【実施例】
【0150】
実施例1 6-(1-エチルピラゾール-4-イル)-1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン101
工程A:6-クロロ-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジンの調製
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方法I:6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(3.78g、24.6mmol)、炭酸セシウム(16.1g、49.2mmol)及び2,6-ジフルオロピリジン(3.40g、29.5mmol)のジメチルスルホキシド50.0mL中溶液を70℃で2時間撹拌した。水に注ぎ入れることによって反応をクエンチし、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(25%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると収率52%で所望の生成物3.2gが得られた。MS(ESI)m/z:249.2[M+H]
+
【0151】
方法II:6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(13.778mmol、2115.9mg)、2-ブロモ-6-フルオロ-ピリジン(15.156mmol、2667.3mg)、N,N'-ジメチルエチレンジアミン(13.778mmol;1.215g;1.37mL)、ヨウ化銅(13.778mmol;2650.5mg)及び炭酸カリウム(15.156mmol;2.12g)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、100℃で20時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をシリカ上で精製し、ヘプタン中0から100%酢酸エチルで溶出すると灰白色固体(1.90g、55%)MS(ESI)m/z:249[M+H]
+として6-クロロ-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。
【0152】
工程B:tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレートの調製
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6-クロロ-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(100mg、0.40mmol)及び1-N-Boc-ピペラジン(380mg、2.0mmol)のジメチルスルホキシド(3.0mL)中溶液を95℃で4時間加熱した。水を用いて反応をクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン_25%EtOAc)によって精製すると所望の生成物110mg66%収率が得られた。MS(ESI)m/z:415.1[M+H]
+
【0153】
工程C:6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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圧力管内のtert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.5112mmol;212.1mg)、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾール(1.022mmol;227.1mg)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.05112mmol;42.6mg)、酢酸カリウム水和物(0.7668mmol;0.77mL)及び炭酸ナトリウム十水和物(0.7668mmol;0.77mL)のアセトニトリル(10mL)中混合物を、マイクロ波下150℃で15分間加熱した。混合物を室温に冷却した。層を分離した。水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、暗黄褐色固体としてtert-ブチル4-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートが得られた。
【0154】
tert-ブチル4-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.2486mmol;118mg)のDCM(5mL)及びTFA(5mL)中混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン101(47.5mg、50%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.15 - 9.11 (s, 1H), 8.67 - 8.65 (s, 1H), 8.54 - 8.51 (s, 1H), 8.27 - 8.24 (s, 1H), 7.91 - 7.88 (s, 1H), 7.78 - 7.72 (t, J= 8.1 Hz, 1H), 7.24 - 7.18 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.80 - 6.74 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 4.26 - 4.17 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.65 - 3.56 (m, 4H), 2.96 - 2.86 (m, 4H), 1.46 - 1.41 (t, J = 7.3 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 375.1 [M+H]
+
【0155】
実施例2 6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン102
実施例1に記載される手順に従い、構造:
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を有する1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾールで始めると、102が2工程で灰白色固体(174mg、32%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.17 - 9.07 (s, 1H), 8.71 - 8.57 (s, 1H), 8.56 - 8.47 (s, 1H), 8.26 - 8.15 (s, 1H), 7.91 - 7.82 (s, 1H), 7.80 - 7.69 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 - 7.15 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.81 - 6.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.99 - 3.82 (s, 3H), 3.66 - 3.52 (m, 4H), 2.96 - 2.85 (m, 4H); MS (ESI) m/z: 361.2 [M+H]
+
【0156】
実施例3 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(5-イソプロピルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン103
実施例8に記載される手順に従い、1,4-ジアゼパンで始めると、103が灰白色固体(29.4mg、24%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.36 - 9.28 (s, 1H), 9.09 - 9.04 (d, J= 2.0 Hz, 1H), 9.03 - 9.01 (s, 1H), 8.66 - 8.61 (s, 1H), 8.59 - 8.55 (d, J= 2.1 Hz, 1H), 8.30 - 8.24 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.76 - 7.65 (t, J= 8.1 Hz, 1H), 7.23 - 7.16 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.65 - 6.58 (d, J= 8.5 Hz, 1H), 3.93 - 3.72 (dt, J = 10.0, 5.5 Hz, 4H), 3.12 - 3.03 (dt, J= 14.0, 7.0 Hz, 1H), 2.99 - 2.90 (m, 2H), 2.73 - 2.66 (m, 2H), 1.91 - 1.80 (m, 2H), 1.33 - 1.30 (d, J = 6.9 Hz, 6H); MS (ESI) m/z: 414.1 [M+H]
+
【0157】
実施例4 6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン104
実施例8に記載される手順に従い、6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及びピペラジンで始めると、104が2工程で灰白色固体(22.3mg、18%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.35 - 9.27 (s, 1H), 9.16 - 9.08 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 9.08 - 9.01 (s, 1H), 8.67 - 8.59 (s, 1H), 8.57 - 8.50 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.30 - 8.21 (s, 1H), 7.85 - 7.73 (m, 2H), 7.66 - 7.44 (m, 2H), 7.28 - 7.23 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.85 - 6.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.65 - 3.57 (m, 4H), 2.98 - 2.81 (m, 4H), 2.79 - 2.70 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 1.75 - 1.52 (m, 3H), 1.32 - 1.24 (t, J = 7.6 Hz, 3H).; MS (ESI) m/z:386.2 [M+H]
+
【0158】
実施例5 6-(5-イソプロピルピリジン-3-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル) ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン105
実施例8に記載される手順に従い、ピペラジンで始めると、105が灰白色固体(26.6mg、22%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.37 - 9.27 (s, 1H), 9.12 - 9.06 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 9.05 - 9.02 (s, 1H), 8.67 - 8.62 (s, 1H), 8.60 - 8.55 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.34 - 8.27 (t, J= 2.0 Hz, 1H), 7.80 - 7.72 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.29 - 7.21 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.86 - 6.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.66 - 3.58 (m, 4H), 3.12 - 3.03 (dt, J = 13.8, 6.9 Hz, 1H), 2.93 - 2.82 (m, 4H), 1.34 - 1.30 (d, J = 6.9 Hz, 6H); MS (ESI) m/z:400.2 [M+H]
+
【0159】
実施例6 1-(6-(6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール106
実施例8に記載される手順に従い、6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1,4-ジアゼパン-6-オールで始めると、106が灰白色固体(49.4mg、12%)として得られた。MS(ESI)m/z:416.1[M+H]
+
【0160】
実施例7 (R)-1-(6-(6-(5-イソプロピルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン107
実施例8に記載される手順に従い、tert-ブチルN-[(3R)-3-ピペリジル]カルバメートで始めると、107が2工程で灰白色固体(33.5mg、27%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.38 - 9.29 (s, 1H), 9.14 - 9.09 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 9.06 - 9.00 (s, 1H), 8.67 - 8.61 (s, 1H), 8.60 - 8.55 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.36 - 8.30 (s, 1H), 7.79 - 7.70 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 - 7.14 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.84 - 6.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.31 - 4.13 (m, 3H), 3.13 - 3.04 (dt, J= 13.7, 6.6 Hz, 3H), 2.87 - 2.79 (m, 1H), 2.80 - 2.72 (m, 2H), 1.96 - 1.75 (m, 2H), 1.68 - 1.52 (dd, J = 24.1, 11.8 Hz, 2H), 1.33 - 1.30 (d, J = 7.0 Hz, 7H); MS (ESI) m/z: 414.1 [M+H]
+
【0161】
実施例8 (3S)-1-[6-[6-(5-イソプロピル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン108
工程A:3-ブロモ-5-イソプロペニル-ピリジンの調製
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圧力管内の[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物;98.0質量%、酢酸カリウム水和物(7.4997mmol;3.7mL)、炭酸ナトリウム十水和物(7.4997mmol;3.7mL)、アセトニトリル(15mL)及び3,5-ジブロモピリジン(4.9998mmol;1184.4mg)の2-イソプロペニル-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(4.9998mmol;840.0mg;0.940mL)中混合物を、マイクロ波下120℃で3分間加熱した。混合物を室温に冷却した。層を分離した。水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から10%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、暗黄褐色固体(512.6mg、52%)として3-ブロモ-5-イソプロペニル-ピリジンが得られた。
【0162】
工程B:3-(プロパ-1-エン-2-イル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンの調製
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圧力管内の3-ブロモ-5-イソプロペニル-ピリジン(5.1767mmol;1025.3mg)、4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)- 1,3,2-ジオキサボロラン(7.7651mmol;1972mg)、酢酸カリウム(7.7651mmol;762.10mg)及び[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.25884mmol;216mg)の1,4-ジオキサン(15mL)中混合物を窒素で1分間パージし、次いで、密閉し、85℃で一晩加熱した。反応混合物を、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをEtOAcで洗浄した。濾液を水及び食塩水で洗浄した。有機層を、MgSO4を用いて乾燥させ、次いで、濃縮すると3-(プロパ-1-エン-2-イル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンが得られ、これを精製することなく使用した。
【0163】
工程C:1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-6-(5-イソプロピルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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圧力管内の6-クロロ-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.759mmol;437.3mg)、3-イソプロペニル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(2.638mmol;646.6mg)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.1759mmol;147mg)、酢酸カリウム水和物(2.638mmol;1.3mL)及び炭酸ナトリウム(2.638mmol;1.3mL)のアセトニトリル(10mL)中混合物をマイクロ波下150℃で5分間加熱した。混合物を室温に冷却した。層を分離した。水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、1-(6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(5-イソプロペニル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。
【0164】
250mL丸底フラスコ内の上記1-(6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(5-イソプロペニル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジンのエタノール(50mL)中溶液に、パールマン触媒(0.3523mmol;247.4mg)を添加した。フラスコを真空にし、水素バルーンと接続した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮した。残留物をDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-6-(5-イソプロピルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(479.2mg、82%)が得られた。
【0165】
工程D:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(5-イソプロピル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の1-(6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(5-イソプロピル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.3032mmol;120.0mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(0.9095mmol;182.2mg)及びN-メチルモルホリン(3.032mmol;310mg;0.337mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(3mL)中混合物を120℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、EtOAcと水に分配した。有機層を濃縮するとtert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(5-イソプロピル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメートが得られ、これを精製することなく使用した。
【0166】
DCM(5mL)及びTFA(5mL)中の上記tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(5-イソプロピル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメートを室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると108(33.9mg、37%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.35 - 9.30 (s, 1H), 9.13 - 9.10 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 9.06 - 9.02 (s, 1H), 8.66 - 8.61 (s, 1H), 8.58 - 8.55 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.35 - 8.31 (d, J= 1.9 Hz, 1H), 7.78 - 7.70 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 - 7.17 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.84 - 6.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.32 - 4.14 (dd, J= 37.4, 11.8 Hz, 2H), 3.12 - 3.01 (td, J = 12.8, 5.7 Hz, 2H), 2.87 - 2.70 (ddd, J = 15.5, 13.1, 7.6 Hz, 2H), 1.96 - 1.74 (m, 2H), 1.64 - 1.51 (dd, J = 24.5, 11.5 Hz, 2H), 1.33 - 1.31 (d, J = 7.0 Hz, 6H); MS (ESI) m/z: 414.1 [M+H]
+
【0167】
実施例9 5-[1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]チアゾール109
5-[1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]チアゾール(50mg、0.17mmol)及び1-N-boc-ピペラジン(175mg、0.921mmol)のジメチルスルホキシド2.0mL中溶液を95℃で8時間加熱した。水を用いて反応をクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮するとtert-ブチル4-[6-(6-チアゾール-5-イルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート:
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が得られた。
【0168】
tert-ブチル4-[6-(6-チアゾール-5-イルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレートのジオキサン(1.5mL、6.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及びジオキサン1.0mL中混合物を室温で14時間撹拌した。反応物を濃縮した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると72%収率で109(44mg)が得られた。MS(ESI)m/z:364.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.20 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 8.94 (s, 1H), 8.64 - 8.59 (m, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.65 - 3.57 (m, 4H), 2.96 - 2.88 (m, 4H)
【0169】
実施例10 (3R)-1-[6-(6-チアゾール-5-イルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン110
実施例9の調製の手順に従うと、110が得られた。MS(ESI)m/z:378.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.19 (d, J= 13.5 Hz, 2H), 8.96 (s, 1H), 8.60 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.74 (t, J= 8.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.22 (dd, J = 10.2, 6.2 Hz, 2H), 3.15 - 3.04 (m, 1H), 2.91 - 2.74 (m, 2H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.90 - 1.80 (m, 1H), 1.79 - 1.50 (m, 3H), 1.41 - 1.27 (m, 1H).
【0170】
実施例11 6-(5-シクロプロピルピリジン-3-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン111
実施例8に記載される手順に従い、6-(5-シクロプロピルピリジン-3-イル)-1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及びピペラジンで始めると、111が灰白色固体(41.7mg、31%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.33 - 9.28 (s, 1H), 9.06 - 8.99 (d, J = 2.5 Hz, 2H), 8.66 - 8.61 (s, 1H), 8.50 - 8.45 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.09 - 8.03 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.81 - 7.73 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.29 - 7.20 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.85 - 6.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.65 - 3.56 (m, 4H), 2.94 - 2.84 (m, 4H), 2.13 - 2.04 (m, 1H), 1.12 - 1.04 (m, 2H), 0.88 - 0.81 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 398.2 [M+H]
+
【0171】
実施例12 6-(5-シクロプロピルピリジン-3-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン112
実施例8に記載される手順に従い、6-(5-シクロプロピルピリジン-3-イル)-1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1,4-ジアゼパンで始めると、112が灰白色固体(30.9mg、22%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.37 - 9.25 (s, 1H), 9.04 - 8.98 (s, 2H), 8.67 - 8.59 (s, 1H), 8.51 - 8.45 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.05 - 7.99 (t, J= 2.1 Hz, 1H), 7.74 - 7.66 (dd, J = 14.5, 6.5 Hz, 1H), 7.24 - 7.15 (t, J= 7.4 Hz, 1H), 6.65 - 6.58 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.90 - 3.73 (dt, J= 10.0, 5.5 Hz, 4H), 3.00 - 2.91 (m, 2H), 2.75 - 2.65 (dd, J = 13.3, 7.3 Hz, 2H), 2.12 - 2.04 (m, 1H), 1.91 - 1.81 (m, 2H), 1.12 - 1.03 (m, 2H), 0.88 - 0.81 (m, 2H).; MS (ESI) m/z: 412.2 [M+H]
+
【0172】
実施例13 (S)-1-(6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン113
実施例8に記載される手順に従い、1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び(S)-2-メチルピペラジンで始めると、113が灰白色固体(26.3mg、24%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.39 - 9.28 (m, 1H), 9.20 - 9.11 (d, J= 2.1 Hz, 1H), 9.11 - 9.02 (s, 1H), 8.72 - 8.61 (m, 2H), 8.60 - 8.53 (t, J= 2.1 Hz, 1H), 7.84 - 7.67 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.32 - 7.18 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.87 - 6.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.08 - 4.98 (dd, J= 8.2, 6.2 Hz, 2H), 4.76 - 4.68 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.48 - 4.35 (m, 1H), 4.28 - 4.13 (dd, J = 20.9, 11.0 Hz, 2H), 3.06 - 2.88 (ddd, J= 19.7, 14.7, 7.1 Hz, 2H), 2.87 - 2.73 (m, 2H), 2.60 - 2.53 (m, 1H), 2.39 - 2.31 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 1.09 - 0.99 (dd, J = 14.9, 6.2 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 428.2 [M+H]
+
【0173】
実施例14 6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン114
実施例8に記載される手順に従い、1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及びピペラジンで始めると、114が灰白色固体(14.3mg、13%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.36 - 9.31 (s, 1H), 9.20 - 9.14 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 9.10 - 9.05 (s, 1H), 8.70 - 8.62 (m, 2H), 8.57 - 8.52 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.81 - 7.74 (t, J= 8.1 Hz, 1H), 7.28 - 7.22 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.85 - 6.78 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 5.08 - 5.00 (dd, J = 8.3, 6.1 Hz, 2H), 4.77 - 4.70 (t, J= 6.3 Hz, 2H), 4.47 - 4.38 (m, 1H), 3.65 - 3.56 (m, 4H), 2.99 - 2.75 (m, 4H).; MS (ESI) m/z: 414.2 [M+H]
+
【0174】
実施例15 1-(6-(6-(5-シクロプロピルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール115
実施例8に記載される手順に従い、6-(5-シクロプロピルピリジン-3-イル)-1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1,4-ジアゼパン-6-オールで始めると、115が灰白色固体(25.1mg、17%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.31 - 9.27 (s, 1H), 9.07 - 9.00 (dd, J = 16.3, 6.5 Hz, 2H), 8.65 - 8.59 (d, J= 5.6 Hz, 1H), 8.48 - 8.44 (t, J = 2.8 Hz, 1H), 8.09 - 8.03 (t, J= 2.0 Hz, 1H), 7.73 - 7.67 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.20 - 7.14 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.73 - 6.68 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.82 - 4.73 (s, 1H), 4.03 - 3.87 (m, 3H), 3.74 - 3.57 (m, 2H), 3.02 - 2.93 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 2.87 - 2.75 (dd, J = 13.8, 3.8 Hz, 1H), 2.70 - 2.60 (dd, J = 13.8, 5.9 Hz, 1H), 2.15 - 2.03 (m, 1H), 1.10 - 1.02 (m, 2H), 0.92 - 0.82 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 428.2 [M+H]
+
【0175】
実施例16 1-(6-(6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール116
実施例8に記載される手順に従い、1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1,4-ジアゼパン-6-オールで始めると、116が灰白色固体(7.2mg、6%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.35 - 9.29 (s, 1H), 9.23 - 9.16 (dd, J = 8.9, 2.0 Hz, 1H), 9.11 - 9.04 (d, J= 8.6 Hz, 1H), 8.77 - 8.62 (m, 2H), 8.55 - 8.46 (dd, J = 15.4, 8.6 Hz, 1H), 7.74 - 7.67 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 - 7.16 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.77 - 6.68 (dd, J = 8.5, 2.9 Hz, 1H), 5.69 - 5.45 (d, J = 72.4 Hz, 1H), 5.06 - 5.00 (dd, J = 8.1, 6.2 Hz, 1H), 4.81 - 4.70 (dd, J= 13.5, 6.7 Hz, 2H), 4.48 - 4.40 (m, 1H), 4.06 - 3.85 (dd, J = 32.4, 13.9 Hz, 3H), 3.74 - 3.53 (m, 2H), 3.00 - 2.93 (d, J = 2.3 Hz, 2H), 2.83 - 2.77 (dd, J = 13.8, 3.8 Hz, 1H), 2.70 - 2.62 (dd, J = 13.2, 6.0 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 444.2 [M+H]
+
【0176】
実施例17 (S)-1-(3-クロロ-6-(6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン117
工程A:2-[(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)メトキシ]エチル-トリメチル-シラン
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6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(12.82mmol;1968mg)のジクロロメタン(50mL)中混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(38.45mmol、6.7mL)を添加した。次いで、2-(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(19.22mmol;3205mg;3.40mL)を室温で滴加した。得られた混合物を一晩撹拌した。混合物をDCMと水に分配した。有機層を濃縮し、残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、2-[(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)メトキシ]エチル-トリメチル-シラン(590mg、13%)が得られた。
【0177】
工程B:トリメチル-[2-[[6-(5-ビニル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]メトキシ]エチル]シラン
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圧力管内の2-[(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)メトキシ]エチル-トリメチル-シラン(1.074mmol;304.8mg)、3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-5-ビニル-ピリジン(1.611mmol;372.3mg)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.1074mmol;89.5mg)、酢酸カリウム(1.611mmol;1.6mL)及び炭酸ナトリウム(1.611mmol;1.6mL)のアセトニトリル(10mL)中混合物をマイクロ波下150℃で5分間加熱した。混合物を室温に冷却した。層を分離した。水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、トリメチル-[2-[[6-(5-ビニル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]メトキシ]エチル]シラン(543.4mg、86%)が得られた。
【0178】
工程C:6-(5-エチル-3-ピリジル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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250mL丸底フラスコ内のトリメチル-[2-[[6-(5-ビニル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]メトキシ]エチル]シラン(543.4mg)のエタノール(50mL)中溶液にパールマン触媒(0.1850mmol;129.9mg)を添加した。フラスコを真空にし、水素バルーンに接続した。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮した。残留物をDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、2-[[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]メトキシ]エチル-トリメチル-シラン(87mg、27%)が得られた。
【0179】
2-[[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]メトキシ]エチル-トリメチル-シラン(0.2456mmol;106.8mg)及びアニソール(1.228mmol;133mg;0.134ml)の1,4-ジオキサン(20mmol;5ml)中4.0M塩化水素中溶液を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮すると、6-(5-エチル-3-ピリジル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(約95.9mg)が得られ、これを精製することなく使用した。
【0180】
工程D:1-(5-クロロ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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上記6-(5-エチル-3-ピリジル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.264mmol;95.9mg)及び6-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-ピリジン(0.396mmol;83.4mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液に窒素下で炭酸セシウム(0.528mmol;172mg)、キサントホス(0.0449mmol;26.0mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.0264mmol;24.2mg)を添加した。得られた混合物を圧力管内に密閉し、100℃で17時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをDCMで洗浄した。濾液を濃縮した。残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、1-(5-クロロ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(5-エチル-3-ピリジル) ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(54.9mg、59%)が得られた。
【0181】
工程E:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の1-(5-クロロ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.155mmol;54.9mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(0.466mmol;93.2mg)及びN-メチルモルホリン(1.55mmol;159mg;0.172mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(3mL)中混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって回収し、高真空で乾燥させるとtert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(66.6mg、80%)が得られ、これを更に精製することなく使用した。
【0182】
tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.0446mmol;23.8mg)のメタノール(10mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると117(7.0mg、33%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.36 - 9.31 (s, 1H), 9.18 - 9.11 (m, 2H), 8.74 - 8.65 (s, 1H), 8.58 - 8.52 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.34 - 8.30 (s, 1H), 8.02 - 7.97 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.60 - 7.55 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.95 - 3.81 (dd, J = 27.5, 10.2 Hz, 2H), 3.06 - 2.97 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 2.93 - 2.84 (t, J = 9.5 Hz, 1H), 2.81 - 2.72 (m, 3H), 1.98 - 1.90 (d, J = 12.6 Hz, 1H), 1.89 - 1.80 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.79 - 1.68 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.68 - 1.48 (s, 2H), 1.31 - 1.26 (t, J = 7.6 Hz, 3H), 1.26 - 1.20 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 434.2 [M+H]
+
【0183】
実施例18 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン118
実施例8に記載される手順に従い、1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-6-(5-(オキセタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1,4-ジアゼパンで始めると、118が灰白色固体(22.8mg、18%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.36 - 9.33 (s, 1H), 9.18 - 9.13 (t, J= 4.0 Hz, 1H), 9.10 - 9.05 (s, 1H), 8.68 - 8.62 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 8.55 - 8.50 (s, 1H), 7.74 - 7.69 (dd, J = 13.8, 5.6 Hz, 1H), 7.23 - 7.18 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.65 - 6.61 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.07 - 5.00 (dd, J = 8.3, 6.1 Hz, 2H), 4.76 - 4.69 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.48 - 4.36 (m, 1H), 3.90 - 3.83 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 3.83 - 3.77 (d, J= 5.3 Hz, 2H), 3.01 - 2.93 (m, 2H), 2.75 - 2.69 (m, 2H), 1.89 - 1.83 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 428.2 [M+H]
+
【0184】
実施例19 3-メチル-5-[1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]イソチアゾール119
tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(120mg、0.290mmol)及びパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(34mg、0.0290mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド1.0mL中溶液にトリブチル-(3-メチルイソチアゾール-5-イル)スタナン(224mg、0.579mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波(Biotage Inc.)下150℃で45分間加熱した。反応混合物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をEtOAcで希釈し、次いで、水で洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(20%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製するとtert-ブチル4-[6-[6-(3-メチルイソチアゾール-5-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(65mg)47%収率:
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が得られた。
【0185】
1,4-ジオキサン(2.0ml、8.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン1.0mL中にtert-ブチル4-[6-[6-(3-メチルイソチアゾール-5-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(65mg、0.136mmol)を含有する溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を真空下で濃縮した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると118(13mg)25%収率が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.22 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.78 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.24 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.65 - 3.58 (m, 4H), 2.98 - 2.90 (m, 4H). MS (ESI) m/z: 378.1.
