特許第6235837号(P6235837)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6235837
(24)【登録日】2017年11月2日
(45)【発行日】2017年11月22日
(54)【発明の名称】作業支援システムとその方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20171113BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20171113BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G06Q50/04
【請求項の数】12
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2013-182913(P2013-182913)
(22)【出願日】2013年9月4日
(65)【公開番号】特開2015-49828(P2015-49828A)
(43)【公開日】2015年3月16日
【審査請求日】2016年8月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000221546
【氏名又は名称】東電設計株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090169
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 孝
(74)【代理人】
【識別番号】100086852
【弁理士】
【氏名又は名称】相川 守
(74)【代理人】
【識別番号】100124497
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 洋樹
(74)【代理人】
【識別番号】100147762
【弁理士】
【氏名又は名称】藤 拓也
(72)【発明者】
【氏名】穐山 一郎
(72)【発明者】
【氏名】川口 修平
(72)【発明者】
【氏名】橋本 敏道
(72)【発明者】
【氏名】藤原 裕基
【審査官】 小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−070632(JP,A)
【文献】 特開2013−109740(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/000−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、
携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成されるとともに、
点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、
作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させ、作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録することを特徴とする作業支援システム。
【請求項2】
管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、
センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、
携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、
点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、
作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録することを特徴とする作業支援システム。
【請求項3】
管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、
センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、
携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、
点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、
作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録することを特徴とする作業支援システム。
【請求項4】
センターサーバは、携帯端末から点検結果が書き込まれたチェックシートが送られてくると、帳票イメージで表示して印刷することを特徴とする請求項2または3に記載の作業支援システム。
【請求項5】
センターサーバは、携帯端末から点検結果が書き込まれたチェックシートが送られてくると、入力手段により電子承認を付与し電子承認が付与されたチェックシートを外部に送信する電子承認手段を有することを特徴とする請求項2ないしのうちいずれか1に記載の作業支援システム。
【請求項6】
センターサーバは、データベースに登録された点検データまたは点検結果データに対し、管理者からの指示に基づき点検項目の増減または点検順序の並び替えを可能にする電子編集手段を有し、登録手段は電子編集手段により編集されたチェックシートをデータベースに登録することを特徴とする請求項2ないしのうちいずれか1に記載の作業支援システム。
【請求項7】
携帯端末は、撮像手段を備えて構成され、
携帯端末に表示されたチェックシートには、入力部により入力されたメモ、撮像手段により撮影または録画された写真または動画のうち少なくともいずれか1が添付されることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1に記載の作業支援システム。
【請求項8】
センターサーバには、外部から通信を通じて施設の設備に関する点検データが入力されることを特徴とする請求項2または3に記載の作業支援システム。
【請求項9】
予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、
携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成され、
点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、
施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に予め登録する第1のステップと、
作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、チェックシート検索手段により当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させる第2のステップと、
作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録する第3のステップとを有することを特徴とする作業支援方法。
【請求項10】
管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、
センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、
携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、
点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、
センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、 作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、
作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有することを特徴とする作業支援方法。
【請求項11】
管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、
センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、
携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、
点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、
センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、
