特許第6238857号(P6238857)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6238857アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムならびに方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6238857
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムならびに方法
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/00 20060101AFI20171120BHJP
   A63B 71/06 20060101ALI20171120BHJP
【FI】
   A63B69/00 C
   A63B71/06 K
   A63B71/06 T
   A63B69/00 A
【請求項の数】12
【全頁数】54
(21)【出願番号】特願2014-170059(P2014-170059)
(22)【出願日】2014年8月25日
(62)【分割の表示】特願2009-527398(P2009-527398)の分割
【原出願日】2007年9月6日
(65)【公開番号】特開2014-237044(P2014-237044A)
(43)【公開日】2014年12月18日
【審査請求日】2014年9月22日
(31)【優先権主張番号】60/824,822
(32)【優先日】2006年9月7日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】11/848,988
(32)【優先日】2007年8月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514175900
【氏名又は名称】ナイキ イノベイト セー. フェー.
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100102118
【弁理士】
【氏名又は名称】春名 雅夫
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100114889
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 義弘
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(72)【発明者】
【氏名】リレイ レイモンド ダブリュ.
(72)【発明者】
【氏名】ホファー ケビン ダブリュ.
(72)【発明者】
【氏名】バーナー ウィリアム イー. ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】スクロック アラン エム.
(72)【発明者】
【氏名】ニエゴウスキ ジェイムス エー.
(72)【発明者】
【氏名】ラウチホルズ ウィリアム エフ.
【審査官】 大熊 靖夫
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2002/0055419(US,A1)
【文献】 特開2004−073460(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0022551(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0025282(US,A1)
【文献】 米国特許第05456648(US,A)
【文献】 特開平03−272786(JP,A)
【文献】 特開2002−085618(JP,A)
【文献】 特開2002−263232(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 24/00,69/00、71/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のユーザのための1または複数のワークアウトルーチンを記憶するように構成された処理システムと、
第一のワークアウトルーチンを、ユーザが該第一のワークアウトルーチンの少なくとも一部を実行する別個のワークアウト装置に送信し、
該第一のユーザにより実行される第一のワークアウトルーチンの間に、該第一のユーザにメディアコンテンツ項目を提示し、
該第一のユーザにより実行される第一のワークアウトルーチンのための前記ワークアウト装置からアスレチックパフォーマンスデータを受ける
ように構成された通信システムと、
を含み、ここで、該処理システムは、
前記アスレチックパフォーマンスデータへの前記第一のワークアウトルーチンの間に第一のユーザにメディアコンテンツを提示する客観的影響を決定し、
該第一のワークアウトルーチンの間に第一のユーザに提示されるメディアコンテンツ、および前記決定された客観的影響とともに、該第一のワークアウトルーチンのためのワークアウト装置からのアスレチックパフォーマンスデータを記憶する
ようにさらに構成されている、
アスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項2】
前記通信システムが、ワークアウト装置のための設定を送信するようにさらに構成され、ここで、該設定が、前記ワークアウト装置のための第一のユーザにより実行される第一のワークアウトルーチンに対応する、請求項1記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項3】
前記処理システムが、前記第一のワークアウトルーチンに対応するワークアウト装置からのアスレチックパフォーマンスデータに基づいて、第一のワークアウトルーチンに対応する設定を変更するようにさらに構成されている、請求項2記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項4】
前記通信システムが、前記ワークアウト装置での表示のためにメディアコンテンツを該ワークアウト装置に送信するようにさらに構成される、請求項1記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項5】
前記通信システムが、第一のユーザのユーザ識別をワークアウト装置に送信するようにさらに構成される、請求項1記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項6】
前記アスレチックパフォーマンスシステムが携帯通信装置を含み、前記ワークアウト装置がエクササイズ装置を含む、請求項1記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項7】
第一のユーザが行う第一のワークアウトルーチンのためのアスレチックパフォーマンスデータを決定し、
該決定されたアスレチックパフォーマンスデータに基づいて第二のユーザが行う第二のワークアウトルーチンを作り出す
ように構成された処理システムを含む、アスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項8】
前記第二のワークアウトルーチンの作成が、前記第一のワークアウトルーチン中に第一のユーザのパフォーマンスにプラスの影響を与えたメディアコンテンツの選択を含む、請求項7記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項9】
前記処理システムが、
第一のユーザの1または複数の特性が第二のユーザの1または複数の特性に適合するか否かを決定し、
該第一のユーザの1または複数の特性が第二のユーザの1または複数の特性に適合するとの決定に基づいて、第二のワークアウトルーチンを提示する
ようにさらに構成される、請求項7記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項10】
前記第一のユーザの1または複数の特性が、該第一のユーザが行う1または複数の活動のタイプを含む、請求項9記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項11】
前記第一のユーザの1または複数の特性が、身長、体重、および性別の少なくとも1つを含む、請求項9記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【請求項12】
前記第一のユーザの1または複数の特性が、フィットネスレベルを含む、請求項9記載のアスレチックパフォーマンスシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願データ
本出願は、2006年9月7日出願の米国特許仮出願第60/824,822号に基づく優先権を主張する。この特許仮出願は参照により本明細書に全体として組み入れられる。
【0002】
本発明の局面は、たとえば(a) 2005年6月27日に米国特許庁に出願された米国特許出願第11/166,351号、(b) 2005年7月11日に出願された米国特許出願第11/177,489号、および(c) 2005年7月25日に出願された米国特許出願第11/188,112号に記載されているタイプのシステムおよび方法に関する、および/または、それらとともに使用することができる。これらの出願それぞれが参照により本明細書に全体として組み入れられる。
【0003】
発明の分野
本発明は一般に、アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムならびに方法に関する。このようなシステムは、アスレチックパフォーマンスデータを感知するための、および/または所望の情報(たとえばアスレチックパフォーマンス情報)を記憶し、ユーザに表示するためのコンポーネントを含むことができる。本発明の少なくともいくつかの局面のシステムは、たとえば、公知であり、市販されている従来の電子表示装置(たとえば、典型的にはアスレチックパフォーマンスデータを表示するように設計、適合されていない装置、たとえばポータブル音楽および/または他のオーディオ/ビデオ表示もしくは再生装置を含む)をはじめとする電子表示装置上での、またはそれによるデータ入力、記憶、分析および/または表示を可能にするために、パフォーマンス感知システムから処理システムおよび/または表示装置へのアスレチックパフォーマンスデータの転送を容易にする。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、アスレチックパフォーマンス中に電子装置を介してユーザに提供される娯楽、モチベーションおよび他のオーディオ/ビデオコンテンツの多大なユーザ制御および/またはそれらの変更を可能にする。
【背景技術】
【0004】
背景
現代技術は、ユーザが互いに連絡し、娯楽を得、情報提供を受ける状態に維持する多様な電子および/または通信装置を生み出した。これらの目的には、多様なポータブル電子装置、たとえば:携帯電話;パーソナルデジタルアシスタント(「PDA」);ページャ;ビーパ;MP3または他のオーディオ再生装置;ラジオ;ポータブルテレビ、DVDプレーヤまたは他のビデオ再生装置;時計;GPSシステム等が利用可能である。多くの人たちは、エクササイズする場合、および/またはアスレチックイベントに参加する場合、たとえば他者との接触を維持する(たとえば悪天候、怪我;または緊急事態の場合;コーチまたはトレーナーと接触するため等)、娯楽を得る、情報(たとえば時間、方向、場所等)を提供するなどのために、これらのタイプの装置の一つまたは複数を携行することを好む。
【0005】
アスレチックパフォーマンスモニタリングシステムはまた、電子装置およびデジタル技術における近年の進歩から恩恵をこうむった。電子的パフォーマンスモニタリング装置は、エクササイズまたは他のアスレチックパフォーマンスに関連する多くの身体的または生理学的特性、たとえば速度および距離データ、高度データ、GPSデータ、心拍数、血圧データ、体温等の容易で簡便なモニタリングを可能にする。しかし、このようなシステムは、たとえばポータビリティ、簡便さ、カスタマイズ性および/または使いやすさに欠点がある。
【発明の概要】
【0006】
概要
本発明の局面は、アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムならびに/または方法に関する。このようなシステムおよび方法は、アスレチックパフォーマンスデータを計測もしくは感知するための、および/またはアスレチックパフォーマンスに関連する所望の情報を記憶し、かつ/またはこの情報をユーザ(または他者)に表示するためのコンポーネントを含むことができる。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法のより具体的な例は、以下の機能の一つまたは複数を実行することができる:アスレチックパフォーマンスに関連する一つまたは複数の身体的または生理学的パラメータを感知する機能;アスレチックパフォーマンスに関する情報を記憶する機能;アスレチックパフォーマンス中に音楽または他のメディアコンテンツをユーザに提供する機能;ユーザがワークアウトルーチンを、任意でワークアウトルーチン中に提供するための音楽または他の媒体コンテンツを含め、作成および/またはダウンロードすることを許す機能;ユーザが個々のワークアウトルーチンおよび/または個々のワークアウト活動の内容に関する情報を記憶することを許す機能;ワークアウト難易度または強度を順位付けするユーザ入力を受ける機能;ワークアウトルーチンに含まれる、またはそれと関連する音楽または他のメディアコンテンツを順位付けするユーザ入力を受ける機能;音楽または他のメディアコンテンツに関連するユーザ順位付け情報を、ワークアウトルーチン中に、コンテンツが提供された時点でのユーザパフォーマンスに関連する客観的データに相関させる機能;特定のメディアコンテンツの提供中にメディアコンテンツおよび/またはユーザパフォーマンスに関するユーザの主観的入力および/または客観的データに基づいてワークアウトルーチンを変更する機能;限られた数の特定のユーザまたは指定ユーザに関して褒美および/または強化された機能セットを提供する機能;様々なワークアウト活動に関連するユーザパフォーマンスのリズムを決定する機能;ユーザのワークアウト特性を他のユーザ、著名人、アスリート等に比較する機能;仮想レース、競技および/またはイベント(たとえば、チャリティーのため、友人との競争等で)に参加する機能;ワークアウト中および/または所定のイベント中の事前に選択された時点(たとえば、ユーザが目標、自己ベスト等に近づいた、または到達した時点)でモチベーションおよび/または褒美コンテンツ、任意でメディアコンテンツを提供する機能;ユーザ選択イベント、性質、ゴール等に基づいて特化されたワークアウトルーチンを提供する機能;ならびに一つまたは複数の曲またはさらなるメディアコンテンツをワークアウトルーチンに加えることによってワークアウトルーチンを変更および延長する機能。本発明のシステムおよび方法は、さらなる機能を実行し、かつ/または上記機能のいずれかまたはすべてを所望の組み合わせもしくは小組み合わせで使用することができる。
【0007】
本発明のさらなる局面は、アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムを作動させ、アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡方法を実行する(たとえば、上記タイプのシステムを作動させる、および/または方法を実行する)ためのユーザインタフェースに関する。このようなユーザインタフェースは、表示装置、たとえばコンピュータの表示装置および/またはポータブル電子装置、たとえばアスレチックパフォーマンス中にユーザによって携行される装置の表示装置に提示されることができる。本発明の少なくともいくつかの例のユーザインタフェースは、一般的なインタフェース対話要素、機構および/または機能、たとえばコンピュータおよび/または電子装置用の市販のユーザインタフェースで見られる要素、機構および/または機能、たとえばWINDOWS(登録商標)ベースのコンピュータシステム(Microsoft Corporation, Redmond, Washingtonから市販)、MACINTOSH(登録商標)ベースのコンピュータシステム(Apple Computer, Inc., Cupertino, Californiaから市販)等のグラフィカルユーザインタフェースで見られる要素、機構および/または機能;市販の携帯電話、パーソナルデジタルアシスタンスおよび/または電子オーディオ/ビデオ再生装置、たとえばIPOD(登録商標)システム(Apple Computer, Inc., Cupertino, Californiaから市販)のグラフィカルユーザインタフェースで見られる要素、機構および/または機能を使用することができる。
以下に、本発明の基本的な諸特徴および種々の態様を列挙する。
[1]
ユーザのワークアウトルーチンのコンテンツに関する情報を含むワークアウト情報をユーザに提示する、表示システムと、
該ワークアウトルーチンに関する所望のワークアウト強度パラメータに関する最初の入力を該ユーザに促し、該ワークアウトルーチンが開始したのち該最初の入力を該ユーザに促す、ユーザインタフェースシステムと、
該最初の入力を受けるための入力システムと
少なくともいくつかの状況下で、少なくとも部分的に該最初の入力に基づいて、修正または変更されたワークアウトルーチンを提供するように、プログラムされ、かつ適合された処理システムと
を含む、アスレチックパフォーマンス制御システム。
[2]
センサがワークアウトルーチンへのユーザ参加に関する身体的または生理学的特性を感知し、ワークアウト情報がセンサからの出力に基づく情報を含むセンサをさらに含む、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[3]
センサが、速度情報、距離情報またはタイミング情報の少なくとも一つを感知する、[2]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[4]
表示システムが表示スクリーンを含む、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[5]
表示システムがオーディオ出力システムを含む、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[6]
表示システムおよび入力システムがポータブルであり、かつワークアウトルーチン中にユーザによって携行される、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[7]
ユーザインタフェースシステムが、ワークアウトルーチンの初期ワークアウト活動中に最初の入力をユーザに促す、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[8]
ユーザインタフェースシステムが、初期ウォームアップ期間中に最初の入力をユーザに促す、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[9]
ユーザインタフェースシステムが、ワークアウトルーチン期間の最初の10%内に最初の入力をユーザに促す、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[10]
ユーザインタフェースシステムが、ワークアウトルーチン期間の最初の5%内に最初の入力をユーザに促す、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[11]
ユーザインタフェースシステムが、ワークアウトルーチンに含まれるワークアウト活動の終了近くに最初の入力をユーザに促す、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[12]
ユーザインタフェースシステムが、ワークアウト活動を延長すべきであるかどうかを示すようユーザに促す、[11]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[13]
ワークアウト活動またはワークアウトルーチンにおけるユーザのパフォーマンスが自己ベストもしくはワークアウト目標を達成するまたはそれを超える場合があることを示すデータに応答して、ユーザインタフェースシステムが最初の入力をユーザに促す、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[14]
さらなる曲または他のメディアコンテンツをワークアウトルーチンに加えるべきであるかどうかをユーザが示すことを、ユーザインタフェースシステムが要求する、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム。
[15]
修正または変更されたワークアウトルーチンが、下記の群より選択される少なくとも一つの手法で修正または変更される、[1]記載のアスレチックパフォーマンス制御システム:該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する期間を増すこと;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する期間を減らすこと;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連する抵抗レベルを上げること;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連する抵抗レベルを下げること;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連するワークアウト速度を上げること;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連するワークアウト速度を下げること;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連するヒルクライム、歩数目標または高度変化パラメータを上げること;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連するヒルクライム、歩数目標または高度変化パラメータを下げること;該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する距離パラメータを上げること;および該ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する距離パラメータを下げること。
[16]
ワークアウトルーチン中のユーザのパフォーマンスに関連する第一のパラメータを少なくとも示す入力を受けるようにプログラムされ、かつ適合された処理システムであって、該第一のパラメータが該ワークアウトルーチンに関連する身体的または生理学的データを含む、処理システムと
該ワークアウトルーチンの強度または難易度を順位付けまたは特性決定するユーザ入力を受ける、入力システムと
を含む、アスレチックパフォーマンス追跡システム。
[17]
ユーザによって実行される複数のワークアウトルーチンに関するデータを記憶し、該ワークアウトルーチンそれぞれの強度または難易度を順位付けまたは特性決定するユーザ入力を記憶する、記憶システム
をさらに含む、[16]記載のアスレチックパフォーマンス追跡システム。
[18]
少なくとも一部ではワークアウトルーチンの強度または難易度を順位付けまたは特性決定するユーザ入力に基づいて、将来のワークアウトルーチンを設計するためのワークアウトルーチン設計システム
をさらに含む、[16]記載のアスレチックパフォーマンス追跡システム。
[19]
第一のパラメータが、速度情報、距離情報またはタイミング情報の少なくとも一つを含む、[16]記載のアスレチックパフォーマンス追跡システム。
[20]
ワークアウトルーチン中のユーザのパフォーマンスに関連する第一のパラメータを少なくとも示す入力を受けるようにプログラムされ、かつ適合された処理システムであって、該第一のパラメータが該ワークアウトルーチンに関連する身体的または生理学的データを含む、処理システムと、
該ワークアウトルーチン中にメディアコンテンツをユーザに提示するためのメディアコンテンツ提示システムと
該メディアコンテンツを順位付けする、または該提示されたメディアコンテンツに対するユーザの主観的反応を特性決定するユーザ入力を受ける、入力システムと
を含む、アスレチックパフォーマンス感知システム。
[21]
ワークアウトルーチン中のユーザのパフォーマンスに関連する少なくとも第一のパラメータを、提示されたメディアコンテンツまたは提示されたメディアコンテンツの少なくとも一つの特徴と相関させるように、処理システムがさらにプログラムされ、かつ適合されている、[20]記載のアスレチックパフォーマンス感知システム。
[22]