【0186】
実施例20 5-[1-[6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]-3-メチル-イソチアゾール120
実施例19の調製の手順に従うと、120が得られた。MS(ESI)m/z:392.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.22 (s, 1H), 8.92 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.74 - 7.67 (m, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.17 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.64 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.86 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 3.83 - 3.76 (m, 2H), 3.04 - 2.97 (m, 2H), 2.73 (t, J= 5.8 Hz, 2H), 1.90 (dd, J = 11.6, 5.8 Hz, 2H).
【0187】
実施例21 (S)-1-(6-(6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール121
ラセミ1-(6-(6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール(30mg)をキラルHPLCによって精製すると、灰白色固体(7.9mg、26%)としてエナンチオマー121が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.35 - 9.28 (s, 1H), 9.16 - 9.10 (t, J = 4.0 Hz, 1H), 9.07 - 9.04 (s, 1H), 8.67 - 8.61 (s, 1H), 8.56 - 8.50 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.33 - 8.28 (s, 1H), 7.74 - 7.68 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 - 7.17 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.74 - 6.69 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 4.91 - 4.77 (s, 1H), 4.06 - 3.86 (m, 3H), 3.75 - 3.57 (m, 2H), 3.04 - 2.96 (m, 2H), 2.86 - 2.63 (m, 4H), 1.31 - 1.25 (t, J = 7.6 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 416.1 [M+H]
+
【0188】
実施例22 (R)-1-(6-(6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール122
ラセミ1-(6-(6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール(30mg)をキラルHPLCによって精製すると、灰白色固体(7.6mg、25%)としてエナンチオマー122が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.34 - 9.28 (s, 1H), 9.14 - 9.10 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 9.07 - 9.03 (s, 1H), 8.67 - 8.60 (s, 1H), 8.57 - 8.49 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.33 - 8.27 (s, 1H), 7.75 - 7.68 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.22 - 7.16 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.74 - 6.68 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.90 - 4.74 (s, 1H), 4.08 - 3.85 (m, 3H), 3.76 - 3.55 (m, 2H), 3.03 - 2.95 (t, J= 5.4 Hz, 2H), 2.87 - 2.64 (m, 4H), 1.30 - 1.26 (t, J = 7.6 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 416.1 [M+H]
+
【0189】
実施例23 6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン123
工程A:トリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナンの調製
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2-ブロモ-6-メチル-ピラジン(300mg、1.7mmol)、ヘキサメチル二スズ(0.45mL、2.1mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)(142mg、0.123mmol)の1,4-ジオキサン8.0mL中溶液をN2で5分間パージした。反応混合物を100℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物を次の工程に使用した。MS(ESI)m/z:259.1
【0190】
工程B:tert-ブチル4-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(90mg;0.22mmol)及びパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(25mg、0.022mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド2.0mL中溶液にトリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナン(112mg;0.436mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波(Biotage)下150℃で45分間加熱した。反応混合物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をEtOAcで希釈し、次いで、水で洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(50%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、58%収率でtert-ブチル4-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート60mgが得られた。
【0191】
tert-ブチル4-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(60mg、0.1270mmol)の1,4-ジオキサン1.0mL及び1,4-ジオキサン(2.0mL、8.0mmol)中塩化水素(4mol/l)中溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCに供すると、32%収率で123(26mg)が得られた。MS(ESI)m/z:373.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.59 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.67 - 3.60 (m, 4H), 2.96 - 2.89 (m, 4H), 2.63 (s, 3H).
【0192】
実施例24 (3S)-1-[6-[6-(3-メチルイソチアゾール-5-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン124
実施例19の調製の手順に従うと、124が得られた。MS(ESI)m/z:392.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.22 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.74 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.36 (d, J= 8.9 Hz, 1H), 4.13 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 3.08 - 2.98 (m, 1H), 2.89 - 2.77 (m, 2H), 2.48 (s, 3H), 1.97 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 1.88 - 1.80 (m, 2H), 1.60 (dd, J = 24.6, 11.9 Hz, 1H), 1.42 - 1.29 (m, 1H).
【0193】
実施例25 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン125
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び1,4-ジアゼパンで始めると、125が灰白色固体(21.5mg、17%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.15 - 9.09 (s, 1H), 8.55 - 8.48 (s, 1H), 8.29 - 8.21 (s, 1H), 7.92 - 7.86 (s, 1H), 7.71 - 7.65 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.17 - 7.12 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.62 - 6.56 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.24 - 4.19 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 3.88 - 3.84 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.82 - 3.77 (m, 2H), 3.02 - 2.95 (m, 2H), 2.76 - 2.69 (m, 2H), 1.90 - 1.86 (m, 2H), 1.45 - 1.42 (t, J = 7.3 Hz, 3H).; MS (ESI) m/z: 389.2 [M+H]
+
【0194】
実施例26 (S)-6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(6-(3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン126
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び(S)-2-メチルピペラジンで始めると、126が灰白色固体(19.7mg、16%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.18 - 9.09 (s, 1H), 8.72 - 8.60 (s, 1H), 8.56 - 8.47 (s, 1H), 8.30 - 8.25 (s, 1H), 7.96 - 7.89 (s, 1H), 7.78 - 7.71 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.24 - 7.17 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 - 6.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.27 - 4.13 (m, 4H), 3.09 - 3.01 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.99 - 2.89 (m, 1H), 2.89 - 2.76 (m, 2H), 2.63 - 2.55 (m, 1H), 1.47 - 1.39 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.13 - 1.06 (d, J= 6.2 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 389.0 [M+H]
+
【0195】
実施例27 (S)-1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-オール127
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び(S)-ピロリジン-3-オールで始めると、127が灰白色固体(18.6mg、14%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.19 - 9.05 (s, 1H), 8.92 - 8.78 (s, 1H), 8.55 - 8.46 (s, 1H), 8.34 - 8.20 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.99 - 7.91 (s, 1H), 7.73 - 7.64 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.19 - 7.09 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.42 - 6.35 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.15 - 5.01 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 4.57 - 4.47 (s, 1H), 4.26 - 4.16 (q, J= 7.3 Hz, 2H), 3.80 - 3.71 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 3.72 - 3.60 (s, 2H), 3.58 - 3.45 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 2.20 - 2.09 (ddd, J = 13.1, 8.6, 4.6 Hz, 1H), 2.06 - 1.97 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 1.48 - 1.40 (q, J= 7.5 Hz, 3H).; MS (ESI) m/z: 376.2 [M+H]
+
【0196】
実施例28 (R)-1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-オール128
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び(R)-ピロリジン-3-オールで始めると、128が灰白色固体(18.6mg、14%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.19 - 9.05 (s, 1H), 8.92 - 8.78 (s, 1H), 8.55 - 8.46 (s, 1H), 8.34 - 8.20 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.99 - 7.91 (s, 1H), 7.73 - 7.64 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.19 - 7.09 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.42 - 6.35 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.15 - 5.01 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 4.57 - 4.47 (s, 1H), 4.26 - 4.16 (q, J= 7.3 Hz, 2H), 3.80 - 3.71 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 3.72 - 3.60 (s, 2H), 3.58 - 3.45 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 2.20 - 2.09 (ddd, J = 13.1, 8.6, 4.6 Hz, 1H), 2.06 - 1.97 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 1.48 - 1.40 (q, J= 7.5 Hz, 3H).; MS (ESI) m/z: 376.2 [M+H]
+
【0197】
実施例29 1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-オール129
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及びピペリジン-4-オールで始めると、129が灰白色固体(23.8mg、19%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.18 - 9.07 (s, 1H), 8.70 - 8.60 (s, 1H), 8.57 - 8.49 (s, 1H), 8.30 - 8.22 (s, 1H), 7.94 - 7.84 (s, 1H), 7.80 - 7.66 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 - 7.10 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.88 - 6.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.87 - 4.71 (d, J= 4.2 Hz, 1H), 4.26 - 4.18 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 4.18 - 4.08 (dt, J= 9.0, 4.3 Hz, 2H), 3.88 - 3.77 (dt, J = 12.7, 4.3 Hz, 1H), 3.40 - 3.31 (m, 2H), 1.98 - 1.88 (dd, J = 8.7, 4.4 Hz, 2H), 1.59 - 1.47 (m, 2H), 1.47 - 1.39 (t, J = 7.3 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 390.2 [M+H]
+
【0198】
実施例30 6-(6-メトキシピラジン-2-イル)-1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン130
実施例23の調製の手順に従うと、130が得られた。MS(ESI)m/z:389.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.33 (s, 1H), 9.28 (s, 1H), 9.25 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.79 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H), 3.65 - 3.58 (m, 5H), 2.90 - 2.83 (m, 4H).
【0199】
実施例31 1-(6-(3,3-ジメチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-エチルピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン131
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び2,2-ジメチルピペラジンで始めると、131が灰白色固体(14.2mg、11%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.23 - 9.05 (s, 1H), 8.69 - 8.58 (s, 1H), 8.57 - 8.48 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.33 - 8.20 (s, 1H), 7.98 - 7.88 (s, 1H), 7.75 - 7.68 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 - 7.12 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 - 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.25 - 4.17 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.64 - 3.54 (m, 2H), 3.46 - 3.41 (s, 2H), 3.00 - 2.88 (m, 2H), 1.47 - 1.39 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.19 - 1.06 (s, 6H); MS (ESI) m/z: 403.2 [M+H]
+
【0200】
実施例32 1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-アミン132
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及びtert-ブチルピペリジン-4-イルカルバメートで始めると、132が2工程で灰白色固体(15.2mg、12%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.18 - 9.06 (s, 1H), 8.68 - 8.62 (s, 1H), 8.56 - 8.48 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.31 - 8.21 (s, 1H), 7.93 - 7.85 (s, 1H), 7.77 - 7.68 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 - 7.14 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.85 - 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.36 - 4.26 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 4.27 - 4.16 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.20 - 3.10 (dd, J = 18.0, 6.6 Hz, 2H), 2.96 - 2.87 (td, J = 9.9, 4.9 Hz, 1H), 1.92 - 1.83 (dd, J = 12.7, 2.9 Hz, 2H), 1.47 - 1.41 (t, J= 7.3 Hz, 3H), 1.41 - 1.30 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 389.2 [M+H]
+
【0201】
実施例34 (R)-1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン134
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び(R)-tert-ブチルピペリジン-3-イルカルバメートで始めると、134が2工程で灰白色固体(15.3mg、12%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.17 - 9.08 (s, 1H), 8.72 - 8.65 (s, 1H), 8.54 - 8.50 (s, 1H), 8.49 - 8.43 (s, 1H), 8.09 - 7.98 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 7.78 - 7.65 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 - 7.12 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.83 - 6.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.37 - 4.29 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 4.26 - 4.11 (m, 3H), 3.09 - 2.99 (m, 1H), 2.89 - 2.72 (m, 2H), 2.00 - 1.91 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 1.90 - 1.73 (m, 2H), 1.67 - 1.53 (dd, J = 24.3, 12.1 Hz, 1H), 1.46 - 1.39 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.39 - 1.28 (ddd, J = 15.9, 12.4, 3.7 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 389.2 [M+H]
+
【0202】
実施例35 (S)-1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-アミン135
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び(S)-tert-ブチルピロリジン-3-イルカルバメートで始めると、135が2工程で灰白色固体(11.1mg、8.5%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.14 - 9.09 (s, 1H), 8.90 - 8.83 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 8.57 - 8.46 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 8.33 - 8.23 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 7.98 - 7.91 (d, J= 8.6 Hz, 1H), 7.71 - 7.65 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.17 - 7.10 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.41 - 6.33 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.26 - 4.16 (q, J= 7.3 Hz, 2H), 3.82 - 3.65 (m, 3H), 3.65 - 3.54 (s, 1H), 2.22 - 2.14 (dt, J= 18.7, 6.2 Hz, 1H), 1.90 - 1.78 (m, 1H), 1.47 - 1.41 (q, J = 7.0 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 375.2 [M+H]
+
【0203】
実施例36 (R)-1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-アミン136
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び(R)-tert-ブチルピロリジン-3-イルカルバメートで始めると、136が2工程で灰白色固体(14.5mg、12%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.16 - 9.08 (s, 1H), 8.90 - 8.85 (s, 1H), 8.52 - 8.50 (s, 1H), 8.29 - 8.25 (s, 1H), 7.99 - 7.92 (m, 1H), 7.71 - 7.65 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.16 - 7.10 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.38 - 6.33 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.26 - 4.16 (q, J= 7.3 Hz, 2H), 3.83 - 3.65 (m, 3H), 3.64 - 3.54 (s, 1H), 2.22 - 2.12 (dt, J= 12.6, 6.3 Hz, 1H), 1.89 - 1.79 (td, J = 12.9, 6.4 Hz, 1H), 1.47 - 1.41 (t, J = 7.3 Hz, 3H); MS (ESI) m/z:375.2 [M+H]
+
【0204】
実施例37 (3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン137
実施例23の調製の手順に従うと、137が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.59 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.75 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.40 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 4.15 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.17 - 3.07 (m, 1H), 2.89 - 2.75 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.98 - 1.81 (m, 2H), 1.69 - 1.57 (m, 1H), 1.40 - 1.27 (m, 1H). MS (ESI) m/z: 387.2.
【0205】
実施例38 1-[6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン138
実施例23の調製の手順に従うと、138が得られた。MS(ESI)m/z:387.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.64 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.71 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 6.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.89 (dd, J = 15.6, 9.7 Hz, 4H), 3.08 - 3.00 (m, 2H), 2.78 - 2.70 (m, 2H), 2.61 (s, 3H), 1.93 (dd, J = 11.5, 6.0 Hz, 2H).
【0206】
実施例39 (S)-1-(3-シクロプロピル-6-(6-(5-エチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン139
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シクロプロピル-6-[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.0801mmol;42.8mg)、シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(0.120mmol;18.3mg)、ブチルジ-1-アダマンチルホスフィン(0.0240mmol;9.07mg)、炭酸セシウム(0.240mmol;78.3mg)及び酢酸パラジウム(II)(0.0160mmol;3.60mg)の水(0.5mL)及びトルエン(4.5mL)中混合物をアルゴンで1分間パージした。圧力管内の反応混合物を105℃で3日間撹拌した。層を分離した。有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シクロプロピル-6-[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(32.2mg、74%)が得られた。
【0207】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シクロプロピル-6-[6-(5-エチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.0597mmol;32.2mg)のメタノール(10mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(20mg、7.4%)として139が得られた。MS(ESI)m/z:440.3[M+H]
+
【0208】
実施例40 1-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-4-アミン140
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及びtert-ブチルアゼパン-4-イルカルバメートで始めると、140が2工程で灰白色固体(16.2mg、12%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.15 - 9.11 (s, 1H), 8.70 - 8.65 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 8.54 - 8.47 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.28 - 8.25 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.95 - 7.87 (s, 1H), 7.73 - 7.66 (dd, J = 10.5, 5.7 Hz, 1H), 7.18 - 7.12 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.60 - 6.54 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 4.25 - 4.18 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.95 - 3.86 (s, 1H), 3.85 - 3.77 (m, 1H), 3.75 - 3.58 (ddd, J = 20.2, 14.0, 9.4 Hz, 2H), 2.94 - 2.85 (dd, J = 12.2, 6.3 Hz, 1H), 2.07 - 1.96 (m, 2H), 1.83 - 1.74 (m, 1H), 1.74 - 1.66 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 1.65 - 1.56 (ddd, J = 13.0, 9.1, 4.5 Hz, 1H), 1.46 - 1.41 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.42 - 1.34 (dd, J = 14.2, 4.0 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 403.2 [M+H]
+
【0209】
実施例41 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(5-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン141
実施例8に記載される手順に従い、(5-メチルピリジン-3-イル)ボロン酸及び1,4-ジアゼパンで始めると、141が2工程で灰白色固体(23.3mg、22%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.33 - 9.29 (s, 1H), 9.08 - 8.99 (m, 2H), 8.64 - 8.61 (s, 1H), 8.53 - 8.48 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.24 - 8.21 (s, 1H), 7.74 - 7.67 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 - 7.16 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.65 - 6.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.88 - 3.83 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.82 - 3.74 (m, 2H), 3.02 - 2.95 (m, 2H), 2.75 - 2.69 (m, 2H), 2.45 - 2.40 (s, 3H), 1.92 - 1.83 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 386.2 [M+H]
+
【0210】
実施例42 (R)-6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(6-(3-エチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン142
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及び(R)-tert-ブチル2-エチルピペラジン-1-カルボキシレートで始めると、142が2工程で灰白色固体(12.7mg、10%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.18 - 9.06 (s, 1H), 8.67 - 8.59 (s, 1H), 8.56 - 8.49 (s, 1H), 8.31 - 8.25 (s, 1H), 7.95 - 7.90 (s, 1H), 7.78 - 7.70 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 - 7.15 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.84 - 6.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.27 - 4.15 (m, 4H), 3.10 - 3.03 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.01 - 2.93 (td, J = 11.8, 3.0 Hz, 1H), 2.86 - 2.77 (td, J = 11.6, 3.0 Hz, 1H), 2.68 - 2.56 (m, 2H), 1.48 - 1.38 (m, 5H), 0.94 - 0.87 (t, J = 7.5 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 403.2 [M+H]
+
【0211】
実施例43 N-(6-(6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-3-アミン143
実施例8に記載される手順に従い、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール及びtert-ブチル3-アミノアゼパン-1-カルボキシレートで始めると、143が2工程で灰白色固体(3.6mg、2.8%)として得られた。MS(ESI)m/z:403.2[M+H]
+
【0212】
実施例44 1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)-6-ピラジン-2-イル-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン144
tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(40mg、0.096mmol)及びパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(11mg、0.0095mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド1mL中溶液に(2-ピラジニル)トリブチルスズ(0.064mL、0.19mmol)を添加した。反応混合物をbiotageマイクロ波下150℃で45分間加熱した。反応混合物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をEtOAcで希釈し、次いで、水で洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(20%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、tert-ブチル4-[6-(6-ピラジン-2-イルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート30mg67%収率が得られた。
【0213】
tert-ブチル4-[6-(6-ピラジン-2-イルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(30mg、0.065mg)の1,4-ジオキサン(1.5ml、6.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン1.5mL中溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCに供すると、34%収率で144(12mg)が得られた。MS(ESI)m/z:359.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.70 (s, 1H), 9.65 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 9.34 (s, 1H), 8.78 - 8.74 (m, 1H), 8.72 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.67 - 3.61 (m, 4H), 2.97 - 2.90 (m, 4H).
【0214】
実施例45 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-tert-ブチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン145
工程A:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
[この文献は図面を表示できません]
2-ブロモ-6-フルオロピリジン(500mg、2.8mmol)、DIPEA(1.83g、14.2mmol)中tert-ブチル1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(568mg、2.8mmol)のエタノール(10mL)混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(100mL)で希釈した。溶液を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると無色油(500mg、50%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:356[M+H]
+。
【0215】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(2.55g、7.16mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.0g、6.51mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中混合物にCuI(494mg、2.6mmol)、K
2CO
3(3.6g、26mmol)及びN
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(460mg、5.2mmol)を添加した。混合物を100℃で3時間加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、これを減圧下で濃縮した。粗製物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(2/1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(1.6g、57%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:429[M+H]
+。
【0216】
工程C:1-tert-ブチル-1H-ピラゾール
1,1,3,3-テトラメトキシプロパン(3.7g、22.6mmol)、tert-ブチルヒドラジン塩酸塩(2.8g、22.6mmol)及び濃HCl(6mL、72mmol)のEtOH(30mL)中混合物を一晩還流しながら加熱した。反応混合物を水に注ぎ入れ、得られた混合物をエーテル(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(20mL)で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると、白色固体(2.5g、89%)として1-tert-ブチル-1H-ピラゾールが得られた。MS(ESI)m/z:125[M+H]
+。
【0217】
工程D:4-ブロモ-1-tert-ブチル-1H-ピラゾール
Na
2CO
3(3.6g、33.9mmol)のCH
2Cl
2(30mL)中懸濁液に、1-tert-ブチル-1H-ピラゾール(2.1g、17mmol)及びBr
2(0.9mL)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。形成した固体を濾過によって除去し、濾過ケークをCH
2Cl
2(30mL)で洗浄した。濾液を水(20mL)及び食塩水(20mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、減圧下で濃縮すると粗製4-ブロモ-1-tert-ブチル-1H-ピラゾール(2.9g、85%)が得られ、これを更に精製することなく次の工程に使用した。MS(ESI)m/z:203[M+H]
+。
【0218】
工程E:1-tert-ブチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール
4-ブロモ-1-tert-ブチル-1H-ピラゾール(3.3g、16.3mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(8.3g、32.6mmol)、PdCl
2(dppf)(1.8g、2.4mmol)及びKOAc(3.2g、32.6mmol)の1,4-ジオキサン(60mL)中混合物を15時間還流しながら加熱した。反応が完了した後、混合物を濾過し、濾過ケークをEtOAc(100mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてヘプタン/酢酸エチル(10%から50%)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(1.0g、25%)として1-tert-ブチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールが得られた。MS(ESI)m/z:251[M+H]
+。
【0219】
工程F:tert-ブチル4-(6-(6-(1-tert-ブチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
[この文献は図面を表示できません]
1-tert-ブチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(220mg、0.88mmol)、tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(377mg、0.88mmol)及びPd(dppf)Cl
2(64mg、0.088mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)及びNa
2CO
3(2.0M、5mL)中混合物を、窒素下100℃で20時間加熱した。粗製生成物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(50%−100%)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(240mg、53%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1-tert-ブチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:517[M+H]
+。
【0220】
工程G:tert-ブチル4-(6-(6-(1-tert-ブチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(100mg、0.19mmol)及びTFA(2mL)のDCM(4mL)中溶液を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮すると残留物が得られた。残留物をMeOH(10mL)で希釈し、28%アンモニア溶液で中和し、濃縮し、分取HPLCによって精製すると、白色固体(45mg、56%)として145が得られた。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm) 9.03 (s, 1H), 8.71 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.65-7.68 (m, 1H), 7.25 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.90-3.94 (m, 4H), 3.14-3.16 (m, 2H), 2.91-2.94 (m, 2H), 2.05-2.10 (m, 2H), 1.68 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 417 [M+H]
+.
【0221】
実施例46 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン146
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び2-ブロモプロパンで始めると、146が2工程で黄色固体(90mg、75%)として得られた。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm) 8.93 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.55-7.59 (m, 1H), 7.15 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.47 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.56-4.63 (m, 1H), 3.78-3.82 (m, 4H), 3.06-3.08 (m, 2H), 2.85-2.87 (m, 2H), 1.98-2.02 (m, 2H), 1.57 (d, J = 6.5 Hz, 6H); MS (ESI) m/z: 403 [M+H]
+.
【0222】
実施例47 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-シクロブチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン147
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及びブロモシクロブタンで始めると、147が2工程で黄色固体(40mg、35%)として得られた。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 9.02 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.66-7.69 (m, 1H), 7.25 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.91-4.96 (m, 1H), 3.90-3.95 (m, 4H), 3.20-3.22 (m, 2H), 3.00-3.02 (m, 2H), 2.52-2.63 (m, 4H), 2.08-2.13 (m, 2H), 1.92-1.99 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 415 [M+H]
+.
