(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つのフランジ(180)は、前記車両(10)の前記天井に取り付けられた際に、前記車両(10)のエアダクト(50)の上面を形成するように構成されている、請求項1記載のシーリングアッセンブリ(100)。
前記少なくとも1つのフランジ(180)は、前記車両(10)の前記天井に取り付けられた際に、屋根絶縁体を支持するように構成されている、請求項2記載のシーリングアッセンブリ(100)。
前記断面において、前記押出成形された一体の構成部品(100)は少なくとも4つのC字形レール(130,140,150)を有している、請求項1記載のシーリングアッセンブリ(100)。
前記断面において、前記押出成形された一体の構成部品(100)は、前記車両(10)の前記天井に取り付けられた際に、空気出口を備えたエアダクト(50)を有している、請求項2記載のシーリングアッセンブリ(100)。
前記断面において、前記押出成形された一体の構成部品(100)は少なくとも4つのC字形レール(130,140,150)を有している、請求項8記載の車両(10)。
前記押出成形された一体の構成部品(100)のうちの1つが、前記押出成形された一体の構成部品(100)のうちの第1のものに対応しており、前記シーリングアッセンブリは、前記押出成形された一体の構成部品(100)の第2のものを有しており、前記第1及び第2の押出成形された一体の構成部品(100)は、前記車両(10)の長手方向(108)において前記車両(10)の前記天井に沿って配置されている、請求項8記載の車両(10)。
前記第1及び第2の押出成形された一体の構成部品(100)は、互いに平行に配置されていて、前記第1及び第2の押出成形された一体の構成部品(100)の間に前記車両(10)の前記天井に沿って延在する少なくとも1つのエアダクト(50)を形成する、請求項10記載の車両(10)。
前記第1及び第2の押出成形された一体の構成部品(100)のそれぞれに接続し、これらの間に延在している内側パネル(40)をさらに備える、請求項11記載の車両(10)。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態による車体、例えば鉄道車両車体の断面を概略的に示した図である。
【
図2】本発明の実施の形態による一体型のシーリングアッセンブリの断面図である。
【
図3a】本発明の実施の形態による、車体内に配置された一体型のシーリングアッセンブリを概略的に示した図である。
【
図3b】本発明の実施の形態による、車体内に配置された一体型のシーリングアッセンブリを概略的に示した図である。
【
図4】本発明の別の実施の形態による一体型のシーリングアッセンブリを備えた車体の断面を概略的に示した図である。
【
図5】本発明の別の実施の形態による一体型のシーリングアッセンブリを備えた車体の断面を概略的に示した図である。
【0010】
詳細な説明
様々な実施の形態を構成するものとして以下に記載する構成部分及び材料は例示であり、限定を意図したものではない。本明細書に記載する材料と同じ又は類似の機能を果たすであろう適切な多くの構成部品及び材料は、本発明の実施形態の範囲内に包含されることが意図されている。
【0011】
図1には、鉄道車両車体10の断面が、即ち、1つの実施の形態による鉄道車両車体10の長手方向軸線に対して垂直な断面が概略的に示されている。鉄道車両車体10は、内側パネル40を備えた内室30を有する車体シェル20を有している。鉄道車両車体10はさらに、鉄道車両車体10の天井領域内にエアダクト50を有している。エアダクト50は、天井領域の真ん中に位置していてよい。エアダクト50に隣接して、例えばエアダクト50の左側及び/又は右側に、シーリングアッセンブリ100を配置することができる。内側パネル40は、シーリングアッセンブリ100に接続されてよい。シーリングアッセンブリ100は
図1には概略的にしか示されておらず、
図2で詳しく説明される。
【0012】
図2には、1つの実施の形態による一体型のシーリングアッセンブリ100の断面が示されている。一体型のシーリングアッセンブリ100は、一体の構成部分として製造されている。一体型のシーリングアッセンブリ100は、例えばアルミニウムであってもよく、例えばアルミニウム押出成形品であってもよい。アルミニウムは、シーリングアッセンブリにとっては重要である軽量構造を提供する。さらに、アルミニウムは機械加工や押出加工が容易である。シーリングアッセンブリ100は、様々な別の材料であってもよく、例えばステンレス鋼、又は例えば、ポリアミド又はポリ塩化ビニル(PVC)のようなプラスチックであってもよい。
【0013】