作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバにより当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、
作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有することを特徴とする作業支援方法。
【請求項12】
第1のステップで、センターサーバに外部から通信を通じて施設の設備に関する点検データが入力されることを特徴とする請求項10または11に記載の作業支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設の設備を点検する点検作業や保守作業を支援する作業支援システムとその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、施設の設備を点検し、保守を行う際には、施設や設備毎に異なる帳票(点検シート)に作業者が書き込んで持ち帰りデータベースに転記したり、携帯タイプの端末装置に表示され電子化された電子情報により書き込まれる項目別リストに入力してメモリを持ち帰ったり、通信を通じて管理センターに点検結果を送信するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−217091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の作業支援システムでは、予め電子データ化された項目別のリスト形式のチェックシートがポータブル端末装置にインストールされており、現場の作業員はリスト形式のチェックシートに入力を行うだけで、センター側で情報の処理を行うようになっている。しかしながら、現在でも紙による帳票(点検シート)を用いて点検保守を行う設備が数多くあり、作業の効率化を妨げているという問題がある。また、現場の作業員には、使い慣れた帳票の点検シートの方が点検結果を書き込みやすく、不慣れなリスト形式の点検シートでは、入力に手間取るという問題がある。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、設備の点検項目が記載されたチェックシートが表示形式が異なる紙による帳票タイプのであっても、電子データ化されたリスト形式のタイプであっても携帯端末で自在に切り替えて点検結果を入力可能にした作業支援システムとその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る作業支援システムは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成されるとともに、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させ、作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録することを特徴とするものである。
【0007】
本発明の請求項1に係る作業支援システムでは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成されるとともに、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させ、作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録するようにしたことにより、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させることができるので、作業員は所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させて、点検結果を入力することができる。このため、帳票形式に慣れた作業員でも容易に点検結果を入力することができ、作業し易くなる。しかも、点検結果は一元化された点検結果データとして記憶手段に登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0008】
本発明の請求項2に係る作業支援システムは、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録することを特徴とするものである。
【0009】
本発明の請求項2に係る作業支援システムでは、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録するようにしたことにより、作業員は管理センターのセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なる各チェックシートを携帯端末に転送して選択的に表示させることができるので、作業員はその携帯端末を点検予定の設備まで持ち運び、所望の表示形式のチェックシートを表示させて、点検結果を入力することができる。このため、帳票形式に慣れた作業員でも容易に点検結果を入力することができ、作業し易くなる。しかも、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0010】
本発明の請求項3に係る作業支援システムは、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、 作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録することを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項3に係る作業支援システムでは、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録するようにしたことにより、作業員は管理センターであっても点検対象の設備であっても外部のどこからでも、携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力して、センターサーバに特定情報を送信すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なる各チェックシートを携帯端末に送信して選択的に表示させることができるので、作業員は管理センターに足を運ばなくとも、その携帯端末を点検予定の設備まで持ち運び、所望の表示形式のチェックシートを表示させて、点検結果を入力することができる。このため、帳票形式に慣れた作業員でも容易に点検結果を入力することができ、作業し易くなる。しかも、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0013】
本発明の請求項に係る作業支援システムは、センターサーバは、携帯端末から点検結果が書き込まれたチェックシートが送られてくると、帳票イメージで表示して印刷することを特徴とするものである。
【0014】
本発明の請求項に係る作業支援システムは、センターサーバは、携帯端末から点検結果が書き込まれたチェックシートが送られてくると、入力手段により電子承認を付与し電子承認が付与されたチェックシートを外部に送信する電子承認手段を有することを特徴とするものである。
【0015】
本発明の請求項に係る作業支援システムは、センターサーバは、データベースに登録された点検データまたは点検結果データに対し、管理者からの指示に基づき点検項目の増減または点検順序の並び替えを可能にする電子編集手段を有し、登録手段は電子編集手段により編集されたチェックシートをデータベースに登録することを特徴とするものである。
【0016】
本発明の請求項に係る作業支援システムは、携帯端末は、撮像手段を備えて構成され、携帯端末に表示されたチェックシートには、入力部により入力されたメモ、撮像手段により撮影または録画された写真または動画のうち少なくともいずれか1が添付されることを特徴とするものである。
【0017】
本発明の請求項に係る作業支援システムは、センターサーバには、外部から通信を通じて施設の設備に関する点検データが入力されることを特徴とするものである。
【0018】
本発明の請求項に係る作業支援方法は、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に予め登録する第1のステップと、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、チェックシート検索手段により当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させる第2のステップと、作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録する第3のステップとを有することを特徴とするものである。