【0223】
実施例48 5-(1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル) 1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)-2-メチルピリダジン-3(2H)-オン148
4-クロロ-1H-ピリダジン-6-オン(6.000mmol;783.2mg)、ヨードメタン(7.200mmol;1032mg;0.453mL)及び炭酸カリウム(9.000mmol;1256mg)のDMF(12mL)中溶液を室温で一晩撹拌した。混合物を濾過した。濾液をEtOAcと水に分配した。有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から40%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、灰白色固体(514.7、59%)として5-クロロ-2-メチル-ピリダジン-3-オンが得られた。
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【0224】
圧力管内の5-クロロ-2-メチル-ピリダジン-3-オン(3.560mmol;514.7mg)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.687mmol;1459mg)及び酢酸カリウム(7.121mmol;720.5mg)の1,4-ジオキサン(12mL)中混合物に窒素下でX−PHOS(0.4273mmol;142.3mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0);(0.1780mmol;163.0mg)を添加した。管を密閉し、90℃で2時間加熱した。反応混合物を、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをEtOAcで洗浄した。濾液を水及び食塩水で洗浄した。有機層を、MgSO4を用いて乾燥させ、次いで、濃縮すると2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリダジン-3-オンが得られ、これを更に精製することなく使用した。
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【0225】
圧力管内の6-クロロ-1-[6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.3190mmol;104.9mg)、2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリダジン-3-オン(0.4786mmol;113.0mg)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.03190mmol;26.6mg)、酢酸カリウム(0.4786mmol;0.48mL)及び炭酸ナトリウム(0.4786mmol;0.48mL)のアセトニトリル(10mL)中混合物をマイクロ波下150℃で15分間加熱した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮した。残留物を、1%NH4OHを含むDCM中10%MeOHで溶出するシリカ上で精製した。得られた生成物(29mg、純度>90%)を逆相HPLCによって更に精製すると灰白色固体(10.9mg、8.5%)として148が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.39 - 9.31 (s, 1H), 9.08 - 9.01 (s, 1H), 8.72 - 8.65 (s, 1H), 8.56 - 8.51 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.31 - 8.22 (s, 1H), 7.76 - 7.69 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.42 - 7.38 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.22 - 7.18 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.69 - 6.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.87 - 3.79 (m, 4H), 3.74 - 3.72 (s, 3H), 3.05 - 3.00 (m, 2H), 2.83 - 2.77 (m, 2H), 1.94 - 1.87 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 403.2 [M+H]
+
【0226】
実施例49 6-(6-エチルピラジン-2-イル)-1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン149
実施例23の調製の手順に従うと、149が得られた。MS(ESI)m/z:387.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.55 (s, 1H), 9.50 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.66 (d, J = 3.9 Hz, 2H), 7.77 (t, J= 8.1 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.67 - 3.58 (m, 4H), 2.91 (dd, J = 8.9, 4.5 Hz, 6H), 1.36 (t, J= 7.6 Hz, 3H).
【0227】
実施例50 1-[6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-2-ピリジル]-6-(6-エチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン150
実施例23の調製の手順に従うと、150が得られた。MS(ESI)m/z:401.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.60 (d, J= 6.4 Hz, 1H), 9.49 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.8 Hz, 2H), 7.72 (dd, J = 14.7, 6.6 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.91 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.85 - 3.78 (m, 2H), 3.01 - 2.94 (m, 2H), 2.90 (q, J = 7.6 Hz, 3H), 2.72 - 2.64 (m, 3H), 1.94 - 1.84 (m, 2H), 1.35 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
【0228】
実施例51 3-エチル-5-[1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]ピリミジン-4-オン151
実施例23の調製の手順に従うと、151が得られた。MS(ESI)m/z:403.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.80 (s, 1H), 9.23 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.74 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.08 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.65 - 3.57 (m, 4H), 2.96 - 2.83 (m, 4H), 1.36 (t, J= 7.1 Hz, 3H).
【0229】
実施例52 2-(4-[1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタノール152
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及びオキシランで始めると、152が2工程で淡黄色固体(102mg、71%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ (ppm) 8.941-8.942 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.57-7.60 (t, J =16 Hz, 1H), 7.22-7.26 (t, J = 20.5 Hz, 1H), 6.36-6.37 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.30-4.32 (t, J = 9.5 Hz, 2H), 4.05-4.07 (t, J = 9.5 Hz, 2H), 3.77-3.82 (m, 4H), 3.11-3.13 (t, J = 10.5 Hz, 2H), 2.88-2.91 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 2.26 (s, 2H), 1.97-2.01 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 405 [M+H]
+.
【0230】
実施例53 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)6-(1-(2-フルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン153
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び1-ブロモ-2-フルオロエタンで始めると、153が2工程で黄色固体(60mg、87.5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.12 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.49-7.66 (m, 1H), 7.13-7.15 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.55-6.57 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.88-4.90 (m, 1H), 4.73-4.80 (m, 1H), 4.54-4.58 (m, 1H), 4.49-4.52 (m, 1H), 3.77-3.83 (m, 4H), 2.97-2.99 (m, 2H), 2.70-2.72 (m, 2H), 1.87-1.89 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 407 [M+H]
+.
【0231】
実施例54 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン154
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートで始めると、154が2工程で白色固体(45mg、31%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3)δ (ppm) 9.060-9.062 (d, J = 1 Hz, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.60-7.63 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.26-7.28 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 6.42-6.43 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.75-4.78 (t, J = 16.5 Hz, 2H), 3.86-3.92 (m, 4H), 3.15-3.17 (t, J = 10.5 Hz, 2H), 2.90-2.92 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 2.01-2.03 (t, J = 11.5 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 443 [M+H]
+.
【0232】
実施例55 2-(4-(1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトニトリル155
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び2-ブロモアセトニトリルで始めると、155が2工程で白色固体(25mg、18.5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3)δ (ppm) 9.064-9.065 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.61-7.64 (t, J = 16.5 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.43-6.45 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.15 (s, 2H), 3.88-3.92 (m, 4H), 3.17-3.19 (t, J= 11 Hz, 2H), 2.92-2.94 (t, J = 11 Hz, 2H), 2.02-2.05 (t, J = 12 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 400 [M+H]
+.
【0233】
実施例56 (3S)-1-[6-[6-(6-エチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン156
工程A:6-(6-エチルピラジン-2-イル)-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジンの調製
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6-クロロ-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(85mg;0.34mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(40mg、0.034mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド2.0mL中溶液に(6-エチルピラジン-2-イル)-トリメチル-スタナン(185mg、0.684mmol)を添加した。反応物をN2で5分間パージし、次いで、biotageマイクロ波下150℃で45分間加熱した。反応混合物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をEtOAcで希釈し、次いで、水で洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(50%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、41%収率で6-(6-エチルピラジン-2-イル)-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(45mg)が得られた。MS(ESI)m/z:321.2
【0234】
工程B:(S)-tert-ブチル(1-(6-(6-(6-エチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート
[この文献は図面を表示できません]
メチルスルホキシド2.0mL中に6-(6-エチルピラジン-2-イル)-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(75mg、0.23mmol)及びtert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(234mg、1.17mmol)を含有する溶液を95℃で加熱した。水を用いて反応をクエンチし、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(65%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、68%収率で(S)-tert-ブチル(1-(6-(6-(6-エチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(80mg)が得られた。
【0235】
工程C:(S)-tert-ブチル(1-(6-(6-(6-エチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(80mg、0.16mmol)の1,4-ジオキサン(2.0ml、8.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン2.0mL中溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCに供すると、50%収率で156(47mg)が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.55 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.66 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 7.75 (t, J= 8.1 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.42 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 4.12 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 3.17 - 3.06 (m, 1H), 2.93 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.88 - 2.71 (m, 2H), 1.84 (ddd, J= 17.0, 13.4, 8.1 Hz, 2H), 1.58 (dd, J = 24.7, 11.5 Hz, 1H), 1.35 (t, J= 7.6 Hz, 3H). MS (ESI) m/z: 401.2.
【0236】
実施例57 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン157
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び2-(メチルスルホニル)エチル4-メチルベンゼンスルホネートで始めると、157が2工程で白色固体(50mg、40.6%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.76-7.79 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.23-7.24 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.71-6.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.64-4.67 (t, J = 13.5 Hz, 2H), 4.01-4.03 (t, J = 9.5 Hz, 2H), 3.89-3.87 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 3.76-3.79 (t, J = 14 Hz, 2H), 3.32 (s, 2H), 3.17-3.20 (t, J = 10.5 Hz, 2H), 2.94 (s, 3H), 2.13-2.14 (d, J = 4.5 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 467 [M+H]
+.
【0237】
実施例58 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン158
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及びオキセタン-3-イルメチル4-メチルベンゼンスルホネートで始めると、158が2工程で黄色固体(38mg、51%)として得られた。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 9.16-9.19 (m, 1H), 8.86-8.77 (m, 3H), 8.43-8.47 (m, 1H), 7.66-7.73 (m, 1H), 7.18-7.26 (m, 1H), 6.63-6.66 (m, 1H), 4.81-4.83 (m, 2H), 4.60-4.64 (m, 2H), 3.75-3.97 (m, 7H), 3.61-3.64 (m, 1H), 3.46-3.48 (m, 1H), 3.10-3.12 (m, 1H), 2.88-2.90 (m, 1H), 1.98-2.07 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 431 [M+H]
+.
【0238】
実施例59 2-(4-(1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトアミド159
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び2-ブロモアセトニトリルで始めると、159が2工程で白色固体(12mg、36%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.11 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.64-7.70 (m, 1H), 7.14-7.16 (d, J = 12.5 Hz, 3H), 6.56-6.59 (d, J = 14 Hz, 1H), 4.83 (s, 1H), 3.78-3.88 (m, 6H), 2.74-2.78 (m, 3H), 1.88-1.92 (t, J = 20 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 418 [M+H]
+.
【0239】
実施例60 6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1-[6-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン160
工程A:tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート
[この文献は図面を表示できません]
1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-クロロ-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(150mg、0.485mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2h-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(180mg、0.581mmol)及び1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド(32mg、0.039mmol)のアセトニトリル5.0mL中溶液に水(0.73mL、0.73mmol)中1.00M酢酸カリウム及び水(0.73mL、0.73mmol)中1.00M炭酸ナトリウムを添加した。反応混合物を95℃で2時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(35%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、92%収率でtert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(185mg)が得られた。MS(ESI)m/z:412.2
【0240】
工程B:tert-ブチル4-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ [4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3,6-ジヒドロ-2h-ピリジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(200mg、0.486mmol)及びパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(56mg、0.049mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド5.0mL中溶液にトリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナン(250mg、0.971mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波下145℃で40分間加熱した。反応混合物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をEtOAcで希釈し、次いで、水で洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(65%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、165mg72%収率で所望の生成物が得られた。
【0241】
工程C:tert-ブチル4-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ [4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3,6-ジヒドロ-2h-ピリジン-1-カルボキシレート(40mg、0.085mmol)の1,4-ジオキサン(1.0mL、4.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン1.0mL中溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮した。粗製生成物を水に希釈し、EtOAcで洗浄してトリフェニルホスフィンオキシド副産物を除去した。水性層を濃縮し、逆相HPLCに供すると、160 17mg52%収率が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.73 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 9.34 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.03 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 3.14 (s, 2H
【0242】
実施例61 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン161
工程A:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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2-ブロモ-6-フルオロピリジン(500mg、2.8mmol)、tert-ブチル1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(568mg、2.8mmol)のDIPEA(1.83g、14.2mmol)及びエタノール(10mL)中混合物を100℃で16時間加熱した。これを冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc(100mL)で希釈し、食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると、無色油(500mg、50%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:356[M+H]
+。
【0243】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(2.55g、7.16mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.0g、6.51mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中混合物にCuI(494mg、2.6mmol)、K
2CO
3(3.6g、26mmol)及びN
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(460mg、5.2mmol)を添加した。混合物を100℃で3時間加熱し、これをLC−MSによって監視した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(2/1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(1.6g、57%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:429[M+H]
+。
【0244】
工程C:tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(500mg、1.16mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(679mg、3.5mmol)、Pd(dppf)Cl
2(47.5mg、0.058mmol)及びNa
2CO
3水溶液(飽和、3mL)の1,4-ジオキサン(10mL)中懸濁液を窒素下100℃で16時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(1/1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(360mg、67%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:461[M+H]
+。
【0245】
工程D:tert-ブチル4-(6-(6-(1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(200mg、0.43mmol)、(ブロモメチル)シクロプロパン(100mg、0.65mmol)及びK
2CO
3(120mg、0.87mmol)のDMF(10mL)中懸濁液を室温で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(100mL)で抽出し、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(2/1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(200mg、89.6%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:515[M+H]
+。
【0246】
工程E:tert-ブチル4-(6-(6-(1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(200mg、0.39mmol)のHCl/MeOH(2M、10mL)中溶液を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、黄色固体(70mg、43.5%)として161が得られた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3)δ (ppm) 9.055-9.057 (d, J = 1 Hz, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.60-7.63 (t, J =16 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.41-6.43 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.04-4.06 (d, J= 7 Hz, 2H), 3.89-3.94 (m, 4H), 3.17-3.19 (t, J = 11 Hz, 2H), 2.91-2.93 (t, J=11.5 Hz, 2H), 2.03-2.06 (t, J =12.5 Hz, 2H), 1.35-1.36 (m, 1H), 0.69-0.73 (m, 2H), 0.43-0.46 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 415 [M+H]
+.
【0247】
実施例62 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ [4,3-c]ピリジン162
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び1,1-ジフルオロ-2-ヨードエタンで始めると、162が2工程で淡黄色固体(21mg、14.5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3)δ (ppm) 9.060-9.062 (d, J = 1 Hz, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.61-7.64 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.26-7.28 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 6.42-6.44 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.04-6.26 (m, 1H), 4.51-4.57 (m, 2H), 3.89-3.93 (m, 4H), 3.17-3.19 (t, J = 11 Hz, 2H), 2.92-2.94 (t, J= 11 Hz, 2H), 2.02-2.05 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 425 [M+H]
+.
【0248】
実施例63 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン163
工程A:tert-ブチル4-(6-ブロモピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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密閉圧力バイアル内の2,6-ジブロモピラジン(5.0198mmol;1194.1mg)、tert-ブチル1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(5.271mmol;1055.6mg)及びトリエチルアミン(15.06mmol;1539mg;2.12mL)のIPA(10mL)中混合物を120℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、濃縮した。残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチル4-(6-ブロモピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(1.6965g、95%)が得られた。MS(ESI)m/z:357[M+H]
+
【0249】
工程B:tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(2.0mmol;307mg)、tert-ブチル4-(6-ブロモピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(2.199mmol;785.5mg)、N,N'-ジメチルエチレンジアミン(4.0mmol;352.4mg;0.398mL)、ヨウ化第一銅(2.0mmol;380.72mg)及び炭酸カリウム(2.1990mmol;307mg)の1,4-ジオキサン(15mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、110℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると灰白色固体(217.2mg、25%)としてtert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:430[M+H]
+
【0250】
工程C:tert-ブチル4-[6-[6-(1-エチルピラゾール-4-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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圧力管内のtert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.2526mmol;108.6mg)、1-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾール(0.3789mmol;84.16mg)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.02526mmol;21.1mg)、酢酸カリウム(0.3789mmol;0.38mL)及び炭酸ナトリウム(0.3789mmol;0.38mL)のアセトニトリル(10mL)中混合物をマイクロ波下150℃で15分間加熱した。混合物を室温に冷却した。層を分離した。水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残留物を、1%NH4OHを含むDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチル4-[6-[6-(1-エチルピラゾール-4-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(127mg、約100%が得られた)。
【0251】
工程D:tert-ブチル4-[6-[6-(1-エチルピラゾール-4-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.2596mmol;127.1mg)のメタノール(5mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(34.9mg、34%)として163が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.17 - 9.12 (s, 1H), 8.60 - 8.56 (s, 1H), 8.55 - 8.52 (s, 1H), 8.39 - 8.36 (s, 1H), 8.27 - 8.24 (s, 1H), 8.12 - 8.08 (s, 1H), 7.91 - 7.85 (s, 1H), 4.25 - 4.17 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.92 - 3.80 (dt, J = 10.3, 5.5 Hz, 4H), 3.05 - 2.95 (m, 2H), 2.79 - 2.71 (m, 2H), 1.95 - 1.82 (m, 2H), 1.46 - 1.40 (t, J = 7.3 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 390.2 [M+H]
+
【0252】
実施例64 3-(1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)-5-メチルピリジン-2-オール164
工程A:tert-ブチル4-[6-[6-(2-フルオロ-5-メチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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圧力管内のtert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.2526mmol;108.6mg)、2-フルオロ-5-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(0.3789mmol;89.84mg)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.02526mmol;21.1mg)、酢酸カリウム(0.3789mmol;0.38mL)及び炭酸ナトリウム(0.3789mmol;0.38mL)のアセトニトリル(10mL)中混合物をマイクロ波下150℃で15分間加熱した。混合物を室温に冷却した。層を分離した。水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残留物を、1%NH4OHを含むDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチル4-[6-[6-(2-フルオロ-5-メチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(106.6mg、84%が得られた)。
【0253】
工程B:tert-ブチル4-[6-[6-(2-フルオロ-5-メチル-3-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.2113mmol;106.6mg)のメタノール(5mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、副産物(18.7mg、22%)として164が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.89 - 9.85 (s, 1H), 9.25 - 9.20 (s, 1H), 8.64 - 8.60 (s, 1H), 8.56 - 8.52 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.41 - 8.38 (s, 1H), 8.08 - 8.05 (s, 1H), 7.33 - 7.30 (s, 1H), 3.95 - 3.84 (m, 4H), 2.99 - 2.93 (m, 2H), 2.71 - 2.66 (m, 2H), 2.15 - 2.13 (s, 3H), 1.88 - 1.81 (m, 2H); MS (ESI) m/z:403.2 [M+H]
+
【0254】
実施例65 6-(6-シクロプロピルピラジン-2-イル)-1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン165
実施例23の調製の手順に従うと、165が得られた。MS(ESI)m/z:399.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.40 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 9.28 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.66 - 3.59 (m, 4H), 2.91 - 2.85 (m, 4H), 2.35 - 2.27 (m, 1H), 1.21 - 1.06 (m, = 4H).
【0255】
実施例66 6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1-[6-(4-ピペリジル)-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン166
工程A:tert-ブチル4-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(125mg、0.266mmol)及び還元した10%(28mg、0.0266mmol)パラジウム活性炭のエタノール10.0mL中混合物をH2バルーン下40℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過し、MeOHで洗浄した。粗製生成物を次の工程に持ち越した。
【0256】
工程B:tert-ブチル4-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート;B;110mg;0.2332mmolの1,4-ジオキサン(2.0ml、8.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン2.0mL中混合物を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCに供すると、13%収率で166(13mg)が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.80 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.34 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.99 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.87 (d, J= 8.1 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 3.15 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 2.94 (tt, J = 11.8, 3.5 Hz, 1H), 2.76 - 2.67 (m, 2H), 2.66 (s, 3H), 2.01 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 1.85 (qd, J = 12.2, 3.8 Hz, 2H). MS (ESI) m/z: 372.2.
【0257】
実施例67 (3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピロリジン-3-アミン167
実施例23の調製の手順に従うと、167が得られた。MS(ESI)m/z:373.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.88 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 9.30 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.70 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.39 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 28.2, 23.7 Hz, 4H), 2.64 (s, 3H), 2.19 (td, J = 12.6, 7.1 Hz, 1H), 1.92 - 1.78 (m, 2H).
【0258】
実施例68 (3R)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピロリジン-3-アミン168
実施例23の調製の手順に従うと、168が得られた。MS(ESI)m/z:373.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.88 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 9.30 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.70 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.39 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 27.9, 23.5 Hz, 4H), 2.64 (s, 3H), 2.19 (td, J = 12.6, 7.1 Hz, 1H), 1.90 - 1.80 (m, 2H).
【0259】
実施例69 1-[6-(3-メチルピペラジン-1-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン169
実施例23の手順に従うと、169が得られた。MS(ESI)m/z:387.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.56 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.76 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.37 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.17 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 3.08 (d, J= 11.7 Hz, 1H), 2.98 (td, J = 11.9, 2.9 Hz, 1H), 2.83 (dd, J = 22.0, 9.9 Hz, 1H), 2.63 (s, 3H), 2.62 - 2.54 (m, 1H), 2.34 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 1.04 (d, J = 6.3 Hz, 3H).
【0260】
実施例70 6-(6-tert-ブチルピラジン-2-イル)-1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン170
実施例23の手順に従うと、170が得られた。MS(ESI)m/z:415.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.65 (s, 1H), 9.56 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.81 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.76 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.70 - 3.58 (m, 4H), 3.00 - 2.89 (m, 4H), 1.43 (s, 9H).
【0261】
実施例71 6-メチル-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン171
工程A:tert-ブチルN-[1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-メチル-3-ピペリジル]カルバメート
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メチルスルホキシド5.0ml中に2-ブロモ-6-フルオロピリジン(0.95mL、6.65mmol)及びtert-ブチル6-メチルピペリジン-3-イルカルバメート(750mg、3.32mmol)を含有する溶液を95℃で18時間加熱した。水を用いて反応をクエンチし、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(30%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、39%収率でtert-ブチルN-[1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-メチル-3-ピペリジル]カルバメート(480mg)が得られた。MS(ESI)m/z:371.2。
【0262】
工程B:tert-ブチルN-[1-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-6-メチル-3-ピペリジル]カルバメート
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6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(100mg、0.651mmol)、tert-ブチルN-[1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-メチル-3-ピペリジル]カルバメート(422mg、1.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(59mg、0.065mmol)、キサントホス(78mg、0.130mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(129mg、1.30mmol)のトルエン6.0mL中混合物を100℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン)によって精製すると、64%収率で所望の生成物(185mg)が得られた。MS(ESI)m/z:443.2。
【0263】
工程C:実施例23の手順に従うと、171が得られた。MS(ESI)m/z:401.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.47 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 9.33 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.75 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.05 - 4.92 (m, 1H), 4.06 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 2.71 (dd, J = 6.1, 3.3 Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.92 - 1.70 (m, 2H), 1.70 - 1.41 (m, 2H), 1.27 (t, J = 6.5 Hz, 3H).
【0264】
実施例72 1-[6-[6-(6-エチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-6-オール172
実施例56の手順に従うと、172が得られた。MS(ESI)m/z:417.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.58 (s, 1H), 9.47 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.65 (d, J = 4.1 Hz, 2H), 7.71 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.74 (d, J= 8.5 Hz, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.11 (dt, J = 13.8, 5.1 Hz, 1H), 4.06 - 3.97 (m, 1H), 3.92 (s, 1H), 3.86 - 3.70 (m, 1H), 3.52 (dd, J = 14.6, 6.9 Hz, 1H), 3.00 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 2.92 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.78 (dd, J = 13.8, 3.9 Hz, 1H), 2.69 - 2.59 (m, 1H), 1.35 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
【0265】
実施例73 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン173
工程A:1-(ジフルオロメチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール
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4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(516mg、2.66mmol)、CF
2ClCO
2Na(486mg、3.19mmol)及び18-クラウン-6(141mg、0.532mmol)のCH
3CN(150mL)中懸濁液を20時間加熱還流した。室温に冷却した後、反応混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。抽出物を食塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると粗製1-(ジフルオロメチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(500mg)が得られ、これを更に精製することなく次の工程に使用した。MS(ESI)m/z:245[M+H]
+。
【0266】
工程B 実施例45に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及び1-(ジフルオロメチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールで始めると、173が3工程で白色固体(80mg、35%)として得られた。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm) 9.06 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.50-7.67 (m, 2H), 7.23 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.87-3.90 (m, 4H), 3.13-3.15 (m, 2H), 2.91-2.94 (m, 2H), 2.03-2.08 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 411 [M+H]
+.
【0267】
実施例74 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン174
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾロ-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及びシクロプロピルボロン酸で始めると、174が2工程で黄色固体(40mg、25%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.13 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.66-7.70 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.14-7.17 (t, J = 14.5 Hz, 1H), 6.58-6.66 (m, 1H), 6.06-6.12 (m, 1H), 5.21-5.28 (m, 2H), 4.84-4.85 (d, J =10 Hz, 2H), 3.35-3.90 (m, 7H), 2.97-2.99 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 2.71-2.73 (t, J = 12 Hz, 1H), 1.87-1.89 (t, J = 10 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 401 [M+H]
+.
【0268】
実施例75 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン175
工程A tert-ブチル4-(6-(6-(ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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密閉管内のtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(427mg、1.0mmol)、ピリミジン-5-イルボロン酸(372mg、3.0mmol)、PdCl
2(dppf)(73mg、0.1mmol)及びNaHCO
3水溶液(318mg、3.0mmol)の1,4-ジオキサン(5.0mL)中混合物を窒素でパージし、100℃で16時間撹拌した。これを室温に冷却した後、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。粗製生成物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(5:1−1:1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(350mg、収率74%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:473[M+H]
+
【0269】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-(ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(320mg、0.68mmol)のMeOH中HCl溶液(3.0N、20mL)中懸濁液を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製すると、淡黄色固体(220mg、収率87%)として175が得られた。
1HNMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.43 (s, 1H), 9.39 (s, 1H), 9.35 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 9.28 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 9.06 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.70 (dd, J = 8.0 and 16.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 7.5 and 11.0 Hz, 1H), 6.61 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.77 (s, 2H), 3.56 (m, 1H), 2.95 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 2.70 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 1.84 (t, J = 5.0 Hz, 2H). ESI (MS) m/z: 373 [M+1]
+.
