特許第6241471号(P6241471)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6241471
(24)【登録日】2017年11月17日
(45)【発行日】2017年12月6日
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20120101AFI20171127BHJP
【FI】
   G06Q10/06
【請求項の数】5
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2015-211367(P2015-211367)
(22)【出願日】2015年10月28日
(62)【分割の表示】特願2014-89366(P2014-89366)の分割
【原出願日】2009年8月27日
(65)【公開番号】特開2016-15176(P2016-15176A)
(43)【公開日】2016年1月28日
【審査請求日】2015年11月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】町田 智浩
【審査官】 関 博文
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−139587(JP,A)
【文献】 特開2005−242765(JP,A)
【文献】 特開平09−223175(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の特定情報を管理する情報処理装置であって、
前記特定情報を、ユーザの行動内容を参照することで抽出することを示す抽出条件が設定されているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で前記抽出条件が設定されていると判別された場合に、複数のユーザの行動内容情報を記憶する行動記憶手段を参照することで、前記複数の特定情報の中で、現時点における前記ユーザの行動内容に対応した特定情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で前記ユーザ毎に抽出された特定情報をユーザ別に対応付けて記憶するよう制御する記憶制御手段と、
を具備し、
前記記憶制御手段は、前記判別手段で前記抽出条件が設定されていない場合には、前記複数の特定情報を前記ユーザ別に対応付けて記憶する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
複数の特定情報を管理する情報処理装置であって、
複数のユーザの行動内容情報を記憶する行動記憶手段を参照することで、前記複数の特定情報の中で、現時点における前記ユーザの行動内容に対応した特定情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で前記ユーザ毎に抽出された特定情報をユーザ別に対応付けて記憶するよう制御する記憶制御手段と、
を具備し、
前記行動内容情報は、複数の相手先の内の何れかの相手先に移動して行動することを示す行動内容の情報を含み、
前記抽出手段は、前記複数の特定情報の内で前記相手先別に予め選択された特定情報を記憶する相手先別記憶手段を参照することで、前記ユーザの現時点の行動内容で示される相手先に対応した特定情報を抽出する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記行動内容情報は、複数の地域エリアの内の何れかの地域エリアに関連する関連情報を含み、
前記抽出手段は、前記複数の特定情報の内で前記地域エリア別の特定情報を記憶するエリア別記憶手段を参照することで、前記ユーザの現時点の行動内容に関連する地域エリアに対応した特定情報を抽出する、
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
複数の特定情報を管理する情報処理装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記特定情報を、ユーザの行動内容を参照することで抽出することを示す抽出条件が設定されているか否かを判別する判別手段、
前記判別手段で前記抽出条件が設定されていると判別された場合に、複数のユーザの行動内容情報を記憶する行動記憶手段を参照することで、前記複数の特定情報の中で、現時点における前記ユーザの行動内容に対応した特定情報を抽出する抽出手段、
前記抽出手段で前記ユーザ毎に抽出された特定情報をユーザ別に対応付けて記憶するよう制御する記憶制御手段、
として機能させ、
前記記憶制御手段は、前記判別手段で前記抽出条件が設定されていない場合には、前記複数の特定情報を前記ユーザ別に対応付けて記憶する、
ことを特徴としたプログラム。
【請求項5】
複数の特定情報を管理する情報処理装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数のユーザの行動内容情報を記憶する行動記憶手段を参照することで、前記複数の特定情報の中で、現時点における前記ユーザの行動内容に対応した特定情報を抽出する抽出手段、
前記抽出手段で前記ユーザ毎に抽出された特定情報をユーザ別に対応付けて記憶するよう制御する記憶制御手段、
として機能させ、
前記行動内容情報は、複数の相手先の内の何れかの相手先に移動して行動することを示す行動内容の情報を含み、
前記抽出手段は、前記複数の特定情報の内で前記相手先別に予め選択された特定情報を記憶する相手先別記憶手段を参照することで、前記ユーザの現時点の行動内容で示される相手先に対応した特定情報を抽出する、
ことを特徴としたプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、情報のキー入力機能及びバーコード読み取り機能を有する携帯端末としてのハンディターミナル(HT(Handy Terminal))が知られている。ハンディターミナルは、例えば、販売管理システムに使われていた。
【0003】
販売管理システムは、ハンディターミナルと、会社の事務所のPC(Personal Computer)と、を備える。販売管理システムにおいて、管理者が各担当者別にハンディターミナルで本日行う業務を、担当者別日程と連動して事務所PCにて登録する。事務所PCにクレードル等を介して通信接続されたハンディターミナルは、業務開始時に担当者がログイン処理を行うと、事務所PCから担当者別の業務がダウンロードされる。そして、担当者は、ハンディターミナルを業務場所に持ち出して、各担当者別の業務をスケジュールに従って行い、業務実績をハンディターミナルに入力する。業務終了時には、担当者がハンディターミナルを事務所PCに接続し、業務処理結果をハンディターミナルから事務所PCへ転送する。事務所PCでは、業務進捗状況の管理が行われる。
【0004】
ハンディターミナルには、業務用のメニューシステムが構築されている。ハンディターミナルを用いて業務を行う場合、表示されたメニューより、随時行う業務をユーザが選択入力する方式となっていた。ハンディターミナルを用いて行う業務としては、事務所及び倉庫等で行う業務や、得意先等にハンディターミナルを持ち出して行う業務が存在していた。
【0005】
また、業務形態として、会社の社内ネットワークサーバと、このネットワークサーバにインターネット接続された自宅のPCとを備え、自宅PCで業務を行う在宅勤務システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。在宅勤務者は、自宅PCを操作して社内ネットワークサーバに接続し、本日の業務予定を社内ネットワークサーバに送信して業務を開始する。そして、在宅勤務者は、業務時実行後に自宅PCで実行した業務に伴う業務関連情報等を社内ネットワークサーバに送信して報告する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−283550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来の販売システムにおいて、ハンディターミナルのメニューは、日々又はその日に行わない業務についても選択可能であった。このため、本来実施しなくてもよい業務を実行してしまうケースが存在した。
【0008】
また、従来の在宅勤務システムにおいては、自宅PCを使用する担当者が決まっていた。これに対し、従来の販売システムにおいては、同一の業務を複数台のハンディターミナルを使用して複数人で処理することも可能であった。このため、ハンディターミナルの業務では、業務処理内容の重複等が発生するケースが存在した。
