【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
本開示の局面に従って、超音波外科手術器具が提供され、この超音波外科手術器具は、ハンドルアセンブリと、細長い本体部材と、ツールアセンブリと、刃冷却システムとを含む。細長い本体部材は、ハンドルアセンブリから遠位方向に延び、長手方向軸を規定する。細長い本体部材は、導波管を含み、この導波管は、外側チューブの管腔内に同軸で位置決めされている。ツールアセンブリは、細長い本体部材の遠位端に結合され、導波管の遠位端に結合されている刃を含む。刃は、組織を超音波で処置するために、外側チューブに対して発振するように構成されている。刃冷却システムは、刃コンジットを含み、この刃コンジットは、刃を通して少なくとも部分的に延びている。冷却流体は、刃コンジットを通って流れるように構成されている。実施形態において、刃冷却システムは、閉ループシステムである。いくつかの実施形態において、刃冷却システムは、開システムである。
【0006】
細長い本体部材は、冷却コンジットも含み得、この冷却コンジットは、刃コンジットと流体連通している。局面において、冷却コンジットは、外側チューブと導波管との間に規定される。特定の局面において、冷却コンジットは、マイクロチューブから構築されている。特定の局面において、冷却コンジットと刃コンジットとは、完全に囲まれたヒートパイプを形成し、その結果、冷却流体は、刃からの熱を吸収するように構成され、冷却コンジットは、吸収した熱を周囲環境に解放するように構成されている。
【0007】
局面において、刃コンジットは、刃の遠位表面において、刃出口を含む。刃冷却システムはまた、流入コンジットを含み得、この流入コンジットは、刃コンジットと流体連通している。いくつかの局面において、流入コンジットは、マイクロチューブから構築されている。特定の局面において、刃冷却システムは、リターンコンジットをさらに含み、このリターンコンジットは、刃コンジットと流体連通している。リターンコンジットはまた、ポリイミドマイクロチューブから構築され得る。特定の実施形態において、刃コンジットは、流入コンジットと刃コンジットとの間に刃入口を含み、この刃入口は、刃の近位部分の中に位置決めされている。刃コンジットは、刃コンジットの遠位セクションの第1の端まで、長手方向軸に対して平行な向きで刃内を遠位方向に延び得、この刃コンジットの遠位セクションは、長手方向軸に対して直交しており、刃の遠位表面から離れる方へ間隔が空けられている。刃コンジットの第2のセグメントは、遠位セグメントの第2の端から刃出口に、長手方向軸に対して平行な向きで刃内を近位方向に延びている。刃コンジットは、刃入口から遠位セクションを通り、刃出口を通って出ていく連続流路を刃にわたって形成している。刃出口は、刃入口に対して遠位であり得る。刃コンジットの遠位セクションは、刃の遠位表面から、.005mm〜.025mmの範囲内の距離を隔てて置かれている。
【0008】
本開示の別の局面に従って、外科手術システムは、超音波外科手術器具と刃冷却システムとを含む。超音波外科手術器具は、ハンドルアセンブリと、細長い本体部材と、ツールアセンブリとを含む。細長い本体部材は、刃を有する導波管を含み、この刃は、遠位端に結合されている。刃は、組織を超音波で処置するために、外側チューブに対して発振するように構成されている。刃冷却システムは、刃コンジットと、流入コンジットと、流体制御システムとを含む。刃コンジットは、刃内に刃の長さに沿って配置されている。流入コンジットは、細長い本体部材内に細長い本体部材の長さに沿って配置されている。流体制御システムは、ポンプを含み、このポンプは、流入コンジットおよび刃コンジットを通して冷却流体を送り込むように構成されている。
【0009】
刃冷却システムはまた、中に冷却流体を保存している流体レザバーを含み得、その結果、ポンプは、冷却流体を流体レザバーから引き込むように構成されている。局面において、刃冷却システムは、リターンコンジットをさらに含み、刃コンジットは、刃の長手方向軸に対して直交している遠位セクションを含む。遠位セクションは、刃の遠位表面から離れる方へ間隔が空けられている。流体制御システムは、冷却流体を、流入コンジットを通して、遠位セクションを含む刃コンジットを通して、およびリターンコンジットを通して送り込むように構成されている。リターンコンジットは、刃冷却システムが閉ループシステムであるように、流入コンジットと流体連通している。
【0010】
局面において、流体制御システムは、超音波器具の少なくとも1つの特性または状態に従って、ポンプの作動および作動解除を制御する。より詳しくは、第1のセンサーは、刃の温度を感知するために提供され得る。従って、流体制御システムは、刃の温度が上限温度を超えた場合にポンプを作動させるように構成され得、および/または刃の温度が下限温度よりも低い場合にポンプを作動解除するように構成され得る。超音波外科手術器具の作動ボタンの位置を感知するように構成されている第2のセンサーが、追加的に、または代替的に提供され得る。従って、流体制御システムは、作動ボタンの位置に従って、所定の期間の間、ポンプを作動させる、および作動解除するように構成され得る(温度ベースのフィードバック制御から独立して、または温度ベースのフィードバック制御とともに)。
【0011】
