特許第6236921号(P6236921)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6236921機能体パッケージ及び吊り下げ具付き機能体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6236921
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】機能体パッケージ及び吊り下げ具付き機能体
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/00 20060101AFI20171120BHJP
   B65D 81/36 20060101ALI20171120BHJP
   A61L 9/12 20060101ALI20171120BHJP
【FI】
   B65D85/00 A
   B65D81/36 Z
   A61L9/12
【請求項の数】7
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-134971(P2013-134971)
(22)【出願日】2013年6月27日
(65)【公開番号】特開2015-9819(P2015-9819A)
(43)【公開日】2015年1月19日
【審査請求日】2016年5月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】アイシン精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081776
【弁理士】
【氏名又は名称】大川 宏
(72)【発明者】
【氏名】井戸 博之
(72)【発明者】
【氏名】鳥原 孝一
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 歩
【審査官】 長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭56−054000(JP,U)
【文献】 特開2008−074480(JP,A)
【文献】 特開2012−116520(JP,A)
【文献】 特開2001−299180(JP,A)
【文献】 特開2001−002123(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3080872(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 85/00
A61L 9/12
B65D 81/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
環境中の成分若しくは生物を吸着し得るもの、又は環境中に成分を発散させるものである機能性基材と、
前記機能性基材を保護する保護材と、
を有する機能体パッケージであって、
前記保護材には、支持体に吊り下げられる吊下部及び前記機能性基材を保持する保持部を有する吊り下げ具となる部分を切り離すためのミシン目が形成されており、
前記吊り下げ具の前記吊下部は、前記支持体に引っ掛けるフック部をもち、
前記吊り下げ具の前記フック部の内周縁と前記保持部の内周縁との間には、前記支持体を収容可能なスペースが形成されて、前記フック部の内周縁と前記保持部の内周縁とは前記スペースを挟んで互いに対向しており、
前記保持部は、前記フック部と連結している連結部と、前記保持部の前記連結部から離間した位置に配置され前記フック部に対向する先端部とをもち、前記保持部の内周縁と外周縁との間の幅は、前記連結部から前記先端部に向かって徐々に小さくなっており、
前記吊り下げ具の前記フック部は、先端から基端まで湾曲した形状をもつ湾曲部と前記湾曲部の基端に連結する直線部とをもち、
前記保持部は、前記連結部で前記フック部の前記直線部と連結して前記直線部の延び方向に対して屈曲して前記湾曲部の先端に向かって延びており、前記保持部の外周縁は、前記直線部の延び方向に対して直角の方向に延びており、
前記保持部は、前記機能性基材を係止する係止穴又は係止片をもち、
前記吊り下げ具を前記支持体に吊り下げた際に前記フック部の水平方向の中央部分を通る仮想線を前記直線部の延び方向と平行に引いたとき、前記係止穴又は係止片は、前記仮想線上に位置しており、
前記機能性基材は、前記吊り下げ具の前記係止片に係止される切り込み又は穴を有する機能体パッケージ。
【請求項2】
前記保護材は、前記機能性基材を梱包する梱包材、又は/及び前記機能性基材とともに梱包材に収容されている台紙からなる請求項1記載の機能体パッケージ。
【請求項3】
前記保材は、厚紙又はダンボール紙からなる請求項1又は2に記載の機能体パッケージ。
【請求項4】
前記係止片は、前記保持部の外周縁側に位置する部分で前記保持部に連結された基部と、前記保持部の内周縁側に位置する部分で前記保持部から切り離された先端部とをもつ請求項1〜3のいずれか1項に記載の機能体パッケージ。
【請求項5】
前記機能性基材は、シート状を呈する機能性シートを有する請求項1〜のいずれか1項に記載の機能体パッケージ。
