【文献】
永田周一,安村通晃、Enzin:情報の公開範囲を手軽に変更できるコミュニケーションツール、情報処理学会論文誌、社団法人情報処理学会、2007年3月15日、第48巻、第3号、p.1134−1143
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2のデータは、第1の部分集合および第2の部分集合を含み、前記第1の部分集合は第1のソーシャルサークルに対応し、前記第2の部分集合は第2のソーシャルサークルに対応し、前記第1および第2のソーシャルサークルは前記非投稿者ユーザーによって定められている請求項1に記載のシステム。
コンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ記憶媒体であって、前記プログラムは命令を含み、前記命令は、データ処理装置によって実行されたときに、前記データ処理装置に、
非投稿者ユーザーにコンテンツを表示するためにコンテンツデータセットをコンピューティングデバイスに送信する段階と、
前記非投稿者ユーザーから、前記コンテンツに対応するユーザー入力を受信する段階と、
前記ユーザー入力を受信したことに応答して、前記非投稿者ユーザーに表示するために第1のデータおよび第2のデータを前記コンピューティングデバイスに送信する段階であって、前記第1のデータは投稿者ユーザーに関連付けられている多数の連絡先を含み、前記投稿者ユーザーは前記コンテンツを作成しており、前記第2のデータは前記第1のデータの部分集合であり、前記非投稿者ユーザーに関連付けられている多数の連絡先を含む、段階と
を含む動作を実行させ、
前記連絡先は、ソーシャルネットワーキングサービス内で提供されるソーシャルサークルのグラフィック表現に基づいて分類される、コンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ記憶媒体。
【発明を実施するための形態】
【0017】
類似の参照番号は、全体を通して対応する部分を表す。
【0018】
一般に、ソーシャルサークルは、ユーザーがソーシャルネットワーキングの連絡先の割当て先となる、ソーシャルネットワーキングの投稿の配信および表示/非表示設定の制御性を高めることができるカテゴリである。本開示によれば、ソーシャルサークルは、コンピュータで実装されるソーシャルネットワーキングサービス内で互いに関連付けられている連絡先の集まりを定めるデータセットとして提供される。一般に、ソーシャルサークルは、社会的に相互結合されている人々の特定の集まりの中心である個人の観点から、または社会的に相互結合されている人々の集まりの総体的観点から記述されうる。ソーシャルサークルは、狭義の境界を有することができ、ソーシャルサークルのメンバー全員が互いを熟知し合っており、ソーシャルサークルに加入するには、メンバーとして許可が必要になることがある。本開示によれば、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーは、ソーシャルサークルを定めることができ、ソーシャルサークルは、連絡先の集まりを定めるデータセットとして、ユーザーの現実の生活におけるソーシャルサークルを反映するものとしてよい。つまり、ソーシャルサークルは、ユーザーが直接的にまたは間接的に交際しうる人たちの間の現実の生活の社会的相互作用を反映することができる。
【0019】
多数の人々が、電子ソーシャルネットワーキングサービスの使用を個人、家族、研究者、専門職、および他の対人関係のネットワークを構築し、維持するためのツールとして捉えている。これらのネットワークは、新しい問題をもたらしうる形で成長し、オーバーラップする可能性がある。従来のソーシャルネットワーキングサービスのユーザーが懸念する問題の1つに、ユーザーの連絡先の1つのサブグループによる消費に関連する、または対象となる投稿が、他の連絡先によって読み取られたときに無関係であるか、つまらないものであるか、さらには当惑させるもの、もしくは攻撃的なものですらありうるということが挙げられる。例えば、ユーザーの連絡先リストに、友達、同僚、および家族が含まれ、それらのグループの間に何らかのオーバーラップがある場合がある(例えば、友達とも考えられる同僚、同僚でもある家族)。
【0020】
ユーザーが従来のソーシャルネットワーキングサービスを使用して単純にすべての連絡先にメッセージを投稿した場合、いくつかの連絡先は、連絡先の特定のサブグループから見た場合に、そのユーザーに無関係であるか、または当惑させるものである可能性がある投稿を見ることになりうる。例えば、ユーザーの仕事の技術的ニュアンスに関する投稿は、同僚にとっては興味深いものであるかもしれないが、家族にとってはつまらないものである可能性がある。したがって、興味のない連絡先は、ユーザーの投稿を無視するか、さらには表示されるつまらない投稿の数を減らすために連絡先としてユーザーを削除し始める可能性がある。より重大な例では、ユーザーが「仕事に遅れる」という状況を投稿するとすると、これは、ユーザーの友達であれば読んでも無害であるが、同僚(つまり、上司)または家族(つまり、母親)が読むと個人的にもまたは職業的にも悪影響を及ぼすことになる可能性がある。したがって、従来のソーシャルネットワーキングサービスのユーザーは、自己検閲するか、何も投稿しないか、および/またはソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先として維持される人々を制限するかということを単純に選択することができる。これらのオプションは、オプション自らの欠点に関連付けられうる。自己検閲の場合、ユーザーおよびいくつかの連絡先は、情報を交換し、ソーシャルネットワーキングサービスを全面的に利用する自由度が低くなる可能性がある。連絡先を制限する場合、ユーザーは、否応なく、電子ソーシャルネットワークのフォーカスを連絡先の選択されたカテゴリに絞り込み(例えば、家族のみ、または同僚のみ)、ここでもまた、他のオンラインの連絡先と相互にやり取りし、ソーシャルネットワーキングサービスを全面的に活用するユーザーの能力を制限する。
【0021】
ソーシャルサークルの作成および使用を通じて、ユーザーは、ソーシャルネットワーキングの連絡先をさまざまな異なるグループに整理して、分類することができ、これを使用して、ユーザーによって配信されるデジタルコンテンツに対するこれらの連絡先が有する表示/非表示およびアクセスを制御することができる。例示的なデジタルコンテンツは、テキスト投稿、デジタル画像、動画、音声ファイル、ハイパーリンク(例えば、ユニフォームリソースインジケータ、URI)、および/またはユーザーのソーシャルネットワーキングプロファイルに関連付けられている他のデジタルコンテンツを含むことができる。前の方の例に戻ると、ユーザーは、前述の技術的ニュアンスに関する更新を「同僚」サークルにのみ投稿し、他の連絡先が関係のない情報を見なくて済むようにすることが可能である。さらに、ソーシャルサークルを用いることで、配信が行われる前にユーザーがデジタルコンテンツ配信の潜在的な表示/非表示を洞察することができる。以下で説明されるように、ユーザーは、ユーザーによって配信されるデジタルコンテンツを受信するユーザーのさまざまなサークル内の連絡先の内訳を調べることができる。
【0022】
図1は、例示的なネットワークアーキテクチャ100の図である。ネットワークアーキテクチャ100は、ネットワーク114によってサーバーシステム112に通信可能に接続された多数のクライアントデバイス102〜110を備える。サーバーシステム112は、1つまたは複数の処理デバイス116および1つまたは複数のデータストア118を備える。処理デバイス116は、ソーシャルネットワークサーバーの機能を実行するためにデータストア118に格納されるコンピュータ命令(例えば、ソーシャルネットワークのコンピュータプログラムコード)を実行する。
【0023】
クライアントデバイス102〜110のユーザーは、ソーシャルネットワーキングサービスに参加するためにサーバーシステム112にアクセスする。例えば、クライアントデバイス102〜110は、ソーシャルネットワーキングサービスにアクセスするために使用できるウェブブラウザアプリケーションを実行することができる。別の例では、クライアントデバイス102〜110は、ソーシャルネットワークに特有のソフトウェアアプリケーション(例えば、スマートフォン上で実行されるソーシャルネットワーキング「アプリ」)を実行することができる。
【0024】
クライアントデバイス102〜110をインタラクティブに操作するユーザーは、テキストコメント(例えば、更新、お知らせ、返信)、デジタル写真、動画、または他の適切な電子情報などのデジタルコンテンツを配信することによってサーバーシステム112が提供するソーシャルネットワーキングサービスに参加することができる。いくつかの実装形態において、ユーザーに代わって、ソーシャルネットワークまたはサーバーシステム112の外部のシステムおよび/またはサービスが情報を投稿することもできる。例えば、ユーザーは、動画のレビューを動画レビューサイトに投稿することができ、適切な許可があれば、サイト側がユーザーに代わってそのレビューをソーシャルネットワークにクロスポストすることができる。別の例では、適切な許可を有する、モバイルデバイス上で実行されているソフトウェアアプリケーションが、全世界測位システム(GPS)機能を使用してユーザーの位置を特定し、ソーシャルネットワークをその位置で(例えば、「At Home (自宅で)」、「At Work (職場で)」、「In Brownsdale, MN (MN州のBrownsdaleで)」)自動的に更新することができる。
【0025】
クライアントデバイス102〜110をインタラクティブに操作するユーザーは、サーバーシステム112が提供するソーシャルネットワーキングサービスを使用して、ユーザーとソーシャルネットワーキングサービスの他のユーザーとの関係を整理し、分類するようにソーシャルサークルを定めることもできる。ソーシャルサークルの作成および使用の例は、
図2の説明に示されており、本開示の残り部分全体を通して説明する。
【0026】
いくつかの実装形態では、クライアントデバイス102〜110は、ラップトップもしくはデスクトップコンピュータ、スマートフォン、携帯情報端末、ポータブルメディアプレーヤー、タブレットコンピュータ、または電子ソーシャルネットワークと通信するために使用されうる他の適切なコンピューティングデバイスなどのコンピューティングデバイスとすることができる。いくつかの実装形態では、サーバーシステム112は、コンピュータサーバーなどの1つまたは複数のコンピューティングデバイスを備えることができる。いくつかの実装形態では、サーバーシステム112は、サーバーコンピュータのアクション(例えば、クラウドコンピューティング)を実行するために連携動作する複数のコンピューティングデバイスを示すものとしてよい。いくつかの実装形態では、ネットワーク114は、公衆通信網(例えば、インターネット、セルラーデータネットワーク、電話網を介するダイヤルアップモデム)または専用通信網(例えば、プライベートLAN、専用回線)とすることができる。
【0027】
図2は、ソーシャルサークルを含む例示的なソーシャルネットワーク200の図である。ユーザー202は、ソーシャルサークルの作成および使用をサポートするソーシャルネットワークのメンバーである(例えば、
図1のサーバーデバイス112によって提供されるソーシャルネットワーク)。本発明の例では、ユーザー202は、多数の連絡先204a〜204iを有し、これらとユーザー202とは何らかの形態の関係(例えば、友達、同僚、顧客、チームメート、クライアント、親類縁者、クラブメンバー、クラスメート)をもつものとしてよい。ユーザー202は、連絡先204a〜204iを、ソーシャルサークル210、ソーシャルサークル220、およびソーシャルサークル230などの1つまたは複数のソーシャルサークルに割り当てることによって分類する。多数の連絡先242a〜242cを有する、ソーシャルサークル240は、ユーザー202からの入力なしで自動的に生成されうるクエリベースのソーシャルサークルとして形成される。いくつかの実装形態では、ソーシャルサークル240は、ユーザー202およびユーザー242a〜242cから集められた情報に基づき生成されるものとしてよく、またユーザー202およびユーザー242a〜242cの間に何らかの共通性を有する(例えば、投稿、アップロードされた写真、チェックイン、進んで提供する位置情報)。
【0028】
ソーシャルサークル210は、個人用ソーシャルサークルである。いくつかの実装形態では、個人用ソーシャルサークルは、ユーザー202によって作成されたグループであり、ユーザー202にのみ知られているものであってよい(例えば、連絡先204a、204bは、ユーザー202の個人用ソーシャルサークル210に入っていることを知らせる指示をいっさい受信しないものとしてよい)。いくつかの実装形態では、個人用ソーシャルサークルは、ユーザー202によって作成されたグループであり、ユーザー202だけでなくソーシャルサークルのメンバーである連絡先(例えば、連絡先204a、204b)にも知られていてもよい(例えば、連絡先204a、204bは、個人用ソーシャルサークル210に追加されたことを知らせる指示を受信する)。
【0029】
いくつかの実装形態では、個人用ソーシャルサークルは、ユーザー202に関連する仕方で連絡先204a〜204iを整理し、分類するために使用されうる。いくつかの実装形態では、ユーザー202は、個人用ソーシャルサークルを使用して、連絡先を整理し、特定の投稿を見るか、または特定の情報へのアクセス権を有する自分の連絡先204a〜204hを個別にターゲットにすることができる。例えば、ユーザー202は、友達の小グループに対してサプライズパーティを計画するということが考えられる。したがって、ユーザーは、連絡先を「Surprise Party Attendees (サプライズパーティ出席者)」および「Surprise Party Honorees (サプライズパーティ主役)」の個人用ソーシャルサークルに整理することができる。そうすることによって、ユーザー202は、選択された投稿のターゲットをサプライズパーティに出席し、および/またはサプライズパーティを計画するのを手伝う友達(つまり、サプライズパーティ出席者)にうまく設定することができ、その一方で、サプライズを完璧なものとするために、選択された投稿のターゲットをサプライズパーティの主役となるべき友達(つまり、サプライズパーティ主役)に設定する。
【0030】
ソーシャルサークル220は、共有非公開ソーシャルサークルであり、これは単に共有サークルとも称されうる。概して、共有非公開ソーシャルサークルは、ユーザー202が作成するソーシャルサークルであって、ユーザー202はこのソーシャルサークルに連絡先が自発的に加入するよう連絡先に招待状を送る。招待状を受け入れた連絡先は、共有非公開ソーシャルサークルのメンバーになる。共有非公開ソーシャルサークルのメンバーは、ユーザー202によってそのサークルに投稿された情報を見ることができ、共有非公開ソーシャルサークルの他のメンバーと共有される情報を投稿することができる。例えば、ユーザー202は、ソーシャルネットワークに多数のジョークを投稿する傾向がありうる。しかし、連絡先204a〜204iの中には、それらのジョークを面白がる者がいることもあるが、気に障る者がいることもある。これを理解した上で、ユーザー202は、「jokes (ジョーク)」共有非公開ソーシャルサークルを作成して、連絡先204a〜204iの一部または全部に加入の招待状を送ることができる。「jokes」ソーシャルサークルが定着したら、ユーザー202は、機知に富む言葉を「jokes」サークルに投稿でき、招待状を受け入れた連絡先のみがユーザー202のおもしろさを見ることができる。同様に、共有非公開ソーシャルサークルのメンバーは、メッセージをサークルに投稿することができ、それらの投稿は、そのサークルの他のメンバーから見える。
【0031】
ソーシャルサークル230は、共有公開サークルである。概して、共有公開サークルは、ユーザー202が作成するソーシャルサークルであって、ユーザー202はこのソーシャルサークルに連絡先が自発的に加入するよう連絡先に招待状を送る。さらに、共有公開サークルの存在は、ソーシャルネットワーキングサービスの他のユーザー(例えば、必ずしもユーザー202の連絡先204a〜204iだけでない)が公開ソーシャルサークルに加入することを要請できるように公開され利用可能になっている。共有公開サークルのメンバーは、情報を同じ共有公開サークルの他のメンバーに対して投稿し、同じ共有公開サークルの他のメンバーによって投稿された更新を見ることができる。いくつかの実装形態では、公開共有サークルは、「fan (ファン)」または「group (グループ)」サークル(例えば、特定の場所、イベント、製品、映画、有名人、スポーツチーム、会社、コンセプト、哲学、組織、サポートネットワーク専用のサークル)とすることができる。例えば、ユーザー202は、自分のバンドのために共有公開サークルを作成することができ、ユーザー202の活動のファンが、サークルに加入して、次回のショーについて議論し、バンドの音楽のMP3をダウンロードし、または最近のコンサートからの動画を投稿することができる。別の例では、ユーザー202は、高校卒業のクラス会の共有公開サークルを作成することができ、かつての同級生であればこれを見つけて加入し、互いに連絡を取り合い、学生時代の写真を投稿することができる。共有公開サークルが作成された後、いくつかの実装形態では、ユーザー202は、サークルに加入するよう人々に招待状を送ることができる。いくつかの実装形態では、サークルの非メンバーは、共有公開サークルのメンバーシップを要求することができ、共有公開サークルのメンバーシップは、要求があり次第、自動的に与えられるか、または共有公開サークルのメンバーとなることに対するユーザー202の承認を求めることができる。
【0032】
いくつかの実装形態では、ユーザーがソーシャルネットワーキングサービスに加入している場合に、1つまたは複数のデフォルトのソーシャルサークルがユーザーに提供されるか、または提案されうる。例えば、「Friends (友達)」、「Family (家族)」、および「Coworkers (同僚)」ソーシャルサークルは、ユーザーが特定のソーシャルネットワーキングサービスに加入した後ユーザーのプロファイルで自動的に提供されうる。例えば、「Acquaintances (知り合い)」ソーシャルサークルおよび/または「Just Following (フォローしたばかり」ソーシャルサークルを含む、他のソーシャルサークルが自動的に提供されうる。いくつかの実装形態では、自動的に作成されたサークルは、個人用ソーシャルサークルを含みうる。デフォルトのソーシャルサークルは、自動的に提供されうるが、デフォルトのソーシャルサークルに連絡先を実際に入れる作業はユーザーに任されるものとしてよい。例えば、デフォルトのソーシャルサークルのそれぞれは、最初は、連絡先が入っておらず、ユーザーが、本明細書でさらに詳しく説明されているようにデフォルトのソーシャルサークルのそれぞれに入れる。
【0033】
いくつかの実装形態では、1つまたは複数のデフォルトのソーシャルサークルは、ユーザーのプロファイル情報に基づき自動的に生成されうる。例えば、ユーザーのプロファイルは、人口統計データ(例えば、年齢)、仕事データ、および/または関心データ(例えば、スポーツ、趣味)を含むことができる。データマイニング技術(例えば、閾値に相当する数のユーザーに対してソーシャルサークルの作成をクラスタ化する)を通じて、ソーシャルネットワーキングサービスのプロバイダは、特定の階層のユーザーが典型的には1つまたは複数の特定の種類のソーシャルサークルを作成することを決定することができる。ユーザーを特定の階層内に分類することによって、ソーシャルネットワーキングサービスのプロバイダは、1つまたは複数の特定のデフォルトのソーシャルサークルを提案するか、または自動的に生成することができる。例えば、特定のユーザーが高校生に対応する階層に入る場合、デフォルトの「School Friends (学校の友達)」ソーシャルサークルがそのユーザーに対して提案されるか、または自動的に作成されうる。別の例として、特定のユーザーが大学生に対応する階層に入る場合、デフォルトの「College Friends (大学の友達)」ソーシャルサークルがそのユーザーに対して提案されるか、または自動的に作成されうる。ソーシャルサークルは、ユーザーのプロファイル内に与えられた関心データに基づき提案もしくは作成することもできる。例えば、特定のユーザーの関心がスキーで滑ることを含んでいる場合、デフォルトの「Ski Buddies (スキー仲間)」ソーシャルサークルがそのユーザーに対して提案されるか、または自動的に作成されうる。
