【文献】
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【文献】
KDDI Corporation,Discussions on reporting SCG-RLF towards MeNB[online], 3GPP TSG-RAN WG2♯85bis R2-141200,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_85bis/Docs/R2-141200.zip>,2014年 4月 4日,Pages 1-2
【文献】
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【文献】
Intel Corporation,Performance study of the benefit of early T310 termination[online],3GPP TSG−RAN WG2#84 3GPP TSG-RAN WG2#84 R2-134303,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_84/Docs/R2-134303.zip>,2013年11月15日,Pages 1-5
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記モビリティ測定装置は、現在デュアル接続ノードの一つの主キャリアのサービス品質が第1の閾値レベルより低い場合に、前記方式aの接続変換に対応するモビリティ測定結果を報告するように配置され、前記第1の閾値レベルがE−UTRAN A2イベントをトリガーするための閾値レベルより高くない請求項2に記載の電子機器。
前記モビリティ測定装置は、前記方式eの接続変換に対応するモビリティ測定について、現在デュアル接続ノード各自の異周波数測定又は異システム測定の測定対象に含まれる周波数のみに対して前記モビリティ測定と報告を行うように配置される請求項2に記載の電子機器。
前記モビリティ測定装置は、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードがA3、A4、A5、B1又はB2イベントトリガー報告条件を満足し、且つ現在デュアル接続ノードのうち第2のノードに対して起動したA3、A4、A5、B1又はB2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定の閾値より小さい及び/又はT310タイマーの満期待ち時間が当該TTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくない場合に、前記方式cに対応する測定結果報告を行うように配置される請求項2に記載の電子機器。
前記モビリティ測定装置は、現在デュアル接続ノードの二つのノードの主キャリアがいずれもA3、A4、A5、B1又はB2イベントトリガー報告条件を満足する場合に、以下の原則の一つ又は複数に基づいて移行優先順序を確定し、前記方式bに対応する測定結果報告を行い、
前記以下の原則は、
ソースノードとしてチャネル品質のより悪いノードが優先すること、
ターゲットノードとして信号のより良いノードが優先すること、
カバーに基づく測定イベントが負荷に基づく測定イベントよりも優先すること、
T310のタイムアウトのより早いノードが優先すること、
マクロ基地局ノードが低電力ノードよりも優先することである請求項2に記載の電子機器。
無線リンク障害がある前記現在デュアル接続ノードの1つはセカンダリノードであり、他のノードはマクロノードであり、前記モビリティ測定装置は、マクロノードにのみ報告するように構成される、請求項7に記載の電子機器。
前記マクロノードは、前記電子機器に前記通知を提供する前に、ノード変換要求をターゲットノードに送信し、前記ターゲットノードからノード変換確認を受信する、請求項9に記載の電子機器。
無線リンク障害がある前記現在デュアル接続ノードの1つはセカンダリノードであり、他のノードはマクロノードであり、モビリティ測定装置は、マクロノードにのみ報告するように構成される、請求項14に記載の方法。
さらに前記方法は、現在デュアル接続ノードの一つの主キャリアのサービス品質が第1の閾値レベルより低い場合に、前記方式aの接続変換に対応するモビリティ測定結果を報告するステップ、を含み、前記第1の閾値レベルはE−UTRAN A2イベントをトリガーするための閾値レベルより高くない請求項13に記載の方法。
さらに前記方法は、前記方式eの接続変換に対応するモビリティ測定について、現在デュアル接続ノード各自の異周波数測定又は異システム測定の測定対象に含まれる周波数のみに対して前記モビリティ測定と報告を行うステップを含む、請求項13に記載の方法。
さらに前記方法は、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードがA3、A4、A5、B1又はB2イベントのトリガー報告条件を満足し、且つ現在デュアル接続ノードのうち第2のノードに対して起動したA3、A4、A5、B1又はB2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定の閾値より小さい及び/又はT310タイマーの満期待ち時間が当該TTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくない場合に、前記方式cに対応する測定結果報告を行うステップを含む、請求項13に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施例を説明する。本発明の一つの図面或いは実施形態で記述する要素と特徴は、一つ或いは複数の他の図面或いは実施形態で記述する要素と特徴とを組み合わせることができる。なお、明確のために、図面と説明で本開示と関係なく、当業者にとって既知の部材と処理の表示と記述を省略した。
【0010】
本開示内容の技術は各種の製品に応用することができる。例えば、基地局は、何らかのタイプの進化型ノードB(eNB)、例えばマクロeNBとスモールeNBとして実現されることが可能である。スモールeNBはマクロセルより小さいセルをカバーするeNB、例えばピコファラドeNB、マイクロeNB、ホーム(フェムト)eNBであってもよい。その代わりに、基地局は、何らかの他のタイプの基地局、例えばNodeBとベーストランシーバ基地局(BTS)として実現されることが可能である。基地局は、無線通信を制御するように配置される本体(基地局デバイスとも称する)と、本体と異なる箇所に設置される一つ又は複数のリモート無線ヘッド(RRH)とを含んでもよい。また、以下記述する各種のタイプの端末は、基地局機能を一時又は半恒久的に実行することにより基地局として作動する。
【0011】
例えば、電子機器は移動端末(例えばスマートフォン、タブレットパソコンコンピューター(PC)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ウオッチドッグ型移動ルータとデジタル撮像装置)又は車載端末(例えば自動車ナビゲーション装置)として実現されることが可能である。端末装置300は、マシンツーマシン(M2M)通信を実行する端末(マシン型通信(MTC)端末とも称する)として実現されることが可能である。また、電子機器100は、上記端末における端末ごとに取り付けられた無線通信モジュール(例えば単一のチップの集成回路モジュール)であってもよい。
【0012】
図1に示すように、本開示の一つの実施例に基づく無線通信システムにおける電子機器100は、通信装置110とモビリティ測定装置120とを含む。
【0013】
通信装置110は、異なるキャリアにより二つの接続ノードにそれぞれデュアル接続通信を行うように配置される。
【0014】
例えば、
図2の模式図に示すように、電子機器U1は、その通信装置により二つの接続ノードM1とS1にそれぞれデュアル接続通信を行うことが可能である。
【0015】
モビリティ測定装置120は、現在デュアル接続ノードのうち少なくとも一つの接続サービス品質が所定レベルより低い場合に、現在デュアル接続のうち接続ノードに対して、接続変換形態を確定するためのモビリティ測定を行うように配置される。なお、モビリティ測定装置120は、さらに、現在デュアル接続ノードのうち少なくとも一つに対する測定状況に応じて、モビリティ測定結果の報告方式を確定するように配置される。
【0016】
本文では、「測定状況」は、測定結果そのもの(例えば、リファレンス信号受信電力(RSRP)、リファレンス信号受信品質(RSRQ)等)を含んでよく、他の測定状況、例えば対応接続ノードにに対して測定リストが存在するかどうか、及び起動した対応T310タイマー及び/又はTTTタイマーの状態等を含んでもよい。後に具体的実施例と結合して記述するように、モビリティ測定装置120は測定状況に応じて異なるモビリティ測定結果報告方式を相応に確定することができ、これにより、デュアル接続の測定報告の効率を最適化するのに有利である。
