(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記マスタ装置により、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、前記サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、前記リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定する前記ステップが、
前記マスタ装置により、前記サービスにより要求された様々な処理能力に従って、前記サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、前記スレーブ装置の余剰処理能力、及び前記複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、前記複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量の前記スレーブ装置を割り当てるステップを含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
前記マスタ装置が、前記スレーブ装置の各余剰処理能力値が前記あらかじめ設定された能力しきい値より低いことを判定する場合に、前記リソースプールから前記スレーブ装置を除去するステップを更に含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
前記マスタ装置が、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、前記サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、前記リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定する実施方法が、
前記マスタ装置により、前記サービスにより要求された様々な処理能力に従って、前記サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、前記スレーブ装置の余剰処理能力、及び前記複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、前記複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量の前記スレーブ装置を割り当てるステップを含む、請求項7又は請求項8に記載のシステム。
前記マスタ装置が、前記スレーブ装置の各余剰処理能力値が前記あらかじめ設定された能力しきい値より低いことが判定される場合に、前記リソースプールから前記スレーブ装置を除去するように更に構成される、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載のシステム。
当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記マスタ装置である場合に、前記処理ユニットが、前記スレーブ装置の各余剰処理能力値が前記あらかじめ設定された能力しきい値より低いことが判定される場合に、前記リソースプールから前記スレーブ装置を除去するように更に構成される、請求項13から請求項15のいずれか一項に記載の装置。
当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記マスタ装置である場合に、前記処理ユニットが、前記マスタ装置に欠陥がある場合に、前記スレーブ装置の中から使用されていないスレーブ装置を選択するとともに、前記の選択されたスレーブ装置をマスタ装置として使用するように更に構成される、請求項13から請求項16のいずれか一項に記載の装置。
【発明の概要】
【0007】
本発明の実施例は、サービス処理方法及びシステム、並びに装置を提供し、それは、大量のシステムバックエンドサーバを削減し、分散処理システムの構造を単純化することができる。
【0008】
前述の技術的問題を解決するために、本発明の実施例は、下記の技術的解決法を開示する。
【0009】
第1の態様によれば、サービス処理方法が提供されるとともに、ビデオ監視システムに適用され、当該方法は、リソースプールにおけるマスタ装置により、サービス処理要求を受信するステップと、前記マスタ装置により、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、前記サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、前記リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定するステップと、前記マスタ装置により、処理のために前記の対応するスレーブ装置に前記サービスを割り当てるステップとを含み、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置は、両方ともビデオ監視フロントエンド装置であり、前記マスタ装置は、前記フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、前記スレーブ装置として判定し、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置は、前記リソースプールを形成する。
【0010】
前述の第1の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、前記マスタ装置が、前記フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、前記スレーブ装置として判定し、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置が、前記リソースプールを形成することは、各フロントエンド装置により、あらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、前記フロントエンド装置の余剰リソースを対応する余剰処理能力値に変換するとともに、前記余剰処理能力値を前記マスタ装置に報告するステップと、前記マスタ装置により、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、前記スレーブ装置として判定するステップと、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置を使用することにより前記リソースプールを形成するステップとを含む。
【0011】
前述の第1の態様に関連して、第2の可能な実施方法において、前記マスタ装置により、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、前記サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、前記リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定する前記ステップは、前記マスタ装置により、前記サービスにより要求された様々な処理能力に従って、前記サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、前記スレーブ装置の余剰処理能力、及び前記複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、前記複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量の前記スレーブ装置を割り当てるステップを含む。
【0012】
前述の第1の態様及び第2の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、前記マスタ装置により、処理のために前記の対応するスレーブ装置に前記サービスを割り当てる前記ステップは、前記マスタ装置により、対応するサブサービスを各割り当てられたスレーブ装置に送信するステップと、前記マスタ装置により、前記ビデオ監視システムにおけるビデオ記憶モジュールに、前記割り当てられたスレーブ装置のリスト、及び前記リストにおける前記スレーブ装置のそれぞれと前記サブサービスと間の割り当て対応関係を送信するステップと、前記マスタ装置により、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果を受信するステップであって、各割り当てられたスレーブ装置が、前記サブサービスを処理するために必要とされるビデオストリームを獲得するように、ビデオデータ獲得要求を前記ビデオ記憶モジュールに送信し、対応するビデオ処理を実行し、前記処理結果を前記マスタ装置に送信する、ステップと、前記マスタ装置により、各割り当てられたスレーブ装置により報告された前記処理結果をまとめるステップとを含む。