【0270】
実施例76 (S)-1-(3-クロロ-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン176
工程A:6-クロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(11.5g、0.075mol)及び3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(19g、0.225mol)及びTos-OH(0.13g、0.75mmol)の1,4-ジオキサン(175mL)中混合物を110℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、濃縮した。粗製生成物をシリカゲル上カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル20:0−20:1)によって精製すると、6-クロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンと6-クロロ-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-2H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンの混合物(13.5g、収率76%)が得られた。MS(ESI)m/z:m/z:238[M+1]
+
【0271】
工程B:1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-6-(トリブチルスタニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-クロロ-1-テトラヒドロピラン-2-イル-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(19.506mmol;4636.1mg)の1,4-ジオキサン(40mL)中混合物にアルゴン下で塩化リチウム(117.03mmol;4961.5mg)、ビス(トリブチルスズ)(23.407mmol;14293mg;12.45mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.97528mmol;893.09mg)及びトリシクロヘキシルホスフィン(2.3407mmol;656.40mg)を添加した。得られた混合物を圧力管に密閉し、120℃で一晩加熱した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残留物をDCM中0から60%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、透明な油(7.1768g、74%)として1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-6-(トリブチルスタニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。
【0272】
工程C:6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1-テトラヒドロピラン-2-イル-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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トリブチル-(1-テトラヒドロピラン-2-イルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)スタナン(7.139mmol;3524.5mg)、2-クロロ-6-メチル-ピラジン(10.71mmol;1377mg)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.5140mmol;144.1mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.2142mmol;196.1mg)のN,N-ジメチルアセトアミド(15mL)中混合物をアルゴンで1分間パージした。反応混合物を圧力バイアルに密閉し、130℃で一晩加熱した。混合物をEtOAcと水に分配した。有機層を濃縮し、残留物をDCM中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、透明な油(1.3608g、60%)として6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1-テトラヒドロピラン-2-イル-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。
【0273】
工程D:6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1-テトラヒドロピラン-2-イル-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(4.29mmol;1360.8mg)のメタノール(10mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、灰白色固体(759.5mg、88%)として6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。
【0274】
工程E:1-(5-クロロ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.325mmol;279.9mg)及び6-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-ピリジン(1.988mmol;418.3mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物にアルゴン下で炭酸セシウム(3.975mmol;1295mg)、キサントホス(0.2253mmol;130.4mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.1325mmol;121.3mg)を添加した。得られた混合物を圧力管に密閉し、105℃で一晩加熱した。反応混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをDCMで洗浄した。濾液を濃縮した。残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカゲル上で精製すると、1-(5-クロロ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(217.1mg、48%)が得られた。
【0275】
工程F:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の1-(5-クロロ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.6372mmol;217.1mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(1.912mmol;382.9mg)及びN-メチルモルホリン(3.186mmol;326mg;0.354mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(3mL)中混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって回収し、次いで、DCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(229.4mg、69%)が得られた。
【0276】
工程G:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.140mmol;72.7mg)のメタノール(5mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(23.3mg、40%)として176が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.67 - 9.61 (s, 1H), 9.47 - 9.42 (s, 1H), 9.34 - 9.28 (s, 1H), 8.71 - 8.67 (s, 1H), 8.64 - 8.61 (s, 1H), 8.01 - 7.94 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.57 - 7.51 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 3.91 - 3.83 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.81 - 3.72 (d, J= 12.3 Hz, 1H), 3.25 - 3.19 (m, 1H), 2.97 - 2.89 (m, 1H), 2.77 - 2.71 (dd, J= 11.9, 9.1 Hz, 1H), 2.67 - 2.62 (d, J = 8.6 Hz, 3H), 1.98 - 1.87 (dd, J= 16.2, 6.5 Hz, 2H), 1.84 - 1.40 (dd, J = 32.9, 22.1 Hz, 3H), 1.36 - 1.23 (td, J = 13.5, 4.6 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 421.1 [M+H]
+
【0277】
実施例77 6-[1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]ピラジン-2-カルボニトリル177
実施例23の調製の手順に従うと、177が得られた。MS(ESI)m/z:384.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.89 (s, 1H), 9.61 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 9.29 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 7.78 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.68 - 3.60 (m, 4H), 3.02 - 2.95 (m, 4H).
【0278】
実施例78 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン178
工程A:tert-ブチル4-(6-ブロモピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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2,6-ジブロモピラジン(0.47g、2mmol)、tert-ブチル1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.4g、2mmol)及びDIPEA(0.78g、6mmol)のEtOH(10mL)中混合物を100℃で15時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮すると残留物が得られた。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/酢酸エチル(5%から50%)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、無色油(0.5g、70%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:357[M+H]
+。
【0279】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-ブロモピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.45g、1.26mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(192mg、1.26mmol)のジオキサン(10mL)中混合物にCuI(19mg、0.1mmol)、N
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(6.3mmol、0.55g)、K
2CO
3(3.78mmol、0.53g)を添加した。反応混合物を100℃で加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、これを減圧下で濃縮した。粗製物質を、溶離溶媒として石油エーテル/酢酸エチル(5%から50%)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(0.4g、74%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:430[M+H]
+。
【0280】
工程C:tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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密閉バイアル内のtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(400mg、0.93mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(271mg、1.4mmol)、Pd(dppf)Cl
2(81mg、0.093mmol)及びNa
2CO
3溶液(2.0M、1.5ml)の1,4-ジオキサン(6mL)中懸濁液をアルゴン下120℃で1時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮すると残留物が得られた。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/酢酸エチル(10%から60%)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(180mg、42%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:462[M+H]
+。
【0281】
工程D:tert-ブチル4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(100mg、0.22mmol)のDMF(10mL)中溶液に2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(100mg、0.44mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/酢酸エチル(10%から60%)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(80mg、80%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:544[M+H]
+。
【0282】
工程E:tert-ブチル4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(80mg、0.147mmol)の1,4-ジオキサン(6mL)中溶液にHCl/1,4-ジオキサン(3.8M、6mL)の溶液を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮すると粗製生成物が得られた。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、白色固体(55mg、84%)として178が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.17 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.37 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 8.09 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 5.26 (Q, J = 9.2 Hz, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.81 ( s, 2H), 3.01 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.76 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 1.89 (t, J = 5.5 Hz, 2H). MS (ESI) m/z: 444 [M+H]
+.
【0283】
実施例79 1-(2-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリミジン-4-イル)-6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ-[4,3-c]ピリジン179
実施例78に記載される手順に従い、2,4-ジクロロピリミジンで始めると、179が5工程で白色固体(80mg、9.5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.18 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.45 (d, J= 4.5 Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.12 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 5.27 (Q, J = 9.2 Hz, 2H), 3.98 (s, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.13 ( s, 1H), 2.95 (s, 1H), 2.82 (s, 2H), 2.01 (s, 1H), 1.81 (s, 1H). MS (ESI) m/z: 444 [M+H]
+.
【0284】
実施例80 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ-[4,3-c]ピリジン180
実施例61に記載される手順に従い、tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ-[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートで始めると、180が1工程で黄色固体(62mg、65.9%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, MeOD)
δ (ppm) 9.084-9.086 (d, J = 1 Hz, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.15 (s, 2H), 7.77-7.80 (t, J = 16.5 Hz, 1H), 7.36-7.38 (d,J = 8 Hz, 1H), 6.71-6.73 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.16-4.19 (t, J = 11 Hz, 2H), 3.97-3.99 (t, J = 12.5 Hz, 2H), 3.51-3.53 (t, J = 11 Hz, 2H), 3.37-3.39 (t, J = 11 Hz, 2H), 2.29-2.31 (t, J = 11 Hz, 2H), 1.32-1.34 (t, J = 14.5 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 361 [M+H]
+.
【0285】
実施例81 (S)-1-(3-シクロプロピル-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ-[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン181
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シクロプロピル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.2225mmol;115.9mg)、カリウムシクロプロピルトリフルオロボレート(0.3337mmol;50.90mg)、ブチルジ-1-アダマンチルホスフィン(0.06674mmol;25.19mg)、炭酸セシウム(0.6674mmol;217.4mg)及び酢酸パラジウム(II)(0.04449mmol;9.994mg)の水(0.5mL)及びトルエン(4.5mL)中混合物をアルゴンで1分間パージした。圧力管内の反応混合物を105℃で3日間撹拌した。層を分離した。有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シクロプロピル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(129mg、約100%)が得られた。
【0286】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シクロプロピル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.2224mmol;117.1mg)のメタノール(5mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(46.0mg、49%)として181が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.75 - 9.71 (s, 1H), 9.47 - 9.44 (s, 1H), 9.33 - 9.29 (s, 1H), 8.67 - 8.61 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 7.55 - 7.51 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.49 - 7.43 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 3.86 - 3.78 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.65 - 3.58 (s, 1H), 3.16 - 3.09 (s, 1H), 2.89 - 2.81 (m, 1H), 2.68 - 2.65 (s, 3H), 2.12 - 2.04 (m, 1H), 2.02 - 1.93 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 1.81 - 1.69 (m, 1H), 1.48 - 1.37 (d, J= 8.7 Hz, 1H), 1.20 - 1.11 (m, 1H), 1.09 - 0.99 (m, 1H), 0.91 - 0.84 (m, 1H), 0.75 - 0.67 (s, 1H); MS (ESI) m/z:427.2 [M+H]
+
【0287】
実施例82 6-メチル-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン182
化合物182は、実施例71のSFCキラル分離からの第2のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:401.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.48 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.03 (s, 1H), 4.09 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 2.80 (dd, J = 19.2, 10.2 Hz, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.94 - 1.72 (m, 3H), 1.66 - 1.51 (m, 1H), 1.27 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
【0288】
実施例83 6-メチル-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン183
化合物183は、実施例71のSFCキラル分離からの第1のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:401.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.48 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.76 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.01 (s, 1H), 4.13 - 3.92 (m, 2H), 2.81 - 2.73 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.96 - 1.69 (m, 2H), 1.55 (dd, J = 14.9, 8.1 Hz, 1H), 1.26 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
【0289】
実施例84 1-[6-(5-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン184
実施例23の調製の手順に従うと、184が得られた。MS(ESI)m/z:401.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.65 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.70 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.01 (d, J = 12.7 Hz, 2H), 3.86 - 3.73 (m, 1H), 3.62 (t, J = 10.1 Hz, 1H), 3.20 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 2.98 - 2.87 (m, 1H), 2.71 - 2.62 (m, 1H), 2.61 (s, 3H), 2.13 - 2.02 (m, 1H), 1.54 - 1.40 (m, 1H), 1.00 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
【0290】
実施例85 1-[6-(3-メチルピペラジン-1-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン185
化合物185は、実施例69のSFCキラル分離からの第2のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:387.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.56 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.39 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.19 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 3.12 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 3.07 - 2.98 (m, 1H), 2.94 - 2.82 (m, 2H), 2.63 (s, 3H), 1.06 (d, J = 6.3 Hz, 3H).
【0291】
実施例86 (S)-1-(3-メトキシ-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン186
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の6-ブロモ-2-フルオロ-3-メトキシ-ピリジン(2.030mmol;418.1mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(3.044mmol;609.7mg)及びN-メチルモルホリン(6.089mmol;622mg;0.676mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(5mL)中混合物を120℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮した。残留物をヘプタン中0から40%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート(743.5mg、95%)が得られた。
【0292】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.4734mmol;100.0mg)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート(0.5681mmol;219.5mg)、N,N'-ジメチルエチレンジアミン(0.4734mmol;41.73mg;0.0471mL)、ヨウ化銅(0.4734mmol;91.08mg)及び炭酸カリウム(0.5208mmol;72.70mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、100℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をDCM中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、黄褐色固体(142.5mg、58%)としてtert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメートが得られた。
【0293】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.2758mmol;142.5mg)のメタノール(10mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(105.6mg、91%)として186が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.66 - 9.62 (s, 1H), 9.48 - 9.44 (s, 1H), 9.33 - 9.28 (s, 1H), 8.65 - 8.61 (d, J = 3.5 Hz, 2H), 7.54 - 7.45 (dd, J = 21.6, 8.5 Hz, 2H), 4.02 - 3.96 (d, J= 10.3 Hz, 1H), 3.90 - 3.84 (d, J = 11.7 Hz, 4H), 3.03 - 2.96 (d, J= 9.0 Hz, 1H), 2.89 - 2.82 (m, 1H), 2.65 - 2.61 (s, 3H), 1.98 - 1.86 (t, J= 10.6 Hz, 2H), 1.78 - 1.67 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 1.45 - 1.35 (dd, J= 19.2, 8.9 Hz, 1H); MS (ESI) m/z:417.2 [M+H]
+
【0294】
実施例87 1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]アゼパン-3-アミン187
実施例23の調製の手順に従うと、187が得られた。MS(ESI)m/z:401.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.64 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.73 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.39 - 4.29 (m, 1H), 4.06 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 2.63 (s, 3H), 2.11 (s, 1H), 1.76 (s, 3H), 1.44 (d, J = 10.3 Hz, 1H), 1.27 (d, J = 9.6 Hz, 1H).
【0295】
実施例88及び89 (R)-1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール188及び(S)-1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール189
工程A:1-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール
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2-ブロモ-6-フルオロピリジン(477mg、2.7mmol)、1,4-ジアゼパン-6-オール(350mg、3mmol)及びDIPEA(1.94g、15mmol)のエタノール(10mL)中混合物を100℃で16時間加熱した。これを冷却した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(100mL)で希釈し、食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると、無色油(400mg、48.9%)として1-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オールが得られた。MS(ESI)m/z:272[M+H]
+。
【0296】
工程B:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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1-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール(400mg、1.47mmol)、Boc
2O(354mg、1.62mmol)及びEt
3N(157mg、1.55mmol)のDCM(10mL)中混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると、無色油(500mg、91%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:372[M+H]
+。
【0297】
工程C:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(550mg、1.48mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(207mg、1.34mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中混合物にCuI(102mg、0.54mmol)、K
2CO
3(743g、5.4mmol)及びN
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(95mg、1.08mmol)を添加した。反応混合物を100℃で3時間加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、これを減圧下で濃縮した。粗製物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(2/1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、淡黄色固体(160mg、24.3%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:445[M+H]
+。
【0298】
工程D:tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(160mg、0.36mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(140mg、0.72mmol)、Pd(dppf)Cl
2(147mg、0.18mmol)及びNa
2CO
3水溶液(2.0M、1mL)の1,4-ジオキサン(10mL)中懸濁液を窒素下100℃で16時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてEtOAcを使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(60mg、35%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:477[M+H]
+。
【0299】
工程E:tert-ブチル(±)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(150mg、0.32mmol)、2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(110mg、0.48mmol)及びK
2CO
3(87mg、0.64mmol)のDMF(10mL)中懸濁液を室温で18時間撹拌し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、反応混合物をEtOAc(100mL)でクエンチし、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(1/1)を使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(82mg、46.5%)としてtert-ブチル(±)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:559[M+H]
+。
【0300】
工程F:tert-ブチル(R)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート及びtert-ブチル(S)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル(±)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートをキラル分取HPLCによって分離するとtert-ブチル(S)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(70mg)及びtert-ブチル(R)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(70mg)が得られた。
【0301】
工程G:tert-ブチル(S)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(70mg、0.13mmol)のHCl/MeOH(4.0M、10mL)中混合物を室温で3時間撹拌し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物質を逆相分取HPLCによって精製すると、白色固体(30mg、52.6%)として(R)-1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール188が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.69 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1H), 5.18-5.24 (m, 2H), 4.93 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 3.96 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 3.88 (m, 2H), 3.56-3.64 (m, 2H), 2.98 (t, J = 10.5 Hz, 2H), 2.80-2.84 (m, 1H), 2.64-2.72 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 459 [M+H]
+.
【0302】
工程H:工程Gに記載される手順に従い、tert-ブチル(R)-6-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートで始めると、189が黄色固体(41mg、71.9%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.69 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1H), 5.18-5.24 (m, 2H), 4.93 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 3.96 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 3.88 (m, 2H), 3.56-3.64 (m, 2H), 2.98 (t, J = 10.5 Hz, 2H), 2.80-2.84 (m, 1H), 2.64-2.72 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 459 [M+H]
+.
【0303】
実施例90 6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-N-(4-ピペリジル)ピリジン-2-アミン190
実施例23の調製の手順に従うと、190が得られた。MS(ESI)m/z:387.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.45 (s, 1H), 9.42 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.64 (s, 2H), 8.35 (s, 1H), 7.61 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.17 (s, 1H), 3.08 - 2.97 (m, 2H), 2.71 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 2.67 (s, 3H), 2.06 (s, 2H), 1.64 (d, J = 9.1 Hz, 2H).
【0304】
実施例91 1-[6-[(2R)-2-メチルピペラジン-1-イル]-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン191
実施例71の調製の手順に従うと、191が得られた。MS(ESI)m/z:387.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.52 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.76 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.60 (s, 1H), 4.06 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.19 - 3.08 (m, 3H), 2.99 (dt, J = 19.3, 7.8 Hz, 2H), 2.84 - 2.74 (m, 1H), 2.64 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
【0305】
実施例92 (3S,5S)-5-フルオロ-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン192
実施例23の調製の手順に従うと、192が得られた。MS(ESI)m/z:405.2。
【0306】
実施例93 1-[6-(3-メチルピペラジン-1-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン193
化合物193は、実施例69のSFCキラル分離からの第1のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:387.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.54 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.80 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 4.25 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.17 - 3.06 (m, 1H), 3.03 - 2.91 (m, 2H), 2.83 - 2.71 (m, 1H), 2.64 (s, 3H), 1.12 (d, J = 6.3 Hz, 3H).
【0307】
実施例94 1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-4-アミン194
実施例23の調製の手順に従うと、194が得られた。MS(ESI)m/z:387.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 13.3 Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.98 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 1.48 (dd, J = 20.4, 11.1 Hz, 2H).
【0308】
実施例95 2-メチル-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン195
実施例71の調製の手順に従うと、195が得られた。MS(ESI)m/z:401.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.47 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 9.33 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.78 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.66 - 4.55 (m, 1H), 4.42 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.10 - 3.00 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.92 - 1.83 (m, 1H), 1.65 (dt, J = 21.6, 10.4 Hz, 3H), 1.19 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
【0309】
実施例96 1-[6-[(2S)-2-メチルピペラジン-1-イル]-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン196
実施例71の調製の手順に従うと、196が得られた。MS(ESI)m/z:387.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.53 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.76 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.61 (s, 1H), 4.07 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.98 (dd, J = 20.6, 13.3 Hz, 2H), 2.79 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 2.64 (s, 3H), 1.29 (d, J = 6.6 Hz, 3H).
【0310】
実施例97 1-(5-シクロプロピル-6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン197
実施例81に記載される手順に従い、6-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロピリジン及びtert-ブチル1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートで始めると、197が4工程で灰白色固体(31.6mg、48%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.66 - 9.61 (s, 1H), 9.48 - 9.42 (s, 1H), 9.33 - 9.27 (s, 1H), 8.66 - 8.60 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.53 - 7.49 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.39 - 7.34 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.94 - 3.84 (m, 4H), 3.10 - 3.06 (m, 2H), 2.91 - 2.84 (m, 2H), 2.65 - 2.61 (s, 3H), 2.03 - 1.91 (tt, J = 11.5, 5.6 Hz, 3H), 1.05 - 0.92 (m, 3H), 0.78 - 0.71 (q, J = 5.7 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 427.2 [M+H]
+
【0311】
実施例98 (3S,5R)-5-フルオロ-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン198
実施例23の調製の手順に従うと、198が得られた。MS(ESI)m/z:405.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.58 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.78 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.10 (d, J = 47.2 Hz, 1H), 4.71 (t, J = 13.0 Hz, 1H), 4.29 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 2.96 - 2.86 (m, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.20 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 1.69 (dt, J = 24.6, 11.4 Hz, 1H).
【0312】
実施例99 2-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン199
実施例23の調製の手順に従うと、199が得られた。MS(ESI)m/z:427.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.82 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.64 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 7.73 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.00 - 2.83 (m, 6H), 2.63 (s, 3H), 2.02 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.67 (s, 4H).
【0313】
実施例100 8-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン200
実施例23の調製の手順に従うと、200が得られた。MS(ESI)m/z:427.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.62 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.91 - 3.80 (m, 2H), 3.78 - 3.68 (m, 2H), 3.13 - 3.07 (m, 2H), 2.89 (s, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.79 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.71 (t, J = 5.3 Hz, 4H).
【0314】
実施例101 (S)-2-(3-アミノピペリジン-1-イル)-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ニコチノニトリル201
工程A:1-(5-ブロモ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-クロロ-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び6-クロロ-1-(6-フルオロ-5-ヨード-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(2.045mmol;314.0mg)、3-ブロモ-2-フルオロ-6-ヨード-ピリジン(2.249mmol;679.0mg)、N,N'-ジメチルエチレンジアミン(0.2045mmol;18.02mg;0.0203mL)、ヨウ化銅(2.045mmol;393.3mg)及び炭酸カリウム(2.249mmol;314.0mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、100℃で20時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、1-(5-ブロモ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-クロロ-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(約80mg、12%)と6-クロロ-1-(6-フルオロ-5-ヨード-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(約163mg、21%)の混合物が得られた。
【0315】
工程B:6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-フルオロ-ピリジン-3-カルボニトリル
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1-(5-ブロモ-6-フルオロ-2-ピリジル)-6-クロロ-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.7437mmol;243.6mg)、シアン化亜鉛(0.4462mmol;53.47mg;0.0289mL)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.03719mmol;43.1mg)のDMF(5mL)中懸濁液を脱気し、次いで、120℃で3時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、EtOAcと食塩水に分配した。有機層を濃縮し、残留物をヘプタン中0から60%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、白色固体(143.2mg、70%)として6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-フルオロ-ピリジン-3-カルボニトリルが得られた。
【0316】
工程C:トリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナン
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2-クロロ-6-メチル-ピラジン(3.357mmol;431.6mg)、ヘキサメチル二スズ(4.03mmol;1361mg;0.861mL)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2756mmol;318.5mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージした。得られた混合物を圧力管に密閉し、100℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをDCMで洗浄した。濾液を濃縮するとトリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナンが得られ、これを精製することなく使用した。
【0317】
工程D:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シアノ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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[(3S)-1-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-3-シアノ-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバミン酸(0.5166mmol;205.5mg)、トリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナン(0.7749mmol;199.1mg)及びパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(0.05166mmol;59.8mg)のN,N-ジメチルアセトアミド(12mL)中混合物をアルゴンでパージした。反応混合物を圧力バイアルに密閉し、150℃で2時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、EtOAcと水に分配した。有機層を濃縮し、残留物をDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、黄色固体(248.6mg、94%)としてtert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シアノ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメートが得られた。
【0318】
工程E:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-シアノ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.4859mmol;248.6mg)のジクロロメタン(8mL)中溶液にTFA(2mL)を添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(361.6mg、18%)として201が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 - 9.55 (s, 1H), 9.48 - 9.44 (s, 1H), 9.37 - 9.33 (s, 1H), 8.80 - 8.75 (s, 1H), 8.66 - 8.62 (s, 1H), 8.26 - 8.19 (m, 2H), 7.48 - 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.29 - 4.19 (dd, J = 10.7, 6.9 Hz, 2H), 3.00 - 2.94 (m, 1H), 2.66 - 2.62 (s, 3H), 2.03 - 1.89 (dd, J = 18.5, 10.2 Hz, 2H), 1.80 - 1.66 (m, 1H), 1.49 - 1.37 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 412.2 [M+H]
+
【0319】
実施例102 (5S)-5-アミノ-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-2-オン202
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(75mg、0.36mmol)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(158mg、0.426mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(32mg、0.036mmol)、キサントホス(42mg、0.071mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(70mg、0.71mmol)のトルエン6.0mL中混合物を100℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(100%EtOAcで溶出するEtOAC/ヘプタン)によって精製すると、28%収率でtert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(50mg)が得られた。
【0320】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(45mg、0.15mmol)の1,4-ジオキサン(2.0ml、8.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン2.0mL中溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を水で希釈し、次いで、EtOAcで洗浄した。水性層を1M NaOHを用いてpH10に塩基性化し、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると、18%収率で202(11mg)が得られた。MS(ESI)m/z:401.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.35 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.04 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.24 (dd, J = 12.2, 3.8 Hz, 1H), 3.94 (dd, J = 12.3, 6.3 Hz, 1H), 3.49 (s, 1H), 2.75 (dd, J = 12.2, 5.3 Hz, 1H), 2.69 (s, 3H), 2.63 - 2.55 (m, 1H), 2.10 (dd, J = 13.0, 4.3 Hz, 1H), 1.85 - 1.72 (m, 1H).
