(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ページコンテンツがテキストであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割することは、
前記テキストをルートコンテンツブロックとして使用することと、
1つ以上の第2レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの段落に対応する、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを取得するために、前記段落構造に従って前記テキストを分割することと、
1つ以上の第3レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第3レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの文に対応する、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックを取得するために、前記文の構造に従って前記1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれを分割することと、
を含む、請求項2に記載の方法。
前記ページコンテンツがウェブページであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割することは、
前記ウェブページのソースコードに従って当該ウェブページのツリー構造を分析することと、
ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ツリー構造に従って前記ウェブページを分割することと、
を含む、請求項2に記載の方法。
前記ページコンテンツがテキストならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割するように構成された第1分割モジュール、又は、
前記ページコンテンツがウェブページならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割するように構成された第2分割モジュール、
をさらに備える、請求項6に記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
タッチスクリーン端末の画面が小さいことにより、ユーザが正確に前選択ボックス及び/又は後選択ボックスをドラッグすることは困難なので、すなわち、テキスト情報の選択時の精度は低いので、望ましいテキスト情報を選択するために多数の操作が無駄にされる関連技術における課題を解決するために、本開示は、情報選択方法及び情報選択装置を提供する。技術的な解決法は、以下のように提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態の第1の観点によると、
ページコンテンツ上の選択操作を受信することと、
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックであって、前記ページコンテンツの構造に従って当該ページコンテンツを分割することによって取得される、コンテンツブロックを判別することと、
前記コンテンツブロック中の情報を選択された情報として判別することと、
を含む、情報選択方法が提供される。
【0008】
一実施形態において、前記ページコンテンツを分割することは、
前記ページコンテンツがテキストであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割すること、又は、
前記ページコンテンツがウェブページであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割すること、を含む。
【0009】
一実施形態において、
前記ページコンテンツがテキストであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割することは、
前記テキストをルートコンテンツブロックとして使用することと、
1つ以上の第2レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの段落に対応する、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを取得するために、前記段落構造に従って前記テキストを分割することと、
1つ以上の第3レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第3レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの文に対応する、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックを取得するために、前記文の構造に従って前記1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれを分割することと、を含む。
【0010】
一実施形態において、
前記ページコンテンツがウェブページであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割することは、
前記ウェブページのソースコードに従って当該ウェブページのツリー構造を分析することと、
ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ツリー構造に従って前記ウェブページを分割することと、を含む。
【0011】
一実施形態において、
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別することは、
前記選択操作の操作領域が1つのコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、当該1つのコンテンツブロックの全部を、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別すること、又は、
前記選択操作の操作領域が2つのコンテンツブロックの間の区切をカバーするならば、区切によって接続された当該2つのコンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別すること、又は、
前記選択操作の操作領域が上位コンテンツブロックの最初の下位コンテンツブロック及び最後の下位コンテンツブロックをカバーするならば、当該上位コンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別すること、を含む。
【0012】
本開示の実施形態の第2の観点によると、
ページコンテンツ上の選択操作を受信するように構成された操作受信モジュールと、
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックであって、前記ページコンテンツの構造に従って当該ページコンテンツを分割することによって取得される、コンテンツブロックを判別するように構成されたコンテンツブロック判別モジュールと、
前記コンテンツブロック中の情報を、選択された情報として判別するように構成された情報判別モジュールと、
