(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のプリンタでは、入力される保存可能期間(日数や時間)と、ラベル印字時の日時とから、自動的に消費期限又は賞味期限が設定される。しかし、上述したように工場において調理された食材と店舗で調理された食材とを組み合わせて販売する場合に、従来の方法で、自動的に消費期限又は賞味期限が設定されてしまうと、店舗で調理された食材の調理時を基準とした誤った消費期限又は賞味期限となってしまう。したがって、従来のプリンタを用いる場合には、利用者は、工場における調理日時を適切に入力する必要がある等、使い勝手が悪かった。また、経験の浅い店員等が誤った使い方をしてしまうと、誤った消費期限又は賞味期限が設定されてしまうおそれがあった。
【0007】
本発明の課題は、複数箇所で別々に調理される食材を組み合わせた商品に対して、適切な消費期限又は賞味期限を簡単に設定できるプリンタ、印字方法、プリンタ制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
【0009】
請求項1の発明は、少なくとも食品の消費期限又は賞味期限を含む印字データを印字するプリンタであって、食品を特定する識別符号の入力を受け付ける入力部と、前記識別符号に関連付けて記憶されている消費期限又は賞味期限の設定規則にしたがって消費期限又は賞味期限を設定する期限設定部と、前記期限設定部が設定した消費期限又は賞味期限を印字する印字部と、を備えるプリンタである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載のプリンタにおいて、前記識別符号は、プリンタが設けられている施設への食品の配達時刻と関連付けられており、前記設定規則は、前記識別符号に関連付けられた前記配達時刻に応じて異なっていること、を特徴とするプリンタである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2に記載のプリンタにおいて、前記期限設定部は、現在時刻に応じて、消費期限又は賞味期限の設定規則をさらに変更して消費期限又は賞味期限の設定を行うこと、を特徴とするプリンタである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3に記載のプリンタにおいて、前記期限設定部は、現在時刻が所定の範囲にあるときには、現在時刻に対して設定規則に応じた時間を加算して消費期限又は賞味期限の設定を行い、現在時刻が前記所定の範囲外にあるときには、固定の消費期限又は賞味期限を設定すること、を特徴とするプリンタである。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のプリンタにおいて、前記食品は、プリンタが設けられている施設へ配達される配達食品と、前記施設において調理が行われる調理食品と、を組み合わせて販売されるものであり、前記設定規則は、前記配達食品を基準として設定されたものであること、を特徴とするプリンタである。
【0014】
請求項6の発明は、少なくとも食品の消費期限又は賞味期限を含む印字データを印字する印字方法であって、入力部が食品を特定する識別符号の入力を受け付け、期限設定部が前記識別符号に関連付けて記憶されている消費期限又は賞味期限の設定規則にしたがって消費期限又は賞味期限を設定し、印字部が前記期限設定部により設定された消費期限又は賞味期限を印字する、印字方法である。
【0015】
請求項7の発明は、少なくとも食品の消費期限又は賞味期限を含む印字データを印字するプリンタのプリンタ制御プログラムであって、コンピュータを、食品を特定する識別符号の入力を受け付ける入力手段と、前記識別符号に関連付けて記憶されている消費期限又は賞味期限の設定規則にしたがって消費期限又は賞味期限を設定する期限設定手段と、前記期限設定手段が設定した消費期限又は賞味期限を印字する印字手段、として機能させるためのプリンタ制御プログラムである。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、プリンタは、入力された識別符号に応じて、配達時刻を基にした正しい消費期限を自動で設定し、印字を行う。よって、プリンタは、複数箇所で別々に調理される食材を組み合わせた商品に対して、適切な消費期限又は賞味期限を簡単に設定できる。
また、プリンタは、現在時刻が所定の範囲にあるときには、現在時刻に対して設定規則に応じた時間を加算して消費期限又は賞味期限の設定を行い、現在時刻が前記所定の範囲外にあるときには、固定の消費期限又は賞味期限を設定する。よって、閉店時間帯となる夜間等の特定の時間帯に期限となる場合に、期限を一定の時間となるようにでき、消費期限切れ商品の廃棄管理を行いやすく、選別ミスを低減できる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
【0019】
(実施形態)
図1は、本発明によるプリンタ100の実施形態を示す図である。
なお、
図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
【0020】