一体型のシーリングアッセンブリ100は、鉄道車両の天井の長さに沿って延在し、シーリングアッセンブリの様々な機能を果たしている。一体の構成部分としてのシーリングアッセンブリ100を天井に取り付けるに際し、アッセンブリの装着や整列は困難なものではない。別の実施形態では、シーリングアッセンブリをモジュール式に天井に取り付けることができる。例えば複数のアッセンブリモジュールが、シーリングアッセンブリ100を形成するように互いに隣接して天井に取り付けられる。一体型のシーリングアッセンブリ100を、所望の長さに応じて個々のアッセンブリモジュールとなるように切断することができる。修理やメンテナンスのために車両の天井領域又は屋根領域にアクセスする必要がある場合、及び/又はシーリングアッセンブリを取り外す必要がある場合に、個別のアッセンブリモジュールは取り扱いが容易である。
【0014】
一体型のシーリングアッセンブリ100は、車両の要件に応じて選択することができる多数の機能を有している。1つの実施の形態では、シーリングアッセンブリは、保持機能(機械的及び/又は電気的構成部品を収容し保持することができる機能)を提供し、又は締め付け機能もしくは取り付け機能を提供する複数の支持エレメント110,120,130,140,150,160,170,180,190を有している。
【0015】
シーリングアッセンブリ100はさらに、支持エレメントを互いに直接又は間接に接続する複数の接続エレメント210,220,230,240を有している。接続エレメントは、支持エレメントと一体に設計されていて、一体型のシーリングアッセンブリ100を形成している。複数の支持エレメントは、一体型のシーリングアッセンブリ100を車両の天井構造に取り付けるために少なくとも1つのフランジを有している。フランジはさらに、車両のシーリングエアダクト、例えば
図1に示したようなエアダクト50の上面である部分を形成するように構成されている。
【0016】
シーリングアッセンブリ100は、例えば電力供給ケーブルや、鉄道車両の通信ネットワークのための、光ファイバケーブルのようなネットワークケーブルといった様々なタイプのケーブルを収容するための、1つ以上のケーブルダクト110を例えば有することができる。
図2に示したようなシーリングアッセンブリ100は、互いに隣接する2つのケーブルダクト110を有している。シーリングアッセンブリ100は、ケーブルダクト110が、このアッセンブリ100の中央部分(又は真ん中の片)を実質的に形成するように押し出し成形される。2つのケーブルダクト110は、2つのケーブルダクト110の間の1つの共通の側壁112を共有している。ケーブルダクト110はそれぞれ底部壁114と別の側壁116とを有している。
【0017】
シーリングアッセンブリ100はさらに、1つ以上のケーブルダクトカバーに、例えば既製品のケーブルダクトカバーに挟み込んで固定するための手段120を有していてよい。1つの実施の形態では、ケーブルダクト110の側壁116は端部を有していて、この端部が上記手段120を形成している。例えばこの端部は、溝又は切欠118を有することができるように形成されていて、この溝又は切欠118は、1つ以上のケーブルダクトカバーに挟んで固定するために使用される。カバーを取り付けるための別の手段は、ねじ又はボルトを介してカバーを取り付けるために、側壁116の端部に設けられた例えば孔又は穴を有していてよい。
【0018】
シーリングアッセンブリ100はさらに、複数のC字形レール130,140,150を有していてよい。例えばシーリングアッセンブリ100は、支柱や、手すりや、PIS(Passenger information system、乗客情報システム)用のモニタなどの様々な構成部品を取り付けるために、1つ以上のC字形レール130を有していてよい。C字形レール130の開口は、様々な構成部品をC字形レール130に容易に取り付けることができるように設けられていてよい。C字形レール130は、その開口がシーリングアッセンブリ100に関して外側に面するように、例えば内室30の底面に向かうように設計されている。
【0019】
シーリングアッセンブリ100はさらに、内室30の中央通路シーリングパネルを取り付けるために1つ以上のC字形レール及び/又はフランジ140を有していてよい。1つ以上のC字形レール140は、シーリングパネル取り付けの機能に加えて、エアダクト50(
