【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、装置においては、枚葉紙又は枚葉紙スタックを折り畳む装置によって解決され、
装置は、少なくとも2つの折り畳み/移送ローラ、移送装置及びナイフを有し、
その場合に移送装置は、移送方向に供給される枚葉紙又は枚葉紙スタックのための移送平面を定め、
その場合にナイフは、移送平面に対して実質的に垂直かつそれを通って移動可能であり、
その場合に折り畳み/移送ローラは移送平面の上方でナイフの両側に対向して配置されており、
その場合に折り畳み/移送ローラの回転軸は移送平面に対して実質的に垂直に延びており、かつ、
その場合に少なくとも2つの折り畳み/移送ローラの移送平面へ向いた端部がそれぞれ面取りされた部分を有しているので、
少なくとも2つの折り畳み/移送ローラの間に狭くなる間隙が形成されており、その間隙内へ枚葉紙又は枚葉紙スタックが、そこで折り畳まれ、かつ同時に移送方向へ搬出されるように、ナイフによって挿入可能であり、
かつ方法においては、少なくとも2つの折り畳み/移送ローラ、移送装置及びナイフを用いて、枚葉紙又は枚葉紙スタックを折り畳む方法によって解決され、
その場合に移送装置は、移送方向に供給される枚葉紙又は枚葉紙スタックのための移送平面を定め、
その場合にナイフは、移送平面に対して実質的に垂直かつそれを通って移動可能であり、その場合に折り畳み/移送ローラは移送平面の上方でナイフの両側に対向して配置されており、
その場合に方法が少なくとも以下のステップを有している:
(a)枚葉紙又は枚葉紙スタックを移送装置によって移送方向に供給し;
(b)移送平面の下方に位置決めされたナイフを、移送平面内に位置する枚葉紙又は枚葉紙スタックと接触させ;
(c)枚葉紙又は枚葉紙スタックをナイフによって持ち上げて、枚葉紙又は枚葉紙スタックを、折り畳み/移送ローラの間に形成される間隙内へ挿入し;かつ
(d)折り畳み/移送ローラの間に形成された間隙を用いて枚葉紙又は枚葉紙スタックを折り畳み、かつ同時に移送方向に搬出する。
【0007】
本発明は、個々の枚葉紙を折り畳むのにも、枚葉紙スタックを折り畳むのにも適しており、その場合本発明は、好ましくは枚葉紙スタックの折り畳みに関連して使用される。
というのは、ここでは場合によっては折り畳み精度を、個々の枚葉紙の場合ほど高くする必要がないからである。
しかしそれでも、本発明によって得ることのできる折り畳み精度は、個々の枚葉紙のためにもまったくもって充分である。
【0008】
その場合に枚葉紙長さ及び枚葉紙幅は、広い領域内で可変であって、装置の調整を行う必要はない。
枚葉紙又は枚葉紙スタックの供給速度は、同様に可変に構成することができる。
さらに、枚葉紙スタック内の枚葉紙の数及び枚葉紙スタック内の個々の枚葉紙の厚みが可変である。好ましくは、1つのスタック内の枚葉紙の数は、2〜25、特に好ましくは4から12である。
【0009】
通常のように、本発明によれば、枚葉紙又は枚葉紙スタックは縦折りされるが、付加的な横折りも同様に可能である。
【0010】
本発明によれば、特に枚葉紙又は枚葉紙スタックの折り畳みは、移動速度の本質的な変更なしで、かつ移送方向の変更なしで、行うことができ、それがより高い加工速度とより短いサイクル時間をもたらし、かつ枚葉紙スタック内の個々の枚葉紙のずれを阻止する。
【0011】
本発明の好ましい実施形態において、折り畳み/移送ローラの面取りされた部分は、球ディスクの形状を有することができる。
これは、横断面で見て、対向する2つの折り畳み/移送ローラの面取りされた部分が2本の漸近線の形式で合体するように延びており、そのようにしてそれらの間に狭くなる間隙が形成されることを、意味している。
【0012】
面取りされた部分の円錐状の形態も、もちろん考えられる。
特に折り畳み/移送ローラの面取りされた部分の、移送平面へ向いた側は扁平に形成されており(すなわちいずれにせよ完全に丸くはない)、それによって間隙もしくは折り畳み/移送ローラの間へのナイフの進入深さが最小限に抑えられ、そのようにして移送方向における迅速な移動が可能になる。
折り畳み/移送ローラの下方の端部が、完全に丸くされ、あるいは尖っている場合には、ナイフの進入深さは必然的に大きくなり、したがってサイクル時間が長くなってしまう。
【0013】
好ましくは、折り畳み/移送ローラの間に形成された間隙内へのナイフの進入深さは、約3〜12mmであり、特に好ましくは5〜10mmである。
このようにしてサイクル時間を最小限に抑え、もしくはさらに最適化することができる。
【0014】
ナイフは、できるだけ薄く形成され、それによって折り畳み/移送ローラは折り畳み工程の間、できるだけ互いに引き離されない。
