特許第6240619号(P6240619)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッドの特許一覧

特許6240619画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置
<>
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000002
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000003
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000004
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000005
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000006
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000007
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000008
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000009
  • 特許6240619-画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6240619
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20130101AFI20171120BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20171120BHJP
【FI】
   G06F3/0484 150
   G06F3/0488
【請求項の数】14
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-558682(P2014-558682)
(86)(22)【出願日】2013年2月25日
(65)【公表番号】特表2015-508210(P2015-508210A)
(43)【公表日】2015年3月16日
(86)【国際出願番号】KR2013001468
(87)【国際公開番号】WO2013125914
(87)【国際公開日】20130829
【審査請求日】2016年2月24日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0019310
(32)【優先日】2012年2月24日
(33)【優先権主張国】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】ジ・ヨン・カン
(72)【発明者】
【氏名】セ・ジン・クワク
(72)【発明者】
【氏名】ミ・ジュン・パク
(72)【発明者】
【氏名】セ・ジー・オ
(72)【発明者】
【氏名】チ・フン・イ
【審査官】 ▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−102175(JP,A)
【文献】 特表2009−514266(JP,A)
【文献】 特開2007−020029(JP,A)
【文献】 特開2011−211757(JP,A)
【文献】 特開2009−278599(JP,A)
【文献】 特開2004−193933(JP,A)
【文献】 特開2007−295183(JP,A)
【文献】 特開2004−094423(JP,A)
【文献】 ホームページ・ビルダー14 パーフェクトマスター Version14/13/12/11/10完全対応 第1版,株式会社秀和システム,2010年 4月 1日,P677
【文献】 Adobe Illustrator デザインリファレンス 第1版,株式会社秀和システム,2011年 3月25日,P65
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0484
G06F 3/0488
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面上での客体サイズ調整方法において、
前記画面上に現われる少なくとも1つ以上の客体を認識する段階と、
前記画面上で前記認識されたそれぞれの客体を示すガイドの第1軸または第2軸を表示する段階と、
前記ガイドがタッチされることで少なくとも1つの認識された客体のための選択命令を受信する段階と、
さらに前記ガイドがタッチされることでサイズ調整命令を受信する段階と、
前記サイズ調整命令の受信時に、前記少なくとも1つの選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整する段階と、
サイズ調整された客体を表示する段階と、
前記ガイドの外側がタッチされることで前記サイズ調整された客体の表示後、調整解除命令を受信する段階を含み、
前記サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、基準軸の方向のサイズに従って前記ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示する客体サイズ調整方法。
【請求項2】
2以上の客体が前記選択命令によって選択されるか否かを判断する段階と、
前記2以上の客体を1つの統合された客体にグループ化する段階と、
前記統合された客体を示すガイドを表示する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の客体サイズ調整方法。
【請求項3】
画面上での客体サイズ調整方法において、
前記画面上に領域に対する選択命令を受信する段階と、
選択された領域を客体として認識する段階と、
前記画面上に前記選択された領域を認識された客体として示すガイドの第1軸または第2軸を表示する段階と、