【0034】
いくつかの実装形態では、1つまたは複数のソーシャルサークルおよび/またはソーシャルサークルに追加すべき1つまたは複数の連絡先が、そのユーザーに関連付けられているデータに基づきそのユーザーに対して提案されうる。データは、ユーザーが特定の連絡先との社会的つながりを有する可能性を示しうる。いくつかの例において、そのユーザーに関連付けられている電子メールデータは、そのユーザーおよび/またはソーシャルサークルに追加すべき連絡先に1つまたは複数のソーシャルサークルを提案するように処理されうる。例えば、ユーザーに関連付けられている電子メールデータは、ユーザーがユーザーと同じ姓の連絡先に電子メールを頻繁に送信することを示しうる。これを理解した上で、ソーシャルネットワーキングサービスでは、ユーザーがその連絡先をソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先として追加すること(つまり、その連絡先がすでにソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先でなければ)、および/またはその連絡先をFamilyソーシャルサークルに追加することを提案することができる。別の例として、ユーザーに関連付けられている電子メールデータは、ユーザーが仕事上の連絡先に電子メールを頻繁に送信することを示しうる。これを理解した上で、ソーシャルネットワーキングサービスでは、ユーザーがその連絡先をソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先として追加すること(つまり、その連絡先がすでにソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先でなければ)、および/またはその連絡先をCoworkersソーシャルサークルに追加することを提案し、および/またはユーザーがその連絡先を追加すべきProfessional Contactsソーシャルサークルを作成することを提案することができる。
【0035】
いくつかの実装形態では、ユーザーはイベントを作成し、招待状を、1つまたは複数の連絡先のそれぞれがそのイベントに出席することを要請する1つまたは複数の連絡先に送信することができる。イベントの例として、対面イベントおよび仮想イベントが挙げられる。対面イベントの例として、結婚式、バースデーパーティ、コンサート、ディナー、映画、観劇、および/または何らかの懇親会が挙げられる。仮想イベントの例として、電話会議、ビデオ会議、および/または電子デバイスを使用した指定時刻の人々の通信連絡が挙げられる。いくつかの実装形態では、本明細書でさらに詳しく説明される配信インターフェースを、イベント出席者に招待状を送るために設けることができる。ユーザーは、本明細書で説明されているような仕方で、配信インターフェースにユーザー入力を送り、イベントへの招待状をどの連絡先および/またはソーシャルサークルに送るべきかを指定することができる。
【0036】
いくつかの実装形態では、ソーシャルサークルは、イベントに基づき生成されうる。いくつかの例において、招待状において提供されるデータ、および招待状の送信先となる連絡先に基づき、そのイベントに対応する1つまたは複数のソーシャルサークルを生成することができる。この方法で、ソーシャルサークルのメンバーになるユーザーおよび/または連絡先は、ソーシャルサークルを使用してそのイベントに対応するデジタルコンテンツを配信することができる。例えば、イベントはコンサートを含むことができ、ユーザーは、1つまたは複数の連絡先にコンサート出席の招待状を送ることができる。コンサートソーシャルサークルがユーザーに対して提案され、これはコンサートソーシャルサークルのメンバーとして1つまたは複数の連絡先を含むことができる。ユーザーおよび1つまたは複数の連絡先は、コンサートソーシャルサークルを使用してデジタルコンテンツを互いに対して配信することができる。例えば、コンサートの前に、ユーザーおよび1つまたは複数の連絡先は、そのコンサートのどこでいつ会うかを調整し、かつ/またはコンサートで演奏する特定の演奏者の画像、動画、および/または音声を共有することができる。別の例として、コンサートの後に、ユーザーおよび1つまたは複数の連絡先は、コンサートに出席していながらに撮影した画像および/または動画を配信することができ、および/またはコンサートでの出来事に関するストーリーを共有することができる。
【0037】
本明細書で説明されているように、1つまたは複数のソーシャルサークルを含むソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先に投稿を配信することができ、これにより、投稿は、指示された連絡先および/または1つまたは複数の指示されたソーシャルサークル内の連絡先のみによる視聴が可能になる。例えば、
図11Aおよび11Bに関して以下でさらに詳しく説明されているように、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーは、投稿を生成し、その投稿の配信の対象となる1つまたは複数のソーシャルサークルを指示することができる。いくつかの例において、投稿を配信するユーザーは、複数のソーシャルサークルを含む配信を定め、投稿がソーシャルサークルのメンバーに同時に配信されるようにすることができる。いくつかの実装形態では、オートコンプリートコンポーネントを使用することで、ユーザーは、ソーシャルサークルおよび/または個別の連絡先の名前の一部を入力するだけで、投稿のコンテンツが配信されるべきソーシャルサークルおよび/または個別の連絡先を指定することができる。
【0038】
いくつかの実装形態では、オートコンプリート機能は、連絡先のランキングに基づくものとしてよい。例えば、連絡先および/またはソーシャルサークルは、関連付けられているランキンスコアを含むことができる。より高いランキングスコアを有する連絡先は、より低いランキングスコアを有する連絡先より高くランク付けされる。いくつかの例において、オートコンプリート機能は、以下でさらに詳しく説明されている、コンテンツ共有インターフェースの配信インターフェース内に入力されるテキストに基づき1つまたは複数の連絡先および/または1つまたは複数のソーシャルサークルを識別することができる。1つまたは複数の連絡先および/または1つまたは複数のソーシャルサークルを、ランキングスコアに基づくランク順序でリストに並べることができる。例えば、入力されたテキストは、文字「f」を含み、オートコンプリート機能により、デジタルコンテンツの配信先とすることができる、ユーザーの連絡先として連絡先「Farley」および「Frank」を識別することができる。連絡先「Farley」は、連絡先「Frank」のランキングスコアより低いランキングスコアを有するものとしてよい。連絡先は、ランキングスコアに基づくランク順序で選択できるようユーザーに対して表示されうる。したがって、引き続きこの例を用いると、連絡先「Frank」は、連絡先「Farley」に比べて、ユーザーに対して表示される連絡先のリスト上で上位にリスト表示されうる。この方法で、連絡先「Farley」はアルファベット順だと最初にリスト表示されうるが、連絡先「Frank」は代わりにランキングスコアに基づき最初にリスト表示される。別の例として、入力されたテキストは、文字「f」を含み、オートコンプリート機能により、デジタルコンテンツの配信先とすることができる、ユーザーによって定められたソーシャルサークルとしてソーシャルサークル「Family」およびソーシャルサークル「Friends」を識別することができる。ソーシャルサークル「Family」は、ソーシャルサークル「Friends」のランキングスコアより低いランキングスコアを有することができる。ソーシャルサークルは、ランキングスコアに基づくランク順序で選択できるようユーザーに対して表示されうる。したがって、引き続きこの例を用いると、ソー
シャルサークル「Friends」は、ソーシャルサークル「Family」に比べて、ユーザーに対して表示される連絡先のリスト上で上位にリスト表示されうる。この方法で、ソーシャルサークル「Family」はアルファベット順だと最初にリスト表示されうるが、ソーシャルサークル「Friends」は代わりにランキングスコアに基づき最初にリスト表示される。
【0039】
いくつかの実装形態では、ランキングスコアは、連絡先および/またはソーシャルサークルの人気度に基づくものとすることができる。例えば、ユーザーが頻繁にデジタルコンテンツの共有先とする連絡先は、ユーザーがデジタルコンテンツの共有先とすることが希な連絡先のランキングスコアより高いランキングスコアを有することができる。上で取りあげた例を続けると、連絡先「Frank」は、連絡先「Farley」よりも頻繁にユーザーからデジタルコンテンツを受信しうる。別の例として、デジタルコンテンツの配信を定めるためにより頻繁に使用されるソーシャルサークルは、デジタルコンテンツの配信を定めるためにあまり頻繁に使用されないソーシャルサークルのランキングスコアに比べて高いランキングスコアを有することができる。上で取りあげた例を続けると、ソーシャルサークル「Friends」は、ソーシャルサークル「Family」に比べてユーザーによるデジタルコンテンツの配信を定めるためにより頻繁に使用されうる(つまり、ユーザーは、FamilyソーシャルサークルよりもFriendsソーシャルサークルにコンテンツ配信する)。
【0040】
いくつかの実装形態では、ランキングスコアは、各連絡先へのユーザーの社会的近接度に基づくものとすることができる。例えば、ユーザーの直接的連絡先である連絡先のランキングスコアは、ユーザーの間接的連絡先である連絡先のランキングスコアより高いものとすることができる。上で取りあげた例を続けると、連絡先「Frank」は、ユーザーの直接的連絡先(例えば、友達)であるが、連絡先「Farley」は、ユーザーの間接的連絡先(例えば、友達の友達)であるものとしてよい。
【0041】
いくつかの実装形態では、ランキングスコアは、ユーザーと各連絡先との間の電子メールを介した相互のやり取りの頻度に基づくものとすることができる。例えば、ユーザーは、電子メールサービスを使用してそれぞれの連絡先に直接電子メールを送信することができ、ランキングスコアは、電子メールによる相互のやり取りに基づきそれぞれの連絡先について生成されうる。いくつかの例において、ランキングスコアは、ユーザーから特定の連絡先に送信された電子メールの数に基づき決定されうる。いくつかの例において、ランキングスコアは、特定の期間にわたってユーザーから特定の連絡先に送信された電子メールの数に基づき決定されうる。この方法では、連絡先との電子メールによるやり取りの頻度(つまり、期間毎の電子メール数)がランキングスコアにおいて考慮される。いくつかの例において、ランキングスコアは、ユーザーから特定の連絡先に送信された電子メールの数および特定の連絡先からユーザーに送信された電子メールの数に基づき決定されうる。いくつかの実装形態では、それぞれのランキングスコアは、電子メールサービスによってソーシャルネットワーキングサービスに提供されてもよい。
【0042】
上で取りあげた例を続けると、連絡先「Frank」は、ユーザーと電子メールで頻繁に通信しているが、連絡先「Farley」は、ユーザーと電子メールであまり頻繁には通信していない。Frankに対応するランキングスコアおよびFarleyに対応するランキングスコアは、電子メールサービスから基盤となっているソーシャルネットワーキングサービスに送ることができる。したがって、コンテンツ共有インターフェースに入力されたテキストは、文字「f」を含むことができ、オートコンプリート機能により、デジタルコンテンツの配信先とすることができる、ユーザーの連絡先として連絡先「Farley」および「Frank」を識別することができる。連絡先は、ランキングスコアに基づくランク順序で選択できるようユーザーに対して表示されうる。したがって、引き続きこの例を用いると、連絡先「Frank」は、連絡先「Farley」に比べて、ユーザーに対して表示される連絡先のリスト上で上位にリスト表示されうる。
【0043】
いくつかの例において、文字を、ユーザーによって入力されるのと同時にサーバーに送り、サーバーはその文字、およびすでに送られている文字を処理して、ユーザーに表示するように出力を提供することができる。例えば、本明細書で説明されているオートコレクト機能は、文字データをユーザーによってコンテンツ共有インターフェースに入力されるとともにサーバーに送信するステップを含みうる。それに応答して、サーバーは、連絡先名および/またはソーシャルサークルのリストでユーザーに送り返して表示するように入力文字データに対応する1つまたは複数の連絡先名および/またはソーシャルサークルを含む出力を生成することができ、ユーザーはそこから特定の連絡先および/またはソーシャルサークルを選択することができる。
【0044】
投稿書き込み時に、投稿データセットがユーザーのクライアントコンピューティングデバイス(例えば、
図1のクライアントデバイス102)から配信ハブに送信されるが、これはサーバー(例えば、
図1のサーバーシステム112)のところに設けることができる。投稿データセットは、複数のデータを含む。いくつかの実装形態では、投稿データセットは、投稿コンテンツデータ(例えば、テキスト、ユニフォームリソースインジケータ(URI))、タイムスタンプデータ(例えば、投稿が生成された時刻を示すタイムスタンプ)、配信データ(例えば、連絡先および/または1つまたは複数のソーシャルサークル)、ならびに識別(ID)データ(例えば、投稿の生成後に投稿データセットに割り当てられるID)を含む。いくつかの実装形態では、配信データは、ソーシャルネットワーキングシステム内のどの連絡先に投稿コンテンツへのアクセスを許可するかを指定するアクセス制御リスト(ACL)を提供するように処理される。いくつかの実装形態では、配信ハブは、ACLに基づき投稿データセットの配信先となるエンドポイントを決定する。より具体的には、その投稿を気に掛けている、かつ/またはその投稿へのアクセスを許可されている連絡先の集合が、ACLに基づき決定され、投稿のIDは、配信ハブにおいてユーザー毎の/ビュー毎のインデックスに書き込まれる。ユーザーに配信する投稿をフェッチしたときに、ユーザー/ビューインデックスがアクセスされ、ユーザーが表示を許可されているさまざまな投稿のIDが決定される。投稿データセットは、データストア(例えば、
図1のデータストア118)から取り出され、要求側ユーザーに関連付けられているクライアントデバイスに送信される。
【0045】
図3A〜3Hは、ソーシャルサークルを作成し、維持するための例示的なグラフィカルユーザーインターフェースのスクリーンショット300である。スクリーンショット300において、ソーシャルグラフエディタのユーザーインターフェース(UI)301が示されている。いくつかの実装形態では、UI301は、特別な目的のために作られたソーシャルネットワーキングアプリケーションによって表示されるインターフェースとすることができるが、いくつかの実装形態では、UI301は、汎用ウェブブラウザに表示されるソーシャルネットワーキングウェブサイトの1つまたは複数のウェブページとすることができる。
【0046】
UI301は、メニューバー305に表示される多数の選択項目を含む。本発明の例において、「Social Network (ソーシャルネットワーク)」選択項目が、ユーザーによって選択済みである。この選択により、ウェブベースのソーシャルネットワーキングアプリケーションが実行され、ソーシャルネットワークメニュー310が表示される。ソーシャルネットワークメニュー310は、現在ログイン中のユーザーに関連付けられているユーザー名314およびユーザー画像316などの情報が表示されるプロファイルインジケータ312を含む。
【0047】
ソーシャルネットワークメニュー310は、とりわけ、サークルサブメニュー318も表示する。サークルサブメニュー318は、選択されると(例えば、サブメニューのタイトルをハイライト表示することによって表される)、ソーシャルサークル表示320が表示される。ソーシャルサークル表示320は、ユーザーが作成したか、または編集の許可を有しているさまざまなソーシャルサークルのグラフィック表現である多数のソーシャルサークル322a〜322eを含む。ソーシャルサークル322a〜322eのそれぞれには、それが表すソーシャルサークルに関する情報が表示される。例えば、ソーシャルサークル322cは、名前324a、ソーシャルサークルに関連付けられている連絡先の数のカウント324b、およびソーシャルサークル322cがどのような種類のソーシャルサークルであるか(例えば、個人用、非公開共有、公開共有)を示す指示を表示する。
【0048】
ソーシャルサークル表示320は、連絡先表示326も含む。連絡先表示326は、ユーザーの連絡先リスト内の項目を表示し、選択し、整理するためのグラフィカルインターフェースを備える。連絡先アイコン328a〜328iの集まりは、特定のユーザーと社会的ネットワークで結ばれている連絡先または他の実体(例えば、組織、場所、または他の項目)を表す。いくつかの実装形態では、これらのアイコンは、これらが表す連絡先のデジタル写真(例えば、アイコン328a、328d)、任意の画像(例えば、アイコン328b、328g)、またはプレースホルダー(例えば、連絡先が、アイコン328cなどの、そのアカウントに関連付けられた画像を有していない場合)とすることができる。ユーザーのソーシャルサークルのうちの1つまたは複数のソーシャルサークルのメンバーである連絡先は、これらのアイコン(例えば、アイコン328a、328f、328h)上に重ねて表示されるインジケータ330によって識別される。ユーザーが初期ビューに収まりきらない可能性がある追加の連絡先アイコンにアクセスできるように、スクロールバー329が設けられる。
【0049】
ユーザーの連絡先の部分集合を選択できるように、フィルターボタン332a〜332dの集まりが備えられている。「all people (全員)」フィルターボタン332aが選択されると、これにより、フィルター処理が実質的にいっさい行われずに連絡先表示326にユーザーの連絡先が表示される。「selected (選択済み)」フィルターボタン332bが選択されると、これにより、連絡先表示に、ユーザーによって選択されている連絡先のみが表示される。例えば、ユーザーは、「all people」ビューにある間に複数の連絡先を選択し、次いで、「selected」フィルターボタン332bを押すことによって選択された連絡先のみを表示することができる。「in circles (サークル内)」フィルターボタン332cが選択されると、これにより、連絡先表示326に、実質的にユーザーによって定められている少なくとも1つのソーシャルサークルに含まれている連絡先のみが表示される。「no circles (サークル外)」フィルターボタン332dが選択されると、これにより、連絡先表示326に、実質的にユーザーによって定められているソーシャルサークルにない連絡先のみが表示される。名前の全部または一部をユーザーが入力できる検索入力ボックス324が用意され、マッチした結果が連絡先表示326に表示される。
【0050】