【請求項6】
前記機能性基材は、更に、前記機能性シートを収容する通気性の収容体を有する請求項記載の機能体パッケージ。
【請求項7】
請求項1〜のいずれか1項に記載された前記機能体パッケージの前記保護材の前記ミシン目を破断して前記保護材から切り離された前記吊り下げ具と、前記吊り下げ具の前記保持部に保持された前記機能性基材とを有する吊り下げ具付き機能体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能体パッケージ及び吊り下げ具付き機能体に関する。
【背景技術】
【0002】
消臭材の多くは、置き型ケースに収容されている。置き型ケースに収容された消臭材は、例えば、リビングなど、消臭が必要とされる空間に設置される。ところで、消臭材を、衣装室のハンガーポール等の支持体に掛けて設置したいという要望がある。
【0003】
消臭材を支持体に掛けるためには、フック付きケースに消臭材を収容することが考えられる。しかし、フック付きケースは消臭材よりも容積が大きい。フック付きケースに消臭材を収容して販売するにあたっては、パッケージ全体が嵩張るという問題がある。
【0004】
特許文献1には、ティッシュを収容したボックスティッシュにフック部を形成することが提案されている。ボックスティッシュのフック部となる部分をミシン目で切り離し、切り離した部分を引き起こしてフック部を形成する。フック部を使用して、壁面に取り付けられたL字フックなどや、パイプベッドのポールなどの支持体に取り付けられたS字フックに、直接ボックスを引っ掛ける。簡単にティッシュボックスを支持体に取り付けることができる。
【0005】
特許文献1に開示されたボックスティッシュの技術を、消臭材に適用して、フック付きケースに消臭材を収容することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−151503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、フック付きケースでは、フック部がケースと一体である。フック部が損傷した場合には、消臭材をハンガーポールなどの支持体に掛けることはできない。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく、簡素な構成で機能性基材を支持体に吊り下げることができる機能体パッケージ及び吊り下げ具付き機能体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明の機能体パッケージは、機能性基材と、前記機能性基材を保護する保護材とを有する機能体パッケージであって、前記保護材には、支持体に吊り下げられる吊下部及び前記機能性基材を保持する保持部を有する吊り下げ具となる部分を切り離すためのミシン目が形成されている。
【0010】
上記構成によれば、保護材のミシン目を破断することで、吊り下げ具を保護材から切り離す。吊り下げ具の保持部に機能性基材を保持させて、機能性基材とともに吊り下げ具を支持体に吊り下げる。
【0011】
機能性基材には、支持体に吊り下げるための特別な部分を設ける必要がない。機能性基材の構造を簡略にすることができる。
【0012】
吊り下げ具は、機能体パッケージに元来含まれている保護材に一体的に備えられている。このため、吊り下げ具単独を別途作製する必要がなく、機能体パッケージの部品点数が少なくてすむ。機能体パッケージをコンパクトに且つ軽量化することができる。
【0013】
吊り下げ具は、機能性基材の自重に耐える強度があればよいので、上記特許文献1に示すティッシュボックスのように他のS字フックを必要としない。ティッシュボックスでは、ティッシュを引き抜くときにボックス自体に外力が加わる。しかし、機能性基材は、支持体に吊り下げるだけで、外力が加わりにくい。機能体パッケージに元来含まれていた保護材で十分に対応でき、安価に作製できる。
【0014】
また、吊り下げ具となる部分を切り離すためのミシン目を保護材に形成することで、保護材に吊り下げ具を一体的に設けることができる。このため、機能体パッケージの製造工数を削減できる。
【0015】
機能性基材を新品に交換するときには、支持体から機能性基材と吊り下げ具とを取りはずし、機能性基材を新品に交換すればよい。機能性基材と吊り下げ具とは別体であるため、機能性基材のみの交換や吊り下げ具のみの交換をすることが可能である。短時間で交換することができる。
【0016】
(2)前記保護材は、前記機能性基材を梱包する梱包材、又は/及び前記機能性基材とともに梱包材に収容されている台紙からなることが好ましい。
【0017】
梱包材又は台紙は、機能体パッケージに元来含まれる保護材である。梱包材や台紙は、比較的大きな面積をもち、吊り下げ具となる部分を形成するために適している。
【0018】
(3)前記保持材は、厚紙又はダンボール紙からなることが好ましい。厚紙又はダンボール紙は、ミシン目を付けることで破断することが可能である。厚紙又はダンボール紙からなる保護材は、ミシン目を破断することで吊り下げ具を容易に切り離すことができる。また、切り離された吊り下げ具は、機能性基材を保持するに十分な剛性をもつ。吊り下げ具により機能性基材を支持体に安定に吊り下げることができる。
