【文献】
堀井 塚高,絶対使えるOffice 2000講座 第1回,YOMIURI PC,日本,読売新聞社,2000年 1月 1日,第5巻
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に挙げる各実施形態はそれぞれ例示であり、本発明は以下の各実施形態の構成に限定されない。
【0016】
[第一実施形態]
以下、第一実施形態におけるサーバ装置及び操作支援方法について説明する。
【0017】
〔装置構成〕
図1は、第一実施形態におけるサーバ装置11及びクライアント装置12のハードウェア構成例を概念的に示す図である。
【0018】
サーバ装置11は、いわゆるコンピュータ(情報処理装置)である。サーバ装置11は、CPU(Central Processing Unit)1、メモリ2、通信ユニット3等を有する。これらハードウェア要素は、バス等の通信線により相互に接続される。メモリ2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク)等である。通信ユニット3は、クライアント装置12のような他のコンピュータとの通信網10などを介した通信(無線通信又は有線通信)や、他の機器との信号のやりとり等を行う。通信ユニット3には、可搬型記録媒体等も接続され得る。
【0019】
クライアント装置12は、PC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末のようないわゆるコンピュータ(情報処理装置)である。クライアント装置12は、CPU4、メモリ5、表示ユニット6、タッチセンサ7、通信ユニット8、入出力ユニット9等を有する。CPU4は、他の各ハードウェア要素とバス等の通信線により接続される。
【0020】
メモリ5は、メモリ2と同様である。表示ユニット6は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等のようなモニタを含み、表示処理を行う。タッチセンサ7は、外部からの接触を感知することによりユーザからの操作入力を受け付ける。タッチセンサ7は、非接触状態であっても外部からの近接状態を検知することができるセンサであってもよい。また、表示ユニット6及びタッチセンサ7は、タッチパネルユニットとして実現されてもよい。
【0021】
通信ユニット8は、通信ユニット3と同様である。入出力ユニット9は、マウスやキーボード等の入力装置等の外部機器や、メモリカード等のような可搬型記録媒体等と接続される。クライアント装置12は、タッチセンサ7を有さず、この入出力ユニット9により接続される入力装置によりユーザからの操作入力を受け付けてもよい。
【0022】
図1では、各ハードウェア要素は1つずつ示されているが、各ハードウェア要素の数は任意である。サーバ装置11及びクライアント装置12は、
図1に図示されていない他のハードウェア要素を有していてもよい。サーバ装置11及びクライアント装置12のハードウェア構成は、
図1に示される構成に制限されない。
【0023】
サーバ装置11は、クライアント装置12の要求に応じて、画面データを通信ユニット3を介してクライアント装置12に送信する。クライアント装置12は、その画面データをサーバ装置11から通信ユニット8を介して受信し、その画面データに基づいて、表示画面を表示ユニット6のモニタに表示する。画面データは、例えば、WEBページ(HTML(HyperText Markup Language)データ)である。但し、画面データは、クライアント装置12に画面を表示させ得るデータであればよく、その具体的内容は制限されない。
【0024】
〔動作例/操作支援方法〕
以下、第一実施形態における操作支援方法について
図2及び
図3を用いて説明する。サーバ装置11(CPU1)は、メモリ2に格納されるプログラムを実行することにより、
図2及び
図3に示される第一実施形態における操作支援方法を実行する。当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット3を介してインストールされ、メモリ2に格納されてもよい。
【0025】
図2は、第一実施形態におけるサーバ装置11の、機能の実行状況の管理に関する動作例を示すフローチャートである。
【0026】
サーバ装置11は、クライアント装置12により検出された、クライアント装置12のモニタに表示される画面に対するユーザ操作の操作情報を取得する(S20)。サーバ装置11は、その操作情報をクライアント装置12から取得する。その操作情報が1つの操作を示す場合、サーバ装置11は、クライアント装置12におけるユーザ操作の検出の度に、その操作情報を取得してもよい。また、サーバ装置11は、クライアント装置12で蓄積された複数の操作情報を取得してもよい。その操作情報が複数の操作を示す場合、サーバ装置11は、任意のタイミングでその操作情報をクライアント装置12から取得する。
【0027】