いくつかの実装形態では、連絡先表示326に示される連絡先は、ソーシャルネットワーキングサービスを使用して電子連絡先として確立される連絡先(つまり、他の通信チャネルのうちインターネットを介してユーザーが通信する相手である連絡先)および/または1つまたは複数の他のサービスを使用して電子連絡先として確立される連絡先を含むことができる。いくつかの例において、連絡先表示326に示される1つまたは複数の連絡先は、それぞれ、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーであってもよい。いくつかの例において、連絡先表示326に示される1つまたは複数の連絡先は、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーでない可能性もあるが、電子メールサービスなどの別のサービスを通じてユーザーの連絡先とすることができる。この方法で、ユーザーの特定の連絡先は、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーではない可能性があるが(つまり、非ソーシャルネットワーキングの連絡先)、ユーザーは、それでも、そのままデジタルコンテンツを配信することができるか、またはソーシャルネットワーキングサービスを使用して非ソーシャルネットワーキングの連絡先と他の何らかの方法で通信することができる。例えば、非ソーシャルネットワーキングの連絡先をソーシャルサークルに追加して、ソーシャルサークルを使用して配信されるデジタルコンテンツは非ソーシャルネットワーキングの連絡先にも(例えば、電子メールを介して)通信される。
【0051】
並替えセレクター338は、連絡先表示326にユーザーの連絡先が表示される仕方を変えるためにユーザーが選べる選択項目を含む。例えば、「frequently contacted (頻繁に連絡)」選択項目は、ユーザーが通信する頻度に応じてユーザーの連絡先を並べ替えるように選択されうる(例えば、ソーシャルサークルの投稿、電子メール、インスタントメッセージ、通話の回数または長さを追跡することによって)。別の例では、「number of circles (サークルの数)」選択項目を選んで、連絡先がユーザーと共有するサークルの数に応じてユーザーの連絡先を並べ替えることができる。
【0052】
ソーシャルサークル表示320は、ソーシャルサークルフィルターボタン340a〜340dの集まりも含む。「all circles (全サークル)」ボタン340aが選択されると、これにより、ソーシャルサークル表示320に、ユーザーが管理することができる実質的にすべてのソーシャルサークルが表示される。「personal (個人用)」ボタン340bが選択されると、これにより、ソーシャルサークル表示320に、実質的にユーザーの個人用サークルのみが表示される。「shared (共有)」ボタン340cが選択されると、これにより、ソーシャルサークル表示320に、実質的にユーザーの共有非公開サークルのみが表示される。「shared-public (共有公開)」ボタン340dが選択されると、これにより、ソーシャルサークル表示320に、ユーザーの共有公開サークルのみが表示される。
【0053】
コンテンツ共有インターフェース306も、UI301に示される。コンテンツ共有インターフェース306は、複数のウェブベースアプリケーション上に存在するものとしてよく、これにより、ユーザーは、複数のウェブベースアプリケーションのどれからも、投稿内容を書き、投稿を公開するためにソーシャルネットワーキングアプリケーションに戻らなくても、投稿を入力し、公開することができる。例えば、上で述べたように、コンテンツ共有インターフェース306は、ソーシャルネットワーキングアプリケーションのUI301に設けられる。しかし、ユーザーは、別のアプリケーションでの作業に切り替えることができる。例えば、ユーザーは、メニューバー305から「Mail (メール)」を選択することができ、選択した後、ウェブベースの電子メールアプリケーションが実行される。ウェブベースの電子メールアプリケーション(図示せず)のUIも、コンテンツ共有インターフェース306を含み、これにより、ユーザーは、ソーシャルネットワーキングアプリケーションでユーザーが直接作業していなくても、そのままソーシャルネットワーキングサービスに投稿することができる。
【0054】
次に、
図3Bを参照すると、UI301が図示されており、そこでは、ユーザーは、連絡先アイコン328f上でポインタ342を「ホバリング」している(例えば、休止しているか、またはクリックしている)。ホバリングに応答して、連絡先ダイアログ344が表示される。概して、連絡先ダイアログ344は、選択された連絡先に関する詳細および選択された連絡先と相互にやり取りする仕方を表示する。連絡先ダイアログ344は、連絡先画像346aおよび連絡先名346bを含む。
【0055】
ソーシャルサークルサマリー346cに、連絡先が入っているユーザーのソーシャルサークルのサマリーが表示される。図示されている例では、サークルサマリー346cには、「Katie is in Friends and Coworkers (ケイティは友達および同僚に属している)」と示されている。いくつかの実装形態では、ソーシャルサークルサマリーは、他の情報を提供することもできる。例えば、多数のユーザーのソーシャルサークルに入っている連絡先は、「Katie is in eight of your circles (ケイティはあなたのサークルの8個のサークルに属している)」などのソーシャルサークルサマリー436cとともに表示されうる。共通の友達表示346dが提供され、これにより、ユーザーの友達と選択された連絡先の友達の両方または連絡先リストに含まれる人々の数のカウントを表示し、さらには共通の友達に関連付けられている連絡先画像の一部または全部を表示する。
【0056】
チャットボタン346eは、選択されると、選択された連絡先とのチャット(例えば、インスタントメッセンジャー)セッションを開始する。電子メールボタン346fは、選択されると、選択された連絡先を宛先とする電子メールメッセージを開始する。電話ボタン346gは、選択されると、選択された連絡先との電話または他の形態の音声チャットを開始する。「more (追加)」ボタン346hが選択されると、これにより、選択された連絡先と相互にやり取りするための追加の選択項目が表示される。例えば、追加の選択項目は、選択されたクライアントの位置にマップするか、または選択されたクライアントの位置へのナビゲーション指令を送るボタン、ならびにユーザーに機能を提供するか、または選択された連絡先の情報を編集もしくは削除するボタンを備えることができる。
【0057】
次に、
図3Cを参照すると、UI301が図示されており、そこでは、ユーザーは、選択された連絡先の集まりを「friends」ソーシャルサークル322aに追加している。いくつかの実装形態では、ユーザーは、クリック、いわゆるシフトクリック、投げ縄、ラバーバンドによって、または連絡先アイコン328a〜328iのうちの1つまたは複数を選択するためのUI301内の他のアクションを実行することによって、1つまたは複数の連絡先アイコン328a〜328iを選択することができる。次いで、ユーザーは、選択された連絡先をターゲットのソーシャルサークル、この例では「friends」ソーシャルサークル322aに「ドラッグ」する。
【0058】
選択された連絡先は、選択された連絡先インジケータ346によって表される。図示されている例では、選択された連絡先インジケータ346は、選択された連絡先の連絡先アイコン328a〜328iのスタックとして表示される。例えば、選択された連絡先は、連絡先「Katie」を含み、この連絡先アイコン328fは、連絡先インジケータ346のスタック内に表示される。カウントインジケータ348が、連絡先インジケータ346上に重ねて表示され、選択されたグループ内の連絡先の数を表示する。
【0059】
選択された連絡先インジケータ346は、ソーシャルサークル上に「ドラッグ」され(例えば、移動され)、「ドロップ」されて(例えば、ボタンを放して)、これにより、選択された連絡先を選択されたソーシャルサークルに追加することができる。図示されている例では、ユーザーは、「friends」共有非公開サークル322aのメンバーにするために選択された連絡先をドラッグしているように見える。
【0060】
ユーザーは、連絡先アイコン328a〜328iのうちの1つまたは複数を選択し、次いで、サークルセレクター349a〜349cの集まりの1つまたは複数を選択することによって連絡先をサークルに追加することもできる。例えば、ユーザーは、連絡先アイコン328aをクリックし、次いで、「coworkers」サークルセクタ349cをクリックして、「David」を「coworkers」ソーシャルサークル322eに追加することができる。
【0061】
選択された連絡先インジケータ346は、新規サークル領域350上にドラッグしてドロップすることもできる。選択されたと連絡先インジケータ346を新規サークル領域350上にドロップすることによって、選択された連絡先がメンバーとなる新規ソーシャルサークルを作成するためのプロセスが開始する。いくつかの実装形態では、ユーザーが新規サークルを作成できるようにするメニューを備えることができる。新規ソーシャルサークルの作成について、
図4A〜4Cおよび5A〜5Dを参照しつつさらに詳しく説明する。
【0062】
いくつかの実装形態では、ユーザーは、選択された連絡先インジケータをソーシャルサークル322a〜322eの外側のオープンスペースまたは新規サークル領域350にドラッグすることができる。例えば、ユーザーは、サークルに追加する連絡先の数を選択するが、その後、気が変わり、そのアクションをキャンセルしたくなる場合がある。いくつかの実装形態では、ユーザーは、選択された連絡先インジケータ346をオープンスペース上にドロップして、アクションをキャンセルすることができる。いくつかの実装形態では、視覚的指示が、キャンセルアクションを伴いうる。例えば、ユーザーが、選択された連絡先インジケータ346を空領域内にドロップした場合、選択された連絡先インジケータ346内の連絡先アイコンのスタックのアニメーション表示により、スタック内のそれぞれの連絡先アイコンがその対応する連絡先アイコン328a〜328iに「飛んで」戻るように見せることができる。
【0063】
次に、
図3Dを参照すると、UI301が図示されており、そこでは、ユーザーは、「family」ソーシャルサークル322bの上でポインタ342をホバリングしている。概して、ユーザーは、ソーシャルサークル322a〜322eのうちの1つの上でポインタ342をホバリングすることができ、それに応答して、選択されたソーシャルサークルは、選択されたソーシャルサークルのメンバーである連絡先の一部または全部を示すようにその外観を変えることができる。
【0064】
本発明の例において、ユーザーは、「family」ソーシャルサークル322bの上でポインタ342をホバリングしている。それに応答して、ソーシャルサークル322bの外観は、メンバーアイコン352a〜352fの数を表示し、ソーシャルサークル322bに含まれる連絡先に対する連絡先アイコン(例えば、連絡先アイコン328e、328g、328h、352e)の視覚的表現を与えるように修正される。修正されたソーシャルサークル322bは、追加アイコン354も備える。追加アイコンは、選択されると、さらなる連絡先を関連するソーシャルサークル322bに追加するプロセスを開始する。例えば、アイコン354をクリックすると、ダイアログボックスまたは他のユーザーインターフェースの出現がもたらされ、ユーザーはこれをインタラクティブに操作して連絡先をソーシャルサークル322bに追加することができる。
【0065】
次に、
図3Eを参照すると、UI301が図示されており、そこでは、ユーザーは、ソーシャルサークル322bのメンバーアイコン352dの上でポインタ342をホバリングしている。それに応答して、メンバーダイアログ356が表示され、これに、ソーシャルサークルの選択されたメンバーに関する情報が表示される。本発明の例において、ダイアログ356は、選択されたメンバーの名前(例えば、「Tamara」)を表示する。
【0066】
次に
図3Fを参照すると、UI301が図示されており、そこでは、メンバーダイアログ356が表示され、メンバーアイコン352dによって表されるメンバーに関する情報、およびそれをインタラクティブに操作するためのツールを提供する。いくつかの実装形態では、メンバーダイアログ356は、外観と機能の点ですでに説明されている連絡先ダイアログ344に実質的に類似している。いくつかの実装形態では、ユーザーがメンバーアイコン352dをクリックするか、または他の何らかの方法で選択することに応答して、メンバーダイアログ356が表示されうる。いくつかの実装形態では、メンバーダイアログ356は、拡張ホバリング動作に応答して表示されうる。例えば、ユーザーは、メンバーアイコン352dの上でポインタ342をホバリングすることができ、それに応答して、
図3Eのダイアログ356が最初に表示されうる。ユーザーがメンバーアイコン352dの上でポインタ342をホバリングし続ける例では、ダイアログ356は、メンバーダイアログ356で置き換えることができる。
【0067】
次に、
図3Gを参照すると、UI301が図示されており、そこでは、ユーザーは、ソーシャルサークル322bからメンバーアイコン352aをドラッグして外へ出している。概して、ユーザーは、ソーシャルサークルからメンバーアイコンをドラッグして、選択されたソーシャルサークル内の選択された連絡先のメンバーシップを終了させることができる。図示されている例では、メンバーアイコン352aは、ソーシャルサークル322bから外へドラッグされている。次いで、ユーザーは、メンバーアイコン352aを別のソーシャルサークル上にドロップして、選択された連絡先をそのソーシャルサークルに移動することができるか、またはユーザーは、メンバーアイコン352aを画面上の空領域内にドロップすることができる。いくつかの実装形態では、空領域内にドロップされると、メンバーアイコン352aのアニメーション表示により、メンバーアイコン352aがその対応する連絡先アイコン328cに飛んで戻るように見せることができる。
【0068】
次に、
図3Hを参照すると、UI301が図示されており、そこでは、ソーシャルサークル322a〜322eの一部は修正された外観で示されている。いくつかの実装形態では、ユーザーは、選択された前景および背景の色および/または塗りつぶしパターン、代替えフォント、アニメーション、動画、または画像を用いてソーシャルサークル322a〜322eの外観をカスタマイズすることができる。例えば、ソーシャルサークル322aは、青色のカスタム背景色を有することができ、ソーシャルサークル322bは、背景としてデジタル写真を表示することができ、ソーシャルサークル322cは、白黒のクロスハッチパターンを有することができる。このようにして、ユーザーがさまざまなソーシャルサークルを素早く識別し、区別することができるように視覚的インジケータが設けられる。いくつかの実装形態では、ソーシャルサークル322a〜322eの外観は、自動的に変更することができる。例えば、大きな活動のあるソーシャルサークルは、発生するトラヒックが少ないソーシャルサークルに比べてより明るい色で表示することができる。別の例では、ソーシャルサークル322a〜322eは、メンバーアイコンまたは最近投稿されたデジタル写真を自動的に背景として表示することができる。
【0069】
いくつかの実装形態では、ソーシャルサークルのパターン、色、または背景画像は、ソーシャルサークルの種類に基づき自動的に生成されうる。例えば、個人用ソーシャルサークルは、第1の色(例えば、赤色)を含むことができ、共有非公開ソーシャルサークルは、第2の色(例えば、緑色)を含むことができ、共有公開ソーシャルサークルは、第3の色(例えば、青色)を含むことができる。このようにして、ユーザーは、ソーシャルサークルの種類を素早く認識できるようにソーシャルサークルの種類をグラフィックで区別することができる。
【0070】
いくつかの実装形態では、ソーシャルサークルの種類は、ソーシャルサークルの作成および/または使用後に変更することができる。例えば、個人用ソーシャルサークルは、共有非公開ソーシャルサークルまたは共有公開ソーシャルサークルに変更することができる。別の例として、共有非公開ソーシャルサークルは、個人用ソーシャルサークルまたは共有公開ソーシャルサークルに変更することができる。別の例として、共有公開ソーシャルサークルは、個人用ソーシャルサークルまたは共有非公開ソーシャルサークルに変更することができる。いくつかの実装形態では、ソーシャルサークルのグラフィック表現は、ユーザーがソーシャルサークルの種類を変更することを可能にするインターフェースを備えることができる。一例として、このインターフェースは、ソーシャルサークルの種類を定めるために、選択する、つまりチェックすることができる、レ印が入るボックスを備えることができる。別の例として、このインターフェースは、ソーシャルサークルの種類をリスト表示するドロップダウンメニューを備えることができる。
【0071】
引き続き
図3A〜3Hを参照すると、提案オプション360を設けることができ、このオプションは、他にも可能なメニュー項目があるが、中でも、連絡先提案メニュー項目362および/またはソーシャルサークル提案メニュー項目364を含むことができる。連絡先提案メニュー項目362は、ユーザーによって選択されうる。それに応答して、ソーシャルネットワーキングサービス内で確立されたユーザーのソーシャルネットワークに含まれる潜在的連絡先のリストが提供されうる。いくつかの例において、潜在的連絡先は、電子メールサービスを通じてユーザーに関連付けられている連絡先を含むことができる(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスの外部でユーザーが電子メールを送信する連絡先)。いくつかの例において、潜在的連絡先は、他のソーシャルネットワーキングサービスでユーザーが連絡先となっているか、またはフォローしている連絡先を含むことができる。ソーシャルサークル提案メニュー項目364は、ユーザーによって選択されうる。それに応答して、提案されたソーシャルサークルのリストおよび/または提案されたソーシャルサークルのグラフィック表現を提供することができる。
【0072】
図4Aは、個人用ソーシャルサークルを作成するための例示的なダイアログボックス400のスクリーンショットである。いくつかの実装形態では、ダイアログボックス400は、ユーザーが1つまたは複数の連絡先を新規サークル領域350上にドラッグするか、または
図3Cの「new circle (新規サークル)」セレクター351をクリックしたことに応答して表示されうる。ダイアログボックス400は、名前入力ボックス402および説明入力ボックス404を含み、ユーザーは、新規ソーシャルサークルに対して、それぞれ、名前と説明を入力することができる。アイコンセレクター406は、アクティブ化されると、ユーザーに対して、ソーシャルサークルを表現する画像の選択用のインターフェースを表示する。
【0073】
セレクター408は、ユーザーが新規サークルを個人用サークルとして作成したいことを指示することをユーザーが選択するために用意されている。概して、個人用サークルは、そのユーザーによって使用され、そのユーザーのみが知るものであり、ユーザーの連絡先を、連絡先がどの個人用サークルに入っているかを必ずしも知ることなく、分類するために使用されうる。「create circle (サークル作成)」ボタン410がアクティブ化されると、これにより、ユーザーによって選ばれた情報および選択項目に従って新規ソーシャルサークルが作成される。キャンセルボタン412は、アクティブ化されると、新規ソーシャルサークルの作成をキャンセルする。
【0074】
図4Bは、個人用ソーシャルサークルに連絡先を追加するための例示的なダイアログボックス430のスクリーンショットである。いくつかの実装形態では、ダイアログボックス430は、
図4Aのボタンがクリックされたときに表示されうる。ダイアログボックス430には、バナー432が表示される。いくつかの実装形態では、バナー432は、名前入力ボックス402内にユーザーが入力した新規ソーシャルサークルの名前を含むことができる。
【0075】
