【文献】
柴峯一広,”最新機能の使い勝手が魅力のImagination Engineer”,パドマガ,日本,株式会社建築知識,1997年 5月15日,第10号,p.119-133
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記変更対象設定手段により値を変更する変更対象に設定されている図形部分を、前記図形部分選択手段により選択された図形部分に変更して設定する設定変更手段を備えた、
ことを特徴とする請求項1に記載の図形表示制御装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明の図形表示制御装置の実施形態に係るグラフ関数・図形電卓10の外観構成を示す正面図である。
【0013】
この図形表示制御装置は、以下に説明する専用のグラフ関数・図形電卓10において実施されるか、図形表示機能を有するタブレット端末、携帯電話、携帯ゲーム機等として構成される。
【0014】
このグラフ関数・図形電卓10は、入力された関数式とその関数式に応じたグラフ画像を表示させる機能、入力された図形を表示させる機能を備えている。
【0015】
このグラフ関数・図形電卓10の本体には、本体正面の下半分程度の範囲でキー入力部12が設けられ、上半分程度の範囲でタッチパネル表示部13が設けられる。
【0016】
前記キー入力部12には、数値・記号キー、関数・演算子キー、カーソルキーなどが備えられる。
【0017】
前記数値・記号キーは、各種の数字キーや記号キーを配列した数値・記号の入力用キー群からなる。
【0018】
前記関数・演算子キーは、演算式や関数式を入力する際に操作される各種の関数記号キーや、[+][−][×][÷][=]などの演算子キーからなる。
【0019】
前記タッチパネル表示部13は、カラー表示可能な液晶表示画面13dの上に、透明タッチパネル13tを重ねて構成される。
【0020】
このグラフ関数・図形電卓10は、前記タッチパネル表示部13の上端に沿って表示されるメニューボタン[Menu]のタッチ操作に応じてメインメニューMが表示され、このメインメニューMに表示された各種のアイコンを選択的にタッチ操作することで、タッチされたアイコンに応じた機能の動作モードになる。
【0021】
この実施形態では、[Geometry]アイコンGMにより起動される図形表示機能の動作モード(図形モード)について説明する。
【0022】
この図形モードは、例えば後述の
図5(E)に示すように、図形画面Gの描画[Draw]機能により開かれた図形描画エリアDにおいて、任意の図形(ここでは三角形(ABC)、円(E:中心D)、三角形(FGH)、直線(IJ))を描画する機能、描画された図形の図形部分(三角形(ABC)の辺(AB))を選択しその選択された図形部分に選択マークmを付加すると共に当該図形部分を太線にして識別表示させる機能、前記選択された図形部分(辺(AB))の数値(ここでは辺(AB)の長さ)をユーザ操作に応じて変更するスライダ(操作表示体)SL[Length]を表示させる機能、前記スライダSL[Length]のつまみTや増減ボタンBu,Bdの操作により前記図形部分の数値を変更し前記図形を変化させて表示させる機能、任意の図形部分の数値を固定設定(ロック)したり固定解除(ロックオフ)したりする機能、前記図形描画エリアDに描画された各図形の図形部分をその図形部分の符号で一覧にした図形部分一覧ウインドウWsを表示させる機能等を有する。
【0023】
この図形部分一覧ウインドウWs(
図5(E)の場合)では、一覧にした各図形の図形部分のうち、前記スライダSLにより数値変更の対象として設定されている図形部分を黒丸「●」で識別表示させ、数値変更の対象として選択可能な図形部分を白丸「○」で識別表示させ、数値が固定設定(ロック)されている図形部分をロック設定アイコンRで識別表示させ、数値変更の対象として選択不可能な図形部分を薄色文字で識別表示させる。
【0024】
なお、前記
図5(E)における図形部分一覧ウインドウWsにおいて、三角形(ABC)の図形部分(辺(BC))は、当該辺BCが非表示のため数値変更の対象として選択不可能な薄色文字で識別表示され、また、三角形(FGH)の図形部分(辺(FH))は、他の2つの辺(FG)と(GH)の数値(長さ)が固定設定(ロック)されているため数値変更の対象として選択不可能な薄色記号「□」で識別表示される。
【0025】
図2は、前記グラフ関数・図形電卓10の回路構成を示すブロック図である。
【0026】
前記グラフ関数・図形電卓10は、マイクロコンピュータであるCPU11を備えている。
【0027】
前記CPU11は、フラッシュROM等の記憶装置14に予め記憶された電卓制御プログラム14a、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体17から記録媒体読取部16を介して前記記憶装置14に読み込まれた電卓制御プログラム14a、あるいは通信ネットワーク(インターネット)上のWebサーバ(プログラムサーバ)から通信制御部18を介して前記記憶装置14にダウンロードされた電卓制御プログラム14aに従い、RAM15を作業用のメモリとして回路各部の動作を制御し、電卓機能や関数グラフ描画機能、図形描画機能など、本グラフ関数・図形電卓10に備えられた各種の機能を実行する。
【0028】
このCPU11には、
図1に示したキー入力部12、タッチパネル表示部13の他に、前記記憶装置14、RAM15、記録媒体読取部16、通信制御部18などが接続されている。
【0029】
前記RAM15は、前記CPU11の処理動作に必要な各種のデータを記憶する。このRAM15には、前記タッチパネル表示部13の画面上にカラー表示されるデータが展開される表示データ記憶領域15aの他、タッチ座標データ記憶領域15b、レンジデータ記憶領域15c、図形データ記憶領域15d、図形部分データ記憶領域15e、スライダデータ記憶領域15f等が設けられる。
【0030】