【0019】
本発明の請求項に係る作業支援方法では、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に予め登録する第1のステップと、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、チェックシート検索手段により当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させる第2のステップと、作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録する第3のステップとを有するようにしたことにより、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させることができるので、作業員は所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させて、点検結果を入力することができる。このため、帳票形式に慣れた作業員でも容易に点検結果を入力することができ、作業し易くなる。しかも、点検結果は一元化された点検結果データとして記憶手段に登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0020】
本発明の請求項10に係る作業支援方法は、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、 作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有することを特徴とするものである。
【0021】
本発明の請求項10に係る作業支援方法では、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、 作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有するようにしたことにより、作業員は管理センターのセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なる各チェックシートを携帯端末に転送して選択的に表示させることができるので、作業員はその携帯端末を点検予定の設備まで持ち運び、所望の表示形式のチェックシートを表示させて、点検結果を入力することができる。このため、帳票形式に慣れた作業員でも容易に点検結果を入力することができ、作業し易くなる。しかも、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0022】
本発明の請求項11に係る作業支援方法は、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバにより当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有することを特徴とするものである。
【0023】
本発明の請求項11に係る作業支援方法では、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバにより当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有するようにしたことにより、作業員は管理センターであっても点検対象の設備であっても外部のどこからでも、携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力して、センターサーバに特定情報を送信すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なる各チェックシートを携帯端末に送信して選択的に表示させることができるので、作業員は管理センターに足を運ばなくとも、その携帯端末を点検予定の設備まで持ち運び、所望の表示形式のチェックシートを表示させて、点検結果を入力することができる。このため、帳票形式に慣れた作業員でも容易に点検結果を入力することができ、作業し易くなる。しかも、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0024】
本発明の請求項12に係る作業支援方法は、第1のステップで、センターサーバに外部から通信を通じて施設の設備に関する点検データが入力されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0025】
本発明の請求項1に係る作業支援システムは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成されるとともに、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させ、作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録するようにしたので、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末の画面を自在に切り替えて表示し点検結果を入力することができ、作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとして登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0026】
本発明の請求項2に係る作業支援システムは、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録するようにしたので、チェックシートをセンターサーバから携帯端末に転送すると、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末の画面を自在に切り替えて表示し点検結果を入力することができ、作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0027】
本発明の請求項3に係る作業支援システムは、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、 作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録するようにしたので、管理センターの外部のどこからでも、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末の画面を自在に切り替えて表示し点検結果を入力することができ、作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0028】
本発明の請求項に係る作業支援方法は、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録された記憶手段と、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、外部からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして記憶手段にそれぞれ登録する登録手段と、ある設備について登録された表示形式が異なるチェックシートを選択可能に表示する表示手段と、点検対象設備の特定情報が入力されるとともに表示されたチェックシートに点検結果を書き込み可能な入力手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有し作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末を備えて構成され、携帯端末は、設備を特定する情報が入力されると、登録された設備情報に基づいて該当するチェックシートを検索して表示手段に表示させるチェックシート検索手段と、点検データが入力されると、この点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に登録させる点検データ共有化手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じて記憶手段に予め登録する第1のステップと、作業員が入力手段により点検対象設備の特定情報を入力すると、チェックシート検索手段により当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索して表示手段に表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させる第2のステップと、作業員が所望の表示形式のチェックシートを選択すると、当該所望の表示形式のチェックシートを表示手段に表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートに点検結果を入力し終わると、点検結果が書き込まれたチェックシートを点検結果データとして記憶手段に登録する第3のステップとを有するようにしたので、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末の画面を自在に切り替えて表示し点検結果を入力することができ、作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとして登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0029】
