特許第6237284号(P6237284)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6237284
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】電池ユニット
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/10 20060101AFI20171120BHJP
   B60L 11/18 20060101ALI20171120BHJP
【FI】
   H01M2/10 A
   H01M2/10 S
   H01M2/10 M
   B60L11/18 Z
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-18581(P2014-18581)
(22)【出願日】2014年2月3日
(65)【公開番号】特開2015-146257(P2015-146257A)
(43)【公開日】2015年8月13日
【審査請求日】2016年6月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】中條 祐貴
(72)【発明者】
【氏名】加藤 崇行
(72)【発明者】
【氏名】植田 浩生
(72)【発明者】
【氏名】石黒 文彦
(72)【発明者】
【氏名】守作 直人
【審査官】 ▲高▼橋 真由
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/073438(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/061869(WO,A1)
【文献】 特開2012−202066(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/018283(WO,A1)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電池セルからなる電池モジュールと、
前記電池モジュールを複数収容する密閉ケースと、
前記密閉ケースに設けられ、前記電池モジュールに電力を供給するケーブルが接続されるコネクタと、を有する電池パックを、収容体に設けられた収容部に収容した電池ユニットであって、
前記収容体は、前記収容部の内部と外部とを連通する連通孔を有し、前記ケーブルは、前記コネクタから前記連通孔に向けて延びていて、
前記密閉ケースは、該密閉ケース内の圧力を開放する開放部を有するとともに、該開放部は前記収容体の壁部に対向し前記連通孔に対向してなく、前記開放部は、第1の開放部と第2の開放部とを有し、前記第1の開放部から前記ケーブルまでの距離と前記第2の開放部から前記ケーブルまでの距離とは異なることを特徴とする電池ユニット。
【請求項2】
前記壁部は、前記連通孔が設けられた壁部と、前記連通孔が設けられていない壁部と、を含み、
前記開放部は、前記連通孔が設けられていない壁部と対向していることを特徴とする請求項1に記載の電池ユニット。
【請求項3】
前記開放部は、前記収容体における前記連通孔が設けられた壁部とは反対側の壁部と対向していることを特徴とする請求項に記載の電池ユニット。
【請求項4】
前記開放部は、前記密閉ケース内の圧力を前記収容部内に開放することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電池ユニット。
【請求項5】
前記開放部が開放されたときの圧力の排出方向に前記収容体の前記連通孔が設けられていない壁部が位置することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電池ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容体の収容部に電池パックを収容した電池ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
電池セルを密閉ケースに収容した電池パックにおいては、密閉ケースの内圧が高まったときに密閉ケースの内圧を低下させる必要がある。
特許文献1では、ハウジング(密閉ケース)の内部に複数の二次電池(電池セル)が収容されている。二次電池には、設定された圧力で開放されうる排気部材が設置されている。ハウジングには、排気ホールが形成されている。排気ホールには、排気ホールを塞ぐようにバルブ部材が設けられている。バルブ部材は、ハウジングの内圧が設定された圧力になると開放される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−104471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電池パックには、電池パックと外部機器とを接続するためのケーブルが接続される。バルブ部材が開放されて、ハウジングから気体が排出されたときに、この気体がケーブルに向けて排出されると、ケーブルが破損する原因となる。