(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
本実施形態は、オンライン上でユーザと広告主(たとえば、会社)との間のコミュニケーションを一対多(1:N)で接続するための広告モデルに関する。なお、以下では、広告主を会社として説明する。しかし、本発明は、カンパニーとしての会社に限られず、個人の広告主とのコミュニケーションに関しても、その技術的思想を開示するものである。さらに言えば、広告主に限らず、たとえば、「会社」や「広告主」は、「ユーザと異なる第2のユーザ」であってもよい。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態における、広告提供環境の例を説明するための図である。ここで、
図1は、広告主110、広告プラットフォーム120、パブリッシャ130、およびユーザ140を示している。このとき、広告主110とユーザ140とは、実質的には、広告主110やユーザ140が利用するPC、ノート型パンコン、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルコンピュータなどの端末機を意味してもよい。すなわち、
図1において、広告主110、広告プラットフォーム120、パブリッシャ130、およびユーザ140の間に示されている矢印は、広告主110が利用する端末機、広告プラットフォーム120、パブリッシャ130、およびユーザ140が利用する端末機の間で、有線/無線ネットワークを介してデータが送受信されることを意味してもよい。
【0018】
広告プラットフォーム120とは、広告主110の広告に対する入札、広告とキーワードとのマッチング、広告や広告主の整列、パブリッシャ130への広告提供、および広告の表示による課金などを行うシステムを意味してもよい。広告プラットフォーム120の一般的かつ技術的な事項のうち、インターネットを介して伝達される検索広告および/またはバナー広告プラットフォームについて、従来技術を参照することによって理解可能な事項については説明を省略する。
【0019】
本明細書において、「パブリッシャ」という用語は、「サイト」という用語に置き換えられて使用されてもよい。ただし、サイトという用語を使用した説明は、モバイル端末で実行されるアプリケーション画面など、一般的なPCのウェブサイト接続ではない環境における本発明の実施の可能性を排除するものではない。これとは反対に、「サイト」という用語は、パブリッシングサイトまたは上述した「パブリッシャ」という用語に置き換えられて使用されてもよい。言い換えれば、それぞれのサイトは、パブリッシャ130が含む個別のパブリッシャ(第1パブリッシャ、第2パブリッシャ、・・・)に対応してもよい。ここで、「サイト」という用語は、広告の表示が可能である上に、有線ネットワークまたは無線ネットワークを介してユーザ140に提供可能なすべての種類のウェブサイトを含んでもよく、ウェブサイトを構成する1つのウェプページを意味してもよい。
【0020】
また、本明細書において、広告の「表示」とは、サイト(パブリッシャ)を通じて、広告主110と関連のあるテキスト、イメージ、音、動画、ハイパーリンクなどの広報性コンテンツが、このサイトの訪問者に提供されることを含むように解釈されてもよい。また、表示された広告の「選択」とは、ユーザ140(一例として、上述したサイト訪問者)が、サイトを通じて提供されたテキストやイメージなどの広報性コンテンツに対してマウスクリックやタッチスクリーンのタッチなどの反応を示すことにより、広告主110が広報性コンテンツの伝達によって達成しようとした状況が発生することを意味してもよい。ここで、広告主110が誘導した状況とは、一例として、広告を選択した訪問者に広告主110と関連のあるページが表示される状況や、訪問者が広告主110と関連のあるページで会員加入または商品購入などのような行為を行うことを含んでもよい。
【0021】
パブリッシャ130は、ユーザ140に自身のサイトを提供してもよく、サイトを通じてサイトが含むページを提供してもよいし、入力されたキーワードに基づいてキーワードに対する検索結果をユーザ140に提供してもよい。ここで、パブリッシャ130は、ページに表示するための広告を広告プラットフォーム120から受け取ってユーザ140に提供してもよい。例えば、パブリッシャ130は、ユーザ140が入力したキーワードに適する広告を広告プラットフォーム120から受け取り、検索結果としてユーザ140に提供してもよい。
【0022】
パブリッシャ130は、ユーザ140に広告が直接提供される経路(画面)を提供してもよく、一般的なオンライン環境において、広告は、ウェブサイトを通じて提供されてもよい。ここで、広告プラットフォーム120が含む複数の個別の広告プラットフォーム(第1広告プラットフォーム、第2広告プラットフォーム、・・・)それぞれは、パブリッシャ130が含む複数の個別のパブリッシャ(第1パブリッシャ、第2パブリッシャ、・・・)のうちの少なくとも1つの個別のパブリッシャを通じて広告を表示してもよい。また、複数の個別のパブリッシャそれぞれは、少なくとも1つのサイトで上述した広告をユーザ140に表示してもよいが、このような広告の表示の他にも、統合検索、カフェ/ブログサービス、ソーシャルネットワークサービスなどのように、有線/無線ネットワークを介して提供することのできる多様なサービスのうちの少なくとも1つをさらに提供してもよい。
【0023】
