(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数のブレードクライアントを備えるブレードクライアントサーバと、いずれかの前記ブレードクライアントとネットワークを介して接続されるクライアント端末と、前記ブレードクライアントサーバとネットワークを介して接続される運用支援サーバと、を有するブレードクライアント制御システムであって、
前記ブレードクライアントサーバは、前記ブレードクライアントごとに、前記クライアント端末が入力を受け付けたか否かを識別する情報と入力を受け付けた日付および時刻とを対応付けた動作状態収集情報を前記運用支援サーバへ送信し、
前記運用支援サーバは、予測部を有し、
前記予測部は、前記ブレードクライアントサーバから受信した前記動作状態収集情報に基づき、前記ブレードクライアントごとに操作開始時刻を抽出し、前記操作開始時刻に基づき、前記ブレードクライアントごとに電源ON予測時刻を算出する、ブレードクライアント制御システム。
複数のブレードクライアントを備えるブレードクライアントサーバと、いずれかの前記ブレードクライアントとネットワークを介して接続されるクライアント端末と、前記ブレードクライアントサーバとネットワークを介して接続される運用支援サーバと、を有するブレードクライアント制御システムにおける予測時刻算出方法であって、
前記ブレードクライアントサーバが、前記ブレードクライアントごとに、前記クライアント端末が入力を受け付けたか否かを識別する情報と入力を受け付けた日付および時刻とを対応付けた動作状態収集情報を前記運用支援サーバへ送信する動作状態収集情報送信ステップと、
前記運用支援サーバの予測部が、前記ブレードクライアントサーバから送信された前記動作状態収集情報に基づき、前記ブレードクライアントごとに操作開始時刻を抽出する操作時刻抽出ステップと、前記ブレードクライアントごとに、前記操作開始時刻に基づき電源ON予測時刻を算出する予測時刻算出ステップと、
を有する、予測時刻算出方法。
複数のブレードクライアントを備えるブレードクライアントサーバとネットワークを介して接続される運用支援サーバとしてコンピュータを機能させるための予測時刻算出プログラムであって、
ブレードクライアントごとに、クライアント端末が入力を受け付けたか否かを識別する情報と入力を受け付けた日付および時刻とを対応付けた動作状態収集情報に基づき、前記ブレードクライアントごとに操作開始時刻を抽出する操作時刻抽出ステップと、
前記ブレードクライアントごとに、前記操作開始時刻に基づき電源ON予測時刻を算出する予測時刻算出ステップと、
を前記コンピュータに実行させる、予測時刻算出プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0016】
本発明の一実施の形態における、ブレードクライアント制御システムは、ブレードクライアントが使用される時間をブレードクライアントごとに収集する。そして、収集された時間に基づき、ブレードクライアントの電源をONさせる時刻とバックアップを開始する時刻と電源をOFFさせる時刻とをブレードクライアントごとに算出する。これによって、ブレードクライアントがユーザに使用される時間を予測できるようになる。
【0017】
また、ユーザのスケジュール(例えば出張など)と所要時間(例えば出張から帰社するのに要する時間)を取得し、取得した情報に基づきブレードクライアントの使用される時間を算出する。これによって、出張などのスケジュールに要する時間を反映させてブレードクライアントがユーザに使用される時間を予測できるようになる。
【0018】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態における、ブレードクライアント制御システムの構成例の概要を示す図である。
【0019】
本発明の一実施の形態におけるブレードクライアント制御システムは、複数のブレードクライアント110を備えるブレードクライアントサーバ100と、いずれかのブレードクライアント110とネットワークを介して接続されるクライアント端末300と、ブレードクライアントサーバ100とネットワークを介して接続される運用支援サーバ200と、運用支援サーバ200および経路探索システム500とネットワークを介して接続されるスケジュール管理システム400と、運用支援サーバ200およびスケジュール管理システム400とネットワークを介して接続される経路検索システム500とを有する。
【0020】
また、ブレードクライアントサーバ100、運用支援サーバ200、クライアント端末300、スケジュール管理システム400、経路検索システム500には、所定のハードウェアおよびソフトウェアが実装される。例えば、ブレードクライアントサーバ100、運用支援サーバ200、クライアント端末300、スケジュール管理システム400、経路検索システム500は、プロセッサやメモリなどを有し、プロセッサによるメモリ上のプログラムの実行により、ブレードクライアント制御システムとして、ブレードクライアントサーバ100、運用支援サーバ200、クライアント端末300、スケジュール管理システム400、経路検索システム500のコンピュータを機能させる。