本発明の請求項10に係る作業支援方法は、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、 作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有するようにしたので、チェックシートをセンターサーバから携帯端末に転送すると、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末の画面を自在に切り替えて表示し点検結果を入力することができ、作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0030】
本発明の請求項11に係る作業支援方法は、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段と、携帯端末から点検対象設備の特定情報が入力されると、データベースから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データを検索し登録されたチェックシートを携帯端末に送信するチェックシート送信手段とを有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに送信する点検結果送信手段と、作業員が入力部を通じて点検対象設備の設備を特定する特定情報を入力するとこの特定情報をセンターサーバに送信する点検対象設備特定情報送信手段とを有して構成され、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するよう構成され、センターサーバに施設の設備に関する点検データが入力されると、点検データ共有化手段によりこの点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに予め登録する第1のステップと、作業員が携帯端末を通じて点検対象設備を特定する特定情報をセンターサーバに送信すると、センターサーバにより当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に送信し、携帯端末に表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示させる第2のステップと、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに送信し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録する第3のステップとを有するようにしたので、外部のどこからでも携帯端末を通じてセンターサーバから点検対象設備のチェックシートを受け取ることができ、しかも、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末の画面を自在に切り替えて表示し点検結果を入力することができ、作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとしてデータベースに登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1図1は本発明の第1の実施例に係る作業支援システムを示す概念図である。(実施例1)
図2図2図1の作業支援システムの概念構成図である。
図3図3図1の作業支援システムのシステム構成図である。
図4図4図1の作業支援システムによる作業支援方法の工程を示すフローチャートである。
図5図5は表示形式が異なる点検データと共有化の要素を説明する説明する説明図である。
図6図6図1の作業支援システムのデータベースの要素を説明する説明図である。
図7図7の(A)、(B)はそれぞれ、図1の作業支援システムで表示形式が異なるチェックシートを表示させる手順を示す画面遷移図である。
図8図8は、本発明の第2の実施例に係る作業支援システムを示す概念図である。(実施例2)
図9図9図8の作業支援システムのシステム構成図である。
図10図10図8の作業支援システムによる作業支援方法の工程を示すフローチャートである。
図11図12は、本発明の第3の実施例に係る作業支援システムのシステム構成図である。(実施例3)
図12図12図11の作業支援システムによる作業支援方法の工程を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
設備の点検項目が記載されたチェックシートが紙に記載された帳票タイプであっても、電子情報で記載された項目別リスト形式のタイプであっても携帯端末で自在に切り替えて点検結果を入力可能にするという目的を、管理センター側に設けられたセンターサーバと、このセンターサーバと有線または無線により電気的に接続され作業員により操作され持ち運び可能な携帯端末とを備え、センターサーバは、予め入力された施設の設備に関する点検データと点検データの点検結果を含む設備の管理情報とが登録されたデータベースと、点検データを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載されたチェックシートとして登録し、携帯端末からチェックシートの点検結果を受け取ると、チェックシートに点検結果を反映させて点検結果データとして登録する登録手段と、登録された管理情報の情報処理を行う中央演算処理装置とを有するとともに、入力された点検データを表示形式が異なるチェックシートに変換して関連付けし登録手段を通じてデータベースに登録する点検データ共有化手段を有して構成され、携帯端末は、センターサーバから受け取った表示形式が異なるチェックシートを切り替え自在に表示部に表示させる表示切り替え手段と、作業員により入力部を通じて表示部に表示されたチェックシートに点検結果が入力されると、点検結果が書き込まれたチェックシートをセンターサーバに転送する点検結果送信手段とを有して構成され、作業員がセンターサーバを通じて点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバは当該点検対象設備の点検データを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートを携帯端末に転送し、作業員により携帯端末の入力部を通じて所望の表示形式のチェックシートが選択されると、携帯端末の表示部に所望の表示形式のチェックシートを表示させ、作業員が表示された所望の表示形式のチェックシートの点検項目に点検結果を入力し終わると、作業員は点検結果が書き込まれたチェックシートを携帯端末からセンターサーバに転送し、センターサーバは受け取った点検結果をチェックシートに反映させて点検結果データとしてデータベースに登録するよう構成するとともに、点検データ共有化手段は、点検データを予め登録された帳票テンプレートに基づいてチェックシートを二次元の座標データに変換して関連付けするとともに表示手段に帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートと帳票イメージで表示される帳票形式チェックシートとを表示形式が異なるチェックシートとして一元化して登録するとともに、登録手段は、表示された帳票イメージのチェックシートの点検項目に点検結果が入力されると、帳票形式チェックシートの点検項目に点検結果を反映させて点検結果データとして登録するようにしたことにより実現した。
【実施例1】
【0033】
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。本発明の第1の実施例に係る作業支援システム2は、図1および図2に示すように、管理センター3側に設置されたセンターサーバ4と、このセンターサーバ4と有線または無線によりデータを遣り取り可能に接続され持ち運び可能な携帯端末5とを備えて構成される。センターサーバ4は、実行系のメインサーバ4Aとデータをバックアップする待機系サブサーバ4Bとにより構成される。これらサーバ4A、4Bはデスクトップ型またはノート型のパソコンから構成され、それぞれ中央演算処理装置(CPU)とデータベース(メモリ)6Aと表示部6Bと転送部6Cとを備えている(図3参照)。
