(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6236961
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】冊子束検査装置
(51)【国際特許分類】
B42C 19/08 20060101AFI20171120BHJP
【FI】
B42C19/08
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-155246(P2013-155246)
(22)【出願日】2013年7月26日
(65)【公開番号】特開2015-24564(P2015-24564A)
(43)【公開日】2015年2月5日
【審査請求日】2016年5月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100122529
【弁理士】
【氏名又は名称】藤枡 裕実
(74)【代理人】
【識別番号】100135954
【弁理士】
【氏名又は名称】深町 圭子
(74)【代理人】
【識別番号】100119057
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英生
(74)【代理人】
【識別番号】100131369
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100164987
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100171859
【弁理士】
【氏名又は名称】立石 英之
(72)【発明者】
【氏名】廣 豊
【審査官】
吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−107313(JP,A)
【文献】
特開2011−140159(JP,A)
【文献】
欧州特許出願公開第386787(EP,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42C 19/08
B42C 11/04
B42C 9/00
B26D 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
製本機と,前記製本機で製本した冊子を集積する冊子集積装置と,所定数の前記冊子が集積された冊子束を化粧断ちする断裁機とを連結した製本断裁一貫ラインに設けられる装置であって,前記製本機の排出側に設置した冊子用変位センサと,前記断裁機の排出側に設置した第1の冊子束用変位センサと,前記冊子束からの前記冊子の脱落を検査する処理を実行する冊子束検査部を備え,
前記冊子束検査部は,前記製本機が前記冊子を排出すると,前記冊子用変位センサを用いて前記製本機が排出した前記冊子の厚みを計測した後,前記冊子用変位センサが計測した前記冊子の厚みを記憶する処理を行い,前記断裁機が前記冊子束を排出すると,前記断裁機が排出した前記冊子束における前記冊子の脱落を検査する処理として,前記第1の冊子束用変位センサを用いて前記断裁機が排出した前記冊子束の厚みを計測した後,前記冊子束検査部が記憶している前記冊子の厚みを用い,前記断裁機が排出した前記冊子束に含まれる前記冊子の厚みの合計値を算出して,前記断裁機が排出した前記冊子束に含まれる冊子の厚みの合計値と前記第1の冊子束用変位センサが計測した前記冊子束の厚みを照合し,厚みが不一致の場合,前記断裁機が排出した前記冊子束において前記冊子の脱落があったと判定する処理を実行する,
ことを特徴とする冊子束検査装置。
【請求項2】
前記冊子集積装置の排出側に設置する第2の冊子束用変位センサを備え,
前記冊子束検査部は,前記冊子集積装置が前記冊子束を排出すると,前記冊子集積装置が排出した前記冊子束における前記冊子の脱落を検査する処理として,前記第2の冊子束用変位センサを用いて前記冊子集積装置が排出した前記冊子束の厚みを計測した後,前記冊子束検査部が記憶している前記冊子の厚みを用い,前記冊子集積装置が排出した前記冊子束に含まれる前記冊子の厚みの合計値を算出して,前記冊子集積装置が排出した前記冊子束に含まれる前記冊子の厚みの合計値と前記第2の冊子束用変位センサが計測した前記冊子束の厚みを照合し,厚みが不一致の場合,前記冊子集積装置が排出した前記冊子束において前記冊子の脱落があったと判定する処理を実行することを特徴とする,
請求項1に記載した冊子束検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,冊子の中身を製本する製本機と,冊子が複数平積みされた冊子束を化粧断ちする断裁機を少なくも連結した製本断裁一貫ラインにおいて,冊子の欠落を検査する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
顧客に郵送する冊子を製造する際,印刷機を用いて冊子の中身を印刷する印刷工程と,製本機を用いて冊子の中身を製本する製本工程と,三方断裁機を用いて製本後の冊子を化粧断ち(例えば,三方断裁)する断裁工程が実施され,大量に冊子を製造する印刷会社では,冊子の生産能率を高めるために,製本工程と断裁工程をインラインで行う製本断裁一貫ラインを導入している。
【0003】
