(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ラベル情報処理ユニットは更に、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報をサーバーへアップロードして、サーバーが前記顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報を検索するようにし、前記顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報をラベルフレーム内に表示し、当該ユーザー及び/又は当該ユーザーの関係リンクに含まれるユーザーへ前記画像、前記ラベルフレーム及び前記ラベル情報をプッシュする、
請求項6に記載のインタラクティブ装置。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の目的、技術構成及び利点を更に明確にするために、添付の図面と併せて本発明を更に詳しく説明する。
【0022】
本発明の実施形態では、ユーザーは、画像内の顔領域を、自身の関係リンクに含まれる友達又は友達でない人物に関連付けることができると同時に、顔検出技術を併用して、カスタマイズした顔フレームを添加することができる。このように、操作を最大限に減らすことができる。
【0023】
タグ付けアプリケーションとは、主に、1つの画像において、ユーザーが画像内の顔領域を検出してラベリングし、この顔領域に関連する情報を、ユーザーの友達関係リンクに含まれる特定の関連ユーザーにプッシュすることができるものを指す。具体的には、本発明の実施形態がタグ付けアプリケーションに適用される場合、関係リンクから検索された友達を選択し、サーバーから送出されるラベル情報を、これらの友達にプッシュすることができる。更に、ユーザーにより入力されカスタマイズされたラベル情報を選択し、ユーザーにより入力されカスタマイズされたラベル情報を、友達にプッシュすることができる。
【0024】
好ましくは、サーバーにより送出されるラベル情報は、具体的には、サーバーにより予め設定された、面白味のある興趣ラベル情報であってよい。同時に、ラベル情報は、サーバーにより動的に構成されるラベルフレーム背景情報を用いて生成されるラベルフレームによって、表示されてよい。これにより、ラベルの表示形式を豊富にすることができる。
【0025】
図1は、本発明の実施形態に係る、画像に基づくインタラクション方法を示すフローチャートである。
【0026】
図1に示すように、当該方法は以下のステップを含む。
【0027】
ステップ101:クライアントは画像内で顔領域を認識する。
【0028】
ここで、ユーザーが画像内で認識した顔領域を受信してもよいし、顔認識アルゴリズムを適用して、機械により画像内で顔領域を自動認識してもよい。
【0029】
本発明の実施形態では、好ましくは、顔認識アルゴリズムを採用して顔領域を自動認識する。
【0030】
顔認識とは、特に、顔の視覚特徴情報を比較することにより識別認証を行うコンピューター技術である。一般には、顔認識システムには、画像の取得、顔の位置決め、画像の前処理、顔認識(身分確認又は身分検索)等が含まれる。
【0031】
現在よく用いられる顔認識アルゴリズムは、以下のように分類される。すなわち、顔特徴点に基づく認識アルゴリズム、顔画像全体に基づく認識アルゴリズム、テンプレートに基づく認識アルゴリズム、神経回路を利用して認識を実行するアルゴリズム等である。更に具体的には、本発明の実施形態に適用可能な顔認識アルゴリズムには、主成分分析(Principal Component Analysis:PCA)アルゴリズム、独立成分分析(Independent Component Analysis:ICA)アルゴリズム、アイソメトリック特徴マッピング(Isometric Feature Mapping:ISOMAP)、核主成分分析(Kernel Principal Component Analysis:KPCA)アルゴリズム、線形主成分分析(Linear Principal Component Analysis:LPCA)アルゴリズム等が含まれる。
【0032】
当該技術分野の当業者には当然であるように、顔認識アルゴリズムの例示として詳細なリストを上述したが、本発明の実施形態はこれらに限定されない。
【0033】
図2は、本発明の実施形態に係る、顔領域の選択を示す図である。ユーザー自身が画像内で顔領域を認識してもよいし、顔認識アルゴリズムを適用して、機械により画像内で顔領域を自動認識してもよい。
図2には、顔を縁取ったフレーム21が示されており、このフレームを顔フレームと呼ぶことがある。以下のステップ102において、顔フレームの生成プロセスを説明する。
【0034】
ステップ102:クライアントは顔領域に対応する顔フレームを生成する。
【0035】
顔認識アルゴリズムを適用して機械により画像内で顔領域を自動認識する場合、顔検出技術を利用して、クライアントのローカル又はネットワーク側に記憶される顔検出ライブラリを用いて、入力された画像に顔検出を実行し、その後、画像内の顔の位置情報を出力することができる。このような情報は、ユーザーが調節できるように、縁の形式を初期化することにより画像上に表示することができる。ユーザーが図中でドラッグ等により最終的に確定した位置情報に基づいて、顔フレームを生成することができる。