本発明の実施形態で説明するコミュニケーションシステムは、実施形態によっては、複数の個別の広告プラットフォームのうちの1つの広告プラットフォームを構成するコンピュータシステムであってもよいし、複数の個別のパブリッシャのうちの1つのパブリッシャを構成するコンピュータシステムであってもよい。
【0024】
図1において、ファイル配布システム150は、必要に応じて選択的に利用されてもよい。例えば、ユーザ140がモバイル端末機を利用する場合、ファイル配布システム150は、パブリッシャ130と関連のあるアプリケーションをモバイル端末機にインストールするためのファイルをユーザ140に提供してもよい。このために、ファイル配布システムは、上述したファイルを格納および維持するファイル管理部と、ユーザ140のモバイル端末機の要請に応じてモバイル端末機に上述したファイルを送信するファイル送信部とを備えてもよい。送信されたファイルを利用してモバイル端末機にアプリケーションがインストールされてもよく、アプリケーションは、モバイル端末機が本発明の一実施形態に係るコミュニケーション方法の段階を実行するようにモバイル端末機を制御してもよい。
【0025】
本発明に係るコミュニケーションシステムおよびコミュニケーション方法を具体的に説明すれば、次のとおりとなる。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態における、コミュニケーションシステムの内部構成を説明するためのブロック図である。
【0027】
本実施形態に係るコミュニケーションシステム200は、プロセッサ210、バス220、ネットワークインタフェース230、メモリ240、およびデータベース250を備えてよい。メモリ240は、オペレーティングシステム241およびサービス提供ルーチン242を含んでよい。プロセッサ210は、入力部211、選定部212、表示部213、接続部214、および管理部215を含んでよい。他の実施形態において、コミュニケーションシステム200は、
図2の構成要素よりもさらに多くの構成要素を備えてもよいし、一部の構成要素が除去されてもよい。
【0028】
メモリ240は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記録装置(permanent mass storage device)を含んでよい。また、メモリ240には、オペレーティングシステム241およびサービス提供ルーチン242のためのプログラムコードが格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)(図示せず)を利用してメモリ240とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてもよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体(図示せず)を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではないネットワークインタフェース230を利用してメモリ240にロードされてもよい。
【0029】
バス220は、コミュニケーションシステム200の構成要素間の通信およびデータ送信を可能にする。バス220は、高速シリアルバス、パラレルバス、SAN(Storage Area Network)、および/または他の適切な通信技術を利用して構成されてもよい。
【0030】
ネットワークインタフェース230は、コミュニケーションシステム200をコンピュータネットワークに接続するためのコンピュータハードウェア構成要素であってよい。ネットワークインタフェース230は、コミュニケーションシステム200を無線または有線接続を介してコンピュータネットワークに接続させてもよい。
【0031】
データベース250は、広告主(すなわち、会社)が広告素材として登録したコンテンツを格納および維持する役割をする。
図2では、コミュニケーションシステム200の内部にデータベース250を構築して備えるものと示しているが、これに限定されることはなく、サービス実現方式や環境などに応じて、全体または一部のデータベースが別の他のシステム上に構築された外部データベースとして存在することも可能である。
【0032】
プロセッサ210は、基本的な算術、ロジック、およびコミュニケーションシステム200の入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ240またはネットワークインタフェース230によって、バス220を介してプロセッサ210に提供されてよい。プロセッサ210は、入力部211、選定部212、表示部213、接続部214、および管理部215のためのプログラムコードを実行するように構成されてよい。このようなプログラムコードは、メモリ240のような記録装置に格納されてもよい。
【0033】
入力部211、選定部212、表示部213、接続部214、および管理部215は、以下で説明するコミュニケーション方法を実行するために構成されてもよい。
【0034】
図3は、本発明の一実施形態において、コミュニケーション方法を説明するためのフローチャートである。
【0035】
