(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、POSシステムの構成例を説明する。
図1には、POSシステムの構成例が示されている。POSシステムは、携帯端末1(登録端末)と、精算端末2と、クレードル3とを備える。携帯端末1は、複数でもよい。
図1では、POSシステムは、n台の携帯端末1を備えている。以下、携帯端末1−1〜1−nに共通する事項については、符号nを省略して、携帯端末1と表記する。
【0013】
携帯端末1(登録端末)は、オペレータ(店員)による操作入力を受け付ける。この操作入力には、例えば、客が購入する商品を示す情報(以下、「買上情報」という。)を入力するための操作入力がある。携帯端末1は、入力された買上情報を記憶する。携帯端末1は、記憶した買上情報を、クレードル3及び接続コネクタ4を介して、精算端末2に送信する。
【0014】
精算端末2(POSレジスタ)は、接続コネクタ4及びクレードル3を介して、携帯端末1に接続される。なお、精算端末2は、所定の通信手段を介して、携帯端末1に接続されてもよい。当該所定の通信手段は、有線通信又は無線通信のいずれを実行してもよい。
【0015】
精算端末2は、クレードル3及び接続コネクタ4を介して、携帯端末1から買上情報を受信する。一方、精算端末2は、携帯端末1−1〜1−nのいずれかと通信できない状態が生じた場合には、買上情報を自端末に操作入力するための表示欄を、自端末の液晶タッチパネルに表示する。精算端末2は、客が購入する商品を精算するための精算処理を、買上情報に基づいて実行する。
【0016】
次に、携帯端末(登録端末)の構成例を説明する。
図2には、登録端末の構成例が、ブロック図により示されている。携帯端末1は、CPU110と、ROM111と、RAM112と、スキャナ部113と、表示部114と、LED発光部115と、操作部116と、通信部117と、ブザー118と、電源制御部119と、充電式電池120とを備える。
【0017】
CPU110は、中央処理装置(Central Processing Unit)である。CPU110は、ROM111に記憶されているプログラムに基づいて、自端末の各部を制御する。
【0018】
ROM111は、読み出し専用メモリ(Read Only Memory)である。ROM111は、CPU110が自端末の各部を制御するためのプログラムを記憶する。
【0019】
RAM112は、随時読み出し書き込みメモリ(Random Access Memory)である。RAM112は、CPU110が使用する各種データを一時的に記憶する。例えば、RAM112は、商品に付されたバーコードから読み取られた情報を記憶する。また、RAM112は、買上情報を記憶する。
【0020】
図3には、買上情報の例が、表により示されている。買上情報の項目には、JAN(Japanese Article Number)コードと、商品コードと、取引識別情報と、数量とがある。JANコードは、商品を識別するためのコードである。商品コードは、JANコードと同様に、商品を識別するためのコードである。商品は、JANコード又は商品コードに基づいて識別される。
【0021】
取引識別情報は、商品を購入する取引を識別するための情報である。取引識別情報は、例えば、携帯端末を識別するための識別番号と、取引毎のシリアル番号とから構成されてもよい。なお、取引識別情報の上二桁は、オペレータの番号、又は、自端末番号でもよい。また、取引識別情報の下四桁は、シリアル番号でもよい。
数量は、客が購入する商品の数量である。
【0022】
図3では、一例として、JANコード「AAAA」と、商品コード「000002」と、取引識別情報「010001」と、数量「1」とが、対応付けられている。また、JANコード「BBBB」と、商品コード「000003」と、取引識別情報「010001」と、数量「1」とが、対応付けられている。また、JANコード「CCCC」と、商品コード「000004」と、取引識別情報「010001」と、数量「1」とが、対応付けられている。また、JANコード「DDDD」と、商品コード「000018」と、取引識別情報「010001」と、数量「1」とが、対応付けられている。
【0023】
図2に戻り、携帯端末の構成例の説明を続ける。スキャナ部113は、オペレータに操作されることにより、商品に付されているバーコードから情報を読み取り、読み取ったバーコードの情報を、所定形式のデータに変換する。スキャナ部113は、変換されたバーコードの情報を、買上情報に含めてRAM112に記憶させる。
【0024】