操作情報は、例えば、操作の対象となった表示画面を特定する情報、その表示画面で操作されたGUI要素を特定する情報、操作内容情報等を含む。表示画面を特定する情報は、表示画面がWEBページである場合には、例えば、URL(Uniform Resource Locator)である。GUI要素を特定する情報は、例えば、オブジェクトID又はオブジェクト名である。操作情報で特定されるGUI要素は、表示画面内での操作可能な画面部品であればよく、例えば、ボタン、タブ、ドロップダウンリスト、コンボボックス、ハイパーリンク等である。操作内容情報は、操作の内容を示し、例えば、タップ操作(押下操作、クリック操作)、ダブルタップ操作(ダブルクリック操作)、ドラッグ操作、フリック操作、ロングタップ操作等を示す。
【0028】
但し、サーバ装置11が操作の対象となった表示画面を特定することができるのであれば、操作情報には、表示画面を特定する情報はなくてもよい。また、操作情報には、GUI要素を特定する情報と共に又はそれに替え、表示画面内の操作位置を示す情報が含まれていてもよい。例えば、マウスの移動のように、GUI要素が操作対象とならないユーザ操作については、GUI要素を特定する情報は操作情報に含まれなくてもよい。また、操作情報に含まれる操作の位置情報に基づいて、サーバ装置11が操作対象となったGUI要素を特定することもできる。また、操作情報が示すユーザ操作の種類は、タッチパネルに対する接触又は非接触操作、マウス及びキーボードを用いた操作、声やジェスチャによる操作等のように様々であり、制限されない。
【0029】
サーバ装置11は、(S20)で取得された操作情報に基づいて、実行された機能を特定する(S21)。例えば、サーバ装置11は、
図4に示されるような、ユーザ操作の内容と機能との対応関係を保持しており、この対応関係と(S20)で取得された操作情報とに基づいて、実行された機能を特定する。
【0030】
図4は、ユーザ操作の内容と機能との対応関係を示すテーブルである。このような対応関係は、表示画面が持つ各機能が、どのようなユーザ操作で実行されるのかをそれぞれ示している。具体的には、画面ID「101」で特定される表示画面が有する機能ID「1」で特定される機能が、ボタンB1を押下する操作で実行されることが示される。また、画面ID「101」で特定される表示画面が有する機能ID「4」で特定される機能が、ボタンB4の押下、テキスト入力および保存ボタンB41の押下の複数のユーザ操作により実行されることが示される。
【0031】
複数のユーザ操作により実行される機能については、複数の操作情報を参照しなければ、その機能が実行されたか否かを判定できない場合があり得る。そこで、サーバ装置11は、複数の操作情報を蓄積し、蓄積された操作情報で示されるユーザ操作の流れにより、実行された機能を特定するようにしてもよい。
【0032】
サーバ装置11は、特定された機能が存在する場合(S22;YES)、後述する情報格納部24における、その特定された機能に関する実行状況を更新する(S23)。情報格納部24は、複数の機能の各々について実行状況をそれぞれ格納する。例えば、サーバ装置11は、その特定された機能に関する実行状況を「実行有り(実行された)」を示す状態に設定する。また、サーバ装置11は、実行状況として情報格納部24に格納される実行回数に、1を加算することもできる。
【0033】
図5は、サーバ装置11の情報格納部24の例を示す図である。
図5で例示される情報格納部24は、各機能について、実行状況としての実行有無情報及び順序情報をそれぞれ格納する。また、情報格納部24では、表示画面を特定する画面IDと機能を特定する機能IDとが対応付けられており、表示画面毎に各機能が管理されている。
図5では、説明の便宜のための、機能情報を示す列が示されるが、情報格納部24にはこの列はなくてもよい。また、
図5の例では、順序情報と実行状況とが1つのテーブルに格納されているが、両者は別々のテーブルに格納されていてもよい。順序情報の詳細については後述する。
【0034】
サーバ装置11は、特定された機能が存在しない場合(S22;NO)、処理を終える。サーバ装置11は、新たな操作情報が取得される度に、又は、新たな操作情報が或る程度蓄積される度に、
図2に示される動作を繰り返す。これにより、サーバ装置11は、クライアント装置12で出力される表示画面毎に、機能の実行状況を管理することができる。
【0035】
図3は、第一実施形態におけるサーバ装置11の、機能の推薦に関する動作例を示すフローチャートである。
【0036】
サーバ装置11は、各機能の順序情報及び上記情報格納部24に格納される各機能の実行状況に基づいて、或る表示画面が持つ複数の機能の中の一つの機能を選択する(S30)。言い換えれば、サーバ装置11は、(S30)において、ユーザに推薦すべき機能を選択する。選択候補の機能を持つ表示画面は、クライアント装置12にそのとき表示されている画面であってもよいし、クライアント装置12上での表示状況に依存さず任意に選ばれてもよい。
【0037】
各機能には、
図5で例示したように、ユーザの実行に関する順番を示す順序情報が予め設定されている。例えば、当該順序情報は、IT機器に慣れていない人にとっての利用ハードルの高さ又はユーザ操作の難易度に基づいて、設定される。具体的には、静止画や動画や文字等の閲覧機能は、比較的利用し易いため、その順序には小さい値(早い順序)が設定され、コメント入力や検索等のような比較的操作の難しい機能の順序には、大きい値(遅い順序)が設定される。他の例として、当該順序情報は、設計者がユーザに利用して欲しい順番に基づいて、設定されてもよい。この場合、当該順序情報で示される順序は、優先度と呼ぶこともできる。このように、本実施形態では、各機能に設定される順序はどのように決められてもよい。