【0021】
ブレードクライアントサーバ100が備える各ブレードクライアント110は、動作状態取得部111と、動作状態記憶部112とを有する。
【0022】
動作状態取得部111は、ブレードクライアント110の動作状態を定期的に取得する。動作状況は、ブレードクライアント110の電源のONおよびOFFや、ブレードクライアント110と接続するクライアント端末300の入力部301(例えば、キーボードやマウスが該当する)の入力の有無などが該当する。
【0023】
また、動作状態取得部111は、取得した動作状態を、動作状態を取得したブレードクライアント110のIPアドレスと動作状態を取得した時刻とを対応付けて動作状態記憶部112に記憶する。
【0024】
その後、ブレードクライアントサーバ100は、各ブレーククライアント110が有する動作状態記憶部112に記憶される各情報をすべて収集し、収集した各情報に基づき、動作状態収集情報を生成し、生成した動作状態収集情報を運用支援サーバ200へ送信する。動作状態収集情報は、各ブレードクライアント110のIPアドレスと時刻ごとの動作状態とからなる。
【0025】
運用支援サーバ200は、動作状態収集部201と、予測部202と、制御信号生成部203と、動作状態収集記憶部204と、予測情報記憶部205と、管理情報記憶部206と、抽出情報記憶部207とを有する。
【0026】
動作状態収集部201は、ブレードクライアントサーバ100から送信された動作状態収集情報を受信する。また、動作状態収集部201は、受信した動作状態収集情報を動作状態収集記憶部204に記憶する。
【0027】
予測部202は、動作状態収集記憶部204から動作状態収集情報を取得し、取得した動作状態収集情報に基づき、ブレードクライアント110ごとに操作開始時刻と操作終了時刻とを抽出する。また、予測部202は、ブレードクライアント110ごとに、操作開始時刻に基づき電源ON予測時刻を算出し、操作終了時刻に基づきバックアップ開始予測時刻を算出する。また、予測部202は、ブレードクライアント110ごとに電源OFF予測時刻を算出する。
【0028】
制御信号生成部203は、電源ON予測時刻にブレードクライアント110の電源をONさせる制御信号を生成する。また、制御信号生成部203は、バックアップ開始予測時刻にブレードクライアント110のバックアップを開始させる制御信号を生成する。また、制御信号生成部203は、電源OFF予測時刻にブレードクライアント110の電源をOFFさせる制御信号を生成する。
【0029】
運用支援サーバ200は、制御信号生成部203が生成した制御信号をブレードクライアントサーバ100へ送信する。各ブレードクライアント110は、運用支援サーバ200により送信された制御信号に基づき、電源のONやバックアップの開始や電源をOFFする。
【0030】
スケジュール管理システム400は、ユーザのスケジュールを記憶するスケジュール記憶部401を有する。
【0031】
経路探索システム500は、出発地駅名を出発し到着地駅名に到着するまでの所要時間を記憶する経路記憶部501を有する。
【0032】
<管理テーブル>
図2は、本発明の一実施の形態における、管理情報記憶部206が記憶する管理テーブルの構成例を示す図である。
【0033】
図2に示されるように完了情報記憶部206が記憶する管理テーブルは、[IPアドレス],[ユーザID],[ユーザ名]等のデータ項目を含む。[IPアドレス]は、ブレードクライアント110のIPアドレスを示す。[ユーザID]は、ユーザを識別するための文字列を示す。
【0034】
<動作状態テーブル>
図3は、本発明の一実施の形態における、動作状態記憶部112が記憶する動作状態テーブルの構成例を示す図である。
【0035】
図3に示されるように動作状態テーブルは、IPアドレスと対応付けて、[時刻],[動作状態]などのデータ項目からなる動作状態情報を記憶する。[時刻]は、動作状態に示される動作が確認された日付と曜日と時刻とを示す。[動作状態]は、ブレードクライアント110の動作状態を示す。動作状態としては、「起動開始」「起動終了」や、ユーザからの入力の「有」「無」などが該当する。[IPアドレス]は、動作状態記憶部112が備えられるブレードクライアント110のIPアドレスを示す。
【0036】
<収集動作状態テーブル>
図4は、本発明の一実施の形態における、動作状態収集記憶部204が記憶する収集動作状態テーブルの構成例を示す図である。
【0037】
図4に示されるように収集動作状態テーブルは、IPアドレスと対応付けて、[動作状態],[時刻]などのデータ項目からなる動作状態情報を記憶する。
【0038】
<抽出情報テーブル>
図5は、本発明の一実施の形態における、抽出情報記憶部207が記憶する抽出情報テーブルの構成例を示す図である。
【0039】
