【実施例】
【0031】
ボディライン形成エクササイズを行うにあたっては、その具体的なエクササイズの内容として以下の(1)乃至(5)の動作(運動)が一例として挙げられる。
(1)骨盤と肋骨との間の上下運動
(2)骨盤と肋骨との間の側屈運動
(3)骨盤及び下半身を静止させ肋骨を回転させる回旋運動
(4)肋骨を静止させ骨盤を回転させる回旋運動
(5)上半身の動き、即ち肋骨と骨盤を全て静止させた状態で脚を前側に上げたり後ろ側に上げたりすることによる股関節の運動
なお、上記エクササイズは、あくまでボディライン形成エクササイズの多種類のプログラム内の一部を紹介したものである。
【0032】
以上のような(1)乃至(5)のエクササイズを行うことで、受講者は直立した状態における身体の前額面(前頭面・冠状面)、水平面(横断面)、矢状面(しじょうめん)に関してその身体の各部活の筋肉や筋を適切に動かし、このエクササイズを正しく継続することで理想的なボディラインにすることができる。
【0033】
以下、図面に基づいてこれらの動作について説明する。
図2は、
図1に示したボディライン形成エクササイズ用ウェアを受講者が着用した状態で骨盤及び下半身を静止させ、背骨をまっすぐ伸ばし、上半身を正しい向きで前方に正対させた状態を示す図である。また、以下に記載するプリントパターンとは、正中線対応領域110と、骨格対応パターン120,130を全て総称した用語とする。
【0034】
図2においては、静止した状態で背筋を使って背中を伸ばして立位を作っている。ここで、受講者も気がつきにくい背筋に緩みが僅かに生じると、上半身が若干前かがみとなりこの姿勢の変化がボディライン形成エクササイズ用ウェア100のプリントパターンの形状を前面から見て変化させる。
【0035】
また、受講者は多数いる場合であっても、ウェアの正中線対応領域110が曲がっていたり骨格対応パターン120,130に対応する各三角形が左右非対称となったりしている受講者をインストラクターはすぐに見つけることができ、その受講者に言葉がけすることで、インストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と受講者の着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化を比較させることができる。これによって、言葉がけされた受講者は、インストラクターの指示する内容を即座に理解でき、自分の動作の悪い点をすぐに直すことができる。
【0036】
また、受講者自らがエクササイズルームの鏡に映る自分の着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化をインストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者から見た形状の変化と比較することで、同じように自分の動作の悪いところを目で見て視覚的に認識し、この悪い動作をすぐに直すことができる。
【0037】
このようにして受講者は、エクササイズルームの鏡に映る自分の姿を見ることで、この背筋の僅かな緩みを視覚的にすぐに認識することができ、再び背筋に力を入れて元通りに背筋を伸ばしきって再びきちんとした立位を作ることができる。
【0038】
図3は、
図1に示したボディライン形成エクササイズ用ウェアを受講者が着用した状態で骨盤及び下半身を静止させ、上半身を前方に正対させながら腹筋に力を入れて背骨を前方に曲げ、上半身を少し前方に屈曲させた状態を示す図である。
【0039】
図3においては、腹筋に力を入れることでボディライン形成エクササイズ用ウェアの下側の左右3つの三角形の骨格対応パターン124,125,126,134,135,136のそれぞれの形状が潰れるように変形していく。
【0040】
受講者は、エクササイズルームの鏡に映る自分の姿を見ることで、腹筋にきちんと力が入っていることを確認できる。この際、実際には、ウェアの下側に横方向に複数の並行する皺が寄ってこれらの三角形がそれぞれ左右均等な台形に見えるように鏡に映るので、左右の背筋に均等に力が入っていることを確認できる。
【0041】
また、受講者が多数いる場合であっても、ウェアの正中線対応領域110が曲がっていたり骨格対応パターンに対応する6つの三角形がインストラクター側から見て理想的な形で変形して見えなかったりする受講者をインストラクターはすぐに見つけることができ、その受講者に言葉がけすることで、インストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化と受講者の着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化を比較させることができる。これによって、言葉がけされた受講者は、インストラクターの指示する内容を即座に理解でき、自分の動作の悪い点を即座に直すことができる。
【0042】
また、受講者自らがエクササイズルームの鏡に映る自分の着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化をインストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と比較することで、同じように自分の動作の悪いところを目で見て視覚的に認識し、この悪い動作をすぐに直すことができる。
【0043】
図4は、
図1に示したボディライン形成エクササイズ用ウェアを受講者が着用した状態で骨盤及び下半身を静止させ、上半身を前方に正対させながら背筋に力を入れて背骨を後方に曲げ、上半身を少し後方に反らした状態を示す図である。