前記ガイドがタッチされることで前記認識された客体に対する選択命令を受信する段階と、
さらに前記ガイドがタッチされることでサイズ調整命令を受信する段階と、
前記サイズ調整命令の受信時に、選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記選択された客体のサイズを調整する段階と、
前記サイズが調整された客体を表示する段階と、
前記ガイドの外側がタッチされることで前記サイズが調整された客体の表示後、調整解除命令を受信する段階を含み、
前記サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、基準軸の方向のサイズに従って前記ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示する客体サイズ調整方法。
【請求項4】
前記選択された領域は、前記第1軸の方向での長さ及び前記第2軸の方向での長さを有する客体が区別されることができる領域であることを特徴とする請求項3に記載の客体サイズ調整方法。
【請求項5】
少なくとも1つの客体のサイズを調整する段階は、
前記第1軸及び前記第2軸のうち長い軸を基準軸として扱った後、前記基準軸の方向で画面サイズによって前記客体を拡大する段階を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の客体サイズ調整方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整する段階は、前記ガイドの縦横比を維持しつつ前記客体を拡大する段階を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の客体サイズ調整方法。
【請求項7】
前記調整解除命令に応答して前記サイズが調整された客体の元のサイズを復旧する段階と、
前記元のサイズで前記客体を表示する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の客体サイズ調整方法。
【請求項8】
画面上での客体サイズ調整装置において、
元の客体及びサイズ調整された客体をそれぞれ異なるタイミングで表示するように構成される画面と、
前記画面に現われる少なくとも1つ以上の客体(object)を認識し、
前記画面で前記認識されたそれぞれの客体を示すガイド(guide)の第1軸または第2軸を表示し、
前記ガイドがタッチされることで少なくとも1つの認識された客体のための選択命令を受信し、
さらに前記ガイドがタッチされることでサイズ調整命令を受信し、
前記サイズ調整命令の受信時に、前記少なくとも1つの選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整し、
前記サイズ調整された客体を表示するように前記画面を制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記サイズ調整された客体の表示後、前記ガイドの外側がタッチされることで調整解除命令を受信し、
前記サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、基準軸の方向のサイズに従って前記ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示する客体サイズ調整装置。
【請求項9】
前記制御部は、
2以上の客体が前記選択命令によって選択されるか否かを判断し、
前記2以上の客体を1つの統合された客体にグループ化し、
前記統合された客体を示すガイドを表示するように前記画面を制御することを特徴とする請求項8に記載の客体サイズ調整装置。
【請求項10】
画面上での客体サイズ調整装置において、
元の客体及びサイズ調整された客体をそれぞれ異なるタイミングで表示するように構成される画面と、
前記画面上に領域に対する選択命令を受信し、
選択された領域を客体として認識し、
前記画面上に前記選択された領域を認識された客体として示すガイドの第1軸または第2軸を表示し、
前記ガイドがタッチされることで前記認識された客体に対する選択命令を受信し、
さらに前記ガイドがタッチされることでサイズ調整命令を受信し、
前記サイズ調整命令の受信時に、選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記選択された客体のサイズを調整し、
前記サイズ調整された客体を表示するように前記画面を制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記サイズ調整された客体の表示後、前記ガイドの外側がタッチされることで調整解除命令を受信し、
前記サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、基準軸の方向のサイズに従って前記ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示する客体サイズ調整装置。
【請求項11】
前記選択された領域は、前記第1軸の方向での長さ及び前記第2軸の方向での長さを有する客体が区別されることができる領域であることを特徴とする請求項10に記載の客体サイズ調整装置。
【請求項12】
前記制御部は、
前記第1軸及び前記第2軸のうち長い軸を基準軸として扱った後、前記基準軸の方向で画面サイズによって前記客体を拡大することによって、少なくとも1つの客体のサイズを調整することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の客体サイズ調整装置。
【請求項13】
前記制御部は、前記ガイドの縦横比を維持しつつ前記客体を拡大することによって、前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の客体サイズ調整装置。
【請求項14】
前記制御部は、
前記調整解除命令に応答して前記サイズ調整された客体の元のサイズを復旧し、