を備える、情報選択装置が提供される。
【0013】
一実施形態において、
前記装置は、
前記ページコンテンツがテキストならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割するように構成された第1分割モジュール、又は、
前記ページコンテンツがウェブページならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割するように構成された第2分割モジュール、
をさらに備える。
【0014】
一実施形態において、
前記第1分割モジュールは、
前記テキストをルートコンテンツブロックとして使用するように構成されたルートコンテンツブロック判別サブモジュールと、
1つ以上の第2レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの段落に対応する、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを取得するために、前記段落構造に従って前記テキストを分割するように構成された第2コンテンツブロック判別サブモジュールと、
1つ以上の第3レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第3レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの文に対応する、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックを取得するために、前記文の構造に従って前記1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを分割するように構成された第3コンテンツブロック判別サブモジュールと、を備える。
【0015】
一実施形態において、
前記第2分割モジュールは、
前記ウェブページのソースコードに従って当該ウェブページのツリー構造を分析するように構成されたウェブページ分析サブモジュールと、
ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ツリー構造に従って前記ウェブページを分割するように構成された第2分割サブモジュールと、を備える。
【0016】
一実施形態において、
前記コンテンツブロック判別モジュールは、
前記選択操作の操作領域が1つのコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、当該1つのコンテンツブロックの全部を、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第1コンテンツブロック判別サブモジュール、又は、
前記選択操作の操作領域が2つのコンテンツブロックの間の区切をカバーするならば、区切によって接続された当該2つのコンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第2コンテンツブロック判別サブモジュール、又は、
前記選択操作の操作領域が上位コンテンツブロックの最初の下位コンテンツブロック及び最後の下位コンテンツブロックをカバーするならば、当該上位コンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第3コンテンツブロック判別サブモジュール、
を備える。
【0017】
本開示の実施形態の第3の観点によると、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を保持するためのメモリと、
を有する情報選択装置が提供される。
前記プロセッサは、
ページコンテンツ上の選択操作を受信し、
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックであって、前記ページコンテンツの構造に従って当該ページコンテンツを分割することによって取得される、コンテンツブロックを判別し、
前記コンテンツブロック中の情報を選択された情報として判別する、ように構成されている。
【0018】
本開示の実施形態によって提供される技術的解決は、以下の有利な効果を有し得る。タッチスクリーン端末の画面が小さいことにより、ユーザが正確に前選択ボックス及び/又は後選択ボックスをドラッグすることは困難なので、すなわち、テキスト情報の選択時の精度は低いので、望ましいテキスト情報を選択するために多数の操作が無駄にされるという課題を解決できるように、且つ、ユーザに選択されるコンテンツブロックを正確に特定し、テキスト情報の選択時の精度を改善する効果を達成できるように、ページコンテンツ上の選択操作が受信され、当該選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別されるが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツをその構造に従って分割することによって取得され、当該コンテンツブロック内の情報は、選択された情報として判別される。
【0019】
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方が、例示的且つ説明的であるに過ぎず、請求に係る本発明を限定しないことが理解されるべきである。
【0020】
添付図面は、この明細書に取り込まれ、且つ、その一部を構成するが、本発明に整合する実施形態を説明し、且つ、明細書の記載とともに、本発明の本質を説明する役割を果たす。
【発明を実施するための形態】
【0022】
ここで、実施例が詳細に参照されるが、それらの例は、添付の図面に描かれる。以下の記載は、そうでないことが表されていない限り、異なる図面における同一の数字が同一又は類似の要素を表す付属の図面を参照する。以下の実施例の記載において説明される実施は、本発明と整合する全ての実施を表していない。その代わり、それらは、付属の請求の範囲に列挙された発明に関する観点と整合する設備及び方法の例にすぎない。
【0023】
本開示の実施例による情報選択方法は、タッチスクリーン端末によって実現され得る。タッチスクリーン端末は、スマートフォン、タブレットPC(パーソナルコンピュータ)、電子書籍リーダ、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III)プレーヤ、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV)プレーヤ、ポータブルラップトップコンピュータ、カメラ、ビデオカメラなどであり得る。
【0024】
図1は、実施例による情報選択方法のフローチャートである。この実施例においては、タッチスクリーン端末における情報選択方法の使用が説明されている。情報選択方法は、以下のステップを含み得る。
【0025】
ステップ102において、ページコンテンツ上の選択操作が受信される。
【0026】
ステップ104において、選択操作によって選択されたコンテンツブロック(content block)が判別されるが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツを当該ページコンテンツの構造に従って分割することによって取得される。
【0027】
ステップ106において、コンテンツブロック内の情報が選択された情報として判別される。