表示部114は、例えば、商品リスト及び各種メッセージ等を、買上情報に基づいて表示する。ここで、商品リストの項目には、例えば、商品名称、商品の値段、商品の値段の合計がある。また、各種メッセージは、例えば、携帯端末1の操作方法をオペレータに案内するためのメッセージである。
【0025】
LED発光部115は、表示部114の上側中央部に備えられる。LED発光部115は、CPU110による制御に応じて、点灯又は消灯する。
【0026】
操作部116は、操作入力を受け付けるための各種キーを有する。各種キーには、例えば、バーコードの情報の読み取りを開始させるためのスキャンキーと、バーコードの情報を読み取った商品の数量を訂正するための訂正キーと、バーコードの情報を読み取った全商品の情報を一括で取り消すための取消キーと、商品の数量を入力するためのプラス(+)キー及びマイナス(−)キーと、商品リストから商品を選択するためのカーソルを移動させるための上下矢印キーと、操作入力を確定させるための確定キーとがある。
【0027】
通信部117は、クレードル3及び接続コネクタ4を介して、所定データを精算端末2と通信する。例えば、通信部117は、RAM112に記憶されている買上情報を、前記所定データとして、精算端末2に送信する。ここで、通信部117は、RS−232Cの通信プロトコルに従って、買上情報を精算端末2に送信してもよい。また、通信部117は、アクセスポイント(無線LAN装置)を介して、買上情報を精算端末2に送信してもよい。
【0028】
ブザー118は、CPU110による制御に応じて、ブザー音を出す。
電源制御部119は、携帯端末1が充電器(不図示)に接続されている場合、当該充電器から供給される電力を、充電式電池120に充電する。
充電式電池120は、携帯端末1の各部に電力を供給する。
【0029】
次に、精算端末の構成例を説明する。
図4には、精算端末の構成例が、ブロック図により示されている。精算端末2は、CPU200と、ROM210と、RAM211と、液晶タッチパネル212と、キー操作部213と、客用表示器214と、レシート印字部215と、ドロワ部217と、釣銭釣札機216と、磁気カードリーダ218と、スキャナ部219と、通信部220とを備える。
【0030】
ROM210は、読み出し専用メモリである。ROM210は、CPU200が自端末の各部を制御するためのプログラムを記憶する。
RAM211は、随時読み出し書き込みメモリである。CPU200が使用する各種データを一時的に記憶する。例えば、RAM211は、CPU200が実行するプログラムを記憶してもよい。また、例えば、RAM211は、商品マスタを記憶してもよい。
【0031】
図5には、商品マスタの例が、表により示されている。商品マスタの項目には、JANコードと、商品コードと、商品名称と、値段とがある。
図5では、一例として、JANコード「EEEE」と、商品コード「000001」と、商品名称「アンパン」と、値段(円)「100」とが、対応付けられている。また、JANコード「AAAA」と、商品コード「000002」と、商品名称「パンドミー」と、値段(円)「150」とが、対応付けられている。また、JANコード「BBBB」と、商品コード「000003」と、商品名称「カツサンド」と、値段(円)「150」とが、対応付けられている。また、JANコード「CCCC」と、商品コード「000004」と、商品名称「エビカツサンド」と、値段(円)「180」とが、対応付けられている。また、JANコード「DDDD」と、商品コード「000018」と、商品名称「フランスパン」と、値段(円)「300」とが、対応付けられている。
【0032】
図2に戻り、携帯端末の構成例の説明を続ける。RAM211は、取引情報(
図6を用いて後述する)を記憶してもよい。また、RAM211は、精算区分を示す情報(
図7を用いて後述する)を記憶してもよい。また、RAM211は、表示区分を示す情報(
図8を用いて後述する)を記憶してもよい。
【0033】
CPU200は、中央処理装置である。CPU200は、ROM211に記憶されているプログラムに基づいて、自端末の各部を制御する。CPU200は、通信部220が受信した買上情報(
図3を参照)と、RAM211が記憶している商品マスタの情報(
図5を参照)と、取引番号とに基づいて、未精算の取引情報を生成する。また、CPU200は、スキャナ部219により読み取られたバーコードの情報を、買上情報として、未精算の取引情報に追加登録することにより、未精算の取引情報を更新する。
【0034】
図6には、未精算の取引情報の例が、表により示されている。取引情報の項目には、取引番号と、JANコードと、商品コードと、商品名称と、値段と、数量と、取引識別情報と、精算区分と、日付とがある。取引番号は、受信した買上情報に含まれる取引識別情報毎に異なる番号である。例えば、CPU200は、受信した買上情報に含まれる取引識別情報が、登録済みの買上情報に含まれる取引識別情報と異なる場合、以前使用した取引番号とは異なる番号を、取引番号として買上情報に付加する。