【0034】
携帯端末5は、多機能携帯電話(スマートフォン、タブレット型端末)で例えば、アンドロイド(登録商標)端末が用いられる。携帯端末5は、ノート型パソコン等の携帯タイプのパーソナルコンピュータやモバイル端末であってもよい。本実施例に係る携帯端末5は、センターサーバ4と通信を通じてデータを遣り取りする通信機能を備えていなくともよい。携帯端末5は設備の点検現場で作業員Wにより操作されるようになっている。携帯端末5は中央演算処理装置(CPU)と表示入力部(表示部、入力部)7Aと記憶部(メモリ)7Bと転送部7Cとを備えて構成される。表示入力部7Aはタッチパネルにより構成され、画面に表示された画像に触れることで情報を入力することができるようになっている。また、携帯端末5は撮像部(撮像手段)7Dを備え、この撮像部7Dは撮影した写真や動画を文書に添付して外部にアップロード(転送)できるようになっている。さらに、携帯端末5は、GPSの機能を備えていることに加え、作業の予定表や地図情報が予め入力されている。センターサーバ4と携帯端末5とは、電気的に接続されるコード8や無線LANカード8Aによりアクセスポイント9を通じてデータや情報を遣り取り可能に接続される。
【0035】
センターサーバ4(4A、4B)には、各施設毎の設備に関する管理情報がデータベース6Aに記録されている。ここでいう施設とは、例えば、発電所、変電施設、工場、道路、トンネル、橋梁、鉄道、港湾、ダム、上下水道施設といった産業基盤系の社会資本施設だけでなく、ビルやマンション、病院、学校、公園、社会福祉施設など生活関連系の社会資本施設も含む。設備とは、前記施設の目的達成に必要なものをいう。各設備の保守管理は定期的な点検に基づいて行われる。点検は、各設備毎に予め決められた点検項目が記載されたチェックシートに作業員Wが確認した点検結果を書き込み、点検結果が書き込まれたチェックシートに基づいて設備の状態を把握するようになっている。
【0036】
設備のチェックシートには、帳票形式のチェックシートCrとリスト形式のチェックシートCeとの表示形式が異なる2種類のタイプがある。帳票の形式のチェックシートCrは、設備の点検項目が紙の帳票(用紙)に記載され、作業員Wが筆記具により点検結果を書き込むようになっている。リスト形式のチェックシートCeは、点検項目が電子化された電子情報(例えば、表計算ソフトにより作成されたリスト等)で記載されて携帯端末5の画面に表示され、作業員Wが携帯端末5の表示入力部7Aをタッチすることにより点検結果Rを書き込むようになっている。
【0037】
ところで、本実施例に係るセンターサーバ4は、例えば、管理者Mにより施設の設備について点検項目が電子情報で記載された点検データDtが入力されると、図2に示すように、この点検データDtを予め登録された帳票テンプレートTpに基づいてチェックシートを二次元の座標データ(x、y)に変換して関連付けし、帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrを作成して、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートCeと帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrとをそれぞれ表示形式が異なるチェックシートとして登録部6Eを通じてデータベース6Aに登録する点検データ共有化部(点検データ共有化手段)6Dを備えている。ここでいう帳票イメージのチェックシートCr−iは、例えば、PDFのような形式をいう。
【0038】
センターサーバ4は、管理者Mにより入力装置10を通じて点検データDtが入力されると、点検データDtを設備の特定情報と関連付けするとともに、点検データ共有化部6Dから受け取ったチェックシートCe、Cr(Cr−i)を設備と関連付けしてデータベース6Aに表示形式が異なるチェックシートとして登録する登録部(登録手段)6Eを備えている。また、登録部6Eは、携帯端末5からリスト形式チェックシートCeの点検項目に点検結果Rが書き込まれた点検結果入力済みチェックシートCewを受け取ると、点検結果データDtw(Cew)としてデータベース6Aに登録するようになっている。さらに、登録部6Eは、携帯端末5から帳票イメージのチェックシートCr−iの点検項目に点検結果rが書き込まれた点検結果入力済み帳票形式チェックシートCr−iwを受け取ると、帳票イメージのチェックシートCr−iに関連付けされた帳票形式チェックシートCrに点検結果rを反映させて座標データ(x、y)に復元して(Cr−ew)、点検結果データDtw(Cr−ew)としてデータベース6Aに登録するようになっている。すなわち、帳票イメージのチェックシートCr−iの点検項目は座標データ(x,y)を介して電子情報で記載された帳票形式チェックシートCrの点検項目に対応するようになっており、点検結果rが帳票形式チェックシートCrに反映されるようになっている。このため、登録部6Eは、リスト形式チェックシートCeの点検結果データCewも帳票イメージのチェックシートCr−iに関連付けされた帳票形式チェックシートCrの点検結果データ(点検結果rが反映された帳票形式チェックシートCr−iwを座標データ(x、y)に変換したデータ)Cr−ewも電子情報で一元化してデータベース6Aに点検結果データDtwとして登録するようになっている。つまり、点検結果データCr−ew、Cewはいずれも電子情報データとして一元化されてデータベース6Aに登録される。このように、登録部6Eは、点検データ共有化部6Dから表示形式が異なるチェックシートCe、Crを受け取ると、これらチェックシートCe、Crを点検項目チェックシートとして、設備の特定情報と関連付けしてデータベース6Aにまず登録し、携帯端末5からリスト形式チェックシートCeまたは帳票イメージのチェックシートCr−iの点検項目に点検結果R、rが書き込まれた点検結果Cew、Cr−iwを受け取ると、点検結果Cewは点検結果データとしてそのまま、点検結果Cr−iwは変換された座標データ(x、y)を復元した上で点検結果データCr−ewとして電子情報に一元化し、これらを点検結果データDtwとしてデータベース6Aに登録するようになっている。こうして、登録部6Eは、点検データDtの点検結果データDtwを含む設備の管理情報をデータベース6Aに登録するようになっている。
【0039】
センターサーバ4のデータベース6Aは、管理者Mにより点検データDtが入力されると、点検データ共有化部6Dと登録部6Eとを通じて点検データ共有化部6Dにより作成された帳票形式チェックシートCrとリスト形式チェックシートCeとが設備と関連付けされて登録されるようになっている。また、データベース6Aは、携帯端末5から登録部6Eを通じて点検結果データCewまたはCr−ewを受け取ると、電子情報データに一元化された点検結果データDtwとして登録されるようになっている。
【0040】
携帯端末5の表示入力部7Aは、センターサーバ4から点検対象の設備について両チェックシートCe、Cr−iがダウンロード(転送)されてくると、表示形式が異なるリスト形式チェックシートCeまたは帳票イメージのチェックシートCr−iのいずれかを選択的に表示するようになっている。また、携帯端末5は、作業員Wにより表示入力部7Aを通じて形式が異なるチェックシートCe、Cr−iの表示の切り替えを指示する指示情報が入力されると、所望のチェックシートCeまたはCr−iに表示を切り替える表示切り替え部(表示切り替え手段)7Eを備えている。また、携帯端末5は、作業員Wにより表示入力部7Aを通じて表示されたリスト形式チェックシートCeまたは帳票イメージのチェックシートCr−iの点検項目に点検結果Rまたはrがそれぞれ書き込まれると、点検結果Rまたはrが書き込まれたリスト形式チェックシートCewまたは帳票形式チェックシートCr−iwをセンターサーバ4にアップロード(転送)する点検結果送信部(点検結果送信手段)7Fを備えている。
【0041】
携帯端末5の記憶部7Bは、センターサーバ4から受け取った表示形式が異なるリスト形式チェックシートCeと帳票イメージのチェックシートCr−iを記憶するとともに、作業員Wにより表示入力部7Aを通じて表示されたリスト形式チェックシートCeまたは帳票イメージのチェックシートCr−iの点検項目に点検結果Rまたはrが書き込まれると、すでに記憶されているチェックシートCe、Cr−iを点検結果R、rが書き込まれたリスト形式チェックシートCew、帳票形式チェックシートCr−iwに更新して記憶し、点検結果R、rが書き込まれたチェックシートCew、Cr−iwがセンターサーバ4にアップロード(転送)されると、これらチェックシートCew、Cr−iwのデータは消去されるようになっている。また、携帯端末5は、表示入力部7Aを通じて点検結果R、rが書き込まれたチェックシートCew、Cr−iwにメモを書き入れたり、撮像部7Dにより撮影された写真や動画を添付することができるようになっている。