段階310で、入力部211は、ユーザのニーズを簡単かつ正確に表現することのできる入力フォーム(form)を提供し、この入力フォームを利用することにより、ユーザからコミュニケーション要請に必要な条件(以下、「必要条件」とする)の入力を受けてもよい。入力部211は、ユーザが会社とコミュニケーションするための要求事項やニーズを表現することのできる多様な表現様式を提供してもよい。一例として、キーワードやサービスなどに応じてコミュニケーションカテゴリを区分し、各カテゴリ別にユーザが必要条件を入力するための入力フォームのフォーマットを異にして適用してもよい。例えば、入力部211は、ユーザからキーワードが入力されると、このキーワードに対する検索結果ページ上に必要条件の入力を誘導するバナー(banner)を表示し、ユーザがバナーを選択した場合に、ユーザが入力したキーワードに対応する入力フォームを提供してもよい。本明細書において、必要条件とは、位置(例えば、GPSや地図など)、写真、動画、音声、ファイル、テキストなどのように、オンラインで送信可能なすべてのフォーマットを包括して意味してもよい。
【0036】
段階320で、選定部212は、広告プラットフォームに登録された会社のうち、ユーザの必要条件に対してコミュニケーション要請が可能な候補会社を選定してもよい。一例として、選定部212は、ユーザが入力したキーワードや選択したサービスに対応する関連会社などを候補会社として選定してもよい。他の例として、選定部212は、ユーザが入力した必要条件からキーワードまたはサービスを特定した後、このキーワードまたはサービスに対応する関連会社などを候補会社として選定してもよい。さらに、選定部212は、広告登録時に会社が提示した広告金額と会社の品質点数に基づき、候補会社のうちでユーザとのコミュニケーション資格をもつ少なくとも1つのグループ(group)を決めてもよい。言い換えれば、会社の広告金額と品質点数は、ユーザの必要条件に対するコミュニケーション資格を得る機会に適用されると言える。
【0037】
段階330で、表示部213は、ユーザの必要条件に対するコミュニケーション機会を会社に提供するために、段階320で選定された候補会社を表示してもよい。ここで、表示部213は、多様なロジックによって算出された会社ランキングにしたがって候補会社を表示してもよい。一例として、表示部213は、候補会社を表示するときに、候補会社の品質点数を基準にして整列させて表示してもよい。他の例として、表示部213は、ユーザとのコミュニケーション資格をもつ会社をグループ別に区分してユーザに表示してもよく、グループ内の会社は会社の品質点数を基準にして表示されてもよい。
【0038】
段階340で、接続部214は、ユーザの必要条件に対して、少なくとも1つの会社とコミュニケーションを接続してもよい。ここで、接続部214は、段階330で表示された会社のうちで検討または選択された会社(以下、「対象会社」とする)を対象にしてユーザの必要条件を伝達することで、ユーザとのコミュニケーションを要請してもよい。この後、接続部214は、ユーザの必要条件に対する応答として、対象会社が提案した条件(以下、「受容条件」とする)をユーザに伝達してもよい。ここで、受容条件とは、必要条件と同じように、写真、動画、音声、ファイル、テキスト、位置などのように、オンラインで送信可能なすべてのフォーマットを包括したものを意味してもよい。接続部214は、ユーザのコミュニケーション要請が維持されている状態(返答構造)で、対象会社を対象に、ユーザの必要条件に対する受容条件を入力する環境を提供してもよい。一例として、対象会社からユーザに提案される項目には、価格(あるいは価格範囲)、提案内容(テキスト、写真、動画、音声、ファイルなど)、ユーザの必要条件に含まれた内容を補うことのできるファイルフォーマット、ユーザがアップロードしたイメージやテキストなどへの添削、会社紹介(位置、テキスト、写真、動画、音声、ファイルなど)などが含まれてもよい。言い換えれば、接続部214は、ユーザの必要条件を対象会社に伝達し、対象会社の受容条件をユーザに伝達することにより、ユーザと対象会社との間のコミュニケーションを一対多で接続することができる。さらに、接続部214は、ユーザの必要条件を対象会社に伝達するときに、会社またはグループ別に時間差をつけて伝達してもよいし、これとは逆に、ユーザの必要条件は対象会社にリアルタイムで伝達するが、対象会社の受容条件をユーザに伝達するときには、会社またはグループ別に時間差をつけて伝達してもよい。
【0039】
段階350で、管理部215は、ユーザと会社との間のコミュニケーション状態や内訳などを管理してもよく、会社に対してユーザからレビューや評点のような信頼性情報を収集する機能、会社を対象に、ユーザとのコミュニケーション要請時点から完了時点の間における少なくとも一部の条件に課金する機能など、ユーザと会社との間のコミュニケーションに関するプラットフォーム全般を管理する役割を提供してもよい。課金方式の一例として、管理部215は、ユーザからコミュニケーション要請を受けたときに課金するモデル、ユーザとのコミュニケーション資格を取得したときに課金するモデル、ユーザとの取引が確定したときに課金するモデル、ユーザとの取引が完了した後に取引金額の一定の割合で課金するモデルなどを適用して会社を対象にした課金を処理してもよい。
【0040】
以下、ユーザと会社との間のコミュニケーションについて、見積要請を代表的な例として説明する。
【0041】
図4〜
図6を参照しながら、ユーザの必要条件を入力する過程について説明する。
【0042】
図4は、検索画面400を例示的に示したものであって、検索画面400でユーザがキーワード401「ブランドバッグ修理」を入力した場合、検索画面400にはキーワード401「ブランドバッグ修理」に対する検索結果402が表示され、これと共に見積要請を誘導するバナー410が表示されてもよい。
