特許第6235887号(P6235887)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6235887
(24)【登録日】2017年11月2日
(45)【発行日】2017年11月22日
(54)【発明の名称】表示パネルおよび表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20171113BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20171113BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20171113BHJP
   H04N 5/645 20060101ALI20171113BHJP
【FI】
   G09F9/00 362
   G09F9/00 348Z
   G09F9/30 330
   H04N5/64 551Z
   H04N5/645
【請求項の数】7
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2013-253215(P2013-253215)
(22)【出願日】2013年12月6日
(65)【公開番号】特開2014-115654(P2014-115654A)
(43)【公開日】2014年6月26日
【審査請求日】2016年6月22日
(31)【優先権主張番号】201210524611.7
(32)【優先日】2012年12月7日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100174001
【弁理士】
【氏名又は名称】結城 仁美
(74)【代理人】
【識別番号】100181272
【弁理士】
【氏名又は名称】神 紘一郎
(72)【発明者】
【氏名】ワーン ドーンシュヨン
(72)【発明者】
【氏名】ドーン ヨウメイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャーン ミー
【審査官】 田辺 正樹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0315570(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0212555(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0264689(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0069241(US,A1)
【文献】 特開2012−216927(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0266934(US,A1)
【文献】 特開2009−015152(JP,A)
【文献】 特開2008−085314(JP,A)
【文献】 特表2013−506274(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/13−1/141
G09F9/00
H01L51/50
H04N5/222−5/257、5/64−5/655、
9/04−9/11
H05B33/00−33/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルにおいて、
アレイ基板と少なくとも一つの画像センサを含み、
前記アレイ基板の非表示領域内には、前記画像センサを取り付けるための取付孔を有し、前記画像センサは、前記取付孔に内嵌され
前記アレイ基板には、前記画像センサとPCB板とを接続するためのリードを有し、前記画像センサとPCB板とを接続するための前記アレイ基板上のリードは、前記アレイ基板上のデータ信号線と同一層に設けられることを特徴とする表示パネル。
【請求項2】
請求項1記載の表示パネルにおいて、
各取付孔内に一つの画像センサが取り付けられることを特徴とする表示パネル。
【請求項3】
請求項1記載の表示パネルにおいて、
各取付孔内に複数の画像センサが取り付けられることを特徴とする表示パネル。
【請求項4】
請求項1記載の表示パネルにおいて、
前記取付孔は、前記アレイ基板の各フィルム層と下地を貫通する、または前記アレイ基板の各フィルム層を貫通することを特徴とする表示パネル。
【請求項5】
請求項1記載の表示パネルにおいて、
前記画像センサは、シリカゲルによって前記取付孔内に固定されることを特徴とする表示パネル。
【請求項6】
請求項1〜のいずれか一項記載の表示パネルにおいて、
前記表示パネルは、液晶表示パネル、プラズマ表示パネル、電子発光表示パネル、真空蛍光表示パネル、フラットパネル型陰極射線管表示パネル、または発光ダイオード表示パネルであることを特徴とする表示パネル。
【請求項7】
