【課題を解決するための手段】
【0012】
本開示は、ハンドヘルド動力付き外科用デバイス、ならびに、動力付き回転および/もしくは関節運動外科用デバイスまたはハンドルアセンブリと、組織を締め付け、切断し、かつ/またはステープル留めするエンドエフェクタとの間で使用するための、および、これらを相互接続するための外科用アダプタおよび/またはアダプタアセンブリに関する。
【0013】
本開示の局面に従って、電気機械式外科システムが提供され、電気機械式外科システムはハンドヘルド外科用デバイスを備えており、ハンドヘルド外科用デバイスは、アダプタアセンブリと選択的に接続するための接続部分を画定しているデバイス筐体と、デバイス筐体の中で支持され、かつ駆動シャフトを回転させるように構成されている少なくとも1つの駆動モータと、デバイス筐体内に配置され、少なくとも1つの駆動モータに電力を供給する電源(例えば、バッテリ、燃料電池、外部電源に接続されている電力コード、その他)と、筐体内に配置され、バッテリからモータに送達される電力を制御する回路基板とを含む。電気機械式外科システムは、エンドエフェクタであって、該エンドエフェクタは少なくとも1つの機能を実行するように構成され、少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材を含む、エンドエフェクタと、該エンドエフェクタと外科用デバイスとを選択的に相互接続するためのアダプタアセンブリとをさらに備えている。アダプタアセンブリは、外科用デバイスの接続部分との選択的接続のため、および、外科用デバイスの少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトの各々と動作可能に連絡するように構成および適合されているアダプタ筐体と、外管であって、該外管は、アダプタ筐体によって支持されている近位端と、エンドエフェクタとの接続に対して構成され、かつ、該接続に対して適合されている遠位端とを有し、該外管の遠位端は、エンドエフェクタの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材の各々と動作可能に連絡している、外管と、少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリとを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、外科用デバイスの少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトのうちのそれぞれの1つと、エンドエフェクタの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材のうちの1つとを相互接続し、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、外科用デバイスの駆動シャフトに接続可能である第1の端と、エンドエフェクタの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材に接続可能である第2の端とを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、外科用デバイスの回転可能な駆動シャフトの回転をエンドエフェクタの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進に変換し、伝達する。
【0014】
アダプタアセンブリの少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、第1の駆動コンバータアセンブリを含み得、第1の駆動コンバータアセンブリは、アダプタ筐体の中で回転可能に支持されている第1の遠位の駆動シャフトであって、第1の遠位の駆動シャフトの近位端は、外科用デバイスの回転可能な駆動シャフトに接続可能である、第1の遠位の駆動シャフトと、第1の遠位の駆動シャフトのねじ付き遠位部分にねじ式に接続されている駆動結合ナットであって、駆動結合ナットは、アダプタ筐体内で回転しないようにキー止めされている駆動結合ナットと、駆動管であって、該駆動管は、駆動結合ナットに接続されている近位端と、エンドエフェクタの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材と選択的に係合するように構成されている遠位端とを有する、駆動管とを含む。外科用デバイスの回転可能な駆動シャフトの回転は、遠位の駆動シャフトの回転を生じる。遠位の駆動シャフトの回転は、駆動結合ナット、駆動管、およびエンドエフェクタの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進を生じる。
【0015】
第1の駆動コンバータアセンブリは、遠位の駆動シャフトの近位端にキー止めされているスパーギヤと、近位の回転可能な駆動シャフトであって、その遠位端に支持されているスパーギヤと、外科用デバイスの回転可能な駆動シャフトに接続可能な近位端とを有する近位の回転可能な駆動シャフトと、複合ギヤであって、遠位の駆動シャフトの近位端にキー止めされているスパーギヤと、近位の回転可能な駆動シャフトの遠位端に支持されているスパーギヤとを相互に係合させる複合ギヤとを含み得る。
【0016】
電気機械式外科システムはコネクタスリーブをさらに備え得、該コネクタスリーブは、外科用デバイスの回転可能な駆動シャフトをアダプタアセンブリの近位の回転可能な駆動シャフトと相互接続させる。
【0017】
使用に際して、エンドエフェクタの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材の並進は、エンドエフェクタの閉鎖およびエンドエフェクタの発射を生じる。
【0018】
アダプタアセンブリの少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、第2の駆動コンバータアセンブリを含み得、第2の駆動コンバータアセンブリは、アダプタ筐体の中で回転可能に支持されている第2の近位の駆動シャフトであって、第2の近位の駆動シャフトの近位端は、外科用デバイスの第2の回転可能な駆動シャフトに接続可能である、第2の近位の駆動シャフトと、アダプタ筐体の中で回転可能かつ並進可能に支持されている結合カフであって、該結合カフは、内部環状レースを画定している、結合カフと、結合カフの環状レース内に回転可能に配置されている結合スライダであって、該結合スライダは、第2の近位の駆動シャフトのねじ付き遠位部分にねじ式に接続されている、結合スライダと、駆動バーであって、該駆動バーは、結合カフに接続されている近位端と、エンドエフェクタの別の軸方向に並進可能な駆動部材と選択的に係合するように構成されている遠位端とを有する、駆動バーとを含む。外科用デバイスの第2の回転可能な駆動シャフトの回転は、第2の近位の駆動シャフトの回転を生じる。第2の近位の駆動シャフトの回転は、結合スライダ、結合カフ、駆動バー、およびエンドエフェクタの別の軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進を生じる。
