【文献】
ホームページ・ビルダー14 パーフェクトマスター Version14/13/12/11/10完全対応 第1版,株式会社秀和システム,2010年 4月 1日,P677
【文献】
Adobe Illustrator デザインリファレンス 第1版,株式会社秀和システム,2011年 3月25日,P65
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記選択された領域は、前記第1軸の方向での長さ及び前記第2軸の方向での長さを有する客体が区別されることができる領域であることを特徴とする請求項3に記載の客体サイズ調整方法。
前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整する段階は、前記ガイドの縦横比を維持しつつ前記客体を拡大する段階を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の客体サイズ調整方法。
前記選択された領域は、前記第1軸の方向での長さ及び前記第2軸の方向での長さを有する客体が区別されることができる領域であることを特徴とする請求項10に記載の客体サイズ調整装置。
前記制御部は、前記ガイドの縦横比を維持しつつ前記客体を拡大することによって、前記少なくとも1つの選択された客体のサイズを調整することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の客体サイズ調整装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明において客体(object)とは、表示部122に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物を意味する。例えば、人の顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、表示部122で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域を客体と言える。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定のフレームなどを客体と言える。
【0013】
本発明でガイド(guide)は、客体の領域を示す1つ以上の表示を含む。ガイドは、例えば、領域の境界を表示するために角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。
【0014】
本発明でサイズ調整というのは、サイズを拡大及び縮小することを意味する。
【0015】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。この際、添付の図面で、同一の構成要素は、できるだけ、同一の符号で示していることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不明にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明を省略する。
【0016】
図1は、本発明の実施例による画面に表示された客体のサイズ調整装置の内部構成を示すブロック図である。
図1に示されたように、本発明の画面に表示された客体(object)のサイズ調整装置100は、キー入力部110、タッチスクリーン120及び制御部130を含むことができる。
【0017】
キー入力部110は、客体のサイズ調整装置100を制御するためのユーザのキー操作を入力されて入力信号を生成し、制御部130に伝達する。キー入力部110は、ハード(hard)またはソフト(soft)数字キー、方向キーを含むキーパッドで構成されることができ、客体のサイズ調整装置100の一面に所定の機能キーで形成されることができる。本発明の実施例によるキー入力部は、客体を選択し、特定の領域を選択するためのユーザ入力を受信することができる。但し、本発明の実施例によってタッチスクリーン120だけですべての操作が可能な客体のサイズ調整装置の場合には、キー入力部110が省略されてもよい。
【0018】
タッチスクリーン120は、タッチセンサー121及び表示部122を含む。タッチセンサー121は、ユーザのタッチ入力及び位置を感知する。タッチセンサー121は、例えば、静電容量方式(capacitive overlay)、圧力式抵抗膜方式(resistive overlay)、赤外線感知方式(infrared beam)などのタッチ感知センサーで構成されるか、または圧力感知センサー(pressure sensor)で構成されてもよい。前記センサー以外にも、物体の接触または圧力を感知することができるすべての種類のセンサー機器が、本発明のタッチセンサー121で構成されることができる。タッチセンサー121は、ユーザのタッチ入力を感知し、感知信号を発生させて、制御部130に伝送する。前記感知信号には、ユーザがタッチを入力した座標データが含まれる。ユーザがタッチ位置移動動作を入力した場合に、タッチセンサー121は、タッチ位置移動経路の座標データを含む感知信号を発生させて制御部130に伝送する。
【0019】
特に、タッチセンサー121は、本発明の実施例によって客体を選択し、特定の領域を選択するためのユーザ入力を感知することができる。このようなユーザ入力には、タッチ(マルチタッチを含む)、ドラッグなどが例示されることができる。これに関しては、以下でさらに詳しく説明する。
【0020】
表示部122は、液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(OLED、Organic Light Emitting Diodes)、能動型有機発光ダイオード(AMOLED、Active Matrix Organic Light Emitting Diodes)などで形成されることができ、携帯端末機 のメニュー、入力されたデータ、機能設定情報及びその他多様な情報をユーザに視覚的に提供する。表示部122は、原本イメージ及びサイズ調整されたイメージを表示する機能を行う。
【0021】