提示されたメディアコンテンツと相関したワークアウトルーチン中の第一のパラメータに関連する情報を含む客観的データを表示するように、処理システムがさらにプログラムされ、かつ適合されている、[20]記載のアスレチックパフォーマンス感知システム。
[23]
ユーザ入力に応答してメディアコンテンツの再生特性の特徴を変化させるように、処理システムがさらにプログラムされ、かつ適合されている、[20]記載のアスレチックパフォーマンス感知システム。
[24]
ユーザのワークアウトルーチンのコンテンツに関連する情報を含むワークアウト情報をポータブル表示システムを介してユーザに提示する段階、
該ワークアウトルーチンのための所望のワークアウト強度パラメータに関する最初の入力をユーザに促し、該促しが該ワークアウトルーチンが開始したのちに起こる段階、
該最初の入力を受ける段階、および
少なくともいくつかの状況下で、少なくとも部分的に該最初の入力に基づいて、修正または変更されたワークアウトルーチンを提供する段階
を含む、アスレチックパフォーマンス制御方法。
[25]
ワークアウトルーチン中のユーザのパフォーマンスに関する第一のパラメータを少なくとも示す電子入力を処理システムで受ける段階であって、該第一のパラメータが該ワークアウトルーチンに関連する身体的または生理学的データを含む段階、および
該ワークアウトルーチンの強度または難易度を順位付けまたは特性決定するユーザ入力を受ける段階
を含む、アスレチックパフォーマンス追跡方法。
【図面の簡単な説明】
【0008】
以下の詳細な説明および添付図面を参照することにより、本発明ならびにその少なくともいくつかの特徴および利点のより完全な理解を得ることができる。全図を通じて同じ参照番号が同種の特徴を示す。
【0009】
図1】本発明の様々な局面および特徴を実施または使用することができる例示的システムおよび例示的環境を示す。
図2】本発明の少なくともいくつかの例の、例示的電子インタフェース/出力または表示装置の組み合わせを示す。
図3】本発明の電子インタフェース装置の一例で提供されるコンポーネントを示す略図を示す。
図4】本発明のアスレチックパフォーマンス感知システムの一例で提供されるコンポーネントを示す略図を示す。
図5】アスレチックパフォーマンスデータセンサまたは収集装置がフットウェア製品に取り付けられている本発明のアスレチックパフォーマンス感知システムの例を示す。
図6】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムと外部機器との間の電子通信の例を示す。
図7】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムと、遠隔システム、たとえばパフォーマンスデータを記憶、追跡および/または分析するためのシステムおよび/またはワークアウトルーチンおよび/または他のデータを提供するためのシステムとの間の電子通信の例を示す。
図8】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図9】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図10】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図11】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図12】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図13】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図14】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図15】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図16】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図17】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図18】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
図19】本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知システムのユーザインタフェースによって提供することができる、および/またはそれによって制御することができる例示的機能を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
詳細な説明
本発明の様々な例の以下の説明では、本明細書の一部を形成し、本発明の局面を使用し、実施することができる様々な構造、態様および例が実例として示されている添付図面を参照する。本発明の範囲を逸することなく、他の態様を使用し、例示され、記載される様々な要素または段階に対して構造的および機能的変更を加えることができることが理解されよう。本発明の局面は、以下のシステム、方法およびユーザインタフェースの一部として記載されるコンポーネント、特徴、要素または段階ならびにそのようなコンポーネント、特徴、要素または段階の所望の組み合わせもしくは小組み合わせに関する。
【0011】
I. 本発明の局面を実施するのに有用なシステムの概説
本発明の局面は一般に、たとえば、アスレチックイベント、エクササイスルーチンまたは他の身体的もしくはアスレチックパフォーマンスに関連する身体的および/または生理学的データを計測、処理、記憶および/または出力するためのアスレチックパフォーマンス感知のために使用されるシステムおよび装置に関する(本明細書中、用語「アスレチックパフォーマンス」および「ワークアウトルーチン」は、トレーニングエクササイズとして実施されるイベント、実際の競技の一部として実施されるイベント等を含む任意のタイプのアスレチックイベント、エクササイズ、トレーニング、ルーチン等を総称していうために使用される)。本発明のいくつかのより具体的な局面は、アスレチックパフォーマンスデータを電子装置に提供してアスレチックパフォーマンス情報および/またはデータの表示、さらなる処理、出力および/または記憶を可能にするためのシステムおよび方法に関する。本発明の少なくともいくつかの例にしたがって、電子出力装置は、従来の市販されている電子オーディオ、ビデオおよび/または英数字表示もしくは出力装置(たとえば携帯電話、時計、PDA、ページャ、MP3プレーヤ、オーディオプレーヤ、ラジオ、ポータブルテレビ、ポータブルDVDプレーヤ、ビデオ再生装置等)であることができる(および/または、それらの少なくともいくつかの機能を含むことができる)。本発明のシステムおよび方法の少なくともいくつかの例は、(a)アスレチックパフォーマンス感知システムからデータを受けるための、および(b)データを、たとえば、出力装置での速やかな出力、記憶、再送信等のために、任意でデータを所望の形態またはフォーマットに配するために介在する何らのデータ処理とともに、出力装置に送信するための、「アダプタ」または他のインタフェースシステムもしくは装置を含む、または使用することができる。インタフェースシステムまたは装置は、存在する場合および/または必要である場合、出力装置に設けられた既存のポートまたはジャック(たとえばユニバーサルシリアルバスポート、シリアルポート、パラレルポートまたは他のデータもしくはパワー/充電入力ポート)、たとえば公知であり、市販の電子装置で使用されている従来のポートに物理的に差し込むことができる。この任意の特徴は、従来の電子装置(たとえば上記タイプの装置)の所有者に対し、アスレチックパフォーマンス中に収集された身体的または生理学的データを表示、記憶、出力および/または再送信する能力を提供するという利点を有する(たとえばウォーキング、ランニング、自転車こぎ、ボート漕ぎ等の間、ユーザは、MP3オーディオ再生装置表示装置または他の電子装置表示装置でパフォーマンスデータ(たとえば速度、距離、心拍数等)を見ること、および/またはオーディオ能力等を備えたMP3プレーヤもしくは他の装置に接続されたヘッドフォンを介してオーディオ情報を受けることができる)。望むならば、電子装置は、パフォーマンスデータを直接受信および/または処理することができ、その場合、インタフェース装置を省くこともできる。
【0012】
本発明のいくつかの局面のより具体的な例を以下に記す。
【0013】
A. ワークアウトパラメータを制御するための主観的ユーザ入力の受け入れ
本発明の局面は、アスレチックパフォーマンス追跡および/または制御システム、方法およびコンピュータインタフェースに関する。このようなシステムは、たとえば、(a) ユーザのワークアウトルーチンのコンテンツに関する情報を含むワークアウト情報をユーザに提示する表示システム(たとえば表示スクリーン、オーディオ/ビデオ出力システム等)と;(b) ワークアウトルーチンが開始したのちワークアウトルーチンのための所望のワークアウト強度パラメータに関連する最初の入力をユーザに促すユーザインタフェースシステムと;(c) 最初の入力を受けるための入力システムと;(d) (i)最初の入力を考慮してワークアウトルーチンを評価すること、(ii)少なくとも部分的に最初の入力に基づいて修正されたワークアウトルーチンを提供すること、および/または(iii)最初の入力に基づいてワークアウトルーチンの少なくとも一つのパラメータを変更することの群より選択される少なくとも一つの機能を実行するようにプログラムされ、かつ適合された処理システムとを含むことができる。望むならば、これらの機能の一部または全部を、小さな手持ち式または他のポータブル電子装置、たとえば、ワークアウトルーチンの過程でユーザによって携行されることができる装置の中で実行することができる、および/またはそれによって提供することができる。
【0014】
本発明の少なくともいくつかの例の追跡および/または制御システムはさらに、ワークアウトルーチンへのユーザ参加に関する身体的または生理学的特性を感知する一つまたは複数のセンサを含むことができる。センサは、アスレチックパフォーマンスに関連する一つまたは複数の身体的または生理学的特性、たとえば以下さらに詳細に記載するタイプの特性を感知することができる。表示システムによって提示されるアスレチックパフォーマンスデータは、センサからの出力に基づく情報(たとえば速度情報、距離情報、タイミング情報、心拍数、脈拍等)を含むことができる。
【0015】
ユーザインタフェースシステムは、アスレチックパフォーマンス中の任意の所望の時点に最初の入力をユーザに促すことができる。たとえば、ユーザインタフェースシステムは、全体のワークアウトルーチンの初期ワークアウト活動中に(たとえば初期ウォームアップ期間中、全ワークアウトルーチン期間の最初の5〜10%内、全ワークアウトルーチン内の個々のワークアウト活動の最初の5〜10%内等に)最初の入力をユーザに促すことができる(たとえば所望のワークアウト強度レベルの指示を要求する)。もう一つの例として、ユーザインタフェースシステムは、ワークアウトルーチンに含まれるワークアウト活動の終了近くおよび/または全ワークアウトルーチンの終了近く(たとえば、その時点までのユーザのワークアウト結果が、自己ベストを達成する、目標またはマイルストーンレベル等を達成することができる位置にユーザを配した場合には、ウォームアップ期間の終了近く、ワークアウトルーチンの新たな活動を開始する直前等)に最初の入力をユーザに促すこともできる。場合によっては、または状況によっては、ユーザインタフェースシステムは、ワークアウト活動(または全ワークアウトルーチン)を延長すべきかどうか(たとえば、既存のワークアウトルーチンまたは活動等に一つまたは複数の曲を加えること等により、特定の期間だけ)を示すユーザ入力を求めることができる。
【0016】
処理システムは、適切な場合(たとえばユーザ入力に応答して)、修正されたワークアウトルーチンを提供する、または既存のワークアウトルーチンの少なくとも一つのパラメータを多様な方法で変更することができる。たとえば、ユーザの入力に基づいて、ワークアウトルーチンは、以下により、修正または変更することができる:ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する期間を増すこと;ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する期間を減らすこと;ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連する抵抗レベルを上げること;ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動のための一つのエクササイズ機器の使用に関連する抵抗レベルを下げること;ワークアウトルーチンで使用される少なくとも一つのエクササイズ機器の使用に関連するワークアウト速度を上げること;ワークアウトルーチンで使用される少なくとも一つのエクササイズ機器の使用に関連するワークアウト速度を下げること;ワークアウトルーチンで使用される少なくとも一つのエクササイズ機器の使用に関連するヒルクライム、歩数目標または高度変化パラメータを上げること;ワークアウトルーチンで使用される少なくとも一つのエクササイズ機器の使用に関連するヒルクライム、歩数目標または高度変化パラメータを下げること;ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する距離パラメータまたは目標を上げること;ワークアウトルーチン中の少なくとも一つのワークアウト活動に関連する距離パラメータまたは目標を下げること;一つまたは複数のワークアウト活動をワークアウトルーチンに加えること;一つまたは複数のワークアウト活動をワークアウトルーチンから削除すること;および/あるいはワークアウトルーチンの活動または目標を変更すること。本発明を逸脱することなく、ワークアウトルーチンを変更または修正する他の方法が可能である。
【0017】
本発明のさらなる局面は、アスレチックパフォーマンスに含まれるワークアウトルーチンまたは活動を追跡および/または制御する方法(たとえば、上記様々なシステムによって実行される方法、たとえば、ユーザのポータブル機器(たとえばワークアウトルーチン中に携行される)の一つまたは複数および/またはユーザのポータブル機器をそれに接続し、それにデータを送ることができる、および/または、ユーザのポータブル機器がそれからデータを受けることができる一つまたは複数のパーソナルコンピュータおよび/またはリモートコンピュータの中でまたはそれによって実行される方法)に関する。そのような方法およびそれに含まれる段階の例は、上記例示的システムを作動させる場合に関して先に記載されているが、以下さらに詳細に説明する。
【0018】
本発明のさらなる局面は、たとえば上記のシステムおよび方法をはじめとして、アスレチックパフォーマンス追跡および/または制御システムを作動させるために、ユーザ入力を受けるために、および/またはアスレチックパフォーマン追跡および/または制御方法を実行するために使用されるユーザインタフェースに関する。本発明の少なくともいくつかの例のユーザインタフェースは、ユーザのポータブル機器(たとえばワークアウトルーチン中に携行される)の一つまたは複数および/またはユーザのポータブル機器をそれに接続し、それにデータを送ることができる、および/または、ユーザのポータブル機器がそれからデータを受けることができる一つまたは複数のパーソナルコンピュータおよび/またはリモートコンピュータで提供されることができる。このようなユーザインタフェースならびにその例示的コンポーネントおよび特徴は、一般に、システムを作動させ、上記方法を実行する場合に関して先に記載されているが、以下さらに詳細に説明する。
【0019】
B. 主観的ユーザ入力を使用するアスレチックパフォーマンス追跡システム、方法およびユーザインタフェース
本発明のもう一つの局面は、アスレチックパフォーマンス追跡システム、方法およびコンピュータ提示ユーザインタフェースに関する。このようなシステムは、(a) ワークアウトルーチン中のユーザのアスレチックパフォーマンスに関連する少なくとも第一のパラメータを示す入力(たとえば、ワークアウトルーチンに関連する身体的または生理学的データ、たとえば速度情報、距離情報、タイミング情報、心拍数情報、脈拍情報等)を受けるようにプログラムされ、かつ適合された処理システム、および(b) ワークアウトルーチンの強度または難易度を順位付けまたは特性決定するユーザ入力を受ける、入力システムを含むことができる。処理システムは、ワークアウトルーチンに関連する客観的データ(たとえば速度情報、距離情報、タイミング情報、心拍数情報、脈拍情報等)をユーザに提示するように、さらにプログラムされ、かつ適合されることができる。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザの主観的入力(および、存在する場合、任意で客観的データ)を使用して、たとえば、ユーザがより良く興味を維持するのに役立つために、自らのフィットネスを向上し、かつ/または自らのフィットネス目標に達するのに役立つために、および/または痛み、過度なトレーニング等を防止するのに役立つために、将来のワークアウトルーチンまたはパラメータをより良く設計することができる。
【0020】
本発明の少なくともいくつかの例のシステムはさらに、ユーザによって実行される複数のワークアウトルーチンに関するデータを記憶し、かつ/またはそれぞれのワークアウトルーチンの強度または難易度を順位付けまたは特性決定するユーザ入力を記憶する記憶システムを含むことができる。このような記憶システムは、ユーザのポータブル機器(たとえば、ユーザによって携行される、および/またはワークアウトルーチンの過程で使用される機器)の一部を構成することもできるし、あるいは遠隔システム、たとえばユーザのパーソナルコンピュータおよび/または遠隔ネットワーク接続コンピュータ(任意で、ユーザのポータブル機器の少なくとも何らかの部分をそれに接続することができる、またはユーザのポータブル機器の少なくとも何らかの部分がそれから最終的にデータを送受信するコンピュータ)の一部として提供されることもできる。
【0021】
本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス追跡システムはさらに、少なくとも一部ではワークアウトルーチンの強度または難易度を順位付けまたは特性決定するユーザ入力に基づいて、将来のワークアウトルーチンを設計するためのワークアウトルーチン設計システムを含むことができる。たとえば「きつすぎる」または「強すぎる」と順位付けされたワークアウト場合、本発明の少なくともいくつかの例のシステムは、将来のワークアウトをいくぶん低めの難易度または強度で設計することができる(たとえば痛み、過度なトレーニング、落胆等を防ぐのに役立つため)。他方、「易しすぎる」と順位付けされたワークアウトの場合、本発明の少なくともいくつかの例のシステムは、たとえば、ユーザがより良く、またはより速やかにフィットネスを向上する、および/またはフィットネス目標を達成するのに役立つために、将来のワークアウトをいくらか高めの難易度で設計することができる。
【0022】
本発明のさらなる局面は、アスレチックパフォーマンスを追跡する方法(たとえば、上記様々なシステムによって実行される方法、たとえばユーザのポータブル機器(たとえばワークアウトルーチン中に携行される)の一つまたは複数の中で、またはそれらによって実行される方法)および/またはユーザのポータブル機器をそれに接続し、それにデータを送ることができる、および/または、ユーザのポータブル機器がそれからデータを受けることができる一つまたは複数のパーソナルコンピュータおよび/またはリモートコンピュータに関する。そのような方法およびその中に含まれる段階の例は、上記例示的システムを作動させる場合に関して先に記載されているが、以下さらに詳細に説明する。
【0023】
本発明のなおさらなる局面は、たとえば上記のシステムおよび方法をはじめとして、アスレチックパフォーマンス追跡システムを作動させるために、ユーザ入力を受けるために、および/またはアスレチックパフォーマンス追跡方法を実行するために使用されるユーザインタフェースに関する。本発明の少なくともいくつかの例のユーザインタフェースは、ユーザのポータブル機器(たとえばワークアウトルーチン中に携行される)の一つまたは複数および/またはユーザのポータブル機器をそれに接続し、それにデータを送ることができる、および/または、ユーザのポータブル機器がそれからデータを受けることができる一つまたは複数のパーソナルコンピュータおよび/またはリモートコンピュータに提供されることができる。このようなユーザインタフェースならびにその例示的コンポーネントおよび特徴は、一般に、システムを作動させ、上記方法を実行する場合に関して先に記載されているが、以下さらに詳細に説明する。
【0024】
C. 主観的ユーザ入力の使用を含むメディアコンテンツ制御を備えたアスレチックパフォーマンス感知システム
本発明のもう一つの局面は、たとえば、ワークアウトルーチンの一部としてメディアコンテンツ提示を含むアスレチックパフォーマンス感知システム(任意で、メディアコンテンツデータまたは所望のメディアコンテンツを特定するデータが、所望のワークアウトルーチンを提供または開始するデータの必須部分として含まれる)に関する。ユーザは、自らのワークアウトルーチンを作成する、または既存のルーチンをダウンロードすることができ、さらに、ワークアウトルーチンの過程で演奏または提示されるメディアコンテンツを制御(または「ミックス」)することができる。ワークアウトルーチン情報を提供または開始するデータはさらに、メモリ場所を指摘する(任意で外部ソースから)所望のメディアコンテンツまたはデータを提示するための、および/または所望のメディアコンテンツの検索もしくは提示を可能にするためのデータを含むことができる。しかし、加えて、本発明の少なくともいくつかの例のシステム、方法およびコンピュータインタフェースは、ユーザが、ワークアウトルーチン中に提示されるメディアコンテンツに対して自らの主観的反応を入力することを可能にする。そのようなシステムは、たとえば、以下を含むことができる:(a)ワークアウトルーチン中のユーザのパフォーマンスに関連する第一のパラメータを少なくとも示す入力を受けるようにプログラムされ、かつ適合され、該第一のパラメータがワークアウトルーチンに関連する身体的または生理学的データ(たとえば速度、距離、タイミング、脈拍および/または心拍数情報等)を含む、処理システム;(b)ワークアウトルーチン中にメディアコンテンツを検索および/またはユーザに提示するためのメディアコンテンツ提示システム(たとえばビデオ表示装置、オーディオ表示装置(たとえばMP3または他の音楽再生装置等)等);ならびに(c)提示されたメディアコンテンツに対するユーザの主観的反応を順位付けまたは特性決定するユーザ入力を受ける、入力システム。ユーザ入力は、少なくとも一部では、メディアコンテンツの将来の傾向を制御する(たとえば、その再生頻度を増す、その再生頻度を減らす、それを演奏ライブラリから削除する、それを「モチベーション曲」または「最高モチベーション曲」まで高める等)ために使用することができる。
【0025】
本発明のこの局面の少なくともいくつかの例における処理システムはさらに、以下のようにプログラムされ、かつ適合されることができる:(a)提示されたメディアコンテンツの特徴を、ワークアウトルーチン中のユーザのパフォーマンスに関連する少なくとも一つの身体的または生理学的パラメータと相関させる;および/あるいは(b)このパラメータに関する情報を含む客観的データを表示する。このようにして、望むならば、ユーザは、メディアコンテンツの状態および/または将来の傾向を変更する前に、自らのワークアウトに関連する客観的データを見て、メディアコンテンツが自らのパフォーマンスに影響したとしたらどのように影響したのか(たとえば、そのメディアコンテンツの演奏中にパフォーマンスが向上したか等)を知ることができる。
【0026】
本発明のさらなる局面は、アスレチックパフォーマンスデータを感知する方法(たとえば、上記の様々なシステムによって実行される方法、たとえば、ユーザのポータブル機器(たとえばワークアウトルーチン中に携行される)の一つまたは複数および/またはユーザのポータブル機器をそれに接続し、それにデータを送ることができる、および/または、ユーザのポータブル機器がそれからデータを受けることができる一つまたは複数のパーソナルコンピュータおよび/またはリモートコンピュータの中で、またはそれらによって実行される方法)に関する。そのような方法およびその中に含まれる段階の例は、上記例示的システムを作動させる場合に関して先に記載されているが、以下さらに詳細に説明する。
【0027】