【0043】
図5を参照すると、ユーザが検索画面500で見積要請のためのバナー510を選択した場合、多様なフォーマットのデータ入力が可能な入力フォームを含む見積要請画面520が広がった状態に切り換わってもよい。ここで、見積要請画面520の入力フォームでは、位置、写真、動画、音声、ファイル、テキストなどを入力することのできる環境を提供している。
【0044】
見積要請画面520への流入経路は、バナー510を経る方法の他にも、多様な方式によって実現されてよい。例えば、キーワードに対する検索結果と共に見積要請画面520を直ぐに表示してもよいし、特定のコレクション(collection)に見積要請画面520が含まれるように実現することも可能である。さらに、ユーザと会社との間のコミュニケーションを接続するためのサービスモデルが検索サービスに限定されることはなく、キーワードと連係しなくとも、外部サービス(例えば、カフェ/ブログサービス、ソーシャルネットワークサービスなど)上に見積要請を誘導するバナー510または見積要請画面520を表示することによって外部から流入する形態によっても実現可能である。
【0045】
また、見積要請画面520の入力フォームは、ユーザが入力したキーワードあるいはユーザに提供されるサービスによって決まるものであって、例えば、
図5に示すように、バッグ修理のための見積要請である場合には、ユーザの位置を入力する機能、修理の詳細要求事項をテキストで作成したり写真または動画などを添付する機能などが含まれてもよい。
【0046】
他の例として、
図6に示すように、インターネット加入のための見積要請に関しては、会社と商品(インターネット、IPTV、電話など)を選択する機能を含む入力フォーム(620−A)を適用してもよいし、手洗い洗車のための見積要請に関しては、車種を選択する機能を含む入力フォーム(620−B)を適用してもよい。このように、キーワードまたはサービスに応じ、それに対応する入力フォームをユーザに伝達することにより、ユーザがコミュニケーションのための要求事項を簡単かつ正確に入力できるように支援することができる。
【0047】
図7を参照すると、見積要請画面720には、ユーザがコミュニケーションを要請する対象会社を検討あるいは選択することのできる対象会社選択機能721が含まれてもよい。ユーザが見積要請画面720で対象会社選択機能721を入力すると、ユーザとのコミュニケーション資格をもつ候補会社リスト730が表示されてもよく、候補会社リスト730に含まれる会社別に個別選択が可能な選択メニュー731が提供されてもよい。候補会社リスト730に含まれる上位n個の会社はデフォルトで選択されて表示され、デフォルト選択が解除されたり候補会社リスト730に含まれた各会社に対しては、ユーザが選択メニュー731を利用して個別に選択してもよい。
【0048】
候補会社リスト730は、広告プラットフォームで会社の広告金額と品質点数に基づいて選定されてもよいが、その具体的な選定過程および表示過程は次のとおりとなる。
【0049】
図8は、本発明の一実施形態における、会社選定過程を示したフローチャートである。一実施形態に係る会社選定過程は、
図2を参照しながら説明した選定部212によってそれぞれの段階が実行されてもよい。
【0050】
広告プラットフォームでは、会社別の広告登録過程において、ユーザによって最終会社として選択されたとき(すなわち、ユーザが取引を要請したとき)に会社が支払うことのできる最大広告金額(以下、「落札BA」とする)を登録する。
【0051】
段階801で、選定部212は、会社の落札BAと品質点数とに基づいて(キーワード別の)グループ決定ランキングを算出する。一例として、グループ決定ランキングは、下記の数式1のように定義されてもよい。すなわち、数式1としては、グループ決定ランキング=落札BA×品質点数、である。
【0052】
ここで、品質点数は、ユーザによる取引決定回数と評点(後記点数)や会社の認知度などのように、ユーザが会社を選定するときに信頼性の確認を目的として使用することのできる指標を複合的に利用して決まる。品質点数は、下記数式2のように定義されてもよい。
【0053】
すなわち、数式2は、品質点数=a×取引決定回数+b×評点+c×会社認知度+d×取引期間、である。ここで、a、b、c、dは加重値、会社認知度はQC、広告照会数などを意味する。QCとは、クエリカウント(Query Count)であり、本発明の一実施形態では、会社の認知度を表す因子の一つであり、会社に対するクエリカウントである。
【0054】
段階802で、選定部212は、会社のグループ決定ランキングにしたがって上位n個の会社ずつに分割して少なくとも1つのグループを決める。例えば、グループ決定ランキングにおいて、上位1〜5位の会社を1グループ、上位6〜10位の会社を2グループとして分けてもよい。
【0055】
例えば、会社の落札BAと品質点数(QI)が
図9のようであるとき、落札BAに品質点数(QI)を掛けてグループ決定ランキング(RI)を算出してもよく、グループ決定ランキング(RI)にしがたい、会社A〜Eは1グループとして決まり、会社F〜Jは2グループとして決まる。
【0056】
グループ決定ランキング(RI)を基準にして選定された候補会社は、課金対象である「有料リスト」として定義されてもよい。
【0057】
図10は、本発明の一実施形態における、会社表示過程を示したフローチャートである。一実施形態に係る会社表示過程は、
