【発明の効果】
【0009】
本発明の洗浄剤組成物によれば、良好な泡の持続性及びすすぎ性をもたらすとともに、毛髪に適用した際にはすすぎ時から乾燥後まで良好な櫛通り性や柔らかさを付与しつつ、乾燥後の毛髪にまとまり性を与え、また皮膚に適用した際には皮膚に対して良好なしっとり感を付与することができる。
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物は、炭素数12以上24以下の内部オレフィンスルホン酸塩(A)を含有する。
本発明の洗浄剤組成物が、良好な泡の持続性及びすすぎ性をもたらすとともに、毛髪に適用した際にはすすぎ時から乾燥後まで良好な櫛通り性や柔らかさを付与しつつ、また皮膚に適用した際には皮膚に対して良好なしっとり感を付与できる理由は明らかではないが、炭素数12以上24以下の内部オレフィンスルホン酸塩が適度な疎水性を有するために、すすぎによる希釈領域で容易に破泡して洗い流されるとともに、一部が皮膚や毛髪に吸着することで良好な櫛通り性や柔らかさ、まとまり性を付与しつつ、また皮膚に対して良好なしっとり感が向上するためと推定される。
【0011】
<内部オレフィンスルホン酸塩(A)>
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄力向上、泡質向上、起泡性向上、良好なすすぎ性及び泡の持続性の向上と、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、炭素数12以上24以下の内部オレフィンスルホン酸塩(以下、成分(A)ともいう。)を含有する。
【0012】
本発明において、内部オレフィンスルホン酸塩は、原料である内部オレフィン(二重結合をオレフィン鎖の内部に有するオレフィン)をスルホン化、中和及び加水分解することにより得られるスルホン酸塩である。なお、かかる内部オレフィンとは、二重結合の位置が炭素鎖の1位に存在する、いわゆるα−オレフィンを微量に含有する場合も含む広義の意味である。すなわち、内部オレフィンをスルホン化すると、定量的にβ−サルトンが生成し、β−サルトンの一部は、γ−サルトン、オレフィンスルホン酸へと変化し、更にこれらは中和・加水分解工程においてヒドロキシアルカンスルホン酸塩と、オレフィンスルホン酸塩へと転換する(例えば、J. Am. Oil Chem. Soc. 69, 39(1992))。ここで、得られるヒドロキシアルカンスルホン酸塩のヒドロキシ基は、アルカン鎖の内部にあり、オレフィンスルホン酸塩の二重結合はオレフィン鎖の内部にある。また、得られる生成物は、主にこれらの混合物であり、またその一部には、炭素鎖の末端にヒドロキシ基を有するヒドロキシアルカンスルホン酸塩、又は炭素鎖の末端に二重結合を有するオレフィンスルホン酸塩が微量に含まれる場合もある。本明細書では、これらの各生成物及びそれらの混合物を総称して内部オレフィンスルホン酸塩(成分(A))といい、また各生成物単体を内部オレフィンスルホン酸塩という。なお、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩を内部オレフィンスルホン酸塩のヒドロキシ体(以下、HASともいう。)、オレフィンスルホン酸塩を内部オレフィンスルホン酸塩のオレフィン体(以下、IOSともいう。)という。
【0013】
成分(A)の内部オレフィンスルホン酸塩の炭素数は、泡の持続性及びすすぎ性を向上させ、すすぎ後の良好な櫛通り性や乾燥後のまとまり性、皮膚のしっとり感を付与する観点から、12以上であって、好ましくは14以上であり、より好ましくは16以上である。また、成分(A)の内部オレフィンスルホン酸塩の炭素数は、毛髪のすすぎ時の柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚のしっとり感の観点から、24以下であって、好ましくは20以下であり、より好ましくは18以下である。また、上記の観点から、成分(A)に含有される内部オレフィンスルホン酸塩の炭素数は、12以上24以下であって、好ましくは14以上20以下であり、より好ましくは16以上18以下である。これらの種々の炭素数を有するヒドロキシ体及びオレフィン体は、原料として用いる内部オレフィンに由来するものであり、上記以外の炭素数を有するヒドロキシ体及びオレフィン体が含まれていてもよい。
【0014】
成分(A)又は洗浄剤組成物中における炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩の含有量と炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩の含有量の質量比(炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩/炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩)は、洗浄力向上、泡質向上、起泡性向上、泡の持続性及びすすぎ性の向上と、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、好ましくは50/50〜99/1であり、より好ましくは60/40〜95/5であり、更に好ましくは70/30〜90/10であり、更に好ましくは75/25〜90/10であり、また更に好ましくは75/25〜85/15であり、また更に好ましくは78/22〜85/15である。
なお、前記質量比は、高速液体クロマトグラフィー質量分析計(以下、HPLC−MSと省略)により測定できる。具体的には、成分(A)又は得られる洗浄剤組成物から、HPLCにより炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩と炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩を分離し、それぞれをMSにかけることで同定でき、そのHPLC−MSピーク面積から質量比を求めることができる。
【0015】
成分(A)中における炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩と炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩の合計含有量は、洗浄力、泡質、起泡性、すすぎ性及び泡の持続性の向上、毛髪のすすぎ後の良好な櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚のしっとり感を付与する観点から、好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上であり、更に好ましくは70質量%以上であり、また更に好ましくは80質量%以上であり、またより好ましくは90質量%以上であり、更に好ましくは95質量%以上である。なお、前記合計含有量の上限は100質量%である。
【0016】
成分(A)の内部オレフィンスルホン酸塩のスルホン酸基は、前記の製法から明らかなように、内部オレフィンスルホン酸塩の炭素鎖、すなわちオレフィン鎖又はアルカン鎖の内部に存在し、その一部に炭素鎖の末端にスルホン酸基が存在するものも微量に含まれる場合もある。本発明においては、成分(A)中において、当該スルホン酸基の位置が炭素鎖の2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量が低く、より内部に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量が高いのが、起泡性の点で好ましい。なお、成分(A)中に炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩及び炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩を含有する場合、炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩及び炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩の両方について、スルホン酸基の位置が炭素鎖の2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量が低い方がより好ましい。
【0017】
成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、泡立ち性や泡質、すすぎ性の向上、毛髪のすすぎ後の良好な櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚のしっとり感を付与する観点から、好ましくは25質量%以下であり、より好ましくは24質量%以下であり、更に好ましくは23質量%以下であり、更に好ましくは22質量%以下であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは20質量%未満であり、更に好ましくは19質量%以下であり、更に好ましくは18質量%以下である。また、成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、すすぎ性、毛髪のすすぎ時の櫛通り性の観点から、好ましくは17.5質量%以下であり、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは12質量%以下であり、更に好ましくは10質量%以下である。また、成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量の下限は、生産コストの低減、生産性向上の観点及び泡の持続性、毛髪の乾燥後のまとまり性の観点から、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上である。また、成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量の下限は、泡の持続性、毛髪の乾燥後のまとまり性の観点から、更に好ましくは7質量%以上であり、また更に好ましくは8質量%以上であり、またより好ましくは9質量%以上であり、好ましくは10質量%以上であり、好ましくは12質量%以上であり、好ましくは14質量%以上であり、好ましくは16質量%以上である。さらに、成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、上記の観点から、好ましくは5質量%以上25質量%以下であり、好ましくは5質量%以上24質量%以下であり、好ましくは5質量%以上23質量%以下であり、好ましくは5質量%以上22質量%以下であり、好ましくは5質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは6質量%以上20質量%未満であり、更に好ましくは7質量%以上19質量%以下であり、また更に好ましくは8質量%以上18質量%以下である。
また、成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、すすぎ性、毛髪のすすぎ時の櫛通り性の観点から、好ましくは9質量%以上17.5質量%以下であり、好ましくは9質量%以上15質量%以下であり、好ましくは9質量%以上12質量%以下であり、好ましくは9質量%以上10質量%以下である。また、成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、泡の持続性、毛髪の乾燥後のまとまり性の観点から、好ましくは9質量%以上18質量%以下であり、好ましくは10質量%以上18質量%以下であり、好ましくは12質量%以上18質量%以下であり、好ましくは14質量%以上18質量%以下であり、好ましくは16質量%以上18質量%以下である。
なお、成分(A)中におけるスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、核磁気共鳴スペクトル等の方法により測定することができる。具体的には、後記の実施例に記載のガスクロマトグラフィーを用いた方法により測定できる。
【0018】
また、成分(A)中における、当該スルホン酸基の位置がオレフィン鎖又はアルカン鎖の1位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、泡立ち性や泡質、泡の持続性、すすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、好ましくは3.0質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、更に好ましくは2.0質量%以下であり、また更に好ましくは1.5質量%以下であり、より更に好ましくは1.0質量%以下である。前記含有量の下限は、生産コストの低減、生産性向上の観点から、好ましくは0.01質量%以上である。
【0019】
さらに、泡立ち性や泡質、泡の持続性、すすぎ性を向上させ、毛髪のすすぎ後の良好な櫛通り性や乾燥後のまとまり性、皮膚のしっとり感を付与する観点から、成分(A)中における、当該スルホン酸基の位置がオレフィン鎖又はアルカン鎖の3位から内側に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは70質量%以上であり、より好ましくは75質量%以上であり、更に好ましくは80質量%以上である。
【0020】
内部オレフィンスルホン酸塩は、ヒドロキシ体とオレフィン体の混合物であることが好ましい。成分(A)又は洗浄剤組成物中における内部オレフィンスルホン酸塩のヒドロキシ体の含有量と内部オレフィンスルホン酸塩のオレフィン体の含有量の質量比(ヒドロキシ体/オレフィン体)は、生産性向上と不純物低減の観点から、好ましくは50/50〜100/0であり、より好ましくは60/40〜100/0であり、更に好ましくは70/30〜100/0であり、また更に好ましくは75/25〜100/0であり、またより好ましくは75/25〜95/5である。
【0021】
成分(A)又は洗浄剤組成物中における内部オレフィンスルホン酸塩のヒドロキシ体の含有量と内部オレフィンスルホン酸塩のオレフィン体の含有量の質量比は、成分(A)又は得られる洗浄剤組成物から、HPLCによりヒドロキシ体とオレフィン体を分離した後、実施例に記載の方法により測定することができる。
【0022】