【0009】
さらに、従来の販売システムにおいて、事務所から得意先等にハンディターミナルを持ち出す場合には、予め、業務実行に使用するデータを事務所PCからハンディターミナル内にダウンロードする必要があった。そのデータ容量に比例して、ダウンロード時間が費やされている。このため、そのダウンロード時間の短縮の要請があった。
【0010】
本発明の課題はユーザの行動内容に応じた情報を抽出できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1記載の発明は、複数の特定情報を管理する情報処理装置であって、前記特定情報を、ユーザの行動内容を参照することで抽出することを示す抽出条件が設定されているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記抽出条件が設定されていると判別された場合に、複数のユーザの行動内容情報を記憶する行動記憶手段を参照することで、前記複数の特定情報の中で、現時点における前記ユーザの行動内容に対応した特定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で前記ユーザ毎に抽出された特定情報をユーザ別に対応付けて記憶するよう制御する記憶制御手段と、を具備し、前記記憶制御手段は、前記判別手段で前記抽出条件が設定されていない場合には、前記複数の特定情報を前記ユーザ別に対応付けて記憶する、ことを特徴とする。
請求項2は、複数の特定情報を管理する情報処理装置であって、複数のユーザの行動内容情報を記憶する行動記憶手段を参照することで、前記複数の特定情報の中で、現時点における前記ユーザの行動内容に対応した特定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で前記ユーザ毎に抽出された特定情報をユーザ別に対応付けて記憶するよう制御する記憶制御手段と、を具備し、前記行動内容情報は、複数の相手先の内の何れかの相手先に移動して行動することを示す行動内容の情報を含み、前記抽出手段は、前記複数の特定情報の内で前記相手先別に予め選択された特定情報を記憶する相手先別記憶手段を参照することで、前記ユーザの現時点の行動内容で示される相手先に対応した特定情報を抽出する、ことを特徴とする。

【発明の効果】
【0012】
本発明によればユーザの行動内容に応じた情報を抽出きる。

【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係る実施の形態の業務情報配信システムの構成を示す図である。
図2】PCの機能構成を示すブロック図である。
図3】ハンディターミナルの機能構成を示すブロック図である。
図4】PCの記憶部に記憶される各種情報を示す図である。
図5】(a)は、メニューファイルの構成を示す図である。(b)は、担当者マスタファイルの構成を示す図である。(c)は、データ抽出前の商品マスタファイルの構成を示す図である。(d)は、得意先別商品ファイルの構成を示す図である。
図6】(a)は、担当者別日程ファイルの構成を示す図である。(b)は、データ抽出後の商品マスタファイルの構成を示す図である。
図7】ハンディターミナルのフラッシュメモリに記憶される各種情報を示す図である。
図8】PCで実行される業務指示作成処理を示すフローチャートである。
図9】業務指示作成処理のファイル出力処理を示すフローチャートである。
図10】(a)は、担当者別業務指示作成画面を示す図である。(b)は、データ抽出条件画面を示す図である。
図11】PCで実行される業務情報送信処理を示すフローチャートである。
図12】ハンディターミナルで実行される業務情報受信処理を示すフローチャートである。
図13】(a)は、業務ログイン画面を示す図である。(b)は、第1の業務メニュー画面を示す図である。
図14】ハンディターミナルで実行されるHT業務処理を示すフローチャートである。
図15】(a)は、第2の業務メニュー画面を示す図である。(b)は、第3の業務メニュー画面を示す図である。
図16】ハンディターミナルで実行される業務実績送信処理を示すフローチャートである。
図17】PCで実行される業務実績受信処理を示すフローチャートである。
図18】PCで実行される実績登録処理を示すフローチャートである。
図19】PCで実行される業務ログ表示処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
【0015】
先ず、図1図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の業務情報配信システム1の構成を示す。
【0016】
本実施の形態の業務情報配信システム1は、業務開始前に、使用する担当者及び業務に応じた業務情報を抽出してハンディターミナルに配信するシステムである。業務情報とは、ハンディターミナルにおける業務実行に必要なデータとする。業務情報はは、例えば、メニュー、業務スケジュール、業務で扱う商品のデータである。また、業務情報配信システム1は、ある会社の事務所に設置されているものとする。
【0017】
図1に示すように、業務情報配信システム1は、業務情報管理装置としてのPC10と、クレードル20A,20Bと、携帯端末としてのハンディターミナル30A,30Bと、を備える。PC10は、ハンディターミナル30A,30Bで実行される業務等の情報の管理装置である。PC10は、クレードル20A,20Bを介してハンディターミナル30A,30Bに業務情報を送受信する。
【0018】
クレードル20A,20Bは、PC10に通信接続されている。また、クレードル20A,20Bは、ハンディターミナル30A,30Bが載置され、載置されたハンディターミナル30A,30Bを充電するとともに、通信接続される。
【0019】
ハンディターミナル30A,30Bは、担当者により持ち出されて、業務に関する入力を受け付ける携帯端末である。また、ハンディターミナル30A,30Bを使用する担当者は、それぞれ一人に決まっていない。ハンディターミナル30A,30Bは、複数人で共通して使用されるものとする。
【0020】
また、業務情報配信システム1では、PC10に接続されるクレードル、ハンディターミナルの台数を各2台としたが、これに限定されるものではない。クレードルの、ハンディターミナルの台数は、それぞれ、少なくとも一台であればよい。例えば、所定台数のハンディターミナルを、それ以下の台数のクレードルに共通して載置する構成としてもよい。
【0021】
次に、図2及び図3を参照して、PC10及びハンディターミナル30Aの内部構成を説明する。図2に、PC10の機能構成を示す。図3に、ハンディターミナル30Aの機能構成を示す。なお、ハンディターミナル30Bの構成は、ハンディターミナル30Aと同様であり、その説明を省略する。
【0022】
先ず、図2を参照して、PC10の内部構成を説明する。PC10は、管理側制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11と、管理側操作部としての操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、管理側記憶部としての記憶部15と、通信部16と、管理側通信部としてのI/F部17と、計時部18と、を備える。PC10の各部は、バス19を介して接続されている。
【0023】
CPU11は、PC10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
【0024】
CPU11は、業務指示作成プログラム151に従い、業務指示対象の担当者名及びデータ抽出条件の入力を操作部12から受け付け、記憶部15に記憶されている業務情報から入力された担当者名及びデータ抽出条件に対応する業務情報を抽出して記憶部15に記憶されている担当者別フォルダに出力(格納)する。
【0025】
また、CPU11は、業務情報送信プログラム152に従い、ハンディターミナル30A,30Bから担当者のユーザ名を含む業務情報要求を受信した場合に、記憶部15に記憶されているユーザ名の担当者別フォルダから業務情報を読み出して要求元のハンディターミナルに送信する。
【0026】
また、CPU11は、業務実績受信プログラム153に従い、ハンディターミナル30A,30Bから担当者のユーザ名を含む実績ファイル及び業務ログファイルを受信した場合に、記憶部15に記憶されているユーザ名の担当者別フォルダに受信した実績ファイル及び業務ログファイルを記憶する。
【0027】
