(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記1つまたは複数の非広告コンテンツ項目から前記要求への関連性に関する1つまたは複数の評価が、前記ユーザと前記第2のオンライン発行の発行者との間の関係性を含む、請求項2に記載の方法。
1つまたは複数の非広告コンテンツ項目が、前記1つまたは複数の非広告コンテンツ項目をプロモートされた前記ユーザを識別するメタデータを含む、請求項1に記載の方法。
前記1つまたは複数の非広告コンテンツ項目から前記要求への関連性に関する1つまたは複数の評価が、前記ユーザと前記第2のオンライン発行の発行者との間の関係性を含む、請求項10に記載のシステム。
1つまたは複数の非広告コンテンツ項目が、前記1つまたは複数の非広告コンテンツ項目をプロモートされた前記ユーザを識別するメタデータを含む、請求項9に記載のシステム。
前記比較させることは、前記1つまたは複数の非広告コンテンツ項目から前記要求への関連性に関する1つまたは複数の評価に基づく、請求項17に記載の非一時的コンピュータ記憶装置。
前記1つまたは複数の非広告コンテンツ項目から前記要求への関連性に関する1つまたは複数の評価が、前記ユーザと前記第2のオンライン発行の発行者との間の関係性を含む、請求項18に記載の非一時的コンピュータ記憶装置。
1つまたは複数の非広告コンテンツ項目が、前記1つまたは複数の非広告コンテンツ項目をプロモートされた前記ユーザを識別するメタデータを含む、請求項17に記載の非一時的コンピュータ記憶装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
様々な図面における同様の参照番号および指示は、同様の要素を示す。
【0012】
ユーザがオンラインコンテンツ(例えば、ウェブページまたは別のオンラインリソース)を要求するとき、ユーザデバイス上で提示するためにコンテンツ発行者からコンテンツを要求するために、コンテンツ要求が開始されうる。例えば、コンテンツ発行者には、クエリに応答する検索結果を発行中であるウェブサイトまたは検索エンジンの発行者が含まれうる。1つまたは複数の追加のコンテンツ項目(例えば、広告)が、要求されたコンテンツと共に提供されうる。結果として、提示されるコンテンツには、例えば、テキスト、画像、オーディオ、ビデオ、広告(すなわち、広告(ads))、または、ユーザに提示するために選択された他のコンテンツが含まれうる。受信された各コンテンツ要求に応答して、コンテンツが、1つまたは複数の広告を含めて供給されうる。広告は、広告主に代わって、その広告を見るユーザによるアクション(例えば、クリックする、買うなど)を誘うことができるフォーマットで、製品またはサービスを宣伝することができる。いくつかの実装形態では、いくつかの広告を、非広告コンテンツで差し替えることができる。例えば、差し替えコンテンツは、アクティビティストリームコンテンツを含む、ソーシャルネットワーキングウェブサイトからのコンテンツなど、ソーシャルコンポーネントまたはコンテキストを有することが可能である。
【0013】
一般に、ソーシャルネットワーキングウェブサイトおよびアプリケーションによって提供されるような、アクティビティストリームは、ユーザがユーザ更新を発行すること、および、その更新を、指定によってアクセス可能または可視にすることができるようにする。例えば、ユーザは、メッセージ、写真、または他のコンテンツを自分のアクティビティストリームに発行し、そのコンテンツを個人、家族、友人、または他のグループと共有することができる。別法として、ユーザのコンテンツの発行を、ソーシャル環境内でユーザに関連付けられたプレゼンス向けにすることができる。別の例では、この発行を、更新のサブスクライバに直接向けることができる。いくつかの実装形態では、この発行を、ユーザについての更新されたコンテンツを提供するために指定されるエリア(例えば、ウォールまたはソーシャルプロファイルページ)向けにすることができる。発行媒体を提供するための他の機構が、可能である。
【0014】
一例として、ユーザがソーシャルネットワーキングウェブサイト上で見るアクティビティストリームなど、アクティビティストリーム内にあるエントリは、様々なユーザからのコンテンツを含みうる。コンテンツには、例えば、ユーザが、友人、家族、同僚などを含む、ユーザのソーシャルサークル内の1人または複数の他の人々と(例えば、ソーシャルネットワーキングウェブサイト上で)共有するために投稿した、ソーシャル投稿が含まれうる。例えば、投稿のためのコンテンツは、ユーザのその日の考えまたはアクションの記述でありうる。コンテンツにはまた、ユーザによる元の投稿および他者によるいずれかの後続の投稿に応答してなど、ユーザのソーシャルサークル内の人々による投稿も含まれうる。このように行われたいずれかまたはすべての投稿は、ユーザによって「プロモート」する、すなわち、他者にプロモートするためにコンテンツの部分を選択するための、潜在的なコンテンツでありうる。プロモートする行為は、コンテンツを、例えば、広告の代わりに広告スロット内で供給されうる非広告コンテンツとして、使用可能にすることができる。例えば、広告サーバは、例えば、ソーシャルネットワーキングウェブサイトからの、ユーザのプロモートされたコンテンツを、広告スロット内で発行するために、定期的に含めてもよい。時々そうすることで、広告ならびに追加のコンテンツへの意識を高めて、ユーザが広告ブロック内に投稿されるものを決して見ない「広告ブラインドネス(ad blindness)」を回避することなどが可能である。例えば、ユーザが、広告がユーザの友人のうち1人または複数によるコンテンツで定期的に差し替えられることを発見する場合、ユーザは、広告スロットに注意を払い始めることがある。結果として、広告への関心が増す可能性があり、より高いクリックスルーレートが発生する可能性があり、それにより、広告の全体的な平均有効性が向上する可能性がある。
【0015】
ユーザがコンテンツをプロモートできるようにするために、アクティビティストリーム内に表示されるコンテンツは、ユーザがコンテンツをプロモートすることを選択できるコントロールを含みうる。ツールは、ユーザが、プロモートすべき特定のコンテンツを選択すること、および、そのコンテンツをプロモートする対象の人々を識別することを、可能にすることができる。いくつかの実装形態では、プロモーションのためにコンテンツを指定することは、非広告コンテンツが常に広告の代わりに供給されることを保証するものではないが、そのコンテンツを、例えば、広告供給システムが使用可能にする。結果として、ユーザは、友人および家族を含む、他者とコンテンツを共有することができる。
【0016】
本開示の例は、アクティビティストリームからコンテンツをプロモートすることに主に焦点を合わせるが、非広告コンテンツのプロモーションは、ソーシャルネットワーキングウェブサイトではないウェブサイト上のコンテンツを含む、他のソースから生じることが可能である。さらに、任意のソースからプロモートされうるコンテンツには、テキスト、オーディオ、ビデオ、画像、広告、または、インターネット上で発見されうる、マルチメディアを含むいかなる種類のコンテンツもが含まれうる。任意の所与のウェブサイトもしくはウェブページ上で、またはアプリケーションによって、またはオペレーティングシステムの一部として、ユーザがプロモートされるべきコンテンツを選択すること、および、プロモーションが生じるべき対象の人々を指定することを可能にする、ツールが存在可能である。いくつかの実装形態では、非広告コンテンツが広告スロット内に現れると、非広告コンテンツのソースが(例えば、広告ブロック内で、または、非広告コンテンツを選択することによって)入手可能にされうる。結果として、ユーザは、プロモートされたコンテンツのソース(例えば、URL)、ならびに、コンテンツをプロモートした人の識別などを発見することができる。
【0017】
図1は、アクティビティストリームコンテンツをプロモートするための、一例の環境のブロック図である。環境例100は、広告サービスを管理する広告管理システム110と、ユーザがソーシャルフレームワーク内で他のユーザと対話できるようにする、1つまたは複数のソーシャルネットワーキングシステム120とを含む。環境例100は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、またはそれらの組み合わせなど、ネットワーク102を含む。ネットワーク102は、ウェブサイト104、ユーザデバイス106、広告主108、発行者109、非広告コンテンツプロバイダ111、広告管理システム110、および、ソーシャルネットワーキングシステム120を接続する。環境例100は、何千ものウェブサイト104、ユーザデバイス106、広告主108、発行者109、および、非広告コンテンツプロバイダ111を含みうる。
【0018】
ウェブサイト104は、ドメイン名に関連付けられ、かつ、1つまたは複数のサーバによってホストされた、1つまたは複数のリソース105を含む。一例のウェブサイトは、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)でフォーマットされたウェブページの集合であり、テキストと、画像と、マルチメディアコンテンツと、スクリプトなどのプログラミング要素とを含みうる。各ウェブサイト104は、ウェブサイト104を制御、管理および/または所有するエンティティでありうる、発行者109のうち1人など、コンテンツ発行者によって維持されうる。
【0019】
リソース105は、ネットワーク102を介して提供されうる任意のデータでありうる。リソース105は、リソース105に関連付けられるリソースアドレスによって識別されうる。リソースには、ほんのいくつかの例を挙げれば、HTMLページ、ワープロ文書、ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)文書、画像、ビデオ、および、ニュースフィードソースが含まれる。リソースには、埋め込み情報(ハイパーリンクにおけるメタ情報など)、および/または、埋め込み命令(JavaScript(登録商標)スクリプトなど)を含みうる、語、句、画像および音など、コンテンツが含まれうる。
【0020】
