特許第6236270号(P6236270)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6236270-ナースコールシステム 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6236270
(24)【登録日】2017年11月2日
(45)【発行日】2017年11月22日
(54)【発明の名称】ナースコールシステム
(51)【国際特許分類】
   H04M 9/00 20060101AFI20171113BHJP
   A61G 12/00 20060101ALI20171113BHJP
【FI】
   H04M9/00 D
   A61G12/00 E
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-201601(P2013-201601)
(22)【出願日】2013年9月27日
(65)【公開番号】特開2015-70384(P2015-70384A)
(43)【公開日】2015年4月13日
【審査請求日】2016年5月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000100908
【氏名又は名称】アイホン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121142
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 恭一
(72)【発明者】
【氏名】楠 浩和
(72)【発明者】
【氏名】安田 大介
(72)【発明者】
【氏名】加藤 貴行
【審査官】 永田 義仁
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−096500(JP,A)
【文献】 特開2006−211268(JP,A)
【文献】 特開2008−079800(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 9/00−15/12
A61G 99/00
H04M 9/00− 9/10
H04N 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置されたナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼出発生を報知すると共に呼出信号を中継する廊下灯と、患者からの呼び出しに看護師が応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、患者を撮像するために病室内に設置された看護用カメラと、機器間の通信を制御する制御機とを有し、前記ナースコール親機が前記看護用カメラの撮像映像を表示するディスプレイを備えたナースコールシステムであって、
前記ナースコール親機を複数備えて、個々のナースコール親機が前記看護用カメラの撮像映像を保存する映像保存部を有し、
前記制御機は、任意の前記ナースコール親機に送信されて保存された前記看護用カメラの撮像映像を、他のナースコール親機の前記映像保存部にも拡散させて保存させる映像保存制御部を有し、全ての前記ナースコール親機で共通する映像が保存されることを特徴とするナースコールシステム。
【請求項2】
前記映像保存部は、第1保存部と、前記第1保存部より容量の大きな第2保存部とを有し、
前記ナースコール親機は、前記看護用カメラから送信された映像を前記ディスプレイに表示すると同時に前記第1保存部に保存し、
前記映像保存制御部は、前記第1保存部に保存された映像の拡散保存制御を、前記ディスプレイへの表示終了に合わせて実施し、その際前記第2保存部に保存することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
【請求項3】
前記映像保存制御部は、拡散保存が完了したら前記第1保存部の元映像を消去することを特徴とする請求項2記載のナースコールシステム。
【請求項4】
前記ナースコール親機は、通話機能を備えた第1親機と、患者情報の入力/変更を行うためのパーソナルコンピュータから成る第2親機とから成り、
前記第1保存部を前記第1親機に設け、前記第2保存部を前記第2親機に設けて成ることを特徴とする請求項2又は3記載のナースコールシステム。
【請求項5】
前記ナースコール子機の呼出ボタンは、患者が呼出操作するナースコールボタンと、看護師が呼出操作するスタッフコールボタンとで構成されると共に、患者管理データが蓄積されているナースコールサーバが接続されて成り、
前記映像保存制御部は、前記ナースコールボタン操作による映像を前記第2保存部に保存する一方、前記スタッフコールボタン操作による映像は前記ナースコールサーバに保存することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のナースコールシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はナースコールシステムに関し、特に病室に備えた看護用カメラの撮像映像をナースコール親機で表示した際に、その映像を保存する技術の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