本発明の画面に表示された客体のサイズ調整装置100は、前記のように、タッチスクリーンを含んで構成されることができるが、以下で記述される本発明の実施例が必ずタッチスクリーンを備える画面に表示された客体のサイズ調整装置100にのみ適用されるものではないことに留意しなければならない。本発明がタッチスクリーンを具備しない携帯端末機に適用される場合、
図1に示されるタッチスクリーン120は、表示部122の機能のみを行うように変形適用されることができる。
【0022】
制御部130は、携帯端末機の各構成要素に対する全般的な動作を制御する。特に、制御部130は、画面に現われる客体(object)を認識し、客体の領域を示すガイド(guide)を表示し、前記客体の選択命令を受信し、サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの少なくとも第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として前記領域のサイズを調整して表示する一連の過程を制御することができる。このために、本発明の実施例による制御部130は、客体認識部131と客体サイズ調整部132をさらに備えることができる。
【0023】
客体認識部131は、表示部122に現われる少なくとも1つ以上の客体(object)を認識することができる。本発明で客体(object)というのは、表示部122に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物を意味する。例えば、人の顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、表示部122で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域を客体と言える。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定のフレームなどを客体と言える。
【0024】
本発明の実施例による客体認識部131で客体を認識する方法は、多様に提供されることができる。単純に画面に表示されるイメージや動画で事物を認識するか、または人の顔を認識する方法などで客体を認識することができ、画面に表示された客体のサイズ調整装置100がデジタルカメラに付着または含まれる場合には、デジタルカメラが焦点を合わせた物体を客体として認識することができる。また、ウェブページをブラウジングする装置の場合、ウェブブラウザー画面で提供するフレームを客体として認識することができる。すなわち、客体認識部131は、他の領域と区分可能な独自の領域を認識することができるすべての手段を通じて客体を認識可能である。さらに、客体認識部131は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて画面の特定の領域を選択する命令を受信する場合、選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識することができる。
【0025】
客体サイズ調整部132は、客体認識部131で客体を認識する場合、客体の領域を示すガイド(guide)を表示するように制御することができる。本発明でガイド(guide)は、客体の領域を示す1つ以上の表示を含む。ガイドは、角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。ここで、特定の領域は、第1軸方向の第1長さと、第1軸に垂直である第2軸方向の第2長さを有し、他の領域と区分されることができる領域であることができる。
【0026】
また、客体サイズ調整部132は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信することができる。タッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信する場合、タッチ(マルチタッチを含む)、ドラッグなど多様なタッチ入力方法を利用することができる。
【0027】
客体サイズ調整部132は、サイズ調整命令の受信時に、前記ガイドの第1軸または前記第1軸に垂直である第2軸を基準として前記領域のサイズを調整して表示するように制御する。本発明でサイズ調整というのは、サイズを拡大及び縮小することを意味する。また、本発明で第1軸または第2軸は、一般的に表示部122の境界線と一致する。すなわち、一般的な表示部122は、四角形形状を有し、そのうち、横方向または縦方向のうちいずれか1つを第1軸と言え、他の方向を第2軸と言える。
【0028】
また、客体サイズ調整部132は、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、表示部122の基準軸の方向のサイズに従って領域のサイズを拡大して表示することができる。また、客体サイズ調整部132は、ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示することができる。
【0029】
ひいては、客体サイズ調整部132は、選択命令の受信時に、少なくとも2以上の客体を選択する命令を受信する場合、前記2以上の客体をグループ化して1つの客体に統合するように制御することができる。また、客体サイズ調整部132は、統合された客体の領域を示すガイドを表示するように制御することができる。
【0030】
客体サイズ調整部132は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる。
【0031】
前記では、制御部130と客体認識部131及び客体サイズ調整部132が別途のブロックで構成され、各ブロックが異なる機能を行うものと記述したが、これは、技術上の便宜のためのものに過ぎず、必ず、このように各機能が区分されるものではない。例えば、客体認識部131及び客体サイズ調整部132が行う特定機能を制御部130自体が行うことができることに留意しなければならない。
【0032】
以下では、客体認識部131及び客体サイズ調整部132が行う特定機能を制御部130自体が行うものと設定して説明する。
【0033】
図2は、本発明の実施例のよった画面に表示された客体のサイズ調整方法の流れ図である。
【0034】