本開示の別の局面に従って、組織を処置するための方法が提供され、この方法は、組織と接触している超音波外科手術器具の刃を発振させることによって組織を超音波で処置することと、流体制御システムを作動させて、冷却流体を刃コンジットを通して送り込み、刃を冷却することとを含む。超音波外科手術器具および/または流体制御システムは、本明細書中に記載されるもののうちの任意のものであり得る。
【0012】
局面において、流体制御システムを作動させることは、作動ボタンを押し下げて、流体制御システムを作動させることを含む。局面において、作動ボタンを押し下げることは、流体制御システムを作動させ、刃を発振させる。方法は、作動ボタンを解放することにより、流体制御システムを作動解除し、刃の発振を中止することをさらに含み得る。いくつかの局面において、作動ボタンが解放された後、方法は、所定の量の時間が過ぎるまで、流体制御システムの作動解除を遅らせることを含む。特定の局面において、方法は、作動ボタンが解放された後、刃の感知された温度を受け取ることと、刃の感知された温度が下限温度より下である場合に、流体制御システムを作動解除することとを含む。
【0013】
局面において、方法は、刃の感知された温度を受け取ることと、流体制御システムを作動させる前に、刃の感知された温度が上限温度より上であることを確かめることとを含む。局面において、方法は、刃の感知された温度が下限温度より下であった後、流体制御システムを作動解除することを含む。いくつかの局面において、方法は、組織を超音波で処置する前に、上限温度および/または下限温度を入力することを含む。特定の局面において、方法は、刃の感知された温度に応答して、刃冷却システムを通って流れる流体の量を変動させることを含む。
【0014】
本開示の局面に従って提供される別の超音波外科手術器具は、ハンドルアセンブリと、ハンドルアセンブリから遠位方向に延びている細長い本体と、細長い本体を少なくとも部分的に通して延びている導波管と、ツールアセンブリとを含み、このツールアセンブリは、導波管の遠位端に結合されている刃を含む。刃は、刃を通して延びている刃管腔を規定する。刃管腔は、閉鎖近位端および遠位端を有する。刃は、刃管腔の近位端の方に向いて刃管腔と連通している出力をさらに規定する。流入コンジットは、出力を介して刃管腔に入り、刃管腔を通して遠位方向に延びている。流入コンジットは、刃管腔の遠位端に隣接して刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する。リターンコンジットは、刃管腔の近位端に隣接して刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する。リターンコンジットは、出力を介して刃管腔から出ていき、そこから近位方向に延びている。
【0015】
局面において、流入コンジットおよびリターンコンジットは、マイクロチューブである。局面において、出力は、流入コンジットおよびリターンコンジットの周りで密封されている。局面において、出力は、導波管のアンチノードにおいて、または導波管に沿った任意の他の適切な位置において規定される。局面において、刃管腔の内部表面と流入コンジットの外側表面とは、それらの間に環状のギャップを規定する。局面において、流入コンジットおよびリターンコンジットは、細長い本体の外部に沿って延びている。
【0016】
本開示の別の局面に従って、外科手術システムは、超音波外科手術器具と刃冷却システムとを含む。超音波外科手術器具は、上に詳述されている超音波器具のうちの任意のものと同様であり得る。刃冷却システムは、流体レザバーと流入ポンプとを含み、この流入ポンプは、流体レザバーと流入コンジットの近位端との間で動作可能に結合されている。
【0017】
局面において、流入ポンプは、流体を、流体レザバーから、流入コンジットおよび刃管腔を通して、リターンコンジットの中に送達するように構成されている。局面において、リターンコンジットは、流体を流体レザバーまたはリターンレザバーに戻すように構成されている。局面において、刃冷却システムは、リターンポンプをさらに含み、このリターンポンプは、リターンコンジットの近位端に結合され、リターンコンジットから流体レザバーまたはリターンレザバーへの流体の戻りを容易にするように構成されている。
【0018】
局面において、刃冷却システムは、流体制御システムをさらに含み、この流体制御システムは、超音波外科手術器具の少なくとも1つの特性または状態に従って、流入ポンプの作動および作動解除を制御するように構成されている。局面において、第1のセンサーは、刃の温度を感知するように構成され、流体制御システムは、刃の温度が上限温度を超えた場合に流入ポンプを作動させるように構成され、流体制御システムは、刃の温度が下限温度よりも低い場合に流入ポンプを作動解除するように構成されている。局面において、第2のセンサーは、超音波器具の作動ボタンの位置を感知するように構成され、流体制御システムは、作動ボタンの位置に従って、所定の期間の間、流入ポンプを作動させる、および作動解除するように構成されている。
【0019】