【0321】
実施例103 2-メチル-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン203
化合物203は、実施例71のSFCキラル分離からの第1のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:401.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.47 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.76 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.62 - 4.49 (m, 1H), 4.41 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.09 - 2.97 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.86 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 1.74 - 1.49 (m, 3H), 1.17 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
【0322】
実施例104 2-メチル-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-3-アミン204
化合物204は、実施例71のSFCキラル分離からの第2のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:401.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.47 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 9.32 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 10.3 Hz, 1H), 8.61 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.81 - 7.73 (m, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.63 - 4.52 (m, 1H), 4.41 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 3.10 - 2.99 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.86 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 1.76 - 1.52 (m, 3H), 1.19 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
【0323】
実施例105 (S)-1-(3-メチル-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン205
工程A:6-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン
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THF(40mL)中ジイソプロピルアミン(22.001mmol;2240mg;3.13mL)に、0℃でヘキサン(24.001mmol;9.6mL)中N-ブチルリチウム(2.5mol/L)を添加した。反応物を0℃で0.5時間撹拌し、次いで、−78℃に冷却した。THF(10mL)中2-ブロモ-6-フルオロ-ピリジン(20.001mmol;3520.0mg)を滴加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。ヨードメタン(22.001mmol;3122.8mg;1.37mL)をゆっくり添加した。混合物を1時間撹拌しながら室温に加温させた。反応を、水(約50mL)を用いてクエンチし、一晩撹拌した。層を分離した。有機層を濃縮し、残留物をヘプタン中0から5%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、白色固体(2.08g、55%)として6-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジンが得られた。
【0324】
工程B:実施例86に記載される手順に従い、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート、6-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン及び6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、205が3工程で灰白色固体(4.4mg、4.5%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.75 - 9.70 (s, 1H), 9.48 - 9.44 (s, 1H), 9.33 - 9.29 (s, 1H), 8.68 - 8.61 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 8.38 - 8.15 (s, 1H), 7.78 - 7.74 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.59 - 7.55 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 2.90 - 2.84 (m, 1H), 2.67 - 2.63 (s, 3H), 2.37 - 2.32 (s, 3H), 2.04 - 1.95 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 1.80 - 1.68 (d, J= 9.4 Hz, 1H), 1.57 - 1.47 (d, J = 8.6 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 433.1 [M+H]
+
【0325】
実施例106 4-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-5-オン206
実施例102の調製の手順に従うと、206が得られた。MS(ESI)m/z:401.1。
【0326】
実施例107 1-(3-メトキシ-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール207
工程A:1-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-1,4-ジアゼパン-6-オール
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密閉圧力バイアル内の6-ブロモ-2-フルオロ-3-メトキシ-ピリジン(2.660mmol;547.9mg)、1,4-ジアゼパン-6-オール二臭化水素酸塩(3.989mmol;1109mg)及びN,N'-ジイソプロピルエチルアミン(10.64mmol;1389mg;1.87mL)のイソプロパノール(10mL)中混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、濃縮した。残留物をDCM中0から10%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると1-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-1,4-ジアゼパン-6-オール(301.2mg、37%)が得られた。
【0327】
工程B:tert-ブチル4-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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1-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-1,4-ジアゼパン-6-オール(0.9968mmol;301.2mg)、tert-ブトキシカルボニルtert-ブチルカルボネート(1.495mmol;326.3mg)及び重炭酸ナトリウム(9.968mmol;837.4mg)のジクロロメタン(20Ml)中混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をDCM中0から40%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチル4-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(262.5mg、65%)が得られた。
【0328】
工程C:実施例86に記載される手順に従い、6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及びtert-ブチル4-(6-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートで始めると、207が2工程で灰白色固体(4.4mg、4.5%)として得られた。MS(ESI)m/z:433.1[M+H]
+
【0329】
実施例108 5-(1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)-3-メチルピラジン-2-アミン208
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の6-クロロ-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(2.998mmol;745.3mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(4.496mmol;900.5mg)及びN-メチルモルホリン(8.993mmol;919mg;0.999mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(10mL)中混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって回収し、次いで、ヘプタン中0から40%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチルN-[(3S)-1-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(1.0738g、84%)が得られた。
【0330】
工程B:tert-ブチル4-[6-(6-トリブチルスタニルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(1.234mmol;529.4mg)の1,4-ジオキサン(40mL)中混合物にアルゴン下で塩化リチウム(7.406mmol;314.0mg)、ビス(トリブチルスズ)(1.481mmol;904.5mg;0.7879mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.06172mmol;56.52mg)及びトリシクロヘキシルホスフィン(0.1481mmol;41.54mg)を添加した。得られた混合物を圧力管に密閉し、120℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から40%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、透明な油(400.0mg、47%)としてtert-ブチル4-[6-(6-トリブチルスタニルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。
【0331】
工程C:tert-ブチル4-[6-[6-(5-アミノ-6-メチル-ピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-(6-トリブチルスタニルピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.5852mmol;400mg)、5-ブロモ-3-メチル-ピラジン-2-アミン(1.170mmol;220.1mg)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.1405mmol;39.39mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.05852mmol;53.59mg)のN,N-ジメチルセトアミド(30mL)中混合物をアルゴンで1分間パージした。反応混合物をBiotageマイクロ波管に密閉し、マイクロ波下150℃で45分間加熱した。混合物をEtOAcと水に分配した。有機層を濃縮し、残留物をDCM中10%MeOHで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチル4-[6-[6-(5-アミノ-6-メチル-ピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(115.0mg、39%)が得られた。
【0332】
工程D:tert-ブチル4-[6-[6-(5-アミノ-6-メチル-ピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.2293mmol;115mg)のメタノール(10mL)中溶液に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(4.0mg、4.3%)として208が得られた。MS(ESI)m/z:402.1[M+H]
+
【0333】
実施例109 (S)-5-(1-(6-(3-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)-3-メチルピラジン-2-アミン209
実施例108の手順に記載される手順に従い、(S)-tert-ブチルピペリジン-3-イルカルバメートで始めると、209が4工程で灰白色固体(52.8mg、56%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.34 - 9.29 (s, 1H), 9.20 - 9.13 (s, 1H), 8.89 - 8.84 (s, 1H), 8.58 - 8.54 (s, 1H), 7.77 - 7.69 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.22 - 7.15 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.81 - 6.73 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.60 - 6.51 (s, 2H), 4.45 - 4.37 (d, J= 13.2 Hz, 1H), 4.18 - 4.11 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 3.16 - 3.08 (dd, J= 17.5, 6.7 Hz, 1H), 2.87 - 2.74 (dt, J = 22.9, 9.5 Hz, 2H), 2.47 - 2.38 (s, 3H), 1.96 - 1.90 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 1.87 - 1.79 (m, 1H), 1.65 - 1.53 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 1.38 - 1.28 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 402.1 [M+H]
+
【0334】
実施例110 3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]シクロヘキサンアミン210
化合物210は、4つのジアステレオマーの混合物のSFCキラル分離からの第3のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:386.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.68 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.07 - 8.02 (m, 1H), 7.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.35 - 2.21 (m, 1H), 2.19 - 2.02 (m, 3H), 1.96 - 1.72 (m, 4H).
【0335】
実施例111 3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]シクロヘキサンアミン211
化合物211は、4つのジアステレオマーの混合物のSFCキラル分離からの第1のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:386.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.68 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 9.37 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.07 - 8.02 (m, 1H), 7.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.36 - 2.22 (m, 2H), 2.19 - 2.03 (m, 4H), 1.93 - 1.72 (m, 4H).
【0336】
実施例112 3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]シクロヘキサンアミン212
化合物212は、4つのジアステレオマーの混合物のSFCキラル分離からの第2のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:386.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.06 - 8.01 (m, 1H), 7.92 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 3.26 (s, 1H), 3.04 (t, J = 12.1 Hz, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.25 - 2.02 (m, 4H), 1.95 (dd, J = 27.3, 12.1 Hz, 1H), 1.71 - 1.53 (m, 2H), 1.46 (dd, J = 22.9, 10.7 Hz, 1H).
【0337】
実施例113 3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]シクロヘキサンアミン213
化合物213は、4つのジアステレオマーの混合物のSFCキラル分離からの第4のピークとして得られた。MS(ESI)m/z:386.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1H), 9.49 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.06 - 8.00 (m, 1H), 7.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 3.25 (s, 1H), 3.04 (t, J = 12.1 Hz, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.27 - 2.02 (m, 4H), 1.94 (dd, J = 25.3, 12.8 Hz, 1H), 1.73 - 1.39 (m, 3H).
【0338】
実施例114 1-[6-(2,6-ジアザスピロ[3.4]オクタン-6-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン214
実施例23の調製の手順に従うと、214が得られた。MS(ESI)m/z:399.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.80 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 9.30 (s, 1H), 8.64 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.73 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 3.73 (dd, J = 21.9, 13.3 Hz, 6H), 3.62 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.32 (t, J = 6.8 Hz, 2H).
【0339】
実施例115 (S)-1-(3-フルオロ-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン215
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-クロロ-3-フルオロ-2-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート
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2,6-ジクロロ-3-フルオロ-ピリジン(3.802mmol;631.1mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(3.992mmol;799.6mg)、炭酸カリウム(7.605mmol;1051mg)、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.3802mmol;33.52mg;0.0409mL)及びヨウ化銅(I)(3.802mmol;724.1mg)の1,4-ジオキサン(15mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、圧力管に密閉し、105℃で一晩加熱した。反応物を室温に冷却し、次いで、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から20%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、白色固体としてtert-ブチルN-[(3S)-1-(6-クロロ-3-フルオロ-2-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート(279.2mg、22%)が得られた。
【0340】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.83325mmol;176mg)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-クロロ-3-フルオロ-2-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート(0.8378mmol;276.3mg)、炭酸セシウム(1.6665mmol;543.00mg)、キサントホス(0.14165mmol;84.500mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.083325mmol;77.074mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、110℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチルN-[(3S)-1-[3-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(113.1mg、16%)が得られた。
【0341】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.1345mmol;113.1mg)のTFA(1mL)及びジクロロメタン(4mL)中混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(42.7mg、77%)として215が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.58 - 9.55 (s, 1H), 9.47 - 9.43 (s, 1H), 9.33 - 9.30 (s, 1H), 8.69 - 8.65 (s, 1H), 8.64 - 8.62 (s, 1H), 8.35 - 8.30 (s, 1H), 7.79 - 7.72 (dd, J = 12.7, 8.5 Hz, 1H), 7.42 - 7.38 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 1H), 4.05 - 3.97 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 3.29 - 3.26 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.02 - 2.95 (m, 2H), 2.66 - 2.60 (s, 3H), 2.00 - 1.87 (t, J = 14.1 Hz, 2H), 1.80 - 1.67 (m, 1H), 1.47 - 1.37 (d, J = 10.5 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 405.1 [M+H]
+
【0342】
実施例116 8-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,8-ジアザスピロ[4.5]デカン216
実施例23の調製の手順に従うと、216が得られた。MS(ESI)m/z:427.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.74 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.87 - 3.70 (m, 4H), 2.87 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 2.63 (s, 3H), 1.79 - 1.68 (m, 2H), 1.68 - 1.60 (m, 3H), 1.60 - 1.52 (m, 3H).
【0343】
実施例117 1-[6-(2,7-ジアザスピロ[3.4]オクタン-2-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン217
実施例23の調製の手順に従うと、217が得られた。MS(ESI)m/z:399.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.82 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.75 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.37 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.16 (s, 4H), 3.20 (s, 2H), 3.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 2.62 (s, 2H), 2.14 (t, J = 7.1 Hz, 2H).
【0344】
実施例118 (S)-(2-(3-アミノピペリジン-1-イル)-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)メタノール218
工程A:(6-ブロモ-2-フルオロ-3-ピリジル)メタノール
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THF(40mL)中ジイソプロピルアミン(22.001mmol;2240mg;3.13mL)に0℃でヘキサン(24.001mmol;9.6mL)中N-ブチルリチウム(2.5mol/L)を添加した。反応物を0℃で0.5時間撹拌し、次いで、−78℃に冷却した。THF(10mL)中2-ブロモ-6-フルオロ-ピリジン(20.001mmol;3520.0mg)を滴加した。混合物を−78℃で2.5時間撹拌した。パラホルムアルデヒド(40.002mmol;3603.3mg)を迅速に添加した。混合物を室温に加温させ、一晩撹拌した。水を用いて反応をクエンチした。層を分離した。水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮し、残留物をヘプタン中0から50%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると(6-ブロモ-2-フルオロ-3-ピリジル)メタノール(1.4888g、36%)が得られた。
【0345】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-ブロモ-3-(ヒドロキシメチル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の(6-ブロモ-2-フルオロ-3-ピリジル)メタノール(1.766mmol;363.8mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(2.649mmol;530.5mg)及びN-メチルモルホリン(5.298mmol;541mg;0.588mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(10mL)中混合物を130℃で4時間加熱した。混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮した。残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチルN-[(3S)-1-[6-ブロモ-3-(ヒドロキシメチル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(546.3mg、80%)が得られた。
【0346】
工程C:実施例86に記載される手順に従い、6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及びtert-ブチルN-[(3S)-1-[6-ブロモ-3-(ヒドロキシメチル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメートで始めると、218が2工程で灰白色固体(40.8mg、68%)として得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.77 - 9.73 (s, 1H), 9.49 - 9.45 (s, 1H), 9.34 - 9.31 (s, 1H), 8.69 - 8.67 (s, 1H), 8.64 - 8.61 (s, 1H), 8.03 - 7.98 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.65 - 7.61 (d, J= 8.1 Hz, 1H), 4.59 - 4.52 (d, J = 2.9 Hz, 2H), 3.60 - 3.52 (d, J= 12.4 Hz, 1H), 3.51 - 3.43 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 3.21 - 3.15 (d, J= 10.4 Hz, 1H), 3.00 - 2.92 (s, 1H), 2.74 - 2.68 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.67 - 2.64 (s, 3H), 1.98 - 1.89 (d, J = 9.4 Hz, 2H), 1.77 - 1.66 (m, 1H), 1.37 - 1.26 (d, J = 10.0 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 417.1 [M+H]
+
【0347】
実施例119 1-(6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール219
密閉圧力バイアル内の1-[6-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.213mmol;79.9mg)、1,4-ジアゼパン-6-オール二臭化水素酸塩(1.07mmol;297mg)及び炭酸セシウム(2.13mmol;696mg)のDMSO(2mL)及びIPA(4mL)中混合物を120℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、Celite(登録商標)を通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(10.8mg、11%)として219が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.59 - 9.53 (s, 1H), 9.48 - 9.43 (s, 1H), 9.38 - 9.33 (s, 1H), 8.79 - 8.75 (s, 1H), 8.66 - 8.62 (s, 1H), 8.22 - 8.17 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.57 - 7.52 (d, J= 8.5 Hz, 1H), 4.76 - 4.67 (s, 1H), 3.98 - 3.88 (d, J = 10.4 Hz, 3H), 3.75 - 3.66 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.65 - 3.55 (dd, J = 15.3, 8.4 Hz, 1H), 3.15 - 3.07 (m, 1H), 3.06 - 2.99 (m, 1H), 2.87 - 2.79 (dd, J = 13.7, 3.4 Hz, 1H), 2.76 - 2.68 (dd, J = 13.6, 5.8 Hz, 1H), 2.69 - 2.62 (s, 3H); MS (ESI) m/z: 471.1 [M+H]
+
【0348】
実施例120 (S)-1-(6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン120
工程A:1-[6-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.008mmol;213.0mg)のジメチルホルムアミド(10mL)中混合物に0℃で水素化ナトリウム(鉱物油中60%;1.210mmol;48.40mg)を添加した。得られた混合物を10分間撹拌した。次いで、2,6-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン(1.008mmol;184.6mg)を添加した。反応物を撹拌し、室温に加温させ、4時間撹拌した。水を用いて混合物をクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、次いで、濃縮した。残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製した。1-[6-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが最も豊富な異性体(173.6mg、46%)として得られた。
【0349】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の1-[6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.0876mmol;59.7mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(0.263mmol;52.6mg)及びN-メチルモルホリン(0.263mmol;26.9mg;0.0292mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(3mL)中混合物を120℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮した。残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、白色固体(37.0mg、65%)としてtert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメートが得られた。
【0350】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.0569mmol;37.0mg)のメタノール(5mL)及び1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩化水素中混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(31.0mg、81%)として220が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.67 - 9.63 (s, 1H), 9.48 - 9.45 (s, 1H), 9.36 - 9.33 (s, 1H), 8.78 - 8.75 (s, 1H), 8.65 - 8.62 (s, 1H), 8.27 - 8.21 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.71 - 7.65 (d, J= 8.5 Hz, 1H), 3.76 - 3.62 (dd, J = 24.1, 11.7 Hz, 2H), 3.25 - 3.19 (d, J= 11.2 Hz, 1H), 2.95 - 2.80 (dd, J = 24.6, 13.2 Hz, 2H), 2.68 - 2.63 (d, J = 9.0 Hz, 3H), 2.00 - 1.88 (d, J = 14.4 Hz, 2H), 1.73 - 1.63 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 1.36 - 1.22 (dd, J = 20.5, 8.6 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 455.1 [M+H]
+
【0351】
実施例121 (5S)-5-アミノ-1-[3-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-2-オン221
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-クロロ-3-メチル-2-ピリジル)-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート
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ジオキサン12mL中に2-ブロモ-6-クロロ-3-メチルピリジン(487mg、2.24mmol)、tert-ブチルN-[(3S)-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(400mg、1.87mmol)、ヨウ化銅(I)(356mg、1.87mmol)、炭酸カリウム(310mg、2.24mmol)及びN,N’-ジメチルエチレンジアミン(329mg、3.73mmol)を含有する溶液を110℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(50%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物350mg38%収率が得られた。MS(ESI)m/z:340.1。
【0352】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(150mg、0.710mmol)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-クロロ-3-メチル-2-ピリジル)-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(497mg、1.42mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(65mg、0.071mmol)、キサントホス(84mg、0.14mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(140mg、1.42mmol)のトルエン3.0mL中混合物を110℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(10%MeOHで溶出するEtOAc/ヘプタン、次いでMeOH/DCM)によって精製すると、所望の生成物75mg20%収率が得られた。MS(ESI)m/z:515.1。
【0353】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-6-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(63mg、0.12mmol)の1,4-ジオキサン(2.0ml、8.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン2.0mL中溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると、221 15mg29%収率が得られた。MS(ESI)m/z:415.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 9.35 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.98 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.27 (s, 1H), 3.86 (s, 1H), 3.59 (d, J = 33.7 Hz, 1H), 3.40 (s, 1H), 2.68 (t, J = 18.2 Hz, 3H), 2.20 (d, J = 13.0 Hz, 3H), 2.10 (s, 1H), 1.85 (s, 2H).
【0354】
実施例122 (3S)-1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]ピペリジン-3-アミン222
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(80mg;0.38mmol)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-3-メトキシ-ピラジン-2-イル)-3-ピペリジル]カルバメート(181mg、0.4550mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(35mg、0.038mmol)、キサントホス(45mg、0.076mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(75mg、0.76mmol)のトルエン3.0mL中混合物を110℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(75%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物112mg57%収率が得られた。MS(ESI)m/z:518.1。
【0355】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート(75mg、0.15mmol)のジクロロメタン4.0ml及びトリフルオロ酢酸(0.80mL、10mmol)中溶液を室温で4時間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCに供すると、41%収率で222(25mg)が得られた。MS(ESI)m/z:418.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.45 (s, 2H), 9.32 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 4.24 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 4.06 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.09 (dd, J = 24.2, 12.0 Hz, 3H), 2.63 (s, 3H), 1.94 (d, J = 15.0 Hz, 2H), 1.76 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 1.49 (d, J = 10.0 Hz, 1H).
【0356】
実施例123 3-[(3S)-3-アミノ-1-ピペリジル]-5-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-オール223
tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート(30mg、0.058mmol)の1,4-ジオキサン(1.0ml、4.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン1.0mL中溶液を室温で2日間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCに供すると223(7mg、27%収率)が得られた。MS(ESI)m/z:404.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.44 (s, 1H), 9.28 (s, 1H), 9.25 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.23 (s, 1H), 4.74 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 4.44 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 2.92 (s, 2H), 2.62 (s, 3H), 1.88 (d, J = 16.7 Hz, 2H), 1.68 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 1.39 (d, J = 9.5 Hz, 1H).
【0357】
実施例124 1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン224
工程A:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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実施例45からのtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(2.55g、7.16mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.0g、6.51mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中混合物にCuI(494mg、2.6mmol)、K
2CO
3(3.6g、26mmol)及びN
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(460mg、5.2mmol)を添加した。混合物を100℃で3時間加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(2/1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(1.6g、57%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:429[M+H]
+。
【0358】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(500mg、1.16mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(679mg、3.5mmol)、Pd(dppf)Cl
2(47.5mg、0.058mmol)及びNa
2CO
3水溶液(2.0M、3L)の1,4-ジオキサン(10mL)中懸濁液を窒素下100℃で16時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(1/1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(360mg、67%)としてtert-ブチル4-(6-(6-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:461[M+H]
+。
【0359】
工程C:4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(440mg、0.93mmol)のHCl/MeOH溶液(2M、10mL)中溶液を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、黄色固体(180mg、51.8%)として224が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.095-9.098 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.64-7.69 (t, J = 13.5 Hz, 1H), 7.13-7.16 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 6.55-6.58 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.90-3.91 (d, J = 8 Hz, 3H), 3.78-3.87 (m, 6H), 3.01-3.05 (t, J = 13 Hz, 2H), 1.87-1.91 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 375 [M+H]
+.
【0360】
実施例125 (3S)-3-アミノ-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-2-オン225
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-2-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート
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1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-クロロ-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(200mg、0.646mmol)、tert-ブチルN-[(3S)-2-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(166mg、0.775mmol)、ヨウ化銅(I)(123mg、0.646mmol)、炭酸カリウム(107mg、0.775mmol)及びN,N’-ジメチルエチレンジアミン(114mg、1.29mmol)を含有する溶液を110℃で4時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をiscoカラム(70%EtOAcで溶出するEtOAc/Hep)によって精製すると、所望の生成物135mg47%収率が得られた。MS(ESI)m/z:443.1。
【0361】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-2-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート
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tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-(6-クロロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-2-ピリジル]-2-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(125mg、0.282mmol)及びパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(32mg、0.028mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド5.0mL中溶液にトリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナン(145mg、0.565mmol)を添加した。反応混合物をCEMマイクロ波下145℃で40分間加熱した。反応混合物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を次の工程に持ち越した。MS(ESI)m/z:501.1。
【0362】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-2-オキソ-3-ピペリジル]カルバメート(140mg、0.280mmol)のジクロロメタン4.0mL及びトリフルオロ酢酸(0.80ml、10mmol)中溶液を室温で3時間撹拌した。反応物を濃縮し、水で希釈し、次いで、EtOAcで抽出した。水性層を、1M NaOHを用いてpH10に塩基性化し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると225(44mg、39%収率)が得られた。MS(ESI)m/z:401.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.60 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.05 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.46 - 4.33 (m, 1H), 4.14 - 4.02 (m, 1H), 3.58 (dd, J = 10.8, 6.4 Hz, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.24 (dt, J = 11.4, 5.3 Hz, 1H), 2.19 - 2.00 (m, 2H), 1.77 (ddd, J = 23.0, 10.6, 5.1 Hz, 1H).