ダイアログボックス430は、連絡先アイコン436a〜436jの集まりを表示する連絡先セレクター434を備える。ユーザーが初期ビューに収まりきらない追加の連絡先アイコンを表示できるように、スクロールバー437が備えられる。本発明の例において、ユーザーは、連絡先アイコン436a、436b、および436hを選択している。連絡先セレクター434は、フィルターセレクター438、検索入力ボックス440、および並替えセレクター442も備える。フィルターセレクター438は、選択されると、連絡先セレクター434内に連絡先アイコンとしてユーザーの連絡先のうちのどれを表示するかのフィルター処理を行うためのオプションをユーザーに提示する。例えば、ユーザーは、ソーシャルサークルに現在属していない連絡先のみ、またはユーザーと同じ地理的領域内に居住している連絡先のみを表示したい場合がある。いくつかの実装形態では、検索入力ボックス440は、ユーザーが連絡先の名前、位置、または連絡先の集まりを検索するために使用されうる他の検索語キーワードの一部または全部を入力するために用意されており、検索語と最もよく一致する連絡先が連絡先セレクター434内に表示されうる。いくつかの実装形態では、並替えセレクター442は、
図3Aの並替えセレクター338に実質的に類似しているものとしてよい。
【0076】
カウントインジケータ444は、現在選択されている連絡先の数を表示する。いくつかの実装形態では、ユーザーは、連絡先アイコン436a〜436jのうち選択されたアイコンをクリックすることによって新規ソーシャルサークルに入れる連絡先を選択することができる。いくつかの実装形態では、ダイアログ430が表示されたときに、1つまたは複数の連絡先がすでに選択されている場合がある。
図3Cを再び参照すると、ユーザーは、選択された連絡先インジケータ346を新規サークル領域350にドラッグするか、または「new circle」セレクター351をクリックすることによって新規ソーシャルサークルの作成を開始している可能性があり、そのため、ダイアログボックス430は、選択された連絡先インジケータ436によって表される連絡先がすでに選択された状態で表示されうる。
【0077】
再び
図4Bを参照すると、ダイアログボックス430は、連絡先入力ボックス446も備えている。いくつかの実装形態では、ユーザーは、ユーザーの連絡先でない可能性のある人の情報(例えば、名前、電子メールアドレス、ユーザーID)を入力するために連絡先入力ボックス446を使用することができる。追加ボタン448をアクティブ化したことに応答して、新規作成されたソーシャルサークルに対して現在ユーザーの連絡先ではない人を検索し、選択するために、これらの情報が連絡先入力ボックス446に入力される。「add to selected circle (選択サークルに追加)」ボタン450は、選択されると、選択された連絡先を新規作成されたソーシャルサークルに追加する。キャンセルボタン452は、ユーザーが新規作成されたソーシャルサークルへの選択された連絡先の追加をキャンセルできるようにするために備えられている。
【0078】
図4Cは、例示的なソーシャルサークルの例示的なビュー/編集ダイアログボックス460のスクリーンショットである。概して、ビュー/編集ダイアログボックス460は、選択されたソーシャルサークルのメンバーシップを表示し、追加し、削除し、または他の何らかの形で変更するためにユーザーがインタラクティブに操作することができるインターフェースを備える。ビュー/編集ダイアログボックス460は、選択されたソーシャルサークルのメンバーである連絡先を表す連絡先アイコン462の集まりを表示する。連絡先入力ボックス464は、ユーザーがソーシャルサークルに入れる連絡先を識別するために使用されうる名前、電子メールアドレス、または他の情報を入力するために用意されている。
【0079】
ダイアログボックス460は、提案連絡先リスト466を備える。いくつかの実装形態では、提案連絡先リスト466は、選択されたソーシャルサークルに入れるよい候補となりうる連絡先を表す連絡先アイコンを表示することができる。例えば、選択されたソーシャルサークルがユーザーの「coworkers」サークルにも入っている多数の連絡先を含む場合、「coworkers」サークルの追加メンバーを選択されたソーシャルサークルにも入れることが提案されうる。いくつかの実装形態では、ユーザーは、提案連絡先リスト466内の項目をクリックして、それらの連絡先を選択されたソーシャルサークルに追加することができる。保存ボタン468は、選択されると、連絡先の現在の選択を選択されたソーシャルサークルのメンバーとして保存する。キャンセルボタン470は、選択されると、ダイアログボックス460内でユーザーが行った変更を中止する。
【0080】
次に
図4Dおよび4Eを参照すると、1つまたは複数の他のユーザーの個人用ソーシャルサークルに追加されるユーザーを通知することができる。この方法で、ユーザー間の非対称的な関係を格上げすることができ、ソーシャルネットワーキングサービス内のソーシャルサークルおよびその機能に気づいていない可能性のあるユーザーに情報を与えることができる。
図4Dを特に参照すると、例示的なダイアログボックス470には、特定のユーザー(例えば、Katie McCormick)がユーザーをソーシャルサークルに追加したという指示472が与えられる。別のユーザーのソーシャルサークルのメンバーであることの効果についての簡単な説明474が与えられる。ユーザーをソーシャルサークルに追加した特定のユーザー(例えば、Katie McCormick)に関するより詳細な情報を提供する詳細情報476が含まれる。詳細情報476において、特定のユーザー(例えば、Katie McCormick)をその連絡先に追加し、特定のユーザーをブロックし、および/または特定のユーザーを無視するためのオプションがユーザーに対して表示される。
【0081】
図4Eを特に参照すると、例示的なダイアログボックス480には、複数の特定のユーザー(例えば、Katie McCormick、Tamara Smith、Rob McDavies、およびBob Johnson)がユーザーを各ソーシャルサークルに追加したという指示482が与えられる。別のユーザーのソーシャルサークルのメンバーであることの効果についての簡単な説明484が与えられる。ユーザーをソーシャルサークルに追加した特定のユーザー(例えば、Katie McCormickおよびTamara Smith)に関するより詳細な情報を提供する詳細情報486が含まれる。ユーザーを各ソーシャルサークルに追加した他の特定のユーザーに関する詳細情報を含むようにユーザーが詳細情報486を拡張することを可能にする情報行488も用意される。
【0082】
図5Aは、共有非公開ソーシャルサークルを作成するための例示的なダイアログボックス500のスクリーンショットである。いくつかの実装形態では、ダイアログボックス500は、ユーザーが1つまたは複数の連絡先を新規サークル領域350上にドラッグするか、または
図3Cの「new circle」セレクター351をクリックしたときに表示されうる。ダイアログボックス500は、名前入力ボックス502および説明入力ボックス504を備え、ユーザーは、新規ソーシャルサークルに対して、それぞれ、名前と説明を入力することができる。アイコンセレクター506は、アクティブ化されると、ユーザーに対して、ソーシャルサークルを表現する画像の選択用のインターフェースを表示する。いくつかの実装形態では、ダイアログボックス500は、
図4のダイアログボックス400であってもよい。
【0083】
セレクター508は、ユーザーが新規サークルを共有非公開サークルとして作成したいことを指示することをユーザーが選択するために用意されている。概して、共有非公開サークルは、ユーザーによって作成され、その後、ユーザーは連絡先に対してサークルへの加入の招待を行う。そこで、連絡先は、加入することを選択した共有非公開サークルを知ることになる。「create circle」ボタン510がアクティブ化されると、これにより、ユーザーによって選ばれた情報および選択項目に従って新規ソーシャルサークルが作成される。キャンセルボタン512は、アクティブ化されると、新規ソーシャルサークルの作成をキャンセルする。
【0084】
図5Bは、共有非公開ソーシャルサークルに連絡先を追加するための例示的なダイアログボックス530のスクリーンショットである。いくつかの実装形態では、ダイアログボックス530は、
図5Aのボタン512がクリックされたときに表示されうる。ダイアログボックス530には、バナー532が表示される。いくつかの実装形態では、バナー532は、名前入力ボックス502内にユーザーが入力した新規ソーシャルサークルの名前を含むことができる。
【0085】
ダイアログボックス530は、連絡先アイコン536a〜536jの集まりを表示する連絡先セレクター534を備える。ユーザーが初期ビューに収まりきらない追加の連絡先アイコンを表示できるように、スクロールバー537が備えられる。連絡先セレクター534は、フィルターセレクター538、検索入力ボックス540、および並替えセレクター542も備える。フィルターセレクター538は、選択されると、連絡先セレクター534内に連絡先アイコンとしてユーザーの連絡先のうちのどれを表示するかのフィルター処理を行うためのオプションをユーザーに提示する。例えば、ユーザーが、ソーシャルサークルにすでに入っている連絡先のみを表示したい場合がある。いくつかの実装形態では、検索入力ボックス540は、ユーザーが連絡先の名前、位置、または連絡先の集まりを検索するために使用されうる他の検索語キーワードの一部または全部を入力するために用意されており、検索語と最もよく一致する連絡先が連絡先セレクター534内に表示されうる。いくつかの実装形態では、並替えセレクター542は、
図3Aの並替えセレクター338に実質的に類似しているものとしてよい。
【0086】
カウントインジケータ544は、現在選択されている連絡先の数を表示する。いくつかの実装形態では、ユーザーは、連絡先アイコン536a〜536jのうち選択されたアイコンをクリックすることによって新規ソーシャルサークルに入れる連絡先を選択することができる。いくつかの実装形態では、ダイアログ530が表示されたときに、1つまたは複数の連絡先がすでに選択されている場合がある。
図3Cを再び参照すると、ユーザーは、選択された連絡先インジケータ346を新規サークル領域350にドラッグするか、または「new circle」セレクター351をクリックすることによって新規ソーシャルサークルの作成を開始している可能性があり、そのため、ダイアログボックス530は、選択された連絡先インジケータ536によって表される連絡先がすでに選択された状態で表示されうる。
【0087】
再び
図5Bを参照すると、ダイアログボックス530はまた、連絡先入力ボックス546を含んでいる。いくつかの実装形態では、ユーザーは、ユーザーの連絡先でない可能性のある人の情報(例えば、名前、電子メールアドレス、ユーザーID)を入力するために連絡先入力ボックス546を使用することができる。追加ボタン548をアクティブ化したことに応答して、新規作成されたソーシャルサークルに対して現在ユーザーの連絡先ではない人を検索し、選択するために、これらの情報が連絡先入力ボックス546に入力される。「add to selected circle」ボタン550は、選択されると、選択された連絡先を新規作成されたソーシャルサークルに追加する。キャンセルボタン552は、ユーザーが新規作成されたソーシャルサークルへの選択された連絡先の追加をキャンセルできるようにするために備えられている。
【0088】
図5Cは、例示的なソーシャルサークルの例示的な招待状カスタマイズダイアログボックス560のスクリーンショットである。概して、ダイアログボックス560では、ユーザーのために、共有非公開ソーシャルサークルへの加入を招待される連絡先に送信される招待状をカスタマイズするためのインターフェースを備える。
【0089】
ダイアログボックスは、招待状メッセージが入力されるテキストボックス562を含む。いくつかの実装形態では、テキストボックス562には、必要な場合にユーザーがその後修正できるデフォルトのメッセージが事前に書き込まれていてもよい。プレビューリンク564が選択されると、これにより、招待状メッセージのプレビューが、招待状が送られる連絡先に表示されるのと同様にして表示される。送信ボタン566が選択されると、これにより、1つまたは複数の招待状が選択された連絡先に送信される。キャンセルボタン568は、選択されると、招待状プロセスを中止する。
【0090】
図5Dは、共有ソーシャルサークル内の連絡先を管理するための例示的なダイアログボックス570のスクリーンショットである。概して、ビュー/編集ダイアログボックス570は、選択されたソーシャルサークルのメンバーシップを表示し、追加し、削除し、または他の何らかの形で変更するためにユーザーがインタラクティブに操作することができるインターフェースを備える。いくつかの実装形態では、ビュー/編集ダイアログボックス570は、外観と機能の面で、
図4Cのビュー/編集ダイアログボックス460に実質的に類似しているものとしてよい。ビュー/編集ダイアログボックス570は、選択されたソーシャルサークルのメンバーである連絡先を表す連絡先アイコン572の集まりを表示する。連絡先入力ボックス574は、ユーザーがソーシャルサークルに入れる連絡先を識別するために使用されうる名前、電子メールアドレス、または他の情報を入力するために用意されている。
【0091】
ダイアログボックス570は、提案連絡先リスト576を備える。いくつかの実装形態では、提案連絡先リスト576は、選択されたソーシャルサークルに入れるよい候補となりうる連絡先を表す連絡先アイコンを表示することができる。例えば、選択されたソーシャルサークルがユーザーの「coworkers」サークルにも入っている多数の連絡先を含む場合、「coworkers」サークルの追加メンバーを選択されたソーシャルサークルにも入れることが提案されうる。いくつかの実装形態では、ユーザーは、提案連絡先リスト576内の項目をクリックして、それらの連絡先を選択されたソーシャルサークルに追加することができる。保存ボタン578は、選択されると、連絡先の現在の選択を選択されたソーシャルサークルのメンバーとして保存する。キャンセルボタン580は、選択されると、ダイアログボックス570内でユーザーが行った変更を中止する。
【0092】
図6Aは、個人用ソーシャルサークルに対する例示的なstreamページ600のスクリーンショットである。概して、streamページ600は、ユーザーがサークルセレクター349a〜349cのうちの1つおよびstreamタブ601を選択したときに表示され、更新、コメント、および選択されたソーシャルサークルのメンバーが投稿した他の情報を示す。本発明の例において、ユーザーは、「family」サークルセレクター349bを選択している。
【0093】
streamページ600は、選択されたソーシャルサークルの名前を表示する名前ブロック602と、選択されたソーシャルサークルの説明を表示する説明ブロック604と、選択されたソーシャルサークルに関連付けられている画像606と、選択されたソーシャルサークルのメンバーの総数を表示するカウントインジケータ608とを備える。他のメンバーが自分のソーシャルネットワーキングストリームを見たときに選択されたソーシャルサークルの他のメンバーに更新(例えば、投稿)のように見える情報をユーザーが入力できる入力ボックス610が用意される。本発明の例では、「family」ソーシャルサークルは、ユーザーにのみ知られている個人用サークルであることに留意されたい。いくつかの実装形態では、個人用サークルに対してなされた投稿は、ユーザーがその個人用ソーシャルサークルに入れた連絡先にのみに見えるものとしてよい(例えば、連絡先は特定の更新を受信するターゲットになっていることを必ずしも知っているわけではない)。
【0094】
streamページ600は、多数の投稿610a〜610dを含む。投稿610a〜610dは、選択されたソーシャルサークルのメンバーによってサブミットされた投稿のみを含む。投稿610cは、連絡先アイコン612および名前バナー614を備え、投稿610cを行った人に関する情報を表示する。投稿は、連絡先のコメントを表示するためのコメントボックス616も備える。投稿610cの例では、連絡先は、ウェブページ上にコメントを書き込んでおり、リンクセクション618が、参照されているウェブページの少なくとも一部を表示するために備えられている。投稿610cの読者は、コメントリンク620を選択することによって投稿610cにコメントを付けることができる。いくつかの実装形態では、コメントボタンをクリックすると、コメントボックスが表示され、ユーザーは、このコメントボックスにコメントまたは他の情報を入力することができ、これは、投稿610cへのコメントまたは返信としてソーシャルサークルの他のメンバーに対して表示される。投稿610bに応答したコメント含む例示的なコメント表示622が図示されている。
【0095】
投稿610cは「endorse (支持)」リンク624も備え、これは選択されたときに、ユーザーに連絡先のコメントもしくは投稿の支持、承認、または同意を示す単純な手段となる。次いで、ユーザーの「endorse」状況が、選択されたソーシャルサークルの他のメンバーから見えるようになる。投稿610bの承認を示している連絡先の数のサマリーを含む例示的な「endorse」表示626が図示されている。
【0096】
隠しリンク628は、選択されると、関連付けられている投稿610c、および投稿610cに関連付けられているコメント、「endorse」、または他の情報を隠す。例えば、投稿610cは、ユーザーが無用である、または不快感を与えるとみなすコンテンツを含む場合があり、ユーザーは、そのような情報を見ないようにするため投稿610cを隠すことを選ぶことができる。いくつかの実装形態では、ユーザーは、投稿610cに関連付けられている情報を隠すためのさまざまなオプションを利用できる。例えば、ユーザーは、投稿610cのみを隠すか、または投稿者に代わって特定のサービスによって生成されるすべての投稿を隠す(例えば、ゲームによって生成される裁定またはヘルプ要求)、または投稿610cを作成した連絡先からすべての投稿を隠すためのオプションを利用できる。経過時間インジケータ630は、投稿610cが作成されてから経過した時間の長さを表示する。
【0097】
プライバシーインジケータ632は、投稿610cの表示/非表示の指示を表示するために備えられている。図示されている例では、プライバシーインジケータ632は、投稿610cが共有非公開サークルに投稿されたことを示す。プライバシーインジケータ634は、投稿610aが公開投稿されたことを示す(例えば、必ずしも特定のソーシャルサークルに対して投稿されない)。いくつかの実装形態では、プライバシーインジケータは、共有公開サークル(図示せず)に投稿がなされたことも示しうる。
【0098】
投稿610a〜610dは、「best (最良)」並替えセレクター636または「latest (最新)」並替えセレクター638のいずれかのユーザーによる選択に従って並べ替えられる。いくつかの実装形態では、「latest」並替えセレクター638を選択することで、投稿610a〜610dを経過時間で(例えば、経過時間インジケータ630によって示される経過時間に従って)、または投稿に対する一番最近のコメントの経過時間(例えば、議論が活発に行われている投稿がリストの先頭近くに留まる)で並べ替えることができる。いくつかの実装形態では、「best」並替えセレクター636を選択することで、投稿610a〜610dをその質、関連性、または他の基準に従って並べ替えることができる。例えば、投稿は、ユーザーと投稿者との交信の回数、投稿が受けた「支持」の数、その投稿にリンクしている項目が閲覧された回数、投稿とユーザーが関心をもつ話題との近さ、およびこれらの基準および/または投稿の質をランク付けするために使用できる他の基準の組合せに従ってランク付けすることができる。
【0099】