【0017】
一つの実施例によれば、モビリティ測定は、
現在デュアル接続ノードのうち一つのノードの接続を切断して、デュアル接続状態からシングル接続状態に変換する方式aと、
現在デュアル接続ノードのうち一つのノードの接続を保持し、他の一つのノードの接続をターゲットノードに移行して、デュアル接続状態を保持する方式bと、
現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を一つのターゲットノードに移行し、デュアル接続状態からシングル接続状態に変換する方式cと、
現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を二つのターゲットノードに移行して、デュアル接続状態を保持する方式dと、
現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を保持し、それぞれ接続ノードにおける
セカンダリキャリアを調整する方式e、という接続変換形態の一つを確定するように配置されるモビリティ測定を含むことができる。
【0018】
以下、
図2の模式図と結合して、上記の接続変換形態の例をより直感的に説明する。
【0019】
マクロ基地局M2及びスモールセル基地局S4とデュアル接続を行うデバイスU4は、接続ノードの一つ、例えばスモールセル基地局S4との接続を切断し、且つ他の一つの接続ノード、例えばマクロ基地局M2との接続を保持することができ、当該接続変換形態が上記方式aに対応する。他の例において、方式aは、マクロ基地局との接続を切断してスモールセル基地局との接続を保持する場合を含んでもよい。
【0020】
マクロ基地局M1及びスモールセル基地局S2とデュアル接続を行うデバイスU3は、接続ノードの一つ、例えばスモールセル基地局S2との接続を切断してスモールセル基地局S3との接続に変換することができ、当該接続変換形態が上記方式bに対応する。他の例において、方式bは、ソースマクロ基地局との接続をターゲットマクロ基地局との接続に変換する場合を含んでもよい。
【0021】
マクロ基地局M2及びスモールセル基地局S5とデュアル接続を行うデバイスU5は、マクロ基地局M2及びスモールセル基地局S5との接続を切断してマクロ基地局M1との接続に変換することができ、当該接続変換形態が上記方式cに対応する。他の例において、方式cは、元のデュアル接続をターゲットスモールセル基地局との接続に変換する場合を含んでもよい。
【0022】
マクロ基地局M3及びスモールセル基地局S6とデュアル接続を行うデバイスU2は、マクロ基地局M3及びスモールセル基地局S6との接続を切断して、マクロ基地局M2及びスモールセル基地局S7とのデュアル接続に変換することができ、当該接続変換形態が上記方式dに対応する。
【0023】
特に、変換方式aについて、ターゲットノードの比較を行う必要がなく、当該変換のトリガー誘因が、例えば単一のノードの主キャリアに無線リンク障害(RLF)が現れたこと、又はその主キャリアRSRP/RSRQモビリティ測定結果がある閾より低いことである。後者の場合に、E−UTRAN A2イベントと方式aに対するトリガーイベントを区分し、例えば方式aに対するトリガーイベントを専門に定義してもよい。
【0024】
一つの実施例によれば、モビリティ測定装置120は、現在デュアル接続ノードの一つのサービス品質が第1の閾値レベルより低い場合に、上記方式aの接続変換に対応するモビリティ測定結果を報告するように配置されてもよい。その中、第1の閾値レベルは、A2イベントをトリガーするための閾値レベルより高くない。
【0025】
上記の配置により、A2イベントが異周波数測定をトリガーする条件が方式aの接続変換のトリガー条件よりも緩やかとなるようにするので、例えばA2イベントのトリガー時間が方式aの接続変換のトリガー時間よりも早いであってもよい。必要に応じて第1の閾値レベルを具体的に設置することで、A2イベントのトリガーと方式aの接続変換のトリガー条件との間隔を適切に確定することもできる。
【0026】
より具体的に、A2イベントの定義に加えて、デュアル接続ユーザーがその中の一つの接続ノードを活性化するための一つのオフセット閾をさらに増加し、例えばネットワークから端末へ当該オフセット閾情報を放送してもよい。又は、A2イベントのパラメータ定義を倣い、ネットワークから端末へ、デュアル接続ユーザーがその中の一つの接続ノードを活性化するパラメータをセットに放送してもよい。上記の二つの例の方式によれば、方式aの接続変換のための独立のトリガー報告イベントを設計するか、A2イベント報告をそのまま使い方式aの接続変換を満足する報告トリガー条件の例えばRSRP/RSRQ測定結果を携帯してもよく、ネットワークがノードを不活性化する操作を判断する。
【0027】
デュアル接続シーンについて、従来の測定報告ルールを使用する場合に、カバーに基づく測定トリガーは以下通りの挑戦に臨む。
【0028】
依然として、
図2の模式図を例として、U1とU3は、超密集スモールセル配置のシーンでデュアル接続データ伝送を行い、スモールセル間の強干渉を避けるために、隣り合うスモールセルが異なる周波数帯域を使用することができ、これらのスモールセルがマクロ基地局から遠い場合に、端末装置が二つの異周波数のカバーするスモールセルの重なり合い領域まで移動して異周波数測定を行う場合に、マクロセルと低電力ノードセルがターゲット測定スモールセルに対してA3〜A6又はB1〜B2イベントを同時に満足する場合が頻繁に現れる可能性があり、そして、マクロ基地局及び/又は低電力ノードにそれぞれ報告する。しかしながら、端末がマクロセルのカバー範囲内であるので、マクロノード変換操作を行う必要がなく、このように、低電力ノードのサービスキャリアとマクロ基地局のサービスキャリアを比較することで不必要なモビリティ測定報告のためのリソース消費が現れることを招く。
【0029】
また、U5がマクロセルのカバーするエッジにあるので、ターゲットマクロセル(M1)と現在デュアル接続セル(M2とS5)とがともにA3/A5イベントを満足する。U2が同時に二つのマクロセル(M3とM2)のエッジと二つのスモールセル(S6とS7)のエッジにあるので、ソースマクロセルがターゲットマクロセルとターゲットスモールセルのA3/A5イベントを満足すれば、デュアル接続中に二つの接続ノードの主キャリアモビリティ測定イベントトリガー時点が異なる可能性があり、それぞれ報告し且つ報告隣接時間が短い場合に、単独に実行する接続ノード移行操作シグナルインタラクティブ及びデータ伝達がより複雑化される可能性がある。従って、これらのシーンに対して単独のトリガーイベントを形成して、例えば
図3に示すユーザー側データの伝送構造とフローに対して操作過程の全体を簡素化させる必要がある。
【0030】
一つの実施例によれば,モビリティ測定装置120は、二つの接続ノードに対してそれぞれモビリティ測定を行い、そして、所定条件を満足する場合に、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードと第2のノードの測定対象に対する測定結果間の比較に応じてモビリティ測定報告のトリガーを確定するように配置されてもよい。
【0031】
続いて、具体的実施例と結合して、現在デュアル接続ノードにおける測定対象に対する測定結果間の比較に応じてモビリティ測定報告トリガーを確定する方式について説明する。
【0032】
一つの具体的実施例によれば、モビリティ測定装置120が第1のノードに対する第1の測定対象は、第1のノードから受信する、第1のノードに対する異周波数異システム測定対象と第1のノード接続キャリアに対する同周波数測定対象を含んでもよい。同様に、モビリティ測定装置120が第2のノードに対する第2の測定対象は、第2のノードから受信する、第2のノードに対する異周波数異システム測定対象と第2のノード接続キャリアに対する同周波数測定対象を含んでもよい。例えば、異なる接続ノードに対する異周波数/異システム測定リストに応じて対応するノードの測定対象を確定してもよい。
【0033】
これに対応して、モビリティ測定装置120は、第1の測定対象と第2の測定対象に基づいてそれぞれモビリティ測定を行い、第1の測定対象の測定結果と第2の測定対象の測定結果を比較して測定報告条件を満足するかどうかを判断するように配置されてもよい。第1のノード又は第2のノードのキャリアが測定イベントトリガー報告を満足する条件で、これらの測定対象の測定結果及び/又は測定比較結果を報告する。なお、測定結果及び/又は測定比較結果は、当該測定対象に対応するノードのみに、又はマクロノードのみに報告、或いは二つの接続ノードに報告してもよい。