【0036】
ユーザー自身が画像内で顔領域を認識する場合、ユーザーが図中でドラッグ等により確定した位置情報に基づいて、顔フレームを生成してよい。
【0037】
同時に、生成された顔フレームには、ユーザーによって編集工程が実行されてよい。ユーザーは、以下の編集工程のうち任意の1つを採用して、顔フレームを編集してよい。
【0038】
顔フレームをドラッグする。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーは顔フレームの右下角の頂点以外の任意の位置に触れて、接触点を移動させる。画面上の顔フレームは接触点の移動に伴って移動し、顔フレームが適切な位置まで移動すると、接触が中断される。
【0039】
顔フレームをズームする。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーは顔フレームの右下角の頂点位置に触れて、接触点を移動させる。接触点の移動に伴って顔フレームのサイズが変化し、適切な顔フレームサイズが得られると、接触が中断される。
【0040】
顔フレームを削除する。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーは顔フレーム内に削除ボタンが出現するまで、顔フレーム内の任意の位置に継続的に触れ、削除ボタンをクリックする。
【0041】
以上の編集工程は、ポインティングデバイスの操作により実現されてもよい。ポインティングデバイスは、入力デバイスである。具体的には、ポインティングデバイスはインターフェースデバイスであってよい。ポインティングデバイスにより、ユーザーは、空間データ(すなわち、連続データ又は多次元データ)をコンピューターへ入力することができる。マウスは、最もよく見られるポインティングデバイスのひとつである。ポインティングデバイスの動きは、コンピューター機器の画面上のポインター、カーソル又はその他の代替物の動きにより表される。すなわち、ポインティングデバイスにより、コンピューター機器の画面上のポインター、カーソル又はその他代替物の動きを制御することができる。
【0042】
好ましくは、複数の顔フレームが生成される場合、各顔フレームの位置を制限して、顔フレームが重なり合わないようにし、且つできるだけ各顔フレームが画像表示領域内に保持されるようにする必要がある。
【0043】
ステップ103:クライアントは、顔フレームに関連するラベルフレームを生成し、当該ラベルフレーム内に顔領域に関連するラベル情報を提示する。ラベルフレーム内に顔領域に関連するラベル情報を提示するステップは、サーバーから顔領域に関連するラベル情報を取得し、当該ラベルフレーム内に当該サーバーから取得されたラベル情報を提示するステップと、ユーザーにより入力された顔領域に関連するラベル情報を受信し、当該ラベルフレーム内に当該ユーザーにより入力されたラベル情報を提示するステップと、のうちいずれか1つにより実行される。
【0044】
ここで、顔フレームが生成された後すぐに、顔フレームに関連するラベルフレームが生成される。ラベルフレームは、ラベル情報を表示する。
【0045】
一実施形態において、ネットワーク側のサーバーにより、クライアントにラベルフレーム背景情報が提供されてよく、クライアントは、ラベルフレーム背景情報に基づいてラベルフレームを生成してよい。このように、サーバーはバックグラウンドでラベルフレーム背景情報を調整し、複数の表現形式をもつラベルフレームをユーザーに提供することができる。例えば、サーバーにより提供されるラベルフレーム背景情報には、具体的には、ラベルフレームの形状、ラベルフレームの展開形式及び/又はラベルフレームの色等が含まれてよい。
【0046】
任意に、ラベルフレームは、ユーザーの興味に基づいてユーザーによりローカルで生成されてよい。例えば、ラベルフレームの形状、ラベルフレームの展開形式及び/又はラベルフレームの色は、予めユーザーによりローカルで設定されてよい。クライアントは、設定されたラベルフレームの形状、ラベルフレームの展開形式及び/又はラベルフレームの色に基づいて、ラベルフレームを自動的に生成してよい。
【0047】
一実施形態において、クライアントは、サーバーから顔領域に関連するラベル情報を取得し、生成されたラベルフレーム内に当該ラベル情報を表示する。顔領域に関連するラベル情報は、好ましくは、顔領域に対するコメント情報である。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識される場合、ラベル情報は「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報であってもよく、「3歳の優勝者」等の間接的なニュアンスのコメント情報であってもよい。
【0048】
図3は、本発明の実施形態に係る、ラベル情報の生成を示す概略図である。
【0049】