図1参照)の下方面142を形成するように構成されている。1つの実施の形態では、C字形レール及び/又はフランジ140は、C字形レール130の側方に位置しており、エレメント130と140とは接続エレメント230を介して接続されている。C字形レール140の開口も、アッセンブリ100に関して外側に、例えば内室30の底面に向かって面している。別の実施の形態では、シーリングアッセンブリ100は、C字形レール140が壁170の下方に位置するように設計されていてよい。この場合、C字形レール140はエアダクト50の一部を形成しない。代替的に、車体用のシーリングパネルは、例えば付加的なC字形レールなしに、例えばC字形レール140なしにエアダクトの下方に取り付けることができる。
【0020】
シーリングアッセンブリ100はさらに、鉄道車両車体10の内室30のサイドシーリングパネル又はコーナハッチを取り付けるために、1つ以上のC字形レール及び/又はフランジ150を有していてよい。
図1に示したように、内側パネル40は、シーリングアッセンブリ100に接続されている。例えば内側パネル40はC字形レール150に接続されていてよい。C字形レール及び/又はフランジ150は、C字形レールの開口が、シーリングアッセンブリ100に関して外側に面するように、例えば内室30の側壁に向かうように配置されている。C字形レール150は、接続エレメント210を介してケーブルダクト110の1つに接続されている。
【0021】
C字形レール150は、ケーブルダクト110に隣接している。垂直壁170は、同じくケーブルダクト110に、ただし別の側に隣接していて、エアダクト50の側壁を形成することができる。シーリングアッセンブリ100を車体10の天井構造(屋根構造とも呼ばれる)に取り付けるために、壁170はフランジ180に直接接続されている。フランジ180はさらに、エアダクト50(
図1参照)の上面を形成するよりも、屋根断熱材を固定するために使用されてよい。シーリングアッセンブリ100は、壁170とフランジ180とが互いに直交して配置されるように設計されてよい。シーリングアッセンブリは、壁170とフランジ180とが互いに異なる角度で、例えば90度よりも小さい又は大きい角度をなして配置されるように、又は壁170とフランジ180とが曲線をなして配置できるように設計されてもよい。壁170は、接続エレメント240を介してケーブルダクト110のうちの1つの側壁116の1つに機械的に接続されている。別の実施の形態では、シーリングアッセンブリ100は、フランジ180を有していなくてもよい。この場合は、シーリングアッセンブリ100が、C字形レール、例えばC字形レール150を介して車体の天井構造に取り付けられてよい。シーリングアッセンブリ100は、シーリングアッセンブリ100の異なる場所に、例えば車体10のエアダクト領域から離れた場所に設計された懸吊部又はブラケット又は取り付けフランジを有していてもよい。
【0022】
1つの実施の形態では、取り付けを容易にするために、シーリングアッセンブリ100は、シーリングアッセンブリ100が屋根構造上に緊締される前に、例えばボルト固定される前に、車体10の屋根構造にシーリングアッセンブリ100を取り付けるための手段190を有していてよい。この手段190は例えば、屋根構造にシーリングアッセンブリ100を引っかけるためにフックとして構成されていてよい。
【0023】
1つの実施の形態では、一体型のシーリングアッセンブリ100は、ライト、例えばLEDストリップや、付加的なスピーカ等を取り付けるハウジング160を有していてよい。さらに、カバー162、例えば半透明のカバーをハウジング160に取り付けるために、シーリングアッセンブリ100は溝又は切欠164を有していてよい。 ハウジング160は、上壁から形成されていて、ケーブルダクト110のうちの1つの底面壁114がハウジング160の上壁を形成してよい。さらに、ハウジング160は2つの側壁166を有しており、これらの側壁は、互いに反対方向に延在していて、底面壁114を介して互いに接続されてよい。一方の側壁116は、一方の端部で接続エレメント220に接続されていてよく、他方の端部で底面壁114に接続されていてよい。他方の側壁116は、一方の端部でC字形レール130に接続されていてよく、他方の端部で底面壁114に接続されていてよい。接続エレメント220及び/又はC字形レール130はそれぞれ、カバー162を取り付けるための溝又は切欠164を有していてよい。
【0024】
図3a及び
図3bにはそれぞれ、本発明の実施の形態による鉄道車両車体10内に配置された一体型のシーリングアッセンブリ100を備えた、長手方向108に対して平行な鉄道車両車体10の断面が概略的に示されている。一体型のシーリングアッセンブリ100は、車両の天井の長さに沿って延在している。エアダクト50は、車両の天井領域の中央に配置されていてよい。2つのシーリングアッセンブリ100が、エアダクト50の側方で、車両の天井の長さに沿って延在していてよい。シーリングアッセンブリ100は、エアダクト50に対して平行な、車両の天井の長手方向108に沿って延在している。矢印106で示したように、シーリングアッセンブリ100を互いにより離して又はより近付けて取り付けることにより、フレキシブルな通路シーリングパネル及びエアダクト幅を提供することができる。例えば
