【文献】
Ericsson, [TSG RAN WG1],Draft LS response on antenna ports co-location,3GPP TSG-RAN WG1#68b R1-121796,2012年 3月29日
【文献】
Ericsson, ST-Ericsson,Discussion on Antenna Ports Co-location,3GPP TSG-RAN WG1#68b R1-121026,2012年 3月20日
【文献】
Samsung,Remaining issues on quasi co-location between CSI-RS, CRS and DMRS,3GPP TSG-RAN WG1#70b R1-124366,2012年 9月29日
【文献】
Renesas Mobile Europe Ltd.,Co-located and non-colocated antenna ports,3GPP TSG-RAN WG1#68b R1-121369,2012年 3月20日,学術文献DB
【文献】
Renesas Mobile Europe Ltd.,Downlink control signaling for CoMP,3GPP TSG-RAN WG1#68b R1-121395,2012年 3月20日,学術文献DB
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートと前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートとが準共存することは、前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートのラージスケール特性が前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートのラージスケール特性から導出されることができることを意味し、
前記ラージスケール特性は、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、及び遅延拡散のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートと前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートとが準共存することは、前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートのラージスケール特性が前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートのラージスケール特性から導出されることができることを意味し、
前記ラージスケール特性は、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、及び遅延拡散のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートと前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートとが準共存することは、前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートのラージスケール特性が前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートのラージスケール特性から導出されることができることを意味し、
前記ラージスケール特性は、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、及び遅延拡散のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートと前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートとが準共存することは、前記DMRS情報に対応する前記少なくとも1つのDMRSポートのラージスケール特性が前記準共存情報に対応する前記少なくとも1つのCSI−RSポートのラージスケール特性から導出されることができることを意味し、
前記ラージスケール特性は、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、及び遅延拡散のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項19に記載の通信方法。
【発明を実施するための形態】
【0016】
下記で説明される
図1乃至
図9及びこの特許文書における本開示の基本原則を説明するために使用される多様な実施形態は、図示のだけのものであり、本開示の範囲を制限する方式で理解されてはならない。該当技術分野の当業者は本開示の基本原則が適合に配列されたシステム又はデバイスで実現されることができることが分かる。
【0017】
次の文書及び標準説明は、3GPP TS36.133V10.3.0(2011−06)、RP−111365“Coordinated MultiーPoint Operation for LTE WID”、3GPP TR36.819V11.0.0(2011−09)、R1−121026“Discussionon Antenna Ports Coーlocation”by Ericsson,STーEricssonに示すように本願に組み込まれる。また、本出願は2012年9月25日に“Downlink Timing Reference for Coordinated Multipoint Communication”との発明の名称で出願された米国特許出願番号13/626、572に示すように本願に組み込まれる。
【0018】
CoMP通信に対する標準は、DLーCoMPに対してリリーズ11(release11)でサポートされるDMRSシーケンス(sequence)に対する改善を含む。上記ポート7〜14でPDSCHに対するDMRSのスクランブリングシーケンス(scrambling sequence)は下記の<数1>によって初期化される。
【0020】
ここで、Xは、その値がN>1に対して{x(0),x(1),・・・x(N−1)}から動的に選択されるパラメータであり、x(n)(0<=n<N)はUE−特定無線リソース制御(radio resource control:RRC)シグナリング(signaling)により構成され、ここで、N=2であり、XはDCIフォーマット2D(DCI format 2D)でランク(rank)1及び2のみに対して、上記スクランブリング識別子(n
SCID)を使用して共に指示される(nSCIDは2より大きいランクに対して0と同一である)。上記スクランブリングシーケンス自体は、ここで参照として明示的に組み込まれる3GPPTS36.211§6.10.3.1によって生成されることができる。
【0021】
上記複数の非ーゼロ(nonーzero)電力CSI−RSリソースの構成は、少なくとも情報エレメント(information element)(ここで、参照として明示的に組み込まれる3GPP TS 36.331):AntennaPortsCount、ResourceConfig、SubframeConfig及びスクランブリング初期値を導出する上記パラメータXを含む(Xは0から503の範囲であり、仮想セルID(virtual cell ID)として解析され、3GPPのリリーズ10(release10)で上記サービングセル(serving cell)のPCIである)。上記CSI−RSのスクランブリングシーケンスは下記<数2>によって初期化される。
【0023】
このようなパラメータは、CSI−RSリソース別に構成される。上記スクランブリングシーケンス自体は、ここで参照のために明示的に含まれる3GPP TS36.211§6.10.5.1によって生成されることができる。また、一部のパラメータが一つのCSI−RSリソースで複数のTPに対応するように結合されたフィードバック(aggregated CSI feedback)によるコヒーレントジョイント送信(coherent joint transmission)をサポートする決定及び、CSI−RSリソースに対するUE−特定RRCシグナリングがCSI−RSリソース別に構成されることが可能であり、CSI−RSに対する上記帯域幅情報のシグナリングを考慮してCSI−RSポート別に構成されることができるか否かに対する研究が提案されたことがある。
【0024】
また、CSI−RSリソースは、CSI−RSリソース識別子(identifier:ID)と称される上記UEに対して構成されたCSI−RSリソースの集合内で固有なIDを使用して構成されることができる。DM−RSに対する上記XパラメータからCSI−RSに対する上記Xパラメータを区別するために、上記CSI−RSに対するXパラメータは、X
CSIRSと称され、上記DM−RSに対するXパラメータは、X
DMRSと称される。同様に、DM−RSに対する上記n
sパラメータからCSI−RSに対する上記n
sパラメータを区分するために、上記CSI−RSに対する上記n
sパラメータはn
sCSIRSと称し、DM−RSに対する上記n
sパラメータはn
sDMRSと称する。
【0025】
RSアンテナポート(同一タイプの)の集合は、下記<表1>に提供される予め定義される規則に従って、上記UEによって準共存されると考えられる。
【0027】
本開示の実施形態は、上記UEが他のRSポートにおける測定から、あるRSポートの上記“ラージスケール特性(large scale properties)”(一例で、上記RSポートを基盤とするチャネル推定/時間ー周波数同期化のために必要な特性)を導出することが許可されるようにするために、どのRSポート(DM−RSと、CSI−RS及びCRS)の集合が準共存すると考えられることができるかを決定する方法を提供する。上記ラージスケール特性は、一例で、ドップラーシフト(Doppler shift)と、ドップラー拡散(Doppler spread)と、平均遅延(average delay)と、遅延拡散(delay spread)と、周波数シフト(frequency shift)と、平均受信電力(同一タイプのポートのみに対して適合することができる)と、平均利得及び/又は受信されたタイミング(timing)を含むことができるが、それに制限されない。上記ラージスケール特性を正確に推定することは、良いチャネル推定性能、例えば、上記経路遅延プロファイル(profile)推定値(正確な周波数訂正推定のための)と、ドップラー推定値(正確な時間ー訂正推定のための)と、雑音変化(noise variance)などのような情報を要求するチャネル推定器に基づく最小平均自乗エラー(minimum mean square error:MMSE)を保障するので重要である。また、本開示の実施形態は、DL信号受信に対する上記DLタイミング基準を決定するために要求されるシグナリングに対する具体的な事項(一例で、CoMP配置シナリオのための)を提供する。
【0028】
DL CoMP送信がUEに対して構成される場合、相異なるTPからのダウンリンクタイミング到着は、上記UEから上記多様なTPまでの相異なる距離により異なることができる。
【0029】
上記CoMPシナリオ3に対して、上記UEがマクロUEである場合(すなわち、RRC接続されるか、又は上記マクロeNB/TPにキャンプ(camp)される)、上記UE DLタイミングは、低電力TPが上記UEに対してより近くに存在することができても、上記高電力マクロセル/TPと同期化されることがある。一例で、上記UEは、上記より遠くに存在する高電力マクロTPによって、上記UE DLタイミング基準前に重要なエネルギ(energy)を含むことができる上記低電力TPから初めて送信された信号経路をミス(miss)することがある。同様に、上記CoMPシナリオ4に対して、上記UEは、上記UEがまたDLタイミング同期化を補助するために上記マクロTPの上記CSI−RSを使用する場合に、上記低電力TPからの初めて送信された信号経路をミスすることがある(このシナリオに対して、異なるTPは、異なるCSI−RSを送信するために仮定される)。結果的に、DL CoMP送信のために上記UEにより決定された上記ダウンリンクタイミングは準最適(suboptimal)であり、これはCoMP(一例で、JT又はDPSで)の性能を低下させる。
【0030】
US特許出願番号13/626、572で提案する解決方式は、DL CoMP送信(一例で、JT又はDPS)が構成される場合、CoMP受信に対する上記DLタイミングは、上記該当するダウンリンクフレームが上記基準セル又は基準TPから受信される時間(一例で、(時間で)最初に検出される経路)として定義されることを含む。上記UEは、上記TP/セルから受信される基準信号(一例で、基本同期信号(primary synchronization signal:PSS)と、上記補助同期信号(secondary synchronization signal:SSS)と、上記CRSと、上記CSI−RS及び/又は一部の他の基準信号)からTP/セルのダウンリンクタイミングを決定することができる。また、TPは、CSI−RS構成(一例で、構成インデックス(index)のインデックスタプル(index tuple)と、サブフレーム構成インデックス及びCSI−RSポートの個数)に対応することができる。上記セル/TPに対する上記DLタイミング基準に対する他の方式は、最も速い経路到着、min{t1,t2,・・・,tK}を有する上記CoMP測定集合に属しているTPのいずれも含み、tkはTPkに対する上記経路到着タイミングであり、KはTPの個数である。このような配列の利点の一つは、上記基準TP/セルの追加的なシグナリングに対する必要性を回避することができることである。一例で、上記CoMP測定集合は、3GPP TR36.819V11.0.0(2011−09)における定義に従って、RRCにより構成される。TP(一例で、TP A)がサブフレームnにおけるDL送信(一例で、DPS)に対して、上記ネットワークエンティティにより3個のTP(すなわち、TP A、TP B及びTP C)のうち選択され、TP Cが上記UEにより最も速く検出された場合、サブフレームnに対する上記ダウンリンクタイミング基準はTP Cに従う。上記CoMP測定集合構成の準ー固定特性により、上記セル/TPに対するタイミング基準は非常に動的な方式で変更されることはない。
