【実施例】
【0063】
以下、発明の具体的な実施例を通じて、発明の作用及び效果をより詳しく述べる。但し、このような実施例は、発明の例示として提示されたものに過ぎず、これによって発明の権利範囲が定められるわけではない。
【0064】
下記の実施例による脂環式エポキシ基を含むシロキサン樹脂の分子量を測定するために、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いており、その結果を代表的に
図1及び
図2に示し、シロキサン樹脂のエポキシ当量(モル/100g)はJIS K7236によって測定した。
【0065】
また、実施例から得られたシロキサン樹脂組成物のコーティング性を高め、加工性を容易にするために、有機溶媒としてメチルエチルケトンを添加し、実施例から得られたシロキサンハードコーティング硬化物の表面硬度を測定するために、JIS K5600による鉛筆硬度計を使った。
【0066】
実施例1.光重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を24.64g:2.70g(0.1mol:0.15mol)の比率で混合し、100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加して、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、下記の
図1に示した。この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は1,498の数平均分子量と1,771の重量平均分子量、1.18のPDI(M
w/M
n)値を有することを確認した。
【0067】
次に、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加して、シロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0068】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施して、シロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0069】
実施例2.光重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を24.64g:2.70g(0.1mol:0.15mol)の比率で混合し、100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加して、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、下記の
図1に示した。この測定値を通じて、前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は1,498の数平均分子量と1,771の重量平均分子量、1.18のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0070】
次に、光重合が可能な反応性モノマーとして、3−[エチル−3[[3−エチルオキセタン−3−イル]メトキシ]メチル]オキセタンを、前記得た樹脂対比20重量部添加し、光重合のための重合開始剤としてアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き継き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0071】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0072】
実施例3.熱重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を24.64g:2.70g(0.1mol:0.15mol)の比率で混合して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加して、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、下記の
図1に示した。この測定値を通じて、前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は1,498の数平均分子量と1,771の重量平均分子量、1.18のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0073】
次に、熱重合が可能な反応性モノマーとして、4−メチル−1,2−シクロへキセンジカルボキシリック無水物を前記得た樹脂対比90重量部添加し、熱重合のための重合開始剤として2−エチル−4−メチルイミダゾールを前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0074】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、80℃の温度で3時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0075】
実施例4.光重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を24.64g:2.70g(0.1mol:0.15mol)比率で混合し、100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に6.1gのAmberite IRA−400を触媒として添加し、60℃で24時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、下記の
図2に示した。この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は2,217の数平均分子量と2,525の重量平均分子量、1.14のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0076】
次に、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を、前記樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0077】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0078】
実施例5.光重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を24.64g:2.70g(0.1mol:0.15mol)の比率で混合し、100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に6.1gのAmberite IRA−400を触媒として添加し、60℃で24時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、下記の
図2に示した。この測定値を通じて、前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は2,217の数平均分子量と2,525の重量平均分子量、1.14のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0079】
次に、光重合が可能な反応性モノマーとして、3−[エチル−3[[3−エチルオキセタン−3−イル]メトキシ]メチル]オキセタンを、前記得た樹脂対比20重量部を添加し、光重合のための重合開始剤としてアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加し、シロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0080】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0081】
実施例6.熱重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を24.64g:2.70g(0.1mol:0.15mol)の比率で混合し、100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に6.1gのAmberite IRA−400を触媒として添加し、60℃で24時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、下記の
図2に示した。この測定値を通じて、前記脂環式エポキシシロキサンハード樹脂は2,217の数平均分子量と2,525の重量平均分子量、1.14のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0082】
次に、熱重合が可能な反応性モノマーとして、4−メチル−1,2−シクロへキセンジカルボキシリック無水物を、前記得た樹脂対比90重量部添加し、熱重合のための重合開始剤として2−エチル−4−メチルイミダゾールを前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加し、シロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0083】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、80℃の温度で3時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0084】
実施例7.光重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とフェニルトリメトキシシラン(PTMS、Gelest社)を23.41g:0.99g(0.95mol:0.05mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、1,392の数平均分子量と1,758の重量平均分子量、1.26のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0085】