図6Bは、個人用ソーシャルサークルに対する例示的なaboutページ650のスクリーンショットである。概して、aboutページ650は、「about」タブ651が選択されたときに表示され、選択されたソーシャルサークルに関する情報を表示する。名前バナー652は、選択されたソーシャルサークルの名前を表示し、編集リンク654の選択は、ユーザーがサークルの名前を編集するために操作することができるインターフェースを表示する。説明バナー656は、選択されたソーシャルサークルの説明を表示し、編集リンク658の選択は、ユーザーがサークルの説明を編集するために操作することができるインターフェースを表示する。
【0100】
インタラクティビティオプション領域660は、選択されたソーシャルサークルのメンバーがユーザーと相互にやり取りできるさまざまな方法の指示を表示する。インタラクティビティオプション領域660は、選択されたサークルのメンバーがチャットアプリケーション(例えば、インスタントメッセンジャークライアント)を通じてユーザーと交信することができることを示すチャットインジケータ662を備える。編集リンク664は、選択されると、メンバーがユーザーとコンタクトをとるために使用することができるツールとしてチャットの利用可能性に関係する選択項目をユーザーに提供するために設けられる。インタラクティビティオプション領域660は、選択されたサークルのメンバーが位置共有アプリケーション(例えば、Google Latitude)を通じてユーザーの地理的位置を決定することができることを示す位置表示/非表示インジケータ646も含む。編集リンク668は、選択されると、選択されたサークルのメンバーによるユーザーの位置の表示の仕方(例えば、正確な位置、設定位置、市レベルの位置、位置なし)に関係する選択項目をユーザーに提供するために設けられる。
【0101】
aboutページ650は、選択されたソーシャルサークルであるソーシャルサークルの種類(例えば、個人用、共有非公開、共有公開)の大まかな説明を表示する説明領域670を含む。削除リンク672が選択されると、これにより、選択されたソーシャルサークルが削除される。
【0102】
図6Cは、個人用ソーシャルサークルに対する例示的なphotosページ680のスクリーンショットである。photosタブ681がユーザーによって選択されたときにphotosページ680が示され、写真682a〜682gの集まりを表示する。ナビゲーションコントロール684のさまざまな部分を選択することによって、追加の写真(図示せず)が見えるようになる。いくつかの実装形態では、写真682a〜682gは、選択されたソーシャルサークルのメンバーによって投稿された写真を含むことができる。いくつかの実装形態では、写真682a〜682gは、選択されたソーシャルサークルのメンバーの写真を含むことができる。
【0103】
図6Dは、個人用ソーシャルサークルに対する例示的なpeopleページ690のスクリーンショットである。peopleページ690は、peopleタブ691がユーザーによって選択されたときに示される。いくつかの実装形態では、peopleページ690は、
図4Cのビュー/編集ダイアログボックス460に含まれるものと実質的に似ているコントロールおよびインジケータの集まりを含む。
【0104】
図7Aは、非公開共有ソーシャルサークルに対する例示的なstreamページ700のスクリーンショットである。概して、streamページ700は、ユーザーがサークルセレクターのうちの1つおよびstreamタブ701を選択したときに表示され、更新、コメント、および選択されたソーシャルサークルのメンバーが投稿した他の情報を示す。本発明の例において、ユーザーは、「Soccer Club (サッカークラブ)」サークルセレクター702を選択している。
【0105】
streamページ700は、streamページ600と同様に、名前ブロック703、説明ブロック704、画像706、およびカウントインジケータを備える。他のメンバーが自分のソーシャルネットワーキングストリームを見たときに選択されたソーシャルサークルの他のメンバーに更新(例えば、投稿)のように見える情報をユーザーが入力できる入力ボックス710が用意される。streamページ700は、多数の投稿710a、710bを含む。投稿710a、710bは、選択されたソーシャルサークルのメンバーによってサブミットされた投稿のみを含む。streamページは、メンバーシップステータスインジケータ712も備える。いくつかの実装形態では、ステータスインジケータ712は、選択されたソーシャルサークルにおけるユーザーのメンバーシップ状況(例えば、加入している、招待されている、所有者である)を示すことができる。
【0106】
本発明の例では、「soccer club」ソーシャルサークルは、共有非公開サークルであり、ユーザーはサークルを作成し、メンバーとなるように他の連絡先に招待状を送ることに留意されたい。いくつかの実装形態では、共有非公開サークルに対してなされた投稿は、共有非公開ソーシャルサークルに加入することに同意した連絡先にのみに見えるものとしてよい(例えば、連絡先はターゲットの更新を受信する可能性の高いことを知る)。
【0107】
図7Bは、共有非公開ソーシャルサークルに対する例示的なaboutページ750のスクリーンショットである。いくつかの実装形態では、aboutページ750は、外観と機能の面で、
図6Bのaboutページ650に実質的に類似している。概して、aboutページ750は、「about」タブ751が選択されたときに表示され、選択されたソーシャルサークルに関する情報を表示する。名前バナー752は、選択されたソーシャルサークルの名前を表示し、編集リンク754の選択は、ユーザーがサークルの名前を編集するために操作することができるインターフェースを表示する。説明バナー756は、選択されたソーシャルサークルの説明を表示し、編集リンク758の選択は、ユーザーがサークルの説明を編集するために操作することができるインターフェースを表示する。インタラクティビティオプション領域760は、選択されたソーシャルサークルのメンバーがユーザーと相互にやり取りできるさまざまな方法の指示を表示する。
【0108】
aboutページ750は、選択されたソーシャルサークルであるソーシャルサークルの種類(例えば、個人用、共有非公開、共有公開)の大まかな説明を表示する説明領域770を備える。削除リンク772が選択されると、これにより、選択されたソーシャルサークルが削除される。タブ781は、選択されると、外観と機能の面で、
図6Cのphotosページ680に実質的に類似しているphotosページを示しaboutタブ791は、選択されると、外観と機能の面で、
図6Dのaboutページ690に実質的に類似しているaboutページを示す。
【0109】
図8は、ソーシャルネットワーキングサービスを使用してソーシャルサークルを作成するための例示的なプロセス800を示す流れ図である。ステップ802で、ソーシャルサークルを作成するかどうかを決定する。例えば、ユーザーは、選択された連絡先インジケータ346を新規サークル領域350にドラッグするか、または
図3Cの「new circle」セレクター351をクリックすることによってソーシャルサークルの作成を開始することを指示することができる。ステップ802で、作成すべきサークルがないと判定された場合、プロセス800は、サークルが作成されるまでループする。
【0110】
ステップ804で、新規ソーシャルサークルが個人用サークルであるかどうかを判定する。例えば、ユーザーは、
図4Aのセレクター408をクリックして、新規サークルが個人用ソーシャルサークルであることを指示することができる。もしそうならば、ステップ806で、ソーシャルサークルの名前および/または説明および画像を含むユーザー入力を受信する。例えば、ユーザーはこの情報を、ダイアログボックス400に入力することによって与えることができる。
【0111】
ステップ808で、新規サークルに追加する1つまたは複数の連絡先を提示するためにデータを供給する。例えば、
図4Bのダイアログボックス430は、サークルに追加することができる連絡先を表示する。ステップ810で、個人用ソーシャルサークルに追加すべき1つまたは複数の連絡先を選択するためのユーザー入力を受信する。
図4Bのダイアログボックス430の例では、ユーザーは、連絡先アイコン436a、436b、および436hを選択している。
【0112】
ステップ812で、選択された連絡先が新規サークルに追加され、ステップ814で、ユーザープロファイルに表示するようにソーシャルサークルが用意される。例えば、新規サークルは、
図3Aのソーシャルサークル表示320に出現するものとしてよい。
【0113】
しかし、ステップ804で、新規ソーシャルサークルが個人用サークルでないと判定された場合、プロセスはステップ820に続く。ステップ820で、新規ソーシャルサークルが共有非公開サークルであるかどうかを判定する。例えば、ユーザーは、
図5Aのセレクター508をクリックして、新規サークルが共有非公開ソーシャルサークルであることを指示することができる。もしそうならば、ユーザー入力をステップ822で受信し、ユーザー入力はソーシャルサークルの名前および/または説明および画像を含む。例えば、ユーザーはこの情報を、ダイアログボックス500に入力することによって与えることができる。
【0114】
ステップ824で、新規サークルに追加するpeopleプロファイルを提示するためにデータを供給する。例えば、
図5Bのダイアログボックス530は、サークルに追加することができる連絡先を表示する。ステップ826で、サークルに追加すべき1つまたは複数の連絡先を選択するためのユーザー入力を受信する。
【0115】
ステップ828で、編集可能な招待状がユーザーに送られる。例えば、
図5Cの招待状カスタマイズダイアログボックス560に示される招待状は、新規ソーシャルサークルへのプロトタイプ招待状をユーザーに示すものである。ユーザーは、デフォルトの招待状を受け入れるか、またはそれを編集することができる。ステップ830で、招待状をステップ826で選択された連絡先に送信する。例えば、ユーザーが送信ボタン566をクリックしたことに応答して招待状を送信することができる。
【0116】
しかし、ステップ820で、新規ソーシャルサークルが共有非公開サークルでないと判定された場合(例えば、新規サークルは共有公開サークルであるべき)、新規ソーシャルサークルは共有公開サークルであると推定され、プロセスはステップ850に続く。ステップ850で、ソーシャルサークルの名前および/または説明および画像を含むユーザー入力を受信する。
【0117】
ステップ852で、新規サークルに追加するpeopleプロファイルを提示するためにデータを供給する。ステップ854で、サークルに追加すべき1つまたは複数の連絡先を選択するためのユーザー入力を受信する。ステップ856で、編集可能な招待状がユーザーに送られる。ステップ858で、招待状をステップ854で選択された連絡先に送信する。
【0118】
ステップ860で、新規ソーシャルサークルを公開検索に利用できるようにする。例えば、スポーツチームは、そのファンが集うことができるソーシャルネットワークとして共有公開サークルを作成することができる。ソーシャルサークルが作成された後、これは、公開検索に利用できるようにすること可能であり、したがって、追加のファンは、サークルを検索し、発見することができる。次いで、ファンは、サークルに加入するか、加入する要求を選択することができる。共有公開サークルのメンバーとして、ファンは、次いで、スポーツチームの共有の関心に基づき互いに集い、場合によっては、互いに友達になり、こうしてそれぞれのファンのソーシャルネットワーク全体を拡張することができる。
【0119】
図9は、ソーシャルサークルへの招待状を準備し、送信するための例示的なプロセス900を示す流れ図である。いくつかの実装形態では、プロセス900は、ユーザーが
図5Cの送信ボタン566をクリックしたときに実行されうる。
【0120】
ステップ910で、受信者の電子メールアドレスが特定の電子メールサービスに関連付けられているかどうかの判定を行う。例えば、受信者は、ソーシャルサークルネットワーキングシステムのメンバーであるか、または受信者は、メンバーではない可能性があるが、リッチ(例えば、HTMLレイアウト)電子メールを受け付けることができることが知られている電子メールアドレスに関連付けられているか、または受信者は、未知の電子メールサービス、もしくはプレーンテキスト電子メールだと適切に働くことが知られている電子メールサービスに関連付けられうる。
【0121】
ステップ910で、受信者が特定のサービスに関連付けられていないと判定された場合、プレーンテキスト電子メールによる招待状がステップ920で受信者の電子メールアドレスに送信される。いくつかの実装形態では、受信者の電子メールアドレスは知られている(例えば、特定の)電子メールサービスに関連付けられていないため、サービスがプレーンテキスト電子メール以外の電子メールを処理し、および/または送ることができるかどうかの仮定を置くことができない。例えば、受信者が自分のサービスを通じてメッセージを実際に読むことができることをより確実にするために、プレーンテキスト招待状を送信する。
【0122】
しかし、ステップ910で、受信者の電子メールアドレスが特定のサービスに関連付けられていると判定された場合、ステップ930で受信者が受ける側のソーシャルネットワークのメンバーであるかどうかの判定が行われる。受信者が受ける側のソーシャルネットワーキングサービスのメンバーである場合、ステップ940でリッチテキスト(例えば、HTML形式の)招待状が受信者に送信される。
【0123】
しかし、ステップ930で、受信者が受ける側のソーシャルネットワーキングサービスのメンバーでないと判定された場合、ステップ950で受ける側のソーシャルネットワークに関するプロモーション資料を含むリッチテキスト(例えば、HTML形式の)招待状が受信者に送信される。例えば、ステップ950の場合、受信者は、ソーシャルネットワーキングサービスそれ自体に関する付加的情報を与えられることによって招待状を受け付けて、ソーシャルネットワーキングサービスに加入することが奨励されうる。
【0124】
図10は、レガシーサービスからソーシャルサークルを生成するための例示的なプロセス1000を示す流れ図である。概して、ネットワーキングサービスプロバイダ(例えば、ネットワーク検索プロバイダ、ウェブホスティングサービス、電子メールホスティングサービス、フォトホスティングサービス)は、すでに提供されているサービスに加えてソーシャルネットワーキングサービスの一部としてソーシャルサークルを導入することができ、既存のサービスのユーザーは、(例えば、ソーシャルサークルが利用可能になる前に)連絡先、友達、およびフォロワーなどをフォーカスグループに入れておくことができる。フォーカスグループの3つの共通の例は、「friends」、「family」、および「coworkers」(FFC)である。ネットワークサービスプロバイダがソーシャルサークルを使用できるようにすると、既存のユーザーは、そのフォーカスグループを既存のフォーカスグループ内にあった連絡先を含むソーシャルサークルになるようにアップグレードすることを望む場合がある。
【0125】
ステップ1010で、ユーザーが1つまたは複数のメンバーがふくらんだフォーカスグループを有しているかどうかを判定する。もしそうならば、新規の「friends」、「family」、および「coworkers」(FFC)ソーシャルサークルが、ステップ1020で、ユーザーの各既存のFFCフォーカスグループに基づき作成される。ステップ1030で、対応するレガシーFFCフォーカスグループが削除される。
【0126】
しかし、ステップ1010で、ユーザーが、メンバーがふくらんだフォーカスグループを有していないと判定された場合、ステップ1040で、ユーザーはフォーカスグループをソーシャルサークルにアップグレードすることを望んでいるかどうかを判定する(例えば、ユーザーのフォーカスグループをユーザーの既存のフォーカスグループ内の連絡先を事前に入れてあるソーシャルサークルで置き換える)。もしそうならば、フォーカスグループは、ステップ1050で、各ソーシャルサークルに変換される。そうでなければ、ステップ1060で、フォーカスグループがFFCフォーカスグループを含むかどうかの判定が行われる。もしそうならば、ステップ1070で、同等のFFCソーシャルサークルが作成され、既存のフォーカスグループは実質的に変更のないまま残される。そうでなければ、ステップ1060で、フォーカスグループまたはソーシャルサークルに関してなんら対処されない。
【0127】
図11A〜11Cは、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザー向けの例示的なstreamページのスクリーンショットである。
図11Aは、例示的なall items streamページ1100のスクリーンショットである。いくつかの実装形態では、all items streamページ1100は、UI301でユーザーがストリームセレクター1101を選択したときに表示されうる。概して、all items streamページ1100は、ユーザーのソーシャルサークルおよびソーシャルネットワークの実質的にどれであってもそこにおける実質的に任意の連絡先によって投稿される更新、投稿、および他のそのような情報のストリームを表示する。
【0128】
ページ1100は、多数の投稿1102a〜1102bを含む。いくつかの実装形態では、ストリームは、ユーザーの選好および/またはウェブ履歴に基づき自動的に生成される投稿を含みうる。例えば、投稿1102bは、ミュージックビデオについてユーザーが表明している関心に基づくユーザーに対して生成され、提示された投稿である。バナー1104は、ユーザーに、投稿1102bがそのユーザーに提示された理由を説明し、編集リンク1106は、選択されると、ユーザーが自動投稿の提示を制御するために使用される基準を修正するためにインタラクティブに操作することができるインターフェースを表示する。
【0129】
「latest」セレクター1108が選択されると、これにより、投稿1102a〜1102bは時間順に配列される(例えば、投稿されてから経過した時間の長さで配列される)。「best」セレクター1110が選択されると、これにより、投稿1102a〜1102bは質で配列される。いくつかの実装形態では、投稿の質は、ユーザーと投稿者との関係、投稿者の評判、その投稿を読んだ、「お気に入り」、コメントした、または共有した他の人々の数、投稿の主題とユーザーの選好もしくは関心との一致程度、またはユーザーに対する投稿の関連性を推定するために使用されうる他の適切な基準によって決定することができる。いくつかの実装形態では、含まれる投稿の推定される関連性に従って配列されたストリームは、「完全ストリーム」と呼ぶことができる。ページ1100は、コンテンツ共有インターフェース1112も備える。ユーザーは、コンテンツ共有インターフェース1112をクリックして、ソーシャルネットワーキングサービスを使用してデジタルコンテンツを配信する意図があることを示すことができる。
【0130】
引き続き
図11Aを参照すると、1つまたは複数のソーシャルサークルに基づきストリームで表示されるデジタルコンテンツをフィルター処理するためにソーシャルサークルフィルター1120を備えることができる。図示されている例では、ソーシャルサークルフィルター1120は、ユーザーによって定められたソーシャルサークル(例えば、All、Family、Friends、Coworkersなど)のリストを表示するようにアクティブ化されうる。ユーザーはソーシャルサークルを選択して、ページ1100にどのようなデジタルコンテンツ(例えば、投稿)を表示するかフィルター処理することができる。例えば、ユーザーが「Family」を選択した場合、ユーザーのFamilyソーシャルサークルのメンバーである連絡先からユーザーに配信されるデジタルコンテンツのみがページ1100に表示される。別の例として、ユーザーが「Friends」を選択した場合、ユーザーのFriendsソーシャルサークルのメンバーである連絡先からユーザーに配信されるデジタルコンテンツのみがページ1100に表示される。
【0131】