リソース105には、非広告コンテンツプロバイダ111によって提供されるいかなる非広告コンテンツもが含まれうる。この意味で、広告主108は、広告を提供することができ、または、広告管理システム110によって供給されるべき広告を少なくとも定義することができるが、非広告コンテンツプロバイダ111は、非広告コンテンツを提供することができる。広告の代わりに供給されうる、非広告コンテンツプロバイダ111からのコンテンツは、本明細書の主題であり、例えば、アクティビティストリームからコンテンツをプロモートすることを含む。
【0021】
ユーザデバイス106は、ユーザの制御下にあり、かつ、ネットワーク102を介してリソースを要求および受信可能である、電子機器である。ユーザデバイス106の例には、パーソナルコンピュータ、モバイル通信デバイス(例えば、スマートフォン)、および、ネットワーク102を介してデータを送受信することができる他のデバイスが含まれる。ユーザデバイス106は典型的には、ネットワーク102を介したデータの送受信を容易にするために、ウェブブラウザなど、1つまたは複数のユーザアプリケーションを含む。
【0022】
ユーザデバイス106は、ウェブサイト104からリソース105を要求することができる。次に、リソース105を表すデータが、ユーザデバイス106へ、ユーザデバイス106による提示のために提供されうる。リソース105を表すデータはまた、その中にコンテンツが提示されうる、サードパーティのコンテンツサイトまたはウェブページの、ポップアップウィンドウまたはスロットの提示位置など、リソースの一部分またはユーザ表示の一部分を指定するデータをも含みうる。リソースまたはユーザ表示のこれらの指定された部分は、広告スロットと呼ばれる。
【0023】
これらのリソースの検索を容易にするために、環境100は、ウェブサイト104上でコンテンツ発行者によって提供されたリソースをクロールし、インデックスを付けることによって、リソースを識別する、検索システム112を含みうる。リソースについてのデータには、データが対応するリソースに基づいて、インデックスが付けられうる。インデックスが付けられ、任意選択でキャッシュされたリソースのコピーが、インデックス付きキャッシュ114に格納されうる。
【0024】
ユーザデバイス106は、検索クエリ116を、ネットワーク102を介して検索システム112にサブミットすることができる。それに応答して、検索システム112は、インデックス付きキャッシュ114にアクセスして、検索クエリ116に関連のあるリソースを識別する。検索システム112は、検索結果118の形式でリソースを識別し、検索結果118をユーザデバイス106へ、検索結果ページ内で返す。検索結果118は、特定の検索クエリに応答するリソースを識別し、かつ、そのリソースへのリンクを含む、検索システム112によって生成されたデータである。一例の検索結果118は、ウェブページタイトル、ウェブページから抽出されたテキストの断片または画像の一部分、および、ウェブページのURLを含みうる。検索結果ページはまた、広告が提示されうる1つまたは複数の広告スロットをも含みうる。
【0025】
リソース105または検索結果118が、ユーザデバイス106によって要求されるとき、広告管理システム110は、リソース105または検索結果118と共に提供されるべき広告を求める要求を受信する。広告を求める要求は、要求されたリソースまたは検索結果ページに対して定義される広告スロットの特性を含むことが可能であり、広告管理システム110に提供されうる。
【0026】
例えば、それに対する広告スロットが定義されるリソースへの参照(例えば、URL)、広告スロットのサイズ、および/または、広告スロット内での提示のために使用可能である媒体タイプが、広告管理システム110に提供されうる。同様に、要求されたリソースに関連付けられたキーワード(「リソースキーワード」)、または、そのための検索結果が要求される検索クエリ116もまた、広告管理システム110に提供されて、リソースもしくは検索クエリ116に関連のある広告(もしくは、他の非広告コンテンツ)の識別が容易にされうる。
【0027】
広告を求める要求に含まれたデータに少なくとも部分的に基づいて、広告管理システム110は、要求に応答して提供されるために適格である広告(「適格広告」)を選択することができる。例えば、適格広告には、広告スロットの特性に一致する特性を有し、かつ、指定されたリソースキーワードまたは検索クエリ116に関連するとして識別される、広告が含まれうる。いくつかの実装形態では、リソースキーワードまたは検索クエリ116に一致する対象のキーワードを有する広告が、広告管理システム110によって適格広告として選択される。
【0028】
時々、広告管理システム110は、広告の代わりに非広告コンテンツを供給することによって、広告差し替えを行うことを選択することができる。差し替えを行うための選択は、いくつかの要因に基づくことが可能であり、例えば、非広告コンテンツの、指定されたリソースキーワードもしくは検索クエリ116との関連性、ユーザの関心との推論された関連性、または、ユーザ(例えば、検索クエリ116を出したユーザ)が、非広告コンテンツを受信するための候補であるかどうかが含まれる。例えば、候補になるために、ユーザは、コンテンツをプロモートした人によって、潜在的な受信者(例えば、友人、家族の一員など)として識別された可能性がある。差し替えを行うための選択はまた、特定のユーザ、広告、広告キャンペーン、広告主、または、それらの任意の組み合わせに対して起こった差し替えの数など、他の要因に基づくことも可能である。例えば、ユーザには典型的には、ほとんどの時間に広告が供給される可能性があり、広告は、たまにのみ差し替えられる可能性がある。
【0029】
対象のキーワードは、リソースキーワードまたは検索クエリ116と同じテキストのコンテンツ(「テキスト」)を有することによって、リソースキーワードまたは検索クエリ116と一致することが可能である。例えば、対象のキーワード「海辺」に関連付けられた広告は、リソースキーワード「海辺」を含む広告要求に対する適格広告でありうる。同様に、この広告は、検索クエリ「海辺」を含む広告要求に対する適格広告として選択されうる。
【0030】
同様に、キーワードは、非広告コンテンツ内に存在することが可能であり、同じ方法で、または異なる方法で使用されうる。例えば、非広告コンテンツについてのキーワードベースの関連は、ユーザが広告の代わりに非広告コンテンツを受信するための潜在的な候補であるかどうかと組み合わせて使用されうる。
【0031】
広告管理システム110は、オークションの結果に少なくとも部分的に基づいて、リソースまたは検索結果ページの広告スロット内に提示するために提供されるべきである適格広告および非広告コンテンツから、選択することができる。例えば、適格広告について、広告管理システム110は、広告主からの入札を受信し、受信された入札に少なくとも部分的に基づいて(例えば、オークションの終結時の最高の入札者に基づいて)、広告スロットを割り振ることができる。入札は、リソースまたは検索結果ページと共に広告主の広告が提示(または、選択)されることに対して、広告主が快く代金を支払う額である。例えば、入札は、CPM入札と呼ばれる、広告の1000インプレッション(すなわち、提示)ごとに広告主が快く代金を支払う額を指定することができる。別法として、入札は、広告の選択(すなわち、クリックスルー)、または、広告の選択の後に続くコンバージョンに対して、広告主が快く代金を支払う額を指定することができる。選択される広告は、入札のみに基づいて、または、各入札者の入札に、広告成果から導出された品質スコア、ランディングページスコア、および/または他の係数など、1つもしくは複数の係数を乗じることに基づいて、決定されうる。いくつかの実装形態では、オークションおよび入札は、非広告コンテンツを供給することが広告または広告主のためのオプションであるかどうかによって、影響を受ける可能性がある。広告、または、差し替えを行うこと(例えば、広告の代わりに非広告コンテンツを供給すること)のいずれかを選択するために、選択された広告を、非広告コンテンツに関してランク付けすることができる。
【0032】
コンバージョンは、ユーザが、リソースまたは検索結果ページと共に提供された広告に関係付けられた特定のアクションを行うときに、起こると言うことができる。コンバージョンを構成するものは、場合によって異なることがあり、様々な方法で決定されうる。例えば、コンバージョンは、ユーザが広告をクリックし、ウェブページを参照させられ、そのウェブページを離れる前にそこで購買を完了するときに、起こることがある。コンバージョンはまた、広告主によって、任意の測定可能/観測可能なユーザアクションであるように定義されることもあり、そのユーザアクションは、ホワイトペーパーをダウンロードすること、ウェブサイトの少なくとも所与の深度までナビゲートすること、少なくとも一定の数のウェブページを見ること、少なくとも所定の時間量をウェブサイトもしくはウェブページ上で過ごすこと、ウェブサイトに登録すること、または、コメントを他者が見ることができる広告についてコメントすることなどである。コンバージョンを構成する他のアクションもまた、使用されうる。
【0033】
環境100は、ユーザがソーシャルネットワーク内で情報を共有するための機能およびツールを提供する、1つまたは複数のソーシャルネットワーキングシステム120を含む。例えば、ソーシャルネットワーキングシステム120のいずれかは、ユーザが、友人およびソーシャルグループ(例えば、サークル)を識別し、電子メールを送受信し、メッセージおよびマルチメディア(例えば、写真、ビデオ、オーディオ)を投稿し、ソーシャルイベントを追跡し、更新を提供するなどのために使用することができる、ソーシャルネットワーキングウェブサイトでありうる。
【0034】
一例として、ユーザは、ソーシャルネットワーキングシステム120のうち1つを使用して、ソーシャルネットワーキングウェブサイトとインターフェースしてもよい。ユーザは、例えば、アクティビティストリーム内に投稿されている興味深い情報を見ることができる。アクティビティストリームは、ユーザが行った興味深い投稿、または、ユーザの家族、友人などによって行われたいくつかの投稿を含みうる。ユーザは、選択されたアクティビティストリームコンテンツ項目(例えば、投稿)をプロモートするように、コントロールを選択することができる。