【0038】
例えば、サーバ装置11は、既に実行されている機能に付された順序の最大値を特定し、或る表示画面が有する未だ実行されていない機能の中で、その特定された最大値又はその最大値よりも大きい値の順序が付された機能を選択する。
図5の例によれば、サーバ装置11は、順序の最大値「2」を特定し、未だ実行されていない機能(機能ID「2」、「4」及び「5」)の中で、順序「3」が付された機能(機能ID「4」又は「5」)を選択する。これにより、今まで実行された機能と同程度の操作難易度又はその機能よりも高い操作難易度の機能を推薦することができ、ユーザのIT機器に対する習熟度を向上させることができる。ここで、サーバ装置11は、未だ実行されていない機能の中で、その特定された最大値よりも大きくかつその最大値に最も近い値の順番が付された機能(機能ID「4」)を選択することが望ましい。これにより、徐々に操作難易度を上げて、機能を推薦することができる。若しくは、設計者の意図に沿った順番で機能を推薦することができる。
【0039】
また、サーバ装置11は、情報格納部24に実行状況として実行回数が格納されている場合には、その実行回数が第一の所定閾値以上の機能を既に実行されている機能と認識し、その実行回数が第二の所定閾値以下の機能を未だ実行されていない機能と認識してもよい。この場合には、サーバ装置11は、その実行回数が第一の所定閾値以上の機能に付された順序の最大値を特定し、或る表示画面が有する、その実行回数が第二の所定閾値以下の機能の中で、その特定された最大値又はその最大値よりも大きい値の順序が付された機能を選択する。このように、サーバ装置11は、各機能の順序情報と各機能の実行回数との組み合わせを判断基準として、機能を選択することもできる。
【0040】
続いて、サーバ装置11は、(S30)で選択された機能の推薦表示をクライアント装置12のモニタに出力する。具体的には、サーバ装置11は、(S30)で選択された機能をユーザに推薦する表示を行うためのデータをクライアント装置12に送信し、そのデータに基づいて、クライアント装置12にその表示を出力させる。サーバ装置11は、推薦表示のためだけのデータを送信してもよいし、表示画面の画面データに推薦表示のためのコードを挿入し、その編集された画面データを送信してもよい。推薦表示の出力手法は制限されない。
【0041】
また、機能の推薦表示の内容も制限されない。例えば、選択された機能を実行するためのユーザ操作の説明とその機能の説明とを含むテキスト表示が推薦表示として出力される。この場合、情報格納部24は、各機能について、推薦表示で用いるテキストデータをそれぞれ格納してもよい。これにより、サーバ装置11は、効率よく推薦表示のデータを生成することができる。また、他の例として、選択された機能を実行するためのGUI要素が強調表示される。具体的には、そのGUI要素の周囲を囲む図形又はそのGUI要素を指す矢印図形が推薦表示として出力される。また、上記テキスト表示とGUI要素の強調表示との両方が出力されてもよい。
【0042】
図6は、機能の推薦表示の第一例を示す図である。
図6の例では、「スライドショー」機能の推薦表示の例が示されている。表示画面DP、ユーザ操作の説明「赤枠をタップする」とその機能の説明「スライドショーがはじまるよ」とを示すテキストを含む吹き出しBP、「スライドショー開始」のためのボタンを囲む枠SPが表示されている。この推薦表示を見たユーザは、その推薦された「スライドショー」機能を実行することができる。
【0043】
図7は、機能の推薦表示の第二例を示す図である。
図3に示される例では、サーバ装置11は、上記推薦表示と共に、その推薦表示の対象とされた機能の実行の契機となるユーザ操作を受け付ける画面部品表示をクライアント装置12のモニタに出力する。これにより、クライアント装置12においてその画面部品表示に対してユーザ操作が検出されると、推薦表示の対象とされた機能がクライアント装置12において実行される。
図7の例では、
図6で示される枠SPが表示されておらず、吹き出しBP内のテキストにユーザ操作の説明が含まれていない。その代わりに、「スライドショー」機能の実行の要否をユーザが指定するための画面部品IB1及びIB2が表示されている。但し、画面部品IB1及びIB2と共に、枠SPやユーザ操作の説明が表示されてもよい。画面部品IB1が操作された場合、特に何も実行されず、画面部品IB2が操作された場合、クライアント装置12においてスライドショーが開始される。
【0044】
サーバ装置11は、クライアント装置12により検出された、クライアント装置12のモニタに表示される画面部品IB2に対するユーザ操作の操作情報を取得する(S32;YES)。サーバ装置11は、この操作情報を取得できなかった場合(S32;NO)、選択された機能が実行されなかったと判定し、処理を終える。
【0045】
一方で、サーバ装置11は、その操作情報を取得した場合には(S32;YES)、推薦表示の対象とされた機能がクライアント装置12において実行されたと判定し、情報格納部24における、その実行された機能に関する実行状況を更新する(S33)。(S33)は、