【0034】
デュアル接続シーンにおいて、何れかの接続ノードの何れかのキャリアがA2イベントを満足して報告した後、ネットワークは端末装置に当該ノードに対する異周波数測定を配置する可能性がある。一方、第1の接続ノード内にキャリアの同周波数測定結果が第2の接続ノードの異周波数測定結果とみなし、第1の接続ノードの(同システム又は異システム)異周波数測定結果も第2の接続ノードの異周波数測定結果とみなしてもよく、逆に、同様である。本実施例によれば、二つの接続ノードのモビリティ測定結果を参照して測定結果の報告を合理的に行うことで、例えば二つの接続ノードの測定対象が同一のターゲットノードを含む場合に発生する重複内容の報告を避けることができる。従って、不必要のA3/A4/A5/A6/B1/B2イベントのトリガー報告を頻繁に行うことを避け、デュアル接続の測定報告トリガーの数を最適化することができる。
【0035】
他の一つの具体的実施例によれば、モビリティ測定装置120は、第1のノードが以下の条件の少なくとも一つを満足する場合に、第1のノードの測定結果と第2のノードの測定結果と比較してE−UTRAN A3/A4/A5/B1/B2イベントのトリガー条件を満足するかどうかを判断するように配置されてもよい。
1.1)第1のノードと第2のノードの少なくとも一つがA2イベントのトリガー条件を満足し、
1.2)第1のノードについて、異周波数測定又は異システム測定のための測定対象が存在せず、
1.3)第1のノードの主キャリアに対して起動したT310タイマーが所定期間を超え且つ第1の測定対象に対するA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーがまだ起動しない、又は当該TTTタイマーが起動したが所定期間内で停止される。
【0036】
ここで、あるノードの測定結果とは、当該ノードに対して行うモビリティ測定の結果を指し、当該ノードに関する測定対象(例えば第1の測定対象)に発射する信号を測定した結果を含んでもよい。前記のように、ノードから受信した当該ノードについての異周波数異システム測定対象の情報と当該ノード接続キャリアについての同周波数測定対象の情報に応じて当該ノードの測定対象を確定することができる。
【0037】
上記条件1.1)について、デュアル接続ノードのうち一つのノードのサービス品質がA2イベント閾より低い場合に、第1のノードの測定結果と第2のノードの測定結果との比較を直接に行うことができる。
【0038】
上記条件1.2)について、例えばデュアル接続ノードのうち一つのノードがモビリティ測定リストを有しない場合に、測定結果の比較を直接に行うことができ、これにより、他の一つのノードに対する測定対象の測定結果を利用することができる。
【0039】
上記条件1.3)について、デュアル接続ノードのうち一つのノードのリンク障害の可能性が大きく且つ候補ターゲットノードがない場合に、測定結果の比較を直接に行うことができ、これにより、他の一つのノードに対する測定対象の測定結果を利用することができる。
【0040】
これに対応して、所定条件に応じてノード間の測定結果の比較を適切に停止してもよい。一つの具体的実施例によれば、モビリティ測定装置120は、第1の接続ノードが以下の条件の少なくとも一つを満足する場合に、第2の接続ノードの測定結果との比較を停止するとともに、既にトリガーされた対応するA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーを停止するように配置されてもよく、第1のノードの主キャリアの測定結果の比較が第1の測定対象における
周波数に限られる。
2.1)第1のノードの主キャリアがA1イベントトリガー報告条件を満足し、
2.2)第1のノードの主キャリアはT310タイマーのタイムアウト前にT310タイマーを停止した又はT310タイマーを起動した後に所定期間を超えない際に第1の測定対象に関するA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーを起動した、又は当該TTTタイマーを起動し且つ運行時間が所定期間を超えた。
【0041】
以上の条件2.1)について、ノードのサービス品質が回復されたので、他の一つのノードの測定結果との比較を停止することができる。
【0042】
以上の条件2.2)について、ノードリンク障害の可能性が小さい又は候補ターゲットノードが存在する可能性があるので、他の一つのノードの測定結果との比較を停止することができる。
【0043】
特に、一つの実施例によれば、モビリティ測定装置120は、方式eの接続変換に対応するモビリティ測定について、現在デュアル接続ノード各自の異周波数測定又は異システム測定の測定対象に含まれる
周波数のみに対して、モビリティ測定と報告を行うように配置される。これにより、不必要な報告がない場合にノード内に
セカンダリキャリアの変換を正確に行うことを確保することができる。
【0044】
一方、単一のノードでTTTタイマーを起動して伝統の切り替えイベント報告トリガーフローを実行するとともに他の一つのチャネル品質モニタリングフロー、即ち、RLFのモニタリングも存在する。例えば、
図3に示すように、異なるノードに対して起動したTTTタイマー(例えばTTTタイマー1-4)とRLF T310タイマーとの起動時間の関係が異なる可能性がある。また、異なるノードの間に一定の時間依存関係がある可能性があり、これらの依存関係はどのような移行を行う測定報告トリガーを判断するのに寄与する。
【0045】
一つの実施例によれば、モビリティ測定装置120は、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードがA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足し、且つ現在デュアル接続ノードにおける第2のノードに対して起動したA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマー及び/又はT310タイマーが所定条件を満足する場合に、上記方式c の接続変換に対応する測定結果及び/又は測定比較結果のトリガー報告を直接に行うように配置されてもよい。
【0046】
言い換えれば、一つのノードが接続変換条件を満足する場合に、第2のノードのタイマーが所定条件(例えば、後で具体的実施例を参照して説明する具体的条件)を満足すれば、第2のノードのタイマーが満期するのを待つ必要がなく、上記方式c の接続変換に対応する測定結果報告を行い、当該報告は第1のノードがターゲットノードへの変換条件を満足し、且つ第2のノードの接続を切断できることを指示してもよい。よって、システムは当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を当該ターゲットノードに移行して、デュアル接続状態からシングル接続状態に変換すると決定することができる。当該配置により、測定報告操作の複雑さを低減させる。
【0047】
具体的実施例と結合して、上記の所定条件の例を説明する。
【0048】
一つの具体的実施例によれば、以下の条件を満足する場合に、上記方式cに対応する測定結果報告を直接に行う。
3.1)第1のノードが先にA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足し、
3.2)この時刻で、第2のノードの主キャリアのA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さく、
3.3)第1のノードと第2のノードの測定ターゲットノードが同じである。
【0049】
本文で、「満期待ち時間」とは、タイマーの現在時間と予想満期時間との差を指し、つまり、満期待ち時間が短いほど、タイマーの満期に近づくようになる。
【0050】
以上の条件3.1)を満足する場合に、第1のノードに利用可能な移行ターゲットノード(同システム又は異システムのノードであってもよい)が存在することを表す。
【0051】
以上の条件3.2)を満足する場合に、第2のノードに利用可能な移行ターゲットノードが存在する可能性が大きいことを表す。
図4に示すように、現在時間が第1のノードのTTT
Aタイマー満期の時間(即ち、図面の時点T
A)であり、第2のノードのTTTタイマーTTT
Bの予想満期時間がT
Bであり、且つT
B−T
A≦△
TTTであるとすると、条件2)を満足する。
【0052】
以上の条件3.3)を満足する場合に、第2のノードのTTTタイマーが満期しても同じターゲットノードへ移行することを表す。
【0053】
従って、以上の条件を満足する場合に、第2のノードのタイマーが満期するのを待つ必要がなく、上記方式cの接続変換に対応する測定結果報告を直接に行う。これにより、システムは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を当該ターゲットノードに移行すると決定できる。