本開示の別の局面に従って、超音波外科手術器具が提供され、この超音波外科手術器具は、ハンドルアセンブリと、ハンドルアセンブリから遠位方向に延びている細長い本体と、細長い本体を少なくとも部分的に通して延びている導波管と、ツールアセンブリとを含み、このツールアセンブリは、導波管の遠位端に結合されている刃を含む。刃は、刃を通して延びている刃管腔を規定する。刃管腔は、閉鎖近位端および遠位端を有する。刃は、刃管腔の近位端の方に向いて刃管腔と連通している出力をさらに規定する。流入コンジットおよびリターンコンジットも提供される。流入コンジットおよびリターンコンジットは、細長い本体の近位端から、細長い本体の外側表面に沿って遠位方向に、出力を通って、刃管腔の中に延びている。
【0020】
局面において、流入コンジットは、その近位端において第1のポンプに結合するように構成され、第1のポンプは、流体を流入コンジットおよび刃管腔を通して送達するように構成されている。局面において、リターンコンジットは、その近位端において第2のポンプに結合するように構成され、第2のポンプは、流体を刃管腔からリターンコンジットを通して押す、および/または引くように構成されている。局面において、流入コンジットは、刃管腔を通して遠位方向に延びており、刃管腔の遠位端に隣接して刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する。
【0021】
局面において、リターンコンジットは、刃管腔の近位端に隣接して刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する。局面において、出力は、流入コンジットおよびリターンコンジットの周りで密封されている。局面において、流入コンジットおよびリターンコンジットは、マイクロチューブである。
【0022】
さらに、本明細書中に記載される局面のうちの任意のものは、一貫した程度まで、本明細書中に記載される他の局面のうちの任意のものまたは全てとともに使用され得る。
例えば、本発明は、以下を提供する。
(項目1)
超音波外科手術器具であって、該超音波外科手術器具は、
ハンドルアセンブリと、
該ハンドルアセンブリから遠位方向に延びている細長い本体と、
該細長い本体を少なくとも部分的に通して延びている導波管と、
ツールアセンブリであって、該ツールアセンブリは、該導波管の遠位端に結合されている刃を含み、該刃は、刃管腔を規定し、該刃管腔は、閉鎖近位端および遠位端を有し、該刃は、該刃管腔の該近位端の方に向いて該刃管腔と連通している出力を規定する、ツールアセンブリと、
流入コンジットであって、該流入コンジットは、該出力を介して該刃管腔に入り、該刃管腔を通して遠位方向に延びており、該流入コンジットは、該刃管腔の該遠位端に隣接して該刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する、流入コンジットと、
リターンコンジットであって、該リターンコンジットは、該刃管腔の該近位端に隣接して該刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定し、該リターンコンジットは、該出力を介して該刃管腔から出ていき、そこから近位方向に延びている、リターンコンジットと
を含む、超音波外科手術器具。
(項目2)
上記流入コンジットおよび上記リターンコンジットは、マイクロチューブである、上記項目に記載の超音波外科手術器具。
(項目3)
上記出力は、上記流入コンジットおよび上記リターンコンジットの周りで密封されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目4)
上記刃管腔の内部表面と上記流入コンジットの外側表面とは、それらの間に環状のギャップを規定する、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目5)
上記流入コンジットおよび上記リターンコンジットは、上記細長い本体の外部に沿って延びている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目6)
超音波外科手術システムであって、該超音波外科手術システムは、
超音波外科手術器具であって、該超音波外科手術器具は、
ハンドルアセンブリと、
該ハンドルアセンブリから遠位方向に延びている細長い本体と、
該細長い本体を少なくとも部分的に通して延びている導波管と、
ツールアセンブリであって、該ツールアセンブリは、該導波管の遠位端に結合されている刃を含み、該刃は、刃管腔を規定し、該刃管腔は、閉鎖近位端および遠位端を有し、該刃は、該刃管腔の該近位端の方に向いて該刃管腔と連通している出力を規定する、ツールアセンブリと、
流入コンジットであって、該流入コンジットは、該出力を介して該刃管腔に入り、該刃管腔を通して遠位方向に延びており、該流入コンジットは、該刃管腔の該遠位端に隣接して該刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する、流入コンジットと、
リターンコンジットであって、該リターンコンジットは、該刃管腔の該近位端に隣接して該刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定し、該リターンコンジットは、該出力を介して該刃管腔から出ていき、そこから近位方向に延びている、リターンコンジットと
を含む、超音波外科手術器具と、
刃冷却システムと
を含み、該刃冷却システムは、
流体レザバーと、
流入ポンプと
を含み、該流入ポンプは、該流体レザバーと該流入コンジットの近位端との間で動作可能に結合されている、超音波外科手術システム。
(項目7)
