(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記開放装置が前記第2の状態の場合に、前記係合部は前記係止機構に設けられた被係合孔に挿入されることによって前記係止機構を解錠することを特徴とする請求項1に記載の開放装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。なお、以下で説明する図面で、同機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略することもある。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る開放装置100が利用可能な遊技機10の斜視図である。
図1においては、視認性のために遊技機10の一部の部材のみを示している。遊技機10はパチスロ機であり、筐体11と、開閉体としての前面扉12とを備える。筐体11の左端部にはヒンジが設けられており、前面扉12はヒンジを軸として前後方向に回動する。これにより、前面扉12は、筐体11の前面を開放して筐体11内部へのユーザによる接触を可能にする開位置と、筐体11の前面を覆って筐体11内部へのユーザによる接触を制限する閉位置とのいずれかに移動可能である。筐体11の内部にはリールを有する回胴装置13が設けられ、回胴装置13は前面扉12上の窓14を介して外部から視認可能である。筐体11の内部には、突起状の2つの被係止部15が設けられる。
【0013】
前面扉12の裏面(筐体11側の面)には、係止機構20が設けられる。係止機構20は、前面扉12の裏面に固定されたブラケット21と、ブラケット21に対して摺動可能な摺動部材22とを備える。ブラケット21は長尺形状を有し、その長手方向が前面扉12の裏面に沿って延在するように設けられる。摺動部材22はブラケット21の長手方向に沿って摺動可能である。摺動部材22には被係合孔24が設けられており、被係合孔24を形成する摺動部材22の壁面に対して力を与えることによって、摺動部材22を移動させることができる。
【0014】
ブラケット21は、鉤型形状を有する2つの係止部23を備える。2つの係止部23は、筐体11の2つの被係止部15にそれぞれ対応する位置に設けられる。係止部23は軸23aを介してブラケット21に回動可能に取り付けられている。これにより、係止部23は、被係止部15に噛み合う係止位置と、被係止部15に噛み合わない解除位置とのいずれかに移動可能である。係止部23および被係止部15の数は2に限られず、1以上の任意の数でよい。
【0015】
係止部23は摺動部材22のブラケット21の長手方向に沿った移動に連動するように設けられている。具体的には、摺動部材22が下方向(上記長手方向の一方)に移動すると、それに伴って係止部23は係止位置に移動する。一方、摺動部材22が上方向(上記長手方向の他方)に移動すると、それに伴って係止部23は解除位置に移動する。摺動部材22は不図示のばねによって下方向に付勢されているため、摺動部材22に対して外力を加えていない状態では係止部23は係止位置にある。これらの移動方向は一例であり、摺動部材22の移動によって係止部23が係止位置又は解除位置に移動可能であれば、任意の構成を用いてよい。
【0016】
ブラケット21にはシリンダ錠を挿入するためのシリンダ孔25が設けられる。前面扉12にも不図示のシリンダ孔が設けられ、ブラケット21を前面扉12の裏面に固定する際に、ブラケット21のシリンダ孔25は前面扉12の前面に連通するように配置される。
【0017】
前面扉12が閉じられると、係止位置にある係止部23が筐体11の被係止部15に噛み合うことによって、前面扉12は施錠される。この施錠は、シリンダ孔25にシリンダ錠が取り付けられているか否かを問わず発生する。
シリンダ孔25にシリンダ錠が取り付けられている場合には、シリンダ錠にキーを差し込んで回動させることによって、摺動部材22は上方向に移動される。その結果、係止部23は解除位置に移動され、前面扉12は解錠される。すなわち、シリンダ孔25にシリンダ錠が設けられていれば、該シリンダ錠におけるキー操作により、係止部23と被係止部15とによる施錠は解錠される。
一方、シリンダ孔25にシリンダ錠が取り付けられていない状態で前面扉12が閉じられると、上記解錠機能を有する部材が設けられていないままで施錠がなされてしまい、このままでは前面扉12の施錠を解いて開けることはできない。
【0018】
これに対して、本実施形態では、上述のようにシリンダ孔25にシリンダ錠が取り付けられていない状態で前面扉12が閉じられてしまった場合においては、遊技機10の外部からシリンダ孔25に開放装置100を挿入し、開放装置100を後述するように動作させることによって、摺動部材22を上方向に移動させることができる。その結果、係止部23は解除位置に移動され、前面扉12は解錠される。
【0019】
