技術分野
フルオレン骨格を有する新規なポリエステル樹脂およびその樹脂組成物
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
従って、本発明の目的は、フルオレン骨格を有する新規なポリエステル樹脂およびこのポリエステル樹脂で形成された成形体を提供することにある。
本発明の他の目的は、低複屈折又は負の複屈折を有するポリエステル樹脂およびこのポリエステル樹脂で形成された成形体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、屈折率、耐熱性などの特性を損なうことなく、低複屈折又は負の複屈折にできるポリエステル樹脂およびこのポリエステル樹脂で形成された成形体を提供することにある。
本発明の別の目的は、樹脂に対する親和性に優れるポリエステル樹脂およびこのポリエステル樹脂で形成された成形体を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、ジオール成分として、特許文献2で必須としているフルオレン骨格を有するジオールではなく、非フルオレン系芳香族ジオールを用いても、重合(縮合)が進行してポリエステル樹脂が得られること、そして、得られたポリエステル樹脂は、複屈折を上昇させやすいものと考えられている芳香族ジオールを重合成分とするにもかかわらず、意外にも、低複屈折性や負の複屈折性を・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明では、フルオレン骨格を有する新規なポリエステル樹脂を提供できる。このようなポリエステル樹脂は、フルオレン骨格を有するジカルボン酸成分と非フルオレン系芳香族ジオールとを重合成分とするポリエステル樹脂であり、通常、低複屈折又は負の複屈折を有するポリエステル樹脂である。そして、このようなポリエステル樹脂は、フルオレン骨格を有するジオールを用いないにもかかわらず、屈折率や耐熱性などの特性を損なうことなく、低複屈折又は負の複屈折を実現できる。しかも、本発明のポリエステル樹脂には、逆波長分散性[波長が大きくなるほど位相差(又は複屈折)が大きくなる特性]を有しているものも含まれる。そのため、本発明のポリエステル樹脂は、位相差フィルム用の樹脂などとしても好適である。
また、本発明のポリエステル樹脂は、のような優れた特性を有し、そのまま樹脂成形体を構成するための樹脂として使用することもできるし、他の樹脂に適用しても、樹脂特性(屈折率、耐熱性、機械的特性、耐湿性など)を損なうことがないため、適用する樹脂の種類やポリエステルにおいて組み合わせる他のジカルボン酸成分やジオール成分の種類やその割合を調整することで、むしろこのような特性を向上又は改善することもできる。しかも、前記のように低複屈折又は負の複屈折であり、他の樹脂に対する複屈折調整機能(例えば、複屈折を負の方向に低減する機能)を発現することもできる。また、他の樹脂に、逆波長分散性を付与(又は発現)することもできる。
しかも、本発明のポリエステル樹脂は、他の樹脂に対する親和性(相溶性など)に優れている。そのため、効率よく樹脂に対する複屈折調整機能などを発現できる。そのため、幅広い樹脂に適用可能であり、ブリードアウトなども高いレベルで抑制できる。そして、本発明のポリエステル樹脂は、少量でも、また、高割合で添加しても、前記のように樹脂特性を損なうことがなく、むしろ、樹脂特性を向上できる場合もあるため、用途に応じて多種多様な態様で適用でき、極めて有用性が高い。このような本発明のポリエステル樹脂を含む樹脂(又は本発明のポリエステル樹脂により改質された樹脂)は、のように、優れた特性を有し、光学フィルム、光学レンズなどの光学用成形体などに好適に利用可能である。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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