(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
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図1の説明>
【0017】
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムを示す図である。
【0018】
ネットワーク1は、通信回線であり、インターネットや公衆回線等である。また、有線・無線のいずれであってもよい。
【0019】
情報処理システムは、クライアント端末100、ウェブサイトサーバー101が、ネットワーク1を介して、相互に通信可能に接続されている。
【0020】
クライアント端末100は、ユーザが操作する端末であり、パーソナルコンピュータやノートパソコン、タブレット端末等である。また、WEBブラウザがインストールされているものとする。本発明の実施の形態では、ユーザは、ネットワーク1を介して、自身のクライアント端末100からに保存されているコンテンツ(写真などの画像データ)をアップロードや、アップロードしたコンテンツの閲覧、ウェブサイトにアップロードされたコンテンツの注文などが出来る。
【0021】
ウェブサイトサーバー101は、WEBサーバとしての機能を備える装置である。本発明の実施の形態では、ユーザがアップロードしたコンテンツを管理しており、また、コンテンツを他のユーザに公開するか、特定のユーザに限定公開するかといった情報も併せて管理している。
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図2の説明>
【0022】
図2は、本発明の実施の形態におけるハードウェア構成図である。
【0023】
図1に示したクライアント端末100、ウェブサイトサーバー101、に適用可能なハードウェア構成を示すブロック図である。
【0024】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0025】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0026】
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、
図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0027】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0028】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0029】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0030】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
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図4の説明>
【0031】
図4は、本発明の実施の形態における、ユーザによるウェブアルバムの作成および公開設定処理の一例を示す図である。
【0032】
ステップS401において、クライアント端末100のCPU201は、認証処理を行う。
【0033】
認証処理の詳細は、
図3を用いて説明する。
<
図3の説明>
【0034】
図3は、本発明の実施の形態におけるユーザの認証処理の一例を示す図である。
【0035】
ステップS301において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザによる操作に従ってウェブサイトサーバー101に、アクセス要求を行う。
【0036】
ステップS302において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、クライアント端末100からのアクセス要求を受け付ける。
【0037】
ステップS303において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、認証画面を生成し、クライアント端末100に送信する。
【0038】
ステップS304において、クライアント端末100のCPU201は、クライアント端末100のディスプレイ210に認証画面(不図示)を表示させる。
【0039】
ステップS305において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザから認証情報(ユーザIDやパスワード)の入力を受け付ける。
【0040】
ステップS306において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバー101に、ステップS305でユーザから入力を受け付けた認証情報を送信する。
【0041】
ステップS307において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、クライアント端末100からの認証情報を受信する。
【0042】
ステップS308において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、クライアント端末100からの認証情報をもとに認証処理を行う。
【0043】
ステップS309において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、認証が出来た場合には、クライアント端末100にユーザ画面情報(例えばユーザごとのユーザ専用ページであり、マイページとも言う)を送信する。
【0044】
ステップS310において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS309で、ウェブサイトサーバー101から送信されたユーザ画面情報を受信する。
【0045】
ステップS311において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS309で、ウェブサイトサーバー101から送信されたユーザ画面情報を、クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0046】
ステップS311で、クライアント端末100のディスプレイ210に表示されるユーザ画面情報は、例えば、
図15である。
<
図15の説明>
【0047】
図15は、本発明の実施の形態において、クライアント端末100のディスプレイ210に表示されるユーザ画面(マイページともいう)の一例(本実施例では、山田太郎さんのユーザ画面)を示す図である。ユーザは、このユーザ画面からウェブアルバムの作成(1501)や、カート(1502)の中身を確認できる。なお、本実施例におけるカートとは、ユーザが購入予定である商品(画像)のユーザ専用の一覧ページのことである。
【0049】
ステップS402において、クライアント端末100のCPU201は、
図3のステップS311でクライアント端末100のディスプレイ210に表示される
図15の画面上で、ユーザからウェブアルバム作成要求(ユーザによるマウス等の操作により1501のボタンを押下される操作)を受け付け、そのユーザから受け付けたウェブアルバム作成要求をウェブサイトサーバー101に送信する。
【0050】
ステップS403において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、クライアント端末100からのウェブアルバム作成要求を受信する。
