよい。小胞を形成する脂質はまた、米国特許第6,056,973号にも開示されている1,2−ジオレイルオキシ−3−(トリメチルアミノ)プロパン(DOTAP);N−[1−(2,3−ジテトラデシルオキシ)プロピル]−N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチルアンモニウムブロミド(DMRIE);N−[1−(2,3−ジオレイルオキシ)プロピル]−N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチルアンモニウムブロミド(DORIE);N−[1−(2,3−ジオレイルオキシ)プロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド(DOTMA);3[Ν−(Ν’,Ν'−ジメチルアミノエタン)カルバモイル]コレステロール(DC−Chol);またはジメチルジオクタデシルアンモニウム(DDAB)などの糖脂質、セレブロシド、またはカチオン性脂質であってもよい。コレステロールも、米国特許第5,916,588号および同第5,874,104号に開示されているような小胞に安定性を付与するために適切な範囲で存在してもよい。
【0110】
液体製剤については、所望の特性は、製剤が、静脈内、筋肉内、関節内、または皮下投与のための25、28、30、31、32ゲージ針を通過することができる形態で供給されることである。
【0111】
他の実施形態において、組成物は、CNSへの嗅覚路を通る活性薬剤の移動を可能にし、全身投与を減少させるために鼻腔内、頬側、または舌下経路を介して脳へ送達されてもよい。この投与経路のために一般的に使用される装置は、米国特許第6,715,485号に含まれる。この経路を介して送達される組成物は、CNS投与を増加させるか、または特定の薬物に関連した全身毒性リスクを低減する総身体負荷を軽減し得る。皮下埋め込み型デバイスにおける送達のための医薬組成物の調製は、例えば、米国特許第3,992,518号、同第5,660,848号、および同第5,756,115号に記載されるものなどの当技術分野で公知の方法を用いて行うことができる。
【0112】
実施例
以下の実施例は、例示のために提供され、決して特許請求の範囲のように本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0113】
実施例1.ムチンドメイン融合コンストラクトの設計、調製、発現、および精製
1.ムチン化IL−1Ra融合タンパク質の設計
様々な長さのムチン化を有するIL−1Raの融合タンパク質を設計した。ムチンドメインの長さは、ムチンタンデムリピートの数を変化させることによって系統的に増加させた。融合タンパク質のムチン化ドメインは、ヒトMUC20タンパク質由来のタンデムリピート(TR)に基づいていた。IL−1Raと2TR、4TR、6TR、8TR、および12TRの融合タンパク質を設計し、それぞれRDB1813[配列番号1(タンパク質);配列番号2(DNA)]、RDB1814[配列番号3(タンパク質);配列番号4(DNA)]、RDB1826[配列番号5(タンパク質);配列番号6(DNA)]、RDB1815[配列番号7(タンパク質);配列番号8(DNA)]、ならびにRDB1816[配列番号9(タンパク質);配列番号10(DNA)]と命名した。4グリシン(GGGG(配列番号:27))のリンカーを、IL−1Ra配列のC末端と第1のムチンTRとの間、および2つのムチンTRの各セットの間に挿入した。精製を容易にするためにHisタグをRDB1813、RDB1814、RDB1815、およびRDB1816のC末端に付加し、FLAGタグをRDB1826のC末端に付加した。
【0114】
2.ムチン化エキセンジン−4融合タンパク質RDB2203の設計
ヒトMUC20タンパク質からの8TRとエキセンジン−4の融合タンパク質を設計した:RDB2203[配列番号24]。4グリシン(GGGG(配列番号:27))のリンカーを、エキセンジン−4配列のC末端と第1のムチンTRとの間、および2つのムチンTRの各セットの間に挿入した。精製を容易にするためにHisタグをC末端に付加し、スペーサー(GGGGS(配列番号28)を最後のTRとHIS−タグとの間に挿入した。
【0115】
3.遺伝子合成