患者からの呼び出しが発生したら、病室に設置した看護用カメラが起動して映像をナースコール親機に送信し、看護師が患者映像を見ながら呼び出しに応答できるナースコールシステムがある。例えば、特許文献1では、ナースコール親機において患者映像を見ながら看護師は患者と通話できるし、ナースコール親機においてその映像が保存された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−151540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のナースコールシステムは、ナースコール親機に表示された映像の録画は、映像を表示しているナースコール親機において行われた。また、一部の映像はサーバへの保存を可能としているが、あくまでも一部の映像であり、基本は映像を受信したナースコール親機での保存である。
そのため、ナースコールシステムが複数のナースコール親機を備えている場合、映像を受信したナースコール親機以外のナースコール親機からその録画映像を見ることができなかった。また、可能であったとしても操作が複雑であり実用的ではなかった。
一方で、看護師は複数のナースステーションの間を移動する場合が多く、場所を移動することなく、即ちナースコール親機を限定することなく録画された患者映像を確認できるシステムが望まれていた。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、ナースコール親機を複数備えた構成において、看護用カメラから撮像映像の送信を受けたナースコール親機だけでなく、他のナースコール親機からでもその録画映像を容易に確認できるナースコールシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置されたナースコール子機と、ナースコール子機からの呼出発生を報知すると共に呼出信号を中継する廊下灯と、患者からの呼び出しに看護師が応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、患者を撮像するために病室内に設置された看護用カメラと、機器間の通信を制御する制御機とを有し、ナースコール親機が看護用カメラの撮像映像を表示するディスプレイを備えたナースコールシステムであって、ナースコール親機を複数備えて、個々のナースコール親機が看護用カメラの撮像映像を保存する映像保存部を有し、制御機は、任意のナースコール親機に送信されて保存された看護用カメラの撮像映像を、他のナースコール親機の映像保存部にも拡散させて保存させる映像保存制御部を有し、全てのナースコール親機で共通する映像が保存されることを特徴とする。
この構成によれば、看護用カメラから送信される映像は1台のナースコール親機に限定されるが、制御機により映像は全てのナースコール親機に拡散されて保存されるため、何れかのナースコール親機に看護用カメラから送信された映像を任意のナースコール親機において確認することができる。しかも、他のナースコール親機にアクセスして表示させる必要が無いため、簡易な操作で映像の確認が可能となる。よって、録画映像の確認をする際、看護用カメラが撮像映像を送信した先のナースコール親機まで赴く必要がなくなり、看護師の負担を軽減できる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、映像保存部は、第1保存部と、第1保存部より容量の大きな第2保存部とを有し、ナースコール親機は、看護用カメラから送信された映像をディスプレイに表示すると同時に第1保存部に保存し、映像保存制御部は、第1保存部に保存された映像の拡散保存制御を、ディスプレイへの表示終了に合わせて、或いは表示終了後の所定のタイミングで実施し、その際第2保存部に保存することを特徴とする。
この構成によれば、看護用カメラが起動中の間は映像を受信しているナースコール親機の第1保存部のみに映像が保存されるので、例えば映像を見ながら看護師が患者と通話している間は伝送路のトラフィックが混雑して通話が不安定になるような事態を防止できる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、映像保存制御部は、拡散保存が完了したら第1保存部の元映像を消去することを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール親機の第1保存部は、拡散保存後に映像データが消去されるので、保存容量が小さくてもオーバーフローする事態を防止できる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の構成において、ナースコール親機は、通話機能を備えた第1親機と、患者情報の入力/変更を行うためのパーソナルコンピュータから成る第2親機とから成り、第1保存部を第1親機に設け、第2保存部を第2親機に設けて成ることを特徴とする。
この構成によれば、パーソナルコンピュータに分散された映像が保存されるので、通話機能を備えた第1親機の構成を従来のナースコール親機の構成から大きく変更する必要が無く、低コストで実現できる。また、第2親機を直接操作して保存映像の確認ができ、スムーズに見ることができる。
【0010】
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載の構成において、ナースコール子機の呼出ボタンは、患者が呼出操作するナースコールボタンと、看護師が呼出操作するスタッフコールボタンとで構成されると共に、患者管理データが蓄積されているナースコールサーバが接続されて成り、映像保存制御部は、ナースコールボタン操作による映像を第2保存部に保存する一方、スタッフコールボタン操作による映像はナースコールサーバに保存することを特徴とする。