いくつかの実装形態では、ソーシャルサークルフィルターは、ユーザーにどの提案連絡先および/または提案ソーシャルサークルが提示されるかに影響を及ぼすことができる(例えば、上で説明されているように、ユーザーが提案連絡先メニュー項目362または提案ソーシャルサークルメニュー項目364を選択する場合)。例えば、ソーシャルサークルフィルターが「All (すべて)」に設定されている場合、ユーザーが提案連絡先メニュー項目364を選択すると、潜在的連絡先がユーザーに対して表示される。別の例として、ソーシャルサークルフィルターが「Family」に設定されている場合、ユーザーの家族でもありうる潜在的連絡先(例えば、同じ姓をもつ潜在的連絡先)のみがユーザーに対して表示される。別の例として、ソーシャルサークルフィルターが「Coworkers」に設定されている場合、ユーザーの同僚でもありうる潜在的連絡先(例えば、同じドメインからの仕事の電子メールを有している)のみがユーザーに対して表示される。
【0132】
図11Bは、ユーザーがコンテンツ共有インターフェース1112を選択したときにコンテンツ共有インターフェース1112から広がる投稿領域1150を示す例示的なall items streamページ1100のスクリーンショットである。投稿領域1150は、入力ボックス1152を備える。入力ボックス1152のテキスト領域1154が備えられている。ユーザーは、テキスト領域1154にテキストを入力し、および/または他の入力を行ってソーシャルネットワーキングサービスを使用して配信されるデジタルコンテンツを定めることができる。いくつかの例において、リンクセレクター1156は、選択されると、ユーザーが別のウェブページへのハイパーリンクを入力する(例えば、ページもしくはそのコメントを共有するため)のを補助するインターフェースを表示する。いくつかの例において、写真セレクター1158は、選択されると、ユーザーがデジタル画像を投稿に追加するのを補助するインターフェースを表示する。
【0133】
投稿領域1150は、配信インターフェース1160を備える。いくつかの実装形態では、配信インターフェース1160は、ユーザーにデジタルコンテンツ(例えば、ユーザーが作成している投稿)の配信を決定させるインターフェースを提供する。例えば、ユーザーは、デジタルコンテンツの配信を定めるために共有領域からの連絡先、ソーシャルサークル、グループ、または他の識別の追加もしくは削除を行うことができる(例えば、どの連絡先がその投稿を見るか)。図示されている例では、友達サークルアイコン1162aおよび家族サークルアイコン1162bが配信インターフェース1160に表示され、デジタルコンテンツがユーザーの友達および/または家族ソーシャルサークルのメンバーである連絡先のみと共有することが意図されていることを示す。いくつかの実装形態では、ソーシャルサークルまたは連絡先の他のグループを表すアイコンは、「チップ」と称することができる。アイコン1162a、1162bは、投稿に対する配信をグラフィックで表す。図示されている例では、投稿がユーザーによってサブミットされた後、その投稿は、配信として定められた複数のソーシャルサークル(例えば、家族ソーシャルサークル、友達ソーシャルサークル)のメンバーに同時に配信される。
【0134】
本開示の実装形態では、デジタルコンテンツの配信は、1つまたは複数のソーシャルサークルに基づいて定めることができる。本明細書で使用されているように、配信は、ソーシャルネットワーキングサービスを使用してデジタルコンテンツを配信する配信先となる1つまたは複数の連絡先のリストを含むことができる。いくつかの例において、配信は、1つの下位配信を含む(例えば、デジタルコンテンツの配信に対して1つのソーシャルサークルが識別される)。いくつかの例において、配信は、複数の下位配信を含む。
図11Bの例では、投稿領域1150で与えられるデジタルコンテンツに対する配信は、配信インターフェース1160で識別されるソーシャルサークルおよび/または連絡先によって定められうる。図示されている例では、配信は、Friendsソーシャルサークル(友達サークルアイコン1162aによってグラフィックで表されている)およびFamilyソーシャルサークル(家族サークルアイコン1162bによってグラフィックで表されている)によって定められる。この例では、配信は、Friendsソーシャルサークルのメンバーである連絡先のすべて、およびFamilyソーシャルサークルのメンバーである連絡先のすべてを含む。FriendsソーシャルサークルおよびFamilyソーシャルサークルはそれぞれ、配信全体を定める下位配信と考えることができる。
【0135】
追加リンク1164は、選択されると、ユーザーが配信インターフェース1160に追加される人々および/またはサークルを選択することができるインターフェースを表示する。アイコン1162aおよび1162bのそれぞれは、ボタン1166がアクティブ化されたときに対応するアイコンを削除する削除ボタン1166を備える。アイコン1162aおよび1162bのそれぞれは、対応するサークル内の連絡先の数を表示するカウントインジケータ1168も備える。いくつかの例において、配信インターフェース1160は、本明細書で説明されているオートコンプリート機能を備える。
【0136】
セレクター1170は、ユーザーにとって、投稿をソーシャルネットワークのメンバーでない人々に電子メールを通じて共有すべきかどうかを示す手段となる。例えば、ユーザーの家族ソーシャルサークルは、電子メールアドレスを有するが、ソーシャルネットワークのメンバーではない連絡先を含みうる(例えば、ユーザーの祖母は、ウェブ非対応の携帯電話を通じて、またはソーシャルネットワークにアクセスすることができない固定された目的の電子メールアプライアンスを通じて電子メールを受信する)。セレクター1170をトグル式に切り替えることによって、ユーザーは、投稿を電子メールによって非メンバーに送信すべきかどうかを選択することができる。ユーザーが電子メールによって送信したくない可能性がある投稿の一例に、動画へのリンクが挙げられるが、それは、ユーザーの前述の祖母がウェブ非対応の機器では動画を閲覧することができない可能性があるためである。カウントインジケータ1172は、ユーザーによって選択され、配信インターフェース1160に表示されるソーシャルサークルの選択のうちで、ソーシャルネットワークのメンバーではない、したがってユーザーがそう選択した場合に電子メール版の投稿を受信する人々の数を表示する。
【0137】
投稿ボタン1174は、選択されると、新規作成された投稿がソーシャルネットワークに公開され、実質的にユーザーによって選択され配信インターフェース1160に表示されるソーシャルサークルのメンバーである連絡先のみが見ることができる。閉じるボタン1176は、選択されると、投稿の作成をキャンセルし、投稿領域1150を閉じる。
【0138】
上で説明されているように、ユーザーは、コンテンツ共有インターフェースのテキスト領域にユーザー入力を入れることができる。いくつかの実装形態では、ユーザー入力は、1つまたは複数のトリガー文字を含むことができ、それぞれのトリガー文字はユーザーによって提供されるデジタルコンテンツの配信(つまり、結果として得られるACL)を拡張する。例えば、トリガー文字は、トリガー文字の直後の文字が特定の投稿のデジタルコンテンツの配信先となる連絡先を定めることを指示することができる。いくつかの実装形態では、これは、関連付けられている配信インターフェースで識別された連絡先および/またはソーシャルサークルに加えたものである。いくつかの例において、トリガー文字は、「@」文字および/または「+」文字を含むことができる。トリガー文字の直後に、連絡先名が来る。トリガー文字および特定の連絡先の連絡先名は、特定の投稿のテキスト内で、その投稿が関連付けられている配信インターフェースを使用して入力される他の連絡先および/またはソーシャルサークルに加えて特定の連絡先に配信されることを指示する。
【0139】
一例では、ユーザーは、テキスト「@Frank」(または「+Frank」)をテキスト領域(例えば、コンテンツ共有インターフェース1112のテキスト領域1154)内にテキスト形式の投稿の一部として入力することができる。例えば、テキスト形式の投稿の一部として、ユーザーは、テキスト「@Frank and I are headed to Joe's Tavern to watch the playoffs (@フランクと私は、プレイオフを見に居酒屋ジョーに向かっている)」をコンテンツ共有インターフェースのテキスト領域内に入力することができる。ユーザーは、コンテンツ共有インターフェースに関連付けられている配信インターフェース(例えば、コンテンツ共有インターフェース1112の配信インターフェース1160)を使用してテキスト形式の投稿がソーシャルサークル(例えば、Friendsソーシャルサークル)に配信されることを指示することができる。ユーザーがソーシャルネットワーキングサービスを使用して配信のためテキスト形式の投稿を(例えば、投稿ボタンをクリックすることによって)送信したことに応答して、本明細書で説明されているように、そのテキスト形式の投稿に対してACLが生成され、これはソーシャルサークルのメンバーであるユーザーの連絡先、さらには連絡先Frank(ソーシャルサークルのメンバーである場合もない場合もある)を含む。したがって、テキスト「@Frank」がテキスト領域内に存在すると、その結果、連絡先Frankが配信インターフェースを使用して定められた配信の一部として識別されていない可能性があったとしても、テキスト形式の投稿が連絡先Frankに配信される。
【0140】
いくつかの実装形態では、トリガー文字を含むテキスト形式の投稿は、連絡先に配信され、トリガー文字が存在しない状態にされうる。引き続き上の例において、ユーザーは、テキスト「@Frank and I are headed to Joe's Tavern to watch the playoffs」を入力することができる。テキスト形式の投稿をサブミットした後、投稿は、連絡先Frankに、さらには配信インターフェースを使用して定められた連絡先および/またはソーシャルサークルに配信される。連絡先Frankおよび/または投稿の配信先となる他の連絡先では、投稿は、「Frank and I are headed to Joe's Tavern to watch the playoffs」と、「@」トリガー文字を取り除いて表示されうる。
【0141】
いくつかの実装形態では、トリガー文字の後の連絡先名は、ハイパーテキストに変換され、ソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先のプロファイルへのリンクにすることができる。引き続き上の例において、ユーザーは、テキスト「@Frank and I are headed to Joe's Tavern to watch the playoffs」を入力することができる。テキスト形式の投稿をサブミットした後、投稿は、連絡先Frankに、さらには配信インターフェースを使用して定められた連絡先および/またはソーシャルサークルに配信される。連絡先Frankおよび/または投稿の配信先となる他の連絡先では、投稿は、「
Frank and I are headed to Joe's Tavern to watch the playoffs」と、「@」トリガー文字を取り除いて表示され、テキスト「Frank」には関連するハイパーリンクが付けられる。ハイパーリンク上でアクションを起こす(例えば、クリックする)と、Frankによって定められているプライバシー設定に応じて、ソーシャルネットワーキングサービス内のFrankのプロファイルがそのアクションを実行したユーザーに対して表示されうる。
【0142】
いくつかの実装形態では、テキスト領域内のトリガー文字の後のテキストは、本明細書で説明されているオートコンプリート機能を使用して与えることができる。引き続き上記の例において、ユーザーは、最初に「@F」とタイプすると、それに応答して、連絡先名のリストがユーザーに提示され、そこから選択して連絡先名の入力を完成することができる。本明細書でさらに説明されているように、連絡先名のリストに入っている連絡先名は、各ランキングスコアに基づくランク順に並べることができる。
【0143】
いくつかの例において、サーバーは、サブミットされたテキストを分析して、テキスト内のトリガー文字の存在を認識することができる。それに応答して、サーバーは、トリガー文字の直後のテキストを分析して、そのテキストをサブミットしたユーザーの連絡先を識別することができ、その連絡先を投稿の配信のためACLに追加することができる。いくつかの例において、文字を、ユーザーによって入力されるのと同時にサーバーに送り、サーバーはその文字、およびすでに送られている文字を処理して、ユーザーに表示するように出力を提供することができる。例えば、本明細書で説明されているオートコレクト機能は、文字データをユーザーによってコンテンツ共有インターフェースに入力されるとともにサーバーに送信するステップを含みうる。それに応答して、サーバーは、連絡先名および/またはソーシャルサークルのリストでユーザーに送り返して表示するように入力文字データに対応する1つまたは複数の連絡先名および/またはソーシャルサークルを含む出力を生成することができ、ユーザーはそこから特定の連絡先および/またはソーシャルサークルを選択することができる。いくつかの実装形態では、テキスト領域内にトリガー文字が存在すると、トリガー文字の直後の連絡先名および/またはソーシャルサークルを選択できるようにオートコンプリート機能が起動しうる。
【0144】
図11Cは、表示プレビュー1180を示す例示的なall items streamページ1100のスクリーンショットである。概して、表示プレビューは、ユーザーに対して、投稿を閲覧できるソーシャルサークルおよび/または連絡先に関する情報を提供する。図示されている例では、ユーザーは、投稿1102cを公開している。プライバシーボタン1182に対するホバリング、クリック、または他の選択を実行することによって、表示プレビュー1180は閲覧可能になる。
【0145】
表示プレビュー1180は、投稿1102cを閲覧する許可を有する連絡先およびソーシャルサークルを表すアイコンを表示する受信者リスト1184を含む。いくつかの実装形態では、受信者リスト1184は、
図11Bの配信インターフェース1160でユーザーによって選択された連絡先およびソーシャルサークルを最初に含んでいるものとしてよい。配信インターフェース1160と同様に、ユーザーは、削除ボタン1166および追加リンク1164をクリックすることによって連絡先および/またはソーシャルサークルの追加および/または削除を実行することができる。保存ボタン1186は、選択されると、投稿1102cの表示/非表示の変更を保存し、表示プレビュー1180を閉じる。キャンセルボタン1188は、選択されると、変更を保存することなく表示プレビュー1180を閉じる。
【0146】
図12は、例示的なcircle inclusionページ1200のスクリーンショットである。いくつかの実装形態では、circle inclusionページ1200は、UI301でユーザーが「in circles」セレクター1202を選択したときに表示されうる。概して、circle inclusionページは、ユーザーを1つまたは複数の個人用ソーシャルサークルに追加した連絡先を識別する情報をユーザーに提供する。いくつかの実装形態では、ユーザーをソーシャルサークルに追加した連絡先は、ユーザーの直接的連絡先および/またはユーザーの間接的連絡先を含みうる。このようにして、「in circles」セレクター1202は、特定の連絡先とユーザーとの間に対称的な関係(例えば、連絡先およびユーザーが互いの後に続く)または非対称的な関係(例えば、連絡先がユーザーの後に続くが、ユーザーは連絡先の後に続かない)が存在するかどうかの指示を与える。例えば、「in circles」セレクター1202は、非対称的なソーシャルネットワーキング関係をユーザーに見せることができ、ユーザーは対称的な関係を確立する活動をする(例えば、連絡先をソーシャルサークルに追加する)ことができる。
【0147】
circle inclusionページ1200は、多数の連絡先領域1210a〜1210jを含む。連絡先領域1210a〜1210jのそれぞれは、ソーシャルサークルのうちの1つまたは複数にそのユーザーを入れていた連絡先に対応する。連絡先領域1210a〜1210jのそれぞれは、連絡先名1212、連絡先職業1214、連絡先所在地1216、および連絡先画像1218などの対応する連絡先を識別する情報を含む。多数のメンバーシップインジケータ1220a〜1220dが、ユーザーのソーシャルサークルのうちの1つまたは複数に入っている連絡先に対応する連絡先領域1210g〜1210jに含まれる。メンバーシップインジケータ1220a〜1220dは、各連絡先がユーザーのソーシャルサークルのどれに入っているか、または各連絡先が入っているユーザーのソーシャルサークルはいくつあるかを示す情報を表示する。図示されている例では、メンバーシップインジケータ1220aに関連付けられている連絡先は、ユーザーの「friends」サークルにのみ入っているが、メンバーシップインジケータ1220cは、関連付けられている連絡先がユーザーの「family」ソーシャルサークルにのみ入っていることを示す。メンバーシップインジケータ1220bの例では、インジケータ1220bは、関連付けられている連絡先がユーザーのソーシャルサークルのうちの2つに入っていることを示す。
【0148】
連絡先領域1210a〜1210f内に多数の「add to friends (友達に追加)」ボタン1222があり、これらはユーザーを非公開ソーシャルサークルに入れたが、ユーザーのものには入っていない連絡先に対応する。ボタン1222を選択することによって、ユーザーは、対応する連絡先を自分のソーシャルサークルのうちの1つに追加する。いくつかの実装形態では、ユーザーの「friends」サークルは、ユーザーの連絡先の実質的にすべてを包含する、ユーザーの最大のサークルであってよく、したがって、新しい、もしくは他の形で以前に未分類であった連絡先の追加のためのデフォルトのターゲットサークルとして使用されうる。いくつかの実装形態では、未分類の連絡先をユーザーのソーシャルサークルのうちの少なくとも1つに追加することで、ユーザーはより非公開な形で連絡先と情報を共有しやすくなり、および/またはこれにより、ユーザーはこれらの連絡先がユーザーと共有しているコンテンツを見ることができる。ブロックボタン1224が、連絡先領域1210a〜1210fのそれぞれに含まれており、アクティブ化されると、特定の連絡先からのコンテンツがユーザーに配信されないようブロックする。
【0149】
並替えリンク1226が選択されると、これにより、連絡先領域1210a〜1210jは選択された基準に従って並べ替えられる。例えば、連絡先領域1210a〜1210jは、サークルメンバーシップ状況、アルファベット順、連絡の頻度、または連絡先領域1210a〜1210jを並べ替えるために使用することができる他の適切な基準によって並べ替えることができる。続きを見るリンク1228が選択されると、circle inclusionページ1200は、初期ビューに収まりきらない追加の連絡先領域を表示する。
【0150】