本実施形態のプリンタ100は、操作パネル34と、表示部35と、把持部40と、カバー41と、電源スイッチ42と、排出口43とを備えたラベルプリンタである。
【0021】
操作パネル34は、プリンタ100の上面に配置されており、プリンタ100に対して各種データやコマンドを入力するときに操作される。操作パネル34は、食品を特定する識別符号の入力を受け付ける入力部として機能する。
【0022】
表示部35は、プリンタ100の上面に配置されており、各種情報の表示を行う。本実施形態では、表示部35は、カバー41に埋め込まれている形態としているが、カバー41に対して回転移動可能な形態として、より視認しやすい角度に自由に位置を調整可能としてもよい。
なお、操作パネル34と表示部35とを、タッチパネル等に置き換えてもよい。
【0023】
把持部40は、プリンタ100を把持するための部材であり、支点を中心として回転移動可能に取り付けられている。本実施形態のプリンタ100は、この把持部40を有することからわかるように、容易に移動可能な小型のプリンタである。
【0024】
カバー41は、プリンタ100の外装を形成している。
【0025】
電源スイッチ42は、プリンタ100の電源のON/OFFを切り替えるスイッチであり、プリンタ100の手前側の側面に設けられている。
【0026】
排出口43は、印字処理が行われた用紙を排出する。
【0027】
図2は、プリンタ100の電気的な構成例を示すブロック図である。
プリンタ100は、制御部20と、ステッピングモータ31と、サーマルヘッド32と、センサ33と、
図1に示した操作パネル34及び表示部35とを備えている。
【0028】
制御部20は、ROM(read only memory)23と、CPU(central processing unit)21と、RAM(random access memory)22と、モータ制御回路24と、サーマルヘッド制御回路25と、ラベル検出回路26と、操作パネル制御回路27と、カレンダIC28と、オンライン通信制御回路29と、データバス/コントロールバス37を備え、各部の制御を行う。
【0029】
ROM23は、プリンタ制御プログラム、各種固定データ、制御テーブルデータ、IO定数、モータ制御プログラム、通信制御プログラム等を記憶する。また、本実施形態のROM23は、識別符号に関連付けて設定されている消費期限又は賞味期限の設定規則と、商品名や、原材料情報、価格等を記憶している。なお、商品名や、原材料情報等と、設定規則は、本実施形態では、ROM23に記憶されているが、例えば、プリンタ100内のRAM22の不揮発領域や、ホストコンピュータ200に記憶させておいてもよい。識別符号及び設定規則については、後述する。
【0030】
CPU21は、ROM23に記憶されている各種制御プログラムにしたがって動作し、各部を制御する。
また、CPU21は、後述する識別符号に関連付けてROM23に記憶されている消費期限又は賞味期限の設定規則にしたがって消費期限又は賞味期限を設定する期限設定部としての機能を有している。
【0031】
RAM22は、CPU21が動作する上で必要となるフラグデータを記憶するフラグエリア、CPU21が動作する上で必要となる各種データを記憶するワークエリア、及び、印字データが展開される印字展開エリアを有する。
【0032】
モータ制御回路24は、ステッピングモータ31を制御する。
【0033】
サーマルヘッド制御回路25は、CPU21の制御にしたがい、RAM22の印字展開エリアに展開された印字すべき文字、図形、及びバーコード等の印字データに対応する制御信号を生成し、生成した制御信号をサーマルヘッド32に供給して印字動作を行わせる。このサーマルヘッド制御回路25及びサーマルヘッド32は、期限設定部としてのCPU21が設定した消費期限又は賞味期限を印字する印字部として機能する。
【0034】
ラベル検出回路26は、CPU21の制御にしたがい、センサ33の不図示の発光部を制御し、光を出射させ、センサ33の不図示の受光部から出力される電気信号を受け取り、デジタルのデータに変換してCPU21に供給する。
【0035】
操作パネル制御回路27は、操作パネル34を制御し、操作パネル34から入力されたデータやコマンドをCPU21に供給する。
【0036】
カレンダIC28は、計時処理を行い、現在の日時を示すカレンダ情報(年月日及び時刻からなる情報)を出力する。
【0037】
オンライン通信制御回路29は、ホストコンピュータ200等の外部機器との間のオンライン通信を制御する。
【0038】
データバス/コントロールバス37は、各部間で各種データやコマンドの授受を行う。
【0039】
ステッピングモータ31は、不図示の搬送機構を駆動して用紙(ラベル)を搬送方向に搬送駆動する。
【0040】
サーマルヘッド32は、発熱体を選択的に発熱させることにより、用紙に不図示のインクリボンからインクを転写させて印字を行う。また、サーマルヘッド32は、感熱用紙に対して印字を行うこともできる。
【0041】
センサ33は、用紙を検出する光センサであり、不図示の発光部と受光部とを備えている。
【0042】
図3は、本実施形態のプリンタ100が設定して印字する消費期限の例を示す図である。
ここで、