図2は、本実施形態に係る遊技機の開放装置100の斜視図である。開放装置100は、上面111と、下面112と、上面111および下面112を結ぶ所定方向に延在する軸と、該軸を取り囲みかつ前記所定方向に延在する側面113とを有する部材である円筒状の筒部110を備える。さらに、開放装置100は、上面111上に設けられた操作部としてのレバー140と、下面112上に設けられた係合部150とを備える。筒部110の内部は中空でもよく、所定の材料で満たされてもよい。レバー140および係合部150は、上面111および下面112の上ではなく、筒部110の上面111と下面112との間の任意の位置に設けられてもよい。レバー140の代わりに、ボタン等の任意の操作部を用いてもよい。
【0020】
筒部110のうち、少なくとも係合部150が設けられた領域は、遊技機10の外部から内部にシリンダ孔25を介して挿入できるように構成されている。より具体的には、筒部110の下面112から所定の長さの領域において、筒部110の長軸方向に対して垂直な断面の径は、シリンダ孔25の径よりも小さい。本実施形態において、筒部110の長軸方向に対して垂直な断面の径は、筒部110の全長の領域にわたって同一であり、シリンダ孔25の径よりも小さい。開放装置100は、円筒状ではなく角柱状でもよく、前面扉12の表面側からシリンダ孔25に挿入可能な任意の長尺状の形状でよい。
【0021】
別の形態として、筒部110の上面111近傍の一部の領域(すなわち、係合部150が設けられていない領域)において、筒部110の長軸方向に対して垂直な断面の径は、シリンダ孔25の径よりも大きい。このような構成によれば、開放装置100をシリンダ孔25に挿入する際に、開放装置100を誤って遊技機10の内部に落としてしまうことを防ぐことができる。
【0022】
さらに、開放装置100は、上面111および下面112を貫通するシャフト130を備える。シャフト130の中心軸は筒部110の長軸方向に平行であり、シャフト130は該中心軸に関して回動可能である。
【0023】
図3は、シャフト130をその中心軸を含む面で切断した断面図である。シャフト130の両端にはレバー140と係合部150とが固定されている。そのため、レバー140および係合部150はシャフト130を軸として回動する。ユーザがレバー140を回動させることによって、係合部150は回動し、開放装置100は係合部150が突出しない非突出状態と、係合部150が突出する突出状態とのいずれかをとる。すなわち、本実施形態では、施錠を解錠するように摺動部材22を移動させる部材である係合部150は非突出状態と突出状態とで切替え可能に構成されている。レバー140は、係合部150の状態を非突出状態と突出状態との間で切替えさせるための部材である。係合部150は、回動ではなく、側面113の法線方向に直動することによって突出状態に遷移してもよい。また、係合部150は回動と直動との両方を行ってもよい。また、係合部150を非突出状態又は突出状態に遷移させるために、シャフト130の代わりにモータ、アクチュエータ等の駆動部を用いてもよい。
【0024】
図4(a)、(b)は、それぞれ非突出状態の開放装置100の上面図、下面図である。
図4(a)、(b)に示すように、非突出状態においては、係合部150は下面112側から見て側面113よりも外側には突出していない。換言すると、本実施形態において非突出状態とは、係合部150が筒部110の側面113を筒部110の長軸方向に延長した面(以下、単に延長面という)から、筒部110の外側に突出していない状態をいう。
【0025】
図5(a)、(b)は、それぞれ突出状態の開放装置100の上面図、下面図である。
図5(a)、(b)に示すように、突出状態においては、係合部150は下面112側から見て側面113よりも外側には突出している。換言すると、本実施形態において突出状態とは、係合部150が筒部110の側面113の延長面から、筒部110の外側に突出している状態をいう。
【0026】
図6は、開放装置100の動作を示す図である。
図6(a)は、シリンダ錠がシリンダ孔25に取り付けられていない状態で、係止機構20のシリンダ孔25を含む領域を、前面扉12の裏面(筐体11側の面)から見た図である。摺動部材22の被係合孔24とブラケット21のシリンダ孔25とは近接している。
【0027】
図6(a)の状態において、非突出状態の開放装置100を前面扉12の表面(筐体11の反対側の面)からシリンダ孔25に挿入する。このとき、開放装置100のレバー140は前面扉12の表面側に位置し、係合部150は前面扉12の裏面側に位置する。
図6(b)は、非突出状態の開放装置100がシリンダ孔25に挿入された状態で、係止機構20のシリンダ孔25を含む領域を、前面扉12の裏面から見た図である。このように、非突出状態においては係合部150が開放装置100の側面113から突出していないため、係合部150が障害にならず、シリンダ孔25から開放装置100を挿入できる。
【0028】
図6(b)の状態において、前面扉12の表面側においてレバー140を回動させる。そうすると、前面扉12の裏面側において係合部150が回動され、開放装置100は突出状態となる。
図6(c)は、開放装置100を突出状態にした状態で、係止機構20のシリンダ孔25を含む領域を、前面扉12の裏面から見た図である。このように、係合部150が非突出状態にある開放装置100をシリンダ孔25に挿入した後に突出状態にすると、係合部150が摺動部材22の被係合孔24に挿入される。この状態で、レバー140をさらに回動させる又は開放装置100自体を回動させることによって、摺動部材22を上方向に移動させることができる。その結果、係止部23は解除位置に移動され、前面扉12は解錠される。