また、CPU11は、実績登録プログラム154に従い、記憶部15に記憶されている担当者別フォルダ内の実績ファイルを登録ファイルに登録する。
【0028】
また、CPU11は、業務ログ表示プログラム155に従い、記憶部15に記憶されている担当者別フォルダ内の業務ログファイルを表示部14に表示する。
【0029】
操作部12は、各種キー操作入力を受け付けるキーボードを備え、キー操作入力に応じた操作情報をCPU11に出力する。また、操作部12は、マウス等のポインティングデバイスを備え、位置情報の操作入力を受け付ける構成としてもよい。
【0030】
RAM13は、情報を一時的に記憶する揮発性のメモリであり、各種データ及びプログラムを格納するワークエリアを有する。
【0031】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力される表示情報に応じて各種表示を行う。
【0032】
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)等により構成され、各種データ及び各種プログラムを読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部15には、各種情報と、業務指示作成プログラム151、業務情報送信プログラム152、業務実績受信プログラム153、実績登録プログラム154及び業務ログ表示プログラム155と、が記憶されている。記憶部15に記憶される各種情報は、詳細に後述される。
【0033】
通信部16は、通信ネットワークに接続されたネットワークカード等で構成され、PC10と、通信ネットワーク上の機器との間の通信制御を行う。
【0034】
I/F部17は、外部機器が有線接続されるインタフェース部である。本実施の形態では、I/F部17が、クレードル20A,20Bに接続される。I/F部17は、クレードル20A,20Bにハンディターミナル30A,30Bが載置された状態で、ハンディターミナル30A,30BとPC10(CPU11)との間の通信を仲介する。
【0035】
計時部18は、現在の日時を計時する計時回路を有し、当該計時回路から出力される現在日時情報をCPU11に出力する。
【0036】
次いで、図3を参照して、ハンディターミナル30Aの内部構成を説明する。ハンディターミナル30Aは、端末側制御部としてのCPU31と、端末側操作部としての操作部32と、RAM33と、表示部34と、ROM(Read Only Memory)35と、スキャナ部36と、端末側記憶部としてのフラッシュメモリ37と、端末側通信部としてのI/F部38と、計時部39と、無線通信部3Aと、電源部3Bと、を備える。ハンディターミナル30Aの電源部3Bを除く各部は、バス3Cを介して接続されている。
【0037】
CPU31は、ハンディターミナル30Aの各部を制御する。CPU31は、ROM35に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM33に展開し、RAM33に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
【0038】
CPU31は、業務情報受信プログラム351に従い、業務実行対象の担当者のログイン時にユーザ名の入力を操作部32から受け付け、当該ユーザ名を含む業務情報の要求をPC10に送信して業務情報を受信してフラッシュメモリ37に記憶する。
【0039】
CPU31は、HT業務プログラム352に従い、フラッシュメモリ37に記憶されている業務情報を用いて、業務のメニュー表示の上、実行した業務実績の入力を操作部32から受け付け、当該業務実績に基づいて実績ファイル及び業務ログファイルを作成してフラッシュメモリ37に記憶する。
【0040】
CPU31は、業務実績送信プログラム353に従い、フラッシュメモリ37に記憶されている実績ファイル及び業務ログファイルをユーザ名とともにPC10に送信する。
【0041】
操作部32は、各種キーから操作入力を受け付けるキーパッドを備え、キー操作入力に応じた操作情報をCPU31に出力する。操作部32の各種キーは、数字、文字の入力キー、各種機能キー、スキャナ部36によるスキャン実行のトリガキー等を含む。
【0042】
RAM33は、RAM13と同様のメモリである。表示部34は、LCD、ELD(Electro Luminescent Display)等により構成され、CPU31から入力される表示情報に応じて各種表示を行う。
【0043】
ROM35は、読み出し専用の情報を記憶するメモリである。ROM35には、各種情報と、業務情報受信プログラム351と、HT業務プログラム352と、業務実績送信プログラム353と、が記憶されている。
【0044】
スキャナ部36は、発光部、受光部、ゲイン回路、2値化回路を備え、1次元のバーコードを読み取るレーザスキャナである。スキャナ部36において、発光部から出射された光束がバーコードに照射され、その反射光が受光部により受光されて電気信号に変換され、その電気信号がゲイン回路により増幅されて2値化回路により2値データに変換され、その2値データがCPU31に出力される。CPU31において、スキャナ部36から入力された2値データが、スキャンしたバーコードが含む情報に変換される。スキャナ部36は、レーザスキャナに代えて、1次元バーコード又は2次元コードを撮影して画像データをCPU31に出力するイメージスキャナとしてもよい。
【0045】
フラッシュメモリ37は、情報を読み出し及び書き込み自在に記憶するメモリである。フラッシュメモリ37に記憶される各種情報は、詳細に後述される。
【0046】
計時部39は、現在の日時を計時する計時回路を有し、当該計時回路から出力される現在日時情報をCPU31に出力する。
【0047】
無線通信部3Aは、無線通信用アンテナ、送信信号の変調部、受信信号の復調部等を備える。無線通信部3Aは、通信ネットワーク上に設けられたアクセスポイントとの間で無線通信を行う。つまり、ハンディターミナル30A(CPU31)は、無線通信部3A、アクセスポイント、通信部16を介して、PC10と通信可能である。
【0048】
電源部3Bは、ハンディターミナル30Aの各部に電源電力を供給する。電源部3Bは、例えば、リチウム電池等の二次電池である。
【0049】
次に、図4図7を参照して、PC10及びハンディターミナル30Aに記憶される各種情報を説明する。図4に、PC10の記憶部15に記憶される各種情報を示す。図5(a)に、メニューファイル41の構成を示す。図5(b)に、担当者マスタファイル42の構成を示す。図5(c)に、商品マスタファイル43の構成を示す。図5(d)に、得意先別商品ファイル44の構成を示す。図6(a)に、担当者別日程ファイル45の構成を示す。図6(b)に、商品マスタファイル531の構成を示す。図7に、ハンディターミナル30Aのフラッシュメモリ37に記憶される各種情報を示す。
【0050】
図4に示すように、PC10の記憶部15には、メニューファイル41と、担当者マスタファイル42と、商品マスタファイル43と、得意先別商品ファイル44と、担当者別日程ファイル45と、登録ファイル46と、が記憶される。
【0051】
また、記憶部15には、ハンディターミナル30A,30Bに提供するファイルを格納する担当者別のフォルダとして、担当者別フォルダF1〜Fn(n:担当者の数)が記憶されている。また、記憶部15には、ハンディターミナル30A,30Bから提供されたファイルを格納する担当者別のフォルダとして、担当者別フォルダG1〜Gnが記憶されている。
【0052】
ハンディターミナル30A,30Bを使用する担当者を、「○○太郎」、「△△一郎」、…とする。「○○太郎」に対応する担当者別フォルダF1には、メニューファイル511と、商品マスタファイル531と、得意先別商品ファイル541と、担当者別日程ファイル551と、環境データファイル571と、が格納される。担当者別フォルダF2〜Fnは、担当者別フォルダF1と同様で担当者が別のファイルが格納される。
【0053】
「○○太郎」に対応する担当者別フォルダG1には、実績ファイル581と、業務ログファイル591と、が格納される。担当者別フォルダG2〜Gnは、担当者別フォルダG1と同様で担当者が別のファイルが格納される。
【0054】
次いで、各ファイルの詳細な構成を説明する。メニューファイル41は、ハンディターミナルに表示するメニューに関する全担当者分のデータを有する。図5(a)に示すように、メニューファイル41は、メニュー階層411、業務名412、起動プログラム413、担当者業務種類414等の項目を有する。
【0055】