ケーブルが破損すると、電池パックの充放電が阻害されるため、ケーブルの破損を抑制することが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、ケーブルの破損を抑制することができる電池ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する電池ユニットは、複数の電池セルからなる電池モジュールと、前記電池モジュールを複数収容する密閉ケースと、前記密閉ケースに設けられ、前記電池モジュールに電力を供給するケーブルが接続されるコネクタと、を有する電池パックを、収容体に設けられた収容部に収容した電池ユニットであって、前記収容体は、前記収容部の内部と外部とを連通する連通孔を有し、前記ケーブルは、前記コネクタから前記連通孔に向けて延びていて、前記密閉ケースは、該密閉ケース内の圧力を開放する開放部を有するとともに、該開放部は前記収容体の壁部に対向し前記連通孔に対向してなく、前記開放部は、第1の開放部と第2の開放部とを有し、前記第1の開放部から前記ケーブルまでの距離と前記第2の開放部から前記ケーブルまでの距離とは異なることを要旨とする。
【0007】
これによれば、開部が開放すると、密閉ケースから排出される気体は、収容体の壁部に向けて排出される。ケーブルは、コネクタと接続されるものであり、コネクタから連通孔に向けて延びるように設けられる。開放部が連通孔と対向しないため、密閉ケースから排出される気体にケーブルが直接晒されることが抑制されている。このため、密閉ケースから排出された気体によってケーブルが破損することが抑制される。
【0008】
上記電池ユニットについて、前記壁部は、前記連通孔が設けられた壁部と、前記連通孔が設けられていない壁部と、を含み、前記開放部は、前記連通孔が設けられていない壁部と対向していることが好ましい。
上記電池ユニットについて、前記開放部は、前記収容体における前記連通孔が設けられた壁部とは反対側の壁部と対向していることが好ましい。
これによれば、ケーブルとは反対方向に気体を排出することができるため、ケーブルの破損をより抑制することができる。
上記電池ユニットについて、前記開放部は、前記密閉ケース内の圧力を前記収容部内に開放することが好ましい。
上記電池ユニットについて、前記開放部が開放されたときの圧力の排出方向に前記収容体の前記連通孔が設けられていない壁部が位置することが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ケーブルの破損を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態のフォークリフトを示す概略側面図。
図2】実施形態の充電プラグと接続部を示す斜視図。
図3】実施形態の電池ユニットを示す断面図。
図4】実施形態の電池パックの一部を破断して示す斜視図。
図5】実施形態の電池セルを示す断面図。
図6】変形例の電池ユニットを示す断面図。
図7】変形例の電池ユニットを示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、フォークリフトに搭載される電池ユニットの一実施形態について説明する。以下の説明において「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、フォークリフトの運転者がフォークリフトの前方を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「左」「右」「上」「下」を示すものとする。
【0012】
図1及び図2に示すように、産業車両としてのフォークリフト10の車体11の前下部には駆動輪12が設けられているとともに、車体11の後下部には操舵輪13が設けられている。また、車体11の前部には、荷役装置が設けられている。荷役装置を構成するマスト14は、車体11の前部に立設されているとともに、当該マスト14にはリフトブラケット15を介して左右一対のフォーク16が設けられている。そして、フォーク16は、マスト14に連結されたリフトシリンダ17の駆動により、リフトブラケット15とともに昇降される。また、フォーク16は、マスト14に連結されたティルトシリンダ18の駆動により、マスト14とともに傾動される。フォーク16には、積荷19が搭載される。車体11には、駆動輪12の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク16の駆動源となる荷役用モータM2が搭載されている。
【0013】
また、車体11の中央には、運転室20が設けられている。運転室20には、作業者(運転者)が着座可能な運転シート21が設けられている。運転シート21の前方にはハンドル22が設けられている。運転室20の下部には、電池パック30が設けられている。本実施形態のフォークリフト10は、車体11に搭載された電池パック30を電力源として走行用モータM1及び荷役用モータM2を駆動させるバッテリ式のフォークリフトである。電池パック30は、外部機器としての充電スタンドSと接続される。車体11には、接続部23が備えられている。そして、充電スタンドSと電池パック30は、充電プラグPによって接続される。充電スタンドSと、充電プラグPは、ケーブルCによって接続されている。