通常、ナイフは薄く、かつ先が尖るように形成されており、その場合にその上方の端部(もしくはその上エッジ)は、軽く扁平化されている。
このようにして、ナイフがペーパーに切り込みを入れてしまうことが、防止される。
【0015】
本発明の他の好ましい実施形態において、折り畳み/移送ローラは、特に好ましくは移送方向に対して横に、弾性的に軸承されている。
したがってそれらは、パッシブに互いに対して摺動することができる。
ナイフが枚葉紙又は枚葉紙スタックと共に折り畳み/移送ローラの間へ移動される場合に、それが対の個々のローラを互いに離れるように押圧し、ナイフが再び引き戻される場合に、それらのローラが再び合体する。
さらにまた、折り畳むべきスタックの厚みに基づいて間隙を前もって調節するため、あるいは折り畳んだ後にスタックを搬出する際に折り畳み/移送ローラを押圧することにより折り畳み品質を改良するために、−たとえば折り畳み工程の間に間隙を正確に制御することによって−、折り畳み/移送ローラのアクティブな、すなわち駆動装置を介しての、移動も考えられる。
【0016】
本発明のさらに他の好ましい実施形態において、ナイフが少なくとも2つのベルトディスク(もしくは駆動ローラ)にジョイント結合されている。
ジョイント結合は、規則的に、結合片を介して行われ、その結合片はナイフの下側と堅固に係合しており、かつそれぞれ付属のベルトディスク(もしくは駆動ローラ)と螺合されている。
【0017】
本発明のさらに他の好ましい実施形態においては、特に折り畳み工程の間、ナイフの往復運動を発生させるベルトディスク(もしくは駆動ローラ)は、一定の回転数で駆動される。
もちろん、特に好ましくは、ベルトディスク(もしくは駆動ローラ)の回転速度の制御は、折り畳み工程の間ナイフの実質的に一定の水平運動がもたらされるように、行われる。
それによって、さらにプロセスを最適化することができ、かつスタック内での個々の枚葉紙のずれを、阻止することができる。
【0018】
本発明のさらに他の好ましい実施形態においては、移送装置は、2本の互いに対して平行に延びるコンベアベルトの形式で形成されている。
このようにして、枚葉紙もしくは枚葉紙スタックの特に信頼できる給送を保証することができる。
【0019】
本発明のさらに他の好ましい実施形態においては、折り畳み/移送ローラの下流に糊ヘッドが配置されている。
糊ヘッドによって、枚葉紙又は枚葉紙スタックの折り畳みエッジ上に糊レーンを塗布することができる。
これは特に、折り畳んだスタックを互いに接着しなければならない場合、あるいは折り畳んだスタック上に、たとえばカバーを接着しようとする場合に、必要である。
【0020】
移送方向に見て折り畳み/移送ローラの後方であるが、まだ糊ヘッドの前に、好ましくは1対の圧接ローラが設けられており、それは、折り目を(再度)圧接するために用いられる。
糊ヘッドの下流に、好ましくはさらに1対の保持ローラが配置されており、その保持ローラは折り畳まれた枚葉紙又は枚葉紙スタックが糊付け工程の間に沈み込むのを阻止する補助となり、それによって、折り畳まれた枚葉紙又は枚葉紙スタックがまっすぐに方向付けされて装置から出て行くのを保証する。
【0021】
本発明のさらに他の好ましい実施形態において、折り畳み/移送ローラの上流に、枚葉紙又は枚葉紙スタックの後ろエッジを検出するためのフォトインタラプタが配置されている。
好ましくは、枚葉紙又は枚葉紙スタックの後ろエッジの検出が、ナイフの運動もしくは往復運動を作動させる。
このようにして、わずかな間隔で装置内へ進入するにもかかわらず、2つの枚葉紙又は枚葉紙スタックを正確に加工できることが、保証される。
それによって枚葉紙又は枚葉紙スタックの間の隙間をできるだけ小さく抑えることができ、それがさらにプロセスを最適化させる。
【0022】
本発明に係る方法のさらに他の好ましい実施形態においては、枚葉紙又は枚葉紙スタックは、ステップ(a)に従って供給される前又はその間、しかしまたステップ(d)に従って折り畳みかつ同時に搬出する間に、特に折り目が斜めにずれるのを避けるために、弱化される。
その場合に弱化は、種々のやり方で行うことができる。
枚葉紙又は枚葉紙スタックは、所望の折り線に沿って溝を刻む(”Scoring”)ことができる。
しかし、枚葉紙又は枚葉紙スタックは、ミシン目を入れることもできる。
さらに、ペーパーの一時的な弱化をもたらすために、所望の折り目に沿って水滴の跡をもたらすことも考えられる。
【0023】
本発明の他の課題は、新聞とそれに挿入された小冊子(他の部分製品としての)を実際に同時に形成することにあり、その新聞は、それぞれフォーマットの等しい、あるいは異なる1つ又は複数の結束/セクション(もしくは部分製品)からなり、その個々の枚葉紙は規則的に互いに堅固に結合されている(たとえば糊付けによって)。