【0013】
前述の第1の態様及び第1の可能な実施方法に関連して、第4の可能な実施方法において、当該方法は、前記マスタ装置が、前記スレーブ装置の各余剰処理能力値が前記あらかじめ設定された能力しきい値より低いことを判定する場合に、前記リソースプールから前記スレーブ装置を除去するステップを更に含む。
【0014】
前述の第1の態様及び第1から第4の可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、当該方法は、前記マスタ装置に欠陥がある場合に、前記スレーブ装置の中から使用されていないスレーブ装置を再度選択するとともに、前記の選択されたスレーブ装置をマスタ装置として使用するステップを更に含む。
【0015】
第2の態様によれば、マスタ装置及びスレーブ装置を含むサービス処理システムが提供されるとともに、ビデオ監視システムに適用され、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置はリソースプールを形成し、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置は両方ともビデオ監視フロントエンド装置であり、前記マスタ装置は、前記フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、前記スレーブ装置として判定し、前記マスタ装置は、サービス処理要求を受信し、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、前記サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、前記リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定し、処理のために前記の対応するスレーブ装置に前記サービスを割り当てるように構成される。
【0016】
前述の第2の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、前記マスタ装置が、前記フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、前記スレーブ装置として判定する実施方法は、各フロントエンド装置により、あらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、前記フロントエンド装置の余剰リソースを対応する余剰処理能力値に変換するとともに、前記余剰処理能力値を前記マスタ装置に報告するステップと、前記マスタ装置により、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、前記スレーブ装置として判定するステップと、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置を使用することにより前記リソースプールを形成するステップとを含む。
【0017】
前述の第2の態様に関連して、第2の可能な実施方法において、前記マスタ装置が、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、前記サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、前記リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定する実施方法は、前記マスタ装置により、前記サービスにより要求された様々な処理能力に従って、前記サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、前記スレーブ装置の余剰処理能力、及び前記複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、前記複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量の前記スレーブ装置を割り当てるステップを含む。
【0018】
前述の第2の態様及び第1の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、前記マスタ装置が、処理のために前記の対応するスレーブ装置に前記サービスを割り当てる実施方法は、前記マスタ装置により、対応するサブサービスを各割り当てられたスレーブ装置に送信するステップと、前記マスタ装置により、前記ビデオ監視システムにおけるビデオ記憶モジュールに、前記割り当てられたスレーブ装置のリスト、及び前記リストにおける前記スレーブ装置のそれぞれと前記サブサービスと間の割り当て対応関係を送信するステップと、前記マスタ装置により、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果を受信するステップであって、各割り当てられたスレーブ装置が、前記サブサービスを処理するために必要とされるビデオストリームを獲得するように、ビデオデータ獲得要求を前記ビデオ記憶モジュールに送信し、対応するビデオ処理を実行し、前記処理結果を前記マスタ装置に送信する、ステップと、前記マスタ装置により、各割り当てられたスレーブ装置により報告された前記処理結果をまとめるステップとを含む。
【0019】
前述の第2の態様及び第1の可能な実施方法に関連して、第4の可能な実施方法において、前記マスタ装置は、前記スレーブ装置の各余剰処理能力値が前記あらかじめ設定された能力しきい値より低いことが判定される場合に、前記リソースプールから前記スレーブ装置を除去するように更に構成される。
【0020】
前述の第2の態様及び第1から第4の可能な実施方法に関連して、第5の可能な実施方法において、前記マスタ装置に欠陥がある場合に、使用されていないスレーブ装置が、前記スレーブ装置の中から再度選択されるとともに、マスタ装置として使用される。
【0021】
第3の態様によれば、ビデオ監視フロントエンド装置が提供されるとともに、ビデオ監視システムに適用され、当該装置は、ビデオデータを獲得するように構成されるビデオ獲得ユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置がマスタ装置である場合に、サービス処理要求を受信するとともに、当該ビデオ監視フロントエンド装置がスレーブ装置である場合に、前記マスタ装置により割り当てられたサービスを受信するように構成される受信ユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置の余剰リソースを前記マスタ装置に送信するように構成される余剰リソースフィードバックユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記マスタ装置である場合に、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、前記スレーブ装置として判定するように構成されるスレーブ装置判定ユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記マスタ装置である場合に、前記サービス処理要求に従って、前記サービスにより要求されたリソースを判定し、前記サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定するとともに、処理のために前記の対応するスレーブ装置に前記サービスを割り当て、当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記スレーブ装置である場合に、前記マスタ装置により割り当てられた前記サービスを処理するように構成される処理ユニットとを含み、前記マスタ装置は、ビデオ監視フロントエンド装置であり、前記マスタ装置及び前記スレーブ装置は、前記リソースプールを形成する。
【0022】