図2を参照しながら説明した表示部213によってそれぞれの段階が実行されてもよい。
【0058】
段階1001で、表示部213は、ユーザとのコミュニケーション資格をもつ候補会社グループが決まると、グループ別に会社の品質点数に基づいてグループ内の会社の表示順位決定ランキングを算出する。
【0059】
段階1002で、表示部213は、ユーザとのコミュニケーション資格をもつ候補会社をグループ別に表示し、グループ内の会社を表示順位決定ランキングにしたがって表示してもよい。
【0060】
図8を参照しながら説明したグループ決定ランキングは、ユーザとのコミュニケーション機会をもつグループを決める要素として利用される反面、
図10を参照しながら説明した表示順位決定ランキングは、品質点数に基づいて再算定される。会社の表示順位決定ランキングは、ユーザが対象会社を検討する画面のランキングとして利用されてもよい。
【0061】
例えば、1グループ内の会社の品質点数(QI)と2グループ内の会社の品質点数(QI)が
図11のようであるとき、品質点数(QI)に基づいて表示ランキングが決まる。ここで、品質点数(QI)が同じである場合には、落札BAによって表示ランキングが決められてもよい。
【0062】
図12に示すように、見積要請画面には、ユーザの対象会社検討要請に応じ、ユーザとのコミュニケーション資格をもつ候補会社リスト1230が表示されてもよく、候補会社リスト1230は、1グループ1231と2グループ1232とに区分されて表示されてもよい。ここで、1グループ1231に該当する候補会社の場合は、ユーザとのコミュニケーション要請に対するデフォルト会社であるため選択状態で表示されてもよく、デフォルト選択が解除されたり候補会社リスト1230で表示された会社に対しては、ユーザが個別に選択してもよい。
【0063】
図13を参照すると、ユーザが見積要請画面1320に必要条件を入力して対象会社を検討あるいは選択した後に「見積要請」ボタン1322を入力すると、最終案内のための見積要請確認画面1330がポップアップで提供されてもよい。ここで、見積要請確認画面1330には、匿名で見積要請を案内する機能と、見積要請応答時間を入力する機能とが含まれてもよい。これにより、ユーザは、見積要請確認画面1330を通じて、匿名見積によって自身の個人情報が保護されることを確認することができ、見積要請に対する応答が受けられる時間を自らが選択して制限することができる。このとき、応答時間は、24時間、3日、1週間のようなタイプであってもよいし、あるいは0000年00月00日のようなタイプから選択されてもよい。
【0064】
本実施形態では、ユーザの必要条件を会社に伝達する行為を確定するのに先立ち、ユーザの個人情報保護装置を置くことにより、ユーザの必要条件が伝達された後に最終会社が選択されなかったり取引が終わった後にも、イベント性や広報性の連絡が続くことによるユーザのストレスと負担を軽減することができる。ユーザの個人情報保護装置は、匿名での要請と応答制限時間との2つに大きく区分されてもよいが、これについては以下で具体的に説明する。
【0065】
図14は、本発明の一実施形態における、コミュニケーション接続過程を示したフローチャートである。一実施形態に係るコミュニケーション接続過程は、
図2を参照しながら説明した接続部214によってそれぞれの段階が実行されてもよい。
【0066】
段階1401で、接続部214は、ユーザが検討または選択した対象会社を対象にしてユーザの必要条件を伝達することにより、対象会社に見積を要請してもよい。
【0067】
ここで、接続部214は、ユーザの個人情報保護のために、ユーザの必要条件に対して対象会社に匿名で見積を要請してもよい。言い換えれば、接続部214は、ユーザが取引したい最終会社を選択するまでは、ユーザの個人情報をプラットフォームに表示しない。一例として、過去の取引履歴を利用しながら個人情報とは関係のない取引履歴を表示してもよく、例えば、表1のような方式によって見積要請を伝達してもよい。
【0069】
この後、ユーザが対象会社の受容条件を確認して最終会社として選択すると、表2のようにユーザの連絡先情報が表示されてもよい。ここで、連絡先情報は、仮想番号が活用されてもよい。
【0071】
最終会社として選択された会社は、ユーザの連絡先情報を取得するようになるが、この連絡先情報は取引が完了する時点まで維持され、取引完了後にはこの連絡先情報は破棄される。
【0072】
また、接続部214は、ユーザの必要条件を対象会社に伝達するときに、グループ別に順に伝達してもよい。一例として、グループ決定ランキングによって1グループとして決まった会社には、ユーザの見積要請と必要条件がリアルタイムで伝達され、2グループとして決まった会社には、ユーザの見積要請後から一定時間(N分)が経過した後に、このユーザの必要条件が伝達されてもよい。
【0073】
段階1402で、接続部214は、ユーザの必要条件に対する応答として対象会社が入力した受容条件を、このユーザに伝達してもよい。例えば、対象会社は、ユーザの見積要請が維持されている状態(返答構造)で、価格を含む提案内容などを受容条件として入力して伝達してもよい。ここで、接続部214は、ユーザの個人情報保護のために、ユーザが設定した応答時間が満了したり、ユーザが最終会社を選定した後には、対象会社の受容条件がユーザに伝達されないように自動制限してもよい。
【0074】