【0035】
CPU200は、受信した買上情報が、登録済みの買上情報を再受信したものであるか否かを、受信した買上情報の取引番号と同じ取引番号が付された取引情報の各項目の一致に基づいて判定する。また、CPU200は、受信した買上情報が、登録済みの買上情報を再受信したものであるか否かを、受信した買上情報の取引識別情報と同じ取引識別情報が付された取引情報の各項目の一致に基づいて判定してもよい。
【0036】
図6では、一例として、取引番号「000001」と、JANコード「AAAA」と、商品コード「000002」と、商品名称「パンドミー」と、値段「150」と、数量「1」と、取引識別情報「010001」と、精算区分「0」と、日付「20130201」とが、対応付けられている。また、取引番号「000001」と、JANコード「BBBB」と、商品コード「000003」と、商品名称「カツサンド」と、値段「150」と、数量「1」と、取引識別情報「010001」と、精算区分「0」と、日付「20130201」とが、対応付けられている。
【0037】
また、取引番号「000001」と、JANコード「CCCC」と、商品コード「000004」と、商品名称「エビカツサンド」と、値段「180」と、数量「1」と、取引識別情報「010001」と、更新された精算区分「1」と、日付「20130201」とが、対応付けられている。
【0038】
また、取引番号「000001」と、JANコード「DDDD」と、商品コード「000018」と、商品名称「フランスパン」と、値段「300」と、数量「1」と、取引識別情報「010001」と、更新された精算区分「2」と、日付「20130201」とが、対応付けられている。
【0039】
図7には、精算区分の例が、表により示されている。精算区分の項目には、精算区分と、精算区分内容と、表示区分とがある。
図7では、一例として、精算区分「0」と、精算区分内容「受信未精算」と、表示区分「0」とが、対応付けられている。ここで、精算区分内容「受信未精算」とは、通信部220が受信した買上情報が、再受信した買上情報でなく、且つ、未精算である買上情報である。また、精算区分「1」と、精算区分内容「再受信未精算」と、表示区分「1」とが、対応付けられている。ここで、精算区分内容「再受信未精算」とは、通信部220が受信した買上情報が、再受信した買上情報であり、且つ、未精算である買上情報である。また、精算区分「2」と、精算区分内容「追加未精算」と、表示区分「2」とが、対応付けられている。ここで、精算区分内容「追加未精算」とは、スキャナ部219が読み出したバーコードの情報が追加された買上情報であり、且つ、未精算である買上情報である。
【0040】
また、精算区分「3」と、精算区分内容「受信精算済」と、表示区分「4」とが、対応付けられている。ここで、精算区分内容「受信精算済」とは、通信部220が受信した買上情報が、再受信した買上情報でなく、且つ、精算済である買上情報である。また、精算区分「4」と、精算区分内容「再受信精算済」と、表示区分「5」とが、対応付けられている。ここで、精算区分内容「再受信精算済」とは、通信部220が受信した買上情報が、再受信した買上情報であり、且つ、精算済である買上情報である。また、精算区分「5」と、精算区分内容「追加精算済」と、表示区分「6」とが、対応付けられている。ここで、精算区分内容「追加精算済」とは、スキャナ部219が読み出したバーコードの情報が追加された買上情報であり、且つ、精算済である買上情報である。
【0041】
図8には、表示区分の例が、表により示されている。表示区分の項目には、表示区分と、表示区分内容と、選択指定と、表示色と、メッセージとが、対応付けられている。この表示区分では、一例として、表示区分「0」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択可」と、表示色「黒」と、メッセージ「なし」とが、対応付けられている。また、表示区分「1」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択可」と、表示色「黒」と、メッセージ「再受信」とが、対応付けられている。また、表示区分「2」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択可」と、表示色「赤」と、メッセージ「なし」とが、対応付けられている。また、表示区分「3」と、表示区分内容「非表示」と、選択指定「選択不可」と、表示色「なし」と、メッセージ「なし」とが、対応付けられている。