【0031】
上記セル/TPに対する上記DLタイミング基準に対する他の方式は、TPが上記ネットワークエンティティ(network entity)(一例で、上記DL CoMP集合のうち(一例で、CSI/RSRP測定から)又はUL CoMP集合(一例で、SRS測定から))によりシグナリングされることを含む。この配列の利点は、上記ネットワークエンティティに対する柔軟性及び上記UEに対する簡単な実現を含む。選択的に、上記ネットワークエンティティは、また、DL CoMP受信(一例で、CRS又はCSI−RS)のためのDLタイミング同期を成就するために、上記UEにより使用される上記物理信号をシグナリングすることができる。このような実施形態の利点は、上記UEで速く到着するTP/セルからのできるだけ強力な多重ー経路がCoMPのための上記DL受信において、上記UEによりミスされないので、CoMPの性能を改善させることを含む。
【0032】
図1乃至
図3は、下記で無線通信システムで実現され、OFDM通信技術又はOFDMA通信技術を使用する多様な実施形態を説明する。
図1乃至
図3の説明は、他の実施形態が実現されることができる方式に対する物理的又は構造的制限を意味することではない。本開示の他の実施形態は適切に配列された通信システムで実現されることができる。
【0033】
図1は、本開示の原則による、メッセージを送信する好ましい無線システム100を図示している図である。上記実施形態で、無線システム100は、基地局(base station:BS)101、基地局(base station:BS)102、基地局(base station:BS)103、及び他の類似の基地局又はリレイステーション(relay station)(図示せず)のような送信ポイント(一例で、eNB(Evolved Node B)、Node B)を含む。基地局101は、基地局102及び基地局103と通信している。基地局101は、また、インターネット(Internet)130又は類似のIP−基盤(IPーbased)システム(図示せず)のようなネットワーク130と通信している。
【0034】
基地局102は、ネットワーク130に対する無線広域接続(基地局101を通した)を基地局102のカバレッジ領域(coverage area)120内で最初の複数のユーザ端末機(一例で、移動電話機と、移動局と、加入者局)に提供する。上記最初の複数のユーザ端末機は、スモールビジネス(small business:SB)に位置できるユーザ端末機111と、エンタープライズ(enterprise:E)に位置できるユーザ端末機112と、WiFiホットスポット(hotspot:HS)に位置できるユーザ端末機113と、最初のレジデンス(residence:R)に位置できるユーザ端末機114と、2番目のレジデンス(residence:R)に位置できるユーザ端末機115と、セル電話機、無線ラップトップ(laptop)、無線PDA、などのような移動デバイス(mobile device:M)であり得るユーザ端末機116を含む。
【0035】
基地局103は、ネットワーク130に対する無線広域接続(基地局101を通した)を基地局103のカバレッジ領域125内における2番目の複数のユーザ端末機に提供する。上記2番目の複数のユーザ端末機は、ユーザ端末機115及びユーザ端末機116を含む。好ましい実施形態で、基地局101−103は、OFDM技術又はOFDMA技術を使用して相互間及びユーザ端末機111−116と通信できる。
【0036】
図1には6個のユーザ端末機だけが図示されているが、上記無線システム100は、追加的なユーザ端末機に対する無線広域接続を提供できる。ユーザ端末機115及びユーザ端末機116は、カバレッジ領域120及びカバレッジ領域125の両方の上記縁(edge)に位置する。ユーザ端末機115及びユーザ端末機116の各々は、基地局102及び基地局103の両方と通信し、該当技術分野の当業者に知られているように、ハンドオフモード(hand off mode)で動作できる。
【0037】
ユーザ端末機111−116は、ネットワーク130を通して音声、データ(data)、ビデオ(video)、ビデオ会議、及び/又は他の広域サービスに接続できる。好ましい実施形態で、ユーザ端末機111−116のうち一つ又はそれ以上は、WiFi WLANの接続ポイント(access point:AP)と関連することができる。ユーザ端末機116は、無線ー可能なラップトップコンピュータ(laptop computer)、個人用データ端末機(personal data assistant)、ノートブック(notebook)、携帯用デバイス、又は他の無線ー可能なデバイスを含む複数の移動デバイスのうち一つであり得る。ユーザ端末機114及びユーザ端末機115は一例で、無線ー可能な個人用コンピュータ(personal Computer:PC)、ラップトップコンピュータ、ゲートウェイ(gateway)、又は他のデバイスであり得る。
【0038】
図2は、送信経路回路200の上位レベルダイヤグラムを図示している図である。一例で、上記送信経路回路200は、直交周波数分割多重接続(orthogonal frequency division multiple access:OFDMA)通信に対して使用される。
図3は、受信経路回路300の上位レベルダイヤグラムを図示している図である。一例で、上記受信経路回路300は直交周波数分割多重接続通信に対して使用される。
図2及び
図3で、ダウンリンク通信に対して、上記送信経路回路200は基地局(base station:BS)102又はリレイステーションで実現されることができ、上記受信経路回路300はユーザ端末機(一例で
図1のユーザ端末機116で実現されることができる。他の実施例で、アップリンク通信に対して、上記受信経路回路300は、基地局(一例で、
図1の基地局102)又はリレイステーションで実現されることができ、上記送信経路回路200はユーザ端末機(一例で、
図1のユーザ端末機116)で実現されることができる。
【0039】
送信経路回路200は、チャネルコーディング(channel coding)及び変調ブロック205と、直列ー並列(serialーtoーparallel:S−to−P)ブロック210と、サイズN逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)ブロック215と、並列ー直列(parallelーtoーserial:P−to−S)ブロック220と、サイクリックプレフィクス(cyclic prefix)ブロック225と、アップコンバータ(upーconverter:UC)230を含む。受信経路回路300はダウンダウンコンバータ(downーconverter:DC)255と、サイクリックプレフィクス除去ブロック260と、直列ー並列(serialーtoーparallel:S−to−P)ブロック265と、サイズN高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)ブロック270と、並列ー直列(parallelーtoーserial:P−to−S)ブロック275と、チャネルデコーディング(channel decoding)及び復調ブロック280を含む。
【0040】
図2及び
図3に含まれているコンポーネント(component)のうち少なくとも一部はソフトウェア(software)で実現されることができ、また他のコンポーネントは、構成可能ハードウェア(hardware)又はソフトウェアと構成可能ハードウェアの混合により実現されることができる。特に、本開示文書で説明される上記FFTブロック及び上記IFFTブロックは、構成可能ソフトウェアアルゴリズムとして実現されることができ、ここで、上記サイズNの値は、上記実現によって修正されることができる。
【0041】
また、本開示が上記高速フーリエ変換及び上記逆高速フーリエ変換を実現する一実施形態に対するものの、これは、図示のためのものであるにすぎず、本開示の範囲を制限するように解析されてはならない。本開示の他の実施形態で、上記高速フーリエ変換関数及び上記逆高速フーリエ変換関数は、各々離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform:DFT)関数及び逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform:IDFT)関数に各々容易に代替されることができることが分かる。DFT関数及びIDFT関数において、上記N変数の値は任意の整数(すなわち、1,2,3,4,等)であり、これに反してFFT関数及びIFFT関数において、上記N変数の値は2の累乗(すなわち、1,2,4,8,16、等)である任意の整数であり得る。
【0042】
送信経路回路200で、チャネルコーディング及び変調ブロック205は、情報ビットの集合を受信し、上記入力ビットにコーディング(一例で、ターボコーディング(Turbo coding))を適用して変調し(一例で、直交位相シフトキーイング(Quadrature Phase Shift Keying:QPSK)、又は直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation:QAM))周波数ードメイン(frequencyーdomain)変調シンボルのシーケンスで生成する。直列ー並列ブロック210は、上記直列変調されたシンボルを並列データに変換して(すなわち、逆多重化(deーmultiplex)して)N個の並列シンボルストリーム(stream)を生成する。ここで、Nは、BS102及びUE116で使用される上記IFFT/FFTサイズである。次に、サイズN IFFTブロック215は、上記N個の並列シンボルストリームに対してIFFT動作を実行して時間ードメイン(timeーdomain)出力信号を生成する。並列ー直列ブロック220は、サイズN IFFTブロック215からの上記並列時間ードメイン出力シンボルを変換して(すなわち、多重化(multiplex)して)直列時間ードメイン信号を生成する。次に、サイクリックプレフィクス付加ブロック225は、上記時間ードメイン信号にサイクリックプレフィクスを挿入する。最後に、アップコンバータ230は、上記サイクリックプレフィクス付加ブロック225の出力を無線チャネルを通した送信のためにRF周波数に変調する(すなわち、アップコンバートする)。また、上記信号はRF周波数への変換前に基底帯域(baseband)でフィルターリングされる。
【0043】
上記送信されたRF信号は、上記無線チャネルを通して通過された後、UE116に到着され、BS102における動作に対する逆動作が実行される。ダウンダウンコンバータ255は、上記受信された信号を基底帯域周波数にダウンコンバートし、サイクリックプレフィクス除去ブロック260は、上記サイクリックプレフィクスを除去して上記直列時間ードメイン基底帯域信号を生成する。直列ー並列ブロック265は、上記時間ードメイン基底帯域信号を並列時間ドメイン信号に変換する。サイズN FFTブロック270は、次にFFTアルゴリズムを実行してN個の並列周波数ードメイン信号を生成する。並列―直列ブロック275は、上記並列周波数ードメイン信号を変調されたデータシンボルのシーケンスに変換する。チャネルデコーディング及び復調ブロック280は、上記変調されたシンボルを復調及びデコーディングして上記元の入力データストリームに戻す。
【0044】
基地局101−103の各々は、上記ユーザ端末機111−116に対するダウンリンクにおける送信と類似の送信経路を実現し、上記ユーザ端末機111−116からのアップリンクにおける受信と類似の受信経路を実現することができる。同様に、ユーザ端末機111−116の各々は、基地局101−103に対するアップリンクにおける送信のための構造に対応するように送信経路を実現でき、基地局101−103からのダウンリンクにおける受信のための構造に対応するように受信経路を実現できる。
【0045】
図4は、本開示の多様な実施形態を実現するために使用される無線通信システムにおける送信器405及び受信器410のブロックダイヤグラムを図示している図である。このような実施例で、上記送信器405及び上記受信器410は
図1における無線システム100のような無線通信システムで通信ポイントにおけるデバイスである。一部の実施形態で、上記送信器405及び上記受信器410は、一例でeNB(evolved Node B)と、遠隔無線ヘッド(remoteーradio head)と、リレイステーションと、アンダーレイ基地局(underlay base station)のような基地局と、ゲートウェイ(gateway:GW)、又は基地局制御器(base station controller:BSC)のようなネットワークエンティティであり得る。他の実施形態で、上記送信器405又は上記受信器410は、UE(一例で、移動局、加入者局、等)であり得る。一実施形態で、上記送信器405又は上記受信器410は
図1の上記UE116の一実施形態の一例である。他の実施形態で、上記送信器405又は上記受信器410は
図1の上記基地局102の一実施形態の一例である。
【0046】
上記送信器405は、アンテナ415と、位相シフタ(phase shifter)420と、TXプロセシング回路(TX processing circuitry)425と、制御器430を含む。上記送信器405は、アウトゴイング基底帯域データ(outgoing baseband data)からアナログ又はデジタル信号を受信する。上記送信器405は、上記アウトゴイング基底帯域データをエンコーディングし、多重化及び/又はデジタル化して、送信器405を通して伝達及び/又は送信されるプロセシングされたRF信号を生成する。一例で、上記TXプロセシング回路425は、