一方、接続部214は、有料リストの対象会社から一定時間内に応答が全くなかったり、応答した対象会社の数が一定数に到達しない場合には、プラットフォームに登録された会社のうちの一部の会社を、課金対象から除外される「無料リスト」会社として選定し、選定された会社にユーザの必要条件を伝達してもよい。「無料リスト」会社は、広告金額(BA)を入力していない会社のうちからランダムで選定されてもよいし、品質点数を基準として一部の会社が選定されてもよい。言い換えれば、接続部214は、ユーザの必要条件に対し、有料リストの対象会社から応答がなかったり、応答した対象会社が一定数未満である場合には、無料リストの会社にユーザとのコミュニケーション機会を付与することができる。
【0075】
上述では、ユーザの必要条件を対象会社に伝達するときに、グループ別に時間差をつけて伝達すると説明しているが、これに限定されることはなく、逆方向のプロセスも可能である。例えば、1グループと2グループが有料リストの会社であると仮定しよう。ユーザの必要条件が入力されると同時に、1グループと2グループのすべての会社にリアルタイムでユーザの必要条件を伝達する。この後、ユーザの必要条件に対して会社が受容条件を入力して伝達すると、これをプラットフォームでホールドさせてから伝達する方式により、ホールドされた会社の受容条件はグループによって時間差がつけられてユーザに伝達されるようになるが、1グループは会社から受容条件を受けた直後にリアルタイムでユーザに伝達され、2グループは会社から受容条件を受けてから一定時間が経過した後にユーザに伝達されてもよい。
【0076】
接続部214は、対象会社から受容条件が伝達されると、コミュニケーション要請結果として見積結果をユーザに提供してもよい。例えば、
図15を参照すると、ユーザと関連する通知ページ1500に、ユーザの必要条件に対して受容条件を提案した対象会社リスト1501を表示させてもよい。対象会社のうち、ユーザが個別に直接選択した会社の場合には、対象会社リスト1501で優先順位と強調を利用することにより、この会社の受容条件を他の会社と区分して表示してもよい。
【0077】
ユーザは、受容条件を提案した対象会社別に、会社の具体的な提案内容を検討してもよい。例えば、
図16に示すように、ユーザが対象会社リスト1601から特定の会社を選択すると、選択された会社が提案した受容条件を確認することのできる会社確認画面1640が表示されてもよい。ユーザは、会社確認画面1640を通じて、対象会社が入力した受容条件の具体的な提案内容と会社紹介内容、さらには他のユーザによって登録されたレビューと評点のような信頼性情報などを共に確認することができる。会社確認画面1640には、電話、チャット、相談などのような一対多のコミュニケーションのための「相談する」機能1641、ユーザが最終会社として選定して予約確定するための「予約する」機能1642などが含まれてもよい。ユーザが「相談する」機能1641を利用してコミュニケーションを行ってから予約要請をした場合、該当の会社側でも予約確定を行えるように実現されてもよい。
【0078】
ユーザと特定の会社との間で予約が確定すると、
図17に示すように、通知ページ1700にこの会社との予約確定状態1750が表示され、ユーザの必要条件に対するコミュニケーションを中断し、これ以上他の会社からの連絡や提案が不可能な状態に変更されてもよい。
【0079】
通知ページ1700には、予約確定状態である会社に対して後記を作成することのできる「後記作成」機能1751が含まれるが、これにより、ユーザは、予約確定した会社との取引が完了した後に、取引プロセスを検討しながら、通知ページ1700上の「後記作成」機能1751を利用してこの会社に対する後記を作成および登録してもよい。また、レビューと評点のような後記の他にも、ユーザが会社との取引プロセスに対して異意を申し立てることのできる期間を置いてサービスを運営してもよい。
【0080】
ユーザとの予約が確定した会社は、ユーザの要請が完了すると該当の取引を完了処理してもよく、ユーザが取引完了処理を行わない場合には、一定期間後に該当の取引を自動で完了処理してもよい。
【0081】
図2を参照しながら説明した管理部215は、予約確定後に後記作成と取引完了処理のうちの少なくとも1つを一定期間以内に行ったユーザを対象に、多様な報償(例えば、ポイントやマイレージなど)を提供してもよい。
【0082】
また、管理部215は、ユーザとのコミュニケーション資格をもつ候補会社をグループ決定ランキングによって決められたグループ別に表示する場合、ユーザと取引がなされた会社(予約確定した会社)に、この会社のグループ内の最小落札BAを課金する。
図18に示すように、1グループの会社が取引を成功させたときには、1グループ内の最小落札BAである7000ウォンを、2グループの会社が取引を成功させたときには、2グループ内の最小落札BAである500ウォンを支払う。例えば、ユーザが対象会社として会社「J」を直接選択した場合、会社「J」は、自身が属する2グループ内の最小落札BAである500ウォンを支払うようになる。
【0083】
グループ内の最小落札BAを基準にして取引が成立するたびに課金するモデルの他にも、ユーザの必要条件を受けるたびに課金するモデル(CPCモデル)や、一定期間のコミュニケーション資格の取得に課金するモデル(CPTモデル)などが適用されてもよい。
【0084】
CPCモデルの場合:
会社は、(キーワード別に)ユーザの必要条件を受けるたびに(すなわち、見積要請を受けるたびに)支払うことのできる最大広告金額(以下、「要請件BA」とする)を登録する。
【0085】