【0054】
他の一つの具体的実施例によれば、以下の条件を満足する場合に、上記方式cに対応する測定結果報告を直接に行い、移行ターゲットノードを第1のノードのターゲットノードとして指示し:
4.1)第1のノードが先にA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告の条件を満足し、
4.2)この時刻で、第2のノードの主キャリアのA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さく、
4.3)この時刻で、第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間が当該TTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくない。
【0055】
以上の条件4.1)を満足する場合に、第1のノードに利用可能な移行ターゲットノードが存在することを表す。
【0056】
以上の条件4.2)を満足する場合に、第2のノードに利用可能な移行ターゲットノードが存在する可能性が大きいことを表す。
図5に示すように、第1のノードのTTT
Aタイマーが満期する時間T
Aと第2のノードのTTTタイマーTTT
Bの予想満期時間T
BとがT
B−T
A≦△
TTTを満足すると、条件2)を満足する。
【0057】
以上の条件4.3)を満足する場合に、第2のノードのTTTタイマーが満期しても、接続変換を完了するのに不十分な時間内でリンク障害が現れる可能性がある。
図5に示すように、第2のノードのT310タイマーの予想満期時間がT
Cであり、かつT
C−T
B≦△
T310を満足すると、条件3)を満足する。
【0058】
従って、以上の条件を満足する場合に、第2のノードのTTT又はT310タイマーが満期するのを待つ必要がなく、上記方式cの接続変換に対応する測定結果報告を直接に行う。これにより、システムは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断して、接続を当該ターゲットノードに移行すると決定できる。
【0059】
他の一つの具体的実施例によれば、以下の条件を満足する場合に、上記方式cに対応する測定結果報告を直接に行い、移行ターゲットノードを第1のノードのターゲットノードとして指示し:
5.1)第1のノードが先にA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告の条件を満足し、
5.2)この時刻で、第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さい。
【0060】
以上の条件5.1)を満足する場合に,第1のノードに利用可能な移行ターゲットノードが存在することを表す。
【0061】
以上の条件5.2)を満足する場合に、第2のノードがすぐにリンク障害が現れる可能性があることを表す。
図6に示すように、第2のノードのT310タイマーの予想満期時間がT
Cであり、且つT
C−T
A<△’
T310を満足すると、条件2)を満足する。
【0062】
従って、以上の条件を満足する場合に、第2のノードのTTT又はT310タイマーが満期するのを待つ必要がなく、上記方式cの接続変換に対応する測定結果報告を直接に行う。これにより、システムは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断して、接続を第1のノードの移行ターゲットノードに移行すると決定できる。
【0063】
上記の具体的実施例において、必要に応じて閾値△
TTT、△
T310、△’
T310を具体的に設置することが可能である。例えば、接続変換の実行に必要な時間を参照して上記時間閾値を設置してもよく、前記閾値は、接続ノードのサービスキャリアが放送メッセージ又は専用RRC/MACによりモビリティ測定装置に通知される。
【0064】
以上、測定状況が特定の条件を満足する場合に、第2のノードのタイマーが満期するのを待つことなく報告を直接に行う実施例を記述した。他の一実施例によれば、モビリティ測定装置120は、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードに対してA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足し、且つ現在デュアル接続ノードのうち第2のノードに対して起動したA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマー及び前記第1のノード及び/又は前記第2のノードに対して起動したT310タイマーが所定条件を満足する場合に、第2のノードに対する当該TTTタイマーが満期するのを待つように配置されてもよい。
【0065】
言い換えれば、一つのノードが接続変換条件を満足する場合に、第1のノードと第2のノードのタイマーが所定条件(例えば、後に具体的実施例を参照して説明する具体的条件)を満足すれば、第2のノードのタイマーが満期するのを待つ。これにより、システムは、二つのノードの当該測定結果に応じて接続変換形態を確定することができる。当該実施例により、特定の場合に二つのノードの測定結果に応じて接続変換形態をより適切に確定できることを保証してもよい。
【0066】
一つの具体的実施例によれば、第1のノードに対してA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足し、且つ以下の条件を満足する場合に、第2のノードに対する当該TTTタイマーが満期するのを待つ。
6.1)第2のノードの主キャリアに対して起動したA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さく、且つ
6.2)第1のノード及び/又は第2のノードに対して起動したT310タイマーの満期待ち時間が第2のノードの当該TTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きい。
【0067】
以上の条件6.1)を満足する場合に、第2のノードに利用可能な移行ターゲットノードが存在する可能性が大きいことを表す。例えば、
図7に示すように、第1のノードのTTT
Aタイマーが満期する時間T
Aと第2のノードのTTTタイマーTTT
Bの予想満期時間T
BがT
B−T
A<△
TTTを満足するので、条件6.1)を満足する。
【0068】
以上の条件6.2)を満足する場合に、まだ第1のノード及び/又は第2のノードのリンク障害がすぐに発生しないことを表す。例えば、
図7に示すように、T310タイマーが(第1のノード及び/又は第2のノードに対して起動したT310タイマーであってもよい)の予想満期時間がT
Cであり、且つT
C−T
B>△
T310を満足すると、条件6.2)を満足する。
【0069】
さらに、前記した第2のノードのTTTタイマーが満期するのを待つ条件を満足する場合に、第2のノードのTTTタイマーが満期するのを待つ過程中に第2のノードのチャネル品質が既に回復されたことで当該TTTタイマーが停止されたら、第1のノードの測定トリガーイベントに対して上記方式bに対応する測定結果報告を行うことができる。
【0070】
言い換えれば、第1のノードが接続変換条件を満足する場合に、第2のノードのサービス品質が回復されたら、当該報告は、第1のノードがターゲットノードへの変換条件を満足し、且つ第2のノードの接続を保持できることを指示してもよい。これにより、システムは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち第2のノードの接続を保持し、第1のノードの接続をそのターゲットノードに移行して、デュアル接続状態を保持すると決定できる。
【0071】
なお、前記した第2のノードのTTTタイマーが満期するのを待つ条件を満足する場合に、第2のノードのTTTタイマーが満期すると、以下の測定状況に応じて対応する報告方式を確定できる。
7.1)第1のノードと第2のノードの主キャリア測定TTTイベントのターゲットノードが異なる場合に、上記方式dに対応する測定結果報告を行う、或いはマクロノードのターゲットノードにより前記方式cに対応する測定結果報告を行い、
7.2)第1のノードと第2のノードの主キャリア測定TTTイベントのターゲットノードが同じである場合に、上記方式cに対応する測定結果報告を行う。
【0072】
