【文献】
Motorola,Cell update during reconfiguration procedure[online],3GPP TSG-RAN WG2#45bis R2-050130,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_45bis/Docs/R2-050130.zip>,2005年 1月 5日,pp.1-2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記再構成再送信タイマーが、timer_poll、max_dat、および無線リンク制御(RLC)層のラウンドトリップ時間(RTT)を含むリストから選択された1つの無線リンクパラメータに少なくとも基づいて構成される、請求項1に記載の方法。
前記再構成再送信タイマーを始動するための前記手段が、timer_poll、max_dat、および無線リンク制御(RLC)層のラウンドトリップ時間(RTT)を含むリストから選択された1つの無線リンクパラメータに少なくとも基づいてさらに構成される、請求項7に記載の装置。
検出するための前記手段が、再構成メッセージを前記ネットワークから受信することに応答して、前記再構成完了メッセージを前記UEから前記ネットワークに送信するようにさらに構成される、請求項7に記載の装置。
前記再構成再送信タイマーを始動するための前記手段が、無線リソース制御(RRC) N2タイマーが満了した後に前記再送信タイマーを始動するようにさらに構成される、請求項7に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
添付の図面に関する下記の詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実行され得る唯一の構成を表すように意図されているわけではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかし、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実行され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造および構成要素がブロック図の形式で示されている。
【0019】
本開示は、再構成メッセージの再送信を改善するための方法および装置を提供する。詳細には、説明する方法および装置は、再構成完了メッセージがユーザ機器(UE)からネットワークに送信されることを検出することと、検出時に再構成再送信タイマーを始動することと、再構成再送信タイマーが満了する前に、送信された再構成完了メッセージに対するレイヤ2肯定応答(L2 ACK)メッセージをネットワークからUEが受信しなかったと判断することと、L2 ACKメッセージをUEが受信しなかったとの判断に応答してネットワークに対するセル更新メッセージをトリガすることとを行うために利用され得る。
【0020】
図1を参照すると、ユーザ機器(UE)とネットワークエンティティとの間の再構成メッセージの改善された再送信を容易にするワイヤレス通信システム100が示されている。たとえば、システム100は、1つまたは複数のオーバージエアリンク104を介してネットワークエンティティ102と通信し得るUE110を含み得る。たとえば、ネットワークエンティティ102は、CDMA、GSM(登録商標)、Ev-DO、W-CDMA(登録商標)、Wi-Max、LTE、またはLTE Advanced無線アクセス技術(RAT)ネットワークであり得る。加えて、ネットワークエンティティ102は、UE110が通信することを可能にすることができるようにする、および/またはネットワークエンティティ102とのリンク104を確立し、維持することができる任意のタイプのネットワーク構成要素のうちの1つまたは複数、たとえば基地局(BS)、ノードB、eノードB、フェムトセル、リレー、ピアツーピアデバイス、認証、許可およびアカウンティング(AAA)サーバ、モバイルスイッチングセンター(MSC)などを含むアクセスポイント、を含み得る。
【0021】
一態様では、たとえば、UE110は、3GPP規格において定義される接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED状態)にあり得る。たとえば、UE110は、連続受信状態にあり得、ネットワークエンティティ102との通信を追求することができる。
【0022】
一態様では、UE110は、再構成メッセージの再送信を改善するように構成され得る再構成マネージャ112を含み得る。追加の態様では、再構成マネージャ112は、UEが再構成完了シグナリングメッセージをネットワークに送信して再構成再送信タイマー114を始動することをUEにおいて検出するようにさらに構成され得る。UEは、再構成再送信タイマーが満了するまで、ネットワークからのL2 ACKを待つ。再構成再送信タイマー114が満了する前にL2 ACKをネットワークから受信することにUEが失敗した場合、UEは、ネットワークに対するセル更新メッセージをトリガする。セル更新メッセージをUEから受信すると、ネットワークは、3GPP規格によってUEに応答し得る。
【0023】
例示的な一態様では、UE110内に配置された再構成シグナリングマネージャ112は、UEが再構成完了シグナリングメッセージをネットワークまたはネットワークエンティティ102に送信したと判断するように構成され得る。さらに、再構成シグナリングマネージャ112は、再構成再送信タイマー114を同時に始動するように構成され得る。加えて、UEは、UEから送信された再構成完了メッセージに対するレイヤ2肯定応答(L2 ACK)を待つことと、L2 ACKがUEにおいて受信されない場合、再構成タイマーが満了するとネットワークに対するセル更新メッセージをトリガすることとを行うように構成され得る。一態様では、再構成再送信タイマーは、無線リンク制御(RLC)構成パラメータ、たとえば、以下で詳細に説明するTimer_Poll、Max_Dat、再構成メッセージの活性化時間(activation time)、無線リンク制御(RLC)層のラウンドトリップ時間(RTT)などに少なくとも基づく値に設定される。
【0024】
追加の態様では、UE110は、モバイル装置であってもよく、また、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントと呼ばれるか、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。加えて、システム100のネットワークエンティティ102は、任意のタイプのネットワーク構成要素のうちの1つまたは複数、たとえば、基地局(BS)もしくはノードB、eノードB、フェムトセル、ピコセル、リレー、ピアツーピアデバイス、認証、許可およびアカウンティング(AAA)サーバ、モバイルスイッチングセンター(MSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)などを含むアクセスポイントを含み得る。
【0025】
図2は、たとえば、再構成メッセージの再送信を改善するように構成され得る再構成マネージャ112を示す。一態様では、再構成マネージャ112は、たとえば、再構成メッセージ検出構成要素202、再構成再送信タイマー始動構成要素204、再構成再送信タイマー114、L2 ACK判断構成要素206、およびセル更新トリガリング構成要素208を含み得る。
【0026】
一態様では、再構成メッセージ検出構成要素202は、UE110が再構成完了メッセージをネットワークエンティティ102に送信したことを検出するように構成され得る。例示的な一態様では、UEは、再構成メッセージをネットワークから受信することに応答して再構成完了メッセージを送信する。たとえば、ネットワークは、たとえば、無線ベアラ、トランスポートチャネルなどの再構成のために再構成メッセージをUEに送信し得る。ネットワークからの再構成メッセージおよびUEからの再構成完了メッセージは、たとえば、無線リソース制御(RRC)メッセージであり得る。加えて、UEは、UEが再構成メッセージをネットワークから受信したことを確認するために、レイヤ2肯定応答(L2 ACK)をネットワークに送信し得る。L2 ACKは、たとえば、無線リンク制御(RLC)メッセージであり得る。