前述の第3の態様に関連して、第1の可能な実施方法において、前記余剰リソースフィードバックユニットの具体的な実施方法は、あらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、当該ビデオ
監視フロントエンド装置の余剰リソースを対応する余剰処理能力値に変換するとともに、前記余剰処理能力値を前記マスタ装置の前記スレーブ装置判定ユニットに報告することであり、前記マスタ装置の前記スレーブ装置判定ユニットは、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、前記スレーブ装置として判定するように構成される。
【0023】
前述の第3の態様に関連して、第2の可能な実施方法において、当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記マスタ装置である場合に、前記処理ユニットの具体的な実施方法は、前記サービスにより要求された様々な処理能力に従って、前記サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、前記スレーブ装置の余剰処理能力、及び前記複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、前記複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量の前記スレーブ装置を割り当てるステップと、対応するサブサービスを各割り当てられたスレーブ装置に送信するステップと、前記ビデオ監視システムにおけるビデオ記憶モジュールに、前記割り当てられたスレーブ装置のリスト、及び前記リストにおける前記スレーブ装置のそれぞれと前記サブサービスと間の割り当て対応関係を送信するステップと、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果を受信するステップであって、各割り当てられたスレーブ装置が、前記サブサービスを処理するために必要とされるビデオストリームを獲得するように、ビデオデータ獲得要求を前記ビデオ記憶モジュールに送信し、対応するビデオ処理を実行し、前記処理結果を前記マスタ装置に送信する、ステップと、各割り当てられたスレーブ装置により報告された前記処理結果をまとめるステップとを含む。
【0024】
前述の第3の態様及び第1の可能な実施方法に関連して、第3の可能な実施方法において、当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記マスタ装置である場合に、前記処理ユニットは、前記スレーブ装置の各余剰処理能力値が前記あらかじめ設定された能力しきい値より低いことが判定される場合に、前記リソースプールから前記スレーブ装置を除去するように更に構成される。
【0025】
前述の第3の態様及び第1から第3の可能な実施方法に関連して、第4の可能な実施方法において、当該ビデオ監視フロントエンド装置が前記マスタ装置である場合に、前記処理ユニットは、前記マスタ装置に欠陥がある場合に、前記スレーブ装置の中から使用されていないスレーブ装置を再度選択するとともに、前記の選択されたスレーブ装置をマスタ装置として使用するように更に構成される。
【0026】
本発明の実施例によれば、マスタ装置は、分散処理システムのフロントエンド装置から判定され、マスタ装置は、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定し、その場合に、マスタ装置及びスレーブ装置はリソースプールを形成し、サービス処理要求を受信する場合に、マスタ装置は、サービスにより要求された前記リソースを満たすスレーブ装置を、サービスにより要求されたリソース、及びリソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定し、それにより、マスタ装置は、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当てることができる。フロントエンド装置の余剰リソースは、リソースプールを設定することにより十分に利用され得るとともに、スレーブ装置は、サービス処理動作を実行するために余剰リソースを使用する、ということがわかり得る。このように、サービス動作を実行するためのシステムバックエンドサーバが独立して配置される必要がなく、システムバックエンドサーバの配置が解消されるので、分散処理システムの構造が単純化されることができる。
【0027】
本発明の実施例におけ
る技術的解決法をより明確に説明するために、下記は、実施
例を説明するために必要とされる添付図面を簡単に紹介する。明らかに、当業者は、創造的な努力なしでこれらの添付図面からさらに他の図面を導き出し得る。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の実施例における技術的解決法を当業者により良く理解させるとともに、本発明の実施例の目的、特徴及び利点をより明確にするために、下記は、添付図面を参照して、さらに本発明の実施例における技術的解決法を詳細に説明する。
【0030】
最初に、本発明によるサービス処理方法が説明される。
【0031】
図1を参照すると、
図1は、本発明において提供されるサービス処理方法の実施例のプロセスを示し、ここで、サービス処理方法はビデオ監視システムに適用されるとともに、サービス処理プロセスは、具体的に下記のステップを含む。
【0032】
ステップ101:リソースプールにおけるマスタ装置が、サービス処理要求を受信する。
【0033】
従来技術では、複数のフロントエンド装置が、一般に、分散処理システムのフロントエンドに配置され、フロントエンド装置は、クライアントに接続されるとともに、ユーザにより開始されたサービス処理要求を受信し、単純なデータ処理を実行するために使用される。複雑な分析及び計算プロセスは、フロントエンドデバイスと接続されたバックエンドの専用のサーバにより完了される。
【0034】
しかしながら、発明者は、研究により、実用的なアプリケーションシナリオでは、フロントエンド装置が単純なデータ処理を実行したあとで、使用されることができるリソースはまだ残っているが、しかし、フロントエンド装置のこれらの余剰リソースは、実際に使用されず、浪費されている、ということを発見する。
【0035】
ビデオ監視システムが、まだ一例として使用される。フロントエンドIPCが正常に動作する場合に、CPUの使用率は、10%から30%の範囲であり、空きメモリは、通常、100MB以内であり、ネットワーク帯域幅の利用率は、10%未満であり、そして、概して、オーディオ−ビデオ符号化及び復号リソースの50%が使用される。70%のCPU使用率の上限において、帯域幅の利用率は80%で、符号化及び復号リソースの100%が使用され、空きメモリは約10Mである。各フロントエンド装置が、利用されることができる実質的に使用されていないリソースを有することが分かる。
【0036】
本発明のこの実施例では、分散処理システムにおけるフロントエンド装置の余剰リソースが十分に使用され、サービス処理を実行するためにこれらの余剰リソースを使用することは、システムバックエンドサーバを減少させることができる。具体的には、フロントエンド装置の中から装置が選択されるとともに、マスタ装置として使用され、マスタ装置は、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定し、マスタ装置及びスレーブ装置はリソースプールを形成する。
【0037】
サービス処理が実行される必要がある場合に、ユーザは、マスタ装置に対してサービス処理要求を開始する。
【0038】
ステップ102:マスタ装置が、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、サービスにより要求されたリソースを満たすスレーブ装置を、リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定する。
【0039】
このステップでは、サービス処理要求を受信したあとで、マスタ装置は、サービス処理プロセスのために必要とされるリソースを判定し、次に、サービス処理を実行するために、判定されたスレーブ装置の余剰リソースの合計がサービス処理プロセスのために必要とされるリソースを満たすまで、リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソース状況に従って、リソース要求を満たすスレーブ装置を判定する。
【0040】