設計したコンストラクトの発現のための遺伝子合成を、標準的な方法を用いて行った。
【0116】
4.哺乳類発現ベクターへの合成遺伝子のサブクローニング
A)発現ベクターpcDNA(商標)(Invitrogen社)の調製
pcDNA5μgを、37℃で2時間、BamHIおよびHindIIIで消化した。この消化物を、5’リン酸を除去するために仔ウシアルカリホスファターゼで処理し、したがって、ベクターそれ自体の再連結を防止した。緩衝液を交換し、仔ウシアルカリホスファターゼ反応から塩を除去した。メーカーの推奨プロトコルに従って、Qiagen社のPCRのクリーンアップキットを使用した。DNAを、H2030μlで溶出した。
【0117】
B)目的の遺伝子の調製
目的の遺伝子を、37℃で2時間、BamHIおよびHindIIIで消化した。消化反応を、0.8%SYBRグリーンを用いるE−Gel(登録商標)クローンウェル(商標)装置(Invitrogen社)で行った。目的の遺伝子に対応する断片をゲルのウェルの第2列から単離した。
【0118】
C)pcDNAへの遺伝子のライゲーション反応
調製したpcDNA(ステップA)を、T4リガーゼの存在下で、ステップBのDNAと混合し、30分間室温でインキュベートした。ライゲーション後、生成物をTOP10細胞(Invitrogen社;大腸菌の化学的コンピテント菌株)に形質転換し、正しいクローンを採取し、−80℃でグリセロールストックとして保存した。
【0119】
5.ムチン化IL−1Raおよびエキセンジン−4融合タンパク質の発現
全てのタンパク質を、製造業者のプロトコルに従ってFreeStyle(商標)MAX試薬(Invitrogen社)を用いてCHO細胞中で発現させた。簡単に述べると、トランスフェクションの前日に、細胞を0.5×10細胞/mLで播種し、トランスフェクションの日に、製造業者が推奨するとおりに細胞を1×10細胞/mLに調整した。1リットルのトランスフェクションについては、培地(OptiPRO(商標)、Invitrogen社)の2本のチューブ(AおよびB)を調製し、それぞれ約19mL含んでいた。DNA1mgをチューブAに添加し、FreeStyle(商標)MAX試薬1mlをチューブBに添加した。両方のチューブの内容物を直ちに混合し、15分間室温でインキュベートした。インキュベーション期間後に、混合物をCHO細胞1リットルにゆっくりと添加した。トランスフェクション後、これらの細胞を6〜7日間放置し、次いで上清を回収した。
【0120】
6.ムチン化IL−1Raおよびエキセンジン−4融合タンパク質の精製
Hisタグ発現タンパク質の精製をニッケルカラム上で行った。タンパク質結合後、カラムを最大5カラム容積の緩衝液A(50mMのトリスpH8および500mMのNaCl)で洗浄した。結合タンパク質を、イミダゾールの濃度を増加させて(20〜500mM)溶出した。精製タンパク質をPBSに対して一晩透析した。
【0121】
RDB1826を抗FLAGカラムで精製した。タンパク質結合後、カラムを最大5カラム容積のPBSで洗浄した。タンパク質をpH3で溶出し、トリス緩衝液pH7で直接中和した。精製タンパク質をPBSに対して一晩透析した。
【0122】
実施例2.ムチン化IL−1Raコンストラクトの分子量およびpI
IL−1Raムチン融合タンパク質RDB1813(IL1Ra2TR)、RDB1814(IL1Ra4TR)、RDB1815(IL1Ra8TR)、およびRDB1816(IL1Ra12TR)をSDS/PAGEを用いて特徴づけた(図1A)。全てのコンストラクトの見かけの分子量は、ポリペプチド配列の計算された分子量よりも著しく高く、予想される高レベルのグリコシル化と一致した。RDB1813、RDB1814、RDB1815、およびRDB1816のポリペプチドのそれぞれ計算された分子量は、22kD、26.2kD、34.8kDおよび43.3kDであり、ゲル上でのそれらの移動に基づくそれぞれの見かけの分子量は35kD、45kD、65kDおよび80kDである(図1A;下)。
【0123】
コンストラクトRDB1813(IL1Ra2TR)、RDB1826(IL1Ra6TR)、RDB1815(IL1Ra8TR)、およびRDB1816(IL1Ra12TR)の等電点を、等電点電気泳動を用いて測定した(図1B)。全てのコンストラクトは、電荷に関して不均一であり、タンパク質のPIの周辺に複数のバンドがあった。タンパク質のPIは、大部分がポリペプチド配列に基づくそれらの計算されたPIと一致し、O−グリカンは高度にシアル化されていないことが示唆された。バンドの多重度は、Nグリコシル化の違いによる可能性が最も高い。
