(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0005】
典型的な従来のウェアラブル電子デバイスは、ボタンのサイズ及び/又は限られたボタンに起因する限られた入力機能に悩まされる。ウェアラブル電子デバイスの実施形態は、アイコンベース(iconic-based)のユーザ入出力及びセンサベースの入力を提供し、ユーザが電子デバイスと触れ合うことを可能にすることができる。電子デバイスは、視覚的出力(例えばLCD、LED)、触覚感覚(例えば振動)及び聴覚入力と出力(例えば音声、サウンド)を通してユーザ及びセンサ入力に応答することができる。これは、簡単なキーパッド又はタッチスクリーンのみの入力を超えて、ウェアラブル電子デバイスと触れ合うための拡張された能力をユーザに提供することができる。
【0006】
以下の議論では、リストバンド型の電子デバイスについて言及する。しかしながら、当業者は、アイコンメニュー、センサベースのユーザ対話及びタッチスクリーンベースの対話のための本実施形態を、他のタイプの電子デバイスでウェアラブル又は他の方法で使用することを実現するであろう。
【0007】
図1は、ウェアラブル電子デバイス100の実施形態の図を示している。図示される実施形態は、環状(annular)のタッチセンサ式ディスプレイ(例えばタッチスクリーン)101を含むリストバンド電子デバイスに関し、タッチセンサ式ディスプレイ101は、複数のアイコン110〜115を表示する。
図1の図は単に例示の目的である。他の実施形態は、他のタイプのリストバンドを使用してもよく、あるいは他のタイプのウェアラブル電子デバイスを使用してもよい。
【0008】
タッチセンサ式ディスプレイ101は、タッチセンサ式入力を有する任意のタイプのディスプレイであってよい。例えばタッチセンサ式ディスプレイ101は、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイ、電子インク(e-ink)又はタッチセンサ式ディスプレイとして使用され得る何らかの他のタイプのディスプレイであってよい。
【0009】
以下の説明は、ディスプレイ101を環状ディスプレイ101と言うことがある。ディスプレイ101の実施形態は、完全な円を形成するディスプレイ101を含んでもよく、
図1に示されるような円の一部のみを形成するディスプレイ101を含んでもよい。これらの実施形態の各々は、環状ディスプレイの定義に含まれ得る。
【0010】
タッチセンサ式ディスプレイ101は、ユーザが電子デバイスと触れ合うことを可能にするよう、タッチスクリーン機能との組合せでアイコン110〜115を使用する。アイコン110〜115は、電子デバイスのメニューシステムの異なる機能を表すことができる。アイコンをタッチすることにより、ユーザは、電子デバイスの機能を選択して起動することができる。例えばあるアイコン113をタッチすることにより、マッピング機能(mapping function)を起動することができる。別のアイコン115をタッチすることにより、画像(imaging)(例えばカメラ)機能を起動することができる。これらの機能の双方を後で更に詳細に説明する。また、電子デバイス100は、アイコン110〜115から離れて及び近くに、タッチセンサ式入力のエリアを有してもよく、これにより、ユーザは、ディスプレイを見える状態に保ちつつ、そのエリアにタッチすることができる。
【0011】
ウェアラブル電子デバイス100は、デバイスが、例えば環境条件(例えば温度、湿度、気圧)、動き、デバイスの現在の位置等のような様々なことを感知することを可能にするセンサも含むことができる。例えばセンサは、デバイスがその地理的位置を決定することを可能にする全地球測位システム(GPS)受信機及びアンテナを含み得る。光センサは、デバイスに、環境光に応じてディスプレイの明るさを調整する能力を提供することができる。加速度計及び/又は半導体ジャイロスコープは、デバイスが、ユーザの動き(例えばユーザの腕の動き)の方向とスピードを決定することを可能にすることができる。温度センサは、デバイスが周辺気温を決定することを可能にすることができる。気圧センサは、デバイスが環境気圧を決定することを可能にし、これはユーザにデバイスの高度を提供することもある。方向センサは、コンパス機能を提供し得る。デバイスは、このデバイス本体とは別個の異なる他のセンサにも接続することができる。他のセンサは、例えば電気皮膚反応のためのコンダクタンス、血液循環を検出するための機能的近赤外(FNIR)及び頭部装着センサのための脳波(EEG)データ等である。列挙したセンサは、単に例示の目的である。電子デバイス100は、追加のセンサ能力を含んでもよい。
【0012】
ウェアラブル電子デバイス100は、スタンドアロンデバイスとして、別の電子デバイス(例えば携帯電話)に対する対(companion)として、あるいはデバイスの集合の中央にあるハブとして動作し得る。スタンドアロンモードでは、電子デバイスは完全に自己完結型であり、動作のために、ユーザ入力に加えて、自身のセンサ入力のみに依拠することになる。電子デバイスは、依然として他の電子デバイス及び/又はシステムと通信する能力を有し得るが、その能力はスタンドアロンモードでは無効にされることになる。
【0013】
対モード(companion mode)では、デバイス100は、他の電子デバイス及び/又はシステムと通信する何らかのタイプの無線トランシーバを含み得る。無線トランシーバは、異なる通信規格を使用して通信し得る。例えば様々な実施形態では、無線トランシーバは、セルラ規格(例えばグローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーションズ(GSM)、時分割多重アクセス方式(TDMA)、符号分割多重アクセス方式(CDMA))、Wi-Fi(登録商標)及び/又はBLUETOOTH(登録商標)を介して送受信する能力を有する。