特許文献1に記載があるように,製本工程と断裁工程をインラインで行う製本断裁一貫ラインは,冊子の中身を製本する製本機(特許文献1では,無線綴じ製本機)と,製本機から排出された冊子を所定数集積した冊子束を送り出す冊子集積装置(特許文献1では,昇降台)と、冊子集積装置が排出した冊子束を断裁機へ搬送する搬送コンベアと,搬送コンベアから搬送された冊子束を化粧断ちする断裁機を有する構成となっている。
【0004】
従来,冊子の中身は顧客にかかわらず同一であったため,製本断裁一貫ラインの製本機として無線綴じ製本機を用いることが一般的であったが,近年のバリアブル印刷機の普及を受けて,冊子の中身は顧客で異なるようになり,製本断裁一貫ラインの製本機として,特許文献2に記載されているようなくるみ製本機を用いるケースが増えている。
【0005】
中身が顧客で異なる冊子を製造する際,特許文献2のように,冊子を製本する前に,冊子の中身と表紙を照合することは重要であるが,冊子の中身が顧客で異なると,冊子集積装置で集積した冊子束の厚み(高さ)が冊子束で異なるため,冊子束から冊子が脱落しても,冊子が脱落したことを目視では確認しづらかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−140159号公報
【特許文献2】特開2013−107313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで,本発明は,冊子の中身を製本する製本機と、冊子を集積した冊子束を化粧断ちする断裁機を連結した製本断裁一貫ラインにて冊子を製造する際,中身が顧客で異なる冊子を製造する場合であっても,冊子束からの冊子の脱落を製本断裁一貫ライン上で検査できる装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決する第1の発明は,製本機と,前記製本機で製本した冊子を集積する冊子集積装置と,所定数の
前記冊子が集積された冊子束を化粧断ちする断裁機とを連結した製本断裁一貫ラインに設けられる装置であって,前記製本機の排出側に設置した冊子用変位センサと,前記断裁機の排出側に設置した第1の冊子束用変位センサと
,前記冊子束からの前記冊子の脱落を検査する処理を実行する冊子束検査部を備え,
前記冊子束検査部は,前記製本機が
前記冊子を排出すると,前記冊子用変位センサを用いて前記製本機が排出した
前記冊子の厚みを計測した後,
前記冊子用変位センサが計測した前記冊子の厚みを記憶する処理を行い,前記断裁機が前記冊子束を排出すると,
前記断裁機が排出した前記冊子束における前記冊子の脱落を検査する処理として,前記第1の冊子束用変位センサを用いて前記断裁機が排出した前記冊子束の厚みを計測した後,
前記冊子束検査部が記憶している前記冊子の厚みを用い,前記断裁機が排出した前記冊子束に含まれる前記冊子の厚みの合計値を算出して,前記断裁機が排出した前記冊子束に含まれる冊子の厚みの合計値と
前記第1の冊子束用変位センサが計測した前記冊子束の厚みを照合し,厚みが不一致の場合,前記断裁機が排出した
前記冊子束において
前記冊子の脱落があったと判定する
処理を実行することを特徴とする冊子束検査装置である。このように,第1の発明によれば,前記製本機から排出された直後の冊子の厚み(高さ)を1冊
ずつ測定し、これらの冊子が集積された前記冊子束の厚みと,この前記冊子束に含まれる冊子の厚みの合計値と比較することで、化粧断ちした後に冊子の不足がないことを検査できる。
【0009】
更に,第2の発明は,第1の発明に記載した冊子束検査装置であって,前記冊子集積装置の排出側に設置する第2の冊子束用変位センサを備え,前記冊子束検査部は,前記冊子集積装置が前記冊子束を排出すると,
前記冊子集積装置が排出した前記冊子束における前記冊子の脱落を検査する処理として,前記第2の冊子束用変位センサを用いて前記冊子集積装置が排出した前記冊子束の厚みを計測した後,
前記冊子束検査部が記憶している前記冊子の厚みを用い,前記冊子集積装置が排出した前記冊子束に含まれる前記冊子の厚みの合計値を算出して,前記冊子集積装置が排出した前記冊子束に含まれる前記冊子の厚みの合計値と
前記第2の冊子束用変位センサが計測した前記冊子束の厚みを照合し,厚みが不一致の場合,前記冊子集積装置が排出した前記冊子束において
前記冊子の脱落があったと判定する
処理を実行することを特徴とする冊子束検査装置である。このように,第2の発明によれば,化粧断ちした後の冊子の不足に加え,冊子を集積した直後の冊子の不足を検査できる。
【発明の効果】
【0010】
このように,上述した本発明によれば,冊子の中身を製本する製本機と、冊子を集積した冊子束を断裁する断裁機を連結した製本断裁一貫ラインにて冊子を製造する際,中身が顧客で異なる冊子を製造する場合であっても,冊子束からの冊子の脱落を製本断裁一貫ライン上で検査できる装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本実施形態に係る冊子束検査装置を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
【0013】