前記成分(A)の含有量は、環境に対する安定性及び低刺激性等の観点、泡の持続性及びすすぎ性の向上、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、更に好ましくは2質量%以上であり、より更に好ましくは5質量%以上であり、泡の持続性及びすすぎ性の向上、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下であり、更に好ましくは30質量%以下であり、より更に好ましくは20質量%以下である。また、上記の観点から、前記成分(A)の含有量は、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.1質量%以上80質量%以下であり、より好ましくは1質量%以上50質量%以下であり、更に好ましくは2質量%以上30質量%以下であり、より更に好ましくは5質量%以上20質量%以下である。
【0023】
内部オレフィンスルホン酸塩(A)は、炭素数12〜24の原料内部オレフィンをスルホン化し、中和し、加水分解して得ることができる。スルホン化、中和、加水分解の条件には特に制限はなく、例えば、特許第1633184号公報、特許第2625150号公報、Tenside Surf.Det.31(5)299(1994)に記載の条件を参照することができる。
【0024】
本発明において原料内部オレフィンとは、前記の如く、実質的に二重結合をオレフィン鎖の内部に有するオレフィンをいう。原料内部オレフィンの炭素数は、洗浄剤組成物の泡立ち性、泡の持続性及びすすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、12〜24が好ましく、12〜20がより好ましく、12〜18がより好ましく、14〜18がより好ましく、16〜18が更に好ましい。原料として使用される内部オレフィンは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0025】
原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、泡立ち性やクリーミーで洗浄しやすい泡質を得、泡の持続性及びすすぎ性の向上と、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、好ましくは40質量%以下であり、より好ましくは35質量%以下であり、更に好ましくは32質量%以下であり、好ましくは30質量%以下であり、好ましくは27質量%以下であり、また、すすぎ性、毛髪のすすぎ時の櫛通り性の観点から、より好ましくは25質量%以下であり、更に好ましくは20質量%以下であり、また更に好ましくは20質量%未満であり、またより好ましくは19質量%以下であり、更に好ましくは18%質量以下である。また、前記含有量の下限は、生産コストの低減、生産性向上の観点及び泡の持続性、毛髪の乾燥後のまとまり性の観点から、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上であり、更に好ましくは7質量%以上であり、更に好ましくは8質量%以上であり、更に好ましくは9質量%以上であり、更に好ましくは12質量%以上であり、更に好ましくは15質量%以上であり、また、泡の持続性、毛髪の乾燥後のまとまり性の観点から、更に好ましくは20質量%以上であり、更に好ましくは22質量%以上であり、更に好ましくは24質量%以上である。また、原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、上記の観点から、好ましくは5質量%以上40質量%以下であり、好ましくは5質量%以上35質量%以下であり、好ましくは5質量%以上32質量%以下であり、好ましくは5質量%以上30質量%以下であり、好ましくは6質量%以上30質量%以下であり、好ましくは7質量%以上30質量%以下であり、好ましくは8質量%以上30質量%以下であり、好ましくは9質量%以上30質量%以下であり、好ましくは12質量%以上30質量%以下であり、好ましくは15質量%以上27質量%以下である。
また、原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、すすぎ性、毛髪のすすぎ時の櫛通り性の観点から、好ましくは15質量%以上25質量%以下であり、好ましくは15質量%以上20質量%以下であり、好ましくは15質量%以上20質量%未満であり、好ましくは15質量%以上19質量%以下であり、好ましくは15質量%以上18質量%以下である。また、原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、泡の持続性、毛髪の乾燥後のまとまり性の観点から、好ましくは20質量%以上27質量%以下であり、好ましくは22質量%以上27質量%以下であり、好ましくは24質量%以上27質量%以下である。
【0026】
また、泡立ち性や泡質、泡の持続性、すすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、原料内部オレフィン中に含まれる二重結合が1位に存在するオレフィン、いわゆるα−オレフィンの含有量は、好ましくは3.0質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、更に好ましくは2.0質量%以下であり、また更に好ましくは1.5質量%以下であり、より更に好ましくは1.0質量%以下である。前記含有量の下限は、生産コストの低減、生産性向上の観点から、好ましくは0.01質量%以上である。
【0027】
さらに、泡立ち性や泡質、泡の持続性、すすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、原料内部オレフィン中に含まれる二重結合が3位から内側に存在する原料内部オレフィンの合計含有量は、好ましくは65質量%以上であり、好ましくは70質量%以上であり、より好ましくは75質量%以上であり、更に好ましくは80質量%以上である。
【0028】
原料内部オレフィン中における二重結合の分布は、ガスクロマトグラフ質量分析計(以下、GC−MSと省略)を用いて実施例に記載した方法により測定することができる。具体的には、ガスクロマトグラフ分析計(以下、GCと省略)により炭素鎖長及び二重結合位置の異なる各成分を正確に分離し、それぞれを質量分析計(以下、MSと省略)にかけることで、その二重結合位置を同定することができ、そのGCピーク面積から各々の割合を求めることができる。
【0029】
前記スルホン化反応は、原料内部オレフィン1モルに対し三酸化硫黄ガスを1.0〜1.2モル反応させることにより行うことができる。反応温度は、20〜40℃で行うことが好ましい。
【0030】
中和は、スルホン酸基の理論値に対し1.0〜1.5モル倍量の水酸化ナトリウム、アンモニア、2−アミノエタノール等のアルカリ剤を反応させることにより行なわれる。
【0031】
加水分解反応は、水の存在下90〜200℃で30分〜3時間反応を行えばよい。これらの反応は、連続して行うことができる。また反応終了後は、抽出、洗浄等により精製することができる。
【0032】
なお、内部オレフィンスルホン酸塩(A)を製造するにあたり、炭素数12〜24に分布を有する原料内部オレフィンを用いてスルホン化、中和、加水分解の処理を行ってもよく、単一の炭素数を有する原料内部オレフィンを用いてスルホン化、中和、加水分解の処理を行ってもよく、また必要に応じて予め製造した異なる炭素数を有する複数種の内部オレフィンスルホン酸塩を混合してもよい。
【0033】
本発明の内部オレフィンスルホン酸塩(A)は、前述のように内部オレフィンをスルホン化、中和、加水分解することにより得られることから、当該成分(A)中には未反応の原料内部オレフィン及び無機化合物が残存する可能性がある。これらの成分の含有量は少ないほうが好ましい。
本発明の成分(A)中における原料内部オレフィンの含有量は、泡の持続性、すすぎ性を向上させ、毛髪のすすぎ時の良好な櫛通り性や柔らかさ、皮膚のしっとり感を付与する観点から、成分(A)中に5.0質量%未満が好ましく、3.0質量%未満がより好ましく、1.5質量%未満がより好ましく、1.0質量%未満が更に好ましい。
【0034】
未反応の内部オレフィンの含有量は、後記実施例に記載の方法により測定できる。
【0035】
本発明の成分(A)中における無機化合物の含有量は、泡の持続性、すすぎ性を向上させ、毛髪のすすぎ時の良好な櫛通り性や柔らかさ、皮膚のしっとり感を付与する観点から、成分(A)中に7.5質量%未満が好ましく、5.0質量%未満がより好ましく、3.0質量%未満が更に好ましく、2.0質量%未満が更に好ましく、1.6質量%未満がまた更に好ましい。
【0036】
ここで、無機化合物には、硫酸塩、アルカリ剤が含まれ、これらの無機化合物の含有量
は、電位差滴定で測定できる。具体的には、後記実施例に記載の方法により測定できる。
【0037】
本発明の洗浄剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、前記成分(A)以外の界面活性剤(以下、成分(B)ともいう。)を含有することができる。
【0038】
前記成分(A)以外の界面活性剤としては、通常、医薬品、医薬部外品、化粧料、トイレタリー、雑貨等で用いられる界面活性剤であればいずれも用いることができ、具体的には、前記成分(A)以外のアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤が挙げられる。洗浄性、起泡性及び泡質向上の観点から、前記成分(A)以外の界面活性剤は、前記(A)以外のノニオン性界面活性剤又は両性界面活性剤であることが好ましい。
【0039】
前記成分(A)以外のアニオン性界面活性剤としては、泡立ち性および洗浄性向上の観点から、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、カルボン酸塩、リン酸エステル塩及びアミノ酸塩が好ましく、具体的には、アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等の硫酸エステル塩;スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、アルカンスルホン酸塩、アシルイセチオネート、アシルメチルタウレート等のスルホン酸塩;炭素数8〜16の高級脂肪酸塩;アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩等のリン酸エステル塩;アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体等のアミノ酸塩等が挙げられる。
【0040】
また、上記アニオン性界面活性剤は、洗浄性、起泡性及び泡質の観点、及び毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有することが好ましく、炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基を有することがより好ましい。
【0041】
なかでも、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリン酸カリウム等の高級脂肪酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸アルキルエステル塩、N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム等のアシルグルタミン酸塩、アシルサルコシン塩、アシルグリシン塩、アシルイセチオン酸塩、アシルメチルタウレート、又はアルキルリン酸塩が好ましく、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム(ラウレス−1硫酸アンモニウム)、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(ラウレス−2硫酸ナトリウム)、ラウリン酸カリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(2)スルホコハク酸ナトリウム(ラウレス−2スルホコハク酸ナトリウム)、又はココイルグルタミン酸ナトリウムがより好ましい。
【0042】
前記ノニオン性界面活性剤としては、洗浄性および洗浄剤組成物の安定性向上の観点から、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油等のポリエチレングリコール型ノニオン性界面活性剤と、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリコシド等の多価アルコール型ノニオン性界面活性剤及び脂肪酸アルカノールアミドが挙げられる。
【0043】
ノニオン性界面活性剤は、本発明の洗浄剤組成物の洗浄性及び洗浄時の泡量、泡質の観点及び毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、疎水性部位として炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有することが好ましい。
【0044】
なかでも、デシルグルコシド等の炭素数8〜18、好ましくは炭素数8〜12のアルキルグルコシド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド等の脂肪酸モノアルカノールアミドが好ましく、デシルグルコシド、ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル(ラウレス−3)、ポリオキシエチレン(16)ミリスチルエーテル(セテアレス−16)、ポリオキシプロピレン(5)ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(7)炭素数11から15のアルキルエーテル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、又はヤシ油脂肪酸N−メチルモノエタノールアミドがより好ましい。
【0045】
前記両性界面活性剤としては、泡の安定性、すすぎ時の感触向上の観点から、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤及びアルキルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド型界面活性剤等が挙げられる。
【0046】