【0028】
まとめると、タッチスクリーン端末の画面が小さいことにより、ユーザが正確に前選択ボックス及び/又は後選択ボックスをドラッグすることは困難なので、すなわち、テキスト情報の選択時の精度は低いので、望ましいテキスト情報を選択するために多数の操作が無駄にされるという課題を解決できるように、且つ、ユーザに選択されるコンテンツブロックを正確に特定し、テキスト情報の選択時の精度を改善する効果を達成できるように、本実施例による情報選択方法では、ページコンテンツ上の選択操作が受信され、当該選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別されるが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツをその構造に従って分割することによって取得され、当該コンテンツブロック内の情報は、選択された情報として判別される。
【0029】
例示的な実施プロセスにおいて、ユーザは、ページコンテンツがテキストであるページ上で選択操作を実行し、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、タッチスクリーン端末は、テキストの段落構造及び文の構造に従って、当該テキストを分割し、このようにして、ユーザの選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別する。実施例が、以下で説明される。
【0030】
図2Aは、別の実施例による情報選択方法のフローチャートである。この実施例において、タッチスクリーン端末における情報選択方法の利用が説明される。情報選択方法は、以下のステップを含み得る。
【0031】
ステップ201において、ページコンテンツがテキストならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、テキストは、テキストの段落構造及び文の構造に従って分割される。
【0032】
タッチスクリーン端末は、ページコンテンツの種類を判別するため、現在表示されているページコンテンツを特定してもよく、ページコンテンツの種類は、テキスト、ウェブページなどを含む。例えば、ページに連続する単語が存在することが特定されるならば、ページコンテンツはテキストであると判別され得る。
【0033】
現在のページコンテンツがテキストであると判別されるならば、タッチスクリーン端末は、テキストの段落構造及び文の構造に従って、テキストを分割し得る。このステップは、以下のサブステップA乃至Cを含み得る。
【0034】
サブステップAにおいて、テキストは、ルートコンテンツブロックとして使用される。
【0035】
タッチスクリーン端末は、テキストを、ツリー構造に体系化されたルートコンテンツブロックとして使用する。
【0036】
図2Bに示されるように、タッチスクリーン端末21は、現在のページコンテンツがテキスト22であると特定し、当該テキスト22を、ツリー構造に体系化された対応するルートコンテンツブロックとして使用する。
【0037】
サブステップBにおいて、テキストは、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを取得するための段落構造に従って分割されるが、1つ以上の当該第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが、1つの段落に対応する。
【0038】
タッチスクリーン端末は、テキスト中の改行に従って、当該テキストを異なる段落に分割してもよく、それぞれの段落を1つの第2レベルコンテンツブロックとして使用する。
【0039】
例えば、
図2Bに示されているように、タッチスクリーン端末21は、テキスト22中のそれぞれの段落23を、ツリー構造に体系化された対応する第2レベルコンテンツブロックとして使用する。
【0040】
サブステップCにおいて、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックを取得するため、文の構造に従って分割されるが、当該1つ以上の第3レベルコンテンツブロックのそれぞれが、1つの文に対応する。
【0041】
第2レベルコンテンツブロックを取得した後、タッチスクリーン端末は、区切に応じて、それぞれの第2レベルコンテンツブロックを分割、すなわち、タッチスクリーン端末は、区切に応じた文の構造に従って、それぞれの段落を異なる文に分割してもよく、それぞれの文をツリー構造に体系化された第3レベルコンテンツブロックとして使用する。当該区切は、コンマ、セミコロン、ピリオドなどであり得る。
【0042】
例えば、
図2Bに示されているように、タッチスクリーン端末21は、区切に応じて、それぞれの段落23を異なる文24に分割し、それぞれの文24を第3レベルコンテンツブロックとして使用する。
【0043】
タッチスクリーン端末が、テキストの段落構造及び文の構造に従って、当該テキストを分割した後、
図2Cに示されているように、ツリー構造を取得することが可能である。
【0044】
代わりに、ユーザは、通常、特定の単語を検索するか又はコピーするので、第3レベルツリー構造を取得した後、1つ以上の第4レベルコンテンツブロックを取得するため、タッチスクリーン端末は、単語に従って、それぞれの第3レベルコンテンツブロックをさらに分割してもよいが、第4レベルコンテンツブロックは1つの語に対応する。
【0045】
ステップ202において、ページコンテンツ上の選択操作が受信される。
【0046】
タッチスクリーン端末は、ユーザからのページコンテンツ上の選択操作を受信する。選択操作は、円を描くジェスチャ、水平な直線を描くジェスチャ、垂直な直線を描くジェスチャなどであり得る。選択操作は、タッチスクリーン端末によって予め定められた動作であってもよく、ユーザによって設定されてもよい。タッチスクリーン端末は、選択操作に従って、対応する操作領域を判別する。
【0047】
一例として、
図2Dに示されているように、ユーザがタッチスクリーン端末21上で水平な直線を描くならば、当該タッチスクリーン端末21は、当該水平な直線が通った領域を操作領域として判別する。別の例として、ユーザがタッチスクリーン端末21上で円を描くならば、当該タッチスクリーン端末21は、当該円に囲まれた領域を操作領域として判別する。また別の例として、ユーザがタッチスクリーン端末21上で垂直な直線を描くならば、当該タッチスクリーン端末21は、当該垂直な直線が通った領域を操作領域として判別する。
【0048】
ステップ201は、ステップ202の後に実行されてもよく、この実施形態においては、ステップ201とステップ202との順序は限定されていないことに注意されたい。
【0049】
ステップ203において、選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別される。
【0050】
タッチスクリーン端末は、選択操作の操作領域に従って、コンテンツブロックを判別する。このステップは、以下の3つの可能な実装を含み得る。
【0051】
第1の可能な実装において、選択操作の操作領域が1つのコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、1つのコンテンツブロックの全部を、選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0052】
