【実施例1】
【0016】
図3は、本実施例に係る設計支援シミュレーションを実行する情報処理装置(設計支援装置)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。設計支援装置は、CPU301、表示部302、記憶部303、ROM304、RAM305、キーボード306及びポインティングデバイス307で構成される。
【0017】
CPU301は、設計支援装置全体を制御する中央処理装置である。
【0018】
表示部302は、CPU301が実行する制御処理における各種入力条件や解析結果などを表示する。
【0019】
記憶部303は、ハードディスクなどで構成され、CPU301による解析結果などを保存する。
【0020】
ROM304は、CPU301が実行する制御プログラム(本実施例に係る設計支援プログラムを含む)、各種アプリケーションプログラム、データなどを記憶する。
【0021】
RAM305は、CPU301が制御プログラムに基づいて各部を制御しながら処理を行うときに一時的にデータを保存するためのワークエリアとして機能する。
【0022】
キーボード306は、各種入力条件などをユーザが入力するために用いられる。
【0023】
ポインティングデバイス307は、マウス、トラックボールなどで構成される。
【0024】
本実施例に係る設計支援装置では、記録媒体搬送シミュレーション(以下、単に「シミュレーション」と呼ぶ。)を実行することができる。本実施例におけるシミュレーションは、定義された搬送経路及び記録媒体の基で、記録媒体が搬送されていく挙動を運動計算によって求め、コンピュータ上で再現するものである。
【0025】
図4は、本実施例に係る設計支援装置における処理の大まかな流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムを、ROM304からRAM305上に読み込んだ後に、CPU301によって該プログラムを実行することによって実施される。
【0026】
ステップ401において、搬送経路の定義、記録媒体の定義、搬送条件の設定といったシミュレーション実行のための一連のプリ処理が実行される。
【0027】
ステップ402において、設定された搬送条件に従ったシミュレーション、すなわち、設定された搬送経路における記録媒体の挙動を示す運動計算がなされる。
【0028】
ステップ403において、シミュレーションの結果、すなわち、算出された記録媒体の座標(すべての要素の全節点の座標)の変位や速度が読み込まれる。
【0029】
ステップ404において、搬送経路を構成する各ローラの軸方向に対して記録媒体がどのような角度や位置ずれ(横ずれ)を持って挟み込まれているかを示す搬送誤差が導出される。
【0030】
ステップ405において、導出された搬送誤差が、例えば時系列のグラフで出力される。
【0031】
以上のような各処理が設計支援装置において実行される。本実施例に係る設計支援装置は、上記各ステップを実行するための処理部として、シミュレーション条件設定部、シミュレーション実行部、計算結果読み込み部、搬送誤差導出部、搬送誤差出力部を備えるものである。
【0032】
次に、本実施例に係る設計支援装置で実行されるシミュレーションの内容について、詳しく説明する。
【0033】
まず、ステップ401におけるシミュレーションの条件設定について説明する。
【0034】
図5は、シミュレーションの実行を開始するユーザ指示に応じて表示部202に表示されるUI画面の一例を示す図である。
図5に示すUI画面は、処理内容の切り替えを行うメニューバー501、定義した搬送経路やシミュレーションの結果が表示されるグラフィック画面502、ユーザに対するメッセージの表示や必要に応じ数値入力を行うコマンド欄503で構成される。メニューバー501内の各ボタンを選択することで、各処理のサブメニュー等が表示される。
【0035】
「ファイル」ボタンは、実行したシミュレーションの設定条件などを保存・管理するためのボタンである。
【0036】
「搬送経路」ボタンは、シミュレーションの対象となる搬送経路を定義(設定)するためのボタンであり、このボタンが押下されると、搬送経路を示す3次元形状情報のデータを3次元CADから読み込まれる。読み込まれた搬送経路の3次元形状は、グラフィック画面502に表示される。
図5における「搬送経路」ボタンのハイライト表示は選択中であることを示している。なお、搬送経路を示す3次元形状情報のデータの取り込は、前述の「ファイル」ボタンを介して行うようにしてもよい。
【0037】
「記録媒体」のボタンが選択されると、記録媒体を登録するためのサブ画面が表示される。ユーザは、表示されたサブ画面から記録媒体のサイズや種類を選択する。これによりシミュレーションの対象となる記録媒体が定義される。
図6は、記録媒体を定義するためのサブ画面の一例を示す図であり、ユーザはサイズ選択欄601において使用する記録媒体のサイズを選択し、種類選択欄602において使用する記録媒体の種類を選択する。