【0014】
ハブモードでは、デバイスは2つの無線トランシーバを含むことができる。第1の無線トランシーバは、対モードで指定されるトランシーバのように動作することができ、その主な役割は、携帯電話やコンピュータのような他のコンピューティングデバイスと通信することである。第2の無線トランシーバは、デバイスのネットワークの中央ハブとして動作することができる。これらのデバイスは、身体の様々な部分に装着される様々なウェアラブルセンサを含んでよく、様々な入力を感知する。ウェアラブル電子デバイス100は、ネットワークの中央データ集約及び処理ポイントとして機能し得る。
【0015】
図2は、
図1のウェアラブル電子デバイス100に係る、電子システムの実施形態のブロック図である。他の電子システムを使用して、ウェアラブル電子デバイス100のメニューシステム及びユーザ対話機能を実装してもよいので、このブロック図は単に例示の目的である。
【0016】
システムは、電子システムの制御全体に関与するコントローラ201を含む。コントローラ201は、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複数命令セットコンピューティング(CSC)プロセッサ、専用の制御回路又は何らかの他のタイプの制御回路等のようなマイクロプロセッサを含むことができる。コントローラ201は、後述されるように、マッピング機能及び/又はイメージング機能を実行するように構成され得る。
【0017】
システムは、データの格納のために、コントローラ201に結合されるメモリ205を更に含むことができる。メモリ205は、読取専用メモリ(ROM)、不揮発性メモリ(例えばフラッシュ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、例えば静的RAM(SRAM)及び動的RAM(DRAM)等、あるいは他のタイプのメモリを含むことができる。メモリ205は、後述されるマッピング機能及びイメージング機能とともに動作するようオペレーティングシステムを記憶し、デバイスの動作中に生じる一時的な動作データ、又は様々なセンサ及び動作との組合せでシステムにより使用される様々な動作パラメータを記憶するのに使用され得る。
【0018】
ディスプレイ101(例えばタッチセンサ式ディスプレイ)は、コントローラによる使用のため又はメモリ205に記憶するため、データをシステムに入力するためにコントローラ201に結合され得る。ディスプレイ101は、コントローラ201によって、アイコン及びシステム動作中に生じる他のデータを表示するように使用されてもよい。
【0019】
センサモジュール206は、システム動作中にコントローラ201によって使用されるセンサデータを検出及び生成するために、コントローラ201に結合され得る。センサモジュール206は、他のタイプのセンサに加え、前述したようなセンサを含み得る。
【0020】
実施形態の以下の例では、GPSセンサを使用してウェアラブル電子デバイス100の位置を決定することについて言及するが、他の実施形態では、他の位置センサ及び他の方法を使用して、地理的位置を決定してもよい。例えばウェアラブルデバイスが通信している複数の基地局との三角測量を使用して、ウェアラブル電子デバイス100の地理的位置を決定してもよい。そのような実施形態では、無線受信機を位置センサと考えることができる。
【0021】
聴覚入出力(I/O)及び触覚I/Oモジュール209が、サウンドI/O及び振動感覚を提供するためにコントローラ201に結合されてもよい。例えば聴覚I/O及び触覚I/Oモジュール209は、サウンド生成用のスピーカ、環境音(例えば音声)をピックアップするマイクロフォン及びユーザのために触覚感覚(例えば振動)を生成する振動生成デバイスを含んでよい。
【0022】
無線トランシーバ211は、コントローラ201に結合されて、システムが他の電子システムへリンクすることを可能にする無線の送受信能力を電子システムに提供することができる。前述のように、無線トランシーバ211は、対モードの間に、1つ以上の様々な通信規格を介して通信するよう電子システムによって使用され得る。
【0023】
コントローラ201は、他のシステム要素との組合せで、ソフトウェアを実行して、電子デバイスのためにメニューシステムを提供することができる。メニューシステムは、ユーザに、タッチスクリーンデバイス上で異なるタッチジェスチャを使用する対話能力を提供することができる。これらのジェスチャは、メニューの深度を変更する水平スイープ(horizontal sweep)、同じレベルのメニューにまたがるナビゲーションのための垂直スイープ(vertical sweep)、そして特定のメニューレベルにおける単一のアイコン/アイテムの変更を可能にする「ホールド及びスイープ」ジェスチャを含み得る。「ホールド及びスイープ」ジェスチャは、例えば親指以外の指でディスプレイ上を実質的に同時にスイープしている間に、親指でタッチスクリーンの割り当てられたスポット(例えばアイコン)にタッチしてホールドすることによって達成され得る。
【0024】
図3は、ウェアラブル電子デバイス100の一機能に関連付けられる表示を図示する。図示される機能は、GPS及び方向(例えばコンパス)センサを使用して、ユーザ選択可能な物及び/又は場所を、ユーザからの関連する相対的距離と方向で表示することができるマッピング機能をユーザに提供することができる。
【0025】
マッピング機能は、ユーザが、
図1に開示されるようなウェアラブル電子デバイス100上のマッピングアイコン113にタッチすることによって起動され得る。ユーザは、ウェアラブル電子デバイス100への音声コマンドによってマッピング機能を起動することもできる。ユーザは、次いでウェアラブル電子デバイス100を持ち上げて(例えば自身の手首を持ち上げて)、ウェアラブル電子デバイス100の周囲に環状に表示されるマッピングクエリの結果を見ることができる。