【0042】
センターサーバ4は、登録部6Eによりデータベース6Aに点検結果Rが書き込まれた点検結果データ(点検結果Rが書き込まれたリスト形式チェックシート)Cewまたは点検結果rが書き込まれた点検結果データ(点検結果rが反映された帳票形式チェックシートCr−iwを座標データ(x、y)により変換したデータ)Cr−ewを一元化された点検結果データDtwとして登録すると、この点検結果データDtwを外部に送信したり、帳票イメージで印刷することができるようになっている。
【0043】
センターサーバ4は、携帯端末5から点検結果R、rが書き込まれたチェックシートCew、Cr−iwを点検結果データDtwとして受け取ると、受け取ったチェックシートCew、Cr−ewに電子承認を付与し電子承認が付与されたチェックシートCew、Cr−ewを外部に送信する電子承認部(電子承認手段)6Fを有している。
【0044】
また、センターサーバ4は、データベース6Aに登録されたチェックシートCe、Cr、Cew、Cr−ewに対し、管理者Mからの指示に基づき点検項目の増減または点検順序の並び替えを可能にする電子編集部(電子編集手段)6Gを有し、登録部6Eは電子編集部6Gにより編集されたチェックシートCe、Cr、Cew、Cr−ewをデータベース6Aに登録するようになっている。
【0045】
次に、本発明に係る作業支援方法について、上記第1の実施例に係る作業支援システム2の作用に基づいて説明する。まず、センターサーバ4(4A、4B)には、予め管理者Mにより施設の各設備に関する点検データDtが入力される。点検データDtは設備毎に異なる点検項目を有している。センターサーバ4に点検データDtが入力されると、点検データ共有化部6Dは、この点検データDtを予め登録された帳票テンプレートTpに基づいてチェックシートを二次元の座標データ(x、y)に変換して関連付けし、帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrを作成して、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートCeと帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrとをそれぞれ表示形式が異なる点検項目チェックシートとして設備情報と関連付けして登録部6Eを通じてデータベース6Aに登録する(図4の第1のステップS1参照)。次に、作業員Wが管理センター3でセンターサーバ4を通じて点検対象設備を選択して点検対象設備を特定する特定情報を入力すると、センターサーバ4は当該点検対象設備の特定情報に基づいて該当する表示形式が異なるチェックシートCe、Crを検索してこれら表示形式が異なるチェックシートCe、Crを携帯端末5にダウンロードする。携帯端末5はセンターサーバ4から表示形式が異なるチェックシートCe、Crを受け取ると、表示入力部7Aに電子情報で記載されたリスト形式で表示されるチェックシートCeまたは帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrを選択可能に表示させる(図4の第2のステップS2、図7の(A)、(B)参照)。
【0046】
作業員Wが携帯端末5の表示入力部7Aに表示されたチェックシート切り替え画面で、例えば、リスト形式チェックシートCeを用いて点検結果Rの入力を希望する場合、図7の(A)に示すように、そのアイコンを選択実行して、画面を遷移させると、点検作業対象設備のリスト形式チェックシートCeが表示されるようになっている。一方、図7の(B)に示すように、帳票イメージのチェックシートCr−iを通じて点検結果rの入力を希望する場合、そのアイコンを選択実行し、画面を遷移させると、点検作業対象設備の帳票イメージのチェックシートCr−iが表示されるようになっている。
【0047】
次に、携帯端末5に希望したリスト形式チェックシートCeを表示させた場合、作業員Wは、表示されたリスト形式チェックシートCeに対し、点検項目毎の点検結果をタッチペンまたは指でタッチしてチェックシートCeに入力すると、点検項目毎に点検された点検結果Rがリスト形式チェックシートCeに書き込まれ、点検結果の書き込みが完了すると、作業員Wは点検結果Rが書き込まれたリスト形式チェックシートCewを携帯端末5の記憶部7Bに記憶させる。
【0048】
一方、携帯端末5に希望した帳票イメージのチェックシートCr−iを表示させた場合、作業員Wは、表示された帳票イメージのチェックシートCr−iに対し、点検項目毎の点検結果をタッチペンまたは指でタッチしてチェックシートCr−iの点検項目欄に入力すると、点検項目毎に点検された点検結果rが関連付けられた帳票形式チェックシートCrに書き込まれ、点検結果の書き込みが完了すると、点検結果rが書き込まれた帳票形式チェックシートCr−iwを携帯端末5の記憶部7Bに記憶させる。
【0049】
点検結果が書き込まれたリスト形式チェックシートCewまたは帳票形式チェックシートCr−iwのいずれか一方を携帯端末5の記憶部7Bに記憶させると、作業員Wは携帯端末5を点検設備の現場から管理センター3に持ち帰り、携帯端末5から有線または無線を通じて点検結果が書き込まれたリスト形式チェックシートCewまたは帳票形式チェックシートCr−iwのいずれか一方をセンターサーバ4にアップロードし、センターサーバ4は受け取った点検結果CewまたはCr−iwをチェックシートCe、Crに反映させて一元化された点検結果データDtw(Cew、Cr−ew)としてデータベース6Aに登録するようになっている(図4の第3のステップS3参照)。これら点検結果データDtw(Cew、Cr−ew)はセンターサーバ4の中央演算処理装置により情報処理され、管理センター3の管理者Mにより保守管理に供される。
【0050】
第3のステップS3で、作業者WがチェックシートCe、Cr−iに点検結果を書き込む際、表示入力部7Aを通じて点検結果R、rが書き込まれたチェックシートCew、Cr−iwにメモを書き入れたり、撮像部7Dにより撮影された写真や動画を添付することができるようになっている。
【0051】
上記実施例に係る作業支援システム2による作業支援方法は、如上の如く構成されているので、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末5の画面に選択的に表示されるので、作業者が点検作業に慣れた形式のチェックシートを携帯端末の画面を自在に切り替えて表示させ、点検結果を入力することができ、点検作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとして登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【実施例2】
【0052】
次に、本発明の第2の実施例に係る作業支援システム102について説明する。本発明の第2の実施例に係る作業支援システム102は、図8および図9に示すように、上記第1の実施例が、管理センター3側に設置されたセンターサーバ4で、作業者Wがこのセンターサーバ4を通じて点検対象設備を選択し、選択され特定された設備の特定情報に基づいてセンターサーバ4が無線または有線によりチェックシートCe、Crを携帯端末5にダウンロードし、作業者Wがいずれか一方のチェックシートCe、Crに点検結果Cew、Cr−iwを書き込むと、携帯端末5を管理センター3に持ち帰り、点検結果Cew、Cr−iwをセンターサーバ4にアップロードして登録するようにしているのに対し、管理センター3側に設置されたセンターサーバ104と、このセンターサーバ104と通信によりデータを遣り取り可能に接続された携帯端末105とを備えて構成し、作業者Wが管理センター3から離れた場所で、携帯端末105を通じて点検対象設備を選択し、選択され特定された設備の特定情報をセンターサーバ104に送信すると、センターサーバ104は受け取った設備の特定情報に基づいて、チェックシートCe、Crを検索して携帯端末105に送信し、携帯端末105では、表示形式が異なるチェックシートCe、Crを選択的に表示させ、所望の形式のチェックシートに点検結果R、rを書き込むと、書き込まれた点検結果Cew、Cr−iwをセンターサーバ104に送信するようにした点が異なっている。すなわち、作業者Wが、管理センター3まで行かなくとも、例えば、点検作業対象設備の設置場所でチェックシートを入手することができる。
【0053】