【0019】
(4)前記吊り下げ具の前記吊下部は、前記支持体に引っ掛けるフック部をもつことが好ましい。フック部を支持体に引っ掛けることで、吊り下げ具を支持体に容易且つ安定に吊り下げることができる。
【0020】
(5)前記吊り下げ具の前記フック部の内周縁と前記保持部の内周縁との間には、前記支持体を収容可能なスペースが形成されて、前記フック部の内周縁と前記保持部の内周縁とは前記スペースを挟んで互いに対向しており、前記保持部は、前記フック部と連結している連結部と、前記保持部の前記連結部から離間した位置に配置され前記フック部に対向する先端部とをもち、前記保持部の内周縁と外周縁との間の幅は、前記連結部から前記先端部に向かって徐々に小さくなっていることが好ましい。
【0021】
保持部の内周縁と外周縁との間の幅は、連結部から先端部に向かって小さくなっている。このため、フック部と保持部の先端部との間の開口の間隔を広くすることができる。この開口から、フック部の内周縁及び保持部の内周縁で囲まれたスペースに支持体を引き込み易くなる。このため、支持体への吊り下げ具の引っ掛け操作が容易となる。また、保持部の連結部の側では、内周縁と外周縁との間に十分な幅を有するため、保持部の剛性を高くすることができる。
【0022】
(6)前記吊り下げ具の前記フック部は、先端から基端まで湾曲した形状をもつ湾曲部と前記湾曲部の基端に連結する直線部とをもち、前記保持部は、前記連結部で前記フック部の前記直線部と連結して前記直線部の延び方向に対して屈曲して前記湾曲部の先端に向かって延びており、前記保持部の外周縁は、前記直線部の延び方向に対して直角の方向に延びており、前記保持部は、前記機能性基材を係止する係止穴又は係止片をもち、前記吊り下げ具を前記支持体に吊り下げた際に前記フック部の水平方向の中央部分を通る仮想線を前記直線部の延び方向と平行に引いたとき、前記係止穴又は係止片は、前記仮想線上に位置していることが好ましい。
【0023】
機能性基材を係止穴又は係止片に係止したときに、係止穴又は係止片は、機能性基材により吊り下げ具に加わる負荷の力点となる。吊り下げ具のフック部を支持体に吊り下げたときにフック部の水平方向の中央部分は、支持体に支持される支点となる。この中央部分を通る仮想線をフック部の直線部の延び方向と平行に引いたときに、係止穴又は係止片が仮想線上に位置している。このため、吊り下げ具に機能性基材を保持した状態で吊り下げ具を支持体に吊り下げたときに、直線部の延び方向が上下方向に向き、且つ、直線部に対して直角の方向に延びる保持部の外周縁は、水平方向と略平行な方向に向く。支持体に吊り下げたときの吊り下げ具に安定感があり、見栄えもよい。
【0024】
(7)前記吊り下げ具の前記保持部は、前記機能性基材を係止する係止穴又は係止片をもつことが好ましい。機能性基材を吊り下げ具の係止穴又は係止片に係止することで、機能性基材を吊り下げ具に保持させることができる。
【0025】
(8)前記係止片は、前記保持部の外周縁側に位置する部分で前記保持部に連結された基部と、前記保持部の内周縁側に位置する部分で前記保持部から切り離された先端部とをもつことが好ましい。
【0026】
機能性基材を係止片に係止するときに、機能性基材は、係止片の先端部から基部に向けて係止片と保持部との間の隙間に挿入される。係止片は、その基部で機能性基材の荷重を確実に支えながら、機能性基材を安定に係止する。
【0027】
(9)前記機能性基材は、前記吊り下げ具の前記係止片に係止される切り込み又は穴を有することが好ましい。機能性基材に形成された切り込み又は穴に、吊り下げ具の保持部の係止片を嵌挿することで、吊り下げ具に機能性基材が保持される。
【0028】
(10)前記機能性基材は、シート状を呈する機能性シートを有することが好ましい。機能性シートは、軽量で、厚みも小さい。このため、機能体パッケージを薄く、かつ軽量にすることができる。また、機能性シートを支持体に支持したときにも、機能性シートは嵩張らず、周辺物との干渉を少なくすることができる。
【0029】
(11)前記機能性基材は、更に、前記機能性シートを収容する通気性の収容体を有することが好ましい。収容体により、機能性シートの外観を隠すことができ、機能性基材の見栄えを良くすることができる。
【0030】
(12)本発明の吊り下げ具付き機能体は、前記機能体パッケージの前記保護材の前記ミシン目を破断して前記保護材から切り離された前記吊り下げ具と、前記吊り下げ具の前記保持部に保持された前記機能性基材とを有する。
【0031】