この構成によれば、重要度の高いスタッフコールボタン操作による映像はナースコールサーバに保存されるため、間違って消去されるような状況が発生し難いし、ナースコールサーバに対しては消去不可に設定しても良く、重要な映像が消去されてしまう問題を無くすことができ映像の管理がし易い。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、看護用カメラから送信される映像は1台のナースコール親機に限定されるが、制御機により映像は全てのナースコール親機に拡散されて保存されるため、何れかのナースコール親機に看護用カメラから送信された映像を任意のナースコール親機において確認することができる。しかも、他のナースコール親機にアクセスして表示させる必要が無いため、簡易な操作で映像の確認が可能となる。よって、録画映像の確認をする際、看護用カメラが撮像映像を送信した先のナースコール親機まで赴く必要がなくなり、看護師の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図である。
図2】制御機の要部ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図であり、1は患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機(以下、単に「子機」と称する。)、2は子機1による呼出発生を報知する廊下灯、3は患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機(以下、単に「親機」と称する。)、4は機器間の通信を制御する制御機、5は患者情報を蓄積するナースコールサーバ(以下、単に「サーバ」と称する。)、6は患者を撮像するために病室内に設置された看護用カメラである。廊下灯2、親機3、サーバ5、看護用カメラ6は、制御機4にLAN10を介して接続されている。
【0014】
子機1はベッド毎に設置されており、呼出握りボタン(ナースコールボタン)1aと、マイク及びスピーカを備えた通話部11、及び看護師が呼出操作するスタッフコールボタン12を備えたプレート子機1bとで構成され、伝送線L1を介して廊下灯2に接続されている。
【0015】
廊下灯2は、病室毎に病室入り口に設置されており、呼び出しが発生したら点滅動作して報知する通知灯2a、病室の患者情報を表示する患者情報表示部2bを有し、子機1から送出された呼出信号を中継し、LAN10を介して制御機4に送信する。
【0016】
親機3は、呼び出しに応答して通話するためのハンドセット31、患者情報や映像を表示するディスプレイ32を備えた卓上親機(第1親機)3aと、パーソナルコンピュータから成りディスプレイ35を備えて患者情報の入力や表示を行うPC親機(第2親機)3bとで構成され、各ナースステーションにそれぞれ1台設置されている。
そして、卓上親機3aには看護用カメラ6の撮像映像の表示に合わせて映像を一時録画する第1保存部33が設けられ、PC親機3bには映像を恒久保存する第2保存部34が設けられている。第1保存部33は映像を一時的に保存し、後述するよう転送が成されたら消去されるため、比較的小さな録画容量となっている。
【0017】
図2は制御機4の要部ブロック図を示している。図2に示すように、制御機4は、子機1と看護用カメラ6を関連付けた子機・カメラテーブル記憶部41、患者と子機1を関連付けた患者・子機テーブル記憶部42、子機1をグループ分けした子機グループ記憶部43、制御機4を制御する制御機CPU44、LAN10に接続するための制御機IF45等を備えている。
【0018】
尚、病棟ではナースステーション毎に管理する複数の病室から成るエリアが設定されている。即ち、それぞれの親機3に対して呼出信号を送信する子機1のグループが設定されており、制御機4は子機グループ記憶部43において親機3毎の管理病室を記憶している。また、患者、子機1、看護用カメラ6はそれぞれIDで管理され、ID情報により関連付けられている。
【0019】
サーバ5は、PC親機3bの第2保存部33と同等或いはそれより大きな容量の映像保存部51を備えている。この映像保存部51は、スタッフコールボタン12の操作により親機3で録画された映像が保存され、映像保存部51に保存された映像データは、親機3の操作では消去不可となるよう設定されている。
【0020】
このように構成されたナースコールシステムの動作は以下のようである。但し、看護用カメラ6の映像保存動作を中心に説明する。
まず、患者が呼出握りボタン1aを操作して呼び出しが行われた場合を説明する。呼出握りボタン1aが操作されると、呼出信号が子機1から廊下灯2を介して制御機4に送信される。この呼出信号を受信した制御機4は、制御機CPU44が呼出先に設定されている親機3を子機グループ記憶部43から読み取って呼出信号を送信する。同時に、呼出信号に含まれる子機ID情報を基に、子機・カメラテーブル記憶部41を参照して呼出操作された子機1に関連付けられている看護用カメラ6を特定し、即ち患者近傍に設置された看護用カメラ6を特定して起動し、撮像映像を入手する。こうして入手した映像データは、呼出先の親機3へ送信される。
【0021】
呼出信号及び映像データを受信した親機3は、呼出音を鳴動させると共にディスプレイ32に映像を表示する。更に、第1保存部33に録画を開始する。
こうして、呼び出しを認識した看護師により親機3が応答操作されると、看護師は患者映像を見ながら患者と通話が可能となる。その後、通話が終了したら看護用カメラ6の撮像は停止して録画も終了する。