【0019】
第1の遠位の駆動シャフトは、結合カフを貫通し得、それによって、結合カフは、第1の遠位の駆動シャフト回りに回転可能である。
【0020】
電気機械式外科システムはコネクタスリーブをさらに備え得、該コネクタスリーブは、デバイスの第2の回転可能な駆動シャフトをアダプタアセンブリの第2の近位の駆動シャフトと相互接続させる。
【0021】
使用に際して、エンドエフェクタの別の軸方向に並進可能な駆動部材の並進は、エンドエフェクタのアダプタに対する関節運動を生じる。
【0022】
アダプタは駆動伝達アセンブリをさらに備え得、該駆動伝達アセンブリは、第3の近位の回転可能な駆動シャフトであって、第3の近位の回転可能な駆動シャフトは、アダプタ筐体の中で回転可能に支持され、かつ、その遠位端に支持されているスパーギヤと、外科用デバイスの第3の回転可能な駆動シャフトに接続可能である近位端とを有する、第3の近位の回転可能な駆動シャフトと、アダプタ筐体の中で回転可能に支持されているリングギヤであって、該リングギヤは、第3の近位の回転可能な駆動シャフトのスパーギヤと係合させられている歯の内部アレイを画定している、リングギヤと、回転筐体であって、該回転筐体は、アダプタ筐体の中で回転可能に支持され、かつ、リングギヤにキー止めされている、回転筐体と、少なくとも1つの回転伝達バーであって、該少なくとも1つの回転伝達バーは、回転筐体に接続されている近位端と、遠位の結合アセンブリに接続されている遠位端とを有し、遠位の結合アセンブリは、エンドエフェクタと選択的に接続するように構成されている、少なくとも1つの回転伝達バーとを含む。外科用デバイスの第3の回転可能な駆動シャフトの回転は、第3の近位の駆動シャフトの回転を生じ、第3の近位の駆動シャフトの回転は、リングギヤ、回転筐体、少なくとも1つの回転伝達バー、および遠位の結合アセンブリの回転を生じ、アダプタによって画定されている長手方向軸回りにアダプタに対してエンドエフェクタを回転させる。
【0023】
電気機械式外科システムはコネクタスリーブをさらに備え得、該コネクタスリーブは、デバイスの第3の回転可能な駆動シャフトをアダプタアセンブリの第3の近位の駆動シャフトと相互接続させる。
【0024】
エンドエフェクタは、標的の外科手術部位の中への内視鏡的挿入に対して構成され得る。アダプタの外管は、標的の外科手術部位の中への内視鏡的挿入に対して構成され得る。アダプタの外管は、ほぼ12mmの外のり寸法を有し得る。アダプタ筐体は、標的の外科手術部位の中へ挿入されることから阻止され得る。
【0025】
第1の駆動コンバータアセンブリ、第2の駆動コンバータアセンブリ、および駆動伝達アセンブリのうちの少なくとも1つは、アダプタ筐体の中に配置され得る。
【0026】
実施形態において、エンドエフェクタおよびアダプタの外管は、標的の外科手術部位の中への内視鏡的挿入に対して構成されている内視鏡的部分を画定する。第1の駆動コンバータアセンブリ、第2の駆動コンバータアセンブリ、および駆動伝達アセンブリの各々は、内視鏡的部分の外側に配置され得る。
【0027】
本開示のさらなる局面に従って、機能を実行するように構成されている外科用エンドエフェクタと、エンドエフェクタを作動させるように構成されている外科用デバイスとを選択的に相互接続するために、アダプタアセンブリが提供され、エンドエフェクタは、少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材を含み、外科用デバイスは、少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトを含む。アダプタアセンブリは、該外科用デバイスとの接続のため、および、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトの各々と動作可能に連絡するように構成および適合されている筐体と、該筐体によって支持されている近位端を有する内部筐体管であって、該内部筐体管は、内部空洞と、該空洞の中へ開口している少なくとも1つのアパーチャとを画定し、該少なくとも1つのアパーチャは、該アダプタアセンブリの使用および洗浄のうちの少なくとも1つの間に空洞に入る流体に対する出口を提供する、内部筐体管と、少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリとを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトのうちのそれぞれの1つと、該エンドエフェクタの該少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材のうちの1つとを相互接続し、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該内部筐体管の該空洞内に少なくとも部分的に配置されている。
【0028】
該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの第1の回転可能な駆動シャフトに接続可能である第1の端と、該エンドエフェクタの第1の軸方向に並進可能な駆動部材に接続可能である第2の端とを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該第1の回転可能な駆動シャフトの回転を該エンドエフェクタの該第1の軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進に変換し、伝達する。
【0029】
前記内部筐体管に形成されている前記少なくとも1つのアパーチャは、複数のアパーチャを含み得、該複数のアパーチャは、該内部筐体管の片側に沿って配置され、該内部筐体管の長さに沿って延びている。前記内部筐体管に形成されている前記複数のアパーチャは、実質的に長手方向に延び得る。前記内部筐体管に形成されている前記複数のアパーチャは、該内部筐体管の対向する側に配置されているアパーチャを含み得る。