例えば、
図2Eに示されているように、ユーザがタッチスクリーン端末21上に水平な直線を描くことによって、テキスト情報を選択し、且つ、水平な直線に対応する操作領域が文24の一部をカバー、すなわち、文24に対応する第3レベルコンテンツブロック25の一部をカバーするならば、タッチスクリーン端末21は、当該第3レベルコンテンツブロック25の全部を水平な直線によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0053】
第2の可能な実装において、選択操作の操作領域が2つのコンテンツブロックの間の区切をカバーするならば、区切によって接続された2つのコンテンツブロックは、選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別される。
【0054】
例えば、
図2Fに示されているように、ユーザが、タッチスクリーン端末21上で水平な直線を描くことによってテキスト情報を選択し、且つ、当該水平な直線に対応する操作領域が2つの文24の間のコンマをカバー、すなわち、2つの第3レベルコンテンツブロック25の間の区切をカバーするならば、タッチスクリーン端末21は、当該2つの第3レベルコンテンツブロック25を当該水平な直線によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0055】
第3の可能な実装において、選択操作の操作領域が上位コンテンツブロックの最初の下位コンテンツブロック及び最後の下位コンテンツブロックをカバーするならば、上位コンテンツブロックは、選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別される。
【0056】
例えば、
図2Gに示されているように、ユーザが、タッチスクリーン端末21上で円を描くことによってテキスト情報を選択し、且つ、当該円に対応する操作領域が段落23の最初の文と最後の文とをカバー、すなわち、同一の第2レベルコンテンツブロック26の、最初の第3レベルコンテンツブロック25から最後の第3レベルコンテンツブロック25をカバーするならば、タッチスクリーン端末21は、段落23に対応する第2レベルコンテンツブロック26を選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0057】
ステップ204において、コンテンツブロック中の情報が、選択された情報として判別される。
【0058】
タッチスクリーン端末は、コンテンツブロックに対応するテキスト情報を取得し、当該テキスト情報を選択された情報として判別し、当該選択された情報をマークする。例えば、選択された情報は、破線のボックス若しくは実線のボックスを介して選択されてもよく、又は、当該選択された情報の背景色が変更されてもよい。
【0059】
例えば、
図2Gに示されているように、タッチスクリーン端末は、第2レベルコンテンツブロック26を選択されるコンテンツブロックとして判別し、当該第2レベルコンテンツブロック26に対応する段落23を取得し、当該段落23を選択された情報として使用し、破線のボックスを使用して当該段落23を選択する。
【0060】
選択された情報を判別した後、タッチスクリーン端末は、操作メニューを表示し、ユーザは、当該操作メニュー中の操作オプションを選択することによって、当該選択された情報に基づく対応操作を実行する。ユーザは、当該タッチスクリーン端末上の仮想的なボタン又は物理的なボタンをクリックすることによって、当該操作メニューを呼び出すこともできることに注意されたい。
【0061】
図2Hに示されているように、タッチスクリーン端末21は、選択されたコンテンツブロックに従って、段落23を選択された情報として判別し、操作メニュー27を表示し、ユーザは、当該操作メニュー27中の「コピー」オプションを選択することによって、当該選択された情報をコピーしてもよく、当該操作メニュー27中の「検索」オプションを選択することによって、当該選択された情報を検索してもよい。
【0062】
まとめると、タッチスクリーン端末の画面が小さいことにより、ユーザが正確に前選択ボックス及び/又は後選択ボックスをドラッグすることは困難なので、すなわち、テキスト情報の選択時の精度は低いので、望ましいテキスト情報を選択するために多数の操作が無駄にされるという課題を解決できるように、且つ、ユーザに選択されるコンテンツブロックを正確に特定し、テキスト情報の選択時の精度を改善する効果を達成できるように、本実施例による情報選択方法では、ページコンテンツ上の選択操作が受信され、当該選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別されるが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツをその構造に従って分割することによって取得され、当該コンテンツブロック内の情報は、選択された情報として判別される。
【0063】
この実施例において、ページコンテンツがテキストならば、選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別して、ユーザの選択の精度を改善し、ユーザの選択操作を単純化するように、タッチスクリーン端末は、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、テキストを、段落構造及び文の構造に従って分割し得る。
【0064】
別の例示的な実施プロセスにおいて、ユーザは、ページコンテンツがウェブページであるページ上の選択操作を実行するが、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得して、ユーザの選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別するために、タッチスクリーン端末は、ウェブページの構造に従って、ウェブページを分割する。実施例が以下で説明される。
【0065】
図3Aは、別の実施例による情報選択方法のフローチャートである。この実施例においては、タッチスクリーン端末の情報選択方法の使用が説明される。情報選択方法は、以下のステップを含み得る。
【0066】
ステップ301において、ページコンテンツがウェブページならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、ウェブページは、ウェブページの構造に従って分割される。
【0067】
タッチスクリーン端末は、ページコンテンツの種類を判別するため、表示されるページコンテンツを特定するが、ページコンテンツの種類はテキスト、ウェブページなどを含む。例えば、タッチスクリーン端末がページコンテンツ中の単語が不連続であり、ページが写真(picture)又は画像(cartoon)を含むことを特定したならば、ページコンテンツの種類は、ウェブページであると判別され得る。代わりに、タッチスクリーン端末は、ページコンテンツのトップバー(top bar)に表示されるウェブアドレスを特定したならば、ページコンテンツの種類は、ウェブページであると判別され得る。
【0068】
現在のページコンテンツがウェブページであると判別されるならば、タッチスクリーン端末は、ウェブページの構造に従って、ウェブページを分割し得る。このステップは、以下のサブステップDからEを含み得る。