予め設定されたラベル情報候補語彙(最近ネットワークで話題のキーワード、ユーザーが言及したカスタム語等)をサーバーに予め記憶することにより、ラベル情報リストを構成することができる。ラベル情報リストは、サーバーによりユーザーのクライアントへ送信される。ラベル情報リストから、ラベル情報として適切なラベル情報候補語彙がユーザーにより選択され、ラベルフレーム内に表示される。ここで、ラベル情報リストに含まれるラベル情報候補語彙は編集できることが好ましい。
【0050】
好ましくは、ラベル情報リストの生成から送信までのプロセスには、具体的には以下の工程を含む。サーバーにより、ラベル情報候補語彙の使用頻度を計算し、ラベル情報候補語彙を当該使用頻度で降順ソートする。サーバーにより、ソート結果に従ってラベル情報リストを生成する。ここで、当該ラベル情報リストには、所定数の目的ラベル情報候補語彙が記憶される。サーバーにより、ラベル情報リストをクライアントへ送出する。クライアントにより、ラベル情報リストを解析してラベル情報候補語彙を取得し、ラベル情報候補語彙から、顔領域に関連する語彙を選択し、当該顔領域に関連する語彙をラベルフレーム内に表示する。
【0051】
一実施形態において、ユーザーは更に、クライアントのラベルフレームにおいて、自分でユーザーカスタムラベル情報を直接編集することができる。ユーザーカスタムラベル情報は、認識された顔領域に関連するコメント情報、任意に表されるユーザーの心情的なコメント情報等であってよい。
【0052】
サーバーによりクライアントにラベル情報が提供される場合、サーバーは、バックグランド動作でカスタム語の使用状況の統計をとり、現段階でのネットワーク流行語を整理することによって、ラベル情報を生成してよい。ラベル情報は、好ましくは面白味のある興趣ラベル情報である。興趣ラベル情報は、バックグラウンド動作でカスタム語の使用状況の統計をとり、現段階でのネットワーク流行語を整理することによって、生成されてよい。また、より鮮やかに見せるために、視覚的な設計に基づいて各フレームの表示形式や色等のコンテンツを自動的に構成してよい。
【0053】
好ましくは、ラベルフレームを編集することができる。具体的には、以下の編集工程のうち少なくとも1つを採用して、ラベルフレームに対して編集工程を実行することができる。
【0054】
ラベルフレームの色を調整する。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーは予め設定された色セットのうち1つの色をクリックする。このように、顔フレームはクリックされた色に変更される。
【0055】
ラベルフレームをドラッグする。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーはラベルフレームの右下角頂点以外の任意の位置に触れ、接触点を移動させる。画面上のラベルフレームは接触点の移動に伴って移動し、ラベルフレームが適切な位置まで移動すると、接触が中断される。
【0056】
ラベルフレームをズームする。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーはラベルフレームの右下角の頂点位置に触れ、接触点を移動させる。接触点の移動に伴ってラベルフレームのサイズが変化し、適切なラベルフレームサイズが得られると、接触が中断される。
【0057】
ラベルフレームを削除する。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーはラベルフレーム内に削除ボタンが出現するまで、ラベルフレーム内の任意の位置に継続的に触れ、削除ボタンをクリックする。
【0058】
上記のラベルフレームの編集工程は、ポインティングデバイスの操作により実行されてもよい。
【0059】
好ましくは、クライアントは更に、顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報を検索し、当該顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報をラベルフレーム内に表示し、当該ユーザー識別情報に対応するユーザーへ画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュしてよい。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ラベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報である場合、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示し、ユーザー識別情報に対応するユーザー(すなわち張三)へ画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュしてよい。
【0060】