【0030】
本開示のさらに別の局面に従って、機能を実行するように構成されている外科用エンドエフェクタと、該エンドエフェクタを作動させるように構成されている外科用デバイスとを選択的に相互接続するために、アダプタアセンブリが提供され、該エンドエフェクタは、少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材を含み、該外科用デバイスは、少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトを含む。該アダプタアセンブリは、該外科用デバイスとの接続のため、および、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトの各々と動作可能に連絡するように構成および適合されている筐体と、該筐体によって支持されている近位端を有する内部筐体管であって、該内部筐体管は、内部空洞と、該空洞の中へ開口している少なくとも1つのアパーチャとを画定している、内部筐体管と、該内部筐体管の遠位端に配置されている遠位の結合アセンブリであって、該遠位の結合アセンブリは、該エンドエフェクタと選択可能に接続するように構成されている、遠位の結合アセンブリと、少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリであって、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトのうちのそれぞれの1つと、該エンドエフェクタの該少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材のうちの1つとを相互接続し、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該内部筐体管の該空洞内に少なくとも部分的に配置されている、少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリと、流体が該内部筐体管の該空洞の中に入ることを防止するために、該内部筐体管と該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリとの間に配置されている複数のシールとを含む。
【0031】
前記少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの第1の回転可能な駆動シャフトに接続可能である第1の端と、該エンドエフェクタの第1の軸方向に並進可能な駆動部材に接続可能である第2の端とを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該第1の回転可能な駆動シャフトの回転を該エンドエフェクタの該第1の軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進に変換し、伝達する。
【0032】
前記複数のシールは、前記遠位の結合アセンブリと前記少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリの駆動管との間に挿置されている第1のシールを含み得る。前記第1のシールは、双方向性シールであり得る。前記双方向性シールは、Xリングガスケットであり得る。
【0033】
前記複数のシールは、前記遠位の結合アセンブリと前記内部筐体管との間に挿置されている第2のシールを含み得る。前記第2のシールは、圧縮スリーブであり得る。
【0034】
前記複数のシールは、アダプタアセンブリの近位ブッシング内に嵌め込まれている第3のシールを含み得る。前記第3のシールは、OリングガスケットおよびXリングガスケットのうちの1つであり得る。
【0035】
前記複数のシールは第4のシールを含み得、該第4のシールは、前記アダプタアセンブリの近位ブッシングの内径内に嵌め込まれ、前記少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリの第1の遠位の駆動シャフトの外径上に乗る。前記第4のシールは、OリングガスケットおよびXリングガスケットのうちの1つであり得る。
【0036】
本開示のさらに別の局面に従って、機能を実行するように構成されている外科用エンドエフェクタと、該エンドエフェクタを作動させるように構成されている外科用デバイスとを選択的に相互接続するために、アダプタアセンブリが提供され、該エンドエフェクタは、少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材を含み、該外科用デバイスは、少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトを含む。該アダプタアセンブリは、該外科用デバイスとの接続のため、および、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトの各々と動作可能に連絡するように構成および適合されている筐体と、該筐体によって支持されている近位端を有する内部筐体管であって、該内部筐体管は、内部空洞と、該内部筐体管の外面に提供されている少なくとも1つの熱放散特徴とを画定している、内部筐体管と、少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリとを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトのうちのそれぞれの1つと、該エンドエフェクタの該少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材のうちの1つとを相互接続し、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該内部筐体管の該空洞内に少なくとも部分的に配置されている。該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの第1の回転可能な駆動シャフトに接続可能である第1の端と、該エンドエフェクタの第1の軸方向に並進可能な駆動部材に接続可能である第2の端とを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該第1の回転可能な駆動シャフトの回転を該エンドエフェクタの該第1の軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進に変換し、伝達する。