前記タッチ座標データ記憶領域15bには、前記タッチパネル表示部13により検出されたユーザ操作に応じたタッチ位置の座標データが記憶される。
【0031】
前記レンジデータ記憶領域15cには、前記グラフモードにおいてタッチパネル表示部13のグラフ描画エリアに対して設定されるグラフの表示範囲を示すX座標レンジ(Xmin〜Xmax)とY座標レンジ(Ymin〜Ymax)が記憶される。
【0032】
前記図形データ記憶領域15dには、前記図形描画エリアDにおいて描画された図形のデータが当該図形を構成する部分の組み合わせとして記憶される。
【0033】
前記図形部分データ記憶領域15eには、前記図形部分一覧ウインドウWs(
図5(E)参照)を生成するためのデータが記憶されるもので、前記図形描画エリアDに表示された各図形の図形部分毎に、当該図形部分の数値データ(長さ,角度,補角,傾き、傾斜角,距離,半径,円周,面積等)、同数値データが固定されているか否かを示すロックオン/ロックオフデータ、前記スライダSLによる数値変更の対象として設定されているか否かを示すスライダ設定有/無データ等が記憶される。
【0034】
前記スライダデータ記憶領域15fには、前記図形部分データ記憶領域15eに記憶された図形部分を対象に、その数値をユーザ操作に応じて変更するための操作表示体である前記スライダSLのパターンに関するデータが、その形状、色、そのつまみTによる可変ステップ数、その左右(増減)ボタンBu,Bdによる可変ステップ数に関するデータと共に記憶される。また、前記スライダSLのパターンに基づき表示される同スライダSLの前記図形部分の数値に関する可変最小値(Min)、可変最大値(Max)、現在値(Current)、つまみTによる単位変化量(Dot)、左右(増減)ボタンBu,Bdによる単位変化量(Step)が記憶される。
【0035】
なお、前記左右ボタンBu,Bdによる単位変化量(Step)は、当該右(増)ボタン[→]Buまたは左(減)ボタン[←]Bdに対する1回のタッチ(クリック)操作に応じた増加または減少の数値変化量であり、これとは別に、前記つまみTによる単位変化量(Dot)は、当該つまみTの移動範囲(最小値(Min)〜最大値(Max))における1表示ドット分の移動幅に対応した数値変化量である。
【0036】
ここで、前記スライダSLの右(増)ボタン[→]Buまたは左(減)ボタン[←]Bdに対する1回のタッチ(クリック)操作に応じた単位変化量(Step)をステップ単位、前記スライダSLのつまみTの移動範囲における1表示ドット分の移動幅に対応した単位変化量(Dot)をドット単位と定義する。
【0037】
このように構成されたグラフ関数・図形電卓10は、前記CPU11が前記電卓制御プログラム14aに記述された各種の処理の命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる各種の機能を実現する。
【0038】
次に、前記構成のグラフ関数・図形電卓10の動作について説明する。
【0039】
図3は、前記グラフ関数・図形電卓10の図形モードにより実行される図形表示制御処理を示すフローチャートである。
【0040】
図4は、前記グラフ関数・図形電卓10の図形モードにより実行される図形表示制御処理に伴うスライダ設定可能図形部分表示処理を示すフローチャートであり、同図(A)は第1実施形態の図形部分表示処理(A)を示すフローチャート、同図(B)は第2実施形態の図形部分表示処理(B)を示すフローチャートである。
【0041】
(第1実施形態)
図5は、前記グラフ関数・図形電卓10の図形モードにより実行される図形表示制御処理に基づくユーザ操作に応じた第1実施形態の表示動作を示す図である。
【0042】
前記
図1で示したように、タッチパネル表示部13に表示されたメインメニューMから[Geometry]アイコンGMがタッチ操作され図形モードに設定されると、
図3における図形表示制御処理が起動される。
【0043】
この図形表示制御処理が起動された前記タッチパネル表示部13の図形画面Gにおいて、ユーザ操作に応じて、描画[Draw]機能(
図6(B)参照)が選択され(ステップS1(Yes))、基本図形(Basic Object)機能が選択され(ステップS2(Yes))、図形の種類が選択されると(ステップS3)、
図5(A)に示すように、当該選択された種類(ここでは三角形、円、直線)の図形を描画可能な図形描画エリアDが表示される。
【0044】
この図形描画エリアDにおいて、ユーザ任意の三角形に対応した頂点A,B,Cや頂点F,G,Hがペンタッチされて入力されると(ステップS4)、当該入力された各頂点に対応した三角形(ABC)、三角形(FGH)が描画されて表示される(ステップS5)。
【0045】
また同様に、ユーザ任意の円に対応した中心点Dとその半径Eがペンタッチされて入力されると(ステップS4)、当該入力された各点に対応した円(E)が描画されて表示される(ステップS5)。
【0046】
また同様に、ユーザ任意の直線に対応した一端点Iと他端点Jがペンタッチされて入力されると(ステップS4)、当該入力された2点に対応した直線(IJ)が描画されて表示される(ステップS5)。
【0047】
前記三角形(ABC)について、その辺(AB)の長さを変更するために、図形部分である辺(AB)がペンタッチされて選択されると(ステップS11(Yes))、この選択された辺(AB)の線種が太線に変更されると共に、当該辺(AB)に選択マークmが付加されて識別表示される(ステップS12)。
【0048】
ここで、前記図形描画エリアDに表示された三角形(ABC)の辺(AB)が図形部分として選択されている状態で、ユーザ操作P1に応じて描画[Draw]機能(
図6(B)参照)が選択されることによりプルダウン表示された描画機能リストFにおいて(ステップS1(Yes))、スライダの設定項目[Slider]Slが選択される(ステップS6(Yes))。
【0049】
