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特許6237581ワイヤハーネスおよびワイヤハーネスの製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6237581
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】ワイヤハーネスおよびワイヤハーネスの製造方法
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/32 20060101AFI20171120BHJP
   H02G 3/34 20060101ALI20171120BHJP
   H01B 7/00 20060101ALI20171120BHJP
   H01B 7/40 20060101ALI20171120BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20171120BHJP
   H01B 13/012 20060101ALI20171120BHJP
【FI】
   H02G3/32
   H02G3/34
   H01B7/00 301
   H01B7/40 307Z
   H01B7/40 308
   B60R16/02 620Z
   H01B13/012 B
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-231201(P2014-231201)
(22)【出願日】2014年11月14日
(65)【公開番号】特開2016-96001(P2016-96001A)
(43)【公開日】2016年5月26日
【審査請求日】2017年1月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】特許業務法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮村 哲矢
(72)【発明者】
【氏名】大森 康雄
【審査官】 木村 励
(56)【参考文献】
【文献】 実開平6−87101(JP,U)
【文献】 特開2009−65780(JP,A)
【文献】 特開2001−258137(JP,A)
【文献】 特開2001−45636(JP,A)
【文献】 実公昭56−43031(JP,Y1)
【文献】 特開2000−207947(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/32
H02G 3/34
H01B 7/00
H01B 7/40
B60R 16/02
H01B 13/012
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の位置にクランプが固定されている第1ワイヤハーネスと、
前記クランプを嵌め込み可能な嵌め込み部が設けられた第2ワイヤハーネスと、
を有し、
前記嵌め込み部に前記クランプが嵌め込まれて前記第2ワイヤハーネスが前記第1ワイヤハーネスに取り付けられており、
前記クランプが、車体等への固定手段と、前記第1ワイヤハーネスに対する前記第2ワイヤハーネスの取り付け手段とを兼ねており、
前記嵌め込み部が板部材に形成され、
前記板部材が前記第2ワイヤハーネスを構成する電線に固定され、
前記板部材の表裏両面のうち一方の面側に前記第1ワイヤハーネスおよび前記第2ワイヤハーネスが配されるようにして前記第2ワイヤハーネスが前記第1ワイヤハーネスに取り付けられているワイヤハーネス。
【請求項2】
所定の位置にクランプが固定されている第1ワイヤハーネスと、
前記クランプを嵌め込み可能な嵌め込み部が設けられた第2ワイヤハーネスと、
を有し、
前記嵌め込み部に前記クランプが嵌め込まれて前記第2ワイヤハーネスが前記第1ワイヤハーネスに取り付けられており、
前記嵌め込み部が前記第2ワイヤハーネスを構成する電線を環状に屈曲することで形成されているワイヤハーネス。
【請求項3】
前記クランプが、前記嵌め込み部への嵌め込み方向に対して交差する方向に張り出して前記嵌め込み部を押さえる押さえ部を有している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネスを製造する方法であり、
前記第1ワイヤハーネスの組み立ておよび前記第1ワイヤハーネスの所定の位置にクランプを固定する第1組立工程と、
前記第2ワイヤハーネスの組み立ておよび前記クランプを嵌め込み可能な嵌め込み部を設ける第2組立工程と、
前記嵌め込み部に前記クランプを嵌め込んで前記第2ワイヤハーネスを前記第1ワイヤハーネスに取り付ける仕上げ工程と、