ステップ103:マスタ装置が、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当てる。
【0041】
このステップでは、サービス処理を実行するためのスレーブ装置を判定したあとで、マスタ装置は、対応するスレーブ装置にサービスを割り当てることができ、それにより、対応するスレーブ装置は、具体的なサービス処理動作を実行する。
【0042】
本発明のこの実施例によれば、マスタ装置は、分散処理システムのフロントエンド装置から判定され、マスタ装置は、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定し、その場合に、マスタ装置及びスレーブ装置はリソースプールを形成し、サービス処理要求を受信する場合に、マスタ装置は、サービスにより要求されたリソースを満たすスレーブ装置を、サービスにより要求されたリソース、及びリソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定し、それにより、マスタ装置は、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当てることができる。フロントエンド装置の余剰リソースは、リソースプールを設定することにより十分に利用され得るとともに、スレーブ装置は、サービス処理動作を実行するために余剰リソースを使用する、ということがわかり得る。このように、サービス動作を実行するためのシステムバックエンドサーバが独立して配置される必要がなく、システムバックエンドサーバの配置が解消されるので、分散処理システムの構造が単純化されることができる。
【0043】
本発明のこの実施例では、マスタ装置が、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定し、マスタ装置及びスレーブ装置がリソースプールを形成する具体的な実施方法は、
図2において示され得るとともに、下記のステップを含む、ということに注意する必要がある。
【0044】
ステップ201:各フロントエンド装置が、あらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、フロントエンド装置の余剰リソースを対応する余剰処理能力値に変換するとともに、余剰処理能力値をマスタ装置に報告する。
【0045】
ステップ202:マスタ装置が、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、スレーブ装置として判定する。
【0046】
ステップ203:マスタ装置及びスレーブ装置が、リソースプールを形成する。
【0047】
この実施方法では、マスタ装置を除く全てのフロントエンド装置は、それら自身の余剰リソース状況をマスタ装置に報告する必要がある。具体的には、各フロントエンド装置は、それぞれのあらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、それぞれの余剰リソースを、対応する能力の値を示すために使用される対応する余剰処理能力値に変換するとともに、余剰処理能力値をマスタ装置に報告し得る。マスタ装置は、各フロントエンド装置により報告された各フロントエンド装置の余剰処理能力データとあらかじめ設定された能力しきい値を比較し、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、スレーブ装置として判定するとともに、スレーブ装置をリソースプールに追加する。
【0048】
ビデオ監視システムが、一例として使用される。ビデオ監視システムのための一般の管理ソフトウェアに加えて、分散処理管理ソフトウェアがIPCに同様に配置され、ローカル装置のリソースを集めて報告することができるソフトウェア(agentモジュールとして定義される)がインストールされる。マスタ装置(master)は、各IPCクラスタの中から選択され得るとともに、マスタ装置は、各IPCの余剰リソースに関する統計値を集めるために使用される。マスタ装置は、同様に、IPCの代わりに外部ドメインの装置であり得るとともに、それは、統計及び分析モジュールを装置に組み込むことだけを必要とする。
【0049】
リソース管理は、マスタ/スレーブ方法を採用する。agentは、ローカル装置の余剰リソース情報を集め、そしてMasterに報告することに関与し、Masterは、全てのリソース装置を中心的に管理し、そして、IPCをリソースプールに追加すること、IPCをリソースプールから除去すること、及びサービスを割り当てることに関与する。
【0050】
各IPCのAgentは、カスタマイズされた余剰能力基準値に従って、IPCの余剰計算能力Ciを余剰計算能力値に変換し、同様に、余剰メモリ能力を値Moに変換し、余剰ネットワーク帯域幅処理能力を値Wpに変換し、余剰エンコーディング能力を値Bjに変換し、余剰デコーディング能力を値Dkに変換し、余剰暗号化能力を値Elに変換し、余剰復号能力を値DEmに変換するとともに、余剰記憶能力を値Sqに変換し、次に、これらの能力データは、メッセージの中でMasterに送信される。
【0051】
Masterは、各IPC装置のリソース分配状況に従ってモデル化を行うとともに、管理を容易にするために、各IPC装置の各リソースの状況を、例えば、計算リソース、エンコーディング及びデコーディングリソース、記憶リソース、並びに、暗号化及び復号リソースのように、別々にリストする。
【0052】
Masterは、各サービス装置の計算された余剰使用可能能力を各あらかじめ設定された能力しきい値と比較することにより、サービス装置をリソースプールに追加するかどうかを判定する。ルールは下記である。:もし余剰使用可能能力が能力しきい値より高いならば、サービス装置はリソースプールに追加され得る。具体的には、一度能力しきい値が満たされるならば、IPCはリソースプールに追加され得る、ということが設定され得る。しかしながら、もし余剰使用可能能力が対応する能力しきい値より低いならば、IPCは、リソースプールに追加されることを認められない。
【0053】
異なるシナリオにおける構成のために、各能力しきい値は、デフォルトで一組のテスト経験的な値を使用し得るか、又は、いくつかの典型的な値が提供され得る。サービス装置は、サービス装置の余剰リソース状況を報告するために、一定の間隔でMasterにメッセージを送信する、ということが設定されることができる。もしMasterがサービス装置からメッセージを受け取らないならば、Masterはリソースプールからサービス装置を除外し得る。
【0054】
下記は、余剰処理能力を計算するためのいくつかの可能な方法をリストする。
(1)余剰計算能力(benchmark標準における1つのアイテムを使用することにより測定される):(1−CPU%)*benchmark
(2)余剰エンコーディング及びデコーディング能力:Codecフレームの量(総計)−Codecフレームの量(使用済み)
(3)余剰暗号化及び復号能力:Encフレームの量(総計)−Encフレームの量(使用済み)
(4)余剰記憶能力:storage capabilityフレームの量(総計)−storage capabilityフレームの量(使用済み)
(5)余剰ネットワーク帯域幅処理能力:Bandwidth(総計)−Bandwidth(使用済み)
(6)余剰メモリ能力:Mem(総計)−Mem(使用済み)
【0055】
能力セット層が、余剰物理的リソースを論理的能力リソースに分類するためにマスタ装置に配置されるとともに、余剰計算能力セット、余剰エンコーディング及びデコーディング能力セット、余剰暗号化及び復号能力セット、余剰記憶能力セット、余剰ネットワーク帯域幅能力セット、余剰メモリ能力セットなどを含み得る。能力セット層は、複数のIPCの様々な余剰能力情報から変換された対応する余剰能力値を集める。
【0056】
余剰計算能力を一例として使用すると、複数のIPCに基づいて加算を用いて獲得された余剰計算能力データは、下記の式において示される。
【0058】
Ncは、n個のIPCのそれぞれの余剰計算能力をシリアル化することによって獲得された計算の余剰能力値であり、Caは、能力の基準値であり(基準値として、単一のフレームを処理するために消費された計算能力を使用する)、Ciは、各IPCにより報告された余剰計算能力値である。
【0059】
異なるサービスに従って、サービスによって消費される必要がある各能力セットの値が分析され、計算式は下記のとおりである。