【0363】
実施例126 (3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]ピペリジン-3-アミン226
工程A:3,5-ジブロモ-2-クロロ-ピラジン
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3,5-ジブロモピラジン-2-アミン(1.00g、3.95mmol)のジクロロメタン6.0ml中溶液に0℃でジクロロメタン(3.95mL、3.95mmol)中四塩化チタン(1mol/l)、次いで、亜硝酸tert-ブチル(1.05mL、7.91mmol)を滴加した。反応物を室温に加温し、次いで、TiCL4を更に1当量添加し、1時間撹拌した。水を用いて反応をクエンチし、DCMで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を次の工程に持ち越した。MS(ESI)m/z:272.2。
【0364】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-3-クロロ-ピラジン-2-イル)-3-ピペリジル]カルバメート
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メチルスルホキシド5.0mL中に3,5-ジブロモ-2-クロロピラジン(1.03g、3.60mmol)及びtert-ブチルn-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(600mg、3.00mmol)を含有する溶液を85℃で加熱した。水を用いて反応をクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(35%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物350mg30%収率が得られた。MS(ESI)m/z:393.2。
【0365】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(110mg、0.52mmol)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-3-クロロ-ピラジン-2-イル)-3-ピペリジル]カルバメート(252mg、0.62mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(47mg、0.052mmol)、キサントホス(62mg;0.10mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(103mg、1.04mmol)のトルエン5.0mL中混合物を110℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(75%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物112mg41%収率が得られた。MS(ESI)m/z:523.2。
【0366】
工程D:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート(30mg、0.057mmol)のジクロロメタン4.0ml及びトリフルオロ酢酸(0.80ml、10mmol)中溶液を室温で3時間撹拌した。反応物を濃縮し、水で希釈し、次いで、EtOAcで抽出した。水性層を、1M NaOHを用いてpH10に塩基性化し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると226(12mg、49%収率)が得られた。MS(ESI)m/z:422.1。
【0367】
実施例127 (S)-1-(3-(ジフルオロメチル)-6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン227
工程A:[2-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-ピリジル]メタノール
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(2.000mmol;422.4mg)、(6-ブロモ-2-フルオロ-3-ピリジル)メタノール(2.400mmol;494.4mg)、炭酸カリウム(4.000mmol;552.8mg)、ヨウ化銅(I)(2.000mmol;380.9mg)及びN,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.2000mmol;17.81mg;0.0217mL)の1,4-ジオキサン(15mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、圧力管に密閉し、105℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると[2-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-ピリジル]メタノール(79.5mg、12%)が得られた。
【0368】
工程B:2-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピリジン-3-カルボアルデヒド
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ジクロロメタン(10mL)中[2-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-ピリジル]メタノール(0.236mmol;79.5mg)にデス・マーチン・ペルヨージナン(0.355mmol;155mg)を添加した。混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をDCM中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、淡黄色固体(69.7mg、88%)として2-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピリジン-3-カルバルデヒドが得られた。
【0369】
工程C:1-[5-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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2-フルオロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピリジン-3-カルバルデヒド(0.208mmol;69.7mg)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、0℃に冷却した。DEOXO−FLUOR(登録商標)(1.04mmol;231mg;0.19mL)をゆっくり添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をDCM中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると1-[5-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(34.8mg、47%)が得られた。
【0370】
工程D:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-(ジフルオロメチル)-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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密閉圧力バイアル内の1-[5-(ジフルオロメチル)-6-フルオロ-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.0977mmol;34.8mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(0.147mmol;29.3mg)及びN-メチルモルホリン(0.244mmol;24.9mg;0.0271mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(3mL)中混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチルN-[(3S)-1-[3-(ジフルオロメチル)-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(約52.4mg、100%)が得られた。
【0371】
工程E:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-(ジフルオロメチル)-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.0977mmol;52.4mg)のTFA(1mL)及びジクロロメタン(4ml)中混合物を室温で撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(17.5mg、40%)として228が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.73 - 9.66 (s, 1H), 9.48 - 9.42 (s, 1H), 9.36 - 9.29 (s, 1H), 8.76 - 8.72 (s, 1H), 8.65 - 8.61 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.20 - 8.15 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.74 - 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.34 - 7.05 (t, J = 54.2 Hz, 1H), 3.60 - 3.47 (dd, J = 17.4, 12.4 Hz, 2H), 3.06 - 2.97 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 2.94 - 2.86 (dd, J = 11.9, 8.2 Hz, 1H), 2.68 - 2.61 (s, 3H), 1.98 - 1.86 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 1.86 - 1.67 (dd, J = 16.0, 6.7 Hz, 2H), 1.41 - 1.31 (m, 1H); MS (ESI) m/z:437.1 [M+H]
+
【0372】
実施例128 (3S)-1-[3-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]ピペリジン-3-アミン228
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート
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tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-クロロ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート(50mg、0.096mmol)、トリメチルボロキシン(36mg、0.29mmol)及び[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(8.0mg、0.0095mmol)のアセトニトリル2.0mL中溶液に水(0.19mL、0.19mmol)中1.00M炭酸ナトリウム及び水(0.19mL、0.19mmol)中1.00M酢酸カリウムを添加した。反応混合物をマイクロ波下140℃で40分間加熱した。反応物を、celiteを通して濾過した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(80%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物34mg70%収率が得られた。MS(ESI)m/z:502.2。
【0373】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[3-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート(34mg、0.068mmol)の1,4-ジオキサン(2.0ml、8.0mmol)中塩化水素(4mol/l)及び1,4-ジオキサン2.0mL中溶液を室温で18時間撹拌した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると228(15mg、56%収率)が得られた。MS(ESI)m/z:402.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.58 (s, 1H), 9.44 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 3.67 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 3.19 (t, J = 11.3 Hz, 1H), 2.93 (s, 1H), 2.73 (dd, J = 12.1, 9.1 Hz, 1H), 2.64 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 1.94 (d, J = 10.2 Hz, 2H), 1.74 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 1.39 - 1.26 (m, 1H).
【0374】
実施例129 (R)-1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール229
実施例124に記載される手順に従い、1,4-ジアゼパン-6-オール、2-ブロモ-6-フルオロピリジン、6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールで始めると、229が6工程で黄色固体(40mg、24.1%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.09 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.63-7.68 (m, 1H), 7.14-7.16 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 6.61-6.64 (d, J = 14 Hz, 1H), 4.10-4.14 (m, 1H), 3.86-3.91 (m, 6H), 3.55-3.66 (m, 2H), 2.98-3.04 (m, 3H), 2.84-2.90 (m, 1H), 2.69-2.71 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 391 [M+H]
+.
【0375】
実施例130 4-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-4-オール230
tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-1-カルボキシレート(200mg、0.41mmol)のMeOH中HCl溶液(2.0M、10ml)中溶液を室温で1時間撹拌し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、淡黄色固体(30mg、31%)として230が得られた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3)
δ (ppm) 9.06 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.88-7.89 (d, J = 4.5 Hz, 2H), 7.56-7.58 (t, J = 9 Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.31-3.38 (m, 2H), 3.10-3.13 (t, J = 13 Hz, 1H), 2.81-2.83 (t, J = 12 Hz, 1H), 2.37-2.46 (m, 3H), 2.10-2.17 (m, 4H), 1.82-1.85 (t, J = 14.5 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 390 [M+H]
+.
【0376】
実施例131 (S)-1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール231
実施例124に記載される手順に従い、1,4-ジアゼパン-6-オール、2-ブロモ-6-フルオロピリジン、6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールで始めると、231が6工程で黄色固体(43mg、23.5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.09 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.63-7.68 (m, 1H), 7.14-7.16 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 6.61-6.64 (d, J = 14 Hz, 1H), 4.10-4.14 (m, 1H), 3.86-3.91 (m, 6H), 3.55-3.66 (m, 2H), 2.98-3.04 (m, 3H), 2.84-2.90 (m, 1H), 2.69-2.71 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 391 [M+H]
+.
【0377】
実施例132 1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピロリジン-3,4-ジオール232
実施例23の調製の手順に従うと、232が得られた。MS(ESI)m/z:390.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.94 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.64 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.71 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.23 (d, J = 3.1 Hz, 2H), 4.18 (s, 2H), 2.66 (s, 3H).
【0378】
実施例133 (S)-3-(3-アミノピペリジン-1-イル)-1-メチル-5-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2(1H)-オン233
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-(5-ブロモ-1-メチル-2-オキソ-3-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート
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3,5-ジブロモ-1-メチル-ピリジン-2-オン(2.000mmol;533.8mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(2.00mmol;401mg)、炭酸セシウム(4.0mmol;1303mg)、キサントホス(0.3400mmol;202.8mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.2000mmol;185.0mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、110℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、黄色固体(458.6mg、59%)としてtert-ブチルN-[(3S)-1-(5-ブロモ-1-メチル-2-オキソ-3-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメートが得られた。
【0379】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[1-メチル-5-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-オキソ-3-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.49711mmol;105mg)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(5-ブロモ-1-メチル-2-オキソ-3-ピリジル)-3-ピペリジル]カルバメート(0.59653mmol;230.4mg)、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.049711mmol;4.382mg;0.00495mL)、ヨウ化銅(0.49711mmol;95.629mg)及び炭酸カリウム(0.99422mmol;138.79mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、100℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチルN-[(3S)-1-[1-メチル-5-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-オキソ-3-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(116mg、45%)が得られた。
【0380】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-メチル-5-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-オキソ-3-ピリジル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.2245mmol;116.0mg)のTFA(1mL)及びジクロロメタン(4mL)中混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(51.6mg、54%)として233が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.47 - 9.40 (s, 1H), 9.36 - 9.30 (s, 1H), 8.66 - 8.57 (s, 2H), 8.48 - 8.40 (s, 1H), 7.96 - 7.90 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.96 - 6.90 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 3.69 - 3.61 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 3.58 - 3.52 (s, 3H), 2.83 - 2.72 (t, J= 9.7 Hz, 1H), 2.63 - 2.58 (s, 3H), 2.30 - 2.23 (m, 1H), 1.88 - 1.81 (d, J= 9.0 Hz, 1H), 1.74 - 1.68 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.63 - 1.53 (d, J= 12.8 Hz, 1H), 1.18 - 1.06 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 417.2 [M+H]
+
【0381】
実施例134 (R)-1-(3-メトキシ-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ-[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール234
実施例88に記載される手順に従い、6-ブロモ-2-フルオロ-3-メトキシピリジン及び1,4-ジアゼパン-6-オールで始めると、234が6工程で黄色固体(40mg、16.5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.14 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.19-5.24 (m, 2H), 4.81 (s, 1H), 4.16-4.20 (m, 1H), 3.98-4.02 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.50-3.54 (m, 2H), 2.94-3.02 (m, 2H), 2.85-2.87 (m, 1H), 2.71-2.75 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 489 [M+H]
+.
【0382】
実施例135 1-(6-(アゼパン-4-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン235
工程A:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシアゼパン-1-カルボキシレート
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2,6-ジブロモピリジン(0.2g、0.84mmol)のEt
2O(20mL)中溶液に−78℃でn-BuLiのヘキサン中2.5M溶液(3.7mL、0.928mmol)を30分にわたって添加した。混合物を−78℃で30分間撹拌した。これに、Et
2O(20mL)中tert-ブチル4-オキソアゼパン-1-カルボキシレート(180mg、0.84mmol)を15分にわたって滴下した。混合物を1時間撹拌した後、これにH
2O(100mL)を添加した。水性層をEtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaOHの10%溶液及び食塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製生成物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(9:1)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、油(200mg、62.5%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:371[M+H]
+。
【0383】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシアゼパン-1-カルボキシレート(792mg、2.4mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(300mg、1.94mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中混合物にCuI(150mg、0.78mmol)、K
2CO
3(1.08g、7.8mmol)及びN
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(138mg、1.56mmol)を添加した。混合物を100℃で3時間加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を、石油エーテル/EtOAc(4/1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(550mg、58%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:444[M+H]
+。
【0384】
工程C:tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシアゼパン-1-カルボキシレート(500mg、1.12mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(350mg、1.69mmol)、Pd(dppf)Cl
2(50mg、0.06mmol)及びNa
2CO
3水溶液(2.0M、2.0mL)の1,4-ジオキサン(30mL)中懸濁液を窒素下100℃で18時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/EtOAc(2/1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色油(500mg、91%)としてtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:490[M+H]
+。
【0385】
工程D:tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-1-カルボキシレート(140mg、0.29mmol)及びSOCl
2(10mL)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物にMeOH(10mL)及び10%Pd/C(0.1g)を添加した。混合物を水素(40psi)下室温で5時間撹拌し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、混合物を、Celiteを用いて濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、淡黄色固体(8mg、7.4%)として235のギ酸塩が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.15 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.416-8.421 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.96-7.99 (t, J = 15.5 Hz, 1H), 7.82-7.83 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.26-7.28 (d, J = 7 Hz, 1H), 4.08-4.22 (m, 3H), 3.13-3.31 (m, 6H), 2.24 (s, 1H), 2.17-2.19 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 1.96-2.03 (m, 3H); MS (ESI) m/z: 374 [M+H]
+.
【0386】
実施例136 1-(6-(4-フルオロアゼパン-4-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンギ酸塩236
工程A:1-(6-(4-フルオロアゼパン-4-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼパン-1-カルボキシレート(150mg、0.3mmol)のDCM(5mL)中溶液に三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST、0.12mL、0.9mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、これを減圧下で濃縮すると、淡黄色油(130mg、87%)として1-(6-(4-フルオロアゼパン-4-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。MS(ESI)m/z:493[M+H]
+。
【0387】
工程B:1-(6-(4-フルオロアゼパン-4-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(120mg、0.24mmol)のMeOH中HCl溶液(2.0M、10mL)中溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、淡黄色固体(18mg、18.9%)として236が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.17 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.10-8.13 (t, J = 16 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.95-7.97 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50-7.51 (d, J = 8 Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.07-3.29 (m, 4H), 2.64-2.66 (t, J = 10.5 Hz, 2H), 2.22-2.30 (m, 2H), 2.05-2.06 (t, J= 6 Hz, 1H), 1.92 (s, 1H); MS (ESI) m/z: 392 [M+H]
+.
【0388】
実施例137 (S)-1-(3-メトキシ-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール237
実施例88に記載される手順に従い、6-ブロモ-2-フルオロ-3-メトキシピリジン及び1,4-ジアゼパン-6-オールで始めると、237が6工程で黄色固体(40mg、16.3%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.14 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.50 (s, 1H) , 8.46 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.18-5.24 (m, 2H), 4.80 (s, 1H), 4.16-4.20 (m, 1H), 3.98-4.02 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.50-3.54 (m, 2H), 2.94-3.02 (m, 2H), 2.84-2.87 (m, 1H), 2.71-2.75 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 489 [M+H]
+.
【0389】
実施例138 (3S)-1-[3-シクロプロピル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]ピラジン-2-イル]ピペリジン-3-アミン238
実施例128の調製の手順に従うと、238が得られた。MS(ESI)m/z:428.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 3.86 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 3.74 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 2.98 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 2.86 - 2.76 (m, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.25 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 1.96 (d, J = 10.1 Hz, 2H), 1.83 - 1.64 (m, 2H), 1.34 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 1.09 (ddd, J = 24.4, 12.6, 5.7 Hz, 4H).
【0390】
実施例140 6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1-(6-(4-(オキセタン-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン240
工程A:6-クロロ-1-[6-[4-(オキセタン-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-クロロ-1-[6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.4094mmol;134.6mg)、オキセタン-3-オン(0.4912mmol;35.40mg)及びモレキュラーシーブ(4A)のジクロロエタン(12ml)中混合物を室温で4時間撹拌した。STAB(0.6141mmol;137.0mg)を添加した。反応物を3日間撹拌した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をDCM中0から5%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると6-クロロ-1-[6-[4-(オキセタン-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(99.2mg、63%)が得られた。
【0391】
工程B:トリメチル-(6-メチルピラジン-2-イル)スタナン(0.387mmol;99.3mg)、6-クロロ-1-[6-[4-(オキセタン-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-2-ピリジル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.258mmol;99.2mg)及びパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(0.0258mmol;29.8mg)のN,N-ジメチルアセトアミド(3ml)中混合物をアルゴンでパージした。反応混合物をBiotage圧力バイアルに密閉し、マイクロ波下150℃で45分間加熱した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をDCM中0から10%MeOHで溶出するシリカ上で精製した。この物質を逆相HPLCによって更に精製すると、灰白色固体(23.3mg、20%)として240が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.66 - 9.61 (s, 1H), 9.47 - 9.44 (s, 1H), 9.33 - 9.30 (s, 1H), 9.06 - 9.03 (s, 0H), 8.67 - 8.60 (m, 2H), 8.52 - 8.50 (s, 1H), 7.76 - 7.68 (td, J = 8.1, 3.4 Hz, 2H), 7.25 - 7.20 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.17 - 7.13 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.66 - 6.59 (dd, J = 8.3, 6.0 Hz, 2H), 4.55 - 4.46 (m, 3H), 4.41 - 4.33 (dt, J = 15.0, 6.0 Hz, 3H), 3.98 - 3.86 (d, J = 5.5 Hz, 4H), 3.81 - 3.73 (m, 2H), 3.67 - 3.60 (dt, J = 11.7, 5.8 Hz, 2H), 2.67 - 2.63 (s, 2H), 2.62 - 2.59 (s, 3H), 2.41 - 2.36 (dd, J = 11.3, 6.0 Hz, 3H), 2.05 - 1.93 (dt, J = 18.5, 6.1 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 443.2 [M+H]
+
【0392】
実施例141 (S)-3-(3-アミノピペリジン-1-イル)-1-メチル-5-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン241
工程A:tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-4-メチル-3-オキソ-ピラジン-2-イル)-3-ピペリジル]カルバメート
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3,5-ジブロモ-1-メチル-ピラジン-2-オン(2.025mmol;542.4mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(2.025mmol;405.5mg)、炭酸セシウム(4.049mmol;1319mg)、キサントホス(0.1721mmol;102.7mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.1012mmol;93.63mg)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、110℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をDCM中0から20%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、黄色固体(451.0mg、58%)としてtert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-4-メチル-3-オキソ-ピラジン-2-イル)-3-ピペリジル]カルバメートが得られた。
【0393】
工程B:tert-ブチルN-[(3S)-1-[4-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-オキソ-ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.49711mmol;105mg)、tert-ブチルN-[(3S)-1-(6-ブロモ-4-メチル-3-オキソ-ピラジン-2-イル)-3-ピペリジル]カルバメート(0.6016mmol;233mg)、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.049711mmol;4.382mg;0.00495mL)、ヨウ化銅(0.49711mmol;95.629mg)及び炭酸カリウム(0.99422mmol;138.79mg)の1,4-ジオキサン(10ml)中混合物をアルゴンでパージし、次いで、密閉し、100℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、Celiteを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をDCM中0から%で溶出するシリカ上で精製するとtert-ブチルN-[(3S)-1-[4-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-オキソ-ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート(181.4mg、70%)が得られた。
【0394】
工程C:tert-ブチルN-[(3S)-1-[4-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-3-オキソ-ピラジン-2-イル]-3-ピペリジル]カルバメート(0.3505mmol;181.4mg)のTFA(1mL)及びジクロロメタン(4ml)中混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(28.1mg、18%)として241が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.47 - 9.40 (s, 1H), 9.36 - 9.30 (s, 1H), 8.66 - 8.57 (s, 2H), 8.48 - 8.40 (s, 1H), 7.96 - 7.90 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.96 - 6.90 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 3.69 - 3.61 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 3.58 - 3.52 (s, 3H), 2.83 - 2.72 (t, J= 9.7 Hz, 1H), 2.63 - 2.58 (s, 3H), 2.30 - 2.23 (m, 1H), 1.88 - 1.81 (d, J= 9.0 Hz, 1H), 1.74 - 1.68 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.63 - 1.53 (d, J= 12.8 Hz, 1H), 1.18 - 1.06 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 418.2 [M+H]
+
【0395】
実施例142 (S)-3-(3-アミノピペリジン-1-イル)-1-メチル-5-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン242
実施例124に記載される手順に従い、(S)-tert-ブチルピペリジン-3-イルカルバメート、3,5-ジブロモ-1-メチルピラジン-2(1H)-オン、6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールで始めると、242が4工程で黄色固体(60mg、18.1%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.09 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.59-4.72 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.51 (s,3H), 2.98-3.04 (m, 1H), 2.83-2.92 (m, 1H), 2.80-2.81 (m, 1H), 1.92-1.94 (m, 1H), 1.78-1.79 (m, 1H), 1.61-1.62 (m, 1H), 1.28-1.34 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 406 (M+H)
+.
【0396】
実施例143 (R)-3-(3-アミノピペリジン-1-イル)-1-メチル-5-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン243
実施例124に記載される手順に従い、(R)-tert-ブチルピペリジン-3-イルカルバメート、3,5-ジブロモ-1-メチルピラジン-2(1H)-オン、6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールで始めると、243が4工程で黄色固体(58mg、17.9%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)δ9.09 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.59-4.72 (m, 2H), 3.92 (s, 3H), 3.51 (s, 3H), 2.98-3.06 (m, 1H), 2.80-2.92 (m, 1H), 2.80-2.81 (m, 1H), 1.92-1.94 (m, 1H), 1.78-1.79 (m, 1H), 1.60-1.62 (m, 1H), 1.29-1.34 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 406 (M+H)
+.
【0397】
実施例145 (3S)-3-アミノ-1-[3-メチル-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-2-オン245
実施例121の調製の手順に従うと、245が得られた。MS(ESI)m/z:415.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.63 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 9.35 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.97 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.41 (s, 1H), 3.69 (s, 1H), 3.54 (s, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.17 (s, 4H), 1.87 (s, 2H).
【0398】
実施例147 6-(1-(6-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-アミン247
工程A:トリブチル-[1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]スタナン
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6-クロロ-1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン6(3.1411mmol;781mg)の1,4-ジオキサン(40mL)中混合物にアルゴン下塩化リチウム(18.847mmol;798.98mg)、ビス(トリブチルスズ)(3.7693mmol;2301.7mg;2.005mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.15705mmol;143.82mg)及びトリシクロヘキシルホスフィン(0.37693mmol;105.70mg)を添加した。得られた混合物を圧力管に密閉し、120℃で一晩加熱した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残留物をヘプタン中0から30%EtOAcで溶出するシリカ上で精製するとトリブチル-[1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]スタナン(1.0933g、69%)が得られた。
【0399】
工程B:6-ブロモ-N-[(4-メトキシフェニル)メチル]ピラジン-2-アミン
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密閉圧力バイアル内の2,6-ジブロモピラジン(3.431mmol;816.1mg)、(4-メトキシフェニル)メタンアミン(3.431mmol;470.6mg;0.4452mL)及びN-メチルモルホリン(8.577mmol;876mg;0.952mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(10ml)中混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると6-ブロモ-N-[(4-メトキシフェニル)メチル]ピラジン-2-アミン(768.8mg、29%)が得られた。
【0400】
工程C:6-[1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]-N-[(4-メトキシフェニル)メチル]ピラジン-2-アミン
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6-ブロモ-N-[(4-メトキシフェニル)メチル]ピラジン-2-アミン(0.9932mmol;768.8mg)、トリブチル-[1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]スタナン(2.173mmol;1093mg)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.1192mmol;33.42mg)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.04966mmol;45.47mg)のN,N-ジメチルアセトアミド(15mL)中混合物をアルゴンで1分間パージした。反応混合物を密閉し、マイクロ波下150℃で45分間加熱した。混合物をEtOAcと水に分配した。有機層を濃縮し、残留物をヘプタン中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、6-[1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]-N-[(4-メトキシフェニル)メチル]ピラジン-2-アミン(316.3mg、48%)が得られた。
【0401】
工程D:tert-ブチル4-[6-[6-[6-[(4-メトキシフェニル)メチルアミノ]ピラジン-2-イル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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密閉圧力バイアル内の6-[1-(6-フルオロ-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]-N-[(4-メトキシフェニル)メチル]ピラジン-2-アミン(0.479mmol;316.3mg)、tert-ブチル1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.958mmol;192mg)及びN-メチルモルホリン(1.20mmol;122mg;0.133mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(5mL)中混合物を110℃で一晩加熱した。混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から100%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると、tert-ブチル4-[6-[6-[6-[(4-メトキシフェニル)メチルアミノ]ピラジン-2-イル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(約291mg、100%)が得られた。
【0402】
工程E:tert-ブチル4-[6-[6-[6-[(4-メトキシフェニル)メチルアミノ]ピラジン-2-イル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(0.4789mmol;291mg)のジクロロメタン(5mL)中混合物に1,4-ジオキサン(5mL)中4.0M塩化水素及びトリフリン酸(4.789mmol;733.3mg;0.4293mL)を添加した。反応混合物を室温で3日間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(50.3mg、27%)として247が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.45 - 9.41 (s, 1H), 9.26 - 9.22 (s, 1H), 8.76 - 8.73 (s, 1H), 8.64 - 8.58 (s, 1H), 7.99 - 7.96 (s, 1H), 7.73 - 7.67 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.16 - 7.12 (d, J= 7.7 Hz, 1H), 6.63 - 6.58 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.33 - 6.25 (s, 2H), 3.89 - 3.82 (dd, J = 11.0, 5.2 Hz, 4H), 3.03 - 2.98 (m, 2H), 2.73 - 2.66 (m, 2H), 1.91 - 1.84 (dd, J = 11.5, 5.8 Hz, 2H); MS (ESI) m/z: 388.2 [M+H]
+
【0403】
実施例148 (S)-6-メチル-1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール248
工程A:1-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール
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2-ブロモ-6-フルオロピリジン(845mg、4.83mmol)及び1,4-ジアゼパン-6-オール(560mg、4.83mmol)のEtOH(20mL)中混合物にDIPEA(5mL)を添加した。反応混合物を100℃で15時間加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、これを減圧下で濃縮した。粗製物質を更に精製することなく次の工程に使用した。MS(ESI)m/z:272[M+H]
+。
【0404】
工程B:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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1-(6-ブロモピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール(900mg、3.32mmol)のMeOH(20mL)中混合物にTFA(5mL)、引き続いてBoc
2O(1.81g、8.30mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を、溶離溶媒としてDCM:MeOH(20:1−10:1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(1.11g、90%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:372[M+H]
+。
【0405】
工程C:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(800mg、2.16mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(330mg、2.16mmol)の1,4-ジオキサン(25ml)中混合物にCuI(164mg、0.86mmol)、N
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(240mg、2.7mmol)及びK
2CO
3(894mg、6.48mmol)を添加した。混合物を100℃で加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、これを減圧下で濃縮した。粗製物質を、溶離溶媒としてDCM:MeOH(20:1−10:1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(671mg、70%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:445[M+H]
+。
【0406】
工程D:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(650mg、1.46mmol)のDCM(20mL)中混合物に0℃で(1,1,1-トリアセトキシ)-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3(1H)-オン(1.24g、2.92mmol)を添加し、一晩撹拌した。食塩水(40mL)を用いて反応混合物をクエンチし、DCM(100mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を減圧下濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/酢酸エチル(5%から50%)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色油(516mg、80%)として4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:443[M+H]
+。
【0407】
工程E:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(460mg、1.04mmol)のTHF(25mL)中混合物に−78℃でグリニャール試薬CH
3MgBr(147mg、1.25mmol)を添加し、−78℃で2時間撹拌した。10%NH
4Cl溶液(25mL)を用いて反応混合物クエンチし、DCM(80mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてDCM:MeOH(20:1−10:1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(357mg、75%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:459[M+H]
+。
【0408】
工程F:tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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密閉バイアル内アルゴン下のtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(330mg、0.72mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(140mg、0.72mmol)、Pd(dppf)Cl2(53mg、0.072mmol)及びNa
2CO
3溶液(2.0M、0.72mL)の1,4-ジオキサン(10mL)中懸濁液をマイクロ波オーブン下120℃で1時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてDCM:MeOH(20:1−10:1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(212mg、60%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:491[M+H]
+。
【0409】
工程G:(R)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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及び(S)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(200mg、0.41mmol)のDMF(15mL)中溶液に2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(473mg、2.04mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、食塩水を用いてクエンチし、DCM(100mL×3)で抽出し、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製すると、白色固体(183mg、78%)MS(ESI)m/z:573[M+H]
+としてtert-ブチル(±)-6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られ、これをキラル分取HPLCによって分離すると(R)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(51mg)及び(S)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(48mg)が得られた。
【0410】
工程H:(R)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(46mg、0.08mmol)のMeOH(3mL)中溶液にHCl溶液(濃3.0mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、白色固体(36mg、94%)として248が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.67 (t, 1H), 7.12 (d, 1H), 6.72 (d, 1H), 5.25-5.20 (t, 2H), 4.68 (s, 1H), 4.03-4.00 (m, 2H), 3.57-3.48 (m, 2H), 3.08-3.06 (m, 2H), 2.72 (d, 1H), 2.60 (d, 1H), 1.14 (s, 3H); MS (ESI) m/z: 473 [M+H]
+.