図5に示されるように抽出情報テーブルは、[IPアドレス],[月曜‐操作開始時刻(平均)],[月曜‐操作開始時刻(標準偏差)],[月曜‐操作終了時刻(平均)],[月曜‐操作終了時刻(標準偏差)],[月曜‐バックアップ処理時間(平均)],[日曜‐操作開始時刻(平均)],[日曜‐操作開始時刻(標準偏差)],[日曜‐操作終了時刻(平均)],[日曜‐操作終了時刻(標準偏差)],[日曜‐バックアップ処理時間(平均)]などのデータ項目を含む。また、抽出情報テーブルは、上述したデータ項目に加え、図示しない[火曜‐操作開始時刻(平均)],[火曜‐操作開始時刻(標準偏差)],[火曜‐操作終了時刻(平均)],[火曜‐操作終了時刻(標準偏差)],[火曜‐バックアップ処理時間(平均)],[水曜‐操作開始時刻(平均)],[水曜‐操作開始時刻(標準偏差)],[水曜‐操作終了時刻(平均)],[水曜‐操作終了時刻(標準偏差)],[水曜‐バックアップ処理時間(平均)],[木曜‐操作開始時刻(平均)],[木曜‐操作開始時刻(標準偏差)],[木曜‐操作終了時刻(平均)],[木曜‐操作終了時刻(標準偏差)],[木曜‐バックアップ処理時間(平均)],[金曜‐操作開始時刻(平均)],[金曜‐操作開始時刻(標準偏差)],[金曜‐操作終了時刻(平均)],[金曜‐操作終了時刻(標準偏差)],[金曜‐バックアップ処理時間(平均)],[土曜‐操作開始時刻(平均)],[土曜‐操作開始時刻(標準偏差)],[土曜‐操作終了時刻(平均)],[土曜‐操作終了時刻(標準偏差)],[土曜‐バックアップ処理時間(平均)]などのデータ項目を含む。
【0040】
[月曜‐操作開始時刻(平均)]〜[日曜‐操作開始時刻(平均)]は、月曜日〜日曜日にブレードクライアント110が最初に入力を受け付けた時刻の平均時刻を示す。[月曜‐操作開始時刻(標準偏差)]〜[日曜‐操作開始時刻(標準偏差)]は、月曜日〜日曜日にブレードクライアント110が最初に入力を受け付けた時刻の標準偏差を示す。[月曜‐操作終了時刻(平均)]〜[日曜‐操作終了時刻(平均)]は、月曜日〜日曜日にブレードクライアント110が最後に入力を受け付けた時刻の平均を示す。[月曜‐操作終了時刻(標準偏差)]〜[月曜‐操作終了時刻(標準偏差)]は、月曜日〜日曜日にブレードクライアント110が最後に入力を受け付けた時刻の標準偏差を示す。[月曜‐バックアップ処理時間(平均)]〜[日曜‐バックアップ処理時間(平均)]は、月曜日〜日曜日にブレードクライアント110のバックアップの処理に要した時間の平均を示す。
【0041】
<予測情報テーブル>
図6は、本発明の一実施の形態における、予測情報記憶部205が記憶する予測情報テーブルの構成例を示す図である。
【0042】
図6に示されるように予測情報テーブルは、[IPアドレス],[電源ON予測時刻],[バックアップ開始予測時刻],[電源OFF予測時刻]などのデータ項目を含む。
【0043】
[電源ON予測時刻]は、ブレードクライアント110の電源がONされる予測時刻を示す。
【0044】
[バックアップ開始予測時刻]は、ブレードクライアント110のバックアップが開始される予測時刻を示す。
【0045】
[電源OFF予測時刻]は、ブレードクライアント110の電源がOFFされる予測時刻を示す。
【0046】
<スケジュールテーブル>
図7は、本発明の一実施の形態における、スケジュール記憶部401が記憶するスケジュールテーブルの構成例を示す図である。
【0047】
図7に示されるようにスケジュールテーブルは、[ユーザID]とを対応付けて、[イベント種別],[開始時刻],[終了時刻],[場所],[出発地駅名],[到着地駅名],[用件]などのデータ項目からなるイベント情報と記憶する。
【0048】
[イベント種別]は、イベントの種別を示す。イベントの種別としては、「会議」「出張」「休暇」などが該当する。
【0049】
[開始時刻]は、イベントが開始する日付と時刻とを示す。
【0050】
[終了時刻]は、イベントが終了する日付と時刻とを示す。
【0051】
[場所]は、イベントが開催される場所を示す。
【0052】
[出発地駅名]は、イベントが開催される場所へ向かう際に出発する駅の名称を示す。例えば、クライアント端末300が設置されている施設の最寄り駅の名称などが該当する。
【0053】
[到着地駅名]は、イベントが開催される場所の最寄り駅の名称を示す。
【0054】
[用件]は、イベントでの用件を示す。
【0055】
<経路テーブル>
図8は、本発明の一実施の形態における、経路記憶部501が記憶する経路テーブルの構成例を示す図である。
【0056】
図8に示されるように経路テーブルは、[出発地駅名],[到着地駅名],[出発時間帯],[所要時間]などのデータ項目を含む。
【0057】
[出発地駅名]は、出発する駅の名称を示す。
【0058】
[到着地駅名]は、到着する駅の名称を示す。
【0059】
[出発時間帯]は、出発する時間帯を示す。
【0060】
[所要時間]は、出発する駅から到着する駅までの移動にかかる時間を示す。