【0051】
ステップS404において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ウェブアルバム作成要求を受け付けたユーザに紐付いているコンテンツを、外部メモリ211から取得する。
【0052】
ステップS405において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、外部メモリ211から取得した、ウェブアルバム作成要求を受け付けたユーザ情報に紐付いているコンテンツ(より具体的には、ウェブアルバム作成要求を受け付けたユーザのストレージに記憶された画像)を含むウェブアルバム作成画面を生成・クライアント端末100に送信する。
【0053】
ステップS406において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバー101から送信されたウェブアルバム作成画面を受信し、クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0054】
ステップS406において、クライアント端末100のディスプレイ210に表示される画面は、例えば、
図7である。
<
図7の説明>
【0055】
図7は、本発明の実施の形態において、クライアント端末100のディスプレイ210に表示されるウェブアルバム作成、公開・限定公開・非公開設定、合言葉設定を行うための画面の一例を示す図である。
【0056】
701は、クライアント端末100の外部メモリ211に保存されている画像の中、または、ウェブサイトサーバー101の外部メモリ211に、ユーザ毎に保管されている画像の中からウェブアルバムに使用する画像を選択するためのボタンである。
【0057】
702には、ウェブアルバムに使用されるコンテンツが表示される。
【0058】
703には、ウェブアルバムの公開・非公開・限定公開の選択をユーザから受け付けるボタンがそれぞれ配置されている。
【0059】
704は、合言葉の設定をユーザから受け付ける入力欄である。ここでいう合言葉とは、合言葉が設定されたウェブアルバムをユーザが閲覧する際に、入力するためのものであり、合言葉を知らないユーザは、ウェブアルバムを閲覧することができない。
【0061】
ステップS407において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザから、ウェブアルバムに使用するコンテンツの選択(ユーザによるマウス等の操作により
図7の701のボタンを押下される操作)を受け付ける。
【0062】
ステップS408において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザから、ウェブアルバムの公開・非公開・限定公開の選択(ユーザによるマウス等の操作により
図7の703のいずれかのボタンを押下される操作)を受け付ける。ステップS408は、本発明における、コンテンツの登録を行ったユーザから当該コンテンツの限定公開の指示を受け付ける限定公開受付手段の一例である。
【0063】
ステップS409において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS408においてユーザから、ウェブアルバムの限定公開の選択がされたかを判定する。
【0064】
ステップS409において、ウェブアルバムの限定公開の選択がされたと判断された場合に、ステップS410において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザから、合言葉の入力(704)を受け付ける(コンテンツの限定公開の指示を受け付ける際に、合言葉も受け付ける)。
【0065】
ステップS411において、クライアント端末100のCPU201は、
図7の画面でユーザにより「保存する」ボタンが押下されると、ステップS407〜410でユーザから設定されたウェブアルバムの情報をウェブサイトサーバー101に送信する。
【0066】
ステップS409で、限定公開の設定であると判断されたあとに、ステップS411で送信される情報とは、例えば、
図17(a)の1701〜1704である。
【0068】
図17(a)は、本発明の実施の形態におけるユーザが作成したウェブアルバムに含まれる画像データのデータテーブルの一例である。
図17(a)のデータテーブルは、ウェブサイトサーバー101の外部メモリ211に記憶される。
図17(a)には、ステップS407でウェブアルバムに使用するコンテンツとしてユーザから選択を受け付けたコンテンツの画像ID1701と、限定公開であることを示す限定公開フラグ1702(ONが限定公開であることを示す)と、ステップS407でユーザから選択を受け付けたコンテンツを含むウェブアルバムのアルバムID1703と、ステップS410でユーザから入力を受け付けた合言葉1704と、後述するステップS414で生成される当該ウェブアルバムのURL1705とを紐付けて記憶している。
【0070】
ステップS412において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、クライアント端末100からのウェブアルバムの情報を受信する。
【0071】
ステップS413において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、受信したクライアント端末100からのウェブアルバムの情報を外部メモリ211に記憶する。
【0072】
ステップS414において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS411で作成されたウェブアルバムを閲覧するためのURLを生成する。ステップS414は、本発明における、限定公開受付手段で前記コンテンツの限定公開の指示を受け付けた場合に、当該コンテンツの閲覧を行うためのウェブページを表示するためのURLを発行する発行手段の一例である。
【0073】
ステップS415において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS414で生成されたウェブアルバムを閲覧するためのURLを含む確認画面の情報をクライアント端末100に送信する。
【0074】
ステップS416において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS415でウェブサイトサーバー101から送信された、ウェブアルバムを閲覧するためのURLを含む確認画面の情報を受信し、クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0075】
ステップS416でクライアント端末100のディスプレイ210に表示される画面とは、例えば、
図8である。
<
図8の説明>
【0076】
図8は、本発明の実施の形態における、ユーザが作成したウェブアルバムのURLを含む確認画面の一例を示す図である。
【0077】
図8には、ユーザが作成したウェブアルバムのURL、ウェブアルバムのタイトルや、公開の設定、合言葉などが表示される。
【0078】
また、801がユーザによるマウス等の操作により押下されることで、メール作成画面(不図示)に移行し、ユーザのキーボード等の操作によりメールアドレスが入力されることでウェブアルバムを共有したい相手に、URL(限定公開のアルバムであれば合言葉も)を送信することが出来る。
【0080】