図3aでは、エアダクト50は、
図3bのエアダクト50よりも小さい幅を有している。アッセンブリ100を単に動かして、互いにより近く(
図3a)又は互いにより離して(
図3b)、取り付けることができる。
【0025】
図3aによれば、シーリングアッセンブリ100は、一体のものとして、鉄道車両の天井の全長に沿って延在していてよい。一体のシーリングアッセンブリ100を天井に取り付けるに際し、アッセンブリの装着や整列は困難なものではない。
図3bに示した別の実施の形態では、シーリングアッセンブリ100を天井にモジュール式に取り付けることができる。例えば、複数のアッセンブリモジュール100a及び100bを互いに隣接させて天井に取り付けることができる。修理やメンテナンスのために車両の天井領域及び/又は屋根領域にアクセスする必要がある場合、及び/又はシーリングアッセンブリ100を取り外す必要がある場合に、個別のアッセンブリモジュール100a,100bは、取り扱いが容易である。
【0026】
図4には、車体10、例えば鉄道車両車体の上方部分の断面が、即ち、本発明の別の実施形態による一体型のシーリングアッセンブリ100を備えた、車体10の長手方向軸線に対して垂直な断面が概略的に示されている。車体10は、内側パネル40を備えたボディシェル20を有している。
【0027】
車体10はさらに、一体型のシーリングアッセンブリ100を有していて、このシーリングアッセンブリ100は、ボディ10の天井領域に取り付けられる場合、エアダクト50を形成する。エアダクト50は、天井領域の真ん中に位置していてよい。内側パネル40は、シーリングアッセンブリ100に、例えばC字形レール140,150を介して接続されてよい。
【0028】
上述したように、一体型のシーリングアッセンブリ100は、車両の要件に応じて選択することができる多数の機能を含んでいる。
図4に示した実施の形態では、シーリングアッセンブリは、保持機能(機械的及び/又は電気的構成部品を収容し保持することができる機能)を提供し、又は締め付け機能もしくは取り付け機能を提供する複数の支持エレメント110,120,130,140,150,160,170,180,190を有している。
【0029】
シーリングアッセンブリ100は、例えば電力供給ケーブルや、鉄道車両の通信ネットワークのための、光ファイバケーブルのようなネットワークケーブルといった様々なタイプのケーブルを収容するために、例えば1つ以上のケーブルダクト110を有することができる。
図4に示したようなシーリングアッセンブリ100は、アッセンブリの垂直壁170に配置された2対のケーブルダクト110を有している。シーリングアッセンブリ100は、車体10の天井領域に取り付けられる場合に、エアダクト50を形成するように構成されている。垂直壁170は、エアダクト50の側壁を形成しており、ケーブルダクト110は、エアダクト50の内側ではなく、エアダクト50の外側に延在するように配置されている。シーリングアッセンブリ100はさらに、側壁170とC字形レール130との間に配置される空気出口172を有している。空気出口172は、車体10の底面に向かって面している。
【0030】
シーリングアッセンブリ100を車体10の天井構造(屋根構造とも呼ばれる)に取り付けるために、壁170はフランジ180に接続されている。シーリングアッセンブリ100は、壁170とフランジ180とが互いに直交して配置されるように設計されてよい。シーリングアッセンブリは、壁170とフランジ180とが互いに異なる角度で、例えば90度よりも小さい又は大きい角度をなして配置されるように、又は壁170とフランジ180とが曲線をなして配置できるように設計されてもよい。
【0031】
1つの実施の形態では、取り付けを容易にするために、シーリングアッセンブリ100は、シーリングアッセンブリ100が屋根構造上に緊締される前に、例えばボルト固定される前に、車体の屋根構造にシーリングアッセンブリ100を取り付けるための手段190を有していてよい。この手段190は例えば、屋根構造にシーリングアッセンブリ100を引っかけるためにフックとして構成されていてよい。
【0032】