上記吊り下げ具付き機能体では、吊り下げ具は、保護材から切り離したものである。吊り下げ具だけを別途作製する必要はない。機能体パッケージの部品点数を少なくすることができ、機能体パッケージをコンパクト化及び機能体パッケージの製造工数の削減をすることができる。吊り下げ具と機能性基材とは別体である。このため、機能性基材と吊り下げ具とを別の時期に交換することができる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、保護材には、機能性基材を保持する保持部及び支持体に吊り下げられる吊下部を有する吊り下げ具となる部分を切り離すためのミシン目が形成されている。ミシン目を破断させて吊り下げ具を保護材から切り離すことで、部品点数が少なく、簡素な構成で機能性基材を支持体に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明の実施例1の機能体パッケージの説明図である。
図2】実施例1における、梱包材の展開図である。
図3】実施例1における、梱包材の裏面図である。
図4】実施例1における、吊り下げ具の平面図である。
図5】実施例1における、吊り下げ具をハンガーポールに引っ掛けた状態を示す平面図である。
図6】実施例1における、ハンガーポールを備えたタンスの斜視図である。
図7】実施例1における、ハンガーポールに引っ掛けた吊り下げ具付き機能体の斜視図である。
図8】実施例2の吊り下げ具の平面図である。
図9】実施例2の機能性基材の平面図である。
図10】実施例2の、機能性基材を係止した吊り下げ具の平面図である。
図11】実施例3の吊り下げ具の平面図である。
図12】実施例4の吊り下げ具の平面図である。
図13】実施例5の、機能性基材を係止した吊り下げ具の平面図である。
図14】実施例6の機能体パッケージの説明図である。
図15】実施例6の機能性基材と台紙の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本発明の実施形態に係る機能体パッケージ及び吊り下げ具付き機能体について詳細に説明する。
【0035】
機能体パッケージは、機能性基材と保護材とを有する。保護材は、例えば機能性基材の運搬や販売のときに、機能性基材を保護する部材である。機能性基材を使用しているときには、保護材は不要となる。本発明は、機能性基材を使用している時には不要とされる保護材に着目し、保護材の一部を、機能性基材を支持体に吊り下げるための吊り下げ具として用いることを特徴としている。
【0036】
保護材には、吊り下げ具となる部分を切り離すためのミシン目が形成されている。ミシン目を破断することで、吊り下げ具を保護材から切り離す。吊り下げ具の保持部には機能性基材を保持させ、吊り下げ具の吊下部は支持体に吊り下げる。
【0037】
保護材は、機能性基材を梱包する梱包材、又は/及び台紙からなる。保護材は、例えば、厚紙又はダンボール紙からなることがよい。台紙は、機能性基材を保護するために、梱包材に収容されている。このうち、ある程度の剛性があり且つミシン目の破断が容易であるという観点から、保護材は厚紙からなるとよい。
【0038】
吊り下げ具の周縁は、保護材の一般部により囲まれていて、吊り下げ具となる部分の周縁と一般部との境界線上に、ミシン目が形成されている。ミシン目は、小穴又は/及び切り込みが線状に配列した形態をとる。ミシン目は、指で力を加えたときに難なく破断するように、切り込み又は小穴の大きさや配置が調整されているとよい。吊り下げ具となる部分の周縁と一般部との境界線の全体又は一部にミシン目が形成されていてもよい。境界線上において、屈曲部分などのように破断しにくい部分には、比較的長い切り込みが形成されているとよい。
【0039】
吊り下げ具は、機能性基材を保持する保持部と、支持体に吊り下げられる吊下部とを有する。吊下部は、支持体に引っ掛けるフック形状をなすフック部をもつとよい。フック部のフック形状は、特に限定されないが、例えば、湾曲した湾曲形状、V字状、コ字状などのように屈曲した屈曲形状であるとよい。なかでも、湾曲した湾曲形状であるとよい。支持体に吊り下げ具を安定に支持させるためである。または、吊下部には、支持体に接合可能な粘着テープが設けられていても良い。
【0040】
保持部は、機能性基材を保持する部分である。保持部には、機能性基材を保持する手段が設けられている。例えば、保持部は、機能性基材を係止する係止穴又は係止片をもつとよい。係止穴又は係止片には、機能性基材を簡素に係止することができる。保持部が係止穴をもつ場合には、例えば、機能性基材には係止片を設けるとよい。機能性基材の係止片を保持部の係止穴に係止することで、機能性基材を保持部に保持させる。保持部が係止片をもつ場合には、機能性基材は、保持部の係止片に係止される切り込み又は穴を有することがよい。機能性基材の切り込み又は穴を保持部の係止片に係止することで、機能性基材を保持部に保持させる。
【0041】
また、保持部は、機能性基材を接着させる粘着テープが接着されていてもよい。粘着テープの粘着力により、機能性基材が保持部に保持される。
【0042】
吊り下げ具の具体的形状としては、特に問わないが、例えば、次に説明する形状であるとよい。例えば、吊り下げ具のフック部の内周縁と保持部の内周縁との間には、支持体を収容可能なスペースが形成されて、フック部の内周縁と保持部の内周縁とはスペースを挟んで互いに対向しているとよい。
【0043】