【0027】
追加の態様では、UEは、3GPP規格において定義されるRRC N2タイマーが満了する前に、再構成完了メッセージを送信しなければならない。
【0028】
一態様では、再構成再送信タイマー始動構成要素204は、UEが再構成完了メッセージをネットワークに送信したことを検出すると、タイマー、たとえば再構成再送信タイマー114を開始するように構成され得る。例示的な一態様では、再構成再送信タイマーの値は、RLC構成パラメータ、たとえばTimer_Poll、Max_Datなどに基づいて構成され得る。再構成再送信タイマーは実装に依存し、ネットワーク性能を最適化するためのある値を持つように構成され得る。
【0029】
一態様では、再送信タイマーは、RRC N2タイマーが満了した後、始動される。例示的な一態様では、再構成再送信タイマーは、「再構成メッセージの活性化時間」パラメータが満了した後で始動されるように構成される。再構成メッセージの活性化時間パラメータは、再構成された値が効力を生じて、ネットワークから再構成メッセージ内で受信される時を示す。活性化時間は3GPP規格25.331において定義され、UEとネットワークとの同期を可能にする。
【0030】
別の例示的な態様では、再構成再送信タイマー114は、RLC層のラウンドトリップ時間(RTT)に基づいて構成され得、RTTに比例する値に設定され得る。
【0031】
別の例示的な態様では、再構成完了メッセージの再送信に関連する遅延を低減するために、再構成再送信タイマー114は、Timer_Poll*Max_Datの値より小さい値に設定され得る。
【0032】
別の例示的な態様では、たとえばサービス品質(QoS)などのような特性は、再構成再送信タイマーの構成のために使用され得る。加えて、緊急呼または遅延敏感アプリケーションに対して、再構成再送信タイマーは、遅延敏感でないアプリケーションに対する値より小さい値を持つように構成され得る。
【0033】
一態様では、L2 ACK判断構成要素206は、再構成再送信タイマーが満了する前に、送信された再構成完了メッセージに対するレイヤ2肯定応答(L2 ACK)メッセージをネットワークからUEが受信しなかったと判断するように構成され得る。例示的な一態様では、UE110は、再構成完了メッセージを送信して、ネットワークからのL2 ACKを待つ。再構成再送信タイマーが満了する前に、L2 ACKを受信することにUEが失敗した場合、L2 ACK判断構成要素は、L2 ACKがUEによって受信されていないと判断する。加えて、L2 ACK判断構成要素は、L2 ACKをネットワークから受信することに失敗したことをセル更新トリガリング構成要素208に通知し得る。
【0034】
一態様では、セル更新トリガリング構成要素208は、UEがL2 ACKメッセージを受信しなかったとの判断に応答して、ネットワークに対するセル更新メッセージをトリガするように構成され得る。例示的な一態様では、セル更新トリガリング構成要素208は、セル更新メッセージをネットワークに送信し、ネットワークは、3GPP規格において定義される適切なアクション/メッセージで応答する。ネットワークからのアクション/メッセージに基づいて、上記で説明した機構は、UEが適時にネットワークと同期することを可能にし、より少ない呼断、およびUE発信呼に関連するより小さい遅延を結果としてもたらすことができる。
【0035】
図3を参照すると、再構成完了メッセージの再送信に対する例示的な呼フローが示されている。たとえば、ネットワーク(NW)102は、再構成メッセージをUE、たとえばUE110に送信し得る。UEが再構成メッセージを受信すると、UEは、レイヤ2肯定応答(L2 ACK)メッセージをNWに送信し、3GPP TS 25.331規格のたとえばセクション13.5において定義される無線リソース制御(RRC) N2タイマーを同時に開始する。しかしながら、UEは、RRC N2タイマーが満了する前に、再構成完了メッセージをNWに送信しなければならない。
【0036】
RRC N2タイマーは、異なるRRCプロシージャまたはメッセージに対して変化する。たとえば、再構成メッセージは、3GPP規格において定義される任意の再構成メッセージ、たとえば、
図3に示す物理チャネル再構成(PCR)メッセージ、トランスポートチャネル再構成(TCR)メッセージ、無線ベアラ再構成(RBC)メッセージなどを含み得る。UEが再構成完了メッセージをNWに送信すると、UEはTimer_Pollを開始し、3GPP規格において定義されるRLC構成パラメータ、Max_Datをインクリメントする。Timer_Pollパラメータは、再構成完了メッセージの一部を含むパケットデータユニット(PDU)がNWに配信されたかどうかを、どれほどの頻度でUEがポーリングし得るかを記述する。Max_Datパラメータは、送信を中断する前にUEによってPDUが再送信され得る回数の最大値を記述する。例示的な一態様では、Timer_Pollは100msに対して構成され得、Max_Datは10の値に対して構成され得る。
【0037】
UEがNWからのL2 ACKを待つとき、UEは、Max_Datに到達してTimer_Pollが満了するまで待つ。タイマーが満了した後、UEは、再構成完了メッセージをネットワークに再送信する。しかしながら、再構成完了メッセージが再送信される前のこの遅延は長すぎて、UEはNWとの同期外れを起こし、UEおよび/またはNWの性能に影響を及ぼす呼断を結果としてもたらすことがある。
【0038】
図4を参照すると、再構成完了メッセージの再送信に対する追加の例示的な呼フローが示されている。
図3に関連して上記で説明したステップに加えて、
図4は、測定報告(MR)のUEからNWへの伝達を含む。MRは、ネットワークからの報告に基づいてUEから送信され得る。しかしながら、いくつかのシナリオでは、MRの送信は、MRがUEによって送信されるたびにMax_Datパラメータをリセットすることによって、再構成メッセージの配信を妨げることがある。これは、
図4に示すように、UEによってネットワークに再構成完了メッセージを再送信することにおいて、よりいっそう長い遅延をもたらし、UEとNWとの間の同期外れのリスクを増大させ、UEおよび/またはNWの性能に影響を及ぼす呼断を結果としてもたらすことがある。
【0039】
図5を参照すると、本開示の態様の再構成完了メッセージの再送信を改善するための例示的な呼フローが示されている。
図3および/または
図4に関連して上記で説明したステップに加えて、新しいタイマー、再構成再送信タイマー114が、UEが再構成完了メッセージをNWに送信するときにUE110によって始動される。例示的な一態様では、再構成再送信タイマーは、Timer_Poll、Max_Dat、RLC層のRTTの値、アプリケーションタイプなどに基づいて構成され得る。
図5に示すように、NWに送信された再構成完了メッセージに対するL2 ACKメッセージが、再構成再送信タイマーが満了する前にUEによって受信されない場合、UEは、上記に示すように、NWに対するセル更新メッセージをトリガする。
【0040】
追加の態様では、UEとNWとの間の接続を失うことを最小にするために、ならびに/あるいはUEおよび/またはNWの性能を改善するために、再構成再送信タイマー114の値は、一般的に、Timer_Poll*Max_Datの値より低い値に設定される。
【0041】
図6は、再構成メッセージの再送信を改善するための例示的な方法600を示す。一態様では、ブロック602において、方法600は、再構成完了メッセージがユーザ機器(UE)からネットワークに送信されることを検出するステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110、再構成マネージャ112、および/または再構成メッセージ検出構成要素202は、再構成完了メッセージがUE110からネットワークエンティティ102に送信されることを検出し得る。
【0042】
さらに、ブロック604において、方法600は、検出時に再構成再送信タイマーを始動するステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110、再構成マネージャ112、および/または再構成再送信タイマー始動構成要素204は、UE110が再構成完了メッセージをネットワークエンティティ102に送信したことを検出すると、再構成再送信タイマー114を始動し得る。追加の態様では、再構成メッセージをネットワークから受信することに応答して、再構成完了メッセージがUEからネットワークに送信される。