前記元のサイズで前記客体を表示することを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の客体サイズ調整装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面に表示された客体のサイズ調整方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ディスプレイ装置技術が発展するに伴い、ディスプレイ画面を提供する多様な装置が登場している。特に、従来の機能にディスプレイ画面の追加される装置が多様に開発されている。例えば、デジタルカメラの場合、従来のカメラ機能にプレビューまたは写真を確認することができるディスプレイが装着される。また、PMPのように、ディスプレイが装着された新しいデジタル装置も開発されている。
【0003】
ディスプレイ画面を利用する場合、ユーザが装置の状態を視覚的に認識することができるなど便宜性が大幅に強化されるので、その活用度が急激に増加しており、このような傾向は、デジタル装置の発展傾向を考慮して、以後さらに加速化される見込みである。
【0004】
ひいては、現在は、多様なサイズのディスプレイ画面を有する装置が開発されている。したがって、ユーザが自分が使用したい機能に従って適切なサイズに画面内の客体を調整して使用する必要がある。しかし、従来の技術によれば、ユーザが選択した客体または領域のサイズを拡大したり、縮小したりすることが様々な段階を進行しなければならないか、または入力方法が不便であるという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前述したような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、画面に表示された客体のサイズ調整時に、客体の領域を示すガイド(guide)を表示し、ガイドを利用して客体のサイズを調整することができる方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1実施例によって、画面上で客体サイズ調整方法は、前記画面に現われる少なくとも1つ以上の客体(object)を認識する段階と;前記画面で前記またはそれぞれの認識された客体を示すガイド(guide)を表示する段階と;少なくとも1つの認識された客体のための選択命令を受信する段階と;サイズ調整命令を受信する段階と;前記サイズ調整命令の受信時に、前記少なくとも1つの選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整する段階と;前記サイズ調整された客体を表示する段階と;を含む。
【0007】
本発明の第2実施例によって、画面上で客体サイズ調整方法は、前記画面上に領域に対する選択命令を受信する段階と;前記選択された領域を客体として認識する段階と;前記画面上に前記選択された領域を認識された客体として示すガイドを表示する段階と;前記認識された客体に対する選択命令を受信する段階と;サイズ調整命令を受信する段階と;前記サイズ調整命令の受信時に、前記選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記選択された客体のサイズを調整する段階と;前記サイズ調整された客体を表示する段階と;を含む。
【0008】
本発明の第3実施例によって、画面上に客体サイズ調整装置は、元の客体及びサイズ調整された客体を表示するように構成される画面と;前記画面に現われる少なくとも1つ以上の客体(object)を認識し、前記画面で前記またはそれぞれの認識された客体を示すガイド(guide)を表示し、少なくとも1つの認識された客体のための選択命令を受信し、サイズ調整命令を受信し、前記サイズ調整命令の受信時に、前記少なくとも1つの選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整し、前記サイズ調整された客体を表示するように前記画面を制御する制御部と;を含む。
【0009】
本発明の第4実施例によって、画面上に客体サイズ調整装置は、元の客体及びサイズ調整された客体を表示するように構成される画面と;前記画面上に領域に対する選択命令を受信し、前記選択された領域を客体として認識し、前記画面上に前記選択された領域を認識された客体として示すガイドを表示し、前記認識された客体に対する選択命令を受信し、サイズ調整命令を受信し、前記サイズ調整命令の受信時に、前記選択された客体と関連したガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸に対して前記選択された客体のサイズを調整し、前記サイズ調整された客体を表示するように前記画面を制御する制御部と;を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、様々な段階を進行しなければならないか、または不便な入力方法によらずに、一層便利に客体のサイズを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施例による画面に表示された客体のサイズ調整装置の内部構成を示すブロック図である。
図2】本発明の実施例のよった画面に表示された客体のサイズ調整方法の流れ図である。
図3】本発明の実施例によってガイドの縦軸を基準として客体領域を拡張する動作を示す図である。
図4】本発明の実施例によってガイドの横軸を基準として客体領域を拡張する動作を示す図である。
図5】本発明の他の実施例によって2以上の客体が選択された場合、客体領域を拡張する動作を示す図である。
図6】本発明のさらに他の実施例によって2以上の客体が選択された場合、客体領域を拡張する動作を示す図である。
図7】本発明のさらに他の実施例によって選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識して客体領域を拡張する動作を示す流れ図である。
図8】本発明の実施例によって客体領域を拡張する動作を示す図である。