【0037】
前記少なくとも1つの熱放散特徴は、前記内部管の外面に形成されている少なくとも1つの溝を含み得る。前記少なくとも1つの溝は、前記内部管の外面上に複数のリッジを画定する複数の溝を含み得る。
【0038】
前記複数の溝は、前記内部管の外面の周りに環状に延び得る。
【0039】
前記複数の溝は、前記内部管の外面に沿って長手方向に延び得る。
【0040】
例えば、本発明は以下を提供する。
(項目1)
機能を実行するように構成されている外科用エンドエフェクタと、該エンドエフェクタを作動させるように構成されている外科用デバイスとを選択的に相互接続するためのアダプタアセンブリであって、該エンドエフェクタは、少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材を含み、該外科用デバイスは、少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトを含み、該アダプタアセンブリは、
該外科用デバイスとの接続のため、および、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトの各々と動作可能に連絡するように構成および適合されている筐体と、
該筐体によって支持されている近位端を有する内部筐体管であって、該内部筐体管は、内部空洞と、該空洞の中へ開口している少なくとも1つのアパーチャとを画定し、該少なくとも1つのアパーチャは、該アダプタアセンブリの使用および洗浄のうちの少なくとも1つの間に空洞に入る流体に対する出口を提供する、内部筐体管と、
少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリとを備え、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトのうちのそれぞれの1つと、該エンドエフェクタの該少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材のうちの1つとを相互接続し、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該内部筐体管の該空洞内に少なくとも部分的に配置され、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、
該外科用デバイスの第1の回転可能な駆動シャフトに接続可能である第1の端と、
該エンドエフェクタの第1の軸方向に並進可能な駆動部材に接続可能である第2の端とを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該第1の回転可能な駆動シャフトの回転を該エンドエフェクタの該第1の軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進に変換し、伝達する、
アダプタアセンブリ。
(項目2)
上記内部筐体管に形成されている上記少なくとも1つのアパーチャは、複数のアパーチャを含み、該複数のアパーチャは、該内部筐体管の片側に沿って配置され、該内部筐体管の長さに沿って延びている、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目3)
上記内部筐体管に形成されている上記複数のアパーチャは、実質的に長手方向に延びている、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目4)
上記内部筐体管に形成されている上記複数のアパーチャは、該内部筐体管の対向する側に配置されているアパーチャを含む、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目5)
機能を実行するように構成されている外科用エンドエフェクタと、該エンドエフェクタを作動させるように構成されている外科用デバイスとを選択的に相互接続するためのアダプタアセンブリであって、該エンドエフェクタは、少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材を含み、該外科用デバイスは、少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトを含み、該アダプタアセンブリは、
該外科用デバイスとの接続のため、および、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトの各々と動作可能に連絡するように構成および適合されている筐体と、
該筐体によって支持されている近位端を有する内部筐体管であって、該内部筐体管は、内部空洞と、該空洞の中へ開口している少なくとも1つのアパーチャとを画定している、内部筐体管と、
該内部筐体管の遠位端に配置されている遠位の結合アセンブリであって、該遠位の結合アセンブリは、該エンドエフェクタと選択可能に接続するように構成されている、遠位の結合アセンブリと、
少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリであって、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトのうちのそれぞれの1つと、該エンドエフェクタの該少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材のうちの1つとを相互接続し、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該内部筐体管の該空洞内に少なくとも部分的に配置され、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、
該外科用デバイスの第1の回転可能な駆動シャフトに接続可能である第1の端と、
該エンドエフェクタの第1の軸方向に並進可能な駆動部材に接続可能である第2の端とを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該第1の回転可能な駆動シャフトの回転を該エンドエフェクタの該第1の軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進に変換し、伝達する、少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリと、