次に、光重合が可能な反応性モノマーとして、3−[エチル−3[[3−エチルオキセタン−3−イル]メトキシ]メチル]オキセタンを、前記得た樹脂対比20重量部添加し、光重合のための重合開始剤としてアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0086】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0087】
実施例8.熱重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とフェニルトリメトキシシラン(PTMS、Gelest社)を23.41g:0.99g(0.95mol:0.05mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、1,392の数平均分子量と1,758の重量平均分子量、1.26のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0088】
次に、熱重合が可能な反応性モノマーとして、4−メチル−1,2−シクロへキセンジカルボキシリック無水物を、前記得た樹脂対比90重量部添加し、熱重合のための重合開始剤として2−エチル−4−メチルイミダゾールを前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0089】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、80℃の温度で3時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0090】
実施例9.光重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシルトリメトキシシラン(PFAS、Gelest社)を24.15g:1.14g(0.98mol:0.02mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、1,979の数平均分子量と2,507の重量平均分子量、1.27のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0091】
次に、光重合が可能な反応性モノマーとして、3−[エチル−3[[3−エチルオキセタン−3−イル]メトキシ]メチル]オキセタンを前記得た樹脂対比20重量部添加し、光重合のための重合開始剤としてアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加し、シロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0092】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0093】
実施例10.熱重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシルトリメトキシシラン(PFAS、Gelest社)を24.15g:1.14g(0.98mol:0.02mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、1,979の数平均分子量と2,507の重量平均分子量、1.27のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0094】
次に、熱重合が可能な反応性モノマーとして、4−メチル−1,2−シクロへキセンジカルボキシリック無水物を、前記得た樹脂対比90重量部添加し、熱重合のための重合開始剤として、2−エチル−4−メチルイミダゾールを前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加し、シロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0095】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、80℃の温度で3時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0096】
実施例11.光重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と3−(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン(MPTS、Gelest社)を23.41g:1.24g(0.95mol:0.05mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加して60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、1,563の数平均分子量と2,014の重量平均分子量、1.29のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0097】
次に、光重合が可能な反応性モノマーとして、3−[エチル−3[[3−エチルオキセタン−3−イル]メトキシ]メチル]オキセタンを、前記得た樹脂対比20重量部添加し、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0098】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0099】
実施例12.熱重合
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と3−(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン(MPTS、Gelest社)を23.41g:1.24g(0.95mol:0.05mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加して60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過し、脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、1,563の数平均分子量と2,014の重量平均分子量、1.29のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0100】
次に、熱重合が可能な反応性モノマーとして、4−メチル−1,2−シクロへキセンジカルボキシリック無水物を、前記得た樹脂対比90重量部添加し、熱重合のための重合開始剤として、2−エチル−4−メチルイミダゾールを前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0101】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、80℃の温度で3時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0102】
比較例1
本願によるシロキサン樹脂は、PDIの1.05〜1.4の分子量分布を有するシロキサン分子で構成されており、多様な大きさのシロキサン分子が緻密に架橋され、高い硬度のシロキサンハードコーティング硬化物を提供する。このような多様な分子量分布の効果を示すために、比較例1を実施した。
【0103】
下記の化学式5で表示される脂環式エポキシ基を含むシロキサン樹脂であるPC−1000(Polyset Company)を重合して硬化物を得るために、光重合のための重合開始剤としてアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記樹脂対比2重量部添加した。次に、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加して樹脂組成物を得た。
【0104】
[化学式5]
【化8】
【0105】
前記樹脂組成物をPET表面上に20μm、40μm、及び60μmに厚さを異にしてコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施して硬化物を製作した。
【0106】
前記の実施例から得られた脂環式エポキシシロキサン樹脂の重量平均分子量とPDI値を下記の表1に整理して示した。
【0107】
【表1】
【0108】
前記の実施例と比較例から得られたシロキサンハードコーティング硬化物の表面硬度を測定するために、JIS K5600による鉛筆硬度計を使っており、その結果を下記の表2に示した。
【0109】
【表2】
【0110】
前記の表2から分かるように、本願のシロキサン樹脂は重合時に一つの分子量を有する比較例1のPC−1000とは違って、PDIの1.05〜1.4の多様な分子量分布を有するため、シロキサン分子が緻密に架橋され、高い硬度のシロキサンハードコーティング硬化物を提供し、また加工性が容易であるため、ハードコーティング剤として適合した特性を有する。
【0111】
次に、本願によるシロキサン樹脂は、エポキシ当量が0.35〜0.6(モル/100g)の範囲を有することを特徴とするが、このような範囲のエポキシ当量の効果を明確にするために、下記の実施例を実施した。
【0112】
実施例13
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とフェニルトリメトキシシラン(PTMS、Gelest社)を22.17g:1.98g(0.90mol:0.10mol)の比率で混合して、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は2,181の数平均分子量と2,382の重量平均分子量、1.09のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認され、エポキシ当量は0.52モル/100gであることが確認された。
【0113】
次に、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0114】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に40μmの厚さでコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0115】