本発明のなおさらなる局面は、たとえば、上記システムおよび方法をはじめとして、アスレチックパフォーマンス感知システムを作動させるために、ユーザ入力を受けるために、および/またはアスレチックパフォーマンス感知方法を実行するために使用されるユーザインタフェースに関する。本発明の少なくともいくつかの例のユーザインタフェースは、ユーザのポータブル機器(たとえばワークアウトルーチン中に携行される)の一つまたは複数および/またはユーザのポータブル機器をそれに接続し、それにデータを送ることができる、および/または、ユーザのポータブル機器がそれからデータを受けることができる一つまたは複数のパーソナルコンピュータおよび/またはリモートコンピュータに提供されることができる。このようなユーザインタフェースならびにその例示的コンポーネントおよび特徴は、一般に、システムを作動させ、上記方法を実行する場合に関して先に記載されているが、以下さらに詳細に説明する。
【0028】
II. 本発明の具体例
本発明の例示的局面および特徴を一般に、上記で概説したが、以下の詳細な説明が、図1〜19とともに、本発明の例の電子装置ならびにアスレチックパフォーマンス感知システムおよび方法ならびにそのようなシステムを作動させ、そのような方法を実行するための例示的ユーザインタフェースのさらにより詳細な例を提供する。当業者は、当然、以下の記載は本発明の例の説明を構成するものであり、本発明を限定するものと解釈されるべきではないことを理解するはずである。
【0029】
A. 本発明の例示的感知システムの様々なコンポーネントの説明
図1は、本発明の様々な局面を使用することができる例示的システムおよび環境を示す。図1に示すように、アスレチックパフォーマンスまたはワークアウト活動に従事する人物100は、自身、衣服、フットウェア、装備品等に含まれる一つまたは複数の感知装置102(a)、102(b)、102(c)および102(d)を有することができる。これらの感知装置は、アスレチックパフォーマンスに関連するデータ、たとえばアスレチックパフォーマンスに関連する身体的または生理学的データを感知することができる。より具体的な例として、図1に示す環境では、センサ102(a)および/または102(b)は、そのような活動に関連する歩数およびデータ(たとえば歩数計タイプ速度および/または距離計測のため)、GPSデータ(たとえば場所および/または高度データ、時間データ等)、ステップ衝撃力データ(たとえばアクティブ衝撃減衰制御のため)、ジャンプ高さデータ等を感知することができる。センサ102(c)は、脈拍、体温、血圧、水分補給レベル等を感知することができ、センサ102(d)は、心拍数、EKGデータなどを感知することができる。当然、本発明を逸脱することなく、いかなる数のセンサを設けてもよく、そのようなセンサは、所望のタイプのアスレチックパフォーマンス情報(たとえば一つまたは複数の身体的または生理学的データ)を感知することができる。感知および/または収集することができるアスレチックパフォーマンスに関連する、考えられるタイプのデータのさらなる例は、以下を含むがこれらに限定されない:ルートデータ;周囲温度データ;周囲湿度データ;気圧データ;ソール部材圧縮データ;吸気速度または容積データ;排気速度または容積データ;EEGデータ;血中ガス含量データなど。
【0030】
以下さらに詳細に説明するように、本発明の例のシステムおよび方法のユーザ100は、多様なアスレチックパフォーマンスおよび/またはワークアウト活動、たとえば、トレーニングマシン(たとえばジムにあるもの)、たとえばトレッドミル、スピニングマシン、エリプティカルトレーニングマシーン、エアロバイク、ステアステッパ、クロスカントリースキーシミュレーションマシン、ウエイトリフティングマシン、ローイングマシン等を使用する様々な活動;ならびにトレーニングマシンもしくは他の機器の使用を含むまたは直接的には含まない場合がある様々なアスレチック活動、たとえばランニング、ウォーキング、ヨガ、ダンス、ピラティス、ストレッチ、ウエイトリフティング(フリーウエイト使用)、武術トレーニング、タエボー、ボクシング、レスリング、クルー、ボート、カヤック、チーム競技(たとえば野球、ソフトボール、バスケットボール、フットボール、サッカー等)、陸上競技イベント等に従事することができる。本発明の少なくともいくつかの局面のシステムおよび方法は、以下さらに詳細に説明するように、ユーザが従事するタイプの活動を示す入力データを、たとえば、手作業によるユーザ入力によって、本発明のシステムの何らかの部分との電子通信を介して自動的に、ユーザのコマンドに応答して半自動的に等で受けることができる。
【0031】
様々なセンサ、たとえば102(a)〜102(d)はまた、ポータブルであり、かつ本発明を逸脱することなく所望の手法で人物100によって携行されることができる。たとえば望むならば、一つまたは複数のセンサを、フットウェア製品104に取り付けること(たとえば、この図示される例のセンサ102(a)および102(b)のような)、アスレチックアパレル製品(たとえば、センサ102(c)を含むこの例のアームバンド106、シャツ、ショーツ、パンツ、ソックス、ヘッドバンド等)に設けること、および/またはアスレチック機器(たとえば自転車、バット、ラケット、クラブ、乗り物、ボール等のような)とともに携行することができる。なおさらなる例として、図1に示すように、感知装置102(d)を、たとえば接着剤、バンド、フック、他の機械的コネクタなどによってアスリート100の体に直接取り付けることもできる。
【0032】
感知システムおよび/または装置102(a)〜102(d)ならびにそれに関連する任意のデータ転送システム(たとえば、図1に示し、以下さらに説明するワイヤレス送信またはトランシーバ装置108 (たとえばRFID要素、無線トランシーバ等))は、所望の手法で、たとえばクリップ、クランプ、接着剤、縫合によって、ポケットの中、適当な受け部の中、フック&ループファスナによって、他のファスナまたは機械的構造によって等、フットウェア製品、衣服、アスレチック機器、接着性支持体等の上および/または中に取り付けることができる。または、所望により、本発明を逸脱することなく、感知システムまたは装置102(a)〜102(d)は、フットウェア製品、衣服製品、アスレチック機器等とで一体に形成されることもできるし、それらの一部として含められることもできる(たとえば、任意で永久的または脱着自在にその中に取り付けられる等)。望むならば、一つまたは複数の感知装置およびその関連するデータ転送システム108は、本発明を逸脱することなく、単一構造の一部として含める、たとえば、共通のハウジングの中および/または共通のプリント回路板の上に取り付ける、互いに接続する等ができる。さらには、望むならば、ハウジング(あるならば)は、ON/OFFスイッチ、たとえば、パワー状態(たとえばオン/オフ)、電源状態(たとえば充電対バッテリ作動)、バッテリ寿命、データ受信および/または処理状態(たとえば待機状態対受信対送信対処理等)、電荷または充電レベル状態等を示すための作動ランプ(たとえばLED等)または他のインジケータ等を備えていることができる。
【0033】
本発明の少なくともいくつかの例にしたがって、アスレチックパフォーマンスに関連する身体的または生理学的データは、様々な感知装置(たとえば装置102(a)〜102(d))によって収集し、表示または他の出力(および、任意で記憶、さらなる処理等)のために出力装置110に送信することができる。本発明を逸脱することなく、たとえば、従来のまたは既製品の出力装置110をはじめとして、任意のタイプの出力装置110を使用することができる。適当な出力装置110のより具体的な例は:表示スクリーン、たとえばLED、LCDまたはプラズマ表示スクリーンを備えた電子装置;時計;オーディオ出力、視覚表示装置もしくは他の出力を備えたポータブルオーディオもしくは他のメディアコンテンツ記憶および/または再生装置、たとえばラジオ、テーププレーヤ、CDプレーヤ、MP3プレーヤ、手持ちコンピューティング装置など;英数字表示装置、たとえばビーパ、ページャなど;ポータブルビデオまたはオーディオ/ビデオ表示装置、たとえばポータブルテレビ、DVDプレーヤなど;ポータブル通信装置、たとえば携帯電話、ラジオなど;ポータブルコンピューティング装置、たとえばPDA、ハンドトップもしくはパームトップコンピューティングシステムなどを含む。図示される例では、出力装置110は、アスレチックパフォーマンス中に容易に携行し、使用することができるようにユーザ100がベルトまたは衣服と係合させて有するオーディオまたは他のメディアコンテンツ再生装置(たとえばIPOD(登録商標)(Apple Computer, Inc., Cupertino, Californiaから市販))を含む。このタイプの構成の使用は、アスレチックパフォーマンスデータを装置110の表示システム上に表示すること、および/またはヘッドホン140または他のオーディオ出力装置を介してユーザ100に送信することができ、そのため、ユーザが、アスレチックパフォーマンスデータの表示または送信を可能にするために独立した表示装置を取得および/または携行する必要がない(それによって重さ、費用および取り扱いにくさを軽減する)ため、少なくともいくつかの状況で有利である。
【0034】
感知装置102(a)〜102(d)から従来の電子装置110へとアスレチックパフォーマンスデータを単に送信し始め、装置110が作動してそのデータを受信し、それを所望のフォーマット(および/またはユーザ制御可能な形態もしくはフォーマット)で表示することを期待することはできない。したがって、図1に示し、図2にさらに詳細に示すように、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、電子装置110に物理的にプラグインし(たとえば解放可能な手法で)、アスレチックパフォーマンス中に電子装置110とともに携行される電子インタフェース装置112を含むことができる。図2にさらに詳細に示すように、本例の電子インタフェース装置112は、この電子装置110モデルに設けられた従来の入力ポート116に物理的にプラグインし、それと接続するコネクタシステム114を含む。インタフェース装置112のコネクタシステム114が接続する入力ポート116は、電子装置110に設けられた任意のタイプの入力ポート、たとえばデータ入力ポート(たとえばパラレルポート、シリアルポート、USBポート、イヤホンまたは他のジャックもしくはポート等)、たとえばデータ入力、同期化、充電、AC電源等のために従来の電子装置で使用される入力ポートであってもよい。コネクタシステム114は、電子装置110の入力ポート116に設けられた対応する要素とで電気接続または他の適当な接続を形成するために、適当な接続装置、たとえばワイヤ、ピン、電気コネクタなどを含むことができる(たとえば、インタフェース装置112と電子装置110との間の電子および/またはデータ通信を可能にするため)。必要に応じてまたは望むならば、さらなる固定要素、たとえばストラップ、フック、バックル、クリップ、クランプ、クラスプ、保定要素、機械的コネクタなどを設けて、インタフェース装置112を電子装置110とともに確実に保持してもよい。
【0035】
動作中、電子インタフェース装置112は、一つまたは複数の外部ソース、たとえば様々な感知装置102(a)〜102(d)から、たとえば感知装置102(a)〜102(d)とともに含まれるデータ転送システム108を介して、インタフェース112中に、またはそれとともに設けられたデータ受信装置またはシステム118(たとえばワイヤレスレシーバまたはトランシーバ装置、無線トランシーバ、赤外線レシーバ、光源レシーバ等)に送信される信号を受信することができる。望むならば、本発明を逸脱することなく、データ転送システム108およびデータ受信システム118は、それぞれ、入力データを受信し、出力データを送信する能力を含むことができる(当然、必要である、および/または望むならば、感知装置102(a)〜102(d)およびインタフェース装置112それぞれに別々の受信装置および送信装置またはシステムが設けられてもよい)。ワイヤレス通信プロトコルが図1および2に示されているが、本発明を逸脱することなく、望むならば、有線接続をはじめとして、感知装置102(a)〜102(d)とインタフェース装置112との間で任意の所望の手法の通信を使用することができる。センサ102(a)〜102(d)からの信号は、任意でインタフェース装置112中でデータ処理されて、表示装置110による表示および/または使用のための形態またはフォーマットに配されたのち、コネクタシステム114(この図示される例では電子装置110の入力ポート116に物理的にプラグインされる)を介してインタフェース装置112から電子装置110に転送される。ひとたび電子装置110に入力されると、入力されたデータを、必要に応じてまたは望むならば、さらに処理したのち、表示パネル120上で所望の形態でユーザに表示することができる。
【0036】
本発明を逸脱することなく、感知装置102(a)〜102(d)からの身体的または生理学的データから導出されるデータを電子装置110上での表示または電子装置110からの出力にとって正しい形態またはフォーマットに配する任意の所望の方法を提供することができる。例として、望むならば、インタフェース装置112は、一つまたは複数の特定の電子装置110とでの使用のために特別に設計および/またはプログラムされることができる(たとえば、特定の装置(たとえば特定のモデル等)とで動作するように事前にプログラムおよび/またはワイヤリングされ、そのような装置に適した形態およびフォーマットで出力データを提供する)。この状況では、インタフェース装置112は、特定の電子装置110を具体的に標的にした状態で市場に出して販売することができる。もう一つの代替方法として、望むならば、インタフェース装置112は、多様な異なる電子装置110とで作動するよう、たとえば、特定の電子装置110のための表示装置もしくは装置ドライバおよび/またはフォーマットデータをインタネット、ディスクまたは別のソースからダウンロードすること等により、後でプログラムすることもできる。より具体的な例として、ユーザがインタフェース装置112を電子装置110にプラグインすると(たとえば初めて)、たとえばパーソナルコンピュータ装置が新たに取り付けられたハードウェア(たとえばマウス、プリンタ、スキャナ等)を認識する、かつ/または新たに追加されたハードウェアまたはソフトウェアに関連する様々なセットアップ動作を実行する手法と同様に、インタフェース装置112と電子装置110との間で交換される信号が、装置を互いに特定すること、および/または装置のうちの一つの処理システムがドライバもしくはセットアップ情報をたとえば遠隔もしくは外部ソース、たとえばインタネット、ディスク、インタフェース装置112に含まれるメモリ等からアクティブ化またはダウンロードすることを他の手法で可能にすることができる。当然、本発明を逸脱することなく、データが表示、オーディオ出力または他の出力にとって正しい形態またはフォーマットに配されていることを保証する他の方法を使用することもできる。本発明を逸脱することなく、データを表示または他の出力ための形態および/またはフォーマットに配するための処理は、インタフェース装置112、電子装置110、センサ装置102(a)〜102(d)および/または任意の他の所望のコンポーネントもしくはシステム中で実施されることができる。
【0037】
望むならば、本発明の少なくともいくつかの例にしたがって、電子インタフェース装置112はさらに、ユーザ入力システム122、たとえば一つまたは複数のロータリー入力装置、スイッチ、ボタン(図2に示す例の場合)、マウスもしくはトラックボール要素、タッチスクリーンなどを含むことができる。このユーザ入力システム122は、たとえば、データ受信装置118を介して受信される入力データの処理の一つまたは複数の局面を制御し、入力データ受信(たとえばタイミング、受信される情報のタイプ、オンデマンドデータ要求等)を制御し、電子装置110に対し、または電子装置110によって出力されるデータを制御し、感知装置102(a)〜102(d)を制御する(たとえば、それらをアクティブ化または非アクティブ化する等)等のために使用されることができる。代替的または追加的に、望むならば、電子装置110の入力システム(たとえばボタン124、タッチスクリーン、デジタイザ/スタイラスベースの入力、ロータリー入力装置、トラックボールもしくはローラボール、マウス等)を使用して、ユーザ入力データをインタフェース装置112および/または感知装置102(a)〜102(d)もしくは感知システムに提供することもできる(たとえば、インタフェース装置112のコネクタシステム114または他の部分が電子装置110からの入力を受けるように設計されている場合)。さらにもう一つの例として、望むならば、音声入力システムをインタフェース装置112および/または電子装置110とともに設けて、たとえば、音声コマンドを介するユーザ入力を可能にすることもできる。本発明を逸脱することなく、任意のシステム要素の制御および/または任意の目的のために任意の他の所望のタイプのユーザ入力システムを設けてもよい。
【0038】
電子装置110は、さらなる入力および/または出力要素、たとえば図2に示す、たとえばヘッドホン(または他のオーディオ出力)、電源、ワイヤレス通信、赤外線入力、マイク入力または他の装置のためのポート126および128を含むことができる。望むならば、また、インタフェース装置112が電子装置110に取り付けられた場合これらのポート126および/または128が覆われる場合には、インタフェース装置112は、ポート126および/または128への同様な外部ポートを備えることができ、インタフェース装置112に内部回路を設けて、ユーザが同じ追加装置を、電子装置110にプラグインするかのようにインタフェース装置112にプラグインし、同じ機能をうまく利用する(たとえば、それにより、必要なデータ、信号、パワーおよび/または情報をインタフェース装置112を介してユーザ、別の出力および/または電子装置110に送る)ことを可能にする。
【0039】
図3は、本発明の少なくともいくつかの例の電子インタフェース装置112に含めることができる様々な例示的コンポーネントの略図を含む。図3に示し、図1および2に関連して先に記したように、インタフェース装置112は、電子装置に物理的に接続するための接続システム114ならびに外部ソース、たとえばアスレチックパフォーマンスデータを感知するためのセンサ、コンピュータ、ネットワークまたは他の処理システム等から入力データを受信するためのデータ送信および/または受信システム118(たとえばワイヤレスデータレシーバまたはトランシーバ、赤外線レシーバ、RFIDレシーバ等)を含むことができる。さらには、図3でさらに示すように、インタフェース装置112は、たとえばキー、ボタン、タッチスクリーン、デジタイザ、音声入力、スタイラス入力、ロータリーダイヤル入力、トラックボールもしくはローラボール入力、マウス入力、スイッチ等を介してユーザ入力を受けるための入力システム122を含むことができる。
【0040】
本発明の少なくともいくつかの例にしたがって、電子インタフェース装置112はさらに、様々な動作を実行する、たとえば、電子インタフェース112を作動させる、外部データソースと対話する、一つまたは複数のソースからユーザ入力を受ける(たとえば、入力システム122を介して、コンピュータまたはネットワーク接続を介して、トランシーバ118を介して等)、電子装置110と対話する(たとえば、接続システム114とともに含まれるワイヤまたはピンコネクタ302を介して電子装置110に供給される出力を介して) 等のための処理システム、たとえばマイクロプロセッサ300を含むことができる。接続システム114を介して任意の数のワイヤ、ピンまたは他の接続を設けて、インタフェース装置112と外部電子装置110との間に適当な電子/データ通信を提供することができる(たとえば、携帯電話、MP3プレーヤ、オーディオ/ビデオ再生装置、PDAまたは公知であり、市販されている従来の電子装置をはじめとする他のポータブル電子装置に設けられた接続システムのように)。コネクタシステム114は、インタフェース装置112と電子装置110との間に電子/データ通信のための経路を提供するために、それがプラグインする電子装置110に適合するように設計されることができる。そのうえ、望むならば、本発明の少なくともいくつかの例にしたがって、マイクロプロセッサ300は、オペレーティングシステムソフトウェアを含む、および/または、感知装置102(a)〜102(d)からの入力データを処理して、そのデータを、電子装置による受信、それにおける使用、それによる表示および/またはそれによる出力にとって適当な形態に変換する、データ形態またはフォーマットを変更する、未処理入力データに基づいて計算を行う等をすることができる。
【0041】
図3はさらに、電子インタフェース装置112の一部として含まれる電源装置304を示す。この電源装置304は、エレクトロニクス技術で一般に公知であり、使用されているような従来のバッテリ、たとえば充電式または長寿命のバッテリを含むことができる。代替的または追加的に、望むならば、電源装置304は、それが取り付けられている電子装置110からパワー入力を受け(たとえば、入力ピン、ワイヤまたはライン306もしくは他の接続システムを介して)、電子装置110からの電源を使用して、インタフェース装置112中の様々な要素およびコンポーネント(たとえばマイクロプロセッサ300、データ受信システム118、入力システム122、作動ランプまたは表示装置など)を作動させることができる。さらに別の例として、望むならば、電源304は、任意で充電式バッテリを充電するために、外部電源、たとえばAC電源、外部バッテリ電源等に接続することができる。
【0042】
望むならば、図3に示す様々な部品の一部または全部を、共通のプリント回路板の中または上に形成された、または従来のモジュールもしくはパッケージとして他の手法で形成されたハウジングシステム308の中または上に取り付ける、収容する、または含めることもできる。接続システム114は、少なくとも部分的にハウジング308の外に延びることもできるし、ハウジング308の一部として一体に形成されることもできるし、ハウジング308に固定された(たとえば接着剤またはコネクタによって等)別個の要素であることもできるし、ハウジング内に少なくとも部分的に凹設されることもできるし、あるいは他の手法で利用可能にされる、および/またはハウジングシステム308とともに含められることもできる。
【0043】
図4は、本発明の少なくともいくつかの例のアスレチックパフォーマンス感知または追跡システム400全体の略図を示す。このシステム400では、電子インタフェース装置402が、二つの装置をたとえば確実かつ解放自在な手法で合わせて保持する機械的接続システム406を介して(たとえば、摩擦嵌めを介して、戻り止めまたは保定要素を介して、ばね要素を介して等)ポータブル電子装置404に物理的にプラグインされる。任意で、望むならば、他の独立した固定要素を設けて、インタフェース装置402をポータブル電子装置404とともに保持するのに少なくとも部分的に役立つこともできる(たとえばフック、ストラップ、スナップ、クリップ、クランプ、クラスプ、保定要素等)。
【0044】
この例示的システム400はさらに、何らかのタイプのアスレチックパフォーマンスデータを感知し、伝達するための感知システム408を含む。より具体的には、この例示的構造では、アスレチックパフォーマンスデータ(たとえば、アスレチックパフォーマンスに関連する身体的または生理学的データ)がセンサAおよび/またはBによって感知され、これらのセンサからのデータが感知システムの処理システム、たとえばマイクロプロセッサに送られ、このマイクロプロセッサが、任意で、そのデータを記憶する(たとえば記憶システムまたはメモリ(図4には示さず)中に)、さらに処理する等をすることができる。感知システム408の様々なコンポーネント、たとえばセンサ、マイクロプロセッサ、データ転送システム410、メモリおよび/または任意の他の必要なまたは所望のコンポーネントを作動させるための電源を設けることもできる(システム408モジュール内またはその外部に)。望むならば、感知システム408に搭載されたマイクロプロセッサがある場合には、それが、センサデータをシステム400の他の部品に送る前に、そのセンサデータを処理する、その形態またはフォーマットを変更する、または他の手法でデータを操作することができる。感知システム408は、図1に示すモジュール102(a)〜102(d)のようなセンサモジュールを構成することができる。
【0045】
適切な時点または所望の時点で(たとえば、データ要求が受けられた場合、定期的、自動的、ユーザ要求時等)、感知システム408は、そのデータ(たとえば、センサの一つまたは複数から直接の未処理データ、少なくとも部分的に未処理データから導出されたデータ等)の少なくともいくらかの部分を、たとえば最終的には電子装置404を介してユーザに出力するために、電子インタフェース装置402に送ることができる。これは、本発明を逸脱することなく、たとえば、図4に示すように、ワイヤレスデータ送信システムを介して(たとえば、感知システム408中のワイヤレスデータ転送または送信要素410から電子インタフェース装置402中のワイヤレスデータ受信要素412まで)または他の所望の手法で達成することができる。本発明を逸脱することなく、任意の所望のワイヤレスプロトコル、同時通信プロトコルまたは他のデータ転送プロトコルを使用することができる。