まず、制御部130は、210段階で、画面に現われる客体を認識する。前記画面は、イメージまたは動画が表示されるすべての画面を表示することができる。本発明で客体(object)というのは、画面に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物を意味する。例えば、顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、画面で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域を客体と言える。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定フレームなどを客体と言える。
【0035】
制御部130で客体を認識する方法は、多様に提供されることができる。単純に画面に表示されるイメージや動画で事物を認識するか、または人の顔を認識する方法などで客体を認識することができ、画面に表示された客体のサイズ調整装置100がデジタルカメラに付着または含まれる場合には、デジタルカメラが焦点を合わせた物体を客体として認識することができる。また、ウェブページをブラウジングする装置の場合、ウェブブラウザー画面で提供するフレームを客体として認識することができる。すなわち、客体認識部131は、他の領域と区分可能な独自の領域を認識することができるすべての手段を通じて客体を認識可能である。
【0036】
その後、制御部130は、220段階に進行し、認識した客体に対してガイドを表示する。本発明でガイド(guide)というのは、客体の領域を示す表示を意味する。ガイドは、角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。
【0037】
制御部130は、230段階で、客体選択命令を受信すれば、240段階に進行し、2以上の客体が選択されたか否かを判断し、ただ1つの客体が選択されたと判断する場合には、270段階に進行する。制御部130が240段階で2以上の客体が選択されたと判断する場合、250段階に進行する。
【0038】
制御部130は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信することができる。タッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信する場合、タッチ(マルチタッチを含む)、ドラッグなど多様なタッチ入力方法を利用することができる。これについて以下でさらに詳細に説明する。
【0039】
制御部130は、250段階で、2以上の客体をグループ化し、1つの客体に統合するように制御することができる。その後、制御部130は、260段階に進行し、統合された客体の領域を示すガイドを表示するように制御することができる。
【0040】
ひいては、制御部130は、270段階で、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて画面拡大命令を受信すれば、280段階で、1軸または2軸を基準として領域のサイズを調整することができる。本発明で第1軸または第2軸は、一般的に表示部122の境界線と一致する。すなわち、一般的な表示部122は、四角形の形状を有し、そのうち、横方向または縦方向のうちいずれか1つを第1軸と言え、他の方向を第2軸と言える。
【0041】
また、制御部130は、第1軸方向長さまたは第2軸方向長さのうち大きい長さを有する軸を基準軸として、表示部122の基準軸の方向のサイズに従って領域のサイズを拡大して表示するように制御することができる。また、制御部130は、ガイドの横と縦の比率を維持しつつ領域のサイズを拡大して表示することができる。
【0042】
制御部130は、280段階以後にも、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0043】
図3は、本発明の実施例によってガイドの縦軸を基準として客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0044】
図3の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたイメージで人の顔を客体301、302、303として認識し、点線及び角括弧でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能であり、点線または角括弧のうちいずれか1つだけでも表示可能である。
【0045】
図3の画面表示(b)で、制御部130は、最も右側客体303に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。本発明でサイズ調整というのは、サイズを拡大及び縮小することを意味する。このような例で、客体303に対して二度のタッチ入力があったが、一番目のタッチ入力は、最も右側客体303の選択命令であり、二番目のタッチ入力は、選択された客体303に対してサイズ調整命令である。選択命令とサイズ調整命令は、また、キー入力部110または他の種類のタッチジェスチャーによって生成されることができる。
【0046】
図3の画面表示(c)、(d)、(e)を参照すれば、前記客体303と関連したガイドの第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。第1軸がさらに長いため、第1軸が基準軸になる。ガイドの第1軸は、表示部122の長い軸と同一であることができるが、これに限定されない。ここで、客体303は、第1軸(垂直方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第2軸(水平方向に)を拡大する。
【0047】
図3の画面表示(e)を参照すれば、制御部130は、ガイド外側部分をタッチするなどの設定された調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0048】
図4は、本発明の実施例によってガイドの横軸を基準として客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0049】