図2に示される(S23)と同様の処理である。サーバ装置11は、推薦表示の対象とされた機能を特定する情報と、その機能の推薦表示の出力後のその機能の実行状況とを関連付けて格納するようにしてもよい。例えば、
図5に例示されるテーブルに、推薦されたか否かを示す列が追加されてもよい。
【0046】
サーバ装置11は、推薦表示の出力後のその推薦表示の対象とされた機能の実行状況に基づいて、推薦表示の出力の要否又は推薦表示の出力の頻度を決定することができる。即ち、サーバ装置11は、推薦表示の出力後のその推薦表示の対象とされた機能の実行状況に基づいて、
図3に示される動作を実行するか否か、又は、その動作の実行頻度を決定してもよい。例えば、推薦表示が出力されたもののその機能が実行されていない場合には、ユーザにとって、推薦表示が有効に機能していない、或いは、ユーザは、推薦表示を望んでいない可能性がある。そこで、例えば、推薦表示の出力後に対象機能が実行された割合が所定割合より低くなった場合に、サーバ装置11は、
図3に示される動作を実行しないか、又は、その動作の実行頻度を下げる。
【0047】
また、表示画面が表示される度に毎回推薦表示が出力されたのでは、ユーザが煩わしく感じる可能性がある。そこで、サーバ装置11は、推薦表示が出力される頻度を制御するようにしてもよい。例えば、サーバ装置11は、表示画面の出力又は要求の回数をカウントし、このカウントされた回数に基づいて、
図3に示される動作の要否を決定する。具体的には、サーバ装置11は、クライアント装置12で表示画面が出力される回数が4回に対して1回の割合で、
図3に示される動作を実行する。このようにすれば、推薦表示の出力頻度を下げることができ、ユーザが煩わしく感じるのを防ぐことができる。
【0048】
図8は、推薦表示の第三例を示す図である。
図8の例に示されるように、サーバ装置11は、処理中を示す待ち表示が出力された際に、当該推薦表示を出力するようにしてもよい。この場合、待ち表示は、推薦される機能を有する表示画面以外の画面に関連する処理の実行中に出力されるため、サーバ装置11は、推薦される機能を有する表示画面も合わせて出力する。
図8の例では、
図6に示される表示画面DP及び推薦表示(枠SP及び吹き出しBP)が出力されており、処理中を示す待ち表示が符号WPで示されている。このようにすれば、ユーザが処理を待っている間に、推薦表示が出力されるため、ユーザは時間を有効に使うことができ、ユーザが推薦表示を煩わしく感じるのを防ぐことができる。
【0049】
図3に示される動作例では、サーバ装置11は、推薦表示の出力後に取得された操作情報に基づいて、推薦表示の対象とされた機能の実行状況を把握した(S32及びS33)。サーバ装置11は、推薦表示の対象とされた機能の実行の契機となるユーザ操作を受け付ける画面部品表示を出力しなくてもよい。この場合には、サーバ装置11は、各機能について推薦表示の対象とされたか否かを示す情報をそれぞれ保持し、その情報と情報格納部24に格納される各機能の実行状況とから、推薦表示の出力後のその推薦表示の対象とされた機能の実行状況を判定すればよい。即ち、この場合には、(S32)及び(S33)は不要となる。
【0050】
〔処理構成〕
図9は、第一実施形態におけるサーバ装置11の処理構成例を概念的に示す図である。サーバ装置11は、取得部21、特定部22、更新部23、情報格納部24、選択部25、出力処理部26、推薦制御部27等を有する。これら各処理部は、CPU1によりメモリ2に格納される上記プログラムが実行されることにより実現される。サーバ装置11は、
図9に示される各処理部により、
図2及び
図3に示される操作支援方法を実行することができる。
【0051】
取得部21は、(S20)及び(S32)を実行する。特定部22は、(S21)を実行する。更新部23は、(S22)、(S23)及び(S33)を実行する。選択部25は、(S30)を実行する。出力処理部26は、(S31)を実行する。
【0052】
情報格納部24は、上述のとおり、複数の機能の各々について実行状況をそれぞれ格納する。情報格納部24は、
図5で例示される。情報格納部24が、各機能の順序情報を格納しない場合には、選択部25が各機能の順序情報を保持すればよい。また、情報格納部24は、各機能について推薦表示の対象とされたか否かを示す情報をそれぞれ格納することもできる。また、サーバ装置11以外の装置が情報格納部24を有していてもよい。この場合には、サーバ装置11は、通信により、情報格納部24にアクセスすればよい。
【0053】
推薦制御部27は、
図3に示される動作を実行するか否か、又は、その動作の実行頻度を決定する。例えば、推薦制御部27は、推薦表示の出力後のその推薦表示の対象とされた機能の実行状況に基づいて、推薦表示の出力の要否又は推薦表示の出力の頻度を決定する。また、推薦制御部27は、表示画面の出力又は要求の回数をカウントし、そのカウントされた回数に基づいて、推薦表示の出力の要否を決定することもできる。更に、推薦制御部27は、処理中を示す待ち表示が出力された際に、推薦表示が出力されるように制御することもできる。このような推薦制御部27の具体的処理内容についても上述したとおりである。
【0054】
〔第一実施形態における作用及び効果〕