【0046】
アスレチックパフォーマンスデータは、ひとたび電子インタフェース装置402で受けられると、必要に応じてまたは望むならば、さらに処理されたのち、電子装置404の処理システム(たとえばマイクロプロセッサ)に供給されることができる。これは、本発明を逸脱することなく、所望の時点または時機(たとえば、データ要求を受けた場合、自動的に、定期的に、ユーザコマンド時等)に達成することができる。そこから、必要に応じてまたは望むならば、データをさらに処理したのち、ユーザへの出力に適した形態(たとえばオーディオ、ビデオおよび/または英数字形態等)で出力装置に送ることができる。
【0047】
この図示される例示的システム400では、電子インタフェース装置402のためのパワーは、電源416と「パワー」要素424との間の、接続システム406を介する接続418によって示すように、電子装置404を作動させるために使用される電源416(たとえば、携帯電話、オーディオ再生装置または他のポータブル電子装置の充電式バッテリであってもよい)を介して供給される。この例におけるインタフェース装置402中の「パワー」要素424は、外部電源(たとえば、この例では電子装置404の電源416)からのパワーをインタフェース装置402の様々なコンポーネントに分配するためだけに使用されるコンポーネントであることもできる。または、たとえばインタフェース装置402の内部ワイヤリングが電源416からインタフェース装置402のすべての必要コンポーネントへのパワー伝達を可能にする場合には、パワー要素424を省いてもよい。さらに別の例として、望むならば、パワー要素424は、独立して、および/または、電源416から供給されるパワーによって充電することができる充電式バッテリを構成することもできる。
【0048】
さらには、この例示的システム400では、ユーザ入力は、ポータブル電子装置404に設けられた入力システム420を介して電子インタフェース装置402を制御するための備えを有することもできる。たとえば、望むならば、ユーザは、電子装置404に提供される入力を介して、電子インタフェース装置402の様々な機構、機能または特性が制御されることができる特定の作動モードに入ることができる。追加的または代替的に、望むならば、電子インタフェース装置402は、本発明を逸脱することなく、たとえば図3に関連して先に記したような、それ自体の入力システム(および/またはそれ自体の電源)を含むこともできる(しかし、電子装置404からのこれらのコンポーネントおよびリソースの使用は、インタフェース装置402およびシステム400の全体サイズ、重さおよびコストを減らすのに役立つ)。
【0049】
当然、本発明を逸脱することなく、図4に示す要素またはコンポーネントの一部または全部を含む様々な要素またはコンポーネントの多くの異なる構成を使用することができる。そのうえ、本発明を逸脱することなく、さらなるコンポーネントまたは要素をそのようなシステムに含めてもよいし、例示するコンポーネントまたは要素の一つまたは複数を省いてもよい。さらには、望むならば、たとえば、参照番号408で示すタイプの多数の独立した感知システムから入力されるデータを受信するために、一つの電子インタフェース装置402および電子装置404を同時に動作的に接続することもできる(たとえば、図1の構成を参照)。もう一つの例として、望むならば、一つの感知システム408が複数のインタフェース装置402および/または電子装置404と別々または同時に通信することもできる。本発明を逸脱することなく、様々なシステムの全体構造、コンポーネントおよびアーキテクチャの多くの変形が可能である。
【0050】
本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法の一つの潜在的な利点は、別の電子装置を取得し、携行することをユーザに求めることなく、既存の電子装置がアスレチックパフォーマンスデータをさらにユーザに表示、出力および/または提供することを可能にするために、この既存のポータブル電子装置(たとえば携帯電話、MP3プレーヤ、PDA等)のコンポーネントおよびインフラストラクチャを強化し、それに接続し、それと電子通信する電子インタフェース装置と組み合わせて使用することができるという事実にある。上記のように、その表示のために使用される既存の電子装置の入力システムおよび/または電源の強化は、インタフェース装置のサイズ、重さ、コストおよび複雑さをさらに減らし、それにより、さらなる利点を提供することができる。当然、望むならば、別々のインタフェース装置(たとえば112または402)を省き、アスレチックパフォーマンスデータを受け、表示する(任意で他の所望の機能を実行する)ために別個の専用電子装置404を設けてもよい。さらに別の例として、望むならば、電子装置404は、感知システム408から入力を直接受けるように構成して、それにより、インタフェース装置402を不要にすることもできる。
【0051】
アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムは、本発明を逸脱することなく、多様な異なる環境で提供することができる。たとえば、図4に示すように、望むならば、アスレチックパフォーマンスに関連するデータ(たとえば身体的または生理学的データ)を感知するための一つまたは複数のセンサを、ハウジング422中に、任意でデータ転送システム(たとえばワイヤレス送信またはトランシーバ装置410)および/または他の処理もしくは電子コンポーネントの少なくとも一部分とともに設けて、たとえば、アスレチックパフォーマンスデータ感知モジュールまたはシステム408を提供することができる。モジュールとして設けられる、またはそうでなければ別々の要素として設けられる場合、アスレチックパフォーマンス感知システム(たとえば408)のこれらの部分は、本発明を逸脱することなく、たとえば、それらのデータ感知、処理および/または送信能力がその配置によって損なわれないと仮定する場合には、任意の所望の場所に設けることができる。図5は、アスレチックパフォーマンス感知モジュール502がアスレチックフットウェア製品504に取り付けられている例示的システムおよび環境500を示す。モジュール502は、たとえば、一つまたは複数のアスレチックパフォーマンスデータセンサ、データ転送システム、処理能力、電源および/または同様なもの(たとえば、図4に示すシステム408のようなもの)を含むことができる。本発明を逸脱することなく、モジュール502をフットウェア製品504の中または上に取り付ける任意の所望の手法、たとえば、ミッドソール中(たとえばヒールまたは土踏まず部)に形成されたスロット、チャンバまたは受け部を介する手法;取り付けポケットまたは要素を介する手法;ストラップ、接着剤、機械的コネクタ、フック&ループファスナ、保定要素等を介する手法;ユーザ脱着可能な接続を介する手法等を提供することができる。または、望むならば、モジュール502は、たとえば、フットウェア製造中にフットウェア製品504に埋め込む、またはその一部として一体に形成する、および/または、それに永久的に固定することができる。一つのより具体的な例として、モジュール502は、NIKE, Inc., Beaverton, Oregonから市販されている「PLUS(商標)ready」フットウェアで提供されている受け部と同様な手法で、フットウェア製品のヒールまたは土踏まず部分の、フットウェアインソール部材の下に形成(たとえば、ミッドソール部材に形成)された受け部の中に取り付けることができる。
【0052】
さらに図5に示すように、モジュール502は、インタフェース装置506とでワイヤレス(または他の)通信状態にあってもよく、インタフェース装置は、他方、図5に示すように電子装置508、たとえば音楽再生装置または携帯電話に物理的に接続されている。この電子装置508は、たとえばアスレチックパフォーマンス中に容易に携行、移動および/または視認されるよう、ユーザの体、衣服または装備に取り付けることができる。一般に、本発明を逸脱することなく、図1〜4に関連して先に記したタイプの様々なアスレチックパフォーマンス感知システム、電子インタフェース装置および/またはポータブル電子装置のいずれをも使用することができる。より具体的な例として、望むならば、モジュール502に搭載された感知システムが歩数、タイミングおよび他のデータを提供し、電子インタフェース装置506がそのデータを処理して、電子装置508によって出力するための歩数計タイプの速度および/または距離データを提供することができる。当然、本発明を逸脱することなく、いかなるタイプのデータをモジュール502によって提供してもよく、任意の所望のタイプの情報を表示または他の手法で電子装置508上に出力してもよい。
【0053】
本発明の少なくともいくつかの例の基本的なアスレチックパフォーマンスデータ収集システムを概説したところで、以下、本発明の例の例示的特徴、内容ならびにシステムおよび方法の使用のより詳細な説明を以下に記す。
【0054】
B. 本発明の例示的アスレチックパフォーマンス感知および追跡システムの説明
図6および7は、本発明の例示的パフォーマンス感知ならびに追跡システムおよび方法のさらなる特徴およびその使用環境を示す。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、図1に示すように歩数計ベースの速度および距離情報(または他の感知情報)を使用しながらのオープンコースでランニングまたはウォーキングに加えて、他の場所、たとえばジムまたはスパ、ワークアウトクラス、家などでアスレチックパフォーマン特性を感知および/または追跡するのにも有用であることができる。図6のシステム600は、たとえば、図5に示すようなインタフェース装置506を介してポータブル電子装置508と連絡した状態にあるパフォーマンスモジュール502 (たとえば、パフォーマンス中にアスリートによって、たとえばフットウェア製品504の中で、アスリートの衣服の一部として、アスリートによって着用される製品として等で携行される)を示す。図6の送信インジケータ602を見ること。この通信に加えて、図6に示すように、モジュール502、インタフェース装置506および/または電子装置508のいずれかまたは全部が、一つまたは複数のエクササイズ機器604または他の物、たとえば、ジム、スパまたは他のアスレチックパフォーマンス設定に含まれる機器またはトランシーバ装置とでデータを交換するように構成されることができる。
【0055】
図6の参照番号604は、任意のタイプのエクササイズ機器および/またはジム、スパ、家もしくは他のアスレチックパフォーマンス設定を示すことができる。たとえば、参照番号604は、多様な異なるタイプのアスレチックおよび/またはトレーニング機器、たとえば、ジムでよく見かけるトレーニングマシン、たとえばトレッドミル、スピニングマシン、エリプティカルトレーニングマシーン、エアロバイク、ステアステッパ、クロスカントリスキーシミュレーションマシン、ウエイトリフティングマシン、ローイングマシン等を表すことができる。追加的または代替的に、参照番号604は、トレーニングマシンの使用を含むまたは直接的には含まない場合がある様々なパフォーマンス場所、たとえばヨガ、ダンス、ピラティス、武術トレーニング、ストレッチ、ウエイトリフティング、タエボー、ボクシング、レスリング等に使用される施設(たとえばトレーニングルーム)を表すことができる。さらに別の例または代替として、参照番号604は、ユーザが自ら実施した、または実施する予定であるアスレチックまたはトレーニング活動、たとえば陸上競技トレーニングまたはイベント、チームスポーツイベント、フリーウエイトリフティング等に関する情報を入力することができる入力装置を表す、または含むことができる。参照番号604はまた、身体的または生理学的パラメータ計測システム、たとえば体重計、心拍数モニタ、血圧計測システム、体温計測システム等に関することができる。図6に示すようなシステムを使用して、ユーザは、要素604を使用して、自らが従事する任意の所望のタイプのアスレチックもしくはトレーニング活動および/または自らのトレーニングに関する身体的もしくは生理学的パラメータを追跡するための入力を生成することができる。
【0056】
エクササイズ機器604 (または他のワークアウトもしくはアスレチックパフォーマンス設定もしくは機器)と、ユーザによって保持されるポータブル機器(たとえばモジュール502、インタフェース装置506および/または電子装置508)との間で多様な異なるタイプのデータおよび情報を交換することができる。たとえば、望むならば、機器604は、個人のワークアウトまたはトレーニングエクササイズのワークアウトパラメータに関する情報、たとえばジムまたはワークアウト機器によって検出可能または感知されるデータ、たとえば移動距離、速度、高度変化、歩数、昇ったフロア数、総時間、速度または時間の関数としての他のデータ、消費カロリー、毎分回転数、回転回数、抵抗設定、登りまたは下り傾斜度情報、持ち上げたウエイトの量、繰返し回数、使用したウエイトマシン等をユーザの機器に送る(たとえば送受信システム606を介して)ように設計されることもできる。また、計測された任意の生理学的特性、たとえば心拍数、脈拍、血圧、血中酸素レベル、EEGデータ、EKGデータ、体温、吸排気速度等をユーザのポータブル機器に送ることもできる。送受信システム606はまた、識別情報、たとえばエクササイズマシン識別、ルーム識別、場所識別、他の機器識別情報等を送ることもできる。所望のデータを任意の所望の時点で、たとえばリアルタイムに(機器604で収集されると同時に)、定期的に、エクササイズが終了したのち、ユーザがジム施設を去る場合等にユーザのポータブル機器に送ることができる。
【0057】
歩数計ベースの情報を使用するシステムの場合、速度および/または距離情報を検出することに加えて、本発明の少なくともいくつかの例示的システムおよび方法において、感知システムが、アスレチックパフォーマンス活動(たとえば時間に対する歩数、回転、足の移動方向変化、腕の移動方向変化等、たとえば毎秒歩数、毎分回転数、毎秒ステアステッパ歩数、毎分ローイングストローク数等)に関連するユーザの調子、リズムまたは「ビート」に関するデータおよび情報を計測または検出することが有用である。リズムを決定する場合には加速度計および/または方向変化センサを使用することができる。モジュール502および/またはポータブル機器の他の部分(たとえばインタフェース装置506および/または電子装置508)および/または機器604は、ユーザリズムに関連するデータおよび情報を提供するために使用することができる。エクササイズ機器を使用してジムで実施される多くの活動、たとえばトレッドミルでのランニングまたはウォーキング、スピニング、エリプティカルトレーニング、エアロバイクトレーニング、ステアステッパトレーニング、クロスカントリースキーシミュレーション、ローイングシミュレーション等をはじめとする多様なアスレチックパフォーマンス活動に関してリズム情報を収集することができる。アスレチックパフォーマンスに関するデータを提供することに加えて、リズム情報はまた、以下さらに詳細に説明するように、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法で、アスレチックパフォーマンス中のモチベーション、インスピレーション、パフォーマンス向上または他のメディアコンテンツの選択(たとえば選曲など)に有用である場合がある。
【0058】
参照番号604が施設または場所を表す場合、それは、場所を識別する情報および/またはタイミング情報(たとえばその場所で費やした時間)を単に送ることができる。たとえば、参照番号604は、RFIDまたはユーザのポータブル機器と通信してユーザが特定の部屋または区域(たとえばウエイトリフティングルーム、エアロビクス、ヨガまたはピラティススタジオ、武術トレーニング施設等)に入った、またはそこを出た場合に示す、かつ/またはユーザがその場所で費やした時間の量(たとえば実際の入室および/または退出時間、日付情報、総滞在時間等)を示す他のデータ送信装置606を含むことができる。また、ある特定の場所が数多くの活動のために使用されることがある場合には、スケジューリングおよび/または他の情報を提供および/または送信して、送信装置606が、ユーザがその場所または施設にいた場合に従事した活動のタイプを自動的に送信することができるようにすることもできる。このようなデータは、たとえば、センサによって身体的または生理学的データを提供することができない状況でさえ、ユーザが自らのワークアウト活動の詳細な追跡および/または完全な記録を作成および/または維持するのに役立つことができる。任意で、望むならば、ユーザは、たとえば追跡目的のために、さらなる情報、たとえば:ユーザ場所データ;フライトまたはホテル滞在情報;月経周期データ;アスレチックイベントカレンダ情報;標的または目標日付情報;および任意の所望の履歴、予定、カレンダまたは目標情報を、自らのワークアウトカレンダまたは記録に含めることができる。
【0059】
データはまた、ユーザのポータブル機器(たとえばモジュール502、インタフェース装置506および/または電子装置508)からエクササイズ機器または他のワークアウトもしくはアスレチックパフォーマンス設定604に転送することもできる。たとえば、ユーザID情報を転送して、エクササイズ機器または他のワークアウトもしくはアスレチックパフォーマンス設定604がその特定のユーザに関連するワークアウトデータを記憶することができるようにしてもよい。もう一つの例として、望むならば、ユーザのポータブル機器(たとえばモジュール502、インタフェース装置506および/または電子装置508)を使用して、エクササイズ機器または他のワークアウトもしくはアスレチックパフォーマンス設定604を少なくとも部分的に制御して、たとえば、ワークアウトマシン設定を、ユーザのポータブル機器中に事前にプログラムされた、またはそれにダウンロードされたワークアウトに対応させることもできる。たとえば、ポータブル機器に記憶された、またはそれを介して利用可能であるワークアウトルーチンからダウンロードされたワークアウト情報を使用して、様々なワークアウト特徴、たとえばウエイトマシン設定、抵抗設定、傾斜度(または登り勾配レベル)設定、標的距離(または他の合計時間または期間)設定、標的カロリー消費量(または他の生理学的パラメータ)設定、トレッドミル速度または傾斜度設定等を制御することができる。さらに別の例として、望むならば、ユーザのポータブル機器がワークアウト識別情報(たとえばワークアウト12)をエクササイズ機器または他のワークアウトもしくはアスレチックパフォーマンス設定604に送ると、それがこの識別情報を使用して、メモリに記憶された情報から識別されたワークアウトのための所望の設定を提供することができる。また、望むならば、ワークアウトが進行すると同時に収集される(たとえば、モジュール502等を介して)データを使用して、エクササイズ機器または他のワークアウトもしくはアスレチックパフォーマンス装置を制御する(たとえば、強度または抵抗レベルを設定または変更する、ワークアウト時間を短縮または延長する等)こともできる。当然、他の情報をユーザのポータブル機器から要素604に転送することもできる。
【0060】
もう一つの潜在的オプションまたは代替として、望むならば、ユーザのポータブル機器(たとえばモジュール502、インタフェース装置506および/または電子装置508)を、たとえば、エクササイズ機器604による表示、遠隔ソースへの転送(たとえば、ジムまたはスパで維持されるネットワークを介して等) 等のためにエクササイズ機器604に情報を送るようにプログラムし、適合させることもできる。より具体的な例として、以下さらに詳細に説明するように、電子装置508は、オーディオおよび/またはビデオ情報、たとえば音楽、ビデオおよび/または他の娯楽コンテンツをユーザに提示する再生装置であってもよい。望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、このコンテンツを電子装置508 (または他のユーザ携行ポータブル機器)から、またはそれを介してエクササイズ機器604 (または別の装置)に送って、メディア(または他の)コンテンツを、エクササイズ機器604とともに設けられたスクリーンまたは他の出力装置(たとえば入力パネル、タッチパネル、テレビスクリーン、オーディオ出力システム等)上に表示または提示することができるように構成され、適合されることができる。さらには、望むならば、そのようなシステムにおいて、エクササイズ機器604の入力パネルまたは他の部分を、メディアコンテンツの再生機能を制御するユーザ入力を受ける(たとえば、曲または他のコンテンツを飛ばす、曲または他のコンテンツを繰り返す、曲または他のコンテンツを提示のために選択する等のために)ようにプログラムし、適合させることもできる。
【0061】
図7は、本発明の例示的アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムならびに方法に存在することができるさらなる特徴を示す。図7に示す構成700は、ユーザが、データおよび情報を一つまたは複数の遠隔ソースに送信すること、および/または一つまたは複数の遠隔ソースから受信すること、たとえば、ポータブル装置(たとえばモジュール502、インタフェース装置506および/または電子装置508)の一つからパーソナルコンピュータ(たとえば、ユーザの家またはオフィスにある)または他のコンピュータステーション702 (ワークアウト機器そのもの、および/またはジムもしくは他の施設で維持されるコンピュータを含むことができる)および/またはユーザ、フィットネスセンタ、ジムまたは別の第三者によって維持され、操作されることができる遠隔システム704(任意で、ネットワーク接続を介して、たとえばインタネットで)に送ることを可能にする。この構成700は、収集されたアスレチックパフォーマンスデータのより簡便な記憶、維持、検索および将来の処理を可能にする(たとえば、システム全体のユーザインタフェース、データ処理および/または計算能力を、電子装置508および/またはインタフェース506によって実行される処理に限定する場合に比較して)。
【0062】
履歴データおよび情報を記憶することに加え、この構成700は、一つまたは複数の遠隔システム704からユーザ、たとえばPCもしくは他の機器702および/またはポータブル装置508へのデータおよび情報のダウンロードを可能にする(任意でインタフェース装置506を介する)。データはまた、PCまたは他の機器702から生成し(リモートコンピュータ704を使用せずに)、ユーザのポータブル機器506および/または508に送ることもできる。場合によっては、遠隔システム704 (またはシステム702)は、多数のユーザによってアクセスされることもでき(たとえば、ネットワーク、たとえばインタネットまたはジムベースのネットワークを介して)、そのようなシステムは、多様なデータおよび情報をユーザに提供することができる(たとえば、各個人ユーザが自らのウェブページ、ユーザID、パスワード等を有することができる)。この交換されるデータおよび情報の考えられるコンテンツは、例として、図8〜19に関連して以下さらに詳細に説明するが、このダウンロードされるデータおよび情報は、事前にプログラムされたワークアウト、音楽または他のオーディオ/ビデオコンテンツ、事前にプログラムされたワークアウトを、音楽または他のオーディオ/ビデオコンテンツ、たとえば指導および/またはモチベーションコンテンツとミックスしたもの、比較データ、指導、安全および/またはモチベーションコンテンツなどを含むことができる。
【0063】
C. 本発明のシステムおよび方法の例示的特徴の説明
本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法の一つの特徴は、多様なタイプのアスレチックパフォーマンス活動に関する情報を感知し、追跡する能力に関する。アスレチックパフォーマンスに関するデータは、自動的、半自動的および/または手作業で本発明のシステムおよび方法に入力することができる。より具体的な例を以下に記す。
【0064】
エクササイズマシン(たとえば、ジム、スパ、家等にあるようなもの)を使用してアスレチック活動を実施する場合、ユーザは、自らの活動に関する速やかなフィードバック、データおよび情報を、モジュール502によって生成されるデータおよび情報および/またはエクササイズもしくは他の機器604によって収集もしくは計測されるデータおよび情報をはじめとして、自らのポータブル電子装置508上に得ることができる。これは、たとえば、図6に示すようなシステム600を使用して達成することができる。望むならば、機器604は、何らかのタイプの識別データまたは情報を送信して(自動的に、ユーザ入力に応答して、RFID送信システムのアクティブ化に応答して、等)、ユーザ携行ポータブル機器の電子装置508または他の部分が情報を記憶して、ワークアウト活動のタイプ(たとえばマシンのタイプ等)、ワークアウトの長さ、ワークアウトに関連する一つまたは複数のパラメータ等の一つまたは複数を追跡することができるようにすることもできる。