図2で上記送信プロセシング回路200と類似の送信経路を実現することができる。また、送信器405は、複数の相異なるビーム(beam)で信号を送信するように、アンテナ415で、相異なるアンテナにマッピングされる階層(layer)を通して空間多重化(spatial multiplexing)を実行することができる。上記制御器430は、送信器405の全般的な動作を制御する。上記のような動作で、制御器430は、よく知られた原則によって上記送信器405による信号の送信を制御する。
【0047】
受信器410は、アンテナ435から入力RF信号又は基地局、リレイステーション、無線ラジオヘッド、UEなどのような一つ又はそれ以上の送信ポイントにより送信される信号を受信する。受信器410は、上記受信信号を処理して上記送信ポイントにより送信された上記情報を識別するRXプロセシング回路445を含む。一例で、上記RXプロセシング回路445は、上記入力RF信号をダウンコンバートして上記受信信号をチャネル推定、復調、ストリーム分割(stream separating)、フィルターリング(filtering)、デコーディング(decoding)及び/又はデジタル化して中間周波数(inter mediate frequency:IF)又は基底帯域(baseband)信号を生成することができる。一例で、上記RXプロセシング回路445は、
図3における上記受信プロセシング回路300と類似の受信経路を実現することができる。上記制御器450は、上記受信器410の全般的な動作を制御する。上記のような動作で、上記制御器450は、よく知らされた原則によって上記受信器410による信号の受信を制御する。
【0048】
多様な実施形態で、上記送信器405はTP内に位置し、上記受信器はCoMP通信システムにおけるUE内に位置する。一例で、上記CoMP通信システムで、複数のTPは、上記UEに送信する上記送信器405と類似の送信器を含むことができる。上記複数のTPは基地局(一例で、eNB、マクロ基地局、等)と、RHH、及び/又はアンダーレイ基地局(一例で、マイクロ基地局、リレイステーション、等)の組合せであり得る。
【0049】
上記
図4に図示されている送信器405及び受信器410の図示は、本開示の実施形態が実現されることができる一実施形態を図示するためである。上記送信器405及び受信器410の他の実施形態は本開示の範囲で使用される。一例で、上記送信器405は、受信器410のような受信器を含む通信ノード(communication node)(一例で、BS、UE、RS、及びRRH)に位置することができる。同様に、上記受信器410は、送信器405のような送信器をまた含む通信ノード(一例で、BS、UE、RS、及びRRH)に位置することができる。この通信ノードで上記TX及びRXアンテナアレイ(antenna array)におけるアンテナは、オーバーラップ(overlap)されたり、又は一つ又はそれ以上のアンテナスイッチングメカニズムを通した送信及び受信に使用される同一なアンテナアレイであり得る。
【0050】
図5は、本開示の多様な実施形態によるCoMP通信システム500のブロックダイヤグラムを図示している図である。この実施例で、上記CoMP通信システム500は、UE505と、2個のTP510、515を含む。一例で、上記UE505は、
図4に図示されるように受信器及び送信器を含むことができる。また、上記TP510、515は、
図4に図示されるように、受信器及び送信器を含むことができる。上記TP510、515は、基地局(一例で、eNB、マクロ基地局、等)と、RRH、及び/又はアンダーレイ基地局(一例で、マイクロ基地局、リレイステーション、等)の組合せであり得る。追加的に、TP及びUEは、上記CoMP通信システム500に存在することができる。一例で、2個以上のTPは同一なUE505と通信することができる。
【0051】
図5に図示されるように、上記UE505は、上記TP510、515の間又は上記TP510、515の周りのどこにも位置することができる。上記TP510、515とタイミング及び/又は周波数同期及び/又はチャネル推定を適切に実行するために、上記UE505は、上記TP510、515の特性を識別する必要がある。一例で、上記UE505は、上記TP510、515と関連する基準シンボルポートのラージスケール特性を識別する必要がある。このような特性の識別を助けるために、上記UE505は‘準共存(quasico―located)’する特定アンテナポートを考慮することができる。一例で、上記‘準共存’アンテナポートは実際に共存するか(すなわち、同一なTP、アンテナアレイ(antenna array)、又はアンテナから送信される)又は‘準共存’アンテナポートは異なるTP(一例で、類似のチャネル特性を有することができるTP)に位置することができる。両方とも、上記UE505の観点から、上記UEが他のポートの上記ラージスケール特性から一つのポートの上記ラージスケール特性を導出できるか否かに関する。すなわち、上記UE505は、上記ポートが実際に物理的に共存できるか否かと上記ポートの特性がチャネル推定と、タイミング同期化及び/又は周波数同期化のために十分に使用されることにかかわらない。ここで参照のために明示的に含まれる3GPP TS 36.211(sec6.2.1)によって、一つのアンテナポートでシンボルが伝えられるチャネルの上記ラージスケール特性は、他のアンテナポートでシンボルが伝えられるチャネルから解析できる場合、2個のアンテナポートは準共存すると言える。
【0052】
多様な実施形態はネットワークエンティティが上記UEによって準共存すると考えられるDM−RS及びCSI−RSポートのペア(pair)を上記UEに通知することができるようにする方法を提供し、したがって、上記UEは、上記DM−RSポートに基づいて、上記CSI−RSポートに対するチャネル推定のための上記ラージスケールチャネル特性を導出することができる。上記ネットワークエンティティは、上記UEに暗黙的なシグナリングを通して通知することができる。一例で、DM−RSポートは上記UE(及び上記eNB)により通知された特定の予め定義された条件が満足される場合(一例で、DM−RS及びCSI−RSに関連した既存パラメータ値をチェックすることによって)CSI−RSポートと準共存すると考えられる。他の実施形態で、上記ネットワークエンティティは、上記UEに明示的なシグナリングを通して通知することができる。一例で、上記ネットワークエンティティは、DM−RSポートと準共存されると考えられる上記CSI−RSポート/リソースを明示的に構成することができる。他の実施形態で、上記ネットワークエンティティは混合された暗黙的及び明示的なシグナリングを通して上記UEに通知することができる(暗黙的なシグナリングは明示的なシグナリングにより補完できる)。
【0053】
暗黙的なシグナリングの一例で、DM−RSポートは、次のような条件が満足される場合、CSI−RSリソースと準共存するUEにより仮定されることができる。上記DM−RSシーケンスを導出するシーケンス初期化(一例で、下記の<数3>で)で使用されるパラメータX
DMRS及び上記CSI−RSシーケンスを導出するシーケンス初期化(一例で、下記の<数4>で)で使用されるパラメータX
CSIRS(CSI−RSリソースに対して構成される)が同一な値で構成される。その上、上記パラメータN
sDMRS及び上記パラメータN
sCSIRSはまた同一な値になるように構成されるか及び/又は決定される。
【0054】
上記DM−RSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数3>に提供されている。
【0056】
上記CSI−RSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数4>に提供されている。
【0058】
追加的に、上記UEチャネル測定又は時間/周波数同期化を助けるために、上記ネットワークエンティティはTPからのDM−RS及びCSI−RS送信に対する上記Xパラメータ(すなわち、X
DMRS、X
CSIRS)を同一な値になるように構成することができ、同様にTPからのDM−RS及びCSI−RS送信に対する上記n
sパラメータ(すなわち、n
sDMRS,n
sCSIRS)を同一な値になるように構成することができる。
【0059】
図6は、本開示の多様な実施形態によるCoMP通信システム600におけるDM−RS及びCSI−RSパラメータ構成を図示している図である。この実施形態で、n
sはマクロTP610のカバレッジの下で全てのTPに対して共通すると仮定される。この例題は上記CoMPシナリオ3及びCoMPシナリオ4に対して適用可能である。
【0060】
図示されているように、上記UE605は、DMRSスクランブリング(scrambling)に対して2個のX値{X1、X2}で構成されるRRCであり得る。DPSタイプCoMP送信を仮定する場合、上記ダウンリンクグラント(downlink grant)から動的に選択されたX値に基づいて、上記UE605は、上記DMRSと共存する同一なX値を有する上記該当するCSI−RSリソースを導出することができ、したがって同一なラージスケール特性を共有する。
【0061】
上記UEに対して構成される一つ以上のCSI−RSリソースが同一なX
CSIRS値を有する場合、上記X
CSIRS値を有する複数のCSI−RSリソースは準共存しないCSI−RSポートの複数の集合に対応することができる。結果的に、上述したような条件が十分でないことがある。上記UE605がスケジューリングされ、上記X
CSIRSである同一なX
DMRS値を有するPDSCH及びDM−RSポートが複数のCSI−RSリソースにより共有される場合、上記UE605がどのCSI−RSリソースを準共存すると仮定して保有することかに対する不明確さが存在する。このような問題を解決するために、上記UE605にどのCSI−RSリソースが、例えば、下記<表2>に表したように、上記スケジューリングされたPDSCHに対応するように、上記DM−RSと準共存されるかがシグナリングされることができる(一例で、上記PDSCHをスケジューリングするPDCCH又はEPDCCHで)。これは、混合された暗黙的及び明示的なシグナリングの一例である。上記DCIフォーマットにおける上記シグナリングビットは、準共存すると仮定されない同一なX
CSIRS値を有する複数のCSI−RSリソースが存在する場合にだけ存在することができる。一実施形態で、上記UE605は、上記UE605が同一なX
CSIRS値を有する複数のCSI−RSリソースが存在すると決定する場合に、上記シグナリングが存在すると仮定することができる。他の実施形態で、上記UE605は、上位階層シグナリングが上記のように表す場合に上記シグナリングが存在すると仮定する。もう一つの実施形態で、上記シグナリングは複数のCSI−RSリソースが構成される度に存在すると仮定される。
【0062】
上記DCIフォーマットにおけるビットの個数はlog
2(N)になることができ、ここで、Nは、上記UEに対して構成されたCSI−RSリソースの個数であるか(CoMP測定集合サイズ)、又は上記UEに対して構成されるCSI−RSリソースの最大個数(最大CoMP測定集合サイズ)であるか、又はある値(一例で、1又は2)で固定される。上記UE605に対して構成されるCSI−RSリソースの個数が上記固定された値より大きい場合、上位階層シグナリング(一例で、RRC)は、上記構成されたCSI−RSリソースのどのサブセット(subset)が上記DCIフォーマットにおける上記シグナリングビットによりアドレス(address)されるか否かを指示するために使用される。<表2>は、上記割り当てられたDM−RSを有する上記準共存CSI−RSリソースを指示する例題シグナリング(すなわち、2個のCSI−RSリソースの間でスイッチする1ビットシグナリング)を図示している。
【0064】
他の例で、単一CSI−RSリソースはポートの複数のグループに対応し、ここで各グループは準共存されるが、これに反して上記個別グループは準共存されない。上記ネットワークエンティティは、単一CSI−RSリソースを有するトランスペアレントジョイント送信(transparent joint transmission)をサポートする方式で上記CSI−RSリソースを構成することができる。この例で、上記で説明したようなシグナリングは、例えば、<表3>に図示されるようにCSI−RSリソースに追加してポートインデックス(port index)(又はポートグループ(port group)又はポートペア(port pair))の情報を含むことができる。他の例で、上記UEは、準共存関連(association)は固定されたポート(一例で、上記該当するCSI−RSリソースの最初のポート(又は最初及び2番目のポート))にだけ適用されると仮定することができる。他の例で、例えば、トランスペアレントJT CoMPがサポートされるか否かに基づいて、上記関係が固定されたポートインデックスに適用されるか否か、また、上記全体集合が上記ネットワークエンティティにより構成されることができる。<表3>は上記割り当てられたDM−RSを有して上記準共存CSI−RSリソース及びポートを指示する例題シグナリング(一例で、CSI−RSリソース及びポートの4の結合の間をスイッチする2ビットシグナリング)を図示している。
【0066】
多様な実施形態で、上記UEは、まずX
DMRSの集合とCSI−RSリソースで構成されることができる。次に、上記UEは、X
DMRS値とCSI−RSを有するどのDM−RSポートが上記で説明したように準共存すると仮定されるかを決定する。PDCCH又はEPDCCHを受信する場合、上記UEは、上記割り当てられたX
DMRS値及び(存在する場合)単一CSI−RSリソース(上記マッチングX
CSIRS値を有する複数のCSI−RSリソースが存在する場合のポート又は複数のポート)を指示し、上記準共存関係を決定する追加的なシグナリングを検査する。
【0067】
本開示の実施形態は、上記暗黙的なX
DMRS及びX
CSIRS条件検査を補完する明示的なシグナリングは、追加的な動的シグナリングオーバーヘッド(overhead)を招くことがあることを認識する。必要となる動的シグナリングオーバーヘッドの量をなくすか又は減少させるために、本開示の多様な実施形態は同一なX
CSIRS値を有するCSI−RSリソースの集合のうち、CSI−RSリソース(及びポート)及びDM−RSポートインデックスの間の上記準共存関係を定義する。一例で、下記<表4>に図示されているように、最初のCSI−RSリソース(及び上記ポートx)がDM−RSポート7(上記X