好ましくは、クライアントは更に、顔領域に対応するユーザー識別情報を検索し、当該顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報をラベルフレーム内に表示し、当該ユーザー識別情報に対応するユーザーの友達関係リンクに含まれるユーザーへ、画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュしてよい。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ラベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報であり、張三の友達に李四と王五が含まれる場合、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示し、ユーザー識別情報に対応するユーザー(すなわち張三)の友達(すなわち李四と王五)へ、画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュしてよい。
【0061】
一実施形態において、クライアントは、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報をサーバーへアップロードする。このように、サーバーは更に、受信された画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報に基づいて、顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報を検索し、当該顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報をラベルフレーム内に表示し、当該ユーザー識別情報に対応するユーザーへ画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュする。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ラベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報である場合、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示し、ユーザー識別情報に対応するユーザー(すなわち張三)へ画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュしてよい。
【0062】
一実施形態において、クライアントは、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報をサーバーへアップロードする。このようにして、サーバーは更に、受信された画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報に基づいて、顔領域に対応するユーザー識別情報を検索し、当該顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報をラベルフレームに表示し、当該ユーザー識別情報に対応するユーザーの友達関係リンクに含まれるユーザーへ、画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュする。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ラベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報であり、張三の友達に李四と王五が含まれる場合、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示し、ユーザー識別情報に対応するユーザー(すなわち張三)の友達(すなわち李四と王五)へ、画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュしてよい。
【0063】
本発明の実施形態により提供される画像に基づくインタラクション方法は、多くのアプリケーションに適用可能であり、特に、現在非常に広く受け入れられているタグ付けアプリケーションに適する。
【0064】
図4は、本発明の実施形態に係る、画像に基づくタグ付けアプリケーションの方法を説明するフローチャートである。
【0065】
図4に示すのは、本発明により提供される画像に基づくタグ付けアプリケーションを実行する方法の具体的な実施形態である。当該方法は、具体的には以下のステップを含む。
【0066】
ステップ401:クライアントは、顔領域が手動で検出されラベリングされるか否かを判定する。顔領域が手動で検出されラベリングされる場合は、ステップ402とそれ以降のステップが実行される。顔領域が手動で検出されラベリングされない場合は、ステップ403とそれ以降のステップが実行される。手動のタグ付けでは、クライアントは、ユーザーが肉眼で判断した顔領域の位置情報を受信する。
【0067】
ステップ402:クライアントは、ユーザーが肉眼で判断した顔領域の位置情報を受信し、該顔領域の位置情報に基づいて、顔フレームを生成する。また、ステップ404とそれ以降のステップを実行する。
【0068】
ステップ403:クライアントは、顔自動認識アルゴリズムを適用して、画像内で顔領域を自動認識し、顔フレームを添加する。顔フレームには、認識された顔領域が含まれる。ここで、具体的には、クライアントは、主成分分析アルゴリズム(PCA)、独立成分分析アルゴリズム(ICA)、アイソメトリック特徴マッピング(ISOMAP)、核主成分分析アルゴリズム(KPCA)、線形主成分分析アルゴリズム(LPCA)等のアルゴリズムを採用して、顔領域を自動認識してよい。また、ステップ404とそれ以降のステップが実行される。