【0043】
さらにブロック606において、方法600は、再構成再送信タイマーが満了する前に、送信された再構成完了メッセージに対するレイヤ2肯定応答(L2 ACK)メッセージをネットワークからUEが受信しなかったと判断するステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110、再構成マネージャ112、および/またはL2 ACK判断構成要素206は、再構成再送信タイマー114が満了する前に、L2 ACKをネットワークから受信することにUE110が失敗したと判断し得る。
【0044】
加えて、ブロック608において、方法600は、UEがL2 ACKメッセージを受信しなかったとの判断に応答して、ネットワークに対するセル更新メッセージをトリガするステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110、再構成マネージャ112、および/またはセル更新トリガリング構成要素208は、UE110をネットワークエンティティと同期させるためにネットワークエンティティ102に対するセル更新メッセージをトリガし得る。
【0045】
追加または随意の態様では、RRC N2タイマー始動構成要素は、再構成メッセージをネットワークから受信すると、RRC N2タイマーを始動するように構成され得る。
【0046】
図7を参照すると、一態様では、たとえば再構成マネージャ112を含むUE110、あるいは
図1の1つまたは複数のネットワークエンティティ、たとえばネットワークエンティティ102は、特別にプログラムまたは構成されたコンピュータデバイス700によって表され得る。たとえば、コンピュータデバイス700の特別なプログラミングまたは構成は、UE110およびネットワークエンティティ102に対するように、それぞれのエンティティに対して本明細書で説明するそのそれぞれの機能を実行するようにプログラムまたは構成され得る。
【0047】
コンピュータデバイス700は、本明細書で説明する構成要素および機能のうちの1つまたは複数に関連する処理機能を実行するように特別に構成されたプロセッサ702を含む。プロセッサ702は、1組または複数組のプロセッサまたはマルチコアプロセッサを含むことができる。さらに、プロセッサ702は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実現することができる。
【0048】
コンピュータデバイス700は、ここで使用されるデータ、ならびに/あるいは、たとえば本明細書で説明するそれぞれのエンティティのそれぞれの機能を実行するためにプロセッサ702によって実行されるローカルバージョンのアプリケーションおよび/または命令もしくはコードを記憶するためなどのメモリ704をさらに含む。メモリ704は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなど、コンピュータが使用できる任意のタイプのメモリを含むことができる。
【0049】
さらに、コンピュータデバイス700は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して、1つまたは複数の相手との通信を確立し維持することを可能にする、通信構成要素706を含む。通信構成要素706は、コンピュータデバイス700上の構成要素間の通信、ならびに、コンピュータデバイス700と、通信ネットワーク上に位置するデバイス、および/またはコンピュータデバイス700に直列またはローカルに接続されたデバイスなどの外部デバイスとの間の通信を伝え得る。たとえば、通信構成要素706は、1つまたは複数のバスを含んでもよく、外部デバイスとのインターフェースをとるように動作可能な、送信機および受信機にそれぞれ関連付けられる送信チェーン構成要素および受信チェーン構成要素、またはトランシーバをさらに含んでもよい。
【0050】
さらに、コンピュータデバイス700は、データストア708をさらに含み得、データストア708は、本明細書で説明する態様に関連して採用される情報、データベース、およびプログラムの大容量ストレージを実現する、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであり得る。たとえば、データストア708は、プロセッサ702によって現在実行されていないアプリケーション用のデータリポジトリであり得る。
【0051】
コンピュータデバイス700は、さらに、コンピュータデバイス700のユーザから入力を受信するように動作可能であり、ユーザへの提示のための出力を生成するようにさらに動作可能な、ユーザインターフェース構成要素710を含み得る。ユーザインターフェース構成要素710は、限定はしないが、キーボード、ナンバーパッド、マウス、タッチセンシティブディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、音声認識構成要素、ユーザからの入力を受信することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の入力デバイスを含み得る。さらに、ユーザインターフェース構成要素710は、限定はしないが、ディスプレイ、スピーカー、触覚フィードバック機構、プリンタ、ユーザに出力を提示することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の出力デバイスを含むことができる。
【0052】
図8を参照すると、再構成メッセージの再送信のための例示的なシステム800が表示される。たとえば、システム800は、UE110(
図1)内に少なくとも部分的に存在し得る。システム800は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る、機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム800は、連携して動作することができる電気的構成要素の論理グルーピング802を含む。たとえば、論理グルーピング802は、再構成メッセージをネットワークから受信することに応答して、UEが再構成完了メッセージをネットワークに送信したことをユーザ機器(UE)において検出するための電気的構成要素804を含み得る。一態様では、電気的構成要素804は、再構成検出構成要素202(
図2)を備え得る。
【0053】
加えて、論理グルーピング802は、検出時に再構成再送信タイマーを始動するための電気的構成要素806を含み得る。一態様では、電気的構成要素806は、再構成再送信タイマー始動構成要素204(
図2)を備え得る。追加の態様では、論理グルーピング806は、再構成再送信タイマー114(
図2)を含み得る。
【0054】
加えて、論理グルーピング802は、再構成再送信タイマーが満了する前に、レイヤ2肯定応答(L2 ACK)をネットワークからUEが受信しなかったと判断するための電気的構成要素808を含み得る。一態様では、電気的構成要素808は、L2 ACK判断構成要素206(
図2)を備え得る。
【0055】
さらに、論理グルーピング802は、判断に応答してネットワークに対するセル更新メッセージをトリガするための電気的構成要素810を含み得る。一態様では、電気的構成要素810は、セル更新トリガリング構成要素208(
図2)を備え得る。
【0056】
加えて、システム800は、電気的構成要素804、806、808、および810に関連付けられた機能を実行するための命令を保持すること、電気的構成要素804、808、808、および810によって使用または取得されるデータを記憶することなどを行うメモリ812を含み得る。電気的構成要素804、806、808、および810は、メモリ812の外部にあるものとして示されているが、これらの電気的構成要素のうちの1つまたは複数は、メモリ812内に存在し得ることを理解されたい。一例では、電気的構成要素804、808、808、および810は、少なくとも1つのプロセッサを含むことができ、または、各電気的構成要素804、808、808、および810は、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールとすることができる。その上、追加または代替の例では、電気的構成要素804、808、808、および810は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品とすることができ、各電気的構成要素804、808、808、および810は、対応するコードとすることができる。