CSIRS値である同一なX
DMRS値を有する)と準共存されると仮定され、2番目のCSI−RSリソース(及び上記ポートy)はDM−RSポート8(上記X
CSIRS値である同一なX
DMRS値を有する)と準共存されると仮定される。他の例で、上位シグナリングは、どのDM−RSポートインデックスがCSI−RSリソース(及びポート)と準共存すると仮定でき、その逆もまた同様に仮定できると明示的に指示することができ、このようなシグナリングはCSI−RS構成RRCメッセージと共に提供されることができる。一例で、ポート7及びポート8の両方は同一サブフレーム(subframe)で割り当てられる場合、上記デフォルト(default)準共存CSI−RSリソース(及びポート)が定義されることができる(一例で、最初のCSI−RSリソース(及び最初のポート))。<表4>はDM−RSポートインデックス及びCSI−RSリソース(及びポート)の間の準共存関連の一例を図示している。
【0069】
多様な実施形態で、上記UEは、X
DMRS及びCSI−RSリソースの集合で構成される。次に、上記UEは、X
DMRS値を有するどのDM−RSポートとCSI−RSリソースが上記で説明したように準共存すると仮定されるかを決定する。PDCCH/EPDCCHを受信する場合、上記UEは上記割り当てられたX
DMRS値と上記DM−RSポートインデックスが上記準共存関係を決定するのか(一例で、<表4>に図示されるように)検査する。
【0070】
CoMP JTがサポート及び/又は構成され、単一CSI−RSリソースが準共存すると仮定されないCSI−RSポートで構成される場合、上記Xパラメータ条件検査は十分でないことがある。この例で、一つの構成されたCSI−RSリソースが存在することができる。このようなイッシューは、例えば<表5>に図示されるように、インデックスjを有するDM−RSポートが上記CSI−RSポートインデックスj+8(CSI−RSリソースのポートインデックス付与はポート15から始まると仮定される場合)と準共存すると仮定できると追加的に定義することによって解決することができる。一例で、UEが2個のCSI−RSポート(一例で、ポート15及びポート16)で構成される場合、及び上記UEにPDSCH変調に対してDM−RSポート7が割り当てられる場合、上記UEはCSI−RSポート15を測定することから上記DMRSポート7チャネル推定に対して要求される上記ラージスケールチャネル特性を抽出することができるが、上記UEは、同一な目的のためにCSI−RSポート16を使用することができない。上記UEがこの仮定を適用すべきか否かは、上記ネットワークによりシグナリングされたり/構成されることができる。一部の実施形態で、このような追加的な定義は独立した(stand―alone)方法で、すなわち、他の準共存指示技術と独立的に使用される。<表5>はDM−RSポートインデックスとCSI−RSポートの間の準共存関連の一例を図示している。
【0072】
上記DM−RSと上記CSI−RSの間の上記準共存関係は、上記ネットワークからの明示的RRCシグナリングにより与えられる(すなわち、X
DMRSとX
CSIRS間にどの条件も必要としない)。一実施形態で、このような明示的なシグナリングは、上記UEに対して構成された各DM−RSリソースに対して、また上記ネットワークエンティティにより指示される、CSI−RSリソース(及びリソース内におけるポート)が存在することを含み、上記ネットワークエンティティにおける上記UEは、上記該当するDM−RSポート及びCSI−RSポートに対して維持するために準共存すると仮定することができる。明示的なシグナリングの一例で、上記ネットワークエンティティはX
DMRS値(一例で、X
DMRS(0)及びX
DMRS(1))の集合とCSI−RSリソースの集合(すなわち、CSI−RSリソースのM個の集合)で上記UEを構成することができる。構成された各X
DMRSに対して、どのCSI−RSリソースであるかを指示するlog
2(M)ビットが存在することができ、上記UEは、一例で、下記<表6>に図示されるように維持するように準共存すると仮定することができる。他の例で、Mビットのビットマップ(bitmap)は構成された各X
DMRSに対して構成されることができる。上記ビットマップ接近方式の一つの利点は一つ以上のCSI−RSリソースが上記DM−RSと準共存するようにすることができることである。また、上記シグナリングは、各CSI−RSリソース内の上記ポートインデックスを含むことができ、追加的なシグナリングビットが必要となることがある。上記ネットワークエンティティに対する準共存関連の追加的な柔軟性を提供するために、同一なDM−RSリソースに対する上記DM−RSポートインデックスが例えば、下記<表7>に表したように指示されることができる。上記準共存関連(一例で、<表6>又は<表7>に図示されるように)が構成される場合(一例で、RRCにより)、上記DCIシグナリングX
DMRS及びポートインデックスは上記準共存CSI−RSリソース(及びポート)を指示する。
【0073】
<表6>はDM−RSリソース及びCSI−RSリソース(及びポート)の間の準共存関連に対する明示的なシグナリングの一例を図示している。CSI−RSリソース1及びCSI−RSリソース2は、同一なCSI−RSリソースであってもよく、同一CSI−RSリソースでなくてもよい。同様に、ポートxとポートyは同一ポートインデックスであってもよく、同一ポートインデックスでなくてもよい。
【0075】
<表7>は、DM−RSリソース及びCSI−RSリソース(及びポート)の間の準共存関連に対する明示的なシグナリングの一例を図示している。CSI−RSリソース1、2、3、4の任意のペアは同一CSI−RSであってもよく、相異なるCSI−RSリソースであってもよい。同様に、ポートx1、・・・、x4の任意のペアは同一ポートインデックスであってもよく、相異なるポートインデックスであってもよい。
【0077】
一つ以上のDM−RSポートが準共存されると追加的に仮定されることができる場合(一例で、詳細な説明で上記準共存関係を予め定義することによって、又は下記でより具体的に説明されるようにネットワークシグナリングにより)、上記UEは、上記CSI−RSポートからの上記測定の平均を出すことによって上記ラージスケールチャネル特性の推定を上記UEにより改善させるためにより多くのCSI−RSポート(上記で説明したような条件によって決定される)を使用することができる。一実施形態で、上記ネットワークエンティティは、上記で説明したような準共存のための関連のうち一つを選択することをシグナリングするオプション(option)を有することができるか、又は、DM−RSポートはCSI−RSポートと共存すると仮定できないと仮定することができる。
【0078】
多様な実施形態は上記ネットワークが上記UEにDM−RSのどのペアであるかを通知することができる方法を提供し、CRSポートは上記UEが上記DM−RSポートに基づいて上記CRSポートに対するチャネル推定のために要求される上記ラージスケールチャネル特性を招くことができるように上記UEによって準共存されると考えられる。上記ネットワークは上記UEに暗黙的なシグナリングを通して通知することができる。一例で、DM−RSポートは上記UE(及び上記eNB)により知らされた特定の所定の条件が満足する場合(一例で、DM−RS及びCRSに関連する既存パラメータ値を検査することで)、CRSポートと準共存されると考えられる。他の実施形態で、上記ネットワークエンティティは明示的なシグナリングを通して上記UEに通知することができる。一例で、上記ネットワークエンティティはDM−RSポートと準共存されると考えられる上記CRSポート/リソースを明示的に構成することができる。他の実施形態で、上記ネットワークエンティティは混合暗黙的及び明示的なシグナリングを通して上記UEに通知することができる(一例で、暗黙的なシグナリングは明示的なシグナリングにより補完することができる)。
【0079】
暗黙的なシグナリングの一例で、DM−RSポートは次のような条件が満足する場合、上記UEによりCRSリソースと準共存すると仮定することができる。上記DM−RSシーケンスを抽出するシーケンス初期化において使用される上記パラメータX
DMRS(一例で、下記<数5>で)と上記CRSシーケンスを抽出するシーケンス初期化において使用される上記パラメータN
IDcell(一例で、下記<数6>で)は同一な値である。その上、上記パラメータN
sDMRS及び上記パラメータN
sCRSはまた上記同一な値になるように構成及び/又は決定される。
【0080】
上記DM−RSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数5>に提供されている。
【0082】
上記CRSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数6>に提供されている。
【0084】
上記スクランブリングシーケンス自体は、ここから参照として明示的に含まれる3GPP TS36.211§6.10.1.1によって生成されることができる。上記CRSポートに対する上記N
IDcellは、上記サービングセルに対応するか、又は上記検出又は通知された隣接セル(一例で、上記隣接セルのRSRP/RSRQ通知が伝送された)のうち一つに対応することができる。N
IDcellが上記隣接セルのうち一つに対応される場合、これはDL CoMP動作を意味する(すなわち、上記UEは実質的に上記サービングセルの代わりに上記隣接セルからDM−RS及びPDSCHを受信中である)。DM−RSポートの上記パラメータX
DMRSが知られている隣接セルのN
IDcellのいずれともマッチングされない場合、上記UEは上記該当するDM−RSポートが上記サービングセルのCRSポートと準共存されると仮定することができる。一実施形態で、上記UEは上記DM−RSポートの上記パラメータX
DMRSが上記サービングセルのN
IDcellとマッチングされる場合にDM−RSポートが上記サービングセルのCRSポートと準共存されると仮定することができる。
【0085】
同一なN
IDcell及びN
sCRSを有するサービングセル又は隣接セルに対して有用な一つ以上のCRSポートが存在する場合、そして上記CRSポートが上記UEによって準共存すると仮定されることができない場合、上記ネットワークエンティティは、どのCRSポートがDM−RSポート(一例で、ポート0と、ポート1と、ポート2と、ポート3と、CRSポートのサブセット、又は全てのCRSポート)と準共存されると仮定されるかを追加的にシグナリングすることができる。上記シグナリングは、準ー固定方式(一例で、MAC又はRRCシグナリングを通して)又は動的方式(例えば、PDCCHにおけるシグナリング)で実行されることができる。上記デフォルトは、PDCCHにおける動的シグナリングが上記デフォルト値と相異なる値を指示するために使用される場合、CRSポート0又は、全てのCRSポート、又は上位階層シグナリングにより提供されることができる。これは混合された暗黙的及び明示的なシグナリングの一例である。他の例で、DM−RSポート及びCRSポートの上記準共存仮定は予め定義されることができる(一例で、下記<表8>に図示されるように)。所定の規則の一つの利点は、シグナリングオーバーヘッドの節約である。<表8>は準共存ポートに対する規則を図示している。
【0087】
上記ネットワークエンティティに対する追加的な柔軟性を提供するために、上記で説明したような方法による上記準共存仮定は上記ネットワークにより指示される場合にだけ有効である(すなわち、上記ネットワークエンティティが上記CRSポートと上記DM−RSポートの準共存が上記UEにより仮定されることができないことを指示することも可能である)。
【0088】
上記DM−RSとCRSとの間の準共存関係は、上記ネットワークエンティティからの明示的なシグナリングにより与えられることができる。明示的なシグナリングの一つの方法は、上記UEに対して構成される各DM−RSリソースに対して、上記ネットワークにより指示されるリソース内におけるCRSリソース及び/又はポートが存在することを含み、ここで上記UEは、上記該当するDM−RSポート及びCRSポートに対して維持するために準共存されると仮定することができる。CRSリソースはN
sCRSの構成により与えられることができる。
【0089】
上記UEがCRSポートとDM−RSポートの準共存を仮定することを許可することは、上記PDSCH復調性能を改善させるために時間及び/又は周波数同期を改善させたり又は上記DM−RSポートに対する上記チャネル推定性能を改善することに有益である。また、このような実施形態は、時間/周波数同期を可能にするために以前と互換されないキャリア(すなわち、新しいキャリアタイプ)で存在できるDM−RS及びトラッキングRS(tracking RS:TRS)の準共存関係に拡張する。このような実施形態で、一つのTRSポートだけが存在することができる。
【0090】
多様な実施形態は、ネットワークエンティティが上記UEにCSI−RSのペアを通知することができる方法を提供し、CRSポートは、上記UEによって準共存されると考慮され、したがって、上記UEは、上記CRSポートに基づいて上記CSI−RSポートに対するチャネル推定又は時間/周波数同期化に対して要求される上記ラージスケールチャネル特性を導出することができる。上記ネットワークエンティティは、暗黙的なシグナリングを通して上記UEに通知することができる。一例で、CSI−RSリソース及び/又はポートは、上記UE(及び上記eNB)により知らされた特定の所定の条件が満足する場合(一例で、CRS及びCSI−RSに関連する既存パラメータ値の検査により)CRSポートと準共存されると考えられる。他の実施形態で、上記ネットワークエンティティは、上記UEに明示的なシグナリングを通して通知することができる。一例で、上記ネットワークエンティティは、CSI−RSポート及び/又はリソースと準共存されると考えられる上記CRSポート及び/又はリソースを明示的に構成することができる。他の実施形態で、上記ネットワークエンティティは、混合された暗黙的な及び明示的なシグナリング(一例で、暗黙的なシグナリングは、明示的なシグナリングにより補完できる)を通して上記UEに通知されることができる。