【0069】
ステップ404:クライアントは、ラベル情報がカスタマイズされるか否かを判定する。ラベル情報がカスタマイズされる場合は、ステップ405とそれ以降のステップが実行される。ラベル情報がカスタマイズされない場合は、ステップ410とそれ以降のステップが実行される。ここで、カスタムラベル情報とは、サーバーのバックグラウンドにより提供されるラベル情報である。
【0070】
ステップ405:クライアントは、サーバーからラベルフレーム背景情報及びラベル情報をダウンロードする。
【0071】
ステップ406:クライアントは、ラベルフレーム背景情報に基づいてラベルフレームを生成し、ラベル情報をラベルフレーム内に表示する。
【0072】
ステップ407:クライアントは、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報を関連ユーザーへプッシュする必要があるか否かを判定する。プッシュする必要がある場合は、ステップ408とそれ以降のステップを実行する。プッシュする必要がない場合は、ステップ409とそれ以降のステップを実行する。ここで、関連ユーザーは、顔領域に対応するユーザー及び/又は顔領域に対応するユーザーの友達関係リンクに含まれるユーザーであってよい。
【0073】
ステップ408:クライアントは、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報を関連ユーザーへプッシュし、プロセスを終了する。
【0074】
ステップ409:クライアントは、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報をサーバーへアップロードし、プロセスを終了する。
【0075】
ステップ410:クライアントは、ラベルフレームを生成し、顔領域に対応するユーザー識別情報を選択し、ラベルフレーム内にユーザー識別情報を表示する。
【0076】
ステップ411:クライアントは、ユーザー識別情報に対応するユーザーのクライアントへ、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内にラベリングされたユーザー識別情報をプッシュする。
【0077】
上述の詳細な分析に基づき、本発明の実施形態は更に、画像に基づくインタラクティブ装置を提供する。
【0078】
図5Aは、本発明の実施形態に係る、画像に基づくインタラクティブ装置の第1の構成図である。装置は、好ましくは、インスタント・メッセージクライアントに位置付けられてよい。インスタント・メッセージクライアントは、具体的には、表示機能を有するコンピューター機器であってよい。
【0079】
図5Aに示すように、装置は、顔領域認識ユニット501、顔フレーム生成ユニット502及びラベル情報処理ユニット503を有する。
【0080】
顔領域認識ユニット501は、画像内で顔領域を認識する。
【0081】
顔フレーム生成ユニット502は、顔領域に対応する顔フレームを生成する。
【0082】
ラベル情報処理ユニット503は、顔フレームに関連するラベルフレームを生成し、該ラベルフレーム内に該顔領域に関連するラベル情報を提示する。該ラベルフレーム内に該顔領域に関連するラベル情報を提示する工程は、サーバーから該顔領域に関連するラベル情報を取得し、該ラベルフレーム内に当該サーバーから取得されたラベル情報を提示する工程と、ユーザーにより入力された該顔領域に関連するラベル情報を受信し、該ラベルフレーム内に当該ユーザーにより入力されたラベル情報を提示する工程と、のうちいずれか1つにより実行される。
【0083】
一実施形態において、顔領域認識ユニット501は、顔自動認識アルゴリズムを適用して、画像内の顔領域を認識する。好ましくは、顔自動認識アルゴリズムには、主成分分析アルゴリズム(PCA)、独立成分分析アルゴリズム(ICA)、アイソメトリック特徴マッピング(ISOMAP)、核主成分分析アルゴリズム(KPCA)、線形主成分分析アルゴリズム(LPCA)等が含まれる。
【0084】
一実施形態において、装置は更に、顔フレーム編集ユニット504を有する。
【0085】
顔フレーム編集ユニット504は、顔フレーム生成ユニット502により生成される顔フレームを編集する。ここで、顔フレームには、以下の編集工程のうち少なくとも1つの編集工程が実行される。
【0086】
顔フレームをドラッグする。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーは顔フレームの右下角頂点以外の任意の位置に触れ、接触点を移動させる。画面上の顔フレームは接触点の移動に伴って移動し、顔フレームが適切な位置まで移動すると、接触が中断される。
【0087】
顔フレームをズームする。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーは顔フレームの右下角の頂点位置に触れ、接触点を移動させる。接触点の移動に伴って顔フレームのサイズが変化し、適切な顔フレームサイズが得られると、接触が中断される。