シーリングアッセンブリ100はさらに、複数のC字形レール130,140,150を有していてよい。例えばシーリングアッセンブリ100は、支柱や、手すりや、PIS(Passenger information system)用のモニタ等のような様々な構成部品を取り付けるために、1つ以上のC字形レール130を有していてよい。C字形レール130の開口は、様々な構成部品をC字形レール130に容易に取り付けることができるように位置していてよい。C字形レール130は、その開口が、シーリングアッセンブリ100に関して外側に面するように、例えば内室30の底面に向かって面するように設計されている。
【0033】
シーリングアッセンブリ100はさらに、内室30の中央通路シーリングパネル及び/又は鉄道車両車体10の内室30のサイドシーリングパネル及び/又はコーナハッチを取り付けるために、1つ以上のC字形レール及び/又はフランジ140,150を有していてよい。C字形レール140,150の開口も、シーリングアッセンブリ100に関して外側に、例えば内室30の側壁に向かって面している。
図4には、内側パネル40のシーリングパネルが、C字形レール140,150に取り付けられていることが示されている。
【0034】
1つの実施の形態では、一体型のシーリングアッセンブリ100は、ライト、例えばLEDストリップや、付加的なスピーカ等を取り付けるハウジング160を有していてよい。さらに、カバー162、例えば半透明のカバーをハウジング160に取り付けるために、シーリングアッセンブリ100は溝又は切欠を有していてよい。ハウジング160は、上壁164により形成されていて、上壁164は、エアダクト50底面を形成することができる。車両10の長手方向に対して垂直方向の断面図で見て、2つの側でハウジング160に隣接してC字形レール130がある。
【0035】
図5には、車体10、例えば鉄道車両車体の上方部分の断面、即ち、本発明の別の実施形態による一体型のシーリングアッセンブリ100を備えた、車体10の長手方向軸線に対して垂直な断面が、概略的に示されている。車体10は、内側パネル40を備えたボディシェル20を有している。
【0036】
図5のシーリングアッセンブリ100は、
図4のシーリングアッセンブリ100と類似に形成されているが、
図5には2つの分離されたエアダクト50を有する2つの一体型のシーリングアッセンブリ100が示されている。各シーリングアッセンブリ100は、車体10の天井領域に取り付けられる場合に、1つのエアダクト50を形成する。2つのシーリングアッセンブリ100が設けられていて、各アッセンブリがそれぞれ1つのエアダクト50を形成するので、車体10は2つの平行なエアダクト50を有する。エアダクト50は、距離204を置いて互いに平行に配置されており、距離204は、例えば車体10のサイズのような特別な要件に応じて変更することができる。
【0037】
各シーリングアッセンブリ100は、例えば電力供給ケーブルや、鉄道車両の通信ネットワークのための、光ファイバケーブルのようなネットワークケーブルといった様々なタイプのケーブルを収容するために、例えば1つ以上のケーブルダクト110を有することができる。
図5に示したようなシーリングアッセンブリ100はそれぞれ、アッセンブリ100の垂直壁170に配置された2つのケーブルダクト110を有している。ケーブルダクト110は、車体10の天井領域の真ん中に向かって面するように配置されている。
【0038】
シーリングアッセンブリ100は、車体10の天井領域に取り付けられる場合に、エアダクト50を形成するように構成されている。垂直壁170は、エアダクト50の側壁を形成していて、ケーブルダクト110は、エアダクト50の内側ではなく、エアダクト50の外側に、天井の真ん中に向かって延在するように配置されている。シーリングアッセンブリ100はさらに、側壁170とC字形レール130との間に配置される空気出口172を有している。空気出口172は、車体10の底面に向かって面している。
【0039】
シーリングアッセンブリ100を車体10の天井構造(屋根構造とも呼ばれる)に取り付けるために、壁170はフランジ180に接続されている。シーリングアッセンブリ100は、壁170とフランジ180とが互いに直交して配置されるように設計されてよい。シーリングアッセンブリは、壁170とフランジ180とが互いに異なる角度で、例えば90度よりも小さい又は大きい角度をなして配置されるように、又は壁170とフランジ180とが曲線をなして配置できるように設計されてもよい。
【0040】
1つの実施の形態では、取り付けを容易にするために、シーリングアッセンブリ100は、シーリングアッセンブリ100が屋根構造上に緊締される前に、例えばボルト固定される前に、車体の屋根構造にシーリングアッセンブリ100を取り付けるための手段190を有していてよい。この手段190は例えば、屋根構造にシーリングアッセンブリ100を引っかけるためにフックとして構成されていてよい。
【0041】