【0069】
サブステップDにおいて、タッチスクリーン端末は、ウェブページのソースコードに従って、当該ウェブページのツリー構造を分析する。
【0070】
大部分のウェブページはツリー構造を有するため、タッチスクリーン端末は、当該ウェブページのソースコードに従って、ツリー構造を分析し得る。
【0071】
例えば、ユーザがウェブページ上にメッセージを残したとき、それぞれのメッセージは、当該ウェブページのソースコード中の1つのDIV(division)に対応し、それぞれのDIVは、ウェブページのツリー構造の1つのブランチに対応する。タッチスクリーン端末は、ウェブページのソースコード中のDIVを分析することによって、ウェブページのツリー構造を取得し得る。
【0072】
サブステップEにおいて、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、タッチスクリーン端末は、当該ツリー構造に従って、ウェブページを分割する。
【0073】
タッチスクリーン端末は、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、当該ツリー構造に従って、それぞれのDIVを1つのコンテンツブロックに対応させ得る。
【0074】
図3Bに示されているように、タッチスクリーン端末31は、ツリー構造35を取得するように、DIV32、DIV33及びDIV34を取得するため、ウェブページのソースコードを分析し、それぞれのDIVは、1つのコンテンツブロックに対応する。
【0075】
ステップ302において、ページコンテンツ上の選択操作が受信される。
【0076】
このステップは、ステップ202と類似しており、すなわち、円を描くジェスチャ、水平な直線を描くジェスチャ、垂直な直線を描くジェスチャなどのユーザの選択操作が受信され、当該選択操作に対応する操作領域が判別される。
【0077】
ステップ301は、ステップ302の後に実行されてもよく、この実施形態においては、ステップ301とステップ302の順序は限定されないことに注意されたい。
【0078】
ステップ303において、選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別される。
【0079】
選択操作の操作領域が1つのコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、タッチスクリーン端末は、1つのコンテンツブロックの全部を、選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0080】
例えば、
図3Cに示されているように、ユーザがタッチスクリーン端末31上で垂直な直線を描くことによって、コメントコンテンツを選択し、当該垂直な直線に対応する操作領域がDIV32の一部をカバー、すなわち、DIV32に対応するコンテンツブロック36の一部をカバーするならば、タッチスクリーン端末31は、コンテンツブロック36の全てを垂直な直線によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0081】
選択操作の操作領域が複数のコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、タッチスクリーン端末は、当該複数のコンテンツブロックの全部を、選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0082】
例えば、
図3Dに示されているように、ユーザがタッチスクリーン端末31上に垂直な直線を描くことによってコメントコンテンツを選択し、垂直な直線に対応する操作領域がDIV32及びDIV33の一部をカバー、すなわち、DIV32に対応するコンテンツブロック36及びDIV33に対応するコンテンツブロック37の一部をカバーするならば、タッチスクリーン端末31は、コンテンツブロック36及びコンテンツブロック37の全てを垂直な直線によって選択されたコンテンツブロックとして判別する。
【0083】
ステップ304において、コンテンツブロック中の情報が、選択された情報として判別される。
【0084】
このステップは、ステップ204と類似しており、ここでは詳述されない。
【0085】
まとめると、タッチスクリーン端末の画面が小さいことにより、ユーザが正確に前選択ボックス及び/又は後選択ボックスをドラッグすることは困難なので、すなわち、テキスト情報の選択時の精度は低いので、望ましいテキスト情報を選択するために多数の操作が無駄にされるという課題を解決できるように、且つ、ユーザに選択されるコンテンツブロックを正確に特定し、テキスト情報の選択時の精度を改善する効果を達成できるように、本実施例による情報選択方法では、ページコンテンツ上の選択操作が受信され、当該選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別されるが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツをその構造に従って分割することによって取得され、当該コンテンツブロック内の情報は、選択された情報として判別される。
【0086】
この実施例において、ページコンテンツがウェブページならば、選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別して、ユーザの選択の精度を改善し、ユーザの選択操作を単純化するように、タッチスクリーン端末は、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、ウェブページの構造に従って、当該ウェブページを分割し得る。
【0087】
本開示の以下の装置の実施形態は、本開示の方法の実施形態を実現するために使用され得る。本開示の装置の実施形態において開示されていない詳細については、本開示の方法の実施形態に参照がなされる。
【0088】
図4は、一実施例による情報選択装置のブロック図である。情報選択装置は、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの両方の組合せを通して、タッチスクリーン端末の一部又は全部になり得る。情報選択装置は、操作受信モジュール402、コンテンツブロック判別モジュール404及び情報判別モジュール406を含み得る。
【0089】
操作受信モジュール402は、ページコンテンツ上の選択操作を受信するように構成されている。
【0090】
コンテンツブロック判別モジュール404は、選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別するように構成されているが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツの構造に従ってページコンテンツを分割することによって取得される。
【0091】
情報判別モジュール406は、コンテンツブロック中の情報を選択された情報として判別するように構成されている。
【0092】