を経るワイヤハーネスの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネスの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば車両等に配索されるワイヤーハーネスの組み立ては、電線の長さ寸法や接続するコネクタに関する指示、またコルゲートチューブやプロテクタ等、外装部品の取り付け等に関する指示が記された組立図板上で行われる(例えば下記特許文献1に記載)。組立作業員は、組立図板に記された組立図に従って、電線を布線したり、布線された電線の束を結束したり、電線にコネクタ等の電気部品を結合する等し、ワイヤーハーネスを組み立てる。組立図板上には、電線やコネクタを支持する支持具が複数設けられており、ワイヤハーネスは複数の支持具に支持されて組立図板の所定の位置に保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−104258公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで近年においては、車両に搭載される車載機器の増加等によりワイヤーハーネスの種類が多様化している。そこで、ワイヤーハーネスの種類、いわゆる品番が異なるワイヤーハーネスの組み立てを効率よく行うべく、例えば多種のワイヤハーネスにおいて共通部分となりうる第1ワイヤハーネスを組み立てる工程と、品番に応じて第1ワイヤハーネスに取り付ける第2ワイヤハーネスを組み立てる工程とをわけ、適宜選択した第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付けて仕上げる方法が考えられる。しかしながら、このような方法では、第1ワイヤハーネスの所定の位置に第2ワイヤハーネスを取り付けるために、組立図板を用いることになる。このため、仕上げ工程において、第1ワイヤハーネスを組立図板の複数の支持具に支持させて位置決めしなければならず、その分作業効率が悪いと思われた。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、組立て作業を効率よく行うことが可能なワイヤハーネスおよびワイヤハーネスの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のワイヤハーネスは、所定の位置にクランプが固定されている第1ワイヤハーネスと、前記クランプを嵌め込み可能な嵌め込み部が設けられた第2ワイヤハーネスと、を有し、前記嵌め込み部に前記クランプが嵌め込まれて前記第2ワイヤハーネスが前記第1ワイヤハーネスに取り付けられており、前記クランプが、車体等への固定手段と、前記第1ワイヤハーネスに対する前記第2ワイヤハーネスの取り付け手段とを兼ねているものである。
【0007】
本発明のワイヤハーネスの製造方法は、前記ワイヤハーネスを製造する方法であり、前記第1ワイヤハーネスの組み立ておよび前記第1ワイヤハーネスの所定の位置にクランプを固定する第1組立工程と、前記第2ワイヤハーネスの組み立ておよび前記クランプを嵌め込み可能な嵌め込み部を設ける第2組立工程と、前記嵌め込み部に前記クランプを嵌め込んで前記第2ワイヤハーネスを前記第1ワイヤハーネスに取り付ける仕上げ工程と、を経る方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、嵌め込み部にクランプを嵌め込むことで、第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスの所定の位置に取り付けることができるから、組立図板を用いずに第2ワイヤハーネスの取り付け作業を行うことができ、もってワイヤハーネスの組立て作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施例1におけるワイヤハーネスであって、第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付ける前の状態を示す平面図
図2】第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付けた状態を示すワイヤハーネスの平面図
図3】実施例2におけるワイヤハーネスであって、第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付ける前の状態を示す平面図
図4】第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付けた状態を示すワイヤハーネスの平面図
図5】実施例3におけるワイヤハーネスであって、第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付ける前の状態を示す平面図
図6】第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付けた状態を示すワイヤハーネスの平面図