【0057】
図9は、モード遷移の間のセル再選択のための方法など、本開示の態様を実行するための処理システム914を採用する装置900のハードウェア実装の一例を示すブロック図である。この例では、処理システム914は、バス902によって全般的に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス902は、処理システム914の具体的な用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス902は、プロセッサ904によって概略的に表される1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読媒体906によって概略的に表されるコンピュータ可読媒体と、限定はしないが、再構成マネージャ112および再構成再送信タイマー114(
図1および
図2)など、本明細書で説明する1つまたは複数の構成要素とを含む、様々な回路を互いにリンクさせる。バス902は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクさせることもでき、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。バスインターフェース908は、バス902とトランシーバ910との間にインターフェースを提供する。トランシーバ910は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。また、装置の性質に応じて、ユーザインターフェース912(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなど)が設けられてもよい。
【0058】
プロセッサ904は、バス902の管理、およびコンピュータ可読媒体906上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を受け持つ。ソフトウェアは、プロセッサ904によって実行されると、任意の特定の装置の以下で説明される様々な機能を処理システム914に実行させる。コンピュータ可読媒体906は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ904によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。
【0059】
本開示全体にわたって提示される様々な概念は、広範な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。限定ではなく例として、
図10に示す本開示の態様は、W-CDMA(登録商標)エアインターフェースを採用するUMTSシステム1000に関して提示されており、
図1の再構成マネージャ112の一態様を実行する、UE110を含み得る。UMTSネットワークは、コアネットワーク(CN)1004、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)1002、およびUE110の3つの相互作用する領域を含む。一態様では、上記のように、UE1010は、UE110(
図1)であってもよく、たとえば、再構成メッセージの再送信を改善するステップを含む、その機能を実行するように構成され得る。さらに、UTRAN1002は、第1のネットワークエンティティ102(
図1)を備えてもよく、この場合、ノードB1008のそれぞれのものであり得る。この例では、UTRAN1002は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを提供する。UTRAN1002は、無線ネットワークコントローラ(RNC)1006などのそれぞれのRNCによって各々制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS)1007などの複数のRNSを含み得る。ここで、UTRAN1002は、本明細書で説明するRNC1006およびRNS1007に加えて、任意の数のRNC1006およびRNS1007を含むことができる。RNC1006は、とりわけ、RNS1007内の無線リソースの割り当て、再構成、および解放を担う装置である。RNC1006は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接の物理接続、仮想ネットワークなど様々なタイプのインターフェースを介して、UTRAN1002中の他のRNC(図示せず)に相互接続され得る。
【0060】
UE1010とNodeB1008との間の通信は、物理(PHY)層および媒体アクセス制御(MAC)層を含むものと見なされ得る。さらに、それぞれのNodeB1008によるUE1010とRNC1006との間の通信は、無線リソース制御(RRC)層を含むものと見なされ得る。本明細書では、PHY層は、層1と見なされ、MAC層は、層2と見なされ、RRC層は、層3と見なされ得る。以下、情報は、参照により本明細書に組み込まれるRRC Protocol Specification、3GPP TS 105.331 v9.1.0に述べられている用語を使用する。
【0061】
RNS1007によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分けることができ、無線トランシーバ装置が各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、通常、UMTS適用例ではNodeBと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、送受信基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明快にするために、各RNS1007に3つのNodeB1008が示されているが、RNS1007は、任意の数のワイヤレスNodeBを含んでもよい。ノードB1008は、ワイヤレスアクセスポイントを、UE110または1010など、任意の数のモバイル装置のためのCN1004に提供し、
図1のネットワークエンティティ102であり得る。モバイル装置の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオ装置、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤなど)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の類似の機能デバイスなどがある。この場合のモバイル装置は、通常、UMTS適用例ではUEと呼ばれるが、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれることもある。
【0062】
UMTSシステムでは、UE1010は、ネットワークへのユーザの加入情報を含む汎用加入者識別モジュール(USIM)1011をさらに含み得る。説明のために、1つのUE1010がいくつかのノードB1008と通信しているように示される。順方向リンクとも呼ばれるDLは、ノードB1008からUE1010への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるULは、UE1010からノードB1008への通信リンクを指す。
【0063】
CN1004は、UTRAN1002のような1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースをとる。図示のように、CN1004は、GSM(登録商標)コアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、GSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのCNへのアクセスをUEに提供するために、本開示全体にわたって提示される様々な概念を、RANまたは他の適切なアクセスネットワークにおいて実装することができる。