【0091】
暗黙的なシグナリングの一例で、CSI−RSリソース及び/又はポートは下記のような条件(以下、“条件A”)が満足する場合、上記UEによりCRSポートと共存されると仮定することができる。
【0092】
上記CSI−RSシーケンスを抽出するシーケンス初期化で使用される上記パラメータX
CSIRS(一例で、下記<数7>で)と上記CRSシーケンスを抽出するシーケンス初期化で使用される上記パラメータN
IDcellは同一な値である。その上、上記パラメータN
sCSIRS及び上記パラメータN
sCRSも上記の同一な値になるように構成及び/又は決定される。
【0093】
上記CSI−RSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数7>に提供されている。
【0095】
上記CRSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数8>に提供されている。
【0097】
上記CRSポートに対するN
IDcellは上記サービングセルに対応するか又は上記検出された隣接セル/通知された隣接セル(一例で、上記隣接セルのRSRP/RSRQ通知が送信された)のうち一つに対応することができる。N
IDcellが上記隣接セルのうち一つに対応する場合、上記N
IDcellはDL CoMP動作(すなわち、上記UEは実質的に上記サービングセルの代わりに上記隣接セルからCSI−RSを受信している中である)を意味する。CSI−RSリソース及び/又はポートの上記パラメータX
CSIRSが通知された隣接セルのN
IDcellのいずれともマッチングされない場合、上記UEは、上記該当するCSI−RSリソース及び/又はポートが上記サービングセルのCRSポートと準共存されると仮定することができる。一実施形態で、上記UEは、CSI−RSリソース及び/又はポートの上記パラメータXCSI−RSが上記サービングセルのN
IDcellとマッチングされる場合、CSI−RSリソース及び/又はポートが上記サービングセルのCRSポートと準共存されると仮定することができる。一部の実施形態で、上記で説明されたような上記ラージスケール特性は、上記CSI−RS密度(density)が上記UEが正確なタイミング情報を獲得するには十分でない場合にだけ上記受信されるタイミングに制限される。他の実施形態で、上記で説明されたような上記ラージスケール特性は、追加的に又は代案として遅延拡散と、ドップラー拡散と、周波数シフトを含むことができる。
【0098】
同一なN
IDcellとN
sCRSを有する一つ以上のCRSポートが存在する場合、上記CRSポートが上記UEによって準共存されると仮定されることができない場合、上記ネットワークエンティティは、どのCRSポートが各CSI−RSリソース及び/又はポート(一例で、ポート0と、ポート1と、ポート2と、ポート3と、ポートのサブセット、又は全てのCRSポート)と準共存されると仮定されることができるかをシグナリングすることができる。上記シグナリングは、準―固定方式(一例で、MAC又はRRCシグナリング)で実行される。これは、混合された暗黙的な及び明示的なシグナリング方法の一例である。
【0099】
上記ネットワークエンティティに対する追加的な柔軟性を提供するために、上記で説明したような上記準共存仮定(すなわち、条件A)は上記ネットワークエンティティにより指示される場合に有効でありえる(すなわち、上記ネットワークエンティティが上記CRSポートと上記CSI−RSポートの上記準共存が上記UEにより仮定されることができないことが指示できる)。一例で、上記条件Aによる上記準共存仮定は、上位階層シグナリングがCSI−RSリソースに対してCRSとの準共存(特定条件に従う)が仮定されることができない場合を指示するために提供されない場合の上記デフォルトUE動作である。
【0100】
他の例で、非―準共存(non―quasico―location)は上記デフォルトUE仮定である。CRSとの準共存(特定条件に従う)は、上位階層シグナリングがCSI−RSリソースに対して提供される場合にだけ仮定することができる。別途の上位階層シグナリングが柔軟な構成のための別途のCSI−RSリソースに対して提供されることができる。他の例で、他のラージスケールチャネル特性に対する別途の上位階層シグナリング指示が提供されることができる。一例で、ある上位階層シグナリング指示は上記受信されたタイミングに対して提供され、他の上位階層シグナリング指示は上記遅延拡散と、ドップラー拡散と、周波数シフトに対して提供されている。このような別途のシグナリング指示はCSI−RS及びCRSが同一に受信されたタイミングを共有する場合にだけ上記CoMPシナリオ4に対して有益でありえるが、他のラージスケール特性に対しては有益でないかもしれない。
【0101】
上記で説明したような実施形態に基づいて、リリーズ11UE動作に対するある例題デザインは、上記CSI−RSの上記仮想セルIDが上記CRSのセルIDとマッチングされる場合に、CSI−RSリソースが受信されたタイミングに関してCRSリソースと準共存されると仮定されることができることを含むことができる(一例で、セルIDはサービングセルのセルID又は上記検出された隣接セル/通知された隣接セル(一例で、ここで、上記隣接セルのRSRP/RSRQ通知が送信される)のセルIDに対応できる)。マッチングされないことが検出される場合、UEは上記サービングセルのCRSポートと受信されたタイミングの側面における準共存だけを仮定することができる。上記CSI−RSの上記仮想セルIDとセルのCRSのセルIDがマッチングされる場合(一例で、セルIDは上記サービングセルのセルID又は上記検出された隣接セル/通知された隣接セル(一例で、ここで上記隣接セルのRSRP/RSRQ通知が送信される)のセルIDに対応できる)、また特定の特性(一例で、遅延拡散と、周波数シフトと、ドップラー拡散)に関して上記CSI−RSと上記CRS間の準共存仮定が上記UEによって仮定されることができる。このような仮定は、上位階層シグナリングが上記CSI−RSリソースが上記特定特性(一例で、遅延拡散と、周波数シフトと、ドップラー拡散)に関して上記CRSと準共存されないことを示さない場合に上記デフォルトUE仮定になることができる。
【0102】
このような例題デザインは3GPPTS36.819で説明された通りCoMPシナリオ1、2、3、4に対する必要性をアドレス(address)することができる。CoMPシナリオ1、2、3に対して、上記CSI−RSの仮想セルIDは一般的に上記セルIDと同一である。また、これはレガシ(legacy)UE(一例で、リリーズ10UE)をサポートする必要がある。CoMPシナリオ4に対して、上記TPの上記仮想セルIDは上記CSI−RSが時間及び/又は周波数で直交する場合に上記サービングセルと同一であるか、又は上記仮想セルIDは上記TPのCSI−RS REがオーバーラップされる場合に干渉ランダム化(interference randomization)目的に対して変わることができる。他の場合、CoMPシナリオ4に対して、上記UEは上記CSI−RSに対する上記受信されたタイミングが上記サービングセルのCRSと同一であることを仮定することができる。しかし、遅延拡散及びドップラー拡散の上記準共存仮定は、CSI−RSがTPのみから送信されることができる間に、CRSがシステムフレーム番号(system frame number:SFN)方式で送信されることができるので、一般的にCoMPシナリオ4に対して仮定されることができない。それにもかかわらず、CoMPがないシナリオだけでなく、CoMPシナリオ1、2、3に対して、上記CSI−RSポート及び上記CRSポートの上記準共存仮定は一般的に動作する。上記復調性能は上記UEが上記準共存仮定を利用することが許可されない場合に不必要に低下される。上記で説明したようなシナリオに対する共通分母は、上記CSI−RSの仮想セルIDが一般的に上記セルID(また、レガシUEにより仮定される)と同一であり、上記セルIDは上記準共存仮定に対する条件として動作できる。しかし、CoMPシナリオ4に対して、複数のTPは同一の仮想セルIDで構成されることができる場合に、上記のような条件は単独では十分できないこともある。したがって、追加的な上位階層シグナリングは、各CSI−RSリソースに対して上記CRSと準共存仮定が許可されない場合を指示するために提供される。
【0103】
また、上記例題デザインは、レガシUE(一例で、リリーズ10UE)に対して準共存仮定の利得を提供することができる。一例で、CSI−RSリソースはレガシUEにより受信されたタイミングと、遅延拡散と、周波数シフト及び/又はドップラー拡散に関してCRSリソースと共存できることが仮定できる。このような仮定は、CoMPシナリオ1、2、3を配置するネットワークで動作するレガシUEに対して有効である。また、上記仮定は上記CSI−RSと上記CRSが送信ポイントの同一集合から送信される限り(一例で、SFN送信)、上記CoMPシナリオ4を配置するネットワークに対して有効である。
【0104】
上記で説明したような実施形態に基づいて、リリーズ11UE動作のための他の例題デザインは、各CSI−RSリソースに対して、上記ネットワークエンティティが上位階層シグナリング(一例で、上位階層シグナリングA)によりCSI−RSポート及びCRSポートが上記ラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に関して準共存されると仮定できることを指示することを含むことができる。上記上位階層シグナリングAが上記ラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に関してCSI−RSポート及びCRSポートが準共存されると仮定されることができると指示する場合、上記UEは上記CSI−RSリソースの全てのCSI−RSポートとCRSポートの間の上記ラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に対して準共存を仮定することができ、ここで上記CRSポート(上記サービングセル又は上記UEにより検出又は通知される隣接セルでありえる)のセルIDが上記CSI−RSリソースの仮想セルIDとマッチングされる。ネットワークシグナリング(上位階層シグナリングA)が存在しない場合、CSI−RSポート及びCRSポートは全ての特性に関して準共存されると仮定されることができない。
【0105】
上記例題デザインで説明された上記UE動作はリリーズ11CSI−RSリソースが構成されるか否かに基づいて調整することができる。すなわち、上記のような準共存仮定はASN.1のリリーズ11CSI−RSリソース情報エレメント(information element:IE)が構成される場合にだけ適用可能でありえる。上記UEがレガシCSI−RSリソースで構成される場合、上記UE動作は上記レガシ動作に従う。他の例で、上記例題デザインで説明されたような上記UE動作は、上記構成された送信モードに基づいて調節されることができる。特に、上記で説明したような準共存仮定は送信モード10が構成される場合にだけ適用可能であり得る。上記UEが送信モード9で構成される場合、上記UE動作は上記レガシ動作に従うことができる。
【0106】
上記CSI−RSとCRSの間の準共存関係は、上記ネットワークエンティティからの明示的なシグナリングにより与えられることができる。明示的なシグナリングの一方法は、上記UEに対して構成された各CSI−RSリソース及び/又はポートに対して、上記ネットワークにより指示されるリソース内にCRSリソース及び/又はポートが存在することを含み、上記ネットワークにおける上記UEは上記該当するCSI−RSポート及びCRSポートに対して維持するために準共存を仮定することができる。CRSリソースはN
IDcellとN
sCRSの構成により与えられることができる。N
IDcellはここで参照として明示的に含まれる3GPP TS36.211§6.10.1.1及び§6.10.1.2による上記CRSスクランブリングシーケンスの初期値及び上記CRSリソースエレメントの周波数シフトを決定する。上記UEがCSI−RSリソース及び/又はCRSポートを有するポートの準共存を仮定することを許可することは、上記CSIフィードバック正確度を改善させるために、上記CSI−RSリソース及び/又はポートに対する上記チャネル推定及び/又は時間/周波数同期化性能を改善させることに有益でありえる。また、この実施形態は、以前と互換できないキャリア(すなわち、新しいキャリアタイプ)で存在できるCSI−RS及びトラッキングRS(tracking RS:TRS)の準共存関係で拡張する。この場合、一つのTRSポートだけが存在することができる。
【0107】
上記で説明したような本開示の実施形態に基づいて、Rel−11UE動作に対する例題設計は各CSI−RSリソースに対して、上記ネットワークエンティティが上位階層シグナリング(一例で、上位階層A)によりCSI−RSポート及びCRSポートが上記ラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に関して準共存されると仮定されることができることを指示することを含むことができる。一実施形態で、上記上位階層シグナリングAが上記ラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に関して準共存されると仮定されることができることを指示する場合、上記UEは、上記CSI−RSリソースの全てのCSI−RSポートと上記サービングセルIDと関連するCRSポートの間の上記ラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に関して準共存を仮定することができる。他の実施形態で、上記準共存タイプBシグナリングが上記CSI−RSポート及びCRSポートが上記ラージスケール特性(一例で、ドップラー拡散及びドップラーシフト)のうち一つ又はそれ以上に対して準共存されると仮定されることができることを指示する場合、また、上記ネットワークエンティティは、上記UEが上記シグナリングされるセルIDと関連する上記CSI−RSリソースの上記全てのCSI−RSポート及びCRSポートの間のラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に関して準共存を仮定することができたることに基づいてセルID(上位階層シグナリングB)を指示する。他の実施形態で、上位階層シグナリングA及び上位階層シグナリングBは同一である。すなわち、上記準共存CRSのセルIDの上位階層シグナリングは、また、上記CSI−RSが上記セルIDと関連する上記CRSと共存されることを表す。上記ネットワークシグナリング(一例で、上位階層シグナリングA)が存在しない場合、CSI−RSポート及びCRSポートは全ての特性に関して準共存されると仮定されることができない。