図3に示す消費期限の印字を行うプリンタ100の利用場面について説明する。ここでは、コンビニエンスストアにプリンタ100が設置されて利用される場合を想定する。そして、この例では、コンビニエンスストアには、ごはん、鶏肉、野菜等、から揚げ弁当に必要な食材が配達便により1日につき3回配達されて来るものとする。なお、ごはんと野菜等は、から揚げを追加することによりから揚げ弁当として提供可能な状態に工場で調理済である。鶏肉については、コンビニエンスストア内において、から揚げに調理されて、弁当のおかずとされて、販売される。また、から揚げの調理が終わって弁当に仕上げられた段階で消費期限を印字したラベルが発行される。また、本実施形態では、ごはん類の保存時間は6時間、から揚げの保存時間は8時間であるものとする。なお、から揚げの調理が行われるのは、食材が配達されてから3時間から4時間程度後であることが通常である。
【0043】
本実施形態のプリンタ100は、入力される保存可能期間(日数や時間)と、ラベル印字時の日時とから、自動的に消費期限を設定して印字する従来のプリンタと同様な通常モードに加えて、以下に説明する識別符号利用モードを備えている。以下、この識別符号利用モードについて説明する。
【0044】
識別符号利用モードでは、プリンタ100は、入力された識別符号に関連付けて記憶されている設定規則にしたがって消費期限の設定を行い、ラベルに消費期限を印字する。
識別符号は、商品毎に異なる記号、番号、又はこれらの組み合わせにより設定されており、商品名や、原材料情報等に加えて、消費期限の設定規則と関連付けられている。また、識別符号は、プリンタ100が設けられている施設(例えば、コンビニエンスストア等の店舗)への食品の配達時刻と関連付けられている。
【0045】
図3に示した例では、識別符号を、1901から1950(以下、1回目配達品と呼ぶ)と、1951から1975(以下、2回目配達品と呼ぶ)と、1976から2000(以下、3回目配達品と呼ぶ)との3つのグループを有している。この3つのグループは、店舗への配達時刻に対応している。すなわち、店舗へは、3回の配達時刻が異なる配達便があり、その配達便毎に、識別符号が分けられている。そして、同じグループの(同じ配達便の)識別符号については、消費期限の設定規則が同じものとなっている。
【0046】
また、各識別符号においても、現在時刻によってどのような消費期限を設定するのかが異なっている。すなわち、CPU21は、現在時刻が所定の範囲にあるときには、現在時刻に対して設定規則に応じた時間を加算して消費期限の設定を行う。一方、現在時刻が前記所定の範囲外にあるときには、固定の消費期限を設定する。この規則は、設定規則に設定されている。
【0047】
図3の例をより具体的に説明する。
1回目配達品では、現在時刻が2:00から17:59の間は、時刻加算により消費期限の設定を行う。ここで、時刻加算とは、現在時刻に対して設定規則に応じた時間を加算して消費期限の設定を行うことであり、配達された食品の工場における調理時刻に対して所定時間(保存時間)を追加した時刻を消費期限とする設定方法を指している。本実施形態では、1回目配達品の工場調理時刻は、19:00であり、ごはん類の保存時間の6時間を加算して、消費期限を1:00と設定して印字を行う。なお、例えば、10:00に1回目配達品のラベルを印字しようとすると、すでに消費期限を過ぎてしまっているので、そのような場合には、エラー表示を行うようにしてもよい。
また、1回目配達品であっても、現在時刻が0:00から1:59の間は、当日の2:00に消費期限を設定し、現在時刻が18:00から23:59の間は、翌日の2:00に消費期限を設定する。すなわち、上述の時刻加算以外の時間帯については、固定の消費期限を設定する。これは、本実施形態のコンビニエンスストアが2:00閉店6:00開店であり、消費期限切れ商品の廃棄管理において、閉店時間の2:00に統一して表示した方が管理しやすいからである。
【0048】
2回目配達品では、現在時刻が5:00から20:59の間は、時刻加算により消費期限の設定を行う。本実施形態では、2回目配達品の工場調理時刻は、20:00であり、ごはん類の保存時間の6時間を加算して、消費期限を2:00と設定して印字を行う。
また、2回目配達品であっても、現在時刻が0:00から4:59の間は、当日の5:00に消費期限を設定し、現在時刻が21:00から23:59の間は、翌日の5:00に消費期限を設定する。すなわち、上述の時刻加算以外の時間帯については、固定の消費期限を設定する。
【0049】
3回目配達品では、現在時刻が1:00から16:59の間は、時刻加算により消費期限の設定を行う。本実施形態では、2回目配達品の工場調理時刻は、23:00であり、ごはん類の保存時間の6時間を加算して、消費期限を4:00と設定して印字を行う。
また、2回目配達品であっても、現在時刻が0:00から0:59の間は、当日の1:00に消費期限を設定し、現在時刻が17:00から23:59の間は、翌日の1:00に消費期限を設定する。すなわち、上述の時刻加算以外の時間帯については、固定の消費期限を設定する。
【0050】
なお、識別符号には、上述した3つの他に、1から1900、2001から9999も利用可能である。これらの場合には、現在時刻にかかわらずに、時刻加算により消費期限が設定される。ただし、この2つの識別符号は、上述したような複数の消費期限の管理が不要な商品に利用されるものであり、配達時刻との関係は存在していない。