すると、前記スライダの設定項目[Slider]Slから更にプルダウン表示されたスライダ選択メニューSlmにおいて、前記選択状態の図形部分に応じて、当該図形部分で前記スライダSLによる数値変更が可能な種類(角度[Angle]An,補角[Supplementary Angle]Su,長さ[Length]Le,半径[Radius]Ra)が選択可能に識別表示されると共に、前記図形描画エリアDに表示されている数値変更が可能な図形部分の一覧ウインドウWsを表示させるための図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]Paが識別表示される(ステップS7)。
【0050】
ここでは、前記選択状態の図形部分が辺(AB)であることに応じて、前記スライダ選択メニューSlmでは、当該図形部分(辺(AB))で数値変更が可能な種類である長さ[Length]Leが選択可能な濃色文字で表示され、数値変更が不可能な種類である角度[Angle]An,補角[Supplementary Angle]Su,半径[Radius]Raが選択不可能な薄色文字で表示される。またこれと共に、前記図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]Paが選択可能な濃色文字で表示される。
【0051】
そして、前記スライダ選択メニューSlmにおいて、数値変更が可能な種類である長さ[Length]Leがペンタッチされて選択されると(ステップS8(Yes))、
図5(A)に示すように、前記選択状態の図形部分(辺(AB))についてその長さの値を変更する変更対象に設定されて、長さの値を変更するためのスライダSL[Length]が、前記図形描画エリアDの空き領域に表示される(ステップS9)。
【0052】
このスライダSL[Length]を表示させた図形描画エリアDにおいて、各図形の図形部分毎に、当該図形部分が数値変更の対象としてスライダが表示されて設定されているか、数値変更の対象として選択可能か否か、数値が固定設定(ロック)されているか否かを一覧にして確認したい場合に、前記スライダSL[Length]のタイトル部Utがタッチされると(ステップS20(Yes))、
図4(A)における第1実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(A)に移行され、
図5(B)に示すように、図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップSA)。
【0053】
このスライダ設定可能図形部分表示処理(A)では、前記図形部分データ記憶領域15eから、前記図形描画エリアDに表示されている各図形を構成する図形部分毎に、その数値データ(長さ,角度,補角,傾き、傾斜角,距離,半径,円周,面積等)、同数値データが固定されているか否かを示すロックオン/ロックオフデータ、前記スライダSLによる数値変更の対象としてスライダが表示されて設定されているか否かを示すスライダ設定有/無データ等が取得される(ステップA1)。
【0054】
ここで、数値データがロックオン(固定設定)されている図形部分についてはロック設定アイコンRが付加される(ステップA2(Yes)→A3)。
【0055】
また、一端点と他端点は存在するもののその線分等が非表示で数値変更の対象として設定不可能な図形部分については薄色文字(グレー表記)に設定される(ステップA4(Yes)→A5)。
【0056】
すると、
図5(B)に示すように、各図形部分の前記スライダSLによる数値変更の設定状態を示す図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップA6)。
【0057】
この
図5(B)で示す図形部分一覧ウインドウWsでは、選択状態である図形部分(辺(AB))が、スライダSL[Length]により数値変更の対象として設定されている図形部分として黒丸「●」で識別表示され、他の各図形部分(辺(AC)(BC)(FG)(FH)(GH)(IJ))が、数値変更の対象として選択可能な図形部分として白丸「○」で識別表示される。
【0058】
なお、前記図形部分一覧ウインドウWsには、現在選択状態にある図形部分に応じた数値変更の種類(ここでは辺(AB)のため「長さ」)対応した図形部分が優先表示され、また、同選択状態にある図形部分を含む図形についての図形部分が優先表示される。
【0059】
すなわち、前記図形部分一覧ウインドウWsには、前記選択状態である図形(三角形(ABC))の図形部分(辺(AB))を優先にして各図形の各辺(AB)(AC)(BC)…(IJ)が表示され、さらに、各図形の角度(∠A)(∠B)…(∠H)も当該ウインドウWsのスクロールにより一覧表示される。
【0060】
前記
図5(B)における図形部分一覧ウインドウWsにおいて、数値変更の対象として選択可能に識別表示されている三角形(FGH)の図形部分[○FG]がペンタッチされて指定されると(ステップA7(Yes))、
図5(C)に示すように、前記スライダSLによる元の数値変更の対象として設定されていた図形部分(辺(AB))に対する同設定が解除され、今回指定された図形部分(辺(FG))が数値変更の対象として設定され、黒丸「●」で識別表示されると共に、前記三角形(FGH)の辺(FG)に選択マークmが付加されて識別表示される(ステップA8)。
【0061】
また、
図5(D)に示すように、三角形(ABC)の図形部分(辺(AB)と辺(AC)が成す角(∠A))をペンタッチして選択状態とし(ステップS11,S12)、前記同様に描画[Draw]機能(
図6(B)参照)が選択されることにより表示された描画機能リストFから(ステップS1(Yes))、スライダの設定項目[Slider]Slが選択され(ステップS6(Yes))、更にプルダウン表示されたスライダ選択メニューSlmから(ステップS7)、前記選択状態の図形部分(角(∠A))で数値変更が可能な角度[Angle]Anが選択されると(ステップS8(Yes))、当該図形部分(角(∠A))についてその角度を変更するスライダSL[Angle]が表示され、数値変更の対象として設定される(ステップS9)。