保持部は、フック部と連結している連結部と、保持部の連結部から離れる方向の側に配置されフック部と対向する先端部とをもち、保持部の内周縁と外周縁との間の幅は、連結部から先端部に向かって徐々に小さくなっていることがよい。フック部と保持部の先端部との間は、支持体を挿入可能な程度に開口しているとよい。
【0044】
吊り下げ具のフック部は、先端から基端まで湾曲した形状をもつ湾曲部と、湾曲部の基端に連結する直線部とをもつとよい。保持部は、連結部でフック部の直線部と連結して直線部の延び方向に対して屈曲して湾曲部の先端に向かって延び、保持部の外周縁は、直線部の延び方向に対して直角の方向に延びているとよい。吊り下げ具を支持体に吊り下げた際にフック部の水平方向の中央部分を通る仮想線を直線部の延び方向と平行に引いたときに、この仮想線上に、係止穴又は係止片が位置しているとよい。
【0045】
保持部の内周縁と外周縁との間の平均幅は、フック部の内周縁と外周縁との間の平均幅よりも大きいことがよい。この場合には、機能性基材による荷重を直接受ける保持部の剛性を高めることができる。
【0046】
吊り下げ具の全体形状は、略C字形状であって、その一方側に吊下部が配置され、その他方側に保持部が配置されているとよい。吊り下げ具全体をコンパクトにすることができる。この場合、吊下部の内周縁と保持部の内周縁とは、支持体を収容し得るスペースを囲む。支持体に吊り下げ具を吊り下げたときには、支持体に吊り下げられる吊下部は上側に、機能性基材を保持する保持部は下側に配置される。
【0047】
機能性基材は、例えば、環境に働きかける機能をもつ基材である。機能性基材は、例えば、環境の衛生を維持したり衛生化したりする衛生機能をもつことがよい。機能性基材は、環境中の成分又は生物を吸着し得るもの、環境中に成分を発散させるものなどがあげられる。例えば、機能性基材は、吸着材、消臭材、抗菌材、芳香材、防虫材の群から選ばれる1種以上をもつことが好ましい。
【0048】
機能性基材は、シート状を呈する機能性シートを有することがよい。または機能性基材は、シート形状に限らず、例えば、粉末状であってもよい。
【0049】
機能性基材は、更に、前記機能性シートを収容する通気性の収容体を有することがよい。収容体は、例えば、通気性のある平坦な袋又はケースであるとよい。袋は、不織布、織編物、メッシュ、紙などで形成されているとよい。ケースは、1又は複数の孔が開口するものであればよい。
【0050】
吊り下げ具付き機能体は、上記の機能体パッケージの保護材のミシン目を破断して保護材から切り離された吊り下げ具と、吊り下げ具の保持部に保持された機能性基材とを有する。
【0051】
この吊り下げ具付き機能体は、支持体に吊り下げられる。支持体は、吊り下げ具の吊下部を吊り下げ可能な部材であれば、特に限定されない。支持体は、例えば、ハンガーポール、ハンガーバー、ハンガーなどが例示される。
【実施例】
【0052】
(実施例1)
本実施例の機能体パッケージ1は、図1に示すように、複数の機能性基材2と、梱包材5とを有する。各機能性基材2は、機能性シート3と、機能性シート3を収容した通気性の平坦な袋4とからなる。機能性シート3は、ホルムアルデヒドを吸着し分解し得る吸着材からなり、長方形状の薄いシート形状を呈している。袋4は、不織布からなり、長方形の機能性シート3を収容し得る大きさの長方形状をなしている。長方形状の袋4の3辺4a、4b、4cは閉止され、他の一辺4dは開口している。開口している一辺4dの近傍には、切り込み40が形成されている。切り込み40は、袋の一辺4dの延び方向に沿って延び、袋4の横方向の中央部分に位置している。
【0053】
梱包材5は、本発明の保護材に相当する。梱包材5は、複数の機能性基材2を収容している。梱包材5は、厚紙を折り畳んで形成されている。梱包材5の展開図を図2に示す。図2に示すように、梱包材5は、それ自体が1体品である。梱包材5は、表面部51と、表面部51の一辺に連結する裏面部52とを有する。表面部51と裏面部52とは、互いに同じ形状をなし、機能性シート3を収容可能な大きさの長方形状をなしている。梱包材5は、更に、表面部51の他の3辺に連結する折り返し部53a、53b、53cを有する。
【0054】
梱包材5の表面部51の内側面5a(図2の紙面の上側)に、機能性部材2を配置する。裏面部52を、表面部51の内側面5aの側に折り畳む。次に、折り返し部53a、53b、53cを、折り畳んだ裏面部52の外側面5bに向けて折り返す。当該折り返し部は、裏面部52の外側面5bに接着材で接着してある。
【0055】
梱包材5の表面部51の外側面には、機能性シート3の商品名などの表示が付されている。図3に示すように、梱包材5の裏面部52の内側面5aの略半分を占める第1区画52aには、機能性基材2の使用法を説明した説明文が付されている。梱包材5の裏面部52の残りの半分を占める第2区画52bには、吊り下げ具となる部分52dを切り離すためのミシン目50が形成されている。吊り下げ具となる部分52dの周縁には、梱包材5の裏面部52の一般部52cで囲まれている。吊り下げ具となる部分52dと一般部52cとの境界部分にミシン目50が形成されている。
【0056】