【0108】
上記で説明されたような本開示の実施形態に基づいて、リリーズ11UE動作に対する他の例題デザインは、上記ネットワークエンティティが上位階層シグナリング(一例で、上位階層シグナリングC)によりCSI−RSリソースXのCSI−RSポート及び上記サービングセルのCRSポートが上記ラージスケール特性のうち一つ又はそれ以上に関して準共存されると仮定することができることを指示することを含むことができる。上記CSI−RSリソースXは上記構成された上記CSI−RSリソースの最小の上記CSI−RSリソースIDに対応するCSI−RSリソースに固定されることができる(すなわち、一つの構成されたCSI−RSリソースだけが存在する場合、CSI−RSリソースXは上記構成されたCSI−RSリソースだけである)。上記CSI−RSリソースXは、上位階層シグナリング(一例で、RRC)によりCSI−RSリソースで構成されることができ、上記CSI−RSリソースは構成された上記リリーズ11CSI−RSリソースの一部である。上記シグナリングは、上記CSI−RSリソースIDを指示することができる。上記ネットワークシグナリング(一例で、上位階層シグナリングC)が存在しない場合、CSI−RSポート及びCRSポートは全ての特性に関して準共存されると仮定されない。
【0109】
上記例題デザインで説明されたようなUE動作は、リリーズ11CSI−RSリソースが構成されるか否かに基づいて調節されることができる。すなわち、上記のような動作は、ASN.1のリリーズ11CSI−RSリソース情報エレメント(information element:IE)が構成される場合にだけ適用されることができる。上記UEがレガシ(一例で、リリーズ10)CSI−RSリソースIEで構成される場合、上記UE動作は上記レガシ動作に従う。他の例で、上記デザイン例題で説明されたような上記UE動作は、上記構成された送信モードに基づいて調節されることができる。一例で、上記のような動作は送信モード10が構成される場合にだけ適用されることができる。上記UEが送信モード9で構成される場合、上記UE動作は上記レガシ動作に従う。
【0110】
本開示の多様な実施形態で、一つ以上のDM−RSポートが準共存されると仮定されることができる場合、上記DM−RSの直交性が否定的に影響を受けないように同一CDMグループに属するDM−RSポートを準共存されると割り当てることが有益でありえる。一例で、ポート7及びポート8は準共存されることができ、ポート9及びポート10は準共存されることができる。
【0111】
一例で、DM−RSポートの上記可能な準共存関係が下記<表9>に図示されている。ネットワークシグナリング(一例で、RRCを通した)はまた、関係の場合が上記UEにより仮定できるかを指示するために(一例で、2−ビットシグナリングを通して)使用される。
【0113】
上記のような場合1に対して、割り当てられたDM−RSポートの個数が4である場合、上記UEはポート7及びポート8が準共存されると仮定することができ、これに反してポート9及びポート10が準共存すると仮定することができる。
【0114】
上記で説明したような実施形態は、PDSCH受信(DM−RSを基盤とする)又はCSIフィードバック(CSI−RSを基盤とする)に対して上記チャネル推定及び/又は時間/周波数同期化性能を改善させるために使用される。多様な実施形態で、上記UEはCoMPで動作するように構成される場合、単一FFTタイミングを使用して依然としてDL信号を受信することができる。準ー固定又は動的でありえる、次のようなUEー特定シグナリングはCoMPで動作するように構成される場合、DL信号受信のSNRが向上するように、上記UEがDL信号受信のための上記DLタイミング(すなわち、FFTタイミング)を決定することを手伝うように提案される。上記ネットワークエンティティは上記UEがDL受信(一例で、PDSCH復調と、CSI−RS受信、等)に対して非ーサービングセル(一例で、隣接セル)又はTP(上記サービングセルと同一セルIDを有するか又は有しない)からのDL信号(一例で、RS)と同期化できるかを指示するためにネットワークシグナリング(一例で、RRCを通し)を提供できる。上記シグナリング無しで、上記UEは上記サービングセルと同期化することができる。また、上記ネットワークは、同期化のために特定セル(一例で、セルIDにより)又はTP(CSI−RSリソース(及び選択的にセルID))を指示できるか、上記UEはUS特許出願番号13/626、572で説明された通り、構成されたCoMP特定集合から選択されることができる。上記TPはCSI−RSリソース構成(一例で、構成インデックスと、サブフレーム構成インデックスと、CSI−RSポートの個数と、シーケンス初期化のために要求されるシグナリング)により指示できる。
【0115】
また、シグナリングは同期化、一例でCRS、CSI−RS、又は全てに対して使われなければならないRSのタイプを指示するために提供されることができる。CRSの場合、追加的なシグナリングが上記ネットワークによりどのCRSポートが同期化、一例でポート0又はポート1及び上記セルIDに対して上記UEにより使われなければならないかを指示するために選択的に提供されることができる。上記デフォルトポート及び上記サービングセルのポート0になることができる。CSI−RSの場合、上記UEは上記CSI−RSシーケンスを抽出するためにシーケンス初期化で使用される上記パラメータX
CSIRSが検出された隣接セルの上記値(上記CRSを検出するためにシーケンス初期化で使用される)とマッチングされる場合、非ーサービングセルに属するCSI−RSポートを認識できる。
【0116】
上記CSI−RSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数9>に提供されている。
【0118】
上記CRSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例が下記<数10>に提供されている。
【0120】
隣接セルに属しているCSI−RSポートを認識する場合、上記UEは、上記で説明したように上記準共存仮定が維持される、時間/周波数同期化を助けるために上記サービングセルのCRSを使用することができる。結果的に、CRS及びCSI−RS情報の全ては同期化目的のために使用される。上記準共存仮定が維持されない場合、上記UEは、時間/周波数同期化を手伝うために上記隣接セルのCRSを使用することができない。
【0121】
上記UEは、常に上記タイミングが上記PSS/SSS及び上記サービングセルのCRSにより与えられる上記サービングセルから信号を受信することが可能でなければならない。したがって、CoMPに対して新しいFFTタイミングを決定するこの実施形態によって上記ネットワークエンティティで構成される場合、又は複数のCSI−RSリソースがUS特許出願番号13/626、572で説明されるように構成される場合、上記FFTタイミングは、上記サービングセルのPSS/SSS/CRSの最も速い信号到着時間とこの実施形態又はUS特許出願番号13/626、572で説明されているような新しいタイミング基準で決定される。
【0122】
しかし、アップリンク送信及びタイミングアドバンス(timing advance)の目的のために、上記タイミング基準はPSS/SSS/CRSに基づく必要がある。一つの方法で、上記タイミング基準は、また上記アップリンク送信及びタイミングアドバンスに対して修正される。
【0123】
上記で説明したような実施形態は、PDSCH受信(DM−RSを基盤とする)又はCSIフィードバック(CSI−RSを基盤とする)に対して上記チャネル推定及び/又は時間/周波数同期化性能を改善させるために使用される。多様な実施形態で、上記UEはCoMPで動作するように構成される場合、単一FFTタイミングを使用して依然としてDL信号を受信することができる。準ー固定又は動的でありえる、次のようなUEー特定シグナリングはCoMPで動作するように構成される場合、DL信号受信のSNRが向上することができるように、上記UEがDL信号受信のための上記DLタイミング(すなわち、FFTタイミング)を決定することを手伝うように提案される。
【0124】
上記ネットワークエンティティは上記サービングセル(一例で、上記サービングセルのPSS/SSS/CRSから)から獲得される上記FFTタイミングに関して上記UEにより、適用されなければならないFFTタイミングの調整を指示するネットワークシグナリング(一例で、RRC又はMACシグナリング)を提供することができる。一例で、上記UEのノミナル(nominal)FFTタイミング(一例で、上記サービングセルのPSS/SSS/CRSから導出されたFFTタイミング)がtである場合、上記ネットワークシグナリングはΔtを指示でき、上記UEには上記UEのFFTタイミングがt−Δtと考慮することが望ましい。また、上記UEに上記FFTタイミングがt−Δtになるように修正することが要求されるように厳格な条件が適用されることができる。より一般的に、上記UEは一つ又はそれ以上のタイミング推定と、チャネル推定と、デコーディング及び復調を含むことができる受信器動作でΔtのネットワークシグナリングが考えられる。一例で、Δtは最も悪い場合のタイミングオフセットと定義されることができる。
【0125】
多くの例題で、Δtは正の値であり、したがって上記タイミング調整は上記で説明したように上記UEによりミスされる可能な速い経路を復元するために上記FFTタイミングを早めにすることを含む。しかし、負数Δt値は一部の実施形態で使用されることができる。選択的に、上記UEは上記指示されたタイミング、一例で、t−Δt−δtに追加的にFFTタイミング調整の最適化を実行することができ、δtは上記UEにより適合に見なされる追加的な調整値である。
【0126】
上記で説明したように、シグナリングは、上記ネットワークエンティティ(一例で、RRCのような上位階層シグナリングを通して)により上記UEにDM−RSリソース(一例で、特定のn
SCID値と関連する、仮想セルIDとサブフレームオフセットなどのようなDM−RS構成の集合で識別される)及びCSI−RSリソース(一例で、そのリソースID又はCSIプロセスIDにより識別される)間の上記準共存関係を指示するために提供されることができる。一例として、<表10>は、DM−RSリソースとCSI−RSリソースの間の準共存関係を図示し、X
DMRS(0)はn
SCID=0により指示される上記DMRS仮想セルIDとして考慮され、X
DMRS(1)はn
SCID=1により指示される上記DMRS仮想セルIDとして考慮される。
【0128】
DM−RSリソースの個数及びL1 CSIフィードバックのために上記UEに対して構成されるCSI−RSリソースの個数は相異することがある。一例で、上記DM−RSリソースの個数は2であってもよく、CoMP測定集合のために構成されるCSIーリソースの個数は3であってもよい。この例で、一般的な配置シナリオで、各CSI−RSリソースはCoMP協力領域で送信ポイント(transmission point:TP)に対応され、上記動的ポイント選択(Dynamic Point Selection:DPS)送信方式は3個の全てのTPを含むことができる。この場合、あるDM−RSリソースは一つ以上のCSI−RSリソースと準共存できるが、他の時間(一例で、サブフレーム)では、一例で下記<表11>及び
図7のようであり得る。<表11>は2個のDM−RSリソース及び3個のCSI−RSリソースの間の準共存関連を図示している。
【0130】
図7は、本開示の多様な実施形態によって時間の経過によるDM−RSリソース及びCSI−RSリソース準共存構成を図示している図である。この実施形態で、DM−RSリソース1は、サブフレームnでCSI−RSリソース1と準共存され、サブフレームn+1ではCSI−RSリソース2と準共存され、これに反してDM−RSリソース2はサブフレームn+2乃至サブフレームn+kでCSI−RSリソース3と準共存される。この実施形態で、追加的なシグナリングメカニズム(signaling mechanism)はどのCSI−RSリソース(一例で、CSI−RSリソース1又はCSI−RSリソース2)がサブフレーム基盤でDM−RSリソース1と準共存されると仮定されなければならないかを正確に指示するために要求されることができる。追加的なビットは上記で説明したような情報を指示するためにDM−RSを有する上記DL割当を割り当てるために使用される上記DCIフォーマットでプロビジョン(provision)される。一例で、<表11>のように上記情報を伝達する上記上位階層シグナリングにおける一つの追加的なビットは、DM−RSリソース1が割り当てられる場合にCSI−RSリソース1又はCSI−RSリソース2を指示するために上記DL割当で導入されることができる。この情報は上記DCIフォーマットで追加的なシグナリングオーバーヘッドを発生させることなくシグナリングされることができる。一例で、上記DCIフォーマットで2個のパラメータ、すなわちDM−RSシーケンス初期化のために使用される上記n
SCID(一例で、下記<数11>でX
DMRSはn
SCIDにより指示される仮想セルIDである)及び上記ディセイブル(disable)されたトランスポートブロック(transport block)のNDIは上記準共存仮定を共に指示するために使用される。ここで、上記n