【0411】
実施例149 (R)-6-メチル-1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール249
実施例148に記載される手順に従い、(S)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートで始めると、249が白色固体(34mg、90%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.67 (t, 1H), 7.12 (d, 1H), 6.72 (d, 1H), 5.25-5.20 (t, 2H), 4.68 (s, 1H), 4.03-4.00 (m, 2H), 3.57-3.48 (m, 2H), 3.08-3.06 (m, 2H), 2.72 (d, 1H), 2.60 (d, 1H), 1.14 (s, 3H); MS (ESI) m/z: 473 [M+H]
+.
【0412】
実施例150 (S)-1-(6-(6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)-4-(オキセタン-3-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-アミン250
工程A:2,6-ジフルオロ-4-(オキセタン-3-イル)ピリジン
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(2,6-ジフルオロ-4-ピリジル)ボロン酸(4.0004mmol;635.67mg)、ヨウ化ニッケル(II)(0.12001mmol;37.503mg)、トランス-2-アミノシクロヘキサノール塩酸塩(0.12001mmol;18.382mg)及びナトリウムヘキサメチルジシラザン(4.0004mmol;748.56mg)をCEMマイクロ波バイアルに計り入れた。次いで、混合物の蓋をし、窒素雰囲気下に置いた。イソプロパノール(15mL)を添加し、混合物を窒素下で5分間撹拌した。次いで、イソプロパノール(1.5mL)中3-ヨードオキセタン(2.0002mmol;368mg)を添加した。バイアルをマイクロ波下100℃で20分間加熱した。混合物をEtOH(15mL)で希釈し、Celiteを通して濾過した。濾過ケークをEtOH(2×10mL)で洗浄した。混合物を濃縮し、残留物をDCM中0から50%EtOAcで溶出するシリカ上で精製すると2,6-ジフルオロ-4-(オキセタン-3-イル)ピリジン(80.1mg、23%)が得られた。
【0413】
工程B:1-[6-フルオロ-4-(オキセタン-3-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.468mmol;98.9mg)及び2,6-ジフルオロ-4-(オキセタン-3-イル)ピリジン(0.468mmol;80.1mg)のDMF(5mL)中混合物に炭酸セシウム(0.562mmol;183mg)を添加した。得られた混合物を室温で撹拌した。混合物を濾過した。濾液をEtOAcと水に分配した。有機層を濃縮した。残留物をDCM中0から6%MeOHで溶出するシリカ上で精製すると、白色固体(63.2mg、31%)として1-[6-フルオロ-4-(オキセタン-3-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。
【0414】
工程C:密閉圧力バイアル内の1-[6-フルオロ-4-(オキセタン-3-イル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(0.1443mmol;63mg)、tert-ブチルN-[(3S)-3-ピペリジル]カルバメート(0.4329mmol、80.7mg)及びN-メチルモルホリン(0.3607mmol;36.9mg;0.0401mL)の1-メチル-2-ピロリジノン(3mL)中混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却した。溶媒を除去した。残留物を室温で、DCM中20%TFAで2時間処理した。混合物を濃縮し、残留物を逆相HPLCによって精製すると、灰白色固体(17.5mg、26%)として250が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 - 9.57 (s, 1H), 9.49 - 9.43 (s, 1H), 9.36 - 9.29 (s, 1H), 8.69 - 8.66 (s, 1H), 8.65 - 8.61 (s, 1H), 7.33 - 7.30 (s, 1H), 6.82 - 6.76 (s, 1H), 5.02 - 4.95 (m, 2H), 4.73 - 4.66 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.42 - 4.35 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 4.35 - 4.27 (dd, J = 15.0, 7.2 Hz, 1H), 4.20 - 4.13 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 3.29 - 3.21 (m, 2H), 3.08 - 3.01 (m, 1H), 2.98 - 2.91 (s, 1H), 2.66 - 2.61 (s, 3H), 2.01 - 1.83 (m, 3H), 1.71 - 1.58 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 1.51 - 1.40 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 0.99 - 0.92 (t, J = 7.3 Hz, 1H); MS (ESI) m/z: 443.2 [M+H]
+
【0415】
実施例151 1-[3-メトキシ-6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ヘキサヒドロピリミジン-2-オン251
工程A:1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-(6-メチルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(250mg、1.18mmol)、2-ブロモ-6-ヨード-3-メトキシピリジン(570mg、1.78mmol)、ヨウ化(I)銅(225mg、1.18mmol)、炭酸カリウム(196mg、1.42mmol)及びN,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.25mL、2.37mmol)を含有する溶液を85℃で4時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物をiscoカラム(100%EtOAcで溶出するEtOAc/Hep)によって精製すると、所望の生成物280mg59%収率が得られた。MS(ESI)m/z:397.1。
【0416】
工程B:1-(6-ブロモ-5-メトキシ-2-ピリジル)-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(50mg、0.126mmol)、テトラヒドロ-2-ピリミジノン(40mg、0.38mmol)、ヨウ化銅(I)(126mg、0.126mmol)、炭酸カリウム(21mg、0.15mmol)、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.028mL、0.252mmol)を含有する溶液を110℃で18時間撹拌した。反応物を、celiteを通して濾過し、濃縮した。粗製生成物を逆相HPLCに供すると、251(8mg、14%)が得られた。MS(ESI)m/z:417.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.61 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.89 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.74 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.35 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 2.63 (s, 3H), 2.16 - 2.08 (m, 2H).
【0417】
実施例152 1-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ヘキサヒドロピリミジン-2-オン252
実施例151の調製の手順に従うと、252が得られた。MS(ESI)m/z:387.2。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.65 (s, 1H), 9.47 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.96 - 7.86 (m, 2H), 7.67 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 4.28 - 4.21 (m, 2H), 2.62 (s, 3H), 2.17 - 2.08 (m, 2H).
【0418】
実施例153 1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オール253
実施例124に記載される手順に従い、アゼチジン-3-オール塩酸塩及び2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、253が3工程で白色固体(70mg、30.4%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.12 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.70-7.73 (t, J = 15.5 Hz, 1H), 7.21-7.22 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.32-6.33 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.79-5.80 (d, J = 6 Hz, 1H), 4.70-4.72 (m, 1H), 4.39-4.42 (t, J = 15 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.88-3.91 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 348 [M+H]
+.
【0419】
実施例154 3-(6−ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-5-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン254
実施例124に記載される手順に従い、1,4-ジアゼパン-6-オール、3,5-ジブロモ-1-メチルピラジン-2(1H)-オン、6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールで始めると、254が5工程で黄色固体(80mg、7.2%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.09 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.49 (m, 1H), 3.92 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.70-3.71 (m, 2H), 3.51 (s, 3H), 2.99-3.02 (m, 1H), 2.90-2.91 (m, 1H), 2.74-2.86 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 422 [M+H]
+.
【0420】
実施例155 1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オール255
実施例88に記載される手順に従い、アゼチジン-3-オール塩酸塩、2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、255が4工程で白色固体(30mg、9.6%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.555 (s, 1H) , 8.44 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.70-7.73 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.21-7.23 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.32-6.34 (d, J = 8 Hz, 1H), 5.78-5.80 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 5.23-5.28 (m, 2H), 4.71-4.72 (d, J = 6 Hz, 1H), 4.39-4.42 (t, J = 14.5 Hz, 2H), 3.89-3.91 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 416 [M+H]
+.
【0421】
実施例156 (1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メタンアミン256
実施例124に記載される手順に従い、tert-ブチルアゼチジン-3-イルメチルカルバメート及び2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、256が4工程で黄色固体(31mg、26.4%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.12 (d, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.23-8.26 (d, J= 16.5 Hz, 1H), 7.957-7.963 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.70-7.73 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.19-7.21 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.28-6.30 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.17-4.22 (m, 2H), 3.87-3.93 (m, 5H), 2.95-2.96 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 2.87-2.89 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 361 [M+H]
+.
【0422】
実施例157 1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-アミン257
実施例124に記載される手順に従い、tert-ブチルアゼチジン-3-イルカルバメート、2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、257が4工程で黄色固体(128mg、23%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.11 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.69-7.71 (t, J = 9 Hz, 1H), 7.18-7.20 (d, J = 9 Hz, 1H), 6.29-6.30 (d, J = 9 Hz, 1H), 4.33-4.36 (m, 2H), 3.92-3.93 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.74-3.77 (m, 2H), 2.68-2.70 (br, 2H); MS (ESI) m/z: 347 [M+H]
+.
【0423】
実施例158 1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-アミン258
実施例88に記載される手順に従い、tert-ブチルアゼチジン-3-イルカルバメート、2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、258が5工程で黄色固体(80mg、15%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.70-7.74 (t, J = 10 Hz, 1H), 7.21-7.23 (d, J = 10 Hz, 1H), 6.33-6.35 (d, J = 10 Hz, 1H), 5.25-5.27 (m, 2H), 4.36-4.39 (m, 4H), 4.00-4.01 (m, 1H), 3.85-3.87 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 415 [M+H]
+.
【0424】
実施例159 1-[6-(4,4-ジフルオロ-3-ピペリジル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン259
工程A:tert-ブチル3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート
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1-(6-ブロモ-2-ピリジル)-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(125mg、0.340mmol)、tert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(100mg、0.51mmol)、酢酸パラジウム(8.0mg、0.034mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(74mg、0.75mmol)のテトラヒドロフラン(8.0ml、99mmol)中溶液にトリ-t-ブチルホスフィン(0.020mL、0.068mmol)を添加した。混合物を脱気し、48℃で2時間加熱した。水を用いて反応をクエンチし、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(75%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物100mg60%収率が得られた。MS(ESI)m/z:486.1。
【0425】
工程B:tert-ブチル4,4-ジフルオロ-3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジンン-1-カルボキシレート
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三フッ化ビス(2-メトキシエチル)アミノ硫黄(White, A. R.等(2004) J. Org. Chem., 69: 2573-2576、Deoxo−fluor(登録商標)、Sigma−Aldrich、0.054mL 0.295mmol)のジクロロメタン(1.0mL、16mmol)中溶液に−78℃で1.0mL DCM中tert-ブチル3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(65mg、0.13mmol)を滴加した。反応混合物を室温に一晩加温した。水を用いて反応をクエンチし、DCMで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(60%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物38mg55%収率が得られた。MS(ESI)m/z:508.1。
【0426】
工程C:tert-ブチル4,4-ジフルオロ-3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジンン-1-カルボキシレート(50mg、0.099mmol)の1,4-ジオキサン(2.00mL、23.4mmol)中溶液に1,4-ジオキサン(1.00mL、4.0mmol)中塩化水素(4mol/l)を添加した。反応物を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCに供すると、259 17mg42%収率が得られた。MS(ESI)m/z:408.1。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.36 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.04 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 3.60 - 3.42 (m, 2H), 3.18 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 2.87 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 2.67 (s, 3H), 2.36 (d, J = 18.3 Hz, 1H), 2.21 - 2.09 (m, 1H), 1.99 (d, J = 34.4 Hz, 1H).
【0427】
実施例160及び163 (R)-1-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール260及び(S)-1-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール263
工程A:1-(3-ブロモ-6-ヨードピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール
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密閉管内の3-ブロモ-2-フルオロ-6-ヨードピリジン(1.00g、3.4mmol)、1,4-ジアゼパン-6-オール(510mg、4.4mmol)及びDIPEA(2mL)のEtOH(6mL)中溶液を100℃で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮すると残留物(1.18g)が得られ、これを更に精製することなく次の工程に使用した。MS(ESI)m/z:398[M+H]
+。
【0428】
工程B:tert-ブチル4-(3-ブロモ-6-ヨードピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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1-(3-ブロモ-6-ヨードピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オール(1.18g、3mmol)、Boc
2O(980mg、4.5mmol)及びTEA(2mL)のMeOH(15mL)中溶液を室温で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてEtOAc:石油エーテル(10%−25%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(980mg、2工程で60%)としてtert-ブチル4-(3-ブロモ-6-ヨードピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:498[M+H]
+。
【0429】
工程C:6-クロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(2.00g、13.1mmol)及びDIPEA(3mL)のDCM(10mL)中溶液にSEMCl(3mL)を添加した。混合物を30℃で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてEtOAc/石油エーテル(10%−60%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、無色油(3.44g、93%)として6-クロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。MS(ESI)m/z:284[M+H]
+。
【0430】
工程D:6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-クロロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.30g、4.6mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(1.16g、6mmol)及びPd(dppf)Cl
2(437mg、0.6mmol)のNa
2CO
3水溶液(2.0M、12mL)及び1,4-ジオキサン(20ml)中懸濁液を110℃で20時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として酢酸エチル/ヘプタン50%から100%を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色油(670mg、46%)として6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られ、1gの出発材料が回収された。MS(ESI)m/z:316[M+H]
+。
【0431】
工程E:6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(670mg、2.12mmol)、K
2CO
3(587mg、4.24mmol)及び2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(4mL)のDMF(4mL)中混合物を周囲温度で20時間撹拌した。EtOAc(10mL)及びH
2O(10mL)を用いて反応混合物をクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出した。抽出物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として酢酸エチル/ヘプタン(10%から70%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(800mg、95%)として6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。MS(ESI)m/z:398[M+H]
+。
【0432】
工程F:6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
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6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(800mg、2.02mmol)及びTFA(5mL)のDCM(10mL)中混合物を周囲温度で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮すると、黄色油(539mg、100%)として6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンが得られた。MS(ESI)m/z:268[M+H]
+。
【0433】
工程G:tert-ブチル4-(3-ブロモ-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(539mg、2.02mmol)、tert-ブチル4-(3-ブロモ-6-ヨードピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(1.00g、2.02mmol)、N
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(535mg、6.06mmol)、CuI(768mg、4.04mmol)及びK
2CO
3(1.12g、8.08mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をN
2下100℃で20時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてEtOAc/石油エーテル(20%から80%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(244mg、19%)としてtert-ブチル4-(3-ブロモ-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:637[M+H]
+。
【0434】
工程H:tert-ブチル(±)-6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(3-ブロモ-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(244mg、0.38mmol)、2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリネート(194mg、1.53mmol)、Pd
2dba
3(174mg、0.19mmol)、Pcy
3(107mg、0.38mmol)及びCs
2CO
3(500mg、1.53mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物をマイクロ波オーブン中110℃で1.5時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてEtOAc/石油エーテル(20%−80%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、白色固体(120mg、55%)としてtert-ブチル(±)-6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:573[M+H]
+。
【0435】
工程I:(S)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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及び(R)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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(±)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(160mg)をキラル分取HPLCによって分離すると(S)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(60mg)及び(R)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(60mg)が得られた。
【0436】
工程J:(S)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(60mg、0.10mmol)のHCl/MeOH(4M、10mL)中混合物を周囲温度で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をMeOH(10mL)で希釈し、28%アンモニア溶液を用いて中和し、減圧下で濃縮し、分取HPLCによって精製すると、白色固体(40mg、82%)として260が得られた。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm) 9.03 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.35 (d, J = 10.5 Hz, 2H), 8.16 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.03-5.08 (m, 2H), 4.14-4.21 (m, 1H), 3.96-3.99 (m, 1H), 3.51-3.68 (m, 3H), 3.18-3.33 (m, 3H), 2.99-3.08 (m, 1H), 2.38 (s, 3H); MS (ESI) m/z: 473 [M+H]
+.
【0437】
工程K:(R)-tert-ブチル6-ヒドロキシ-4-(3-メチル-6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(60mg、0.10mmol)のHCl/MeOH(4M、10mL)中混合物を周囲温度で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をMeOH(10mL)で希釈し、28%アンモニア溶液を用いて中和し、減圧下で濃縮し、分取HPLCによって精製すると、白色固体(40mg、82%)として263が得られた。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.97 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.31 (d, J = 10.5 Hz, 2H), 8.11 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.07-5.02 (m, 2H), 4.21-4.14 (m, 1H), 3.99-3.96 (m, 1H), 3.68-3.51 (m, 3H), 3.33-3.18 (m, 3H), 3.08-2.99 (m, 1H), 2.38 (s, 3H); MS (ESI) m/z: 473 [M+H]
+.
【0438】
実施例161 (S)-1-(6-(6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン261
工程A:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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実施例88、89、148からのtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(1.05g、2.83mmol)のDCM(35mL)中混合物に0℃で(1,1,1-トリアセトキシ)-1,1-ジヒドロ-1,2-ベンゾヨードキソール-3(1H)-オン(2.40g、5.66mmol)を添加した。混合物を一晩撹拌し、食塩水(40mL)及びDCM(30mL)を用いてクエンチし、DCM(100mL×3)で抽出し、減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル/酢酸エチル(5%−50%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色油(846mg、81%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:370[M+H]
+。
【0439】
工程B:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(800mg、2.17mmol)のTHF(40mL)中混合物に−78℃でCH
3MgBr(169mg、1.44mmol)を添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、10%NH
4Cl溶液(35mL)を用いてクエンチし、DCM(100mL×3)で抽出し、減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒としてDCM:MeOH(20:1−10:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(636mg、76%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:386[M+H]
+。
【0440】
工程C:tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(600mg、1.56mmol)のDMF(20mL)中混合物に0℃でNaH(94mg、3.90mmol)を添加し、30分間撹拌した。混合物に硫酸ジメチル(295mg、2.34mmol)を添加し、室温で15時間撹拌した。食塩水(20mL)を用いてこれをクエンチし、EtOAc(100mL×3)で抽出し、減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル:EtOAc(4:1−1:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色油(554mg、89%)としてtert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:400[M+H]
+。
【0441】
工程D:tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-ブロモピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(530mg、1.33mmol)及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(203mg、1.33mmol)の1,4-ジオキサン(30mL)中混合物にCuI(101mg、0.53mmol)、N
1,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(94mg、1.06mmol)及びK
2CO
3(734mg、5.32mmol)を添加した。混合物を100℃で加熱し、これをLCMSによって監視した。反応が完了した後、これを減圧下で濃縮した。粗製物質を、溶離溶媒として石油エーテル:EtOAc(3:1−1:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(446mg、71%)としてtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:473[M+H]
+。
【0442】
工程E:tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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密閉バイアル内アルゴン下のtert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(420mg、0.89mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(173mg、0.89mmol)、Pd(dppf)Cl
2(65mg、0.089mmol)及びNa
2CO
3溶液(2.0M、0.9mL)の1,4-ジオキサン(15mL)中懸濁液をマイクロ波オーブン中120℃で1時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離溶媒として石油エーテル:EtOAc(3:1−1:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、黄色固体(283mg、63%)としてtert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:505[M+H]
+。
【0443】
工程F:(R)-tert-ブチル6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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及び(S)-tert-ブチル6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(265mg、0.53mmol)のDMF(15mL)中溶液に2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(610mg、2.63mmol)を添加した。混合物を室温で18時間撹拌した。食塩水を用いて反応混合物をクエンチし、DCM(100mL×3)で抽出し、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製すると、白色固体(264mg、85%)としてtert-ブチル(±)-6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:587[M+H]
+。
【0444】
tert-ブチル(±)-6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートをキラル分取HPLCによって分離すると、(R)-tert-ブチル6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(100mg)及び(S)-tert-ブチル6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(95mg)が得られた。
【0445】
工程G:(R)-tert-ブチル6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(100mg、0.17mmol)のMeOH(5mL)中溶液にHCl(濃、5mL)を添加した。混合物を室温で4時間撹拌した。これを減圧下で濃縮した。粗製物を逆相分取HPLCによって精製すると、白色固体(75mg、91%)として261が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.68 (t, 1H ), 7.16 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 5.27-5.22 (m, 2H), 4.06-4.03 (m, 2H), 3.67-3.54 (m, 2H), 3.12 (s, 3H), 3.02 (s, 2H), 2.72 (s, 2H), 1.14 (s, 3H); MS (ESI) m/z: 487 [M+H]
+.
【0446】
実施例162 (1-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メタンアミン262
実施例88に記載される手順に従い、tert-ブチルアゼチジン-3-イルメチルカルバメート、2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、262が5工程で黄色固体(35mg、30.9%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.15 (s, 1H), 8.83-8.86 (d, J = 12 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H) , 8.43 (s, 1H), 8.10-8.12 (d, J = 7 Hz, 1H), 7.69-7.72 (t, J= 16 Hz, 1H), 7.19-7.20 (d, J = 8 Hz, 1H), 6.28-6.29 (d, J = 8 Hz, 1H), 5.23-5.25 (d, J = 9.5 Hz, 2H), 4.17-4.20 (m, 2H), 3.87-3.89 (t, J=12 Hz, 2H), 2.84-2.86 (d, J = 6.5 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 429 [M+H]
+.
【0447】
実施例164 (R)-1-(6-(6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン264
実施例161に記載される手順に従い、(S)-tert-ブチル6-メトキシ-6-メチル-4-(6-(6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレートで始めると、264が白色固体(133mg、92%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) 9.16 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.68 (t, 1H), 7.16 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 5.27-5.22 (m, 2H), 4.06-4.03 (m, 2H), 3.67-3.54 (m, 2H), 3.12 (s, 3H), 3.02 (s, 2H), 2.72 (s, 2H), 1.14 (s, 3H); MS (ESI) m/z: 487 [M+H]
+.