【0026】
動作の例として、ユーザは、マッピングアイコン113にタッチすることによってマッピング機能を起動し、ユーザのウェアラブル電子デバイス100を持ち上げて、音声コマンド又はタッチコマンドを使用して検索を開始し、ユーザの車の近くにあるコーヒーショップの表示を要求することができる。
図3の表示は、ユーザの車がユーザの1ブロック後方に置かれていることを示すテキスト301のブロックにより、ユーザのクエリに対する応答を示している。テキスト302の別のブロックは、ユーザの好きなコーヒーショップが、ユーザの右に2ブロックの位置にあることを示している。同様に、テキスト303のブロックは、また別のコーヒーショップがユーザの左に3ブロックの位置にあることを示している。したがって、テキスト301〜303のブロックの各々は、テキストの各ブロックが、マッピング機能の検索結果301〜303がユーザからの相対的な方向に表示されるように、ウェアラブル電子デバイス100のディスプレイの周囲に環状に表示され得る。
【0027】
図4は、ウェアラブル電子デバイス100のマッピング機能に関連付けられる別の表示を図示している。動作の別の例として、ユーザは、以前に説明したようにマッピング機能を起動し、ウェアラブル電子デバイス100を持ち上げ、そして音声又はタッチコマンドを使用して、ユーザの友達又は同僚の表示を要求することがある。ウェアラブル電子デバイス100は、次いで、1人の友達がユーザの2ブロック後方にいることを示すテキスト401のブロックと、別の友達がユーザの右に1ブロックの位置にいることを示すテキスト402の別のブロックを表示することができる。
【0028】
そのような検索は、友達がそれぞれ、デバイスの地理的位置(例えばGPS座標)をユーザ及び/又は中央の位置サーバに伝送するウェアラブル電子デバイス100又は何らかの他の通信デバイスを有することによって達成され得る。ユーザのウェアラブル電子デバイス100は、所望の地理的位置を取得するために、その位置サーバにアクセスするか、無線通信を使用して他のウェアラブル電子デバイス100に直接クエリすることができる。
【0029】
上記のマッピング機能の実施形態では、ユーザがその手首を返すか動かすと、ユーザに対して相対的な方向を維持するよう、表示されたテキスト又は画像も同様に動くことがある。同様に、ユーザが動くと、距離は、ユーザとマッピング機能との間の変化する相対的な距離の結果を示すように更新し得る。これは、移動の前のウェアラブル電子デバイス100の最初の方向を決定し、移動開始後の後の方向を決定するために、ウェアラブル電子デバイスコントローラ210がセンサ206(例えばジャイロスコープ、加速度計、方向センサ、GPS)にアクセスすることによって達成され得る。
【0030】
マッピング機能の表示される結果は、テキスト表示のみに限定されない。例えばアイコン及び/又は画像を使用して、マッピング機能の結果を示してもよい。コンパス上の矢印とヘッディングが、マッピング機能の結果として表示されてもよい。
【0031】
表示されるマッピング機能の結果は、
図3及び
図4では単なる例示の目的で、相互から90°となるように図示されている。マッピング機能の結果を、ウェアラブル電子デバイスの周囲の任意の位置に表示することができる。
【0032】
異なるフォント及びテキストスタイルを使用して、マッピング機能結果について、ユーザからの相対的な距離を示してもよい。例えば太いフォントを使用して、より近い結果を示し、非常に細いフォントがより距離のある結果を示してもよい。
【0033】
図5は、ウェアラブル電子デバイス100によって実行され得るマッピング方法(地図作製方法)の実施形態のフローチャートを図示している。ウェアラブル電子デバイス100は、いずれか1つのマッピング方法に限定されないので、この方法は例示の目的に過ぎない。
【0034】
マッピング機能が起動される501。これは、ウェアラブル電子デバイス100がユーザから入力を受け取ることによって、例えばユーザがマッピングアイコンにタッチすること、音声コマンドを使用すること、あるいは何らかの他の起動方法等によって達成され得る。マッピング機能は、ウェアラブル電子デバイス100が予め設定された地理的位置にごく接近するときに、自動的に起動されてもよい。例えばユーザは、ウェアラブル電子デバイス100がターンオンして、予め設定された人、物又はビジネスについて検索を実行する特定のアドレスを、ウェアラブル電子デバイス100へ予め設定しておくことができる。
【0035】
自動の検索要求が未だウェアラブル電子デバイス100に記憶されていない場合、ウェアラブル電子デバイス100は、検索要求を受け取ることがある502。これは、ユーザが検索要求を入力することによって達成され得る。検索要求は、一連の1つ以上のアイコン、テキスト入力又は言葉によるコマンドの形式であってよい。例えばユーザは、全ての近くのコーヒーショップを検索するようコーヒーショップのアイコンにタッチしてもよく、あるいはユーザは単に、全ての近くのコーヒーショップを表示するようウェアラブル電子デバイス100に言葉で指示してもよい。
【0036】
