特許第6238800号(P6238800)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6238800
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】冷却構造
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/473 20060101AFI20171120BHJP
   H01S 5/024 20060101ALI20171120BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20171120BHJP
【FI】
   H01L23/46 Z
   H01S5/024
   H05K7/20 N
【請求項の数】8
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-53541(P2014-53541)
(22)【出願日】2014年3月17日
(65)【公開番号】特開2015-177101(P2015-177101A)
(43)【公開日】2015年10月5日
【審査請求日】2016年11月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005186
【氏名又は名称】株式会社フジクラ
(74)【代理人】
【識別番号】100109896
【弁理士】
【氏名又は名称】森 友宏
(72)【発明者】
【氏名】生駒 晋也
【審査官】 豊島 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−227476(JP,A)
【文献】 特開2011−040778(JP,A)
【文献】 特開2008−218589(JP,A)
【文献】 特開2007−189159(JP,A)
【文献】 特開2012−156302(JP,A)
【文献】 特開2010−093020(JP,A)
【文献】 特開2010−141113(JP,A)
【文献】 特表2012−533868(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L23/29
23/34 −23/36
23/373−23/427
23/44
23/467−23/473
H01S 5/00 − 5/50
H05K 7/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却対象物の少なくとも一部を冷却するための冷却構造であって、
冷却対象物が取り付けられる第1の面と、該第1の面とは反対側に位置する第2の面とを有する第1の板部材と、
前記第1の板部材の第2の面から突出するように形成された冷却部と、
前記冷却部を収容する収容部が形成され、前記冷却部が前記収容部に収容された状態で前記第1の板部材の前記第2の面上に積層される第2の板部材であって、前記第1の板部材のヤング率よりも高いヤング率を有する第2の板部材と、
を備えたことを特徴とする冷却構造。
【請求項2】
前記第2の板部材の収容部は、前記第2の板部材を貫通する開口により構成されることを特徴とする請求項1の冷却構造。
【請求項3】
前記冷却部の内部には、冷却流体を流通させる空間が形成され、
前記冷却構造は、
冷却流体源から前記冷却流体を前記空間に供給する冷却流体供給管と、
前記空間から前記冷却流体を排出する冷却流体排出管と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却構造。
【請求項4】
前記冷却部は、前記空間内に配置された複数のフィンを有することを特徴とする請求項3に記載の冷却構造。
【請求項5】
前記冷却流体供給管と前記冷却流体排出管は前記冷却部の略対角線上に接続されることを特徴とする請求項3又は4に記載の冷却構造。
【請求項6】
前記第1の板部材の熱伝導率は、100W/(m・K)以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷却構造。
【請求項7】
前記第2の板部材の密度は、前記第1の板部材の密度よりも低いことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の冷却構造。
【請求項8】
前記冷却対象物が光半導体モジュールであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷却構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却構造に係り、特に冷却対象物に取り付けて該冷却対象物の少なくとも一部を冷却するための冷却構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、半導体レーザ素子を備えた光半導体モジュールにおいては、半導体レーザ素子により生じる熱による温度上昇を防止するために、光半導体モジュールを冷却基板上に固定して放熱を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような冷却基板は、発熱源である半導体レーザ素子からの熱を冷却媒質に効率よく伝達させるため、熱伝導率の高い材料により構成されるが、材料の加工性や価格などから、冷却基板の材料としては銅を用いることが一般的である。これに対して、光半導体モジュールの筐体として用いられる材料は一般的にCuWやMoであり、これらCuWやMoのヤング率は冷却基板の材料である銅に比べて約2〜3倍大きいものとなっている。このため、光半導体モジュールを冷却基板に固定する場合には以下に述べるような問題が生じる。
【0003】