【0035】
いくつかの実装形態では、ユーザによりプロモートされたアクティビティストリームコンテンツ項目は、非広告コンテンツ項目データストア115に格納されうる。例えば、ソーシャルネットワーキングシステム120は、ユーザによってプロモートされるとき、即時に非広告コンテンツ項目を格納することができる。いくつかの実装形態では、広告管理システム110は、ユーザによりプロモートされたアクティビティストリームコンテンツを、ソーシャルネットワーキングシステム120から、非広告コンテンツ項目データストア115に格納するために受信することができる。いくつかの実装形態では、ユーザによりプロモートされたアクティビティストリームコンテンツ項目は、コンテンツを非広告コンテンツ項目データストア115に格納することができる、非広告コンテンツプロバイダ111に提供されうる。
【0036】
いくつかの実装形態では、検索システム112は、非広告コンテンツ項目データストア115内のエントリをクロールし、インデックスを付けることができる。このように、広告要求に応答する非広告コンテンツ項目が、リアルタイムでより迅速に識別されうる。
【0037】
いくつかの実装形態では、非広告コンテンツ項目データストア115内のデータを、例えば、情報が古くなるときに、取り除くか、または使用不可能にすることができる。例えば、一定の期間(例えば、1週間、1か月または1年)に達する非広告コンテンツ項目を取り除くことで、古い、または無関係な情報が広告スロット内で使用されることを防止することができる。
【0038】
ここで説明するシステムがユーザについての個人情報を収集する状況では、ユーザに、個人情報(例えば、ユーザのプリファレンスまたはユーザの現在位置についての情報)を収集する可能性のあるプログラムまたは機能の加入/脱退の機会が与えられてもよい。加えて、一定のデータが、格納または使用される前に1つまたは複数の方法で匿名にされて、個人識別可能な情報が除去されるようにしてもよい。例えば、ユーザのアイデンティティが匿名にされて、ユーザについて個人識別可能な情報が決定できないようにしてもよく、または、位置情報が取得される場合、ユーザの地理的位置が(市、郵便番号、または州レベルなどに)一般化されて、ユーザの特定の位置が決定できないようにしてもよい。いくつかの実装形態では、例えば、ソーシャルネットワーキングシステム120に関係する脱退機能は、ユーザが、ユーザのアクティビティストリームコンテンツが広告内で使用されないようにするか、または、ある方法で情報を匿名にするように、指定可能にすることができる。
【0039】
コンテンツをプロモートするためのユーザインターフェースの例を、以下で
図2〜
図7Bを参照して説明する。コンテンツがプロモートされる一例の処理を、以下で
図8を参照して説明する。ユーザデータ入力を受信するための様々なユーザインターフェース要素を、以下で
図2〜
図7Bを参照して説明する。ユーザインターフェース要素の例には、テキストボックス、ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウンメニュー、+1コントロール、および、ハイパーテキストリンクが含まれる。
【0040】
図2は、アクティビティストリームコンテンツ202を、コンテンツをプロモートするためのコントロール204と共に含む、一例のユーザインターフェース200を示す。アクティビティストリームコンテンツ202およびコントロール204は、アクティビティストリーム208の一部分である投稿206内に含まれうる。アクティビティストリームコンテンツ202は、投稿206が行われた、例えば、ソーシャルネットワーキングウェブサイトに投稿されたとき、ユーザによって書かれたメッセージ209を含みうる。
【0041】
いくつかの実装形態では、アクティビティストリーム208は、対応するソーシャルネットワーキングウェブサイト上などの、ソーシャルネットワーキングアプリケーション(例えば、Orkut、MySpace、Buzzなど)内に表示されうる。投稿206は、ユーザのためのアクティビティストリーム208内のいくつかの投稿のうち1つでありうる。例えば、省略符号210aは、アクティビティストリーム208内で投稿206の上に現れる0個またはそれ以上の投稿を表すことができ、省略符号210bは、アクティビティストリーム208内で投稿206の下に現れる0個またはそれ以上の投稿を表すことができる。一般に、大部分のソーシャルネットワーキングアプリケーションで典型的であるように、アクティビティストリーム内の最新の投稿が一番上に現れる。同時に、他者によってユーザの元の投稿(例えば、投稿されたアクティビティストリームコンテンツ202)に対して行われたコメントが、投稿206内で、時系列に現れることが可能である。このタイプのアクティビティストリームコンテンツ202は、プロモートされうる項目である。
【0042】
例えば、ユーザは、ソーシャルネットワーキングウェブサイトにログオンし、対応するソーシャルネットワーキングアプリケーションのためのユーザインターフェース200を提供されてもよい。ユーザは、投稿206を見て、メッセージ209を読むことができる。投稿206は、ユーザ自身の投稿の1つであってもよく、または、その投稿は、ユーザの友人、家族の一員、または、ユーザにソーシャル的に関連付けられる他の誰かのうち1人によって行われた投稿であってもよい。例えば、投稿206は、ユーザのアクティビティストリーム208内で提示可能であり、その理由は、投稿206に関連付けられた人々のうち1人または複数が、ソーシャルネットワーキングアプリケーション内のソーシャルコンテキストによってユーザに関係付けられるからである。メッセージ209が、他者が見ることに興味がある可能性があるとユーザが考える何か(例えば、広告の代わりに供給される)である場合、ユーザは、項目(例えば、アクティビティストリームコンテンツ202)をプロモートすることを決定してもよい。
【0043】
投稿206は、メッセージ209に加えて、他の部分を含みうる。サムネイル画像212は、メッセージ209を書き、投稿206を投稿したユーザを識別することができる。投稿日付214(例えば、「今日」、「3月5日」など)および投稿時間216(例えば、「09:29 AM」)は、ユーザが投稿206を投稿した日付および時間をそれぞれ示すことができる。ユーザの投稿206についてのコメントなど、他者による追加の投稿は、別々の日付/時間インジケータを含みうる。
【0044】
項目をプロモートするアクションを開始するために、ユーザは、コントロール204、(例えば、「プロモート」ボタンまたは他のコントロール)を選択することができる。結果として、一連の追加のユーザインターフェースを提示することができ、それにより、ユーザは、詳細ポップアップ220から開始するなどして、プロモーションを完了することができる。いくつかの実装形態では、単に「プロモート」ボタンまたは他のコントロールを選択することで、追加のユーザの介在なしに、項目を自動的にプロモートすることができる。結果として、項目は、ユーザのソーシャルサークルもしくは他の指定されたグループ内のあらゆる人、または、その時間にソーシャルネットワーキングアプリケーションによって識別されるような個人に、自動的にプロモートされうる。しかし、一連の追加のユーザインターフェースを提供することによって、ユーザは、他の変数の中でも、項目がプロモートされる対象の人々を制御することができる。いくつかの実装形態は、コントロール204に加えて、他のプロモーションコントロールを含みうる。例えば、「今プロモート」コントロールは、即時のプロモーション(例えば、詳細ポップアップ220をバイパスする)のために使用されうる。この例では、「プロモート...」コントロールもまた、一連の追加のユーザインターフェースを開始するために存在可能である。ユーザは、現在の項目がプロモートされるためのユーザプリファレンスに基づいて、1つまたは他のコントロールを選択することができる。
【0045】
コンテンツがプロモートされるとき、コンテンツは、広告システムレンダリング機能との互換性のために自動的にフォーマットされうる。例えば、テキスト、画像、ビデオ、オーディオなどは、必要に応じてフォーマットされ、非広告コンテンツ項目データストア115に、コンテンツを即時使用のために準備するフォーマットで格納されうる。いくつかの実装形態では、異なるフォーマットバージョンを保存することができ、非モバイルデバイス用のあるバージョン、および、例えば、デバイスのレンダリング制限のために異なるフォーマットを必要とすることがある、モバイルデバイス用の異なるバージョンなどである。
【0046】
いくつかの実装形態では、プロモートコントロールを他の方法で実装することができ、ツールバーオプション、メニュー選択、右クリック選択、「+1」ボタンなどが含まれる。コントロール204などのコントロールを、アプリケーションに関連付ける(または、アプリケーションによって提供する)ことができる。いくつかの実装形態では、アプリケーションは、ユーザデバイス106のオペレーティングシステム、または、ユーザデバイス106上で実行するブラウザでありうる。
【0047】
詳細ポップアップ220は、例えば、ユーザがコントロール204を選択する場合、表示されうる。詳細ポップアップ220は、ユーザがコンテンツをプロモートするときに詳細情報を提供するために使用することができるインターフェースの、単なる一例の実装形態である。ヘッダ222は、なぜ詳細ポップアップ220が表示されるかを、例えば、「あなたはコンテンツをプロモート中です...」と説明することができる。いくつかの実装形態では、ヘッダ222はまた、プロモートされているコンテンツを表示することもできる。例えば、ヘッダ222は、「あなたは、ダイアンによって投稿されたコンテンツ、「ローリと私はあの新しい...を試した」をプロモート中です」と述べることができる。投稿206に関係する他の情報もまた、ヘッダ222に含まれうる。
【0048】
詳細ポップアップ220は、ユーザのプロモートされたコンテンツが使用可能にされることになる対象のグループを要約する、可視性エリア224を含む。例えば、現在の設定226は、ユーザのプロモートされたコンテンツが、ユーザの友人および家族が見ることができるか、または、使用可能にされることになることを示す。ユーザは、「変更」コントロール228を使用して、プロモートされたコンテンツの可用性を変更し、現在の設定226を有効に変更することができる。以下で説明する