選定部212は、会社の要請件BAと品質点数とに基づいて(キーワード別の)会社ランキング(会社ランキング=要請件BA×品質点数)を算出する。ここで、表示部213は、対象会社選択のための画面上に会社ランキングにしたがって会社を順に表示し、ユーザは上位会社から検討して最大設定数以内の対象会社を選択した後に、見積要請のための必要条件を伝達してもよい。
【0086】
対象会社は、ユーザからの選択によってユーザの必要条件を受け取るようになるが、これにより、管理部215は、ユーザの必要条件が伝達されるたびに、会社が事前に登録した要請件BAを、会社を対象に課金する。
【0087】
CPTモデルの場合:
プラットフォーム提供者は、(キーワード別に)ユーザの必要条件を受け取ることのできるスロット(slot)を開いて販売する。販売方式は、期間別の支払意思金額と会社の品質点数を考慮した順位の高い上位n個(slot数)の会社にこのスロットを販売する方式である。
【0088】
会社は、(キーワード別に)一定期間内にユーザの必要条件を受け取る資格を取得するのに支払うことのできる最大広告金額(以下、「資格取得BA」とする)を登録する。
【0089】
選定部212は、会社の資格取得BAと品質点数とに基づいて(キーワード別の)会社ランキング(会社ランキング=資格取得BA×品質点数)を算出する。ここで、表示部213は、対象会社選択のための画面上に会社ランキングにしたがって会社を順に表示するが、上位n個の会社は、一定期間内にユーザの必要条件を無制限に受け取ることのできる機会を得る。
【0090】
スロットの数にしたがい、個別にランキングを付与する方法(1個のリスティングが1つのグループと同じである概念)、あるいは一定のリスティング数を束ねてグループで処理する方法(例えば、1Group:上位5個、2Group上位6〜10個など)を選択してもよい。
【0091】
CPCモデルとCPTモデルすべてのランク別の差等要素は、ユーザの必要条件を時間差をつけて会社に伝達したり、会社の受容条件を時間差をつけてユーザに伝達する方法と同じである。
【0092】
ただし、CPTモデルの課金方法は、ランキング付与方式によって決められてもよく、個別にランクを付与する場合は、該当のランク別に会社が事前に登録した資格取得BAに基づいて課金し、該当の期間内はこのような課金ルールを維持する。この反面、CPTモデルで一定のリスティング数を束ねてグループとして処理すると、ランク別の差等要素モデルは同じであるが、課金の場合にはグループによってグループ内の最小資格取得BAに基づいて課金してもよい。
【0093】
したがって、本実施形態では、ユーザがニーズを正確に表現することができる上に、ユーザのニーズに応答できる会社とのコミュニケーション接続を一対多で支援するプラットフォームを提供することができる。
【0094】
図4〜
図7、
図12および
図13、
図15〜
図17は、発明の理解を助ける、説明の便宜のための例示的な画面に過ぎず、画面の構成や順序などはいくらでも変更が可能である。
【0095】
図19は、本発明の一実施形態における、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。
【0096】
図19に示すように、コンピュータシステム1900は、少なくとも1つのプロセッサ1910、メモリ1920、周辺装置インタフェース(peripheral interface)1930、入力/出力サブシステム(I/O subsystem)1940、電力回路1950、および通信回路1960を少なくとも備えてよい。ここで、コンピュータシステム1900は、ユーザ端末(または広告主端末)に該当してよい。
【0097】
メモリ1920は、一例として、高速RAM、磁気ディスク、SRAM、DRAM、ROM、フラッシュメモリ、または不揮発性メモリを含んでよい。メモリ1920は、コンピュータシステム1900の動作に必要なソフトウェアモジュール、命令語集合、またはその他にも多様なデータを含んでよい。ここで、プロセッサ1910や周辺装置インタフェース1930などの他のコンポーネントからメモリ1920へのアクセスは、プロセッサ1910によって制御されてよい。
【0098】
周辺装置インタフェース1930は、コンピュータシステム1900の入力周辺装置および/または出力周辺装置をプロセッサ1910およびメモリ1920に結合させてよい。プロセッサ1910は、メモリ1920に格納されたソフトウェアモジュールまたは命令語集合を実行し、コンピュータシステム1900のための多様な機能を実行してデータを処理してよい。
【0099】
入力/出力サブシステム1940は、多様な入力/出力周辺装置を周辺装置インタフェース1930に結合させてよい。例えば、入力/出力サブシステム1940は、モニタやキーボード、マウス、プリンタ、または必要に応じてタッチスクリーンやセンサなどの周辺装置を周辺装置インタフェース1930に結合させるためのコントローラを含んでよい。他の側面によると、入力/出力周辺装置は、入力/出力サブシステム1940を介さずに周辺装置インタフェース1930に結合されてもよい。
【0100】
電力回路1950は、端末機のコンポーネントの全部または一部に電力を供給してよい。例えば、電力回路1950は、電力管理システム、バッテリや交流(AC)などのような1つ以上の電源、充電システム、停電検出回路(power failure detection circuit)、電力変換器やインバータ、電力状態表示子、または電力生成、管理、分配のための任意の他のコンポーネントを含んでよい。