ウェアラブル電子デバイス100は、検索要求に応答して、例えばワールドワイドウェブの検索エンジン(例えばGOOGLE(登録商標))によって実行されるように、検索を実行することができる503。例えばユーザが近くのコーヒーショップについて検索要求を入力した場合、地理的位置及びその機能を有する企業を含むデータベース(例えば地理的マップのデータベース)の検索を行うことができる。このデータベースは、ウェアラブル電子デバイス100内に記憶されているデータベースであってもよく、あるいは無線チャネルを介してサーバにアクセスすることによって、このデータベースにアクセスすることもできる。データベース検索は、ユーザの地理的位置を使用して、ローカルの会社(local business establishments)のみに検索を絞り込むことができる。ユーザが近くの友達についての検索要求を入力した場合、人々の更新される位置を有する位置サービスサーバにアクセスすることができる。別の実施形態では、ウェアラブル電子デバイス100は、ユーザによって要求される特定の人々について、無線チャネル上でクエリを送信してもよい。ウェアラブル電子デバイス100は、次いで、所定の時間、要求を開始したユーザの通信範囲内にあるこれらのユーザからの応答を待つ。応答は、クエリした友達の通信デバイス(例えばウェアラブル電子デバイス)からの自動応答の形式であってよい。
【0037】
ウェアラブル電子デバイスは、次に検索の結果を表示することができる504。これは、ユーザが、ウェアラブル電子デバイス100のディスプレイ上の結果を見るために、ウェアラブル電子デバイスを特定の向きで保持することによって達成され得る。例えばユーザは、ディスプレイを見るために、自身の手首を自身の正面で概ね垂直に保持することがある。
【0038】
図6A、
図6B及び
図7は、ウェアラブル電子デバイス100によって実装され得るイメージング機能を図示している。ウェアラブル電子デバイス100は、複数の画像センサ601〜604を含むことができ、これらの画像センサは、ウェアラブル電子デバイス100のエッジ又は表面の周囲に環状に配置され得る。
【0039】
画像センサ601〜604は、ウェアラブル電子デバイス100上に「画像フープ」701〜703として表示され得る画像をキャプチャすることができる。これらの「画像フープ」701〜703(例えば環状画像)は、上述のよう無線リンクを通して他のウェアラブル電子デバイスのユーザ100と共有され得る。「画像フープ」は、画像センサ601〜604によってキャプチャされる画像の組合せの(例えば一緒にステッチした)結果である、ほぼ360°の画像を備えることができる。「画像フープ」701〜703を生成するために、ウェアラブル電子デバイス100は、
図8に図示されるようにGPSセンサ及び方向センサ(例えばコンパス)からのデータを使用することができ、これにより結果として「画像フープ」701〜703を生成することができる。
【0040】
「画像フープ」701〜703は、
図7に示されるように、画像ビューア(例えばブラウザ)内で一緒にリンクされ得る。
図8に図示されるような画像レンダリングモジュール806(例えばソフトウェア及び/又はハードウェア)が、「画像フープ」701〜703の各々の中の画像を分析し、各「画像フープ」701〜703内で同じ人又は物711、712(例えば実質的に類似の被写体又は画像)を有するこれらの「画像フープ」701〜703をリンクすることができる。あるいは、デバイスの相互の周囲内にある画像フープをキャプチャするデバイスの2人の装着者は、システムが、片方の装着者の識別情報及び/又は位置を認識し、画像の1つ以上の合致する部分を認識した結果として、画像フープをリンクさせることもできる。
【0041】
イメージング機能は、ウェアラブル電子デバイス100を装着しているユーザによって形成される結果の円弧の大きさに応じて、結果の画像を調整することもできる。例えば
図6Aに図示される画像の視野611〜614の向きは、より大きな手首サイズを有する別のユーザによる同じ画像の視野611〜614よりも、ユーザが小さい手首サイズを有していることに起因する。
図6Aの視野611〜614は、
図6Bの視野よりもより離れていることが分かる。
【0042】
イメージング機能は、ユーザの手首のサイズが異なるときもほぼ同じ画像結果を維持するようにするために、撮像領域(imaging field)611〜614の重なりを減少又は増大させることができる。例えばイメージング機能は、視野611〜614が重なりすぎている場合は、画像のピクセルの行(rows of pixels)を除外することができる。
【0043】
イメージング機能は、
図6Aに図示されるように視野611〜614が十分に重なっていない場合、ピクセルの行を画像に追加してもよい。これは、隣接する画像センサ601〜604によって生成された隣接画像のエッジを平均化することによって達成され得る。「画像フープ」が作成されるときに、実質的に類似する画像ピクセルを隣接画像の間に追加することができる。個々の画像の大きさを増大及び減少させることは、各センサの視野の大きさを効果的に変化させる。
【0044】
図8は、イメージング機能を実行し、「画像フープ」及び/又はリンクされた「画像フープ」を生成し得るシステムの実施形態のブロック図を図示している。このシステムは、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組合せで実装され得る。イメージング機能は他の様々な方法で実装され得るので、
図8のブロック図は例示に過ぎない。
【0045】
システムは、「画像フープ」へ組み合わせるための複数の個々の画像をキャプチャする画像センサ800を含み得る。画像センサ800は、ウェアラブル電子デバイス100の周囲に環状に配置され得る。
【0046】
画像処理モジュール801は、画像センサ800から受け取った画像を編集するための能力を提供することができる。画像処理モジュール801は、前述のようにピクセルの行を追加又は減ずることにより、各画像センサの視野の大きさを調整することができる。画像処理モジュール801は、「画像フープ」全体を通してより一貫性のある、「画像フープ」全体の露出(exposure)を行うようにするため、各画像の露出を調整する能力も含むことができる。
【0047】