なかでも、本発明の洗浄剤組成物の洗浄性及び洗浄時の泡量、泡質の観点、及び毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、イミダゾリン系ベタイン、スルホベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましく、具体的には、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルカルボメトキシメチルヒドロキシイミダゾリウムベタイン、又はラウリルヒドロキシスルホベタインがより好ましい。
【0047】
前記陽イオン性界面活性剤としては、泡質向上および髪の柔らかさ、皮膚のしっとり感向上の観点から、下記一般式(1)で表される3級アミンの鉱酸又は有機酸の塩、及び下記一般式(2)で表される四級アンモニウム塩型界面活性剤が挙げられる。
【0048】
【化1】
【0049】
(式中、R
1は、アミド基、エステル基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数6〜28の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
2は、アミド基、エステル基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数1〜28の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアルカノール基を示し、R
3は炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルカノール基を示す。)
【0050】
一般式(1)において、R
1の炭素数は、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、12〜28が好ましく、14〜25がより好ましく、16〜25が更に好ましい。R
2の炭素数は、同様の観点から、好ましくは12〜28であり、より好ましくは14〜25であり、更に好ましくは16〜25であり、又はメチル基、エチル基、又はヒドロキシルエチル基が好ましい。R
3は、同様の観点から、メチル基、エチル基、又はヒドロキシルエチル基が好ましい。
【0051】
一般式(1)で表される3級アミンと塩を形成する鉱酸又は有機酸は特に限定されないが、界面活性剤の分散安定性の観点から、ハロゲン化水素、硫酸、酢酸、クエン酸、乳酸、グルタミン酸及び炭素数1〜3のアルキル硫酸が好ましく、ハロゲン化水素としては、化学的安定性の観点から塩化水素が好ましい。
【0052】
【化2】
【0053】
(式中、R
4は、アミド基、エステル基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数6〜28の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
5は、アミド基、エステル基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数1〜28の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアルカノール基を示し、R
6及びR
7は、炭素数1〜3の直鎖又は分岐のアルキル基を示し、Z
-は、アンモニウム塩の対イオンであるアニオン性基を示す。)
【0054】
一般式(2)において、R
4の好ましい態様は、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、一般式(1)におけるR
1の好ましい態様と同じである。同様の観点から、R
5の好ましい態様は、一般式(1)におけるR
2の好ましい態様と同じである。また、同様の観点から、R
6及びR
7は、メチル基、エチル基が好ましい。
【0055】
Z
-はアニオン性基であれば特に限定されない。その具体例としてはアルキル硫酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、アルキルカルボキシレートイオン、及びハロゲン化物イオン等が挙げられる。これらの中では、製造の容易さ及び入手性の観点から、ハロゲン化物イオンが好ましい。ハロゲン化物イオンとしては、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン及びヨウ化物イオンが挙げられるが、化学的安定性の観点から、塩化物イオン、臭化物イオンが好ましく、塩化物イオンがより好ましい。
【0056】
一般式(1)で表される3級アミンの鉱酸又は有機酸の塩、及び(2)で表される四級アンモニウム塩型界面活性剤としては、塩化モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム及び長鎖3級アミン塩が挙げられる。具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウム等の塩化モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム;塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジイソステアリルジメチルアンモニウム等の塩化ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム;ステアリルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン、オクタデシロキシプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン等のモノ長鎖ジメチルアミン、モノ長鎖ジエチルアミンのグルタミン酸、塩酸、クエン酸、又は乳酸塩等が挙げられ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウム、ステアリルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミンが好ましい。
【0057】
前記成分(B)の含有量は、泡の持続性及びすすぎ性の向上、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは50質量%以下であり、より好ましくは30質量%以下であり、更に好ましくは20質量%以下であり、より更に好ましくは15質量%以下であり、より更に好ましくは10質量%以下であり、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、更に好ましくは1.0質量%以上である。
【0058】
また、前記(A)の含有量と前記成分(B)の含有量の質量比[成分(A)/成分(B)]は、洗浄剤組成物で処理した際の泡の持続性及びすすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、好ましくは1000〜0.01であり、より好ましくは100〜0.1であり、更に好ましくは10〜0.5であり、より更に好ましくは5〜1である。
【0059】
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄剤組成物で処理した際の泡の持続性及びすすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、洗浄における毛髪、皮膚のダメージ抑制の観点から、さらに保湿剤(以下、成分(C)ともいう。)を含有することが好ましい。
【0060】
好ましい成分(C)の保湿剤としては、セラミド類、植物エキス、ヒアルロン酸ナトリウム、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンとその誘導体、ソルビトールとその誘導体、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、カルビトール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、糖アルコール(例えば、マルチトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、ラクチトールなど)、中鎖脂肪酸トリグリセライド、及び尿素から選ばれる1種以上又はその他のものが挙げられ、セラミド類、植物エキス、ヒアルロン酸ナトリウム、グリセリンおよびその誘導体が好ましい。グリセリンの誘導体としては、ポリオキシエチレン(26)グリセリルエーテルなどが挙げられる。
【0061】
前記セラミド類とは、天然セラミド類、合成セラミド類及び合成等により得られるそれらの類縁体(擬セラミド)である。かかるセラミド類としては、Ceramide H03(Sederma)、Ceramide II(Sederma)、Questamide H(Quest)、Ceramide TIC-001(高砂香料)、ソフケアセラミドSL-E(花王)等が挙げられる。合成により得られるセラミド類縁体の特に好ましい例としては、上記ソフケアセラミドSL-Eを含む次の一般式(3)で表されるアミド誘導体が挙げられる。
【0062】
【化3】
【0063】
〔式中、R
8及びR
9は同一又は異なって、1以上のヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数7〜39の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R
10及びR
11は同一又は異なって、水素原子、リン酸塩残基、硫酸塩残基又は糖残基を示す。ただし、1分子中に1以上のヒドロキシ基を有する。〕
【0064】
一般式(3)において、R
8の炭化水素基としては、炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和若しくは不飽和の炭化水素基が好ましく、R
9の炭化水素基としては、炭素数10〜26の直鎖又は分岐鎖の飽和若しくは不飽和の炭化水素基が好ましく、R
10及びR
11としては、水素原子が好ましい。
【0065】
前記アミド誘導体(3)の製造法については特開昭62−228048号公報、特開昭63−216852号公報等に詳述されている。
【0066】
前記セラミド類は、いずれかを単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。セラミド類の含有量は、本発明の洗浄剤組成物中に、配合安定性及び保湿効果の観点から、好ましくは0.001〜30質量%であり、より好ましくは0.01〜5質量%であり、更に好ましくは0.1〜3質量%である。又、セラミド類は可溶化系、乳化系、液晶化系、又は分散液のいずれの形態もとることができる。分散液の場合、セラミド類が室温(25℃)で固体状のものが好ましく、洗浄剤組成物とした場合の配合安定性から、融点30℃以上であるものが好ましく、融点40℃以上であるものがより好ましい。分散液の場合、セラミド類の平均粒径は、好ましくは0.5〜150μmであり、より好ましくは1〜150μmであり、さらに好ましくは1〜80μmである。なお、ここでいう平均粒径は光学顕微鏡を用いて透過光下で写真撮影した後、写真上で任意に粒子を30個選び、各粒子について、直線距離で最長の部分を計測した際の算術平均値である。
【0067】
前記植物エキスとは、一丸ファルコス株式会社から販売されている植物系抽出エキス等が挙げられ、例えばアロエ、アロエベラ、イチョウ、ウイキョウ、海藻、カッコン、カミツレ、キウイ、キュウリ、ヘチマ、クチナシ、コメヌカ、モモ、ユズ、ハトムギ等が挙げられる。前記植物エキスの含有量は、配合安定性及び保湿効果の観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.001〜10質量%であり、より好ましくは0.005〜5質量%であり、更に好ましくは0.01〜3質量%である。植物エキスを含有すると、保湿効果ばかりでなく、抗炎症効果等、エキス特有の効果も付与される。保湿剤であるヒアルロン酸ナトリウムの含有量は、配合安定性及び保湿効果の観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.001〜10質量%であり、より好ましくは0.01〜5質量%であり、更に好ましくは0.05〜1質量%である。
【0068】
成分(A)の含有量と成分(C)の含有量の質量比[成分(A)/成分(C)]は、泡の持続性及びすすぎ性の向上、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点、配合安定性及び保湿効果の観点から、好ましくは500〜0.01であり、より好ましくは200〜0.1であり、更に好ましくは50〜5である。成分(C)の含有量は、配合安定性及び保湿効果の点から、本発明の洗浄剤組成物中に、0.001〜30質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜5質量%である。成分(C)の保湿剤は、いずれかを1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0069】
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄剤組成物で処理した際の泡の持続性及びすすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点、及び洗浄後のデオドラント効果向上やかゆみ低減の観点から、さらに抗菌剤又は抗フケ剤(以下、成分(D)ともいう。)を含有することが好ましい。
【0070】
成分(D)の抗菌剤としては、例えばトリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノール等や、香粧品医薬品防腐・殺菌剤等の科学(ジョン・J・カバラ編、フレグランスジャーナル社)に記載されている抗菌剤などが挙げられる。これらの中でも、トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオンが好ましい。また、本発明の洗浄剤組成物を洗い流さないで使用する毛髪用洗浄剤組成物に適用する場合には、毛髪の感触を損なうことがない観点から、トリクロサン、トリクロカルバン又はピロクトンオーラミンが好ましい。
【0071】
成分(D)うち、カチオン系殺菌剤としては、次の一般式(4)で表わされる第4級アンモニウム塩、一般式(5)で表わされるベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、一般式(6)で表わされるクロルヘキシジン塩、及び一般式(7)で表わされるピリジニウム塩等が挙げられる。