以上の場合7.1)について、二つのノードの利用可能な移行ターゲットノードが異なるので、報告は、第1のノードと第2のノードとがそれぞれ各自のターゲットノードへの条件を満足することを指示してもよい。システムは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を二つのターゲットノードに移行して、デュアル接続状態を保持すると決定し、或いは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続をマクロノードのターゲットノードに移行して、シングル接続状態を保持すると決定できる。
【0073】
以上の場合7.2)について、二つのノードの利用可能な移行ターゲットノードが同じであるので、報告は、第1のノードと第2のノードとがともに同一ターゲットノードへの変換条件を満足することを指示してもよい。これにより、システムは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を当該ターゲットノードに移行して、デュアル接続状態からシングル接続状態に変換すると決定できる。
【0074】
また、一つの実施例によれば、第2のノードのTTTタイマーが満期するのを待つ条件は、第2のノードに対する測定トリガー報告イベントがカバーに基づくモビリティトリガー報告イベントであるということを含んでもよい。言い換えれば、第1のノードのTTTタイマーが満期した後に第2のノードのTTTタイマーが満期するのを待つ場合には第2のノードに対する測定のみがカバーに基づくモビリティ測定であるが、第1のノードの測定がカバーに基づくモビリティ測定又は負荷に基づくモビリティ測定であってもよい。当該配置により、カバーに基づく測定報告が負荷に基づく測定報告を待つことを避けることができ、これによりモビリティ測定報告方式がより合理であるようになる。
【0075】
上記実施例と結合して記述した測定状況に加えて、デュアル接続ノードがいずれもトリガー報告条件を満足する場合が存在する可能性がある。一つの実施例によれば、モビリティ測定装置120は、現在デュアル接続ノードの二つのノードの主キャリアがいずれもA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足する場合に、二つの接続ノードの移行を行わなく、優先度の順に方式bに対応する測定結果報告を行う、或いは、方式dに応じて報告を行ってネットワークにより優先移行ノードを決定するように配置されてもよい。言い換えれば、報告は、一つのノードがターゲットノードへの変換条件を満足し、且つ他の一つのノードの接続を保持できることを指示してもよい。これにより、システムは、当該測定結果に応じて、現在デュアル接続ノードのうちどのノードの接続を保持し、他の一つノードの接続をターゲットノードに移行して、デュアル接続状態を保持すると決定できる。当該他の一つのノードについて、一定の時間を待つ、或いは、ネットワークのノード移行コマンドを受信した後に当該他の一つのノードに対して報告を行ってもよい。当該配置により、測定報告の複雑さを低減させるのに有利である。
【0076】
具体的に、以下の原則の一つ又は複数に基づいて移行の優先順序を確定することができる。
8.1)ソースノードチャネル品質のより悪いものが優先し、
8.2)ターゲットノード信号のより良いものが優先し、
8.3)カバーに基づく測定イベントが負荷に基づく測定イベントよりも優先し、
8.4)T310のタイムアウトがより早いノードが優先し、
8.5)マクロ基地局ノードが低電力ノードよりも優先する。
【0077】
以上の条件8.1)と8.2)に基づいて、チャネル品質に応じて変換方式を選択することにより、ノード変換でより良いサービス品質を実現することができる。以上の条件8.3)と8.5)に基づいて、より重要なノードを優先して移行することを保証することができる。以上の条件8.4)に基づいて、リンク障害の現れる可能性がより高いノードを優先して移行することを保証することができる。当該配置により、チャネル品質又はノードの重要度に従って前後に報告を行うことができ、これによりモビリティ測定報告方式が合理であるようになる。
【0078】
また、マクロノードの主な作用はネットワーク接続を保持することであるが、低電力ノードの目的は主にデータ分散であることを考慮して、好ましくは、主に低電力ノードに対して負荷に基づく報告イベントを行い、カバーに基づく測定報告イベントが二つの接続ノードに対して行われる。
【0079】
従って、一つの実施例によれば、モビリティ測定装置120は、低電力ノードのみに負荷に基づくイベント報告を行うように配置されてもよい。
【0080】
特に、各種のシーケンス関係の組み合わせにおいて上記接続変換形態cと方式d(即ち、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断して、接続を一つ又は二つのターゲットノードに移行する)に対応する測定報告が現れる場合に、モビリティ測定装置120は、新しいトリガーによりイベントを報告するか、伝統のA3/A4/A5/B1/B2のイベントを組み合わせて使用し報告を行うように配置されてもよい。なお、モビリティ測定装置120は、各種の報告方式、例えば、対応ノードへ対応接続ノードの測定結果を報告する(即ち、第1のノードへ第1のノードの測定結果を報告し、第2のノードへ第2のノードの測定結果を報告する)方式、二つのノードへともに各ノードの測定結果を報告する(即ち、第1のノードと第2のノードへ第1のノードと第2のノードの測定結果を報告する)方式を採用することができる。また、マクロノードのみに二つのノードの測定結果を報告する、或いは、マクロノードへ二つのノードの測定結果を報告するとともに低電力ノードにもその自身主キャリアの測定結果を報告してもよく、後で
図8〜
図11を参照して説明するようである。
【0081】
一つの実施例によれば,モビリティ測定装置120は、ノード変換通知シグナルを受信する前に現在デュアル接続ノードのうち一つのノードに無線リンク障害が現れ且つ既に当該ノードに対してノード移行イベント報告を行った場合に、所定時間閾を超えるのを待った後に現在デュアル接続ノードのうちの他の一つのノードを介してネットワークへ報告し、当該時間閾以内であると、ネットワークが他の一つのノードから変換通知シグナルを送信するのを待つように配置されてもよい。又は、当該他の一つのノードへ直接に報告し、当該他の一つのノードからの通知に基づいてノード移行操作を行ってもよい。
【0082】
なお、接続ノードに対して起動したT310タイマー又はTTTタイマーの状態に応じて、どのノードにより測定報告を行うか、また接続移行確認を受信するかを確定してもよい。
【0083】
一つの実施例によれば、モビリティ測定装置120は、以下の場合に現在デュアル接続ノードのうち第1のノード及び/又は第2のノードを介して測定報告の送信及び接続移行確認の受信をする,即ち、以下の場合に二つのノードの何れか一つ又は二つのノードを介して測定報告を送信し及び接続移行確認を受信するように配置されててもよい。
9.1)第1のノードと第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間がいずれも所定閾値より大きい、又は
9.2)第1のノードと第2のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きい。
【0084】
前記のように、満期待ち時間とは、現在時間とタイマーの予想満期時間との差を指す。以下、現在時間が第1のノードのTTTタイマーが満期する時間であり、且つ第1のノードのT310タイマーの満期待ち時間をT310
Aで示し、第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間をT310
Bで示し、第2のノードのTTTタイマーの満期待ち時間をTTT
Bで示すとする。
【0085】
以上の条件9.1)を満足する場合に、即ち、T310
A≧△
A且つT310
B≧△
Bである場合に、これは、二つの接続ノードについて、すぐにリンク障害が現れることがないことを表すので、二つのノードの何れか一つ又は二つのノードにより測定報告の送信と接続移行確認の受信を行うことができる。
【0086】
以上の条件9.2)を満足する場合に、即ち、T310
A−TTT
B≧△’
A且つT310
B−TTT
B≧△’
Bである場合に、利用可能な移行ターゲットノードを確定したこととリンク障害が発生することの間に十分時間があることを表すので、二つのノードの何れか一つ又は二つのノードにより測定報告の送信と接続移行確認の受信を行うこともできる。
【0087】
他の実施例によれば、モビリティ測定装置120は、以下の場合に、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードを介して測定報告を送信し及び接続移行確認を受信するように配置されてもよい。