図9】本発明のさらに他の実施例によって選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識して客体領域を拡張する動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明において客体(object)とは、表示部122に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物を意味する。例えば、人の顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、表示部122で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域を客体と言える。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定のフレームなどを客体と言える。
【0013】
本発明でガイド(guide)は、客体の領域を示す1つ以上の表示を含む。ガイドは、例えば、領域の境界を表示するために角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。
【0014】
本発明でサイズ調整というのは、サイズを拡大及び縮小することを意味する。
【0015】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。この際、添付の図面で、同一の構成要素は、できるだけ、同一の符号で示していることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不明にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明を省略する。
【0016】
図1は、本発明の実施例による画面に表示された客体のサイズ調整装置の内部構成を示すブロック図である。図1に示されたように、本発明の画面に表示された客体(object)のサイズ調整装置100は、キー入力部110、タッチスクリーン120及び制御部130を含むことができる。
【0017】
キー入力部110は、客体のサイズ調整装置100を制御するためのユーザのキー操作を入力されて入力信号を生成し、制御部130に伝達する。キー入力部110は、ハード(hard)またはソフト(soft)数字キー、方向キーを含むキーパッドで構成されることができ、客体のサイズ調整装置100の一面に所定の機能キーで形成されることができる。本発明の実施例によるキー入力部は、客体を選択し、特定の領域を選択するためのユーザ入力を受信することができる。但し、本発明の実施例によってタッチスクリーン120だけですべての操作が可能な客体のサイズ調整装置の場合には、キー入力部110が省略されてもよい。
【0018】
タッチスクリーン120は、タッチセンサー121及び表示部122を含む。タッチセンサー121は、ユーザのタッチ入力及び位置を感知する。タッチセンサー121は、例えば、静電容量方式(capacitive overlay)、圧力式抵抗膜方式(resistive overlay)、赤外線感知方式(infrared beam)などのタッチ感知センサーで構成されるか、または圧力感知センサー(pressure sensor)で構成されてもよい。前記センサー以外にも、物体の接触または圧力を感知することができるすべての種類のセンサー機器が、本発明のタッチセンサー121で構成されることができる。タッチセンサー121は、ユーザのタッチ入力を感知し、感知信号を発生させて、制御部130に伝送する。前記感知信号には、ユーザがタッチを入力した座標データが含まれる。ユーザがタッチ位置移動動作を入力した場合に、タッチセンサー121は、タッチ位置移動経路の座標データを含む感知信号を発生させて制御部130に伝送する。
【0019】
特に、タッチセンサー121は、本発明の実施例によって客体を選択し、特定の領域を選択するためのユーザ入力を感知することができる。このようなユーザ入力には、タッチ(マルチタッチを含む)、ドラッグなどが例示されることができる。これに関しては、以下でさらに詳しく説明する。
【0020】
表示部122は、液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(OLED、Organic Light Emitting Diodes)、能動型有機発光ダイオード(AMOLED、Active Matrix Organic Light Emitting Diodes)などで形成されることができ、携帯端末機 のメニュー、入力されたデータ、機能設定情報及びその他多様な情報をユーザに視覚的に提供する。表示部122は、原本イメージ及びサイズ調整されたイメージを表示する機能を行う。
【0021】
本発明の画面に表示された客体のサイズ調整装置100は、前記のように、タッチスクリーンを含んで構成されることができるが、以下で記述される本発明の実施例が必ずタッチスクリーンを備える画面に表示された客体のサイズ調整装置100にのみ適用されるものではないことに留意しなければならない。本発明がタッチスクリーンを具備しない携帯端末機に適用される場合、図1に示されるタッチスクリーン120は、表示部122の機能のみを行うように変形適用されることができる。
【0022】
制御部130は、携帯端末機の各構成要素に対する全般的な動作を制御する。特に、制御部130は、画面に現われる客体(object)を認識し、客体の領域を示すガイド(guide)を表示し、前記客体の選択命令を受信し、サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの少なくとも第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として前記領域のサイズを調整して表示する一連の過程を制御することができる。このために、本発明の実施例による制御部130は、客体認識部131と客体サイズ調整部132をさらに備えることができる。
【0023】