【0064】
CN10204は、回線交換(CS)領域およびパケット交換(PS)領域を含む。回線交換要素のいくつかは、モバイルサービス交換センター(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)、およびゲートウェイMSCである。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)、およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのようないくつかのネットワーク要素は、回線交換領域とパケット交換領域の両方によって共有され得る。図示の例では、CN1004は、MSC1012およびGMSC1014によって回線交換サービスをサポートする。いくつかの用途では、GMSC1014は、メディアゲートウェイ(MGW)とも呼ばれ得る。RNC1006のような1つまたは複数のRNCが、MSC1012に接続され得る。MSC1012は、呼設定、呼ルーティング、およびUEモビリティ機能を制御する装置である。MSC1012は、UEがMSC1012のカバレッジエリア内にある間に加入者関連の情報を格納するVLRも含む。GMSC1014は、UEが回線交換ネットワーク1016にアクセスするためのゲートウェイを、MSC1012を通じて提供する。GMSC1014は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータのような加入者データを格納するホームロケーションレジスタ(HLR)1015を含む。HLRは、加入者に固有の認証データを格納する認証センター(AuC)とも関連付けられている。特定のUEについて、呼が受信されると、GMSC1014は、UEの位置を判断するためにHLR1015に問い合わせ、その位置でサービスする特定のMSCに呼を転送する。
【0065】
CN1004はまた、サービングGPRSサポートノード(SGSN)1018およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)1020によって、パケットデータサービスをサポートする。汎用パケット無線サービスを表すGPRSは、標準の回線交換データサービスで可能なものよりも速い速度でパケットデータサービスを提供するよう設計されている。GGSN1020は、パケットベースネットワーク1022へのUTRAN1002の接続を提供する。パケットベースネットワーク1022は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークでもよい。GGSN1020の一次機能は、UE1010にパケットベースネットワーク接続を提供することである。データパケットは、MSC1012が回線交換領域において実行するのと同じ機能をパケットベース領域において主に実行するSGSN1018を介して、GGSN1020とUE1010との間で転送され得る。
【0066】
UMTSのエアインターフェースは、スペクトラム拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムを利用してよい。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる一連の疑似ランダムビットとの乗算によって、ユーザデータを拡散させる。UMTSの「広帯域」W-CDMA(登録商標)エアインターフェースは、そのような直接シーケンススペクトラム拡散技術に基づいており、さらに周波数分割複信(FDD)を必要とする。FDDは、NodeB1008とUE1010との間のULおよびDLに異なるキャリア周波数を使用する。DS-CDMAを利用し、時分割複信(TDD)を使用するUMTSの別のエアインターフェースは、TD-SCDMAエアインターフェースである。本明細書で説明される様々な例は、W-CDMA(登録商標)エアインターフェースを指し得るが、基礎をなす原理はTD-SCDMAエアインターフェースに等しく適用可能であり得ることを、当業者は理解するだろう。
【0067】
HSPAエアインターフェースは、スループットの向上および遅延の低減を支援する、3G/W-CDMA(登録商標)エアインターフェースに対する一連の拡張を含む。前のリリースに対する他の修正には、HSPAが、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)、チャネル送信の共有、ならびに適応変調および適応符号化を利用する。HSPAを定義する規格は、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)およびHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス、拡張アップリンクまたはEULとも呼ばれる)を含む。
【0068】
HSDPAは、高速ダウンリンク共有チャネル(HS-DSCH)を、トランスポートチャネルとして利用する。HS-DSCHは、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS-PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS-SCCH)、および高速専用物理制御チャネル(HS-DPCCH)という、3つの物理チャネルによって実装される。
【0069】
これらの物理チャネルの中でも、HS-DPCCHは、対応するパケット送信の復号が成功したかどうかを示すための、HARQ ACK/NACKシグナリングをアップリンクで搬送する。つまり、ダウンリンクに関して、UE1010は、ダウンリンク上のパケットを正常に復号したかどうかを示すために、HS-DPCCHを通じてフィードバックをノードB1008に与える。
【0070】
HS-DPCCHはさらに、変調方式と符号化方式の選択、およびプリコーディングの重みの選択に関して、ノードB1008が正しい決定を行うのを支援するための、UE1010からのフィードバックシグナリングを含み、このフィードバックシグナリングはCQIおよびPCIを含む。
【0071】
HSPA EvolvedまたはHSPA+は、MIMOおよび64-QAMを含むHSPA規格の進化形であり、スループットの増大およびパフォーマンスの向上を可能にする。つまり、本開示のある態様では、ノードB1008および/またはUE1010は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、ノードB1008は空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることができる。
【0072】
多入力多出力(MIMO)は、マルチアンテナ技術、すなわち複数の送信アンテナ(チャネルへの複数の入力)および複数の受信アンテナ(チャネルからの複数の出力)を指す際に一般に使用される用語である。MIMOシステムは一般にデータ伝送パフォーマンスを高め、ダイバーシティ利得がマルチパスフェージングを低減させて伝送品質を高めること、および空間多重化利得がデータスループットを向上させることを可能にする。
【0073】
空間多重化を使用して、同じ周波数で同時に様々なデータストリームを送信することができる。データストリームを単一のUE1010に送信してデータレートを上げること、または複数のUE1010に送信して全体的なシステム容量を拡大することができる。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし、次いで空間的にプリコーディングされた各ストリームをダウンリンクで異なる送信アンテナを介して送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、様々な空間シグネチャを伴いUE1010に到着し、これによりUE1010の各々は、当該UE1010に向けられた1つまたは複数のデータストリームを回復することができる。アップリンク上では、各UE1010は、1つまたは複数の空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信することができ、これによりノードB1008は空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することができる。