【0448】
実施例165 3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-4-オール265
工程A:tert-ブチル4-ヒドロキシ-3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(90mg、0.18mmol)のテトラヒドロフラン(8.0ml)中溶液に0℃で水素化ホウ素ナトリウム(8.0mg、0.20mmol)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。水を用いて反応をクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(100%EtOAcで溶出するEtOAc/ヘプタン)によって精製すると、所望の生成物40mg44%収率が得られた。MS(ESI)m/z:488.1。
【0449】
工程B:tert-ブチル4-ヒドロキシ-3-[6-[6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート(35mg、0.072mmol)の1,4-ジオキサン(2.00mL、23.4mmol)中溶液に1,4-ジオキサン(1.00mL、4.00mmol)中塩化水素(4mol/L)を添加した。反応物を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、逆相HPLCによって精製すると265が得られた。MS(ESI)m/z:388.1。
【0450】
実施例166 1-(6-(2,5-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン266
実施例124に記載される手順に従い、tert-ブチル2,5-ジアザスピロ[3.5]ノナン-5-カルボキシレート、2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、266が4工程で黄色固体(10mg、5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.12 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.69-7.72 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.18-7.19 (d, J =7.5 Hz, 1H), 6.33-6.34 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.00-4.01 (d, J = 7 Hz, 2H), 3.92 (s, 3H), 3.87-3.88 (d, J = 7 Hz, 2H), 2.715-2.724 (d, J = 4.5 Hz, 2H), 1.76-1.78 (t, J =11 Hz, 2H), 1.59-1.60 (d, J =3.5 Hz, 2H), 1.45 (s, 2H); MS (ESI) m/z: 401 [M+H]
+.
【0451】
実施例167 1-(6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン267
実施例88に記載される手順に従い、tert-ブチル2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート、2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、267が5工程で黄色固体(58mg、11%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6)
δ (ppm) 9.15 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.70-7.73 (t, J = 10 Hz, 1H), 7.21-7.22 (d, J = 10 Hz, 1H), 6.31-6.32 (d, J = 9 Hz, 1H), 5.23-5.27 (m, 2H), 4.24 (s, 4H), 4.07-4.08 (m, 1H), 3.76-3.82 (m, 3H), 3.42-3.43 (br, 1H); MS (ESI) m/z: 441 [M+H]
+.
【0452】
実施例168 1-(6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン268
実施例124に記載される手順に従い、tert-ブチル2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート、2-ブロモ-6-フルオロピリジン、6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールで始めると、268が4工程で黄色固体(87mg、26%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6)
δ (ppm) 9.10 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.69-7.71 (t, J = 9 Hz, 1H), 7.20-7.21 (d, J = 9 Hz, 1H), 6.30-6.31 (d, J = 9 Hz, 1H), 4.24 (s, 3H), 4.08 (s, 1H), 3.86-3.93 (m, 3H), 3.79-3.83 (m, 2H), 3.35-3.42 (m, 3H); MS (ESI) m/z: 373 [M+H]
+.
【0453】
実施例169 1-(6-(2,5-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン269
実施例88に記載される手順に従い、tert-ブチル2,5-ジアザスピロ[3.5]ノナン-5-カルボキシレート、2-ブロモ-6-フルオロピリジン及び6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジンで始めると、269が5工程で黄色固体(8mg、5%)として得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6)
δ (ppm) 9.15-9.16 (d, J = 5 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.53- 8.55 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.28-8.29 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.56-7.59 (t, J = 15.5 Hz, 1H), 7.05-7.09 (m, 2H), 6.55-6.57 (d, J = 8 Hz, 1H), 5.21-5.26 (m, 2H), 3.44-3.45 (d,J = 4.5 Hz, 2H), 3.33 (s, 1H), 2.61-2.64 ( t, J = 13 Hz, 1H), 1.90-1.97 (m, 2H), 1.76 (s, 1H), 1.57 (s, 1H), 1.28-1.37 (m, 4H); MS (ESI) m/z: 469 [M+H]
+.
【0454】
実施例170 3-(アミノメチル)-1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オール270
工程A:1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オン
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ジメチルスルホキシド(225mg、2.88mmol)のDCM(10mL)中溶液に−60℃で塩化オキサリル(366mg、2.88mmol)を添加した。混合物を−60℃で0.5時間撹拌した後、これに−60℃で1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オール(200mg、0.58mmol)のDCM(10mL)中溶液を滴下した。反応混合物を−60℃で2時間撹拌し、これにトリエチルアミン(583mg、5.76mmol)を滴加した。反応混合物を−60℃で更に1時間撹拌した。これを減圧下で濃縮すると白色固体が得られた。粗製生成物(1.1g)、1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オンを更に精製することなく次の反応に使用した。MS(ESI)m/z:346[M+H]
+。
【0455】
工程B:1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-3-(ニトロメチル)アゼチジン-3-オール
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1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オン(1.1g)のDCM(10mL)中溶液に20℃でニトロメタン(1mL)及びトリエチルアミン(0.5mL)を添加した。混合物を周囲温度で2時間撹拌した。これを減圧下で濃縮すると白色固体が得られた。粗製生成物(1.3g)、1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-3-(ニトロメチル)アゼチジン-3-オールを更に精製することなく次の工程に使用した。MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0456】
工程C:3-(アミノメチル)-1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-3-オール
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1-(6-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-3-(ニトロメチル)アゼチジン-3-オール(100mg、0.25mmol)のMeOH(5mL)及びH
2O(0.5mL)中溶液にZn粉末(129mg、2mmol)及びNH
4Cl(132mg、2.5mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、Celiteを通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残留物を逆相分取HPLCによって精製すると、赤色固体(60mg、64.8%)として270が得られた。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6)
δ (ppm) 9.13 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.34-8.40 (m, 2H), 7.98 (s, 1H), 7.72-7.75 (m, 1H), 7.24-7.25 (m, 1H), 6.34-6.36 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.23-4.25 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 3.89-3.97 (m, 5H), 3.06-3.10 (m, 2H); MS (ESI) m/z: 377 [M+H]
+.
【0457】
実施例171及び172 (R)-1-[6-(4,4-ジフルオロ-3-ピペリジル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン271及び(S)-1-[6-(4,4-ジフルオロ-3-ピペリジル)-2-ピリジル]-6-(6-メチルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン272
エナンチオマー化合物271及び272を実施例159に従ってキラルSFC分離によって分離した。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.36 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.04 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 3.60 - 3.42 (m, 2H), 3.18 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 2.87 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 2.67 (s, 3H), 2.36 (d, J = 18.3 Hz, 1H), 2.21 - 2.09 (m, 1H), 1.99 (d, J = 34.4 Hz, 1H). MS (ESI) m/z: 408.1.
【0458】
実施例173 (6-(1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-イル)メタノール二塩酸塩273
工程A:tert-ブチル4-(6-(6-(6-ホルミルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
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過ヨウ素酸ナトリウム(260mg、1.22mmol)の水5ml中溶液をtert-ブチル4-[6-[6-[6-(1,2-ジヒドロキシエチル)ピラジン-2-イル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(315mg、0.61mmol)のテトラヒドロフラン25ml及び水5ml中溶液に添加した。混合物を24時間撹拌し、濃縮し、残留物を酢酸エチルと水に分配した。有機抽出物を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残留物を、ヘプタン中酢酸エチル勾配で溶出する12gシリカゲルカラム上で精製すると245mg(83%)が得られた。MS(ESI)m/z:505.2[M+H
2O+H]
+。
【0459】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-(6-(ヒドロキシメチル)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
[この文献は図面を表示できません]
水素化ホウ素ナトリウム(25mg、0.66mmol)を、tert-ブチル4-[6-[6-(6-ホルミルピラジン-2-イル)-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(162mg、0.33mmol)のメタノール6ml中溶液に少しずつ添加した。混合物を1時間撹拌し、真空中で濃縮し、残留物を酢酸エチルと水に分配した。有機抽出物を水、1%クエン酸水溶液、水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残留物を、DCM中0−7%メタノール勾配を用いて溶出する12gシリカゲルカラム上で精製すると125mg(77%)が得られた。MS(ESI)m/z:489.2[M+H]
+
【0460】
工程C:メタノール中ジオキサン中4M HClで1−2時間処理し、反応混合物から濾過によって回収し、水に溶解し、凍結乾燥することによって化合物273を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.57 (s, 1H), 9.52 (s, 1H), 9.28 (s, 2H), 8.81 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 7.88 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.78 (s, 2H), 3.96 (d, J = 5.5 Hz, 4H), 3.33 (d, J = 5.1 Hz, 4H). MS (ESI) m/z: 389.2 [M+H]
+.
【0461】
実施例174 1-(6-ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(6-ビニルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン二塩酸塩274
工程A:tert-ブチル4-(6-(6-(6-ビニルピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-[6-(6-クロロピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(493mg、1mmol)、カリウムビニルトリフルオロボレート(335mg、2.500mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド、DCM錯体(55mg、0.07500mmol)及びトリエチルアミン(0.63ml、4.500mmol)のエタノール(9mL)中混合物を脱気し、密閉バイアル内105℃で2時間加熱した。混合物を室温で20時間放置した。沈殿を回収し、エタノールで洗浄すると粗製物質、605mg(99.8%)が得られた。MS(ESI)m/z:485.4[M+H]
+
【0462】
工程B:メタノール中ジオキサン中4M HClで1−2時間処理し、反応混合物から濾過によって回収し、水に溶解し、凍結乾燥することによって化合物274を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ9.54 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 9.09 (s, 2H), 8.95 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 7.89 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 17.6, 11.0 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 17.3 Hz, 1H), 5.80 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.96 (t, J = 5.3 Hz, 4H), 3.27 (s, 4H). MS (ESI) m/z: 385.2 [M+H]
+
【0463】
実施例175 6-(6-クロロピラジン-2-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン二塩酸塩275
工程A:tert-ブチル4-(6-(6-(トリブチルスタニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル4-(6-(6-クロロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(10g、0.024mol)のDMF(100mL)中混合物にN
2下でLiCl(6.14g、0.145mol)、nBu
6Sn
2(15.3g、0.0264mol)、Pd
2(dba)
3(0.44g、0.48mmol)及びPcy
3(0.27g、0.96mmol)を添加した。得られた混合物を130℃で一晩加熱した。混合物を、Celiteを通して濾過した。濾液を石油エーテル(300mL×6)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過及び濃縮した。粗製生成物をシリカゲル上カラムクロマトグラフィー(PE:EA=50:1)によって精製すると、透明な油として8(4.5g、収率28%)が得られた。1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 9.26 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.67 - 8.60 (m, 1H), 8.25 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.68 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 3.66 (s, 9H), 1.66 - 1.57 (m, 6H), 1.52 (s, 8H), 1.36 (dd, J = 14.6, 7.1 Hz, 6H), 1.23 - 1.15 (m, 6H), 0.88 (t, J = 7.3 Hz, 9H). MS (ESI) m/z: 671 [M+H]
+
【0464】
工程B:tert-ブチル4-(6-(6-(6-クロロピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-(6-(6-(トリブチルスタニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(27g、0.04mmol)、2,6-ジクロロピラジン(8.9g、0.06mol)、Pd
2(dba)
3(0.37g、0.4mmol)及びPcy
3(0.23g、0.8mmol)のDMA(150mL)中混合物をN
2で1分間パージした。反応混合物を130℃で一晩加熱した。混合物を室温に冷却し、水及び少量のEAを添加し、10分間撹拌し、濾過し、MTBEで洗浄した。粗製生成物をシリカゲル上カラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)によって精製すると、黄色固体として9(6.1g、30%)が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.58 (d, J = 18.5 Hz, 2H), 9.33 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 7.80 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.64 (s, 8H), 1.55 - 1.38 (m, 9H). MS (ESI) m/z: 493 [M+H]
+
【0465】
工程C:メタノール中ジオキサン中4M HClを用いてBoc基を脱保護することによって化合物275を得た。反応混合物から濾過し、水に溶解し、凍結乾燥することによって対応する塩酸塩を回収した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.63 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 9.12 (s, 2H), 8.91 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 7.89 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.97 (t, J = 5.3 Hz, 4H), 3.37 (s, 4H). MS (ESI) m/z: 393.0 [M+H]
+
【0466】
実施例176 6-(6-(ベンジルオキシ)ピラジン-2-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン276
工程A:tert-ブチル4-(6-(6-(6-(ベンジルオキシ)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
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ベンジルアルコール3−5当量、tert-ブチル4-(6-(6-(6-クロロピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート1当量、カリウムtert-ブトキシド6−10当量のジオキサン中混合物を90℃で2−4時間加熱した。混合物を水と混合し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗製生成物をヘプタン中酢酸エチル又はDCM中メタノールの勾配を用いて溶出するシリカゲルカラム上で精製すると、二塩酸塩としてtert-ブチル4-(6-(6-(6-(ベンジルオキシ)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートが得られた。MS(ESI)m/z:603.4[M+H]
+
【0467】
工程B:メタノール中ジオキサン中4M HClを用いてBoc基を1〜2時間脱保護することによって二塩酸塩として化合物276を得た。反応混合物から濾過し、水に溶解し、凍結乾燥することによって対応する塩酸塩を回収した。MS(ESI)m/z:465.3[M+H]
+
【0468】
実施例177 1-(6-(1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-イル)エタン-1,2-ジオール277
工程A:tert-ブチル4-(6-(6-(6-(1,2-ジヒドロキシエチル)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-[6-(6-ビニルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(513mg;1.06mmol)、N-メチルモルホリン-N-オキシド一水和物(744mg、6.35mmol)及び四酸化オスミウムのtert-ブタノール(0.6ml、0.04764mmol)中2.5%溶液のアセトン20ml及び水2.5ml中混合物を室温で24時間撹拌した。混合物を濾過し、水と混合し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水、5%クエン酸水溶液、飽和NaHCO
3水溶液、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮した。残留物を、エチルエーテルを用いて粉砕し、沈殿を濾過によって回収し、エチルエーテルで洗浄すると、tert-ブチル4-(6-(6-(6-(1,2-ジヒドロキシエチル)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(424mg、67%)が得られた。MS(ESI)m/z:519.3[M+H]
+
【0469】
工程B:メタノール中ジオキサン中4M HClで1−2時間処理し、反応混合物から濾過によって回収し、水に溶解し、凍結乾燥することによって対応する化合物277を回収した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ9.57 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 9.37 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 9.17 (s, 2H), 8.81 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 7.88 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.80 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 3.98 (t, J = 5.3 Hz, 4H), 3.83 (dd, J = 11.1, 5.0 Hz, 1H), 3.75 (dd, J = 11.1, 6.0 Hz, 1H), 3.33 (s, 4H). MS (ESI) m/z: 419.2 [M+H]
+
【0470】
実施例178 2-((6-(1-(6-ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-イル)オキシ)エタノール二塩酸塩278
実施例176に記載される手順に従い、2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)エタノール3−5当量を用いると、278が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.35 (s, 1H), 9.24 ( m, 3H), 8.71 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.88 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.49 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 3.97 (t, J = 5.3 Hz, 4H), 3.89 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 3.27 (s, 4H). MS (ESI) m/z: 419.2 [M+H]
+
【0471】
実施例179 6-(6-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジントリフルオロ酢酸塩279
工程A:tert-ブチル4-(6-(6-(6-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
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tert-ブチル4-[6-[6-(6-ホルミルピラジン-2-イル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(49mg、0.10mmol)及びトルエン(0.175ml 0.40mmol)中Deoxo−fluor(登録商標)(50質量%)のDCM4ml中混合物を24時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残留物を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液に分配した。有機抽出物を水、5%クエン酸水溶液、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。粗製残留物を、ヘプタン中酢酸エチル0−70%勾配を用いて溶出する4gシリカゲルカラム上で精製するとtert-ブチル4-(6-(6-(6-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート38mg(74%)が得られた。MS(ESI)m/z:509.3[M+H]
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【0472】
工程B:tert-ブチル4-[6-[6-[6-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-イル]ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(16)(38mg、0.075mmol)のトリフルオロ酢酸3ml中溶液を2時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残留物を、エチルエーテルを用いて粉砕し、濾過によって沈殿を回収した。固形物質をエチルエーテルで洗浄し、空気乾燥し、水に再溶解し、凍結乾燥すると、トリフルオロ酢酸塩(16mg、42%)として279が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.86 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 9.41 (s, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.89 (d, J = 30.2 Hz, 2H), 8.74 (s, 1H), 7.89 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.25 (t, J = 54.2 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.94 (t, J = 5.3 Hz, 4H), 3.36 - 3.31 (m, 4H). MS (ESI) m/z: 409.2 [M+H]
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【0473】
実施例180 (S)-(1-(6-(1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-イル)ピロリジン-2-イル)メタノール二塩酸塩280
(S)-ピロリジン-2-イルメタノール3−5当量、tert-ブチル4-(6-(6-(6-クロロピラジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート1当量、フッ化セシウム6−10当量のDMSO中混合物を105℃で12−24時間加熱した。混合物を水と混合し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗製生成物を、ヘプタン又はDCM中酢酸エチルの勾配を用いて溶出するシリカゲルカラム上で精製した。メタノール中ジオキサン中4M HClを用いてBoc基を脱保護した。粗製生成物を濾過し、水に溶解し、凍結乾燥すると280が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.37 (s, 1H), 9.31 - 9.19 (m, 2H), 9.10 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.89 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.21 (d, J =6.0 Hz, 1H), 3.93 (t, J = 5.3 Hz, 4H), 3.58 (m , 1H), 3.49 (m, 2H), 3.22 (d, J = 5.4 Hz, 4H), 2.06 (m, 4H). MS (ESI) m/z: 458.3.
【0474】
実施例181 1-(6-(1-(6-ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-イル)アゼチジン-3-オール281
実施例180に記載される手順に従うと、281が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.28 (s, 1H), 9.22 (s, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.72 - 4.62 (m, 1H), 4.37 (dd, J = 8.7, 6.7 Hz, 2H), 3.89 (dd, J = 8.9, 4.6 Hz, 2H), 3.63 (t, J = 5.1 Hz, 4H), 2.86 (dd, J =6.3, 3.9 Hz, 4H). MS (ESI) m/z:430.3.
【0475】
実施例182 2-[[6-[1-(6-ピペラジン-1-イル-2-ピリジル)ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル]ピラジン-2-イル]アミノ]エタノール282
実施例180に記載される手順に従うと、282が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.41 (d, J = 7.8 Hz, 3H), 9.21 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.89 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.97 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 3.68 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 3.60 - 3.51 (m, 2H), 3.25 (s, 4H). MS (ESI) m/z: 418.2
【0476】
実施例183 (1S,2S)-2-((6-(1-(6-ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-イル)アミノ)シクロペンタノール283
実施例180に記載される手順に従うと、283が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.38 (s, 1H), 9.22 (s, 2H), 9.19 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.89 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.98 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.01 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 3.94 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 3.25 (s, 4H), 2.19 (dq, J = 13.7, 6.8 Hz, 1H), 1.90 (ddt, J =14.6, 8.9, 4.2 Hz, 1H), 1.73 (tp, J = 10.3, 5.3 Hz, 2H), 1.56 (ddq, J = 26.2, 13.5, 6.9, 6.0 Hz, 2H). MS (ESI) m/z: 458.3.
【0477】
実施例184 6-(6-(アゼチジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン284
実施例180に記載される手順に従うと、284が得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.25 (d, J = 18.9 Hz, 2H), 8.89 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.77 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.16 (t, J = 7.5 Hz, 4H), 3.60 (dd, J = 6.3, 3.8 Hz, 4H), 2.84 (dd, J = 6.1, 4.0 Hz, 4H), 2.44 (q, J = 7.5 Hz, 2H). MS (ESI) m/z: 414.2.
【0478】
実施例185 N-エチル-6-(1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-アミン285
実施例180に記載される手順に従うと、285が二塩酸塩として得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.32 (s, 1H), 9.24 (s, 2H), 9.17 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.88 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.97 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.95 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 3.44 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.23 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3H). MS (ESI) m/z: 402.2.
【0479】
実施例186 2-((6-(1-(6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-6-イル)ピラジン-2-イル)オキシ)エタンアミン286
実施例176に記載される手順に従うと、286が三塩酸塩として得られた。MS(ESI)m/z:418.3[M+H]
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【0480】
実施例901 Pimキナーゼ結合活性
PIM-1、-2及び-3酵素を細菌内で発現される融合タンパク質として作製し、IMACカラムクロマトグラフィーによって精製した(Sun, X., Chiu, J.F.及びHe, Q.Y. (2005) Expert Rev. Proteomics, 2: 649-657)。蛍光標識Pim特異的ペプチド基質を、American PeptideCompany(Sunnyvale、CA)によってカスタム合成した。反応バッファーは10mM HEPES、pH7.2、10mM MgCl
2、0.01%Tween20、2mM DTTを含有していた。ターミネーションバッファーは190mM HEPES、pH7.2、0.015%Brij−35、0.2%コーティング試薬3(Caliper Life Sciences、Hopkinton、MA)、20mM EDTAを含有していた。分離バッファーは100mM HEPES、pH7.2、0.015%Brij−35、0.1%コーティング試薬3、1:200コーティング試薬8(Caliper Life Sciences、Hopkinton、MA)、10mM EDTA及び5%DMSOを含有していた。
【0481】
PIM反応を384ウェルプレートにおいて1ウェル当たり10μLの最終体積で行った。5μL 2×ATP及び試験化合物を5μL 2×酵素及びFAM−ペプチドに添加することによって標準的な酵素反応を開始し、反応バッファー中20pM PIM1、50pM PIM2又は55pM PIM3、1μM FAM−ペプチド、及び10μM ATPを含有していた。室温で90分間のインキュベーション後、10μLターミネーションバッファーを添加してリン酸化反応を停止した。各独立の反応で生成物と基質を、Caliper LC3000(登録商標)(Caliper Life Sciences、Hopkinton、MA)で実行する12−sipperマイクロ流体チップ(Caliper Life Sciences、Hopkinton、MA)で分離した。生成物と基質の分離は、Caliper’s Optimizerソフトウェア(Hopkinton、MA)を用いて電圧及び圧力を選択することによって最適化した。分離条件は、下流電圧−500V、上流電圧−2150V及びスクリーニング圧力−1.2psiを使用した。生成物及び基質の発蛍光団は488nmで励起され、530nmで検出された。HTS Well Analyzerソフトウェア(Caliper Life Sciences、Hopkinton、MA)を用いて電気泳動図から基質変換を計算した。試験化合物についてのKi値を計算した。代表的な化合物のマイクロモル値の代表的なPIM1、PIM2、PIM3 LC3K Kiについては表3及び表4を参照されたい。
【0482】
実施例902 インビトロ細胞増殖能アッセイ
BaF3親系統をDSMZリポジトリから得た。PIM1又はPIM2でトランスフェクトされたBaF3系統を作製した。マウスIL−3をR&D Systemsから購入した。G418をClontechから購入した。BaF3親系統用の培地はRPMI、10%FBS、2mM L-グルタミン、2ng/mL mIL−3を、BaF3 PIM1&2系統用の培地はRPMI、10%FBS、2mM L-グルタミン、250μg/mLを含有していた。MM1.S(多発性骨髄腫細胞)系統用の培地はRPMI、10%FBS、2mM L-グルタミンを含有していた。
【0483】
BaF3、マウスインターロイキン3依存性プロB細胞系統、親細胞、BaF3 PIM1細胞、BaF3 PIM2細胞及びMM1.S(多発性骨髄腫)細胞を、45μL/ウェルで、384ウェルプレートに、それぞれ2k/ウェル、5k/ウェル、5k/ウェル及び10k/ウェルで播種した。試験化合物を5μL/ウェルで添加した。37℃、5%CO
2で、BaF3細胞(親及びトランスフェクト)は一晩インキュベートし、MM1.S細胞は72時間インキュベートした。CELL TITER GLO(登録商標)試薬(Promega)を50μL/ウェルで添加し、プレートを30分間インキュベートし、その発光をHT Analystで読み取った。試験化合物のIC
50/EC
50値を計算した。
【0484】
本発明の代表的な化合物を上記のように試験したところ、表3及び表4において以下に示すようなKi/IC
50/EC
50を示すことが分かった。
表3
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表4
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【0485】
理解を明確にする目的で実例及び実施例によってある程度詳細に前記発明を記載してきたが、これらの記載及び実施例は本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。本明細書において引用されている全ての特許及び科学文献の開示は、全体が明示的に出典明示により援用される。