図6に示す例では、記録媒体のサイズにA4が選択され、記録媒体の種類として型名「GF-C104」で特定される用紙(坪量 104g/m
2、厚さ 124μm、)が選択されている。このようにして記録媒体のサイズと種類が選択されOKボタン603が押下されると、記憶部303に予め格納されたデータベースが呼び出され、選択された記録媒体の情報、具体的には、ヤング率、厚さ、密度などの情報がRAM305に格納される。そして、選択された記録媒体は、有限要素法により複数の要素(A4サイズの場合、5mm四方の矩形が約2500個)に分割されてモデル化される。
【0038】
「搬送条件」のボタンが選択されると、「搬送経路」ボタンで選択された搬送経路を構成する各ローラについての搬送条件を設定するためのサブウィンドウが表示さる。
図7は、搬送条件を設定するためのサブウィンドウの一例を示す図である。ユーザは、
図7に示すサブウィンドウにおいて、ローラ単位で、搬送条件(ここでは、駆動開始、駆動終了、回転速度の各設定項目)について設定する。回転速度の値がプラスの場合は正方向の回転、マイナスの場合は逆方向の回転であることを意味している。
図7の例では、0sec〜0.5secは5.0rpsで正転、0.5sec〜1.0secは8.0rpsで正転、1.0sec〜2.5secは停止、2.5sec〜3.7secは8.0rpsで逆転といった内容が設定されている。なお、対象とするローラの選択は、グラフィック画面502内に表示された搬送経路の3次元画像上でマウス等を用いて指定したり、或いはすべてのローラが一覧表示されたリストから指定するといった方法でなされる。
【0039】
「結果表示」のボタンが選択されると、「アニメーション」ボタンや「グラフ」ボタンなどを含む下位メニューを選択するためのプルダウンないしはサブウィンドウ(不図示)が表示される。「アニメーション」は設定された搬送経路を指定された記録媒体が移動する様子を表すアニメーション表示を指示するためのボタンであり、「グラフ」はシミュレーションの結果から得られた搬送誤差をグラフ表示で出力する際のボタンである。
【0040】
次に、本実施例の設計支援プログラムに係るシミュレーション(運動計算)の実行について説明する。ステップ402のシミュレーションの実行では、ステップ401の条件設定で設定された計算時間(例えば、5sec)について、0secから所定の時間刻みΔt(例えば0.01sec)毎に記録媒体の運動計算を行う。
図8は、運動計算の詳細を示すフローチャートである。
【0041】
ステップ801において、CPU301は、Δt秒後の計算を行う際に必要な初期値(初期加速度、初期速度、初期変位)を設定する。これらの値には、1サイクルの終了の度にその直前のサイクルにおける計算結果が初期値として設定される。処理開始直後の時点では、直前のサイクルにおける計算結果は存在していないので、設定される初期値はゼロである。
【0042】
ステップ802において、CPU301は、記録媒体の質点(格子状に並んだ個々の要素の節点(上述の例では5mm四方の矩形の各頂点))の中から1の質点を決定し、当該決定した質点に働く力を導出する。ここで、質点に働く力としては、例えば、回転モーメント、引張り力で表される復元力、接触力、摩擦力、重力、空気抵抗力、クーロン力が挙げられる。これらのうち、回転モーメント、引張り力、接触力、摩擦力は必須で、その他の力は任意であるが、上述のすべての力を考慮することで高精度のシミュレーションとなる。各質点に対し働く上述の力を計算し、求められた力の合力(例えば、0.1[N])が、最終的に当該質点に作用する力として導出される。
【0043】
ステップ803において、CPU301は、Δt秒後における当該質点の加速度を求める。具体的には、ステップ802で求めた質点に働く力を質点の質量で除し、この除算の結果に初期加速度を加算する。これにより、Δt秒後における当該質点の加速度(例えば、1.0e4 [mm/s2])が求められる。
【0044】
ステップ804において、CPU301は、Δt秒後における当該質点の速度を求める。
【0045】
具体的には、ステップ803で求めた加速度にΔtを乗じ、この乗算の結果に初速度を加算することで、Δt秒後における当該質点の速度(例えば、1e-2[mm/s])が求められる。
【0046】
ステップ805において、CPU301は、Δt秒後における当該質点の変位を求める。具体的には、ステップ804で求めた速度にΔtを乗じ、この乗算の結果に初期変位を加算することで、Δt秒後における当該質点の変位(例えば、3.0e-4[mm])が求められる。
【0047】
上記各ステップにおける一連のΔt秒後の物理量の計算には、例えば、Eulerの時間積分手法の他、Kutta−merson、Newmark−β法、Willson−θ法など手法が適用可能である。
【0048】
ステップ806において、CPU301は、未処理の質点があるかどうかを判定する。未処理の質点があれば、ステップ801に戻り、次の質点に対しステップ802以降の処理を繰り返す。一方、すべての質点の処理が完了したと判定されればステップ807に進む。
【0049】
