特許第6236989号(P6236989)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6236989
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】回路遮断器のハンドルロック装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 73/02 20060101AFI20171120BHJP
【FI】
   H01H73/02 A
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-174155(P2013-174155)
(22)【出願日】2013年8月26日
(65)【公開番号】特開2015-43264(P2015-43264A)
(43)【公開日】2015年3月5日
【審査請求日】2016年7月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】508296738
【氏名又は名称】富士電機機器制御株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(72)【発明者】
【氏名】川嶋 善明
(72)【発明者】
【氏名】山縣 秀人
【審査官】 段 吉享
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2006/0266631(US,A1)
【文献】 実開昭61−194237(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 73/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路遮断器のカバーから上部に突出したロッカー式の開閉操作ハンドルの摘み部をOFF位置に鎖錠するハンドルロック装置であって、
前記カバーの上部にねじで固定された金属製のフレーム部材と、
前記フレーム部材に形成したスリットに一部が挿入され、前記摘み部に係合して当該摘み部のON位置及びOFF位置の移動とともに前記スリット内をスライド移動するスライダと、
前記フレーム部材に回動自在に連結され、前記摘み部がOFF位置に移動したときに、当該摘み部をOFF位置に拘束し、且つ前記フレーム部材をカバーに固定したねじの頭部を覆うように回動するロック部材と、
前記フレーム部材に設けられ、南京錠を掛けることで前記ロック部材の回動を阻止する鎖錠穴と、を備え
前記ロック部材は、前記カバーの長手方向に回転軸が延在し、前記カバーの外側まで開いた状態から前記カバーの上部に倒れ込む状態まで前記回転軸回りに回動自在とされ、前記カバーの上部に倒れ込んだときに、前記スライダの一部を上部から囲むことで前記摘み部をOFF位置に拘束するロック凹部と、前記ねじの頭部を覆うねじ閉塞部と、を備えているとともに、
当該ロック部材は、前記フレーム部材との係合により立ち上がった状態を維持できることを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。
【請求項2】
前記フレーム部材は、前記カバーと、このカバーの下部に配置したベースを備えた回路遮断器の本体ケースを一体に組付ける取り付けねじにより前記カバーの上部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
【請求項3】
前記ロック部材は、合成樹脂製であることを特徴とする請求項1又は2記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線用遮断器,漏電遮断器などを対象に、その外部付属装置として適用する回路遮断器のハンドルロック装置に関する。
【背景技術】
【0002】
配線用遮断器,漏電遮断器などの回路遮断器は手動操作で主回路接点を開閉するロッカー式の開閉操作ハンドルを装備しており、この回路遮断器を配電盤,操作盤などに装備して使用する場合には、部外者による不用意なハンドル誤操作を規制して事故を防止するため、ハンドル操作を不可能としたハンドルロック装置(例えば、特許文献1の装置)が外部付属装置(オプション品)として用意されている。
特許文献1のハンドルロック装置は、回路遮断器のロッカー式の開閉操作ハンドルを囲むようにロックカバー取り付け板が固定され、このロックカバー取り付け板に、底が開口した透光性を有するロックカバーを固定することで、ハンドル操作を不可能としつつ、ハンドル位置を目視で判断できるようにしている。
【0003】
ロックカバーは、取り付け用ザグリ穴が形成され、この取り付け用ザグリ穴の上部開口部の近くに施錠凸部が形成されている。また、取り付け用ザグリ穴の下部は、ロックカバー取り付け板に形成されているロック雌ねじに対応している。そして、取り付け用ザグリ穴に挿通した取り付けねじを、ロック雌ねじにねじ込むことで、ロックカバーがロックカバー取り付け板に固定される。また、施錠凸部に形成された施錠孔にツル(U杆)を挿通して南京錠を掛けることで、取り付け用ザグリ穴の上部が南京錠で閉塞され、取り付け用ザグリ穴内の取り付けねじを緩めることが不可能となり、ロックカバー取り付け板からロックカバーを外すことができない。