【0014】
図3に示すように、収容体としての車体11は、電池パック30を収容する収容部31を有している。本実施形態では、車体11と電池パック30から電池ユニットUが構成されている。収容部31は、四角状をなしており、6つの壁部によって囲まれている。本実施形態では、電池パック30が載置される底壁部32と、底壁部32に対向する上壁部33と、4つの側壁部34が収容体の壁部となる。側壁部34の一つには、収容部31の外部と内部とを連通させる連通孔35が形成されている。連通孔35には、接続部23が挿入されている。
【0015】
図3及び図4に示すように、電池パック30は、密閉ケース41を有し、密閉ケース41には複数の電池セル61からなる電池モジュールMが収容されている。密閉ケース41は、開口を有する有底矩形筒状のケース本体42に矩形平板状の蓋体43を固定することで構成されている。詳細にいえば、開口を形成する(囲む)開口縁部44には、ボルトBが螺合される螺合穴45が形成されており、蓋体43を貫通したボルトBが螺合穴45に螺合されている。以下の説明において、蓋体43の4つの端部51〜54のうち、対向する一対の端部(対向する一辺)を第1の端部51、第2の端部52とし、第1の端部51と第2の端部52とは異なる端部を第3の端部53、第4の端部54とする。
【0016】
ボルトBは、蓋体43の4つの端部51〜54のうち、第1の端部51及び第2の端部52に設けられている。ボルトBは、第1の端部51と第2の端部52の一部に設けられており、蓋体43の角部近傍(第1の端部51における第3の端部53側又は第4の端部54側、第2の端部52における第3の端部53側又は第4の端部54側)には設けられていない。ボルトBは、第3の端部53と第4の端部54の対向方向(第3の端部53から第4の端部54へ向かう方向)に並設されている。第3の端部53と第4の端部54にはボルトBが設けられていない。
【0017】
第1の端部51に設けられた複数のボルトBのうち、最も第3の端部53に近いボルトBにおける第3の端部53に最も近い部分と、第2の端部52に設けられた複数のボルトBのうち、最も第3の端部53に近いボルトBにおける第3の端部53に最も近い部分と、を結ぶ仮想線を第1仮想線L1とする。そして、第1仮想線L1よりも第3の端部53側の領域を第1の開放部55とする。
【0018】
また、第1の端部51に設けられた複数のボルトBのうち、最も第4の端部54に近いボルトBにおける第4の端部54に最も近い部分と、第2の端部52に設けられた複数のボルトBのうち、最も第4の端部54に近いボルトBにおける第4の端部54に最も近い部分と、を結ぶ仮想線を第2仮想線L2とする。そして、第2仮想線L2よりも第4の端部54側の領域を第2の開放部56とする。
【0019】
密閉ケース41の内圧が上昇した場合には、第1の開放部55及び第2の開放部56が、開口縁部44から離れる方向に変形して、開口縁部44との間に隙間を形成する。密閉ケース41内の気体は、この隙間から排出される。すなわち、蓋体43の一部を弁として機能させ、密閉ケース41の圧力開放を行えるように構成している。
【0020】
密閉ケース41は、その外部にコネクタ47を有している。コネクタ47には、密閉ケース41の内部に収容された電池セル61が電気的に接続されている。コネクタ47には、複数の配線48が接続されており、配線48はコネクタ47を介して電池セル61に接続されている。配線48は、コネクタ47から連通孔35にまで延びて、連通孔35に挿入されており、連通孔35に設けられた接続部23に接続されている。これにより、接続部23に充電プラグPが接続されると、接続部23、配線48及びコネクタ47を介して、電池セル61と充電スタンドSとが電気的に接続されるように構成されている。したがって、本実施形態において、電池モジュールMに電力を供給するケーブルとは、接続部23とコネクタ47とを接続する配線48となる。
【0021】
図5に示すように、電池セル61(例えば、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素蓄電池)は、電池ケース62の内部に電極組立体63及び電解液64が収容されている。電池ケース62は、電極組立体63を収容する有底箱状の本体65と、本体65の開口を閉塞する矩形板状の蓋66とから構成されている。蓋66には、電池ケース62の内圧が規定圧力を超えたときに開放される圧力開放弁67が設けられている。なお、この「規定圧力」は、電池ケース62の内圧が高まったときに、電池ケース62が破損する前に圧力開放弁67が破断するような圧力に設定される。
【0022】