【0061】
<全体処理>
図9は、本発明の一実施の形態における全体処理の処理フローを示す図である。
【0062】
まず、S901にて、ブレードクライアントサーバ100にて、動作状態蓄積処理(後述、
図10)が行われブレードクライアントサーバ100内のブレードクライアント110ごとに動作状態情報が収集される。
【0063】
次に、S902にて、S901にて収集されたブレードクライアント110ごとの動作状態情報に基づき、運用支援サーバ200にて、動作状態収集処理(後述、
図11)が行われる。これにより、[IPアドレス]ごとに[当日の曜日‐操作開始時刻(平均)]と[当日の曜日‐操作開始時刻(標準偏差)] と[当日の曜日‐操作終了時刻(平均)]と[当日の曜日‐操作終了時刻(標準偏差)]と[当日の曜日‐バックアップ時間(平均)]とが算出される。
【0064】
次に、S903にて、S902にて算出された情報に基づき、運用支援サーバ200にて、予測処理(後述、
図12、
図13)が行われ、[IPアドレス]ごとに[電源ON予測時刻]と[バックアップ開始予測時刻]と[電源OFF予測時刻]とが算出される。
【0065】
次に、S904にて、S903にて算出された情報に基づきブレードクライアント制御処理(後述、
図14、
図15、
図16)が行われる。
【0066】
<動作状態蓄積処理>
図10は、本発明の一実施の形態における動作状態蓄積処理の処理フローを示す図である。
【0067】
動作状態蓄積処理は、ブレードクライアント110ごとに所定間隔(例えば、1分ごと)ごとに実行される。
【0068】
まず、S1001にて、ブレードクライアント110の動作状態取得部111は、ブレードクライアント110と接続されるクライアント端末300の入力部301が入力を受け付けた否かを判定する。S1001にて、入力を受け付けていないと動作状態取得部111が判定する場合(S1001−No)、S1003へ進む。一方、入力を受け付けたと動作状態取得部111が判定する場合(S1001−Yes)、S1002へ進む。なお、動作状態取得部111は、現時刻から所定時間(例えば1分)前以内に入力を受け付けた場合、入力を受け付けたと判定する。
【0069】
S1002にて、動作状態取得部111は、現在の日付と時刻とを取得する。そして、動作状態取得部111は、取得した現在の日付と時刻と入力部301がユーザから入力を受けたことを示す情報([動作状態]に「有」)とIPアドレス(このIPアドレスは、動作状態取得部111が備えられるブレードクライアント110のIPアドレスを示す)とを対応付けて動作状態記憶部112に記憶し、動作状態蓄積処理を終了する。
【0070】
S1003にて、動作状態取得部111は、現在の日付と時刻とを取得する。そして、動作状態取得部111は、取得した現在の日付と時刻と入力部301がユーザから入力を受け付けていないことを示す情報([動作状態]に「無」)とIPアドレスとを対応付けて動作状態記憶部112に記憶、動作状態蓄積処理を終了する。
【0071】
なお、動作状態取得部111は、ブレードクライアント110の電源をONさせる制御信号が入力された場合に、[動作状態]に「起動開始」とIPアドレスとを対応付けて動作状態記憶部112に記憶する。
【0072】
また、動作状態取得部111は、ブレードクライアント110の電源をOFFさせる制御信号が入力された場合に、[動作状態]に「起動終了」とIPアドレスとを対応付けて動作状態記憶部112に記憶する。
【0073】
<動作状態収集処理>
図11は、本発明の一実施の形態における動作状態収集処理の処理フローを示す図である。
【0074】
動作状態収集処理は、所定間隔(例えば、60分)ごとに実行される。なお、60分ごとに実行されることに替えて、動作状態収集処理を24時間ごとに実行されるようにしても良い。
【0075】
まず、S1101にて、ブレードクライアントサーバ100は、ブレードクライアントサーバ100内の各ブレードクライアント110の動作状態記憶部112に記憶されている動作状態情報とIPアドレスとをすべて取得する。そして、ブレードクライアントサーバ100は、取得したすべての動作状態情報をブレードクライアント110のIPアドレスと対応付けることで、動作状態収集情報を生成する。その後、ブレードクライアントサーバ100は、動作状態収集情報を運用支援サーバ200へ送信する。また、ブレードクライアントサーバ100は、各ブレードクライアントの動作状態記憶部112に記憶されている動作状態情報とIPアドレスとをすべて削除する。
【0076】
次に、S1102にて、運用支援サーバ200の動作状態収集部201は、ブレードクライアントサーバ100から送信された動作状態収集情報を受信する。
【0077】
次に、S1103にて、動作状態収集部201は、受信した動作状態収集情報を動作状態収集記憶部204に既に記憶されている動作状態収集情報に追加して動作状態収集記憶部204に記憶する。
【0078】