【0088】
顔フレームを削除する。一実施形態において、タッチパネルを介して、ユーザーは顔フレーム内に削除ボタンが出現するまで、顔フレーム内の任意の位置に継続的に触れ、削除ボタンをクリックする。
【0089】
上記の編集工程は、ポインティングデバイスの操作により実行されてもよい。
【0090】
好ましくは、ラベル情報処理ユニット503は、サーバーからラベルフレーム背景情報を取得し、当該ラベルフレーム背景情報に基づいてラベルフレームを生成する。ここで、ラベルフレーム背景情報には、ラベルフレームの形状、ラベルフレームの展開形式及び/又はラベルフレームの色が含まれる。
【0091】
一実施形態において、ラベル情報処理ユニット503は、サーバーからラベルフレーム背景情報を取得し、当該ラベルフレーム背景情報に基づいてラベルフレームを生成する。
【0092】
ラベル情報処理ユニット503は更に、ユーザーにより入力されるユーザーカスタムラベル情報を受信し、ラベルフレーム内に当該ユーザーにより入力されるユーザーカスタムラベル情報を提示する。
【0093】
ラベル情報処理ユニット503は更に、画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報をサーバーへアップロードする。
【0094】
図5Bは、本発明の実施形態に係る、画像に基づくインタラクティブ装置の第2の構成図である。該装置は、好ましくは、インスタント・メッセージクライアントに位置付けられてよい。インスタント・メッセージクライアントは、具体的には、表示機能を有するコンピューター機器であってよい。
【0095】
本実施例において、装置は、顔領域認識ユニット701、顔フレーム生成ユニット702、ラベル情報処理ユニット703、顔フレーム編集ユニット704の他に、更にラベル情報プッシュユニット705を有する。ラベル情報プッシュユニット705は、顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報を検索し、当該ユーザーのクライアントへ画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュする。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ラベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報である場合、クライアントは、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示することができる。
【0096】
ラベル情報プッシュユニット705は更に、顔領域に対応するユーザー識別情報を検索し、当該顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報をラベルフレーム内に表示し、当該ユーザー識別情報に対応するユーザーの友達関係リンクに含まれるユーザーのクライアントへ、画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュする。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ラベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報であり、張三の友達に李四と王五が含まれる場合、友達関係リンクに含まれるユーザーのクライアントは、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示することができる。
【0097】
上述の詳細な分析に基づき、本発明の実施形態は更にサーバーを提供する。
【0098】
図6は、本発明の実施形態に係るサーバーを示す構成図である。
図6に示すように、サーバーは、ラベル情報記憶ユニット601及びラベル情報送信ユニット602を有する。
【0099】
ラベル情報記憶ユニット601は、予め設定されたラベル情報を記憶する。
【0100】
ラベル情報送信ユニット602は、顔領域に関連するラベル情報をクライアントへ送信し、クライアントにより、ラベルフレーム内に当該ラベル情報を提示する。ここで、顔領域はクライアントにより画像内で認識され、ラベルフレームは、顔領域に対応する顔フレームに関連する。
【0101】
一実施形態において、サーバーは更に、ラベルフレーム背景情報送信ユニット603を有する。
【0102】
ラベルフレーム背景情報送信ユニット603は、クライアントにラベルフレーム背景情報を提供することにより、クライアントに当該ラベルフレーム背景情報に基づいてラベルフレームを生成させる。
【0103】
好ましくは、サーバーは更に、ラベル情報プッシュユニット604を有する。
【0104】