メニュー階層411は、メニュー階層として表示するための業務種類である。メニュー階層411は、「受注」、「売上」、「仕入」、「発注」、「在庫」等である。受注は、担当者が営業担当の業務であり、得意先における商品の受注である。受注は、担当者が営業担当の業務であり、得意先における商品の受注業務である。売上は、担当者が営業担当の業務であり、得意先における商品の売上(納品)業務である。仕入は、担当者が営業担当の業務であり、商品の仕入れ元への商品の仕入業務である。発注は、担当者が事務担当の業務であり、倉庫等で不足する商品の仕入れ元への発注業務である。在庫は、担当者が事務担当の業務であり、倉庫等での商品の棚卸業務である。
【0056】
業務名412は、メニュー階層411に対応する業務種類の業務内容の名称である。業務名412は、「受注入力」、「売上入力」、「仕入入力」、「発注入力」、「棚卸」等である。起動プログラム413は、メニュー階層411に対応する選択メニューの業務開始時に起動されるプログラムの名称である。担当者業務種類414は、メニュー階層411に対応する業務を行う担当者の業務種類である。
【0057】
担当者マスタファイル42は、全担当者に関するデータを有する。図5(b)に示すように、担当者マスタファイル42は、担当者コード421、担当者名422、担当者業務種類423の項目を有する。担当者コード421は、担当者を識別するコード情報である。担当者名422は、担当者コード421の担当者の名称である。担当者業務種類423は、担当者コード421の担当者の担当者業務種類である。
【0058】
商品マスタファイル43は、全担当者が各種業務で扱う商品に関するデータを有する。図5(c)に示すように、商品マスタファイル43は、商品コード431、商品名432、標準単価433の項目を有する。商品コード431は、商品を識別するコード情報である。商品名432は、商品コード431の商品の名称である。標準単価433は、商品コード431の商品の標準単価である。
【0059】
得意先別商品ファイル44は、営業の担当者が行く得意先別の商品に関するデータを有する。図5(d)に示すように、得意先別商品ファイル44は、得意先コード441、得意先名442、得意先エリア443、商品名444、単価445等の項目を有する。得意先コード441は、得意先を識別するコード情報である。得意先名442は、得意先コード441の得意先の名称である。得意先エリア443は、得意先コード441の得意先が所在するエリアの名称である。商品名444は、得意先コード441の得意先で業務に用いる商品の名称である。単価445は、得意先コード441の得意先における商品名444の商品の単価である。単価445は、標準単価でもよく、標準単価から値引きした後の単価でもよい。
【0060】
担当者別日程ファイル45は、担当者の業務上の得意先の訪問日程(スケジュール)に関するデータを有する。図6(a)に示すように、担当者別日程ファイル45は、担当者コード451、担当者名452、日付453、開始時刻454、終了時刻455、得意先コード456、得意先名457の項目を有する。担当者コード451は、担当者を識別するコード情報である。担当者名452は、担当者コード451の担当者の名称である。日付453は、担当者コード451の担当者の得意先訪問予定の日付、期間である。開始時刻454は、担当者コード451の担当者の日付453における得意先訪問の開始時刻である。終了時刻455は、担当者コード451の担当者の日付453における得意先訪問の終了時刻である。得意先コード456は、担当者コード451の担当者が、日付453、開始時刻454及び終了時刻455の日時に訪問予定の得意先を識別するコード情報である。得意先名457は、得意先コード456の得意先の名称である。
【0061】
図4に示す登録ファイル46は、ハンディターミナルから受信した各担当者の業務実績の実績ファイル581をデータ登録したファイルである。
【0062】
メニューファイル511、商品マスタファイル531、得意先別商品ファイル541、担当者別日程ファイル551は、それぞれ、メニューファイル41、商品マスタファイル43、得意先別商品ファイル44、担当者別日程ファイル45のうち、担当者「○○太郎」の本日の業務に対応するデータを抽出後のファイルである。
【0063】
例えば、全担当者に対応する商品マスタファイル43は、図6(b)に示す担当者「○○太郎」に対応する商品マスタファイル531となる。商品マスタファイル531は、商品コード5311、商品名5312、標準単価5313等の項目を有する。商品コード5311、商品名5312、標準単価5313は、商品コード431、商品名432、標準単価433のうちの担当者「○○太郎」、8月10日、得意先を含む得意先エリアに対応するレコードのみを有する。メニューファイル511、得意先別商品ファイル541、担当者別日程ファイル551についても商品マスタファイル531と同様の条件で抽出される。
【0064】
環境データファイル571は、担当者「○○太郎」が、訪問予定の所定の得意先のみならず当該得意先の得意先エリアに所在する他の得意先を訪問する可能性があるか否かのデータ等の環境データを有する。
【0065】
実績ファイル581は、担当者「○○太郎」が実行した業務の実績データを有する。実績ファイル581は、例えば、実行した業務の伝票データ等のファイルである。業務ログファイル591は、業務におけるハンディターミナルに対する各種入力動作の開始及び終了の履歴情報のファイルである。
【0066】
図7に示すように、ハンディターミナル30Aのフラッシュメモリ37には、メニューファイル61と、商品マスタファイル63と、得意先別商品ファイル64と、担当者別日程ファイル65と、環境データファイル67と、実績ファイル68と、業務ログファイル69と、が記憶される。
【0067】
メニューファイル61、商品マスタファイル63、得意先別商品ファイル64、担当者別日程ファイル65、環境データファイル67は、例えば担当者「○○太郎」について、それぞれ、メニューファイル511、商品マスタファイル531、得意先別商品ファイル541、担当者別日程ファイル551、環境データファイル571をPC10からハンディターミナル30A,30Bへ転送した後の同じファイルである。
【0068】
実績ファイル68、業務ログファイル69は、例えば担当者「○○太郎」について、それぞれ、実績ファイル581、業務ログファイル69をハンディターミナル30A,30BからPC10へ転送する前の同じファイルである。
【0069】
次に、図8図19を参照して、業務情報配信システム1の動作を説明する。説明を簡単にするため、一例として、営業担当者としての担当者「○○太郎」がハンディターミナル30Aを持ち出して業務を実行する例を説明する。ハンディターミナル30Bが持ち出されるケースや、他の担当者の業務実行の場合も同様である。
【0070】
先ず、図8図12を参照して、PC10で実行される業務実行前の処理を説明する。図8に、PC10で実行される業務指示作成処理を示す。図9に、業務指示作成処理のファイル出力処理を示す。図10(a)に、担当者別業務指示作成画面70を示す。図10(b)に、データ抽出条件画面80を示す。図11に、PC10で実行される業務情報送信処理を示す。
【0071】
図8図10を参照して、PC10で実行される業務指示作成処理を説明する。業務指示作成処理は、PC10において、一日の業務開始前等に、業務の管理者が全担当者に対する業務指示としての業務情報を作成する処理である。PC10において、例えば、管理者から操作部12へ業務指示作成処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された業務指示作成プログラム151と、CPU11との協働により、業務指示作成が実行される。
【0072】
図8に示すように、先ず、表示部14に担当者入力域が表示される(ステップS1)。この担当者入力域は、図10(a)に示すように、担当者別業務指示作成画面70の担当者入力域71として表示される。また、この担当者入力域に指定入力される担当者は、これから業務指示(業務情報)を作成しようとする対象の担当者である。
【0073】
そして、ステップS1で表示中の担当者入力域に対応して、操作部12を介して管理者からの担当者名の指定入力が受け付けられる(ステップS2)。そして、記憶部15に記憶されている担当者マスタファイル42が参照され、ステップS2で指定入力された担当者名と同じ担当者名422に対応する担当者業務種類423が読み出されて取得される(ステップS3)。
【0074】