客体認識部131は、表示部122に現われる少なくとも1つ以上の客体(object)を認識することができる。本発明で客体(object)というのは、表示部122に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物を意味する。例えば、人の顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、表示部122で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域を客体と言える。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定のフレームなどを客体と言える。
【0024】
本発明の実施例による客体認識部131で客体を認識する方法は、多様に提供されることができる。単純に画面に表示されるイメージや動画で事物を認識するか、または人の顔を認識する方法などで客体を認識することができ、画面に表示された客体のサイズ調整装置100がデジタルカメラに付着または含まれる場合には、デジタルカメラが焦点を合わせた物体を客体として認識することができる。また、ウェブページをブラウジングする装置の場合、ウェブブラウザー画面で提供するフレームを客体として認識することができる。すなわち、客体認識部131は、他の領域と区分可能な独自の領域を認識することができるすべての手段を通じて客体を認識可能である。さらに、客体認識部131は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて画面の特定の領域を選択する命令を受信する場合、選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識することができる。
【0025】
客体サイズ調整部132は、客体認識部131で客体を認識する場合、客体の領域を示すガイド(guide)を表示するように制御することができる。本発明でガイド(guide)は、客体の領域を示す1つ以上の表示を含む。ガイドは、角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。ここで、特定の領域は、第1軸方向の第1長さと、第1軸に垂直である第2軸方向の第2長さを有し、他の領域と区分されることができる領域であることができる。
【0026】
また、客体サイズ調整部132は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信することができる。タッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信する場合、タッチ(マルチタッチを含む)、ドラッグなど多様なタッチ入力方法を利用することができる。
【0027】
客体サイズ調整部132は、サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として前記領域のサイズを調整して表示するように制御する。本発明でサイズ調整というのは、サイズを拡大及び縮小することを意味する。また、本発明で第1軸または第2軸は、一般的に表示部122の境界線と一致する。すなわち、一般的な表示部122は、四角形形状を有し、そのうち、横方向または縦方向のうちいずれか1つを第1軸と言え、他の方向を第2軸と言える。
【0028】
また、客体サイズ調整部132は、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、表示部122の基準軸の方向のサイズに従って領域のサイズを拡大して表示することができる。また、客体サイズ調整部132は、ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示することができる。
【0029】
ひいては、客体サイズ調整部132は、選択命令の受信時に、少なくとも2以上の客体を選択する命令を受信する場合、前記2以上の客体をグループ化して1つの客体に統合するように制御することができる。また、客体サイズ調整部132は、統合された客体の領域を示すガイドを表示するように制御することができる。
【0030】
客体サイズ調整部132は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる。
【0031】
前記では、制御部130と客体認識部131及び客体サイズ調整部132が別途のブロックで構成され、各ブロックが異なる機能を行うものと記述したが、これは、技術上の便宜のためのものに過ぎず、必ず、このように各機能が区分されるものではない。例えば、客体認識部131及び客体サイズ調整部132が行う特定機能を制御部130自体が行うことができることに留意しなければならない。
【0032】
以下では、客体認識部131及び客体サイズ調整部132が行う特定機能を制御部130自体が行うものと設定して説明する。
【0033】
図2は、本発明の実施例のよった画面に表示された客体のサイズ調整方法の流れ図である。
【0034】
まず、制御部130は、210段階で、画面に現われる客体を認識する。前記画面は、イメージまたは動画が表示されるすべての画面を表示することができる。本発明で客体(object)というのは、画面に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物を意味する。例えば、顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、画面で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域を客体と言える。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定フレームなどを客体と言える。
【0035】
制御部130で客体を認識する方法は、多様に提供されることができる。単純に画面に表示されるイメージや動画で事物を認識するか、または人の顔を認識する方法などで客体を認識することができ、画面に表示された客体のサイズ調整装置100がデジタルカメラに付着または含まれる場合には、デジタルカメラが焦点を合わせた物体を客体として認識することができる。また、ウェブページをブラウジングする装置の場合、ウェブブラウザー画面で提供するフレームを客体として認識することができる。すなわち、客体認識部131は、他の領域と区分可能な独自の領域を認識することができるすべての手段を通じて客体を認識可能である。