図4の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたイメージで自動車を客体401、402、403、404として認識し、点線及び角括弧でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能であり、点線または角括弧のうちいずれか1つだけでも表示可能である。
図4の画面表示(b)を参照すれば、制御部130は、左側前方の客体403に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。客体403に対して二度のタッチ入力があったが、第1タッチ入力は、客体403の選択命令であり、二番目のタッチ入力は、選択された客体403に対してサイズ調整命令である。
【0050】
図4の画面表示(c)、(d)を参照すれば、前記客体403と関連したガイドの第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。第2軸がさらに長いため、第2軸が基準軸になる。ガイドの第1軸は、表示部122の長い軸と同一であることができるが、これに限定されない。その後、客体303は、第1軸(垂直方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第1軸(垂直方向に)を拡大する。
図4の画面表示(d)を参照すれば、制御部130は、ガイド外側部分をタッチするなどの設定された調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0051】
図5は、本発明の他の実施例によって2以上の客体が選択された場合、客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0052】
図5の画面表示(a)を参照すれば、制御部130は、客体501、502、503として表示されるイメージ内で表示される顔を認識し、点線及び角括弧で構成されたガイドを表示している。
【0053】
図5の画面表示(b)を参照すれば、制御部130は、中間客体502と右側客体503に対して選択命令を受信する。2個のタッチ入力が2個の客体を選択するために発生した。1つのタッチ入力は、客体502の選択命令であり、他のタッチ入力は、選択された客体503に対する選択命令である。多数の客体が多様な方式で同時に選択されることができる。例えば、前記例でも、キー入力部110またはマルチ−タッチジェスチャーを通じて一回に2以上の客体が選択されることができる。他の例示的なタッチ入力の使用は、
図6と関連して詳しく説明する。
【0054】
図5の画面表示(b)で、2以上の客体に対する選択に応答して、制御部130は、
図5の画面表示(c)で示されたように、1つの統合された客体として選択された多数の客体を扱うことができる。
図5の画面表示(c)で、不透明なボックス504は、単純に統合過程の説明に対する視覚的なインジケーターであり、実際に表示されないことがある。
図5の画面表示(d)を参照すれば、制御部130は、統合された客体505の領域を示すガイドを表示するように表示部122を制御した。統合された客体505に対して、タッチ入力がある場合、
図5の画面表示(e)のように拡大される。前記客体505と関連したガイドの第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。これにより、第2軸がさらに長いため、第2軸が基準軸となる。ガイドの第1軸は、表示部122の長い軸と同一であることができるが、これに限定されない。ここで、客体303は、第2軸(水平方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第2軸(水平方向に)を拡大する。
図5の画面表示(d)を参照すれば、制御部130は、ガイド外側部分をタッチするなどの設定された調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0055】
図6は、本発明のさらに他の実施例によって2以上の客体が選択された場合、客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0056】
図6を参照すれば、
図5と異なる方法で2以上の客体を選択する方法を説明する。
図6の画面表示(a)で、
図5と同一に制御部130が表示されたイメージで人の顔を客体601、602、603として認識し、点線及び角括弧でガイドを表示している。
【0057】
図6の画面表示(b)を参照すれば、2以上の客体602、603を選択し、
図5で連続的なタッチをしたこととは異なって、描き動作(drawing)を通じて中間客体602と右側客体603を1つの円で連結するようになれば、中間客体602と右側客体603は、同時に選択される。
【0058】
その後、
図5と同様に、
図6の画面表示(c)に示されたように、制御部130は、1つの統合された客体として選択された多数の客体を扱い、
図6の画面表示(c)に示されたように、統合された客体604の領域を示すガイドを表示するように前記表示部122を制御することができる。統合された客体604は、円自体よりは円内に含まれた客体による。タッチ入力が統合された客体604上に発生すれば、制御部130は、
図6の画面表示(d)と同様に、統合された客体604を拡大する。
図6の場合に、
図5の場合とは異なって、描き動作(drawing)を通じて中間客体602と右側客体603を1つの円で連結するようになれば、選択が完了したものであるから、別途のサイズ調整命令なしにすぐサイズを調整して表示することが可能である。また、
図3〜
図6では、画面を拡大する場合のみを例示しているが、画面を縮小する動作も可能である。客体のサイズは、さらに大きくなるか、または小さくなるように調整されることができる。
【0059】
図7は、本発明のさらに他の実施例によって選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識し、客体領域を拡張する動作を示す流れ図である。
【0060】