請求項1〜のいずれか一項記載の表示パネルを含むことを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示技術分野に関し、特に表示パネルおよび表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フラットパネルディスプレイは、表示画面の対角線の長さと機器全体の厚さとの比が4:1より大きい表示デバイスを指し、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、電子発光ディスプレイ、真空蛍光ディスプレイ、フラットパネル型陰極射線管ディスプレイおよび発光ダイオードディスプレイなどを含む。フラットパネルディスプレイには、薄型で軽く、機器全体が携帯式とすることができること、電圧が低く、X線の放射がなく、フリッカーや震えがなく、静電気が生じず、健康に害することはないこと、電力損失が低く、電池で電気供給可能であること、大部分のフラットパネルディスプレイの寿命が陰極射線管より長いこと、といった多くのメリットを有する。フラットパネルディスプレイは、軍事用、民用領域において極めて広い用途を有する。軍事用において、例えばC(U3)Iシステム、通信システム(特に携帯式通信機)、電子戦システム、ミサイル射撃統制システムおよびタンク、飛行機、宇宙飛行器のキャビンなど、ディスプレイを必要とする場所のほとんどにフラットパネルディスプレイを使用することができる。フラットパネルディスプレイは、近年発展の速いハイテク技術であり、20世紀最後のいくつかのハイテク技術のひとつであるとされている。
【0003】
表示技術の著しい発展に伴い、撮影機能付きのフラットパネルディスプレイは、人々の生活の中に普及しつつある。現在、カメラ機能付きのフラットパネルディスプレイを製作する際に、通常フラットパネルディスプレイにおけるアレイ基板のほかに画像センサを追設する。例えば、図3、4に示す従来のカメラ機能付きのフラットパネルディスプレイである。図3に示す従来のカメラ機能付きのフラットパネルディスプレイにおいて、アレイ基板1´の周辺にカメラ5´が追設されている。図4に示す従来のカメラ機能付きのフラットパネルディスプレイにおいて、アレイ基板1´にカメラ5´が設置されている。上述のように追設された画像センサによってフラットパネルディスプレイ全体の厚さが大きくなり、機器全体が占める空間が増加し、フラットパネルディスプレイの軽量・薄型化の実現に不利である。また、フラットパネルディスプレイに追設された画像センサによって、ディスプレイのハウジング全体の厚さを大きくさせるだけではなく、表示パネル全体の回路接続複雑度を増加させ、全体の生産コストを増やすこととなる。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施例は、表示パネルおよび表示装置を提供して、軽量・薄型で生産ストが低く、カメラ機能付きの表示パネルを提供する。
【0005】
本発明の実施例は、表示パネルを提供する。該表示パネルは、アレイ基板と少なくとも一つの画像センサを含む。前記アレイ基板の非表示領域内には、前記画像センサを取り付けるための取付孔を有し、前記画像センサは、前記取付孔に内嵌される。
【0006】
本発明の実施例は、本発明の実施例による表示パネルを含む表示装置をさらに提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施例による有益な効果は、以下を含む。
本発明の実施例は、表示パネルおよび表示装置を提供する。アレイ基板の非表示領域内には、画像センサを取り付けるための取付孔を有する。カメラは、アレイ基板の取付孔に内嵌される。画像センサを表示パネルのアレイ基板に内嵌することによって、表示パネル全体の厚さを減少することができ、表示パネル全体の軽量・薄型化に寄与する。また、画像センサをアレイ基板に内嵌することによって、ディスプレイのハウジング全体の厚さを減少できるだけではなく、表示パネル全体の回路接続複雑度を簡単化でき、表示パネル全体の生産コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施例による表示パネルの構造模式図である。
図2】本発明の実施例によるアレイ基板とPCB板の接続の構造模式図である。
図3】従来のカメラ機能付きフラットパネルディスプレイの構造模式図である。
図4】(a)は、従来のカメラ機能付きフラットパネルディスプレイの構造模式図であり、(b)は、(a)におけるE‐E線の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面とともに、本発明の実施例による表示パネルおよび表示装置の具体的な実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図面において、各層のフィルムの厚さや形状は、アレイ基板の実比例を反映せず、単に本発明の内容を模式的に説明することを目的とする。
【0011】