R=i*Ca+j*Ba+K*Da+l*Ea+m*DEa+n*Sa+p*Ma+q*Wa (2)
【0060】
Ca、Ba、Da、Ea、DEa、Sa、Ma及びWaのそれぞれは、各能力の余剰能力基準値である。値の前の係数は、能力が使用されないことを示す0であり得る。サービスによって必要とされる各能力の公称値は、式に従って、演繹法により獲得され得る。
【0061】
さらに、リソースプールのサービス能力が下記の式において示される。
Pn=min(Nc/i,Nb/j,Nd/k・・・) (3)
【0062】
Nc、Nb、Nd・・・は、シリアル化のあとのリソースプールの総計の能力値であり、i、j、k・・・は、サービスを完了するために消費される必要がある全ての対応する能力の量であり、Pnは、各サービスに対する処理能力である。このように、各サービスのためにリソースプールにおいて処理されることができるビデオの量が獲得されることができる。
【0063】
さらに、マスタ装置は、サービスにより要求された様々な処理能力に従って、サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、スレーブ装置の余剰処理能力、及び複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量のスレーブ装置を割り当てる。
【0064】
具体的には、マスタ装置は、対応するサブサービスを各割り当てられたスレーブ装置に送信し、マスタ装置は、ビデオ監視システムにおけるビデオ記憶モジュールに、割り当てられたスレーブ装置のリスト、及びリストにおけるスレーブ装置のそれぞれとサブサービスと間の割り当て対応関係を送信し、マスタ装置は、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果を受信し、各割り当てられたスレーブ装置は、サブサービスを処理するために必要とされるビデオストリームを獲得するように、ビデオデータ獲得要求をビデオ記憶モジュールに送信し、対応するビデオ処理を実行し、処理結果をマスタ装置に送信し、そして、最後に、マスタ装置は、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果をまとめる。
【0065】
マスタ装置は、主としてリソースをスケジュールするために使用されるとともに、マスタ装置を決定する複数の方法が存在し得る、ということに注意する必要がある。例えば、最初に起動する装置がマスタ装置として使用されるとともに、この装置は、その後リソースプールに追加される装置に対してリソーススケジューリングを実行する。
【0066】
実行プロセスにおいて、もしマスタ装置が例外などのために一時停止されるならば、リソースプールにおける使用されていないスレーブ装置のうちの1つが、選択の方法でマスタ装置になるように再度選択され得る。多数の選択の方法が存在し、それは、本発明のこの実施例では具体的に限定されない。当業者は、実用的なアプリケーションシナリオに従って具体的な設定を実行し得る。例えば、最も高いCPU能力を有する装置が、マスタ装置になるように選択される。
【0067】
さらに、ホットバックアップ又はコールドバックアップを含む装置バックアップが、マスタ装置のために実行され得る。マスタ装置のバックアップの量は、ユーザにより設定され得る。ホットバックアップが実行される場合に、データは、同期的にバックアップされ、コールドバックアップが実行される場合に、もしマスタ装置が破損又は別の理由のために動作を停止するならば、コールドバックアップ装置は、リソース情報を獲得してリソースを管理するように、各スレーブ装置に命令を一斉送信する。
【0068】
具体的なアプリケーションシナリオにおいて、リソースプールの記憶容量が不十分である場合を回避するために、記憶装置が、リソースプールにおけるIPC装置につながるように設定され得るとともに、記憶装置は、リソースプールに直接追加され得るか、又は、リソースプールの外に配置され得る。
【0069】
本発明の技術的解決法の理解を容易にするために、下記は、具体的なアプリケーションシナリオを使用することにより、本発明の技術的解決法を詳細に説明する。
【0070】
最初のアプリケーションシナリオは、IPCのトリップワイヤ検出である。具体的な処理プロセスが
図3において示される。
【0071】
ステップ301:user(ユーザ)が、CU(Client Unit、クライアント
ユニット)を使用することにより、トリップワイヤ検出プロセスを開始する。
【0072】
ステップ302:CUが、リソースプールにおけるマスタ装置
(master
)にトリップワイヤ検出サービスを供給する。
【0073】
ステップ303:masterが、サービスのサイズ及びタイプを分析し、対応する量のスレーブ装置を計算して、スケジュールする。
【0074】
具体的には、masterは、サービスにより要求された様々な処理能力に従って、サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、次に、スレーブ装置の余剰処理能力、及びサービスを完了するために消費される必要がある各対応する能力の値に従って、各サブサービスの処理を完了することができるスレーブ装置を割り当て、それから、サブサービスを実行するスレーブ装置に対応するサブサービスを割り当て、ここで、対応する能力は、余剰計算能力、余剰エンコーディング及びデコーディング能力、余剰暗号化及び復号能力、余剰記憶能力、余剰ネットワーク帯域幅能力、余剰メモリ能力などを含む。
【0075】
ステップ304:masterが、対応するスレーブ装置におけるagentに対応するサブサービスを送信する。
【0076】
リソース要求を満たすスレーブ装置が、割り当てられたスレーブ装置のリソースの合計が全てのリソースの合計を満たすまで、各agentにより報告されmasterにより維持されるリソースリストにおける連続番号の順に割り当てられるとともに、スレーブ装置は、次のサービス割り当てのためのスレーブ装置のリストから、相応して差し引かれる。
【0077】
ステップ305:サブサービスを受信するagentが、IPCにおける制御処理モジュール(ここではcontrolと言われる)に、モジュールにより処理される必要があるサブサービスを送信する。
【0078】
ステップ306:IPCがビデオ記憶モジュールにアクセスして必要とされるビデオデータを獲得できるように、masterが、サービスを実行するスレーブ装置のリスト、及びリストにおけるスレーブ装置のそれぞれとサブサービスと間の割り当て対応関係を、ビデオ記憶モジュールに報告する。
【0079】
ステップ307:サブサービスを処理するために必要とされるビデオストリームを獲得するために、IPCが、controlモジュールを使用することにより、ビデオデータ獲得要求をビデオ記憶モジュールに送信する。
【0080】
ステップ308:ビデオ記憶モジュールが、対応するビデオストリームをIPCのcontrolモジュールに送信する。
【0081】
具体的には、controlは、時限までにビデオストリームを対応するサービス装置に供給し得る。
【0082】
ステップ309:controlが、ビデオストリームを受信し、ビデオ処理を実行する。
【0083】
ステップ310:controlが、処理結果(警報情報、分析結果などを含む)をagentに送信する。
【0084】
ステップ311:agentが、IPCの処理結果をmasterに報告する。
【0085】
ステップ312:masterが、各IPCにより報告された処理結果をまとめる。
【0086】
masterは、処理結果において伝送されたビデオ時間シーケンスに従って一連の処理結果を保持し得る。
【0087】
ステップ313:masterが、要約情報をCUに報告する。
【0088】
ステップ314:ユーザがCUを使用することによりトリップワイヤ検出を見る場合に、ビデオストリーム獲得要求が、ビデオ記憶モジュールに送信される。
【0089】
ステップ315:ビデオ記憶モジュールが、要求されたビデオストリームをCUに送信する。
【0090】
ステップ316:CUが、ビデオストリームを獲得し、ビデオストリーム、そしてmasterにより報告された足跡のような警報データを使用することによって、画像アセンブリを実行する。
【0091】
ステップ317:CUが、アセンブリ結果を表示する。
【0092】