まず、制御部130は、710段階で、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて画面の特定の領域を選択する命令を受信する。その後、制御部130は、720段階で、前記選択された特定の領域を1つの客体(object)として認識する。ここで、特定の領域は、前記第1軸方向の長さと前記第2軸方向の長さを有し、他の領域と区分されることができる領域であることができる。領域のサイズは、ガイドの第1軸または第1軸に垂直である第2軸に対して調整されることができる。ここで、客体(object)は、画面に現われる他の事物と区別されることができる独立された事物であることができる。例えば、顔または自動車などを客体と言える。また、独立された事物以外にも、画面で他の領域と区分可能な独自の領域を占める領域が客体であることができる。例えば、アイコンまたはウェブブラウザー画面で特定フレームが客体であることができる。
【0061】
制御部130で客体を認識する方法は、多様に提供されることができる。単純に画面に表示されるイメージや動画で事物を認識するか、または顔を認識する方法などで客体を認識することができ、画面に表示された客体のサイズ調整装置100がデジタルカメラに付着または含まれる場合には、デジタルカメラが焦点を合わせた物体を客体として認識することができる。また、ウェブページをブラウジングする装置の場合、ウェブブラウザー画面で提供するフレームを客体として認識することができる。すなわち、客体認識部131は、客体として画面上に区分可能な領域を認識することができる。
【0062】
その後、制御部130は、730段階に進行し、認識した客体に対してガイドを表示する。本発明においてガイド(guide)は、客体の領域を示す1つ以上の表示を意味する。ガイドは、例えば、角括弧、実線、点線、四角形、円形など特定の領域を表示することができる形態で表示される。
【0063】
制御部130は、740段階で、客体選択命令を受信する。制御部130は、750段階で、2個以上の客体が選択されるか否かを判断する。ただ1つの客体が選択されれば、制御部130は、780段階に進行する。そして、2以上の客体が選択されれば、制御部130は、760段階に進行する。
【0064】
制御部130は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて客体選択命令を受信することができる。タッチセンサー121が使用される場合、制御部130は、客体選択命令としてタッチ、マルチ−タッチ及びドラッグのような多様なタッチイベントなどを受信することができる。
【0065】
2個以上の客体が選択されれば、760段階で、制御部130は、選択された客体を1つの統合された客体として扱い、770段階で、統合された客体の領域を示すガイドを表示する。
【0066】
制御部130は、780段階で、キー入力部110またはタッチセンサー121からサイズ調整命令を受信し、790段階で、第1軸または第2軸に対して選択された客体の領域サイズを調整する。
【0067】
その後、制御部130は、キー入力部110またはタッチセンサー121を通じて調整解除命令を受信すれば、調整された領域のサイズを元のサイズに再調整して表示するように制御することができる(図示せず)。
【0068】
図8と
図9を比較して前記のような実施例を説明する。
図8と
図9は、ウェブブラウザーを表示する画面を前提としている。
図8で、制御部130は、選択命令の受信なしに特定の領域を客体として認識することができる。
【0069】
図8の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたウェブブラウザーでフレームを客体801として認識し、実線でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能である。制御部130は、客体801に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。サイズ調整は、客体の拡大または縮小であることができる。このような例で、客体801に対するサイズ調整命令の1つのタッチ入力は、また、選択命令として認識される。選択命令及びサイズ調整命令は、また、キー入力部110または他の種類のタッチジェスチャーによって生成されることができる。
【0070】
図8の画面表示(b)、(c)を参照すれば、選択された客体801の第1軸は、垂直方向であり、第2軸は、水平方向であることを仮定する。第2軸がさらに長いため、第2軸が基準軸になる。したがって、客体801は、第2軸(水平方向に)に画面サイズによって拡大されることができ、前記ガイドの比率によって第1軸(垂直方向に)を拡大する。
図9は、本発明の実施例によって選択された領域を1つの客体(object)として認識し、客体領域を拡張する動作を示す図である。
【0071】
図9の画面表示(a)を参照すれば、制御部130が表示されたウェブブラウザーでフレームを客体901として認識し、実線でガイドを表示している。ガイドは、多様な方法で表示可能である。制御部130は、客体901に対して選択命令とサイズ調整命令を受信する。サイズ調整は、客体の拡大または縮小である。2個のタッチ入力が客体901上に発生する。例えば、第1タッチ入力は、客体901に対する選択命令であり、第2タッチ入力は、サイズ調整命令である。選択命令及びサイズ調整命令は、また、キー入力部110または他の種類のタッチジェスチャーによって生成されることができる。
【0072】
以上説明したように、特定の領域は、選択命令なしに客体として認識され、認識された客体のサイズは、直接サイズ調整命令に応答して調整されることができる。
【0073】
本発明の一実施例で、ユーザは、多数の過程または煩雑な入力を行うことなく、さらに簡便な方法で選択された客体のサイズを調整することができる。
【0074】
本明細書と図面に開示された本発明の実施例は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施例以外にも、本発明の技術的思想に基づき他の変形例が実施可能であるということは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。