流体が該内部筐体管の該空洞の中に入ることを防止するために、該内部筐体管と該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリとの間に配置されている複数のシールと
を備えている、
アダプタアセンブリ。
(項目6)
上記複数のシールは、上記遠位の結合アセンブリと上記少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリの駆動管との間に挿置されている第1のシールを含む、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目7)
上記第1のシールは、双方向性シールである、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目8)
上記双方向性シールは、Xリングガスケットである、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目9)
上記複数のシールは、上記遠位の結合アセンブリと上記内部筐体管との間に挿置されている第2のシールを含む、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目10)
上記第2のシールは、圧縮スリーブである、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目11)
上記複数のシールは、アダプタアセンブリの近位ブッシング内に嵌め込まれている第3のシールを含む、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目12)
上記第3のシールは、OリングガスケットおよびXリングガスケットのうちの1つである、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目13)
上記複数のシールは、第4のシールを含み、該第4のシールは、上記アダプタアセンブリの近位ブッシングの内径内に嵌め込まれ、上記少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリの第1の遠位の駆動シャフトの外径上に乗る、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目14)
上記第4のシールは、OリングガスケットおよびXリングガスケットのうちの1つである、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目15)
機能を実行するように構成されている外科用エンドエフェクタと、該エンドエフェクタを作動させるように構成されている外科用デバイスとを選択的に相互接続するためのアダプタアセンブリであって、該エンドエフェクタは、少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材を含み、該外科用デバイスは、少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトを含み、該アダプタアセンブリは、
該外科用デバイスとの接続のため、および、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトの各々と動作可能に連絡するように構成および適合されている筐体と、
該筐体によって支持されている近位端を有する内部筐体管であって、該内部筐体管は、内部空洞と、該内部筐体管の外面に提供されている少なくとも1つの熱放散特徴とを画定している、内部筐体管と、
少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリとを備え、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該少なくとも1つの回転可能な駆動シャフトのうちのそれぞれの1つと、該エンドエフェクタの該少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材のうちの1つとを相互接続し、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該内部筐体管の該空洞内に少なくとも部分的に配置され、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、
該外科用デバイスの第1の回転可能な駆動シャフトに接続可能である第1の端と、
該エンドエフェクタの第1の軸方向に並進可能な駆動部材に接続可能である第2の端とを含み、該少なくとも1つの駆動コンバータアセンブリは、該外科用デバイスの該第1の回転可能な駆動シャフトの回転を該エンドエフェクタの該第1の軸方向に並進可能な駆動部材の軸方向の並進に変換し、伝達する、
アダプタアセンブリ。
(項目16)
上記少なくとも1つの熱放散特徴は、上記内部筐体管の外面に形成されている少なくとも1つの溝を含む、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目17)
上記少なくとも1つの溝は、上記内部筐体管の外面上に複数のリッジを画定する複数の溝を含む、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目18)
上記複数の溝は、上記内部筐体管の外面の周りに環状に延びている、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目19)
上記複数の溝は、上記内部筐体管の外面に沿って長手方向に延びている、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
(項目20)
上記内部筐体管は少なくとも1つのポートホールを含み、該少なくとも1つのポートホールは、該少なくとも1つのポートホールからの排出を可能にする、上記項目のいずれか一項に記載のアダプタアセンブリ。
【0041】
(摘要)
少なくとも一対の機能を実行するように構成されている外科用エンドエフェクタと、エンドエフェクタを作動させるように構成されている外科用デバイスとを選択的に相互接続するために、アダプタアセンブリが提供され、エンドエフェクタは、第1の軸方向に並進可能な駆動部材と第2の軸方向に並進可能な駆動部材とを含み、外科用デバイスは、第1の回転可能な駆動シャフトと第2の回転可能な駆動シャフトとを含む。
【0042】
本開示の実施形態が、添付の図面を参照して本明細書に記述される。