実施例14
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とフェニルトリメトキシシラン(PTMS、Gelest社)を19.71g:3.97g(0.80mol:0.20mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、2,193の数平均分子量と2,435の重量平均分子量、1.11のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認され、エポキシ当量は0.48モル/100gであることが確認された。
【0116】
次に、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0117】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に40μmの厚さでコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0118】
実施例15
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とフェニルトリメトキシシラン(PTMS、Gelest社)を17.25g:5.95g(0.70mol:0.30mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、2,238の数平均分子量と2,460の重量平均分子量、1.10のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認され、エポキシ当量は0.43モル/100gであることが確認された。
【0119】
次に、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0120】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に40μmの厚さでコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0121】
実施例16
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とフェニルトリメトキシシラン(PTMS、Gelest社)を14.78g:7.93g(0.60mol:0.40mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加して60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、2,224の数平均分子量と2,469の重量平均分子量、1.11のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認され、エポキシ当量は0.38モル/100gであることが確認された。
【0122】
次に、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0123】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に40μmの厚さでコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0124】
比較例2
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)とフェニルトリメトキシシラン(PTMS、Gelest社)を12.32g:9.92g(0.50mol:0.50mol)の比率で混合し、水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を2.70g(全体のシランの0.1mol対比0.15mol)添加して100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、2,134の数平均分子量と2,379の重量平均分子量、1.11のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認され、エポキシ当量は0.33モル/100gであることが確認された。
【0125】
次に、光重合のための重合開始剤として、アリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0126】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に40μmの厚さでコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0127】
前記の実施例及び比較例から得られた脂環式エポキシシロキサン樹脂の重量平均分子量、PDI、エポキシ当量値を、下記の表3に整理して示した。
【0128】
【表3】
【0129】
前記の実施例及び比較例から得られたシロキサンハードコーティング硬化物の表面硬度を測定するために、JIS K5600による鉛筆硬度計を使っており、その結果を下記の表4に示した。
【0130】
【表4】
【0131】
前記の表4に示すように、エポキシ当量が0.35〜0.6(モル/100g)の範囲を有する実施例13〜16の場合、7H以上の高い硬度のシロキサンハードコーティング硬化物を得ることができる一方、エポキシ当量が0.35(モル/100g)以下の比較例2の場合、2Hの低い硬度を有することが分かる。よって、本願によるシロキサン樹脂は0.35〜0.6(モル/100g)の範囲のエポキシ当量を有し、同時にPDIの1.05〜1.4の多様な分子量分布を有するため、これを重合する際に、シロキサン分子が緻密に架橋されることができ、これに起因する高い硬度のシロキサンハードコーティング硬化物を提供することができる。
【0132】
次に、本願によるシロキサンハードコーティング樹脂組成物は、シロキサン樹脂の粘度を制御し、加工性を容易にするために光重合または熱重合することができる反応性モノマーをシロキサン樹脂100重量部に対して1〜40重量部を追加に添加することを特徴とするが、このような範囲の反応性モノマー添加量の効果を明確にするために下記の実施例を実施した。
【0133】
実施例17
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECTMS、Gelest社)と水(H
2O、Sigma−Aldrich社)を24.64g:2.70g(0.1mol:0.15mol)の比率で混合し、100mLの2neckフラスコに入れた。その後、前記混合物に0.05mLのアンモニアを触媒として添加し、60℃で6時間撹拌した。以後、0.45μmテフロンフィルター(Teflon filter)を使って濾過して脂環式エポキシシロキサン樹脂を得た。前記脂環式エポキシシロキサン樹脂の分子量は、Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization Mass Spectrometerを用いて測定し、下記の
図1に示した。この測定値を通じて前記脂環式エポキシシロキサン樹脂は、1,498の数平均分子量と1,771の重量平均分子量、1.18のPDI(M
w/M
n)値を有することが確認された。
【0134】
次に、光重合が可能な反応性モノマーとして、3−[エチル−3[[3−エチルオキセタン−3−イル]メトキシ]メチル]オキセタン、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、2−エチルヘキシルオキセタン、4−[(3−エチルオキセタン−3−イル)メトキシ]ブタン−1−オール、(3−エチルオキセタン−3−イル)メチルメタクリレート、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル3,4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレートを、前記得た樹脂対比それぞれ10、20、30、40、50重量部添加し、光重合のための重合開始剤としてアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート塩を前記混合された樹脂対比2重量部添加した。引き続き、重合反応から起因する酸化反応を抑制するための酸化防止剤として、イソ−オクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを樹脂対比それぞれ1.35重量部、3.6重量部添加してシロキサンハードコーティング樹脂組成物を得た。
【0135】
前記シロキサンハードコーティング樹脂組成物をPET表面上に40μmの厚さでコーティングした後、365nm波長の紫外線ランプに1分間露出して光硬化し、光硬化が完了された後、80℃の温度で1時間熱処理を実施してシロキサンハードコーティング硬化物を製作した。
【0136】
前記の実施例から得られた脂環式エポキシシロキサン樹脂の重量平均分子量、PDI値を下記の表5に整理して示した。
【0137】
【表5】
【0138】
前記の実施例から得られたシロキサンハードコーティング硬化物の表面硬度を測定するためにJIS K5600による鉛筆硬度計を使っており、その結果を下記の表6に示した。
【0139】
【表6】
【0140】
前記の表6に示すように、シロキサンハードコーティング樹脂組成物を製造する際に、反応性モノマーをシロキサン樹脂100重量部に対して40重量部以上添加するようになれば、これによるハードコーティング硬化物が2H以下の低い硬度を示すようになり、急激に特性が下向される反応性モノマーをシロキサン樹脂約100重量部に対して約1重量部〜約40重量部を追加に添加することが望ましい。
【0141】
以上、実施の形態を挙げながら本発明を詳細に説明したが、本発明は、前記の実施の形態に限定されず、多様な形態に変形されることができ、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を持った者によって様々な多い変形が可能であることが明白である。