図1は,本実施形態に係る冊子束検査装置2を説明する図である。本実施形態に係る冊子束検査装置2は,印刷機で印刷した冊子の中身を製本するくるみ製本機10と,くるみ製本機10で製本した冊子3を所定数平積みすることで集積する冊子集積装置12と,所定数の冊子3が集積された冊子束3aを化粧断ちする三方断裁機14を連結した製本断裁一貫ライン1に設置される装置で,所定数の冊子3が平積みされた冊子束3aにおける冊子3の脱落を製本断裁一貫ライン1上で検査する装置である。
【0014】
本実施形態に係る冊子束検査装置2が設置される製本断裁一貫ライン1については詳細に説明しないが,
図1で図示した製本断裁一貫ライン1は,冊子の中身を表紙でくるむように製本するくるみ製本機10と,くるみ製本機10から排出された冊子3を冊子集積装置12まで搬送する冊子用コンベア11と,冊子用コンベア11が搬送した冊子3を所定数平積みすることで集積し,所定数の冊子3が集積された冊子束3aを排出する冊子集積装置12と,冊子集積装置12から排出される冊子束3aを三方断裁機14まで搬送する冊子束用コンベア13と,冊子束用コンベア13で搬送された冊子束3aを三方断裁する三方断裁機14と,三方断裁機14で断裁した冊子束3aを排出する排出用コンベア15と,製本断裁一貫ライン1の全体を制御するライン制御装置16を有する。
【0015】
冊子束検査装置2は,くるみ製本機10が製本した冊子3の厚み(高さ)を計測する冊子用変位センサ21と,冊子集積装置12が排出した冊子束3aの厚みを計測する第2の冊子束用変位センサ22と,三方断裁機14から排出された冊子束3aの厚みを計測する第1の冊子束用変位センサ23と,冊子束3aの厚みと冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値を比較することで、冊子3の脱落を検査する冊子束検査部20を備え,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,製本断裁一貫ライン1のライン制御装置16と接続している。
【0016】
図1に図示したように,本実施形態において,冊子用変位センサ21は,くるみ製本機10から排出された直後の冊子3の厚み(高さ)を計測できるように、冊子用コンベア11の上方に配置されている。また,第1の冊子束用変位センサ23は,三方断裁機14から排出された直後の冊子束3aの厚みを計測できるように,排出用コンベア15の上方に配置されている。更に,第2の冊子束用変位センサ22は,冊子集積装置12から排出された直後の冊子束3aの厚みを計測できるように,冊子束用コンベア13の上方に配置されている。
【0017】
冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,PLC(Programmable Logic Controller)などの制御機器である。本実施形態において,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,くるみ製本機10から排出された冊子3の厚みの測定結果を格納するキュー(queue)として,三方断裁機14から排出された冊子束3aを検査するときに用いる第1のキュー200と,冊子集積装置12が排出した冊子束3aを検査するときに用いる第2のキュー201を有し,製本断裁一貫ライン1のライン制御装置16から受信した信号に対応する処理を実行する。
【0018】
図2は,冊子束検査装置2の動作を説明する図である。何の処理を行っていない時,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,製本断裁一貫ライン1のライン制御装置16からの信号を受信待ちする信号受信待ち状態にあり(S1),冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,ライン制御装置16から信号を受信すると,ライン制御装置16から受信した信号に対応する処理を行う。
【0019】
まず,くるみ製本機10から排出された冊子3の厚みを測定する際の冊子束検査装置2の動作について説明する。くるみ製本機10にて一冊の冊子3の製本が完了し,製本した冊子3を冊子用コンベア11に排出完了したことを示す製本完了信号が入力されると,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,冊子用変位センサ21を作動させて,くるみ製本機10から排出された冊子3の厚みを計測し(S10),くるみ製本機10から排出された冊子3の厚みの計測値を第1のキュー200と第2のキュー201それぞれに格納して(S11),信号待ち状態に戻る。
【0020】
また,三方断裁機14が冊子束3aの断裁を完了し,三方を断裁した冊子束3aを排出用コンベア15に排出完了したことを示す断裁完了信号が入力されると,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,第1の冊子束用変位センサ23を作動させて,三方断裁機14から排出された冊子束3aの厚みを計測する(S20)。
【0021】
次に,三方断裁機14から排出された冊子束3aを検査する際の冊子束検査装置2の動作について説明する。冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,冊子集積装置12が集積する冊子3の数だけ冊子3の厚みを第1のキュー200から取得することで,三方断裁機14から排出された冊子束3aに含まれる冊子3の厚みを第1のキュー200から取得する(S21)。キューは,先入れ先出しの構造でデータを保持するため,例えば,第1のキュー200から最初に取得した冊子3の厚みは,三方断裁機14から排出された冊子束3aの一番下にある冊子3の厚みに,第1のキュー200から2番目に取得した冊子3の厚みは,三方断裁機14から排出された冊子束3aの下から2番目にある冊子3の厚みになる。