「画像フープ」リンクモジュール802は、画像処理モジュール801からの画像の実際の組合せ(例えばエッジを一緒にステッチすること)を提供することができる。このモジュールは、「フープ」を形成するために、隣接画像のエッジをリンクアップすることができる。「画像フープ」リンクモジュール802は、複数の「画像フープ」内のいずれかの画像が同じ物/人の画像であるかどうかを判断する画像分析も提供することができる。後述されるように、この情報は、最終的な画像を生成する際に使用するためにレンダリングモジュール806に渡され得る。
【0048】
センサアレイ803は、ウェアラブル電子デバイスの向き/位置を決定するために使用され得る、位置センサ、加速度計、ジャイロスコープ、方向センサ及び/又は任意の他のセンサを含み得る。例えばGPS受信機を使用して、ウェアラブル電子デバイス100の実際の位置を決定することができ、一方、加速度計、ジャイロスコープ及び方向センサを使用して、様々な画像センサが現在どの方向に向いているか、及びセンサがどの方向に動いているかを決定することができる。
【0049】
ナビゲーションシステム804は、センサアレイ803(例えばGPS)からの入力を介して、電子デバイス100を装着しているユーザの位置を、地理的マップとの関連で決めることができるマッピング能力(地図作製能力(mapping capabilities))を提供することができる。ナビゲーションシステム804は、地理的マップ上の位置までの距離を提供することもできる。
【0050】
周辺マップ(surround-map)提示モジュール805は、ナビゲーションシステム804からの出力を取り、電子デバイス100を装着しているユーザが複数の画像に対して中心となるように、その出力を編成することができ、これにより、全ての距離及び位置がユーザに対して相対的に決定される。したがって、「画像フープ」上のそれぞれの位置において興味のある位置までの全ての距離は、電子デバイス100を装着しているユーザとの関連で決定される。
【0051】
レンダリングモジュール806は、周辺マップ提示モジュール805及び「画像フープ」リンクモジュール802の出力をとり、ウェアラブル電子デバイスディスプレイ807における表示のために「画像フープ」を生成する。複数のリンクされる「画像フープ」は、ビューア(例えばブラウザ)内でリンクされて表示され得る。
【0052】
図9は、ウェアラブル電子デバイス100によって実行され得るイメージング機能の方法の実施形態のフローチャートである。ウェアラブル電子デバイス100は、いずれか1つのイメージング機能及びそのイメージング機能を実行する一方法には限定されないので、この方法は例示の目的に過ぎない。
【0053】
ウェアラブル電子デバイスの画像センサからの画像が記録され、各画像の位置が地理的マップとの関連で決定される900。画像が処理される901。この処理は、画像へピクセルを追加すること又は画像からピクセルを減ずることによって、各画像センサの視野の大きさを調整することを含み得る。画像は次いで、ユーザとの関連で編成され、隣接画像のエッジを一緒にくっつけることによりリンクされ得る903。結果として得られる画像は、次いで、上述のように「画像フープ」へレンダリングされ909、ウェアラブル電子デバイス100のディスプレイ上に表示され得る911。
【0054】
図10は、マシンをコンピュータシステム1000の例示の形式で例示するブロック図であり、このシステム内では、1組の又は一連の命令が実行されて、例示の実施形態に係る本明細書で説明される方法のいずれか1つをマシンに実行させ得る。代替的な実施形態において、マシンは、スタンドアロンのデバイスとして動作するか、他のマシンと接続(例えばネットワーク化)され得る。ネットワーク化される展開では、マシンは、サーバクライアントネットワーク環境内でサーバ又はクライアントマシンのいずれかの能力で動作してもよく、あるいはピアツーピア環境内でピアマシンとして動作してもよい。マシンは、ウェアラブル電子デバイス100、車両搭載システム、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、ハイブリッドタブレット、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯電話、又はマシンがとるべきアクションを指定する命令を(順次又は他の方法で)実行することができる任意のマシンとすることができる。さらに、単一のマシンのみが図示されているが、「マシン」という用語は、個々に又は一緒に一組の(又は複数の組の)命令を実行して本明細書で説明される方法のいずれか1つ以上を実行する、マシンの任意の集合も含むように解釈されるものとする。同様に、「プロセッサベースのシステム」は、あるプロセッサ(例えばコンピュータ)によって制御又は動作されて、個々に又は一緒に命令を実行して本明細書で説明される方法のいずれか1つ以上を実行する、1つ以上のマシンの任意の組を含むように解釈されるものとする。
【0055】
例示のコンピュータシステム1000は、少なくとも1つのプロセッサ1002(例えば中央処理ユニット(CPU)、グラフィクス処理ユニット(GPU)又はその双方、プロセッサコア、演算ノード等)、主メモリ1004及び静的メモリ1006を含み、これは、リンク1008(例えばバス)を介して相互に通信する。コンピュータシステム1000は更に、ビデオディスプレイユニット1010、英数字入力デバイス1012(例えばキーボード)及びユーザインタフェース(UI)ナビゲーションデバイス1014(例えばマウス)を含んでもよい。一実施形態において、ビデオディスプレイユニット1010、入力デバイス1012及びUIナビゲーションデバイス1014はタッチスクリーンディスプレイに組み込まれる。コンピュータシステム1000は更に、ストレージデバイス1016(例えばドライブユニット)、信号生成デバイス1018(例えばスピーカ)、ネットワークインタフェースデバイス1020及び全地球測位システム(GPS)センサ、コンパス、加速度計又は他のセンサといった1つ以上のセンサ(図示せず)を含んでもよい。