【0062】
ここで、前記スライダSL[Angle]のタイトル部[Angle]がタッチされると(ステップS20(Yes))、前記同様に、
図4(A)における第1実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(A)に従い、前記図形部分(角(∠A))を、当該スライダSL[Angle]により数値変更の対象として設定されている図形部分として黒丸「●」で識別表示させ、他の各図形部分(角(∠B)(∠C)(∠F)(∠G)(∠H))を、数値変更の対象として選択可能な図形部分として白丸「○」で識別表示させた図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップSA(A1〜A6))。
【0063】
ここで、前記スライダSL[Angle]のつまみTがペンタッチされて移動されると(ステップS13,S14(Yes))、当該つまみTの移動に伴うドット単位の変化量(Dot)に基づきその移動後の位置に対応した数値が設定され(ステップS15)、この設定された数値に前記(角(∠A))の数値が変更される(ステップS16)。
【0064】
すると、この(角(∠A))の数値変更に応じて、前記選択状態の図形部分(辺(AB)と辺(BC)の成す角(∠A))が変更され、その三角形(ABC)が変形されて表示される(ステップS17)。
【0065】
さらに、前記スライダSL[Angle]の左(減)ボタンBdまたは右(増)ボタンBuがペンタッチされると(ステップS13,S18(Yes))、当該左右(増減)ボタンBd,Buのタッチ操作に伴うステップ単位の変化量(Step)に基づき増減した数値が設定され(ステップS19)、この設定された数値に前記(角(∠A))の数値が変更される(ステップS16)。
【0066】
そして、この(角(∠A))の数値変更に応じて、前記選択状態の図形部分(角(A))が変更され、その三角形(ABC)が変形されて表示される(ステップS17)。
【0067】
一方、前記
図5(A)または(B)で示したように、前記三角形(ABC)の図形部分(辺(AB))の選択状態で、スライダSL[Length]により当該図形部分(辺(AB))の長さの変更が可能な状態であって、
図5(E)に示すように、前記三角形(ABC)の辺(BC)が消去され、また三角形(FGH)の2つの辺(FG)(GH)の数値(長さ)が固定に設定される。
【0068】
ここで、前記スライダSL[Length]のタイトル部[Length]がタッチされると(ステップS20(Yes))、前記同様に、
図4(A)における第1実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(A)に従い、前記スライダSL[Length]により数値変更の対象として設定されている図形部分(辺(AB))を黒丸「●」で識別表示させ、数値変更の対象として選択可能な図形部分(辺(AC)(FG)(GH)(IJ))を白丸「○」で識別表示させ、数値が固定設定(ロック)されている図形部分(辺(FG)(GH))をロック設定アイコンRで識別表示させ、数値変更の対象として選択不可能な図形部分(辺(BC))を薄色文字(グレー表記)で識別表示させた図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップSA(A1〜A6))。
【0069】
したがって、前記構成のグラフ関数・図形電卓10の図形表示制御処理に伴う第1実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(A)によれば、図形描画エリアDに任意の図形(三角形(ABC)(FGH),円(E),直線(IJ))を表示させ、当該各図形を構成する各図形部分のうちその数値(長さ)を変更したい図形部分(辺(AB))を選択すると共に数値(長さ)変更用のスライダSL[Length]を表示させる。そして、前記スライダSL[Length]のユーザ操作に応じて前記選択された図形部分(辺(AB))の数値(長さ)を変更し当該図形部分を含む図形(三角形(ABC))を変化させて表示させる。この際、前記スライダSLのタイトル部[Length]Utをタッチすると、前記各図形の図形部分(辺(AB)(AC)…(IJ))を一覧にすると共に、当該各図形部分のうち、前記スライダSLにより数値変更の対象として設定されている図形部分を黒丸「●」で識別表示させ、数値変更の対象として選択可能な図形部分を白丸「○」で識別表示させ、数値が固定設定(ロック)されている図形部分をロック設定アイコンRで識別表示させ、数値変更の対象として選択不可能な図形部分を薄色文字(記号)で識別表示させた図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される。
【0070】
これにより、ユーザが指定して数値変更する図形部分とその数値変更に応じて変化する他の図形部分とを分かり易く表示させることができるので、当該数値変更する図形部分を含む図形全体がどのように変化するのを容易に予測しながら任意の図形を表示させることができる。
【0071】
また、前記構成のグラフ関数・図形電卓10の図形表示制御処理に伴う第1実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(A)によれば、前記図形部分一覧ウインドウWsにおいて、前記白丸「○」で識別表示された数値変更の対象として選択可能な図形部分(辺(FG))が指定されると、当該指定された図形部分(辺(FG))が数値変更の対象として設定されて黒丸「●」の識別表示に変更され、該当する図形(三角形(FGH))の辺(FG)が前記スライダSLによる数値変更の対象に変更設定される。そして、前記スライダSLのユーザ操作に応じて前記変更設定された図形部分(辺(FG))の数値(長さ)を変更し当該図形部分を含む図形(三角形(FGH))を変化させて表示できる。
【0072】