ステップ807において、CPU301は、計算を行った時間が設定した計算時間(上述の例では5sec)に到達したかどうかを判定する。到達していない場合はステップ801に戻り、Δtの値及び初期値を更新して、同様の処理を繰り返す。設定した計算時間に到達していれば本処理を終了する。
【0050】
上述のようにして設定条件に従ってなされたΔt秒毎のシミュレーションの結果はRAM305に格納され、後述の搬送誤差の導出に利用される。
【0051】
(シミュレーション結果の表示)
上述の
図8のフローチャートで示したシミュレーションの結果は、上述の「アニメーション」ボタンを選択することで確認できる。
図9は、シミュレーションの結果がアニメーションで表示される様子を示す図であり、ユーザによって「アニメーション」ボタンが選択されると、表示コントロール用サブウィンドウ900が表示される。サブウィンドウ900内の再生ボタン901、コマ送りボタン902、初期ステップに戻るボタン903に対する操作に応じて、シミュレーションで得られた記録媒体の挙動がグラフィック画面502内に表示される。
【0052】
(搬送誤差の導出)
次に、ステップ404における搬送誤差の導出について説明する。
既に
図1を用いて説明したように、記録媒体は搬送されていく途中で傾きや横ずれが生じることがある。本実施例では、搬送される過程で生じ得る記録媒体の理想状態からのずれを、各ローラにおける傾き量、および横ずれ量によって評価する。
【0053】
図10は、記録媒体の傾きを求める様子を説明する図である。
図10の(a)に示すように、ローラ1001に挟みこまれている部分の記録媒体1002の要素(少領域)が検出され、検出された要素の辺とローラ1001の軸1003とのなす角度φが求められる。
図10の(b)はローラ部分の拡大図であり、同図に示すように、ローラに挟みこまれているすべての要素について角度φが求められ、それらの平均値がローラ1001で発生する傾き量として導出される。
【0054】
図11は、記録媒体の位置ずれを求める様子を説明する図である。
図11に示すように、ローラ1001に挟みこまれている記録媒体1002の中心線1101とローラ対の軸方向の中心位置1102との距離dが、位置ずれ量として求められる。
【0055】
ステップ404で導出された搬送誤差(傾き量及び位置ずれ量)は、RAM305に格納される。
【0056】
次に、ステップ405における搬送誤差の出力について説明する。
【0057】
図12は、ステップ404で導出された搬送誤差をグラフ表示によって出力した場合の一例を示す図である。前述の「グラフ」ボタンの押下により、
図12に示すようなグラフがグラフィック画面502に表示される。
図12の(a)は傾き量を示すグラフ、同(b)は横ずれ量を示すグラフである。記録媒体は複数のローラを受け渡され、それぞれのローラの通過時における搬送誤差が導出されるため、グラフにはローラ別の波形が表示される。そして、複数のローラによって同時に記録媒体が挟まれている時間では、複数の波形が重なって表示される。
【0058】
このようなグラフによって、記録媒体に対して、どの時間にどの程度の傾きと横ずれが発生しているのかをユーザは確認することができる。また、このようなグラフによってユーザは、様々な要因の分析が可能となる。
【0059】
以下に、その一例を述べる。
【0060】
図13の(a)は、2つのローラ1301及び1302における理想的な搬送状態を示す図であり、傾き量は0となっている。
図13の(b)は、途中で傾きが生じた状態を示す図であり、時間の経過とともに波形1303において傾き量が増加しているのがわかる。このような波形は、単独のローラでの搬送中に発生する傾きを示しており、その原因はローラの圧バランスの崩れによる回転や、幅方向への不均一な搬送抵抗によってローラにテンションが掛かることによるスリップなどが考えられる。例えば、製品の品質目標として、A3用紙(サイズ搬送方向400mm×幅方向298mm)の幅方向の画像のずれを1mm以内に抑えたいとする。この場合、傾きを0.193°以内に抑えなければならない。ユーザは、傾きが0.193°以上になっていないかどうかをグラフから読み取ることで、設計中の搬送経路の良し悪しを評価することができる。さらに、波形の勾配が大きくなる時間=問題のある箇所(ローラ)であるので、経路設計上の不具合がある部分をピンポイントで把握することができる。
【0061】
図13の(c)は、下流側のローラ1302(例えば、レジローラ)に記録媒体が突入すると同時に、上流側のローラ1301(例えば、レジ前ローラ)と比べて大きな傾きが発生した状態を示す図である。上流側のローラ1301の波形1304と下流側のローラ1302の波形1305とを比較すると、波形1305ではより大きな傾きが生じており、波形1304との間に段差が生じていることが分かる。このような段差が生じる原因としては、幅方向に不均一な記録媒体先端への抵抗によって、記録媒体先端の幅方向に非対称な変形が生じたまま下流側のローラ1302に記録媒体が突入したこと等が考えられる。ユーザは、このような傾きの発生を把握することで、搬送ガイドの記録媒体幅方向の形状を左右対称にしたり、ローラ間でループを形成するような形状や駆動条件を与えてローラ間になるべく張力が発生しないようにするといった対策の検討が可能になる。