次に、S1104にて、予測部202は、当日の曜日(この曜日は、S1102にて受信した動作状態収集情報の[時刻]に含まれる日付から特定される)をキーに動作状態収集記憶部204を検索し、キーに対応する動作状態収集情報を取得する。
【0079】
次に、S1105にて、予測部202は、IPアドレスごとに、各日付の[操作開始時刻]と[操作終了時刻]とを、S1104にて取得した動作状態収集情報から抽出する。
【0080】
より詳細には、予測部202は、[動作状態]が「有」であって最先の[時刻]を[操作開始時刻]として抽出する。また、予測部202は、[動作状態]が「有」であって、最後の[時刻]を[操作終了時刻]として抽出する。
【0081】
次に、S1106にて、予測部202は、各日付の[操作開始時刻]の平均時刻を、[当日の曜日‐操作開始時刻(平均)]として算出する。また、予測部202は、各日付の[操作開始時刻]の標準偏差を、[当日の曜日‐操作開始時刻(標準偏差)]として算出する。また、各日付の[操作終了時刻]の平均時刻を、[当日の曜日‐操作終了時刻(平均)]として算出する。また、予測部202は、各日付の[操作終了時刻]の標準偏差を、[当日の曜日‐操作終了時刻(標準偏差)]として算出する。
【0082】
次に、S1107にて、予測部202は、IPアドレスごとに、各日付の[バックアップ時間]を算出する。
【0083】
より詳細には、予測部202は、S1105にて抽出した[操作終了時刻]からブレードクライアント110が起動終了となる時刻(この時刻は、動作状態収集情報に含まれる[動作状態]が「起動終了」となった時の[時刻]が該当する)までの時間を[バックアップ時間]として算出する。
【0084】
次に、S1108にて、予測部202は、予測部202は、IPアドレスごとに、各日付の[バックアップ時間]の平均時間を[当日の曜日‐バックアップ時間(平均)]として算出する。
【0085】
次に、S1109にて、予測部202は、[IPアドレス]と、[当日の曜日‐操作開始時刻(平均)]と[当日の曜日‐操作開始時刻(標準偏差)] と[当日の曜日‐操作終了時刻(平均)]と[当日の曜日‐操作終了時刻(標準偏差)]と[当日の曜日‐バックアップ時間(平均)]とを対応付けて抽出情報記憶部207に記憶し、動作状態収集処理を終了する。
【0086】
<予測処理>
図12は、本発明の一実施の形態における予測処理の処理フローを示す図である。
図13は、
図12に続く予測処理の処理フローを示す図である。
【0087】
予測処理は、所定間隔(例えば、60分)ごとに運用支援サーバ200にて実行される。
【0088】
まず、S1201にて、予測部202は、ブレードクライアントサーバ100が備えるいずれかのブレードクライアント110の[IPアドレス]を選択する。また、予測部202は、曜日を取得する。なお、S1201にて取得される曜日は、予測部202が予測処理を行う当日の曜日を指定しても良いし、予測部202が予測処理を行う日の翌日の曜日を指定しても良い。
【0089】
次に、S1202にて、予測部202は、[IPアドレス]と曜日とをキーに抽出情報記憶部207を検索し、キーに対応する操作開始時刻(平均)([月曜‐操作開始時刻(平均)]〜[日曜‐操作開始時刻(平均)]のいずれか)と操作開始時刻(標準偏差)([月曜‐操作開始時刻(標準偏差)]〜[日曜‐操作開始時刻(標準偏差)]のいずれか)と操作終了時刻(平均)([月曜‐操作終了時刻(平均)]〜[日曜‐操作終了時刻(平均)]のいずれか)と操作終了時刻(標準偏差)([月曜‐操作終了時刻(標準偏差)]〜[日曜‐操作終了時刻(標準偏差)]のいずれか)とバックアップ時間(平均)([月曜‐バックアップ時間(平均)]〜[日曜‐バックアップ時間(平均)]のいずれか)とを取得する。
【0090】
次に、S1203にて、予測部202は、S1202にて取得した操作開始時刻(平均)と操作開始時刻(標準偏差)とに基づき、電源ON予測時刻を算出する。より詳細には、予測部202は、操作開始時刻(平均)から、操作開始時間(標準偏差)に「3」を乗じた時間を減算した時刻を[電源ON予測時刻]として算出する。
【0091】
次に、S1204にて、予測部202は、S1202にて取得した操作終了時刻(平均)と操作終了時刻(標準偏差)とに基づき、[バックアップ開始予測時刻]を算出する。より詳細には、予測部202は、操作終了時刻(平均)に対して操作終了時刻(標準偏差)に「3」を乗じた時間を加算した時刻を[バックアップ開始予測時刻]として算出する。上述したように、操作開始時刻(平均)−(3×操作開始時刻(標準偏差))を電源ON予測時刻とし、操作終了時刻(平均)+(3×操作終了時刻(標準偏差))をバックアップ開始予測時刻とすることで、ブレードクライアント110を統計上99%強の稼働時間を含めることができる。
【0092】
次に、S1205にて、運用支援サーバ200は、選択された[IPアドレス]に対応する[ユーザID](この[ユーザID]は、管理情報記憶部206の管理テーブルにて[IPアドレス]と対応付けられる)をスケジュール管理システム400へ送信する。