ステップS417において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザによるマウス等の操作により、801が押下されたかを判断する。ユーザによるマウス等の操作により、801が押下されたならば、ステップS418に進み、ユーザによるマウス等の操作により、801が押下されなければ本処理を終了する。
【0081】
ステップS418において、クライアント端末100のCPU201は、メール作成画面(不図示)に移行し、ユーザのキーボード等の操作によりウェブアルバムを共有したい相手のメールアドレスの入力を受け付ける。
【0082】
ステップS418において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS418でユーザから入力されたメールアドレスにウェブアルバムのURLを送信し、処理を終了する。
<
図5の説明>
【0083】
次に、
図5を用いて、ウェブアルバムを作成したユーザから限定公開のウェブアルバムのURLを電子メールで受け取ったユーザが、そのウェブアルバムに含まれるコンテンツを、画像共有サイトを運営する業者に発注するまでの流れを説明する。
【0084】
ステップS501において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS418においてウェブアルバムを作成したユーザのクライアント端末100から送信されたURLを受信し、ユーザ操作に従って、クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0085】
ステップS502において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザの操作を受け付ける。
【0086】
ステップS501で受信したウェブアルバムのURLがユーザから選択された場合は、ステップS503において、クライアント端末100のCPU201は、URLのリンク先のウェブアルバムの表示要求をウェブサイトサーバー101に送信する。
【0087】
ステップS504において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ウェブアルバムの表示要求をクライアント端末100から受信する。
【0088】
ステップS505において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、合言葉入力画面の情報を生成し、クライアント端末100に送信する。
【0089】
ステップS505で送信される合言葉入力画面の情報は、例えば
図9である。
<
図9の説明>
【0090】
図9は、本発明の実施の形態における、合言葉入力画面の一例を示す図である。
【0092】
ステップS506において、クライアント端末100のCPU201は、合言葉入力画面の情報をウェブサイトサーバー101から受信・クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0093】
ステップS507において、クライアント端末100のCPU201は、合言葉の入力をユーザによるキーボードの操作等により受け付け、ステップS508で入力された情報をウェブサイトサーバー101に送信する。
【0094】
ステップS509において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、クライアント端末100から合言葉を受信し、受信した合言葉が
図17(a)のテーブルに保存されている合言葉であって、かつ、ステップS504でクライアント端末100から表示要求を受信したウェブアルバムのURLと対応する合言葉と一致するかを判断する。一致しなければ、エラー画面の情報(不図示)をステップS511で生成・クライアント端末100に送信し、ステップS512で、クライアント端末100のCPU201は、エラー画面をクライアント端末100のディスプレイ210に表示する。一致している場合は、ステップS513でウェブアルバム画面情報を生成し、クライアント端末100に送信する(発行手段で発行されるURLで表示される前記限定公開されるコンテンツを含むウェブページは、前記限定公開受付手段で受け付けた正しい合言葉の入力が行われた場合に、表示が許可される)。
【0095】
ステップS514において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブアルバム画面情報をウェブサイトサーバー101から受信・クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。ステップS514で表示される画面とは、例えば、
図10である。
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図10の説明>
【0096】
図10は、本発明の実施の形態における、合言葉が正しかった場合にクライアント端末100に表示される限定公開のウェブアルバムの画面の一例を示す図である。
図10の画面と、後述する
図11の画面を介して、ユーザは、ウェブアルバムに含まれるコンテンツの注文が出来る。
【0097】
図10で、ウェブアルバムに使用されているコンテンツ1001が、ユーザによるマウス等の操作によりクリックされると、
図10の画面でユーザによるマウス等の操作によりクリックされたコンテンツ1001の拡大画像を含む画面である
図11が、クライアント端末100のディスプレイ210に表示される。
【0098】
図11の右下の「カートに入れる」ボタンがユーザによるマウス等の操作により押下(
図5のステップS515)され、コンテンツが選択された後に、「カートを見る」ボタンがユーザによるマウス等の操作により押下(
図5のステップS516)される(コンテンツの注文を行うためのカート登録要求がされる)と、選択されたコンテンツの選択情報がウェブサイトサーバー101に送信(
図5のステップS517)され、コンテンツの選択情報がウェブサイトサーバー101の外部メモリ211に一時的に記憶される。
【0099】
図5の説明に戻る。ステップS518において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、コンテンツの選択情報をクライアント端末100から受信し、ステップS519において、認証画面情報を生成し、クライアント端末100に送信する。
【0100】
ステップS520において、クライアント端末100のCPU201は、認証画面情報をウェブサイトサーバー101から受信・クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0101】
ステップS520において、クライアント端末100のディスプレイ210に表示される認証画面とは
図12である。
図12には、認証情報の入力欄とウェブアルバムのタイトルやウェブアルバムの表紙が表示される。
【0102】
ステップS521において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザから認証情報(ユーザIDやパスワード)の入力を受け付け、ステップS522で、その認証情報をウェブサイトサーバー101に送信する。
【0103】
ステップS523において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、クライアント端末100から認証情報(コンテンツの注文を行うためのカート登録要求を行ったユーザを識別するユーザ識別情報)を受信し、ステップS524において、受信した認証情報をもとに認証処理を行う。
【0104】