【0074】
空間多重化は、チャネル状態が良好なときに使用できる。チャネル状態がさほど好ましくないときは、ビームフォーミングを使用して送信エネルギーを1つもしくは複数の方向に集中させること、またはチャネルの特性に基づいて送信を改善することができる。これは、複数のアンテナを介して送信するデータストリームを空間的にプリコーディングすることによって達成できる。セルの端において良好なカバレージを達成するために、シングルストリームビームフォーミング伝送を送信ダイバーシティと組み合わせて使用できる。
【0075】
一般に、n個の送信アンテナを利用するMIMOシステムの場合、同じチャネル化コードを利用して同じキャリアでn個のトランスポートブロックが同時に送信され得る。n個の送信アンテナで送られる異なるトランスポートブロックは、互いに同じまたは異なる変調方式および符号化方式を有し得ることに留意されたい。
【0076】
一方、単入力多出力(SIMO)は一般に、単一の送信アンテナ(チャネルへの単一の入力)および複数の受信アンテナ(チャネルからの複数の出力)を利用するシステムを指す。それによって、SIMOシステムでは、単一のトランスポートブロックがそれぞれのキャリアで送られ得る。
【0077】
図11を参照すると、UTRANアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク1100が示されており、アクセスネットワーク1100は、再構成メッセージの再送信を改善するための再構成マネージャ112(
図1)を含むように構成された1つまたは複数のUEを含み得る。多元接続ワイヤレス通信システムは、セル1102、1104、および1106を含む複数のセルラー領域(セル)を含み、セルの各々は、1つまたは複数のセクタを含み得る。複数のセクタはアンテナのグループによって形成されてよく、各々のアンテナがセルの一部にあるUEとの通信を担う。たとえば、セル1102では、アンテナグループ1112、1114、および1116は、各々異なるセクタに対応することができる。セル1104において、アンテナグループ1118、1120、および1122は、各々異なるセクタに対応する。セル1106において、アンテナグループ1124、1126、および1128は、各々異なるセクタに対応する。UE、たとえば1130、1132などは、各セル1102、1104、または1106の1つまたは複数のセクタと通信していてもよいいくつかのワイヤレス通信デバイス、たとえば、
図1の再構成マネージャ112を含むユーザ機器すなわちUEを含み得る。たとえば、UE1130および1132は、ノードB1142と通信していてもよく、UE1134および1136は、ノードB1144と通信していてもよく、UE1138および1140は、ノードB1146と通信していてもよい。ここで、各ノードB1142、1144、1146は、それぞれのセル1102、1104、および1106の中のすべてのUE1130、1132、1134、1136、1138、1140のために、CN1004(
図8)へのアクセスポイントを提供するように構成される。加えて、各ノードB1142、1144、1146、およびUE1130、1132、1134、1136、1138、1140は、
図1のUE110であってもよく、本明細書で概説した方法を実行し得る。
【0078】
UE1134がセル1104における図示された位置からセル1106に移動するとき、サービングセル変更(SCC)またはハンドオーバが生じて、UE1134との通信が、ソースセルと呼ばれ得るセル1104からターゲットセルと呼ばれ得るセル1106に移行することがある。UE1134において、それぞれのセルに対応するNodeBにおいて、無線ネットワークコントローラ806(
図8)において、またはワイヤレスネットワークにおける別の適切なノードにおいて、ハンドオーバプロシージャの管理が生じ得る。たとえば、ソースセル1104との呼の間、または任意の他の時間において、UE1134は、ソースセル304の様々なパラメータ、ならびに、セル1106、および1102のような近隣セルの様々なパラメータを監視することができる。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE1134は、近隣セルの1つまたは複数との通信を保つことができる。この期間において、UE1134は、UE1134が同時に接続されるセルのリストであるアクティブセットを保持することができる(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCHまたはフラクショナルダウンリンク専用物理チャネルF-DPCHをUE1134に現在割り当てているUTRAセルが、アクティブセットを構成し得る)。いずれの場合も、UE1134は、本明細書で説明する再選択動作を実行するために、再構成シグナリングマネージャ112を実行し得る。
【0079】
さらに、アクセスネットワーク800によって用いられる変調方式および多元接続方式は、導入されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。例として、規格は、Evolution-Data Optimized(EV-DO)またはUltra Mobile Broadband(UMB)を含み得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを用いて移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。規格は代替的に、広帯域CDMA(W-CDMA(登録商標))およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形態を用いるUniversal Terrestrial Radio Access(UTRA)、TDMAを用いるGlobal System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを用いるEvolved UTRA(E-UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 902.11(Wi-Fi)、IEEE 902.16(WiMAX)、IEEE 902.20、およびFlash-OFDMであり得る。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE Advanced、およびGSM(登録商標)は、3GPP団体による文書に記述されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体による文書に記述されている。実際の利用されるワイヤレス通信規格、多元接続技術は、具体的な用途およびシステム全体に課される設計制約に依存する。
【0080】
無線プロトコルアーキテクチャは、具体的な用途に応じて様々な形態をとり得る。ここでHSPAシステムに関する一例を、
図12を参照して提示する。
図12は、ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す概念図である。
【0081】
図12を参照すると、UE、たとえば
図1のUE110に対する無線プロトコルアーキテクチャが、再構成メッセージの再送信を改善するための再構成マネージャ112(
図1)を含むように構成され、層1、層2、および層3の3層を有するノードBが示されている。層1は最下層であり、様々な物理層の信号処理機能を実装する。層1は、本明細書では物理層1206と呼ばれる。層2(L2層)1208は、物理層1206の上にあり、物理層1206を通じたUEとノードBとの間のリンクを担う。層2(L2層)1208は、物理層1206の上にあり、物理層1206を通じたUEとNodeBとの間のリンクを担う。
【0082】
ユーザプレーンでは、L2層1208は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ1210、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ1212、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ1214を含み、これらはネットワーク側のノードBで終端する。示されないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイで終端するネットワーク層(たとえばIP層)と、接続の他の端部(たとえば、遠端のUE、サーバなど)で終端するアプリケーション層とを含めて、L2層1208より上にいくつかの上位層を有し得る。