図1Aに示すように、光半導体モジュール500においては、一般に、その構造の非対称性から筐体510の底板520に反りが生じる。このような光半導体モジュール500を図1Aに示すような薄い冷却基板600に固定する場合、上述したように筐体510の底板520のヤング率が冷却基板600のヤング率の約2〜3倍であるため、筐体510を冷却基板600に取り付けた際に、図1Bに示すように、冷却基板600が筐体510の底板520の反りにより変形してしまう。このため、底板520を平面に維持した状態で光半導体モジュール500内部の光学系を適切な位置に調整することができなくなり、光半導体モジュール500から十分な出力を得ることができなくなってしまう。
【0004】
このような問題は、図1Cに示すような十分に厚い冷却基板600を用いることで解決できる。すなわち、冷却基板600を十分に厚くすることにより、筐体510の底板520のヤング率が冷却基板600のヤング率よりも高くても冷却基板600が変形しにくくなるので、筐体510の底板520を冷却基板600の上面に倣わせることができる。したがって、図1Cに示す場合には、底板520を平面に維持した状態で光半導体モジュール500内部の光学系を適切な位置に調整することが可能となり、光半導体モジュール500から十分な出力を得ることができる。しかしながら、図1Cに示す場合には、冷却基板600の厚さを光半導体モジュール500の筐体510の底面520の厚さの約2〜3倍以上にしなければならず、冷却基板500の重量が増加するとともにコストも上昇してしまうという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−329920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、厚さを薄くすることにより重量とコストを低減することができるとともに、冷却対象物が取り付けられる面の変形を抑制することができる冷却構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、冷却対象物の少なくとも一部を冷却するための冷却構造が提供される。この冷却構造は、冷却対象物が取り付けられる第1の面と、該第1の面とは反対側に位置する第2の面とを有する第1の板部材と、上記第1の板部材の第2の面から突出するように形成された冷却部と、上記冷却部を収容する収容部が形成され、上記冷却部が上記収容部に収容された状態で上記第1の板部材の上記第2の面上に積層される第2の板部材とを備えている。この第2の板部材は、上記第1の板部材のヤング率よりも高いヤング率を有している。例えば光半導体モジュールを上記冷却対象物とすることができる。
【0008】
上記第2の板部材の収容部は、上記第2の板部材を貫通する開口により構成されていてもよい。あるいは、上記第2の板部材の収容部は、上記第2の板部材に形成された凹部により構成されていてもよい。
【0009】
上記冷却部の内部に冷却流体を流通させる空間を形成してもよい。この場合において、上記冷却構造に、冷却流体源から上記冷却流体を上記空間に供給する冷却流体供給管と、上記空間から上記冷却流体を排出する冷却流体排出管とを設けてもよい。また、上記冷却部は、上記空間内に配置された複数のフィンを有していてもよい。さらに、上記冷却流体供給管と上記冷却流体排出管が上記冷却部の略対角線上に接続されることが好ましい。
【0010】
上記第1の板部材の熱伝導率は、100W/(m・K)以上であることが好ましい。また、上記第2の板部材の密度は、上記第1の板部材の密度よりも低いことが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、冷却構造の第2の板部材のヤング率が第1の板部材のヤング率よりも高いため、第2の板部材を比較的薄くしても、冷却対象物を第1の板部材に取り付ける際に第1の板部材の面が変形してしまうことを抑制することができる。すなわち、冷却構造を第1の板部材だけで構成した場合よりも冷却構造の合成ヤング率を高めることができるので、第1の板部材だけで構成した場合よりも冷却構造全体を薄くしつつ、第1の板部材の変形を抑制することができる。したがって、冷却構造全体の重量とコストが低減される。また、冷却対象物を冷却するための冷却部が第2の板部材に形成された収容部に収容された状態で第2の板部材が第1の板部材に積層されるので、冷却構造全体の厚さの増加を最小限にしつつ、効率的に冷却対象物を冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1A】光半導体モジュールを冷却基板に取り付ける場合の問題点を説明するための概念図である。
図1B】光半導体モジュールを冷却基板に取り付ける場合の問題点を説明するための概念図である。
図1C】光半導体モジュールを冷却基板に取り付ける場合の問題点を説明するための概念図である。
図2】本発明の一実施形態における光半導体モジュール及びその冷却構造を模式的に示す正面図である。
図3図2の平面図である。
図4図3に示される冷却構造の分解斜視図である。
図5図4に示される第1の板部材及び冷却部の底面図である。
図6図4に示される第1の板部材及び冷却部の正面図である。
図7図4に示される第1の板部材及び冷却部の背面図である。
図8図5に示される第1の板部材及び冷却部のVIII−VIII線断面図である。
図9図5に示される第1の板部材及び冷却部のIX−IX線断面図である。
図10図5に示される冷却部のX−X線断面図である。
図11図4に示される第2の板部材の平面図である。
図12図4に示される第2の板部材の正面図である。
図13図4に示される第2の板部材の背面図である。