SCIDは上記DM−RSリソースを指示するために仮定される。下記<表12>は準共存仮定を指示する上記DCIフォーマットでディセイブルされたトランスポートブロックのn
SCIDとNDIの共同使用の一例を図示している。この例で、準共存仮定の解析はまた上記割り当てられたランク(一例で、階層等の個数)を基盤とする。上記ディセイブルされたトランスポートブロックの再使用されるNDIは一例であるにすぎ
ない。上記DCIフォーマットで他のビットは、また、上記他のビットが特定場合で特定の目的をサービスしなかったり又はこの目的のために上記他のビットを再使用することが元の意図されたビットに対する目的に対して否定的な影響を及ばない場合に、この目的のために再使用されることができる。上記DM−RSシーケンス初期化数式を計算するための数式の一例は下記<数11>に提供されている:
【0133】
上記UEは、一例で<表11>に図示されるように、又は下記で具体的に説明されるように、DM−RSリソース及びCSI−RSリソースの間の上記準ー固定準共存関係に基づいて上位階層シグナリング(一例で、RRC)により構成されることができる。上記UEはサブフレーム基盤で(一例で、上記<表12>に図示されるように)上記準共存仮定を決定するために上記DCIフォーマットで上記n
SCID値を検出する。
【0134】
多様な実施形態はDM−RSリソースと上記CSI−RSリソースをリンク(link)することを提供する。上記RRCシグナリング構造は上記DM−RSリソースと上記CSI−RSリソースがどのようにリンクされるかを指示するためにシグナリングされることができる。上記非ーゼロ電力(non―zero power)CSI−RSリソースは、これに限定されるものではなく、例えば、CSI−RS構成と、サブフレーム構成と、P
cと、AntennaPortsCountなどを含むことができる。一部の実施形態で、P
cとCSI−RSリソースを関連付ける代りに、他の設計はP
cとCSIプロセスを関連させる。
【0135】
一例(すなわち、例題1)で、上記ネットワークエンティティがDM−RSリソースとCSI−RSリソース間の上記準共存関係を上記UEに指示するために提供されるシグナリングは、次のような好ましいシグナリング構造を有することができる:
【0136】
CSI process config list {
CSI process config x{
CSI process id
X
CSIRS (virtual cell ID for CSIーRS)
Nonーzero power CSIーRS resource config
IMR config
・・・
}
・・・
}
DMーRS config list{
DMーRS config 1{
X
DMRS(0) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g. subframe offset)
List of CSI process IDs (this is the list of CSIーRS resources that can be quasi coーlocated with the DMーRS resource y), e.g. {CSI process ID 1, CSI process ID 2}
}
DMーRS config 2{
X
DMRS(1) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g. subframe offset)
List of CSI process IDs (this is the list of CSIーRS resources that can be quasi coーlocated with the DMーRS resource y), e.g. {CSI process ID 3}
}
}
【0137】
上記のような例の変更(すなわち、例題1a)で、上記好ましいシグナリング構造は、次を含むことができる:
CSI process config list {
CSI process config x{
CSI process ID
CSIーRS resource ID
IMR resource ID
・・・
}
・・・
}
CSIーRS resource config list {
CSIーRS resource config x {
CSIーRS resource id
CSIーRS virtual cell id
Non zeroーpower CSIーRS resource config
Non zeroーpower CSIーRS subframe config
・・・
}
・・・
}
IMR resource config list {
IMR resource config x {
IMR resource ID
IMR resource config
IMR subframe config
・・・
}
・・・
}
DMーRS config list{
DMーRS config 1{
X
DMRS(0) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g. subframe offset)
A CSIーRS resource ID or a list of CSIーRS resource IDs (this is the CSIーRS resource(s) that can be quasi coーlocated with the DMーRS resource y), e.g. {CSIーRS resource ID 1} or {CSIーRS resource ID 1, CSIーRS resource ID 2}
}
DMーRS config 2{
X
DMRS(1) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g. subframe offset)
A CSIーRS resource ID or a list of CSIーRS resource ids
}
}
【0138】
上記のような例の変更(すなわち、例題1b)で、CSI−RSリソースが上記ネットワークによりセルのCRSと準共存されるとシグナリングされる場合、上記準共存CRSに関する情報は、次のような好ましいシグナリング構造を使用して上記CSI−RSリソース構成に含まれることができる:
【0139】
CSI process config list {
CSI process config x{
CSI process id
CSIーRS resource id
IMR resource id
・・・
}
・・・
}
CSIーRS resource config list {
CSIーRS resource config x {
CSIーRS resource id
Non zeroーpower CSIーRS resource config
Non zeroーpower CSIーRS subframe config
Indication that the CSIーRS resource is quasi coーlocated with a CRS
・・・
}
・・・
}
CSIーRS resource config list {
CSIーRS resource config x {
CSIーRS resource id
Non zeroーpower CSIーRS resource config
Non zeroーpower CSIーRS subframe config
Indication that the CSIーRS resource is quasi coーlocated with serving cell CRS
・・・
}
・・・
}
CSIーRS resource config list {
CSIーRS resource config x {
CSIーRS resource id
Non zeroーpower CSIーRS resource config
Non zeroーpower CSIーRS subframe config
Indication that the CSIーRS resource is quasi coーlocated with a CRS
CRS cellーID (optional)
・・・
}
・・・
}
IMR resource config list {
IMR resource config x {
IMR resource id
IMR resource config
IMR subframe config
・・・
}
・・・
}
DMーRS config list{
DMーRS config 1{
X
DMRS(0) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g. subframe offset)
A CSIーRS resource ID or a list of CSIーRS resource IDs (this is the CSIーRS resource(s) that can be quasi coーlocated with the DMーRS resource y), e.g. {CSIーRS resource ID 1} or {CSIーRS resource ID 1, CSIーRS resource ID 2}
}
DMーRS config 2{
X
DMRS(1) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g., subframe offset)
A CSIーRS resource ID or a list of CSIーRS resource ids
}
}
}
【0140】
上記のような例の変更(すなわち、例題1c)で、CSI−RSリソースが上記ネットワークによりセルのCRSと準共存されるとシグナリングされる場合、上記準共存CRSに関する情報は次のような好ましいシグナリング構造を使用して上記CSI−RSリソース構成に含まれることができる:
【0141】
CSI process config list {
CSI process config x{
CSI process id
CSIーRS resource id
IMR resource id
・・・
}
・・・
}
CSIーRS resource config list {
CSIーRS resource config x {
CSIーRS resource id
Non zeroーpower CSIーRS resource config
Non zeroーpower CSIーRS subframe config
Cell ID of the quasi coーlocated CRS
・・・
}
・・・
}
CSIーRS resource config list {
CSIーRS resource config x {
CSIーRS resource id
Non zeroーpower CSIーRS resource config
Non zeroーpower CSIーRS subframe config
Indication that the CSIーRS resource is quasi coーlocated with serving cell CRS
・・・
}
・・・
}
IMR resource config list {
IMR resource config x {
IMR resource id
IMR resource config
IMR subframe config
・・・
}
・・・
}
DMーRS config list{
DMーRS config 1{
X
DMRS(0) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g. subframe offset)
A CSIーRS resource ID or a list of CSIーRS resource IDs (this is the CSIーRS resource(s) that can be quasi coーlocated with the DMーRS resource y), e.g. {CSIーRS resource ID 1} or {CSIーRS resource ID1, CSIーRS resource ID 2}
}
DMーRS config 2{
X
DMRS(1) (virtual cell ID for DMRS resource y)
・・・ (e.g. subframe offset)
A CSIーRS resource ID or a list of CSIーRS resource ids
}
}
【0142】
2番目の例(すなわち、例題2)で、上記ネットワークエンティティにより提供されているシグナリングは、次のような好ましいシグナリング構造を使用してCSI−RSリソースパラメータ値とDM−RSリソースパラメータ値の暗黙的なリンクを許可することができる:
【0143】
CSI process config list {
CSI process config x{
CSI process id
X
CSIRS (virtual cell ID for CSIーRS)
Nonーzero power CSIーRS resource config
IMR config
・・・
}
}
DMーRS config list{
DMーRS config 1 {
List of CSI process IDs (CSI process ID not only indicates quasi coーlocation association, but also indicates the DMーRS resource values, e.g. the virtual cell ID of DMーRS and the subframe offset (e.g. virtual cell ID of DMーRS resource 1 is the same as the virtual cell ID of the CSIーRS associated with the CSI process id), similarly for subframe offset)
e.g. {CSI process ID 1, CSI process ID 2}
}
DMーRS config 2 {