【0065】
一部のアスレチックパフォーマンス活動はマシンを使用しないが、そのような活動は、建物または施設の特別に指定された部屋または区域で実施されることがある。上記のように、送信装置(たとえば装置606)をその場所に設けて、ユーザが存在していた場所または部屋を、任意でそこに居る間に実施された活動のタイプとともに示す(たとえば、スケジュールまたは他の情報に基づいて、たとえば、ユーザがダンスクラス、ピラティスクラス、エアロビクスクラス、武術トレーニングに参加した、ウエイトリフティングを実施した等を示す)データを自動的、半自動的または手作業で送信することができる。部屋は、たとえば部屋識別情報、その場合に部屋の中で実施される活動のタイプ(たとえば空手クラス等)、ユーザ入室時間、ユーザ退室時間等示すデータを送るワイヤレス送信システム(任意で、個人ユーザにより、たとえばボタンを押す、点灯する、サインインする、サインアウトする、ドアを開ける等によってアクティブ化される)を含むことができる。この送信されるデータは、たとえば、モジュール502、インタフェース506および/または電子装置508によって受信され、記憶されることができる。場合によっては、直接的に関与するマシンがないとしても、モジュール502とともに含まれるセンサ(ある場合)が、それらのワークアウトのタイプに関連する少なくとも何らかのデータ、たとえば歩数、心拍数、脈拍、リズム、加速度計データまたは他のデータに関連する情報を検出することができる。このデータから、ワークアウトの何らかの特徴またはワークアウトに関するパラメータ、たとえばカロリー消費量、MET、速度、距離等を、たとえば電子装置508、インタフェース装置506および/またはモジュール502によって導出することができ、このデータおよび情報を記憶することができる。ワークアウトに関する具体的なデータ(たとえば歩数、心拍数等)をモジュール502によって検出することができないとしても、電子装置508への部屋または場所識別データの送信(任意でモジュール502を介する)は、たとえば、ワークアウトが実施されたという指示および何らかの記録ならびに任意でワークアウトのタイプを示す少なくとも何らかのデータを提供する場合に、ユーザにとって有用であることができる(そのデータおよび情報は、ユーザのワークアウト履歴に入力し、含めることができる)。
【0066】
ワークアウト情報は、データを送信する送信元のマシン、部屋または他の場所604がない状況および/またはモジュール502(またはインタフェース装置506もしくは電子装置508)がワークアウトに関連するデータを感知することができない状況(たとえば、屋外でのランニング、ジョッギングまたはウォーキング時;ダンス、エアロビクスまたは他のクラス;武術トレーニング中;フリーウエイトリフティング中;チームスポーツ(たとえば野球、ソフトボール、バスケットボール、フットボール、サッカー等)に参加時等)でさえ、電子装置508に入力することができる。データは、たとえば、ワークアウト情報を手作業で電子装置508に入力することによって提供することができる。図8は、この状況におけるワークアウトまたは活動に関する情報のユーザ入力を許す例示的ユーザインタフェース810を有する表示スクリーン800を備えた電子装置508の例を示す。多様な情報および異なるタイプの情報の組み合わせを入力することができるが、この例示的インタフェース810は、実施される活動のタイプを一覧から選択することができるパネル802および活動のタイプ(たとえば、任意で、パネル802にはない活動)を入力することができるもう一つのパネル804を含む。加えて、このユーザインタフェース810は、所望により、ユーザがワークアウトまたは活動に関連する時間および/またはタイミング情報を記録することを可能にする「開始」、「停止」、「一時停止」ボタンを含む。ここでもまた、モジュール502とともに含まれるセンサが、これらのタイプのワークアウトに関連する少なくとも何らかのデータ、たとえば歩数、心拍数、脈拍または他のデータを検出することができる場合には、そのデータを収集すること、電子装置508に送ること、記憶すること、表示スクリーン800上で提示すること、および/または特定のワークアウトと関連させることができる。このようなデータ収集は、利用可能なセンサから実際のワークアウトデータを生成すること、または利用可能にすることがほとんどまたは全くできない場合でさえ、ユーザの完全なワークアウト履歴を示す少なくとも何らかの情報(たとえばワークアウト日付、参加回数、ワークアウト長さ等)をユーザに提供する場合に有用であることができる。
【0067】
また、本発明を逸脱することなく、データをインタフェーススクリーン800に入力する任意の所望の手法、たとえばキーボード、マウス、トラックボール、ローラボール、スタイラス、ペン、タッチスクリーン、タッチパッド、ロータリー入力装置等を提供することもできる。このようなインタフェースシステムおよび入力装置は従来から公知であり、電子装置技術で使用されている。
【0068】
当然、本発明を逸脱することなく、ユーザインタフェース810を介して任意の所望のデータ情報またはコンテンツを要求および/または入力することができる。より具体的な例として、データ入力は、図8に関連して先に記したレベルよりも細分性のレベルで要求および/または提供することができる。たとえば、たとえば活動タイプ、ユーザ設定等に依存しながら、活動のタイミング、期間、強度または他の特徴に関するより詳細な情報をインタフェース810を介して要求することができる。たとえば、選択された活動が「フリーウエイト」または「ウエイトトレーニング」である場合には、本発明の少なくともいくつかの例のユーザインタフェース810は、さらなる情報、たとえば実施したリフティングのタイプ(たとえばスクワット、デッドリフト、ベンチプレス、ミリタリープレス、カール等);実施したセット数;1セットあたりの繰返し回数;1セットあたり持ち上げた重量等の入力を要求することができる。追加的または代替的に、望むならば、ウエイトマシンおよび/または個々のウエイトが、特定の情報、たとえば回数カウンタ(ウエイトの各上下動)、1セットあたりのウエイト情報、セット数等を電子装置508に自動送信(任意でモジュール502および/またはインタフェース装置506を介する)することを可能にする電子モジュール(たとえば、方向変化を感知するための加速度計等および送信システム(たとえばRFIDトランスミッタ)を含むこともできる。送信システムは、自動的、手動的または半自動的にアクティブ化することができる。
【0069】
本発明の例のシステムおよび方法は、ユーザにとって有用な多様な情報、特徴および/またはデータを提供することができる。たとえば、本発明の例のシステムおよび方法は、ユーザが、たとえば、ローカルコンピュータ702、遠隔システム704、ポータブル装置502、506および/または508等に記憶されていることができる一つまたは複数のワークアウトに関するデータを記憶し、検索することを可能にする。感知されたデータ、タイミング情報などは、いずれも、ユーザによって記憶され、検索され、さらに処理され、分析されることができる。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法はさらに、ユーザが自らのワークアウトルーチン、データおよび/またはフィットネスレベルを他の情報、たとえば:自身の記憶されたワークアウト;遠隔システム704の他のユーザの記憶されたワークアウト(任意で特定の個人、たとえば友人、ワークアウトパートナー等;同じまたは同程度の体格、体重、年齢、性別、フィットネスレベル等のユーザのワークアウト等);有名なアスリートまたは著名人の同様なワークアウトなどと比較することを可能にする。さらなる例として、望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法はさらに、ユーザが自らのワークアウトルーチン、データおよび/またはフィットネスレベルを、ユーザが参加したまたは参加していない場合があるアスレチックイベント、たとえばロードレース、自転車イベント、トライアスロン等に関する情報に比較することを可能にする(たとえば「今日のタイムならば昨年の海兵隊マラソンで何着だっただろう」、「昨年のツール・ド・フランス優勝者のスピードと比べてどうだろう」等)。
【0070】
本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法はまた、ユーザのためのワークアウト(たとえば、任意で様々な要因、たとえばユーザの年齢、身長、体重、フィットネスレベル、性別、過去のパフォーマンス、目標等を考慮しながら事前にプログラムされたワークアウト)を提供および/または提案するために使用することもできる。そのようなワークアウトは、フィットネス専門家によって、たとえば個人ユーザ、ユーザの一般的カテゴリーまたはグループ等のために設計されることができる。ワークアウトまたはワークアウトに関する情報は、ポータブル電子装置508にダウンロードすることができ(たとえば、コンピュータ702を介して、遠隔システム704から等)、ワークアウトが始まる前および/またはワークアウトが進むと同時に、任意でリアルタイムで情報をユーザに提供するように設計されることができる。たとえば、ダウンロードされたワークアウトは、多様な情報、たとえばリアルタイムワークアウトパラメータフィードバック(たとえば速度、走破距離、ステアステッピング、エリプティカルまたは他の速度情報、消費カロリー、経過時間等);ワークアウト活動またはマシン変更情報(たとえば、いつ新しいマシンまたは活動に移動すべきか:「トレッドミルは終了です。エアロバイクに移動して20分間やってください」;マシン設定変更情報(たとえば、手作業的または自動的に実施される)等);以前のワークアウトまたはユーザの「自己ベスト」とのリアルタイム比較情報等)をユーザに提供することができる。
【0071】
そのうえ、電子装置508にダウンロードおよび/または提示される情報はワークアウト情報に限定されない。電子装置508はまた、警告または注意喚起(たとえば、特に活動における急激な変化が感知された(たとえばモジュール502によって)場合の正しいウォームアップまたはクールダウンの注意喚起等;オーバートレーニング警告(たとえば、連日または最近の日付のワークアウトを比較することによる);栄養に関する注意喚起等)を提供することができる。また、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザによって実施されたワークアウトに関する情報を時間とともに記憶することができるため、ユーザの好みを認識することができ、ユーザのワークアウトルーチンが変化し(退屈を防ぐのに役立つよう)、ユーザの目標をより良く達成するのに役立つよう、カスタマイズされたワークアウトを提供する、または、特定のワークアウトまたはその部分を提案することができる。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、継続使用、事前に設定した目標の達成等に基づいて、時間とともにユーザに褒美を提供するようにプログラムされ、かつ適合されることができる。以下さらに詳細に説明するように、プレゼント、賞、クーポン、割引、モチベーションオーディオまたはビデオコンテンツ等のような任意のタイプの褒美を提供することができる。
【0072】
本発明の例のシステムおよび方法の少なくともいくつかの部分は多数のユーザからデータを受信することができるため、ユーザは、物理的に同じ区域にいない、および/または同時に競技していないとしても、互いに競い合うこと、および/または他の手法で自分たちのアスレチックパフォーマンスを比較することができる(たとえば仮想レースまたは競技)。これらの特徴は、ユーザをモチベートし、ユーザのワークアウトルーチンを面白いものにしておくのに役立つことができる。そのうえ、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、他のユーザによって踏襲されたワークアウトプログラム、任意でよく似た体格、体重もしくは年齢;同じ性別;同じ一般的フィットネスレベル等の他のユーザ(「他のユーザ」を元のユーザが知っているかどうかは問わない」)によって踏襲または実施されるプログラムに基づいて新たなワークアウトプログラムをユーザに提案することができる。このような特徴は、ユーザをモチベートして、多様な異なるワークアウトルーチンで友人または他のユーザと競い合わせ、および/または友人または他のユーザを打ち負かさせることができる。また、ワークアウトルーチンの変更が、ユーザが、速やかに向上すること、自らの目標に達すること、「現状維持状態」を打破すること等に役立つことができる。
【0073】
このサブセクションで記載した本発明の様々な局面は、ポータブル電子装置508との間でデータおよび情報をやりとりするものとして説明したが、当業者は、本発明を逸脱することなく、データおよび情報を他の装置、たとえばモジュール502、インタフェース装置506、ユーザのPCもしくは他の入力装置またはエクササイズ機器604もしくは702等との間で送受信することもできることを認識するであろう。
【0074】
D. 本発明の例のシステムおよび方法における主観的ユーザ入力および/またはフィードバックの使用
本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザフィードバックまたはユーザ入力を様々な方法で使用して、たとえば、ワークアウトをより良くカスタマイズする;ワークアウト娯楽および/またはモチベーションコンテンツを変更または改良する;ワークアウトの「新鮮さ」を維持する等をする。図9は、ユーザフィードバックを使用して、ワークアウトが始まる前および/またはワークアウトルーチンの早期段階でワークアウトの一つまたは複数の特徴を選択する本発明のシステムおよび方法の一例を示す。図示するように、この例では、電子装置508のスクリーン800は、パネル900中のワークアウトセッションに関する選択されたワークアウトの一般的特徴(たとえば個々のワークアウト活動)を表示する。ワークアウトの開始時に近い時点(たとえば、実際に開始する前、初期ウォームアップ期間中またはその後等)で、ユーザは、その日の「感じ」を示す情報を入力するように促される。より具体的には、この図示される例では、ウォームアップ期間が始まる、または進行するにつれ(表示パネル900に示すワークアウトスケジュール中の濃くなった時間スロットで示される)、本例のシステムおよび方法は、ユーザに対し、その日の所望のワークアウトレベルに関する情報を入力するよう求める(たとえば、ユーザが、その日、「軽い」ワークアウトを望むのか、「普通」のワークアウトを望むのか、「きつい」ワークアウトを望むのかを示すことを可能にする入力ボタン902a、902bおよび902cが提供される)。本発明を逸脱することなく、任意の数のワークアウトレベルの考えられる選択を提供することができる。任意で、以下さらに詳細に説明するように、このユーザインタフェースをモチベーション、指導および/または警告メディアコンテンツとともにユーザに表示することもできる(たとえば、きついワークアウトレベルを選択するようユーザを励ますオーディオコンテンツ、過去のワークアウトを思い出させるコンテンツ等)。
【0075】
ワークアウトの特性またはパラメータは、少なくとも一部では選択されるワークアウトレベルに依存して、広く異なることができる。たとえば、望むならば、選択されるワークアウトレベルに依存して、ワークアウトの一部として含まれる活動のタイプを変更することができる。もう一つの例として、選択されるワークアウトレベルに依存して、活動の一つまたは複数の期間を変更することもできる。さらに別の例として、望むならば、一つまたは複数の抵抗の量、タイミング/ペース/距離目標、カロリー消費量目標、全ワークアウト時間、傾斜度レベル、フリーウエイトリフティングのセット回数、1セットあたりの繰返し回数、フリーウエイトリフティングウエイトレベルなどを変更して「ワークアウトレベル」を増減することもできる。また、上記の考えられる変更(および他の考えられる変更)の様々な組み合わせを使用して、少なくとも部分的に所望のワークアウトレベルに関するユーザの入力に基づいてユーザの「ワークアウトレベル」を変更することもできる。また、本発明を逸脱することなく、ワークアウトレベルに所望の量の増減を加えることもできる。望むならば、本発明のこの例のシステムおよび方法は、ワークアウトレベルパラメータを示すより詳細なユーザ入力を、個々の活動および/またはワークアウト全体に関する様々なパラメータまたは目標を選択するユーザ入力をはじめとして、許すことができる。
【0076】
望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザが、特定のワークアウトまたは活動に関するより多くの情報を見る(そして潜在的に変更する)ために「ドリルダウン」分析することを許す。たとえば、望むならば、ユーザは、特定されたワークアウト活動の一つ(たとえばトレッドミル)をドリルダウン分析することができ、その行為が、その活動に関するさらなる情報(たとえばトレッドミル速度、トレッドミル傾斜度、トレッドミル事前設定プログラム情報等)を特定する別のユーザインタフェース/入力パネルを開くことができる。望むならば、たとえばユーザは、そのようなさらなるユーザインタフェース/入力パネルを介して、または他の手法で、個々のワークアウトまたは活動のより詳細な局面を変更することができる場合がある。本発明を逸脱することなく、ユーザ入力を受けるために所望の数の「ドリルダウン」パネルおよび/またはレベルを提供することができる。
【0077】
主観的ユーザ入力に基づくユーザワークアウトの選択および/または変更は、ワークアウト前段階、ウォームアップ前段階および/または早期ワークアウト段階に限定されない。それどころか、本発明のいくつかの例のシステムおよび方法は、どのように「感じる」のかを示す、および/またはワークアウトパラメータを何らかの手法で変更すべきであるかどうかを示すよう、定期的にユーザに促すことができる。このような促しは、ワークアウトまたは活動中の様々な異なる時点で;たとえば、所定のインターバルで;ワークアウトまたは活動に入ってから所定の時間で;システムが、ワークアウトがきつすぎてユーザがついて行けないことを感知した場合;システムが、ワークアウトが易しすぎてユーザが楽について行けることを感知した場合(たとえば、脈拍または心拍数データ等に基づく);ユーザが自己ベストを超える、目標またはマイルストーンに達する等の可能性がある場合等、自動的に起こることができる。このような特徴は、ユーザをモチベートするのに役立ち、ユーザが、痛みおよび過度なトレーニング(および潜在的にやる気をなくさせること)を避けるのに役立ちながらも、フィットネスレベルをより速やかに高める、かつ/またはフィットネス目標に達するのに役立つことができる。
【0078】
図10は、ユーザがワークアウト活動の過程でフィードバックを提供するよう促される例示的ユーザインタフェースを提供する電子装置508の表示スクリーン800の例を示す。図示するように、進捗状況パネル1000が、現在のワークアウト活動(この例ではエリプティカルトレーニング)およびその活動の進捗状況(この例では12%終了)をユーザに示す。この場合、この例示的ワークアウトでは、システムは、主観的なフィードバックをユーザに促して(エリア1002)、ワークアウトを変化すべきであるかどうかをユーザに質問している。この図示される例では、ユーザインタフェース区域1002は、以下のユーザのためのいくつかのオプションを示す入力ボタンを提供する、すなわち:当初のワークアウト活動パラメータを維持する1002a;ワークアウト活動時間目標を高める1002b;ワークアウト活動時間目標を下げる1002c;ワークアウト活動距離目標を高める1002d;ワークアウト活動距離目標を下げる1002e;ワークアウト活動強度を高める1002f;ワークアウト活動強度を下げる1002g;選択されたワークアウトルーチンの次の活動を変更する1002h (次のタイプの活動はインタフェース区域1004中で「トレッドミル」ワークアウト活動と示されている);ワークアウトを一時停止する1002i;またはワークアウトを停止する1002j。本発明を逸脱することなく、所望の情報、変更オプションなどをユーザインタフェース区域1002に含めることができ、かつ/または上記のような情報を、複数の入力スクリーンを介して利用可能にしたりすることができる。また、望むならば、このユーザインタフェーススクリーンを適切なモチベーション、指導および/または警告情報(たとえば、レベルを高めるようユーザを励ますオーディオまたはビデオクリップ等)とともに提示することもできる。
【0079】
また、ワークアウトが終了したのち、主観的なユーザ入力を本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法によって受け、使用することもできる。図11および12は、ワークアウト後分析状況で使用することができるユーザインタフェーススクリーンの例を示す。たとえば、図11に示すように、ひとたびワークアウトが終了すると、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ワークアウト情報を表示スクリーン800上でユーザに提供するようにプログラムされ、かつ適合されることができる。この図示される例では、ワークアウトの様々な特徴、たとえば以下を示すワークアウト概要区域1100が提供されている:ワークアウト識別コード(この例では「ワークアウト221」);「走破距離」データ;「経過時間」データ;および「平均ペース」データ。本発明を逸脱することなく、ユーザの身体的または生理学的データ等をはじめとして、任意のタイプのデータまたは情報をワークアウト概要区域1100に提供することができる。さらには、望むならば、ワークアウトに含まれる個々の活動またはセグメント(たとえばトレッドミル、エリプティカルトレーニング、ウエイトリフティング等)ごとにワークアウト概要データを提供することができ、様々な異なる活動のために提供されるデータのタイプは同じであっても異なってもよい(たとえば、ワークアウト概要データは、トレッドミルワークアウトの場合、他のワークアウト、たとえばエアロバイク、エリプティカルトレーニング、ステアステッパ、屋外ランニング、ローイング等と比べて異なってもよい)。電子装置508の区域1100の中に収まる以上の情報の包含および/または提示を可能にするために、スクロールバー、さらなる表示スクリーンおよび/またはワークアウト概要区域1100にさらなる情報を提供する他の方法を提供することもできる。
【0080】
図11はさらに、このワークアウト後分析に関連する表示スクリーン800上の主観的ユーザ入力区域1102を示す。より具体的には、本発明のこの例のシステムおよび方法は、ユーザが、主観的ユーザ入力区域1102を使用して「このワークアウトを順位付け」することを要求する。本発明を逸脱することなく、主観的ユーザ順位付けのために所望の順位付けおよび/または潜在的オプションが利用可能であるが、この図示される例では、ワークアウトを順位付けするための以下の6個の選択肢を有する、すなわち:「易しすぎる」1102a;「易しい」1102b;「普通」1102c;「きつい」1102d;「きつすぎる」1102e;および「これまでで一番きつい」1102f。有利には、本発明のシステムおよび方法の少なくともいくつかの例では、この主観的順位付け能力(たとえば順位付け区域1102)は、ワークアウトの真の主観的感覚および効果がただちにユーザの心の中で鮮明になるよう、ワークアウトが終了するとただちにポータブルなユーザ携行電子装置508上でユーザに提供される。
【0081】