フラットパネルディスプレイには、薄型で軽く、機器全体が携帯式とすることができるなど多くのメリットを有する。本発明の実施例は、フラットパネル表示技術に基づいて撮影機能付きの表示パネルを提供するものである。具体的に、後述の表示パネルは、具体的に実施する際に、液晶表示パネル、プラズマ表示パネル、電子発光表示パネル、真空蛍光表示パネル、フラットパネル型陰極射線管表示パネル、または発光ダイオード表示パネルなどであってよく、ここでは限定をしない。
【0012】
図1は、本発明の実施例による表示パネルにおけるアレイ基板の平面図である。図1に示すように、本発明の実施例による表示パネルは、具体的にアレイ基板1と少なくとも一つの画像センサ(図示せず)とを含む。ここで、アレイ基板1には、表示領域Dと非表示領域Aとを含む。
【0013】
アレイ基板1の非表示領域A内に、画像センサを取り付けるための取付孔Bを有する。該画像センサは、取付孔Bに内嵌される。ここで、画像センサは、カメラ、CCD、COMSであってよい。
【0014】
具体的に実施する際に、表示パネルに有する画像センサが複数あってもよいので、アレイ基板1には、複数の取付孔Bを有し、各取付孔Bに一つの画像センサを取り付けてよい。また、各取付孔Bに複数の画像センサが対応してもよく、すなわち複数の画像センサを同一の取付孔B内に取り付けることもできる。ここでは限定をしない。
【0015】
具体的に実施する際に、画像センサは、通常シリカゲルで取付孔B内に固定される。アレイ基板1に内嵌される画像センサの厚さと大きさに応じて、取付孔Bの深さと孔の径を選択することができる。具体的に、取付孔Bは、アレイ基板1の各フィルム層と下地、すなわち厚さ全体を貫通してもよいし、アレイ基板1の各フィルム層のみ、すなわち一部の厚さを貫通してもよく、ここでは限定をしない。具体的に、取付孔Bがアレイ基板1の各フィルム層と下地を貫通する場合、表示パネル全体の厚さをさらに減少することができる。
【0016】
具体的に、アレイ基板1に内嵌する画像センサが正常に稼動できることを保証するとともに、表示パネル全体の回路接続複雑度をさらに減少させるために、アレイ基板1には、画像センサとPCB板2とを接続するためのリード3をさらに設けてもよい。具体的に実施する際に、図2に示すように、アレイ基板1上の取付孔BとPCB板2の接続箇所Cとの間に、画像センサとPCB板2とを接続するためのリード3を設ける。該リード3は、具体的に電源リード、データ入力リード、データ出力リードなどを含んでよく、ここでは限定をしない。
【0017】
具体的に実施する際に、アレイ基板1に有する、画像センサとPCB板2とを接続するためのリード3は、溶接方式で画像センサに有するリード(図示せず)に接続し、PCB板2とアレイ基板1のリード3とは接続して信号伝送を実現する。すると、カメラ信号は、信号プロセッサを通じてPCB板2とアレイ基板1のリード3を経由して画像センサに伝送されて、画像センサの正常稼働を実現させる。
【0018】
具体的に実施する際に、アレイ基板1に有する、画像センサとPCB板2とを接続するためのリード3は、アレイ基板1上のデータ信号線と同一の層に設けてよい。すなわち、画像センサとPCB板2とを接続するためのリード3とデータ信号線などを一回のパターンニング工程でアレイ基板1に形成する。全体的にアレイ基板1の製作工程を増やすことなく、データ信号線を製作するパターンニングを変更すれば実現可能である。
【0019】
さらに、本発明の実施例による上記表示パネルに有する画像センサを利用してスライドバーまたはカーソル制御の機能を実現することもできる。画像センサは、移動体の軌跡を捕捉し、空間物体捕捉アルゴリズムなど従来の計算モデルによって、物体の移動位置を表示パネル内の座標に換算し、カーソル移動などのコントロールを実現する。その具体的な実現方式は、従来技術に属するものであり、ここでは詳細に説明しない。
【0020】
同一の発明思想に基づき、本発明の実施例は、表示装置をさらに提供する。該表示装置は、本発明の実施例による上記表示パネルを含む。該表示パネルの実施は、上記表示パネルの実施例を参照し、重複箇所について再び繰り返して説明しない。
【0021】
本発明の実施例による表示パネルおよび表示装置は、アレイ基板の非表示領域内に画像センサ取付用の取付孔を有し、カメラをアレイ基板の取付孔内に内嵌したものである。画像センサを表示パネルのアレイ基板に内嵌することによって、表示パネル全体の厚さを減少することができ、パネル全体の軽量・薄型化に寄与する。また、画像センサをアレイ基板に内嵌することによって、ディスプレイのハウジング全体の厚さを減少できるのみならず、表示パネル全体の回路接続複雑度も簡単化でき、表示パネル全体の生産コストを低減させる。
【0022】
本分野の技術者が本発明の要旨と範囲を逸脱することなく本発明について様々な変更と変形を行なうことができることは明らかである。すると、本発明のこれらの修正と変形が本発明の請求項およびその同等の技術の範囲内にあるのであれば、本発明は、これらの変更と変形を含もうとする。
図1
図2
図3
図4