10.1)第1のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より大きく、現在デュアル接続ノードのうち第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さい、又は
10.2)第1のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きく、且つ第2のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくない。
【0088】
以上の条件10.1)を満足する場合に、即ち、T310
A≧△
A且つT310
B<△
Bである場合に、これは、第1のノードにとって、すぐにリンク障害が現れることなく、第2のノードにとって、すぐにリンク障害が現れる可能性があることを表す。従って、第1のノードにより測定報告の送信と接続移行確認の受信を行うことができる。
【0089】
以上の条件10.2)を満足する場合に、即ち、T310
A−TTT
B≧△’
A且つT310
B−TTT
B<△’
Bである場合に、これは、第1のノードにとって、利用可能な移行ターゲットノードを確定したこととリンク障害が発生することの間に十分時間がある可能性があり、第2のノードにとって、利用可能な移行ターゲットノードを確定したこととリンク障害が発生することの間に十分時間がない可能性があることを表すので、第1のノードにより測定報告の送信と接続移行確認の受信を行うことができる。
【0090】
同様に、モビリティ測定装置120は、以下の場合に現在デュアル接続ノードのうち第2のノードを介して測定報告を送信し及び接続移行確認を受信するように配置されてもよい。
11.1)第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より大きく、且つ現在デュアル接続ノードのうち第1のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さい、又は
11.2)第2のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きく、且つ第1のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくない。
【0091】
もう一つの実施例によれば、モビリティ測定装置120は、以下の場合に現在デュアル接続ノードのうち第1のノードと第2のノードの両者を介して測定報告を送信し及び接続移行確認を受信するように配置されてもよい。
12.1)第1のノードと第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間がいずれも所定閾値より小さい、或いは
12.2)第1のノードと第2のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくない。
【0092】
以上の条件12.1)を満足する場合に、即ち、T310
A<△
A且つT310
B<△
Bである場合に、これは、二つの接続ノードにとって、すぐにリンク障害が現れる可能性があることを表すので、二つのノードにより測定報告の送信と接続移行確認の受信を行う必要があり、シグナル伝達の完了に成功する可能性を向上させる。
【0093】
以上の条件12.2)を満足する場合に、即ち、T310
A−TTT
B<△’
A且つT310
B−TTT
B≧△’
Bである場合に、これは、利用可能な移行ターゲットノードを確定したこととリンク障害が発生することの間に十分時間がない可能性があることを表すので、二つのノードにより測定報告の送信と接続移行確認の受信を行う必要もあり、シグナル伝達の完了に成功する可能性を向上させる。
【0094】
上記の実施例において、必要に応じて対応時間閾値、例えば閾値△
A、△
B、△’
A、△’
Bを具体的に設置することができる。例えば、接続変換の実行に必要な時間を参照して上記時間閾値を設置して、所定確率でシグナル伝達の完了に成功することを保証することができる。前記閾値は、接続ノードのサービスキャリアが放送メッセージ又は専用RRC/MACによりモビリティ測定装置に通知される。
【0095】
これらのシーンは独立に報告される又は同じ処理原則を応用可能な一種類のシーンとして報告されてもよい(例えば、以上のルールに従って分けた四つの場合)。具体的に、0/1ビットマップで各種の場合を標記すると、増加した情報ビットが場合の総数である。二進法で増加する情報ビットを標記すると、増加する情報が4ビット又は2ビットである。これに対応して、ネットワークはこれらの状態に対応するシーケンス関係に応じて制御フローを実行することができる。
【0096】
続いて、
図8〜
図11のシーケンス図を参照して、接続ノード変換のためのシグナル伝達の例を説明する。なお、
図8と
図9は、変換方式c(即ち、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を一つのターゲットノードに移行する)に対応し、
図10と
図11は、変換方式d(即ち、現在デュアル接続ノードのうち二つのノードの接続を切断し、接続を二つのターゲットノードに移行する)に対応する。
【0097】
図8に示すように、UEは、チャネル状態モニタリングの結果に応じてマクロノードへ測定報告を送信することができる。なお、前述した条件(例えば、9.1)又は9.2)、或いは12.1)又は12.2))を参照し、UEはサブノードへ測定報告を送信することもできる。また、マクロノードも受信した測定報告をサブノードに送信してもよい。
【0098】
その後、マクロノード及び/又はサブノードによりターゲットノードへノード変換要求を送信することができる。要求が許可された場合に、ターゲットノードは受付シグナルをマクロノード及び/又はサブノードに送信し、マクロノード及び/又はサブノードがUEへノード変換確認を送出する。
【0099】
図9に示すように、例えば前述した条件(例えば、10.1)又は10.2)、或いは11.1)又は11.2))を参照し、UEはチャネル状態モニタリングの結果に応じてマクロノードのみに測定報告を送信することができる。
【0100】
そして、マクロノードによりターゲットノードへノード変換要求を送信することができる。要求が許可された場合に、ターゲットノードは受付シグナルをマクロノードに送信し、マクロノードがUEへノード変換確認を送出する。
【0101】
なお、
図9の例においてマクロノードにより測定報告報告と変換確認を送信するが、サブノードが対応条件を満足する場合に、サブノードにより測定報告報告と変換確認を送信することもできる。
【0102】
図10に示すように、例えば前述した条件(例えば、10.1)又は10.2)、或いは11.1)又は11.2))を参照し、UEはチャネル状態モニタリングの結果に応じてソースマクロノードへ測定報告を送信することができる。
【0103】
その後、ソースマクロノードによりターゲットマクロノードとターゲットサブノードへノード変換要求を送出することができる。要求が許可された場合に、ターゲットマクロノードとターゲットサブノードは受付シグナルをソースマクロノードに送信し、ソースマクロノードによりUEへノード変換確認を送出する。
【0104】
図10の例においてソースマクロノードにより測定報告報告と変換確認を送信するが、ソースサブノードが対応条件を満足する場合に、ソースサブノードにより測定報告報告と変換確認を送信することもできる。
【0105】
図11に示すように、例えば前述した条件(例えば、9.1)又は9.2)或いは12.1)又は12.2))を参照し、UEはチャネル状態モニタリングの結果に応じてソースマクロノードとソースサブノードへ測定報告を送信することができる。
【0106】
その後、ソースマクロノードとソースサブノードによりターゲットマクロノードとターゲットサブノードへノード変換要求を送信することができる。要求が許可された場合に、ターゲットマクロノードとターゲットサブノードは受付シグナルをソースマクロノードとソースサブノードに送信し、ソースマクロノードとソースサブノードによりUEへノード変換確認を送出する。
【0107】
以上、実施形態における電子機器を記述する過程において、幾つかの処理又は方法も開示することは明らかである。以下では、以上で検討された幾つかの細部を重複しない上でこれらの方法の概述を与える。
【0108】
図12に示すように、一つの実施例による移動通信端末によりモビリティ測定を行う方法において、
デュアル接続シーンで通信する移動通信端末が現在デュアル接続ノードの少なくとも一つを介するサービス品質が所定レベルより低い場合に(S1210:Y)、現在デュアル接続ノードに対して接続変換形態を確定するためのモビリティ測定を行い(S1220)、
現在デュアル接続ノードの少なくとも一つに対する測定状況に基づいて、モビリティ測定結果の報告方式を確定する(S1230)。
【0109】