【0124】
全てのコンストラクトを、スーパーデックス200カラム(図2〜6)上での分析用ゲル濾過によってさらに特徴付けた。ゲルろ過は、未変性条件下でのそれらの流体力学容積に基づいてタンパク質を分離する(すなわち、SDS/PAGEとは異なり、非変性である)。溶出時間は、未知の球状タンパク質の見かけの分子量を算出することができるような球状タンパク質標準物質を用いて較正することができる。溶出時間は、実際の分子量よりも流体力学半径に直接関係しており、それらの計算された分子量よりも有意に高い見かけの分子量が、非球状(すなわち、細長いまたはロッド状)構造、高レベルのグリコシル化、および/または高レベルの水和を示唆する。
【0125】
ゲルろ過では、RDB1813、RDB1814、RDB1826、RDB1815、およびRDB1816の見かけの分子量は、それぞれ42kD、50kD、118kD、139kD、および230kDである(図2〜6)。全てのムチンコンストラクトの見かけの分子量は、(アミノ酸配列のみに基づく)それらの計算された分子量およびSDS/PAGE上での移動度の両方よりも著しく高かった。これらの観察は、高レベルのグリコシル化およびムチンコンストラクトの予想される棒状構造の両方と高度に一致する。
【0126】
実施例3.ムチンIL−1Raコンストラクトのアンタゴニスト活性
HEK−Blue(商標)IL−1β細胞(Invivogen社)は、NF−κB/AP−1分泌型胚性アルカリホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子のIL−1β誘導発現を監視することによって、生物活性のあるIL−1βをインビトロで検出するように特別に設計されたヒト胚性腎臓細胞である。SEAPは、SEAP検出試薬のQUANTI−Blue(商標)(Invivogen社)を使用した場合に容易に監視することができる。IL−1Raは、IL−1RIとの結合を介してIL−1β誘導シグナルを阻害し、IL−1RAcPの結合を阻止し、したがって完全なシグナル伝達複合体のアセンブリを阻止する。ムチンIL1RaコンストラクトのRDB1813(IL1Ra2TR)、RDB1814(IL1Ra4TR)、RDB1826(IL1Ra6TR)、RDB1815(IL1Ra8TR)、およびRDB1816(IL1Ra12TR)のIL−1β誘発性SEAPを阻害する能力を評価した。融合されたムチンドメインを欠くIL1Ra(アナキンラ)を陽性のアンタゴニスト対照として使用した。
【0127】
HEK−Blue(商標)IL−1β細胞を含む培地100μLを、50,000細胞/ウェルの最終濃度になるように96ウェルマイクロタイタープレートに播種した。ムチンIL1RaコンストラクトRDB1813(IL1Ra2TR)、RDB1814(IL1Ra4TR)、RDB1826(IL1Ra6TR)、RDB1815(IL1Ra8TR)、およびRDB1816(IL1Ra12TR)を、12nM(RDB1813)、4.8nM(RDB1814)、34.5nM(RDB1826)、2.4nM(RDB1815)、および11.6nM(RDB1816)の初期濃度で調製し、その後、連続希釈して、2組ずつHEK−Blue(商標)IL−1β細胞に試験試料を添加した。SEAPを誘導するために、0.015nMのIL−1βを全ての試験試料中で使用した。0.117nMのIL−1βのみ、および11.76nMのIL1Ra+0.015nMのIL−1βを、陽性試料中で使用した。これらの試料を、37℃で20〜24時間インキュベートし、QUANTI−Blue(商標)アッセイを用いて評価した。
【0128】
ムチン−IL1RaコンストラクトのRDB1813(IL1Ra2TR)、RDB1814(IL1Ra4TR)、RDB1826(IL1Ra6TR)、RDB1815(IL1Ra8TR)、およびRDB1816(IL1Ra12TR)は、用量依存的にIL−1β誘発性SEAP発現を阻害し、0.1〜0.15nMの対照(未修飾IL1Ra)のIC50値と有利に比較すると、それぞれのIC50値は0.72nM、0.37nM、3.5nM、0.42nMの値、および0.53nMであった(図7〜9)。したがって、全てのムチン化コンストラクトの阻害活性は、未修飾IL1Ra(非ムチン化)タンパク質対照の数倍以内である。