これにより、ユーザが指定して数値変更する図形部分とその数値変更に応じて変化する他の図形部分とを分かり易く表示させることができるだけでなく、前記スライダSLによって数値変更の対象とする図形部分を簡単に変更して設定できる。
【0073】
(第2実施形態)
図6は、前記グラフ関数・図形電卓10の図形モードにより実行される図形表示制御処理に基づくユーザ操作に応じた第2実施形態の表示動作(その1)を示す図である。
【0074】
図7は、前記グラフ関数・図形電卓10の図形モードにより実行される図形表示制御処理に基づくユーザ操作に応じた第2実施形態の表示動作(その2)を示す図である。
【0075】
図8は、前記グラフ関数・図形電卓10の図形モードにより実行される図形表示制御処理に基づくユーザ操作に応じた第2実施形態の表示動作(その3)を示す図である。
【0076】
この第2実施形態の表示動作では、図形描画エリアDに表示させた図形(三角形(ABC))の任意の図形部分の数値(頂点の角度や辺の長さ)を変更しながら当該図形を変化させ、その面積Sがどのように変化するかを検証しながら学習する場合の具体例について説明する。
【0077】
前記ステップS1〜S5の処理に従い、
図6(A)に示すように、前記図形描画エリアDに任意の図形(三角形(ABC))を描画して表示させ、その図形部分(辺(AB)と辺(AC))をタッチすることで当該各辺(AB)(AC)を太線とし選択マークmを付加して識別表示させる(ステップS11,S12)。
【0078】
ここで、ユーザ操作に応じて描画[Draw]機能(
図6(B)参照)が選択されることによりプルダウン表示された描画機能リストFにおいて、測定機能の設定項目[Measurement]が選択されると、前記三角形(ABC)の各辺(AB)(AC)(BC)の長さ「AB:3.00」「AC:3.00」「BC:1.55」と前記選択状態にある各辺(AB)(AC)の成す角度「∠A30.00」が測定されて表示されると共に、ヘロンの公式に基づき測定された当該三角形(ABC)の面積「▲S=2.25」が表示される。
【0079】
なおここでは、前記描画機能リストFからテキスト入力機能の設定項目[Text]Teが選択され、ユーザ自身が前記三角形(ABC)の面積Sを計算して検証するための式「▲S=(1/2)×AB×AC×sin(∠A)」とその計算結果「2.25」が入力されて表示されている(ステップS21(Yes))。
【0080】
そして、
図6(B)に示すように、ユーザ操作P1に応じて表示された描画機能リストFにおいて、スライダの設定項目[Slider]Slが選択されると(ステップS6(Yes))、当該設定項目[Slider]Slから更にプルダウン表示されたスライダ選択メニューSlmにおいて、前記選択状態の図形部分(辺(AB)(AC))に応じて、当該図形部分で前記スライダSLによる数値変更が可能な種類(角度[Angle]An,補角[Supplementary Angle]Su)が選択可能に濃色文字で識別表示されると共に、前記図形描画エリアDに表示されている数値変更が可能な図形部分の一覧ウインドウWsを表示させるための図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]Paが濃色文字で識別表示される(ステップS7)。
【0081】
そして、前記スライダ選択メニューSlmにおいて、前記図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]PaがペンタッチP2されて選択されると(ステップS10(Yes))、
図4(B)における第2実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(B)に移行され、前記図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップSB)。
【0082】
このスライダ設定可能図形部分表示処理(B)では、前記図形部分データ記憶領域15eから、前記図形描画エリアDに表示されている図形(三角形(ABC))を構成する図形部分毎に、その数値データ(長さ,角度,補角,面積等)、同数値データが固定されているか否かを示すロックオン/ロックオフデータ、前記スライダSLによる数値変更の対象として設定されているか否かを示すスライダ設定有/無データ等が取得される(ステップB1)。
【0083】
すると、前記図形部分データ記憶領域15eから取得された各図形部分のデータに基づいて、
図6(C)に示すように、前記スライダSLによる数値変更の設定状態を示す図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップB2)。
【0084】
この
図6(C)で示す図形部分一覧ウインドウWsでは、前記三角形(ABC)のスライダ設定可能(数値変更可能)な各図形部分(角(∠A)(∠B)(∠C)、辺(AB)(BC)(AC))が濃色文字で識別一覧表示されると共に、当該各図形部分とも数値固定されていないことを示すロック解除アイコンRoを対応付けて表示される。
【0085】
またこれと共に、前記一覧表示された各図形部分のうち、現在選択状態である図形部分(辺(AB)(BC)の成す角(∠A))に対応付けて、前記スライダSLを設定するためのスライダアイコンIsと数値を固定に設定するためのロック設定アイコンRが選択可能に付加されて表示される(ステップB3(Yes)→B4)。
【0086】
これにより、ユーザは、前記三角形(ABC)の各図形部分(角(∠A)(∠B)(∠C)、辺(AB)(BC)(AC))について、何れも数値変更可能であることを確認できると共に、そのうち辺(AB)(BC)の成す角(∠A)について、直ちにスライダSLを設定して角度変更可能であること、現在の角度で固定可能であることを確認できる。
【0087】
ここで、
図6(D)に示すように、前記図形部分一覧ウインドウWsに表示された図形部分(角(∠A))に対応付けられたスライダアイコンIsがペンタッチPされて選択されると(ステップB6(Yes))、