図4および
図5は、ユーザが「変更」コントロール228を選択する場合に現れることが可能である、ユーザインターフェースの例を示す。
【0049】
いくつかの実装形態では、詳細ポップアップ220は、ユーザが、例えば、コンテンツを特定の個人にプロモートするために選択することができる、「個人に見える」コントロール230を含む。例えば、「個人に見える」コントロール230を選択することによって、ポップアップまたは他のコントロールを表示することができ、その中で、ユーザは、アクティビティストリームコンテンツ202をプロモートする対象の個人のアイデンティティを選択することができる。いくつかの実装形態では、選択されるユーザは、ユーザの友人、家族などのソーシャルサークルのいずれかにおける者であってもそうでなくてもよい。ユーザが「個人に見える」コントロール230を使用して選択する、個人のアイデンティティは、例えば、1つまたは複数のソーシャルネットワーキングウェブサイト上のユーザのアイデンティティに対応する可能性がある。
【0050】
詳細ポップアップ220は、コメントを追加するか、および/または、プロモートされたコンテンツに関連付けられているコメントを除去するための、コメントエリア232を含む。コメントエリア232は、コメントを追加するための「コメントを追加」コントロール234(例えば、以下で
図6を参照して説明する)、および、追加されたコメントを元に戻す(または、削除する)ための「コメントを元に戻す」コントロール236を含む。いくつかの実装形態では、「コメントを元に戻す」コントロール236は、コメントが追加されるまで、詳細ポップアップ220内に現れない(または、グレー表示されるか、もしくは他の方法で非アクティブでありうる)。
【0051】
詳細ポップアップ220内に表示されうるステートメント238は、ユーザに対して、広告の代わりにプロモートされたコンテンツを受信するために適格でありうる人々のグループ(例えば、個人、指定もしくは推論されたグループ、またはソーシャルサークル)を識別することができる。例えば、ステートメント238は、「このコンテンツは、上記で識別された人々にプロモートされます」と述べることができる。いくつかの実装形態では、ユーザが「変更」コントロール228を使用して、現在、可視性を有する他のユーザがいない程度まで可視性を変更した場合、ステートメント238は、例えば、「現在、可視性を有するユーザはいません」と述べることができる。
【0052】
いくつかの実装形態では、コンテンツのプロモーションのフィルタリングまたは制限が起こりうる。結果として、1つまたは複数のグループまたは個人にコンテンツをプロモートするための、ユーザによる指定のみでは、必ずしもコンテンツが広告の代わりに供給されるようになるとは限らない。例えば、指定された受信者は、受信をブロックしている可能性がある(例えば、ブラウザまたはソーシャルネットワーキングアプリケーション内のプリファレンスを、すべてまたは選択されたタイプのコンテンツのソーシャル共有をブロックするように設定することによる)。
【0053】
広告管理システム110のいくつかの実装形態は、1つまたは複数の基準に基づいてコンテンツプロモーション要求をフィルタリングしてもよい。いくつかの実装形態では、要求のフィルタリングは、要求が許可されるべきであるかどうかを判定するために、プロモートされたコンテンツが対象とするユーザの1つまたは複数の特性を評価することを含みうる。いくつかの実装形態では、フィルタリングは、例えば、(例えば、ユーザベースの)コンテンツプロモートイベントの数、受信者の数などを制限するなど、コンテンツをプロモートすることに制限を課すことを含む基準に基づくことが可能である。いくつかの実装形態では、コンテンツをプロモートすることに課される制限は、時間間隔に適用可能であり、例えば、1日当たりプロモートされたコンテンツの5個のインスタンス、1週間当たり20個のインスタンスなどの制限を実施する。結果として、広告管理システム110は、ユーザがあまりに頻繁にコンテンツをプロモートすることを防止することができる。
【0054】
いくつかの実装形態では、電子メールエリア240は、コンテンツプロモーションがそこから生じるようになるユーザアカウント242(例えば、UserX@mail.com)を識別することができる。例えば、アカウントを、ユーザのソーシャルネットワーキングアカウントに結び付けられうる電子メールアドレスに関連付けることができる。別法として、電子メールアドレスは、いかなるソーシャルネットワーキングアカウントに結び付けられなくてもよい。いくつかの実装形態では、ユーザプロファイル画像244は、何のアカウント242が現在表示されているかについて、視覚的識別をユーザに提供することができる。ユーザが、複数のコンピュータログインおよび/またはアカウントを有する場合、ユーザは、「変更」コントロール246を使用して、例えば、ユーザのアカウントのうち異なるもの(例えば、UserX@ABCDmail.com)を選択することができる。いくつかの実装形態では、コンテンツをプロモートすることは、ユーザが電子メールアカウントを有することに依拠する必要はない。例えば、ユーザは、1つまたは複数のソーシャルネットワーキングシステムに属することができ、ユーザが行うコンテンツのプロモートは、ユーザ名、ユーザアカウント、または他の形式のユーザ識別に結び付けられうる。
【0055】
どのアカウント(電子メールまたはユーザログイン/アカウント)を使用するかを選択した結果として、ユーザはまた、プロモートされたコンテンツを、そのユーザアカウントに対応するグループまたはソーシャルサークルに関連付けている。例えば、ユーザの家族および友人のサークルは、ユーザの電子メールアドレスのUserX@mail.com対UserX@ABCDmail.com、または、あるユーザログイン/アカウント対別のユーザログイン/アカウントに関連付けられたソーシャルネットワーキングアカウントによって、大きく異なることがある。
【0056】
「閉じる」コントロール248を使用して、詳細ポップアップ220を終了し、現在の設定および入力を保存することができる。いくつかの実装形態では、「キャンセル」コントロールが存在可能であり、ユーザがいかなる変更も保存せずに詳細ポップアップ220を終了し、本質的に詳細ポップアップ220の値をそれらの元の設定(例えば、ユーザがポップアップ220を表示する前のもの)に復元可能にすることができる。
【0057】
いくつかの実装形態では、詳細ポップアップ220は、コンテンツをプロモートする行為をキャンセルするために、「キャンセル」オプションまたは他のコントロールを含みうる。例えば、ユーザが家族および友人との広告の共有について考え直す場合、ユーザは、「キャンセル」オプション(
図2に図示せず)を選択することができる。
【0058】
プロモートされるアクティビティストリームコンテンツ202に加えて、項目がプロモートされるとき、投稿206の他の部分がプロモートされうる。例えば、プロモートされる項目には、(例えば、ソーシャルネットワーキングウェブサイト上で投稿することによって)コンテンツを生成したユーザを識別する、サムネイル画像212が含まれうる。プロモートされる項目にはまた、投稿日付214および投稿時間216もが含まれうる。項目がプロモートされるとき、または、結果として生じる非広告コンテンツ項目が広告の代わりに供給されるとき、投稿206のこれらの部分のいずれも含まれないことがあり、または、その一部もしくは全部が含まれうる。
【0059】
項目をプロモートした結果として、アクティビティストリームコンテンツ202は、この場合、非広告コンテンツであり、広告の代わりに供給されうるコンテンツとして使用可能にされうる。例えば、広告を求める要求を受信すると、広告管理システム110は、プロモートされた項目が要求に応答すると決定することができる。広告管理システム110はまた、要求に応答する1つまたは複数の広告を決定し、項目および1つまたは複数の広告をランク付けすることもできる。ランク付けに少なくとも部分的に基づいて、広告管理システム110は、1つまたは複数の広告ではなく、広告要求に応答して、項目を提供することができる。
【0060】
図3は、プロモートされうる追加のアクティビティストリームコンテンツ302a〜302cを有するユーザインターフェース200を示す。アクティビティストリームコンテンツ302a〜302cは、ユーザが、メッセージ209を含む元のアクティビティストリームコンテンツ202に応答して行った、コメントおよび他の投稿を表すことができる。例えば、メッセージ309a〜309cには、1人または複数のユーザが、その後に元のメッセージ209および/または他の投稿されたメッセージに応答して書いた、メッセージが含まれうる。アクティビティストリームコンテンツ302a〜302cは、コンテンツをプロモートするために、対応するコントロール304a〜304cをそれぞれ有することが可能である。例えば、ユーザは、コントロール304bを選択して、アクティビティストリームコンテンツ302bからコンテンツをプロモートすることができる。
【0061】
いくつかの実装形態では、「プロモート」コントロール304dを使用して、コンテンツ314によって表されるような、投稿206内のアクティビティストリームコンテンツのすべてを選択することができる。例えば、ユーザは、「プロモート」コントロール304dを選択して、最初に投稿されたアクティビティストリームコンテンツ202と、その後に投稿されたアクティビティストリームコンテンツ302a〜302cのすべてとによって表された、ソーシャル会話全体をプロモートすることができる。
【0062】
いくつかの実装形態では、ユーザが、プロモートされるべきコンテンツの部分をハイライトおよび選択することができる、コントロールが提供されうる。例えば、ユーザは、テキスト選択またはハイライトツールを使用して、メッセージ209および309a〜309cのいずれかまたはすべてから抜粋を選択することができる。結果として、ユーザは、使用可能なコントロールを使用して、アクティビティストリームコンテンツ202および302a〜302cのいかなる部分および組み合わせをも選択およびプロモートすることができる。