ステップS516と、ステップS523は、本発明における、発行手段で発行されたURLが要求されて限定公開された前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求と、前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求を行ったユーザを識別するユーザ識別情報とを受け付けるカート登録受付手段の一例である。
【0105】
ステップS525において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、認証に成功したかを判断する。ユーザIDやパスワードが間違っているなどの理由で認証に失敗した場合には、ウェブサイトサーバー101は、エラー画面の情報(不図示)をステップS526で生成・クライアント端末100に送信し、ステップS527において、クライアント端末100のCPU201は、エラー画面の情報を受信し、ディスプレイ210に表示する。
【0106】
ステップS525で、認証に成功していると判断した場合は、ステップS528において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS517でクライアント端末100から送信され、ステップS518で受信したコンテンツの選択情報と、ステップS522でクライアント端末100から送信され、ステップS523で受信した認証情報とを紐付けて外部メモリ211に記憶する。
【0107】
ステップS528は、本発明における、カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた前記コンテンツと、当該カート登録要求を行ったユーザを識別するための前記ユーザ識別情報とを対応付けて管理する管理手段の一例である。
【0108】
ステップS528で、ウェブサイトサーバー101の外部メモリ211に紐付けて記憶される情報とは、例えば、
図17の(b)、もしくは
図18である。
【0109】
図17(b)と
図18は、どちらもステップS515でユーザから選択を受け付けたコンテンツの画像IDと、限定公開であることを示す限定公開フラグ(管理手段は、前記カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた前記コンテンツが、限定公開されているコンテンツである場合には限定公開であることを特定する情報も合わせて管理する)と、ステップS411で送信される、ステップS407でユーザから選択を受け付けたコンテンツを含むウェブアルバムのアルバムIDと、ステップS410で設定された合言葉と、ステップS414で生成されるウェブアルバムのURLとを紐付けて記憶している。更に、ユーザが自身のユーザ画面から、画像共有サイト中の誰でも閲覧可能な公開ページに公開されているコンテンツや、自身がアップロードしたコンテンツをプリント注文しようと、それらのコンテンツをカートに入れていた場合には、それらのコンテンツも一緒に
図17の(b)、
図18のテーブルに記憶される。
さらに、
図18の場合には、ウェブアルバムを作成したユーザのユーザID(1801)、ステップS515でユーザからコンテンツの選択を受け付けたときのセッションID(1802)を紐付けて記憶する。
【0110】
ステップS529において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、届け先情報・部数入力画面情報を生成し、クライアント端末100に送信する。
【0111】
ステップS530において、クライアント端末100のCPU201は、届け先情報・部数入力画面情報をウェブサイトサーバー101から受信し、クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0112】
ステップS531において、クライアント端末100のCPU201は、届け先情報・部数の入力をユーザによるマウスやキーボード等の操作により受け付け(
図13の1302)、
図13の1304がユーザによるマウス等の操作により押下されると、ステップS531−2でクライアント端末100のディスプレイ210に確認画面(
図14)を表示する。ステップS532でユーザからOKボタン(
図14の1401)がユーザによるマウス等の操作により押下されたかを判断し、OKボタンが押下されたと判断すると、ステップS533において、届け先情報・部数情報をウェブサイトサーバー101に送信する。
【0113】
図13は、ステップS530において、クライアント端末100のCPU201が、ウェブサイトサーバー101から受信する届け先情報・部数入力画面情報の一例である。
【0114】
1301には、ステップS515でユーザから選択を受け付けたコンテンツが表示される。また、ユーザが自身のユーザ画面から、画像共有サイト中の誰でも閲覧可能な公開ページに公開されているコンテンツや、自身がアップロードしたコンテンツを選択していた場合は、そのコンテンツ(1303)も表示される。
【0115】
図14は、本発明の実施の形態における注文内容確認画面の一例を示す図である。
【0116】
ステップS534において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、届け先情報・部数情報をクライアント端末100から受信し、ステップS535で発注処理を行い、本処理を終了する。
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図6の説明>
【0117】
図6は、本発明の実施の形態における、限定公開されたウェブアルバム中のコンテンツの購入処理の途中(
図5のステップS528〜ステップS531−2まで)でセッション切れた(例えば画像共有サイトからログアウトするなど)後に、ユーザ(本実施例では、山田太郎さん)が自身のマイページにログインし、マイページから限定公開されたウェブアルバム中のコンテンツを購入しようとした際の処理の一例を示す図である。
【0118】
ステップS601において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザによるマウスやキーボード等の操作に従って、認証処理を行う。認証処理の詳細は、
図3で説明した通りである。
【0119】
ステップS602で、クライアント端末100のCPU201は、ユーザの操作を受け付け、その操作が、ステップS603で「カートを見る」ボタン(
図15の1502)が押下される操作であると判断すると、その情報がウェブサイトサーバー101に送信される。
【0120】
ステップS604において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ユーザに紐付いてウェブサイトサーバーの外部メモリ211に保存されたコンテンツの情報を読み出し、ステップS605〜608までの処理を読みだしたコンテンツ全てに対して実行する。
【0121】
ステップS604で読みだす情報とは、例えば、
図17の(b)、もしくは
図18である。
【0122】
ステップS605において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS604で読みだしたコンテンツのセッションIDが、ステップS603でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じかか否かを判断する。より具体的には、
図17のデータテーブル中の各画像IDに紐付いて管理されるセッションID(不図示)、もしくは