図6(E)に示すように、当該図形部分(角(∠A))の数値(角度)を変更するためのスライダSL[Angle]が表示され、数値変更の対象として設定される(ステップB7)。
【0088】
すると、前記図形部分一覧ウインドウWsが更新され、当該ウインドウWs内の図形部分(角(∠A))に前記選択されたスライダアイコンIsが表示され数値変更の対象として設定されたことが識別表示される(ステップB2)。
【0089】
そして、前記スライダSL[Angle]の右(増)ボタンBuがペンタッチPされることにより、前記図形部分一覧ウインドウWs以外へのタッチであると判断されると(ステップB8(Yes))、
図6(F)に示すように、当該図形部分一覧ウインドウWsが消去される(ステップB9)。
【0090】
すると、前記スライダSL[Angle]の右(増)ボタンBuの操作判断に従って(ステップB10(Yes)→S18(Yes))、当該右ボタンBdのタッチ操作に伴うステップ単位の変化量(Step)に基づき増加した数値“60”が設定され(ステップS19)、この設定された数値に前記角(∠A)の数値が変更される(ステップS16)。
【0091】
そして、この角(∠A)の数値変更“30”→“60”に応じて、前記選択状態の図形部分(角(∠A))が変更され、その三角形(ABC)が変形されて表示される(ステップS17)。
【0092】
この際、前記図形部分(角(∠A))の数値を“60”に変更した後のヘロンの公式に従い測定された面積は「▲S=3.90」として表示され、ユーザ自身の計算結果「3.90」と同じであることを検証できる。
【0093】
この後さらに、前記スライダSL[Angle]の右(増)ボタンBuがペンタッチPされると(ステップS13(Yes)→S18(Yes))、前記同様、
図7(A)に示すように、当該右ボタンBuの操作に伴い増加した数値“90”が設定され(ステップS19)、前記角(∠A)の数値が変更される(ステップS16)。
【0094】
そして、この角(∠A)の数値変更“60”→“90”に応じて、前記選択状態の図形部分(角(∠A))が変更され、その三角形(ABC)が変形されて表示される(ステップS17)。
【0095】
ここでも前記同様に、前記図形部分(角(∠A))の数値を“90”に変更した後のヘロンの公式に従い測定された面積は「▲S=4.50」として表示され、ユーザ自身の計算結果「4.50」と同じであることを検証できる。
【0096】
この後、前記
図6(B)で示した場合と同様に、
図7(B)に示すように、ユーザ操作P1に応じて表示された描画機能リストFからスライダの設定項目[Slider]Slが選択され(ステップS6(Yes))、更にプルダウン表示されたスライダ選択メニューSlmにおいて(ステップS7)、前記図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]PaがペンタッチP2されて選択されると(ステップS10(Yes))、
図4(B)における第2実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(B)に移行され、
図7(C)に示すように、前記同様の図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップSB)。
【0097】
この
図7(C)で示す図形部分一覧ウインドウWsでは、前記三角形(ABC)のスライダ設定可能(数値変更可能)な各図形部分(角(∠A)(∠B)(∠C)、辺(AB)(BC)(AC))が濃色文字で識別一覧表示され、当該各図形部分とも数値固定されていないことを示すロック解除アイコンRoを対応付けて表示されると共に、前記一覧表示された各図形部分のうち、現在選択状態である図形部分(辺(AB)(BC)の成す角(∠A))に対応付けて、前記スライダSLを設定するためのスライダアイコンIsと数値を固定に設定するためのロック設定アイコンRが選択可能に付加されて表示される(ステップB1〜B4)。
【0098】
ここで、前記図形部分一覧ウインドウWsにおいて、前記選択状態である図形部分(辺(AB)(BC)の成す角(∠A))に対応付けられたロック設定アイコンRがペンタッチPされると(ステップB6(Yes))、
図7(D)に示すように、当該図形部分(角(∠A))の数値“90”が固定設定(ロック)され(ステップB7)、この図形部分(角(∠A))に対応して固定された数値“90”と共にロック設定アイコンRを表示させた図形部分一覧ウインドウWsが表示される(ステップB2)。
【0099】
そして、前記図形部分一覧ウインドウWsにおいて、前記スライダ設定可能(数値変更可能)な他の図形部分(角(∠C))がペンタッチPされると(ステップB5(Yes))、
図7(E)に示すように、当該ペンタッチされて選択された図形部分(角(∠C))に対応付けて、前記スライダSLを設定するためのスライダアイコンIsと数値を固定に設定するためのロック設定アイコンRが選択可能に付加されて表示されると共に、同図形部分(角(∠C))を成す辺(BC)(AC)が選択状態に設定されて表示される(ステップB4)。
【0100】
ここで、前記図形部分一覧ウインドウWsに表示された図形部分(角(∠C))に対応付けられたスライダアイコンIsがペンタッチPされて選択されると(ステップB6(Yes))、
図7(F)に示すように、当該図形部分(角(∠C))の数値(角度)を変更するためのスライダSL[Angle]が表示され、数値変更の対象として設定される(ステップB7)。
【0101】
すると、前記図形部分一覧ウインドウWsが更新され、当該ウインドウWs内の図形部分(角(∠C))に前記選択されたスライダアイコンIsが表示され数値変更の対象として設定されたことが識別表示される(ステップB2)。
【0102】
なおここでは、前記スライダSL[Angle]によって数値変更の対象として設定した図形部分を角(∠A)から角(∠C)に変更したので、前記描画機能リストFからテキスト入力機能の設定項目[Text]Teが選択され、ユーザ自身により前記三角形(ABC)の面積Sを計算して検証するための式が「▲S=(1/2)×BC×AC×sin(∠C)」に書き換えられる。