前述の実行プロセスでは、各サービスのためにリソースプールにおいて処理されることができるビデオの量、すなわちPnに従って、ビデオの量がPnより少ない提供されたストリームは、このリソースプールにおいて処理され得る。IPCリソースがリソースプールから除去される場合に、マスタ装置は、別のIPCリソース装置をスケジュールすること、及び、新たに追加されたリソース装置にビデオストリームを再送するようにビデオ記憶モジュールに命令することに関与する。ビデオストリームが受信されているときに発生する割り込みを回避するために、リアルタイムストリームが、リアルタイムビデオリソースのためのメモリに一時的に記憶される必要があるとともに、マスタ装置により、通常はリソースの最大の持続時間である持続時間が通知され得る。したがって、送信されたビデオストリーム部分を新たに追加されたIPCに送信するために、データのこの部分は、メモリバッファから送信され得る。
【0093】
別のアプリケーションシナリオは、IPCを使用することによるビデオダイジェスト分析である。具体的な処理プロセスが
図4において示される。
【0094】
ステップ401:ユーザが、CUを使用することによりビデオダイジェスト分析プロセスを開始する。
【0095】
ステップ402:CUが、リソースプールにおけるmasterにビデオダイジェスト分析サービスを供給する。
【0096】
ステップ403:masterが、サービスのサイズ及びタイプを分析し、対応する量のスレーブ装置を計算してスケジュールする。
【0097】
同様に、マスタ装置は、サービスにより要求された様々な処理能力に従って、サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、次に、スレーブ装置の余剰処理能力、及びサービスを完了するために消費される必要がある対応する能力の量に従って、各サブサービスの処理を完了することができるスレーブ装置を割り当て、それから、サブサービスを実行するスレーブ装置に対応するサブサービスを割り当て、ここで、対応する能力は、余剰計算能力、余剰エンコーディング及びデコーディング能力、余剰暗号化及び復号能力、余剰記憶能力、余剰ネットワーク帯域幅能力、余剰メモリ能力などを含む。
【0098】
ステップ404:masterが、対応するスレーブ装置のagentに対応するサブサービスを送信する。
【0099】
ステップ405:サブサービスを受信するagentが、IPCにおけるcontrolモジュールに、モジュールにより処理される必要があるサブサービスを送信する。
【0100】
ステップ406:IPCがビデオ記憶モジュールにアクセスして必要とされるビデオデータを獲得できるように、masterが、サービスを実行するスレーブ装置のリスト、及びサブサービスの割り当て対応関係を、ビデオ記憶モジュールに報告する。
【0101】
ステップ407:サブサービスにより要求されたビデオストリームを獲得するために、IPCが、controlモジュールを使用することにより、ビデオデータ獲得要求をビデオ記憶モジュールに送信する。
【0102】
ステップ408:ビデオ記憶モジュールが、IPCのcontrolモジュールに対応するビデオストリームを送信する。
【0103】
ステップ409:controlが、ビデオストリームを受信するとともに、ビデオダイジェスト分析処理を実行する。
【0104】
ステップ410:controlが、ビデオダイジェスト分析結果をagentに送信する。
【0105】
ステップ411:controlが、ビデオダイジェスト分析結果をビデオ記憶モジュールに記憶する。
【0106】
ステップ412:agentが、IPCのビデオダイジェスト分析結果をmasterに報告する。
【0107】
ステップ413:masterが、各IPCにより報告されたビデオダイジェスト分析結果をまとめる。
【0108】
ステップ414:masterが、ビデオダイジェスト要約情報をCUに報告する。
【0109】
ステップ415:ユーザがCUを使用することによりビデオダイジェストを見る場合に、ビデオダイジェスト獲得要求が、ビデオ記憶モジュールに送信される。
【0110】
ステップ416:ビデオ記憶モジュールが、要求されたビデオダイジェストストリームをCUに送信する。
【0111】
前述のアプリケーションシナリオにおいて、IPCリソースプールが設定されるとともに、IPCは、リソースプールにおけるマスタ装置及びスレーブ装置に分割され、サービス処理要求を受信する場合に、マスタ装置としての機能を果たすIPCは、サービスにより要求されたリソースを満たすスレーブ装置を、サービスにより要求されたリソース、及びリソースプールにおけるスレーブ装置としての機能を果たす各IPCの余剰リソースに従って判定し、それにより、マスタ装置は、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当てることができる、ということがわかり得る。フロントエンドIPC装置の余剰リソースは、リソースプールを設定することにより十分に利用され得るとともに、スレーブ装置IPCは、サービス処理動作を実行するために余剰リソースを使用する、ということがわかり得る。このように、サービス動作を実行するためのシステムバックエンドサーバが独立して配置される必要がなく、システムバックエンドサーバの配置が解消されるので、分散処理システムの構造が単純化されることができる。
【0112】
本発明によるサービス処理方法の実施例に対応して、本発明は、ビデオ監視システムに適用されるサービス処理システムを更に提供する。
【0113】
図5は、本発明によるサービス処理システムの実施例を示すとともに、システムは、具体的に、マスタ装置及びスレーブ装置を含み、マスタ装置及びスレーブ装置はリソースプールを形成し、マスタ装置及びスレーブ装置は両方ともビデオ監視フロントエンド装置であり、マスタ装置は、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定し、マスタ装置は、サービス処理要求を受信し、サービスにより要求されたリソースを判定するとともに、サービスにより要求されたリソースを満たすスレーブ装置を、リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定し、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当てるように構成される。
【0114】
本発明のこのシステムの実施例において、マスタ装置は、分散処理システムのフロントエンド装置から判定され、マスタ装置は、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定し、その場合に、マスタ装置及びスレーブ装置はリソースプールを形成し、サービス処理要求を受信する場合に、マスタ装置は、サービスにより要求されたリソースを満たすスレーブ装置を、サービスにより要求されたリソース、及びリソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定し、それにより、マスタ装置は、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当てることができる。フロントエンド装置の余剰リソースは、リソースプールを設定することにより十分に利用され得るとともに、スレーブ装置は、サービス処理動作を実行するために余剰リソースを使用する、ということがわかり得る。このように、サービス動作を実行するためのシステムバックエンドサーバが独立して配置される必要がなく、システムバックエンドサーバの配置が解消されるので、分散処理システムの構造が単純化されることができる。
【0115】
具体的な実施プロセスにおいて、マスタ装置が、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定する実施方法は、各フロントエンド装置により、あらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、フロントエンド装置の余剰リソースを対応する余剰処理能力値に変換するとともに、余剰処理能力値をマスタ装置に報告するステップと、マスタ装置により、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、スレーブ装置として判定するステップと、マスタ装置及びスレーブ装置を使用することによりリソースプールを形成するステップとを含む。
【0116】