図18のセッションID(1802)が、ステップS603でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じか否かで判断する。
【0123】
ステップS604で読みだしたコンテンツのセッションIDが、ステップS603でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じであれば、当該コンテンツをマスク処理せず、ステップS607でカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)に追加する。
【0124】
ステップS604で読みだしたコンテンツのセッションIDが、ステップS603でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じでなければ、ステップS605−1に進む。
【0125】
ステップS605−1において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS604で読みだしたコンテンツが限定公開であるかどうかを、
図17(b)、もしくは
図18の限定公開フラグがON(限定公開)かOFF(一般公開)かで判断する。
【0126】
ステップS605−1は、本発明における、前記カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた後でセッションが切断され、再度、前記ユーザ識別情報を用いてログインされた場合に、当該ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付手段により限定公開の指示を受け付けたコンテンツであるかを判断する判断手段の一例である。
【0127】
ステップS606において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS604で読みだしたコンテンツが、ステップS605−1で限定公開であると判断した場合には、当該コンテンツをマスク処理し、ステップS607でカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)に追加する。また、ステップS604で読みだしたコンテンツが、ステップS605−1で限定公開でないと判断した場合には、当該コンテンツをマスク処理せず、ステップS607でカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)に追加する(カートページ生成手段は、前記判断手段により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付手段により限定公開の指示を受け付けたコンテンツでなく一般公開されているコンテンツであると判断されたコンテンツについては、前記一般公開のコンテンツを含むカートのウェブページを生成する)。
【0128】
ステップS606は、本発明における、記判断手段により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付手段により限定公開の指示を受け付けたコンテンツであると判断されたコンテンツについては、前記限定公開のコンテンツを表示しないカートのウェブページを生成するカートページ生成手段の一例である。
【0129】
ステップS608において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、カートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)をクライアント端末100に送信し、ステップS609において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバー101からカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)を受信し、クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。そして、ステップS610で、クライアント端末100のCPU201は、ユーザによるマウスやキーボード等の操作により、届け先情報・部数入力を受け付ける。
【0130】
カートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)とは、
図16である。
<
図16の説明>
【0131】
図16は、本発明の実施の形態におけるユーザが限定公開されたウェブアルバム中のコンテンツの購入処理の途中でセッション切れた後に、ユーザが自身のマイページにログインし、マイページから限定公開されたウェブアルバム中のコンテンツを購入しようとした際に、コンテンツのお届け先情報・部数情報の入力画面で表示されるエラー表示の一例を示す図である。
【0132】
図16では、ステップS605−1で限定公開であると判断されたコンテンツ(1601)については、マスク処理が施され、更に、1603に示すような警告メッセージが表示される。また、ステップS605−1で限定公開でないと判断されたコンテンツ(1602)については、マスク処理をせず、コンテンツのイメージ画像が表示される。なお、本実施例では、ステップS605−1で限定公開であると判断されたコンテンツについてマスク処理を行うとしたが、結果的にユーザがコンテンツのイメージ画像を見ることができなければよく、例えば、モザイク処理をステップS605−1で限定公開であると判断されたコンテンツに施しても良い。
【0133】
図16の例のように、ステップS605−1で限定公開であると判断されたコンテンツについて、マスク処理を施した上で表示する理由としては、ステップS605−1で限定公開であると判断されたコンテンツを非表示にすると、ユーザは、そのコンテンツを注文しようとしていたことに気付くことができなくなるため、結果的に購買意欲が損なわれることにつながるからである。
【0134】
そのため、マスク処理を施した上で、コンテンツを表示することにより、ユーザは、コンテンツのイメージは確認できないものの、コンテンツを購入しようとしていたことは認識できるため、また改めて合言葉を入力して、そのコンテンツを購入しようというユーザの購買意欲を保つことが可能となる。
【0136】
ステップS611において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS604で読みだしたコンテンツの中に限定公開であるコンテンツが含まれる場合には、限定公開であるコンテンツの削除要求(1604)をユーザによるマウス等の操作に従って受け付ける。
【0137】
ステップS612において、クライアント端末100のCPU201は、「次へボタン」(
図16の1605)がユーザによるマウス等の操作によって押下されたかを判断し、押下された場合には、コンテンツの選択情報(
図17の(b)、もしくは
図18)を、ウェブサイトサーバー101に送信する。なお、ステップS611で限定公開であるコンテンツの削除要求を受け付けている場合は、そのコンテンツを削除した
図17の(b)、もしくは
図18を送信する。
【0138】
ステップS614で、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、
図17の(b)、もしくは
図18に限定公開であると判断されたコンテンツが含まれているかを限定公開フラグから判定し、含まれていればステップS615でエラー画面(不図示)を生成・クライアント端末100に送信し、ステップS616において、クライアント端末100は、エラー画面をウェブサイトサーバー101から受信し・クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0139】