図7】実施例4におけるワイヤハーネスであって、第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付ける前の状態を示す平面図
図8】第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに取り付けた状態を示すワイヤハーネスの平面図
図9】実施例5におけるクランプを第1ワイヤハーネスに固定する前の状態を示す側面図
図10】クランプによってワイヤハーネスが車両等に取り付けられた状態を示す側断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のワイヤハーネスは、前記嵌め込み部が板部材に形成され、前記板部材が前記第2ワイヤハーネスを構成する電線に固定され、前記板部材の表裏両面のうち一方の面側に前記第1ワイヤハーネスおよび前記第2ワイヤハーネスが配されるようにして前記第2ワイヤハーネスが前記第1ワイヤハーネスに取り付けられている
このような構成によれば、板部材の他方の面を車体等に向けてワイヤハーネスを取り付けることで、ワイヤハーネスと車体等との間に板部材が配されるから、車体等との接触からワイヤハーネスを保護することができる。
【0011】
また、本発明のワイヤハーネスは、前記嵌め込み部が前記第2ワイヤハーネスを構成する電線を環状に屈曲することで形成されている。
このような構成によれば、嵌め込み部を設けるために他の部品を要しないから、部品点数が増えることを防ぐことができる。
【0012】
また、本発明のワイヤハーネスは、前記クランプが、前記嵌め込み部への嵌め込み方向に対して交差する方向に張り出して前記嵌め込み部を押さえる押さえ部を有しているものとしてもよい。
このような構成によれば、第2ワイヤハーネスを第1ワイヤハーネスに確実に固定することができる。
【0013】
<実施例1>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1および図2を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるワイヤハーネス10は、車両等に配索されるものであり、多種のワイヤハーネス10において共通部分となりうるベース部を構成する第1ワイヤハーネス10Fに、品番に応じて第2ワイヤハーネス10Sを追加することで製造される。
【0014】
第1ワイヤハーネス10Fには、図1に示すように、所定の位置にクランプ11が固定されている。クランプ11は、第1ワイヤハーネス10Fのうち第2ワイヤハーネス10Sの取り付け部位に一対が設けられている。
【0015】
各クランプ11は合成樹脂製であり、第1ワイヤハーネス10Fを構成する複数本の電線Wを束ねるバンド部12と、車体等に設けられた取付孔H(図10参照)に挿入されてその奥側から取付孔Hの周縁部に係止し抜け止めする係止部13とを備えている。係止部13は、取付孔Hへの挿入方向に立つ軸部13Aと、軸部13Aの先端から外側に張り出して設けられた張出部13Bとを有している。軸部13Aは円柱形状をなし、張出部13Bは軸部13Aよりもひとまわり大きい円形状をなすように張り出している。
【0016】
第2ワイヤハーネス10Sには、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部14が設けられている。
嵌め込み部14は、ダンボール材等によって形成された板部材15に設けられている。板部材15は、電線Wの延び方向に沿って長い略長方形状をなしている。
【0017】
嵌め込み部14は、第1ワイヤハーネス10Fに固定された一対のクランプ11と同等の間隔をあけて一対が設けられている。一対の嵌め込み部14は、板部材15の長手方向における両端寄りの位置に配され、短手方向における位置は揃えられている。
【0018】
各嵌め込み部14は、三角形状をなして板部材15を表裏方向に貫通する全周が閉じた形態の貫通孔とされている。各嵌め込み部14は、電線Wの延び方向に長い二等辺三角形状をなし、それぞれの先端が同じ方向を向いて形成されている。各嵌め込み部14の幅寸法(短手方向の寸法)は、クランプ11の張出部13Bの幅寸法より小さくされている。
【0019】
板部材15は、第2ワイヤハーネス10Sを構成する電線Wに固定されている。板部材15は、第2ワイヤハーネス10Sを構成する電線Wを束ねる合成樹脂製の結束バンド16により固定されている。結束バンド16は、板部材15に形成された2つの通し孔17を通って板部材15の表面側に通され、裏面側で電線Wを束ねて留められている。板部材15は、2箇所において電線Wに固定されている。なお、板部材15と電線Wとの固定位置または固定箇所数は適宜変更することができる。
【0020】
次に、第1ワイヤハーネス10Fに第2ワイヤハーネス10Sを取り付けてワイヤハーネス10を製造する方法の一例を説明する。