【0051】
次に、本実施形態のプリンタ100の動作について説明する。
図4は、実施形態のプリンタ100の動作を示すフローチャートである。
【0052】
ステップ(以下、Sとする)101では、識別符号がどのグループに属するのかを判断する。識別符号が1901から1950の場合には、S102へ進む。識別符号が1から1900の場合、又は、識別符号が2001から9999の場合には、S105へ進む。識別符号が1951から1975の場合には、S106へ進む。識別符号が1976から2000の場合には、S109へ進む。
なお、
図4中において、識別符号が1951から1975の場合と、識別符号が1976から2000の場合について、S101の同一の分岐ポイントから矢印を引き出しているが、これは、このS101において4分岐をしており、これを分かりやすく示すための表記である。よって、識別符号が1951から1975の場合と、識別符号が1976から2000の場合との間に、特別な関係性があるといったことを示すものではない。
【0053】
S102では、現在時刻により次に進むステップを変更する判断を行う。現在時刻が18:00から23:59の間は、S103へ進む。現在時刻が0:00から1:59の間は、S104へ進む。現在時刻が2:00から17:59の間は、S105へ進む。
【0054】
S103では、翌日の2:00を消費期限と設定して印字を行い、その後、動作を終了する。
【0055】
S104では、当日の2:00を消費期限と設定して印字を行い、その後、動作を終了する。
【0056】
S105では、時刻加算により消費期限を設定して印字を行う、その後、動作を終了する。
【0057】
S106では、現在時刻により次に進むステップを変更する判断を行う。現在時刻が5:00から20:59の間は、S105へ進む。現在時刻が0:00から4:59の間は、S107へ進む。現在時刻が21:00から23:59の間は、S108へ進む。
【0058】
S107では、当日の5:00を消費期限と設定して印字を行い、その後、動作を終了する。
【0059】
S108では、翌日の5:00を消費期限と設定して印字を行い、その後、動作を終了する。
【0060】
S109では、現在時刻により次に進むステップを変更する判断を行う。現在時刻が0:00から0:59の間は、S110へ進む。現在時刻が17:00から23:59の間は、S111へ進む。現在時刻が1:00から16:59の間は、S105へ進む。
【0061】
S110では、当日の1:00を消費期限と設定して印字を行い、その後、動作を終了する。
【0062】
S111では、翌日の1:00を消費期限と設定して印字を行い、その後、動作を終了する。
【0063】
図5は、識別符号1901(1回目の配達品)をプリンタ100に入力して印字を行った印字例を示す図である。
本実施形態では、プリンタ100に識別符号を入力するだけで、
図5に示すように、配達時刻を基にした正しい消費期限を、商品名や原材料、価格等と共に簡単に印字を行うことができる。
【0064】
以上説明したように、本実施形態によれば、プリンタ100は、入力された識別符号に応じて、配達時刻を基にした正しい消費期限を自動で設定し、印字を行う。よって、プリンタ100は、複数箇所で別々に調理される食材を組み合わせた商品に対して、適切な消費期限又は賞味期限を簡単に設定できる。また、閉店時間帯となる夜間等の特定の時間帯に消費期限となる場合に、消費期限を一定の時間となるようにするので、消費期限切れ商品の廃棄管理を行いやすく、選別ミスを低減できる。
【0065】
なお、本明細書及び請求項中においては、当業者の通常の用法として、プリンタによる各種情報の出力を「印字」と記載している。しかし、「印字」との記載は、上述したように、プリンタによる情報の出力を指すものであり、
図5に例示したように文字の出力に限らず、バーコード等の図形や画像等の出力も含む広義の意味であるものとする。
【0066】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
【0067】
実施形態において、容易に移動可能な小型のプリンタを例に挙げて説明した。これに限らず、例えば、より大型の据置型のプリンタであってもよい。
【0068】
実施形態において、識別符号は、操作パネル34を用いて入力する例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、プリンタにハンドスキャナ等を設けて、配達された食品に添付されたバーコードを読むことにより識別符号を入力してもよいし、ICチップ等を利用して識別符号を入力してもよい。
【0069】
実施形態において、識別符号に対して配達時刻又は工場等における調理時刻は、固定値とした例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、別途用意された配達システムと連携して、実際に店舗等に配達された時刻や調理時刻等を取り込むことができるようにしてもよい。
【0070】
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。