なお、接続変換形態は、前述した接続変換形態a乃至方式eの少なくとも一つを含んでもよい。
【0110】
一つの実施例によれば、デュアル接続ノードの一つのサービス品質が第1の閾値レベルより低い場合に、前記方式aの接続変換に対応するモビリティ測定結果を報告し、前記第1の閾値レベルがE−UTRAN A2イベントをトリガーするための閾値レベルより低い。
【0111】
他の一つの実施例によれば、所定条件を満足する場合に、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードと第2のノードの測定結果間の比較に応じてモビリティ測定報告のトリガーを確定する。
【0112】
具体的に、第1のノードに対する第1の測定対象は、第1のノードから受信した第1のノードに対する異周波数異システム測定対象と第1のノード接続キャリアに対する同周波数測定対象を含んでもよい。第2のノードに対する第2の測定対象は、第2のノードから受信した第2のノードに対する異周波数異システム測定対象と第2のノード接続キャリアに対する同周波数測定対象を含んでもよい。
【0113】
第1の測定対象と第2の測定対象に基づいてモビリティ測定をそれぞれ行うと共に、第1のノードの測定対象の測定結果と第2のノードの測定対象の測定結果とを比較して測定報告条件を満足するかどうかを判断してもよい。第1のノードへ測定報告を行う条件を満足する場合に、第2のノードの測定対象の測定結果を第1のノードに報告する。
【0114】
また、第1のノードが以下の条件の少なくとも一つを満足する場合に、第1のノードの測定結果と第2のノードの測定結果とを比較してE−UTRAN A3/A4/A5/B1/B2イベントのトリガー条件を満足するかどうかを判断し:第1のノードと第2のノードとの少なくとも一つがA2イベントのトリガー条件を満足すること、第1のノードについて、異周波数測定又は異システム測定のための測定対象が存在しないこと、第1のノードの主キャリアに対して起動したT310タイマーが所定期間を超え且つまだ第1のノードに対するA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーを起動しない、又は当該TTTタイマーを起動したがいずれも所定期間内で停止されたこと。
【0115】
また、第1の接続ノードが以下の条件の少なくとも一つを満足する場合に、第2の接続ノードの測定結果との比較を停止して、既にトリガーされた対応A3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーを停止し、第1のノードの主キャリアの測定結果の比較が第1の測定対象における
周波数に限られ:第1のノードの主キャリアがA1イベントトリガー報告条件を満足すること、第1のノードの主キャリアがT310タイマーがタイムアウトする前にT310タイマーを停止した又はT310タイマーを起動した後に所定期間を超えない際に第1の測定対象に関するA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーを起動した、又は当該TTTタイマーを起動し且つ運行時間が所定期間を超えたこと。
【0116】
一つの実施例によれば、方式eの接続変換に対応するモビリティ測定に対して、現在デュアル接続ノードの異周波数測定又は異システム測定の測定対象に含まれる
周波数のみに対してモビリティ測定と報告を行う。
【0117】
他の一つの実施例によれば、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードがA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足し、且つ現在デュアル接続ノードのうち第2のノードに対して起動したA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマー及び/又はT310タイマーが所定条件を満足する場合に、移動通信端末が前記方式cに対応する測定結果報告を直接に行う。
【0118】
具体的に、以下の条件を満足する場合に、方式cに対応する測定結果報告を直接に行い:第1のノードが先にA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足すること、この時刻で、第2のノードの主キャリアのA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さいこと、且つ第1のノードと第2のノードの測定ターゲットノードが同じであること。
【0119】
また、以下の条件を満足する場合に、方式cに対応する測定結果報告を直接に行い、且つ移行ターゲットノードを第1のノードのターゲットノードとして指示し:第1のノードが先にA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告の条件を満足すること、この時刻で、第2のノードの主キャリアのA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さいこと、且つこの時刻で第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間が当該TTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくないこと。
【0120】
また、以下の条件を満足する場合に、方式cに対応する測定結果報告を直接に行い、且つ移行ターゲットノードを第1のノードのターゲットノードとして指示し:第1のノードが先にA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告の条件を満足すること、この時刻で第2のノードの主キャリアのA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定閾値より大きいこと、且つ、この時刻で第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さいこと。
【0121】
一つの実施例によれば、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードがA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足し、且つ現在デュアル接続ノードのうち第2のノードに対して起動したA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマー及び第1のノード及び/又は第2のノードに対して起動したT310タイマーが所定条件を満足する場合に、移動通信端末が第2のノードに対する当該TTTタイマーが満期するのを待つ。
【0122】
より具体的に、第1のノードがA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足し、且つ以下の条件を満足する場合に、第2のノードに対する当該TTTタイマーが満期するのを待ち:第2のノードの主キャリアに対して起動したA3/A4/A5/B1/B2 TTTタイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さいこと、且つ第1のノード及び/又は第2のノードに対して起動したT310タイマーの満期待ち時間が第2のノードの当該TTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きい。
【0123】
より具体的に、第2のノードのTTTタイマーが満期するのを待つ過程中に第2のノードのチャネル品質が既に回復されたことで当該TTTタイマーが停止したら、第1のノードの測定トリガーイベントに対して方式bに対応する測定結果報告を行う。
【0124】
また、第2のノードのTTTタイマーが満期したら、第1のノードと第2のノードの主キャリア測定TTTイベントのターゲットノードが異なる場合に、方式dに対応する測定結果報告を行い、第1のノードと第2のノードの主キャリア測定TTTイベントのターゲットノードが同じである場合に、方式cに対応する測定結果報告を行う。
【0125】
また、第2のノードのTTTタイマーが満期するのを待つ条件は、第2のノードに対する測定トリガー報告イベントがカバーに基づくモビリティトリガー報告イベントであることをさらに含んでもよい。
【0126】
一つの実施例によれば、現在デュアル接続ノードの二つのノードの主キャリアがいずれもA3/A4/A5/B1/B2イベントトリガー報告条件を満足する場合に、以下の原則の一つ又は複数に基づいて報告優先順序を確定して方式bに対応する測定結果報告を行い:ソースノードチャネル品質のより悪いものが優先すること、ターゲットノード信号のより良いものが優先すること、カバーに基づく測定イベントが負荷に基づく測定イベントよりも優先すること、T310のタイムアウトのより早いノードが優先すること、マクロ基地局ノードが低電力ノードよりも優先すること。