主観的データは、本発明の例のシステムおよび方法によって多様な方法で使用されることができる。たとえば、ひとたび主観的なユーザ順位付けが図11の順位付け区域1102で受けられると、さらなるワークアウト後分析スクリーン1200(たとえば、図12に示すようなもの)を提供することができる。このワークアウト後分析スクリーン1200は、主観的順位付け情報を使用し、現在のワークアウトの実際のパラメータを、同じまたはよく似たワークアウトに関する客観的な履歴データと比較して、このワークアウト、ユーザのフィットネスレベルおよび/または既定の目標への到達における進捗状況に関するフィードバックをユーザに提供する。図12に示すように、この例では、ユーザはワークアウトを「易しい」と順位付けしている(区域1202)。本発明のこの例のシステムおよび方法のワークアウト後分析は、このワークアウトを他のワークアウトと比較する。任意の所望のパラメータを比較することができるが、この図示される例では、本ワークアウトの客観的な全走破距離および平均ペースデータを、以前のワークアウトから(任意で、同じ活動を少なくともいくつか含む同じ、またはよく似た条件および/またはパラメータを有するワークアウト等から)の客観的データと比較し、順位付けしている。さらには、この例では、主観的ユーザデータを使用して、このワークアウトの主観的順位付けが以前のワークアウトと比べてどうかを示すフィードバック(区域1204の「コメント」の形態)を提供している。任意のタイプのコメントおよび/または他の情報、たとえば指導フィードバック、モチベーションまたはお祝いフィードバック、褒美情報(たとえば、アスレチック機器または衣服の割引を受けるためのクーポンまたはコード等)等を区域1204に提供する(または、他の手法、たとえばオーディオ、Eメール等で)ことができる。主観的フィードバックはまた、ユーザのための将来のワークアウトを自動的に変更するために、たとえば、「易しい」または「易しすぎる」と示されたワークアウトに関して一つまたは複数のワークアウトパラメータ(たとえば距離目標、時間目標、強度または抵抗レベル設定等)を高めるために、「きつすぎる」または「これまでで一番きつい」と示されたワークアウトに関して一つまたは複数のワークアウトパラメータを下げるために、および/または過度なトレーニング、痛み、落胆等を防ぎながらもユーザを挑発し、モチベートするように他の手法でワークアウトを変更するために、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法によって使用されることができる。
【0082】
主観的および/または客観的ワークアウトデータの比較は、個人ユーザによって成された努力および/または個人ユーザによって生成された履歴データとの比較に限定されない。図7に関連して先に記したように、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、遠隔システムと通信することができ(たとえば、インタネットまたは他のネットワーク接続を介して)、多数のユーザが自らのワークアウトデータを同じ遠隔システムに送ることができる。したがって、ユーザのワークアウトに関するユーザ入力主観的データおよび客観的データを、他者によって生成されたワークアウトデータおよび/または主観的入力と比較することができる。このようにして、システム、方法および/またはユーザは、自らのワークアウトおよびフィットネスを他のユーザ、たとえば特定の個人(たとえば友人、親戚等);有名なアスリートまたは著名人;よく似た体型または他の特徴(たとえば同じ性別;同じまたは近い年齢、身長、体重;同じ全般的フィットネスレベル等)の他のユーザ等とで比較することができる。また、本発明のいくつかの例のシステムおよび方法は、たとえばユーザの主観的なワークアウトフィードバックに基づいて;システム中に保存された他人(たとえば、よく似たワークアウトを実践している人、近い年齢、身長、体重、フィットネスレベル等の人)等のワークアウトを「借用」して、個人のための全く新しいワークアウトを提供することもできる。多数のユーザが、ユーザをモチベートし、ユーザのフィットネスレベルを向上するのに役立つことができる仮想レースまたは他のフィットネス競争(たとえば、だれが最初に100マイルを走りきるか、誰が最初に5000ポンドを持ち上げるか等)に参加することができる。このような仮想レースまたは競争はまた、慈善行為受益者を有するように設計することもでき、たとえば、その場合、ユーザは、慈善事業の資金を集めるために使用される現実(非仮想)のロードレースの場合と同じく、走ったマイルごとに金銭寄付の約束を得る。
【0083】
E. 本発明の例のシステムおよび方法における音楽および他のコンテンツの使用
本発明の局面はさらに、アスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システムにおける音楽および/または他のオーディオおよび/またはビデオコンテンツの使用に関する。そのようなコンテンツは、本発明の例のシステムおよび方法で、たとえば、娯楽、情報、指導アドバイスまたは注意喚起、モチベーションコンテンツ等を提供するために多様な方法で有用であることができる。有利には、本発明の少なくともいくつかの例にしたがって、電子装置508は、上記のようにワークアウトルーチンおよび/またはデータをダウンロードすることができることに加え、ユーザが、ワークアウトの過程で提示するために音楽、ビデオまたは他のオーディオ/ビデオデータを演奏および/またはダウンロードすることを許すオーディオおよび/またはビデオ提示装置(たとえばラジオ、テーププレーヤ、MP3プレーヤ、IPOD(登録商標)装置(Apple Computer, Inc., Cupertino, Californiaから市販)等)を構成または包含する。
【0084】
オーディオまたはビデオ提示装置は、ワークアウトの過程でたとえばユーザ制御コンテンツおよび/または出力によって従来の手法で使用することができるが、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ワークアウト中に提供されるコンテンツ提示に対し、より多くのユーザ対話および制御を許す。たとえば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザが自らのワークアウトをオーディオ/ビデオおよび/または他のコンテンツとで事前にプログラムおよび/または「ミックス」して、たとえば、所望のオーディオ/ビデオコンテンツ(たとえば音楽再生、ビデオ再生、指導またはモチベーションコンテンツ等)を、所望の時点で、ワークアウトルーチンまたはエクササイズプログラムの様々な異なる段階に対する所望のタイミングまたは関係で含めることを可能にする。複数のワークアウトルーチン、任意でユーザミックスワークアウトルーチン、記憶され、ダウンロードされたワークアウトルーチン(任意で、事前に選択されたまたはユーザ選択された音楽を含む)、購入されたワークアウトルーチン(任意で、事前に選択されたまたはユーザ選択された音楽を含む)などを電子装置508に記憶またはダウンロードすることができる。また、出力装置、ネットワーク接続または他のコンピュータベースステーションもしくは遠隔ステーションを使用するシステムおよび方法においても、ユーザは、事前にプログラムされた自らのワークアウトを、他者が、たとえば、ネットワークを介してダウンロードする、または他の手法で別のユーザの電子装置508に送信するために利用可能にする(たとえば、システム上の一人または複数の他の個人に対して「公に利用可能」または他の手法で選択的に利用可能にする)ことができる。
【0085】
図13および14は、ユーザ(または他者、たとえばコーチ、トレーナー等)が自らのカスタマイズされたワークアウトルーチン(たとえば、自らで使用するため、他者が使用するため等)を作成することを可能にするために使用することができるユーザインタフェースの例示的特徴を示す。これらの図面は、ユーザ入力のための電子装置508を使用してユーザインタフェースを提供し、ワークアウトルーチンを作成することを説明するが、当業者は、本発明を逸脱することなく、システム全体と通信する(たとえば、インタネットを介して、配線接続を介して等)任意のコンピュータ、たとえば図7の電子装置508および/または遠隔システム704と通信するパーソナルコンピュータ702および/または別のコンピュータを使用して、ワークアウトルーチンを作成することもできることを理解するであろう。また、図13および14に関しては特定のユーザインタフェース要素が示され、説明されているが(たとえばスクロールバー、入力領域等)、本発明を逸脱することなく、他のユーザインタフェース要素、ユーザ入力ハードウェアおよび/またはユーザ入力を受けてワークアウトルーチンの特徴を作成および/または変更する方法を使用することもできる。
【0086】
本発明の例のユーザ作成ワークアウトルーチンは一つまたは複数の「パート」を含むことができ、各「パート」が特定のタイプのワークアウト活動、たとえばウォームアップ、ウォーキング、ランニング、自転車こぎ、ボートこぎ、エクササイズ機器またはジムマシン(たとえばトレッドミル、ステアステッパ、エリプティカルマシーン、エクササイズバイク、ローイングマシン、クロスカントリースキーシミュレータ等)の使用、ウエイトリフティング(フリーウエイトまたはジムマシン)、ヨガ、ダンス、エアロビクス、武術、チームスポーツ、クールダウン等を構成する。この例示的システムおよびユーザインタフェースでは、本発明を逸脱することなく、たとえばジムまたはスパベースの活動、屋外またはフリーレンジ活動、マシンまたはフリー(非マシン)ベースの活動、チームスポーツまたは個人活動等をはじめとする活動の任意の組み合わせをワークアウトルーチンに含めることもできる。
【0087】
図13に示すような本発明の例にしたがって、ユーザは、ユーザインタフェース1300上の「パートを追加」ボタン1302を選択して別個の「パート」または活動をワークアウトルーチンに加えることによってワークアウトを作成し始めることができる。この例示的システムおよびユーザインタフェースでは、「パート」または活動をワークアウトルーチンに加えると、「パート」または活動ブロック1304a、1304bおよび1304cが作成される。図13には三つの活動ブロック1304a、1304bおよび1304cが示されているが、任意の数の活動ブロックをワークアウトルーチンに含めることができ、たとえば、スクロールバー1306で対話する、またはワークアウトルーチンの他の部分を見たいという要望を他の手法で示すことにより、ワークアウトルーチンに関する他のブロックを閲覧することもできる。
【0088】
ひとたびパートまたは活動ブロックが作成された場合には、それはまず、空白として示されるか、提供される「活動タイプ」のためのラインとして示される(図13の活動ブロック1304cの「パートC」を参照)。すると、ユーザは、所望の活動タイプを選択することができる。たとえば、図13に示すように、パートまたは活動ブロック1304cを加えたのち、この例示的インタフェース1300で、ユーザは、パートC「活動タイプ」ラインに関連する「変更」ブロック1308を選択することにより、「活動タイプ」を追加または変更する要望を示すことができる。この操作は、可能な「活動」のリストを出現させることができ(たとえば、「ポップアップ」として、別のスクリーンとして、オーバレイとして等)、ユーザは、たとえば、当技術分野で公知であり、使用されているような多様なユーザインタフェース要素ならびに対話機構および方法のいずれかを使用して、ワークアウトのための所望の活動をリストから選択することができる。
【0089】
活動タイプが選択されたのち、活動ブロックの他のラインを任意でユーザ変更可能な手法で埋めることができる。選択された活動タイプは、「パート」または活動のための入力ラインの残り部分に記入および/または包含されるデータまたは情報に影響する場合がある。たとえば、エクササイズマシンを使用する活動タイプの選択は、パート1304a、1304bおよび/または1304cの他のラインを、そのマシンに関連する情報、たとえば所望の速度、所望の傾斜度レベル、所望のウエイトまたは他の抵抗レベル、他の所望のワークアウト強度特徴、所望の距離、所望のカロリー消費量、所望の移動距離、所望の合計経過時間、所望のマシン設定(たとえばヒル、ランダム等) 等で埋める場合がある。望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザが、たとえば、ワークアウトの所望のパラメータを所与の活動中の時間とともに制御および/または変更する(たとえば、マシンの傾斜度、抵抗または強度レベルを時間とともに変更する、走行速度を時間とともに変化させる等)能力を提供することにより、ワークアウトルーチンをより綿密にカスタマイズすることを許すことさえできる。所与の「パート」1304a、1304bおよび/または1304cのさらなるラインは、たとえば、パートおよび/または活動タイプがはじめに選択される場合、デフォルト設定で埋めることもできるが、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザまたは他者がこれらのラインの内容を、たとえば、望むならば「活動タイプ」を変更する場合に関して先に記した一般的な手法を含む任意の所望の手法で、自由にカスタマイズおよび/または変更することを可能にする。任意で、望むならば、たとえば、ユーザの記録されたワークアウト履歴一般に関連する履歴データ、特定の活動タイプに関するユーザのワークアウト履歴またはユーザの好みもしくは履歴の他の特徴(たとえば、典型的合計ワークアウト経過時間、経過距離、典型的速度、典型的傾斜度または抵抗設定、体重、年齢、体重増減等)を含む所望の情報に基づいてデフォルト設定を決定することもできる。
【0090】
図13に示すように、様々なワークアウトパート1304a、1304bおよび1304cを生成し、それらに関するデータ入力は、ワークアウトのそのパートの過程でユーザに提示することができる「曲」(または任意で他のメディアもしくは他のコンテンツ)を含む。電子装置508がメディア再生装置(たとえばMP3プレーヤ、IPOD(登録商標)装置(Apple Computer, Inc., Cupertino, Californiaから市販) 等)である場合、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ワークアウトルーチンのそのパート中にユーザ指示リストの曲を演奏することができる。望むならば、曲または他のコンテンツ提示は、ワークアウト活動の特定の時間または部分に対してより具体的に標的化することさえできる。このようにして、ユーザは、ワークアウトの過程で装置508の設定または出力を調節する必要なしに、ワークアウトルーチンおよび活動の様々な部分中に提示されるメディアコンテンツを選択的かつ容易に制御することができる。
【0091】
本発明を逸脱することなく、メディアコンテンツを提示する多様な方法を提供することができる。たとえば、望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザ指示曲をユーザ指定の順序、ランダムまたはシャッフルされた順序、連続的にループする順序等で再生することができる。追加的または代替的に、望むならば、ユーザは、活動に割り当てられた時間または期間よりも長く続くメディアコンテンツをそのパート1304a、1304bまたは1304cのためのリストまたはラインに含めることができ、本発明のシステムおよび方法は、この状況を所望の手法で扱うように適合させることができる(たとえば、活動が終了または変更した場合再生を停止し、任意で、次にそのワークアウト活動、ワークアウトパート1304a、1304bもしくは1304cまたはメディアコンテンツリストが使用される場合、停止した位置または中断された曲から再生を再開する等による)。さらに別の考えられるオプションとして、望むならば、次のワークアウト活動に取りかかるまで(たとえば、モジュール502、ユーザ入力等によって指示または感知される)再生を続けて、ワークアウト活動とワークアウト活動との合間に娯楽および/または他のコンテンツをユーザに提供し続けることもできる。本発明を逸脱することなく、これらの状況を扱う他の所望の方法を使用することもできる。また、望むならば、ユーザは、ワークアウトの過程で、事前に選択されたコンテンツを新たなメディア選択で無効にする能力を提供されることもできる。
【0092】
活動の期間に不十分なメディアコンテンツが指定される場合には、本発明の例によるシステムおよび方法はまた、本発明を逸脱することなく、この状況を任意の所望の手法で扱うことができる。たとえば、指定された曲またはコンテンツを繰り返すこともできるし、新たな曲またはコンテンツを自動的に選択することもできる(任意で、他のユーザ入力または履歴に基づいて、たとえばユーザ登録「お気に入り」から、もっとも頻繁に演奏されるコンテンツから、ユーザ特定コンテンツに似た特徴を有するコンテンツ(たとえば、よく似たビート、リズム等を有するコンテンツ;同じアーティストまたは同じジャンルのコンテンツ;同じ活動を含む他のユーザのワークアウトから「借用」されるコンテンツ;同じワークアウト内の他のワークアウト活動から「借用」されるコンテンツ等から)。本発明を逸脱することなく、これらの状況を扱う他の所望の方法を使用してもよい。
【0093】
この図示される例のワークアウトパート1304a、1304bまたは1304cは、もう一つの特徴、すなわち「モチベーション曲」ラインを含む。望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法のユーザは、一つまたは複数の「モチベーション曲」を選択することができる。モチベーション曲(または他のオーディオ/ビデオメディアコンテンツ)は、たとえばユーザをより良いまたは継続したパフォーマンスへとモチベートするのに役立つことを目指して、ワークアウトルーチン中の様々な時点で演奏することができる。たとえば、ジムマシンのユーザが、高い強度(たとえば高い傾斜度、高い抵抗レベル、増大した速度等)を有するワークアウトの部分に近づく場合、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、さらに増大した難易度に挑むためにさらなる努力を払うようユーザをモチベートしようとして、モチベーション曲(または他のメディアコンテンツ)の一つを自動的に出力することができる。さらなる例として、モチベーション曲は、たとえば、ユーザが自己ベスト(たとえばベストスプリットタイム、ベストマイルタイム、最長合計距離等)に近づいた場合;ユーザがワークアウト中の所定の時間、距離または場所に近づいた場合;ユーザが所定のペースよりも遅れた場合;ユーザが事前に選択された目標またはマイルストーンに近づいた場合等に自動的に発動させることもできる。本発明を逸脱することなく、モチベーションコンテンツの提示を発動するために所望の時間、タイミングまたは他のパラメータを使用することができる(その例を以下さらに詳細に説明する)。モチベーションコンテンツはまた、英数字またはテキスト情報を含むことができる(たとえば、オーディオおよび/またはビデオコンテンツに加えて、またはその代わりに)。
【0094】
さらに別の例として、望むならば、ユーザがモチベーション曲または他のコンテンツの提示を意のままに容易に発動することができるよう、装置508(または506)が「モチベート」ハードボタンを含むこともできるし、ユーザインタフェースが「モチベート」アイコンを含むこともできるし、システム全体が他の手法でモチベーションコンテンツの提示をユーザがワークアウトルーチン中に手動で容易に発動することができるようにすることもできる(たとえば、ユーザが、無気力であると感じる、または、そうでなければ、モチベーションを欠いている、または所望の出力もしくはペースに遅れていると感じる場合、単にペースを上げたい、またはモチベーションが欲しい場合等)。
【0095】
図14は、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法のユーザにとってワークアウトをカスタマイズまたはミックスするために利用可能であるさらなる考えられる特徴を示す。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、上記モチベーション曲の特徴に加えて、またはその代わりに、望むならば、ワークアウトの前、ワークアウトの進行中および/またはワークアウト後にユーザに励みを提供するために、ユーザ(または他者)がオーディオ/ビデオ「コーチ」または他の「モチベータ」を選択することを可能にする。このコンテンツソースは、たとえば、図14に示すインタフェース1400のユーザインタフェース区域1402を使用して選択することができる(「追加」ボタン1410aにより、ユーザは、コーチ/モチベータ音声、ビデオ等として利用可能なオプションの一つまたは複数を選択することができる)。本発明を逸脱することなく、たとえばユーザのコーチまたはトレーナー;有名なアスリートまたは著名人(たとえば、任意で外部ソース、たとえば図7に関して先に記した遠隔ソース704からユーザによって選択される;電子装置508のメモリに記憶されている等);ユーザの配偶者;ユーザの子供;ユーザ等の音声または画像をはじめとする任意の所望のオーディオ/ビデオコンテンツを使用することができる。望むならば、ユーザインタフェース1400はまた、ユーザが、コーチまたはモチベータコンテンツとして使用される所望のオーディオおよび/またはビデオコンテンツ(たとえば、力強いフィニッシュに向けてがんばるよう親を激励するユーザの子供の声等)を記録またはインポートする(外部ソース、たとえば遠隔ソース704から図7のネットワークを介して)ことを可能にするユーザ対話および/または入力要素、たとえばアイコンまたはボタン1404aおよび1404bを含むことができる。
【0096】
図14のユーザインタフェース1400の区域1406によって例示されるように、コーチ/モチベータコンテンツを自動的に発動またはアクティブ化するために多様なオプションおよび/または状況を利用可能にすることができる。本発明を逸脱することなく、任意の数の異なる発動イベントまたは状況をユーザが選択し、所与のワークアウトルーチンまたは活動で使用することができる(任意で、たとえば、直前のコーチ/モチベータコンテンツに応答してさらに努力する機会をユーザに与える、コンテンツの過剰演奏を防ぐ等のためにコーチ/モチベータコンテンツの連続アクティブ化の間にいくらか遅延をはさみながら)。ユーザが所望する発動誘因の一つまたは複数は、たとえば、「追加」ボタン1410bを使用して選択することができる。また、異なるワークアウトまたはその部分が、異なる発動またはアクティブ化イベント、任意でユーザによって選択され、決定されるイベントを含み、使用することもできる。コーチ/モチベータコンテンツのための考えられる発動誘因の例は:所定のペースからの遅れ(たとえば、実際の発動ペースレベル未満へのスローダウン、ベースまたは平均ペース未満の特定の割合のスローダウン等);自己ベスト(または自己ワースト)への接近;所定のワークアウト時間の経過;所定の距離または場所への到達;所定のセットまたは繰返し数の到達;ワークアウトの困難な部分または強い部分への接近;脈発または心拍数の低下等を含む。また、望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、自動またはデフォルト発動誘因、任意で、ユーザ選択アクティブ化発動誘因に加えてアクティブ化する発動誘因を有することができる。システムは、たとえば、各発動イベント経験中にコーチまたはモチベータコンテンツを発動することがコーチ/モチベータコンテンツへの過剰暴露を生じさせる場合には、そのように設計される必要はない。
【0097】
望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、追加的または代替的に「褒美コンテンツ」を含み、ユーザに提示することができる。ユーザは、この例示的ユーザインタフェース1400の区域1408を介して褒美コンテンツに入ること、および/または褒美コンテンツを制御することができる。褒美コンテンツは、本発明を逸脱することなく、多様な異なる形態、たとえば、著名人、有名なアスリート、配偶者、子供、コーチ、トレーナー等からのオーディオおよび/またはビデオのお祝いの言葉の形態をとることができる(たとえば、上記の指導/モチベーションコンテンツのソースと同様)。追加的または代替的に、望むならば、褒美コンテンツは、たとえばユーザによって選択される、ユーザによって作成された所定のリストから選択される等の褒美の曲を構成することができる。インタフェース区域1402の使用によって選択されるコーチ/モチベータコンテンツと同様に、褒美コンテンツのためのコンテンツソースは、任意の所望のユーザインタフェースシステムまたは要素、たとえば、褒美コンテンツのために利用可能な一つまたは複数のオプションの一覧からの選択を許す「追加」ボタン1410cを使用して選択することができる。褒美コンテンツは、外部ソースのような任意の所望のソース、たとえば、図7に関連して先に記した、電子装置508のメモリに記憶されている遠隔ソース704等から生成することができる。また、望むならば、ユーザ対話要素、たとえばアイコンまたはボタン1404aおよび1404bを使用して、褒美コンテンツとして使用される任意の所望のオーディオおよび/またはビデオ(または他の)コンテンツを記録またはインポートする(外部ソース、たとえば遠隔ソース704から図7のネットワークを介して)こともできる。図14には示さないが、ユーザインタフェース1400はまた、たとえば何らかの目標の達成(たとえば、一定のペース以上でラップもしくスプリットタイムまたは距離を走る;ウエイトリフティング中にウエイト、セットまたは繰返しの数を増す;エクササイズマシンの傾斜度または抵抗レベルを増す;活動中の合計経過時間または距離を増す;コーチまたはモチベータによって示された目標達成に成功する等)のために褒美コンテンツをアクティブ化するための時間および/または発動誘因を示すためのユーザ入力を受けることもできる。たとえば、コーチ/モチベータコンテンツを発動するための区域1406と同様な区域を、ユーザ選択褒美発動誘因を指定するために使用することができる。