【0022】
通話が終了すると制御機CPU44がそれを認識して、第1保存部33に録画された映像データを入手して図示しない自身の記憶部に一時保存した後、システム内の全てのPC親機3b,3b・・に送信を開始する。このとき制御機CPU44は、看護用カメラ6から映像を受信した親機3のPC親機3bを含む全てのPC親機3b,3b・・に対して映像データを送信する。
【0023】
制御機4から映像データを受信したPC親機3bは、その映像データを第2保存部34に保存する。尚、映像データの保存にあたって、付属情報としてカメラIDやカメラに関連付けられたナースコール子機ID、患者ID等の情報が合わせて保存される。
一方、第2保存部34への保存が完了した時点で、制御機CPU44は第1保存部33に保存された映像を消去する。こうして第2保存部34に保存された映像は、PC親機3bの操作によりディスプレイ35に表示させて確認することができる。
【0024】
こうして、看護用カメラ6から送信される映像は1台の親機3に限定されるが、制御機4により映像は全ての親機3,3・・に拡散されて保存されるため、何れかの親機3に看護用カメラ6から送信された映像を任意の親機3において確認することができる。しかも、他の親機3にアクセスして表示させる必要が無いため、簡易な操作で映像の確認が可能となる。よって、録画映像の確認をする際、看護用カメラ6が撮像映像を送信した先の親機3まで赴く必要がなくなり、看護師の負担を軽減できる。
また、看護用カメラ6が起動中の間は、映像を受信している親機3の第1保存部33のみに映像が保存されるので、例えば映像を見ながら看護師が患者と通話している間は伝送路のトラフィックが混雑して通話が不安定になるような事態を防止できる。
更に、親機3の第1保存部33は、映像の拡散保存後に消去されるので、保存容量が小さくてもオーバーフローする事態を防止できる。
また、パーソナルコンピュータに映像が保存されるので、通話機能を備えた卓上親機3aの構成を従来の卓上親機の構成から大きく変更する必要が無く、低コストで実現できるし、パーソナルコンピュータである第2親機3bを直接操作して保存映像の確認ができるので、スムーズに見ることができる。
【0025】
次に、スタッフコールボタン12が操作された場合を説明する。患者を処置している看護師が、応援の要請等する場合にはスタッフコールボタン12が操作される。
スタッフコールボタン12が押下されると、呼出握りボタン1aの操作と同様に呼出信号が廊下灯を介して制御機4に送信され、制御機4は子機1に関連付けられている親機3に呼出信号を送信する。同時に、呼出信号に含まれる子機ID情報を基に、子機1に関連付けられている看護用カメラ6を特定して起動し、撮像映像を入手する。こうして入手した映像データは、呼出先の親機3へ送信される。
【0026】
呼出信号及び映像データを受信した親機3は、呼出音を鳴動させると共にディスプレイ32に映像を表示し、更に第1保存部33への録画を開始する。この呼び出しを受けて看護師が応答操作すると、患者映像を見ながら通話することができる。その後、通話が終了したら看護用カメラ6の撮像は停止して録画も終了する。
【0027】
その後、通話の終了を認識した制御機CPU44は、第1保存部33に録画された映像を入手して図示しない記憶部に一時保存した後、サーバ5に送信して映像保存部51に保存制御する。尚、映像データの保存にあたって、付属情報としてカメラIDやカメラに関連付けられたナースコール子機ID、患者ID等の情報が合わせて保存される。
【0028】
そして、映像データのサーバ5への転送が完了した時点で、制御機CPU44は第1保存部33に保存された映像を消去する。こうしてサーバ5に保存された映像は、任意のPC親機3bの操作によりディスプレイ35に表示させて確認することができる。
【0029】
このように、重要度の高いスタッフコールボタン12の操作による映像はサーバ5に保存されるため、間違って消去されるような状況が発生し難いし、サーバ5に対しては上述したように消去不可に設定しても良く、重要な映像が消去されてしまう問題を無くすことができ映像の管理がし易い。
【0030】
尚、上記実施形態は、通話の終了をトリガーとして、制御機CPU44が録画映像の拡散保存制御を実施したが、通話終了に合わせず所定のタイミングで実施しても良い。例えば、一定時間毎に実施しても良いし、第1保存部33に一定量の映像が蓄積された段階で実施しても良い。
また、呼出握りボタン1aの操作とスタッフコールボタン12の操作とで、映像の保存先を変えたが、双方とも保存先を同一にしても良い。この場合、全ての映像をPC親機3bとサーバ5の双方に保存しても良いし、PC親機3bのみ保存してサーバ5への保存を実施しなくとも良い。
更に、看護師が親機3を操作して看護用カメラ6を起動し、ディスプレイ32に撮像映像を表示させた場合も、呼出握りボタン1aを操作した場合と同様の制御を実施でき、最終的に全てのPC親機3b,3b・・に映像が保存される。
【符号の説明】
【0031】
1・・ナースコール子機、1a・・呼出握りボタン(ナースコールボタン)、1b・・プレート子機、2・・廊下灯、3・・ナースコール親機、3a・・卓上親機(第1親機)、3b・・PC親機(第2親機)、4・・制御機、5・・ナースコールサーバ、6・・看護用カメラ、12・・スタッフコールボタン、32・・ディスプレイ、33・・第1保存部(映像保存部)、34・・第2保存部(映像保存部)、35・・ディスプレイ、44・・制御機CPU(映像保存制御部)、51・・映像保存部。
図1
図2