そして、記憶部15に記憶されているメニューファイル41が参照され、ステップS3で取得された担当者業務種類423を含む担当者業務種類414に対応するメニュー階層411及び業務名412が読み出されてメニュー項目としてセットされる(ステップS4)。そして、初期条件として、データ抽出条件が全商品に設定され、この設定条件でステップS3でセットされたメニュー項目が抽出される(ステップS5)。データ抽出条件とは、PC10に記憶されているメニューファイル41、商品マスタファイル43、得意先別商品ファイル44、担当者別日程ファイル45から、担当者のハンディターミナルを用いた業務に必要な本日のデータを抽出する条件である。
【0075】
そして、ステップS4でセットされたメニュー項目をメニュー階層として有する担当者別業務指示作成画面として表示部14に表示される(ステップS6)。この担当者別業務指示作成画面は、図10(a)に示すように、メニュー階層72を含む担当者別業務指示作成画面70として表示される。また、担当者別業務指示作成画面70は、抽出条件ボタン73、登録ボタン74及び終了ボタン75を含む。
【0076】
そして、操作部12の操作により、終了ボタン75が押下されたか否かが判別される(ステップS7)。終了ボタン75が押下された場合(ステップS7;YES)、業務指示作成処理が終了する。終了ボタン75が押下されていない場合(ステップS7;NO)、操作部12の操作により、登録ボタン74が押下されたか否かが判別される(ステップS8)。
【0077】
登録ボタン74が押下された場合(ステップS8;YES)、担当者の業務情報を担当者別の業務情報のファイルとして担当者別のフォルダに出力(格納)するファイル出力処理が実行される(ステップS9)。ステップS9のファイル出力処理は、詳細に後述される。そして、表示中の画面がクリアされ(ステップS10)、ステップS1に移行される。
【0078】
登録ボタン74が押下されていない場合(ステップS8;NO)、操作部12の操作により、抽出条件ボタン73が押下されたか否かが判別される(ステップS11)。抽出条件ボタン73が押下されていない場合(ステップS11;NO)、ステップS7に移行される。
【0079】
抽出条件ボタン73が押下された場合(ステップS11;YES)、データ抽出条件画面が表示部14に表示される(ステップS12)。このデータ抽出条件画面は、図10(b)に示すように、データ抽出条件画面80として表示される。データ抽出条件画面80には、ラジオボタン81と、ラジオボタン82と、チェックボックス83と、OKボタン84とが含まれている。
【0080】
そして、操作部12の操作により、データ抽出条件が全商品であるラジオボタン81が選択されたか否かが判別される(ステップS13)。データ抽出条件として全商品を選択されていない場合(ステップS13;NO)、データ抽出条件が担当者日程と連動であるラジオボタン82が押下により選択されており、操作部12の操作により、データ抽出条件として得意先エリアも対象とするチェックボックス83が選択(チェック)されたか否かが判別される(ステップS14)。
【0081】
データ抽出条件として得意先エリアも対象とする選択がされた場合(ステップS14;YES)、データ抽出条件として、担当者日程に連動、及び得意先エリアも対象が設定される(ステップS15)。そして、操作部12の操作により、データ抽出条件がOKである旨のOKボタン84が押下されたか否かが判別される(ステップS16)。OKボタン84が押下された場合(ステップS16;YES)、ステップS7に移行される。OKボタン84が押下されていない場合(ステップS16;NO)、ステップS12に移行される。
【0082】
データ抽出条件として全商品を選択された場合(ステップS13;YES)、データ抽出条件として、全商品が設定され(ステップS17)、ステップS16に移行される。データ抽出条件として得意先エリアも対象とする選択がされていない場合(ステップS14;NO)、データ抽出条件として、担当者日程に連動が設定され(ステップS18)、ステップS16に移行される。
【0083】
図9を参照して、ステップS9のファイル出力処理を説明する。先ず、ステップS2で指定入力された担当者名に対応する担当者別フォルダが記憶部15に記憶されているか否かが判別される(ステップS901)。この担当者別フォルダは、例えば、担当者「○○太郎」に対応する担当者別フォルダF1である。
【0084】
指定担当者の担当者別フォルダが記憶されていない場合(ステップS901;NO)、指定担当者の担当者フォルダが作成されて記憶部15に記憶される(ステップS902)。そして、メニューファイル41から指定担当者に対応するレコードが抽出され、担当者別のメニューファイルとして、指定担当者の担当者別フォルダに格納(出力)される(ステップS903)。ステップS903では、例えば、指定担当者「○○太郎」の担当者業務種類423に対応する担当者業務種類414に対応するレコードがメニューファイル41から抽出されて、担当者別フォルダF1にメニューファイル511として格納される。指定担当者の担当者別フォルダが記憶されている場合(ステップS901;YES)、ステップS903に移行される。
【0085】
そして、設定済のデータ抽出条件が全商品であるか否かが判別される(ステップS904)。データ抽出条件が全商品でない場合(ステップS904;NO)、計時部18から現在日時情報が取得され、記憶部15に記憶されている担当者別日程ファイル45が参照され、指定担当者及び本日の得意先名が読み出されて取得される(ステップS905)。この得意先名の取得は、担当者別日程ファイル45において、指定担当者の担当者名452で、現在日付情報が本日の日付453に対応する得意先名457のレコードが読み出される。そして、設定済のデータ抽出条件に得意先エリアを対象とすることが含まれているか否かが判別される(ステップS906)。
【0086】
データ抽出条件に得意先エリアを対象とすることが含まれている場合(ステップS906;YES)、記憶部15に記憶されている得意先別商品ファイル44及び商品マスタファイル43が参照され、ステップS905で取得された本日の得意先名及びこれに対応する得意先エリアに対応するレコードが抽出され、担当者別の得意先別商品ファイル及び商品マスタファイルとして、指定担当者の担当者別フォルダに格納(出力)される(ステップS907)。ステップS907では、例えば、ステップS905で取得された指定担当者「○○太郎」の本日の得意先名と同じ得意先名442に対応する得意先エリア443と、この得意先エリア443に対応する商品名444と、が読み出される。読み出された得意先エリア443に対応するレコードが得意先別商品ファイル44から抽出されて、担当者別フォルダF1に得意先別商品ファイル541として格納される。また、読み出された商品名444と同じ商品名432に対応するレコードが商品マスタファイル43から抽出されて、担当者別フォルダF1に商品マスタファイル531として格納される。
【0087】
そして、計時部18から現在日時情報が取得され、記憶部15に記憶されている担当者別日程ファイル45が参照され、指定担当者の本日のレコードが抽出され、担当者別の担当者別日程ファイルとして、指定担当者の担当者別フォルダに格納(出力)される(ステップS908)。ステップS908では、例えば、指定担当者「○○太郎」の担当者名452に対応し、現在日時情報の日付と同じ日付453に対応するレコードが担当者別日程ファイル45から抽出されて、指定担当者「○○太郎」の担当者別フォルダF1に担当者別日程ファイル551として格納される。
【0088】
そして、ステップS14で入力された、指定担当者が得意先エリアを対象とする選択をしたか否かの情報を含む環境データファイルが作成されて、担当者別の環境データファイルとして、指定担当者の担当者別フォルダに格納(出力)され(ステップS909)、ファイル出力処理が終了する。ステップS909では、例えば、指定担当者「○○太郎」が得意先エリアを対象とする旨の情報を含む環境データファイルが作成されて、担当者別フォルダF1に環境データファイル571として格納される。
【0089】
データ抽出条件が全商品である場合(ステップS904;YES)、記憶部15に記憶されている得意先別商品ファイル44及び商品マスタファイル43が参照され、全商品のレコードが抽出され、担当者別の得意先別商品ファイル及び商品マスタファイルとして、指定担当者の担当者別フォルダに格納(出力)され(ステップS910)、ステップS908に移行される。ステップS910では、例えば、得意先別商品ファイル44の全レコードが抽出されて、担当者別フォルダF1に得意先別商品ファイル541として格納される。また、商品マスタファイル43の全レコードが抽出されて、担当者別フォルダF1に商品マスタファイル531として格納される。