【0098】
褒美コンテンツは、ワークアウトまたは活動の最後に提示することができるが、必ずしもそうでなくてもよい。それどころか、望むならば、褒美コンテンツは、アスレチックパフォーマンス中の妥当な時点で、たとえば何らかの目標またはマイルストーンの達成(たとえば、一定のペース以上でラップもしくスプリットタイムまたは距離を走る;ウエイトリフティング中にウエイト、セットまたは繰返しの数を増す;エクササイズマシンの傾斜度または抵抗レベルを増す;活動中の合計経過時間または距離を増す等)のために提示することができる。様々な途中期間での褒美コンテンツの提示は、さらにモチベーションコンテンツをユーザに提供する二重の目的に役立つことができる。褒美コンテンツはまた、英数字またはテキストコンテンツを構成することもできる(たとえば、オーディオおよび/またはビデオコンテンツに加えて、またはその代わりに)。
【0099】
図15は、たとえば、ユーザが自らのワークアウトを延長するための、自らのパフォーマンスを向上させるための、および/または、自らの所望のフィットネス目標もしくは自己ベストを達成するか、もしくはそれを超えるのに役立つためのモチベーションコンテンツを含むユーザインタフェース1500を提供するための電子装置508の表示スクリーン800の使用例を示す。この例示的システムおよび方法でワークアウトルーチンが進むにつれ、電子装置508は、速度、距離およびタイミング情報を受け、その情報を、ユーザの自己ベストに関するユーザの過去のワークアウトデータに比較する。この図示される例では、合計距離、経過時間および現在速度データが区域1502でユーザに表示される。加えて、この例で既存のワークアウトに関して収集されたデータは、合計走破距離においてユーザが自己ベストに近づきつつあることを示している。このタイプのモチベーションコンテンツを発動するためには、任意の関連するデータ(たとえば、合計時間、合計カロリー消費量、現在のペース等)を使用することができる。
【0100】
そのような状況で、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、所定の目標もしくはマイルストーンに達する、および/または、自己ベストを達成することを目指して、努力を増す、および/または、ワークアウトを延長するよう、ユーザに促すことができる。ユーザは、望むならば、オーディオおよび/またはビジュアルインジケータ、たとえば電子音、閃光またはアイコン等を使用して、スクリーン上のこの促しの存在を知らされることもできる。図14に関連して、様々なタイプの考えられるモチベーションコンテンツが先に記されている。追加的または代替的に、望むならば、音楽(または他のオーディオ、ビデオ、テキストまたは英数字コンテンツ)をモチベータとして使用することができる。図示される例では、インタフェース1500の区域1504は、ユーザに対し、ユーザが何らかの目標またはマイルストーンに近づきつつあることをアドバイスする。そして、インタフェース1500は、ワークアウトを、たとえば少なくともさらに1曲分の時間の長さだけ延長するようユーザを励ます。ユーザがこの促しに対して「はい」と意思表示する場合には、一つまたは複数のさらなる曲が演奏され、ワークアウトが延長されることができる(「いいえ」と意思表示される場合には、ワークアウトは継続し、元々指定された時間/距離等で終了することができる)。図15に示すタイプのインタフェースは、特定された目標、マイルストーンまたは自己ベストの達成がワークアウトを先にユーザによって設定されたワークアウトパラメータよりも何らかの手法で延長する(たとえば、合計時間、距離等を延長する)状況で、たとえば、望むならば元々のスケジュールを維持する機会をユーザに与えるために特に有用であることができる。
【0101】
図15は、このような状況で利用可能であるさらなる考えられるオプションを示す。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、単に一覧から次の曲を演奏する、または、電子装置508に記憶された、またはそれを介して利用可能な曲から1曲をランダムに選択するのではなく、ユーザが、この延長されたワークアウト期間中に、特別に特定されたモチベーション曲の一つの使用を指定する、および/または、その曲を選択することを可能にする。これは、たとえば、「モチベーション曲」アイコン1506を選択することによって達成することができる。この動作は、ユーザの事前に指定されたモチベーション曲の一覧(たとえば図13を参照)から曲を自動的に選択することができ、任意で、モチベーション曲一覧が多数の曲を含む場合には、その一覧からのランダムな選択である。または、望むならば、アイコン1506との対話が、ユーザが、その場合に望まれる特定のモチベーション曲を選択することを可能にする一覧をアクティブ化することができる。本発明を逸脱することなく、モチベーション曲をユーザに提供する他のインタフェースおよび方法を使用してもよい。
【0102】
望むならば、モチベーション曲アイコンまたはボタン(または他のインタフェース要素) 1506は、本発明の例の全システム、方法およびユーザインタフェースのいくつかまたはすべてのスクリーンに出現させることもできる。この特徴は、ユーザが、モチベーションコンテンツへの容易なアクセスおよびそのアクティブ化を有することを可能にする。追加的または代替的に、望むならば、ハードボタンまたは他のハードウェア要素を電子装置508 (またはインタフェース506もしくは他の装置)とともに設けて、ユーザのモチベーションコンテンツへの容易なアクセスおよび/またはそのアクティブ化を可能にすることもできる。
【0103】
以下、図16〜19に関連して、モチベーション曲およびモチベーション曲ライブラリの特徴およびそれらの使用に関連するユーザインタフェースのさらなる例をさらに詳細に説明する。
【0104】
F.本発明の例のシステムおよび方法における音楽および/または他のコンテンツに関連する主観的ユーザ入力の使用
たとえば図13〜15に関連して先に記したように、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法の一つの局面は、たとえばユーザが飽きないようにする、および/または、ユーザを刺激して自らのフィットネスを向上させ、自らの目標を達成させる等のために、娯楽、モチベーションおよび/または褒美コンテンツ(たとえばオーディオ、ビデオまたは他のメディアコンテンツ、英数字またはテキストコンテンツ等)をユーザに提供することに関する。モチベーション曲(または他のメディアコンテンツ)は、ワークアウト中の多様な異なる時点、たとえば、ユーザが事前に選択された目標またはマイルストーンに到達する機会を有する時点;ユーザが自己ベストに達する機会を有する時点;ユーザが実際に目標を達成する、マイルストーンに達するまたは自己ベストを設定する時点;ユーザが事前に選択されたペースまたは目標から遅れた時点;ユーザがモチベーション曲を要求する時点等で使用することができる。
【0105】
図16は、ユーザが自らの個人的好みに基づいてモチベーション曲を選択することができるユーザインタフェース1600を示す。ユーザインタフェース1600は、任意の所望の場所でユーザに利用可能にする、たとえば、電子装置508上に提供する、ユーザのパーソナルコンピュータ702上に提供する、遠隔システムまたはソース704からダウンロードする等ができる。この図示される例のユーザインタフェース1600では、インタフェース1600のアクティブ化が曲ライブラリ一覧1602を生成し、この一覧を介してユーザは一つまたは複数の曲(たとえば、この例ではハイライト表示された「曲C」)を選択し、それ/それらを、「追加」ボタンアイコン1606を使用して「モチベーション曲ライブラリ」1604に「追加」することができる。任意で、必要に応じてかつ望むならば、「追加」アイコン1606の選択がシステム、方法および/またはユーザインタフェースをアクティブ化して、ユーザが、たとえば遠隔、市販、オンラインソース等からメディアコンテンツをダウンロードし、購入することを可能にする。曲は、「削除」アイコン1608を使用してモチベーション曲ライブラリ1604から削除することもできる。本発明を逸脱することなく、モチベーション曲を特定し、選択し、モチベーション曲ライブラリのコンテンツを制御するためのユーザインタフェースとの内容、提示およびユーザ対話における多くの変形が可能である。また、上記説明(および以下の説明の多く)は、「モチベーション曲」に関してモチベーションコンテンツを説明するが、当業者は、本発明を逸脱することなく、モチベーションコンテンツが曲以外の形態、たとえば所望のオーディオ、ビデオおよび/またはメディアコンテンツ、英数字またはテキストコンテンツ、たとえばユーザ携行ポータブル再生装置によって提示することができる形態をとることもできることを理解するであろう。
【0106】
図16は、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法で利用可能であるもう一つの特徴を示す。この例のユーザインタフェース1600は、「最高のモチベーション曲」を選択するようユーザに要求する(区域1610を参照)。最高のモチベーション曲は、モチベーション曲ライブラリ1604に含まれる曲の一つであってもよいし、そうでなくてもよいし、多様な方法で使用されることができる。この図示される例では、最高のモチベーション曲は、「変更」ボタンまたはアイコン1612の選択および次に異なる曲の選択(たとえば、全曲一覧1602またはモチベーション曲ライブラリ1604から)またはその逆の手順によって変更することができる。本発明を逸脱することなく、最高のモチベーション曲が存在する場合、それを選択し、変更する他の方法を使用してもよい。
【0107】
上記のように、「最高のモチベーション曲」は、潜在的に、本発明の例のシステムおよび方法で多様な方法で使用することができる。たとえば、「最高のモチベーション曲」がユーザのお気に入りワークアウト曲の一つである場合には、「最高のモチベーション曲」としてのその指定は、その曲が、本発明のいくつかの例のシステムおよび方法によって、他の特定された「モチベーション曲」よりも頻繁に使用されるようにすることができる。このような状況および構成で、ユーザは、お気に入りの曲をより頻繁に聴くことになるが、ライブラリ1604中の他のモチベーション曲の存在のせいで、最高のモチベーション曲は、モチベーション曲が提示されるたびに演奏されるわけではない。もう一つの例として、「最高のモチベーション曲」を「特別な」ワークアウトの機会、たとえば、ユーザの目標またはマイルストーンが潜在的に到達可能な範囲にきた場合、自己ベストを超えることができる場合等のためにとっておき、一方、他のモチベーション曲を、他の時機、たとえば気合いを入れなければならない場合、事前に設定されたペースよりも落ちた場合等で使用することもできる。さらに別の例として、望むならば、最高のモチベーション曲を、モチベーション曲を要求するユーザ入力に応答して使用するためにとっておき(たとえば、図15に関連して説明したように、ボタンまたはアイコン1506が選択された場合)、一方、ライブラリ1604中の他のモチベーション曲を、本発明のシステムおよび方法によって、たとえばユーザのパフォーマンスに応答して(および/またはそれを高めるために)自動的に(任意でランダムに)選択することもできる。本発明の例のシステムおよび方法は、本発明を逸脱することなく、最高のモチベーション曲(あるならば)をさらに他の方法で使用することもできる。
【0108】
任意で、望むならば、本発明のいくつかの例のシステムおよび方法で、モチベーション曲ライブラリを省くこともできる。望むならば、一つのモチベーション曲(曲の集合ではなく)が、たとえばモチベーションおよび/または褒美コンテンツを提供するために、ユーザによって特定されることもできる。
【0109】
本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、モチベーション曲および/またはモチベーション曲ライブラリに関するさらなる機能を提供することができる。上記のように、本発明の少なくともいくつかのシステムおよび方法は、たとえばインタネットまたは別のネットワーク接続を介して遠隔システム(たとえば図7のシステム704)に接続することができる。遠隔システムはまた、他のユーザからデータを受けることができるため、本発明の例のシステムおよび方法は、他のユーザによって供給されるモチベーション曲情報に基づいてメディアコンテンツ(たとえばモチベーション曲コンテンツ)を一人のユーザに提案または推奨することもできる。たとえば、一人のモチベーション曲ライブラリのためのモチベーション曲が選択されると(図16に示すように)、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザのライブラリのためのさらなるモチベーション曲の提案または推奨を提供することができる。図17は、この機能を実行するためのユーザインタフェース1700の一例を示す。図17に示すように、ユーザのモチベーション曲ライブラリのための特定の曲が選択されると、本発明のこの例のシステムおよび方法は、その曲の選択履歴および/またはシステムの他のユーザのモチベーション曲ライブラリを閲覧し(たとえば遠隔システム704を使用して)、その同じ曲をモチベーション曲ライブラリに選択した他のユーザのモチベーション曲ライブラリに基づいて他の提案されるモチベーション曲の一覧1702を提供することができる。ひとたび一覧1702が生成され、ユーザに提示された場合には、ユーザは、自らのモチベーション曲ライブラリに含めるための曲の一つまたは複数を一覧1702から選択することができる。必要に応じて、ユーザが所望の曲のいずれかをたとえば市販および/またはオンラインソースからダウンロードおよび/または購入することを可能にするために適切なインタフェースが提供されてもよい。「無料サンプル」アイコン1704が、ユーザが提案された曲またはメディアコンテンツの少なくともいくらかの部分、たとえば動画クリップを視聴することを可能にして(たとえば、内容がよくわからない場合には)、選択決定のために基になるさらなる情報を提供する。
【0110】
さらなる曲(モチベーション曲を含む)または他のメディアコンテンツのための提案は、ユーザによって選択される特定の曲(または他のコンテンツ)に基づく提案に限定されず、その同じ曲(またはコンテンツ)を使用した他のユーザによって下された選択に基づく提案に限定されない。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザの曲ライブラリの全コンテンツ、お気に入り一覧、もっとも頻繁に演奏される一覧、モチベーション曲ライブラリ等の全コンテンツに基づき、他の要因、たとえば、ユーザのライブラリまたは一覧の一つまたは複数に含まれる曲と同じアーティストまたはグループからの曲;ユーザのライブラリまたは一覧の一つまたは複数に含まれる曲と同じジャンルの曲;ユーザのライブラリまたは一覧に含まれる曲と同じまたはよく似たビートまたはリズムを有する曲等に基づいてさらなる曲を提案することができる。また、他の類似性要因、たとえば年齢、性別、趣味一覧等の類似性がこれらの提案を行うのに役割を演じることができる。提案される曲の一覧またはタイトルをユーザに示し;必要に応じてユーザが所望の曲をたとえば市販および/またはオンラインソースからダウンロードおよび/または購入することを可能にし;ユーザが「サンプル視聴」することを可能にする等のために、たとえば図17に関連して先に記したような適当なインタフェースを提供することができる。
【0111】
また、ユーザによって入力される主観的データを本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法で使用して、たとえばメディアコンテンツ(たとえば曲、ビデオ等)の使用および/または状態を少なくとも部分的に制御することもできる。図18が一例を示す。ワークアウトが進行し、曲(または他のメディアコンテンツ)の提示が完了すると、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、曲または他のコンテンツに関する主観的ユーザフィードバックを要求することができる。図18に示すように、この例のユーザインタフェース1800は、ユーザが先のコンテンツをどれほど気に入ったかを示すことを要求する区域1802を含む。この図示される例では、ユーザは、この問いに対し、以下の六つの考えられる応答を提供することができる、すなわち:(a)曲をその現在の状態(たとえばその現在のプレイリスト中に、同じ演奏頻度等)に維持する;(b)その演奏頻度を増す、(c)「モチベーション曲ライブラリ」(たとえば、上記のようなモチベーション曲)に追加する;(d)「最高のモチベーション曲」(たとえば、上記のような最高のモチベーション曲)にする;(e)その演奏頻度を下げる;および(f)それをワークアウトから削除する。当然、これらは、区域1802に含めることができる、考えられるオプションの単なる例である。望むならば、本発明を逸脱することなく、さらなるオプションを含める、リストされたオプションの一つまたは複数を省く、オプションを提示する他の方法を提供する等ができる。
【0112】
図18は、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法で利用可能にすることができるもう一つの機能を示す。上記のように、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザのアスレチックパフォーマンスの特性を感知、追跡および/または記憶するための電子モジュール502および/または他の装置(たとえば速度および/または距離モニタリングシステム、リズム検出またはモニタリングシステム、身体的または生理学的パラメータ計測システム等)を含むことができる。ユーザのアスレチックパフォーマンスに関する客観的データは、ワークアウト中に電子装置508を介してユーザに提示される音楽または他のメディアコンテンツについて追跡することができる。このようにして、ユーザのアスレチックパフォーマンスに対するメディアコンテンツの客観的効果(あるならば)を追跡することができ、ユーザは、コンテンツの提示とユーザの実際のパフォーマンスとを相関させる客観的データに少なくとも部分的に基づいて、特定のメディアコンテンツの状態(たとえば、プレイリストへのその包含、その演奏頻度、モチベーション曲としてのその状態、最高のモチベーション曲としてのその状態等)に関する決定を下すことができる。換言する場合には、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、任意で異なる活動タイプ(たとえば、ランニング中、エリプティカルマシーンの使用中、ウエイトリフティング中等)に関してユーザのアスレチックパフォーマンスにプラスまたはマイナスに影響する曲および/または他のメディアコンテンツを特定するために使用することができる。
【0113】
より具体的な例として、少なくとも一部のユーザにとって、ワークアウト活動中にユーザのリズムに密接に対応または合致するビート(たとえば音楽のビートまたはテンポ)を有するコンテンツの提示(たとえば、ランニング中の着地、エアロバイクまたはエリプティカルトレーニングマシーンの足踏みまたはプッシュオフ、ローリングプル等、たとえば、ステップまたは力の奮発1回あたり二つの音楽ビートなど)は、ユーザのパフォーマンスにプラスの影響を与えることができる。換言する場合には、一部のユーザは、意識的または下意識的に自らのステップまたは他の奮発のリズムを音楽のビートと同調させようとする場合がある。この動作は、これらのユーザがより長期間ペースアップを維持するのに役立つことができる(すなわち、ユーザは、疲れ、通常ならばスローダウンしてしまう場合でも、リズムを音楽と同調させて維持しようとすることができる)。反対の効果もまた可能である(たとえば、より遅いビートを有する音楽コンテンツが提供される場合、ユーザは、ステップまたは奮発のペースまたはリズムをスローダウンすることもできる)。したがって、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法(たとえば、ユーザのパフォーマンス特性をオーディオ/ビデオコンテンツ提示と相関させることができるシステムおよび方法)はまた、パフォーマンスを高めることができる、および/またはパフォーマンスを高めると実証されている、ユーザのための音楽および他のコンテンツを特定するために使用することもできる。さらには、ユーザパフォーマンスに対してプラスの効果を有する音楽または他のコンテンツに関するデータを使用することにより、本発明のこの例のシステムおよび方法は、類似した特徴(たとえばよく似たジャンル、ビート等)を有する他のコンテンツを特定することができ、システムおよび方法は、このコンテンツ(たとえば曲)をユーザに自動的に提案または提示することができる。なおさらなる例として、望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザのパフォーマンスにプラスの影響を与えたと実証されているコンテンツの特徴により良く合致するように音楽または他のコンテンツの再生特性を変化させることができる(たとえば、音楽または他のコンテンツの音楽ビートまたは再生をスピードアップおよび/またはスローダウンさせて、他のプラスの影響を与えるコンテンツのビートにより良く合致させる、ユーザのリズムもしくはステップのペースにより良く合致させる、および/または、ユーザのリズムを変化させやすくする等)。
【0114】
図18に示すように、ユーザインタフェース1800は、ユーザが、特定された曲(または他のメディアコンテンツ)の提示中の自らのパフォーマンスに関する客観的データを要求することを可能にするアイコン1804を含む。この図示される例では、このアイコン1804の選択が、図19に示すようなインタフェーススクリーン1800を変化させて、曲(または他のメディアコンテンツ)の提示中のユーザのアスレチックパフォーマンスに関する客観的データが利用可能である場合にはそれを提示させる。この図示される例では、インタフェース1800の区域1806は、特定された曲(または他のメディアコンテンツ)の提示中に感知されたパフォーマンス変更データ(あるならば)を示す。そして、望むならば、ユーザは、たとえば区域1802で、上記の手法で、このさらなる客観的データに基づき、その曲の状態に変更を加えることができる。望むならば、少なくともいくつかの場合(たとえば、強いプラスまたはマイナスのパフォーマンス影響が感知される場合)、ユーザ対話または選択の必要なしに(たとえばインタフェース1800および/またはアイコン1804等を使用して)客観的データを自動的にユーザに提示することができる。
【0115】
ユーザのアスレチックパフォーマンスに対する音楽または他のメディアコンテンツの客観的影響に関する情報の記憶は、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法によって他の方法で使用することもできる。たとえば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザのパフォーマンスにプラスの影響を与えると思われる曲(または他のメディアコンテンツ)を特定することにより、ワークアウト中の所望の時点(たとえば、ワークアウトの強い部分の間、スローダウンが感じられる場合、所定の目標またはマイルストーンが到達されそうな場合、新たな自己ベストが達成されそうな場合等)でこれらの曲を自動的に提示するために使用することができる。実質的に、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、客観的パフォーマンスデータを使用して、先に概説したように、「モチベーション曲ライブラリ」を自動的に生成しすること、および/または「最高モチベーション曲」を特定することができる。そのような自動的に生成または特定されるコンテンツは、上記の主観的なユーザ特定ライブラリおよび/またはコンテンツに加えて、および/またはその代わりに使用することができる。自動的に生成される「モチベーション曲ライブラリ」および/または「最高のモチベーション曲」に含めるための曲または他のメディアコンテンツを特定する際には、任意の所望の条件またはパラメータ(たとえば、速度または他のパフォーマンスパラメータの1%、2%。3%またはそれ以上の増加等)を使用することができる。
【0116】