第2区画52bには、吊り下げ具となる部分52dがミシン目50により複数形取られている。ミシン目50は、細長い小穴又は切り込みが線状に配列した形態をとる。ミシン目50は、吊り下げ具となる部分52dにおいて屈曲した部分などには、ミシン目50のピッチを大きくしたり、屈曲した部分には切り込みを入れたりするなど、指で簡単に切り離しができるようにされている。ミシン目50を破断させて、梱包材5から、吊り下げ具となる部分52dを切り離すと、吊り下げ具6が形成される。
【0057】
図4に示すように、吊り下げ具6は、支持体としてのハンガーポール9に引っ掛けるフック部61と、機能性基材2を保持する保持部62とを有する。フック部61は、半円形状に湾曲している。保持部62は、フック部61に連結する連結部62aと、連結部62aから離れた位置に形成されフック部61の先端61aと対向する先端部62bとを有する。吊り下げ具6の全体形状は、略C字形状をなす。略C字形状の吊り下げ具6の一端側にフック部61が配置され、他方の側に保持部62が配置されている。
【0058】
フック部61は、円弧形状であって先端61aと基端61bとをもつ円弧部61f(湾曲部)と、円弧部61fの基端61bに連結する直線部61gとからなる。直線部61gは、延び方向の一端側で円弧部61fの基端61bと連結し、延び方向の他端側で保持部62の連結部62aと連結している。フック部61の内周縁61cと外周縁61dとの間の幅は、フック部61の全体にわたって、同じである。円弧部61fの半径は、円断面をもつハンガーポール9の断面の半径よりも大きい。フック部61の内周縁61cと保持部62の内周縁62cとの間には、ハンガーポール9を収容し得るスペース60が形成されている。フック部61の内周縁61cと保持部62の内周縁62cとは、このスペース60を挟んで互いに対向している。
【0059】
保持部62の内周縁62cから外周縁62dの間の幅は、連結部62aから先端部62bに向けて徐々に小さくなっている。保持部62のどの部分においても内周縁62cと外周縁62dとの間の幅は、フック部61の内周縁61cと外周縁61dとの間の幅よりも大きい。保持部62の先端部62bとフック部61の先端61aとの間には、機能性基材2を保持した状態で、ハンガーポール9を挿入可能な程度の開口60aが形成されている。フック部61をハンガーポールに引っ掛けたときに、フック部61の水平方向の幅は、保持部62の水平方向の幅よりも若干大きい。保持部62の先端部62bは、フック部61の先端61aよりも、水平方向の内側に位置している。
【0060】
保持部62は、連結部62aでフック部61の直線部61gと連結している。保持部62は、直線部61gの延び方向に対して屈曲して円弧部61fの先端61aに向かって延びている。保持部62の外周縁62dは、フック部61の直線部61gの延び方向に対して直角の方向に延びている。保持部62には、機能性基材2を係止する係止片63が形成されている。吊り下げ具6をハンガーポール9に吊り下げたときのフック部61の水平方向の中央部分61eに、仮想線Aを引く。仮想線Aは、フック部61の直線部61gの延び方向と平行とする。係止片63は、仮想線A上に位置している。係止片63は、保持部62の内周縁62cと外周縁62dの中央部に形成されている。
【0061】
図4の係止片63を拡大した丸囲み部分に示すように、係止片63は、保持部62の外周縁62d側に位置する部分で保持部62に連結された基部63aと、保持部62の内周縁62c側に位置する部分で保持部62から切り離された先端部63bとをもつ。
【0062】
図3図4に示すように、機能体パッケージ1に収容された機能性基材2を使用するために、梱包材5の裏面部52に形成されているミシン目50を指で破断して、吊り下げ具6を梱包材5の裏面部52の一般部52cから切り離す。係止片63と保持部62との間に、2〜3mm程度の隙間64を開ける。
【0063】
図5に示すように、吊り下げ具6の保持部62の係止片63を、袋4の切り込み40に通過させる。係止片63と保持部62との間の隙間64に、袋4の切り込み40の上側周端部40aを入れる。切り込み40の上側周端部40aは、係止片63と保持部62とで挟持される。図5図6図7に示すように、吊り下げ具6のフック部61を、タンス91の中に設置され横方向に延びるハンガーポール9に引っ掛ける。吊り下げ具6と機能性基材2とは、吊り下げ具付き機能体7を構成する。
【0064】
本例においては、梱包材5のミシン目50を破断することで、吊り下げ具6を梱包材5から切り離すことができる。吊り下げ具6の保持部62に機能性基材2を保持させる。機能性基材2とともに吊り下げ具6をハンガーポール9に吊り下げる。これにより、機能性基材2をハンガーポール9に支持させることができる。
【0065】
機能性基材2には、ハンガーポール9に支持するための特別な部分を設ける必要がない。このため、機能性基材2の構造を簡略にすることができる。
【0066】
吊り下げ具6は、機能体パッケージ1に元来含まれている梱包材5に一体的に備えられている。このため、吊り下げ具6単独を別途作製する必要がなく、機能体パッケージ1の部品点数が少なくて済む。機能体パッケージ1をコンパクトに且つ軽量化することができる。