【0127】
好ましくは、低電力ノードのみに負荷に基づくイベント報告を行ってもよい。
【0128】
一つの実施例によれば、ノード変換通知シグナルを受信する前に現在デュアル接続ノードのうち一つのノードに無線リンク障害が現れると、以下のルールの一つに応じて操作し:所定時間閾を超えるのを待った後に現在デュアル接続ノードの他の一つのノードを介してネットワークへ報告し、時間閾以内であるとネットワークが他の一つのノードから変換通知シグナルを送信するのを待つこと、直接に当該他の一つのノードへ報告し、他の一つのノードからの通知に基づいてノード移行操作を行うこと。
【0129】
他の一つの実施例によれば、以下の場合に、現在デュアル接続ノードのうち第1のノード及び/又は第2のノードを介して測定報告の送信及び接続移行確認の受信をする:第1のノードと第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間がいずれも所定閾値より大きいこと、又は第1のノードと第2のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きいこと。
【0130】
他の一つの実施例によれば、以下の場合に、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードを介して測定報告の送信及び接続移行確認の受信をする:第1のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より大きく、且つ現在デュアル接続ノードのうち第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間が所定閾値より小さいこと、又は第1のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きく、且つ第2のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きくないこと。
【0131】
他の一つの実施例によれば、以下の場合に、現在デュアル接続ノードのうち第1のノードと第2のノードの両者を介して測定報告の送信及び接続移行確認の受信をする:第1のノードと第2のノードのT310タイマーの満期待ち時間がいずれも所定閾値より小さいこと、又は第1のノードと前記第2のノードについて、T310タイマーの満期待ち時間がTTTタイマーの満期待ち時間よりも所定閾値以上に大きいこと。
【0132】
一つの例として、上記方法の各ステップと上記装置の各組立モジュール及び/又はユニットは、ソフトウェア、ファームウエア、ハードウェア或いはその組み合わせとして実施できる。ソフトウェア或いはファームウエアで実現する場合、記憶媒体或いはネットワークから専用ハードウェア構造を有するコンピュータ(例えば
図13に示す汎用コンピュータ1300)に、上記方法を実施するためのソフトウェアを構成するプログラムをインストールし、当該コンピュータは各種のプログラムがインストールされている場合、各種の機能等を実行できる。ソフトウェアで上記装置を実現する場合に、ソフトウェア設計により装置に対する配置を実現し、ハードウェアで上記装置を実現する場合に、ハードウェア設計或いは組み合わせにより装置に対するを配置を実現し、ソフトウェアとハードウェアとの結合により上記装置を実現する場合に、ハードウェア/ソフトウェアの結合設計により装置に対するを配置を実現してもよい。
【0133】
図13において、演算処理ユニット(即ち、CPU)1301は、読取専用メモリ(ROM)1302に記憶されているプログラム或いは記憶部1308からランダムアクセスメモリ(RAM)1303にロードしたプログラムに基づいて各種の処理を実行する。RAM1303にも、必要に応じてCPU1301が各種の処理等を実行する際に必要なデータが記憶される。CPU1301、ROM1302、RAM1303はバス1304を介して互いに接続されている。入力/出力インターフェース1305もバス1304に接続されている。
【0134】
入力部1306(キーボード、マウス等を含む)、出力部1307(ディスプレイ、例えば陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等、スピーカ等を含む)、記憶部1308(ハードディスク等を含む)、通信部1309(ネットワークインターフェースカード例えばLANカード、モデム等を含む)が入力/出力インターフェース1305に接続される。通信部1309は、ネットワーク、例えばインターネットを介して通信処理を実行する。必要に応じて、ドライバー1310も入力/出力インターフェース1305に接続される。リムーバブルメディア1311、例えばディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等は、必要に応じてドライバー1310に装着され、その中から読み出したコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部1308にインストールされるようになる。
【0135】
ソフトウェアで上記一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えばインターネット或いは記憶装置、例えばリムーバブルメディア1311からソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
【0136】
当業者にとって、この種の記憶媒体は、
図13に示す、その中にプログラムが記憶され装置に別途配分してユーザにプログラムを提供するリムーバブルメディア1311に限定されないことが分かる。リムーバブルメディア1311の例は、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標))、光ディスク(光ディスク読取専用メモリ(CD−ROM)とデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)、半導体メモリを含む。又は、記憶媒体は、ROM1302、記憶部1308に含まれるハードディスク等であってもよく、その中にプログラムが記憶され、且つこれらを含む装置と一緒にユーザに配分される。
【0137】
本発明の実施例は、機器読み取り可能な指令コードが記憶されたプログラム製品にも関する。上記指令コードが機器に読み取られて実行される場合に、上記の本発明の実施例による方法を実行できる。
【0138】
これに対応して、上記の機器読み取り可能な指令コードが記憶されたプログラム製品がロードされた記憶媒体も本開示の開示に含まれる。上記記憶媒体は、フロッピーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリスティックを含むが、これらに限定されない。
【0139】
本発明の実施例は、さらに電子機器が含まれている。当該電子機器は、デュアル接続シーンで通信する移動通信端末が現在デュアル接続ノードの少なくとも一つを介するサービス品質が所定レベルより低い場合に現在デュアル接続ノードに対して接続変換形態を確定するためのモビリティ測定を行うように配置される回路を含む。当該回路は、さらに、現在デュアル接続ノードの少なくとも一つに対する測定状況に基づいてモビリティ測定結果の報告方式を確定するように配置される。
【0140】
以上、本発明の具体的実施例の記述において、一種の実施方式に記述された及び/又は示された特徴は同じ或いは類似の方式により一つ又は複数の他の実施形態に使用され、他の実施形態における特徴と組み合わる、又は他の実施形態における特徴を代替することができる。
【0141】
なお、用語「含む/含有」を本文で使用される際に、特徴、要素、ステップ或いはモジュールの存在を指し、一つ或いは複数の他の特徴、要素、ステップ或いはモジュールの存在或いは付加を排除しない。
【0142】
上記の実施例と例示において、数字からなる符号で各ステップ及び/又はユニットを示した。当業者にとって、これらの符号は説明と図面を容易にするためであり、その順又はいかなる他の限定を示すものではないことが分かる。
【0143】
また、本発明の方法は、明細書に記述した時間順序で実行されることに限定されず、他の時間順序で並行或いは独立に実行されてもよい。よって、本明細書に記述の方法の実行順序は、本開示の技術範囲を限定しない。
【0144】
以上、本開示の具体的実施例の記述によって本開示を説明したが、これは、例示であって、限定ではない。当業者は、請求項の主旨と範囲内で本発明に対する各種の修正、改善、或いは均等物を設計できる。これらの修正、改善、或いは均等物も、本発明の保護範囲に含まれる。