自動的に生成される「モチベーション曲ライブラリ」および/または「最高モチベーション曲」を提供するためにメディアコンテンツ出力と相関させる客観的データの使用に加えて、客観的データは、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法により、少なくとも部分的に、ユーザのためのワークアウトルーチン全体(ミックスされた音楽を含む)を作成するために使用されることもできる。たとえば、客観的データは、ワークアウトルーチン中に含め、提示する(たとえば、ユーザのパフォーマンスを高めようとして)ための音楽および/または他のコンテンツが、過去にユーザのパフォーマンスにプラスの影響を与えた(任意で活動タイプごとに)曲または他のコンテンツを示す客観的データに基づいて自動的に選択される、一つまたは複数の活動タイプを含むワークアウトルーチンを作成するために使用することができる。
【0117】
ある特定の個人のために提案されるワークアウトルーチンに含めるためにその個人からの客観的データを使用することに加えて、特定のメディアコンテンツおよびパフォーマンスに対するその効果に関連する客観的データは、たとえば、遠隔ソース704により、ネットワーク(たとえばインタネット) 等を介して他者とで共有することができる。より具体的な例として、一人のユーザからのワークアウトルーチンまたはその部分(メディアコンテンツを含む)を、本発明のシステムおよび方法によって使用して、一人または複数の他のユーザのためのワークアウトルーチンまたはその部分を作成すること、および/または特定のメディアコンテンツ(少なくとも一人のユーザのパフォーマンスにプラスの影響を与えることがわかっている)を特定の時点で一人または複数の他のユーザに提示すことができる。任意で、本発明の例のシステムおよび方法はまた、客観的データおよびメディアコンテンツを少なくとも部分的に使用して、一人のユーザからのワークアウトルーチン(メディアコンテンツを含む)を、そのユーザと同じ一般的特徴、たとえばよく似た身長、体重、フィットネスレベル、ワークアウト長さ、活動タイプ、活動タイプの組み合わせ、同じ性別、同じ趣味等の一つまたは複数を有する複数のユーザに提示することができる。
【0118】
G. 本発明の例のシステムおよび方法の様々な考えられる機能
本発明を逸脱することなく、システム、方法およびそのためのインタフェースの上記機能に対し、当技術分野で一般に知られ、使用されている機能、たとえば市販のコンピュータおよび/または電子装置オペレーティングシステムの機能を含めるためのユーザインタフェースに対する変更をはじめとする多様な変更を提供することができる。以下の部分は、システム、方法およびそのためのユーザインタフェースの機能に対する特定の考えられる具体的な変更を記載するが、当業者は、本発明を逸脱することなく、これらの機能に対する他の変更および/または他の機能の使用もしくは包含が可能であることを認識するであろう。これらの具体的な機能の以下の記載は、本発明のシステム、方法およびユーザインタフェースを限定する、または、それらがこれらの具体的機能を含むことを要求するものとして、および/または、本発明のシステム、方法およびユーザインタフェースがさらなる機能または異なる機能を含んではならないことを示すものとして解釈されるべきではない。
【0119】
1. 特定のユーザのための褒美プログラムおよび/または強化された機能セット
本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、電子モジュール(たとえばモジュール502、歩数計タイプ速度および/または距離計測電子モジュール、身体的および/または生理学的パラメータ計測モジュール等)がフットウェア製品の一部として含まれる、またはフットウェア製品に設けられた受け部に取り付けられる状況および/または構成に限定されない。それどころか、電子モジュールは、多様な異なる製品、たとえば服装(たとえば、図1に示すようにシャツまたはジャージー)に含められる;ユーザによって携行または装用される別個の要素として設けられる;ユーザの体、衣服、靴、機器等(たとえば、図1に示すリストバンド要素または接着適用されたモジュール)に取り付けられる等ができる。本発明の少なくともいくつかの例にしたがって、電子モジュールを取り付けまたは携行する所望の手法を使用することができる。
【0120】
ユーザの体などの様々な異なる場所または位置に取り付け、効果的に使用することができるモジュールの場合でさえ、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、モジュールの取り付け方、モジュールが取り付けられる機器、モジュールの使用され方、モジュールとともに購入または入手される物品または装置等に基づいて、モジュールおよび/またはアスレチックパフォーマンス感知および/または追跡システム全体に異なる機能性を提供することができる。例として、望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法のユーザは、特定の製造者によって提供される機器とともにモジュールが購入および/または使用される(たとえば、所定の製造者の衣服、フットウェアおよび/または他の機器等で購入、取り付けおよび/または使用される)場合、様々な「褒美」および/または「強化された機能セット」を受けることができる。
【0121】
本発明を逸脱することなく、「褒美」および/または「強化された機能セット」を提供および/またはアクティブ化する任意の所望の方法を提供することができる。たとえば、モジュールとともに使用するための衣服、フットウェアおよび/または他の機器は、電子モジュールと何らかの手法で対話して「褒美」および/または「強化された機能セット」の利用可能性を提供および/または発動するアクティブ化および/または認証システムの少なくともいくらかの部分を含むことができる。このようなアクティブ化および/または認証システムの例は、たとえば、2005年6月27日出願の米国特許出願第11/166,351号、2006年4月20日出願の米国特許出願第11/407,328号および2006年5月3日出願の米国特許出願第11/416,458号に記載されている。これらの特許出願それぞれが参照により本明細書に全体として組み入れられる。もう一つの例として、望むならば、ユーザがモジュール「使用可能」または「作動可能」の衣料品、フットウェア製品および/またはアスレチック機器を購入すると、ユーザは、「褒美」または「強化された機能セット」を直接提供する、アクティブ化する、および/または、それらへのアクセスを提供するクーポン、インタネットコード、パスワード、他のアクセスコードまたは他の情報を与えられることができる。本発明を逸脱することなく、「褒美」および/または「強化された機能セット」をアクティブ化および/または取得する、および/または、特定の衣料品、フットウェア製品および/またはアスレチック機器との電子モジュールの使用を認証する他の方法を使用することもできる。
【0122】
「褒美」および/または「強化された機能セット」はまた、本発明を逸脱することなく、所望の形態をとることができる。たとえば、上記のように、「褒美」は、下記のためのクーポン(紙または電子)を構成することができる:無料または割引商品(たとえば、参加企業からフットウェア、衣服または機器とともに購入した場合の、将来の購入に対する割引、電子モジュール(または他の機器)に対する割引等);キャッシュバックオファー;参加企業からモジュールおよびフットウェア、衣服または機器を購入した場合の無料の追加商品等。さらなる例として、望むならば、遠隔システム(たとえば、図7に示すシステム704、たとえばウェブサイト、サーバ等)またはアスレチックパフォーマンスデータを受信、記憶、処理および/または管理するための他のシステム(たとえば、図7のコンピュータ702上またはそれを通して稼働)が、同じく参加企業からフットウェア、衣服または機器を購入したモジュールユーザのために強化された機能性(たとえば、より長いデータ記憶期間、さらなるインタフェース機能、さらなるデータ処理および/または表示機能等)を提供することができる。なおさらなる例として、望むならば、「褒美」または「強化された機能セット」は、同じく参加企業からフットウェア、衣服または機器を購入したモジュールユーザのアスレチックパフォーマンスデータを記憶し、処理するためにウェブサイトまたは他のコンピュータプログラムへの無料アクセス(任意で、期間限定の無料アクセスまたはお試し期間)を構成することができる(他方、参加企業からフットウェア、衣服または機器を購入していないモジュールユーザは、ウェブサイトまたはコンピュータプログラムへのアクセスのために料金またはより高い料金、任意で月額または他の会費タイプ料金を支払うことを求められる等)。本発明を逸脱することなく、多様な他のタイプの「褒美」および/または「強化された機能セット」が可能である。
【0123】
2. アスレチックパフォーマンスデータ提示
公知であるように、従来のアスレチックパフォーマンスおよびエクササイズ機器は、ユーザのパフォーマンスまたはワークアウトに関するデータおよび情報(たとえば、距離、時間、速度、消費カロリー、代謝当量(「MET」)等)をユーザに提示することができる。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、たとえば、より娯楽的、モチベーション的、目標指向等にするために、パフォーマンスデータおよび/または情報を他の形態またはフォーマットでユーザに提供するようにプログラムされ、かつ適合させることもできる。たとえば、距離に関して、移動したマイル数またはキロ数を単に示すのではなく、距離データ(たとえば、所与のワークアウトに関する移動距離、二つまたはそれ以上のワークアウトの過程で移動した距離、合計移動距離等)を、「現実世界」で移動した距離の指示として提供することもできる。より具体的な例として、移動距離データは、ユーザが移動した距離を示す該当区域の地図(たとえばユーザの地元区域、州地図、米国地図、世界地図等)として提示することができる。このような提示ツールは、モチベーションを提供する、および/または、ユーザが目標をより良く定め、視覚化することに役立つことができる。たとえば、ユーザは、指定時間(たとえば1ヶ月)内に「地元州を横断する」または指定時間(たとえば1年)内に「米国を横断する」距離をトレッドミル上で走る、またはエアロバイクでこぐ「目標」を有することができる。地図上のそのようなユーザの進捗状況の提示は、ユーザが、自らの目標および現在の進捗状況を容易に視覚化する、および/または、将来の目標に向けて努力を続けるためのモチベーションを提供するのに役立つことができる。たとえばさらなるモチベーションの目的のために、多数のユーザ、任意で仮想レースに参加する、互いに競い合う、および/または、共通の目標を達成するために努力するユーザを、一つの地図上に示すこともできる。
【0124】
本発明を逸脱することなく、ユーザの進捗状況および/または目標を任意の所望の区域の地図(たとえば、場所的に該当する地図、ユーザがよく知る、および/または、ユーザによって選択された区域の地図等)上に提示することができる。追加的または代替的に、地図は、本発明のシステムおよび/または方法により、時間とともに、任意で自動的に変化させることもできる。たとえば、長距離ランニングまたは自転車走行の目標を有するユーザの場合、表示される地図は、特定のマイルストーンが近づく、および/または、それが達成されるにつれて変化することができる。たとえば、「米国を横断する」ランニングまたは自転車走行の目標を有するトレッドミルまたはエクササイズバイクユーザの進捗状況は、ユーザの距離が時間とともに累積するにつれ、様々な方法で表示することができる。ユーザの累積距離が350マイルを過ぎる、またはそれに近づくワークアウト中、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、カリフォルニア州サンディエゴおよびアリゾナ州フェニックスを含む地図を表示することができ、ユーザに対し、たとえば「おめでとう。今日、目標に向けて350マイルマークを通過しました。この地図に示すように、サンディエゴから走り始め、今日中にフェニックスに到達するでしょう!」とアドバイスすることができる。のちに、この同じユーザは700マイルマークに到達することができる。その日、本発明のこの例のシステムおよび方法は、ワシントンD.C.およびイリノイ州シカゴを含む地図を表示することができ、ユーザに対し、たとえば「おめでとう。今日、目標に向けて700マイルマークを通過しました。この地図に示すように、これは、ワシントンD.C.とイリノイ州シカゴとの間に等しい距離です。この調子でがんばってください!」とアドバイスすることができる。当然、本発明を逸脱することなく、多様なメッセージ、地図、スタート/ゴール地点などを使用することができ、少なくとも部分的にそれらの特徴を指示または画定するためのユーザ入力を提供することができる。
【0125】
他のワークアウト活動タイプの場合の「現実世界」の目標は、たとえば、ブルックリン橋を持ち上げるのに十分な合計重量の目標(たとえばポンド×セット数×繰返し回数/セット等);エベレストに登るのに十分な合計フロア数またはヒルクライムの目標;ミシガン湖をボートで渡るのに十分なボートこぎ合計マイル数の目標;北極点までスキーで行くのに十分な合計マイル数の目標等を含むことができる。ユーザを楽しませ、モチベートし、ワークアウトルーチンを長く継続することを面白くさせるために、任意の所望の「現実世界」目標を視覚的または他の手法で提示することができる。
【0126】
たとえば、娯楽、モチベーションおよび/または目標指向の目的のために、他の計測されるワークアウトパラメータを「現実世界」の言葉で有用に表すこともできる。さらなる例として、ワークアウト強度データに関する情報(たとえば消費カロリー、MET等)をより「現実世界」的な形態またはフォーマットで提示または表示することもできる。より具体的な例として、「カロリー」データおよび情報を、特定の食品または飲料に等しいものとしての現実世界の言葉で提示することができる(たとえば、目標としてワークアウト前に、ワークアウト中に、および/またはワークアウト後分析中に)。当然、本発明を逸脱することなく、表示は、所望の食品または飲料をユーザに提示することができる。例として、ワークアウトを開始する前にユーザが「カロリー消費量」目標を選択する場合には、本発明の例のシステムおよび方法は、そのカロリー消費目標に対応する食品または飲料のアイコンまたは画像を表示することができる(たとえば、エクササイズ機器の表示装置上、ポータブル電子装置508上等に表示される、たとえばハンバーガー3個、ワイン2杯、完全な食事1回分等)。そして、ワークアウトが進行するとともに、これらのアイコンまたは画像が消滅する、および/または、外観を変化させて、ワークアウトが完了した程度を示すことができる。本発明を逸脱することなく、画像またはアイコンを提示および/または変化させる任意の所望の方法、たとえば以下の方法を使用することができる:アイコンまたは画像の色を変化させる(任意で、ワークアウトが進行するとともに部分的に)方法;アイコンまたは画像の部分を漸増的に退色、グレー化または消滅させる等の方法;アイコンまたは画像の部分を漸増的にカラー化または出現させる方法;アイコンまたは画像を「×」印で消してゆく(たとえば、「×」もしく「No」記号または類似した文字もしくはアイコンを食品または飲料のアイコンまたは画像の上に徐々に重ねてゆく等)方法等。追加的または代替的に、ワークアウト後の(または他の時点での)カロリー消費データおよび情報は、同等な食品、飲料および/または食事の画像またはアイコンとして表示することもできる(たとえば、エクササイズ機器上、電子装置508上、ワークアウト後分析コンピュータ(たとえば図7のコンピュータ702)上等に)。
【0127】
3. 特殊なまたは標的化されたワークアウト目標
上記のように、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザのための事前にプログラムされたワークアウト(任意で、ユーザ指定ワークアウトルーチン、第三者設計ワークアウトルーチン、購入されたワークアウトルーチン、ダウンロードされたワークアウトルーチン、それらの組み合わせ等)を提供するために使用することができる。このようなワークアウトは、多様な活動タイプ、および任意で、ワークアウトごとに変化する活動(たとえば、日によって異なるタイプの活動、日によって異なるワークアウトパラメータ等)を含むことができる。
【0128】
本発明のいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザが、自らのワークアウトおよび/または目標を他の方法で決定することを可能にする。たとえば、ユーザは、自らの目標をより「現実世界」的な言葉として述べることができる、たとえば:「結婚式前(卒業記念ダンスパーティー前、同窓会前または他のイベント)減量ワークアウトプログラム」;「水着用」ワークアウトプログラム;「二の腕引き締め」ワークアウトプログラム;「血圧低下」ワークアウトプログラム;「コレステロール抑制」ワークアウトプログラム等。これらの「現実世界目標」を、任意でユーザまたは目標に関する他のデータ(たとえば性別、身長、体重、現在のフィットネスレベル、ワークアウト履歴、イベントの日時等)と組み合わせて与えられると、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザが所望の目標をより良く達成するのに役立つように設計されたワークアウトプログラムを提供することができる(任意で、専門家からの入力を受けながら)。
【0129】
ワークアウトプログラムは、第三者(たとえばコーチ、栄養士、トレーナー、医師等)によって設計され、任意で要求のある特定の個人のために特別に設計されることもできるし、ユーザに対して利用可能な、以前に設計され、記憶されているプログラムから本発明のシステムおよび方法によって自動的に選択されることもできる。個々の日のためのワークアウトルーチンは、たとえば、別のソースから(たとえば、図7のリモートコンピュータ704またはローカルコンピュータ702、ディスクまたは他のメモリ装置から等)、任意で上記のようにエクササイズ機器および/またはワークアウトの他の局面を制御するために使用することができる電子装置508、電子モジュール502、インタフェース装置506等にダウンロードすることができる。
【0130】
4. 他のデータまたは情報提示技術
ワークアウト中またはアスレチックイベントもしくはパフォーマンスに参加している場合のユーザの動きまたは活動が、少なくともいくつかの場合に(たとえば、ワークアウトまたはイベントの特に強い部分の間等に)、小さな電子装置508のスクリーン800に提供される詳細な情報を読むことを困難にすることがある(たとえば、特に情報が小さなフォントで提示される場合等)。本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、少なくとも何らかの情報を、速やかに識別可能な手法で、たとえば小さな活字を読むことを要しない手法で、ユーザに提供するように設計されることができる。
【0131】
速やかに識別可能な手法で情報をユーザに提供する一つの方法は、表示スクリーン800上に存在する背景色に関する。たとえば、望むならば、本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、特定の背景色を、ワークアウトに関連する身体的または生理学的パラメータに対応させることができる。より具体的な例として、背景色は、身体的または生理学的パラメータ、たとえば現在の心拍数、総消費カロリー、総移動距離、現在のペース、終了したワークアウトの割合等に相関させることができる。本発明を逸脱することなく、背景色と身体的または生理学的パラメータとの間の任意の所望の相関関係を使用することができるが、本発明のいくつかの例では、色は、可視スペクトル範囲で変化することができる(たとえば、紫(軽度/休息/開始時の身体的または生理学的パラメータ、たとえば休息中の心拍数の場合)が、任意で、身体的または生理学的パラメータの中間レベルを示すための青、緑、黄、オレンジ等の一つまたは複数を介する中間的変化をはさみながら、赤(重度/強い/終了時の身体的または生理学的パラメータ、たとえば危険レベルまたは所望の最高レベルに近づく心拍数の場合)に変化する。当然、本発明を逸脱することなく、任意の数の色、色の組み合わせ、色変化スキームなど(グレースケール化、クロスハッチングまたはシェーディング、線またはフォントタイプ/特徴等を含む)を使用することができる。色分けキー(たとえば、どの色が使用されるか、それらの色が身体的または生理学的パラメータのレベルに相関する手法)は、ユーザによって選択されること;システムおよび/または方法によって事前に設定されること;少なくとも部分的にユーザの個人特性(たとえば、年齢、性別、身長、体重、フィットネスレベル、履歴等)に基づいて決定されること;および/または他の所望の手法で、および/または他の所望の情報を使用して設定されることができる。
【0132】
本発明のこれらの例示的局面を利用するために、スクリーン800の背景全体を変化させる、または色分けする必要はない。もう一つの例として、望むならば、スクリーン800の境界線が、これらのタイプの色変化および/または色分け機能を含むことができる(望むならば、一つより多いパラメータに関する情報を提供するために、一つより多い境界を設けてもよいし、一つの(潜在的に多色の)境界線を使用して一つより多い色分けされたパラメータを提供してもよい)。もう一つの例として、スクリーンの一部分(たとえば、左上隅の「強度ブロック」等)を、これらのタイプの色変化および/または色分け機能の一つまたは複数を含めるために設けてもよい。なおさらなる例として、所望の身体的または生理学的データを図解的または絵画的に、たとえば棒グラフ、「進捗状況」チャート(たとえば、市販のコンピュータオペレーティングシステムでダウンロード残り時間を示すために使用されるようなチャート)、アナログタイプ表示(たとえば、アナログ速度計または回転速度計タイプ表示等)、跳ねるボールまたは他のアイコン要素(たとえば、従来のサウンドエコライザ装置および/またはアプリケーションで提供される図形要素に似たもの) 等によって提示することもできる。さらに別の例として、たとえば上記タイプの情報を速やかかつ容易にユーザに提供するために、フォント色(背景色ではなく)を変化させてもよい(たとえば、上記カラースキームを使用する)。
【0133】
5. フィットネス/ワークアウト/強度指数
本発明の少なくともいくつかの例のシステムおよび方法は、ユーザ、機器製造者、コーチ、トレーナーまたは他の人が、フィットネス、ワークアウト難易度、ワークアウト強度および/または他のワークアウト特性を追跡するための自らのパラメータまたは指数を設計することを可能にする。これらの指数を公式化するためには、任意の所望のデータおよび/または情報、たとえば以下を使用することができる:年齢;性別;身長;体重;ワークアウト強度データ(たとえば速度、設定抵抗レベル、設定傾斜度レベル、セット数、繰返し回数等);ワークアウト時間/期間;経過時間;経過距離;ユーザのワークアウト履歴;カロリー消費量;MET等。本発明を逸脱することなく、これらのデータ項目の一つまたは複数に関する情報を合わせるための任意の所望の数式、アルゴリズムまたはスキームを使用して、一人または複数の個人のフィットネスおよび/またはワークアウト特性を計測、追跡および/または比較するための所望の「指数」に到達することができる。
【0134】
III. 結び
本発明を実施する好ましい形態をはじめとする具体例を参照して本発明を説明したが、当業者は、上記システムおよび方法の数多くの変形および改変があることを理解するであろう。たとえば、本発明を逸脱することなく、本発明の様々な局面を異なる組み合わせで使用することができ、本発明の局面の様々な異なる組み合わせを一つのシステムまたは方法でいっしょに使用することができる。また、本発明を逸脱することなく、上記様々な要素、コンポーネントおよび/または段階を変更する、順序変更する、省略する、および/またはさらなる要素、コンポーネントおよび/または段階を追加することもできる。さらには、例示された例では特定のユーザインタフェース要素およびフォーマットが示されているが、当業者は、本発明を逸脱することなく、情報をユーザに提示する任意の所望の手法かつ/またはユーザの入力を受ける任意の所望の手法を使用することができることを理解するであろう。また、上記説明の多くは、パフォーマンス中にユーザによって携行されることができるポータブル電子装置(たとえば装置508)上に提供されるユーザインタフェースに関するが、必ずしもそうでなくてもよい。代替的または追加的に、望むならば、他のコンピュータ、たとえばパーソナルコンピュータ(たとえばPC702)、エクササイズ機器表示スクリーンまたは入力パネル、リモートコンピュータ(たとえば、ジムの中央コンピュータ、ネットワーク接続コンピュータ等)等を介して上記システム、方法および/またはユーザインタフェースの機能のいずれをもアクセス、操作および/または制御することができる。したがって、本発明は、請求の範囲で述べられるように広く解釈されるべきである。
図1
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