【0090】
データ抽出条件に得意先エリアを対象とすることが含まれていない場合(ステップS906;NO)、記憶部15に記憶されている得意先別商品ファイル44及び商品マスタファイル43が参照され、ステップS905で取得された本日の得意先名に対応するレコードが抽出され、担当者別の得意先別商品ファイル及び商品マスタファイルとして、指定担当者の担当者別フォルダに格納(出力)され(ステップS911)、ステップS908に移行される。ステップS911では、例えば、ステップS905で取得された指定担当者「○○太郎」の本日の得意先名と同じ得意先名442に対応する商品名444が読み出される。本日の得意先の得意先名442に対応するレコードが得意先別商品ファイル44から抽出されて、担当者別フォルダF1に得意先別商品ファイル541として格納される。また、読み出された商品名444と同じ商品名432に対応するレコードが商品マスタファイル43から抽出されて、担当者別フォルダF1に商品マスタファイル531として格納される。
【0091】
次いで、図11を参照して、PC10で実行される業務情報送信処理を説明する。業務情報送信処理は、PC10において、業務指示作成処理で作成された業務情報としての担当者別フォルダF1,F2,…に格納された各ファイルをハンディターミナル30Aに送信する処理である。PC10において、例えば、管理者から操作部12へ業務情報送信処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された業務情報送信プログラム152と、CPU11との協働により、業務情報送信処理が実行される。
【0092】
先ず、I/F部17及びクレードル20Aを介して、ハンディターミナル30Aとの間の通信が監視される(ステップS21)。そして、ステップS21において、ハンディターミナル30Aから、ユーザ名を含む業務情報要求が受信されたか否かが判別される(ステップS22)。このユーザ名は、ハンディターミナル30Aのログインユーザであり、これからハンディターミナル30Aを用いて業務を行う担当者のユーザ名である。
【0093】
業務情報要求が受信されていない場合(ステップS22;NO)、ステップS21に移行される。業務情報要求が受信された場合(ステップS22;YES)、受信された業務情報要求からユーザ名が取得される(ステップS23)。
【0094】
そして、ステップS23で取得されたユーザ名に対応する業務情報が担当者別フォルダから読み出されて、業務情報要求元のハンディターミナル30Aに、I/F部17及びクレードル20Aを介して送信される(ステップS24)。例えば、ユーザ名が担当者「○○太郎」の場合に、担当者「○○太郎」の担当者別フォルダF1内のメニューファイル511、商品マスタファイル531、得意先別商品ファイル541、担当者別日程ファイル551、環境データファイル571が読み出されて送信される。
【0095】
そして、ステップS24で送信済の業務情報が記憶部15から削除され(ステップS25)、ステップS21に移行される。例えば、ユーザ名が担当者「○○太郎」の場合に、担当者「○○太郎」の担当者別フォルダF1が削除される。送信済業務情報の担当者別フォルダの削除により、PC10側で、記憶部15に残っている担当者別フォルダを調べることで、担当者の業務情報が確実に送信されたか否かを確認できる。
【0096】
次に、図12図16を参照して、ハンディターミナル30Aの動作を説明する。図12に、ハンディターミナル30Aで実行される業務情報受信処理を示す。図13(a)に、業務ログイン画面90を示す。図13(b)に、業務メニュー画面100を示す。図14に、ハンディターミナル30Aで実行されるHT業務処理を示す。図15(a)に、業務メニュー画面110を示す。図15(b)に、業務メニュー画面120を示す。図16に、ハンディターミナル30Aで実行される業務実績送信処理を示す。
【0097】
図12を参照して、ハンディターミナル30Aで実行される業務情報受信処理を説明する。業務情報受信処理は、PC10の業務情報送信処理に対応し、PC10に業務情報の要求をして受信する処理である。予め、ハンディターミナル30Aがクレードル20Aに載置され、I/F部38及びクレードル20Aを介してPC10と通信可能な状態にされているものとする。そして、ハンディターミナル30Aにおいて、例えば、ユーザ(担当者)から操作部32へ業務情報受信処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM35から読み出されて適宜RAM33に展開された業務情報受信プログラム351と、CPU31との協働により、業務情報受信処理が実行される。
【0098】
先ず、業務ログイン画面が表示部14に表示される(ステップS31)。この業務ログイン画面は、例えば、図13(a)に示す業務ログイン画面90である。業務ログイン画面90は、ログインユーザとしての担当者の担当者コードを入力するための担当者入力域91を有する。
【0099】
そして、ステップS31で表示された業務ログイン画面に対応して、操作部32の操作により、ユーザ名が指定入力される(ステップS32)。このユーザ名指定入力は、例えば、ログインユーザとしての担当者の担当者コードが担当者入力域91に入力されることで、この担当者コードに対応するユーザ名が入力される。
【0100】
そして、業務情報送信処理のステップS22に対応して、ステップS32で入力されたユーザ名を含む業務情報要求が作成され、I/F部38及びクレードル20Aを介してPC10に送信される(ステップS33)。
【0101】
そして、業務情報送信処理のステップS24に対応して、クレードル20A及びI/F部38を介して業務情報がPC10から受信され、フラッシュメモリ37に記憶される(ステップS34)。ステップS34では、例えば、担当者「○○太郎」のメニューファイル511、商品マスタファイル531、得意先別商品ファイル541、担当者別日程ファイル551、環境データファイル571が受信され、メニューファイル61、商品マスタファイル63、得意先別商品ファイル64、担当者別日程ファイル65、環境データファイル67としてフラッシュメモリ37に記憶される。
【0102】
そして、フラッシュメモリ37に記憶されている業務情報が取得され、これらの情報に応じて、次処理の画面としての業務メニュー画面が作成されて表示部34に表示され(ステップS35)、業務情報受信処理が終了する。この業務メニュー画面は、例えば、図13(b)に示す業務メニュー画面100において、業務メニューボタンとしての受注ボタン101及び売上ボタン102を有する。
【0103】
受注ボタン101及び売上ボタン102は、メニューファイル61のメニュー階層の情報に対応する業務選択ボタンである。
【0104】
次いで、図14を参照して、ハンディターミナル30Aで実行されるHT業務処理を説明する。HT業務処理は、ハンディターミナル30Aで担当者による業務の入力を受け付ける処理である。ハンディターミナル30Aにおいて、例えば、担当者から操作部32へHT業務処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM35から読み出されて適宜RAM33に展開されたHT業務プログラム352と、CPU31との協働により、HT業務処理が実行される。
【0105】
先ず、フラッシュメモリ37に記憶されている環境データファイル67が参照され、得意先エリアを対象とする旨のデータがあるか否かが判別される(ステップS41)。得意先エリアを対象とする場合(ステップS41;YES)、得意先エリアを対象とするか否かのチェックボックスが業務メニュー画面内に表示される(ステップS42)。このチェックボックスは、図13(b)に示すチェックボックス104として表示される。
【0106】
チェックボックス104は、得意先エリアを対象とするか否かを入力可能なチェックボックスである。チェックボックス104は、初期状態として、予めチェックが入れられて表示される。チェックボックス104は、ログインユーザである担当者が得意先エリアを対象とするか否かのチェック有無をさらに入力可能であるものとする。
【0107】