【0044】
図4においても、背中を後方に反らすことによってボディライン形成エクササイズ用ウェア100の特に上側の左右3つの三角形の骨格対応パターン121,122,123,131,132,133のそれぞれの形状が左右均等に伸びるように変形し、受講者は、エクササイズルームの鏡に映る自分の姿を見ることで背筋にきちんと力が入っていることを確認できる。
【0045】
以上のように腹筋に力を入れて前かがみになる動作と背筋に力を入れて背中を後方に反らす動作を繰り返す際に、受講者は、正中線対応領域110がまっすぐな状態で鏡に映っていることを確認できるので、背骨が左右に曲がらないように鏡で確認しながらエクササイズを行うことができる。
【0046】
また、受講者が多数いる場合であっても、ウェアの正中線対応領域110が曲がっていたり骨格対応パターン120,130に対応する6つの三角形が左右均等に伸びていなかったりする受講者をインストラクターはすぐに見つけることができ、その受講者に言葉がけすることで、インストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と受講者の着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化を比較させることができる。これによって、言葉がけされた受講者は、インストラクターの指示する内容を即座に理解でき、自分の動作の悪い点を即座に直すことができる。
【0047】
また、受講者自らがエクササイズルームの鏡に映る自分の着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化をインストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と比較することで、同じように自分の動作の悪いところを目で見て視覚的に認識し、この悪い動作をすぐに直すことができる。
【0048】
図5は、
図1に示したボディライン形成エクササイズ用ウェアを受講者が着用した状態で骨盤及び下半身を静止させ、上半身を前方に正対させながら背骨を受講者の右側方に全体的に湾曲するように曲げた状態を示す図である。
【0049】
この場合であっても、ウェアの正中線対応領域110の曲がり方が正しくなかったり骨格対応パターン120,130に対応する6つの三角形が正しく変形していなかったりする受講者をインストラクターはすぐに見つけることができ、その受講者に言葉がけすることで、インストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者から見た形状の変化と受講者の着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化を比較させることができる。これによって、言葉がけされた受講者は、インストラクターの指示する内容を即座に理解でき、自分の動作の悪い点を即座に直すことができる。
【0050】
また、受講者自らがエクササイズルームの鏡に映る自分の着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化をインストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と比較することで、同じように自分の動作の悪いところを目で見て視覚的に認識し、この悪い動作をすぐに直すことができる。
【0051】
図6は、
図1に示したボディライン形成エクササイズ用ウェアを受講者が着用した状態で骨盤及び下半身を静止させ、上半身を前方に正対させながら背骨を受講者の右側方に全体的に湾曲するように曲げた状態を示す図である。
【0052】
この場合であっても、ウェアの正中線対応領域110が曲がっていたり骨格対応パターン120,130に対応する6つの三角形がインストラクター側から見て均等な形に見えなかったりする受講者をインストラクターはすぐに見つけることができ、その受講者に言葉がけすることで、インストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と受講者の着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化を比較させることができる。これによって、言葉がけされた受講者は、インストラクターの指示する内容を即座に理解でき、自分の動作の悪い点を即座に直すことができる。
【0053】
また、受講者自らがエクササイズルームの鏡に映る自分の着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化をインストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者から見た形状の変化と比較することで、同じように自分の動作の悪いところを目で見て視覚的に認識し、この悪い動作をすぐに直すことができる。
【0054】
図7は、
図1に示したボディライン形成エクササイズ用ウェアを受講者が着用した状態で骨盤及び下半身を静止させ、背骨を右回りに回転させて胸部を少し右向きにした状態を示す図である。
【0055】
この場合であっても、ウェアの正中線対応領域110が曲がっていたり骨格対応パターン120,130に対応する6つの三角形が理想的な形で変形して見えなかったりする受講者をインストラクターはすぐに見つけることができ、その受講者に言葉がけすることで、インストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者から見た形状の変化と受講者の着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化を比較させることができる。これによって、言葉がけされた受講者は、インストラクターの指示する内容を即座に理解でき、自分の動作の悪い点を即座に直すことができる。