List of CSI process IDs (CSI process ID not only indicates quasi coーlocation association, but also indicates the DMーRS resource values, e.g. the virtual cell ID of DMーRS and the subframe offset (e.g. virtual cell ID of DMーRS resource 2 is the same as the virtual cell ID of the CSIーRS associated with the CSI process ID), similarly for subframe offset)
e.g. {CSI process ID 3}
}
}
【0144】
上記のような例の変更(すなわち、例題2a)で、CSI−RSリソースパラメータ値とDM−RSリソースパラメータ値の暗黙的なリンクを許可する好ましいシグナリング構造は、次を含むことができる:
【0145】
CSI process config list {
CSI process config x{
CSI process id
CSIーRS resource id
IMR resource id
・・・
}
}
CSIーRS resource config list {
CSIーRS resource config x {
CSIーRS resource id
CSIーRS virtual cell id
Non zeroーpower CSIーRS resource config
Non zeroーpower CSIーRS subframe config
・・・
}
・・・
}
IMR resource config list {
IMR resource config x {
IMR resource ID
IMR resource config
IMR subframe config
・・・
}
・・・
}
DMーRS config list{
DMーRS config 1 {
A CSIーRS resource ID or a list of CSIーRS resource IDs (CSIーRS resource ID not only indicates quasi coーlocation association, but also indicates the DMーRS resource values, e.g. the virtual cell ID of DMーRS and the subframe offset (e.g. virtual cell ID of DMーRS resource 1 is the same as the virtual cell ID of the CSIーRS associated with the CSIーRS resource id), similarly for subframe offset)
e.g. {CSIーRS resource ID 1} or {CSIーRS resource ID 1, CSIーRS resource ID 2}
}
DMーRS config 2 {
A CSIーRS resource ID or a list of CSI resource IDs
}
}
【0146】
EPDCCH DM−RSに対する多様な実施形態で、eNBは上記EPDCCH DMRSとCSI−RSリソースとの間の上記準共存関係のUE(一例で、RRCのような上位階層シグナリングにより)を構成する。上記eNBは、上記EPDCCHに対してCSIリソースIDを構成することで、上記UEの上記準共存関係を構成することができる。一例で、EPDCCH DM−RSに対して、上記eNB UEは仮想セルID及びCSIリソースIDを特定に構成する。UEが仮想セルIDとCSIリソースIDで構成される場合、上記UEは、上記EPDCCH DMRSのスクランブリングシーケンスを獲得するために上記仮想セルIDを使用し、上記UEは、上記EPDCCH DMRSと上記CSIリソースIDと関連するCSI RSが準共存されると仮定する。
【0147】
他の例で、EPDCCH DM−RSに対して、上記eNBは少なくとも一つのペアの仮想セルIDとCSIリソースIDを特定に構成する。一例で、UEは2個のペアの仮想セルIDとCSIリソースIDで構成されることができる。次に、上記UEは、2個の仮設(hypotheses)で上記EPDCCHでDCIをブラインド検出しようと試し、ここで上記2個の仮設のうち一つは第1のペアを有し、残りの一つは第2のペアを有する。上記UEが上記第1のペアのパラメータでDCIをブラインド検出する場合、上記UEは、上記EPDCCH DM−RSのスクランブリングシーケンスを獲得するために、上記第1のペアの仮想セルIDを使用し、上記UEは、上記第1のペアのCSIリソースIDと関連するEPDCCH DM−RS及びCSI RSが準共存されると仮定する。同様に、上記UEが上記第2のペアでDCIをブラインド検出する場合、上記UEは上記第2のペアの仮想セルIDでスクランブリングされた上記EPDCCH DM−RSと上記第2のペアのCSIリソースIDと関連するCSI−RSが準共存されると仮定する。
【0148】
他の例で、EPDCCH DM−RSに対して、上記eNBはCSIリソースIDを特定に構成する。UEがCSIリソースIDで構成される場合、上記UEは上記CSIリソースIDにより指示される上記CSI−RS構成から上記EPDCCH DM−RSのスクランブリングシーケンスを導出するために仮想セルIDを導出し、上記UEは上記CSIリソースIDと関連する上記EPDCCH DM−RS及びCSI RSは準共存されると仮定する。ここで、上記導出された仮想セルIDは、上記CSIリソースIDと関連するCSI−RSに対して構成された上記仮想セルIDと同一であり得る。
【0149】
EPDCCH DM−RSに対する一実施形態で、2個のCSIリソースIDが別途に構成されるが、一つは局部的なEPDCCHのためのものであり、残りの一つは分散されたEPDCCHのためのものである。この方法は、CoMPシナリオ4で有用であり、上記CoMPシナリオ4で、局部的なEPDCCHは領域分割のためにピコセルから送信され、分散されたEPDCCHはSFN方法で送信される。ある特定場合で、上記局部的なEPDCCHのためのDM−RSは同一サブフレームで、上記PDSCHに対するDM−RSと準共存されると仮定できる。この場合、共通CSIリソースIDは二つのDM−RSに対して使用される。EPDCCH DM−RSに対する他の実施形態で、共通CSIリソースIDは局部的な及び分散されたEPDCCH(一例で、簡単性のために)に対して構成される。
【0150】
他の実施形態で、EPDCCH DMRSとCRSの間のデフォルト準共存関係が定義される。この場合、上記ネットワークによる明示的な構成が存在しない場合、UEは、EPDCCH DM−RSとCRSが準共存されると仮定することができる。分散されたEPDCCHのDMRSに対する他の実施形態で、UEは、CRSが上記EPDCCHと準共存されると仮定することができる。一方、、局部的なEPDCCHのDMRSに対して、上記UEはCSI−RSが上記EPDCCHと準共存されると仮定することができ、ここで上記CSI−RSは、CSI−RSと局部的なEPDCCH間の上記準共存情報を表すために構成されたCSIリソースIDに該当するCSI−RSである。他の実施形態で、上記EPDCCHのDMRSはCRS及び/又はCSI−RSのうちどれにも柔軟にマッピングされることができる(一例で、上記EPDCCHのDMRSに対するCSIリソースIDを構成することによって)。上記CSIリソースID0がCRSのために使用されることができ、正の整数CSIリソースIDがCSI−RSのために使用される。
【0151】
図8は、本開示の多様な実施形態によるUEによって準共存基準信号ポートを識別する他のプロセスを図示している図である。一例で、
図8に図示されている上記プロセスは
図4の上記受信器410により実行される。また、上記プロセスは
図5の上記UE505により実現されることができる。
【0152】
上記プロセスは、上記UEとダウンリンク制御情報を受信することを開始する(ステップ805)。一例で、ステップ805で、上記ダウンリンク制御情報は上位階層シグナリングされたり(一例で、RRCを通し)又は動的にシグナリングされる(一例で、PDCCH又はEPDCCH)。
【0153】
次に、上記UEは、上記UEに対して構成されたDM−RSポートと準共存されるCSI−RSリソースを識別する(ステップ810)。一例で、ステップ810で、上記UEは、上記CSI−RSポート及び/又はDM−RSポート割当を識別することができ、次に上記で説明したような実施形態によって上記制御情報から上記準共存仮定の指示を識別することができる。追加的に、上記UEは、上記CSI−RSポートと関連するCRSポートが上記CSI−RSリソースが上記割り当てられたDM−RSリソースと準共存されると識別することに対する応答として、上記割り当てられたDM−RSポートと準共存されると識別することができる。
【0154】
次に、上記UEは、上記DM−RSポートに対するラージスケール特性を識別する(ステップ815)。上記割り当てられたDM−RSポートと準共存される上記CSI−RSポートは、上記DM−RSポートに対する上記ラージスケール特性のうち少なくとも一部が上記割り当てられたCSI−RSポートに対する上記ラージスケール特性から解析されることができ、その逆も同一であることを意味する。一例で、ステップ815で、上記UEは上記割り当てられたCSI−RSポートに対するラージスケール特性に基づいて上記DM−RSポートに対する上記ラージスケール特性を抽出することができる。一例で、上記導出されたラージスケール特性は、ドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延、又は遅延拡散のうち一つ又はそれ以上を含むと説明したが、それに限定されるものではない。
【0155】
次に上記UEはチャネル推定と、時間同期化、又は周波数同期化のうち少なくとも一つを実行する(ステップ820)。一例で、ステップ820で、上記UEは、上記DM−RS及び/又は上記CSI−RSポートに対する上記識別されたラージスケール特性を使用して上記チャネル推定を実行することができる。上記識別されたラージスケール特性は、上記チャネル推定を改善させるために測定された特性に追加して又は測定された特性に代えて使用されることができる。追加的に、又は選択的に、上記UEはタイミング及び/又は周波数同期化に対する上記識別されたラージスケール特性を使用することができる。
【0156】
図9は本開示の多様な実施形態によるUEによって準共存基準信号ポートを識別する他のプロセスを図示している図である。一例で、
図9に図示されている上記プロセスは
図4の上記受信器410により実行できる。また、上記プロセスは
図5の上記UE505により実現されることができる。
【0157】
上記プロセスは、上記UEとダウンリンク制御情報を受信することを開始する(ステップ905)。一例で、ステップ905で、上記ダウンリンク制御情報は上位階層シグナリングされることができる(一例で、RRCを通して)。
【0158】
次に、上記UEは、上記UEに対して構成されたCSI−RSポートと準共存されるCRSポートを識別する(ステップ910)。一例で、ステップ910で、上記UEは上記CSI−RSポート及び/又はCRSポート割当を識別することができ、次に上記で説明したような実施形態によって上記制御情報から上記準共存仮定の指示を識別することができる。ある特定の例題で、上記UEは、上記ダウンリンク制御情報から、一つ又はそれ以上のCRSポートに関連するセル識別子と、上記UEに対して構成されたCSI−RSリソースと関連する一つ又はそれ以上のCSI−RSポートを識別することができ、次に上記一つ又はそれ以上の識別されたCRSポートは、上記UEに対して構成されたCSI−RSリソースと関連する上記一つ又はそれ以上の識別されたCSI−RSポートと準共存されると決定することができる。
【0159】
次に、上記UEは、上記CSI−RSポートに対するラージスケール特性を識別する(ステップ915)。上記構成されたCSI−RSポートと準共存される上記CRSポートは、上記CSI−RSポートに対する上記ラージスケール特性のうち少なくとも一部が上記CRSポートに対する上記ラージスケール特性から解析されることができ、その逆も同一であることを意味する。一例で、ステップ915で、上記UEは、上記構成されたCRSポートに対するラージスケール特性に基づいて上記CSI−RSポートに対する上記ラージスケール特性を抽出することができ、その逆も同一であることを意味する。一例で、上記ラージスケール特性は、ドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延、又は遅延拡散のうち一つ又はそれ以上を含むことに説明したが、それに限定されるものではない。
【0160】
次に、上記UEは、チャネル推定と、時間同期化、又は周波数同期化のうち少なくとも一つを実行する(ステップ920)。一例で、ステップ920で、上記UEは、上記CRSポート又は、上記CSI−RSポートに対する上記識別されたラージスケール特性を使用し、上記チャネル推定を実行することができる。
【0161】
上記識別されたラージスケール特性は上記チャネル推定を改善させるために測定された特性に追加して又は測定された特性に代えて使用されることができる。追加的に、又は選択的に、上記UEはタイミング及び/又は周波数同期化に対する上記識別されたラージスケール特性を使用することができる。
【0162】
図8及び
図9は、UEが準共存基準信号ポートを区分するプロセスの例を図示しているが、多様な変更が
図8及び
図9に反映されることができる。一例で、連続的な過程が図示されているが、各図面で多様な動作はオーバーラップされ、並列で発生されたり、他の順序で発生されたり、又は複数回発生されることがある。
【0163】
一方、本開示は好ましい実施例に関し説明したが、多様な変形及び修正が該当技術分野の当業者に提示されることができる。本開示は添付される請求項の範囲内で上記のような変形及び修正を含むことができる。