ラベル情報プッシュユニット604は、クライアントによりアップロードされた画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報を受信し、顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報を検索し、当該ユーザー識別情報に対応するユーザーへ画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュする。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報である場合、クライアントは、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示することができる。
【0105】
任意に、ラベル情報プッシュユニット604は更に、クライアントによりアップロードされる画像、ラベルフレーム及びラベルフレーム内のラベル情報を受信し、顔領域に対応するユーザー識別情報を検索し、顔領域に対応するユーザーのユーザー識別情報をラベルフレーム内に表示し、ユーザー識別情報に対応するユーザーの友達関係リンクに含まれるユーザーへ画像、ラベルフレーム及びラベル情報をプッシュすることができる。例えば、張三という名前の人の顔が顔領域で認識され、ラベル情報が「かっこいい」等の直接的なニュアンスのコメント情報であり、張三の友達に李四と王五が含まれる場合、クライアントは、ラベルフレーム内に更に張三のID(張三のインスタント・メッセージ番号等)を表示することができる。
【0106】
一実施形態において、ラベル情報記憶ユニット601は、予め設定されたラベル情報候補語彙の使用頻度を計算し、ラベル情報候補語彙を使用頻度で降順ソートし、ソート結果に従ってラベル情報リストを生成する。ここで、ラベル情報リストには、所定数の目的ラベル情報候補語彙が記憶される。
【0107】
図7は、本発明の実施形態に係る、ラベル情報の表示を説明する第1の概略図である。
図7に示す画像では、顔フレーム71に関連するラベルフレーム72内に、ラベル情報73「テイテイ」が提示される。当該ラベル情報73は、顔フレーム71に対応するユーザーの名前情報である。
図8は、本発明の実施形態に係る、ラベル情報の表示を説明する第2の概略図である。
図8に示す画像では、顔フレーム81に関連するラベルフレーム82内に、ラベル情報83「林は3歳の時に優勝した」が提示される。当該ラベル情報83は、画像をプッシュするユーザーの、顔フレーム81に対応するユーザーに対するコメント情報である。
【0108】
例えば、画像、ラベルフレーム及びラベル情報を動的情報(フィード:Feed)として直接表示して、サーバーの構成に基づいてラベルを表示してよい。このような画像、ラベルフレーム及びラベル情報を表示することにより、表示を多様化し、より面白くすることができる。更に、画像内の友達情報又はラベル情報は、ユーザーが画像をアップロードする際に、補助情報の形でサーバーに記憶することができる。また、ユーザーの友達がサーバーにログインし友達動的情報にアクセスする場合、ユーザー画像内の補助情報を送出することにより、ラベル情報をモバイル端末に表示することができる。
【0109】
上述の実施例の説明から、当該技術分野の当業者であれば、ソフトウェアと必要なハードウェアプラットフォームとを用いて、上述の実施形態を実施可能であることが明白に理解できるであろう。当然ながらハードウェアを用いることも可能であるが、多くの場合、ソフトウェアと必要なハードウェアプラットフォームとを用いる方がより好ましい。このような理解に基づき、本発明の技術的構成の本質、すなわち従来技術に貢献する部分は、ソフトウェアプロダクトの形で実現することができる。そのようなコンピューターソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に、コンピューターデバイス(パーソナルコンピューター、サーバー、ネットワークデバイス等であってよい)に上述の実施形態の方法を実行させる命令を記憶する。
【0110】
当該技術分野の当業者には当然であるように、上述の実施形態における装置のモジュールは、実施形態の説明に従って実施形態の装置に位置付けられてもよいし、実施形態とは異なる1以上の装置に位置付けられてもよい。上述の実施形態のモジュールは、1つのモジュールとして組み合わされてもよいし、更に複数のサブモジュールに分割されてもよい。
【0111】
まとめると、本発明の実施形態では、まず画像内で顔領域を認識し、該顔領域に対応する顔フレームを生成する。サーバーから該顔領域に関連するラベル情報を取得し、ラベルフレーム内に当該ラベル情報を提示する工程と、ユーザーにより入力された該顔領域に関連するラベル情報を受信し、ラベルフレーム内に当該ユーザーにより入力されたラベル情報を提示する工程と、のうちいずれか1つにより、ラベルフレーム内に該顔領域に関連するラベル情報を提示する。このように、本発明の実施形態を適用すると、タグ付領域の関連情報(コメント情報等)をカスタマイズすることができ、更に、このような関連情報を関連する友達にプッシュすることができる。結果として、本発明の実施形態により、顔領域をプッシュするユーザーと関連する友達とのインタラクションを改善することができる。
【0112】
上記は本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原則において為される変形、均等物、変更等は、全て本発明の保護範囲に包含される。