【0042】
また、表示区分「4」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択不可」と、表示色「グレー反転」と、メッセージ「なし」とが、対応付けられている。また、表示区分「5」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択不可」と、表示色「グレー反転」と、メッセージ「再受信」とが、対応付けられている。また、表示区分「6」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択不可」と、表示色「赤色反転」と、メッセージ「なし」とが、対応付けられている。また、表示区分「7」と、表示区分内容「表示消す」と、選択指定「選択不可」と、表示色「なし」と、メッセージ「なし」とが、対応付けられている。
【0043】
図2に戻り、携帯端末の構成例の説明を続ける。液晶タッチパネル212は、液晶パネル等を用いた表示装置である。液晶タッチパネル212は、例えば、各種メニュー画面、商品を登録するための操作入力を受け付ける各種のプリセットキー、登録された商品データ及び精算データを表示する。液晶タッチパネル212は、オペレータ(店員)側に向けて設置される。液晶タッチパネル212は、オペレータによる操作入力を、各種のプリセットキーを介して受け付ける。
【0044】
キー操作部213は、操作入力を受け付けるための入力装置である。キー操作部213は、例えば、商品の登録及び精算において使用頻度が高いファンクションキー及びテンキーと、クレジットカードによる精算を確定させるためのクレジットキーと、現金による精算を確定させるための小計キー及び現計キーとを備える。
【0045】
客用表示器214は、液晶パネル等を用いた表示装置である。客用表示器214は、買上情報に基づいて、例えば、商品名称、商品の値段、商品の値段の合計等を、商品リストにより客に対して表示する。
【0046】
レシート印字部215は、買上情報をレシートに印字する印字装置である。レシート印字部215は、買上情報のほか、例えば、日付、時刻、店舗名等を、レシートに印字してもよい。レシート印字部215は、買上情報が印字されたレシートを、レシート発行口から発行する。また、レシート印字部215は、このレシート発行口から、領収書を発行してもよい。
【0047】
釣銭釣札機216は、買上情報及び預かり金額に基づいて、釣銭及び釣札を客に払い出す。
ドロワ部217は、釣銭及び釣札の予備としての紙幣及び硬貨を収納する。ドロワ部217は、商品券及び売掛伝票を収納してもよい。
【0048】
磁気カードリーダ218は、会員カードから所定情報を読み取るための読取装置である。会員カードには、例えば、会員となっている客を特定するための会員番号が記録されている。また、磁気カードリーダ218は、客が購入する商品の精算に用いる各種カード(例えば、クレジットカード)から、所定情報を読み取ってもよい。
【0049】
スキャナ部219は、オペレータ(店員)に操作されることにより、商品に付されたバーコードの情報を読み取る光学式読取装置である。スキャナ部219により読み取られたバーコードの情報は、CPU200により、未精算の取引情報(
図6を参照)に追加登録される。
【0050】
通信部220は、クレードル3を介して、携帯端末1と通信する。通信部220は、アクセスポイント(不図示)を介して、携帯端末1と通信してもよい。ここで、買上情報を取引情報に追加登録する処理と、携帯端末1と通信する処理とは、並列に実行可能である。なお、通信部220は、クレードル3又はアクセスポイント(不図示)を介さずに、赤外線通信、又は、Bluetooth(登録商標)規格による無線通信により、携帯端末1と通信してもよい。
【0051】
次に、精算端末のCPUの動作の詳細を説明する。
CPU200は、通信部220が携帯端末1と通信できない場合、登録済でない買上情報を取引情報に追加登録するための商品登録画面(商品登録手段)を、液晶タッチパネル212に表示させる。例えば、CPU200は、通信部220が送信した情報に対する返信が、携帯端末1から所定時間以上なかった場合、通信部220が携帯端末1と通信できない、と判定してもよい。また、例えば、CPU200は、通信部220が送信した情報に対する返信が、クレードル3から所定時間以上なかった場合、通信部220がクレードル3を介して携帯端末1と通信できない、と判定してもよい。
【0052】
CPU200は、携帯端末1と通信できない場合、又は、携帯端末1と通信できない登録済みの買上情報を含む取引情報が液晶タッチパネル212を介して選択された場合、商品登録画面(商品登録手段)を、液晶タッチパネル212に表示させる。