そして、ステップS42で表示されたチェックボックスに対応して、操作部32の操作入力によりチェック有無の入力が受け付けられ、その入力内容に応じて得意先エリアを対象とするか否かが設定される(ステップS43)。そして、計時部39からの現在日時情報が取得され、フラッシュメモリ37に記憶されている担当者別日程ファイル65が読み出され、当該現在日時情報に応じたシステム日時と、担当者別日程ファイル65に応じた担当者の本日のスケジュールが業務メニュー画面内に表示される(ステップS44)。このシステム日時及びスケジュールは、図13(b)に示すシステム日時105及び業務スケジュール106として表示される。
【0108】
システム日時105は、計時部39から取得される現在日時情報に応じて適宜変更される日時情報である。業務スケジュール106は、担当者別日程ファイル65の開始時刻、終了時刻及び得意先名の情報である。得意先エリアを対象としない場合(ステップS41;NO)、得意先エリアを対象としない旨が設定され(ステップS45)、ステップS44に移行される。
【0109】
そして、業務メニュー画面に対応して、担当者から操作部32を介した業務の選択入力が受け付けられる(ステップS46)。例えば、図13(b)に示す業務メニュー画面100における受注ボタン101が押下されて、図15(a)に示す業務メニュー画面110が表示される。業務メニュー画面110は、受注入力ボタン111を含む。受注入力ボタン111は、メニューファイル61のメニュー階層(受注)の業務名に対応する業務選択ボタンである。受注入力ボタン111が押下されることにより、業務選択入力がなされる。
【0110】
そして、計時部39から現在日時情報が取得され、当該現在日時情報である業務開始時刻を含む、ステップS46で選択された業務の業務開始ログが作成されて、フラッシュメモリ37に記憶されている業務ログファイル69に格納される(ステップS47)。そして、ステップS43又はS45の設定内容に基づいて、得意先エリアが対象でない旨が設定されているか否かが判別される(ステップS48)。
【0111】
得意先エリアが対象でない場合(ステップS48;YES)、計時部39から現在日時情報が取得され、フラッシュメモリ37に記憶されている担当者別日程ファイル65及び得意先別商品ファイル64が読み出され、当該現在日時情報に対応する得意先の商品等のデータが取得される(ステップS49)。具体的には、商品等のデータとして、当該現在日時情報に対応する担当者別日程ファイル65の得意先が取得され、当該得意先に対応する得意先別商品ファイル64の商品の商品名及び単価が取得される。
【0112】
そして、ステップS49での取得データに対応する業務の実績データの入力が受け付けられる(ステップS50)。ステップS50では、例えば、図15(b)に示す受注入力の業務メニュー画面120が表示部34に表示される。業務メニュー画面120は、得意先入力域121と、商品入力域122と、名称123と、単価124と、数量125と、を有する。
【0113】
得意先入力域121は、担当者別日程ファイル65の得意先エリアを含まない現在日時の得意先の入力域である。ステップS50では、得意先入力域121の選択入力が不可能である。名称123は、商品入力域122の商品に対応する得意先別商品ファイル64の商品名である。単価124は、商品入力域122の商品に対応する得意先別商品ファイル64の単価である。数量125は、商品入力域122の商品の受注した数量が入力可能である。
【0114】
得意先エリアが対象である場合(ステップS48;NO)、フラッシュメモリ37に記憶されている得意先別商品ファイル64が読み出され、全ての商品等のデータが取得される(ステップS51)。具体的には、商品等のデータは、担当者別日程ファイル65の全ての得意先が取得され、当該得意先に対応する得意先別商品ファイル64の全商品の商品名及び単価が取得される。
【0115】
そして、ステップS51での取得データに対応する業務の実績データの入力が受け付けられる(ステップS52)。ステップS52では、ステップS50と同様に、図15(b)に示す受注入力の業務メニュー画面120が表示部34に表示される。但し、得意先入力域121は、ステップS51で取得された全ての得意先から、任意の得意先の選択入力が可能である。
【0116】
ステップS50又はS52の実行後、ステップS50又はS52で入力された業務の実績データに基づいて実績ファイル68が作成されてフラッシュメモリ37に記憶される(ステップS53)。そして、計時部39から現在日時情報が取得され、当該現在日時情報である業務終了時刻を含む、ステップS46で選択された業務の業務終了ログが作成されて、フラッシュメモリ37に記憶されている業務ログファイル69に格納され(ステップS47)、HT業務処理が終了する。
【0117】
次いで、図16を参照して、ハンディターミナル30Aで実行される業務実績送信処理を説明する。業務実績送信処理は、HT業務処理実行後に、ハンディターミナル30Aで実行された業務の実績ファイル68及び業務ログファイル69をPC10に送信する処理である。ハンディターミナル30Aにおいて、例えば、担当者から操作部32へ業務実績送信処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、ROM35から読み出されて適宜RAM33に展開された業務実績送信プログラム353と、CPU31との協働により、業務実績送信処理が実行される。
【0118】
先ず、実績ファイル68及び業務ログファイル69をPC10に送信するか否かの確認画面が表示部34に表示される(ステップS61)。そして、担当者からの操作部32を介する実績ファイル68及び業務ログファイル69をPC10に送信実行するか否かの入力が受け付けられ、この入力内容に応じて送信実行するか否かが判別される(ステップS62)。送信実行しない場合(ステップS62;NO)、業務実績送信処理が終了する。
【0119】
送信実行する場合(ステップS62;YES)、フラッシュメモリ37に記憶されている実績ファイル68が読み出されて、ログイン担当者のユーザ名とともに、I/F部38及びクレードル20Aを介してPC10に送信される(ステップS63)。そして、フラッシュメモリ37に記憶されている業務ログファイル69が読み出されて、I/F部38及びクレードル20Aを介してPC10に送信され(ステップS64)、業務実績送信処理が終了する。
【0120】
次に、図17図19を参照して、PC10で実行される業務実行後の処理を説明する。図17に、PC10で実行される業務実績受信処理を示す。図18に、PC10で実行される実績登録処理を示す。図19に、PC10で実行される業務ログ表示処理を示す。
【0121】
図17を参照して、PC10で実行される業務実績受信処理を説明する。業務実績受信処理は、一日の業務終了後に、ハンディターミナル30Aから実績ファイル及び業務ログファイルを受信する処理である。予め、ハンディターミナル30Aがクレードル20Aに載置され、I/F部17及びクレードル20Aを介してハンディターミナル30Aと通信可能な状態にされているものとする。そして、PC10において、例えば、管理者から操作部12へ業務実績受信処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された業務実績受信プログラム153と、CPU11との協働により、業務実績受信処理が実行される。
【0122】
先ず、I/F部17及びクレードル20Aを介して、ハンディターミナル30Aとの間の通信が監視される(ステップS71)。そして、業務実績送信処理のステップS63,S64に対応して、ステップS71において、ハンディターミナル30Aから、実績ファイル68及び業務ログファイル69がユーザ名(業務実行した担当者名)とともに受信されたか否かが判別される(ステップS72)。
【0123】
実績ファイル68、業務ログファイル69及びユーザ名が受信されていない場合(ステップS72;NO)、ステップS71に移行される。実績ファイル68、業務ログファイル69及びユーザ名が受信された場合(ステップS72;YES)、受信されたユーザ名が取得される(ステップS73)。
【0124】
そして、記憶部15に記憶されている担当者別フォルダG1,G2,…のうち、ステップS73で取得されたユーザ名に対応する担当者別フォルダ内に、受信した実績ファイル68及び業務ログファイル69が格納され(ステップS74)、ステップS71に移行される。ステップS74では、例えば、担当者「○○太郎」の場合に、担当者別フォルダG1内に実績ファイル581及び業務ログファイル591として格納される。
【0125】