いくつかの実装形態では、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーは、ソーシャルネットワーキングサービスの別のユーザーを連絡先として追加することができ、他のユーザーが連絡先として追加されるべきであるという指示の後、ユーザーは、他のユーザーを少なくとも1つのソーシャルサークルに割り当てるよう促されうる。このようにして、ユーザーが特定のユーザーの連絡先として追加されると、それぞれのユーザーは1つまたは複数のソーシャルサークルに基づき分類される。例えば、第1のユーザーは、ソーシャルネットワーキングサービス内の第2のユーザーの連絡先として追加されうる。ユーザー入力は、第2のユーザーから受信することができ、ユーザー入力はコンピュータで実装形態されるソーシャルネットワーキングサービス内で第2のユーザーの連絡先として第1のユーザーを追加するためのコマンドを指示する。ユーザー入力を受信したことに応答して、第2のユーザーは、第1のユーザーの割当て先となる少なくとも1つのソーシャルサークルを識別するよう促されうる。ユーザー入力は、第2のユーザーから受信することができ、ユーザー入力は第1のユーザーを1つまたは複数のソーシャルサークルのメンバーとして割り当てることを指示し、第1のユーザーは、ユーザーに入力に応答して、1つまたは複数のソーシャルサークルのうちのそれぞれのソーシャルサークルのメンバーとして割り当てられる。いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツは、第1のユーザーから受信することができ、第2のユーザーをデジタルコンテンツの対象受信者として指示する配信を含むことができる。デジタルコンテンツを第2のユーザーに表示するために送信することができ、これにより、第2のデジタルコンテンツが1つまたは複数のページ上に表示され、この1つまたは複数のページのうちのそれぞれのページは1つまたは複数のソーシャルサークルのうちの1つのソーシャルサークルに対応する。
【0151】
図13A〜17Bは、ソーシャルネットワーキングサービスへの投稿に関する表示/非表示インスペクタの例示的なスクリーンショットである。特に、表示/非表示インスペクタは、ソーシャルネットワーク内の別のユーザーの投稿に関して返信またはコメントしたときにソーシャルネットワーク内で公開される可能性のあることをユーザーに通知する。この方法で、ユーザーは、ソーシャルネットワーク内のどの連絡先がユーザーの潜在的投稿を閲覧するかを評価することができ、ユーザーは、知られている読者を考慮して潜在的投稿を提供することができる。いくつかの例において、投稿者は、投稿の配信を定め、その配信は本明細書で説明されているように複数の連絡先を含む。その投稿の受信者は、配信で定められた連絡先のオーバーラップに基づき潜在的公開を閲覧することができる。例えば、配信で与えられる1つまたは複数の連絡先は、受信者の連絡先であってもよい。表示/非表示インスペクタは、配信の連絡先と受信者の連絡先とを比較することができ、オーバーラップする連絡先(つまり、投稿者と投稿の受信者とが共通にもつ連絡先)を識別することができる。例えば、配信で与えられる連絡先のリストをそれぞれの受信者(つまり、それぞれの受信者はその配信の連絡先でもある)の連絡先のリストと比較して受信者毎にオーバーラップする連絡先を識別することができる。投稿者に関しては、表示/表示インスペクタは、ソーシャルネットワーキングサービス内で投稿者によって定められた1つまたは複数のソーシャルサークルに基づきオーバーラップする連絡先を分類することができる。受信者に関しては、表示/表示インスペクタは、ソーシャルネットワーキングサービス内で受信者によって定められた1つまたは複数のソーシャルサークルに基づきオーバーラップする連絡先を分類することができる。表示/非表示インスペクタは、例を用いて以下で説明されている。概して、表示/非表示インスペクタは、特定の投稿を見ることができるグループおよび/または個人に関する情報を表示するユーザーインターフェースを備える。
【0152】
図13Aは、投稿の投稿者(例えば、Irene)の観点からの投稿1302のスクリーンショット1300である。
図13Bは、投稿を閲覧する非投稿者ユーザーの観点からの投稿1302のスクリーンショット1350である。
図13Aを特に参照すると、投稿1302は、ソーシャルネットワークにおいて投稿されており、その投稿に関する情報を表示する情報バー1304を備える。情報バー1304内の情報は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(tangential application)(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。図示されている例では、投稿1302のプライバシー設定は、「public (公開)」であり、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーであれば誰でも見ることができる。
【0153】
情報バー1304でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1310が表示され、投稿1302が公開され誰でも見ることができることを投稿者に通知する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1310は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、投稿1302を閲覧できる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0154】
次に
図13Bを参照すると、投稿1302のスクリーンショット1350は、投稿1302を閲覧している非投稿者ユーザーに表示される表示/非表示インスペクタウィンドウ1360を備える。投稿1302は、投稿が行われた時刻、投稿の発信場所、および投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定などの、投稿に関する情報を表示する情報バー1354を含む。図示されている例では、投稿1302のプライバシー設定は、「public」であり、ソーシャルネットワーキングサービスのユーザーであれば誰でも見ることができる。
【0155】
情報バー1354でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタ1360が表示され、投稿1302が公開され見ることができることを読者に通知する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタ1360は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、投稿1302を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0156】
図13Aおよび13Bの例において、投稿1302は公開され見ることができる。その結果、表示/非表示インスペクタウィンドウ1310、1360は、投稿1302の投稿者と投稿1302を閲覧している非投稿者ユーザーの両方に同じ情報を提供する。
【0157】
図14Aは、投稿の投稿者(例えば、Irene)の観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1410のスクリーンショット1400である。
図14Bは、投稿を閲覧している非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1460のスクリーンショット1450である。
図14Aを特に参照すると、情報バー1404は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。図示されている例では、投稿のプライバシー設定は、「extended network (拡大ネットワーク)」であり、ソーシャルネットワーキングサービス内の投稿者の(例えば、Ireneの)「extended network」のメンバーであるユーザーであれば誰でも見ることができる。いくつかの実装形態では、拡大ネットワークは、投稿者の連絡先であるソーシャルネットワーキングサービス内の連絡先を含む。
【0158】
情報バー1404でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1410が表示され、投稿が拡大ネットワークのメンバーから見えることを投稿者に通知する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1410は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0159】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1410は、投稿者のソーシャルネットワーク内の人々の数に関する情報を表示する計数領域1412を備える。内訳領域1414は、関連付けられている投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワークの連絡先の内訳を示す。
図14Aおよび14Bの例において、投稿者のソーシャルネットワーク全体(つまり、「Extended Network」)で、投稿を閲覧することができる。「view all (すべてを閲覧)」リンク1416が選択されると、これにより、投稿を見ることができるすべての個人の集まりが表示される。
【0160】
図14Bは、非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1460のスクリーンショット1450である。情報バー1454は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。
【0161】
情報バー1454でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1460が表示され、投稿も閲覧できる連絡先とオーバーラップする非投稿者読者のソーシャルネットワーク内の連絡先の内訳を非投稿者読者に提供する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1460は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、関連付けられている投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0162】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1460は、その投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の連絡先の数に関する大まかな情報を表示する計数領域1462を備える。内訳領域1464は、投稿を閲覧することもできる非投稿者読者のソーシャルネットワークの連絡先の数の内訳を示す。図示されている例では、内訳領域1464は、投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の1399人のうち、8人は、非投稿者読者の「friends」ソーシャルサークルに入っており、24人は、読者の「business (ビジネス)」ソーシャルサークルに入っており、145人の他の連絡先は、非投稿者読者のソーシャルネットワークに入っているが、特定のソーシャルサークルには割り当てられていないことを示している。したがって、内訳領域1464は、その投稿の投稿者によって指示される許可された読者と非投稿者読者のソーシャルネットワークとの間にオーバーラップのあることを非投稿者読者に知らせるものであり、特定のソーシャルサークルへのさらなる内訳が非投稿者読者によって確立される。「view all」リンク1466が選択されると、これにより、投稿を見ることができるすべての個人の集まりが表示される。
【0163】
図15Aは、投稿の投稿者(例えば、Irene)の観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1510のスクリーンショット1500である。
図15Bは、投稿を閲覧している非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1560のスクリーンショット1550である。
図15Aを特に参照すると、情報バー1504は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。図示されている例では、投稿のプライバシー設定は、「My circles (私のサークル)」であり、ソーシャルネットワーキングサービス内の投稿者の(例えば、Ireneの)ソーシャルサークルのメンバーであるユーザーであれば誰でも見ることができる。
【0164】
情報バー1504でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1510が表示され、投稿が投稿者によって定められたソーシャルサークルのメンバーから見えることを投稿者に通知する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1510は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0165】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1510は、関連付けられている投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の人々の数に関する情報を表示する計数領域1512を備える。内訳領域1514は、投稿者の定義済みソーシャルサークルに関係しているので関連付けられている投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワークの連絡先の内訳を示す。
図15Aおよび15Bの例において、投稿者定義済みソーシャルサークル(つまり、「My Circles」)のうちの1つまたは複数のメンバーである連絡先のみがその投稿を閲覧できる。例えば、連絡先が投稿者のソーシャルネットワークに入っているが、投稿者によって定められた特定のソーシャルサークルのメンバーではない場合、その連絡先はその投稿を閲覧することはできない。「view all」リンク1516が選択されると、これにより、投稿を見ることができるすべての個人の集まりが表示される。
【0166】
図15Bは、非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1560のスクリーンショット1550である。情報バー1554は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。
図15Aの情報バー1504と比較すると、
図15Bの情報バー1554は、プライバシー設定が「Private (非公開)」であることを示している。この方法では、上で説明されているように、投稿を閲覧している非投稿者ユーザーは、投稿者が配信したということ、または他の何らかの方法で投稿者のソーシャルサークルのメンバーが投稿を閲覧できるようにしたと判定することができない。
【0167】
情報バー1554でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1560が表示され、投稿も閲覧できる連絡先とオーバーラップする非投稿者読者のソーシャルネットワーク内の連絡先の内訳を非投稿者読者に提供する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1560は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、関連付けられている投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0168】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1560は、その投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の連絡先の数に関する大まかな情報を表示する計数領域1562を備える。内訳領域1564は、投稿を閲覧することもできる非投稿者読者のソーシャルネットワークの連絡先の数の内訳を示す。図示されている例では、内訳領域1564は、投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の74人のうち、16人は、非投稿者読者の「friends」ソーシャルサークルに入っており、5人は、読者の「business」ソーシャルサークルに入っており、19人の他の連絡先は、非投稿者読者のソーシャルネットワークに入っているが、特定のソーシャルサークルには割り当てられていないことを示している。したがって、内訳領域1564は、その投稿の投稿者によって指示される許可された読者と非投稿者読者のソーシャルネットワークとの間にオーバーラップのあることを非投稿者読者に知らせるものであり、特定のソーシャルサークルへのさらなる内訳が非投稿者読者によって確立される。「view all」リンク1566が選択されると、これにより、投稿を見ることができるすべての個人の集まりが表示される。
【0169】
図16Aは、投稿の投稿者(例えば、Irene)の観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1610のスクリーンショット1600である。
図16Bは、投稿を閲覧している非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1660のスクリーンショット1650である。
図16Aを特に参照すると、情報バー1604は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。図示されている例では、投稿のプライバシー設定は、「3 Circles+more (3サークル以上)」であり、投稿者(例えば、Irene)によって選択された特定の3つのサークルのメンバーであるユーザー、さらには特定のソーシャルネットワーキングサービスの加入者ではありえない連絡先が見ることができる。
【0170】
情報バー1604でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1610が表示され、投稿がソーシャルネットワークの特定のメンバーから見えることを投稿者に通知する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1610は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0171】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1610は、関連付けられている投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の人々の数に関する大まかな情報を表示する計数領域1612を備える。内訳領域1614は、投稿者の定義済みソーシャルサークルに関係しているかなにかで関連付けられている投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワークの連絡先の内訳を示す。
図16Aおよび16Bの例において、投稿者定義済みおよび選択済みソーシャルサークルのうちの1つまたは複数のメンバーである連絡先のみならず、さらには投稿者によって識別された特定の連絡先もがその投稿を閲覧することができる。
図16Aの例において、投稿者の投稿を閲覧することができる43人のうち、23人は、投稿者の「Friends」ソーシャルサークルのメンバーであり、10人は、投稿者の「College Buddies (大学仲間)」ソーシャルサークルのメンバーであり、8人は、投稿者の「Cycling (サイクリング)」ソーシャルサークルのメンバーであり、他の2人は投稿者によって投稿を(例えば、電子メールを介して)閲覧できると指定されているが、特定のソーシャルサークルのメンバーではない。
【0172】
図16Bは、非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1660のスクリーンショット1650である。情報バー1654は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。
図16Aの情報バー1604と比較すると、
図16Bの情報バー1654は、プライバシー設定が「Private」であることを示している。この方法では、上で説明されているように、投稿を閲覧している非投稿者ユーザーは、投稿者が配信したということ、または他の何らかの方法で投稿者のソーシャルサークルのメンバーが投稿を閲覧できるようにしたと判定することができない。