【0053】
ここで、CPU200は、通信部220が携帯端末1から受信した登録済みの買上情報と、オペレータが液晶タッチパネル212を介して追加登録した買上情報を、液晶タッチパネル212が表示する商品登録画面(商品登録手段)の所定表示欄に、区別可能に表示する。例えば、CPU200は、通信部220が携帯端末1から受信した登録済みの買上情報と、オペレータが液晶タッチパネル212を介して追加登録した買上情報を、異なる表示態様(例えば、文字、図形、色又は反転色)によって、区別可能に表示する。
【0054】
また、CPU200は、登録済みの買上情報を再受信した場合、登録済みの買上情報を再受信した旨のメッセージ「再受信」を、当該登録済みの買上情報に対応付けて、商品登録画面(商品登録手段)の所定表示欄に表示させる。また、CPU200は、登録済みの買上情報の所定項目(例えば、数量)と、再受信した登録済みの買上情報の当該所定項目とに違いがある場合、再受信した買上情報に基づいて、取引情報(
図6を参照)を更新する。ここで、CPU200は、再受信した買上情報に基づいて取引情報を更新した旨のメッセージ「再受信」を、当該登録済みの買上情報に対応付けて、商品登録画面(商品登録手段)の所定表示欄に表示させる。なお、CPU200は、登録済みの買上情報の所定項目(例えば、数量)と、再受信した登録済みの買上情報の当該所定項目とが同じである場合、取引情報を更新しなくてよい。
【0055】
図9には、未精算の取引情報を表示する商品登録画面の例が示されている。商品登録画面(商品登録手段)の表示欄300には、未精算の取引情報(
図6を参照)が表示されている。ここで、商品名称「パンドミー」は、未精算の取引情報において精算区分「0」と定められており、精算区分表(
図7を参照)において精算区分「0」に対応付けられた表示区分「0」に基づいて、選択可の状態で、表示色「黒」で表示されている。商品名称「カツサンド」についても同様である。
【0056】
また、商品名称「エビカツサンド」は、未精算の取引情報において精算区分「1」と定められており、精算区分表において精算区分「1」に対応付けられた表示区分「1」に基づいて、選択可の状態で、表示色「黒」でメッセージ「再受信」と共に表示されている。また、商品名称「フランスパン」は、未精算の取引情報において精算区分「2」と定められており、精算区分表において精算区分「2」に対応付けられた表示区分「2」に基づいて、選択可の状態で、表示色「赤」で表示されている。
【0057】
以下では、CPU200は、受信した買上情報の一部を、登録済みの買上情報を再受信したものであると判定したことにより、当該受信した買上情報に対応する精算区分を更新するものとして、説明を続ける。
【0058】
図10には、精算済の取引情報の例が、表により示されている。
図8に示す未精算の取引情報の例との違いは、精算区分の値である。CPU200は、未精算の取引情報において値が0(受信未精算)である精算区分を、精算済の取引情報において値3(受信精算済)に更新する。また、CPU200は、未精算の取引情報において値が1(再受信未精算)である精算区分を、精算済の取引情報において値4(再受信精算済)に更新する。また、CPU200は、未精算の取引情報において値が2(追加未精算)である精算区分を、精算済の取引情報において値5(追加精算済)に更新する。
【0059】
図11には、精算済の取引を表示する商品登録画面の例が示されている。商品登録画面(商品登録手段)の表示欄300には、精算済の取引情報(
図10を参照)が表示されている。ここで、商品名称「パンドミー」は、精算済の取引情報において精算区分「3」と定められており、精算区分表(
図7を参照)において精算区分「3」に対応付けられた表示区分「4」に基づいて、選択不可の状態で、表示色「グレー反転」で表示されている。商品名称「カツサンド」についても同様である。
【0060】
また、商品名称「エビカツサンド」は、精算済の取引情報において精算区分「4」と定められており、精算区分表において精算区分「4」に対応付けられた表示区分「5」に基づいて、選択不可の状態で、表示色「グレー反転」でメッセージ「再受信」と共に表示されている。また、商品名称「フランスパン」は、精算済の取引情報において精算区分「5」と定められており、精算区分表において精算区分「5」に対応付けられた表示区分「6」に基づいて、選択不可の状態で、表示色「赤色反転」で表示されている。
【0061】
次に、精算端末の動作手順を説明する。
図12には、未精算の取引情報の精算区分を精算端末が定める動作手順を示すフローチャートである。この動作手順は、所定周期で繰り返されてもよい。