【0056】
ストレージデバイス1016はマシン読取可能媒体1022を含み、このマシン読取可能媒体1022上に、本明細書で説明される方法又は機能のいずれか1つ以上を具現化するか、その方法又は機能によって使用される、1つ又は複数の組のデータ構造及び命令1024(例えばソフトウェア)が格納される。また、命令1024は完全に又は少なくとも部分的に、主メモリ1004、静的メモリ1006及び/又はコンピュータシステム1000によるプロセッサの実行中にプロセッサ1002内に存在し、これにより主メモリ1004、静的メモリ1006及びプロセッサ1002はマシン読取可能媒体を構成する。
【0057】
マシン読取可能媒体1022は、例示の実施形態では単一の媒体であるように図示されるが、「マシン読取可能媒体」という用語は、1つ以上の命令1024を格納する単一の媒体又は複数の媒体(例えば集中若しくは分散データベース及び/又は関連するキャッシュとサーバ)を含み得る。また、「マシン読取可能媒体」という用語は、マシンにより実行され、本開示の方法のいずれか1つ以上を実行させる命令を格納、符号化又は担持する能力を有するか、そのような命令によって使用されるかそのような命令に関連付けられるデータ構造を格納、符号化又は担持する能力を有する、任意の有形の媒体を含むように解釈されるものとする。したがって、「マシン読取可能媒体」という用語は、これらには限られないが、半導体メモリ、並びに光及び磁気媒体を含むように解釈されるものとする。マシン読取可能媒体の具体的な例には、限定ではなく例として、半導体メモリデバイス(例えば電子的プログラム可能読取専用メモリ(EPROM)、電子的消去可能プログラム可能読取専用メモリ(EEPROM))及びブラッシュメモリデバイス;内蔵ハードディスク及び取外し可能ディスクのような磁気ディスク;磁気光ディスク;並びにCD-ROM及びDVD-ROMディスク等の不揮発性メモリを含む。
【0058】
命令1024は更に、伝送媒体を使用して、幾つかの周知の伝送プロトコルのいずれか1つ(例えばHTTP)を使用してネットワークインタフェースデバイス1020を介して、通信ネットワーク1026上で送受信され得る。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、携帯電話ネットワーク、従来型普通電話サービス(PORS:plain old telephone)ネットワーク及び無線データネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標)、3G及び4G LTE/LTE-A又はWiMAXネットワーク)が含まれる。「伝送媒体」という用語は、マシンによる実行のための命令を格納、符号化又は担持する能力を有する任意の無形の媒体を含むように解釈されるものとし、デジタル若しくはアナログの通信信号又は上記ソフトウェアの通信を容易にする他の無形の媒体を含む。
【0059】
例:
以下の例示は更なる実施形態に関する。
【0060】
例1は、ウェアラブル電子デバイスであって:環状のディスプレイと;複数の画像センサ、位置センサ及び方向センサを含む複数のセンサであって、複数の画像センサが、タッチスクリーンディスプレイの周囲に環状に配置される、複数のセンサと;環状のディスプレイ及び複数のセンサに結合されるコントローラとを備え、コントローラが、マッピング機能及びイメージング機能を実行して、環状のディスプレイ上に検索結果及び複数の画像の環状の画像を生成し、検索結果及び複数の画像は、ウェアラブル電子デバイスのユーザの方向に対して相対的に表示される。
【0061】
例2において、例1に係る主題は、任意選択により、コントローラが、検索要求を受け取り、該検索要求に応答して、各検索結果が、ユーザに関連する地理的位置を有する検索結果を生成し、ユーザの地理的位置及び各検索結果の地理的位置に基づいて、検索結果を環状のディスプレイ上に環状に表示することを含み得る。
【0062】
例3において、例1−2に係る主題は、任意選択により、コントローラが、複数の画像を生成し、ユーザに関連して各画像の相対的な地理的位置を決定し、複数の画像を環状の画像として環状のディスプレイ上に表示し、各画像が、ユーザとの相対的な位置に従って表示されることを含み得る。
【0063】
例4において、例1−3に係る主題は、任意選択により、コントローラが、複数の画像の各画像の視野を、環状のタッチスクリーンディスプレイによって形成される円弧の大きさに応じて調整することを含み得る。
【0064】
例5において、例1−4に係る主題は、任意選択により、コントローラが、環状の画像が実質的に一貫性のある露出(consistent exposure)となるように、複数の画像の露出を調整することを含み得る。
【0065】
例6において、例1−5に係る主題は、任意選択により、位置センサ及び方向センサに結合され、マッピング能力を生じるように構成される、ナビゲーションサブシステムと;ナビゲーションサブシステムに結合され、ユーザが複数の画像に対して中央に配置されるように、複数の画像を編成するよう構成される、周辺マップ提示モジュールと;画像センサ及び周辺マップ提示モジュールに結合され、複数の画像から環状の画像を生成するように構成される、レンダリングモジュールとを含み得る。
【0066】
例7において、例1−6に係る主題は、任意選択により、位置センサが全地球測位衛星受信機であることを含み得る。
【0067】
例8において、例1−7に係る主題は、任意選択により、位置センサが複数の基地局の間の三角測量のための無線受信機であることを含み得る。
【0068】