上述したように第一実施形態では、クライアント装置12で検出されたユーザ操作の操作情報に基づいて、そのユーザ操作で実行された機能が特定され、各機能の実行状況が情報格納部24に格納される。そして、各機能に関して予め付与されている順序及び情報格納部24に格納される各機能の実行状況に基づいて、表示画面が有する複数の機能の中から一つの機能が選択され、その選択された機能の推薦表示がクライアント装置12のモニタに出力される。この推薦表示により、クライアント装置12のユーザに対して、推薦された機能の利用を促すことができる。
【0055】
各機能に付与される順序は、IT機器に慣れていない人にとっての利用ハードルの高さ又はユーザ操作の難易度に基づいて、設定され得る。この場合、各機能に関する順序と実行状況とから、そのユーザのIT機器への習熟度を類推することができる。即ち、実行されている機能に付された順序の値で、そのユーザの習熟度のレベルが予測できる。そこで、第一実施形態では、既に実行されている機能に付された順序の最大値が特定され、或る表示画面が有する未だ実行されていない機能の中で、その特定された最大値又はその最大値よりも大きい値の順序が付された機能が推薦対象として選択される。これにより、今まで実行された機能と同程度の操作難易度又はその機能よりも高い操作難易度の機能を推薦することができ、ユーザのIT機器に対する習熟度を向上させることができる。
【0056】
今まで実行された機能よりも低い操作難易度の機能は、仮に実行されていないとしても、それは、ユーザの習熟度が原因ではなく、ユーザの嗜好とのずれが原因の可能性がある。そのような機能を推薦すれば、推薦表示に対するユーザの期待度が低下し、その推薦表示自体がユーザに好まれなくなってしまう。ところが上述のように、今まで実行された機能と同程度又はより高い操作難易度の機能を推薦することで、ユーザは、推薦された機能を実行することで、自身の習熟度の向上を感じることができるため、ユーザの推薦表示に対する期待度を高めることができる。
【0057】
一方で、推薦する機能の操作難易度を極端に上げ過ぎると、IT機器に慣れていない人は、IT機器(クライアント装置12)の利用から離れてしまう可能性がある。同程度の操作難易度の機能だけを推薦したのでは、習熟度は向上しない。そこで、第一実施形態では、未だ実行されていない機能の中で、既に実行された機能の順序の最大値よりも大きくかつその最大値に最も近い値の順番が付された機能が選択されてもよい。
【0058】
また、各機能に付与される順序は、設計者がユーザに利用して欲しい順番に基づいて、設定されてもよい。この場合、そのような設計者の意図に沿って、各機能を順番にユーザに推薦し、実行させることができる。設計者の意図に沿った順番で各機能が実行されれば、ユーザにより享受されるサービス効果を最大化することができる。これにより、推薦表示に対するユーザの期待度が増し、ユーザが推薦された機能を素直に実行してくれるようになる。結果、ユーザのIT機器の利用の習熟度を向上させることができる。
【0059】
推薦表示により推薦された機能がその表示出力の後、実行されていない場合には、ユーザは、推薦表示を望んでいない可能性がある。そこで、第一実施形態では、推薦表示の出力後のその推薦表示の対象とされた機能の実行状況に基づいて、推薦表示の出力の要否又は推薦表示の出力の頻度が決定される。これにより、ユーザが推薦表示を望んでいない場合には、推薦表示の頻度を下げることができる。また、第一実施形態では、表示画面の出力又は要求の回数に基づいて、推薦表示の出力の要否が決定される。また、第一実施形態では、処理中を示す待ち表示が出力された際に、推薦表示が出力されるようにすることもできる。これにより、推薦表示の頻度を下げることができ、推薦表示の出力によりユーザが煩わしく感じるのを防ぐことができる。
【0060】
[第二実施形態]
以下、第二実施形態におけるサーバ装置11及び操作支援方法について説明する。第二実施形態は、各機能の実行時刻を更に加味して、推薦すべき機能を選択する。以下、第二実施形態について、第一実施形態と異なる内容を中心に説明し、第一実施形態と同様の内容については適宜省略する。
【0061】
〔動作例/操作支援方法〕
以下、第二実施形態における操作支援方法について
図10及び
図3を用いて説明する。
【0062】
図10は、第二実施形態におけるサーバ装置11の、機能の実行状況の管理に関する動作例を示すフローチャートである。サーバ装置11(CPU1)は、メモリ2に格納されるプログラムを実行することにより、
図10に示される第二実施形態における操作支援方法も実行する。
【0063】
第二実施形態における操作支援方法は、
図2に示される工程に加えて、(S101)を更に含む。
図10では、
図2に示される工程と同じ内容の工程については、
図2と同じ符号が付されている。但し、第二実施形態では、(S20)で取得される操作情報には、クライアント装置12で検出されたユーザ操作の時刻情報が含まれる。
【0064】