なお他の実施例として、限定公開であると判断されたコンテンツが含まれている場合には、ステップS612で次へボタンをユーザがマウス等の操作により押下することができないようにしてもよい。
【0140】
ステップS614で、
図17の(b)、もしくは
図18に限定公開であると判断されたコンテンツが含まれているかを限定公開フラグから判定し、含まれていなければ、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、確認画面(例えば、
図14)をステップS617で生成し、クライアント端末100に送信する。
【0141】
ステップS618で、クライアント端末100のCPU201は、確認画面をウェブサイトサーバー101から受信・クライアント端末100のディスプレイ210に表示し、ステップS619で、「OKボタン」(1401)がユーザによるマウス等の操作により押下されたと判断した場合は、ステップS620で、入力情報(OKボタンがユーザによるマウス等の操作により押下されたという情報)をウェブサイトサーバー101に送信する。
そして、ステップS622において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、入力情報を受信し、ステップS623で、発注処理を行う。
以上で
図6の説明を終了する。
[第2の実施形態]
【0142】
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
<
図19の説明>
【0143】
図19は、本発明の第2の実施の形態(なお、第1の実施形態は
図6である)における、他のユーザのウェブアルバムのコンテンツ中のコンテンツの購入処理の途中(
図5のステップS528〜ステップS531−2まで)でセッション切れた(例えばログアウトするなど)後に、ユーザ(本実施例では、山田太郎さん)が自身のマイページにログインし、マイページから他のユーザのウェブアルバム中のコンテンツを購入しようとした際の処理の一例を示す図である。
第1の実施形態と異なり、第2の実施形態では、限定公開されたウェブアルバム中のコンテンツの購入処理の途中でセッション切れた後に、ユーザが自身のマイページにログインし、マイページからコンテンツを購入しようとしたときに、そのコンテンツが限定公開か否かにかかわらず、そのコンテンツが他のユーザのウェブアルバムのコンテンツである場合に、ユーザのカートページ画面で、そのコンテンツをマスク処理する。その理由としては、ウェブアルバムを作成したユーザがウェブアルバムを削除している場合や、ウェブアルバムを作成したユーザが退会している場合に、そのユーザが作成したウェブアルバムに含まれるコンテンツを他のユーザが閲覧・購入できるということ好ましくないからである。
【0144】
ステップS1901において、クライアント端末100のCPU201は、ユーザによるマウスやキーボード等の操作に従って、認証処理を行う。認証処理の詳細は、
図3で説明した通りである。
【0145】
ステップS1902で、クライアント端末100のCPU201は、ユーザの操作を受け付け、その操作が、ステップS1903で「カートを見る」ボタン(
図15の1502)が押下される操作であると判断すると、その情報がウェブサイトサーバー101に送信される。
【0146】
ステップS1904において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ユーザに紐付いてウェブサイトサーバーの外部メモリ211に保存されたコンテンツの情報を読み出し、ステップS1905〜1908までの処理を読みだしたコンテンツ全てに対して実行する。
【0147】
ステップS1904で読みだす情報とは、例えば、
図18である。
【0148】
ステップS1905において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS1904で読みだしたコンテンツのセッションIDが、ステップS1903でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じかか否かを判断する。より具体的には、
図18のセッションID(1802)が、ステップS1903でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じか否かで判断する。
【0149】
ステップS1904で読みだしたコンテンツのセッションIDが、ステップS1903でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じであれば、当該コンテンツをマスク処理せず、ステップS1907でカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)に追加する。
【0150】
ステップS1904で読みだしたコンテンツのセッションIDが、ステップS1903でクライアント端末100からカートページ画面の取得要求が送信されたときのセッションIDと同じでなければ、ステップS1905−1に進む。
【0151】
ステップS1905−1において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS1904で読みだしたコンテンツが他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツであるかどうかを、
図18のアルバム作成ユーザID(1801)がステップS1901で認証処理を行ったユーザIDと異なるか否かで判断する。
【0152】
ステップS1906において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、ステップS1904で読みだしたコンテンツが、ステップS1905−1で他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツであると判断した場合には、当該コンテンツをマスク処理し、ステップS1907でカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)に追加する。また、ステップS1904で読みだしたコンテンツが、ステップS1905−1で他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツでないと判断した場合には、当該コンテンツをマスク処理せず、ステップS1907でカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)に追加する。
【0153】
ステップS1908において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、カートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)をクライアント端末100に送信し、ステップS1909において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバー101からカートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)を受信し、クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。そして、ステップS1910で、クライアント端末100のCPU201は、ユーザによるマウスやキーボード等の操作により、届け先情報・部数入力を受け付ける。