【0029】
以上に述べたように、本実施形態に係る開放装置100は、ユーザがレバー140(操作部)を操作することによって、係合部150が開放装置100の側面113から突出していない非突出状態と、係合部150が開放装置100の側面113から突出している突出状態との間で切り替え可能である。非突出状態の開放装置100は、遊技機10の外部からシリンダ孔25に挿入可能である。突出状態の開放装置100は、遊技機10の内部において係合部150により係止機構20を解除可能である。このような作用を実現できる範囲において、開放装置100には大きさ、形状、操作等について任意の変更を加えることができる。
【0030】
開放装置100は、非突出状態においては係合部150が開放装置100の側面113の延長面から突出していないため、前面扉12が閉じた状態においても、前面扉12の表面側からシリンダ孔25に挿入できる。そして、開放装置100をシリンダ孔25に挿入した状態でレバー140を操作することによって、前面扉12が閉じた状態においても、前面扉12の表面側から前面扉12を解錠できる。このような構成により、シリンダ孔25にシリンダ錠が取り付けられていない状態で誤って前面扉12が施錠されてしまった場合に、遊技機10を固定台(島)から取り外すことなく、開放装置100を用いて素早く前面扉12を解錠可能である。そのため、遊技機10を固定台から取り外すときに発生し得る傷を防ぐことができる。
【0031】
さらに、遊技機10は市場に大量に流通しているため、従来のシリンダ錠および係止機構の構造を変えないことが望ましい。開放装置100による解錠動作には従来のシリンダ孔25や係止機構(摺動部材22、係止部23など)を用いることができる。よって、従来の遊技機10の構成を変更することなく開放装置100を利用可能である。
【0032】
(第2の実施形態)
遊技機の前面扉の厚さは、遊技機の種類によって異なるため、それに伴ってシリンダ孔の深さが異なる。第1の実施形態に係る開放装置100は固定の長さを有しているため、所定の長さよりも厚い前面扉を有する遊技機には適用できない場合がある。それに対して、本実施形態に係る開放装置200は伸縮可能である。
【0033】
図7は、本実施形態に係る遊技機の開放装置200の斜視図である。
図7(a)は縮んだ状態の開放装置200を示し、
図7(b)は伸びた状態の開放装置200を示す。開放装置200において、筒部110は上面111側の上面側筒部160と下面112側の下面側筒部170とに分かれている。上面側筒部160は凸状の雄ねじ部161を備える。下面側筒部170は凹状の雌ねじ部171を備える。雄ねじ161は雌ねじ部171に螺合する。このような構成により、上面側筒部160と下面側筒部170とをそれらの中心軸に関して互いに回動させることによって、開放装置200は該中心軸に沿って伸縮する。上面側筒部160および下面側筒部170において、雄ねじ部161と雌ねじ部171とは逆に設けられてもよい。開放装置200がその中心軸に沿って伸縮可能であれば、その他の伸縮機構を用いてもよい。
【0034】
シャフト130の中心軸は筒部110の長軸方向に平行であり、シャフト130は該中心軸に関して回動可能である。第1の実施形態とは異なり、シャフト130は、筒部110の伸縮に合わせて伸縮可能である。
図8(a)は、シャフト130をその中心軸を含む面で切断した断面図である。
図8(b)は、シャフト130を
図8(a)のA−A線で切断した断面図である。
【0035】
シャフト130は、円筒状の外側シャフト131と、外側シャフト131の内壁に接する棒状の内側シャフト132とを備える。外側シャフト131は、その中心軸に沿って延在する凹部131aを有する。内側シャフト132は、その中心軸に沿って延在する凸部132aを有する。凸部132aは凹部131aに嵌合しているため、外側シャフト131をシャフト130の中心軸に関して回転させると、該回転とともに内側シャフト132は回転する。このような構成により、外側シャフト131と内側シャフト132とはシャフト130の中心軸方向に沿って互いに独立して摺動可能であるとともに、外側シャフト131と内側シャフト132とは該中心軸方向に関して同時に回転する。そのため、レバー140の回動と係合部150の回動とは連動する。外側シャフト131および内側シャフト132において、凹部131aと凸部132aとは逆に設けられてもよい。シャフト130がその中心軸に沿って伸縮可能であり、かつシャフト130の両端に設けられたレバー140および係合部150の回動が連動するものであれば、その他の伸縮機構を用いてもよい。
【0036】
本実施形態では、第1の実施形態と同様の作用を実現可能であるとともに、開放装置200は伸縮可能であるため、シリンダ孔の深さの如何を問わず、より多くの種類の遊技機に適用できる。
【0037】
(第3の実施形態)
第1の実施形態ではレバーを用いて係合部の操作を行うが、本実施形態ではボタンを用いて係合部の操作を行う。