【0072】
【化4】
【0073】
(R
12及びR
13は各炭素数6〜14で合計炭素数16〜26の長鎖アルキル基、長鎖アルケニル基又は長鎖ヒドロキシアルキル基を示し、互いに同一であっても相異なっていてもよい。R
14及びR
15は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は平均付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、互いに同一であっても相異なっていてもよい。Z
1はハロゲン原子、アミノ酸、脂肪酸、炭素数1〜30の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を有するリン酸エステル、ホスホン酸エステル、スルホン酸エステル若しくは硫酸エステルのアニオン残基、又は重合度3以上のスチレンスルホン酸を有するか若しくは置換基として炭化水素基を有することがある多環式芳香族化合物のスルホン化物のホルマリン縮合物を含有するアニオン性オリゴマー若しくはポリマーを示す。)
【0074】
【化5】
【0075】
(式中、R
16は炭素数8〜14の炭化水素基又は
【0076】
【化6】
で表わされる基を示し、Z
1は前記と同じ意味を示す。)
【0077】
【化7】
【0078】
(式中、Z
2はグルコン酸、酢酸又は塩酸を示す。)
【0079】
【化8】
【0080】
(式中、R
17は炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Z
1は前記と同じ意味を示す)
【0081】
上記一般式(4)、(5)及び(7)中のZ
1としては、ハロゲン原子がより好ましい。
【0082】
カチオン性殺菌剤の好適なものの具体例としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン等が挙げられ、さらに一般式(5)で表わされるもの、例えば塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムが好ましい。
【0083】
成分(D)の抗菌剤、カチオン性殺菌剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、また、抗菌剤とカチオン性殺菌剤を組み合わせて用いると、より高い効果を得ることができる。成分(D)の含有量は、本発明の洗浄剤組成物中に、泡の持続性及びすすぎ性の向上、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点、デオドラント効果向上、かゆみ低減の観点から、好ましくは0.005〜5質量%であり、より好ましくは0.01〜3質量%であり、更に好ましくは0.05〜2質量%である。また、成分(A)の含有量と成分(D)の含有量の質量比は、好ましくは200〜0.1であり、より好ましくは100〜1であり、更に好ましくは50〜5である。
【0084】
本発明の洗浄剤組成物は、外観向上の観点から、さらにパール化剤(以下、成分(E)ともいう。)を含有することが好ましい。
【0085】
成分(E)のパール化剤とは、洗浄剤組成物の外観にパール様光沢を付与し得る成分であり、本発明では、グリコールと脂肪酸のエステル(例えばモノエステルやジエステル)、長鎖ジアルキルエーテル等の乳濁剤、水不溶性の無機塩又はパール化剤として公知の化合物を使用できる。具体的には、エチレングリコールジステアレート、エチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジパルミテート、ジステアリルエーテル等の有機化合物が挙げられるが、コストと入手性の点から、グリコールと脂肪酸のエステルが好適であり、なかでもエチレングリコールモノステアレート、エチレングリコールジステアレート、更にエチレングリコールジステアレートが好ましい。また水不溶性の無機塩としては、酸化チタン、酸化スズ、雲母、マイカ等が挙げられる。
【0086】
成分(E)の含有量は、経済性や洗浄性の観点、外観上の観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.3質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上5.0質量%以下であり、更に好ましくは1.0質量%以上2.0質量%以下である。
【0087】
本発明では、成分(E)のパール化剤を直接皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物に添加できるが、予めパール成分を晶析させてプレミックス(パール化剤混合物)を調製後に洗浄剤組成物に添加してもよい。
成分(E)として用いるパール化剤混合物に、パール結晶析出助剤として成分(A)を使用することができる。パール化剤混合物の結晶安定性や、パール化混合物を洗浄剤組成物へ添加する際の分散性向上の観点から、成分(E)のパール化剤混合物中の成分(A)の含有量と成分(E)の含有量の質量比[成分(A)/成分(E)]は、好ましくは20〜0.1であり、より好ましくは10〜1であり、更に好ましくは7〜3である。
【0088】
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄剤組成物で処理した際の泡の持続性及びすすぎ性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点、および前記感触の持続性を向上させる観点から、さらに香料(以下、成分(F)ともいう。)を含有することが好ましい。
【0089】
成分(F)として用いられる香料としては、シトラス系統(F1)、フローラル系統(F2)、ウッディ系統(F3)、フルーティ系統(F4)、スパイシー系統(F5)、ムスク系統(F6)、グリーン系統(F7)、およびその他(F8)からなる群から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。使用後における香りの持続性の観点から、これらの中で好ましい成分(F)の香料は、次のものである:(F1)リモネン、(F2)リナロール、リナリルアセテート、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、メチルジヒドロジャスモネート、リラール、γ−メチルヨノン、β−ヨノン、(F3)アンブロキサン、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、(F4)o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、ダマスコン、γ−ウンデカラクトン、(F5)オイゲノール、(F6)パールライド、テンタローム、(F7)ヘリオナール、トリプラール、およびメントール、カンファー。賦香率は、好ましくは0.05〜3.0質量%であり、より好ましくは0.1〜1.0質量%である。また、成分(A)の含有量と成分(F)の含有量の質量比[成分(A)/成分(F)]は、泡の持続性及びすすぎ性の向上、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、香りの持続性の観点から、好ましくは150〜0.5であり、より好ましくは40〜5であり、更に好ましくは10〜1である。
【0090】
本発明の洗浄剤組成物は、外観、粘度、ニオイなどの安定性向上の観点から、さらに有機溶剤(以下、成分(G)ともいう。)を含有することが好ましく、使用される有機溶剤としては、芳香族アルコール、カーボネート、又は下記一般式(8)で表されるヒドロキシ化合物が挙げられる。
【0091】
【化9】
【0092】
(式中、R
18は、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を示し、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、平均付加モル数rは1〜3000の数を示し、r個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である。)
【0093】
前記芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール;カーボネートとしてはエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のアルキレンカーボネートが挙げられる。
【0094】
前記一般式(8)で表されるヒドロキシ化合物としては、Aが炭素数2又は3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基、更に炭素数3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基;R
18が水素、炭素数2〜4の直鎖アルキル基若しくはアルケニル基、更に水素又は炭素数2もしくは3の直鎖アルキル基;rが1〜1000(平均付加モル数)、更に1〜100(平均付加モル数)であるのが好ましい。
【0095】
一般式(8)の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどが挙げられる。
【0096】
成分(G)の有機溶剤は、洗浄剤組成物の安定性向上の観点から、好ましくはベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、プロピレンカーボネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、又はポリプロピレングリコールであり、より好ましくはベンジルアルコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコール、又はポリプロピレングリコールである。なお、成分(G)の有機溶剤が、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールの場合、重量平均分子量(測定法:GPC重量法)は、好ましくは200〜10000であり、より好ましくは200〜4000であり、更に好ましくは300〜1500である。
【0097】
成分(G)の含有量は、安定性向上と洗浄性の観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.1〜30質量%であり、より好ましくは0.2〜10質量%であり、更に好ましくは0.3〜2質量%である。また、成分(A)の含有量と成分(G)の含有量の質量比[成分(A)/成分(G)]は、安定性向上と洗浄性の観点から、好ましくは100〜0.01であり、より好ましくは60〜1であり、更に好ましくは40〜5である。
【0098】
本発明の洗浄剤組成物は、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点、およびダメージケアの観点から、さらにビタミン剤(以下、成分(H)ともうい。)を含有することが好ましい。
【0099】
成分(H)のビタミン剤としては、ビタミンA類:例えば、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、β−カロチンなど;ビタミンB類:例えば、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ニコチン酸誘導体(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジルエステル)、γ−オリザノール、リボフラビン(ビタミンB2)及びリボフラビン酢酸エステル、ジカプリル酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシンなどのビタミンB誘導体;ビタミンC類:例えば、アスコルビン酸(ビタミンC)、アスコルビン酸モノステアリル、アスコルビン酸リン酸エステルなど;ビタミンD類:例えばエルゴカルシフェロール(ビタミンD2)など;ビタミンE類:例えば、dl−トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロールなど;パントテン酸類:例えば、パントテン酸カルシウム、パントテン酸エチルエーテル、D−パントテニルアルコール(D−パンテノール)など;ビタミンH類:例えばビオチン等が挙げられる。
【0100】
成分(H)のビタミン剤は、毛髪、皮膚のダメージケアの観点から、好ましくはレチノール、パルミチン酸レチノール、β−カロチン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ニコチン酸アミド、γ−オリザノール、リボフラビン(ビタミンB2)、アスコルビン酸(ビタミンC)、dl−トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール、パントテン酸エチルエーテル、D−パントテニルアルコール(D−パンテノール)、又はビオチンである。
【0101】
成分(H)の含有量は、配合安定性、毛髪、皮膚のダメージケア、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.01〜10質量%であり、より好ましくは0.05〜5質量%であり、更に好ましくは0.1〜1質量%である。
また、成分(A)と成分(H)によって、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点、及びダメージケアの観点から、成分(A)の含有量と成分(H)の含有量の質量比[成分(A)/成分(H)]は、好ましくは200〜0.1であり、より好ましくは150〜1であり、更に好ましくは100〜10である。
【0102】
本発明の洗浄剤組成物は、安定性向上、粘度調整の観点から、さらに増粘剤(以下、成分(I)ともいう。)を含有することが好ましい。
成分(I)の増粘剤としては、グアーガム、ローカストビンガム、クインシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、シェラック、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルメタアクリレート、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、ポリグリコール− ポリアミン縮合物、ポリメチルメタクリレート微粒子、ベントナイト、ラポナイト、微粉酸化ケイ素、コロイダルアルミナ、又はビーガムが挙げられる。