【0173】
情報バー1654でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1660が表示され、投稿も閲覧できる連絡先とオーバーラップする非投稿者読者のソーシャルネットワーク内の連絡先の内訳を非投稿者読者に提供する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1660は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、関連付けられている投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0174】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1660は、その投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の連絡先の数に関する大まかな情報を表示する計数領域1662を備える。内訳領域1664は、投稿を閲覧することもできる非投稿者読者のソーシャルネットワークの連絡先の数の内訳を示す。図示されている例では、内訳領域1664は、投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の43人のうち、7人は、非投稿者読者の「Friends」ソーシャルサークルに入っており、3人は、非投稿者読者の「Business」ソーシャルサークルに入っており、13人の他の連絡先は、非投稿者読者のソーシャルネットワークに入っているが、非投稿者読者によって定められている特定のソーシャルサークルには割り当てられていないことを示している。したがって、内訳領域1664は、その投稿の投稿者によって指示される許可された読者と非投稿者読者のソーシャルネットワークとの間にオーバーラップのあることを非投稿者読者に知らせるものであり、特定のソーシャルサークルへのさらなる内訳が非投稿者読者によって確立される。「view all」リンク1666が選択されると、これにより、投稿を見ることができるすべての個人の集まりが表示される。
【0175】
図17Aは、投稿の投稿者(例えば、Irene)の観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1710のスクリーンショット1700である。
図17Bは、投稿を閲覧している非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1760のスクリーンショット1750である。
図17Aを特に参照すると、情報バー1704は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。図示されている例では、投稿のプライバシー設定は、「Friends」であり、投稿者(例えば、Irene)によって選択された特定のソーシャルサークル(例えば、Friends)のメンバーであるユーザーが見ることができる。
【0176】
情報バー1704でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1710が表示され、投稿がソーシャルネットワークの特定のメンバーから見えることを投稿者に通知する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1710は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0177】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1710は、関連付けられている投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の人々の数に関する大まかな情報を表示する計数領域1712を備える。内訳領域1714は、投稿者の定義済みソーシャルサークルに関係しているかなにかで関連付けられている投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワークの連絡先の内訳を示す。
図17Aおよび17Bの例において、投稿者定義済みおよび選択済みソーシャルサークル(例えば、Friends)のメンバーである連絡先のみがその投稿を閲覧できる。
図17Aの例において、投稿者の投稿を閲覧することができる23人のうち、全員が、投稿者の「Fiends」ソーシャルサークルのメンバーである。
【0178】
図17Bは、非投稿者ユーザーの観点からの表示/非表示インスペクタウィンドウ1760のスクリーンショット1750である。情報バー1754は、投稿が行われたおおよその時刻(例えば、20分前)、発信した(例えば、ソーシャルネットワーキングサービスにフィードするタンジェンシャルアプリケーション(例えば、Google Buzz)でユーザーによって作成される)投稿で用いたアプリケーション、投稿者によって投稿に割り当てられたプライバシー設定を含む。
図17Aの情報バー1704と比較すると、
図17Bの情報バー1754は、プライバシー設定が「Private」であることを示している。この方法では、上で説明されているように、投稿を閲覧している非投稿者ユーザーは、投稿者が配信したということ、または他の何らかの方法で投稿者のソーシャルサークルのメンバーが投稿を閲覧できるようにしたと判定することができない。
【0179】
情報バー1754でクリック、ホバリング、または他の何らかの形の選択を行うことによって、表示/非表示インスペクタウィンドウ1760が表示され、投稿も閲覧できる連絡先とオーバーラップする非投稿者読者のソーシャルネットワーク内の連絡先の内訳を非投稿者読者に提供する。いくつかの実装形態では、表示/非表示インスペクタウィンドウ1760は、ポップアウトウィンドウ(例えば、吹出し)として現れ、関連付けられている投稿を見ることができる人に関するさらなる詳細を表示する。
【0180】
表示/非表示インスペクタウィンドウ1760は、その投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の連絡先の数に関する大まかな情報を表示する計数領域1762を備える。内訳領域1764は、投稿を閲覧することもできる非投稿者読者のソーシャルネットワークの連絡先の数の内訳を示す。図示されている例では、内訳領域1764は、投稿を閲覧することができる投稿者のソーシャルネットワーク内の23人のうち、7人は、非投稿者読者の「Friends」ソーシャルサークルに入っており、3人の他の連絡先は、非投稿者読者のソーシャルネットワークに入っているが、非投稿者読者によって定められている特定のソーシャルサークルには割り当てられていないことを示している。したがって、内訳領域1764は、その投稿の投稿者によって指示される許可された読者と非投稿者読者のソーシャルネットワークとの間にオーバーラップのあることを非投稿者読者に知らせるものであり、特定のソーシャルサークルへのさらなる内訳が非投稿者読者によって確立される。「view all」リンク1766が選択されると、これにより、投稿を見ることができるすべての個人の集まりが表示される。
【0181】
いくつかの実装形態では、投稿者の観点から投稿の表示/非表示の範囲およびスコープを説明する情報を与えることによって、投稿者は、そのターゲット読者に関する情報を受けることができる。例えば、投稿者は、自分の投稿が意図せずに、公開先にしたくないグループ内の人々に見せてしまったことを発見することがある。このような情報を使用することで、ユーザーは、投稿が公開されてしまった後に投稿のターゲットである読者(例えば、ソーシャルサークル)を修正することを選択できる。いくつかの実装形態では、投稿の表示/非表示の範囲およびスコープを説明する情報を与えることによって、投稿の非投稿者読者に、投稿に関して読者が付けることができるコメントまたは返信を見ることができる読者について知らせることができる。例えば、読者は、「family」サークルのメンバーが返信を見ることができる場合に投稿に、無教養な返信を行わないようにすることを決定することができる。
【0182】
いくつかの実装形態では、ソーシャルネットワークのユーザーは、いわゆる「アンチサークル」を作成することができる。概して、アンチサークルは、特定のサークルのメンバーである連絡先に特定の選択された種類の情報を投稿することをユーザーが回避するのを支援する個人用サークルを含むことができる。例えば、ユーザーは、「no cursing (誹謗なし)」個人用ソーシャルサークルを作成することができ、ユーザーはこの中に、罵りにすぐに気分を害する人々(例えば、自分の最良の顧客、自分の祖母、自分の教会の信徒)を追加することができる。このようなアンチサークルを実装することによって、ユーザーは、表示/非表示インスペクタ(例えば、表示/非表示インスペクタ1350、1450、1550、1650、1750)を開いて、「no cursing」アンチサークルのメンバーが、投稿を閲覧できる連絡先に入っているかどうかを素早く判断することができる。「no cursing」アンチサークルのメンバーが、特定の投稿を閲覧することができる連絡先に入っている場合、ユーザーは、例えば下品な言葉を避けるように投稿への返信またはコメントを修正することができる。
【0183】
これで多数の実装形態が説明された。しかしながら、本開示の精神および範囲から逸脱することなくさまざまな修正を加えることができることは理解されるであろう。例えば、上で示されている流れのさまざまな形態を、ステップの順序を変えて、追加して、または取り除いて使用することができる。したがって、他の実装形態は、以下の請求項の範囲内に収まる。
【0184】
本開示の実装形態ならびに本明細書で取りあげられている機能的な動作のすべては、デジタル電子回路で、または本明細書で開示されている構造およびその構造的等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアで、またはこれらのうちの1つまたは複数のものの組合せで実現することができる。本発明の実装形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラム製品、つまり、データ処理装置による実行のため、またはデータ処理装置の動作を制御するためにコンピュータ可読記録媒体上に符号化されたコンピュータプログラム命令からなる1つまたは複数のモジュールとして実現することができる。コンピュータ可読記録媒体は、機械可読記憶装置デバイス、機械可読記憶装置基板、メモリデバイス、機械可読伝播信号を発生する組成物、またはこれらのうちの1つまたは複数のものの組合せとすることができる。「データ処理装置」という用語は、例えば、プログラム可能なプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサもしくはコンピュータを含む、データを処理するためのすべての装置、デバイス、および機械を包含する。装置は、ハードウェアに加えて、注目しているコンピュータプログラム用の実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはこれらのうちの1つまたは複数のものの組合せを構成するコードを含むものとしてよい。
【0185】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)は、コンパイル型言語またはインタプリタ型言語を含む、任意の形態のプログラミング言語で書かれ、スタンドアロンプログラム、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、またはコンピューティング環境において使用するのに適している他のユニットを含む、任意の形態で配備されうる。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに必ずしも対応しない。プログラムは、他のプログラムもしくはデータ(例えば、マークアップ言語文書内に格納される1つまたは複数のスクリプト)を保持するファイルの一部に、注目するプログラム専用の単一ファイル内に、または複数の調整されたファイル(例えば、1つまたは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を格納するファイル)に格納されうる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、または1つのサイトに配置されるか、または複数のサイトにまたがって分散され、通信ネットワークによって相互接続されている複数のコンピュータ上で実行されるように配置されうる。
【0186】
本開示で説明されているプロセスおよび論理の流れは、入力データを操作し、出力を生成することによって機能を実行するように1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラム可能なプロセッサによって実行されうる。プロセスおよび論理の流れも、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実行され、また装置も、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実装されうる。
【0187】
コンピュータプログラムの実行に適しているプロセッサとしては、例えば、汎用マイクロプロセッサ、専用マイクロプロセッサの両方、および任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサが挙げられる。概して、プロセッサは、読み取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリまたはその両方から命令およびデータを受け取る。コンピュータの不可欠な要素は、命令を実行するためのプロセッサならびに命令およびデータを格納するための1つまたは複数のメモリデバイスである。概して、コンピュータは、データを格納するための1つまたは複数の大容量記憶装置デバイス、例えば、磁気ディスク、磁気光ディスク、または光ディスクも備え、これらからデータを受け取るか、またはこれらにデータを転送するか、またはその両方を行うように動作可能なように結合される。しかし、コンピュータはこのようなデバイスを備える必要はない。さらに、コンピュータは、別のデバイス、例えば、2、3例を挙げると、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、携帯オーディオプレーヤー、全世界測位システム(GPS)受信機に埋め込むことができる。コンピュータプログラムの命令およびデータを格納するのに適したコンピュータ可読記録媒体は、例えば、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内蔵ハードディスクまたはリムーバブルディスク、磁気光ディスク、ならびにCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路で補完されるか、または専用論理回路に組み込まれうる。
【0188】
ユーザーと情報のやり取りを行うために、本発明の実装形態は、ユーザーに情報を表示するための表示デバイス、例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ、ならびにユーザーがコンピュータに入力を送るために使用できるキーボードおよびポインティングデバイス、例えば、マウスもしくはトラックボールを有するコンピュータ上で行うことができる。他の種類のデバイスも、ユーザーと情報をやり取りするために使用することができ、例えば、ユーザーに返されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック、例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックとすることができ、ユーザーからの入力は、音響、話し声、または触覚入力を含む、任意の形態で受け取ることができる。
【0189】
本発明の実装形態は、バックエンドコンポーネントを、例えば、データサーバーとして備えるか、またはミドルウェアコンポーネント、例えば、アプリケーションサーバを備えるか、またはフロントエンドコンポーネント、例えば、ユーザーが本発明の実装形態をインタラクティブに操作するために使用することができるグラフィカルユーザーインターフェースまたはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータを備えるコンピューティングシステムで、または1つまたは複数のそのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組合せで実現することができる。システムのコンポーネントは、デジタルデータ通信の任意の形態または媒体、例えば、通信ネットワークによって相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)およびワイドエリアネットワーク(「WAN」)、例えばインターネットが挙げられる。
【0190】
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバーを備えることができる。クライアントおよびサーバーは、概して、互いに隔てられており、典型的には、通信ネットワークを通じて情報のやり取りを行う。クライアントとサーバーとの関係は、コンピュータプログラムが各コンピュータ上で実行され、互いとの間にクライアント-サーバー関係を有することによって発生する。
【0191】
本開示は、多くの詳細事項を含んでいるが、これらは、本開示の範囲または請求内容の範囲に対する限定として解釈すべきではなく、むしろ本開示の特定の実装形態に特有の特徴の説明として解釈すべきである。別の実装形態の背景状況において本開示で説明されているいくつかの特徴も、単一の実装形態において組み合わせて提供されうる。逆に、単一の実装形態の背景状況において説明されているさまざまな特徴は、複数の実装形態で別々に、または好適な部分的組合せで提供することも可能である。さらに、上ではいくつかの特徴を特定の組合せで動作するものとして説明することができ、さらには最初に従って請求されうるが、請求されている組合せから得られる1つまたは複数の特徴は、場合によっては、組合せから切り取られ、また請求された組合せは、部分的組合せまたは部分的組合せの変更形態を対象とするものとすることもできる。
【0192】
同様に、動作は図面内に特定の順序で示されているが、これは、そのような動作が図示されている特定の順序で、または順番に実行されること、またはすべての例示されている動作が、望ましい結果が得られるように実行されることを要求していると理解されるべきではない。いくつかの状況では、マルチタスクおよび並列処理が有利な場合もある。さらに、上述の実装形態においてさまざまなシステムコンポーネントが分離しているが、すべての実装形態においてそのような分離が必要とされていると理解されるべきではなく、また説明されているプログラムコンポーネントおよびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品に一体化されうるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされうることは理解されるであろう。
【0193】
HTMLファイルについて言及しているそれぞれの場合において、他のファイルタイプまたはファイル形式を代用できる。例えば、HTMLファイルは、XML、JSON、プレーンテキスト、または他のタイプのファイルで置き換えることができる。さらに、テーブルもしくはハッシュテーブルについて言及している場合、他のデータ構造(スプレッドシート、関係データベース、または構造化ファイル)を使用することができる。
【0194】
このように、本開示の特定の実装形態が説明された。他の実装形態は、貼付の特許請求の範囲内に収まる。例えば、特許請求の範囲に記載のアクションは、異なる順序で実行することができ、それでも、所望の結果が得られる。