【0036】
その後、制御部130は、220段階に進行し、認識した客体に対してガイドを表示する。本発明でガイド(guide)というのは、客体の領域を示す表示を意味する。ガイドは、角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。
【0037】
制御部130は、230段階で、客体選択命令を受信すれば、240段階に進行し、2以上の客体が選択されたか否かを判断し、ただ1つの客体が選択されたと判断する場合には、270段階に進行する。制御部130が240段階で2以上の客体が選択されたと判断する場合、250段階に進行する。
【0038】
制御部130は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信することができる。タッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信する場合、タッチ(マルチタッチを含む)、ドラッグなど多様なタッチ入力方法を利用することができる。これについて以下でさらに詳細に説明する。
【0039】
制御部130は、250段階で、2以上の客体をグループ化し、1つの客体に統合するように制御することができる。その後、制御部130は、260段階に進行し、統合された客体の領域を示すガイドを表示するように制御することができる。
【0040】
ひいては、制御部130は、270段階で、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて画面拡大命令を受信すれば、280段階で、1軸または2軸を基準として領域のサイズを調整することができる。本発明で第1軸または第2軸は、一般的に表示部122の境界線と一致する。すなわち、一般的な表示部122は、四角形の形状を有し、そのうち、横方向または縦方向のうちいずれか1つを第1軸と言え、他の方向を第2軸と言える。
【0041】
また、制御部130は、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、表示部122の基準軸の方向のサイズに従って領域のサイズを拡大して表示するように制御することができる。また、制御部130は、ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示することができる。
【0042】
制御部130は、280段階以後にも、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0043】
図3は、本発明の実施例によってガイドの縦軸を基準として客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0044】
図3の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたイメージで人の顔を客体301、302、303として認識し、点線及び角括弧でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能であり、点線または角括弧のうちいずれか1つだけでも表示可能である。
【0045】
図3の画面表示(b)で、制御部130は、最も右側客体303に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。本発明でサイズ調整というのは、サイズを拡大及び縮小することを意味する。このような例で、客体303に対して二度のタッチ入力があったが、一番目のタッチ入力は、最も右側客体303の選択命令であり、二番目のタッチ入力は、選択された客体303に対してサイズ調整命令である。選択命令とサイズ調整命令は、また、キー入力部110または他の種類のタッチジェスチャーによって生成されることができる。
【0046】
図3の画面表示(c)、(d)、(e)を参照すれば、前記客体303と関連したガイドの第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。第1軸がさらに長いため、第1軸が基準軸になる。ガイドの第1軸は、表示部122の長い軸と同一であることができるが、これに限定されない。ここで、客体303は、第1軸(垂直方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第2軸(水平方向に)を拡大する。
【0047】
図3の画面表示(e)を参照すれば、制御部130は、ガイド外側部分をタッチするなどの設定された調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0048】
図4は、本発明の実施例によってガイドの横軸を基準として客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0049】
図4の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたイメージで自動車を客体401、402、403、404として認識し、点線及び角括弧でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能であり、点線または角括弧のうちいずれか1つだけでも表示可能である。図4の画面表示(b)を参照すれば、制御部130は、左側前方の客体403に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。客体403に対して二度のタッチ入力があったが、第1タッチ入力は、客体403の選択命令であり、二番目のタッチ入力は、選択された客体403に対してサイズ調整命令である。
【0050】