前述の実施方法では、マスタ装置を除く全てのフロントエンド装置は、それら自身の余剰リソース状況をマスタ装置に報告する必要がある。具体的には、各フロントエンド装置は、それぞれのあらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、それぞれの余剰リソースを、対応する能力の値を示すために使用される対応する余剰処理能力値に変換するとともに、余剰処理能力値をマスタ装置に報告し得る。マスタ装置は、各フロントエンド装置により報告された各フロントエンド装置の余剰処理能力データとあらかじめ設定された能力しきい値を比較し、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、スレーブ装置として判定するとともに、スレーブ装置をリソースプールに追加する。
【0117】
さらに、マスタ装置は、サービスにより要求された様々な処理能力に従って、サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、スレーブ装置の余剰処理能力、及び複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量のスレーブ装置を割り当てる。
【0118】
その場合に、マスタ装置は、対応するサブサービスを各割り当てられたスレーブ装置に送信し、マスタ装置は、ビデオ監視システムにおけるビデオ記憶モジュールに、割り当てられたスレーブ装置のリスト、及びリストにおけるスレーブ装置のそれぞれとサブサービスと間の割り当て対応関係を送信し、マスタ装置は、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果を受信し、各割り当てられたスレーブ装置は、サブサービスを処理するために必要とされるビデオストリームを獲得するように、ビデオデータ獲得要求をビデオ記憶モジュールに送信し、対応するビデオ処理を実行し、処理結果をマスタ装置に送信し、そして、最後に、マスタ装置は、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果をまとめる。
【0119】
ビデオ監視システムが、一例として使用される。ビデオ監視システムが前述のサービス処理システムの技術的解決法を使用する場合に、ビデオ監視システムのための一般の管理ソフトウェアに加えて、分散処理管理ソフトウェアがIPCに同様に配置され、ローカル装置のリソースを集めて報告することができるソフトウェア(agentモジュールとして定義される)がインストールされる。マスタ装置(master)は、各IPCクラスタの中から選択され得るとともに、マスタ装置は、各IPCの余剰リソースに関する統計値を集めるために使用される。マスタ装置は、同様に、IPCの代わりに外部ドメインの装置であり得るとともに、それは、統計及び分析モジュールを装置に組み込むことだけを必要とする。
【0120】
リソース管理は、マスタ/スレーブ方法を採用する。agentは、ローカル装置の余剰リソース情報を集め、そしてMasterに報告することに関与し、Masterは、全てのリソース装置を中心的に管理し、そして、IPCをリソースプールに追加すること、IPCをリソースプールから除去すること、サービスを割り当てることに関与する。
【0121】
各IPCのAgentは、カスタマイズされた余剰能力基準値に従って、IPCの余剰計算能力Ciを余剰計算能力値に変換し、同様に、余剰メモリ能力を値Moに変換し、余剰ネットワーク帯域幅処理能力を値Wpに変換し、余剰エンコーディング能力を値Bjに変換し、余剰デコーディング能力を値Dkに変換し、余剰暗号化能力を値Elに変換し、余剰復号能力を値DEmに変換するとともに、余剰記憶能力を値Sqに変換し、次に、これらの能力データは、メッセージの中でMasterに送信される。
【0122】
Masterは、各IPC装置のリソース分配状況に従ってモデル化を行うとともに、管理を容易にするために、各IPC装置の各リソースの状況を、例えば、計算リソース、エンコーディング及びデコーディングリソース、記憶リソース、並びに、暗号化及び復号リソースのように、別々にリストする。
【0123】
Masterは、各サービス装置の計算された余剰使用可能能力を各あらかじめ設定された能力しきい値と比較することにより、サービス装置をリソースプールに追加するかどうかを判定する。ルールは下記である。:もし余剰使用可能能力が能力しきい値より高いならば、サービス装置はリソースプールに追加され得る。具体的には、一度能力しきい値が満たされるならば、IPCはリソースプールに追加され得る、ということが設定され得る。しかしながら、もし余剰使用可能能力が対応する能力しきい値より低いならば、IPCは、リソースプールに追加されることを認められない。
【0124】
異なるシナリオにおける構成のために、各能力しきい値は、デフォルトで一組のテスト経験的な値を使用し得るか、又は、いくつかの典型的な値が提供され得る。サービス装置は、サービス装置の余剰リソース状況を報告するために、一定の間隔でMasterにメッセージを送信する、ということが設定されることができる。もしMasterがサービス装置からメッセージを受け取らないならば、Masterはリソースプールからサービス装置を除外し得る。
【0125】
マスタ装置は、主としてリソースをスケジュールするために使用されるとともに、マスタ装置を決定する複数の方法が存在し得る、ということに注意する必要がある。例えば、最初に起動する装置がマスタ装置として使用されるとともに、この装置は、その後リソースプールに追加される装置に対してリソーススケジューリングを実行する。
【0126】
実行プロセスにおいて、もしマスタ装置が例外などのために一時停止されるならば、リソースプールにおける使用されていないスレーブ装置のうちの1つが、選択の方法でマスタ装置になるように再度選択され得る。多数の選択の方法が存在し、それは、本発明のこの実施例では具体的に限定されない。当業者は、実用的なアプリケーションシナリオに従って具体的な設定を実行し得る。例えば、最も高いCPU能力を
有する装置が、マスタ装置になるように選択される。
【0127】
さらに、ホットバックアップ又はコールドバックアップを含む装置バックアップが、マスタ装置のために実行され得る。マスタ装置のバックアップの量は、ユーザにより設定され得る。ホットバックアップが実行される場合に、データは、同期的にバックアップされ、コールドバックアップが実行される場合に、もしマスタ装置が破損又は別の理由のために動作を停止するならば、コールドバックアップ装置は、リソース情報を獲得してリソースを管理するように、各スレーブ装置に命令を一斉送信する。
【0128】
この本発明は、ビデオ監視システムに適用されるビデオ監視フロントエンド装置の実施例を更に提供し、装置は、具体的に、ビデオデータを獲得するように構成されるビデオ獲得ユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置がマスタ装置である場合に、サービス処理要求を受信するとともに、当該ビデオ監視フロントエンド装置がスレーブ装置である場合に、マスタ装置により割り当てられたサービスを受信するように構成される受信ユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置の余剰リソースをマスタ装置に送信するように構成される余剰リソースフィードバックユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置がマスタ装置である場合に、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定するように構成されるスレーブ装置判定ユニットと、当該ビデオ監視フロントエンド装置がマスタ装置である場合に、サービス処理要求に従って、サービスにより要求されたリソースを判定し、サービスにより要求されたリソースを満たすスレーブ装置を、リソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定するとともに、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当て、当該ビデオ監視フロントエンド装置がスレーブ装置である場合に、マスタ装置により割り当てられたサービスを処理するように構成される処理ユニットとを含み、マスタ装置は、ビデオ監視フロントエンド装置であり、マスタ装置及びスレーブ装置は、リソースプールを形成する。
【0129】