【0083】
PDCPサブレイヤ1214は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ1214はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減するための上位層データパケットのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、および、NodeB間のUEのハンドオーバのサポートを実現する。RLCサブレイヤ1212は、上位層のデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送信、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順序の狂った受信を補償するためのデータパケットの再順序付けを行う。MACサブレイヤ1210は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ1210はまた、1つのセルの中の様々な無線リソース(たとえばリソースブロック)の複数のUEへの割り当てを担う。MACサブレイヤ1210はまた、HARQ動作も担う。
【0084】
図13は、UE1350と通信しているノードB1310のブロック図であり、ノードB1310はネットワークエンティティ102であってよく、UE1350は、再構成メッセージの再送信を改善するための再構成マネージャ112(
図1)を含むように構成された
図1のUE110であってよい。ダウンリンク通信では、送信プロセッサ1320は、データ源1312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ1340から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ1320は、参照信号(たとえばパイロット信号)とともに、データ信号および制御信号のための様々な信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ1320は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、順方向誤り訂正(FEC)を支援するための符号化およびインターリービング、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M-位相偏移変調(M-PSK)、M-直角位相振幅変調(M-QAM)など)に基づいた信号配列へのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を、提供することができる。送信プロセッサ1320のための、符号化方式、変調方式、拡散方式および/またはスクランブリング方式を決定するために、チャネルプロセッサ1344からのチャネル推定が、コントローラ/プロセッサ1340によって使われ得る。これらのチャネル推定は、UE1350によって送信される参照信号から、またはUE1350からのフィードバックから、導出され得る。送信プロセッサ1320によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ1330に与えられる。送信フレームプロセッサ1330は、コントローラ/プロセッサ1340からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機1332に与えられ、送信機1332は、アンテナ1334を通じたワイヤレス媒体によるダウンリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。アンテナ1334は、たとえば、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含み得る。
【0085】
UE1350において、受信機1354は、アンテナ1352を通じてダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機1354によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ1360に与えられ、受信フレームプロセッサ1360は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ1394に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ1370に提供する。受信プロセッサ1370は次いで、NodeB1310中の送信プロセッサ1320によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ1370は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、次いで変調方式に基づいて、NodeB1310によって送信された、最も可能性の高い信号配列点を求める。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ1394によって計算されるチャネル推定に基づき得る。そして軟判定は、データ信号、制御信号、および参照信号を回復するために、復号されてデインターリーブされる。そして、フレームの復号が成功したかどうか判断するために、CRCコードが確認される。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータがデータシンク1372に与えられ、データシンク1372は、UE1350および/または様々なユーザインターフェース(たとえばディスプレイ)において実行されているアプリケーションを表す。復号に成功したフレームが搬送する制御信号は、コントローラ/プロセッサ1390に与えられる。受信プロセッサ1370によるフレームの復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ1390は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
【0086】
アップリンクでは、データ源1378からのデータおよびコントローラ/プロセッサ1390からの制御信号が、送信プロセッサ1380に与えられる。データ源1378は、UE1350で実行されているアプリケーションおよび様々なユーザインターフェース(たとえばキーボード)を表し得る。NodeB1310によるダウンリンク送信に関して説明する機能と同様に、送信プロセッサ1380は、CRCコード、FECを支援するための符号化およびインターリービング、信号配列へのマッピング、OVSFによる拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含む、様々な信号処理機能を提供する。NodeB1310によって送信される参照信号から、または、NodeB1310によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ1394によって導出されるチャネル推定が、適切な符号化方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブリング方式を選択するために、使われ得る。送信プロセッサ1380によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ1382に与えられる。送信フレームプロセッサ1382は、コントローラ/プロセッサ1390からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機1356に与えられ、送信機1356は、アンテナ1352を通じたワイヤレス媒体によるアップリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。
【0087】