まず、第1ワイヤハーネス10Fを組み立てる第1組立工程を行う。組立作業員は、組立図板の組立図に従って、電線Wを布線したり、布線された電線Wの束を結束したり、電線Wにコネクタ等の電気部品を結合するとともに、所定の位置にクランプ11を固定する。これにより、所定の位置にクランプ11が固定された第1ワイヤハーネス10Fが組み立てられる。
【0021】
また、第2ワイヤハーネス10Sを組み立てる第2組立工程を行う。組立作業員は、組立図板の組立図に従って、電線Wを布線したり、布線された電線Wの束を結束したり、電線Wにコネクタ等の電気部品を結合するとともに、電線Wの束を結束する結束バンド16により嵌め込み部14が設けられた板部材15を固定する。これにより、嵌め込み部14が設けられた第2ワイヤハーネス10Sが組み立てられる。
【0022】
こうして、第1組立工程および第2組立工程において組み立てられた第1ワイヤハーネス10Fおよび第2ワイヤハーネス10Sは、それぞれ仕上げ工程が行われる所定の作業場へ移送される。
【0023】
そして、第2ワイヤハーネス10Sを第1ワイヤハーネス10Fに取り付けてワイヤハーネス10を仕上げる仕上げ工程を行う。板部材15の裏面(第2ワイヤハーネス10Sが固定されている側の面)を第1ワイヤハーネス10F側に向けて、一対の嵌め込み部14が一対のクランプ11の上側に位置するように板部材15を配置する。このとき、各クランプ11の係止部13が各嵌め込み部14の幅の広い側(図1の右側)に位置するようにする。そして、板部材15を押してクランプ11を嵌め込み部14に嵌め込む。すると、係止部13は、嵌め込み部14を通って板部材15の表面に突出し、張出部13Bが板部材15の表面に係止する(図2参照)。その後、クランプ11の軸部13Aが嵌め込み部14において幅の狭い側(先端側)に寄るように板部材15を長手方向にずらす。こうして、第2ワイヤハーネス10Sは第1ワイヤハーネス10Fの所定の位置に取り付けられ、ワイヤハーネス10の製造作業が完了する。完成したワイヤハーネス10は、板部材15の裏面側に固定されている。
【0024】
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のワイヤハーネス10は、所定の位置にクランプ11が固定されている第1ワイヤハーネス10Fと、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部14が設けられた第2ワイヤハーネス10Sと、を有し、嵌め込み部14にクランプ11が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス10Sが第1ワイヤハーネス10Fに取り付けられているものである。この構成によれば、嵌め込み部14にクランプ11を嵌め込むことで、第2ワイヤハーネス10Sを第1ワイヤハーネス10Fの所定の位置に取り付けることができるから、組立図板を用いずに第2ワイヤハーネス10Sの取り付け作業を行うことができ、もってワイヤハーネス10の組立て作業を効率よく行うことができる。
【0025】
また、嵌め込み部14が板部材15に形成され、板部材15が第2ワイヤハーネス10Sを構成する電線Wに固定され、板部材15の裏面に第1ワイヤハーネス10Fおよび第2ワイヤハーネス10Sが配されるようにして第2ワイヤハーネス10Sが第1ワイヤハーネス10Fに取り付けられている。この構成によれば、板部材15の表面を車体等に向けてワイヤハーネス10を取り付けることで、ワイヤハーネス10と車体等との間に板部材15が配されるから、ワイヤハーネス10が車体等に接触することを防ぐことができる。
【0026】
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係るワイヤハーネス20を図3および図4によって説明する。
本実施例のワイヤハーネス20は、嵌め込み部21が側方に開放された形態をなしている点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0027】
本実施例にかかるワイヤハーネス20は、実施例1と同様に、所定の位置にクランプ11が固定されている第1ワイヤハーネス20Fと、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部21が設けられた第2ワイヤハーネス20Sと、を有し、嵌め込み部21にクランプ11が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス20Sが第1ワイヤハーネス20Fに取り付けられる。
【0028】