図14図11に示される第2の板部材のXIV−XIV線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る冷却構造の実施形態について図2から図14を参照して詳細に説明する。なお、図2から図14において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0014】
図2は、本発明の一実施形態における光半導体モジュール100及びその冷却構造200を模式的に示す正面図であり、図3は、その平面図である。なお、本実施形態では、光半導体モジュール100を冷却対象物とする例を説明するが、冷却対象物は光半導体モジュールに限られるものではなく、少なくとも一部を冷却する必要があるものであればどのようなものであってもよい。
【0015】
図2及び図3に示すように、光半導体モジュール100は、略直方体状の筐体110と、筐体110から延びる光ファイバ120と、電気エネルギーを光エネルギーに変換して出力する光半導体130と、光半導体130からの出力を光ファイバ120に結合させるための光学系140とを備えている。光半導体130及び光学系140は筐体110の内部に収容されている。このような構成により、光半導体130からの光出力は、光学系140により光ファイバ120に結合され、光ファイバ120を介して光半導体モジュール100の外部に出力される。
【0016】
光半導体モジュール100は冷却構造200に取り付けられており、この冷却構造200によって光半導体130で生じた熱が放熱されるようになっている。図2に示すように、冷却構造200は、上面210Aに光半導体モジュール100が取り付けられる第1の板部材210と、第1の板部材210の下面210Bに積層される第2の板部材220とを含んでいる。第1の板部材210の上面210Aは高精度の平坦面となっている。
【0017】
以下、この冷却構造200の構造について詳細に説明する。図4は、冷却構造200の分解斜視図である。図4では、第1の板部材210が裏返された状態で示されている。図4に示すように、第1の板部材210の下面210Bには、下面210Bから下方に突出するように略直方体状の冷却部230が形成されている。また、第2の板部材220には、この冷却部230に対応する位置に第2の板部材220を貫通する開口222が形成されている。すなわち、この開口222は、第1の板部材210と第2の板部材220とを積層させたときに冷却部230を収容する収容部として機能する。
【0018】
第1の板部材210は、冷却部230とともに光半導体モジュール100を冷却することを目的としているため、熱伝導率の高い材料から形成される。例えば、第1の板部材210は、熱伝導率が100W/(m・K)以上の材料からなることが好ましい。このような材料としては例えばアルミニウムがある。また、冷却構造200全体を薄くするために、第1の板部材210の厚さを薄くすることが好ましい。
【0019】
第2の板部材220の材料としては、第2の板部材220のヤング率が第1の板部材210のヤング率よりも大きくなるように選択される。このような材料としては例えばステンレスがある。第2の板部材220の厚さは、光半導体モジュール100を冷却構造200に固定した際に、光半導体モジュール100の筐体110の底面110Aの反りにより第1の板部材210の上面210Aが変形しない程度の厚さとする。この場合において、上述したように第2の板部材220のヤング率を第1の板部材210のヤング率よりも大きくしているので、第1の板部材210の上面210Aを変形しないようにするために必要な第2の板部材220の厚さを薄くすることができる。これにより冷却構造200全体としての厚さを薄くすることができる。
【0020】
図5は第1の板部材210及び冷却部230の底面図、図6は正面図、図7は背面図である。また、図8図5に示される第1の板部材210及び冷却部230のVIII−VIII線断面図、図9図5に示される第1の板部材210及び冷却部230のIX−IX線断面図、図10図5に示される冷却部230のX−X線断面図である。図11は第2の板部材220の平面図、図12は正面図、図13は背面図、図14図11に示される第2の板部材220のXIV−XIV線断面図である。
【0021】
図5から図10に示されるように、冷却部230は、第1の板部材210の下面210Bに形成された多数のフィン232とこれらのフィン232を下側から覆うカバー体234とを含んでいる。このカバー体234は、第1の板部材210の下面210Bにろう付けなどにより固定されている。なお、本実施形態におけるカバー体234は、第1の板部材210と同一の材料から形成されているが、第1の板部材210と異なる材料から形成されていてもよい。
【0022】
図5から図7に示すように、カバー体234の1つの角部の近傍には冷却流体供給管240が接続されており、この角部の対角線上の角部の近傍には冷却流体排出管242が接続されている。冷却流体供給管240は、冷却流体(例えば水)を供給する冷却流体源(図示せず)に接続されている。冷却流体排出管242は、例えば上述した冷却流体源に接続されており、冷却流体が冷却流体供給管240及び冷却流体排出管242を介して循環するようになっている。図11から図14に示すように、第2の板部材220には、開口222に隣接して冷却流体供給管240を収容する溝224と冷却流体排出管242を収容する溝226とが形成されている。
【0023】