図9は、本実施形態に係る遊技機の開放装置300の斜視図である。
図9(a)は非突出状態の開放装置300を示し、
図9(b)は突出状態の開放装置300を示す。
【0038】
開放装置300は、上面311、下面312および側面313からなる円筒状の筒部310と、上面311上に設けられた操作部としてのボタン340と、該ボタン340の操作により側面313から突出が可能な係合部350とを備える。ボタン340は、上面311上ではなく、側面313上に設けられてもよい。
【0039】
筒部310の下面312から所定の長さの領域において、筒部310の長軸方向に対して垂直な断面の径は、シリンダ孔25の径よりも小さい。開放装置300は、円筒状ではなく角柱状でもよく、前面扉12の表面側からシリンダ孔25に挿入可能な任意の形状でよい。
【0040】
筒部310の内部は中空であり、側面313の一部には切り欠き部314が設けられる。筒部310の内部空間は切り欠き部314を介して外部空間に連通している。
【0041】
ボタン340は、非押下状態において押下されると押下状態に保持され、押下状態において押下されると非押下状態に保持されるプッシュロックスイッチ(オルタネートスイッチともいう)である。ボタン340が非押下状態の場合に、
図9(a)のように開放装置300は非突出状態となり、係合部350は筒部310の内部に格納される。一方、ボタン340が押下状態の場合に、
図9(b)のように開放装置300は突出状態となり、係合部350は切り欠き部314を介して筒部310の外部に突出する。
【0042】
図10(a)は、非突出状態の開放装置300を
図9(a)のB−B線で切断した断面図である。
図10(b)は、突出状態の開放装置300を同様に切断した断面図である。筒部310の内部には第1シャフト330が設けられ、係合部350は第1シャフト330の側面に固定される。第1シャフト330の中心軸は、筒部310の長軸方向に平行である。係合部350の第1シャフト330を囲む部分には、らせん状の第1外歯部351が設けられる。
【0043】
さらに、筒部310の内部には第2シャフト380が設けられる。第2シャフト380の一端(紙面に対して手前側)にはボタン340が接続されており、ボタン340が押下されると第2シャフトはその中心軸に沿って移動する。第2シャフト380の中心軸は、筒部310の長軸方向に平行である。第2シャフト380の側面には、らせん状の第2外歯部381が設けられる。
【0044】
第1外歯部351と第2外歯部381とは、はすば歯車のように噛み合うように構成されており、第2外歯部381に加えられる動力は係合部350に伝えられる。それにより、ボタン340の押下によって、係合部350は筒部310の内部に格納され、又は筒部310の外部に突出する。
【0045】
図11(a)、(b)は、第1シャフト330および第2シャフト380の側面図である。第2シャフト380の一端にはボタン340が接続される。第2シャフト380は、ボタン340が押下方向又は非押下方向に移動する際に、第2シャフト380の長手方向に沿って同じ方向に移動するように構成されている。第1シャフト330は、その中心軸に関して回転可能である。
【0046】
図11(a)は、ボタン340が非押下状態の場合を示す。非押下状態のボタン340が押下状態に遷移する場合に、ボタン340の押下方向の移動に伴って第2シャフト380はボタン340とは反対方向Cに移動され、第2外歯部381から第1外歯部351に動力が伝わり、第1シャフト330がその中心軸に関して第1方向Dに回転する。これにより、第1シャフト330に固定された係合部350が回転して開放装置300は突出状態となる。このとき、ボタン340は押下状態に保持される。
【0047】
図11(b)は、ボタン340が押下状態の場合を示す。押下状態のボタン340が再び非押下状態に遷移する場合に、ボタン340の非押下方向の移動に伴って第2シャフト380はボタン340の方向Eに移動され、第2外歯部381から第1外歯部351に動力が伝わり、第1シャフト330がその中心軸に関して上記第1方向とは逆の第2方向Fに回転する。これにより、第1シャフト330に固定された係合部350が回転して開放装置300は非突出状態となる。このとき、ボタン340は非押下状態に保持される。
【0048】
第1外歯部351および第2外歯部381のピッチおよび大きさは、ボタン340の押下による移動距離および係合部350の必要な回転角度を勘案して決定される。具体的には、ボタン340が押下状態にある場合に係合部350が筒部310の側面313から突出し、ボタン340が非押下状態にある場合に係合部350が筒部310の側面313から突出しないように、第1外歯部351および第2外歯部381のピッチおよび大きさは設定される。
【0049】
本実施形態では、第1の実施形態と同様の作用を実現可能であるとともに、ボタン340を押下する度に開放装置300を突出状態と非突出状態とで切り替えることができるため、より簡便な操作で遊技機10の前面扉12を解錠可能である。
【0050】
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。