上記流入ポンプは、流体を、上記流体レザバーから、上記流入コンジットおよび上記刃管腔を通して、上記リターンコンジットの中に送達するように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術システム。
(項目8)
上記リターンコンジットは、上記流体を上記流体レザバーに戻すように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術システム。
(項目9)
上記刃冷却システムは、リターンポンプをさらに含み、該リターンポンプは、上記リターンコンジットの近位端に結合され、該リターンコンジットから上記流体レザバーへの上記流体の戻りを容易にするように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術システム。
(項目10)
リターンレザバーをさらに含み、上記リターンコンジットは、上記流体を該リターンレザバーに戻すように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術システム。
(項目11)
流体制御システムをさらに含み、該流体制御システムは、上記超音波外科手術器具の少なくとも1つの特性または状態に従って、上記流入ポンプの作動および作動解除を制御するように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術システム。
(項目12)
第1のセンサーが、上記刃の温度を感知するように構成され、上記流体制御システムは、該刃の該温度が上限温度を超えた場合に上記流入ポンプを作動させるように構成され、該流体制御システムは、該刃の該温度が下限温度よりも低い場合に該流入ポンプを作動解除するように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術システム。
(項目13)
第2のセンサーが、上記超音波器具の作動ボタンの位置を感知するように構成され、上記流体制御システムは、該作動ボタンの該位置に従って、所定の期間の間、上記流入ポンプを作動させるか、または作動解除するように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術システム。
(項目14)
超音波外科手術器具であって、該超音波外科手術器具は、
ハンドルアセンブリと、
該ハンドルアセンブリから遠位方向に延びている細長い本体と、
該細長い本体を少なくとも部分的に通して延びている導波管と、
ツールアセンブリであって、該ツールアセンブリは、該導波管の遠位端に結合されている刃を含み、該刃は、刃管腔を規定し、該刃管腔は、閉鎖近位端および遠位端を有し、該刃は、該刃管腔の該近位端の方に向いて該刃管腔と連通している出力を規定する、ツールアセンブリと、
流入コンジットと、
リターンコンジットと
を含み、該流入コンジットおよび該リターンコンジットは、該細長い本体の近位端から、該細長い本体の外側表面に沿って遠位方向に、該出力を通って、該刃管腔の中に延びている、超音波外科手術器具。
(項目15)
上記流入コンジットは、その近位端において第1のポンプに結合するように構成され、該第1のポンプは、流体を該流入コンジットおよび上記刃管腔を通して送達するように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目16)
上記リターンコンジットは、その近位端において第2のポンプに結合するように構成され、該第2のポンプは、流体を上記刃管腔から該リターンコンジットを通して引くように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目17)
上記流入コンジットは、上記刃管腔を通して遠位方向に延びており、該流入コンジットは、該刃管腔の上記遠位端に隣接して該刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目18)
上記リターンコンジットは、上記刃管腔の上記近位端に隣接して該刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目19)
上記出力は、上記流入コンジットおよび上記リターンコンジットの周りで密封されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(項目20)
上記流入コンジットおよび上記リターンコンジットは、マイクロチューブである、上記項目のうちのいずれか一項に記載の超音波外科手術器具。
(摘要)
超音波外科手術器具は、組織を処置する刃と、冷却流体を刃を通して送り込むことによって、刃を冷却するための流体制御システムとを含む。刃は、流体制御システムの流入コンジットおよびリターンコンジットと流体接触している刃管腔を規定する。流入コンジットは、刃管腔の遠位端に隣接して刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定し、リターンコンジットは、刃管腔の近位端に隣接して刃管腔内に位置決めされている開放遠位端を規定する。流体制御システムは、冷却流体を保持している流体レザバーと、流入ポンプとをさらに含み得る。流入ポンプは、流体を、流体レザバーから、流入コンジットおよび刃管腔を通して、リターンコンジットの中に送達するように構成されている。
【0023】
本開示の様々な局面は、図面を参照して以下に記載される。