【0056】
また、受講者自らがエクササイズルームの鏡に映る自分の着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化をインストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と比較することで、同じように自分の動作の悪いところを目で見て視覚的に認識し、この悪い動作をすぐに直すことができる。
【0057】
図8は、
図1に示したボディライン形成エクササイズ用ウェアを受講者が着用した状態で上半身を前方に正対させ、左の膝を上側に上げた状態を示す図である。
【0058】
このような場合であっても、ウェアの正中線対応領域110が曲がっていたり骨格対応パターンに対応する6つの三角形120,130がインストラクター側から見て均等な形に見えなかったりする受講者をインストラクターはすぐに見つけることができ、その受講者に言葉がけすることで、インストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの受講者側から見た形状の変化と受講者の着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化を比較させることができる。これによって、言葉がけされた受講者は、インストラクターの指示する内容を即座に理解でき、自分の動作の悪い点を即座に直すことができる。
【0059】
また、受講者自らがエクササイズルームの鏡に映る自分の着用しているウェアのプリントパターンの形状の変化をインストラクターの着用しているウェアのプリントパターンの鏡に映る形状の変化と比較することで、同じように自分の動作の悪いところを目で見て視覚的に認識し、この悪い動作をすぐに直すことができる。
【0060】
上述した実施例からも明らかなように、本発明に係るボディライン形成エクササイズ用ウェア100を着用しながらエクササイズを行えば、たとえ受講者が多人数であってもインストラクターは、各受講者の上半身の各部位が理想的な姿勢を保っているか確認できる。即ち、理想的なボディラインにするための筋肉刺激をかけるのに有効なエクササイズを行う最も優れたツールとなる。
【0061】
また、受講者が多数いても各受講者の動きを一目で確認できるのでエクササイズの指導がし易くなる。
【0062】
また、ボディライン形成エクササイズ用ウェアを着用していれば受講者にとっても、インストラクターの上半身の動きとエクササイズルームの鏡に映る自分の上半身の動きをエクササイズ中に常に比較して確認することができる。
【0063】
また、インストラクターにとって、口で話して体の動きを言葉で説明して受講者に聴覚を通じて頭で理解させ、インストラクターの動作と同じ動作を受講者にさせるよりも、本発明に係るボディライン形成エクササイズ用ウェアを目で見て視覚を通じてインストラクターの真似をした方が、インストラクターの意図する体の動きを理解し易く、受講者にとってスムーズに動作を始め易い。
【0064】
また、受講者は、インスラクターの指導する体の動きを鏡に映るボディライン形成エクササイズ用ウェア100のイメージを記憶することで、インストラクターの意図する体の動きを再現し易くなる。
【0065】
また、受講者にとって、理想的な体の動きを実現し易くかつ自分の体の動きの間違いに気づき易くなる。
【0066】
また、上半身を静止させる場合、姿勢が悪くなるとボディライン形成エクササイズ用ウェア100のプリントパターンの形が崩れるので、受講者にとってきちんとした姿勢が維持できているかどうかを容易に確認できる。
【0067】
また、受講者は、背筋に力を入れて背筋を伸ばしているかどうかをすぐに確認できると共に、背筋に力を入れ入れている最中に僅かに背筋が緩んだとしてもそれを視覚的にすぐに確認することができる。
【0068】
また、インストラクターも各受講者と同様のボディライン形成エクササイズ用ウェア100を着用しているので、各受講者は、自分たちに向き合うように立ちながら動作を指示するインストラクターの着用しているボディライン形成エクササイズ用ウェア100のプリントパターンと鏡に映る自分の着用しているボディライン形成エクササイズ用ウェア100のプリントパターンを常に目で見て視覚的に比較しながら自分の動作が正しいかどうかを確認できる。そのため、インスラクターが次々と声で指示する異なる全ての動作について自分の動作をインスラクターの正しい動作に合わせることができる。
【0069】
これによって、各受講者は、エクササイズ中に余分なストレスを感じることなく全ての動作を正しく行うことに集中することができ、エクササイズの時間が楽しくなり、エクササイズに飽きてしまうことがなくなる。
【0070】
また、限られた時間のエクササイズにおいてのボディライン形成の上達の度合いも早くなり、エクササイズの効果が生じているのを容易に確認でき、エクササイズを行おうとするモチベーションが上がる。
【0071】
このようにエクササイズを行うことに対する意欲が湧きかつこれを維持できるので、各受講者が短期間のエクササイズによって自分のボディラインを理想的なボディラインにすることができる。
【0072】
最後に、本発明に係るボディライン形成エクササイズ用ウェアの有用性について、このエクササイズのインストラクターとしての立場にいる発明者の見解を説明する。
【0073】