また、本実施例にかかるワイヤハーネス20は、実施例1と同様に、嵌め込み部21が板部材15に形成され、板部材15が第2ワイヤハーネス20Sを構成する電線Wに固定され、板部材15の表裏両面のうち一方の面側に第1ワイヤハーネス20Fおよび第2ワイヤハーネス20Sが配されるようにして第2ワイヤハーネス20Sが第1ワイヤハーネス20Fに取り付けられている。
【0029】
第1ワイヤハーネス20Fには、実施例1と同様、第2ワイヤハーネス20Sの取り付け部位に一対のクランプ11が設けられ、第2ワイヤハーネス20Sには、クランプ11を嵌め込み可能な一対の嵌め込み部21が設けられている。
【0030】
一対の嵌め込み部21は、板部材15の長手方向における両端部に設けられ、各嵌め込み部21は、略方形状をなして板部材15を表裏方向に貫通するとともに側方に開放された形態の切欠部とされている。各嵌め込み部21の幅寸法(開放端の寸法)は、クランプ11の軸部13Aの幅寸法と同等とされている。
【0031】
板部材15は、実施例1と同様、第2ワイヤハーネス20Sを構成する電線Wに結束バンド16で固定されている。結束バンド16は、板部材15に形成された一の通し孔17を通って板部材15の表面側に通され、裏面側で電線Wを束ねて留められている。
【0032】
そして、ワイヤハーネス20は、実施例1と同様、第1ワイヤハーネス20Fの組み立ておよび第1ワイヤハーネス20Fの所定の位置にクランプ11を固定する第1組立工程と、第2ワイヤハーネス20Sの組み立ておよびクランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部21を設ける第2組立工程と、嵌め込み部21にクランプ11を嵌め込んで第2ワイヤハーネス20Sを第1ワイヤハーネス20Fに取り付ける仕上げ工程と、を経て製造される。
【0033】
仕上げ工程においては、実施例1と同様、板部材15の裏面(第2ワイヤハーネス20Sが固定されている側の面)を第1ワイヤハーネス20F側に向けて、一対の嵌め込み部21が一対のクランプ11の上側に位置するように板部材15を配置する。そして、各嵌め込み部21にクランプ11の軸部13Aを側方からを嵌め込むと、張出部13Bが板部材15の表面に係止して、第2ワイヤハーネス20Sが第1ワイヤハーネス20Fの所定の位置に取り付けられる。こうして、ワイヤハーネス20の製造作業が完了する。完成したワイヤハーネス20は、実施例1と同様、板部材15の裏面側に固定されている。
【0034】
以上のように本実施例においては、所定の位置にクランプ11が固定されている第1ワイヤハーネス20Fと、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部21が設けられた第2ワイヤハーネス20Sと、を有し、嵌め込み部21にクランプ11が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス20Sが第1ワイヤハーネス20Fに取り付けられているものであるから、実施例1と同様、嵌め込み部21にクランプ11を嵌め込むことで、第2ワイヤハーネス20Sを第1ワイヤハーネス20Fの所定の位置に取り付けることができ、ワイヤハーネス20の組立て作業を効率よく行うことができる。
また、嵌め込み部21が側方に開放された形態をなしているから、クランプ11の嵌め込み作業を容易に行うことができる。
【0035】
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3に係るワイヤハーネス30を図5および図6によって説明する。
本実施例のワイヤハーネス30は、第1ワイヤハーネス30Fに固定されたクリップと第2ワイヤハーネス30Sに設けられた嵌め込み部14とが1のみである点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0036】
本実施例にかかるワイヤハーネス30は、実施例1と同様に、所定の位置にクランプ11が固定されている第1ワイヤハーネス30Fと、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部14が設けられた第2ワイヤハーネス30Sと、を有し、嵌め込み部14にクランプ11が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス30Sが第1ワイヤハーネス30Fに取り付けられているものである。
【0037】
また、本実施例にかかるワイヤハーネス30は、実施例1と同様に、嵌め込み部14が板部材15に形成され、板部材15が第2ワイヤハーネス30Sを構成する電線Wに固定され、板部材15の表裏両面のうち一方の面側に第1ワイヤハーネス30Fおよび第2ワイヤハーネス30Sが配されるようにして第2ワイヤハーネス30Sが第1ワイヤハーネス30Fに取り付けられている。
【0038】