【0129】
実施例4.ムチンIL−1RaのIL−1RIへの結合親和性
IL−1RI_Fc(融合タンパク質)を、ヒト抗体捕捉キット(GEヘルスケア社)を用いてビアコア(商標)センサーチップ上に固定化した。未修飾IL−1Ra(陽性結合対照)、RDB1813(IL1Ra2TR)、RDB1814(IL1Ra4TR)、RDB1815(IL1Ra8TR)、RDB1816(IL1Ra12TR)、およびRDB1826(IL1Ra6TR)を5つの濃度:20nM、6.6nM、2.2nM、0.74nMおよび0.24nMでチップ上に流した。最初のサイクルでは、0.24nM濃度の特定のコンストラクトを、チップの表面に結合したリガンド上に180秒間流し、その後、分析物を解離させるためにブランク溶液を表面上に通過させた。同じ手順を、各コンストラクトについて0.74〜20nMの濃度の増加を使用して、さらに4回繰り返した。得られたセンサーグラムを、これらのコンストラクトの結合親和性を計算するために、ネイティブ機器ソフトウェアを用いて分析した(図10〜14)。
【0130】
細胞ベースアッセイからのそれらの活性データと一致して、全てのコンストラクトは、IL−1RIに対する強力な結合親和性を保持していた。RDB1813(IL1Ra2TR)、RDB1814(IL1Ra4TR)、RDB1826(IL1Ra6TR)、1815RDB(IL1Ra8TR)、およびRDB1816(IL1Ra12TR)についてのIL−1RIに対する計算された結合定数(K)は、それぞれ240pM、64pM、526pM、160pM、および900pMであった。したがって、ムチン化コンストラクトの結合親和性は、Kが52pMであると決定された未修飾IL−1Raよりも4.6倍(RDB1813)、1.2倍(RDB1814)、10倍(1826RDB)、3.1倍(RDB1815)、および17.3倍(RDB1816)高い。IL−1RIに対して最も弱い親和性を有するコンストラクト(すなわち、RDB1816)は、連続するムチンタンデムリピートの最大数(12TR)を有していたことに留意することが重要である。したがって、RDB1816(K=1.4×10−4)の解離速度(K)が、未修飾IL−1Ra(K=1.5×10−4)と同じであるように、RDB1816の親和性の減少は、未修飾IL−1Ra(K=2.8×10)と比較した場合のより遅い会合速度(K=1.5×10)が主な原因であり、おそらくより遅いタンブリング速度が原因であった。
【0131】
実施例5.RDB1816のインビボ有効性
RDB1816(IL1Ra12TR)の作用の有効性および持続時間を、マウスコラーゲン抗体誘発性関節炎(CAIA)モデルで評価した。このモデルにおいて、未修飾IL−1Raは、6mg/kg/時間の速度で連続注入した場合に活性があるが、その非常に短い半減期により、20mg/kgの単回用量としては効果がない。
【0132】
群当たり8匹のnでのマウスCAIAモデルの実験計画を図15に示す。簡単に説明すると、マウスにおける関節炎を、抗コラーゲン抗体カクテルの静脈内(IV)注射により開始する。3日後、炎症反応をリポ多糖(LPS)の腹腔内(IP)注射によりブーストし、同時に、試験化合物RDB1816(20mg/kg)およびアナキンラ(未修飾IL−1Ra、20mg/kg)、ならびに生理食塩水対照を皮下(SC)送達した。炎症の程度を評価するために、足の体積を複数の日にわたって測定した。
【0133】
マウスCAIA実験の結果を図16に示す。アナキンラ処置群は、生理食塩水対照と比較して炎症の低下を示さなかった。これは、アナキンラの連続注入がこのモデルにおいて有効であるので、低暴露をもたらすその短い半減期に起因する。著しく対照的に、生理食塩水処置およびアナキンラ処理群の両方と比較して、足の体積の著しい減少がRDB1816処置マウスにおいて観察された。したがって、ムチン化が、IL−1Ra分子の暴露を著しく増加させ、薬力学的効果を引き出した。
【0134】
実施例6.RDB1815およびRDB1816の薬物動態(PK)