【0063】
いくつかの実装形態では、アクティビティストリームコンテンツからのコンテンツ以外に、他のタイプのコンテンツがプロモートされてもよく、ブログエントリ、ウェブページ、ニュース項目、ビデオ、音楽、画像、ゲーム、および、任意の他のマルチメディアコンテンツなどからのコンテンツが含まれる。例えば、「プロモート」ボタンなどのコントロールは、ブログエントリ、ウェブページ、ニュース記事などで使用可能でありうる。いくつかの実装形態では、ユーザがそれらの他のソースからのコンテンツの特定の抜粋を選択できるようにする、他のコントロールが存在可能である。これらの例では、非広告コンテンツが最終的に広告の代わりに供給されるとき、ソースが識別されうる。例えば、提示されたコンテンツに関連付けられたコントロールを使用して、ユーザは、特定のブログエントリ、ウェブページ、ニュース記事など、コンテンツのソースを決定することができる。
【0064】
いくつかの実装形態では、ソーシャルネットワーキングウェブサイトは、コンテンツをプロモートするためのユーザインターフェースを含む、専用アプリケーションを提供することができる。例えば、メニューオプション、ツールバーオプション、または他のインターフェースが、コンテンツをプロモートするためのコントロール204に取って代わることが可能である(または、それに加えて使用されうる)。専用アプリケーションを使用するとき、例えば、ユーザには、様々なコンテンツ項目を選択するためのツールが提供されてもよい。結果として、いくつかの非広告コンテンツ項目を一度に作成することができ、単一のユーザによるプロモーションの結果である。
【0065】
図4は、プロモートされたコンテンツのための可視性設定を変更するための、一例の可視性変更ポップアップ402を示す。いくつかの実装形態では、ユーザインターフェース200は、例えば、ユーザが
図2を参照して説明した「可視性変更」コントロール228を選択するとき、可視性変更ポップアップ402を表示することができる。一例として、ユーザは、「可視性変更」コントロール228を選択して、可視性設定226のうち1つもしくは複数(例えば、「友人」もしくは「家族」)を削除すること、および/または、追加の可視性オプションを選択することができる。
【0066】
いくつかの実装形態では、可視性変更ポップアップ402が表示されるとき、現在の可視性設定226が、選択可能なコントロール、例えば、コントロール406および408(例えば、「友人」および「家族」のためのもの)として表示されうる。コントロール406および408は、ユーザのプロモートされたコンテンツについての可視性が現在設定されているグループの名前を識別することができる。
【0067】
「他の人々を追加」コントロール410は、ユーザのプロモートされたコンテンツに関してその可視性が存在する既存のグループに、追加の個人またはグループを追加するための方法を提供することができる。例えば、ユーザが「他の人々を追加」コントロール410を選択する場合、別のポップアップが現れることが可能であり、そこから、以下で
図5を参照して説明するように、ユーザが可視性エンティティを追加することができる。
【0068】
コントロール406および408は、「削除」コントロール412および414をそれぞれさらに含むことが可能であり、それをユーザが使用して、いずれかまたは両方のグループを選択的に削除することができる。例えば、「削除」コントロール412を選択することによって、「友人」グループを可視性から除去することができ、このグループのコントロール406は、可視性変更ポップアップ402から消えることが可能である。
【0069】
いくつかの実装形態では、コントロール406および408のいずれかをクリックすることによって、ユーザは、そのグループ内のユーザの名前を見ることができる。例えば、ユーザが「友人」のコントロール412を選択する場合、ユーザインターフェース200は、ユーザの友人のサークル内の人々をリストするポップアップを表示することができる。
【0070】
いくつかの実装形態では、可視性変更ポップアップ402は、ユーザアカウント324、および、ユーザが異なるユーザログインに切り替えるために選択することができる「変更」コントロール328を表示することができる。ユーザは、例えば、家族および友人の異なるサークル、例えば、自分の他のユーザログイン(例えば、UserX@ABCDmail.com)に関連付けられた家族および友人にコンテンツをプロモートするために、異なるユーザログインに切り替えてもよい。
【0071】
「閉じる」コントロール416を使用して、可視性変更ポップアップ402を終了し、現在の設定および入力を保存することができる。いくつかの実装形態では、「キャンセル」コントロールが存在可能であり、ユーザがいかなる変更も保存せずに可視性変更ポップアップ402を終了し、本質的に可視性変更ポップアップ402の値をそれらの元の設定(例えば、ユーザがポップアップを表示する前のもの)に復元可能にすることができる。
【0072】
図5は、選択可能な可視性グループを表示するための、一例のグループ選択リスト502を示す。例えば、上記で説明したように、ユーザが「他の人々を追加」コントロール410を可視性変更ポップアップ402上で選択する場合、ユーザインターフェース200は、グループ選択リスト502を表示することができる。
【0073】
グループ選択リスト502は、グループエントリ504を含むことが可能であり、その各々は、グループの名前を識別することができ、括孤内でそのグループの人数をさらに含みうる。例えば、グループエントリ504は、7人のメンバーを有する家族グループ504a、105人のメンバーを有する友人グループ504b、および、25人のメンバーを有する同僚グループ504cを含みうる。いくつかの実装形態では、グループエントリ504は、2つ以上の他のグループの上位集合または和集合であるエントリを含みうる。例えば、マイサークルグループ504dは、家族グループ、友人グループおよび同僚グループ504a〜cの和集合を表すことができる。結果として、マイサークルグループ504dの全メンバーの合計(例えば、137)は、上位集合グループが含むグループ全メンバーの和(例えば、7+105+25)になりうる。誰でもグループ504eは、ユーザがオンラインであらゆる人にコンテンツをプロモートすることができるグループに適用可能であり、誰でもグループ504eの括孤付きの全メンバーは、「ウェブ上の人々」でありうる。いくつかの実装形態では、括孤付きの全メンバー数を選択することによって、ユーザインターフェース200は、グループ内の個々のメンバーのリストを表示することができる。例えば、ユーザは、グループ内の人々の名前を、プロモートされたコンテンツを誰が使用可能になるかのリマインダとして見てもよい。
【0074】
いくつかの実装形態では、ユーザが新しいグループをグループエントリ504から選択するたびに、「友人」コントロール406および「家族」コントロール408について示されるものなど、そのグループのために選択可能なコントロールが、可視性変更ポップアップ402内に現れることが可能である。いくつかの実装形態では、可視性変更ポップアップ402内のコントロールの更新は、「終了」コントロール506を選択することによってなど、ユーザがグループ選択リスト502を終了した後まで、起こらなくてもよい。
【0075】
図6は、プロモートされたコンテンツについてコメントするための、一例のコメント追加ボックス602を示す。例えば、ユーザは、コメント追加ボックス602を使用して、プロモートされるべきコンテンツ(例えば、アクティビティストリームコンテンツ202)に関連付けられたコメントを入力することができる。ユーザインターフェース200は、例えば、ユーザが「コメントを追加」コントロール234を選択する場合、コメント追加ボックス602を表示することができる。いくつかの実装形態では、ユーザがコメント追加ボックス602でタイプ入力を始めるとすぐに、いずれかのプロンプトメッセージ(例えば、「コメントを追加...」を、ユーザがタイプ入力するメッセージ603で即時に差し替えることができる。
【0076】
「コメント」コントロール604を選択することによって、ユーザは、自分がコメント追加ボックス602にタイプ入力したメッセージ603を保存することができ、保存されたメッセージ603は、例えば、詳細ポップアップ220内に表示されうる。しかし、ユーザがコメントを残さないことを決定する場合、ユーザは、「キャンセル」コントロール606を選択することができる。コメント追加ボックス602を使用して入力されたコメントは、もし、コンテンツが広告の代わりに供給されるとき、プロモートされたアクティビティストリームコンテンツへの注釈として現れることが可能である。
【0077】
図7Aは、広告ブロック704内で非広告コンテンツ項目702を有する、一例のウェブページ700を示す。一例として、ウェブページ700は、サードパーティウェブサイト上で、非広告コンテンツ項目702のソースから独立していることが可能である。非広告コンテンツ項目702は、例えば、上記で
図3を参照して説明したように、ユーザがソーシャルネットワーキングウェブサイト上でプロモートした、アクティビティストリームコンテンツ202および/または302a〜302cを含みうる。広告ブロック704はまた、そのコンテンツについてコメントするために、または、メッセージをそのコンテンツに添付するためにユーザが生成した、メッセージ603をも含みうる。メッセージ603は、非広告コンテンツ項目702への注釈としての機能を果たすことができる。分割線708は、非広告コンテンツ項目702をメッセージ603または他のいかなる注釈からも分離することができる。非広告コンテンツ項目702を備える、プロモートされたアクティビティストリームコンテンツは、そうでない場合は広告ブロック704内で供給されるようになる広告の代わりに供給される。広告管理システム110は、様々な基準に基づいて、非広告コンテンツ項目702など、非広告コンテンツを定期的に供給することができる。例えば、基準には、供給されうる1つまたは複数の広告について生成されるランク付け、および、項目(例えば、非広告コンテンツ項目702)のランク付けが含まれうる。例えば、広告管理システム110は、ランク付けを生成および使用することができる。