図4の画面表示(c)、(d)を参照すれば、前記客体403と関連したガイドの第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。第2軸がさらに長いため、第2軸が基準軸になる。ガイドの第1軸は、表示部122の長い軸と同一であることができるが、これに限定されない。その後、客体303は、第1軸(垂直方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第1軸(垂直方向に)を拡大する。図4の画面表示(d)を参照すれば、制御部130は、ガイド外側部分をタッチするなどの設定された調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0051】
図5は、本発明の他の実施例によって2以上の客体が選択された場合、客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0052】
図5の画面表示(a)を参照すれば、制御部130は、客体501、502、503として表示されるイメージ内で表示される顔を認識し、点線及び角括弧で構成されたガイドを表示している。
【0053】
図5の画面表示(b)を参照すれば、制御部130は、中間客体502と右側客体503に対して選択命令を受信する。2個のタッチ入力が2個の客体を選択するために発生した。1つのタッチ入力は、客体502の選択命令であり、他のタッチ入力は、選択された客体503に対する選択命令である。多数の客体が多様な方式で同時に選択されることができる。例えば、前記例でも、キー入力部110またはマルチ−タッチジェスチャーを通じて一回に2以上の客体が選択されることができる。他の例示的なタッチ入力の使用は、図6と関連して詳しく説明する。
【0054】
図5の画面表示(b)で、2以上の客体に対する選択に応答して、制御部130は、図5の画面表示(c)で示されたように、1つの統合された客体として選択された多数の客体を扱うことができる。図5の画面表示(c)で、不透明なボックス504は、単純に統合過程の説明に対する視覚的なインジケーターであり、実際に表示されないことがある。図5の画面表示(d)を参照すれば、制御部130は、統合された客体505の領域を示すガイドを表示するように表示部122を制御した。統合された客体505に対して、タッチ入力がある場合、図5の画面表示(e)のように拡大される。前記客体505と関連したガイドの第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。これにより、第2軸がさらに長いため、第2軸が基準軸となる。ガイドの第1軸は、表示部122の長い軸と同一であることができるが、これに限定されない。ここで、客体303は、第2軸(水平方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第2軸(水平方向に)を拡大する。図5の画面表示(d)を参照すれば、制御部130は、ガイド外側部分をタッチするなどの設定された調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0055】
図6は、本発明のさらに他の実施例によって2以上の客体が選択された場合、客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0056】
図6を参照すれば、図5と異なる方法で2以上の客体を選択する方法を説明する。図6の画面表示(a)で、図5と同一に制御部130が表示されたイメージで人の顔を客体601、602、603として認識し、点線及び角括弧でガイドを表示している。
【0057】
図6の画面表示(b)を参照すれば、2以上の客体602、603を選択し、図5で連続的なタッチをしたこととは異なって、描き動作(drawing)を通じて中間客体602と右側客体603を1つの円で連結するようになれば、中間客体602と右側客体603は、同時に選択される。
【0058】
その後、図5と同様に、図6の画面表示(c)に示されたように、制御部130は、1つの統合された客体として選択された多数の客体を扱い、図6の画面表示(c)に示されたように、統合された客体604の領域を示すガイドを表示するように前記表示部122を制御することができる。統合された客体604は、円自体よりは円内に含まれた客体による。タッチ入力が統合された客体604上に発生すれば、制御部130は、図6の画面表示(d)と同様に、統合された客体604を拡大する。図6の場合に、図5の場合とは異なって、描き動作(drawing)を通じて中間客体602と右側客体603を1つの円で連結するようになれば、選択が完了したものであるから、別途のサイズ調整命令なしにすぐサイズを調整して表示することが可能である。また、図3図6では、画面を拡大する場合のみを例示しているが、画面を縮小する動作も可能である。客体のサイズは、さらに大きくなるか、または小さくなるように調整されることができる。
【0059】
図7は、本発明のさらに他の実施例によって選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識し、客体領域を拡張する動作を示す流れ図である。
【0060】
まず、制御部130は、710段階で、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて画面の特定の領域を選択する命令を受信する。その後、制御部130は、720段階で、前記選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識する。ここで、特定の領域は、前記第1軸方向の長さと前記第2軸方向の長さを有し、他の領域と区分されることができる領域であることができる。領域のサイズは、ガイドの第1軸または第1軸に垂直である第2軸に対して調整されることができる。ここで、客体(object)は、画面に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物であることができる。例えば、顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、画面で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域が客体であることができる。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定フレームが客体であることができる。