【0103】
成分(I)の含有量は、洗浄剤組成物の安定性向上、粘度調整の観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.01〜10質量%であり、より好ましくは0.05〜5質量%であり、更に好ましくは0.1〜3質量%である。また、成分(A)の含有量と成分(I)の含有量の質量比[成分(A)/成分(I)]は、好ましくは200〜0.5であり、より好ましくは100〜5であり、更に好ましくは50〜10である。
【0104】
本発明の洗浄剤組成物は、感触向上や粘度安定性向の観点から、さらに水溶性塩類(以下、成分(J)ということがある。)を含有することが好ましい。成分(J)の水溶性塩類としては、水溶性無機塩及び界面活性剤以外の水溶性有機塩から選ばれる一種以上が好ましい。好ましい水溶性塩類としては、例えばクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸のような有機酸、または塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸等の無機酸の塩が挙げられ、また当該塩を形成するカチオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、あるいはアンモニウム、アルミニウム等が挙げられる。これらの塩類の好ましい具体例としては、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム等の無機酸のアルカリ金属塩;塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム等の無機酸のアンモニウム塩;クエン酸三ナトリウム等の有機酸(特に脂肪族の有機酸が好ましい。)のアルカリ金属塩、及び有機酸(特に脂肪族の有機酸が好ましい。)のアンモニウム塩等が挙げられる。このうち、皮膚洗浄剤組成物又は毛髪洗浄剤組成物として用いる場合の使用感の観点から、無機酸のアルカリ金属塩又は無機酸のアンモニウム塩が好ましく、1種以上を用いることができる。
【0105】
成分(J)の含有量は、感触向上、粘度調整効果の観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.1〜10質量%であり、より好ましくは0.2〜5質量%であり、更に好ましくは0.2〜2質量%である。また、成分(A)の含有量と成分(J)の含有量の質量比(成分(A)/成分(J))は、感触向上、粘度調整効果の観点から、100〜0.1が好ましく、より好ましくは50〜1であり、更に好ましくは50〜5である。この範囲であれば十分な流動性向上効果を発揮することができる。
【0106】
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄剤組成物の外観や安定性向上の観点、殺菌、抗菌効果向上の観点から、更にキレート剤(以下、成分(K)ともいう。)を含有することが好ましい。
成分(K)のキレート剤は、金属イオンをキレートする能力を有するものであれば特に制限されないが、アミノポリカルボン酸系キレート剤、芳香族及び脂肪族カルボン酸系キレート剤、アミノ酸系キレート剤、エーテルポリカルボン酸系キレート剤、イミノジメチルホスホン酸(IDP)、アルキルジホスホン酸(ADPA)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(DEQUEST(登録商標)2010)等のホスホン酸系キレート剤、ヒドロキシカルボン酸系キレート剤、リン酸系キレート剤、高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤、及びジメチルグリオキシム(DG)が挙げられる。これら成分(K)のキレート剤は、それぞれフリーの酸型であっても、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩の形であってもよく、更に、加水分解可能なこれらのエステル誘導体の形であってもよい。
【0107】
アミノポリカルボン酸系キレート剤の具体例としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸(CDTA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、イミノジ酢酸(IDA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸(HIMDA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリ酢酸(EDTA−OH)及びグリコールエーテルジアミンテトラ酢酸(GEDTA)、並びにこれらの塩類が挙げられる。
【0108】
芳香族又は脂肪族カルボン酸系キレート剤の具体例としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、イタコン酸、アコニット酸、ピルビン酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、アミノ安息香酸(アントラニル酸を含む)、フタル酸、トリメリット酸及び没食子酸、並びにこれらの塩類、メチルエステル類及びエチルエステル類が挙げられる。また、アミノ酸系キレート剤の例としては、グリシン、セリン、アラニン、リジン、シスチン、システイン、エチオニン、チロシン、メチオニン及びこれらの塩類及び誘導体が挙げられる。
【0109】
更に、エーテルポリカルボン酸系キレート剤の例としては、ジグリコール酸、次式(9)で表わされる化合物、その類似化合物及びその塩(例えばナトリウム塩)類が挙げられる。
【0110】
【化10】
【0111】
ヒドロキシカルボン酸系キレート剤の具体例としては、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、グルコン酸、ヘプトン酸、酒石酸、乳酸及びこれらの塩類が挙げられる。また、リン酸系キレート剤の例としては、オルトリン酸、ピロリン酸、トリリン酸及びポリリン酸が挙げられる。高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤の具体例としては、アクリル酸重合体、無水マレイン酸重合体、α−ヒドロキシアクリル酸重合体、イタコン酸重合体、これらの重合体の構成モノマー2種以上からなる共重合体及びエポキシコハク酸重合体が挙げられる。更に、アスコルビン酸、チオグリコール酸、フィチン酸、グリオキシル酸及びグリオキサール酸、並びにそれらの塩類も、成分(K)のキレート剤として好適に用いることができる。
【0112】
成分(K)のキレート剤は、入手容易性や洗浄剤組成物の安定性向上の観点から、好ましくはエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、コハク酸、サリチル酸、シュウ酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及びそれらの塩である。
【0113】
成分(K)の含有量は、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.01〜10質量%であり、より好ましくは0.02〜2質量%であり、更に好ましくは0.05〜1質量%である。
【0114】
更に、本発明の洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、グリチルリチン酸、ジヒドロコレステリン、又はアラントイン等の抗炎症剤を含有してもよい。
【0115】
本発明の洗浄剤組成物は、毛髪においてはすすぎ時から乾燥後の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後のまとまり性、皮膚においてはしっとり感を付与する観点から、油剤(以下、成分(L)ともいう。)を含有することが好ましい。成分(L)の油剤の具体例としては、エステル油、シリコーン油、エーテル油、炭化水素油、高級アルコール、又は水酸基が置換していてもよい炭素数17〜23の炭化水素基を有するカルボン酸が挙げられる。
【0116】
前記エステル油の具体例としては、ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボカド油、オリーブ油、ヒマワリ油、ツバキ油、キョウニン油、アーモンド油、コムギ胚芽油、テオブロマグランジフロルム種子油、ブドウ種子油、ババス油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ユチャ油、シア脂油、トウツバキ種子油、メドウフォーム油、ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、エイコセン酸カプリリル、ダイマー酸ジイソプロピル、2−エチルヘキサン酸ミリスチル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、オクタン酸オクチル、オクタン酸ラウリル、オクタン酸ミリスチル、オクタン酸イソセチル、プロピルへプチル酸オクチル、イソノナン酸セトステアリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸オクチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、オレイン酸メチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、オレイン酸イソブチル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸プロピレングリコール、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、エルカ酸オレイル、プロパンジオールジカプリン酸エステル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、ポリダイズ脂肪酸スクロース、ポリベヘン酸スクロース、テトライソステアリン酸スクロース、トリベヘン酸グリセリル、トリイソステアリン、テトラステアリン酸ペンタエリスチル等が挙げられる。
【0117】
なかでも、洗浄剤組成物による処理乾燥後の毛髪の良好な櫛通り性、柔らかさ、まとまり感を付与する観点から、ヒマワリ油、アボカド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、シア脂油、ラウリン酸オクチル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソトリデシルが好ましく、ヒマワリ油、アボカド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、シア脂油、ラウリン酸オクチル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソステアリルから選ばれる1種以上がより好ましい。
【0118】
また前記エステル油として、ジペンタエリスリトールの疎水性カルボン酸エステルを用いることもできる。ジペンタエリスリトールの疎水性カルボン酸エステルとは、ジペンタエリスリトールと1つ以上の疎水性カルボン酸の脱水縮合により得られる化合物をいい、ここで疎水性カルボン酸とは、水酸基を有していても良い炭素数16〜24の炭化水素基を有するカルボン酸を言う。疎水性カルボン酸の具体例としては、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ロジン酸等が挙げられる。入手性の観点から、ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸及びロジン酸の混合酸とジペンタエリスリトールからなるエステルが好ましい。
【0119】
前記シリコーン油としては、本発明の洗浄剤組成物による処理乾燥後の良好な毛髪まとまり感、および皮膚のしっとり感を付与する観点から、ジメチルポリシロキサン、ジメチコノール(末端にヒドロキシル基を有するジメチルポリシロキサン)、及びアミノ変性シリコーン(分子内にアミノ基を有するジメチルポリシロキサン)、ポリエーテル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、アミノ誘導体シリコーン、シリコーンワックス、シリコーンエラストマーから選ばれる1種以上が好ましい。前記シリコーン油の粘度は、毛髪の指通り性、まとまり感、及び皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物調製時の分散性の観点から、10〜1500万mm
2/sが好ましい。
【0120】
前記エーテル油としては、本発明の洗浄剤組成物による処理乾燥後の良好な櫛通り性、柔らかさ、まとまり感、および皮膚へのしっとり感を付与する観点から、プロピレンオキシ基の平均付加モル数が、3、7、10又は15であるポリオキシプロピレンヘキシルエーテル、ポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシプロピレンデシルエーテル、ポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル、ジデシルエーテル、ジラウリルエーテル、ジミリスチルエーテル、ジセチルエーテル、ジステアリルエーテル、ジイコシルエーテル、ジベヘニルエーテルが挙げられる。これらの中では、オキシプロピレンの平均付加モル数が3のポリオキシプロピレンヘキシルエーテル、ポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシプロピレンデシルエーテル、ポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ジオクチルエーテル、ジデシルエーテル、ジラウリルエーテルが好ましく、オキシプロピレンの平均付加モル数が3のポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシプロピレンデシルエーテル、及びポリオキシプロピレンラウリルエーテルから選ばれる1種以上が更に好ましい。
【0121】