【0078】
いくつかの実装形態では、メッセージ603を含む注釈はまた、「再発行」コントロール709をも含みうる。「再発行」コントロール709を選択することによって、例えば、ユーザ(例えば、非広告コンテンツ項目702の受信者)は、非広告コンテンツ項目を、ソーシャルネットワーキングウェブサイトまたは他の宛先などへ再発行することができる。
【0079】
いくつかの実装形態では、非広告コンテンツ項目702など、非広告コンテンツは、ウェブページ上の任意の場所に現れることが可能である。例えば、非広告コンテンツ項目702など、非広告コンテンツは、メインコンテンツエリア706内の任意の場所の広告(例えば、埋め込み広告710)内に現れることが可能である。
【0080】
いくつかの実装形態では、ユーザが、非広告コンテンツ項目で差し替えられていなかった場合に現れたであろう広告にアクセスすることができる、コントロールが存在することが可能である。例えば、好奇心の強いユーザは、そのようなコントロールを使用して、非広告コンテンツ項目で差し替えられた広告を見ることができる。
【0081】
いくつかの実装形態では、広告管理システム110は、例えば、非広告コンテンツ項目が広告の代わりに提供されるとき、発行者に補償することができる。例えば、広告管理システム110は、非広告コンテンツ項目のプロバイダに、発行のための名目上の料金を請求してもよく、その料金の全部または一部は、発行者に与えられうる。いくつかの実装形態では、広告管理システム110は、非広告コンテンツが広告の代わりに供給されるとき、プロバイダに料金を請求しなくてもよい。
【0082】
図7Bは、広告ブロック704内で広告712を有する、一例のウェブページ700を示す。一例として、広告管理システム110は、ほとんどの時間に、そうでない場合は広告の代わりに供給されるようになる非広告コンテンツ(例えば、非広告コンテンツ項目702)よりも、広告712などの広告を選択することができる。
【0083】
例えば、発行者によってウェブページ上で発行されるべき広告についての、要求が受信されうる。要求に応答する1つまたは複数の非広告コンテンツ項目が、決定されうる。非広告コンテンツ項目には、上記で
図2から
図3を参照して説明したような、ユーザがプロモートしているアクティビティストリームコンテンツが含まれうる。1つまたは複数の非広告コンテンツ項目が、要求に応答すると決定される適格広告と同様に、ランク付けされうる。最高にランク付けされた広告、および、最高にランク付けされた非広告コンテンツ項目のランク付けは、1つまたは複数の基準に基づいて評価されうる。評価に基づいて(例えば、適格広告のうち1つが最高にランク付けされる場合)、適格広告のうち1つ(例えば、広告712)が、要求に応答して提供されうる。そうでない場合(例えば、評価される非広告コンテンツ項目のうち1つが最高にランク付けされる場合)、非広告コンテンツ項目のうち1つ(例えば、非広告コンテンツ項目702)が、要求に応答して提供されうる。
【0084】
他の要因が、適格広告および非広告コンテンツの評価において使用されうる。いくつかの実装形態では、評価基準には、コンテンツ項目または広告の、要求との関連性に関係する基準が含まれうる。例えば、キーワードを使用して適格広告を選択できることと同様に、非広告コンテンツ内の語(例えば、メッセージ209および309a〜309c内のテキストに基づく)を使用して、コンテンツ項目の、広告要求との関連を決定することができる。
【0085】
他の関連性の要因には、例えば、いくつか例を挙げれば、ユーザと発行者109の間の関係、コンテンツがプロモートされた回数、コンテンツをプロモートしたユーザのアイデンティティ、以前のユーザの振る舞い、ユーザプロファイルから推論された情報などの推論された情報、および、プロモートされたコンテンツが広告ブロック内に現れ、その位置から共有(または、再発行)された回数が含まれうる。
【0086】
いくつかの実装形態では、評価基準には、どのくらいの頻度で広告が要求に応答して供給されるかに関係する基準が含まれうる。例えば、広告管理システム110は、(例えば、広告主および/または発行者によって指示されるような)ポリシーを使用して、最小閾値割合の時間に、要求のための広告を供給することができる。一例として、非広告コンテンツは、多くても2%の時間で供給されてもよく、広告は、少なくとも98%の時間で供給されてもよい。これらの割合の例は、広告要求、広告のタイプ、時刻、広告主、発行者、または他の多数の要因によって変わる可能性がある。
【0087】
いくつかの実装形態では、評価基準には、ユーザの位置、要求の現在日時、広告の発行者、および/または、最高にランク付けされた非広告コンテンツが含まれうる。例えば、広告管理システム110は、ユーザが自宅にいるときに非広告コンテンツを供給する可能性がより高くなり、ユーザが自宅から離れているときに広告を供給する可能性がより高くなる、ポリシーを使用することができる。広告管理システム110はまた、夕方の時間に、または、ある他のスケジュールによって、より高い(または、より低い)割合の非広告コンテンツ項目を供給する、ポリシーを使用することもできる。さらに、広告管理システム110は、(例えば、広告主および/または発行者によって指示されるように)一部の発行者について、他者よりも高い割合の非広告コンテンツ項目を供給することができる。
【0088】
いくつかの実装形態では、評価基準には、関連性が非広告コンテンツ項目についてどのくらい高いか、および、関連性が、最高にランク付けされた広告のものでどのくらい低いかに関係する、基準が含まれうる。例えば、広告管理システム110は、特定の広告要求について、(例えば、キーワードに基づいて)適格広告が比較的低い関連性を有すると決定することがある。同時に、広告管理システム110は、1つまたは複数の非広告コンテンツ項目が比較的より高い関連性を有すると決定することがある。この場合、広告管理システム110は、広告の代わりに非広告コンテンツ項目のうち1つを供給することができる。
【0089】
図8は、アクティビティストリームコンテンツをプロモートするための一例の処理800のフローチャートである。例えば、処理800は、コントロール204を使用して、アクティビティストリームコンテンツ202をプロモートするために使用されうる。処理800は、例えば、広告管理システム110およびソーシャルネットワーキングシステム120によって行われうる。
【0090】
ユーザに関連付けられたアクティビティストリームに含まれる項目をプロモートするための指示が、ユーザから受信される(802)。アクティビティストリームが、ソーシャルアプリケーションによってソーシャルコンテキストにおいて提示される。一例として、ユーザは、インターネット上でソーシャルネットワーキングウェブサイトを使用して、上記で
図2を参照して説明したユーザインターフェース200を使用するなどして、家族および友人と対話中でありうる。ユーザは、アクティビティストリーム208内の投稿206など、アクティビティストリーム内のエントリを見ていることがある。メッセージ209を読むと、ユーザは、「プロモート」コントロール204を選択することによって、コンテンツをプロモートすることを決定することがある。別の例では、
図3を参照すると、ユーザは、メッセージ209および応答メッセージ309a〜309cによって表された会話をプロモートすることに関心を有することがある。この例では、ユーザは、コントロール304dを選択して、投稿206によって表されたソーシャル会話全体をプロモートすることができる。
【0091】
いくつかの実装形態では、受信される非広告コンテンツ項目は、メタデータを含みうる。例えば、メタデータは、コンテンツをプロモートした人、および、コンテンツの所期の受信者である他の人々を識別することができる。これらの人々には、例えば、詳細ポップアップ220を使用して識別される、例えば、ユーザの家族および/または友人が含まれうる。いくつかの実装形態では、メタデータは、そこからコンテンツがプロモートされたソーシャルネットワーキングウェブサイト、ブログエントリ、ウェブページまたはニュース項目の、URL、および名前、タイトルまたは他の識別子など、非広告コンテンツのソースを識別することができる。いくつかの実装形態では、非広告コンテンツ項目および関連付けられたメタデータは、例えば、非広告コンテンツ項目データストア115に格納されうる。
【0092】
広告を求める要求が、受信される(804)。例えば、ユーザ(一般に、常にそうではないが、コンテンツをプロモートしたユーザとは異なる)は、ウェブブラウザをユーザデバイス106上で実行中でありうる。リソース105がブラウザ内で表示されることになるとき、広告管理システム110は、リソース105内の広告スロット内で提供されるべき広告を求める要求を受信することができる。
【0093】
項目が、要求に応答すると決定される(806)。例えば、決定された項目は、何らかの方法で広告要求に関係付けられる非広告コンテンツ項目でありうる。いくつかの実装形態では、この関係は、非広告コンテンツ項目内の1つまたは複数の語に一致する、広告に関係するキーワード、ユーザの関心との推論された関連性、および/または、ユーザが非広告コンテンツを受信するための候補であるかどうかに基づくことが可能である。例えば、広告要求が海辺に関係する場合、項目内のどこか(例えば、「私たちは今日、海辺に行った」というメッセージ209内)で「海辺」という語を含む1つまたは複数の非広告コンテンツ項目が識別されうる。
【0094】
項目が要求に応答するかどうかを判定する際の別の要因は、そこから広告要求が受信されるユーザの識別に基づくことが可能である。例えば、ある項目が、ユーザYに供給されるべき広告を求める要求に応答するために、コンテンツをプロモートした人(例えば、アクティビティストリームコンテンツをプロモートするユーザX)は、コンテンツをユーザYにとって可視(または、使用可能)にしておかなければならなかった。ユーザYに家族または友人がいないか、例えば、または、その家族または友人のコンテンツのプロモートが、ユーザYに供給された広告において使用するために使用可能な非広告コンテンツ項目がない結果となる場合、このステップ806は、要求に応答するものとして決定される項目がない結果となりうる。この例では、ある項目がユーザYのための広告要求に応答するかどうかの判定で、非広告コンテンツ項目データストア115に格納されているメタデータ、例えば、その項目の可視性を有する人々に関係付けられるメタデータを使用することができる。