【0093】
次に、S1206にて、スケジュール管理システム400は、受信した[ユーザID]をキーにスケジュール記憶部401を検索し、キーに対応するイベント情報を取得する。
【0094】
次に、S1207にて、スケジュール管理システム400は、S1206にて取得したイベント情報に含まれる[イベント種別]が「出張」であるか否かを判定する。スケジュール管理システム400が、[イベント種別]が「出張」ではないと判定する場合(S1207−No)、S1217へ進む。一方、スケジュール管理システム400が、[イベント種別]が「出張」であると判定する場合(S1207−Yes)、S1208へ進む。
【0095】
次に、S1208にて、スケジュール管理システム400は、イベント情報に含まれる[出発地駅名]と[到着地駅名]とを経路検索システム500へ送信する。また、スケジュール管理システム400は、イベント情報を運用支援サーバ200へ送信する。
【0096】
次に、S1209にて、経路検索システム500は、受信した[出発地駅名]と[到着地駅名]と現在の[出発時間帯]とをキーに経路記憶部501を検索し、キーに対応する[所要時間]を取得する。
【0097】
次に、S1210にて、経路検索システム500は、取得した[所要時間]を運用支援サーバ200へ送信する。
【0098】
次に、S1211にて、運用支援サーバ200の予測部202は、S1208にてスケジュール管理システム400から送信されたイベント情報に含まれる[終了時刻]にS1210にて送信された[所要時間]を加算することで帰社予定時刻を算出する。
【0099】
次に、S1212にて、予測部202は、S1210にて算出した帰社予定時刻が、S1203にて算出した[電源ON予測時刻]から2時間以内であるか否かを判定する。予測部202が、帰社予定時刻が[電源ON予測時刻]から2時間以内でないと判定する場合(S1212−No)、S1214へ進む。一方、予測部202が、帰社予定時刻が[電源ON予測時刻]から2時間以内であると判定する場合(S1212−Yes)、S1213へ進む。なお、2時間以内か否か判定することに、1時間〜5時間の間のいずれかの時間を適用して判定するようにしても良い。
【0100】
次に、S1213にて、予測部202は、[電源ON予測時刻]をS1211にて算出した帰社予定時刻へと更新する。
【0101】
S1214にて、予測部202は、S1211にて算出した帰社予定時刻が、S1204にて算出した[バックアップ開始予測時刻]よりも以後か否かを判定する。予測部202が、帰社予定時刻が[バックアップ開始予測時刻]よりも以後ではないと判定する場合(S1214−No)、ユーザが帰社予定時刻に帰社すると推定され、S1217へ進む。一方、予測部202が、帰社予定時刻が[バックアップ開始予測時刻]よりも以後であると判定する場合(S1214−Yes)、ユーザが帰社しないものと推定され、S1215へ進み以下の処理を行う。
【0102】
次に、S1215にて、予測部202は、S1208にて送信されたイベント情報に含まれる[開始時刻]からS1210にて送信された[所要時間]を減算した出発予定時刻を算出する。
【0103】
次に、S1216にて、予測部202は、バックアップ開始予測時刻をS1215にて算出した出発予定時刻へと更新する。
【0104】
次に、S1217にて、予測部202は、バックアップ開始予測時刻に所定のバックアップ処理時間(1分から300分の間のいずれかの値が該当する)を加算することで、[電源OFF予測時刻]を算出する。
【0105】
次に、S1218にて、予測部202は、[IPアドレス]と、[電源ON予測時刻]と[バックアップ開始予測時刻]と[電源OFF予測時刻]を対応付けて予測情報記憶部205に記憶する。
【0106】
次に、S1219にて、予測部202は、これまでに選択されたIPアドレスと、管理情報記憶部206に記憶された情報に基づき、すべてのブレードクライアント110[電源ON予測時刻]と[バックアップ開始予測時刻]と[電源OFF予測時刻]とを算出したかを判定する。予測部202がすべてのブレードクライアント110の[電源ON予測時刻]と[バックアップ開始予測時刻]と[電源OFF予測時刻]とを算出していないと判定する場合(S1219−No)、予測部202は、未だ [電源ON予測時刻]と[バックアップ開始予測時刻]と[電源OFF予測時刻]とを算出していないブレードクライアント110のIPアドレスを選択し、S1202へ進む。一方、予測部202がすべてのブレードクライアント110の[電源ON予測時刻]と[バックアップ開始予測時刻]と[電源OFF予測時刻]とを算出したと判定する場合(S1219−Yes)、予測処理を終了する。
【0107】
<電源ON処理>
図14は、本発明の一実施の形態におけるブレードクライアント制御処理の一例である電源ON処理の処理フローを示す図である。
【0108】
電源ON処理は、所定間隔(例えば、1分ごと)に運用支援サーバ200にて実行される。