【0062】
(ステップS1)CPU200は、通信部220が買上情報を受信したか否かを判定する。通信部220が買上情報を受信した場合(ステップS1:Yes)、CPU200は、ステップS2に処理を進める。一方、通信部220が買上情報を受信していない場合(ステップS1:No)、CPU200は、ステップS9に処理を進める。
【0063】
(ステップS2)CPU200は、今回受信した買上情報に含まれる取引識別情報が、前回受信した買上情報に含まれる取引識別情報と異なるか否かを判定する。今回受信した買上情報に含まれる取引識別情報が、前回受信した買上情報に含まれる取引識別情報と異なる場合(ステップS2:Yes)、CPU200は、ステップS3に処理を進める。一方、今回受信した買上情報に含まれる取引識別情報が、前回受信した買上情報に含まれる取引識別情報と同じである場合(ステップS2:No)、CPU200は、ステップS4に処理を進める。
【0064】
(ステップS3)CPU200は、以前使用した取引番号とは異なる番号を、取引番号として、今回受信した買上情報に設定し、ステップS5に処理を進める。
(ステップS4)CPU200は、以前使用した取引番号と同じ番号を、取引番号として、今回受信した買上情報に設定し、ステップS5に処理を進める。
【0065】
(ステップS5)CPU200は、今回受信した買上情報と同じ買上情報が取引情報に登録済みであるか否かを判定する。ここで、CPU200は、受信した買上情報が、登録済みの買上情報を再受信したものであるか否かを、受信した買上情報の取引番号と同じ取引番号が付された取引情報の各項目の一致に基づいて判定する。また、CPU200は、受信した買上情報が、登録済みの買上情報を再受信したものであるか否かを、受信した買上情報の取引識別情報と同じ取引識別情報が付された取引情報の各項目の一致に基づいて判定してもよい。今回受信した買上情報と同じ買上情報が取引情報に登録済みである場合(ステップS5:Yes)、CPU200は、ステップS6に処理を進める。一方、今回受信した買上情報と同じ買上情報が取引情報に登録済みでない場合(ステップS5:No)、CPU200は、ステップS7に処理を進める。
【0066】
(ステップS6)CPU200は、今回受信した買上情報と同じ、登録済の買上情報の精算区分を値1に設定し、処理を終了する。
(ステップS7)CPU200は、今回受信した買上情報の精算区分を値0に設定し、ステップS8に処理を進める。
(ステップS8)CPU200は、今回受信した買上情報を取引情報に登録し、処理を終了する。
【0067】
(ステップS9)CPU200は、液晶タッチパネル212の商品登録画面から買上情報が入力されたか否かを判定する。液晶タッチパネル212の商品登録画面から買上情報が入力された場合(ステップS9:Yes)、CPU200は、ステップS10に処理を進める。一方、液晶タッチパネル212の商品登録画面から買上情報が入力されていない場合(ステップS9:No)、CPU200は、処理を終了する。
【0068】
(ステップS10)CPU200は、入力された買上情報の精算区分を値2に設定し、ステップS11に処理を進める。
(ステップS11)CPU200は、入力された買上情報を取引情報に登録し、処理を終了する。
【0069】
以上のように、精算端末2は、登録端末で登録された客が購入する商品に関する情報を、買上情報として受信する通信部220と、通信部220が前記買上情報を受信可能であるか否かを判定するCPU220(判定部)と、通信部220が前記買上情報を受信可能でない場合、前記買上情報をRAM211(記憶部)(例えば、
図6に示す取引情報)に登録するための登録手段(例えば、
図9を参照)を表示する液晶タッチパネル212(表示部)と、前記登録手段を介して前記買上情報を取得し、前記買上情報をRAM211(記憶部)に取引情報として登録するCPU200(制御部)と、を備える。また、POSシステムは、携帯端末1(登録端末)と、精算端末2とを備える。
【0070】
この構成により、液晶タッチパネル212は、通信部220が前記買上情報を受信可能でない場合、前記買上情報をRAM211に登録するための登録手段を表示する。CPU200は、前記登録手段を介して前記買上情報を取得し、前記買上情報をRAM211に取引情報として登録する。
【0071】
これにより、精算端末は、携帯端末との通信ができない状態が生じた場合でも、客が購入する商品に関する情報を、オペレータが精算端末に初めから登録し直す必要がない。また、精算端末は、オペレータが追加登録する買上情報の件数を少なくすることができるので、オペレータの作業効率を向上させることができる。また、精算端末は、オペレータが商品を登録する時間及び手間を少なくすることができるので、客の待ち時間を短縮させることができる。