【0067】
また、梱包材5に吊り下げ具となる部分52dを切り離すためのミシン目50を形成することで、梱包材5に吊り下げ具6を一体的に設けることができる。このため、機能体パッケージ1の製造工数を削減できる。
【0068】
機能性基材2と吊り下げ具6とは別体であるため、機能性基材2のみの交換や吊り下げ具6のみの交換をすることが可能である。短時間で交換することができる。
【0069】
梱包材5は、厚紙からなる。厚紙は、ミシン目50を付けることで破断することが可能である。厚紙からなる梱包材5は、ミシン目50を破断することで吊り下げ具6を容易に切り離すことができる。また、切り離された吊り下げ具6は、機能性基材2を保持するに十分な剛性をもつ。吊り下げ具6により機能性基材2をハンガーポール9に安定に吊り下げることができる。
【0070】
吊り下げ具6は、フック部61をもつ。フック部61をハンガーポール9に引っ掛けることで、吊り下げ具6をハンガーポール9に容易且つ安定に吊り下げることができる。
【0071】
吊り下げ具6の保持部62の内周縁62cと外周縁62dとの間の幅は、連結部62aから先端部62bに向かって小さくなっている。このため、フック部61と保持部62の先端部62bとの間の開口60aの間隔が広くなることで、開口60aから、フック部61の内周縁61cで囲まれたスペース60にハンガーポール9を引き込み易くなる。このため、ハンガーポール9への吊り下げ具6の引っ掛け操作が容易となる。また、保持部62は、連結部62a側で十分な幅を有するため、保持部62の剛性を高くすることができる。
【0072】
機能性基材2を吊り下げ具6の係止片63に係止したときに、係止片63は、機能性基材2により吊り下げ具6に加わる負荷の力点となる。フック部61をハンガーポール9に引っ掛けたときには、フック部61の水平方向の中央部分61eの内周縁61cは、ハンガーポール9で支持される支点となる。この中央部分61eを通る仮想線Aをフック部61の直線部61gの延び方向と平行に引いたときに、係止片63が仮想線A上に位置している。このため、吊り下げ具6に機能性基材2を保持した状態で吊り下げ具6をハンガーポール9に吊り下げたときに、直線部61gの延び方向が上下方向に向き、且つ、直線部61gに対して直角の方向に延びる保持部62の外周縁62dは、水平方向と略平行な方向に向く。吊り下げたときの吊り下げ具6に安定感があり、見栄えもよい。
【0073】
機能性基材2を係止片63に係止するときに、機能性基材2は、係止片63の先端部63bから基部63aに向けて係止片63と保持部62との間の隙間64に挿入される。係止片63は、その基部63aで機能性基材2の荷重を確実に支えながら、機能性基材2を安定に係止する。
【0074】
機能性シート3は、軽量で、嵩も小さい。このため、機能体パッケージ1を薄く、かつ軽量にすることができる。また、機能性シート3をハンガーポール9に吊り下げたときにも、機能性シート3は嵩張らず、衣料などの周辺物との干渉を少なくすることができる。
【0075】
機能性シート3は、不織布からなる袋4に収容されている。袋4により、機能性シート3の外観を隠すことができ、機能性基材2の見栄えを良くすることができる。
【0076】
吊り下げ具6は、梱包材5から切り離したものである。吊り下げ具6だけを別途作製する必要はない。機能体パッケージ1の部品点数を少なくすることができ、機能体パッケージ1をコンパクト化及び機能体パッケージ1の製造工数の削減をすることができる。
【0077】
吊り下げ具6と機能性基材2とは別体である。このため、機能性基材2と吊り下げ具6とを別の時期に交換することができる。
【0078】
(実施例2)
本例の機能体パッケージは、図8に示すように、吊り下げ具6の保持部62には、係止穴66が形成されている。図9に示すように、機能性シート3を収容する通気性の袋4には、係止片41が形成されている。係止片41は、袋4の左右方向の中央部42に、袋4の上側の一辺4dと平行に形成されている。袋4に、左右方向の中央部42を通り縦方向に延びる中央線Bを引いたとき、係止片41の基部41aは中央線Bと交差する位置にあり、係止片41は、基部41aから袋4の上側の一辺4dと平行に横方向に延びている。係止片41の周縁は、切り込み41cが形成されている。係止片41は、吊り下げ具6の係止穴66に横方向から挿入可能な幅をもつ。
【0079】
図10に示すように、係止片41を袋4から2〜3mm程度引き起こして、係止片41を吊り下げ具6の係止穴66に挿入する。機能性シート3を収容した袋4は、吊り下げ具6に上下方向を向いた状態で保持される。
【0080】
その他は、実施例1と同様である。本例においても、吊り下げ具6を用いることにより機能性シート3をハンガーポールに簡単に吊り下げることができる。
【0081】
(実施例3)
本例の機能体パッケージは、図11に示すように、吊り下げ具6の保持部62に、両面テープ68が接着されている。梱包材5から切り離す前の吊り下げ具6には、梱包材5の内側面に両面テープ68が接着されている。このため、梱包材5の外側面からは両面テープ68は見えない。