2種類のIL−1Raムチン融合ポリペプチドコンストラクト:RDB1815およびRDB1816の半減期を決定するために、ラットにおいて薬物動態学的研究を行った。用量群あたりn=3匹のラットで、RDB1815の単回用量を皮下(5.6mg/Kg)または静脈内(2.1mg/Kg)に送達し、RDB1816の単回用量を皮下(6.4mg/Kg)または静脈内(2.4mg/Kg)に送達した。血液を6日間にわたって様々な時点で採取し、ELISAによりIL−1Raについて分析した。
【0135】
薬物動態学的データ(図17)から、RDB1815およびRDB1816の半減期は、IVによる場合にはそれぞれ17.9hおよび13.9hと計算され、SCによる送達の場合にはそれぞれ11.0hおよび8.0hと計算された。これは、未修飾のIL−1Ra対照(アナキンラ)について報告された値を上回る10倍〜14倍の半減期の延長を示す。その結果、RDB1815およびRDB1816の両方の暴露は、著しく増加し、マウスCAIAモデルにおいて観察された有効性と一致する。
【0136】
実施例7.ムチン−エキセンジン−4コンストラクトRDB2203の分子量
RDB2203を、SDS/PAGEおよびスーパーデックス200カラムでの分析用ゲル濾過を用いて特徴付けた。SDS/PAGEにより、RDB2203の見かけの分子量は約45kDであり、その計算されたポリペプチドの分子量22.8kDの約2倍であり、高レベルのグリコシル化と一致する(図18:左上の分子マーカー)。分析用ゲル濾過により、RDB2203の見かけの分子量は、高度にグリコシル化されたムチンドメインによって付与される巨大流体力学半径により、120kD(158kDと75kDの標準物質の間の単一ピーク)である(図19)。
【0137】
実施例8.RDB2203の生物活性
GLP−1受容体をアゴナイズするRDB2203の能力を、DiscoveRx社のPathHunter eXpress GLP−1受容体cAMPアッセイを用いて測定した。このアッセイを、製造業者の指示に従って実行した。結果は、RDB2203がGLP−1受容体の強力なアゴニストであり、1.5nMのEC50を示し、これは未修飾のエキセンジン−4(0.07nMのEC50)よりも約21倍効力が低い(図20)。
【0138】
実施例9.RDB2203の薬物動態プロファイル
ラットにおいて、RDB2203を0.65mg/kgで静脈内に、0.65mg/kgおよび7.0mg/kgで皮下に投与した。非ムチン化エキセンジン−4と比較して、RDB2203は、半減期の増加(2.0時間対0.5時間、iv)およびクリアランスの低下(74ml/時/kg対200ml/時/kg、iv)を示し、総暴露の増加をもたらした(1Ai,G.,et al.;Pharmacokinetics of exendin−4 in Wistar rats;Journal of Chinese Pharmaceutical Sciences;17(2008)6−10)(図21)。皮下経路を介して、RDB2203も、未修飾エキセンジン−4の65%と比較して、95%を超えるバイオアベイラビリティの向上を示した(図21)。
【0139】
本明細書で言及される特許および科学文献は、当業者に利用可能である知識を確立する。本明細書に引用される全ての米国特許および公開されたまたは未公開の米国特許出願は、参照により援用される。本明細書で引用される公開された全ての外国特許および特許出願は、参照により本明細書に援用される。本明細書で引用される公開された全ての他の参考文献、文書、原稿および科学文献は、参照により本明細書に援用される。
【0140】
本発明は、特にその好ましい実施形態を参照して示し、説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって包含される本発明の範囲から逸脱することなく、形態および詳細における様々な変更がなされ得ることは当業者に理解されるであろう。また、本明細書に記載の実施形態は相互に排他的ではなく、様々な実施形態の特徴は、本発明に従って全体的にまたは部分的に組み合わせることができることも理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
【配列表】
[この文献には参照ファイルがあります.J-PlatPatにて入手可能です(IP Forceでは現在のところ参照ファイルは掲載していません)]