【0095】
いくつかの実装形態では、要求に応答する項目の決定は、広告管理システム110によって行われうる。いくつかの実装形態では、この決定は、非広告コンテンツプロバイダ111によって、例えば、広告管理システム110によって要求されるときに行われうる。
【0096】
1つまたは複数の広告が、要求に応答すると決定される(808)。例えば、上記で
図1を参照して説明したように、広告管理システム110は、広告要求に応答する適格広告を識別することができる。
【0097】
項目および1つまたは複数の広告が、ランク付けされる(810)。例えば、広告管理システム110は、項目および適格広告を関連性基準に基づいてランク付けすることができ、この基準には、例えば、項目に含まれたテキストと、適格広告に関連付けられたキーワードとを、広告要求に関連付けられたキーワードにマッチさせることが含まれる。
【0098】
ランク付けに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の広告ではなく、要求に応答して、項目が提供される(812)。例えば、
図7Aを参照すると、非広告コンテンツ項目702が、広告ブロック704内で表示するために提供されうる。この例では、非広告コンテンツ項目702が、少なくともステップ810で決定されたランク付けのために、広告712の代わりに提供されうる。
【0099】
図9は、本明細書で説明したシステムおよび方法を実装するために使用されうる、クライアントとして、または、1つのサーバもしくは複数のサーバとしての、コンピューティングデバイス900、950のブロック図である。コンピューティングデバイス900は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および、他の適切なコンピュータなど、様々な形態のデジタルコンピュータを表すように意図される。コンピューティングデバイス950は、携帯情報端末、携帯電話、スマートフォン、および、他の類似のコンピューティングデバイスなど、様々な形態のモバイルデバイスを表すように意図される。ここで示すコンポーネント、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、例示的でしかないものであり、本明細書で説明し、かつ/または特許請求の範囲に記載された本発明の実装形態を限定するためのものではない。
【0100】
コンピューティングデバイス900は、プロセッサ902と、メモリ904と、記憶装置906と、メモリ904および高速拡張ポート910に接続する高速インターフェース908と、低速バス914および記憶装置906に接続する低速インターフェース912とを含む。コンポーネント902、904、906、908、910および912の各々は、様々なバスを使用して相互接続され、共通のマザーボード上に、または、適宜、他の方法で搭載されうる。プロセッサ902は、高速インターフェース908に結合されたディスプレイ916など、外部入出力デバイス上のGUIのためのグラフィカル情報を表示するための、メモリ904内または記憶装置906上に格納された命令を含む、コンピューティングデバイス900内の実行のための命令を処理することができる。他の実装形態では、複数のプロセッサおよび/または複数のバスが、適宜、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリと共に使用されてもよい。また、複数のコンピューティングデバイス900が接続されてもよく、各デバイスは、(例えば、サーババンク、ブレードサーバのグループ、または、マルチプロセッサシステムとして)必要な動作の一部分を提供する。
【0101】
メモリ904は、コンピューティングデバイス900内で情報を格納する。一実装形態では、メモリ904は、コンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ904は、1つまたは複数の揮発性メモリユニットである。別の実装形態では、メモリ904は、1つまたは複数の不揮発性メモリユニットである。
【0102】
記憶装置906は、コンピューティングデバイス900のための大容量記憶装置を提供することが可能である。一実装形態では、記憶装置906は、コンピュータ可読媒体である。様々な異なる実装形態では、記憶装置906は、フロッピー(登録商標)ディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイスもしくはテープデバイス、フラッシュメモリもしくは他の同様のソリッドステートメモリデバイス、または、ストレージエリアネットワークもしくは他の構成におけるデバイスを含むデバイスのアレイであってもよい。一実装形態では、コンピュータプログラム製品は、情報キャリア内で有形に具体化される。コンピュータプログラム製品は、実行されるとき、上記で説明したものなど、1つまたは複数の方法を行う命令を含む。情報キャリアは、メモリ904、記憶装置906、またはプロセッサ902上のメモリなど、コンピュータ可読媒体またはマシン可読媒体である。
【0103】
高速コントローラ908は、コンピューティングデバイス900のための帯域幅集約的な動作を管理するが、低速コントローラ912は、より低い帯域幅集約的な動作を管理する。タスクのそのような割り振りは、例示的でしかない。一実装形態では、高速コントローラ908は、メモリ904、ディスプレイ916(例えば、グラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを通して)、および、高速拡張ポート910に結合され、高速拡張ポート910は、様々な拡張カード(図示せず)を受け入れることができる。この実装形態では、低速コントローラ912は、記憶装置906および低速拡張ポート914に結合される。低速拡張ポートには、様々な通信ポート(例えば、USB、ブルートゥース、イーサネット(登録商標)、無線イーサネット(登録商標))が含まれてもよく、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナなど、1つもしくは複数の入出力デバイスに、または、例えば、ネットワークアダプタを通して、スイッチまたはルータなどのネットワーキングデバイスに結合されてもよい。
【0104】
コンピューティングデバイス900は、図に示すように、いくつかの異なる形態で実装されうる。例えば、コンピューティングデバイス900は、標準的なサーバ920として、または、そのようなサーバのグループ内で複数回、実装されうる。コンピューティングデバイス900はまた、ラックサーバシステム924の一部としても実装されうる。加えて、コンピューティングデバイス900は、ラップトップコンピュータ922など、パーソナルコンピュータ内で実装されうる。別法として、コンピューティングデバイス900からのコンポーネントは、デバイス950など、モバイルデバイス(図示せず)内の他のコンポーネントと組み合わせられてもよい。そのようなデバイスの各々は、コンピューティングデバイス900、950のうち1つまたは複数を含んでもよく、システム全体が、互いに通信する複数のコンピューティングデバイス900、950から構成されてもよい。
【0105】
コンピューティングデバイス950は、他のコンポーネントの中でも、プロセッサ952と、メモリ964と、ディスプレイ954などの入出力デバイスと、通信インターフェース966と、トランシーバ968とを含む。デバイス950はまた、追加の記憶装置を提供するために、マイクロドライブまたは他のデバイスなど、記憶装置を備えてもよい。コンポーネント950、952、964、954、966および968の各々は、様々なバスを使用して相互接続され、これらのコンポーネントのうちいくつかは、共通のマザーボード上に、または、適宜、他の方法で搭載されうる。
【0106】
プロセッサ952は、メモリ964に格納された命令を含む、コンピューティングデバイス950内で実行するための命令を処理することができる。プロセッサはまた、別々のアナログプロセッサおよびデジタルプロセッサをも含んでもよい。プロセッサは、例えば、ユーザインターフェース、デバイス950によって実行されたアプリケーション、および、デバイス950による無線通信の制御など、デバイス950の他のコンポーネントの協調を提供してもよい。
【0107】
プロセッサ952は、制御インターフェース958と、ディスプレイ954に結合された表示インターフェース956とを通して、ユーザと通信してもよい。ディスプレイ954は、例えば、TFT LCDディスプレイもしくはOLEDディスプレイ、または他の適切な表示技術であってもよい。表示インターフェース956は、ディスプレイ954を駆動して、グラフィカルおよび他の情報をユーザに提示するための、適切な回路を備えてもよい。制御インターフェース958は、コマンドをユーザから受信し、それらのコマンドを、プロセッサ952へサブミットするために変換してもよい。加えて、外部インターフェース962は、デバイス950と他のデバイスとの近距離通信(near area communication)を可能にするために、プロセッサ952と通信するように設けられうる。外部インターフェース962は、例えば、(例えば、ドッキング手順を介して)有線通信を提供してもよく、または、(例えば、ブルートゥース、もしくは他のそのような技術を介して)無線通信を提供してもよい。
【0108】
メモリ964は、コンピューティングデバイス950内で情報を格納する。一実装形態では、メモリ964は、コンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ964は、1つまたは複数の揮発性メモリユニットである。別の実装形態では、メモリ964は、1つまたは複数の不揮発性メモリユニットである。拡張メモリ974もまた設けられ、例えば、SIMMカードインターフェースを含みうる拡張インターフェース972を通して、デバイス950に接続されてもよい。そのような拡張メモリ974は、デバイス950のために追加の記憶空間を提供することができ、または、デバイス950のためのアプリケーションもしくは他の情報を格納することもできる。詳細には、拡張メモリ974は、上記で説明した処理を実行または補足するための命令を含むことが可能であり、安全な情報をも含みうる。したがって、例えば、拡張メモリ974は、デバイス950のためのセキュリティモジュールとして設けられてもよく、デバイス950の安全な使用を可能にする命令によりプログラムされうる。加えて、セキュアアプリケーションは、SIMMカード上にハッキング不可能な方法で識別情報を配置するなど、追加の情報と共に、SIMMカードを介して提供されうる。