このように、特許文献1のハンドルロック装置は、南京錠を掛けているときには回路遮断器からハンドルロック装置を取り外すことができない構造としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−54018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、回路遮断器のハンドルがOFF位置(主回路接点が開状態となる位置)の状態から誤ってON位置(主回路接点が閉状態となる位置)に投入されることを防止するため、ハンドルをOFF位置で鎖錠するハンドルロック装置の要望、需要が多くなっている。しかし、上述した特許文献1の装置は、ハンドルを囲むようにロックカバー取り付け板を固定した構造であり、ハンドルをOFF位置に鎖錠することができない。
そこで、本発明は、南京錠を掛けたときに、ロッカー式の開閉操作ハンドルをOFF位置に鎖錠できるとともに、回路遮断器から取り外すことが防止できる回路遮断器のハンドルロック装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置は、回路遮断器のカバーから上部に突出したロッカー式の開閉操作ハンドルの摘み部をOFF位置に鎖錠するハンドルロック装置であって、前記カバーの上部にねじで固定された金属製のフレーム部材と、前記フレーム部材に形成したスリットに一部が挿入され、前記摘み部に係合して当該摘み部のON位置及びOFF位置の移動とともに前記スリット内をスライド移動するスライダと、前記フレーム部材に回動自在に連結され、前記摘み部がOFF位置に移動したときに、当該摘み部をOFF位置に拘束し、且つ前記フレーム部材をカバーに固定したねじの頭部を覆うように回動するロック部材と、前記フレーム部材に設けられ、南京錠を掛けることで前記ロック部材の回動を阻止する鎖錠穴と、を備え、前記ロック部材は、前記カバーの長手方向に回転軸が延在し、前記カバーの外側まで開いた状態から前記カバーの上部に倒れ込む状態まで前記回転軸回りに回動自在とされ、前記カバーの上部に倒れ込んだときに、前記スライダの一部を上部から囲むことで前記摘み部をOFF位置に拘束するロック凹部と、前記ねじの頭部を覆うねじ閉塞部と、を備えているとともに、当該ロック部材は、前記フレーム部材との係合により立ち上がった状態を維持できるようにした。
この発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置によると、南京錠を掛けているときには、回動したロック部材がハンドルの摘み部をOFF位置に鎖錠し、フレーム部材をカバーに固定したねじの頭部を覆うことで回路遮断器から取り外すことを防止する。
【0007】
また、この発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置によると、ロック部材の簡便な構成で、摘み部をOFF位置に拘束し、取り外しが不可能となるようにねじの頭部を覆うことができる。
【0008】
また、本発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置は、前記ロック部材は、前記フレーム部材との係合により立ち上がった状態を維持できるので、狭い作業スペースであっても、ハンドルの摘み部をOFF位置に鎖錠する操作を容易に行うことができる。
また、本発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置は、前記フレーム部材が、前記カバーと、このカバーの下部に配置したベースを備えた回路遮断器の本体ケースを一体に組付ける取り付けねじにより前記カバーの上部に固定されている。
この発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置によると、回路遮断器へのハンドルロック装置の装着作業を容易に行うことができる。
さらに、本発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置は、前記ロック部材は、合成樹脂製である。
この発明の一態様に係る回路遮断器のハンドルロック装置によると、ロック部材は複雑な形状であっても製作が容易であり、軽量化も図ることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る回路遮断器のハンドルロック装置によれば、南京錠を掛けているときには、回動したロック部材がハンドルの摘み部をOFF位置に鎖錠することができるとともに、フレーム部材をカバーに固定したねじの頭部を覆うことで回路遮断器から取り外すことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】南京錠を掛けて摘み部をOFF位置に鎖錠し、回路遮断器からの取り外しが不可能な回路遮断器のハンドルロック装置を示す図である。
図2】本実施形態のハンドルロック装置の構成を示す図である。
図3】ロック部材が開いた状態を示す斜視図である。
図4】ロック部材が開いた状態を示す平面図である。
図5】ロック部材が立ち上がった状態を示す斜視図である。
図6】ロック部材がカバー側に倒れ込んだ状態を示す斜視図である。
図7】ロック部材がカバー側に倒れ込んだ状態を示す平面図である。
図8図5のA−A線方向からの要部の断面を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、回路遮断器1に装着したハンドルロック装置2及びハンドルロック装置2に装着した南京錠3を示すものである。また、図2は、回路遮断器1に装着されていないハンドルロック装置2を示したものである。そして、図3及び図4は、南京錠3を装着していないハンドルロック装置2のロック部材13が回路遮断器1の外側に倒れた状態を示し、図5は、南京錠3を装着していないハンドルロック装置2のロック部材13が上方に立ち上がった状態を示し、図6及び図7は、南京錠3を装着する前のハンドルロック装置2のロック状態を示すものであり、図8は、図5においてA−A線方向から示した要部断面図である。