例9において、例1−8に係る主題は、任意選択により、コントローラが、視野を調整するために、複数の画像にピクセルを追加するか、複数の画像からピクセルを減ずることを含み得る。
【0069】
例10は、ウェアラブル電子デバイスにおいてマップ表示を生成するための方法であって、当該方法は:検索要求を受け取るステップと;検索要求に応答して地理検索を実行し、検索結果を生成するステップと;各検索結果が、ユーザ及び検索結果の地理的位置に対して相対的に、ウェアラブル電子デバイスの周囲に環状に表示されるように、検索結果をウェアラブル電子デバイスのディスプレイ上に表示するステップと;を備える。
【0070】
例11において、例10に係る主題は、任意選択により、検索要求が記憶済みの検索要求であり、方法が、ユーザの地理的位置及び記憶済みの検索要求に応答して、地理検索を開始するステップを更に備えることを含み得る。
【0071】
例12において、例10−11に係る主題は、任意選択により、ユーザの動きに応じて、ディスプレイ上の各検索結果の位置を更新するステップを含み得る。
【0072】
例13において、例10−12に係る主題は、任意選択により、検索結果をディスプレイ上に表示するステップが、検索結果を表すアイコンを表示することを備えることを含み得る。
【0073】
例14において、例10−13に係る主題は、任意選択により、検索結果をディスプレイ上に表示するステップが、検索結果ごとにテキストのブロックを表示することを備え、各テキストのブロックが、ユーザからの相対的な距離を含むことを含み得る。
【0074】
例15において、例10−14に係る主題は、任意選択により、テキストのブロックを表示することが、テキストのブロックを表示することを含み、テキストのブロックのフォントは、テキストのブロックによって表される、ユーザからの検索結果の相対的に距離に応じて変化することを含み得る。
【0075】
例16において、例10−15に係る主題は、任意選択により、検索結果をディスプレイ上に表示するステップが、各検索結果を表すアイコンを表示することを備えることを含み得る。
【0076】
例17において、例10−16に係る主題は、任意選択により、地理検索を実行することが、無線チャネルを介して地理的データベースにアクセスすることを備えることを含み得る。
【0077】
例18は、ウェアラブル電子デバイスのマップ表示上に地理的に関連する検索結果を生成するために、マシンによって実行されると、該マシンに例10−17の方法のうちのいずれか1つを実行させる命令を備える、マシン読取可能媒体である。
【0078】
例19は、ウェアラブル電子デバイスにおいて画像を生成するための方法であって、当該方法は:ウェアラブル電子デバイスの周囲に環状に配置される複数の画像センサから複数の画像を生成するステップと;複数の画像の各々について、ウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で地理的位置を決定するステップと;各画像の地理的位置及びウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で複数の画像をリンクさせて環状の画像を生成するステップと;環状の画像内における各画像の地理的位置及びウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で、環状の画像をウェアラブル電子デバイスのディスプレイ上に表示するステップと「;を備える。
【0079】
例20において、例19に係る主題は、任意選択により、ウェアラブル電子デバイスを装着しているユーザによって形成される円弧の大きさに応じて、複数の画像センサの各々の視野を調整するステップを含み得る。
【0080】
例21において、例19−20に係る主題は、任意選択により、複数の画像センサの各々の視野を調整することが、視野の大きさを増加又は減少させるよう、それぞれ、複数の画像にピクセルを追加又は複数の画像からピクセルを減ずることを備えることを含み得る。
【0081】
例22において、例19−21に係る主題は、任意選択により、ウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で複数の画像をリンクさせるステップが、隣接画像のエッジを環状に組み合わせることを備えることを含み得る。
【0082】
例23において、例19−22に係る主題は、任意選択により、複数の画像を分析して、実質的に類似する対象を有する画像を決定するステップを含み得る。
【0083】
例24において、例19−23に係る主題は、任意選択により、実質的に類似する対象によって一緒にリンクされる、複数の環状画像の画像を生成するステップと含み得る。
【0084】
例25は、ウェアラブル電子デバイス上に画像を生成する装置であり、例19−24の方法のうちのいずれか1つを実行する手段を備える。
【0085】
例26は、ウェアラブル電子デバイスにおいて表示を生成するための方法であって、当該方法は:複数の画像のうちの各画像について、又は複数の検索結果のうちの各検索結果についての地理的位置を、ウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で決定するステップと;複数の画像又は複数の検索結果についての環状の表示を表示するステップとを備え、複数の検索結果又は複数の画像は、ウェアラブル電子デバイスのユーザに対して相対的に、複数の検索結果又は複数の画像によって表される地理的位置に応じて表示される。
【0086】
例27において、例26に係る主題は、任意選択により、地理的マップのデータベースに応じて、地理的位置を決定するステップを含み得る。
【0087】
例28において、例26−27に係る主題は、任意選択により、無線チャネルを介して地理的マップのデータベースにアクセスするステップを含み得る。