【0109】
メモリには、例えば、以下で説明するような、フラッシュメモリおよび/またはMRAMメモリが含まれうる。一実装形態では、コンピュータプログラム製品は、情報キャリア内で有形に具体化される。コンピュータプログラム製品は、実行されるとき、上記で説明したものなど、1つまたは複数の方法を行う命令を含む。情報キャリアは、メモリ964、拡張メモリ974、またはプロセッサ952上のメモリなど、コンピュータ可読媒体またはマシン可読媒体である。
【0110】
デバイス950は、必要に応じて、デジタル信号処理回路を含みうる通信インターフェース966を通して、無線で通信してもよい。通信インターフェース966は、中でも、GSM(登録商標)音声呼出し、SMSメッセージング、EMSメッセージング、もしくはMMSメッセージング、CDMA、TDMA、PDC、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、またはGPRSなど、様々なモードもしくはプロトコルの下で通信を提供してもよい。そのような通信は、例えば、無線周波数トランシーバ968を通して発生することが可能である。加えて、ブルートゥース、WiFi、または、他のそのようなトランシーバ(図示せず)を使用してなど、短距離通信が発生することが可能である。加えて、GPS受信機モジュール970は、デバイス950上で実行しているアプリケーションによって適宜使用されうる追加の無線データを、デバイス950に提供してもよい。
【0111】
デバイス950は、音声コーデック960を使用して、可聴式に通信してもよく、音声コーデック960は、ユーザから音声による情報を受信して、それを使用可能なデジタル情報に変換することができる。音声コーデック960は、同様に、例えば、デバイス950のハンドセット内で、スピーカーを通してなど、ユーザに対して可聴音を生成することができる。そのような音声には、音声電話呼からの音声が含まれることがあり、録音された音声(例えば、音声メッセージ、音楽ファイルなど)が含まれることがあり、また、デバイス950上で動作しているアプリケーションによって生成された音声もが含まれうる。
【0112】
コンピューティングデバイス950は、図に示すように、いくつかの異なる形態で実装されうる。例えば、コンピューティングデバイス950は、携帯電話980として実装されうる。コンピューティングデバイス950はまた、スマートフォン982、携帯情報端末、または、他の同様のモバイルデバイスの一部としても実装されうる。
【0113】
ここで説明したシステムおよび技法の様々な実装形態は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/または、それらの組み合わせで実現されうる。これらの様々な実装形態には、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行可能および/または解釈可能である、1つまたは複数のコンピュータプログラムにおける実装形態が含まれうるものであり、プログラマブルプロセッサは、専用であっても汎用であってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力デバイス、および、少なくとも1つの出力デバイスから、データおよび命令を受信し、それらへデータおよび命令を送信するために結合されうる。
【0114】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーションまたはコードとしても知られる)は、プログラマブルプロセッサのためのマシン命令を含み、高水準の手続き型言語および/もしくはオブジェクト指向プログラミング言語で、かつ/または、アセンブリ言語/マシン語で実装可能である。本明細書で使用される場合、「マシン可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」という用語は、マシン命令をマシン可読信号として受信するマシン可読媒体を含む、マシン命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される、任意のコンピュータプログラム製品、装置および/またはデバイス(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD))を指す。「マシン可読信号」という用語は、マシン命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される、任意の信号を指す。
【0115】
ユーザとの対話を提供するために、ここで説明したシステムおよび技法は、情報をユーザに表示するための表示デバイス(例えば、CRT(陰極線管)モニタまたはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、それによりユーザがコンピュータに入力を提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス(例えば、マウスまたはトラックボール)とを有する、コンピュータ上で実装可能である。他の種類のデバイスも、ユーザとの対話を提供するために同様に使用可能であり、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の知覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、または触覚入力を含む、任意の形態で受信されうる。
【0116】
ここで説明したシステムおよび技法は、バックエンドコンポーネントを(例えば、データサーバとして)含むか、または、ミドルウェアコンポーネント(例えば、アプリケーションサーバ)を含むか、または、フロントエンドコンポーネント(例えば、それを通してユーザがここで説明されたシステムおよび技法の実装形態と対話することができる、グラフィカルユーザインターフェースもしくはウェブブラウザを有する、クライアントコンピュータ)、もしくは、そのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネントもしくはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含む、コンピューティングシステム内で実装可能である。このシステムのこれらのコンポーネントは、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互接続されうる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、およびインターネットが含まれる。
【0117】
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含みうる。クライアントおよびサーバは一般に、互いから遠隔であり、典型的には、通信ネットワークを通して対話する。クライアントおよびサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行しており、かつ、互いとクライアントサーバ関係を有する、コンピュータプログラムによって生じる。
【0118】
本明細書は、多数の特定の実装形態の詳細を含むが、これらは、いかなる発明または特許請求の範囲に記載されうるものの範囲の限定として解釈されるべきでもなく、むしろ、特定の発明の特定の実装形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。本明細書で別々の実装形態との関連で説明されるある特徴はまた、単一の実装形態において組み合わせても実装されうる。逆に、単一の実装形態との関連で説明される様々な特徴はまた、複数の実装形態において別々に、または、任意の適切なサブコンビネーションにおいても実装されうる。また、特徴は、ある組み合わせで作用するとして上記で説明されることがあり、最初にそれとして特許請求の範囲に記載されることさえあるが、特許請求の範囲に記載された組み合わせからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、その組み合わせから削除される可能性があり、特許請求の範囲に記載された組み合わせは、サブコンビネーション、または、サブコンビネーションの変形形態を対象とすることがある。
【0119】
同様に、動作は、図面において特定の順序で図示されるが、これは、そのような動作が、図示された特定の順序で、もしくは連続した順序で行われること、または、望ましい結果を達成するために、すべての図示された動作が行われることを必要とするものとして理解されるべきではない。ある状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利でありうる。また、上記で説明した実装形態における様々なシステムコンポーネントの分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、説明したプログラムコンポーネントおよびシステムは一般に、単一のソフトウェア製品に共に統合されうるか、または、複数のソフトウェア製品にパッケージ化されうることを理解されたい。
【0120】
このように、主題の特定の実装形態を説明した。他の実装形態は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。場合によっては、特許請求の範囲に記載のアクションは、異なる順序で行われ、なお、望ましい結果を達成することが可能である。加えて、添付の図面に図示した処理は、望ましい結果を達成するために、必ずしも図示の特定の順序、または連続した順序を必要とするとは限らない。ある実装形態では、マルチタスキングおよび並列処理が有利でありうる。