次いで、図18を参照して、PC10で実行される実績登録処理を説明する。実績登録処理は、業務実績受信処理の実行後に、実績ファイルを登録ファイル46に登録する処理である。PC10において、例えば、管理者から操作部12へ実績登録処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された実績登録プログラム154と、CPU11との協働により、実績登録処理が実行される。
【0126】
先ず、登録対象の担当者名の担当者入力域が表示部14に表示され、当該担当者入力域に対応して、管理者から操作部12を介する担当者名の操作入力が受け付けられる(ステップS81)。そして、ステップS81で担当者名入力が実行されたか否かが判別される(ステップS82)。担当者名入力が実行されない場合(ステップS82;NO)、実績登録処理が終了する。
【0127】
担当者名入力が実行された場合(ステップS82;YES)、入力された担当者名に対応する実績ファイルが、記憶部15に記憶されている当該担当者の担当者別フォルダから読み出される(ステップS83)。ステップS83では、例えば、担当者「○○太郎」が入力された場合に、担当者別フォルダG1から実績ファイル581が読み出される。
【0128】
そして、ステップS83で読み出された実績ファイルが、記憶部15に記憶されている登録ファイル46に格納されて、登録ファイル46が更新され(ステップS84)、実績登録処理が終了する。
【0129】
次いで、図19を参照して、PC10で実行される業務ログ表示処理を説明する。業務ログ表示処理は、業務実績受信処理の実行後に、業務ログファイルを表示する処理である。PC10において、例えば、管理者から操作部12へ業務ログ表示処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された業務ログ表示プログラム155と、CPU11との協働により、業務ログ表示処理が実行される。
【0130】
先ず、登録対象の担当者名の担当者入力域が表示部14に表示され、当該担当者入力域に対応して、管理者から操作部12を介する担当者の操作入力が受け付けられる(ステップS91)。そして、ステップS91で担当者名入力が実行されたか否かが判別される(ステップS92)。担当者名入力が実行されない場合(ステップS92;NO)、業務ログ表示処理が終了する。
【0131】
担当者名入力が実行された場合(ステップS92;YES)、入力された担当者名に対応する業務ログファイルが、記憶部15に記憶されている当該担当者の担当者別フォルダから読み出される(ステップS93)。ステップS93では、例えば、担当者「○○太郎」が入力された場合に、担当者別フォルダG1から実績ファイル581が読み出される。そして、ステップS93で読み出された業務ログファイルの内容が表示部14に表示され(ステップS84)、業務ログ表示処理が終了する。
【0132】
以上、本実施の形態によれば、PC10は、記憶部15に記憶された業務情報としてのメニューファイル41、担当者マスタファイル42、商品マスタファイル43、得意先別商品ファイル44及び担当者別日程ファイル45を、操作部12から入力された抽出条件に応じて抽出して担当者別フォルダF1,F2,…として記憶部15に記憶する。そして、ハンディターミナル30Aは、担当者のログインユーザ名を含む業務情報の要求をPC10に送信する。そして、PC10は、ハンディターミナル30Aから受信したユーザ名に対応する本日分の業務情報を担当者別フォルダから読み出してハンディターミナル30Aに送信する。
【0133】
このため、ハンディターミナルを使用する担当者別に、適切な業務情報を抽出してハンディターミナルに送信できる。また、管理者が、担当者別に適切な業務情報を容易に抽出でき、担当者の業務管理を正確且つ容易に行うことができる。さらに、ハンディターミナルは、使用する担当者に対応する本日分の業務情報のみを受信するので、業務情報のメモリ容量を低減できる。また、担当者は、本日分の適切な業務情報に基づいて、業務を実行でき、業務を効率化でき、業務の実行ミスを防ぐことができる。
【0134】
また、業務情報は、商品マスタファイル43,531が含まれる。このため、担当者別に業務で扱う商品の情報をハンディターミナルに送信できる。
【0135】
また、業務情報は、メニューファイル41,511が含まれる。このため、担当者別に、業務実行の際に表示するメニューの情報をハンディターミナルに送信して表示させることができる。
【0136】
また、業務情報は、担当者が業務で移動する得意先を示す担当者別日程ファイル45,551を含む。このため、担当者別に、業務実行の際に移動する得意先の情報をハンディターミナルに送信できる。
【0137】
また、業務情報は、担当者別日程ファイル45,551に得意先エリア情報を含む。そして、担当者別の業務情報は、操作部12を介して入力された得意先エリアを移動対象とするか否かの情報を含む環境データファイル571を含む。このため、担当者別に、業務実行の際に移動可能な得意先エリアの情報をハンディターミナルに送信できる。よって、業務実行時に、急遽得意先エリア内の予定外の得意先への移動が必要又は好ましいケースが発生した場合にも、担当者は容易に移動して業務を実行でき、業務を効率化できる。
【0138】
また、ハンディターミナル30Aは、操作部32を介して実行した業務に関する実行業務情報として実績ファイル及び業務ログファイルを作成してPC10に送信する。PC10は、ハンディターミナル30Aから実績ファイル及び業務ログファイルを受信して記憶部15の担当者別フォルダに記憶する。担当者別フォルダ内の実績ファイルは、全担当者の登録ファイル46として記憶部15に記憶される。このため、管理者は、実績ファイル(登録ファイル46)を確認でき、担当者の業務進捗を把握することができる。また、管理者は、業務ログファイルを確認でき、業務処理時間の分析を行うこともできる。
【0139】
また、PC10は、担当者別フォルダ内の業務情報をハンディターミナルに送信すると、送信済の担当者別フォルダ内の業務情報を記憶部15から削除する。このため、管理者は、記憶部15内の担当者別フォルダを確認することで、ハンディターミナルに未送信の担当者別の業務情報を容易に確認できる。
【0140】
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る端末IP設定システムの一例であり、これに限定されるものではない。
【0141】
上記実施の形態では、PC10とハンディターミナル30A,30Bとの間の通信をクレードル20A,20Bを介して行う構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、PC10とハンディターミナル30A,30Bとの間の通信を、アクセスポイント及び無線通信部3Aを介する無線通信等、他の種類の通信により行うこととしてもよい。
【0142】
また、上記実施の形態では、全業務情報の本日分を抽出して担当者別フォルダに格納する構成であったが、これに限定されるものではない。業務を行う日時の業務情報を抽出する構成としてもよい。例えば、ある担当者が次週から一週間出張に出かける場合に、その週の金曜日の終業時刻に、次週の月曜日以降の一週間分の業務情報を抽出してハンディターミナルに送信する構成としてもよい。
【0143】
また、上記実施の形態では、抽出を行う業務情報は、主として営業業務に関する商品マスタファイルの商品情報であり、担当者の移動先が得意先であったが、これに限定されるものではない。例えば、業務が商品を管理する事務である場合に、担当者の移動先を商品の倉庫等とし、抽出を行う業務情報を、商品マスタファイルの管理対象の商品情報としてもよい。また、業務が介護である場合、移動先を被介護者の住宅等とし、抽出を行う業務情報を、介護者の情報、カルテ情報、適切な介護の種類等の介護に関する情報としてもよい。
【0144】
また、上記実施の形態における業務情報配信システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0145】
1 システム
10 PC
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 記憶部
16 通信部
17 I/F部
18 計時部
19 バス
20A,20B クレードル
30A,30B ハンディターミナル
31 CPU
32 操作部
33 RAM
34 表示部
35 ROM
36 スキャナ部
37 フラッシュメモリ
38 I/F部
39 計時部
3A 無線通信部
3B 電源部
3C バス
図1
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