前述のビデオ監視フロントエンド装置が適用される場合に、マスタ装置は、フロントエンド装置から判定され、マスタ装置は、フロントエンド装置に存在するとともに、余剰リソースがあらかじめ設定されたしきい値を満たす装置を、スレーブ装置として判定し、その場合に、マスタ装置及びスレーブ装置はリソースプールを形成し、サービス処理要求を受信する場合に、マスタ装置は、サービスにより要求されたリソースを満たすスレーブ装置を、サービスにより要求されたリソース、及びリソースプールにおける各スレーブ装置の余剰リソースに従って判定し、それにより、マスタ装置は、処理のために対応するスレーブ装置にサービスを割り当てることができる。フロントエンド装置の余剰リソースは、リソースプールを設定することにより十分に利用され得るとともに、スレーブ装置は、サービス処理動作を実行するために余剰リソースを使用する、ということがわかり得る。このように、サービス動作を実行するためのシステムバックエンドサーバが独立して配置される必要がなく、システムバックエンドサーバの配置が解消されるので、分散処理システムの構造が単純化されることができる。
【0130】
具体的には、余剰リソースフィードバックユニットの具体的な実施方法は、あらかじめ設定された余剰能力基準値に従って、ビデオ
監視フロントエンド装置の余剰リソースを対応する余剰処理能力値に変換するとともに、余剰処理能力値をマスタ装置のスレーブ装置判定ユニットに報告することであり、マスタ装置のスレーブ装置判定ユニットは、各ビデオ
監視フロントエンド装置により報告された余剰処理能力値を受信するとともに、余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値を満たすフロントエンド装置を、スレーブ装置として判定するように構成される。
【0131】
当該ビデオ監視フロントエンド装置がマスタ装置である場合に、処理ユニットの具体的な実施方法は、サービスにより要求された様々な処理能力に従って、サービスを、複数のサブサービスに分割するとともに、スレーブ装置の余剰処理能力、及び複数のサブサービスを完了するために消費される必要がある対応する処理能力の値に従って、複数のサブサービスの処理を完了するように、対応する量のスレーブ装置を割り当てるステップと、対応するサブサービスを各割り当てられたスレーブ装置に送信するステップと、ビデオ監視システムにおけるビデオ記憶モジュールに、割り当てられたスレーブ装置のリスト、及びリストにおけるスレーブ装置のそれぞれとサブサービスと間の割り当て対応関係を送信するステップと、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果を受信するステップであって、各割り当てられたスレーブ装置が、サブサービスを処理するために必要とされるビデオストリームを獲得するように、ビデオデータ獲得要求をビデオ記憶モジュールに送信し、対応するビデオ処理を実行し、処理結果をマスタ装置に送信する、ステップと、各割り当てられたスレーブ装置により報告された処理結果をまとめるステップとを含む。
【0132】
さらに、当該ビデオ監視フロントエンド装置がマスタ装置である場合に、処理ユニットは、スレーブ装置の各余剰処理能力値があらかじめ設定された能力しきい値より低いことが判定される場合に、リソースプールからスレーブ装置を除去するように更に構成される。
【0133】
当該ビデオ監視フロントエンド装置がマスタ装置である場合に、処理ユニットは、マスタ装置に欠陥がある場合に、スレーブ装置の中から使用されていないスレーブ装置を再度選択するとともに、選択されたスレーブ装置をマスタ装置として使用するように更に構成される。
【0134】
当業者は、本明細書中で開示される実施例において説明される実例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又は、コンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせにより実施され得ることに、気付くかもしれない。機能がハードウェアにより実行されるか又はソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決法の特定のアプリケーション及び設計制約条件に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに対して説明された機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、しかし、その実施は本発明の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
【0135】
都合が良くそして簡潔な記述のために、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な作業処理については、前述の方法の実施例の対応する処理に対して参照が行われ得るとともに、詳細は再度ここでは説明されない、ということが当業者によって明らかに理解され得る。
【0136】
本願において提供されるいくらかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は他の様式で実施され得る、ということが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施例は、単に代表的である。例えば、ユニットの分割は、単に論理的な機能の分割であるとともに、実際の実装例では他の分割であるかもしれない。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合され得るか若しくは統合され得るか、又は、いくつかの特徴は、無視され得るか若しくは実行されないかもしれない。さらに、表示されたか若しくは論じられた相互の結合又は直接的な結合又は通信接続は、いくつかインタフェースを使用することにより実施され得る。装置若しくはユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電子的方式、機械的方式又は他の方式において実施され得る。
【0137】
別個の部品として説明されるユニットは、物理的に分離しているかもしれないし、又は物理的に分離していないかもしれないとともに、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであるかもしれないし、又は物理的なユニットでないかもしれず、1つの位置に位置付けられるかもしれないし、又は複数のネットワークユニットに対して分散されるかもしれない。いくつか又は全てのユニットは、実施例の解決法の目的を達成するために、実際のニーズに従って選択され得る。
【0138】
さらに、本発明の実施例における機能ユニットは1つの演算処理装置に統合され得るか、又は、それぞれのユニットは物理的に単独で存在し得るか、又は、2つ以上のユニットは1つのユニットに統合される。
【0139】
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実施されるとともに、独立した製品として販売されるか又は使用される場合に、機能は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づくと、本発明の技術的解決法は本質的に、又は、従来技術に貢献する部分は、又は、技術的解決法のいくつかは、ソフトウェア製品の形式で実施され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されるとともに、コンピュータ装置(それはパーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置であり得る)又はプロセッサ(processor)に、本発明の実施例において説明された方法のステップの全部又はいくつかを実行するように指示するためのいくらかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができるあらゆる媒体を含む。
【0140】
前述の説明は、本発明の単なる具体的な実施方法にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本発明において開示された技術的な範囲内の当業者によって容易に判断されるあらゆる変形又は置換は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に支配されるものとする。