アップリンク送信は、UE1350において受信機機能に関して説明されたのと同様の方式で、NodeB1310において処理される。受信機1335は、アンテナ1334を通じてアップリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機1335によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ1336に与えられ、受信フレームプロセッサ1336は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ1344に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ1338に提供する。受信プロセッサ1338は、UE1350中の送信プロセッサ1380によって実行される処理の逆を実行する。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータ信号および制御信号が、データシンク1339およびコントローラ/プロセッサにそれぞれ与えられ得る。フレームの一部が、受信プロセッサによる復号に失敗すると、コントローラ/プロセッサ1340は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
【0088】
コントローラ/プロセッサ1340および1390は、それぞれNodeB1310およびUE1350における動作を指示するために使われ得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ1340および1390は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供することができる。メモリ1342および1392のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、NodeB1310およびUE1350のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。NodeB1310におけるスケジューラ/プロセッサ1346は、リソースをUEに割り振り、UEのダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジューリングするために、使われ得る。
【0089】
W-CDMA(登録商標)システムを参照して、電気通信システムのいくつかの態様を示してきた。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明する様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張され得る。
【0090】
例として、様々な態様は、他のUMTS、たとえばTD-SCDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+)およびTD-CDMAに拡張され得る。様々な態様はまた、Long Term Evolution(LTE)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、LTE-Advanced(LTE-A)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、CDMA2000、Evolution-Data Optimized(EV-DO)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-Wideband(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用するシステムに拡張され得る。実際の利用される電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な用途およびシステム全体に課される設計制約に依存する。本開示の様々な態様によれば、要素または要素の一部分または要素の組合せを、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実装できる。たとえば、
図1、
図2、
図5、
図7、および
図8に示す様々な構成要素を、たとえば処理システムで実装できる。プロセッサの例として、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理回路、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実施するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体上に存在し得る。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、取り外し可能ディスク、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。また、コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送路、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含み得る。コンピュータ可読媒体は、処理システムの中に存在してもよく、処理システムの外に存在してもよく、または処理システムを含む複数のエンティティに分散してもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品として具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内のコンピュータ可読媒体を含み得る。当業者は、具体的な用途およびシステム全体に課される全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって示される説明する機能を最善の形で実装する方法を認識するだろう。
【0091】
開示した方法におけるステップの特定の順序または階層は例示的なプロセスを示していることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層は再構成可能であることを理解されたい。添付の方法クレームは、サンプル的順序で様々なステップの要素を提示しており、クレーム内で明記していない限り、提示した特定の順序または階層に限定されるように意図されているわけではない。
【0092】
上記の説明は、本明細書で説明する様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えられる。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、請求項は本明細書で示す態様に限定されるよう意図されているわけではなく、請求項の文言と整合するすべての範囲を許容するように意図されており、単数の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するよう意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を意味する。項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」という語句は、単一の要素を含め、それらの項目の任意の組合せを意味する。たとえば、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、「a」、「b」、「c」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、「a、bおよびc」を含むことが意図されている。当業者が知っているか、後に知ることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素と構造的かつ機能的に同等のものはすべて、参照により本明細書に明確に組み込まれ、請求項によって包含されることが意図される。また、本明細書で開示する内容は、そのような開示が請求項で明記されているか否かにかかわりなく、公に供することは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という語句を使用して要素が明記されている場合、または方法クレームで「のためのステップ」という語句を使用して要素が記載されている場合を除き、米国特許法第112条第6項の規定に基づき解釈されることはない。