【0062】
さらには、記録媒体を最初からある量だけ傾けて配置しておき、その傾きが補正機構の通過前後でどのように変化したか(変化量)を見ることにより、補正機構が正しく機能しているかどうかを評価することができる。補正機構としては、例えば、記録媒体の先端を停止させた下流側のローラに突き当て、上流側のローラから押し込んで所定のループができたところで停止していた下流側のローラを回転させて搬送をスタートさせる、といったものがある。このような補正機構の性能を評価するため、上流側のローラで発生している傾きが下流側のローラでどれだけ補正できているかをグラフによって確認することができる。
図14は、補正機構の通過前後で記録媒体の傾きが変化する様子を示す図である。
図14の例では、まず、1.23秒の時点で記録媒体の先端が停止中のローラ1402に突き当たり、1.53秒までの間に上流側のローラ1401で押し込むことで記録媒体にループが形成されている。そして、1.53秒の時点で停止させていた下流側のローラ1402を駆動させており、このような場合における記録媒体の傾きの変化が示されている。
図14において太線1403の波形は上流側のローラ1401に対応し、細線1404の波形は下流側のローラ1402に対応している。
図14の(a)では、上流側のローラ1401で0.35°の傾きが生じているが、下流側のローラ1402では0.15°の傾きまで補正されているのが分かる。
図14の(b)では、ループ形成中に上流側のローラ1401で傾きが小さくなっている。このようにループ形成中に傾きが変化する場合、記録媒体を押し込んでいる上流側ローラ1401でスリップして回転したことが考えられる。このようにスリップによって傾きが補正されることもある。
図14の(c)では、下流側のローラ1402でも0.32°の傾きがあり、上流側のローラ1403での傾き0.35°からほとんど変化がみられない。これは、上流側のローラ1401による押し込み力が足りずにまったくループが形成されず、補正がうまくできなかったことを示している。記録媒体は薄いものから厚いものまで多様であり、どの種類の記録媒体であっても補正できる適切なループ量やローラ圧を見極めるのに、このようなシミュレーションが有効となる。
【0063】
本実施例では、シミュレーションの結果から得られる傾き等の搬送誤差をグラフ表示で出力する場合について説明したが、例えば、ローラ毎に求められた数値データをグラフに代えて或いはグラフと併記して表示させてもよい。
図15は、グラフの傾きを示す「記録媒体出力時の角度−入力時の角度」、及びグラフの段差を示す「入力時の前ローラとの傾き量の差」をローラ別に一覧にした表の一例である。
図15に係る表からは、ローラBにおける大きな傾きの発生、及びローラCからローラDに至る搬送ガイドでの先端の傾きの発生を把握することができる。
【0064】
さらには、導出された搬送誤差をまとめたデータテーブルを表示するようにしてもよい。
図16は、傾き量をまとめたデータテーブルがグラフィック画面502上に表示された様子を示す図である。
図16に示すデータテーブルでは、行に各搬送ローラ、列に時間を取っており、空欄はその時間、記録媒体がローラに挟み込まれていないことを示している。
図16の例では、傾き量が大きい箇所や、ローラに記録媒体先端が挟み込まれたときに上流側のローラで発生している傾きとの差異が大きい箇所については、セルに色をつける等の強調表示を行うことで、問題のある箇所の特定をしやすくしている。例えば、搬送ローラAにおいて1.4秒から2.0秒の間に記録媒体の傾きが0.02°から0.31°に大きくなっているためハイライト表示されている(
図13の(b)における波形1303に対応)。また、転写ローラにおいて2.2秒時点の傾きが0.45°であるところ、その上流にあるレジローラの同じ時間の傾き量は0.31度であり、傾きが変化している。そこで、同様に、転写ローラの傾き量を示す数値部分がハイライト表示されている(
図13の(c)における波形1304と波形1305との間の段差部分に対応)。
【0065】
また、導出された搬送誤差が大きい場合に、その旨のメッセージを表示してユーザに通知するようにしてもよい。
図17は、大きな傾き量が導出されたことを知らせるメッセージがグラフィック画面502上に表示された様子を示す図である。
図17の例では、コマンド欄503に、所定の閾値(例えば、0.193°)を超える大きな傾きが発生した事実が、その発生時間と共に表示されている。
【0066】
以上のとおり、本実施例に係る設計支援シミュレーション手法によれば、給紙から排紙に亘る搬送経路で記録媒体の傾きや横ずれの発生箇所等を正確に特定することができ、その対策の策定や効果の評価などを容易かつ高精度に行うことができる。
【0067】
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。