サーバ装置11は、(S21)で特定された機能に関し情報格納部24に格納される実行状況を更新すると共に(S23)、(S20)で取得された操作情報に含まれる時刻情報に基づいて、その特定された機能の実行時刻を情報格納部24に格納する(S101)。サーバ装置11は、ユーザ操作の時刻をそのまま特定された機能の実行時刻として利用することができる。複数のユーザ操作につき1つの実行された機能が特定された場合には、サーバ装置11は、それらユーザ操作の時刻の中のいずれか1つの時刻(例えば、最も遅い時刻)、又は、それら時刻の平均等を当該機能の実行時刻とすることもできる。また、操作情報に含まれる時刻情報の単位と情報格納部24に格納される実行時刻情報の単位とにずれがある場合、サーバ装置11は、単位合わせを行った上で、実行時刻を情報格納部24に格納してもよい。例えば、操作情報に含まれる時刻情報が日付情報を含まず時刻のみを示す場合、サーバ装置11は、その操作情報を取得した日付を操作情報で示される時刻に付加したものを実行時刻として情報格納部24に格納する。本実施形態では、操作情報に含まれる時刻情報の単位及び情報格納部24に格納される実行時刻情報の単位を制限しない。
【0065】
図11は、第二実施形態におけるサーバ装置11の情報格納部24の例を示す図である。第二実施形態における情報格納部24は、各機能について、実行有無情報、順序情報及び実行時刻情報をそれぞれ格納する。
図11の例では、実行時刻情報として、日付及び時刻が設定される。但し、実行時刻情報が示す時刻の単位は、日付のみ(時刻不要)であってもよいし、曜日のみ(日付及び時刻不要)であってもよいし、時刻のみ(日付不要)であってもよい。
【0066】
第二実施形態における操作支援方法の機能の推薦に関する工程について、
図3を用いて説明する。第二実施形態におけるサーバ装置11は、機能の推薦に関して、
図3に示されるように動作する。
【0067】
第二実施形態では、サーバ装置11は、各機能の順序情報及び情報格納部24に格納される各機能の実行状況に加えて、情報格納部24に格納される実行時刻を更に加味して、推薦すべき機能を選択する(S30)。基本的には、サーバ装置11は、推薦する必要性が低いため、既に実行された機能を推薦候補から外す。但し、サーバ装置11は、情報格納部24に格納される実行時刻からの経過時間に基づいて、既に実行されている機能も選択候補に加える。例えば、サーバ装置11は、その実行時刻からの経過時間が所定時間を超えている機能については、既に実行されている機能であっても、選択候補に加える。
【0068】
〔処理構成〕
第二実施形態におけるサーバ装置11の処理構成は
図9に示されるとおりである。
更新部23が、(S101)を更に実行する。また、選択部25は、上述のように、各機能の順序情報及び情報格納部24に格納される各機能の実行状況に加えて、情報格納部24に格納される実行時刻を更に加味して、推薦すべき機能を選択する。具体的には、選択部25は、情報格納部24に格納される実行時刻からの経過時間に基づいて、既に実行されている機能も選択候補に加える。情報格納部24は、
図11に例示されるとおり、各機能について実行時刻情報をそれぞれ更に格納する。
【0069】
〔第二実施形態における作用及び効果〕
第二実施形態では、取得されたユーザ操作の時刻情報に基づいて、各機能について、実行状況及び実行時刻が情報格納部24に格納される。そして、情報格納部24に格納される実行時刻からの経過時間に基づいて、既に実行されている機能も選択候補に加え、推薦すべき機能が選択される。これにより、未だ実行されていない機能だけでなく、前回実行されてから長い期間経過した機能も推薦することができる。このような機能は、ユーザがその機能を実行するための操作を忘れてしまっているか若しくはユーザがその機能の存在自体を忘れてしまった可能性のある機能である。よって、このような機能を推薦することで、ユーザにその機能の操作又は存在を思い出させることができる。
【0070】
[第一及び第二実施形態の変形例]
上述の各実施形態では、表示画面毎に、その表示画面が有する各機能の実行状況が管理された。ところが、複数の表示画面が同種の機能を有する場合がある。例えば、異なる表示画面が持つ「いいね」機能は、表示画面毎に対象が異なるものの、それら表示画面を跨って同種の機能と捉えることができる。ここで、ユーザが或る表示画面で或る機能を実行した場合に、そのユーザは、操作能力的には、その機能と同種の、他の表示画面が持つ機能も実行することができるはずである。そこで、
図2に示される(S23)、
図3に示される(S33)及び
図10で示される(S23)では、特定された又は実行された機能と、複数の表示画面を跨いで、同種の機能に関して、情報格納部24に格納される実行状況が更新されてもよい。例えば、画面ID「241」の表示画面が持つ「いいね」機能が実行された場合に、
図5に示される画面ID「101」が持つ機能ID「3」の実行状況が実行有に設定されてもよい。この場合、情報格納部24は、表示画面毎に区別しないで、各機能の実行状況を格納するようにしてもよい。具体的には、情報格納部24は、各機能を特定する情報として、同種の機能を特定する情報を格納する。
【0071】
この変形例によれば、複数の表示画面を跨いで同種の機能の実行状況が管理でき、未だ実行されていない他種の機能を推薦することができる。結果、ユーザの習熟度の向上に役立つ機能の利用を促すことになり、ユーザのIT機器に対する習熟度をより確実に向上させることができる。
【0072】
[第三実施形態]
以下、第三実施形態における情報処理装置及び操作支援方法について説明する。
第三実施形態における情報処理装置は、