前記炭化水素油としては、本発明の洗浄剤組成物による処理乾燥後の毛髪の櫛通り性、柔らかさ、まとまり感、および皮膚のしっとり感の観点から、炭素数20以上の飽和又は不飽和の炭化水素が好ましい。
前記炭化水素油の具体例としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α―オレフィンオリゴマー、シクロパラフィン、ポリブテン、ワセリン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、又はセレシンが挙げられ、毛髪のまとまり感の観点から、スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、又はパラフィンワックスが好ましく、スクワラン、流動パラフィン、又はパラフィンワックスから選ばれる1種以上が更に好ましい。
【0122】
前記高級アルコールとしては、本発明の洗浄剤組成物による処理乾燥後の毛髪のまとまり感の観点から、炭素数6〜22の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を有するアルコールが好ましく、該アルキル基又は該アルケニル基の炭素数は8〜20がより好ましく、12〜18が更に好ましい。前記高級アルコールの具体例としては、ヘキシルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、オクチルアルコール、デシルアルコール、イソデシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、イコシルアルコール、又はベヘニルアルコールが挙げられる。
【0123】
なかでも、毛髪のまとまり感、皮膚のしっとり感の観点から、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、又は2−オクチルドデカノールが好ましく、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、又は2−オクチルドデカノールがより好ましく、セチルアルコール、ステアリルアルコール、又は2−オクチルドデカノールから選ばれる1種以上が更に好ましい。
前記水酸基が置換していてもよい炭素数17〜23の炭化水素基を有するカルボン酸の炭化水素基としては、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。水酸基が置換していてもよい炭素数17〜23の炭化水素基を有するカルボン酸の具体例としては、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸、又はロジン酸等が挙げられる。これらの中では、毛髪の指通り性、まとまり感の観点から、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、又はベヘニン酸が好ましく、オレイン酸、又はイソステアリン酸がより好ましい。
【0124】
本発明で用いられる前記成分(L)は、洗浄剤組成物による処理乾燥後の毛髪の櫛通り性、柔らかさ、まとまり感および皮膚のしっとり感付与の観点から、20℃の水100gに対する溶解度が0〜1gであるのが好ましく、0〜0.5gであるのがより好ましく、0〜0.1gであるのが更に好ましい。
【0125】
前記成分(L)の含有量は、洗浄剤組成物による処理乾燥後の毛髪の良好な櫛通り性、柔らかさ、まとまり感、皮膚へのしっとり感を付与する観点から、0.01〜30質量%が好ましく、0.05〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が更に好ましい。また、前記成分(A)の含有量と前記成分(L)の含有量の質量比[成分(A)/成分(L)]は、洗浄剤組成物で処理した際の泡の持続性及びすすぎ性を向上させ、毛髪のすすぎ後の櫛通りや乾燥後の櫛通り性、柔らかさ、まとまり性、皮膚のしっとり感を得る観点から、好ましくは0.2〜100であり、より好ましくは0.5〜100であり、更に好ましくは1〜50であり、より更に好ましくは3〜35である。
【0126】
本発明の洗浄剤組成物は、良好なすすぎ性及び泡の持続性を向上させ、毛髪においてはすすぎ時やタオルドライ後の柔らかさを、皮膚ではタオルドライ後のしっとり感を付与する観点から、カチオン性又は両性ポリマー(以下、成分(M)ということがある。)を含有することが好ましい。
【0127】
好ましいカチオン性ポリマーとしては、洗浄剤組成物による毛髪すすぎ時の指通り性や柔らかさ、タオルドライ後の柔らかさ、皮膚洗浄時の泡量、すすぎ性及び泡の持続性を向上させ、乾燥後のしっとり感の観点から、例えば、カチオン性ガラクトマンナン、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化デンプン、又はラジカル重合より合成される合成ポリマーが挙げられる。
【0128】
前記カチオン性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナン多糖にカチオン性基を導入したポリマーであり、好ましくは第4級窒素含有基を導入したカチオン性ポリマーである。カチオン性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナン多糖とカチオン化剤とを反応させることにより得ることができる。
【0129】
本発明に用いられる好ましいカチオン性ガラクトマンナンとしては、洗浄剤組成物による泡性能、毛髪すすぎ時の泡量、泡の持続性、すすぎ性、指通り性や柔らかさ、タオルドライ後の柔らかさ、皮膚洗浄時の泡量、泡の持続性及びすすぎ性のよさ、乾燥後のしっとり感の観点から、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化コロハガム、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガム、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化アメリカサイカチガム、又はカチオン化ゴウシュウアオギリが挙げられる。このうち、洗浄剤組成物による毛髪すすぎ時の指通り性や柔らかさ、タオルドライ後の柔らかさ、皮膚洗浄時の泡量、すすぎ性及び泡の持続性のよさ、乾燥後のしっとり感の観点から、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガム、又はカチオン化フェヌグリークガムがより好ましい。
【0130】
前記カチオン化タラガムの市販品としては、カチナールCTR−100(東邦化学工業社製)が挙げられる。前記カチオン化ローカストビーンガムの市販品としては、カチナールCLB−100(東邦化学工業社製)が挙げられる。カチオン化コロハガムの市販品としては、カチナールCG−100(東邦化学工業社製)が挙げられる。カチオン化グアーガムの市販品としては、ローディア社より販売されている、ジャガーC-13S、ジャガーC-14S、ジャガーC−17、ジャガーC−500、ジャガーC−162、ジャガーEXCEL、またアシュランド社より販売されているN−Hance BF17、N−Hance 3215、N−Hance CCG450、N−Hance 3196、N−Hance BF13、N−Hance CG13、N−Hance CCG45、N−Hance 3000、AquaCat PF618、AquaCat CG518、N−Hance HPCG1000が挙げられる。カチオン化カッシアガムの市販品としては、Lubrizol社より販売されている、Sensomer CT−250 polymer、Sensomer ST−400 polymerが挙げられる。
【0131】
本発明において、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(以下、「C−HEC」ともいう)とは、カチオン性基とエチレンオキシ基を有するセルロースをいう。C−HECは、セルロースにカチオン性基とエチレンオキシ基を付加させることにより得られる。カチオン性基としては四級アンモニウム基が好ましい。
【0132】
C−HECの市販品例としては、ダウケミカルより販売されている、UCARE JR125、UCARE JR400、UCARE JR30M、UCARE LR400、UCARE LR30M、SOFTCAT SL−5、SOFTCAT SL−30、SOFTCAT SL−60、SOFTCAT SL−100、SOFTCAT SX−400X、SOFTCAT SX−1300H、SOFTCAT SX−1300X、SOFTCAT SK−H、SOFTCAT SK−MHが挙げられる。
【0133】
本発明において、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース(以下、「C−HPC」ともいう)とは、カチオン性基とプロピレンオキシ基を有するセルロースをいう。カチオン化ヒドロキシプロピルセルロースは、セルロースにカチオン化剤とプロピレンオキシドを反応させることにより得られる。
【0134】
前記カチオン化デンプンとは、デンプンに第4級窒素含有基を導入したデンプンをいう。カチオン化デンプンは、デンプンにカチオン化剤を反応させることにより得られる。カチオン性基としては四級アンモニウム基が好ましい。カチオン化デンプンの、市販品としては、Lubrizol社より販売されている、Sensomer CI−50が挙げられる。
【0135】
成分(M)として合成ポリマーを用いてもよい。好ましい合成ポリマーとしては、例えば、メタクリロキシアルキル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリル酸共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩―アクリルアミド―アクリル酸共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩―アクリル酸―アクリル酸エステル共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩―アクリル酸―アクリルアミド共重合体、又はジアリル4級アンモニウム塩―ビニルピロリドン―ビニルイミダゾール共重合体が挙げられる。
【0136】
このうち、洗浄剤組成物による泡性能、毛髪すすぎ時の泡量、泡の持続性、すすぎ性、指通り性や柔らかさ、タオルドライ後の柔らかさ、皮膚洗浄時の泡量、泡の持続性及びすすぎ性のよさ、乾燥後のしっとり感の観点から、ジアリル4級アンモニウム塩―アクリルアミド―アクリル酸共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩―アクリル酸―アクリル酸エステル共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩―アクリル酸―アクリルアミド共重合体、又はジアリル4級アンモニウム塩―ビニルピロリドン―ビニルイミダゾール共重合体がより好ましい。
【0137】
前記メタクリロキシアルキル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体の市販品例としては、MerquatTM5(ルブリゾール社製)が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体の市販品例としては、Merquat(登録商標)550、Merquat(登録商標)740、Merquat(登録商標)2200、Merquat(登録商標)S(いずれもルブリゾール社製)が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩−アクリル酸共重合体の市販品例としては、Merquat(登録商標)280、Merquat(登録商標)295(いずれもルブリゾール社製)が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩―アクリルアミド―アクリル酸共重合体の市販品例としては、Merquat(登録商標)3330DRY(ルブリゾール社製)が挙げられる。メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩―アクリル酸―アクリル酸エステル共重合体の市販品例としては、Merquat(登録商標)2001(ルブリゾール社製)が挙げられる。メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩―アクリル酸―アクリルアミド共重合体の市販品例としては、Merquat(登録商標)2003(ルブリゾール社製)が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩―ビニルピロリドン―ビニルイミダゾール共重合体の市販品例としては、より販売されている、Luviquat(登録商標)Sensation(BASF社製)が挙げられる。
【0138】
成分(M)の含有量は、洗浄剤組成物による泡性能、毛髪すすぎ時の泡量、泡の持続性、すすぎ性、指通り性や柔らかさ、タオルドライ後の柔らかさ、皮膚洗浄時の泡量、泡の持続性及びすすぎ性のよさ、乾燥後のしっとり感の観点から、本発明の洗浄剤組成物中に、好ましくは0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.05〜1質量%であり、さらに好ましくは0.1〜0.5質量%である。また、本発明の洗浄剤組成物において、成分(A)の含有量と成分(M)の含有量の質量比[成分(A)/成分(M)]は、洗浄剤組成物による泡性能、毛髪すすぎ時の泡量、泡の持続性、すすぎ性、指通り性や柔らかさ、タオルドライ後の柔らかさ、皮膚洗浄時の泡量、泡の持続性及びすすぎ性のよさ、乾燥後のしっとり感の観点から、好ましくは5〜250であり、より好ましくは10〜100であり、更に好ましくは20〜50である。
【0139】
<その他の成分>
本発明の洗浄剤組成物中には、成分(A)の製造工程上、未反応の原料内部オレフィンが残存しうる。本発明の洗浄剤組成物中における原料内部オレフィンの含有量は、泡量や泡立ちの速さとすすぎ性の観点から、好ましくは2.0質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以下であり、更に好ましくは0.5質量%以下であり、また更に好ましくは0.2質量%以下である。また、本発明の洗浄剤組成物中における原料内部オレフィンの含有量は、好ましくは0.0001質量%以上であり、より好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上である。なお、本発明の洗浄剤組成物中における未反応の原料内部オレフィンの含有量は、実施例に記載の方法により測定することができる。