【0072】
CPU200(判定部)は、受信された前記買上情報がRAM211(記憶部)に登録済みであるか否かを判定し、
CPU200(制御部)は、受信された前記買上情報がRAM211(記憶部)に登録済みである場合、受信された前記買上情報がRAM211(記憶部)に登録済みである旨を、液晶タッチパネル212(表示部)に表示させ、受信された前記買上情報をRAM211(記憶部)に取引情報として登録しないよう動作する。
CPU200(制御部)は、受信された前記買上情報が前記記憶部に登録済みでない場合、受信された前記買上情報を前記記憶部に登録する。
【0073】
これにより、精算端末は、オペレータによる操作入力により追加登録された買上情報と、通信により登録された買上情報と、再受信により登録された買上情報とを区別(判別)することが、オペレータ(店員)にとって容易であるため、登録ミス等の責任の所在が明確になり、登録ミス等の対策を店員が迅速に行うことができる。また、精算端末は、クレードル(中継器)等の故障が復旧し、通信が可能となった場合、携帯端末に登録された商品が再送されることがあっても、買上情報を重複して登録することがない。
【0074】
[第2実施形態]
第2実施形態では、表示区分表の例が、第1実施形態と相違する。以下では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0075】
図13には、表示区分の例が、表により示されている。この表示区分では、
図8に示す表示区分と異なり、表示区分「1」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択可」と、表示色「グレー反転」とが、対応付けられている。また、表示区分「4」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択不可」と、表示色「グレー反転」と、メッセージ「精算済み」とが、対応付けられている。また、表示区分「5」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択不可」と、表示色「グレー反転」と、メッセージ「再受信 精算済」とが、対応付けられている。また、表示区分「6」と、表示区分内容「表示」と、選択指定「選択不可」と、表示色「赤色反転」と、メッセージ「精算済」とが、対応付けられている。
【0076】
図14には、未精算の取引を表示する商品登録画面の例が示されている。商品名称「エビカツサンド」は、未精算の取引情報において精算区分「1」と定められており、精算区分表において精算区分「1」に対応付けられた表示区分「1」に基づいて、選択可の状態で、表示色「グレー反転」で表示されている。
【0077】
図15には、精算済の取引を表示する商品登録画面の例が示されている。商品登録画面(商品登録手段)の表示欄300には、精算済の取引情報(
図10を参照)が表示されている。ここで、商品名称「パンドミー」は、精算済の取引情報において精算区分「3」と定められており、精算区分表(
図7を参照)において精算区分「3」に対応付けられた表示区分「4」に基づいて、選択不可の状態で、表示色「グレー反転」でメッセージ「精算済」と共に表示されている。商品名称「カツサンド」についても同様である。
【0078】
また、商品名称「エビカツサンド」は、精算済の取引情報において精算区分「4」と定められており、精算区分表において精算区分「4」に対応付けられた表示区分「5」に基づいて、選択不可の状態で、表示色「グレー反転」でメッセージ「再受信 精算済」と共に表示されている。また、商品名称「フランスパン」は、精算済の取引情報において精算区分「5」と定められており、精算区分表において精算区分「5」に対応付けられた表示区分「6」に基づいて、選択不可の状態で、表示色「赤色反転」でメッセージ「精算済」と共に表示されている。
【0079】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0080】
なお、上記に説明した精算端末、携帯端末、及びPOSシステムを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、実行処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
【0081】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0082】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。