【課題を解決するための手段】
【0009】
発明の概要
[009]本出願の第1の態様の主題によれば、
前後方向を規定する切削部分軸を有する切削部分であって、すくい面と逃げ面との間の交点に形成された切れ刃を含む切削部分;および
すくい面に配置された切り屑制御構造
を含む切削インサートであって、
切り屑制御構造が:
すくい面以下に下方へと延在する複数の凹部;および
すくい面から上方へと延在する複数の突起
を含み、
複数の凹部が、切れ刃の前方部分から後方向に向かうに従って深さを増すパターンに従って形成され;および
複数の突起が、切れ刃の前方部分から後方向に向かうに従って高さを増すパターンに従って形成されている、切削インサートが提供される。
【0010】
[0010]本出願の第2の態様の主題によれば、
前後方向を規定する切削部分軸を有し、すくい面と逃げ面との交点に形成された切れ刃を含む切削部分であって、切削部分を平面的に眺めたとき、切れ刃が切削部分軸によって二等分されている、切削部分;および
すくい面に配置された切り屑制御構造
を含む切削インサートであって、
切り屑制御構造が:
すくい面以下に下方へと延在する複数の凹部;および
すくい面から上方へと延在する複数の突起
を含み、
複数の凹部が、切れ刃が二等分される箇所から後方向に向かうに従って深さを増すパターンに従って形成され;および
複数の突起が、切れ刃が二等分される箇所から後方向に向かうに従って高さを増すパターンに従って形成されている、切削インサートが提供される。
【0011】
[0011]切り屑制御構造は、ねじ切削用切削インサートに、特にステンレス鋼の加工に好都合であることが分かった。しかしながら、そのような切り屑制御構造は、例えば、溝削りなどの他のタイプの作業に好都合である可能性を有し得る。
【0012】
[0012]上記は概要であり、および以下説明する特徴は、任意の組み合わせで本出願の主題に適用可能とし、例えば、以下の特徴のいずれかは、切削インサートまたは切り屑制御構造に適用可能とし得ることが理解される。
【0013】
[0013]複数の凹部は、凹部列に配置でき、各凹部列は、切削部分軸に対して垂直な凹部平面に延在し、および第1の凹部列の各凹部は、第1の凹部深さを有し、第1の凹部深さは、切れ刃から第1の凹部列よりも軸方向に遠方にある隣接する第2の凹部列の各凹部の第2の凹部深さよりも、浅い。
【0014】
[0014]軸方向において切れ刃に最も近い第1の凹部列は、厳密に1つの凹部を含み得る。
【0015】
[0015]軸方向において切れ刃に最も近い第1の凹部列以外の各凹部列は、厳密に2つの凹部を含み得る。
【0016】
[0016]切り屑制御構造は、厳密に3つの凹部列を含み得る。
【0017】
[0017]隣接する対の凹部列間における凹部列間の距離は、後方向に向かうに従って大きくなり得る。
【0018】
[0018]第3の凹部列内の凹部は、第2の凹部列内の凹部よりも、互いにさらに離間し、第3の凹部列は、切れ刃から第2の凹部列よりも軸方向に離れ、かつそれに隣接し得る。
【0019】
[0019]切削部分軸の少なくとも一方の側における、各凹部列内の最も外側の凹部は、切削部分を平面的に眺めたとき、直線経路に沿って存在し得る。
【0020】
[0020]直線経路および切れ刃は、切削部分を平面的に眺めたとき、平行とし得る。
【0021】
[0021]複数の凹部の各々は、実質的に円錐台−球状(frusto-spherical)とし得る。
【0022】
[0022]第2の凹部列は、切れ刃の最後尾部分の前方に配置し得る。
【0023】
[0023]切れ刃は、第1および第2の副切れ刃(side cutting edge)を含み、これら副切れ刃は、それらの交点にコーナ切れ刃を有し、第1および第2の切れ刃は、切削部分を平面的に眺めたとき、切削部分軸を横断し得る。