図9及び図10に示すように、冷却部230の内部には、カバー体234と第1の板部材210の下面210Bとによって入口空間237及び出口空間238が形成されている。入口空間237は冷却流体供給管240に連通しており、出口空間238は冷却流体排出管242に連通している。また、第1の板部材210の下面210Bに形成されたフィン232は互いに平行に延びており、図8に示すように、隣接するフィン232とカバー体234とによって多数のフィン空間239が冷却部230の内部に形成されている。これらのフィン空間239のそれぞれは入口空間237と出口空間238に連通している。
【0024】
図示しない冷却流体源からの冷却流体は、冷却流体供給管240を通って冷却部230の入口空間237に供給され、フィン232と熱交換を行いながら多数のフィン空間239を通過する。フィン空間239を通過する間にフィン232から熱を吸収した冷却流体は、出口空間238から冷却流体排出管242を通って外部に排出される。ここで、冷却流体供給管240と冷却流体排出管242とが冷却部230の対角線上の角部の近傍に接続されているため、冷却流体が冷却部230の内部空間全体に広がって流れやすくなっており、冷却部230における冷却効率が良好となる。
【0025】
このような構成の冷却部230を第1の板部材210の下方に設けることにより、第1の板部材210上に載置された光半導体モジュール100を冷却することができる。この場合において、冷却を特に必要としている第1の板部材210の領域の下方に冷却部230を配置することが好ましい。すなわち、本実施形態では、発熱源である光半導体130(図3参照)の下方に冷却部230が配置されており、発熱源になるべく近いところに冷却部230が位置するようになっているため、光半導体モジュール100を効果的に冷却することができる。
【0026】
以上のように、本実施形態によれば、第2の板部材220のヤング率が第1の板部材210のヤング率よりも高いため、第2の板部材220を比較的薄くしても、光半導体モジュール100を第1の板部材210に取り付ける際に第1の板部材210の上面210Aが光半導体モジュール100の筐体110の底面110Aの反りにより変形してしまうことを抑制することができる。すなわち、冷却構造を第1の板部材210だけで構成した場合よりも冷却構造200の合成ヤング率を高めることができるので、第1の板部材210だけで構成した場合よりも冷却構造200全体を薄くしつつ、第1の板部材210の変形を抑制することができる。したがって、冷却構造200全体の重量とコストが低減される。
【0027】
このような構成により、光半導体モジュール100の筐体110の底面110Aを第1の板部材210の上面210Aに倣わせて平面とすることができる。したがって、筐体110の底面110Aを平面に維持した状態で光半導体モジュール100内部の光学系140を最適な位置に調整することができ、光半導体モジュール100から十分な出力を得ることが可能となる。
【0028】
また、光半導体モジュール100を冷却するための冷却部230が第2の板部材220に形成された開口222に収容された状態で第2の板部材220が第1の板部材210の下方に積層されるので、冷却構造200全体の厚さの増加を最小限にしつつ、効率的に光半導体モジュール100を冷却することができる。
【0029】
ここで、第2の板部材220の密度を第1の板部材210の密度よりも低くすることが好ましい。このように、第2の板部材220の密度を第1の板部材210の密度よりも低くすれば、第2の板部材220の厚さが増加することによる重量の増加を抑えることができるので、全体的に薄くて軽い冷却構造200を実現することができる。
【0030】
上述した実施形態では、冷却部230に冷却流体を供給して冷却対象物を冷却することとしたが、冷却部230における冷却方法はこれに限られるものではない。例えば、冷却部230の下面を冷熱源に接触させて冷却対象物を冷却することとしてもよい。
【0031】
また、上述した実施形態では、第2の板部材220を貫通する開口222により冷却部230を収容する収容部を構成した例について説明したが、第2の板部材220を貫通しない凹部を第2の板部材220に形成し、この凹部により収容部を構成してもよい。ただし、第2の板部材220を貫通する開口222により収容部を構成した場合には、冷却部230の下面側にも冷却対象物を取り付けて冷却することも可能となるので、冷却部230の上下両側で冷却を行う必要がある場合には、上述した実施形態のように第2の板部材220を貫通する開口222により収容部を構成することが好ましい。
【0032】
上述した実施形態においては、第1の板部材210の上面210Aが高精度の平坦面であるものとして説明したが、筐体110の底面110Aを第1の板部材210の上面210Aに倣わせることができれば第1の板部材210の上面210Aは必ずしも平坦面である必要はない。
【0033】
なお、本明細書において使用した「上面」、「下面」、「底面」、「下方」、「下側」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているものであって、光半導体モジュール100及び冷却構造200の相対的な位置関係によって変化するものであることは理解できよう。
【0034】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0035】
100 光半導体モジュール(冷却対象物)
110 筐体
110A 底面
120 光ファイバ
130 光半導体
140 光学系
200 冷却構造
210 第1の板部材
210A 上面
210B 下面
220 第2の板部材
222 開口
224 溝
226 溝
230 冷却部
232 フィン
234 カバー体
237 入口空間
238 出口空間
239 フィン空間
240 冷却流体供給管
242 冷却流体排出管
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14