図3に示すように、上記のように構成された電池パック30は、蓋体43が、連通孔35を有する側壁部34とは反対側の側壁部34側に位置するように収容されている。これにより、第1の開放部55と第2の開放部56とは、連通孔35を有する側壁部34とは反対側の側壁部34、上壁部33及び底壁部32と対向している。すなわち、第1の開放部55及び第2の開放部56は、連通孔35が設けられた側壁部34とは異なる壁部と対向している。なお、「開放部が壁部と対向する」とは、開放部が開口されたときの気体の排出方向に収容体(車体11)の壁部が位置することを意味する。すなわち、少なくとも、開口縁部44のうち開放部が開口した際に露出する部分の開口側端部と、収容体(車体11)の壁部の内面と、を結ぶ仮想線上にコネクタ47に接続されるケーブル(配線48)が配置されないようになっている。本実施形態では、蓋体43が変形し、開口縁部44と蓋体43との間に隙間が形成されると、気体は、この隙間から排出される。すなわち、隙間の開口方向に壁部が位置していればよい。本実施形態では、第1の開放部55の開口方向には、上壁部33及び側壁部34が位置しており、第2の開放部56の開口方向には底壁部32及び側壁部34が位置している。
【0023】
次に、本実施形態の作用について説明する。
電池セル61に異常が生じると、電池ケース62内で気体が発生し、電池ケース62の内圧が上昇する。電池ケース62の内圧が規定圧力を超えると、電池ケース62に設けられた圧力開放弁67が破断する。そして、電池ケース62に設けられた圧力開放弁67が破断すると、電池ケース62内の気体が密閉ケース41内に23排出される。
【0024】
電池セル61から気体が排出されることで、密閉ケース41の内圧は上昇していき、第1の開放部55及び第2の開放部56が開放されると、第1の開放部55からは上壁部33及び側壁部34に向けて気体が排出される。また、第2の開放部56からは底壁部32及び側壁部34に向けて気体が排出される。
【0025】
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1の開放部55は、上壁部33及び側壁部34に対向し、第2の開放部56は底壁部32及び側壁部34に対向している。このため、密閉ケース41の内圧が上昇し、第1の開放部55及び第2の開放部56から気体が排出されたときに、気体は、底壁部32、上壁部33及び側壁部34に向けて排出される。したがって、配線48が、密閉ケース41から排出された気体に直接晒されることが抑制され、配線48が破損しにくい。
【0026】
(2)連通孔35が設けられている側壁部34とは反対側の側壁部34に第1の開放部55及び第2の開放部56が対向するようにしている。このため、密閉ケース41から排出された気体が配線48に到達するまでの時間が長くなるため、排出された気体は、排出直後の温度から十分に下がった状態で配線48に到達することとなる。したがって、配線48の破損をより抑制することができる。また、連通孔35を介して車体11の外部に高温の気体が排出されるため、高温の気体によって充電スタンドSが破損することが抑制される。
【0027】
なお、実施形態は、以下のように変更してもよい。
図6に示すように、開放部は、孔72に設けられ、密閉ケース41の内圧が上昇したときに破断して開放される弁71であってもよい。この場合、孔72の軸方向が気体の排出方向となり、孔72の周縁と、収容体の壁部の内面と、を結ぶ仮想線上に連通孔35(配線48)が位置していなければよい。また、開放部は、配線48と対向していなければよく、連通孔35が設けられた側壁部34と対向してもよい。また、密閉ケース41に、他の部分よりも薄い薄肉部を設けて、薄肉部が破断することで開放部としてもよい。
【0028】
図7に示すように、連通孔35には、接続部23が設けられていなくてもよい。この場合、連通孔35を介して収容部31に挿入された充電プラグPが、直接、コネクタ47に接続される。電池モジュールMに電力を供給するケーブルは、充電スタンドSと、充電プラグPとを繋ぐケーブルCとなる。ケーブルCは、充電プラグPを介してコネクタ47に接続され、コネクタ47に接続された状態で、コネクタ47から連通孔35に向けて延びている。これによれば、充電プラグPや、ケーブルCが破損することが抑制される。
【0029】
○収容部31は、円筒状や、多角状などどのような形状であってもよい。
○収容体として、車体11以外を用いてもよい。例えば、電池パック30を収容する筐体を収容体としてもよい。すなわち、電池パック30は、フォークリフト10以外に搭載されてもよい。
【0030】
○外部機器は、電池パック30を電力源として駆動する走行用モータM1や、荷役用モータM2、すなわち、電池パック30に接続される負荷であってもよい。収容体には、負荷と電池パック30を接続する配線48が挿入される連通孔35が設けられる。
【0031】
○開放部は、単数であってもよい。また、開放部を3個以上設けてもよい。
【符号の説明】
【0032】
S…充電スタンド、U…電池ユニット、11…車体、30…電池パック、31…収容部、32…底壁部、33…上壁部、34…側壁部、35…連通孔、41…密閉ケース、48…配線、55…第1の開放部、56…第2の開放部、61…電池セル。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7