【0140】
また、成分(A)の製造の際に用いる前記原料内部オレフィンは、パラフィン成分を含有していてもよく、この場合には本発明の洗浄剤組成物中にパラフィン成分が含まれる。該パラフィン成分の含有量としては、泡立ち性の観点から、原料内部オレフィン中に、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下であり、コスト低減、生産性向上の観点から、0.001質量%以上が好ましい。前記パラフィン成分の含有量は、例えば、GC−MSにより測定することができ、具体的には実施例に記載の方法により求めることができる。
【0141】
本発明の洗浄剤組成物は、前記成分以外に、成分(A)の媒体ともなり得る水、減粘剤、多価アルコール類、防腐剤、還元剤のほか、通常の化粧品原料として用いられる他の成分を含有することができる。通常の化粧品原料として用いられる他の成分としては、感触向上剤、紫外線吸収剤、可視光吸収剤、酸化防止剤、着色剤、防腐剤、pH調整剤、粘度調整剤等が挙げられる。
【0142】
<本発明の洗浄剤組成物の製造方法>
本発明の洗浄剤組成物の製造方法に特に制限はなく、常法により製造することができる。具体的には、例えば、液状毛髪用シャンプーの場合は、水、内部オレフィンスルホン酸塩(A)を加温し、均一混合する。内部オレフィンスルホン酸(A)は、必要に応じて、予め水に分散又は溶解させた後に添加してもよい。内部オレフィンスルホン酸塩(A)を界面活性剤水溶液に添加後、均一溶解又は分散後、冷却し、必要に応じて、前記成分(B)〜(M)、pH調整剤、色素等を加え調製することもできる。
【0143】
本発明の洗浄剤組成物の剤型は特に制限されず、液体状、泡状、ペースト状、クリーム状、固形状、粉末状等、任意の剤型とすることができるが、液体状、ペースト状又はクリーム状とすることが好ましく、液体状とすることがさらに好ましい。液体状とする場合には、液体媒体として水の他、ポリエチレングリコール、エタノール等を用いるのが好ましく、水の配合量は、本発明の洗浄剤組成物中に、10質量%以上90質量%以下が好ましい。
【0144】
<用途、使用方法>
本発明の洗浄剤組成物は、良好な泡の持続性及びすすぎ性をもたらし、すすぎ後の毛髪の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後の柔らかさ、まとまり性、皮膚のしっとり感を付与することができ、毛髪用洗浄剤組成物又は皮膚用洗浄剤組成物として好適に用いることができる。毛髪用洗浄剤組成物としては、ヘアシャンプーが挙げられる。皮膚用洗浄剤組成物としては、ボディシャンプー、洗顔料、メイククリアジェル、又はハンドソープが挙げられる。
さらに本発明の洗浄剤組成物は、良好な泡の持続性及びすすぎ性をもたらし、すすぎ後の毛髪の櫛通り性や柔らかさ、乾燥後の柔らかさ、まとまり性、皮膚のしっとり感を付与することができるため、前記本発明の洗浄剤組成物を毛髪に適用して洗浄した後、すすぐ毛髪の洗浄方法も提供される。また、前記本発明の洗浄剤組成物を皮膚表面に適用して洗浄した後、すすぐ身体の洗浄方法も提供される。
【0145】
上述した実施態様に関し、本発明はさらに以下の皮膚又は毛髪用洗浄剤を開示する。
[1]炭素数12以上24以下の内部オレフィンスルホン酸塩(A)を含有する皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[2]内部オレフィンスルホン酸塩の炭素数は、好ましくは14以上であり、より好ましくは16以上であり、好ましくは20以下であり、より好ましくは18以下である上記[1]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[3]成分(A)に含有される炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩の含有量と炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩の含有量の質量比(炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩/炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩)は、好ましくは50/50〜99/1であり、より好ましくは60/40〜95/5であり、更に好ましくは70/30〜90/10、更に好ましくは75/25〜90/10であり、また更に好ましくは75/25〜85/15であり、また更に好ましくは78/22〜85/15である上記[1]又は[2]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[4]成分(A)中における炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩と炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩の合計含有量は、好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上であり、更に好ましくは70質量%以上であり、また更に好ましくは80質量%以上であり、またより好ましくは90質量%以上であり、更に好ましくは95質量%以上である上記[1]〜[3]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0146】
[5]成分(A)中におけるスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは25質量%以下であり、より好ましくは24質量%以下であり、更に好ましくは23質量%以下であり、また更に好ましくは22質量%以下であり、更に好ましくは20質量%以下であり、また更に好ましくは20質量%未満であり、また更に好ましくは19質量%以下であり、また更に好ましくは18質量%以下である上記[1]〜[4]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[6]成分(A)中におけるスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは5質量%以上25質量%以下であり、好ましくは5質量%以上24質量%以下であり、好ましくは5質量%以上23質量%以下であり、好ましくは5質量%以上22質量%以下であり、好ましくは5質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは6質量%以上20質量%未満であり、更に好ましくは7質量%以上19質量%以下であり、また更に好ましくは8質量%以上18質量%以下である上記[1]〜[5]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[7]成分(A)中におけるスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは9質量%以上17.5質量%以下であり、好ましくは9質量%以上15質量%以下であり、好ましくは9質量%以上12質量%以下であり、好ましくは9質量%以上10質量%以下である上記[1]〜[6]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[8]成分(A)中における、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは9質量%以上18質量%以下であり、好ましくは10質量%以上18質量%以下であり、好ましくは12質量%以上18質量%以下であり、好ましくは14質量%以上18質量%以下であり、好ましくは16質量%以上18質量%以下である上記[1]〜[7]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0147】
[9]成分(A)中におけるスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上であり、更に好ましくは7質量%以上であり、更に好ましくは8質量%以上であり、好ましくは9質量%以上であり、好ましくは10質量%以上であり、好ましくは12質量%以上であり、好ましくは14質量%以上であり、好ましくは16質量%以上である上記[1]〜[8]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[10]成分(A)中におけるスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは20質量%未満であり、更に好ましくは19質量%以下であり、また更に好ましくは18質量%未満であり、またより好ましくは17.5質量%以下であり、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上であり、更に好ましくは7質量%以上であり、また更に好ましくは8質量%以上であり、またより好ましくは9質量%以上である上記[1]〜[9]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[11]成分(A)中における、スルホン酸基の位置がオレフィン鎖又はアルカン鎖の1位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、好ましくは3.0質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、更に好ましくは2.0質量%以下であり、また更に好ましくは1.5質量%以下であり、またより好ましくは1.0質量%以下であり、好ましくは0.01質量%以上である上記[1]〜[10]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[12]成分(A)中における内部オレフィンスルホン酸塩のヒドロキシ体の含有量と内部オレフィンスルホン酸塩のオレフィン体の含有量の質量比(ヒドロキシ体/オレフィン体)は、好ましくは50/50〜100/0であり、より好ましくは60/40〜100/0であり、更に好ましくは70/30〜100/0であり、また更に好ましくは75/25〜100/0であり、またより好ましくは75/25〜95/5である上記[1]〜[11]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤。
【0148】
[13]原料内部オレフィンをスルホン化し、中和し、加水分解して、成分(A)を得る場合、原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、好ましくは40質量%以下であり、より好ましくは35質量%以下であり、更に好ましくは32質量%以下であり、また更に好ましくは30質量%以下であり、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上であり、更に好ましくは7質量%以上であり、更に好ましくは8質量%以上であり、更に好ましくは9質量%以上であり、更に好ましくは12質量%以上であり、更に好ましくは15質量%以上である上記[1]〜[12]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[14]原料内部オレフィンをスルホン化し、中和し、加水分解して、成分(A)を得る場合、原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、好ましくは5質量%以上40質量%以下であり、好ましくは5質量%以上35質量%以下であり、好ましくは5質量%以上32質量%以下であり、好ましくは5質量%以上30質量%以下であり、好ましくは6質量%以上30質量%以下であり、好ましくは7質量%以上30質量%以下であり、好ましくは8質量%以上30質量%以下であり、好ましくは9質量%以上30質量%以下であり、好ましくは12質量%以上30質量%以下であり、好ましくは15質量%以上27質量%以下である上記[1]〜[13]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[15]原料内部オレフィンをスルホン化し、中和し、加水分解して、成分(A)を得る場合、原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、好ましくは15質量%以上25質量%以下であり、好ましくは15質量%以上20質量%以下であり、好ましくは15質量%以上20質量%未満であり、好ましくは15質量%以上19質量%以下であり、好ましくは15質量%以上18質量%以下である上記[1]〜[14]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[16]原料内部オレフィンをスルホン化し、中和し、加水分解して、成分(A)を得る場合、原料内部オレフィン中における二重結合が2位に存在する内部オレフィンの含有量は、好ましくは20質量%以上27質量%以下であり、好ましくは22質量%以上27質量%以下であり、好ましくは24質量%以上27質量%以下である上記[1]〜[15]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[17]洗浄剤組成物中における、成分(A)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、更に好ましくは2質量%以上であり、また更に好ましくは5質量%以上であり、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下であり、更に好ましくは30質量%以下であり、また更に好ましくは20質量%以下である上記[1]〜[16]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0149】