図1に示されるサーバ装置11として実現されてもよいし、ユーザ側のコンピュータとして実現されてもよい。第三実施形態における情報処理装置は、
図1に示されるサーバ装置11又はクライアント装置12と同様のハードウェア構成を有する。
【0073】
情報処理装置がユーザ側のコンピュータとして実現される場合には、情報処理装置は、サーバ装置11から取得されるデータに基づいて、表示画面及び推薦表示を表示ユニット6のモニタに出力する。他の例として、情報処理装置は、自身のメモリ5に格納されるデータ(プログラム)に基づいて、表示画面及び推薦表示を表示ユニット6のモニタに出力することもできる。
【0074】
以下、第三実施形態における操作支援方法について
図2及び
図12を用いて説明する。情報処理装置(CPU1又は4)は、メモリ2又は5に格納されるプログラムを実行することにより、
図2及び
図12に示される第三実施形態における操作支援方法を実行する。当該プログラムは、例えば、CD、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット3又は8を介してインストールされ、メモリ2又は5に格納されてもよい。情報処理装置がユーザ側のコンピュータとして実現される場合には、上記プログラムは、WEBブラウザのような他のアプリケーションにアドオンされるプログラムであってもよいし、WEBブラウザや専用アプリケーション自体のプログラムであってもよい。
【0075】
図12は、第三実施形態における情報処理装置の、機能の推薦に関する動作例を示すフローチャートである。第三実施形態における情報処理装置の、機能の実行状況の管理に関する動作については、
図2に示されるとおりである。
【0076】
第三実施形態における操作支援方法は、ユーザ操作の操作情報を取得し(S20)、(S20)で取得された操作情報に基づいて、実行された機能を特定し(S21)、後述の情報格納部104における(S21)で特定された機能に関する実行状況を更新する(S23)ことを含む。第三実施形態における情報処理装置がユーザ側のコンピュータとして実現される場合、情報処理装置は、ユーザ操作を検出することで、その検出されたユーザ操作の操作情報を取得することができる。
【0077】
情報格納部104は、複数の機能の各々について実行状況をそれぞれ格納する。情報格納部104には、実行状況として、実行の有無、実行回数、最近の実行時刻等の少なくとも一つが格納される。情報格納部104に格納される機能の単位は、表示画面毎に区別された単位であってもよいし、表示画面を跨いで同種の機能の単位であってもよい。
【0078】
第三実施形態における操作支援方法は、各機能の順序情報及び情報格納部104に格納される各機能の実行状況に基づいて、その表示画面が有する複数の機能の中の一つの機能を選択し(S120)、(S120)で選択された機能の推薦表示を出力する(S121)ことを更に含む。各機能の順序は、表示画面毎に付番されていてもよいし、複数の表示画面を跨いで付番されていてもよい。機能の選択手法は上述のとおりであり、推薦表示の内容や手法についても上述のとおりである。このように、第三実施形態では、
図3に示される(S32)及び(S33)は実行されても実行されなくてもよい。
【0079】
図13は、第三実施形態における情報処理装置の処理構成例を概念的に示す図である。
図13に示されるように、情報処理装置100は、取得部101、特定部102、更新部103、情報格納部104、選択部105及び出力処理部106を有する。これら各処理部は、CPU1又は4が、メモリ2又は5に格納される上記プログラムを実行することによりそれぞれ実現される。但し、情報処理装置100は、情報格納部104を有していなくてもよい。この場合、情報処理装置100は、他の装置が有する情報格納部104に通信を介してアクセスする。
【0080】
取得部101は(S20)を実行する。特定部102は(S21)を実行する。更新部103は(S23)を実行する。選択部105は(S120)を実行する。出力処理部106は(S121)を実行する。
【0081】
また、第三実施形態は、上述の操作支援方法をコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録した当該コンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。
【0082】
第三実施形態によれば、上述の各実施形態及び変形例と同様の作用効果を得ることができる。
【0083】
上述の各実施形態及び各変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
【0084】
上述の内容の一部又は全部は、以下のようにも特定され得る。但し、上述の内容が以下の記載に限定されるものではない。
【0085】
1. 検出されたユーザ操作の操作情報を取得し、
前記取得された操作情報に基づいて、実行された機能を特定し、
複数の機能の各々について実行状況をそれぞれ格納する情報格納部における、前記特定された機能に関する実行状況を更新し、
各機能の順序情報及び前記情報格納部に格納される各機能の実行状況に基づいて、表示画面が有する複数の機能の中の一つの機能を選択し、
前記選択された機能の推薦表示を出力する、