【0109】
まず、S1401にて、制御信号生成部203は、現在の時刻を取得する。
【0110】
次に、S1402にて、制御信号生成部203は、現在の時刻をキーに予測情報記憶部205を検索し、キーと一致する[電源ON予測時刻]を含むレコードをすべて抽出し、抽出した各レコードに含まれる各[IPアドレス]を取得する。なお、制御信号生成部203は、現在の時刻と分単位で一致する[電源ON予測時刻]を含むレコードをすべて抽出する。また、制御信号生成部203は、現在の時刻の前後30分以内の[電源ON予測時刻]を含むレコードをすべて抽出するようにしても良い。
【0111】
次に、S1403にて、制御信号生成部203は、S1402にて取得したいずれかの[IPアドレス]であって、後述するS1405にて制御信号が送信されていない[IPアドレス]を選択する。
【0112】
次に、S1404にて、制御信号生成部203は、[電源ON予測時刻]にブレードクライアント110の電源をONさせる制御信号を生成する。なお、制御信号生成部203は、[電源ON予測時刻]の所定時間手前(例えば、10分)に電源をONさせる制御信号を生成するようにしても良い。これによって、ブレードクライアント110が起動を開始してからユーザがブレードクライアント110を使用できる状態になるまでの時間を短縮できるようになる。
【0113】
次に、S1405にて、制御信号生成部203は、S1404にて生成した制御信号とS1403にて選択された[IPアドレス]とを対応付けてブレードクライアントサーバ100へ送信する。
【0114】
次に、S1406にて、ブレードクライアントサーバ100は、受信した制御信号を[IPアドレス]により特定されるブレードクライアント110に入力する。ブレードクライアント110は入力された制御信号に基づき、[電源ON予測時刻]にブレードクライアント110の電源をONする。
【0115】
次に、S1407にて、制御信号生成部203は、S1402にて取得したすべての[IPアドレス]について、S1405にて制御信号を送信が完了したか否かを判定する。制御信号生成部203が、すべての[IPアドレス]について制御信号を送信していないと判定する場合(S1407−No)、S1402へ進む。一方、制御信号生成部203が、すべての[IPアドレス]について制御信号を送信したと判定する場合(S1407−Yes)、電源ON処理を終了する。
【0116】
<バックアップ開始処理>
図15は、本発明の一実施の形態におけるブレードクライアント制御処理の一例であるバックアップ開始処理の処理フローを示す図である。
【0117】
バックアップ開始処理は、所定間隔(例えば、1分ごと)に運用支援サーバ200にて実行される。
【0118】
まず、S1501にて、制御信号生成部203は、現在の時刻を取得する。
【0119】
次に、S1502にて、制御信号生成部203は、現在の時刻をキーに予測情報記憶部205を検索し、キーと一致する[バックアップ開始予測時刻]を含むレコードをすべて抽出し、抽出した各レコードに含まれる各[IPアドレス]を取得する。
【0120】
次に、S1503にて、制御信号生成部203は、S1502にて取得したいずれかの[IPアドレス]であって、後述するS1505にて制御信号が送信されていない[IPアドレス]を選択する。
【0121】
次に、S1504にて、制御信号生成部203は、[バックアップ開始予測時刻]にブレードクライアント110のバックアップを開始させる制御信号を生成する。
【0122】
次に、S1505にて、制御信号生成部203は、S1504にて生成した制御信号とS1503にて選択された[IPアドレス]とを対応付けてブレードクライアントサーバ100へ送信する。
【0123】
次に、S1506にて、ブレードクライアントサーバ100は、受信した制御信号を[IPアドレス]により特定されるブレードクライアント110に入力する。ブレードクライアント110は入力された制御信号に基づき、[バックアップ開始予測時刻]にブレードクライアント110のバックアップを開始する。
【0124】
次に、S1507にて、制御信号生成部203は、S1502にて取得したすべての[IPアドレス]について、S1505にて制御信号を送信したか否かを判定する。制御信号生成部203が、すべての[IPアドレス]について制御信号を送信していないと判定する場合(S1507−No)、S1502へ進む。一方、制御信号生成部203が、すべての[IPアドレス]について制御信号を送信したと判定する場合(S1507−Yes)、バックアップ開始処理を終了する。
【0125】
<電源OFF処理>
図16は、本発明の一実施の形態におけるブレードクライアント制御処理の一例である電源OFF処理の処理フローを示す図である。
【0126】
電源OFF処理は、所定間隔(例えば、1分ごと)に運用支援サーバ200にて実行される。
【0127】
まず、S1601にて、制御信号生成部203は、現在の時刻を取得する。
【0128】