【0103】
そして、前記スライダSL[Angle]の左(減)ボタンBdがペンタッチPされることにより、前記図形部分一覧ウインドウWs以外へのタッチであると判断されると(ステップB8(Yes))、
図8(A)に示すように、当該図形部分一覧ウインドウWsが消去される(ステップB9)。
【0104】
すると、前記スライダSL[Angle]の左ボタンBdの操作判断に従って(ステップB10(Yes)→S18(Yes))、当該左ボタンBdのタッチ操作に伴い減少した数値“30”が設定され(ステップS19)、この設定された数値に前記角(∠C)の数値が変更される(ステップS16)。
【0105】
そして、この角(∠C)の数値変更“45”→“30”に応じて、前記選択状態の図形部分(角(∠C))が変更され、その三角形(ABC)が変形されて表示される(ステップS17)。
【0106】
この際、前記図形部分(角(∠C))の数値を“30”に変更した後のヘロンの公式に従い測定された面積は「▲S=2.60」として表示され、ユーザ自身の計算結果「2.60」と同じであることを検証できる。
【0107】
この後さらに、
図8(B)に示すように、ユーザ操作P1に応じて表示された描画機能リストF、スライダ選択メニューSlmから、前記図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]PaがペンタッチP2されて選択されると(ステップS6,S7,S10(Yes))、前記
図4(B)における第2実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(B)に従い、
図8(C)に示すように、前記同様の図形部分一覧ウインドウWsが生成されて表示される(ステップSB)。
【0108】
この
図8(C)で示す図形部分一覧ウインドウWsでは、現在選択状態の図形部分(角(∠C))に前記スライダSL[Angle]が設定されているので、前記スライダアイコンIsを先頭にして、ロック解除アイコンRoとロック設定アイコンRが選択可能に表示される(ステップB1〜B4)。
【0109】
ここで、前記図形部分一覧ウインドウWsにおいて、前記スライダ設定可能(数値変更可能)な他の図形部分(辺(AB))がペンタッチPされると(ステップB5(Yes))、
図8(D)に示すように、当該ペンタッチされて選択された図形部分(辺(AB))に対応付けて、前記スライダアイコンIsとロック設定アイコンRが選択可能に付加されて表示される(ステップB4)。そして、表示中の三角形(ABC)の前記図形部分(辺(AB))が選択状態に設定されて表示される。
【0110】
ここで、前記図形部分一覧ウインドウWsに表示された図形部分(辺(AB))に対応付けられたスライダアイコンIsがペンタッチPされて選択されると(ステップB6(Yes))、
図8(E)に示すように、当該図形部分(辺(AB))の数値(長さ)を変更するためのスライダSL[Length]が表示され、数値変更の対象として設定される(ステップB7)。
【0111】
なおここでは、前記スライダSLによって数値変更の対象として設定した図形部分を角(∠C)から辺(AB)に変更したので、前記描画機能リストFからテキスト入力機能の設定項目[Text]Teが選択され、ユーザ自身により前記三角形(ABC)の面積Sを計算して検証するための式が「▲S=(1/2)×AC×AB」に書き換えられる。
【0112】
そして、前記スライダSL[Length]の左(減)ボタンBdがペンタッチPされることにより、前記図形部分一覧ウインドウWs以外へのタッチであると判断されると(ステップB8(Yes))、当該図形部分一覧ウインドウWsが消去される(ステップB9)。
【0113】
すると、
図8(F)に示すように、前記スライダSL[Length]の左ボタンBdの操作判断に従って(ステップB10(Yes)→S18(Yes))、当該左ボタンBdのタッチ操作に伴い減少した数値“1.00”が設定され(ステップS19)、この設定された数値に前記(辺(AB))の数値が変更される(ステップS16)。
【0114】
そして、この(辺(AB))の数値変更“1.73”→“1.00”に応じて、前記選択状態の図形部分(辺(AB))が変更され、その三角形(ABC)が変形されて表示される(ステップS17)。
【0115】
この際も前記同様に、前記図形部分(辺(AB))の数値を“1.00”に変更した後のヘロンの公式に従い測定された面積は「▲S=1.50」として表示され、ユーザ自身の計算結果「1.50」と同じであることを検証できる。
【0116】
したがって、前記構成のグラフ関数・図形電卓10の図形表示制御処理に伴う第2実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(B)によれば、前記図形描画エリアDに任意の図形(三角形(ABC))を表示させ、前記描画機能リストFのスライダの設定項目[Slider]Slに従いプルダウン表示された前記スライダ選択メニューSlmにおいて、前記図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]Paが選択されると、前記三角形(ABC)のスライダ設定可能(数値変更可能)な各図形部分(角(∠A)(∠B)(∠C)、辺(AB)(BC)(AC))を濃色文字で識別一覧表示させると共に、当該各図形部分のうち現在スライダSLによって数値変更の対象として設定状態である図形部分にはスライダアイコンIsを、数値が固定設定(ロックオン)されている図形部分にはロック設定アイコンRを、数値が非固定(ロックオフ)に設定されている図形部分にはロック解除アイコンRoをそれぞれ対応付けた前記図形部分一覧ウインドウWsが表示される。
【0117】