まとめると、タッチスクリーン端末の画面が小さいことにより、ユーザが正確に前選択ボックス及び/又は後選択ボックスをドラッグすることは困難なので、すなわち、テキスト情報の選択時の精度は低いので、望ましいテキスト情報を選択するために多数の操作が無駄にされるという課題を解決できるように、且つ、ユーザに選択されるコンテンツブロックを正確に特定し、テキスト情報の選択時の精度を改善する効果を達成できるように、本実施例による情報選択装置では、ページコンテンツ上の選択操作が受信され、当該選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別されるが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツをその構造に従って分割することによって取得され、当該コンテンツブロック内の情報は、選択された情報として判別される。
【0093】
図5は、別の実施例による情報選択装置のブロック図である。情報選択装置は、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組合せを通して、タッチスクリーン端末の一部又は全部になり得る。情報選択装置は、操作受信モジュール502、コンテンツブロック判別モジュール504及び情報判別モジュール506を含み得る。
【0094】
操作受信モジュール502は、ページコンテンツ上の選択操作を受信するように構成されている。
【0095】
コンテンツブロック判別モジュール504は、選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別するように構成されているが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツの構造に従ってページコンテンツを分割することによって取得される。
【0096】
情報判別モジュール506は、コンテンツブロック中の情報を選択された情報として判別するように構成されている。
【0097】
代わりに、当該装置は、第1分割モジュール507又は第2分割モジュール508をさらに有する。
【0098】
第1分割モジュール507は、ページコンテンツがテキストならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、テキストの段落構造及び文の構造に従って、テキストを分割するように構成されている。
【0099】
第2分割モジュール508は、ページコンテンツがウェブページならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、ウェブページの構造に従って、ウェブページを分割するように構成されている。
【0100】
代わりに、第1分割モジュール507は、テキストをルートコンテンツブロックとして使用するように構成されたルートコンテンツブロック判別サブモジュール507Aと、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを取得するため、段落構造に従ってテキストを分割するように構成されるが、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの段落に対応する、第2コンテンツブロック判別サブモジュール507Bと、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックを取得するため、文の構造に従って1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれを分割するように構成されるが、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの文に対応する、第3コンテンツブロック判別サブモジュール507Cと、を含む。
【0101】
代わりに、第2分割モジュール508は、ウェブページのソースコードに従ってウェブページのツリー構造を分析するように構成されたウェブページ分析サブモジュール508Aと、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するため、ツリー構造に従ってウェブページを分割するように構成された第2分割サブモジュール508Bと、を含む。
【0102】
代わりに、コンテンツブロック判別モジュール504は、選択操作の操作領域が1つのコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、1つのコンテンツブロックの全部を、選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第1コンテンツブロック判別サブモジュール504A、又は、選択操作の操作領域が2つのコンテンツブロックの間の区切をカバーするならば、区切によって接続された2つのコンテンツブロックを選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第2コンテンツブロック判別サブモジュール504B、又は、選択操作の操作領域が上位のコンテンツブロックの最初の下位コンテンツブロック及び最後の下位レベルのコンテンツブロックをカバーするならば、上位コンテンツブロックを選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第3コンテンツブロック判別サブモジュール504C、を含む。
【0103】
まとめると、タッチスクリーン端末の画面が小さいことにより、ユーザが正確に前選択ボックス及び/又は後選択ボックスをドラッグすることは困難なので、すなわち、テキスト情報の選択時の精度は低いので、望ましいテキスト情報を選択するために多数の操作が無駄にされるという課題を解決できるように、且つ、ユーザに選択されるコンテンツブロックを正確に特定し、テキスト情報の選択時の精度を改善する効果を達成できるように、本実施例による情報選択装置では、ページコンテンツ上の選択操作が受信され、当該選択操作によって選択されたコンテンツブロックが判別されるが、当該コンテンツブロックは、ページコンテンツをその構造に従って分割することによって取得され、当該コンテンツブロック内の情報は、選択された情報として判別される。
【0104】
図6は、一実施例による情報選択装置600のブロック図である。例えば、装置600は、タッチスクリーン端末などである。
【0105】
図6を参照すると、装置600は、1つ以上の次の要素、処理部602、メモリ604、電力部606、マルチメディア部608、音声部610、入出力(I/O)インタフェース612、センサ部614及び通信部616、を含み得る。
【0106】
処理部602は、典型的には、ディスプレイ、通話、データ通信、カメラ動作及び記録動作に関する動作などの、装置600の全体的な動作を制御する。処理部602は、上記の方法におけるステップの全部又は一部を実現するための命令を実行するために1つ以上のプロセッサ620を含み得る。さらに、処理部602は、処理部602と他の要素との間の相互作用を促進する1つ以上のモジュールを含み得る。例えば、処理部602は、マルチメディア部608と処理部602との間の相互作用を促進するためにマルチメディアモジュールを含み得る。
【0107】