【0022】
次に,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,三方断裁機14から排出された冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値を算出した後(S22),三方断裁機14から排出された冊子束3aの厚みとこの冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値を比較することで,三方断裁機14から排出された冊子束3aにおける冊子3の脱落を検査する(S23)。
【0023】
三方断裁機14から排出された冊子束3aの厚みとこの冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値が一致している場合,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,三方断裁機14から排出された冊子束3aにおいて冊子3の脱落はないと判断して,信号受信待ち状態(S1)に戻る。
【0024】
また,三方断裁機14から排出された冊子束3aの厚みとこの冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値が一致しない場合,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,三方断裁機14から排出された冊子束3aにおいて冊子3の脱落があったと判定し,冊子3の脱落を検知したことを示す冊子脱落検知信号を警報装置やライン制御装置16などに出力して(S24),信号待ち状態(S1)に戻る。
【0025】
次に,冊子集積装置12から排出された冊子束3aを検査する際の冊子束検査装置2の動作について説明する。冊子集積装置12が所定数の冊子3を平積みすることで集積し,所定数の冊子3が集積された冊子束3aを冊子束用コンベア13に排出完了したことを示す集積完了信号が入力されると,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,第2の冊子束用変位センサ22を作動させて,冊子集積装置12から排出された冊子束3aの厚みを計測する(S30)。
【0026】
次に,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,冊子集積装置12が平積みする冊子3の数だけ冊子3の厚みを第2のキュー201から取得することで,冊子集積装置12から排出された冊子束3aに含まれる冊子3の厚みを第2のキュー201から取得する(S31)。キューは,先入れ先出の構造でデータを保持するため,例えば,第2のキュー201から最初に取得した冊子3の厚みは,冊子集積装置12から排出された冊子束3aの一番下にある冊子3の厚みに,第2のキュー201から2番目に取得した冊子3の厚みは,冊子集積装置12から排出された冊子束3aの下から2番目にある冊子3の厚みになる。
【0027】
次に,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,冊子集積装置12から排出された冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値を算出した後(S32),冊子集積装置12から排出された冊子束3aの厚みとこの冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値を比較することで,冊子集積装置12から排出された冊子束3aにおける冊子3の脱落を検査する(S33)。
【0028】
冊子集積装置12から排出された冊子束3aの厚みとこの冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値が一致している場合,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,冊子集積装置12から排出された冊子束3aにおいて冊子3の脱落はないと判断して,信号受信待ち状態(S1)に戻る。また,冊子集積装置12から排出された冊子束3aの厚みとこの冊子束3aに含まれる冊子3の厚みの合計値が一致しない場合,冊子束検査装置2の冊子束検査部20は,冊子集積装置12から排出された冊子束3aにおいて冊子3の脱落があったと判定し,冊子3の脱落を検知したことを示す冊子脱落検知信号を警報装置やライン制御装置16などの出力して(S34),信号待ち状態(S1)に戻る。
【符号の説明】
【0029】
1 製本断裁一貫ライン
10 くるみ製本機
11 冊子用コンベア
12 冊子集積装置
13 冊子束用コンベア
14 三方断裁機
15 排出用コンベア
16 ライン制御装置
2 冊子束検査装置
20 冊子束検査部
200 第1のキュー
201 第2のキュー
21 冊子用変位センサ
22 第2の冊子束用変位センサ
23 第1の冊子束用変位センサ
3 冊子
3a 冊子束