【0082】
両面テープ68の表面は、図略の離型シートで被覆されている。吊り下げ具6を使用するときには、離型シートを取り外して、両面テープ68を、機能性シート3を収容した袋4に接着させる。これにより、機能性シート3を収容した袋4が吊り下げ具6に保持される。袋4には、実施例1のような切り込みは形成されていない。
【0083】
吊り下げ具6の上側のフック部61は、実施例1と同様に、ハンガーポールに引っ掛けられる。その他は、実施例1と同様である。本例においても、吊り下げ具6を用いることにより機能性シート3をハンガーポールに簡単に吊り下げることができる。
【0084】
(実施例4)
本例の機能体パッケージは、図12に示すように、長方形状の吊り下げ具6をもつ。長方形状の吊り下げ具6の上側部には、両面テープ67が接着された吊下部69が設けられている。吊り下げ具6の下側部には、中央部に係止片63を形成した保持部62が設けられている。梱包材5から切り離す前の吊り下げ具6には、梱包材5の内側面に両面テープ67が接着されている。このため、梱包材5の外側面からは両面テープ67は見えない。
【0085】
両面テープ67の表面は、図略の離型シートで被覆されている。吊り下げ具6を使用するときには、離型シートを取り外して、両面テープ67を、ハンガーポール9に接着させる。
【0086】
吊り下げ具6の下側部に形成された係止片63には、実施例1と同様に、袋に形成された切り込みに挿入される。袋に収容された機能性シートは、吊り下げ具6によりハンガーポールに引っ掛けられる。その他は、実施例1と同様である。本例においても、吊り下げ具6を用いることにより機能性シート3をハンガーポールに簡単に吊り下げることができる。
【0087】
(実施例5)
本例の機能体パッケージは、図13に示すように、機能性基材2が機能性シート3のみからなる。実施例1とは異なって、機能性基材2には袋は含まれない。機能性シート3の上辺近傍には、切り込み30が形成されている。機能性シート3の切り込み30を、吊り下げ具6の保持部62の係止片63に係止させる。吊り下げ具6のフック部61は、ハンガーポールなどの支持体に吊り下げる。その他は、実施例1と同様である。本例においても、吊り下げ具6を用いることにより機能性シート3をハンガーポールに簡単に吊り下げることができる。
【0088】
(実施例6)
本例の機能体パッケージ1は、図14に示すように、複数の機能性基材2と、複数の機能性基材2を保持する台紙55と、収容袋56とを有する。台紙55は、本発明の保護材に相当する。台紙55は厚紙で形成されている。台紙55は、機能性基材2よりも若干大きい長方形状を呈している。台紙55の4つのコーナー部近傍には、円弧状の切り込み55aが形成されている。複数の機能性基材2のコーナー部は、4つの切り込み55aに挿入されて、台紙55に保持されている。台紙55は、機能性基材2の形崩れを防止している。
【0089】
収容袋56は、透明なプラスチック製である。収容袋56は、台紙55よりも若干大きい形状をなして、機能性基材2及び台紙55を収容している。収容後に、収容袋56は、テープ、融着などにより封止される。
【0090】
図15に示すように、台紙55の中央部分には、吊り下げ具となる部分55dを切り離すためのミシン目50が形成されている。吊り下げ具となる部分55dは、一般部55cで囲まれている。吊り下げ具となる部分55dと一般部55cとの間の境界部分にミシン目50が形成されている。ミシン目50を破断して、吊り下げ具となる部分55dを台紙55の一般部55cから切り離すことで、吊り下げ具6が形成される。
【0091】
吊り下げ具6の詳細及び機能性基材2の詳細は、実施例1と同様である。本例においても、機能体パッケージ1に元来含まれている台紙55に、吊り下げ具となる部分55dを切り離すためのミシン目50を形成している。このため、吊り下げ具単独の部材を作製する必要はなく、台紙55にミシン目50を付けるだけで、台紙55に吊り下げ具6を一体的に設けることができる。
【符号の説明】
【0092】
1:機能体パッケージ、2:機能性基材、3:機能性シート、4:袋、5:梱包材、6:吊り下げ具、7:吊り下げ具付き機能体、9:ハンガーポール(支持体)、40:切り込み、50:ミシン目、52:裏面部、52c、55c:一般部、52d、55d:吊り下げ具となる部分、55:台紙、56:収容袋、60:スペース、60a:開口、61:フック部(吊下部)、61a:先端、61b:基端、61c:フック部の内周縁、61d:フック部の外周縁、61f:円弧部(湾曲部)、61g:直線部、62:保持部、62a:連結部、62b:先端部、62c:保持部の内周縁、62d:保持部の外周縁、63:係止片、67,68:両面テープ、69:吊下部。
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
図8
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図10
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図15