【0024】
それに対して従来の方法においては、新聞と小冊子はそれぞれ別々にプリントされて、部分製品が別体のステップにおいてまとめられる(小冊子は、後から新聞内へ挿入される)。
【0025】
この課題は、本発明によれば、少なくとも第1と第2の部分製品からなる新聞製品を形成する方法によって解決され、その場合に第1の部分製品は長さL
1を有する枚葉紙から形成され、第2の部分製品は長さL
2を有する枚葉紙から形成され、その場合に方法は少なくとも以下のステップを有している:好ましくは長尺ペーパー上に、かつ好ましくはデジタルプリントにおいて、第1と第2の部分製品の個々の枚葉紙をプリントし;(b)枚葉紙を個別化して、枚葉紙を第1の部分製品のための少なくとも1つのスタック上に、かつ第2の部分製品のための少なくとも1つのスタック上に集め;(c)好ましくは第2の部分製品のための枚葉紙を有するスタックを横折りし;(d)第1と第2の部分製品のために集めたスタックを縦折りし;(e)個々のスタックを新聞製品として集め;かつ(f)好ましくはできあがった新聞製品を、好ましくはうろこ状に張り出すように重ねて、搬出する。
【0026】
このようにして、新聞の個々の部分もしくは部分製品(すなわち挿入された小冊子を含む)を互いに同一のプリンタ上で、かつ同じ時間に同一のペーパーロール上にプリントして、次に一緒に処理することが可能になる。
プリントは、好ましくはデジタルプリント機械によって、かつインラインでもオフラインでも実施することができる。
好ましくはエンドレペーパーのロール上にプリントされる。
もちろん、個別枚葉紙の供給も、考えられる。
後者の場合においては、種々の部分製品のために、異なる紙質もしくは紙種類を使用することも、考えられる。
【0027】
本発明の好ましい実施形態において、ステップ(a)に示すプリント後に、場合によっては後にさらに加工するために、プリントされた長尺ペーパーが中間貯蔵される。
【0028】
ステップ(b)に従って枚葉紙を個別化する場合に、枚葉紙は、好ましくは横にカットされ、すぐそれに続いて集められる。
その場合にカットし、もしくは集める間に、選択的に、たとえば枚葉紙のコーティング(Coating)、枚葉紙のカット(枚葉紙の縦カット)又は枚葉紙の糊付けのような、他の加工ステップを実施することができる。
枚葉紙を集めて横切断すること(個別化)は、選択的に収集器上で行うこともできる。
【0029】
ブロードシートの新聞フォーマットについては、好ましくは集めたスタックの横折りが設けられている(選択的ステップ(c))。
【0030】
ステップ(d)に従って集めたスタックを縦折りする場合に、選択的にスタックの個々の枚葉紙を、たとえばステープルまたは糸(糸とじ)によって、互いに結合することができる。
【0031】
新聞製品を形成するための本発明に係る方法の他の好ましい実施形態において、枚葉紙又はスタックは、ステップ(b)、(c)又は(d)のいずれかの前又はその間に、特に折り目が斜めにずれるのを回避するために、弱化される。
その場合に弱化は、種々のやり方で行うことができる。
枚葉紙又はスタックは、まず、所望の折り線に沿って溝を形成することができる(”Scoring”)。
枚葉紙又はスタックは、適切にミシン目を入れることもできる。
さらに、ペーパーを一時的に弱化させるために、所望の折り線に沿って水滴のラインをもたらすことも、考えられる。
【0032】
本発明の他の好ましい実施形態において、ステップ(e)に従って集める場合に、個々のスタックが互いに結合される。
個々のスタックを集めることは、好ましくは鞍部材上で行われる。
その場合にスタックは、鞍状に集められて、場合によっては互いに糊付けされる。
【0033】
ステップ(f)に従ってできあがった新聞製品を選択的に搬出することは、好ましくはいわゆるうろこ状の張り出しで、瓦状に重ねて行われる。
搬出の前又は後に、他の選択的なステップにおいて、できあがった新聞製品が化粧され、すなわちその側方をカットされる。
【0034】
本発明のさらに他の好ましい実施形態において、第2の部分製品のための枚葉紙の長さL
2は、第1の部分製品のための枚葉紙の長さL
1よりも大きく、好ましくは2倍の大きさである。
これは、大きな新聞(いわゆるブロードシートフォーマット)が2回、すなわち一回は縦に、もう一回は横に、折り畳まれることと関連する。
それに対して小さい新聞(いわゆるタブロイドフォーマット)は、一回(縦に)折り畳まれるだけである。
2つのフォーマットは、本発明に係る方法によって混合して形成して、共通の最終製品にまとめることができる。
【0035】
添付された図面は、説明する目的で用いられ、その限りにおいて本発明の好ましい実施形態の例を示すものである。