すなわち、本発明の第2の実施例に係る作業支援システム102は、管理センター側に設けられたセンターサーバ104と、このセンターサーバ104と通信によりデータを遣り取り可能に接続され作業員Wにより操作され持ち運び可能な携帯端末105とを備えて構成される。センターサーバ104は、中央演算処理装置(CPU)とデータベース(メモリ)106Aと表示部106Bと通信部106Cとを備えている(図9参照)。また、センターサーバ104は、点検データ共有化部(点検データ共有化手段)106Dと登録部(登録手段)106Eと電子承認部106Fと電子編集部106Gとチェックシート送信部(チェックシート送信手段)106Hとを有している。登録部106Eは、上記実施例と同様に、点検データDtを設備と関連付けするとともに各設備の点検項目が記載された表示形式が異なるチェックシートCe、Crとして登録し、携帯端末105からチェックシートCe、Cr−iの点検結果Cew、Cr−iwを受け取ると、チェックシートCe、Crに点検結果Cew、Cr−iwを反映させて一元化された点検結果データDtw(Cew、Cr−ew)として登録するようになっている。点検データ共有化部106Dは、上記実施例と同様に、点検データDtを予め登録された帳票テンプレートTpに基づいてチェックシートを二次元の座標データ(x、y)に変換して関連付けし、帳票イメージCr−iを表示する帳票形式チェックシートCrを作成して、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートCeと帳票イメージCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrとをそれぞれ表示形式が異なるチェックシートとして登録部106Eを通じてデータベース106Aに登録するようになっている。
【0054】
センターサーバ104のチェックシート送信部106Hは、携帯端末105から通信を通じて点検対象設備の特定情報IDfが入力されると、データベース106Aから当該点検対象設備特定情報に基づいて設備の点検データDtを検索し登録されたチェックシートCe、Crを携帯端末105に通信を通じて送信するようになっている。
【0055】
また、携帯端末105は、中央演算処理装置(CPU)と表示入力部(表示部、入力部)107Aと記憶部(メモリ)107Bと通信部107Cと撮像部107Dとを備えるとともに、表示切り替え部(表示切り替え手段)107Eと点検結果送信部(点検結果送信手段)107Fと点検対象設備特定情報送信部(点検対象設備特定情報送信手段)107Gとを備えて構成される。表示切り替え部107Eは、上記第1の実施例と同様に、センターサーバ104から受け取った表示形式が異なるチェックシートCe、Cr(Cr−i)を切り替え自在に表示入力部107Bに表示させるようになっている。点検結果送信部107Fは、作業員Wにより表示入力部107Aを通じて表示入力部107Aに表示されたチェックシートCe、Cr−iに点検結果R、rが入力されると、点検結果R、rが書き込まれたチェックシートCew、Cr−iwをセンターサーバ104に通信を通じて送信するようになっている。
【0056】
携帯端末105の点検対象設備特定情報送信部107Gは、作業員Wが表示入力部107Aを通じて点検対象設備の設備を特定する設備の特定情報IDfを入力するとこの設備の特定情報IDfをセンターサーバ104に通信を通じて送信するようになっている。
【0057】
本発明の第2の実施例に係る作業支援システム102は、上述の如く構成されているので、この作業支援システム102を用いた作業支援方法は、まず、管理者Mによりセンターサーバ104に施設の設備に関する点検データDtが入力されると、点検データ共有化部106Dによりこの点検データDtを表示形式が異なるチェックシートCe、Crに変換して設備情報と関連付けし登録部106Eを通じてデータベース106Aに予め登録する(図10の第1のステップS101参照)。次に、作業員Wが携帯端末105を通じて点検対象設備を特定する設備の特定情報IDfをセンターサーバ104に通信により送信すると、センターサーバ104は当該点検対象設備の点検データDtを検索して該当する表示形式が異なるチェックシートCe、Crを携帯端末105に通信により送信する。携帯端末105は、センターサーバ104からチェックシートCe、Crを受け取ると、表示形式が異なるチェックシートCe、Cr(Cr−i)を切り替え自在に表示させる(図10の第2のステップS102参照)。次に、作業員Wにより携帯端末105の表示入力部107Aを通じて所望の表示形式のチェックシートCeまたはCr−iが選択されると、携帯端末105の表示入力部107Aには、選択された所望の表示形式のチェックシートCeまたはCr−iが表示される。作業員Wが表示された所望の表示形式のチェックシートCeまたはCr−iの点検項目に点検結果Rまたはrを入力し終わると、作業員Wは点検結果Rまたはrが書き込まれたチェックシートCewまたはCr−iwを携帯端末105からセンターサーバ104に通信により送信する。センターサーバ104は受け取った点検結果CewまたはCr−iwをチェックシートCe、Crに反映させて点検結果データDtw(Cew、Cr−ew)としてデータベース106Aに登録するようになっている(図10の第3のステップS103参照)。このように、本実施例に係る作業支援システム102およびこの作業支援システム102を用いた作業支援方法では、センターサーバ104と携帯端末105とが通信を通じてデータを遣り取りするようになっているので、作業者Wが、管理センター3まで行かなくとも、例えば、点検作業対象設備の設置場所やその近傍でチェックシートを入手することができる。
【実施例3】
【0058】
次に、本発明の第3の実施例に係る作業支援システム202について説明する。本発明の第3の実施例に係る作業支援システム202は、図11および図12に示すように、上記第1および第2の実施例が、管理センター3側に設置されたセンターサーバ4、104と、このセンターサーバ4、104と電気的にまたは通信によりデータを遣り取り可能に接続された携帯端末5、105とを備えて構成されるのに対し、センターサーバが関与せず、携帯端末205単独で表示形式が異なるチェックシートを選択的に表示させ、所望の形式のチェックシートに点検結果を書き込んで登録し、情報処理できるようにした点が異なっている。
【0059】
すなわち、第3の実施例に係る作業支援システム202は、携帯端末205を備えて構成され、携帯端末205は上記第1および第2の実施例と同様に、多機能携帯電話またはノート型パソコン等の携帯タイプのパーソナルコンピュータやモバイル端末により構成される。携帯端末205は中央演算処理装置(CPU)と表示入力部(表示手段および入力手段)207と記憶部(記憶手段)208と通信部209と撮像部(撮像手段)210とを備えて構成される。また、携帯端末205は、チェックシート検索部(チェックシート検索手段)211と点検データ共有化部(点検データ共有化手段)212と登録部(登録手段)213と表示切り替え部214と点検結果送信部215と電子承認部216と電子編集部217とを備えている。チェックシート検索部211は、表示入力部207から設備を特定する点検対象設備特定情報IDfが入力されると、記憶部208に登録された設備情報に基づいて該当する表形式が異なるチェックシートCe、Crを検索して表示入力部207の画面に表示させるようになっている。点検データ共有化部212は、外部から施設の設備について点検項目が電子情報で記載された点検データDtが入力されると、この点検データDtを予め登録された帳票テンプレートTpに基づいてチェックシートを二次元の座標データ(x、y)に変換して関連付けし表示入力部207の画面に帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートCeと帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrとをそれぞれ表示形式が異なるチェックシートとして登録部213を通じて記憶部208に登録するようになっている。
【0060】