【0088】
例29は、複数の地理的に関連する検索結果を表示するための装置であり、当該装置は:検索要求を受け取る手段と;検索要求に応答して地理検索を実行し、検索結果を生成する手段と;各検索結果が、ユーザ及び検索結果の地理的位置に対して相対的に当該装置の周囲に環状に表示されるように、検索結果をウェアラブル電子デバイスのディスプレイ上に表示する手段と;を備える。
【0089】
例30において、例29に係る主題は、任意選択により、装置の地理的位置を決定するための手段を含み得る。
【0090】
例31は、複数の地理的に関連する画像を表示するための装置であって、当該装置は:ウェアラブル電子デバイスの周囲に環状に配置される複数の画像センサから複数の画像を生成する手段と;複数の画像の各々について、ウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で地理的位置を決定する手段と;各画像の地理的位置及びウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で複数の画像をリンクさせて環状の画像を生成する手段と;環状の画像内における各画像の地理的位置及びウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で、ウェアラブル電子デバイスのディスプレイ上に環状の画像を表示する手段と;を備える。
【0091】
例32において、例30に係る主題は、任意選択により、複数の画像をリンクさせる手段が、隣接する画像のエッジが結合されるように、複数の画像のピクセルを追加又は除去するための手段を備えることを含み得る。
【0092】
例33は、ウェアラブル電子デバイスのマップ表示上に地理的に関連する検索結果を生成するための命令を備えるマシン読取可能媒体であって、命令は、マシンによって実行されると、マシンに:複数の画像のうちの各画像について、又は複数の検索結果のうちの各検索結果についての地理的位置を、ウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で決定させ;複数の画像又は複数の検索結果についての環状の表示を表示させ、複数の検索結果又は複数の画像は、ウェアラブル電子デバイスのユーザに対して相対的に、複数の検索結果又は複数の画像によって表される地理的位置に応じて表示される。
【0093】
例34において、例33に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、複数の画像が環状にリンクされるように、隣接する画像にピクセルを追加すること又は隣接する画像からピクセルを減ずることを実行させることを含み得る。
【0094】
例35において、例33−34に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、ユーザの動きに応じてディスプレイ上の各検索結果の位置を更新させることを含み得る。
【0095】
例36において、例33−35に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、検索結果を表すアイコンを表示させることを含み得る。
【0096】
例37において、例33−36に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、各検索結果についてテキストのブロックを表示させ、テキストの各ブロックが、ユーザからの相対的な距離を含むことを含み得る。
【0097】
例38において、例33−37に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、テキストのブロックを表示させ、テキストのブロックのフォントが、テキストのブロックによって表される、ユーザからの検索結果の相対的な距離に応じて変化することを含み得る。
【0098】
例39において、例33−38に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、各検索結果を表すアイコンを表示させることを含み得る。
【0099】
例40において、例33−39に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、無線チャネルを介して地理的データベースにアクセスさせることを含み得る得。
【0100】
例41は、ウェアラブル電子デバイスのマップ表示上に地理的に関連する検索結果を生成するための命令を備えるマシン読取可能媒体であって、命令は、マシンによって実行されると、マシンに:複数の環状の画像を受け取ることと;複数の環状の画像を分析して、類似する対象を有する画像を決定することと:類似する対象によってリンクされる、複数の環状の画像のうちの少なくとも2つの画像を表示することと;を実行させる。
【0101】
例42において、例41に係る主題は、任意選択により、マシンに更に、複数のウェアラブル電子デバイスから複数の環状の画像を受け取らせることを含み得る。
【0102】
例43は、ウェアラブル電子デバイスであり:複数の画像のうちの各画像について、又は複数の検索結果のうちの各検索結果についての地理的位置を、ウェアラブル電子デバイスのユーザとの関連で決定する手段と;複数の画像又は複数の検索結果についての環状の表示を表示する手段とを備え、複数の検索結果又は複数の画像は、ウェアラブル電子デバイスのユーザに対して相対的に、複数の検索結果又は複数の画像によって表される地理的位置に応じて表示される。
【0103】
例44において、例43に係る主題は、任意選択により、地理的マップのデータベースに応じて、地理的位置を決定する手段を含み得る。
【0104】
例45において、例43−44に係る主題は、任意選択により、無線チャネルを介して地理的マップのデータベースにアクセスする手段を含み得る。