[18]成分(A)中における原料内部オレフィンの含有量が、成分(A)中に好ましくは5.0質量%未満であり、より好ましくは3.0質量%未満であり、更に好ましくは1.5質量%未満であり、更に好ましくは1.0質量%未満である上記[1]〜[17]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[19]成分(A)中における無機化合物の含有量が、成分(A)中に好ましくは7.5質量%未満であり、より好ましくは5.0質量%未満であり、更に好ましくは3.0質量%未満であり、更に好ましくは2.0質量%未満であり、また更に好ましくは1.6質量%未満である上記[1]〜[18]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[20]さらに成分(A)以外の界面活性剤(B)を含有する上記[1]〜[19]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[21]成分(B)は、好ましくは成分(A)以外のアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、又は両性界面活性剤である上記[20]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[22]成分(B)の含有量は、好ましくは50質量%以下であり、より好ましくは30質量%以下であり、更に好ましくは20質量%以下であり、また更に好ましくは15質量%以下であり、またより好ましくは10質量%以下であり、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、更に好ましくは1.0質量%以上である上記[20]又は[21]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0150】
[23]さらに保湿剤(C)を含有する上記[1]〜[22]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[24]成分(C)は、好ましくはセラミド類、植物エキス、ヒアルロン酸ナトリウム、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンとその誘導体、ソルビトールとその誘導体、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、カルビトール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、糖アルコール(例えば、マルチトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、ラクチトールなど)、中鎖脂肪酸トリグリセライド、及び尿素から選ばれる1種以上であり、より好ましくはセラミド類、植物エキス、ヒアルロン酸ナトリウム、グリセリンおよびその誘導体である上記[23]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[25]成分(A)の含有量と成分(C)の含有量の質量比[成分(A)/成分(C)]は、好ましくは500〜0.01であり、より好ましくは200〜0.1であり、更に好ましくは50〜5であり、成分(C)の含有量は、好ましくは0.001〜30質量%であり、より好ましくは0.01〜5質量%である上記[23]又は[24]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0151】
[26]さらに抗菌剤又は抗フケ剤(D)を含有する上記[1]〜[25]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[27]抗菌剤は、好ましくはトリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノールから選ばれる1種又は2種以上である上記[26]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[28]成分(D)は、0.005〜5質量%配合するのが好ましく、0.01〜3質量%配合するのがより好ましく、0.05〜2質量%配合するのが更に好ましい上記[26]又は[27]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0152】
[29]さらにパール化剤(E)を含有する上記[1]〜[28]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[30]成分(E)は、好ましくはエチレングリコールジステアレート、エチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジパルミテート、ジステアリルエーテルから選ばれる1種又は2種以上である上記[29]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[31]成分(E)の含有量は、好ましくは0.3質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは0.5質量以上5.0質量%以下であり、更に好ましくは1.0質量%以上2.0質量%以下である上記[29]又は[30]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0153】
[32]さらに香料(F)を含有する上記[1]〜[31]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[33]成分(F)は、好ましくはシトラス系統(F1)、フローラル系統(F2)、ウッディ系統(F3)、フルーティ系統(F4)、スパイシー系統(F5)、ムスク系統(F6)、グリーン系統(F7)、およびその他(F8)からなる群から選ばれる1種又は2種以上である上記[32]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[34]成分(A)の含有量と成分(F)の含有量の質量比[成分(A)/成分(F)]は、好ましくは150〜0.5であり、より好ましくは40〜5であり、更に10〜1が好ましい上記[32]又は[33]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0154】
[35]さらに有機溶剤(G)を含有する上記[1]〜[34]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[36]成分(G)は、好ましくは芳香族アルコール、カーボネート、又は下記一般式(8)で表されるヒドロキシ化合物である上記[35]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0155】
【化11】
(式中、R
18は、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を示し、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、平均付加モル数rは1〜3000の数を示し、r個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である。)
[37]成分(G)の含有量は、好ましくは0.1〜30質量%であり、より好ましくは0.2〜10質量%であり、更に好ましくは0.3〜2質量%である上記[35]又は[36]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0156】
[38]さらにビタミン剤(H)を含有する上記[1]〜[37]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[39]成分(H)は、好ましくはレチノール、パルミチン酸レチノール、β−カロチン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ニコチン酸アミド、γ−オリザノール、リボフラビン(ビタミンB2)、アスコルビン酸(ビタミンC)、dl−トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール、パントテン酸エチルエーテル、D−パントテニルアルコール(D−パンテノール)、又はビオチンである上記[38]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[40]成分(H)の含有量は、好ましくは0.01〜10質量%であり、より好ましくは0.05〜5質量%であり、更に好ましくは0.1〜1質量%である上記[38]又は[39]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0157】
[41]さらに増粘剤(I)を含有する上記[1]〜[40]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[42]成分(I)は、好ましくはグアーガム、ローカストビンガム、クインシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、シェラック、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルメタアクリレート、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、ポリグリコール− ポリアミン縮合物、ポリメチルメタクリレート微粒子、ベントナイト、ラポナイト、微粉酸化ケイ素、コロイダルアルミナ、又はビーガムである上記[41]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[43]成分(I)の含有量は、好ましくは0.01〜10質量%であり、より好ましくは0.05〜5質量%であり、更に好ましくは0.1〜3質量%である上記[41]又は[42]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0158】
[44]さらに水溶性塩類(J)を含有する上記[1]〜[43]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[45]成分(J)は、好ましくはクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸から選ばれる有機酸、または塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸から選ばれる無機酸の塩である上記[44]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[46]成分(J)の含有量は、好ましくは0.1〜10質量%であり、より好ましくは0.2〜5質量%であり、更に好ましくは0.2〜2質量%である上記[44]又は[45]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0159】
[47]さらにキレート剤(K)を含有する上記[1]〜[46]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[48]成分(K)は、好ましくはアミノポリカルボン酸系キレート剤、芳香族及び脂肪族カルボン酸系キレート剤、アミノ酸系キレート剤、エーテルポリカルボン酸系キレート剤、イミノジメチルホスホン酸(IDP)、アルキルジホスホン酸(ADPA)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(DEQUEST(登録商標)2010)等のホスホン酸系キレート剤、ヒドロキシカルボン酸系キレート剤、リン酸系キレート剤、高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤、及びジメチルグリオキシム(DG)である上記[47]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[49]成分(K)の含有量は、好ましくは0.01〜10質量%であり、より好ましくは0.02〜2質量%であり、更に好ましくは0.05〜1質量%である上記[47]又は[48]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0160】
[50]さらに油剤(L)を含有する上記[1]〜[49]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[51]成分(L)は、好ましくはエステル油、シリコーン油、エーテル油、炭化水素油、高級アルコール、又は水酸基が置換していてもよい炭素数17〜23の炭化水素基を有するカルボン酸である上記[50]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[52]成分(L)の含有量は、0.01〜30質量%が好ましく、0.05〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が更に好ましい上記[50]又は[51]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
【0161】
[53]さらにカチオン性又は両性ポリマー(M)を含有する上記[1]〜[52]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[54]カチオン性ポリマーは、好ましくはカチオン性ガラクトマンナン、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化デンプン、又はラジカル重合より合成される合成ポリマーである上記[53]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[55]成分(M)の含有量は、好ましくは0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.05〜1質量%であり、さらに好ましくは0.1〜0.5質量%である上記[53]又は[54]の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物。
[56]上記[1]〜[55]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物を毛髪に適用して洗浄した後、すすぐ、毛髪の洗浄方法。
[57]上記[1]〜[55]いずれか1の皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物を皮膚表面に適用して洗浄した後、すすぐ、身体の洗浄方法。