メモリ604は、装置600の動作をサポートする各種のデータを保持するように構成されている。そのようなデータの例は、装置600上で動作する任意のアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオなどを含む。メモリ604は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、プログラム可能なリードオンリーメモリ(PROM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気又は光ディスクなど、任意の種類の揮発性若しくは不揮発性メモリデバイス、又はそれらの組合せを用いて実現され得る。
【0108】
電力部606は、装置600の様々な要素に電力を供給する。電力部606は、電力管理システム、1つ以上の電源、及び、装置600内の電力の生成、管理及び分配に関する任意の他の要素を含み得る。
【0109】
マルチメディアコンポーネント608は、装置600とユーザとの間の出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。特定の実施形態においては、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含み得る。スクリーンがタッチパネルを含むならば、当該スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実装され得る。タッチパネルは、タッチ、スワイプ及び当該タッチパネル上のジェスチャを感知する1つ以上のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界だけでなく、タッチ又はスワイプ動作に関する期間又は圧力をも感知し得る。特定の実施形態においては、マルチメディア部608は、前方カメラ及び/又は後方カメラを含む。前方カメラ及び後方カメラは、装置600が、撮影(photographing)モード又は動画(video)モードなどの動作モードにある間、外部のマルチメディアデータを受信し得る。前方カメラと後方カメラのそれぞれは、固定光学レンズ系であるか、又は、フォーカス及び光学ズーム機能を有する。
【0110】
音声部610は、音声信号を出力し、及び/又は、入力するように構成されている。例えば、音声部610は、装置600が、通話モード、記録モード及び音声認識モードなどの動作モードにあるとき、外部の音声信号を受信するように構成されたマイク(MIC)を含む。受信された音声信号は、さらに、メモリ604に保持されるか、又は、通信部616を通して伝送され得る。特定の実施形態においては、音声部610は、音声信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0111】
I/Oインタフェース612は、処理部602と、キーボード、クリックホイール(click wheel)、ボタンなどの周辺インタフェースモジュールとの間のインタフェースを提供する。ボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、開始ボタン及びロックボタンを含み得るが、これらに限定されない。
【0112】
センサ部614は、装置600の状態を様々な観点から評価する1つ以上のセンサを含む。例えば、センサ部614は、装置600の開閉状態、例えばディスプレイ及びキーパッドなどの装置600の要素の相対位置、装置600又は装置600の要素の位置変化、ユーザの装置600とのコンタクトの有無、装置600の方向若しくは加減速、及び、装置600の温度変化を検知し得る。センサ部614は、物理的接触なしに近傍の物体の存在を検知するように構成された近接センサを含み得る。センサ部614は、画像アプリケーションで使用するため、CMOS又はCCDイメージセンサなどの光センサをも含み得る。特定の実施形態においては、センサ部614は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサをも含み得る。
【0113】
通信部616は、装置600と他の装置との間の有線又は無線の通信を促進するように構成されている。装置600は、WiFi、2G若しくは3G、又は、これらの組合せなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスし得る。一実施例において、通信部616は、放送チャネルを通して外部の放送管理システムから放送信号又は放送関連情報を受信する。一実施例において、通信部616は、近距離通信を促進するための近接通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データアソシエーション(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及び他の技術に基づき実装され得る。
【0114】
実施例において、装置600は、上記の方法を実現するための、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は、他の電子部品で実装され得る。
【0115】
実施例において、上記の方法を実現するための、装置600内のプロセッサ620によって実行可能であるような命令を含む、非一時的でコンピュータ読み取り可能な記憶媒体たとえばメモリ604もまた提供される。例えば、当該非一時的でコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光学データ記憶装置などであり得る。
【0116】
非一時的でコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。記憶媒体中の命令が装置600のプロセッサによって実行されるとき、当該装置600は、タッチスクリーン機能を有する電子装置に適用される情報選択方法を実現し得る。
【0117】
本発明の他の実施形態は、ここに開示された本発明の明細書及び実施を考慮すれば、当業者には明らかであろう。本出願は、その一般的な原理に従い、当該技術分野にいて公知又は慣例であるような本開示からの逸れを含む、発明の全ての変形、使用又は適応をカバーすることが意図されている。明細書及び実施例は、例示的にのみ考慮されることが意図され、本発明の真の範囲及び本質は、以下の請求の範囲によって示される。
【0118】
本発明は、以上で説明され、添付の図面に描かれてきた厳密な構成には限定されず、発明の範囲から離れることなく、様々な修正及び変形がされ得ることが理解されるであろう。本発明の範囲は、付属の請求の範囲によってのみ限定されることが意図されている。
【0119】
(付記)
(付記1)
ページコンテンツ上の選択操作を受信することと、
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックであって、前記ページコンテンツの構造に従って当該ページコンテンツを分割することによって取得される、コンテンツブロックを判別することと、
前記コンテンツブロック中の情報を選択された情報として判別することと、
を含む、情報選択方法。
(付記2)
前記ページコンテンツを分割することは、
前記ページコンテンツがテキストであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割すること、又は、
前記ページコンテンツがウェブページであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割すること、