次に、S1602にて、制御信号生成部203は、現在の時刻をキーに予測情報記憶部205を検索し、キーと一致する[電源OFF予測時刻]を含むレコードをすべて抽出し、抽出した各レコードに含まれる各[IPアドレス]を取得する。
【0129】
次に、S1603にて、制御信号生成部203は、S1602にて取得したいずれかの[IPアドレス]であって、後述するS1605にて制御信号が送信されていない[IPアドレス]を選択する。
【0130】
次に、S1604にて、制御信号生成部203は、[電源OFF予測時刻]にブレードクライアント110の電源をOFFさせる制御信号を生成する。
【0131】
次に、S1605にて、制御信号生成部203は、S1604にて生成した制御信号とS1603にて選択された[IPアドレス]とを対応付けてブレードクライアントサーバ100へ送信する。
【0132】
次に、S1606にて、ブレードクライアントサーバ100は、受信した制御信号を[IPアドレス]により特定されるブレードクライアント110に入力する。ブレードクライアント110は入力された制御信号に基づき、[電源OFF予測時刻]にブレードクライアント110の電源をOFFする。
【0133】
S1607にて、制御信号生成部203は、S1602にて取得したすべての[IPアドレス]について、S1605にて制御信号を送信したか否かを判定する。制御信号生成部203が、すべての[IPアドレス]について制御信号を送信していないと判定する場合(S1607−No)、S1602へ進む。一方、制御信号生成部203が、すべての[IPアドレス]について制御信号を送信したと判定する場合(S1607−Yes)、電源OFF処理を終了する。
【0134】
ここで、S1101は、動作状態収集情報送信ステップに相当する。また、S1105は、操作時刻抽出ステップに相当する。また、S1203とS1204とは、予測時刻算出ステップに相当し、S1404とS1504とS1604とは制御信号生成ステップに相当する。
【0135】
<本実施の形態の効果>
以上説明した本実施の形態におけるブレードクライアント制御システムによれば、ブレードクライアント110ごとに、電源ON予測時刻を算出することで、ブレードクライアント110の電源がONされる時刻を予測できるようになる。
【0136】
また、バックアップ開始予測時刻を算出することで、ブレードクライアント110がユーザに使用される時間を予測できるようになる。
【0137】
また、電源OFF予測時間を算出することで、ブレードクライアント110の電源がOFFされる時刻を予測できるようになる。
【0138】
また、操作開始時刻の平均値と操作開始時刻の標準偏差とに基づいて電源ON予測時刻を算出し、操作終了時刻と操作終了時刻の標準偏差とに基づきバックアップ開始予測時刻を算出することで、ブレードクライアント110がユーザに使用される時間帯をより正確に算出できるようになる。
【0139】
また、曜日ごとの操作開始時刻の平均値と操作開始時刻の標準偏差とを算出し、指定された曜日に対応する操作開始時刻の平均値と操作開始時刻の標準偏差とに基づいて電源ON予測時刻とバックアップ開始予測時刻を算出することで、実状が反映されたブレードクライアント110がユーザに使用される時間帯を算出できるようになる。
【0140】
また、イベント情報と所要時間とに基づき帰社予定時刻を算出し、帰社予定時刻が電源ON予測時刻から所定時間以内である場合、電源ON予測時刻を帰社予測時刻へと更新することで、出張などのスケジュールを反映させて電源ON予測時刻を算出できるようになる。
【0141】
また、イベント情報に含まれる開始時刻から所要時間を減算することで出発予定時刻を算出し、バックアップ開始予測時刻を出発予定時刻へと更新することで、出張などのスケジュールを反映させてバックアップ開始予測時刻を算出できるようになる。
【0142】
また、バックアップ開始予測時刻に所定のバックアップ処理時間を加算することで電源OFF予測時刻を算出することで、ブレードクライアント110が電源OFFされる時間を予測できるようになる。
【0143】
また、電源ON予測時刻にブレードクライアント110の電源をONさせる制御信号を生成し、起動される時間を予測してブレードクライアント110を起動することで、起動に時間がかかるブレードクライアント110をスムーズに起動できるようになる。
【0144】
また、バックアップ開始予測時刻にブレードクライアント110のバックアップを開始させる制御信号を生成し、バックアップ開始時間を予測してブレードクライアント110のバックアップを開始することで、自動でバックアップを開始できるようになる。
【0145】
また、電源OFF予測時刻にブレードクライアント110の電源をOFFさせる制御信号を生成し、電源OFFされる時間を予測してブレードクライアント110の電源をOFFさせることで、無駄に電気が消費されることを抑制できるようになる。
【0146】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。