【0012】
図1に示すように、回路遮断器1は、箱形のベース4aと、カバー4bと、これらベース4a及びカバー4bの間に配置した中間カバー4cとからなる本体ケース4を備えており、本体ケース4の両側部に、3極の電源側端子部5及び負荷側端子部6が形成されている。ベース4a、中間カバー4c及びカバー4bは、電源側端子部5及び負荷側端子部6の電極間に設けた隔壁を貫通する取り付けねじ9a,9bで一体化されており、取り付けねじ9bは、ハンドルロック装置2を構成する一対の連結部12A,12Bを貫通しているので、他の取り付けねじ9aと比較して長尺なねじとされている。
【0013】
本体ケース4のカバー4bには開口部4b1が形成されており、本体ケース4内部に配置したトグルリンク機構(開閉機構)を操作するロッカー式のハンドル7の摘み部8が開口部4b1から上方に突出している。ここで、符号8OFFは、回路遮断器1の主回路接点が開極(OFF位置)となるように摘み部8が移動した位置を示し、符号8ONは、主回路接点が閉極(ON位置)となるように摘み部8が移動した位置を示している。
【0014】
ハンドルロック装置2は、図2に示すように、金属板材からなる長尺なフレーム部材10と、フレーム部材にスライド自在に係合しているスライダ11と、フレーム部材の長手方向の両端下部に固定されている合成樹脂製の一対の連結部12A,12Bと、フレーム部材に回動自在に連結されている合成樹脂製のロック部材13と、を備えている。
フレーム部材10は、平板部10aと、平板部10aの短尺方向の一方に形成された南京錠係合板部10bと、平板部10aの長手方向の両端側に形成された一対の固定板部10c,10dと、一対の固定板部10c,10dの縁部からそれぞれ立ち上がっているロック部材回動板部10e,10fと、で構成されている。
【0015】
平板部10aには、長手方向にスリット10a1が形成されている。
南京錠係合板部10bには、南京錠3のツル3a(図1参照)が通過する鎖錠穴10b1が形成されている。
一対の固定板部10c,10dは、平板部10aに対して同一方向に直角に折曲して形成され、連結用貫通穴10c1,10d1が形成されている。
ロック部材回動板部10eは、固定板部10cに対して同一方向に直角に折曲して形成され、軸穴10e1が形成されている。また、ロック部材回動板部10fも、固定板部10dに対して同一方向に直角に折曲され、ロック部材回動板部10eに平行に対峙するように形成されているとともに、ピン穴(不図示)が形成されている。
【0016】
スライダ11は、図4にも示すように、フレーム部材10の平板部10aに形成したスリット10a1内をスライドするスライダ本体11aと、このスライダ本体11aに一体に設けられ、ハンドル7の摘み部8の周囲を囲むように係合する略C形状の保持部11bと、を備えた部材であり、スライダ本体11aの外周は、合成樹脂製のカバー部材11cにより被覆されている。
【0017】
一対の連結部12A,12Bは、図2に示すように、フレーム連結部12a1,12b1と、回路遮断器連結部12a2,12b2とが一体に形成されている。フレーム連結部12a1,12b1には、前述した一対の固定板部10c,10dの連結用貫通穴10c1,10d1に嵌合する嵌合突起12a3,12b3が形成されている。回路遮断器連結部12a2,12b2には、ねじ通し穴12a4,12b4が形成されている。これら回路遮断器連結部12a2,12b2のねじ通し穴12a4,12b4に、前述したベース4a、中間カバー4c及びカバー4bを一体化する取り付けねじ9bが貫通する。
【0018】
ロック部材13は、図2に示すように、長尺なロック本体13aと、ロック本体13aの長手方向の両端部に形成され、フレーム部材10のロック部材回動板部10e,10fの軸穴10e1に回転自在に嵌合している一対の回動軸13bと、回動軸13bに対して離間したロック本体13aの長手方向の両端部に形成された一対のねじ閉塞部13c,13cと、を備えている。ロック本体13aには、スライダ11のスライダ本体11aが入り込むロック凹部13dが形成されている。
【0019】
上記構成のハンドルロック装置2は、図3に示すように、一対の連結部12A,12Bの回路遮断器連結部12a2,12b2に取り付けねじ9bを貫通することで、回路遮断器1のカバー4b上に装着される。
このとき、スライダ11の保持部11bは、例えばON位置の摘み部8ONの周囲を囲むように係合する。
そして、ロック部材13は、フレーム部材10のロック部材回動板部10e,10fに係合した一対の回動軸13bの軸心回りに回動自在となる。
すなわち、ロック部材13は、図3に示すように、回路遮断器1の外側に倒れた状態、図6に示すように、一対のねじ閉塞部13c,13cが取り付けねじ9bを閉塞し、スライダ11のスライダ本体11aを覆って回路遮断器1の内側に倒れた状態となる。
【0020】