第1ワイヤハーネス30Fには、第2ワイヤハーネス30Sの取り付け部位に一のみクランプ11が設けられ、第2ワイヤハーネス30Sには、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部14が一のみ設けられている。
【0039】
クランプ11は、実施例1と同様、第1ワイヤハーネス30Fを構成する複数本の電線Wを束ねるバンド部12と、車体等に設けられた取付孔H(図10参照)に挿入されてその奥側から取付孔Hの周縁部に係止し抜け止めする係止部13とを備え、係止部13は、取付孔Hへの挿入方向に立つ軸部13Aと、軸部13Aの先端から外側に張り出して設けられた張出部13Bとを有している。軸部13Aは円柱形状をなし、張出部13Bは軸部13Aの先端から前後両方向(電線Wに沿う方向における両方向)に張り出し、その張り出し寸法は前後において同等とされている。張出部13Bは、平面視において前後方向に細長い形状をなしている。
【0040】
嵌め込み部14は、板部材15の長手方向における略中心部に設けられている。嵌め込み部14は、板部材15の短手方向(電線Wと略直交する方向)に細長い長方形状をなして板部材15を表裏方向に貫通した貫通孔とされている。嵌め込み部14は、クランプ11の張出部13Bを通すことが可能な大きさに形成されている。
板部材15は、実施例1と同様、第2ワイヤハーネス30Sを構成する電線Wに結束バンド16で固定されている。
【0041】
そして、ワイヤハーネス30は、実施例1と同様、第1ワイヤハーネス30Fの組み立ておよび第1ワイヤハーネス30Fの所定の位置にクランプ11を固定する第1組立工程と、第2ワイヤハーネス30Sの組み立ておよびクランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部14を設ける第2組立工程と、クランプ11に嵌め込み部14を嵌め込んで第2ワイヤハーネス30Sを第1ワイヤハーネス30Fに取り付ける仕上げ工程と、を経て製造される。
【0042】
仕上げ工程においては、実施例1と同様、板部材15の裏面(第2ワイヤハーネス30Sが固定されている側の面)を第1ワイヤハーネス30F側に向けて、一の嵌め込み部14が一のクランプ11の上側に位置するように板部材15を配置する。そして、嵌め込み部14がクランプ11の張出部13Bと整合する、すなわち、嵌め込み部14の長手方向と張出部13Bの長手方向とが一致するように板部材15(第2ワイヤハーネス30S)の向きを変えて、クランプ11を嵌め込み部14に嵌め込む。すると、張出部13Bが嵌め込み部14を通って板部材15の表面に突出する。その後、板部材15(第2ワイヤハーネス30S)の向きを変えて、図6に示すように、張出部13Bが嵌め込み部14の短手方向の両側に係止した状態にする。こうして、第2ワイヤハーネス30Sが第1ワイヤハーネス30Fの所定の位置に取り付けられ、ワイヤハーネス30の製造作業が完了する。完成したワイヤハーネス30は、実施例1と同様、板部材15の裏面側に固定されている。
【0043】
以上のように本実施例においては、所定の位置にクランプ11が固定されている第1ワイヤハーネス30Fと、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部14が設けられた第2ワイヤハーネス30Sと、を有し、嵌め込み部14にクランプ11が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス30Sが第1ワイヤハーネス30Fに取り付けられているものであるから、実施例1と同様、嵌め込み部14にクランプ11を嵌め込むことで、第2ワイヤハーネス30Sを第1ワイヤハーネス30Fの所定の位置に取り付けることができ、ワイヤハーネス30の組立て作業を効率よく行うことができる。
【0044】
<実施例4>
次に、本発明を具体化した実施例4に係るワイヤハーネス40を図7および図8によって説明する。
本実施例のワイヤハーネス40は、嵌め込み部41が第2ワイヤハーネス40Sを構成する電線Wを環状に屈曲することで形成されている点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0045】
本実施例にかかるワイヤハーネス40は、実施例1と同様に、所定の位置にクランプ11が固定されている第1ワイヤハーネス40Fと、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部41が設けられた第2ワイヤハーネス40Sと、を有し、嵌め込み部41にクランプ11が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス40Sが第1ワイヤハーネス40Fに取り付けられるものである。
【0046】
第1ワイヤハーネス40Fには、実施例1と同様、第2ワイヤハーネス40Sの取り付け部位に一対のクランプ11が設けられ、第2ワイヤハーネス40Sには、クランプ11を嵌め込み可能な一対の嵌め込み部41が設けられている。