シーリングアッセンブリ100はさらに、複数のC字形レール130,140,150を有していてよい。例えばシーリングアッセンブリ100は、支柱や、手すりや、PIS(Passenger information system)用のモニタ等のような様々な構成部品を取り付けるために、1つ以上のC字形レール130を有していてよい。C字形レール130の開口は、様々な構成部品をC字形レール130に容易に取り付けることができるように位置していてよい。C字形レール130は、その開口が、シーリングアッセンブリ100に関して外側に面するように、例えば内室30の底面に向かって面するように設計されている。
【0042】
シーリングアッセンブリ100はさらに、内室30の中央通路シーリングパネル及び/又は鉄道車両車体10の内室30のサイドシーリングパネル及び/又はコーナハッチを取り付けるために1つ以上のC字形レール及び/又はフランジ140,150を有していてよい。
図5には、内側パネル40が、C字形レール140及び150に取り付けられていることが示されている。中央通路シーリングパネルはC字形レール140に取り付けられていて、サイドシーリングパネルはC字形レール150に取り付けられている。
【0043】
1つの実施の形態では、一体型のシーリングアッセンブリ100は、ライト、例えばLEDストリップや、付加的なスピーカ等を取り付けるハウジング160を有していてよい。さらに、カバー162、例えば半透明のカバーをハウジング160に取り付けるために、シーリングアッセンブリ100は溝又は切欠を有していてよい。ハウジング160は、上壁164により形成されていて、上壁164は、エアダクト50底面を形成することができる。車両10の長手方向に対して垂直方向の断面図で見て、2つの側でハウジング160に隣接してC字形レール130がある。
【0044】
一体型のシーリングアッセンブリ100は、その寸法を変更することができ、例えば
図4に示したように、矢印200で示した幅及び矢印202で示した高さを変更することができる。例えば幅200及び/又は高さ202は、必要に応じて変更することができ、例えば増大及び/又は減少させることができる。
【0045】
上述したように、一体型のシーリングアッセンブリは、一体の構成部分として、例えばアルミニウム押出成形品として製造することができる。別の実施の形態では、シーリングアッセンブリ100は例えば2つ以上の押出成形構成部品を有していてよく、これらは互いに組み立てられ、例えば互いにねじ固定される。例えば
図2に示したように、シーリングアッセンブリ100は、支持エレメントとしてのケーブルダクト110と手段120とを含む第1の押出成形構成部品と、支持エレメントとしてのC字形レール150とハウジング160とを含む第2の押出成形構成部品と、支持エレメントであるC字形レール130及び140と壁170とフランジ180とを含む第3の押出成形構成部品とを有していてよい。これらの押出成形構成部品は、別個に製造され、次いで互いに組み付けられる。必要ならば接続エレメント210,220,230,240を使用することができる。
【0046】
多数のシーリング機能を1つの一体型のシーリングアッセンブリに統合する利点は、購入すべき部品、取り扱うべき部品、組み付けるべき部品が少ないことにあり、ギャップを有さない直線的な面にあり、即ち、特にエアダクトを形成するためにギャップをシールする手間がかからないことにあり、組み立ての手間がかからないことにあり、部品を整列させる手間がかからないことにある。アッセンブリは、車両の外側の人間工学的に良好な位置で、ライトやケーブル、及びケーブルダクトカバーと共に、予め組み立てることができ、完全な予備組み立て品として装着することができる。設計は、全く同じアッセンブリであっても様々な車両に容易に適合させることができる。従って、アルミニウム押出成形品を切断するだけで柔軟に変更される長さが得られ、2つの押出成形品を離して又は近付けて取り付けるだけで、通路シーリングパネルとエアダクトの柔軟に変更される幅が得られる。シーリングアッセンブリは極めて容易な解体で及びアルミニウム材料の高い回収率で、リサイクルすることができる。提供されるシーリングアッセンブリは、様々なタイプの車両に適用可能であり、例えば、路面電車、軽量鉄道車両、自動(空港)シャトル、地下鉄、通勤電車、EMU(電車)、DMU(ディーゼル動車)、客車、及び高速列車のような鉄道車両に適用可能である。
【0047】
本発明の実施の形態を実施例として開示したが、当業者には、本発明の思想と範囲及び以下の請求の範囲に記載のものと同等なものから逸脱することなく、様々な改良、追加、削除、及び支持エレメントや接続エレメント、その他の機能的エレメントの再配置を行えることが明らかであろう。