を含む、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記ページコンテンツがテキストであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割することは、
前記テキストをルートコンテンツブロックとして使用することと、
1つ以上の第2レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの段落に対応する、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを取得するために、前記段落構造に従って前記テキストを分割することと、
1つ以上の第3レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第3レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの文に対応する、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックを取得するために、前記文の構造に従って前記1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれを分割することと、
を含む、付記2に記載の方法。
(付記4)
前記ページコンテンツがウェブページであるならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割することは、
前記ウェブページのソースコードに従って当該ウェブページのツリー構造を分析することと、
ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ツリー構造に従って前記ウェブページを分割することと、
を含む、付記2に記載の方法。
(付記5)
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックを判別することは、
前記選択操作の操作領域が1つのコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、当該1つのコンテンツブロックの全部を、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別すること、又は、
前記選択操作の操作領域が2つのコンテンツブロックの間の区切をカバーするならば、区切によって接続された当該2つのコンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別すること、又は、
前記選択操作の操作領域が上位コンテンツブロックの最初の下位コンテンツブロック及び最後の下位コンテンツブロックをカバーするならば、当該上位コンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別すること、
を含む、付記2乃至4のいずれか1つに記載の方法。
(付記6)
ページコンテンツ上の選択操作を受信するように構成された操作受信モジュールと、
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックであって、前記ページコンテンツの構造に従って当該ページコンテンツを分割することによって取得される、コンテンツブロックを判別するように構成されたコンテンツブロック判別モジュールと、
前記コンテンツブロック中の情報を、選択された情報として判別するように構成された情報判別モジュールと、
を備える、情報選択装置。
(付記7)
前記ページコンテンツがテキストならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記テキストの段落構造及び文の構造に従って当該テキストを分割するように構成された第1分割モジュール、又は、
前記ページコンテンツがウェブページならば、ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ウェブページの構造に従って当該ウェブページを分割するように構成された第2分割モジュール、
をさらに備える、付記6に記載の装置。
(付記8)
前記第1分割モジュールは、
前記テキストをルートコンテンツブロックとして使用するように構成されたルートコンテンツブロック判別サブモジュールと、
1つ以上の第2レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第2レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの段落に対応する、1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを取得するために、前記段落構造に従って前記テキストを分割するように構成された第2コンテンツブロック判別サブモジュールと、
1つ以上の第3レベルコンテンツブロックであって、当該1つ以上の第3レベルコンテンツブロックのそれぞれが1つの文に対応する、1つ以上の第3レベルコンテンツブロックを取得するために、前記文の構造に従って前記1つ以上の第2レベルコンテンツブロックを分割するように構成された第3コンテンツブロック判別サブモジュールと、
を備える、付記7に記載の装置。
(付記9)
前記第2分割モジュールは、
前記ウェブページのソースコードに従って当該ウェブページのツリー構造を分析するように構成されたウェブページ分析サブモジュールと、
ツリー構造に体系化された1つ以上のコンテンツブロックを取得するために、前記ツリー構造に従って前記ウェブページを分割するように構成された第2分割サブモジュールと、
を備える、付記8に記載の装置。
(付記10)
前記コンテンツブロック判別モジュールは、
前記選択操作の操作領域が1つのコンテンツブロックの全部又は一部をカバーするならば、当該1つのコンテンツブロックの全部を、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第1コンテンツブロック判別サブモジュール、又は、
前記選択操作の操作領域が2つのコンテンツブロックの間の区切をカバーするならば、区切によって接続された当該2つのコンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第2コンテンツブロック判別サブモジュール、又は、
前記選択操作の操作領域が上位コンテンツブロックの最初の下位コンテンツブロック及び最後の下位コンテンツブロックをカバーするならば、当該上位コンテンツブロックを、前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックとして判別するように構成された第3コンテンツブロック判別サブモジュール、
を備える、付記7乃至9のいずれか1つに記載の装置。
(付記11)
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を保持するためのメモリと、
を備える情報選択装置であって、
前記プロセッサは、
ページコンテンツ上の選択操作を受信し、
前記選択操作によって選択されたコンテンツブロックであって、前記ページコンテンツの構造に従って当該ページコンテンツを分割することによって取得される、コンテンツブロックを判別し、
前記コンテンツブロック中の情報を選択された情報として判別する、
ように構成された、情報選択装置。