【0047】
一対の嵌め込み部41は、それぞれ第2ワイヤハーネス40Sを構成する電線Wを環状に屈曲することで形成されている。嵌め込み部41は、第2ワイヤハーネス40Sを組み立てる第2組み立て工程において、電線Wの所定の部位を環状に屈曲し、テープ巻き42をすることで形成されている。
【0048】
そして、ワイヤハーネス40は、実施例1と同様、第1ワイヤハーネス40Fの組み立ておよび第1ワイヤハーネス40Fの所定の位置にクランプ11を固定する第1組立工程と、第2ワイヤハーネス40Sの組み立ておよびクランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部41を設ける第2組立工程と、嵌め込み部41にクランプ11を嵌め込んで第2ワイヤハーネス40Sを第1ワイヤハーネス40Fに取り付ける仕上げ工程と、を経て製造される。
【0049】
仕上げ工程においては、図8に示すように、各嵌め込み部41にクランプ11を嵌め込み、各クランプ11の張出部13Bが嵌め込み部41の表側に係止するようにする。こうして、第2ワイヤハーネス40Sが第1ワイヤハーネス40Fの所定の位置に取り付けられ、ワイヤハーネス40の製造作業が完了する。
【0050】
以上のように本実施例においては、所定の位置にクランプ11が固定されている第1ワイヤハーネス40Fと、クランプ11を嵌め込み可能な嵌め込み部41が設けられた第2ワイヤハーネス40Sと、を有し、嵌め込み部41にクランプ11が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス40Sが第1ワイヤハーネス40Fに取り付けられているものであるから、実施例1と同様、嵌め込み部41にクランプ11を嵌め込むことで、第2ワイヤハーネス40Sを第1ワイヤハーネス40Fの所定の位置に取り付けることができ、ワイヤハーネス40の組立て作業を効率よく行うことができる。
【0051】
また、嵌め込み部41が第2ワイヤハーネス40Sを構成する電線Wを環状に屈曲することで形成されているから、嵌め込み部41を設けるために板部材15等の他の部品を要しないので、部品点数が増えることを防ぐことができる。
【0052】
<実施例5>
次に、本発明を具体化した実施例5に係るワイヤハーネス50を図9および図10によって説明する。
本実施例のワイヤハーネス50は、クランプ51が、嵌め込み部14への嵌め込み方向に対して交差する方向に張り出して嵌め込み部14を押さえる押さえ部52を有している点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0053】
本実施例にかかるワイヤハーネス50は、実施例1と同様に、所定の位置にクランプ51が固定されている第1ワイヤハーネス50Fと、クランプ51を嵌め込み可能な嵌め込み部14が設けられた第2ワイヤハーネス50Sと、を有し、嵌め込み部14にクランプ51が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス50Sが第1ワイヤハーネス50Fに取り付けられているものである。
【0054】
また、本実施例にかかるワイヤハーネス50は、実施例1と同様に、嵌め込み部14が板部材15に形成され、板部材15が第2ワイヤハーネス50Sを構成する電線Wに固定され、板部材15の表裏両面のうち一方の面側に第1ワイヤハーネス50Fおよび第2ワイヤハーネス50Sが配されるようにして第2ワイヤハーネス50Sが第1ワイヤハーネス50Fに取り付けられる。
【0055】
クランプ51は、実施例1と同様、第1ワイヤハーネス50Fを構成する複数本の電線Wを束ねるバンド部12と、車体等に設けられた取付孔Hに挿入されてその奥側から取付孔Hの周縁部に係止し抜け止めする係止部13とを備え、係止部13は、取付孔Hへの挿入方向に立つ軸部13Aと、軸部13Aの先端から外側に張り出して設けられた張出部13Bとを有している。
【0056】
また、クランプ51は、車体等の取付部位に、張出部13Bとは反対側から当接する受け部53を備えている。受け部53は、軸部13Aの外側に円盤状をなして突出している。
【0057】
そして、クランプ51は、軸部13Aから外側(嵌め込み部14への嵌め込み方向に対して交差する方向)に張り出して嵌め込み部14を押さえる押さえ部52を備えている。押さえ部52は、軸部13Aから前方および後方にそれぞれ張り出すように一対が設けられている。一対の押さえ部52は、受け部53の下側(張出部13Bとは反対側)に設けられている。各押さえ部52は、軸部13Aから外方に離れるにつれて下がる(嵌め込み部14への嵌め込み方向における後側に位置する)ように傾斜している。
【0058】