【0154】
カートページ画面情報(お届け先情報・部数情報入力画面)とは、
図16とほぼ同様の画面情報である。ただし、
図16でマスク処理されるコンテンツは、ステップS1905−1−1で他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツであると判断されたコンテンツであり、
図16の1603には、他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツであるため購入できない旨の警告メッセージが表示される。
【0155】
ステップS1911において、クライアント端末100のCPU201は、ステップS1904で読みだしたコンテンツの中に他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツであるコンテンツが含まれる場合には、他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツであるコンテンツの削除要求(1604)をユーザによるマウス等の操作に従って受け付ける。
【0156】
ステップS1912において、クライアント端末100のCPU201は、「次へボタン」(
図16の1605)がユーザによるマウス等の操作によって押下されたかを判断し、押下された場合には、コンテンツの選択情報(
図18)を、ウェブサイトサーバー101に送信する。なお、ステップS1911で他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツの削除要求を受け付けている場合は、そのコンテンツを削除した
図18を送信する。
【0157】
ステップS1914で、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、
図18に他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツが含まれているかを、
図18のアルバム作成ユーザID(1801)から判定し、含まれていればステップS1915でエラー画面(不図示)を生成・クライアント端末100に送信し、ステップS1916において、クライアント端末100は、エラー画面をウェブサイトサーバー101から受信し・クライアント端末100のディスプレイ210に表示する。
【0158】
なお他の実施例として、他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツが含まれている場合には、ステップS1912で次へボタンをユーザがマウス等の操作により押下することができないようにしてもよい。
【0159】
ステップS1914で、
図17の(b)、もしくは
図18に他のユーザのウェブアルバムに含まれるコンテンツが含まれているかを限定公開フラグから判定し、含まれていなければ、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、確認画面(例えば、
図14)をステップS1917で生成し、クライアント端末100に送信する。
【0160】
ステップS1918で、クライアント端末100のCPU201は、確認画面をウェブサイトサーバー101から受信・クライアント端末100のディスプレイ210に表示し、ステップS1919で、「OKボタン」(1401)がユーザによるマウス等の操作により押下されたと判断した場合は、ステップS1920で、入力情報(OKボタンがユーザによるマウス等の操作により押下されたという情報)をウェブサイトサーバー101に送信する。
そして、ステップS1922において、ウェブサイトサーバー101のCPU201は、入力情報を受信し、ステップS1923で、発注処理を行う。
【0161】
以上、本発明によれば、ユーザからカート登録要求を受け付けた後でセッションが切断され、再度、ユーザ識別情報を用いてユーザがログインしたさいに、限定公開のコンテンツを表示しないことにより、セキュリティを高めることができる。
また、本発明によれば、ユーザからカート登録要求を受け付けた後でセッションが切断され、再度、ユーザ識別情報を用いてユーザがログインしたさいに、他のユーザの所有するコンテンツを表示しないことにより、セキュリティを高めることができる。
【0162】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0163】
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0164】
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0165】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0166】
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
(付記)
[請求項1]
コンテンツを登録し、登録されているコンテンツを公開するウェブシステムであって、
コンテンツの登録を行ったユーザから当該コンテンツの限定公開の指示を受け付ける限定公開受付手段と、
限定公開受付手段で前記コンテンツの限定公開の指示を受け付けた場合に、当該コンテンツの閲覧を行うためのウェブページを表示するためのURLを発行する発行手段と、
前記発行手段で発行されたURLが要求されて限定公開された前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求と、前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求を行ったユーザを識別するユーザ識別情報とを受け付けるカート登録受付手段と、
前記カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた前記コンテンツと、当該カート登録要求を行ったユーザを識別するための前記ユーザ識別情報とを対応付けて管理する管理手段と、
前記カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた後でセッションが切断され、再度、前記ユーザ識別情報を用いてログインされた場合に、当該ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付手段により限定公開の指示を受け付けたコンテンツであるかを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付手段により限定公開の指示を受け付けたコンテンツであると判断されたコンテンツについては、前記限定公開のコンテンツを表示しないカートのウェブページを生成するカートページ生成手段と
を備えることを特徴とするウェブシステム。
[請求項2]
前記カートページ生成手段は、前記判断手段により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付手段により限定公開の指示を受け付けたコンテンツでなく一般公開されているコンテンツであると判断されたコンテンツについては、前記一般公開のコンテンツを含むカートのウェブページを生成することを特徴とする請求項1記載のウェブシステム。
[請求項3]
前記限定公開受付手段は、前記コンテンツの限定公開の指示を受け付ける際に、合言葉も受け付け、
前記発行手段で発行されるURLで表示される前記限定公開されるコンテンツを含むウェブページは、前記限定公開受付手段で受け付けた正しい合言葉の入力が行われた場合に、表示が許可されることを特徴とする請求項1または2に記載のウェブシステム。