これにより、前記スライダSLのユーザ操作によって数値変更する図形部分とその数値変更に応じて変化する他の図形部分とを分かり易く表示させることができるので、当該数値変更する図形部分を含む図形全体がどのように変化するのを容易に予測しながら任意の図形を表示させることができる。
【0118】
また、前記構成のグラフ関数・図形電卓10の図形表示制御処理に伴う第2実施形態のスライダ設定可能図形部分表示処理(B)によれば、前記図形部分一覧ウインドウWsにおいて、前記スライダアイコンIsによって数値変更の対象として設定状態である図形部分以外の図形部分が新たに選択されると、当該新たに選択された図形部分に前記スライダアイコンIsが対応付けられて表示されると共に、前記スライダSLによって前記図形の該当する図形部分の数値を変更し当該図形部分を含む図形を変化させて表示できる。
【0119】
これにより、前記スライダSLのユーザ操作によって数値変更する図形部分とその数値変更に応じて変化する他の図形部分とを分かり易く表示させることができるだけでなく、前記スライダSLによって数値変更の対象とする図形部分を簡単に変更して設定できる。
【0120】
なお、前記実施形態では、前記スライダSLのタイトル部をタッチすることに応じて、
図4(A)に示す第1実施形態の図形部分表示処理(A)に移行させ、
図5で示した形態の図形部分一覧ウインドウWsを表示させる構成とし、また、前記描画機能リストFのスライダの設定項目[Slider]Slに従いプルダウン表示された前記スライダ選択メニューSlmから前記図形部分一覧機能の選択項目[Parts list]Paを選択することに応じて、
図4(B)に示す第2実施形態の図形部分表示処理(B)に移行させ、
図6〜
図8で示した形態の図形部分一覧ウインドウWsを表示させる構成としたが、当該第1,第2実施形態の図形部分表示処理(A)(B)は逆に入れ換えて構成してもよい。
【0121】
前記各実施形態において記載した図形表示制御装置による各処理の手法、すなわち、
図3のフローチャートに示す図形表示制御処理、
図4のフローチャートに示すスライダ設定可能図形部分表示処理(A)(B)等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録装置の媒体に格納して配布することができる。そして、ユーザ入力可能な表示部を備えた電子機器のコンピュータ(制御装置)は、この外部記憶装置の媒体に記憶されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したスライダ設定可能な図形部分表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0122】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク上を伝送させることができ、この通信ネットワークに接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記プログラムのデータをユーザ入力可能な表示部を備えた電子機器に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述したスライダ設定可能な図形部分表示機能を実現することもできる。
【0123】
さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0124】
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0125】
[1]
表示部に表示された図形のいずれかの図形部分を、値を変更する変更対象に設定する変更対象設定手段と、
前記表示部に表示された図形の図形部分のうち、値を変更可能な図形部分を一覧表示させると共に前記変更対象設定手段により変更対象に設定されている図形部分を識別表示させる図形部分一覧表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする図形表示制御装置。
【0126】
[2]
前記変更対象設定手段は、前記表示部に表示された図形の図形部分の値を変更するためのスライダを表示させるスライダ表示制御手段を有し、
ユーザにより前記表示されたスライダを操作して、前記変更対象の図形部分の値を変更するスライダ操作手段を備える、
ことを特徴とする[1]に記載の図形表示制御装置。
【0127】
[3]
前記図形部分一覧表示制御手段により一覧表示された図形部分のうち何れかの図形部分をユーザ操作に応じて選択する図形部分選択手段を備え、
前記変更対象設定手段は、前記図形部分選択手段により選択された図形部分を、値を変更する変更対象に設定する、
ことを特徴とする[2]に記載の図形表示制御装置。
【0128】
[4]
前記変更対象設定手段により値を変更する変更対象に設定されている図形部分を、前記図形部分選択手段により選択された図形部分に変更して設定する設定変更手段を備えた、
ことを特徴とする[3]に記載の図形表示制御装置。
【0129】
[5]
前記図形部分選択手段により選択された図形部分の値を固定に設定する固定設定手段を備え、
前記図形部分一覧表示制御手段は、前記表示部に表示させた図形の図形部分のうち、値を変更可能な図形部分を一覧表示させると共に前記変更対象設定手段により値を変更する変更対象に設定されている図形部分と前記固定設定手段により値を固定に設定した図形部分を識別表示させる、
ことを特徴とする[3]または[4]に記載の図形表示制御装置。
【0130】
[6]
表示部を備えた電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
表示部に表示された図形のいずれかの図形部分を、値を変更する変更対象に設定する変更対象設定手段、
前記表示部に表示させた図形の図形部分のうち、値を変更可能な図形部分を一覧表示させると共に前記変更対象設定手段により変更対象に設定されている図形部分を識別表示させる図形部分一覧表示制御手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。