このプリントパターンを左右に曲線に動かすことで腹斜筋に対して自然に力を入れたり抜いたり、上下に動かすことで腹直筋に対して自然に力を入れたり抜いたりすることができる。即ち、等プリントパターンの動作の変化を利用して、ウエスト形成に関わっている筋肉の一つ一つをアプローチすることにつながる。また、インストラクターとして各受講者(各クライアント)に指導する際に、例えば「ウェアの左右それぞれに配置された三角形の骨格対応パターンの上3つを動かす」と言葉がけしたり、「左右それぞれに配置された三角形の上3つは動かないようにする」と言葉がけしたり、「右上と左下を合わせるように動かす」等と言葉がけしたりすることで、各受講者が自分の着ているウェアの動きをコントロールしようとするため、多数の受講生と共に集団で行うエクササイズにおいて、キューイングが掛け易く、ボディライン形成に有効な様々な動作を具体的に理解してもらい易いというメリットがある。
【0074】
また、エクササイズ中、受講者は、鏡越しに映った自らのウェアのプリントパターン面を常に積極的に動かそうとするため、自分の身体をきちんと集中して見続けることができる。
【0075】
また、インストラクターにとって理想とする各動作の見本を自分のプリントパターンをウェアのプリントパターン面を動かしながら言葉で説明できるので、分かり易い指導を行うことができる。つまり、各受講者は、特に筋肉の走行繊維を知らなくても、プリントパターンを動かそうとすることで、その走行繊維に沿った筋肉を容易に刺激することができる。
【0076】
また、下半身トレーニングを行う際は、体幹が安定していることが重要であるので、ウェアのプリントパターンを動かすことだけが目的ではなく、これを静止させた状態を維持することもエクササイズの効果を高めることができる。
【0077】
また、各受講者が、自分の身体が猫背になっていないか、反り腰になっていないか、といったあたりをプリントパターンが真っ直ぐ静止のままで行えているか、という目線から確認することができる。
【0078】
また、エクササイズ中、インスラクターが「ウェアの下半分の三角形のうち適当な三角形にきちんと動作をおこす」と言葉がけすることで、様々な方向から各種腹筋に運動を起こすことも可能である。
【0079】
また、エクササイズ中、インスラクターが「ウェアにプリントされた全部の三角形をきちんと静止をさせる」と言葉がけすることで、上半身の安定した姿勢を保ちながら下半身の強化運動を行うことで、同時に背筋力をつけていくことにもつながる。
【0080】
また、このように、各受講者が、自らの体の動作状態や静止状態を具体的に確認できるようにすることで、各受講者本人が身体のクセに気付き、見直しをする機会が起こり易くなる。
【0081】
また、受講者は多人数いてイーストラクターが1人で指導する場合であっても、本発明に係るような各受講者の身体の動作の確認がとれるウェアを身に付けてもらうことで、多数の受講者に対してインストラクター1名で行うような集団エクササイズの中であっても間違えた動作を起こしている人を発見し易く、その受講者への声がけにもつながり易い。そして、言葉がけされた受講者も、自分の動作の何がインスラクターの意図する動作と違うのかをプリントパターンの動きの違いから認識し易い。
【0082】
また、このように、ウェアのデザインは真ん中、縦に線を入れることで正中線、三角形の斜めデザイン方向はウエスト形成に貢献している腹斜筋繊維方向を表現、積み立ての全体像は背骨に見えるようなプリントパターンとしたことで、各受講者に以下の効果をもたらすことができる。
・各受講者が、自分の動作への集中力を高めることができる。
・各受講者は、自分の動作に間違いがある場合にすぐにそれに気づくことができる。
・各受講者は、自分の姿勢が猫背になってくると、ウェアのプリントパターンの形が変わってくることで、インストラクターがわざわざ個別に言葉がけしなくてもすぐに背筋を伸ばし姿勢を直すことができる。
・各受講者は、下半身トレーニングの際、ウェアのプリントパターンの動きを止めようとすることで、腹筋に力を入れることがそれほど意識せずに簡単にできるようになる。
【0083】
なお、上述した実施形態は、あくまで本発明の一例を示すもので、本発明の範囲を逸脱しなければ上述のような寸法、材質、形状に本発明を限定する必要はなく、適宜設計変更を可能とすることは言うまでもない。
【0084】
具体的には、ボディライン形成エクササイズ用ウェアにプリントされた三角形のプリントパターンは、上述した実施形態のように直角三角形に限らず、鋭角を挟む2つの辺の交わる点である頂点が正中線対応領域の各側辺の所定の部分に位置するような二等辺三角形若しくはこれに類する三角形でも良い。
【0085】
また、上述した三角形の代わりに横に細長い長方形形状を有していても良く、この長方形形状の側方端部に丸い形状がプリントされていても良い。また、長軸が横方向に延びる楕円形状であっても良い。
【0086】
また、正中線対応領域と各骨格対応パターンのそれぞれについて
図1に示すように異なる色彩でウェアにパターニングしても良く、
図2に示すように正中線対応領域をウェア全体の色と同一の色(例えば白色又は黒色などの背景色となる色)とし、各骨格対応パターンをこの背景色に対して目立つ色(例えば赤や青、黄色や金色)にしても良い。
【0087】
しかしながら、上述した実施形態の場合、正中線に加えて、三角形の斜めデザイン方向はウエスト形成に貢献している腹斜筋繊維方向を表現、積み立ての全体像は背骨に見えるようなプリントパターンとなっているので、エクササイズの最中に各受講者が筋肉の動きを自ら意識するのに極めて有用である。