[請求項4]
前記管理手段は、前記カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた前記コンテンツが、限定公開されているコンテンツである場合には限定公開であることを特定する情報も合わせて管理することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のウェブシステム。
[請求項5]
前記判断手段により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付手段により限定公開の指示を受け付けたコンテンツであると判断されたコンテンツの注文を受け付けないように制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のウェブシステム。
[請求項6]
コンテンツを登録し、登録されているコンテンツを公開するウェブシステムにおける制御方法であって、
前記ウェブシステムの限定公開受付手段が、コンテンツの登録を行ったユーザから当該コンテンツの限定公開の指示を受け付ける限定公開受付工程と、
前記ウェブシステムの発行手段が、前記限定公開受付工程で前記コンテンツの限定公開の指示を受け付けた場合に、当該コンテンツの閲覧を行うためのウェブページを表示するためのURLを発行する発行工程と、
前記ウェブシステムのカート登録受付手段が、前記発行工程で発行されたURLが要求されて限定公開された前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求と、前記コンテンツの注文を行ったユーザを識別するユーザ識別情報とを受け付けるカート登録受付工程と、
前記ウェブシステムの管理手段が、前記カート登録受付工程で前記カート登録要求を受け付けた前記コンテンツと、当該カート登録要求を行ったユーザを識別するための前記ユーザ識別情報とを対応付けて管理する管理工程と、
前記ウェブシステムの判断手段が、前記カート登録受付工程で前記カート登録要求を受け付けた後でセッションが切断され、再度、前記ユーザ識別情報を用いてログインされた場合に、当該ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理工程により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付工程により限定公開の指示を受け付けたコンテンツであるかを判断する判断工程と、
前記ウェブシステムのカートページ生成手段が、前記判断工程により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理工程により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツが前記限定公開受付工程により限定公開の指示を受け付けたコンテンツであると判断されたコンテンツについては、前記限定公開のコンテンツを表示しないカートのウェブページを生成するカートページ生成工程と
を含むことを特徴とするウェブシステムにおける制御方法。
[請求項7]
コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のウェブシステムの各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
[請求項8]
コンテンツを登録し、登録されているコンテンツを公開するウェブシステムであって、
コンテンツの閲覧を行うためのウェブページを表示するためのURLを発行する発行手段と、
前記発行手段で発行されたURLが要求されて前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求と、前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求を行ったユーザを識別するユーザ識別情報とを受け付けるカート登録受付手段と、
前記カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた前記コンテンツと、当該カート登録要求を行ったユーザを識別するための前記ユーザ識別情報と、前記コンテンツを登録したユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを対応付けて管理する管理手段と、
前記カート登録受付手段で前記カート登録要求を受け付けた後でセッションが切断され、再度、前記ユーザ識別情報を用いてログインされた場合に、当該ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツを登録した前記登録ユーザ識別情報と、当該ログインしたユーザ識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理手段により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツを登録した前記登録ユーザ識別情報と、当該ログインしたユーザ識別情報とが一致しないと判断されたコンテンツについては、当該コンテンツを表示しないカートのウェブページを生成するカートページ生成手段と
を備えることを特徴とするウェブシステム。
[請求項9]
コンテンツを登録し、登録されているコンテンツを公開するウェブシステムにおける制御方法であって、
前記ウェブシステムの発行手段が、コンテンツの閲覧を行うためのウェブページを表示するためのURLを発行する発行工程と、
前記ウェブシステムのカート登録受付手段が、前記発行工程で発行されたURLが要求されて前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求と、前記コンテンツの注文を行うためのカート登録要求を行ったユーザを識別するユーザ識別情報とを受け付けるカート登録受付工程と、
前記ウェブシステムの管理手段が、前記カート登録受付工程で前記カート登録要求を受け付けた前記コンテンツと、当該カート登録要求を行ったユーザを識別するための前記ユーザ識別情報と、前記コンテンツを登録したユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを対応付けて管理する管理工程と、
前記ウェブシステムの判断手段が、前記カート登録受付工程で前記カート登録要求を受け付けた後でセッションが切断され、再度、前記ユーザ識別情報を用いてログインされた場合に、当該ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理工程により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツを登録した前記登録ユーザ識別情報と、当該ログインしたユーザ識別情報とが一致するか否かを判断する判断工程と、
前記ウェブシステムの生成手段が、前記判断工程により前記ログインしたユーザ識別情報に対応する前記コンテンツが前記管理工程により管理されており、かつ、当該対応するコンテンツを登録した前記登録ユーザ識別情報と、当該ログインしたユーザ識別情報とが一致しないと判断されたコンテンツについては、当該コンテンツを表示しないカートのウェブページを生成するカートページ生成工程と
を含むことを特徴とするウェブシステムにおける制御方法。
[請求項10]
コンピュータを、請求項8に記載のウェブシステムの各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。