携帯端末205の登録部213は、外部から点検データDtが入力されると、点検データDtを設備の特定情報と関連付けするとともに、点検データ共有化部212ら受け取ったチェックシートCe、Cr(Cr−i)を設備と関連付けして記憶部208に登録するようになっている。また、登録部213は、表示入力部207を通じてリスト形式チェックシートCeの点検項目に点検結果Rが書き込まれた点検結果入力済みチェックシートCewを受け取ると、点検結果データDtw(Cew)として記憶部208に登録するようになっている。さらに、登録部213は、表示入力部207を通じて帳票イメージのチェックシートCr−iの点検項目に点検結果rが書き込まれた点検結果入力済み帳票形式チェックシートCr−iwを受け取ると、帳票イメージのチェックシートCr−iに関連付けされた帳票形式チェックシートCrに点検結果rを反映させて、点検結果データDtw(Cr−ew)として記憶部208に登録するようになっている。すなわち、上記第1第2の実施例と同様に、帳票イメージのチェックシートCr−iの点検項目は座標データ(x,y)を介して電子情報で記載された帳票形式チェックシートCrの点検項目に対応するようになっており、点検結果rが帳票形式チェックシートCrに反映されるようになっている。このため、登録部213は、リスト形式チェックシートCeの点検結果データCewも帳票イメージのチェックシートCr−iに関連付けされた帳票形式チェックシートCrの点検結果データCr−ewも電子情報で一元化して点検結果データDtwとして記憶部208に登録するようになっている。つまり、点検結果データDtw(Cew)、Dtw(Cr−ew)はいずれも電子情報データとして一元化されて記憶部208に登録される。このように、登録部213は、点検データ共有化部212から表示形式が異なるチェックシートCe、Crを受け取ると、これらチェックシートCe、Crを点検項目チェックシートとして、設備の特定情報と関連付けして記憶部208にまず登録し、表示入力部207からチェックシートCe、Cr−iの点検項目に点検結果R、rが書き込まれた点検結果Cew、Cr−iwを受け取ると、点検結果Cewは点検結果データとしてそのまま、点検結果Cr−iwは変換された座標データ(x、y)を復元した上で点検結果データCr−ewとして電子情報に一元化し、これらを点検結果データDtwとして記憶部208に登録するようになっている。こうして、登録部213は、点検データDtの点検結果データDtwを含む設備の管理情報を記憶部208に登録するようになっている。
【0061】
携帯端末205の表示切り替え部214は、作業員Wにより表示入力部207を通じて形式が異なるチェックシートCe、Cr−iの表示の切り替えを指示する指示情報が入力されると、所望のチェックシートCeまたはCr−iに表示を切り替えるようになっている。点検結果送信部214は、登録部213により記憶部208に登録された点検データDtの点検結果データDtwを含む設備の管理情報を外部に送信するようになっている。電子承認部216は、登録部213から点検結果R、rが書き込まれたチェックシートCew、Cr−ewを受け取ると、受け取ったチェックシートCew、Cr−ewに電子承認を付与し電子承認が付与されたチェックシートCew、Cr−ewを外部に送信するようになっている。電子編集部217は、記憶部208に登録されたチェックシートCe、Cr、Cew、Cr−ewに対し、作業者Wからの指示に基づき点検項目の増減または点検順序の並び替えができるようになっている。登録部213は電子編集部217により編集されたチェックシートCe、Cr、Cew、Cr−ewを記憶部208に登録するようになっている。
【0062】
次に、上記第3の実施例に係る作業支援システムを用いた作業支援方法について、第3の実施例に係る作業支援システム202の作用に基づいて説明する。まず、携帯端末205には、予め外部から施設の各設備に関する点検データDtが入力される。携帯端末205に点検データDtが入力されると、点検データ共有化部212は、この点検データDtを予め登録された帳票テンプレートTpに基づいてチェックシートを二次元の座標データ(x、y)に変換して関連付けし表示部には帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrを作成し、設備の点検項目が電子情報で記載されたリスト形式で表示されるリスト形式チェックシートCeと帳票イメージのチェックシートCr−iで表示される帳票形式チェックシートCrとをそれぞれ表示形式が異なる点検項目チェックシートとして登録部213を通じて記憶部208に登録する(図12の第1のステップS201参照)。次に、作業員Wが点検対象の設備を確認し、表示入力部207を通じて点検作業対象設備を特定する点検対象設備の特定情報IDfを入力すると、チェックシート検索部211は当該点検対象設備のチェックシートCe、Cr−iを検索して表示入力部207に両チェックシートCe、Cr−iを選択可能に表示させる(図12の第2のステップS202参照)。次に、作業員Wが表示入力部207に表示されたチェックシート切り替え画面で、例えば、図7の(A)または(B)に示すように、希望する表示形式のチェックシートCe、Cr−iを選択すると、そのチェックシートCeまたはCr−iが表示されるようになっている。
【0063】
次に、携帯端末205の表示入力部207にリスト形式チェックシートCeが表示されている場合、作業員Wが表示されたリスト形式チェックシートCeに対し、点検項目毎の点検結果をタッチペンまたは指でタッチしてチェックシートCeに入力すると、点検項目毎に点検された点検結果Rがリスト形式チェックシートCeに書き込まれ、点検結果の書き込みが完了し、作業員Wが点検結果書き込み完了の指令信号を入力すると、点検結果Rが書き込まれたリスト形式チェックシートCewが登録部213を通じて記憶部208に登録される。
【0064】
一方、携帯端末205の表示入力部207に帳票イメージのチェックシートCr−iが表示されている場合、作業員Wが表示された帳票イメージのチェックシートCr−iに対し、点検項目毎の点検結果をタッチペンまたは指でタッチしてチェックシートCr−iの点検項目欄に入力すると、点検項目毎に点検された点検結果が関連付けられた帳票形式チェックシートCrに書き込まれ、点検結果の書き込みが完了し、作業員Wが点検結果書き込み完了の指令信号を入力すると、点検結果が書き込まれ電子データに一元化された帳票形式チェックシートCr−ewが登録部213を通じて記憶部208に登録される(図12の第3のステップS203参照)。これらチェックシートCew、Cr−ewは携帯端末205の中央演算処理装置により情報処理され、作業者Wにより保守管理に供される。また、点検結果送信部215は、登録部213により記憶部208に登録された点検データDtの点検結果データDtwを含む設備の管理情報を外部に送信するようになっているので、外部のクライアント端末から管理情報提供の求めがあった場合には、管理情報をクライアント端末に送信できるようになっている。このため、当該携帯端末205を携帯している作業者Wに代わって他の作業者が点検作業を行うことができる。
【0065】
このように、上記第3の実施例に係る作業支援システム202による作業支援方法は、如上の如く構成されているので、点検対象設備のチェックシートがたとえ表示形式が異なる紙に書き込む帳票タイプであっても、電子情報で記載されたリスト形式のタイプであっても、携帯端末205の画面に選択的に表示されるので、作業者Wが点検作業に慣れた形式のチェックシートを携帯端末の画面を自在に切り替えて表示させ、点検結果を入力することができ、点検作業を容易に行うことができる。また、点検結果は一元化された点検結果データとして登録されるので、情報処理の作業が効率化される。
【0066】
なお、上記実施例では、一例として施設の設備に対する点検項目について述べているが、これに限られるものではなく、屋外での工事や作業(例えば、鉄塔における工事や作業)、機器の検査結果、機器の実験結果、現場で日報を使用する場合等、多種の用途に適用可能である。また、上記実施例では、センターサーバ4A、4Bはそれぞれ、ノート型パソコンの実行系のメインサーバ4Aとデータをバックアップする待機系サブサーバ4Bとから構成されているが、これに限られるものではなく、センターサーバを、管理者Mにより操作されるクライアント端末と電気的に接続されたデスクトップ型またはノート型のパソコンとしてもよい。さらに、上記第1ないし第3の実施例では、管理者が点検データDtを作成し、センターサーバ4、104に入力して登録するようにしているがこれに限られるものではなく、作業員Wが作成して入力するようにしてもよいし、外部で作成された点検データDtをダウンロードするようにしてもよい。
【符号の説明】
【0067】
2 作業支援システム
3 管理センター
4 センターサーバ
5 携帯端末
6A データベース
6E 登録部(登録手段)
7A 表示入力部(表示部、入力部)
7E 表示切り替え部(表示切り替え手段)
7F 点検結果送信部(点検結果送信手段)
Ce、Cr チェックシート
Cew、Cr−iw 点検結果が書き込まれたチェックシート
Dt 点検データ
Dtw 点検結果データ
R、r 点検結果
W 作業員
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12