また、ロック部材13は、図5に示すように、フレーム部材10の上方に立ち上がった状態が保持されるようになっている。図8に示すように、ロック部材13のロック本体13aには、フレーム部材10の固定板部10cに向けて突出するロック部材係合片13eが形成されており、ロック部材13がフレーム部材10の上方に立ち上がったときに、図8に示すロック部材係合片13eの平坦な外周面13e1が固定板部10cに係合し、ロック部材の上方への立ち上がりが保持される。
【0021】
次に、上記構成のハンドルロック装置2を装着した回路遮断器1のハンドルを、南京錠を掛けてOFF位置に鎖錠する手順について、図1から図8を参照して説明する。
先ず、図3に示すように、ハンドルロック装置2は、一対の連結部12A,12Bの回路遮断器連結部12a2,12b2に取り付けねじ9bを貫通することで、回路遮断器1のカバー4b上に装着する。このとき、スライダ11の保持部11bを、ON位置のハンドル7の摘み部8ONの周囲を囲むように係合する。
【0022】
ここで、図示しないが、例えば配電盤などの盤内にレールが敷設され、そのレールに複数の回路遮断器1が近接した状態で列状に装着されている場合には、図3に示すように、ロック部材13が回路遮断器1の外側に倒れていると、隣接する他の回路遮断器1の操作の邪魔になる。そこで、本実施形態では、ロック部材係合片13eの平坦な外周面13e1を固定板部10cに係合することで(図8参照)、図5に示すように、ロック部材13を一対の回動軸13bの軸心回りに回動し、フレーム部材10の上方に立ち上がった状態で保持することで、隣接する他の回路遮断器1の操作の邪魔にならないようにする。
【0023】
次に、図6に示すように、ハンドル7をON位置からOFF位置に移動し、OFF位置の摘み部8OFFとなる。この摘み部8ONの移動とともにスライダ11も移動する。そして、ロック部材13を一対の回動軸13bの軸心回りにさらに回動し、一対のねじ閉塞部13c,13cが取り付けねじ9bを閉塞し、スライダ11のスライダ本体11aが、ロック部材13のロック凹部13d内に位置した状態で、ロック部材13を回路遮断器1の内側に倒れた状態とする。この状態でもハンドルロック装置2の取り外しを防止することができるが、南京錠3を用いることで確実にハンドルロック装置2の取り外しを防止できる。
【0024】
次に、図1に示すように、フレーム部材10の鎖錠穴10b1に、南京錠3のツルを挿通して南京錠3を掛ける。
フレーム部材10に南京錠3を掛けたことで、ロック部材13の回動が不可能となり、一対のねじ閉塞部13c,13cが取り付けねじ9bを閉塞し、ロック部材13のロック凹部13dがスライダ11を介して摘み部8ONのON位置への移動を拘束する。
したがって、本実施形態のハンドルロック装置2によると、フレーム部材10に南京錠3を掛けたことで、ロック部材13の回動が不可能となり、一対のねじ閉塞部13c,13cが取り付けねじ9bを閉塞し、ロック部材13のロック凹部13dがスライダ11を介して摘み部8ONのON位置への移動を拘束し、ハンドル7をOFF位置に鎖錠することができるとともに、回路遮断器1から取り外すことを不可能とすることができる。
【0025】
また、本実施形態のハンドルロック装置2は、フレーム部材10に回動自在に連結されているロック部材13を、回路遮断器1の周囲の作業スペースに応じて、回路遮断器1の外側に倒れた状態、或いはフレーム部材10の上方に立ち上がった状態を維持することができるので、回路遮断器1の操作を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態のハンドルロック装置2は、一対の連結部12A,12Bの回路遮断器連結部12a2,12b2に形成したねじ通し穴12a4,12b4に、本体ケース(ベース4a、中間カバー4c及びカバー4b)を一体化する取り付けねじ9bを貫通するだけで回路遮断器1に装着されるので、回路遮断器1への装着作業を容易に行うことができる。
【0026】
また、ロック本体13a、一対の回動軸13b、一対のねじ閉塞部13c,13c及びロック凹部13dを備えたロック部材13は合成樹脂製なので、複雑な形状であっても製作が容易であり、軽量化も図ることができる。
なお、本実施形態のハンドルロック装置2は、3極の電源側端子部5及び負荷側端子部6を備えた回路遮断器1に装着することで説明したが、2極の電源側端子部及び負荷側端子部を備えた回路遮断器に適用しても同様の作用効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0027】
1…回路遮断器、2…ハンドルロック装置、3…南京錠、3a…ツル、4…本体ケース、4a…ベース、4b…カバー、4b1…開口部、4c…中間カバー、5…電源側端子部、6…負荷側端子部、7…ハンドル、8…摘み部、8OFF…OFF位置の摘み部、8ON…ON位置の摘み部、9a,9b…取り付けねじ、10…フレーム部材、10a…平板部、10a1…スリット、10b…南京錠係合板部、10b1…鎖錠穴、10c,10d…固定板部、10c1,10d1…連結用貫通穴、10e,10f…ロック部材回動板部、10e1…軸穴、11…スライダ、11a…スライダ本体、11b…保持部、11c…カバー部材、12A,12B…連結部、12a1,12b1…フレーム連結部、12a2,12b2…回路遮断器連結部、12a3,12b3…嵌合突起、12a4,12b4…ねじ通し穴、13…ロック部材、13a…ロック本体、13b…回動軸、13c…閉塞部、13d…ロック凹部、13e…ロック部材係合片、13e1…ロック部材係合片の平坦な外周面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8