ことを含む操作支援方法。
2. 前記機能の選択は、既に実行されている機能に付された順序の最大値を特定し、前記表示画面が有する未だ実行されていない機能の中で、その特定された最大値又はその最大値よりも大きい値の順序が付された機能を選択する、
1.に記載の操作支援方法。
3. 前記取得される操作情報は、前記検出されたユーザ操作の時刻情報を含み、
前記実行状況の更新は、前記特定された機能に関する実行状況を更新すると共に、前記取得された操作情報に含まれる時刻情報に基づいて、その機能の実行時刻を前記情報格納部に格納し、
前記機能の選択は、前記情報格納部にそれぞれ格納される実行時刻からの経過時間に基づいて、既に実行されている機能も選択候補に加える、
1.又は2.に記載の操作支援方法。
4. 前記実行状況の更新は、前記特定された機能と、複数の表示画面を跨いで、同種の機能に関して、前記情報格納部に格納される実行状況を更新する、
1.から3.のいずれか1つに記載の操作支援方法。
5. 推薦表示の出力後のその推薦表示の対象とされた機能の実行状況に基づいて、推薦表示の出力の要否又は推薦表示の出力の頻度を決定する、
ことを更に含む1.から4.のいずれか1つに記載の操作支援方法。
6. 前記推薦表示の出力は、前記推薦表示と共に、その推薦表示の対象とされた機能の実行の契機となるユーザ操作を受け付ける画面部品表示を出力し、
前記操作情報の取得は、検出された前記画面部品表示に対するユーザ操作の操作情報を取得する、
1.から5.のいずれか1つに記載の操作支援方法。
7. 前記操作支援方法は、
表示画面の出力又は要求の回数をカウントする、
ことを更に含み、
前記推薦表示の出力は、前記カウントされた回数に基づいて、前記推薦表示の出力の要否を決定する、
1.から6.のいずれか1つに記載の操作支援方法。
8. 前記推薦表示の出力は、処理中を示す待ち表示が出力された際に、前記推薦表示を出力する、
1.から7.のいずれか1つに記載の操作支援方法。
9. 検出されたユーザ操作の操作情報を取得する取得手段と、
前記取得された操作情報に基づいて、実行された機能を特定する特定手段と、
複数の機能の各々について実行状況をそれぞれ格納する情報格納部における、前記特定された機能に関する実行状況を更新する更新手段と、
表示画面が有する各機能の順序情報及び前記情報格納部に格納される各機能の実行状況に基づいて、その表示画面が有する複数の機能の中の一つの機能を選択する選択手段と、
前記選択された機能の推薦表示を出力する出力処理手段と、
を備える情報処理装置。
10. 前記選択手段は、既に実行されている機能に付された順序の最大値を特定し、前記表示画面が有する未だ実行されていない機能の中で、その特定された最大値又はその最大値よりも大きい値の順序が付された機能を選択する、
9.に記載の情報処理装置。
11. 前記取得手段により取得される操作情報は、前記検出されたユーザ操作の時刻情報を含み、
前記更新手段は、前記特定された機能に関する実行状況を更新すると共に、前記取得された操作情報に含まれる時刻情報に基づいて、その機能の実行時刻を前記情報格納部に格納し、
前記選択手段は、前記情報格納部にそれぞれ格納される実行時刻からの経過時間に基づいて、既に実行されている機能も選択候補に加える、
9.又は10.に記載の情報処理装置。
12. 前記更新手段は、前記特定された機能と、複数の表示画面を跨いで、同種の機能に関して、前記情報格納部に格納される実行状況を更新する、
9.から11.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
13. 推薦表示の出力後のその推薦表示の対象とされた機能の実行状況に基づいて、推薦表示の出力の要否又は推薦表示の出力の頻度を決定する推薦制御手段、
を更に備える9.から12.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
14. 前記出力処理手段は、前記推薦表示と共に、その推薦表示の対象とされた機能の実行の契機となるユーザ操作を受け付ける画面部品表示を出力し、
前記取得手段は、検出された前記画面部品表示に対するユーザ操作の操作情報を取得する、
9.から13.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
15. 表示画面の出力又は要求の回数をカウントし、前記カウントされた回数に基づいて、前記推薦表示の出力の要否を決定する推薦制御手段、
を更に備える9.から14.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
16. 処理中を示す待ち表示が出力された際に、前記推薦表示が出力されるように制御する推薦制御手段、
を更に備える9.から15.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
17. 1.から8.のいずれか1つに記載の操作支援方法をコンピュータに実行させるプログラム又はそのプログラムがコンピュータに読み取り可能に記録される記録媒体。
【0086】
この出願は、2014年10月10日に出願された日本出願特願2014−209015号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。