ワイヤハーネス50は、実施例1と同様、第1ワイヤハーネス50Fの組み立ておよび第1ワイヤハーネス50Fの所定の位置にクランプ51を固定する第1組立工程と、第2ワイヤハーネス50Sの組み立ておよびクランプ51を嵌め込み可能な嵌め込み部14を設ける第2組立工程と、嵌め込み部14にクランプ51を嵌め込んで第2ワイヤハーネス50Sを第1ワイヤハーネス50Fに取り付ける仕上げ工程と、を経て製造される。
【0059】
仕上げ工程においては、図10に示すように、嵌め込み部14にクランプ51を嵌め込むと、嵌め込み部14の表側に押さえ部52が係止した状態になる。このとき、嵌め込み部14が板部材15に設けられている場合には、押さえ部52の先端(下端)が、第1ワイヤハーネス50Fの表側に沿って(密着して)配された板部材15の表面に接触する。こうして、第2ワイヤハーネス50Sが第1ワイヤハーネス50Fの所定の位置に取り付けられ、ワイヤハーネス50の製造作業が完了する。
【0060】
以上のように本実施例においては、所定の位置にクランプ51が固定されている第1ワイヤハーネス50Fと、クランプ51を嵌め込み可能な嵌め込み部14が設けられた第2ワイヤハーネス50Sと、を有し、嵌め込み部14にクランプ51が嵌め込まれて第2ワイヤハーネス50Sが第1ワイヤハーネス50Fに取り付けられているものであるから、実施例1と同様、嵌め込み部14にクランプ51を嵌め込むことで、第2ワイヤハーネス50Sを第1ワイヤハーネス50Fの所定の位置に取り付けることができ、ワイヤハーネス50の組立て作業を効率よく行うことができる。
【0061】
また、クランプ51が、嵌め込み部14への嵌め込み方向に対して交差する方向に張り出して嵌め込み部14を押さえる押さえ部52を有しているから、第2ワイヤハーネス50Sを第1ワイヤハーネス50Fに確実に固定することができる。
【0062】
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、嵌め込み部14(21)が板部材15に形成されているが、これに限らず、例えば第2ハーネスを束ねる結束バンド等に嵌め込み部を形成し、所定の位置に装着するものとしてもよい。
(2)上記実施例では、板部材15が結束バンド16で第2ワイヤハーネス10Sを構成する電線Wに固定されているが、板部材と電線との固定手段はこれに限らず、例えばテープ等を用いて固定しても良い。
(3)上記実施例では、板部材15がダンボール材等とされているが、これに限らず、例えば比較的軽量で取り扱いが容易なプラスチック等からなるものとしてもよい。
(4)上記実施例では、クランプ11(51)は車体等にワイヤハーネス10(20)(30)(40)(50)を固定する際にその固定手段としても用いられるが、これに限らず、クランプを第2ワイヤハーネスの取り付け手段としてのみ用いるものとしてもよい。
(5)上記実施例1では、嵌め込み部14が電線Wの延び方向に長い二等辺三角形状をなすものとしているが、これに限らず、嵌め込み部は、クランプを嵌め込み可能であればどのような形状であってもよく、例えば円形状または方形状等、任意の形状とすることができる。
(6)上記実施例2では、嵌め込み部21が略方形状をなしているが、これに限らず、嵌め込み部はクランプの軸部が側方から嵌め込まれて張出部が係止可能な形状であればどのような形状であってもよく、例えばクランプの軸部の外周面に沿うような円弧形状を有するものとしてもよい。
(7)上記実施例3では、張出部13Bが軸部13Aから電線Wに沿う方向に張り出し、嵌め込み部14が電線Wと略直交する方向に長い形状をなすものとしているが、これに限らず、張出部と嵌め込み部とは、張出部を嵌め込み部に差し入れた後に板部材の向きを変えることで、張出部が嵌め込み部に係止した状態になる形状でどのような形状であってもよく、例えば、張出部が軸部から電線と略直交する方向に張り出し、嵌め込み部が電線に沿う方向に長い形状をなすものとしてもよい。
(8)上記実施例4では、第2ワイヤハーネス40Sを構成する全ての電線Wが環状をなすように屈曲されて嵌め込み部41を形成しているが、これに限らず、例えば、第2ワイヤハーネスを構成する全ての電線のうち選択された複数本または1本の電線のみを屈曲することで嵌め込み部を形成してもよい。
(9)上記実施例5では、押さえ部52が前方および後方に張り出すように一対設けられているが、これに限らず、押さえ部は嵌め込み部を押さえることが可能な形態をなしていればよく、その数および張り出し方向等は任意に変更することができる。
【符号の説明】
【0063】
W…電線
10,20,30,40,50…ワイヤハーネス
10F,20F,30F,40F,50F…第1ワイヤハーネス
10S,20S,30S,40S,50S…第2ワイヤハーネス
11,51…クランプ
14,21,41…嵌め込み部
15…板部材
52…押さえ部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10