【0101】
通信回路1960は、少なくとも1つの外部ポートに基づいて他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてよい。または、上述したように、必要に応じて、通信回路1960はRF回路を含み、電磁信号(electromagnetic signal)とも知られているRF信号を送受信することにより、他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてもよい。
【0102】
このような
図19の実施形態は、コンピュータシステム1900の一例に過ぎず、コンピュータシステム1900は、
図19に示されたコンポーネントの一部が除去されてもよいし、
図19には示されていない追加のコンポーネントをさらに備えてもよいし、2つ以上のコンポーネントを結合させる構成または配置を有してもよい。例えば、モバイル環境の通信端末のためのコンピュータシステムは、
図19に示されたコンポーネントの他にも、タッチスクリーンやセンサなどをさらに備えてもよく、通信回路1960には、多様な通信方式(WiFi(登録商標)、3G、LTE、Bluetooth(登録商標)、NFC、Zigbee(登録商標)など)のRF通信のための回路が備えられてもよい。コンピュータシステム1900に含めることができるコンポーネントは、1つ以上の信号処理またはアプリケーションに特化した集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現されてよい。
【0103】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行可能なプログラム命令の形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。本実施形態に係るプログラムは、PC基盤のプログラムまたはモバイル端末専用のアプリケーションで構成されてもよい。
【0104】
メッセンジャサービスを提供するメッセンジャプラットフォームで検索エンジンとの連動によって検索機能を提供してもよく、メッセンジャ上の検索機能に本発明で提案するコミュニケーション環境、すなわち、ユーザと会社とのコミュニケーションを一対多で接続するモデルを適用してもよい。言い換えれば、メッセンジャ上の検索機能によってユーザの必要条件を表現することができ、ユーザと会社との接続に基づき、ユーザの必要条件に対して会社が応答することのできるコミュニケーション環境を実現することができる。本発明が適用されるメッセンジャアプリケーションは、独立に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン−アプリ(in−app)形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作可能なように実現されてもよい。また、このようなアプリケーションは、ファイル配布システムが提供するファイルによってユーザ端末(または広告主端末)にインストールされてもよい。一例として、ファイル配布システムは、ユーザ端末(または広告主端末)の要請に応じて前記ファイルを送信するファイル送信部(図示せず)を備えてもよい。
【0105】
このように、本発明の実施形態によると、ユーザのニーズ(needs)である要求条件を簡単かつ正確に表現することのできるプラットフォームを提供することができる。また、本発明の実施形態によると、会社がニーズのあるユーザを簡単に確認し、ユーザのニーズに応答できるようにするプラットフォームを提供することができる。さらに、本発明の実施形態によると、ユーザが会社を評価して選択するための信頼性情報を支援することのできるプラットフォームを提供することができる。
【0106】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0107】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望するとおりに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に(collectively)処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、ある種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ格納媒体または装置、または送信される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具現化(embody)されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された態様で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0108】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピディスク、磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0109】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0110】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。