【0024】
[0024]切れ刃は、第1および第2の横方向切れ刃(lateral cutting edge)を含み、これら横方向切れ刃は、第1および第2の副切れ刃からそれぞれ延在し、かつそれらと鈍角の外角を作り、および切削部分を平面的に眺めたとき、切削部分軸に対して実質的に垂直とし得る。
【0025】
[0025]複数の突起は、突起列に配置でき、各突起列は、切削部分軸に対して垂直な突起部平面に延在でき、および第1の突起列の各突起は、第1の突起高さを有し、この第1の突起高さは、切れ刃から第1の突起列よりも軸方向に遠方にある隣接する第2の突起列の各突起の第2の突起高さよりも、低い。
【0026】
[0026]各突起列は、隣接して対を形成する凹部列間に配置され得る。
【0027】
[0027]隣接する凹部列のうちの、切削部分軸の同一側にある2つの最も外側の凹部間に、少なくとも部分的に、複数の突起のうちの1つが挿入配置される。
【0028】
[0028]軸方向において切れ刃に最も近い突起列は、厳密に1つの突起を含み得る。
【0029】
[0029]軸方向において切れ刃に最も近い第1の突起列以外の各突起列は、厳密に2つの突起を含み得る。
【0030】
[0030]切り屑制御構造は、厳密に2つの突起列を含み得る。
【0031】
[0031]切り屑制御構造は、最も前方にある突起から後方向へと軸方向に延在する軸方向稜線部を含み得る。
【0032】
[0032]切り屑制御構造は、2番目に前方にある突起列における各最も外側の突起から軸方向稜線部の後部までそれぞれ延在する2つの中心凸状稜線部を含み得る。
【0033】
[0033]切り屑制御構造は、前方向に延在しかつ最後尾にある凹部列の最も外側の凹部間に配置される細長いノーズを含み得る。
【0034】
[0034]切り屑制御構造は、2番目に前方にある突起列の各最も外側の突起と細長いノーズの前方部分との間にそれぞれ延在する2つの斜め凸状稜線部を含み得る。
【0035】
[0035]最も前方にある突起は、最も前方にある凹部の軸方向後方に配置され得る。
【0036】
[0036]切り屑制御構造は、上方に延在する傾斜面を含んでもよく、この傾斜面は、概して前方向に面し、かつ最後尾にある凹部列の後方に配置される。
【0037】
[0037]切削インサートは、切れ刃と切り屑制御構造との間で下方に延在する切り屑偏向面を含み得る。
【0038】
[0038]切削部分を平面的に眺めたとき、切り屑制御構造は、切削部分軸の周りに対称的に配置され得る。
【0039】
[0039]切削インサートは、切削インサート軸を有し、かつ切削インサートの周辺に延在するインサート周囲面によって接続されたインサートの第1および第2の側面を含み得る。切れ刃は、インサート周囲面に配置でき、かつインサートの第1の側面およびインサートの第2の側面から離間し、かつそれらの間に延在する。
【0040】
[0040]切削インサートは、厳密に5つの切れ刃を含み得る。
【0041】
[0041]切削部分を平面的に眺めたとき、切削部分軸は、切れ刃を二等分し得る。
【0042】
[0042]凹部列は、後方向において突起列と交互に配置し得る。
【0043】
[0043]切れ刃は、切削部分軸の周りで対称とし得る。
【0044】
[0044]軸方向において、切れ刃が二等分される箇所に最も近い第1の凹部列は、厳密に1つの凹部を含み得る。
【0045】
[0045]軸方向において、切れ刃が二等分される箇所に最も近い第1の突起列は、厳密に1つの突起を含み得る。
【0046】
図面の簡単な説明
[0046]本出願をより良く理解するため、および本出願を実際に実施し得る方法を示すために、以下、添付の図面を参照する。