【0061】
制御部130で客体を認識する方法は、多様に提供されることができる。単純に画面に表示されるイメージや動画で事物を認識するか、または顔を認識する方法などで客体を認識することができ、画面に表示された客体のサイズ調整装置100がデジタルカメラに付着または含まれる場合には、デジタルカメラが焦点を合わせた物体を客体として認識することができる。また、ウェブページをブラウジングする装置の場合、ウェブブラウザー画面で提供するフレームを客体として認識することができる。すなわち、客体認識部131は、客体として画面上に区分可能な領域を認識することができる。
【0062】
その後、制御部130は、730段階に進行し、認識した客体に対してガイドを表示する。本発明においてガイド(guide)は、客体の領域を示す1つ以上の表示を意味する。ガイドは、例えば、角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。
【0063】
制御部130は、740段階で、客体選択命令を受信する。制御部130は、750段階で、2個以上の客体が選択されるか否かを判断する。ただ1つの客体が選択されれば、制御部130は、780段階に進行する。そして、2以上の客体が選択されれば、制御部130は、760段階に進行する。
【0064】
制御部130は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信することができる。タッチセンサー121が使用される場合、制御部130は、客体選択命令としてタッチ、マルチ−タッチ及びドラッグのような多様なタッチイベントなどを受信することができる。
【0065】
2個以上の客体が選択されれば、760段階で、制御部130は、選択された客体を1つの統合された客体として扱い、770段階で、統合された客体の領域を示すガイドを表示する。
【0066】
制御部130は、780段階で、キー入力部110またはタッチセンサー121からサイズ調整命令を受信し、790段階で、第1軸または第2軸に対して選択された客体の領域サイズを調整する。
【0067】
その後、制御部130は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0068】
図8図9を比較して前記のような実施例を説明する。図8図9は、ウェブブラウザーを表示する画面を前提としている。図8で、制御部130は、選択命令の受信なしに特定の領域を客体として認識することができる。
【0069】
図8の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたウェブブラウザーでフレームを客体801として認識し、実線でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能である。制御部130は、客体801に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。サイズ調整は、客体の拡大または縮小であることができる。このような例で、客体801に対するサイズ調整命令の1つのタッチ入力は、また、選択命令として認識される。選択命令及びサイズ調整命令は、また、キー入力部110または他の種類のタッチジェスチャーによって生成されることができる。
【0070】
図8の画面表示(b)、(c)を参照すれば、選択された客体801の第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。第2軸がさらに長いため、第2軸が基準軸になる。したがって、客体801は、第2軸(水平方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第1軸(垂直方向に)を拡大する。図9は、本発明の実施例によって選択された領域を1つの客体(object)として認識し、客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0071】
図9の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたウェブブラウザーでフレームを客体901として認識し、実線でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能である。制御部130は、客体901に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。サイズ調整は、客体の拡大または縮小である。2個のタッチ入力が客体901上に発生する。例えば、第1タッチ入力は、客体901に対する選択命令であり、第2タッチ入力は、サイズ調整命令である。選択命令及びサイズ調整命令は、また、キー入力部110または他の種類のタッチジェスチャーによって生成されることができる。
【0072】
以上説明したように、特定の領域は、選択命令なしに客体として認識され、認識された客体のサイズは、直接サイズ調整命令に応答して調整されることができる。
【0073】
本発明の一実施例で、ユーザは、多数の過程または煩雑な入力を行うことなく、さらに簡便な方法で選択された客体のサイズを調整することができる。
【0074】
本明細書と図面に開示された本発明の実施例は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施例以外にも、本発明の技術的思想に基づき他の変形例が実施可能であるということは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。
【符号の説明】
【0075】
100 画面に表示された客体のサイズ調整装置
110 キー入力部
120 タッチスクリーン
121 タッチセンサー
122 表示部
130 制御部
131 客体認識部
132 客体サイズ調整部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9